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娘の人生一冊① - 北九州市立学校
北九州市立石峯中学校 校長通信 【学校ホームページアドレス】 平成28年 www.kita9.ed.jp/ishimine-j №56 4月28日 「 娘の人生一冊① 」 校長 江 口 満 熊本県などを襲った地震から2週間 が過ぎようとしています。保護者や地 域の皆様、そして学校関係者の方々か ら、お身内やお知り合いの方が被災さ れたというお話しを伺い、いてもたっ てもいられない気持ちになります。被 災された方々には、心からお見舞い申 し上げます。全国各地から義援金や支 援物資が被災地に届けられ、支援の輪 が広がってきています。一部通行止めになっている九州道や九州 新幹線が全線復旧するとういう報道もあります。被災地が、一日 でも早く復旧・復興されることを心からお祈りしています。 前回もお知らせしましたように、本校生徒会は、4月18日 (月)、藤木小学校と連携して、熊本地震支援活動「つながるプロ ジェクト」を立ち上げました。生活用品を中心に支援を呼びかけ たところ、多くの支援物資を届けてくださいました。遠くは千葉 県や沖縄県からも宅配で送っていただきました。また、4月25 日(月)には、藤木小学校からの支援物資が届きました。 熊本県内では、支援物資の受け入れを休止している市町村もあ ります。以前から連絡を取り合っている熊本県の被災地から、ぜ ひ届けてほしいというお話しをいただき、5月の中旬には、本校 が責任を持って、支援物資を直接届ける予定です。 支援物資を届けてくださった皆様、生徒の皆さん、保護者や地 域の皆様方に心から感謝申し上げます。 【右上から】藤木小学校と連携して立ち上げた熊本地震支援活動「つながるプロ ジェクト」。4月25日(月)藤木小学校の大竹ひとみ校長先生、古川正浩PTA会長 をはじめPTAの皆さんが、たくさんの支援物資を届けてくださいました。早速、 生徒会執行部や部活動の皆さんが「集いの木の部屋」に運び、仕分けをしました。 4月23日は、文(ふみ)の日。そしてこの日は、娘の誕生日だ。妻は、 本をたくさん読む子に育ってもらいたいという願いを込め、 「文」という文 字を名前に使った。娘が幼少だった頃、妻の日課は、絵本の読み聞かせだ った。夜も、娘の寝息が聞こえだすまで、本の読み聞かせをした。時には 娘に読み間違いを指摘され、時には眠気でろれつが回らず、 「母さん、もう い い よ 。」 と 気 の 毒がられながら。 それはかなり長い 間、娘が長じても 続いた。そのお陰か、娘は本が大好きになった。今は忘れ てしまっているかもしれないが、当時、色々な文章も暗唱 した。娘のそばには、いつも本があった。名前に込めた妻 の思いが娘に通じたのだ。 【右】4月22日(火)に行われた図書委員会主催「読書集会」の様子。 昨年の集会で私は、紹介された「精霊の守り人」に完全にはまってし まい、全10巻を一気読みしてしまいました。 「お父さん、何か面白い本貸して」と言って、娘が本 棚を眺めている。私は、「これが、現在の人生一冊」と言 って、本を貸す。翌朝、 「他にない?」と言ってくる。 「も う読んだ?」「うん」娘には、速読の力も備わっていた。 登場人物の名前、ストーリーなどを的確に話す。しかも、 楽しい感想も添えて。私など、読んだ片っぱしから全て を忘れ去ってしまうのに…。 娘が中学校の誕生日を迎えた日、「誕生日プレゼント、 何がいい?」と聞いた。「ハリー・ポッターの新刊」との 返事。「お父さんもハリー・ポッター読んでみたら。面白 いよ」 「ハリー・ポッターのシリーズは、映画に限る」と自 負していた私。しかしその映画も、確か、第3作目の「ハ リー・ポッターとアズカバンの囚人」で挫折。登場人物 の多さと、ストーリー展開の早さに、自分の頭がついて いけなかったのだ。「単行本の文字の大きさは、読みにく いから」とか、「文庫本サイズではないと、持って走れな いから」などと、娘に言い訳する私。しかし、一番の理 由は、頭から「子ども向けの本」と勝手に決めていたか らだ。 【次号に続く】 ざ せ つ 【上】今年の「読書集会」で行われた「ビブリア・バトル~石峯編 ~」は、集会を指導された国語科廣末佑梨香先生のいち押しの本「日 本の七十二候を楽しむ」から始まった。 【下】「ビブリア・バトル」の激戦が続く。図書委員長Tさんの推薦 本は「四畳半神話体系」。バトル後、生徒の皆さんによる投票が行わ れました。今年のチャンピオン本はいかに…。 「かっこいい先輩に!」 2年1組 Iさん 私の今年の目標は、 「勉強も部活も一生懸命に取り組む」こと です。勉強と部活の両立が難しいということは、1年生の時に も感じました。2年生になると勉強も難しくなって、さらに大 変になると思います。私は特に理科、数学、英語の三教科が苦 手です。だからこの三教科を中心に勉強していこうと思います。 今日の学年集会でいろんな先生から「石峯中はあいさつがい い」「この学年にはパワーがある」など、たくさんほめてもら いました。でも「自分で考えて行動できていない」「少しガマ ンができていない」など、自分達の短所もたくさん言われまし た。今日言われた長所は、もっと伸ばしていけるように、そし て短所は自分達のいいところにできるようにしていきたいと思 います。かっこいい先輩になれるようにがんばります。 「二つの継続」 2年2組 Sくん 【上】「お互いを認め合える 温かい学級を目指す」に向 かって羽ばたいた2年1組 堀恵学級の皆さん 【左】学級目標「何事にも 真剣、協力、団結する笑顔 で輝く元気な2組」に向か って、その第一歩を踏み出 した2年2組権藤幸成学級 の皆さん 僕が2年生になってしていきたいことは、「二つの継続」です。まず一つ目の継続は、「努力 の継続」です。なぜそんなことを考えたかというと、2年生になると勉強の内容などが難しく なり、ついていけなくなると思います。だから復習をしっかり続けていきたいです。また、僕 が今習っているサッカーのクラブでレギュラーとして試合に出られるように努力を続けていき たいです。そうやってサッカーと勉強の二つを努力していきたいです。 二つ目の継続は、 「あいさつの継続」です。これは、僕が1年生のときに、あいさつをしてく れる先生や友達に対して、立ち止まって笑顔であいさつができなかったので、これを考えまし た。またもうすぐ1年生が入 学してきて、そういうところで先輩としてお手本とならないと いけないので、気を引きしめてがんばっていきたいと思います。