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経済学研究科 - 大東文化大学
経済学研究科 経済学専攻〔博士課程・前期課程〕 〔博士課程・後期課程〕 〔公共政策学専修コース〕 目 次 概要 経済学専攻博士課程前期課程科目編成表… …………………………………………………………………………… 7 経済学専攻博士課程前期課程シラバス… ……………………………………………………………………………… 11 経済学専攻博士課程後期課程科目編成表… …………………………………………………………………………… 57 経済学専攻博士課程後期課程シラバス… ……………………………………………………………………………… 59 公共政策学専修コース科目編成表………………………………………………………………………………………… 83 公共政策学専修コースシラバス… ………………………………………………………………………………………… 87 経済学研究科 概要 経済学研究科は、1972 年 4 月修士課程経済学専攻でスタートし、1978 年博士課 程前期課程経済学専攻に改組、併せて博士課程後期課程経済学専攻を新設して、経 済学に関する高度な専門教育・研究指導体制を整えました。さらに 1993 年 4 月、 経済学研究科修士課程経営学専攻を増設し、経営学専攻はその後、1995 年博士課 程前期課程経営学専攻に改組され、併せて博士課程後期課程経営学専攻を新設しま した。ここで経済学研究科は、博士課程前期課程・後期課程とも経済学専攻と経営 学専攻の二専攻を有することとなり、名実ともに経済学研究の最高学府としての陣 容が整いました。さらに研究領域の拡大、深化にともない、2003 年 4 月に経済学 研究科を改組して、経営学専攻は大学院経営学研究科博士課程前期課程経営学専 攻、博士課程後期課程経営学専攻として独立し、経済学研究科は経済学専攻の一 専攻となりました。そこで新たな展開を視野にいれ、2004 年 4 月にまず環境経済 学系科目を 3 科目新規開講し、新たな専攻の設置を検討しはじめました。そして 2007 年 4 月に法学研究科政治学専攻と連携し、公共政策学専修コースを立ち上げ ました。行政の守備範囲の見直し、行政への市民参加・協働などの進展に伴って、 社会のさまざまな領域において政策立案能力をもった人材が求められています。公 共政策学専修コースは、こうした社会の要請に応えるため、政策科学の横断的な教 育・研究を通じて、多元的価値の尊重と共生の原理を基礎に、成熟した市民社会の 実現を担う人材の養成を目的としています。 経済学研究科経済学専攻では、理論経済学、経済学史、経済史、経済政策、国際 経済、国際関係、金融、財政、統計、社会保障、労働経済、社会・労働問題、経済 地理、環境経済学(以上、前期課程および後期課程)、通訳論、消費者政策・法制(前 期課程)といった「研究指導科目」を設置し、修士および博士の論文指導を行って います。日本・アジア・ヨーロッパ・アメリカ経済の歴史的事実と、今日の世界経 済の理論と実態についての高度な専門教育・研究が教授され、これまでに多数の経 済学博士(課程博士・論文博士)を輩出し、研究者、教員を養成してきました。経 済学研究科における大学院教育では、単に学問・理論の確立についての研究に重き を置くだけではなく、社会科学の基本的特性である社会的諸相を教育研究に取り込 み、現実社会に生起する諸問題の解決につながるような幅広いカリキュラムと、実 践的な内容と実証的研究を取り入れた講座を設置して、高度専門職業人の育成にも 力を注いでいます。また、国内の学生だけでなく、海外からの留学生を積極的に受 け入れ、国際色豊かな大学院であることも特徴の一つです。経済学の専門教育・研 究とともに国際交流・国際理解の促進にも重点を置いています。 ―6― ○専任 △非常勤講師 授 業 科 目 単位 学期 専・非 担 当 者 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 日本文学専攻博士課程 29 30 平成 23 年度休講 31 31 32 36 36 37 37 38 日本文学専攻博士課程 32 33 33 34 34 35 35 日本文学専攻博士課程 ―7― ページ 日本文学専攻博士課程 研 究 指 導 科 目 ○ 岡 村 宗 二 理論経済学研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 竹 内 亨 夫 理論経済学研究指導Ⅱ ○ 渡 部 茂 ○ 竹 永 進 経済学史研究指導Ⅰ 4 通年 経済学史研究指導Ⅱ ○ 吉 田 憲 夫 ○ 篠 永 宣 孝 経済史研究指導Ⅰ 4 通年 経済史研究指導Ⅱ ○ 中 村 宗 悦 ○ 上遠野 武 司 経済政策研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 佐 藤 順 一 経済政策研究指導Ⅱ ○ 中 島 正 人 国際経済研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 内 藤 二 郎 国際経済研究指導Ⅱ 国際関係研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 国際関係研究指導Ⅱ 金融研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 高 山 洋 一 金融研究指導Ⅱ ○ 花 輪 宗 命 財政研究指導Ⅰ 4 通年 財政研究指導Ⅱ ○ 藤 原 碩 宣 統計研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 岡 村 與 子 統計研究指導Ⅱ ○ 大 杉 由 香 社会保障研究指導Ⅰ 4 通年 社会保障研究指導Ⅱ ○ 濱 本 知寿香 労働経済研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 労働経済研究指導Ⅱ 通訳論研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 田 中 深 雪 通訳論研究指導Ⅱ 経済地理研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 上 野 健 一 経済地理研究指導Ⅱ 環境経済学研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 環境経済学研究指導Ⅱ 消費者政策・法制研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 中 村 年 春 消費者政策・法制研究指導Ⅱ 講 義 ・ 実 習 科 目 マクロ経済学 4 通年 ○ 岡 村 宗 二 ミクロ経済学 4 通年 ○ 加 藤 正 昭 計量経済学 4 通年 ○ 岡 村 與 子 マルクス経済学 4 通年 ○ 竹 内 亨 夫 環境経済学 4 通年 ― ― ○ 竹 永 進 経済学史 4 通年 ○ 吉 田 憲 夫 日本経済史 4 通年 ○ 中 村 宗 悦 西洋経済史 4 通年 ○ 篠 永 宣 孝 経済政策 4 通年 ○ 佐 藤 順 一 公共経済学 4 通年 ○ 中 島 正 人 産業組織 4 通年 ○ 渡 部 茂 環境産業論 4 通年 ― ― 都市経済 4 通年 ○ 上 野 健 一 交通経済 4 通年 ○ 上遠野 武 司 ○ 川 野 幸 男 国際経済 4 通年 ○ 横 溝 えりか 国際関係論 4 通年 ○ 高 安 雄 一 備 考 経済学専攻博士課程前期課程 平成 23 年度経済学研究科経済学専攻 博士課程前期課程 科目編成表 授 業 科 目 単位 学期 専・非 各国経済論A (日 本) 各国経済論B (アメリカ) 各国経済論C (中 国) 金融 国際金融 証券投資論 財政 地方財政 租税 租税法 数理統計 経済数学 経済統計 労働経済 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 社会保障 4 通訳論 消費者政策・法制 通訳実習A 通訳実習B 通訳実習C 通訳実習D 通訳実習E 通訳実習F 通訳実習G 通訳実習H 経済学特殊講義A 経済学特殊講義B 経済学特殊講義C 外国文献研究A (英 語) 外国文献研究B (日本語) 外国文献研究C 4 4 2 2 2 2 2 2 2 2 4 4 4 4 4 4 文献調査研究 2 公 共 政 策 学 専 修 経済学総合研究A 2 経済学総合研究B 2 政治学総合研究A 2 政治学総合研究B 2 英書講読A 2 英書講読B 2 数理解析A 2 数理解析B 2 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 通年 ○ ― ○ ○ ○ ― ○ ○ ○ ○ ― ○ ○ ― ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 ― 通年 ― 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― ○ 前期 ○ コ ー ス 導 入 前期 ○ 後期 ○ 前期 ○ 後期 ○ 前期 ○ 後期 前期 後期 ○ ○ ○ 担 当 者 花 輪 宗 命 ― 内 藤 二 郎 加 藤 正 昭 高 山 洋 一 ― 藤 原 碩 宣 花 輪 宗 命 藤 原 碩 宣 宮 地 秀 門 ― 浦 田 健 二 岡 村 與 子 ― 大 杉 由 香 濱 本 知寿香 田 中 深 雪 中 村 年 春 近 藤 正 臣 渡 部 富 栄 近 藤 正 臣 渡 部 富 栄 Rovert Spivak Rovert Spivak ― ― ― 田 中 達 也 本 間 修 中 垣 恒太郎 篠 永 宣 孝 ― 岡 村 與 子 竹 永 進 科 目 大 杉 由 香 大 杉 由 香 穴 見 明 穴 見 明 加 藤 普 章 加 藤 普 章 浦 田 健 二 浦 田 健 二 ―8― 備 考 ページ 38 39 39 40 40 41 41 42 42 43 43 44 44 45 45 46 46 47 47 48 48 49 49 50 50 51 51 52 52 53 53 54 54 55 経済学専攻経済学研究博士課程前期課程の修了要件 1.修了には 30 単位以上の単位取得が必要です。 授業科目ごとの必要単位数 授 業 科 目 単 位 数 研究指導科目 「研究指導」8 単位 講義・実習科目 導入科目 「文献調査研究(前期)」(2 単位)を履修することが望ましい。 22 単位以上 合 計 30 単位以上 (1)研究指導科目は、同一指導教員の科目を 2 年間(Ⅰは 1 年次・Ⅱは 2 年次)履修します。 (2)講義・実習科目および導入科目は、 (文献調査研究(前期)履修することが望ましい。)22 単位以上を取得しま す。 (3)指導教員が必要と認めた場合には、他の専攻若しくは他の研究科の授業科目の単位は、所定の単位数に充当す ることができる。 ―9― ― 10 ― 授業科目 M 理論経済学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 岡村 宗二 マクロ経済現象(景気循環、失業、インフレ、デフレ、成長、格差、等々)の理解およびマクロ理論 研究を指導する。ミクロ経済学に比較して、マクロ経済学のテーマと分析は多種多様である。多様な経 授業の概要 済観や分析方法を知り、自らのテーマ・課題をもった論文作成に向けて指導を行う。尚、最近の私自身 の研究テーマは、ミクロ主体の相互反応やフィードバックを議論し得るマルチエージェントシステムに よる社会経済の動学分析である。 成績評価の 出席状況、課題報告、研究報告、提出論文の内容に基づき総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 学部および大学院のマクロ経済学、ミクロ経済学、計量経済学の知識が必要である。また、英語は常々 学習を怠らないこと。 教科書 関連の研究論文・資料を配付する。 参考文献・ 院生のテーマに応じて、文献リストを配布する。 資料等 1. 研究指導ガイダンス 2. 文献利用・引用の仕方 3. 社会科学としての経済学 4. マクロ経済分析の意義 5. マクロ経済現象の切口と分析法 6. 隣接科学の重要性 7. PC とソフトウェアの利用法 授業計画 8. 数学の効用と応用例(1):微分法(復習) (授業の内容等) 9. 数学の効用と応用例(2):微分方程式(復習) 10. 統計分析の復習(1):最小二乗法 11. 統計分析の復習(2):仮説と検定値 12. 統計分析の復習(3):モデルの選択 13. マクロ経済学展望(1) 14. マクロ経済学展望(2) 15. マクロ経済学展望(3) 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 理論経済学研究指導Ⅱ マクロ経済学研究に向けて(1) マクロ経済学研究に向けて(2) 議論:最近内外の経済問題 議論:市場主義とマクロ経済学 議論:日本の規制緩和と雇用の流動性 議論:格差拡大の行方 議論:周辺国経済の現状 議論:米国のサブプライムローン問題 議論:サブプライムローン問題の拡大 マクロ経済学の課題 研究方向指導 研究方向指導 研究方向指導 研究方向指導 研究方向指導 4 単位 担当者名 岡村 宗二 「研究指導Ⅰ」の経過を踏まえて、問題意識の整理や具体的研究テーマおよび分析法を指導する。テー 授業の概要 マ関連分野の理論展望を促し、主たる関連研究に対する理解と内容の報告を求める。自身の研究テーマ の意義、独自性・位置づけの自覚、研究成果の報告を促し指導する。 成績評価の 出席状況、課題報告、研究報告、提出論文の内容に基づき総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 「理論経済学研究指導Ⅰ」を終了していること。 関連の研究論文・資料を配付する。 参考文献・ 院生のテーマに応じて、文献リストを配布する。 資料等 1. 研究指導ガイダンス 16. 研究報告・指導 2. 文献指導 17. 研究報告・指導 3. 文献指導・課題報告 18. 研究報告・指導 4. 文献指導・課題報告 19. 研究報告・指導 5. 文献指導・課題報告 20. 研究報告・指導 6. 文献指導・課題報告 21. 研究報告・指導 7. 文献指導・課題報告 22. 研究報告・指導 授業計画 8. 文献指導・課題報告 (授業の内容等) 23. 研究報告・指導 9. 文献指導・課題報告 24. 論文・研究指導 10. 課題報告 25. 論文・研究指導 11. 研究テーマの指導 26. 論文・研究指導 12. 研究テーマの指導 27. 論文・研究指導 13. 研究テーマ・概略報告 28. 論文・研究指導 14. 研究テーマ・概略報告 29. 論文研究指導:完成に向けて 15. 研究テーマ確定指導 30. 論文研究指導:最終チェック ― 11 ― 授業科目 M 理論経済学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 竹内 亨夫 授業の概要 マルクス経済学あるいは社会主義経済・移行経済に関する受講生諸君の個別研究テーマに即して、修 士論文の作成に向けて、指導する。 成績評価の 授業時の報告・発言状況、修士論文の進捗状況等を総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 マルクス経済学あるいは社会主義経済・移行経済について研究しようとする諸君のみ受講されたい。 教科書 研究テーマに応じて指示する。 参考文献・ 研究テーマに応じて適宜指示する。 資料等 1. ガイダンス 16. 修士論文の進捗状況の報告 2. 論文作成技法の確認(1) 17. 修士論文関連文献の報告・討論(5) 3. 論文作成技法の確認(2) 18. 修士論文関連文献の報告・討論(6) 4. 論文作成技法の確認(3) 19. 修士論文関連文献の報告・討論(7) 5. 修士論文のテーマの確認 20. 修士論文関連文献の報告・討論(8) 6. 修士論文関連資料・文献の収集技法の確認(1) 21. 修士論文関連文献の報告・討論(9) 7. 修士論文関連資料・文献の収集技法の確認(2) 22. 修士論文関連文献の報告・討論(10) 授業計画 8. 修士論文関連資料・文献リストの作成(1) (授業の内容等) 23. 修士論文関連文献の報告・討論(11) 9. 修士論文関連資料・文献リストの作成(2) 24. 修士論文関連文献の報告・討論(12) 10. 修士論文関連文献の報告・討論(1) 25. 修士論文関連文献の報告・討論(13) 11. 修士論文関連文献の報告・討論(2) 26. 修士論文関連文献の報告・討論(14) 12. 修士論文関連文献の報告・討論(3) 27. 修士論文関連文献の報告・討論(15) 13. 修士論文関連文献の報告・討論(4) 28. 修士論文関連文献の報告・討論(16) 14. 修士論文の進捗状況の報告・討論 29. 修士論文の進捗状況の報告・討論 15. 修士論文の進捗状況の報告・討論および夏休みの課題の検討 30. 修士論文の進捗状況の報告・討論および春休みの課題の検討 授業科目 M 理論経済学研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 竹内 亨夫 授業の概要 マルクス経済学あるいは社会主義経済・移行経済に関する受講生諸君の個別研究テーマに即して、修 士論文の作成に向けて、指導する。 成績評価の 授業時の報告・発言状況、修士論文の進捗状況・仕上がり具合等を総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 マルクス経済学あるいは社会主義経済・移行経済について研究しようとする諸君のみ受講されたい。 教科書 使用しない。 参考文献・ 研究テーマに応じて適宜指示する。 資料等 1. ガイダンス 16.「本論」第 3 章の作成指導(1) 2. 論文作成技法の確認(1) 17.「本論」第 3 章の作成指導(2) 3. 論文作成技法の確認(2) 18.「本論」第 3 章の作成指導(3) 4. 論文作成技法の確認(3) 19.「本論」第 3 章の作成指導(4) 5. 修士論文のテーマ・概要の確認 20.「本論」第 4 章の作成指導(1) 6.「序論」の作成指導(1) 21.「本論」第 4 章の作成指導(2) 7.「序論」の作成指導(2) 22.「本論」第 4 章の作成指導(3) 授業計画 8.「本論」第 1 章の作成指導(1) (授業の内容等) 23.「本論」第 4 章の作成指導(4) 9.「本論」第 1 章の作成指導(2) 24.「結び」の作成指導(1) 10.「本論」第 1 章の作成指導(3) 25.「結び」の作成指導(2) 11.「本論」第 1 章の作成指導(4) 26.「要旨」の作成指導(1) 12.「本論」第 2 章の作成指導(1) 27.「要旨」の作成指導(2) 13.「本論」第 2 章の作成指導(2) 28. 全体の見直し・推敲(1) 14.「本論」第 2 章の作成指導(3) 29. 全体の見直し・推敲(2) 15.「本論」第 2 章の作成指導(4) 30. 全体の見直し・推敲(3) ― 12 ― 授業科目 M 理論経済学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 渡部 茂 本演習は伝統的なミクロ経済学や産業組織論をベースとしながらも、とりわけオーストリア学派の市 授業の概要 場プロセス理論を中心として、市場経済の持つ本質的な機能と意味を考究すると共に、さまざまな社会 的・経済的規制に代表される国家の政策的介入の意味を探求する。 成績評価の 講義への出席・発言・レポート提出・研究活動状況などを基準として総合的に評価する 基準と方法 履修条件 ミクロ経済学についての基本的理解が必要である。 教科書 渡部茂『経済理論入門』税務経理協会、1997 年 カレンⅠ,ヴォーン『オーストリア経済学』(渡部茂・中島正人訳)学文社、2000 年 参考文献・ 渡部茂編著『第三版 日本経済の経済学』学文社、2005 年 資料等 小田切宏之『新しい産業組織』 1. 市場経済とは 16. 参入阻止活動(1) 2. 需要と供給(1) 17. 参入阻止活動(2) 3. 需要と供給(2) 18. 市場の効率性とパレート最適 4. 消費者行動の理論(1) 19. 市場の失敗(1) 5. 消費者行動の理論(2) 20. 市場の失敗(2) 6. 生産者行動の理論(1) 21. 市場の失敗(3) 7. 生産者行動の理論(2) 22. 公共経済(1) 授業計画 8. 売手独占 (授業の内容等) 授業科目 23. 公共経済(2) 9. 買手独占 24. 公共経済(3) 10. 寡占市場 25. 政府の失敗(1) 11. 伝統的寡占解 26. 政府の失敗(2) 12. ゲームの理論(1) 27. 市場形態論(1) 13. ゲームの理論(2) 28. 市場形態論(2) 14. カルテル 29. 市場形態と行動様式 15. プライスリーダーシップ 30. まとめ M 理論経済学研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 渡部 茂 本演習は伝統的なミクロ経済学や産業組織論をベースとしながらも、とりわけオーストリア学派の市 授業の概要 場プロセス理論を中心として、市場経済の本質的な機能と意味を考究すると共に、さまざまな社会的・ 経済的規制に代表される国家の政策的介入の意味を探求する 成績評価の 講義への出席・発言・レポート提出・研究活動状況などを総合的に評価する 基準と方法 履修条件 ミクロ形学についての基本的な理解が必要である 教科書 渡部茂『経済理論入門』税務経理協会、1977 年 カレン I,ヴォーン『オーストリア経済学』(渡部茂・中島正人訳)学文社、2000 年 参考文献・ 渡部茂編著『第三版 日本経済の経済学』学文社、2005 年 資料等 春名章二『産業組織論』中央経済社、2004 年 1. 論文指導(1) 16. 論文指導(3) 2. 論文指導(2) 17. 論文指導(4) 3. 価格硬直性と非価格競争論(1) 18. オーストリア学派(1) 4. 価格硬直性と非価格競争論(2) 19. オーストリア学派(2) 5. 価格硬直性と非価格競争論(3) 20. オーストリア学派(3) 6. 産業組織分析のフレームワーク 21. ハイエク論(1) 7. 生産集中度(1) 22. ハイエク論(2) 授業計画 8. 生産集中度(2) (授業の内容等) 23. ミーゼス論 9. 生産物差別化と広告 24. 市場プロセス理論(1) 10. 参入障壁 25. 市場プロセス理論(2) 11. 構造―成果分析 26. カーズナーと企業家精神 12. 規制緩和(1) 27. 知識と時間 13. 規制緩和(2) 28. 均衡とは何か 14. 独占禁止法(1) 29. 競争の意味 15. 独占禁止法(2) 30. まとめ ― 13 ― 授業科目 M 経済学史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の修士課程における研究指導は、課程の最後に提出する修士論文の作成の指導を行うことを趣 旨とする。履修者は早期に自己の研究テーマを経済学史の広い分野の中から選びとり、論文作成に向け た研究を開始しなければならない。授業はゼミナール形式によっておこない、履修者各人の個別研究発 授業の概要 表を主体とする。受講者には各テーマに応じた基本文献を提示するとともに、研究史的経緯への配視も 求める。これらについての綿密な研究を前提として研究報告者の問題意識を深め、独自の論点を提示で きるような論文を仕上げていくことが求められる。 成績評価の 年間数回におよぶ研究発表とそれに基づく質疑応答・討論をもとに成績評価を行う。したがって、学部 基準と方法 の通常の授業でのような筆記試験はない。 履修条件 経済学史研究の基本は原典を読むことである。ヨーロッパ出自の学問としての経済学をその源泉におい て研究するために、英語はもちろん、それ以外にも少なくとも一カ国語は文献研究に十分な語学力を有 していること。 教科書 上記から、特に指定する教科書はない。 参考文献・ 履修者各人の研究テーマに応じて必要に応じて指示する。 資料等 1. 順次研究発表を課す。以下同 2. 3. 4. 5. 6. 7. 授業計画 8. (授業の内容等) 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 経済学史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の修士課程における研究指導は、課程の最後に提出する修士論文の作成の指導を行うことを趣 旨とする。履修者は早期に自己の研究テーマを経済学史の広い分野の中から選びとり、論文作成に向け た研究を開始しなければならない。授業はゼミナール形式によっておこない、履修者各人の個別研究発 授業の概要 表を主体とする。受講者には各テーマに応じた基本文献を提示するとともに、研究史的経緯への配視も 求める。これらについての綿密な研究を前提として研究報告者の問題意識を深め、独自の論点を提示で きるような論文を仕上げていくことが求められる。 成績評価の 年間数回におよぶ研究発表とそれに基づく質疑応答・討論をもとに成績評価を行う。したがって、学部 基準と方法 の通常の授業でのような筆記試験はない。 履修条件 経済学史研究の基本は原典を読むことである。ヨーロッパ出自の学問としての経済学をその源泉におい て研究するために、英語はもちろん、それ以外にも少なくとも一カ国語は文献研究に十分な語学力を有 していること。 教科書 上記から、特に指定する教科書はない。 参考文献・ 履修者各人の研究テーマに応じて必要に応じて指示する。 資料等 1. 順次研究発表を課す。以下同 2. 3. 4. 5. 6. 7. 授業計画 8. (授業の内容等) 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 14 ― 授業科目 M 経済学史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 本年度は、吉田憲夫『資本論の思想』を逐条的に精読することを通じて、修士論文執筆のための技術 的要件の涵養を目指す。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容:20%の割合で、成績評価する。 基準と方法 履修条件 マルクス経済学に関する基本的な知識を有していること。 教科書 吉田憲夫『資本論の思想-マルクスと廣松物象化論』(情況出版) 参考文献・ 特になし 資料等 1. ガイダンス 16. 第四章 「価値形態論」の地平③ 2. 第一章 マルクス① 17. 第五章 廣松渉氏の貨幣論を廻って① 3. 第一章 マルクス② 18. 第五章 廣松渉氏の貨幣論を廻って② 4. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』① 19. 第五章 廣松渉氏の貨幣論を廻って③ 5. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』② 20. 第六章 貨幣の諸機能と貨幣物神① 6. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』③ 21. 第六章 貨幣の諸機能と貨幣物神② 7. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』④ 22. 第六章 貨幣の諸機能と貨幣物神③ 授業計画 8. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』⑤ (授業の内容等) 23. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産① 9. 第二章 『資本論の哲学とマルクス経済学』⑥ 24. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産② 10. 第三章 廣松渉氏の「単純商品」論を読む① 25. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産③ 11. 第三章 廣松渉氏の「単純商品」論を読む② 26. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産④ 12. 第三章 廣松渉氏の「単純商品」論を読む③ 27. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産⑤ 13. 第三章 廣松渉氏の「単純商品」論を読む④ 28. 第七章 貨幣の資本への転化と剰余価値の生産⑥ 14. 第四章 「価値形態論」の地平① 29. 本年度のまとめ① 15. 第四章 「価値形態論」の地平② 30. 本年度のまとめ② 授業科目 M 経済学史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 本年度は、マルクスの「経済学批判」の意味を具体的に探るべく、『廣松渉コレクション第 4 巻 「物 象化論と経済学批判」』を熟読することとする。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容:20%の割合で成績評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 マルクス経済学に関する基本的な知識を有していること。 『廣松渉コレクション第 4 巻 「物象化論と経済学批判」』(情況出版) 参考文献・ 廣松渉『マルクス主義の地平』・『マルクス主義の理路』(『廣松渉著作集』第十巻、岩波書店) 資料等 1. ガイダンス 16. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第一節② 2. 第一部 Ⅰ 「資本論における単純商品の意義」① 17. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第一節③ 3. 第一部 Ⅰ 「資本論における単純商品の意義」② 18. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第二節① 4. 第一部 Ⅰ 「資本論における単純商品の意義」③ 19. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第二節② 5. 第一部 Ⅱ 「貨幣と信訳的行為」① 20. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第二節③ 6. 第一部 Ⅱ 「貨幣と信訳的行為」② 21. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第三節① 7. 第一部 Ⅱ 「貨幣と信訳的行為」③ 22. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第三節② 授業計画 8. 第一部 Ⅱ 「貨幣と信訳的行為」④ (授業の内容等) 23. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第三節③ 9. 第一部 Ⅱ 「貨幣と信訳的行為」⑤ 24. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第四節① 10. 第一部 Ⅲ 「貨幣論のためのプレリュード」① 25. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第三節② 11. 第一部 Ⅲ 「貨幣論のためのプレリュード」② 26. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第三節③ 12. 第一部 Ⅲ 「貨幣論のためのプレリュード」③ 27. 第二部 Ⅱ 「宇野経済学方法論をめぐる諸問題」① 13. 第一部 Ⅲ 「貨幣論のためのプレリュード」④ 28. 第二部 Ⅱ 「宇野経済学方法論をめぐる諸問題」② 14. 第一部 Ⅲ 「貨幣論のためのプレリュード」⑤ 29. 第二部 Ⅱ 「宇野経済学方法論をめぐる諸問題」③ 15. 第二部 Ⅰ 「宇野経済学への視角」第一節① 30. まとめ ― 15 ― 授業科目 M 経済史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 篠永 宣孝 19 世紀後半から 20 世紀前半にかけてのフランス・イギリス・ドイツ・アメリカの比較経済史・国際 授業の概要 経済史の研究。とりわけ、フランスの第 3 共和政期を中心に、英・独・米 3 カ国と比較しながらフラン ス政治経済史(フランス帝国主義の特徴)を講義・研究する。 成績評価の 出席、議論・対話、報告、レポート作成などによって総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 経済史、西洋経済史、国際経済史、国際関係史などの講義の履修経験があり、特にフランス・イギリス 近現代経済史に関心がある学生。英語など少なくとも 1 外国語がよくできること。 教科書 篠永宣孝『フランス帝国主義と中国』春風社、2008 年。 参考文献・ 各自の研究テーマの選定度に応じて関係する文献・資料を指示する。 資料等 1. 19 世紀後半の欧米政治経済の状況Ⅰ 16. 第一次世界大戦の勃発 2. 19 世紀後半の欧米政治経済の状況Ⅱ 17. 戦間期フランスの状況Ⅰ 3. 1873 年不況と第 2 次産業革命Ⅰ 18. 戦間期フランスの状況Ⅱ 4. 1873 年不況と第 2 次産業革命Ⅱ 19. 戦間期イギリスの状況 5. イギリス帝国主義の特徴 20. 戦間期ドイツの状況 6. ドイツ帝国主義の特徴 21. 戦間期アメリカの状況 7. アメリカ帝国主義の特徴 22. 1929 年大恐慌の到来 授業計画 8. フランス帝国主義の特徴 (授業の内容等) 授業科目 23. 各国の大恐慌への対応(ニューディール) 9. 普仏戦争とパリ・コミューン 24. ファシズムの勃興Ⅰ 10. 第三共和制の成立 25. ファシズムの勃興Ⅱ 11. 第三共和政期の政治と経済 26. 第二次世界大戦への道 12. 1882 年の金融・経済恐慌 27. 第二次世界大戦の勃発 13. フランスの植民地主義の展開 28. 戦後のヨーロッパとフランス 14. フランス「植民党」の成立 29. マーシャル・プランと戦後復興 15. フランス帝国主義の諸問題 30. 総括 M 経済史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 篠永 宣孝 授業の概要 各自の選定した研究テーマに関する領域の欧文文献・論文・史料を購読する。 成績評価の 出席、議論・対話、報告、レポート作成などによって総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 経済史、西洋経済史、国際経済史、国際関係史などの講義の履修経験があり、特にフランス・イギリス 近現代経済史に関心がある学生。英語など少なくとも 1 外国語がよくできること。 教科書 篠永宣孝『フランス帝国主義と中国』春風社、2008 年。 参考文献・ 各自の研究テーマの選定度に応じて関係する文献・資料を指示する。 資料等 1. 19 世紀後半の欧米政治経済の状況Ⅰ 16. 第一次世界大戦の勃発 2. 19 世紀後半の欧米政治経済の状況Ⅱ 17. 戦間期フランスの状況Ⅰ 3. 1873 年不況と第 2 次産業革命Ⅰ 18. 戦間期フランスの状況Ⅱ 4. 1873 年不況と第 2 次産業革命Ⅱ 19. 戦間期イギリスの状況 5. イギリス帝国主義の特徴 20. 戦間期ドイツの状況 6. ドイツ帝国主義の特徴 21. 戦間期アメリカの状況 7. アメリカ帝国主義の特徴 22. 1929 年大恐慌の到来 授業計画 8. フランス帝国主義の特徴 (授業の内容等) 23. 各国の大恐慌への対応(ニューディール) 9. 普仏戦争とパリ・コミューン 24. ファシズムの勃興Ⅰ 10. 第三共和制の成立 25. ファシズムの勃興Ⅱ 11. 第三共和政期の政治と経済 26. 第二次世界大戦への道 12. 1882 年の金融・経済恐慌 27. 第二次世界大戦の勃発 13. フランスの植民地主義の展開 28. 戦後のヨーロッパとフランス 14. フランス「植民党」の成立 29. マーシャル・プランと戦後復興 15. フランス帝国主義の諸問題 30. 総括 ― 16 ― 授業科目 M 経済史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 中村 宗悦 経済史研究指導はⅠ・Ⅱを通じて修士論文の完成を目的とする。Ⅰではとくに受講者の研究テーマに 授業の概要 関連する基本文献のサーヴェイをおこない、それらを咀嚼し、批判的に吟味することによって、各自論 文の主題を明確にしていく。あわせて経済史研究に不可欠な史料調査を実施する。 成績評価の 平常点。 基準と方法 履修条件 戦前期の資料を扱うので、相応の日本語能力が要求される。 教科書 特になし。 参考文献・ 特になし。 資料等 1. 修士論文に要求されるもの 16. 史料調査報告(1) 2. 研究テーマに関連する基本文献の調査(1) 17. 史料調査報告(2) 3. 研究テーマに関連する基本文献の調査(2) 18. 論文の課題設定 4. 研究テーマに関連する基本文献の調査(3) 19. 論文の構成検討 5. 基本文献に関する中間報告(1) 20. 序論の書き方 6. 基本文献に関する中間報告(2) 21. 論理展開の方法 7. 基本文献に関する中間報告(3) 22. 図表の作成方法 授業計画 8. 基本文献に関する中間報告(4) (授業の内容等) 授業科目 23. 考察と結論の書き方 9. 基本文献に関する中間報告(5) 24. 参考文献リストの作成と注の付け方 10. 基本文献に関する中間報告(6) 25. 修士論文タイトルの提出に向けて 11. 基本文献に関する中間報告(7) 26. 論文進捗状況報告(1) 12. 史料調査の準備(1) 27. 論文進捗状況報告(2) 13. 史料調査の準備(2) 28. 論文進捗状況報告(3) 14. 史料調査の準備(3) 29. 論文進捗状況報告(4) 15. 史料調査(*夏休み中に継続実施) 30. 論文進捗状況報告(5) M 経済史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 中村 宗悦 ⅡではⅠに引き続き、修士論文の完成を目指して指導をおこなっていく。Ⅰで設定したテーマを安易 授業の概要 に変更することなく、地道な研究継続が必要とされるであろう。また前期の終わりには修士論文中間報 告会が予定されており、そこで水準以上の報告ができなければならない。 成績評価の 修士論文を提出し、審査を受け、合格しなければならない。 基準と方法 履修条件 戦前期の資料を扱うので、相応の日本語能力が要求される。 教科書 特になし。 参考文献・ 特になし。 資料等 1. 論文の進捗状況報告(1) 16. 論文の進捗状況報告(10) 2. 論文の進捗状況報告(2) 17. 論文の構成について 3. 論文の進捗状況報告(3) 18. 序論の書き方 4. 論文の進捗状況報告(4) 19. 論理の展開について 5. 論文の進捗状況報告(5) 20. 図表等資料の作成 6. 論文の進捗状況報告(6) 21. 引用と注について 7. 論文の進捗状況報告(7) 22. 結論の書き方 授業計画 8. 論文の進捗状況報告(8) (授業の内容等) 23. 参考文献リストの作成 9. 論文の進捗状況報告(9) 24. 論文草稿提出 10. 中間報告会準備(1) 25. 論文の推敲について 11. 中間報告会準備(2) 26. 最終原稿完成に向けて(1) 12. 中間報告会準備(3) 27. 最終原稿完成に向けて(2) 13. 中間報告会準備(4) 28. 最終原稿完成に向けて(3) 14. 中間報告会での報告 29. 修士論文提出 15. 報告会の反省と夏休みに向けての課題確認 30. 口頭試問 ― 17 ― 授業科目 M 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 上遠野 武司 交通および関連領域において生じている諸問題のうちいくつかをとり上げて分析検討する。交通政策 は経済政策の一部門政策であり、交通政策は経済政策より具体性の高い政策目標を追求する。ここでは、 授業の概要 この領域において使用される交通経済学の理論的ツール等を概説した後、鉄道輸送、道路輸送、公共交 通、私的交通の特徴や関連問題について検討を加える。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況:50%、レポート:30%、出席:20% 基準と方法 履修条件 この領域の問題に関心があること、継続して出席できること。学部で「交通経済学」「交通論」あるい は類似の科目の単位を取得していることが望ましい。 教科書 William R. Black, Transportation: A Geographical Analysis, Guilford, 2003. 参考文献・ Kenneth A. Small and Erik T. Verhoef, The Economics of Urban Transportation, Routledge, 2007. 資料等 1. ガイダンス 16. Chap.1 Introduction ① 2. 基礎的概念 17. Chap.1 ② 3. 鉄道輸送の概要① 18. Chap.2 Demand Analysis ① 4. 鉄道輸送の概要② 19. Chap.2 ② 5. 道路輸送の概要① 20. Chap.3 Facilitiea Design ① 6. 道路輸送の概要② 21. Chap.3 ② 7. 市場の失敗と交通 22. Chap.4 Example ① 授業計画 8. 独占 (授業の内容等) 授業科目 23. Chap.4 ② 9. 自然独占 24. Chap.5 TDM and HOV Projects ① 10. 公共財 25. Chap.5 ② 11. 外部効果 26. Chap.6 Examples and Projects ① 12. 環境問題 27. Chap.6 ② 13. 市場の失敗と政府の介入① 28. 自動車交通政策 14. 市場の失敗と政府の介入② 29. 道路政策 15. 前期まとめ 30. まとめ M 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 上遠野 武司 交通および関連領域において生じている諸問題のうちいくつかをとり上げて分析検討する。交通政策 は経済政策の一部門政策であり、交通政策は経済政策より具体性の高い政策目標を追求する。ここでは、 授業の概要 この領域において使用される交通経済学の理論的ツール等を概説した後、航空輸送、海上輸送の特徴や 関連問題について検討を加える。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況:50%、レポート:30%、出席:20% 基準と方法 履修条件 教科書 「M 経済政策研究指導Ⅰ」の単位を取得していること。この領域の問題に関心があること、継続して 出席できること。 John G. Schoon, Transportation Systems and Service Policy, Chapman & Hall, 1996. 参考文献・ Kenneth A. Small and Erik T. Verhoef, The Economics of Urban Transportation, Routledge, 2007. 資料等 1. 前期ガイダンス 16. 後期ガイダンス 2. 基礎的概念 17. 基礎的概念 3. 航空輸送の概要① 18. 海上輸送の概要① 4. 航空輸送の概要② 19. 海上輸送の概要② 5. 航空輸送と航空政策 20. 定期船市場 6. 規制理論① 21. コンテナ輸送 7. 規制理論② 22. 海運同盟 授業計画 8. 規制緩和理論① (授業の内容等) 23. 不定期船市場 9. 規制緩和理論② 24. 海運市場における競争 10. 航空政策① 25. 便宜地籍問題 11. 航空政策② 26. 海運政策① 12. 規制と競争 27. 海運政策② 13. 空港問題① 28. 港湾問題① 14. 空港問題② 29. 港湾問題② 15. 前期まとめ 30. まとめ ― 18 ― 授業科目 M 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 佐藤 順一 今日の経済困難を解決する方策を検討する一助とすべく、日本にけるバブルの発生から崩壊さらにそ の後の長期停滞に至るまでの過程を、マクロパフォーマンスを中心に追跡する。まずは、①何が生じた 授業の概要 のか、②何が政策目標とされたのか、③いかなる手段が取られたのか、④その理論的根拠は何か、およ び⑤政策の効果はどのように評価されるべきか、これらの諸点を、今日の状況と比較しながら、検討す る。院生の報告と討論を軸に、授業を進める。 成績評価の 生じた事実および設定された政策目標と採用された手段を正確に把握しているかどうかを基準として、 基準と方法 成績を評価する。 履修条件 学部でマクロ経済学とミクロ経済学および国際経済学を修得していること、および国民経済計算 (SNA)の知識を有していること。 教科書 村松岐夫・奥野政寛編 『平成バブルの研究』上・下 東洋経済新報社 2002 年 3 月 21 日 参考文献・ 国民経済計算年報各年版 資料等 1. 課題と方法 16. 授業の狙いと進め方を説明する。また、修士論文作成に関する 注意事項を伝える。 17. 2. 日本経済の動向 バ ブル発生から崩壊に至る過程を簡単に確認しておく。また、 教科書について解説する 18. 3. 割り当て バブル崩壊後の停滞を説明する。受講生の関心事を確認し、教 科書解読の割り当てを決める。 19. 4. エクセルを用いた計算能力の確認 事実を確認するために必要となる最小限の計算をエクセルを用 20. いて行うことが出来るかどうか、問題形式で確認する。 5. パワーポイントの使用方法の確認 報告で必要となるパワーポイントの使用方法をマスターしてい 21. るかどうかを確認する。 6. 国民経済計算の知識の確認 事実を確認するために必要な統計に関する知識、とくにその中 22. でも複雑な国民経済計算の知識を確認する。 7. 何が生じたかに関する報告 1 割り当てられた章の範囲で何が生じたかを中心にした報告と報 23. 告内容を巡る討論。 8. 何が生じたかに関する報告 2 前回の報告と討論で残された課題を確認し、その論点について 24. さらに討論する。 9. 政策目標に関する報告と討論 1 政策目標として何が設定されたか、また、あり得た政策目標は 25. 何か。これ等の論点を中心とした報告と討論。 10. 政策目標に関する討論 2 26. 前回の報告と討論を踏まえ、残された論点について討論する。 11. 政策効果についての報告と討論 1 実際に行われた政策の確認とその効果についての報告と討論。 27. 12. 政策効果についての報告と討論 2 前回の討論を踏まえ、残された論点を追及する。 28. 13. 図式化 1 以上の議論を踏まえて、担当箇所について、生じた事実・政策 目標と手段および帰結について図式化を試みる。 29. 14. 図式化 2 前回の図式化を踏まえて、理論上の課題を検討する。 15. 前期の総括と夏休みの課題 30. 夏休みの課題提出と後期の進め方の確認。 授業科目 M 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 授業の概要 修士論文の作成指導を通して、深く日本経済における政策問題を研究する。最初に口頭で報告しても らい、討論の後文章化し、その文章を添削する、というやり方をとる。 授業計画 (授業の内容等) 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 修士論文のテーマの報告。 後期の総括と春休みの課題。 担当者名 佐藤 順一 成績評価の 論理の充実度に応じて点数を与える。 基準と方法 履修条件 研究指導Ⅰの修得 教科書 特になし 参考文献・ 特になし 資料等 1. 2. 3. 4. 5. 修士論文作成上の注意と提出に至る過程の説明。 修士論文のテーマに関する口頭報告および討論。 修士論文全体の概要と章別構成についての口頭報告と討論 1。 修士論文全体の概要と章別構成についての口頭報告と討論 2。 修士論文のタイトルと全体の概要についての文章による報告と 討論および添削 1。 6. 修士論文のタイトルと全体の概要についての文章による報告と 討論および添削 2。 7. 論文の章別構成の再検討。 授業計画 8. 第一章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 (授業の内容等) 9. 第一章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 10. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1。 11. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2。 12. 第二章概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 13. 第二章概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 14. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 15. 前期の総括と夏休みの課題。 ― 19 ― 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 夏休みの課題の提出。 第二章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 第二章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 第二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1。 第二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2 第二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 第三章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 第三章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 第三章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 第三章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2 論文全体の再検討 1。 論文全体の再検討 2 論文全体の添削。 修士論文提出。 修士論文の審査。 授業科目 M 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 中島 正人 本研究指導は、公共経済学における諸問題の全般的理解を深めるほか、修士論文作成に向けて履修者 授業の概要 のテーマに応じて指導する。Ⅰでは、公共経済学の文献の購読と次年度の修士論文完成に先立つ準備作 業が中心となる。 成績評価の 出席状況を 40%、平常点(リポートなど課題の履行状況、発言の積極性、等)を 60%として、評価する。 基準と方法 履修条件 ミクロ理論を中心とした経済学の基礎を身につけていること。 教科書 履修者の公共経済学理解度および修士論文テーマに応じて適宜指示する。 参考文献・ 適宜指示する。 資料等 1. ガイダンス 1:修士論文とは何か 16. 修士論文進捗状況報告 2 2. ガイダンス 2:修士論文作成の技術 17. 修士論文関連文献購読 1 3. ガイダンス 3:情報収集の技術 18. 修士論文関連文献購読 2 4. 修士論文テーマ明確化 1 19. 修士論文関連文献購読 3 5. 修士論文テーマ明確化 1 20. 修士論文関連文献購読 4 6. 公共経済学文献購読 1 21. 修士論文関連文献購読 5 7. 公共経済学文献購読 2 22. 修士論文関連文献購読 6 授業計画 8. 公共経済学文献購読 3 (授業の内容等) 23. 修士論文関連文献購読 7 9. 公共経済学文献購読 4 24. 修士論文関連文献購読 8 10. 公共経済学文献購読 5 25. 修士論文事実関係整理 1 11. 公共経済学文献購読 6 26. 修士論文事実関係整理 2 12. 公共経済学文献購読 7 27. 修士論文論点整理 1 13. 公共経済学文献購読 8 28. 修士論文論点整理 2 14. 公共経済学文献購読 9 29. 修士論文テーマ絞り込み 1 15. 修士論文進捗状況報告 1 30. 修士論文テーマ絞り込み 2 授業科目 M 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 中島 正人 授業の概要 本研究指導は、公共経済学における諸問題の全般的理解を深めるほか、修士論文作成に向けて履修者 のテーマに応じて指導する。Ⅱでは、修士論文完成が中心的作業となる。 成績評価の 出席状況を 40%、平常点(リポートなど課題の履行状況、発言の積極性、等)を 60%として、評価する。 基準と方法 履修条件 ミクロ理論を中心とした経済学の基礎を身につけていること。 教科書 履修者の公共経済学理解度および修士論文をテーマに応じて適宜指示する。 参考文献・ 適宜指示する。 資料等 1. 修士論文進捗状況報告(1) 16. 修士論文進捗状況報告(9) 2. 修士論文進捗状況報告(2) 17. 修士論文進捗状況報告(10) 3. 修士論文関連文献検討(1) 18. 修士論文進捗状況報告(11) 4. 修士論文関連文献検討(2) 19. 修士論文進捗状況報告(12) 5. 修士論文関連文献検討(3) 20. 修士論文進捗状況報告(13) 6. 修士論文関連文献検討(4) 21. 修士論文進捗状況報告(14) 7. 修士論文関連文献検討(5) 22. 修士論文進捗状況報告(15) 授業計画 8. 修士論文関連文献検討(6) (授業の内容等) 23. 修士論文進捗状況報告(16) 9. 修士論文関連文献検討(7) 24. 修士論文進捗状況報告(17) 10. 修士論文進捗状況報告(3) 25. 修士論文進捗状況報告(18) 11. 修士論文進捗状況報告(4) 26. 修士論文進捗状況報告(19) 12. 修士論文進捗状況報告(5) 27. 公共経済学文献購読(1) 13. 修士論文進捗状況報告(6) 28. 公共経済学文献購読(2) 14. 修士論文進捗状況報告(7) 29. 公共経済学文献購読(3) 15. 修士論文進捗状況報告(8) 30. 公共経済学文献購読(4) ― 20 ― 授業科目 M 国際経済研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 内藤 二郎 受講生の専門分野に関する中国語および日本語の文献・雑誌を輪読し、議論する。分担を決めて受講 生が報告する形で授業を進めるので、毎回の出席することはもとより、十分に準備をして授業に参加す 授業の概要 ることが求められる。中国経済の一般的な問題よりは、むしろ受講生の専門分野に特化した分野を選び、 研究を深めることを目的とする。 今年度は主として、中国の地域産業政策、財政政策、華南経済を扱う予定である。 成績評価の 毎回の授業の成果とレポート、および年度末の小論文による 基準と方法 履修条件 毎回出席すること。課題を着実に実行すること。 教科書 特に指定しない 参考文献・ China Quarterly 中国情報ハンドブック 地方財政研究 資料等 1. 地域産業政策関連文献の発表と議論 2. 地域産業政策関連文献の発表と議論 3. 地域産業関連文献の発表と議論 4. 地域産業策関連文献の発表と議論 5. 地域産業政策関連文献の発表と議論 6. 地域産業政策の動向と課題(講義) 7. 財政政策関連文献の発表と議論 授業計画 8. 財政政策関連文献の発表と議論 (授業の内容等) 9. 財政政策関連文献の発表と議論 10. 財政政策関連文献の発表と議論 11. 財政政策関連文献の発表と議論 12. 財政政策の動向と課題(講義) 13. 夏休みの研究課題と計画発表① 14. 夏休みの研究課題と計画発表② 15. 夏休みの研究課題と計画発表③ 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 国際経済研究指導Ⅱ 夏休みの成果(レポート)発表と議論① 夏休みの成果(レポート)発表と議論② 夏休みの成果(レポート)発表と議論③ 華南経済の動向(発表と議論) 華南経済の動向(発表と議論) 華南経済の動向(発表と議論) 華南経済の動向(発表と議論) 華南経済の動向(発表と議論) 地域経済政策の動向と課題(講義) 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 小論文報告① 小論文報告② 小論文報告③ 4 単位 担当者名 内藤 二郎 受講生の専門分野に関する中国語および日本語の文献・雑誌を輪読し、議論する。分担を決めて受講 生が報告する形で授業を進めるので、毎回の出席することはもとより、十分に準備をして授業に参加す 授業の概要 ることが求められる。中国経済の一般的な問題よりは、むしろ受講生の専門分野に特化した分野を選び、 研究を深めることを目的とする。 今年度は主として、中国の環境政策、資源問題を扱う予定である。 成績評価の 毎回の授業の成果とレポート、および年度末の小論文による 基準と方法 履修条件 毎回出席すること。課題を着実に実行すること。 教科書 特に指定しない 参考文献・ China Quarterly 中国情報ハンドブック 地方財政研究 資料等 1. 環境政策関連文献の発表と議論 2. 環境政策関連文献の発表と議論 3. 環境政策関連文献の発表と議論 4. 環境政策関連文献の発表と議論 5. 環境政策関連文献の発表と議論 6. 内モンゴルの砂漠化の動向(講義) 7. 内モンゴルの砂漠化の動向(講義) 授業計画 8. 資源問題関連文献の発表と議論 (授業の内容等) 9. 資源問題関連文献の発表と議論 10. 資源問題関連文献の発表と議論 11. 資源問題関連文献の発表と議論 12. 資源問題関連文献の発表と議論 13. 内モンゴルの資源問題の動向と課題(講義) 14. 夏休みの研究課題と計画発表① 15. 夏休みの研究課題と計画発表② 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 21 ― 夏休みの成果(レポート)発表と議論① 夏休みの成果(レポート)発表と議論② 夏休みの成果(レポート)発表と議論③ 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文の発表・議論 修士論文最終報告① 修士論文最終報告② 修士論文最終報告③ 授業科目 M 金融研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 高山 洋一 金融がグローバル化する中では、一金融機関のショックは一国全体のシステミックリスクに連動し、 それはさらに伝播しグローバルな危機に発展する。最近のアメリカのサブプライムローンが問題化し、 授業の概要 欧州、世界に伝播し、国際的金融危機、世界的不況を惹き起こしているのは、その具体例である。国際 的な金融安定のためにグローバルな金融規制と最後の貸し手の存否、さらに世界中央銀行の可能性・現 実性が問われてくる。グローバルな経済・金融問題を現実的・理論的に考察する。 成績評価の 設定したテーマに基づく論文・資料の報告と質疑を評価し、レポート作成とその内容で判定する。 基準と方法 履修条件 設定したテーマに即した論文・資料を探索し、ノート・カード作りを怠らず、定期的に中途報告をする ことが課される。 教科書 信用理論研究学会編『現代金融と信用理論』大月書店 Goodhart and Illing, Financial Crises, Contagion, and the Lender of Last Resort, Oxford. 参考文献・ FRB、ECB、BOE、BOJ のワーキングペーパー、年報、月報等。 資料等 1. テーマ設定のオリエンテーション 2. 変貌する現代の金融システム アメリカについて報告、討議。 3. 変貌する現代の金融システム イギリスについて報告、討議。 4. 変貌する現代の金融システム ドイツについて報告、討議。 5. 変貌する現代の金融システム 日本について報告、討議。 授業計画 6. 現代の銀行業について報告、討議。 (授業の内容等) 7. 商業銀行と兼業銀行について報告、討議。 8. 金融市場の多層化について報告、討議。 9. 金融資産の累積と擬制資本の国際的展開について報告、討議。 10. 中央銀行の性格規定について報告、討議。 11. 金融政策の歴史的展開と現代の金融政策について報告、討議。 12. 金融システムの不安定性について報告、討議。 13. 金融不安と自己資本規制について報告、討議。 14. 金融危機と信用秩序維持政索について報告、討議。 15. グローバルな経済・金融問題を現実的・理論的に総括する。 授業科目 M 金融研究指導Ⅱ 16. 金融危機・対策を考察するため、外国の文献を解題。 17. 歴史として The Lender of Last Resort:A Historical Perspective を輪読、討議①。 18. 歴史として The Lender of Last Resort:A Historical Perspective を輪読、討議②。 19. 歴史として The LOLR:Alternative Views and Historical Experience を輪読、討議①。 20. 歴史として The LOLR:Alternative Views and Historical Experience を輪読、討議②。 21. 現状、Financial Deregulation、Monetary Policy and central Banking を輪読、討議①。 22. 現状、Financial Deregulation、Monetary Policy and central Banking を輪読、討議②。 23. 現状の On the Lender of Last Resort を輪読、討議①。 24. 現状の On the Lender of Last Resort を輪読、討議②。 25. 金融危機・伝染について Systemic Risk in Banking:A survey をを輪読、討議①。 26. 金融危機・伝染について Systemic Risk in Banking:A survey を輪読、討議②。 27. 国 際的最後の貸し手(International Lender Last Resort)論 争を解説する。 28. Can There be an International Lender of Last Resort を輪読、 討議①。 29. On the Need for an International Lender of Last Resrt? を輪 読、討議①。 30. テ ーマに即したグローバルな経済・金融問題を現実的・理論 的に総括する。 4 単位 担当者名 高山 洋一 金融がグローバル化する中では、一金融機関のショックは一国全体のシステミックリスクに連動し、 それはさらに伝播しグローバルな危機に発展する。最近のアメリカのサブプライムローンが問題化し、 授業の概要 欧州、世界に伝播し、国際的金融危機、世界的不況を惹き起こしているのは、その具体例である。国際 的な金融安定のためにグローバルな金融規制と最後の貸し手の存否、さらに世界中央銀行の可能性・現 実性が問われてくる。グローバルな経済・金融問題を現実的・理論的に考察する。 成績評価の 設定したテーマに基づく論文・資料の報告と質疑を評価し、レポート作成とその内容で判定する。 基準と方法 履修条件 設定したテーマに即した論文・資料を探索し、ノート・カード作りを怠らず、定期的に中途報告をする ことが課される。 教科書 信用理論研究学会編『現代金融と信用理論』大月書店 Goodhart and Illing, Financial Crises, Contagion, and the Lender of Last Resort, Oxford. 参考文献・ FRB、ECB、BOE、BOJ のワーキングペーパー、年報、月報等。 資料等 1. テーマ設定のオリエンテーション 2. 変貌する現代の金融システム アメリカについて報告、討議。 3. 変貌する現代の金融システム イギリスについて報告、討議。 4. 変貌する現代の金融システム ドイツについて報告、討議。 5. 変貌する現代の金融システム 日本について報告、討議。 授業計画 6. 現代の銀行業について報告、討議。 (授業の内容等) 7. 商業銀行と兼業銀行について報告、討議。 8. 金融市場の多層化について報告、討議。 9. 金融資産の累積と擬制資本の国際的展開について報告、討議。 10. 中央銀行の性格規定について報告、討議。 11. 金融政策の歴史的展開と現代の金融政策について報告、討議。 12. 金融システムの不安定性について報告、討議。 13. 金融不安と自己資本規制について報告、討議。 14. 金融危機と信用秩序維持政索について報告、討議。 15. グローバルな経済・金融問題を現実的・理論的に総括する。 ― 22 ― 16. 金融危機・対策を考察するため、外国の文献を解題。 17. 歴史として The Lender of Last Resort:A Historical Perspective を輪読、討議①。 18. 歴史として The Lender of Last Resort:A Historical Perspective を輪読、討議②。 19. 歴史として The LOLR:Alternative Views and Historical Experience を輪読、討議①。 20. 歴史として The LOLR:Alternative Views and Historical Experience を輪読、討議②。 21. 現状、Financial Deregulation、Monetary Policy and central Banking を輪読、討議①。 22. 現状、Financial Deregulation、Monetary Policy and central Banking を輪読、討議②。 23. 現状の On the Lender of Last Resort を輪読、討議①。 24. 現状の On the Lender of Last Resort を輪読、討議②。 25. 金融危機・伝染について Systemic Risk in Banking:A survey をを輪読、討議①。 26. 金融危機・伝染について Systemic Risk in Banking:A survey を輪読、討議②。 27. 国 際的最後の貸し手(International Lender Last Resort)論 争を解説する。 28. Can There be an International Lender of Last Resort を輪読、 討議①。 29. On the Need for an International Lender of Last Resrt? を輪 読、討議①。 30. テ ーマに即したグローバルな経済・金融問題を現実的・理論 的に総括する。 授業科目 M 財政研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 花輪 宗命 授業の概要 財政を担う政府の働きを分析的に解明する 成績評価の 課題を与えそれについて報告してもらい、皆で議論する 基準と方法 履修条件 財政学を履修してきた学生 教科書 Economics of the Public Sector, by Joseph Stiglitz 参考文献・ 資料等 1. 政府の経済的役割 16. 自然独占 2. 政府とは何か 17. 公共部門の非効率性の原因 3. 公共経済学の考え方 18. 外部性の問題 4. 政府活動の種類 19. 外部性の私的解決 5. 公共部門の規模 20. 外部性の公的解決 6. 政府の収入 21. 環境問題 7. 財政赤字 22. 支出政策分析 授業計画 8. 市場の効率性 (授業の内容等) 授業科目 23. 費用・使益分析 9. 市場の失敗 24. 医療 10. 効率と公平 25. 防衛 11. 社会選択のアプローチ 26. 社会保険 12. 公共財と私的財 27. 社会福祉 13. 公共選択:資材配分 28. 教育 14. 公共選択:代替機構 29. まとめ 15. 公共選択:政治学と経済学 30. まとめ M 財政研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 授業の概要 日本の税制 成績評価の 課題を与え、それについて報告し、議論する。 基準と方法 履修条件 税財政に関心をもつ学生 教科書 図説日本の財政 財経詳報社 参考文献・ 資料等 1. 租税の歴史 16. 国税:法人税⑵ 2. 税制の役割 17. 国税:法人税⑶ 3. 税制と財政 18. 国税:相続税 4. 租税負担率 19. 国税:贈与税 5. 租税原則 20. 国税:地価税 6. 租税理論 21. 国税:消費税⑴ 7. 日本の経済・社会の変化と税制 22. 国税:消費税⑵ 授業計画 8. 日本の租税制度の変換:明治 (授業の内容等) 23. 地方税:住民税 9. 日本の租税制度の変換:大正-昭和 24. 地方税:事業税 10. 日本の租税制度の変換:戦後 25. 地方税:地方消費税 11. 日本の租税制度の変換:税制改革 26. 地方税:固定資産税 12. 国税:所得税⑴ 27. 地方税:それ以外の土地税 13. 国税:所得税⑵ 28. 国際租税制度 14. 国税:所得税⑶ 29. まとめ 15. 国税:法人税⑴ 30. まとめ ― 23 ― 花輪 宗命 授業科目 M 財政研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 財政専攻学生が修士論文を執筆するための研究指導を行うもので、Ⅰでは論文テーマの選定、論文執筆 授業の概要 のために必要とする文献、資料収集についてのアドバイス、論文執筆の前段階での課題レポートの作成 とその添削等 成績評価の 各人の問題意識、準備のための努力、課題への取り組み等を総合して評価 基準と方法 履修条件 授業への出席、毎時間の進歩状況の報告が必要 教科書 参考文献・ 政府資料文献紹介等適宣行う。 資料等 1. 各人の問題意識のヒアリング 1 16. 課題研究についての指導 B 2. 各人の問題意識のヒアリング 2 17. これ迄の指導についての質疑応答 3. 各人の問題意識のヒアリング 3 18. 論文執筆経過報告(各人別)1 4. 指導教員としての見解の提示 19. 論文執筆経過報告(各人別)2 5. 論文テーマの選定(個人別)1 20. 論文執筆経過報告(各人別)3 6. 論文テーマの選定(個人別)2 21. 論文執筆報告への指導 A 7. 論文テーマの選定(個人別)3 22. 論文執筆経過報告 4 授業計画 8. 論文テーマについての指導 (授業の内容等) 23. 論文執筆経過報告 5 9. 論文テーマに関する課題研究 1 24. 論文執筆経過報告 6 10. 論文テーマに関する課題研究 2 25. 論文執筆経過報告への指導 B 11. 論文テーマに関する課題研究 3 26. 全体討議 1 12. 課題研究についての指導 A 27. 全体討議 2 13. 論文テーマに関する課題研究 4 28. 全体討議 3 14. 論文テーマに関する課題研究 5 29. 1 年次の総括 1 15. 論文テーマに関する課題研究 6 30. 1 年次の総括 2 授業科目 M 財政研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 授業の概要 財政専攻学生が修士論文を執筆するための研究指導を行うもので、Ⅱでは 1 年次に行った準備の成果を ふまえ、論文完成に向けた個別指導を行う。 成績評価の 修士論文の完成が最大の要件であるが、そのための努力が問われる 基準と方法 履修条件 授業への出席、毎時間の進歩状況の報告が必要 教科書 参考文献・ 各人のテーマ別に適宣資料、文献を紹介する。 資料等 1. 修士論文の進歩状況報告 1 16. 修士論文の進歩状況報告 7 2. 修士論文の進歩状況報告 2 17. 修士論文の進歩状況報告 8 3. 修士論文の進歩状況報告 3 18. 修士論文の進歩状況報告 9 4. 進歩状況報告へのコメント A 19. 進歩状況報告へのコメント C 5. 修士論文の進歩状況報告 4 20. 修士論文の進歩状況報告 10 6. 修士論文の進歩状況報告 5 21. 修士論文の進歩状況報告 11 7. 修士論文の進歩状況報告 6 22. 修士論文の進歩状況報告 12 授業計画 8. 進歩状況報告へのコメント B (授業の内容等) 23. 進歩状況報告へのコメント D 9. 各人別の質疑応答 1 24. 最終報告 13 10. 各人別の質疑応答 2 25. 最終報告 14 11. 各人別の質疑応答 3 26. 最終報告 15 12. 前期のまとめ 27. 後期のまとめ 13. 論文中間報告会の準備 1 28. 論文審査の準備 1 14. 論文中間報告会の準備 2 29. 論文審査の準備 2 15. 論文中間報告会の準備 3 30. 論文審査の準備 3 ― 24 ― 藤原 碩宣 授業科目 M 統計学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 岡村 與子 この講義は、経済学における統計学の応用について主に学ぶ。学生は経済統計学および計量経済学の講 義を履修することを前提としている。また、経済数学の基礎的な知識も必須である。授業内容は主に、 数理統計の基礎を学ぶことにしている。また、経済数学の基礎が履修済みであるとの前提のもと、副次 授業の概要 的にさらに進んだ解析学の基礎としてルベーグ積分に関する基礎的な理解を進めるようにする。 授業の進め方は、学生による指定内容の発表と教員による講義、そして問題を解くという演習の 3 つの 方法を取り混ぜながら行う。また、この講義の 1 年目には、具体的な修士論文のテーマとトピックを定 めて行う。 評価の中心は、課題として出される問題、学生の講義への参加状況(発表や演習の解答を板書するなど 成績評価の を意味する。出席自体は当然のこととし評価の対象とならない。)と中間・期末試験、修士論文の進行 基準と方法 状況の 3 点を評価の対象とする。 履修条件 経済数学の基礎が履修済みのもの。加えて、経済統計学を履修しているもの。 教科書 チャン、アルファ(2010)『現代経済学の数学的基礎』第四版 東洋経済新報社 ---------------(2006)『動学的最適化の基礎』東洋経済新報社 岩田暁一(1983)『経済分析のための統計的方法』第二版 東洋経済新報社 志賀浩二(1990)『ルベーグ積分 30 講』朝倉書店 参考文献・ その他、解析学の基礎の教科書や線形代数の基礎の教科書 資料等 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. 解析学の復習 1 2. 解析学の復習 2 3. 解析学の復習 3 4. 線形代数と行列 1 5. 線形代数と行列 2 6. 線形代数と行列 3 7. 多変量解析 1 授業計画 8. 多変量解析 2 (授業の内容等) 9. 多変量解析 3 10. 演習および前期中間試験 11. 岩田 1 章:資料の記述 12. 岩田 2 章:確率 13. 岩田 2 章:確率 14. 岩田 3 章:確率変数と確率分布 15. 岩田 3 章:確率変数と確率分布 授業科目 M 統計研究指導Ⅱ 前期の復習 岩田 3 章:確率変数と確率分布 岩田 3 章:確率変数と確率分布 確率過程についてのノート 確率過程についてのノート 岩田 4 章:標本抽出 岩田 4 章:標本抽出 後期中間試験 岩田 5 章:確率変数の分布関数 岩田 5 章:確率偏すの分布関数 岩田 6 章 正規母集団からの統計量の分布 岩田 6 章:正規母集団からの統計量の分布 岩田 7 章:母数の推定Ⅰ 岩田 7 章:母数の推定Ⅰ 予備日 4 単位 担当者名 岡村 與子 この講義は、前期学期から継続的に経済学における統計学の応用について主に学ぶ。引き続き、経済統 計学および計量経済学の講義を履修することを前提としている。また、また、経済数学の基礎が履修済 みであるとの前提のもと、副次的にさらに進んだ解析学の基礎としてルベーグ積分に関する基礎的な理 授業の概要 解を進めるようにする。 授業の進め方は、学生による指定内容の発表と教員による講義、そして問題を解くという演習の 3 つの 方法を取り混ぜながら行う。また、この講義の 1 年目には、具体的な修士論文のテーマとトピックを定 めて行う。 評価の中心は、課題として出される問題、学生の講義への参加状況(発表や演習の解答を板書するなど 成績評価の を意味する。出席自体は当然のこととし評価の対象とならない。)と中間・期末試験、修士論文の進行 基準と方法 状況の 3 点を評価の対象とする。 また、夏休み中も定期的に面会で論文の進捗を報告すること。 履修条件 経済数学の基礎が履修済みのもの。加えて、経済統計学を履修しているもの。 教科書 チャン、アルファ(2010)『現代経済学の数学的基礎』第四版 東洋経済新報社 ---------------(2006)『動学的最適化の基礎』東洋経済新報社 岩田暁一(1983)『経済分析のための統計的方法』第二版 東洋経済新報社 志賀浩二(1990)『ルベーグ積分 30 講』朝倉書店 参考文献・ チャン,アルファ(2010)『現代経済学の数学的基礎』第四版 東洋経済新報社 資料等 その他、解析学の基礎の教科書や線形代数の基礎の教科書 1. 岩田 13 章:多変量正規分布 2. 岩田 13 章:多変量正規分布 3. 岩田 14 章:母数の推定Ⅱ 4. 岩田 14 章:母数の推定Ⅱ 5. 岩田 15 章:仮説検定Ⅱ 6. 岩田 15 章:仮説検定Ⅱ 7. 中間試験 8. 岩田 16 章:回帰分析Ⅱ 9. 岩田 16 章:回帰分析Ⅱ 10. 修士論文 報告・指導 11. 修士論文 報告・指導 12. 修士論文 報告 13. 岩田 17 章:回帰分析Ⅲ 14. 岩田 18 章:回帰分析Ⅲ 15. 予備日 1. 前年度の復習 1 2. 前年度の復習 2 3. 岩田 8 章:仮説検定 I 4. 岩田 8 章:仮説検定 I 5. 岩田 9 章:回帰分析 I 6. 岩田 9 章:回帰分析 I 7. 岩田 10 章:相関 授業計画 8. 岩田 10 章:相関 (授業の内容等) 9. 岩田 11 章 分散分析 10. 岩田 11 章:分散分析 11. 中間試験 12. 修士論文トピック研修(学生発表) 13. 修士論文トピック研修(発表) 14. 修士論文、データ紹介(学生発表) 15. 予備日 ― 25 ― 授業科目 M 社会保障研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では社会保障・福祉に関する研究を進めるにあたって必要な資料の探し方・見方を教授する と同時に、論文の書き方についても指導を行う予定である。 成績評価の 平常点やレポートで行う 基準と方法 履修条件 教科書 以下の条件のいずれも満たしていることが必要。満たしていない場合は、履修を断る場合がある。 (1)修士レベルの社会保障・福祉の知識を有しているか、あるいは社会保障・福祉関連の何らかの資格 を持っていること (2)社会保障・福祉に関する論文を作成しようと考えている者 (3)英語文献を読むことに拒否反応を示さず、ある程度読めること(英検 2 級以上レベル)。留学生で も例外は認めない。 履修者の状況に応じて考慮する 参考文献・ 履修者の状況に応じて考慮するが、岩田正美・小林良二・中谷陽明・稲葉昭英編『社会福祉研究法』 (有 資料等 斐閣アルマ、2006 年)は比較的利用度が高くなると思われる。 1. イントロダクション ―社会保障・福祉の問題の捉え方― 16. 2. 論文の書き方 ―レジュメはなぜ必要なのか― 17. 3. 論文の書き方 ―レジュメの書き方― 18. 4. 論文の書き方 ―文献調査方法―(1) 19. 5. 論文の書き方 ―文献調査方法―(2) 20. 6. 論文の書き方 ―文献調査方法―(3) 21. 7. 論文の書き方 ―本の読み方(和書)― 22. 授業計画 8. 論文の書き方 ―本の読み方(外国書)― 23. (授業の内容等) 9. 論文の書き方 ―本の読み方(論文にどう生かすか)― 24. 10. 論文の書き方 ―研究を行うにあたって必要な思考方法―(1) 25. 11. 論文の書き方 ―研究を行うにあたって必要な思考方法―(2) 26. 12. 論文の書き方 ―現場の視点をどう生かすか―(1) 27. 13. 論文の書き方 ―現場の視点をどう生かすか―(2) 28. 14. 論文の書き方 ―隣接分野研究の捉え方― 29. 15. 論文の書き方 ―他分野研究の生かし方― 30. 論文の書き方 ―研究の倫理を考える(1)― 論文の書き方 ―研究の倫理を考える(2)― 論文の書き方 ―量的調査データの実証分析(1)― 論文の書き方 ―量的調査データの実証分析(2)― 論文の書き方 ―インタビューによる質的調査(1)― 論文の書き方 ―インタビューによる質的調査(2)― 論文の書き方 ―ミクロレベルの評価分析(1)― 論文の書き方 ―ミクロレベルの評価分析(2)― 論文の書き方 ―メゾレベルの評価分析(1)― 論文の書き方 ―メゾレベルの評価分析(2)― 論文の書き方 ―地域福祉計画の分析方法(1)― 論文の書き方 ―地域福祉計画の分析方法(2)― 各自の研究テーマについての概略発表① 各自の研究テーマについての概略発表② まとめ 授業科目 M 社会保障研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では社会保障・福祉に関する研究を進めるにあたって必要な資料の探し方・見方を教授する と同時に、論文の書き方についても指導を行う予定である。 成績評価の 平常点やレポートで行う 基準と方法 履修条件 教科書 以下の条件のいずれも満たしていることが必要。満たしていない場合は、履修を断る場合がある。 (1)修士レベルの社会保障・福祉の知識を有しているか、あるいは社会保障・福祉関連の何らかの資格 を持っていること (2)社会保障・福祉に関する論文を作成しようと考えている者 (3)英語文献を読むことに拒否反応を示さず、ある程度読めること(英検 2 級以上レベル)。留学生で も例外は認めない。 履修者の状況に応じて考慮する 参考文献・ 履修者の状況に応じて考慮する 資料等 1. イントロダクション ―修論を書く心構え― 2. 社会保障・福祉の研究方法 ―日本の歴史的視点から考える―(1) 3. 社会保障・福祉の研究方法 ―日本の歴史的視点から考える―(2) 4. 社会保障・福祉の研究方法 ―英国の歴史的視点から考える―(1) 5. 社会保障・福祉の研究方法 ―英国の歴史的視点から考える―(2) 6. 社会保障・福祉の研究方法 ―米国の歴史的視点から考える―(1) 7. 社会保障・福祉の研究方法 ―米国の歴史的視点から考える―(2) 8. 社会保障・福祉の研究方法 授業計画 ―北欧諸国の歴史的視点から考える―(1) (授業の内容等) 9. 社会保障・福祉の研究方法 ―北欧諸国の歴史的視点から考える―(2) 10. 社会保障・福祉の研究方法 ―現在のアジアの状況をふまえて考える―(1) 11. 社会保障・福祉の研究方法 ―現在のアジアの状況をふまえて考える―(2) 12. 社会保障・福祉の研究方法 ―医療・公衆衛生といった分野をどう切り込むか(1) 13. 社会保障・福祉の研究方法 ―医療・公衆衛生といった分野をどう切り込むか(2) 14. 社会保障・福祉の研究方法 ―福祉 NPO をどう社会的に位置付けるか―(1) 15. 社会保障・福祉の研究方法 ―福祉 NPO をどう社会的に位置付けるか―(2) ― 26 ― 16. 社会保障・福祉の研究方法 ―福祉ビジネスをどう考えるか―(1) 17. 社会保障・福祉の研究方法 ―福祉ビジネスをどう考えるか―(2) 18. 社会保障・福祉の研究方法 ―企業内福利の分析―(1) 19. 社会保障・福祉の研究方法 ―企業内福利の分析―(2) 20. 社会保障・福祉の研究方法 ―国家のあり方をどう考えるか―(1) 21. 社会保障・福祉の研究方法 ―国家のあり方をどう考えるか―(2) 22. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告(1) 23. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告(2) 24. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告(3) 25. ある程度仕上がった論文の手直し等(1) 26. ある程度仕上がった論文の手直し等(2) 27. 各自の研究発表(1) 28. 各自の研究発表(2) 29. 各自の研究発表(3) 30. まとめ 授業科目 M 社会保障研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 濱本 知寿香 授業の概要 本講義は、社会保障について理解を深めるとともに、修士論文作成に向けて受講生のテーマに応じて文 献購読・議論をする。 成績評価の 毎回出席をとる。出席点、発表内容、中間論文により総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 毎回、出席すること。 教科書 適宜指示する。 参考文献・ 適宣紹介する。 資料等 1. ガイダンス 16. 論文計画の報告 2. 問題意識の発表 17. 関連文献講読・発表 3. 問題意識の発表 18. 関連文献講読・発表 4. 論文テーマ明確化 19. 関連文献講読・発表 5. 論文テーマ明確化 20. 関連文献講読・発表 6. 関連文献講読・発表 21. 関連文献講読・発表 7. 関連文献講読・発表 22. 関連文献講読・発表 授業計画 8. 関連文献講読・発表 (授業の内容等) 授業科目 23. 関連文献講読・発表 9. 関連文献講読・発表 24. 関連文献講読・発表 10. 関連文献講読・発表 25. 関連文献講読・発表 11. 関連文献講読・発表 26. 関連文献講読・発表 12. 関連文献講読・発表 27. 関連文献講読・発表 13. 関連文献講読・発表 28. 関連文献講読・発表 14. 関連文献講読・発表 29. 中間論文報告 15. 関連文献講読・発表 30. 中間論文議論 M 社会保障研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 授業の概要 本講義は、社会保障関連修士論文完成に向けて個別指導する。 成績評価の 毎回出席をとる。出席点、発表内容、提出論文内容により総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 毎回、出席すること。 教科書 適宜指示する。 参考文献・ 適宣紹介する。 資料等 1. ガイダンス 16. 論文中間報告 2. 論文執筆・議論 17. 論文執筆・議論 3. 論文執筆・議論 18. 論文執筆・議論 4. 論文執筆・議論 19. 論文執筆・議論 5. 論文執筆・議論 20. 論文執筆・議論 6. 論文執筆・議論 21. 論文執筆・議論 7. 論文執筆・議論 22. 論文執筆・議論 授業計画 8. 論文執筆・議論 (授業の内容等) 23. 論文執筆・議論 9. 論文執筆・議論 24. 論文執筆・議論 10. 論文執筆・議論 25. 論文執筆・議論 11. 論文執筆・議論 26. 論文執筆・議論 12. 論文執筆・議論 27. 論文執筆・議論 13. 論文執筆・議論 28. 論文執筆・議論 14. 論文執筆・議論 29. 論文最終チェック 15. 論文執筆・議論 30. まとめ ― 27 ― 濱本 知寿香 授業科目 M 通訳論研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 田中 深雪 この授業では修士論文作成の準備段階として、個別指導を暫時実施していく。前期は主に通訳論や関連 諸分野の先行研究を俯瞰し、その知識を深めていく。後期は各自の研究テーマを決定し、研究計画書を 授業の概要 作成・提出した上で、書籍・資料等の収集、文献検索を幅広く実施する。また必要に応じて、アクショ ン・リサーチなども実施する。論文内容に応じて、指導・執筆時期を変更する場合もある。 成績評価の 修士論文への取り組み、レポートなどで総合的に判断 基準と方法 履修条件 通訳コース在籍者 教科書 指定しない 参考文献・ 指定しない 資料等 1. 前期授業ガイダンス 16. 後期授業ガイダンス 2. 修論論文の概要 17. 修士論文計画書の作成 3. 修論論文の概要 18. 修士論文計画書の作成 4. 通訳研究について(1) 19. 修士論文計画書の作成 5. レポート作成 20. 修士論文計画書の作成 6. 通訳研究について(2) 21. 文献・資料の検索・収集 7. レポート作成 22. 文献・資料の検索・収集 授業計画 8. 通訳研究について(3) (授業の内容等) 授業科目 23. 文献・資料の検索・収集 9. レポート作成 24. 文献・資料の検索・収集 10. 通訳研究について(4) 25. リサーチ・実験 11. レポート作成 26. リサーチ・実験 12. 通訳研究について(5) 27. リサーチ・実験 13. レポート作成 28. リサーチ・実験 14. レポート作成・提出 29. 報告 15. まとめ 30. まとめ M 通訳論研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 田中 深雪 この授業では、修士論文を執筆・完成まで、個別に指導を実施する。MI で作成した論文の作成計画に 従って、執筆を開始する。前期では、序論と先行研究・文献リストまでは必ず作成し報告する。後期は 授業の概要 指定された提出日を目処に、論文を執筆し完成させる。なお論文内容に応じて、指導・執筆時期を変更 する場合もある。 成績評価の 修士論文への取り組み、論文の完成度などで総合的に判断する 基準と方法 履修条件 通訳コース在籍者 教科書 指定しない 参考文献・ 指定しない 資料等 1. 序論執筆 16. 本論執筆 2. 序論執筆 17. 本論執筆 3. 序論執筆 18. 本論執筆 4. 序論執筆 19. 本論執筆 5. 序論(ドラフト)完成・報告 20. 本論執筆 6. 先行研究執筆 21. 本論執筆 7. 先行研究執筆 22. 本論執筆 授業計画 8. 先行研究執筆 (授業の内容等) 23. 本論執筆 9. 先行研究執筆 24. 本論執筆 10. 先行研究執筆 25. 本論執筆 11. 先行研究(ドラフト)完成・報告 26. 完成・提出 12. 文献リスト作成 27. 訂正・加筆・校正 13. 文献リスト作成 28. 口頭試問 14. 文献リスト(ドラフト)完成・報告 29. 口頭試問 15. まとめ 30. まとめ ― 28 ― 授業科目 M 経済地理研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 上野 健一 修士論文作成のために、研究テーマの選定、研究方法の選定などについて、1 年目に必要な研究をす すめる。研究テーマの選定については、従来の内外の研究をレビューして研究課題を発見し、発表と議 授業の概要 論を繰り返してテーマを絞る方向へすすむ。経済地理の中でもモデル解析や GIS の研究方法を利用し て、実証的な研究を行うよう議論したい。 成績評価の 出席を基本として、授業中の発表をすすめて、年度末に進級レポートを作成し、修士論文への方向性を 基準と方法 明示することで評価する。 履修条件 特にない。 教科書 特にない。 参考文献・ 神頭広好(2001):『都市と地域の立地論』古今書院。アーミーア H. ラザビ著 ESRI ジャパン株訳 資料等 (2003):『VBA による ArcGIS プログラミングガイド』。 1. 研究日程の説明 16. 休暇期間中の研究進捗状況の発表 2. 研究テーマの選定方法 17. 進級レポートの章構成の発表 3. 研究のための接近方法 18. 研究資料、データの整理報告 4. 研究テーマ設定 19. 大まかな論文内容の発表 5. 研究テーマに関わる日本での研究を発表 1 20. 研究の位置づけの確認 6. 研究テーマに関わる日本での研究を発表 2 21. 前半の概要提出 7. 日本での研究上の問題点を整理、発表 22. 後半の概要提出 授業計画 8. 研究テーマに関わる外国での従来の研究を発表 1 (授業の内容等) 授業科目 23. 進級レポートの章構成の確認 9. 研究テーマに関わる外国での従来の研究を発表 2 24. 進級レポートの 1 次原稿提出 10. 外国での研究上の問題点を整理、発表 25. 進級レポートの 1 次原稿の返却 11. 研究方法についての検討 26. 本文・論文構成の確認 12. 研究方法の実証性に関する議論 27. 図表や資料の出典や整理の確認 13. 研究方法上の問題点の洗い出し 28. 進級レポートの発表予行練習 14. 研究方法の基礎的知識、技術の確認 29. 進級レポートの提出と発表 15. 休暇期間中の研究予定を発表 30. 修士論文作成のスケジュール M 経済地理研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 上野 健一 修士論文を作成提出することを目的とする。1 年時で作成した研究テーやスケジュールにもとづいて、 授業の概要 夏までに大まかな枠組みを作成し、夏期を中心に研究資料の収集と現地調査をすすめる。秋にそれらを 整理、処理して研究論文にまとめる。 成績評価の 期末試験に出席と授業中課題をくわえて評価する。 基準と方法 履修条件 特にない。 教科書 特にない。 参考文献・ 林 上著(2004):『現代都市地域論』原書房。高阪宏行著(2002):『地理情報技術ハンドブック』朝倉 資料等 書店。 1. 研究計画の発表 16. 夏期の研究成果の発表 2. 研究スケジュールの発表 17. 論文構成の概要説明 3. 研究方法の発表 18. 研究導入部の説明 4. 論文構成の発表 19. 従来の研究の説明 5. 日本の従来の研究を報告 1 20. 研究方法の説明 6. 日本の従来の研究を報告 2 21. 論文概要の説明 7. 日本の従来の研究を報告 3 22. 分析手法の説明 授業計画 8. 外国の従来の研究を報告 1 (授業の内容等) 23. 展開部の説明 9. 外国の従来の研究を報告 2 24. 結論部の説明 10. 従来の研究のまとめ 25. 論文本文の概要説明 11. 議論の展開予定の確認 26. 論文構成の確認 12. 論文概要の発表 27. 本文の概要発表 13. 研究計画の確認 28. 図表の確認 14. 資料、現地調査の確認 29. 学位論文の原稿チェック 15. 夏期の研究計画 30. 学位論文の発表予行練習 ― 29 ― 授業科目 M 消費者政策・法制研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 中村 年春 現代経済社会において大きな課題の一つが消費者問題である。とりわけ深刻化の一途を辿る消費者紛 争や消費者問題への対応は喫緊の課題といえる。現代経済社会に生起する消費者紛争や消費者問題を解 授業の概要 決し、予防し、消費者の権利や利益を実現するための消費者政策・消費者行政の展開と現代消費者法の 体系について教授し、研究テーマ設定について指導する。 授業への出席(10%)、授業への参加(課題への取り組み、質疑応答など)(10%)、研究発表(30%) 成績評価の および報告課題に対するリポートの内容(50%)などを総合評価する。なお、修士論文の審査に合格す 基準と方法 ることが最終的な単位認定の要件となる。 履修条件 消費者問題、消費者政策・消費者行政、消費者法に関係する内容を研究テーマとし、事前に研究指導を 受けることを申し出ている場合に限る。 教科書 大村敦志『消費者法<第 3 版>』有斐閣、2007 年。 日本弁護士連合会編『消費者法講義<第 3 版>』日本評論社、2009 年。 細川幸一『消費者政策学』成文堂、2007 年。 鈴木深雪『消費者政策-消費生活論[第 5 版]』尚学社、2010 年。 小木紀之編『消費者問題の展開と対応』放送大学教育振興会、1998 年。 参考文献・ 中村年春・永田均編『企業行動と現代消費者法のシステム』中央法規出版、2003 年。 資料等 西村多嘉子・藤井千賀・森宮勝子編著『入門消費経済学 4 法と消費者』慶應義塾大学出版会、2010 年。 1. 消費者問題と消費者法 1―消費者問題の展開と対応 2. 消費者問題と消費者法 2―消費者・消費者問題と消費者法 3. 消費者問題と消費者法 3―消費者政策と消費者法 4. 諸外国の消費者政策と消費者法 1―アメリカ・カナダ 5. 諸外国の消費者政策と消費者法 2―EU 諸国 6. 諸外国の消費者政策と消費者法 3―アジア諸国 7. 消費者契約の過程 1―契約の成立と意思表示の瑕疵 授業計画 8. 消費者契約の過程 2―契約の内容と効力 (授業の内容等) 9. 消費者契約法 1―契約の締結過程の適正化 10. 消費者契約法 2―契約内容の適正化 11. 消費者契約法 3―消費者団体訴訟制度 12. 消費者取引と不法行為 13. 特定商取引法 1―紛争の実態と法規制の概要 14. 特定商取引法 2―特定商取引法による規制とクーリング・オフ 15. 割賦販売法 1―クレジット被害の実態と割賦販売法の適用対象 授業科目 M 消費者政策・法制研究指導Ⅱ 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 割賦販売法 2―規制内容と被害救済 独占禁止法と消費者利益の保護―競争政策と消費者政策 表示・広告規制 金融商品と消費者 1―金融商品取引被害の実態と救済の実情 金融商品と消費者 2―金融商品取引に関する法規制の展開 製造物責任法―製品の安全性の確保 欠陥住宅問題の実情と訴訟 消費者信用と多重債務 福祉サービスをめぐる問題 医療過誤の実態と訴訟 電子商取引をめぐる問題 宗教トラブルと消費者問題 消費者手続法の展開と課題 裁判外紛争処理制度(ADR) 消費者行政による紛争解決 4 単位 担当者名 中村 年春 授業の概要 修士論文の研究テーマについて研究指導を行い、修士論文の作成指導をする。 授業への出席(10%)、授業への参加(課題への取り組み、質疑応答など)(10%)、研究発表(30%) 成績評価の および修士論文の内容(50%)などを総合評価する。修士論文の審査に合格することが最終的な単位認 基準と方法 定の要件となる 履修条件 消費者政策・法制研究指導Ⅰを履修している者に限る。 教科書 大村敦志『消費者法<第 3 版>』有斐閣、2007 年。 日本弁護士連合会編『消費者法講義<第 3 版>』日本評論社、2009 年。 細川幸一『消費者政策学』成文堂、2007 年。 鈴木深雪『消費者政策-消費生活論[第 5 版]』尚学社、2010 年。 小木紀之編『消費者問題の展開と対応』放送大学教育振興会、1998 年。 参考文献・ 中村年春・永田均編『企業行動と現代消費者法のシステム』中央法規出版、2003 年。 資料等 西村多嘉子・藤井千賀・森宮勝子編著『入門消費経済学 4 法と消費者』慶應義塾大学出版会、2010 年。 1. 修士論文作成のためのガイダンス 16. 修士論文草稿についての報告 2. 修士論文テーマについての報告 17. 修士論文の内容についての指導 3. 修士論文作成計画書の提出 18. 修士論文の内容についての指導 4. 修士論文作成計画書についての指導 19. 修士論文の内容についての指導 5. 修士論文の内容についての指導 20. 修士論文中間報告 6. 修士論文の内容についての指導 21. 修士論文の内容についての指導 7. 修士論文の内容についての指導 22. 修士論文の内容についての指導 授業計画 8. 修士論文の内容についての指導 (授業の内容等) 23. 修士論文の内容についての指導 9. 修士論文の内容についての指導 24. 修士論文の内容についての指導 10. 修士論文中間報告 25. 修士論文の内容についての指導 11. 修士論文の内容についての指導 26. 修士論文最終報告に向けての指導 12. 修士論文の内容についての指導 27. 修士論文最終報告に向けての指導 13. 修士論文の内容についての指導 28. 修士論文最終報告に向けての指導 14. 修士論文の内容についての指導 29. 修士論文仮提出 15. 修士論文の内容についての指導 30. 修士論文最終とりまとめ ― 30 ― 授業科目 M マクロ経済学 4 単位 担当者名 岡村 宗二 まず、マクロ経済学の生成・発展およびそのテーマの変遷を概括する。代表的なマクロ経済モデル 授業の概要 (伝統的ケインズ、新しい古典派、ニュー・ケインジアンの諸モデル)を取り上げ、それらの理論構造 の特徴および政策的含意を検討する。 成績評価の 出席状況、課題提出、期末試験によって総合的に判断する。 基準と方法 履修条件 基本的なミクロ経済学、マクロ経済学、数学、統計学の知識を必要とする。 教科書 岡村宗二『ファンダメンタル・マクロ経済学』中央経済社および『マクロ経済分析の視座』勁草書房。 Romer, D., Advanced Macroeconomics, N. Y.:McGraw-Hill. 参考文献・ 授業中にリーディング・リストを配布する。また、教科書巻末のリファレンスを参考のこと。 資料等 1. ガイダンス 16. ケインズと古典派 2. マクロ経済学とミクロ経済学 17. 貨幣的景気循環理論(1) 3. 経済における有効需要の意味 18. 貨幣的景気循環理論(2) 4. 新古典派とケインズ経済学 19. 貨幣的景気循環理論(3) 5. ケインズモデルの特性 20. 実物景気循環理論(RBC) 6. 総需要・総供給(AD-AS)モデル 21. 新しい古典派のメッセージ 7. ケインズ派の経済政策 22. 新しいマクロ経済学の課題 授業計画 8. 動学的 AD-AS モデル(1) (授業の内容等) 授業科目 23. ニューケインジアンの展開(1) 9. 動学的 AD-AS モデル(2) 24. ニューケインジアンの展開(2) 10. インフレーション問題 25. ニューケインジアンの経済政策 11. 不況下のインフレーション 26. 経済成長理論 12. 景気循環と物価変動:再考 27. 新しい景気変動理論に向けて 13. 最近のマクロ経済問題と経済政策 28. マクロ経済学の現状 14. ケインズ派マクロ経済学の有効性 29. マクロ経済学の課題 15. 前期のまとめ 30. 後期のまとめ M ミクロ経済学 4 単位 担当者名 加藤 正昭 大学院レベルの国際標準的テキストを用いてミクロ経済学の講義を行う。 学部の講義と大きく異なる点は、数学を用いて厳密に定理の証明を行っていく点にある。ミクロ経済学 は、数学的に非常に精緻に学問体系が構築されているため、それを一歩ずつ理解し、かつ応用力を身に 授業の概要 着けていく必要がある。 言うまでもないが、ミクロ経済学は、すべての応用経済学、そしてマクロ経済学に基礎と分析手法を 与える重要な科目であるため、専攻が何であれ、必ずマスターしなければならない。特にゲーム理論は 今日において、各分野で必須の分析手法となっているため、重点をおいて解説する。 成績評価の 筆記試験と、授業中の小テスト。 基準と方法 履修条件 教科書 学部レベルのミクロ・マクロ経済学をマスターしていること。また初等的な微積分学の知識はあること (偏微分程度)。それ以上は解説を行う。テキスト(英文)を必ず予習してくること。 David M Kreps.(1990).“A Course in Microeconomic Theory”.Princeton Univ. Press. 参考文献・ Andreu Mas-Colell and Michael D. Whinston.(1995).”Microeconomic Theory”.Oxford Univ. Press. 資料等 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. The Theory of Consumer Choice(1) 2. The Theory of Consumer Choice(2) 3. Pure Exchange 4. General Equilibrium(1) 5. General Equilibrium(2) 6. The Neoclassical firm(1) 7. The Neoclassical firm(2) 授業計画 8. The Competitive Firm(1) (授業の内容等) 9. The Competitive Firm(2) 10. Monopoly(1) 11. Monopoly(2) 12. Game Theory(1) 13. Game Theory(2) 14. Game Theory(3) 15. Game Theory(4) ― 31 ― Imperfect Competition(1) Imperfect Competition(2) Incomplete Information(1) Incomplete Information(2) Incomplete Information(3) Repeated Game(1) Repeated Game(2) Moral Hazard(1) Moral Hazard(2) Adverse Selection(1) Adverse Selection(2) The Revelation Principle(1) The Revelation Principle(2) Mechanizm Design(1) Mechanizm Design(2) 授業科目 M マルクス経済学 4 単位 担当者名 竹内 亨夫 1920 年代中葉から後半にかけてソ連で展開された「ソヴェト工業化論争」に焦点を当て、マルクス ・ エンゲルスの理論の後進的農業国(とりわけ、社会主義への過渡期におけるそれ)の経済発展=開発へ 授業の概要 の適用を検討する。とりあえず、論争の一方の当事者である E. A. Преображенскийの“Новая… Экономика”、Москва、1926 の英訳書 E. A. Preobrazhensky、The New Economics、translated by Brian Pearce、Oxford University Press、1965 を中心に、関連する諸文献を読む。 成績評価の 授業への出席状況(40%)、発言状況(20%)、レポート(40%)で評価する。 基準と方法 履修条件 予習が必須である。 教科書 E. A. Preobrazhensky, The New Economics, translated by Brian Pearce, Oxford University Press, 1965 参考文献・ 適宜指示・配布する。 資料等 16. The Law of Value and Monopoly Capitalism 1. Introduction 17. The Law of Value under the Socialization of Industry in a 2. Foreword to the First Edition 3. Foreword to the Second Edition Peasant Country 4. The Method of Marxian Political Economy 18. Commodity, Market, Prices 5. Political Economy and Social Technology 19. Surplus Value, Surplus Product, Wages 6. The Method of Studying the Commodity-Socialist System of 20. The Category of Profit in the State Economy 21. The Category of Rent Economy 22. Interest, The Credit System 7. The Law of Primitive Capitalist Accumulation(1) 授業計画 23. Co-operation (授業の内容等) 8. The Law of Primitive Capitalist Accumulation(2) 24. Reply to Bukharin(1) 9. The Law of Primitive Socialist Accumulation(1) 25. Reply to Bukharin(2) 10. The Law of Primitive Socialist Accumulation(2) 26. Reply to Bukharin(3) 11. The Law of Primitive Socialist Accumulation(3) 27. Other Opponents(1) 12. The Law of Primitive Socialist Accumulation(4) 28. Other Opponents(2) 13. The Law of Primitive Socialist Accumulation(5) 29. Other Opponents(3) 14. The Struggle between the Two Laws 30. Other Opponents(4) 15. The Law of Value in Soviet Economy 授業科目 M 経済学史 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の修士課程において経済学を専攻する学生のために、いかなる分野を専門としようとも一通り の知識を得ておくことが望ましい経済学史の専門的な授業を行う。学部の授業のように教員が一方的に 授業の概要 学生に教えるというスタイルではなく、共通のテキストをみんなで読んでそれに基づいて討論を行うこ とを基本とする。したがって、毎回相当量の文献(多くはヨーロッパ言語のオリジナルのもの)をこな さなければならない。 成績評価の 受講生各人に順次課す上記諸文献についての紹介とコメントそして討論を参考にして年度末に成績を出 基準と方法 す。筆記試験や口述試験はないが、いわば毎回が試験と考えてもらいたい。 履修条件 予習復習に十分な時間がとれること。英語とその他最低 1 カ国のヨーロッパ言語を文献を読みこなせる 程度に修得していることが履修の前提条件である。 教科書 毎回経済学史上の古典の原典の抜粋や重要な研究文献のなかから次回に読むものを指定する。 参考文献・ 上記以外に必要な文献があると判断した場合にはそのつど指示する。 資料等 1. 新大陸の発見と大航海の時代 2. 価格革命 3. トーマス・マンと東インド会社 . 4. 重商主義の経済・貿易思想 5. ウィリアム・ペティと過渡期の経済学 6. コルベールとフランス的重商主義の特質 7. 18 世紀フランスの啓蒙思想運動 授業計画 8. ケネーの再生産論と社会改革構想 (授業の内容等) 9. 最後の重商主義者ジェームス・スチュアート 10. 経済学の創始者アダム・スミス 11. ジョン・ローの信用貨幣論とその実験 12. 地金論争と穀物法論争(古典派経済学の歴史的背景) 13. イギリス古典派経済学の完成者リカード 14. 需要の経済学者マルサス 15. 古典派経済学の折衷的集大成(J. S. ミル) ― 32 ― 16. 限界革命と新たな経済学の胎動 17. 統計学と経済学、ジェヴォンズ 18. オーストリア学派の創始者メンガー 19. 一般均衡理論の経済学、ワルラス 20. ケンブリッジ学派の創始者、マーシャル 21. 革命の経済学者、マルクス 22. ピグーと厚生経済学 23. 北欧学派、ヴィクセル 24. ケインズと有効需要の経済学 25. ハイエクの自由主義経済学 26. 経済発展と長期動態論のシュンペーター 27. 市場社会の相対化と経済人類学の創始者、ポラニー 28. 第 二次世界大戦後の高度成長と新古典派総合、サミュエルソ ン 29. 予備日 30. 予備日 授業科目 M 経済学史 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 本年度は、経済学史に関する基礎的な学力を涵養するために、マルクスの『剰余価値学説史』を逐条 的に精読する。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容:20%の割合で、成績評価する。 基準と方法 履修条件 経済学史、西洋経済史の基本的な知識を有していること。 教科書 マルクス『剰余価値学説史』(大月書店) 参考文献・ 吉田憲夫『資本論の思想―マルクスと廣松物象化論』(情況出版) 資料等 1. ガイダンス 16. 17. 18. 19. 2. 第一章 サー・ジェームス・スチュワート 3. 第二章 重農学派(一 ・ 二) 4. 第二章 重農学派(三 ・ 四 ・ 五 ・ 六) 5. 第二章 重農学派(七 ・ 八 ・ 九) 6. 第三章 A. スミス(一) 7. 第三章 A. スミス(二) 授業計画 8. 第三章 A. スミス(三 ・ 四 ・ 五 ・ 六) (授業の内容等) 9. 第三章 A. スミス(七 ・ 八 ・ 九) 10. 第三章 A. スミス(十-a) 11. 第三章 A. スミス(十-b) 12. 第三章 A. スミス(十-c) 13. 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(一 ・ 二) 14. 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(三-a) 15. 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(三-b) 授業科目 M 日本経済史 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(三-c) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(四 ・ 五) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(六-a) 第四章 生 産的および不生産的労働に関する諸学説(六-b・ c) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(七) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(八①) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(八②) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(九-a) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(九-b) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(九-c) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(十①) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(十②) 第四章 生 産的および不生産的労働に関する諸学説(十一 ・ 十二) 第四章 生産的および不生産的労働に関する諸学説(十三) 本年度のまとめ 4 単位 担当者名 中村 宗悦 現代日本の経済を理解するために、過去の成功や失敗の事例を学ぶことが非常に重要であることはい うまでもない。またそれらの事例を、過去には認識できなかった視点から振り返ってみることで歴史に 授業の概要 対する新しい解釈も生まれ、新しい教訓をうることができる。本講義では、そのような問題意識に立ち つつ、17 世紀から現代までの日本の経済発展過程を概説する。 成績評価の 出席 40%、レポート前後期各 30%で評価する。 基準と方法 履修条件 特になし。 教科書 浜野潔・井奥成彦・中村宗悦・岸田真・永江雅和・牛島利明著『日本経済史 1600-2000 ―歴史に読 む現代―』(2009 年、慶應義塾出版会) 参考文献・ 上記の中国語版(彭曦・刘姝含・韩秋燕・唐帅译『日本经济史 1600-2000』2010 年、南京大学出版社) 資料等 1. コースガイダンス 16. マクロ的概観(3) 2. マクロ的概観(1) 17. 近代経済成長の開始 3. 大開墾の時代 18. 諸産業の発展と構造変化 4. 全国市場の成立 19.「小さな政府」から「大きな政府」へ 5.「鎖国」と貿易の発展 20. 近代日本とアジア 6. 元禄から享保へ(1) 21. 第一次世界大戦と日本経済 7. 元禄から享保へ(2) 22. 1920 年代の日本経済 授業計画 8. マクロ的概観(2) (授業の内容等) 23. 経済政策と金解禁問題 9. 田沼時代から天保の改革までの経済政策 24. 世界恐慌と昭和恐慌 10. 幕末「開港」に伴う諸政策 25.「高橋財政」と 1930 年代の日本経済 11. 18 世紀後半以降、手工業生産の発展 26. 戦時統制経済の形成と崩壊 12.「開港」後の産業発展 27. 敗戦と戦後改革 13. 明治維新政府の近代化政策 28. インフレーション下の戦後復興 14. 松方デフレとその影響 29. ドッジラインから特需景気へ 15. まとめ 30. 高度成長から平成不況まで ― 33 ― 授業科目 M 西洋経済史 4 単位 担当者名 篠永 宣孝 授業の概要 現代産業資本主義の牽引国となったイギリスの経済発展の道程を、中世の商業・工業発展(羊毛輸出 国から毛織物輸出国への転換)、16 世紀の初期産業革命、17、18 世紀の商業革命、18 世紀後半からの(第 1 次)産業革命、19 世紀中頃のパクス・ブリタニカ(イギリス経済最盛期)を概説し、その後、19 世 紀第 4・4 半期からの「大不況」を経てイギリス産業経済が没落して行く過程を解説する。 成績評価の 出席および授業態度の平常点(50%)と期末試験(50%)との総合点で評価する。 基準と方法 履修条件 学部学生にときに、経済史、西洋経済史、国際経済史、国際関係史などの講義を履修した経験があるこ と。 教科書 W. ウッドラフ(原・菊池・松本・南部・篠永訳)『概説現代世界の歴史』ミネルヴァ書房。 参考文献・ ルネ・ジロー(渡邊・濱口・柳田・篠永訳)『国際関係史 1871-1914』未来社。 資料等 1. 古代のヨーロッパ世界 2. ローマ帝国の繁栄と崩壊 3. ゲルマン民族大移動とゲルマン諸国家の成立(アングロ・サク ソン王国) 4. アジア系民族、イスラム勢力、ヴァイキングの侵入 5. 中世ヨーロッパ封建制(荘園制)の確立 6. 中世の「農業革命」Ⅰ 7. 中世の「農業革命」Ⅱ 授業計画 (授業の内容等) 8. 農業好況と市場経済化の進展 9. 商業ルネサンス(遠隔地間商業の発展) 10. イタリア商人・都市の勃興とルネサンス 11. 封建制の崩壊 12. 絶対王政国家の誕生 13. イギリス毛織物工業の発展 14. イギリス農業革命(エンクロージャー) 15. 16 世紀イギリス初期産業革命Ⅰ 授業科目 M 経済政策 16. イギリス初期産業革命Ⅱ 17. イギリス大航海時代の到来 18. イギリス毛織物工業の転換(旧毛織物から新毛織物へ) 19. 英蘭戦争と第 2 次英仏百年戦争 20. イギリス財政・金融革命 21. イギリス商業革命 22. 大西洋貿易の発展と三角貿易(奴隷貿易) 23. イギリス農業革命(18~19 世紀) 24. イギリス産業革命の勃発(綿工業) 25. イギリス産業革命の展開 26. イギリスの世界覇権の確立 27. 1873 年大不況の到来 28. 19 世紀末の第 2 次産業革命 29. 第 1 次世界大戦の勃発 30. イギリスの産業没落 4 単位 担当者名 佐藤 順一 所得分配や社会保障といった現代の政策課題を明示的に取り扱うことが出来るように、伝統的なマク 授業の概要 ロモデルを拡充していく。モデル上の変数と実際の SNA における集計量との関係を理解し、モデルを 実際に操作できるようにすることを目指して、授業を展開する。 成績評価の 3 回行う小テストの合計点(60 点)と定期試験の点数(40 点)の合計点で成績を判定する。 基準と方法 履修条件 学部でマクロモデルを学習していることに加えて、国民経済計算の基礎知識を持っていること。 教科書 予習用のプリントを配付する。 参考文献・ 国民経済計算年報最新版 資料等 1. 2. 授業計画 (授業の内容等) ガイダンス 授業の内容と目的および進め方さらに学習上の注意事項を説明する。 マクロ経済学の方法 社会内部にあって社会全体を見る方法を解説し、観察者と行為 者の峻別が要請されること、およびマクロモデルは観察者によ る判定用モデルであることを指摘する。 3. モデルⅠの数理構造 企業と家計からなる閉鎖経済モデル(モデルⅠ)の数理構造を 説明し、限界消費性向< 1 であることの含意を明らかにする。 4. モデルⅠの経済像 SNA 型社会会計におけるフローの諸勘定を用いて、モデルⅠ の経済像を描き出す。 5. モデルⅠにおける利潤 意図せざる在庫投資は意外の損失であることを説明する。 6. 投資乗数 特定時点の企業行動の連鎖と一定期間における集計量の関係を 峻別することが必要であることを説明し、乗数過程論のいかが わしさを明らかにする。 7. モデルⅠにける消費関数 労働分配率を明示的に含むマクロ消費関数を導出する。 8. 修正モデルⅠ 修正された消費関数に基づくマクロモデルの数理構造を検討す る。小テストⅠを実施する。 9 モデルⅡの数理構造 企業と家計および政府からなるマクロモデル(モデルⅡ)の数 理構造を説明する。 10. 財政政策の効果 SNA における租税の分類を説明し、モデルⅡにおける財政支 出と租税政策の効果をまとめておく。 11. 財政赤字の解消と完全雇用 財政赤字と失業が存在するときに完全雇用と財政均衡を両立さ せる財政政策を説明する。 12. モデルⅡの経済像 SNA 型社会会計におけるフローの諸勘定を用いて、家計・企 業および政府が存在する場合の経済像を描き出す。 13. 政府 マクロモデルと SNA における政府の位置づけの相違と諸変数 の対応関係を解明する。 14. 直接税 所得税の増減税は家計の消費関数をシフトさせることを説明する。 15. 公務員給与の削減 公務員給与の削減は家計の消費関数をシフトさせることを説明する。 ― 34 ― 16. 社会保障 社会保障負担および社会保障給付は家計の消費関数をシフトさ せることを説明する。 17. 修正モデルⅡ 修正された消費関数に基づく修正モデルⅡの数理構造を検討 し、財政政策の効果をまとめる。小テストⅡを実施する。 18. モデルⅢの数理構造 企業と家計および政府からなる開放経済を想定したマクロモデ ル(モデルⅢ)の数理構造を説明する。 19. 輸出増加の効果と国内投資増加の効果 モデルⅢを前提に輸出乗数と投資乗数を復習する。 20. 財政政策の効果 モデルⅢに基づいて、財政政策の効果をまとめておく。 21. 財政赤字の解消と完全雇用 財政赤字と失業が存在するとき、完全雇用と財政均衡を両立さ せる財政政策が可能であるか、検討する。 22. 貿易収支の均衡と完全雇用 貿易赤字下で失業が存在する場合に貿易収支の均衡と完全雇用 を両立させる財政政策の可能性を追求する。 23. 財政収支と貿易収支の同時均衡 失業が存在し、かつ財政と貿易が赤字である場合に、完全雇用 と財政均衡および貿易収支の均衡を同時に達成することが出来 るか、検討する。 24. 構造改革の意義 いわゆる構造改革による諸関数のシフトが及ぼす影響を検討する。 25. モデルⅢの経済像 SNA 型社会会計におけるフローの諸勘定を用いて、モデルⅢ の経済像を描き出す。 26. 海外取引 海外取引を含むケースにおけるマクロモデルの諸変数と SNA の集計量との対応関係を確認しておく。 27. 中間財の貿易 輸入中間財の扱いを説明し、輸入関数を修正する。 28. 海外からの所得 海外からの利子・配当の純受取の変動は家計の消費関数をシフ トさせることを説明する。 29. 修正モデルⅢ 修正された諸関数に基づく修正モデルⅢの数理構造を確認す る。小テストⅢを実施する。 30. 財政政策の効果 修正モデルⅢに基づく財政政策の効果をまとめておく。 授業科目 M 公共経済学 4 単位 担当者名 中島 正人 公共経済学は、市場システムと政治システムとを一貫した論理をもって分析し、そのメリット・デメ 授業の概要 リットを明らかにすることを通じて、あるべき市場-政治システムを探ろうとする分野である。 授業は、この分野に関する修士課程レベルの理解を目的として、関連文献輪読の形で進めてゆく。 成績評価の 出席状況 40%、レポート 20%、小テスト 20%、平常点(課題履行状況、積極性、等)20%の割合で評 基準と方法 価する。 履修条件 ミクロ理論を中心とした経済学の基礎を身につけていることが望ましい。 教科書 岸本哲也他著(1998)『公共経済学』八千代出版 参考文献・ 授業中に指示する。 資料等 1. ガイダンス 公共経済学とは何か 16. 政治過程の基本モデル(2) 2. 市場の成果(1) 17. 利益集団(1) 3. 市場の成果(2) 18. 利益集団(2) 4. 市場の失敗(1) 19. 官僚(1) 5. 市場の失敗(2) 20. 官僚(2) 6. 公共財の理論(1) 21. 課税のもたらす歪み(1) 7. 公共財の理論(2) 22. 課税のもたらす歪み(2) 授業計画 8. 外部性(1) (授業の内容等) 授業科目 23. 規制(1) 9. 外部性(2) 24. 規制(2) 10. 自然独占(1) 25. 法と経済学(1) 11. 自然独占(2) 26. 法と経済学(2) 12. 総括 1:市場成果と失敗 小テスト 27. 総括 2:政府の成果と失敗 小テスト 13. 政治過程の捉え方(1) 28. レポート発表および討論(1) 14. 政治過程の捉え方(2) 29. レポート発表および討論(2) 15. 政治過程の基本モデル(1) 30. まとめ M 産業組織 4 単位 担当者名 渡部 茂 伝統的な市場構造―行動―成果(SCP)パラダイムを用いて、完全競争、独占的競争、寡占、独占と 授業の概要 いった市場について理論的・実証的な分析を加えると共に、ゲームの理論や契約理論などの最近の理論 的研究にも触れてみたい 成績評価の 講義への出席・発言・レポート提出などを総合的に評価する 基準と方法 履修条件 ミクロ経済学に関する基本的な理解を有していること 教科書 特に指定しない 春名章二『産業組織論』中央経済社、2004 年 参考文献・ 新庄浩二『産業組織論』有斐閣、2003 年 資料等 小田切宏之『産業組織論』有斐閣、2001 年 1. 産業組織論の対象と方法 16. 非価格競争論 2. 市場と競争の意味 17. 市場形態と行動様式 3. 完全競争 18. 市場集中(1) 4. 独占市場(1) 19. 市場集中(2) 5. 独占市場(2) 20. 生産物差別化(1) 6. 独占的競争 21. 生産物差別化(2) 7. 伝統的寡占解(1) 22. 市場行動(1) 授業計画 8. 伝統的寡占解(2) (授業の内容等) 23. 市場行動(2) 9. 寡占と価格硬直性 24. 販売促進活動(広告を中心として) 10. 参入阻止戦略 25. 市場成果 11. カルテルとプライス・リーダーシップ 26. 多角化と合併 12. ゲームの理論(1) 27. 産業集積 13. ゲームの理論(2) 28. 独占禁止政策 14. ゲームの理論(3) 29. 公的規制 15. 契約理論 30. まとめ ― 35 ― 授業科目 M 都市経済 4 単位 担当者名 上野 健一 授業の概要 経済地理的活動は都市で行われることが多い。ここで、都市における経済地理を説明する。経済的営 みは、都市を通して捉えられる場合が多い。いまや日本人口の多くが都市で生活し、経済的活動を続け ている。都市構造論の発展や展開を確認しつつ、経済活動の地域的状況を捉える必要がある。都市構造 の再編と発展の様相と経済地理的理論の概要を、実証研究とともに説明する。 成績評価の 期末試験に出席と授業中課題をくわえて評価する。 基準と方法 履修条件 特にない。 教科書 林 上著(2004):『都市経済地理学』原書房。 参考文献・ W. Chistraller 著、江沢譲爾訳(1971):『都市の立地と発展』大明堂。東洋経済新報社(2009):『地域 資料等 経済総覧 2010』。 1. 都市経済地理学の性格と課題 16. 資源の分布と利用、資源の代替 2. 都市における経済活動、接近方法 17. 私的財、公的財としての資源 3. 価格と需要の相互関係、集積 18. 製油所・発電所の立地と都市環境 4. 集積の経済と不経済、規模の経済 19. 交通発生のメカニズムと輸送費構造 5. 政策・環境要因と歴史的側面、政策 20. 交通手段の発展と輸送費構造 6. 企業と環境との相互作用、企業立地 21. 交通現象の空間的パターン 7. 経済地代と立地地代、供給と経済地代 22. 交通ネットワークの位相幾何学 授業計画 8. 場所の属性による地代、市場への近接性 (授業の内容等) 授業科目 23. 交通流動と交通圏 9. 立地地代の決定と偏倚パターン 24. 情報通信の発展と経済活動 10. 局地市場に依存しない企業の立地 25. 情報通信とバック・オフィスの展開 11. 地代パターンの編倚、土地利用の競争 26. 工業生産の立地要因とその変化 12. 都市の拡大と土地利用の外部性 27. 労働力・サービスの確保と近接性 13. ゾーニングによる規制と問題点 28. 工業生産の立地モデルと費用最少化 14. 世界人口の推移と都市人口の分布 29. ウェーバーの工業立地モデル 15. 経済発展と人口構造の変化 30. 労働費と集積の経済の導入 M 交通経済 4 単位 担当者名 上遠野 武司 交通および関連の領域において生じている諸問題についてとり上げて考察する。交通経済学の概要、 授業の概要 使用される理論的ツールについて概説した後に、陸上輸送と航空・海上輸送、公共交通と私的交通の特 徴、これらの領域で生じている諸問題について分析、検討を加える。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況;50%、レポート;30%、出席;20%。 基準と方法 履修条件 この領域の問題に興味があること、継続して出席できること。 教科書 William R. Black Transportation: A Geographical Analysis, Guilford, 2003. 参考文献・ 竹内健蔵『交通経済学入門』有斐閣、2008 年。 資料等 1. ガイダンス 16. 交通政策(鉄道) 2. 基礎的概念 17. 交通政策(道路) 3. 鉄道輸送の概要 18. 交通政策(自動車交通) 4. 道路輸送の概要 19. 交通政策(航空) 5. 航空輸送の概要 20. 交通政策(海運) 6. 海上輸送の概要 21. 交通における混雑問題① 7. 市場の失敗と交通 22. 交通における混雑問題② 授業計画 8. 独占 (授業の内容等) 23. 混雑価格形成① 9. 自然独占 24. 混雑価格形成② 10. 公共財 25. 混雑価格形成③ 11. 外部性 26. 交通投資① 12. 環境問題 27. 交通投資② 13. 市場の失敗と規制① 28. 交通投資③ 14. 市場の失敗と規制② 29. 道路整備問題 15. 前期まとめ 30. 後期まとめ ― 36 ― 授業科目 M 国際経済 4 単位 担当者名 川野 幸男 貿易理論から貿易政策、国際経済制度、多国籍企業まで、国際経済学の基本事項を網羅する。授業形 態は講義形式が基本だが、受講生が少数であれば質疑応答を軸にして、理解度を確認しつつ授業をすす 授業の概要 めてゆく。教科書は必ず入手すること。これは入門書なので、国際経済学を初めて学ぶ者はこれをマス ターするように。ある程度学んだ経験のあるものは参考文献を利用しながらこの内容で授業ができるよ うになることを目標とする。 成績評価の 出欠席・二回の期末テスト 基準と方法 履修条件 経済学の基礎を学習していない学生はミクロ・マクロ経済学を同時に学習することをすすめる。第一回 の授業で相談してほしい。 教科書 石川城太・菊地徹・椋寛『国際経済学をつかむ』有斐閣、2007 年 参考文献・ 伊藤元重『ゼミナール国際経済入門』(第 3 版)日本経済新聞社、2005 年 資料等 クルグマン = オブズフェルド『国際経済Ⅰ・Ⅱ』(第 3 版)新世社、2001 年 1. イントロダクション 2. 比較優位と分業の利益 3. 比較優位と国際貿易 4. 貿易利益 5. 比較優位の決定要因 6. 産業間貿易と産業内貿易 7. 規模の経済と製品差別化 授業計画 8. 関税・輸入割当の効果 (授業の内容等) 9. 保護貿易を擁護する主張 10. 戦略的貿易政策 11. 動学的貿易政策 12. アンチダンピングの経済学 13. ここまでのまとめ 14. 質問・解説 15. 期末試験 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 国際経済 イントロダクション セーフガードの経済学 GATT と WTO の歴史と現状 GATT と WTO の制度 サービス貿易の定義と現状 IT と貿易 地域貿易協定の現状と制度 地域貿易協定の経済学 多国籍企業と直接投資 労働の国際移動と外国人の受け入れ 貿易政策から環境への影響 環境政策から貿易への影響 ここまでのまとめ 質問・解説 期末試験 4 単位 担当者名 横溝 えりか この授業では、前期に貿易論を、後期に国際マクロ経済学を学んでいく。 授業形態は、講義形式を基本とするが、受講生には適宜、課題に取り組んでもらう。 授業の概要 また必要に応じて、授業内容に関連した文献や統計(英語で書かれたものを含む)なども、授業で扱う 予定である。 成績評価の 年 2 回の期末試験と、年 2 回の中間試験 基準と方法 課題 履修条件 教科書 ミクロ経済学では消費者理論を、マクロ経済学では IS―LM モデルを理解していること ケイブス・フランケル・ジョーンズ『国際経済学入門Ⅰ国際貿易編』、 『国際経済学入門Ⅱ国際マクロ経済学編』日本経済新聞社 参考文献・ 資料等 1. 予算制約 16. 国際収支統計(1) 2. 無差別曲線 17. 国際収支統計(2) 3. 交換モデル(1) 18. 外国為替市場と外国為替相場 4. 交換モデル(2) 19. 変動相場制度と固定相場制度 5. 生産可能性フロンティア 20. 貿易と外国為替相場 6. リカード・モデル(1) 21. 長期における外国為替相場の決定 7. リカード・モデル(2) 22. 短期における外国為替相場の決定 授業計画 8. リカード・モデル(3) (授業の内容等) 23. 後期中間試験とその解説 9. 前期中間試験とその解説 24. 小国開放経済の仮定 10. ヘクシャー=オリーン・モデル(1) 25. 外国貿易乗数 11. ヘクシャー=オリーン・モデル(2) 26. マンデル=フレミング・モデル 12. ヘクシャー=オリーン・モデル(3) 27. 固定相場制度における経済政策の効果 13. 貿易政策(1) 28. 変動相場制度における経済政策の効果(1) 14. 貿易政策(2) 29. 変動相場制度における経済政策の効果(2) 15. 前期期末試験 30. 後期期末試験 ― 37 ― 授業科目 M 国際関係論 4 単位 担当者名 高安 雄一 本授業では東アジア諸国の経済発展過程と国際関係について研究・分析する。経済の発展段階に分け 授業の概要 て、アジア NIEs、ASEAN、東アジア社会主義諸国の経済発展過程について解説する。そして東アジア における分野別協力の進展と、東アジア共同体構想について検討する。 成績評価の 出席状況と授業中の発言内容などを参考に、レポート、中間試験、期末試験を中心に評価する。平常点 基準と方法 20%、レポート 20%、中間試験 30%、期末試験 30% 履修条件 特になし 教科書 渡辺利夫編『アジア経済読本[第 4 版]』東洋経済、2009 年 山下英次編『東アジア共同体を考える』ミネルヴァ書房、2010 年 東アジア共同体評議会『東アジア共同体白書 2010』たちばな出版、2010 年 参考文献・ 必要に応じて授業中に示す 資料等 1. イントロダクション 16. 東アジアの通貨協力 2. 韓国の経済発展過程(1) 17. 東アジアの地域内貿易協定(1) 3. 韓国の経済発展過程(2) 18. 東アジアの地域内貿易協定(2) 4. 台湾の経済発展過程 19. 東アジアの地域安全保障 5. 香港の経済発展過程 20. 東アジアの環境協力 6. シンガポールの経済発展過程 21. 東アジアのエネルギー協力 7. タイの経済発展過程 22. 東アジアの農業協力 授業計画 8. マレーシアの経済発展過程 (授業の内容等) 授業科目 23. 東アジアの文化交流 9. インドネシアの経済発展過程 24. 東アジア共同体構想 10. フィリピンの経済発展過程 25. 日本の戦略 11. 中国の経済発展過程(1) 26. 韓国、中国の戦略 12. 中国の経済発展過程(2) 27. ASEAN との関係 13. ベトナムの経済発展過程 28. EAS の位置づけ 14. ミャンマーの経済発展過程 29. APEC との関係 15. まとめ 30. まとめ M 各国経済論 A(日本) 4 単位 担当者名 花輪 宗命 授業の概要 日本経済の現状と課題を分析する 成績評価の 平常の授業及び演習における課題との取り組み姿勢 基準と方法 履修条件 日本経済に関心を持つ学生 教科書 ゼミナール日本経済入門 日本経済新聞社 参考文献・ 資料等 1. 今日の日本経済の課題 16. 高齢社会の財政① 医療 2. 景気を読む① 平成景気 17. 高齢社会の財政② 福祉 3. 景気を読む② 景気政策 18. 高齢社会の財政③ 年金 4. 景気を読む③ 景気順還 19. 高齢社会の財政④ 国と地方 5. 景気を読む④ 景気の理論 20. 日本的金融改革① 金融政策と財政政策 6. 景気を読む⑤ 景気指標 21. 日本的金融改革② 金融政策の理論 7. 経済成長① 経済成長の意味 22. 日本的金融改革③ マネーサプライ 授業計画 8. 経済成長② 経済成長要因 (授業の内容等) 23. 日本的金融改革④ 金融機関 9. 経済成長③ 経済成長の現状 24. 地球環境問題 10. 経済成長④ 国民所得 25. 産業構造の変革 11. 経済成長⑤ GNP、GNE 26. 日本型経済システム 12. 物価問題① デフレーション 27. 国際経済との接点① 置貸 13. 物価問題② インフレーション 28. 国際経済との接点② 貿易 14. 物価問題③ 物価指数 29. まとめ 15. 物価問題④ 物価動向 30. まとめ ― 38 ― 授業科目 M 各国経済論 C(中国) 4 単位 担当者名 内藤 二郎 中国のマクロ経済の現状を把握するとともに、政府の政策について政治経済的視点から分析すること を主たる目的とする。受講生の中心が M1 の学生であるため、前期は中国経済全体の理解を中心とし、 授業の概要 後期は修士論文作成の基礎となるように、各テーマ毎に文献の輪読と発表によって理解を深める。研究 対象は中国であるが、単なる中国事情の理解にとどまることなく、経済学的視点から理論性合成のある 分析を行うことが不可欠であり、そのための訓練も併せて行う。 成績評価の 毎回の出席、授業の成果とレポート、および年度末の小論文等により総合的に判断する 基準と方法 履修条件 外国文献研究(日本)を履修することが望ましい。 教科書 21 世紀政策研究所編(2009)『中国情報ハンドブック[2009 年度版]』蒼蒼社 参考文献・ 特に指定しない 資料等 1. オリエンテーション 2. 建国 60 周年の中国 3. 建国 60 周年の中国 4. 建国 60 周年の中国 5.「貧民軍事大国」から「平和」「富民」への転換点 6.「貧民軍事大国」から「平和」 「富民」への転換点 7.「貧民軍事大国」から「平和」「富民」への転換点 授業計画 8. 国際金融危機と中国の景気対策 (授業の内容等) 9. 国際金融危機と中国の景気対策 10. 国際金融危機と中国の景気対策 11. 環境統治時代を迎えた中国 12. 環境統治時代を迎えた中国 13. 環境統治時代を迎えた中国 14. 中国の環境汚染の現状とその対策 15. 中国の環境汚染の現状とその対策 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 金融 研究テーマ設定・発表 研究テーマ設定・発表 研究テーマ設定・発表 建国 60 年と今後 30 年の国家リーダー 建国 60 年と今後 30 年の国家リーダー 香港の長期展望―広東との“共同体”実現へ 香港の長期展望―広東との“共同体”実現へ 経済政策の動向と課題 経済政策の動向と課題 経済政策の動向と課題 修士論文計画書の発表・議論 修士論文計画書の発表・議論 修士論文計画書の発表・議論 修士論文計画書の発表・議論 修士論文計画書の発表・議論 4 単位 担当者名 加藤 正昭 間接金融としての銀行の機能と役割について、直接金融と比較しながら考察してゆく。特に非対称情 報下での銀行の金融仲介機能について深く学んでいく。 プリンシパル=エージェント理論の枠組みにおいて、プリンシパルとしての銀行と、エージェントと しての企業との間には、非対称情報に伴うモラルハザードやアドヴァース・セレクションなどの問題が 授業の概要 発生する。その問題を銀行はいかに解決して融資することができるか、またそのためにはどのような金 融システムの構築が望ましいかなどを考察していく。主にテキスト(英文)を用いるが、関連する論文 (英文)も用いる。学生が毎回テキストの該当箇所を読んできて報告し、私が解説を加えるかたちで授 業を行う。 成績評価の 出席とレポート。 基準と方法 履修条件 ミクロ・マクロ経済学の基礎をマスターしており、テキストを毎回必ず読んでくることを履修条件とす る。なお、テキストや参考文献はコピーを配布する。 教科書 Kent Matthews and Thompson.(2008).“The Economics of Banking(Second Edition)”. John Wiley & Sons. 参考文献・ Mathias Dewatripont & Jean Tirole.(1994).“The Prudential Regulation of Banks”. The MIT Press. 資料等 など、必要に応じて適宜授業中に指示する。 16. Credit Rationing(1) 1. Introduction 2. Domestic and International Banking 17. Credit Rationing(2) 3. The Institutions of Banking Regulation 18. Credit Rationing(3) 4. Financial Intermediation:The Impact of the Capital Market 19. Securitization(1) (1) 20. Securitization(2) 5. Financial Intermediation:The Impact of the Capital Market 21. Banking Efficiency and the Structure of Banking(1) (2) 22. Banking Efficiency and the Structure of Banking(2) 6. Banks and Financial Intermediation(1) 授業計画 7. Banks and Financial Intermediation(2) 23. Banking Competition(1) (授業の内容等) 8. Banking Typology(1) 24. Banking Competition(2) 9. Banking Typology(2) 25. Bank Regulation(1) 10. International Banking(1) 26. Bank Regulation(2) 11. International Banking(2) 27. Risk Management(1) 12. The Theory of Banking Firm(1) 28. Risk Management(2) 13. The Theory of Banking Firm(2) 29. The Macroeconomics of Banking(1) 14. Models of Banking Behavior(1) 15. Models of Banking Behavior(2) 30. The Macroeconomics of Banking(2) ― 39 ― 授業科目 M 国際金融 4 単位 担当者名 高山 洋一 アメリカのサブプライムローンは、証券化されることによりサブプライムローン問題としてグローバ ルな国際金融危機に発展した。とりわけ欧州における金融危機と実体経済の不況は深刻さを深めてい る。EMU(通貨統合)のユーロは深化と拡大を進める中で、危機への対応が迫られているが、政治統 授業の概要 合のない通貨統合には多くの試練が課されている。ユーロシステムで最後の貸し手(Lender of Last Resort)は誰か、グローバル化のなかで各国財政の負担のあり方をめぐって、論議が錯綜している。本 授業では、ユーロの基軸通貨の可否を含め、EMU(通貨統合)ユーロの問題点を考察する。 成績評価の 出席状況、与えられた課題の発表内容、レポート作成内容等を総合評価する。 基準と方法 履修条件 英語の原典を主とするので、英語を厭わないこと。 教科書 The European Central Bank:History, Role and Functions, 2006 ECB, Financial Stability Review, 2008 参考文献・ ECB 発行のワーキングペーパー、月報、年報。 資料等 1.「EU の通貨統合-ESCB と単一通貨ユーロ」について解題。 16. 庄 司克宏『欧州連合―統治の論理とゆくえ』を使い、ユーロ 2.「ユーロの中央銀行論ーユーロシステムの銀行監督と LOLR 機 システムの特徴を解題①。 能」について解題。 17. 庄 司克宏『欧州連合―統治の論理とゆくえ』を使い、ユーロ 3.ユーロのペイメントシステムと銀行監督・金融安定問題」につ システムの特徴を解題①。 いて解題。 18. ECB and European Community を輪読し、ECB の政治的独 4. The Road to EMU and the Euro を輪読し EMU とユーロを歴 立性を考察。 史的に考察する。 5. EMU、ユーロの基礎となる The Treaty on European Union を 19. Institutional and Legal independence を輪読。 20. Economic and Financial Committee を輪読し、ECB と EC の 子細に検討する①。 関連を考察する。 6. EMU、ユーロの基礎となる The Treaty on European Union を 21. ECB’s Involvement in International Cooperation を輪読し、 子細に検討する②。 7. The ECB、the ESCB and the Eurosystem を輪読し、構造を知る。 国際協調を考察する。 8. Eurosystem as the Organic Link between the ECB and the 22. ECB relations with International Organisations を輪読し、 授業計画 IMF、G7 関係を考察。 NCB を輪読。 (授業の内容等) 9. Basic tasks of the Eurosystem を輪読し、ユーロシステムの仕 23. 「ユーロシステムの金融危機・安定問題」で、現在金融危機下 事を整理する①。 のシステム問題を解題①。 10. Basic tasks of the Eurosystem を輪読し、ユーロシステムの 24. 「ユーロシステムの金融危機・安定問題」で、現在金融危機下 仕事を整理する②。 のシステム問題を解題②。 11. .ECB’s role in the Eurosystem を輪読し、ECB の中央銀行的 25. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読①。 役割を考察。 26. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読②。 12. ECB’s Montary polic strategy を輪読し、金融政策を考察する。 13. Payment and Clearing Systems を輪読し、決済システムを考 27. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読③。 28. FAQs on Europe’s Response to the Financial Crisis を輪読、 察する。 EU の政索を考察①。 14. Euro banknotes and coins を輪読し、独自な発券システムを 29. FAQs on Europe’s Response to the Financial Crisis を輪読、 考察する。 EU の政索を考察②。 15. 超国家的統合体 EU の中央銀行=ECB 中心のユーロシステム 30. EU、EMU の危機に対する問題点、課題を総括する。 を総括する。 授業科目 M 財政 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 財政学の基本を理解することを目標とします。また、現在の日本の財政事情についても細かく説明し、 わが国財政の厳しい現実についても理解してもらいます。 授業の概要 さらに、経済社会における財政の役割と、その相互関係についても説明し、国民経済における財政の あり方を理解してもらいます。 後期課程の学生が、前期課程の学生のサポートを行ない、授業をリードする。 成績評価の 前期と後期末に課題レポートを提出してもらいます。 基準と方法 授業に出席することは当然の義務ですが、授業での質疑を通じて積極的に参加することが必要です。 履修条件 授業に出席することは、当然の義務です。 教科書 日本の財政に関する各種資料等を配布し、教材とします。 適宜課題図書を指定し、精読してもらいます。 参考文献・ 資料等 1. オリエンテーション(財務省製作 DVD) 2. 財政学とはどのような学問か 3. 国家観の変遷 1. 4. 同上 2. 5. 財政構造 1. 6. 同上 2. 7. 歳入論 予算とは 授業計画 8. 予算過程 (授業の内容等) 9. 租税構造 10. 租税各論 所得税 11. 同上 法人税 12. 同上 消費税 13. 同上 その他税 14. 予算改革 15. 前期のまとめと質疑応答 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 40 ― 国債について シャウプ税制改革 現代の税制改革 1. 同 上 2. 国民経済における財政 1. 同 上 2. 歳出論 社会保障の考え方 社会保障各論 医療 同 上 年金 同 上 社会福祉 公債費 プライマリーバランス 財政改革について 1. 同 上 2. 後期のまとめと質疑応答 授業科目 M 地方財政 4 単位 担当者名 花輪 宗命 (1)前期のはじめに、現行の地方財政制度の概要を講義し、「地方財政白書」で、地方財政の現況を把 握する。 授業の概要 (2)前期で習得した地方財政の現状分析の視点と手法を参考に、具体的な自治体を選んで、その財政分 析を行う。 成績評価の 平常の授業及び演習における課題との取り組み姿勢と実績を踏えて評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 今日の地方財政の状況をどのように承知しており、この授業を通じて、どのような事柄を研究したいか に関するレポートを提出。 地方財政白書 総務省編 「現代の地方財政」和田八束ほか編 有斐閣ブックス 参考文献・ 図説 地方財政データブック 出井信夫編 学陽書房 資料等 1. 地方財政の地位と役割 16. 地方独自課税の現状と課題 2. 国と地方の財政関係 17. 福祉と地方財政 3. 地方予算の意義と制度 18. 介護保険と市町村財政 4. 地方財政収入構造 19. 公共事業と地方財政 5. 地方税制度 20. 地方財政と環境問題 6. 地方税(1)住民税など 21. 教育・文化行政と地方財政 7. 地方税(2)事業税など 22. 大都市財政 授業計画 8. 地方税(3)固定資産税 (授業の内容等) 授業科目 23. 地方分権改革 9. 地方税(4)地方消費税 24. 地方財政の効率化 10. 地方税(5)その他の地方税 25. 地方自治体の行政評価 11. 地方交付税 26. 地方自治体の財政分析 12. 国庫支出金 27. 公会計改革の現状と課題 13. 地方債 28. 財政健全化法 14. 特別会計と公営事業会計 29. 具体的な自治体の財政分析(1) 15. 地方公営企業 30. 具体的な自治体の財政分析(2) M 租税 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 本講義では、これ迄のわが国の税制改革の際に主張されたさまざまな議論を取り上げ、現実の租税制 度をできるかぎり精密に検討することを目標とする。又税制改革の際に提案された最新の成果を学びな 授業の概要 がら、最終的には、現実の税制がいかなる要素によって構成されているか、また、われわれのライフス タイルや社会経済の動向にとって最も適した税制とは何かを探る手掛かりを得たい。 成績評価の 平常点評価 基準と方法 履修条件 学部レベルの財政学の知識が身に付いていることが望ましい。 教科書 なし 参考文献・ 石弘光『現代税制改革史〜終戦からバブル崩壊まで』東洋経済新報社・2008 年・7,500 円(税抜き)他 資料等 随時指定する 1. 前期オリエンテーション 16. 後期オリエンテーション 2. わが国税制の基本問題(1) 17. 包括的所得税の理論と実施可能性(1) 3. わが国税制の基本問題(2) 18. 包括的所得税の理論と実施可能性(2) 4. わが国税制の基本問題(3) 19. 包括的所得税の理論と実施可能性(3) 5. 所得課税ベースの検討(1) 20. 包括的所得税の理論と実施可能性(4) 6. 所得課税ベースの検討(2) 21. 包括的所得税の理論と実施可能性(5) 7. 所得課税ベースの検討(3) 22. 税制改革の潮流(1) 授業計画 8. 所得課税ベースの検討(4) (授業の内容等) 23. 税制改革の潮流(2) 9. 消費課税ベースの検討(1) 24. 税制改革の潮流(3) 10. 消費課税ベースの検討(2) 25. 税制改革の潮流(4) 11. 消費課税ベースの検討(3) 26. 税制改革の潮流(5) 12. 消費課税ベースの検討(4) 27. わが国税制改革の方向性(1) 13. 所得課税ベースと消費課税ベースとの比較検討(1) 28. わが国税制改革の方向性(2) 14. 所得課税ベースと消費課税ベースとの比較検討(2) 29. わが国税制改革の方向性(3) 15. 前期総括講義 30. 後期総括講義 ― 41 ― 授業科目 M 租税法 4 単位 担当者名 宮地 秀門 最近、日本の国際収支の中では配当や利子等の収支が貿易収支を上回り、決算においては連結ベース の税引き後利益が重視され、企業の海外での事業展開にかかる国際税務が重要となっている。本件授業 では、前期に、法人税法と所得税法の基礎を学習した上で、国際税務の役割、税制度の概要、国際税務 授業の概要 の実例、タックスプランニング、国際税務のプロフェッショナルなど理解して、国際課税の関心を醸成 する。後期は、実務面として、租税条約、外国税額控除制度、タックスヘイブン課税制度、移転価格課 税制度、個人の居住、非課税制度などを学習したうえで、個別の特殊課税事案の事例や判例を研究して いく。 成績評価の 平常点:40%(出席と授業態度)、理解度:30%、レポート:30%により、総合的に評価します。 基準と方法 履修条件 会計学や税法に基礎的知識があるか、または関心がある方が望ましい。また、外国の税制に関心がある 方もお勧めしたい。 教科書 プリント(約 60 ページ)や、資料を毎回渡します。 租税法入門(川田剛著、大蔵財務協会)、法人税法(実務と理論)(本庄資、藤井保憲著、弘文堂) 、図 参考文献・ 解国際税務(望月文夫著、大蔵財務協会)、税務コストの減らし方(大河原健他著、中央経済社)、 資料等 Q&A 移転価格税制(佐藤正勝他著、税務経理協会)、租税判例百選第 4 版(有斐閣)、租税法演習ノー ト(佐藤英明著、弘文堂) 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. 自己紹介、オリエンテーション 2. 所得税法 3. 所得税法 4. 法人税法 5. 法人税法 6. 消費税法 7. 相続税法 授業計画 8. 相続税法 (授業の内容等) 9. 国際税務の役割 10. 国際税務の租税制度の概要 11. 国際税務の事例 12. 国際税務の事例 13. 国際税務の事例 14. タックスプランニング 15. 国際税務のプロフェッショナル 授業科目 M 経済数学 国際課税制度の基礎 租税条約 PE(恒久的施設) 外国税額控除 外国税額控除 外国税額控除 パートナーシップ タックヘイブン課税、移転価格税制 移転価格税制 移転価格税制 移転価格税制 個人課税、居住、非居住 事例、判例 事例、判例 事例、判例 4 単位 担当者名 浦田 健二 数学は現代の経済学を学ぶ上で必要不可欠な道具であるばかりではなく、論理的思考に基づく分析能 力を身につけるための典型的な素材でもある。本講義では、論文などの文献を読む際に最低限必要な数 授業の概要 学知識や数学的手法を修得することを目標として行う。理論や数理経済志望以外の人にも理解できるレ ベルで、演習をしながら進めていく。 成績評価の 授業中課題演習 30%、レポート課題 30%、小テスト 40% 基準と方法 履修条件 計算演習を行います。 教科書 現代経済学の数学基礎<上><下>、A. C. チャン、シーエーピー出版 参考文献・ Mathematics for Economist and Finance 、M.Anthony&N.Biggs、Cambridge Univ.Press 資料等 動学的最適化の基礎、A. C. チャン、シーエーピー出版 1. ベクトルと行列 16. 指数・対数関係 2. 行列代数 17. 偏導関数 3. 行列式 18. 2 変数関数の極値(1) 4. 逆行列 19. 2 変数関数の極値(2) 5. 経済モデルへの応用(1) 20. 2 変数関数の極値(3) 6. 経済モデルへの応用(2) 21. 制約付き最適化(1) 7. 導関数(1) 22. 制約付き最適化(2) 授業計画 8. 導関数(2) (授業の内容等) 23. 制約付き最適化(3) 9. 比較静学への応用(1) 24. 微分方程式と差分方程式 10. 比較静学への応用(1) 25. 1 階、高階微分方程式(1) 11. 微分変数、全微分 26. 1 階、高階微分方程式(2) 12. 非特定化関数の比較静学 27. 1 階差分方程式 13. 最適化問題(1) 28. 動学モデル 14. 最適化問題(2) 29. 動学最適化入門(1) 15. 最適化問題(3) 30. 動学最適化入門(2) ― 42 ― 授業科目 M 経済統計 4 単位 担当者名 岡村 與子 この授業では、修士論文の作成段階で最低限必要とされる統計学の基礎と(可能であれば)数理統計 の基礎を学ぶこととする。また、学部段階で、統計学の履修がある学生がいる場合には、ここで示され た内容よりもさらに上位の内容を目指すことにする。 授業の概要 出席は必須であり、欠席回数の多い学生は評価の対象としない。課題、中間、期末試験のほかに、学 生各自の研究テーマに関連するプロジェクトをペーパーに取り組むこと。プロジェクトについては最初 の講義で説明します。 評価は、課題、各学期 2 回(通年で 4 回)の試験で評価する。 成績評価の 課題は 10%、各学期の中間(各 15%)、前期期末試験(20%)、通年期末(20%) プロジェクトペーパー 基準と方法 (20%) 履修条件 学部段階で、経済データ分析、計量経済学などを履修していることが望ましい。 経済数学の講義を同時に履修すること。 教科書 吉田耕作(2006)『直観的統計学』 鳥居 『はじめての統計学』 参考文献・ 浅子・加納『経済のための統計学』 資料等 宮川 『入門統計学』 教科書の 1 章と 2 章は各自、最初の講義前に読んでおくこと。 1. オ リエンテーション(シラバスの説明とプロジェクト・ペー パーについての説明) 2. 1、2 章についての小試験(15 分程度)、教科書 3 章 3. 教科書 3 章の続き、教科書 4 章(代表値について) 4. 教科書 4 章の続き、教科書 5 章(ばらつきについての代表値) 5. 教科書 5 章の続き、教科書 6 章(確率) 6. 教科書 6 章の続き、教科書 7 章(正規分布) 授業計画 7. 教科書 7 章の続き、 (授業の内容等) 8. 前期中間試験 9. 教科書 8 章(二項分布) 10. 教科書 8 章の続き、教科書 9 章(推定) 11. 教科書 9 章 12. 教科書 10 章(推定) 13. 予備日 14. 予備日 15. 前期期末試験 授業科目 M 社会保障 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 教科書 11 章(仮説検定) 教科書 11 章のつづき、教科書 12 章(管理図の手法) 教科書 12 章のつづき、教科書 13 章(カイ二乗検定) 教科書 13 章 教科書 14 章(F 分布と分散分析) 教科書 14 章 後期中間試験 教科書 15 章(回帰直線) 教科書 15 章(回帰直線)および回帰分析に関する発展理論 教科書 16 章(需要予測) 教科書 17 章(時系列分析の基礎の基礎) 教科書 17 章 予備日 予備日 年間中間試験(前期・後期の内容全部を含む) 4 単位 担当者名 大杉 由香 前期は先進資本主義国の社会保障制度がどのように形成されてきたのかを考察し、その背後にある政 治・経済・社会の構造をも考える。後期は日本の社会保障を規定付けているものは何かを考え、社会保 授業の概要 障改革のあるべき姿を議論し、単なる北欧モデルの模倣でない、日本に適合的な新たな社会保障システ ムを模索する。 成績評価の レポートや出席点で行う予定。 基準と方法 履修条件 学部で社会保障あるいは社会福祉関連の授業を履修していること(学部時代に履修していない場合は学 部での授業履修を求める。ただし何らかの福祉の資格を持っている場合はその限りではない)。 教科書 受講者の状況に応じて後日指定する 参考文献・ 受講者の状況に応じて後日指定する 資料等 1. イントロダクション―授業に関する説明等― 2. 社会保障・福祉形成の歴史的背景―英国を中心に― 3. 英国における社会保障・福祉の現況 4. 北欧の社会保障・福祉の特徴―スウェーデンを中心に― 5. 北欧を対象とした日本の福祉研究の問題点 6. 福祉国家とは何なのか―その形成の背景― 7. 福祉国家の類型論―E. アンデルセンの議論を中心に― 8. ジェンダーの視点から見た福祉国家 授業計画 9. 福祉国家の限界―グローバリゼーション下の先進国・発展途上 (授業の内容等) 国の情勢から― 10. OECD 諸国は先進諸国の高齢化問題をどう捉えているのか 11. 所得移転システムの国際比較―LIS10 カ国を中心に― 12. 全世界高齢化と福祉国家体制の変容 13. 福祉国家と福祉社会―今後の世界的な福祉の行方― 14. 日本において福祉国家政策はどのように受けとめられたか 15. 日 本の社会保障・福祉とグローバリゼーション―世界情勢・ 中央政府・地方から考える― ― 43 ― 16. 日 本における国際化と社会保障・福祉―外国人をめぐる問題 ― 17. 日本における社会福祉の形成過程①戦前を中心とした考察 18. 日本における社会福祉の形成過程②戦後から現在まで 19. 日本の社会福祉制度を規定している政治・経済・社会構造 20. 日本の社会福祉行政の実態①中央政府を中心に 21. 日本の社会福祉行政の実態②地方自治体を軸に考える 22. 日本における生活保護問題 23. 日本における年金制度の仕組 24. 日本における年金制度の問題 25. 日本における医療制度の仕組①医療サービス 26. 日本における医療制度の仕組②医療保険等の医療費制度を中 心に 27. 日本の医療が抱える問題点 28. 介護保険の仕組 29. 介護保険の問題点 30. まとめ 授業科目 M 社会保障 4 単位 担当者名 濱本 知寿香 授業の概要 本講義では、社会保障制度についての基礎的知識を身につけるとともに、昨今の改革とその問題点を 受講生とともに考察する。前学期では、社会保障制度の歴史をたどるとともに、社会保障制度の基礎的 理解を深める。後学期では、年金、医療、介護などに関して現状、財政面などを理解し、社会保障の各 制度がかかえる問題について考察していく。 成績評価の 毎回出席をとる。出席点(20%)と発表内容・授業への参加意欲(40%)と前・後期レポート(40%) 基準と方法 で評価する。 履修条件 予習をして講義に臨むこと。 教科書 広井良典・山崎泰彦編著『社会保障論』ミネルヴァ書房 参考文献・ 椋野美智子・田中耕太郎、『はじめての社会保障』有斐閣 資料等 1. ガイダンス 16. 年金制度① 2. 社会保障の概念 17. 年金制度② 3. 社会保障制度の体系 18. 年金制度③ 4. 社会保障の役割・機能 19. 年金制度④ 5. 欧米諸国の社会保障の歴史的展開① 20. 介護保険制度① 6. 欧米諸国の社会保障の歴史的展開② 21. 介護保険制度② 7. 欧米諸国の社会保障の歴史的展開③ 22. 医療保障制度① 授業計画 8. 欧米諸国の社会保障の歴史的展開④ (授業の内容等) 授業科目 23. 医療保障制度② 9. 日本の社会保障の歴史的展開① 24. 生活保護制度 10. 日本の社会保障の歴史的展開② 25. 社会福祉制度 11. 日本の社会保障の歴史的展開③ 26. 社会手当 12. 日本の社会保障の歴史的展開④ 27. 雇用保険制度 13. 社会保障と財政 28. 社会保険と民間保険 14. 社会保障をめぐる最近の話題 29. 社会保障政策の国際的動向 15. 社会保障制度の課題 30. まとめ M 通訳論 4 単位 担当者名 田中 深雪 この授業は、基本的な通訳理論(Interpreting theories)および関連諸分野(異文化コミュニケーショ ン論、指導方法論)を通年で学んでいく。授業は講義と関連文献の購読、ディスカッションが中心とな 授業の概要 るが、教授内容に応じて通訳技能訓練も適宜実施する。また通訳、翻訳、異文化コミュニケーション関 連のワークショップ、研究会、学会への参加、発表などの準備や指導も行う。 成績評価の 受講態度、課題などで総合的に判断する 基準と方法 履修条件 通訳コース在籍者 教科書 プリントを配布 F. Pöchhacker(2004)Introducing Interpreting Studies 参考文献・ L. Samovar 他(2009)Communication Between Cultures 資料等 プリントを配布 1. 前期オリエンテーション 16. 後期オリエンテーション 2. 通訳学入門 ① 17. 通訳業務・分野 ① 3. 通訳学入門 ② 18. 通訳業務・分野 ② 4. 通訳学入門 ③ 19. 通訳業務・分野 ③ 5. 通訳学入門 ④ 20. 通訳業務・分野 ④ 6. 通訳学入門 ⑤ 21. 通訳業務・分野 ⑤ 7. 中間課題 22. 中間課題 授業計画 8. 中間課題 (授業の内容等) 23. 中間課題 9. 通訳方法論・実技訓練 ① 24. 異文化間コミュニケーション ① 10. 通訳方法論・実技訓練 ② 25. 異文化間コミュニケーション ② 11. 通訳方法論・実技訓練 ③ 26. 異文化間コミュニケーション ③ 12. 通訳方法論・実技訓練 ④ 25. 異文化間コミュニケーション ④ 13. 通訳方法論・実技訓練 ⑤ 26. 異文化間コミュニケーション ⑤ 14. 期末課題 29. 期末課題 15. 期末課題・まとめ 30. 期末課題・まとめ ― 44 ― 授業科目 M 消費者政策・法制 4 単位 担当者名 中村 年春 授業の概要 現代経済社会において大きな課題の一つが消費者問題である。消費者紛争や消費者問題は深刻化の一 途を辿り、それへの対応は喫緊の課題といえる。現代経済社会に生起する消費者紛争や消費者問題を解 決し、予防し、消費者の権利や利益を実現するための消費者政策・消費者行政の展開と現代消費者法の 現状と課題について教授し、理解を深める。 授業への出席(10%)、授業への参加(課題への取り組み、討論への参加、質疑応答など)(10%)、研 成績評価の 究発表(10%)、報告課題に対するリポートの内容(20%)および学期末試験の成績(50%)などを総 基準と方法 合評価する。 履修条件 消費者問題、消費者政策・消費者行政、消費者法、消費者教育などに興味、関心のあることが望まれる。 教科書 日本弁護士連合会編『消費者法講義<第 3 版>』日本評論社、2009 年。 後藤巻則・村千鶴子・齋藤雅弘『アクセス消費者法[第 2 版]』日本評論社、2007 年。 細川幸一『消費者政策学』成文堂、2007 年。 参考文献・ 鈴木深雪『消費者政策-消費生活論[第 5 版]』尚学社、2010 年。 資料等 西村多嘉子・藤井千賀・森宮勝子編著『入門消費経済学 4 法と消費者』慶應義塾大学出版会、2010 年。 1. 消費者問題と消費者法 1―消費者問題の展開と消費者法の生成 16. 金融サービスと消費者 1―金融サービスに関する法規制 2. 消費者問題と消費者法 2―消費者政策の転換と課題 17. 金融サービスと消費者 2―金融サービスに関する法の改正状況 3. 消費者問題と消費者法 3―最近の消費者法整備の状況 18. 高度情報化社会と消費者―電子商取引をめぐる問題 4. 比較消費者法 1―アメリカ・カナダ 19. 約款と消費者―約款の適正化と約款規制 5. 比較消費者法 2―EU 諸国 20. 消費者の安全確保 1―製品別の安全確保 6. 比較消費者法 3―アジア諸国 21. 消費者の安全確保 2―製造物責任法 7. 消費者契約法 1―従来の法制度と消費者契約法 22. 市場の公正と消費者―独占禁止法による消費者利益の保護 授業計画 8. 消費者契約法 2―消費者契約法の内容 (授業の内容等) 23. 消費者政策と実効性確保 1―消費者行政の展開 9. 特定商取引法 1―特殊販売に関する法規制 24. 消費者政策と実効性確保 2―消費者行政による消費者支援 10. 特定商取引法 2―クーリング・オフ、申出制度 25. 消費者政策と実効性確保 3―消費者行政による紛争解決 11. 消費者信用 1―消費者金融取引に関する法規制 26. 消費者被害救済の手続 1―消費者手続法の展開と課題 12. 消費者信用 2―販売信用取引に関する法規制 27. 消費者被害救済の手続 2―裁判外紛争処理制度(ADR) 13. 多重債務者の救済 1―多重債務問題の現状と金利規制 28. 消費者被害救済の手続 3―消費者団体訴訟制度 14. 多重債務者の救済 2―多重債務者の救済制度 29. 消費者政策の展望―消費者行政の一元化と消費者庁の創設 15. 不動産取引をめぐる問題 30. 総括(まとめ) 授業科目 M 通訳実習 A 2 単位 担当者名 近藤 正臣 授業の概要 この科目は、通訳論研究指導ⅠおよびⅡの延長として、個々の受講生のニーズに応じて、通訳実技を さらに極めることにあてる。 成績評価の 授業中の performance、とくに最初のレベルからの進度を重視して、総合的に判断する。 基準と方法 履修条件 通訳論研究指導ⅠないしⅡを履修していること 教科書 Ross Stockall 氏の講演原稿(2009)など、実際の会議・セミナーなどに使用された題材を授業時に提 供する。 参考文献・ 通訳論研究指導Ⅰ・Ⅱと同じ 資料等 通訳論研究指導 I および II と歩調を合わせて行い、次のようにな る。 1. 英日語間での 1 語 1 語の対応の不可能性 2. 英語発音における子音のチェック 3. prosody の概念 4. 英日逐時通訳 1 5. 英日逐時通訳 2 6. 英日逐時通訳 3 授業計画 7. 英日逐時通訳 4 (授業の内容等) 8. 英日逐時通訳 5 9. 英日同時通訳 1 10. 英日同時通訳 2 11. 英日同時通訳 3 12. 英日同時通訳 4 13. 英日同時通訳 5 14. 英日同時通訳 6 15. 英日同時通訳 7 ― 45 ― 16. 日英翻訳 1 17. 日英翻訳 2 18. 日英翻訳 3 本事情の知識の重要性 19. 会議英語 の重要性 20.『和英活用大辞典』、Roget’s Thesaurus 21. 日本語発言の逐次通訳 1 22. 日本語発言の逐次通訳 2 23. 日英逐時通訳 1 24. 日英逐時通訳 2 25. 日英逐時通訳 3 26. 日英同時通訳 4 27. 日英同時通訳 5 28. 日英同時通訳 6 29. 日英同時通訳 7 30. 日英同時通訳 8 授業科目 M 通訳実習 B 2 単位 担当者名 渡部 富栄 ① 通訳理論に基づき、通訳の基礎技術を習熟させる a) 英日、日英通訳両方を等しく強化する b) 逐次および同時通訳双方をできるだけ実践に近い形で演習する c) 関連の通訳理論の文献を精査し、自分や他者の通訳技術を検討して修正していくという効果を高 めた自律的な学習をする 授業の概要 ② 通訳倫理を考察し、通訳専門職としての適格性を身につけさせる ③ 通訳に必要な分析力および解釈力を強化して、通訳技術に反映させる a) 必要なコミュニケーション理論を学ぶ b) 推論と文脈把握の重要性を考察する 技術指導については、経済学、経営学、政治学、社会学全般から教材を選択する 成績評価の 平常の取組全般と成果で総合的に判断する(出席:10%、訓練や課題への取り組み方(積極性と成果): 基準と方法 30%、発表:30%、レポート(期限厳守と内容):20%、授業中のテスト:10%) 履修条件 通訳論専攻コース在籍者および同等の英語力を有すると担当者が判断する者 特に自分でテーマを設定し、訓練およびリサーチの計画を立てて実行し、それを評価して計画を修正し 取組を継続させ、成果を生み出していく自己サイクルを展開できる者 教科書 講義部分および演習テキストはプリントを用意する 参考文献・ いろいろなものがあるので、初回にプリントを配布して説明し、以後、授業中に適宜、紹介する 資料等 1. 自 己紹介、オリエンテーション、通訳とは何か、発声の理論、 16. 英日通訳演習 逐次通訳の論文 呼吸法 17. 英日通訳演習 2. リプロダクション、要約訓練 ノートテーキングの論文 発声練習、無声化 18. 日英通訳演習 3. リプロダクション、要約訓練、記憶の強化、発声練習(アーティ 日本人の日本語構成の特徴 キュレーション) 19. 日英通訳演習 20. 英日通訳演習 4. 同時通訳の概要 同時通訳に関する論文 5. 頭からの訳、サイトトランスレーション 21. 英日通訳演習 授業計画 6. サイトトランスレーション 22. 日英通訳演習 通訳の歴史 (授業の内容等) 7. 同時通訳の基礎(原稿つき、原稿無し) 8. 逐次通訳の概要、ノートテーキングの導入 23. 日英通訳演習 9. ノートテーキング、逐次通訳演習 24. 英日通訳演習 25. 英日通訳演習 10. ご挨拶表現 26. 日英通訳演習 11. 通訳倫理 通訳理論の概要 12. コミュニケーション理論 27. 日英通訳演習 13. コミュニケーション理論(推論と文脈把握 . 演習) 28. 日英通訳演習 14. 演習 29. ワークショップ 30. ワークショップ、ディスカッション、全体のまとめ 15. 前期のまとめ 授業科目 M 通訳実習 C 2 単位 担当者名 近藤 正臣 The course has two elements, concurrently provided. The first is to learn basic features of EU and European political and economic institutions in the two languages, and the way in which the profession is practiced in Europe(AIIC, free-lancing, etc). The second element is the mono-lingual 授業の概要 (English only)training in consecutive interpreting, with some common note-taking techniques and other methods as practiced by European colleagues. The course will be conducted mostly in English, including consecutive interpreting training. 成績評価の The grade will be based on performance in class, taking into account each attendee’s improvement 基準と方法 from where s/he began this class. 履修条件 One must be an interpreting major, and one must demonstrate his/her English skills to the satisfaction of the lecturer. 教科書 No one specific textbook will be used. For interpreting training, current speeches and newspaper articles will be provided. For the 参考文献・ knowledge of European institutions and the workings of the profession, appropriate materials will be 資料等 specified. If available, a professional member from Europe will be giving special presentations. 17. Implications of EU expansion for interpreting services(2) 1. What is AIIC?(1) 18. Implications of EU expansion for interpreting services(3) 2. What is AIIC?(2) 3. M onolingual summarizing exercises without notes(1) 19. M onolingual summarizing exercises with notes(3)EU matters general topics 4. M onolingual summarizing exercises without notes(2) 20. M onolingual summarizing exercises with notes(4)EU matters general topics 5. Monolingual summarizing exercises with notes(1)political 21. Parliamentary Procedures(1) 22. Parliamentary Procedures(2) affairs 6. Monolingual summarizing exercises with notes(2)political 23. Monolingual interpreting exercises with notes(5)economic 授業計画 affairs affairs 24. Monolingual interpreting exercises with notes(6)economic What is the European Standard in Conference Interpreting? (授業の内容等) 7. affairs 8. European Conference-style English(1) 25. More Conference English(1) 9. European Conference-style English(2) 26. More Conference English(2) 10. European Conference-style English(3) 27. Monolingual interpreting exercises with notes(7)foreign 11. EU Institutions both in English and Japanese(1) affairs 12. EU Institutions both in English and Japanese(2) 28. Monolingual interpreting exercises with notes(7)foreign 13. EU Institutions both in English and Japanese(3) affairs 14. Flexible English constructions(1) 29. Peer Interpreting Exercises(1) 15. Flexible English constructions(2) 16. Implications of EU expansion for interpreting services(1) 30. Peer Interpreting Exercises(2) ― 46 ― 授業科目 M 通訳実習 D 2 単位 担当者名 渡部 富栄 医療関連の通訳講座になる。但し、狭い範囲の医療通訳ではなく、保健医療全般を対象にした通訳が できる力を養成することを目標にする。 ① 医療通訳の倫理および行動規定を学ぶ 授業の概要 ② 医療通訳の文献を検討する ③ 医療コミュニケーションの中で通訳を考察する ④ 基本的な生物医学的知識をつける ⑤ 政治経済、社会全般の文脈で保健医療を検討する 成績評価の 平常の取組全般と成果で総合的に判断する(出席:10%、訓練や課題への取り組み方(積極性と成果): 基準と方法 30%、発表:30%、レポート(期限厳守と内容):20%、授業中のテスト:10%) 履修条件 通訳論専攻コース在籍者および同等の英語力を有すると担当者が判断する者。 医療の知識がなくてもよいが、興味をもって積極的に取り組むこと。 教科書 講義部分および演習テキストはプリントを用意する 参考文献・ いろいろなものがあるので、初回にプリントを配布して説明し、以後、授業中に適宜、紹介する 資料等 1. 医療通訳とは何か 2. 医療通訳の倫理の概要 3. 医療通訳のビデオによる通訳演習 4. 演習 5. 演習 6. 医療通訳の関連論文を読む 7. 人体の概要 授業計画 8. 人体の概要、医療関連用語 (授業の内容等) 9. 治療的コミュニケーション 10. 演習 11. 日本と欧米の医療制度比較 12. ロールプレイ 13. がんの子どもの学校教育プログラム 14. 演習 15. 演習、前期まとめ 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 通訳実習 E Wall of Silence( 「医療過誤」がテーマ) 演習 演習 演習 医学関連の文献 医学関連の文献 演習 医療経済学関連の文献 演習 福祉政策関連の文献 演習 医療通訳の連の論文を読む 演習 ワークショップ ワークショップ、ディスカッション、全体のまとめ 2 単位 担当者名 Robert Spivak This course will focus on newspaper articles(mostly from the“New York Times”and“The International Herald Tribune”)and magazine articles(mostly from“The Economist”)related to economics----in Japan, Asia, and the world. 授業の概要 Students will be expected to read articles outside of class and prepare to summarize and discuss them. Students will work in pairs and small groups, as well as participate in class discussions. Students will give presentations on articles of her choice. The course will be taught 100% in English. 成績評価の Grades will be based on class performance, presentations, and tests. 基準と方法 履修条件 Students must be an interpreting major. 教科書 There will be no textbook. 参考文献・ Newspaper and magazine articles will be provided. 資料等 1. Introduction 2. New York Times/IHT/The Economist 3. New York Times/IHT/The Economist 4. New York Times/IHT/The Economist 5. New York Times/IHT/The Economist 6. New York Times/IHT/The Economist 7. New York Times/IHT/The Economist 授業計画 8. New York Times/IHT/The Economist (授業の内容等) 9. New York Times/IHT/The Economist 10. New York Times/IHT/The Economist 11. New York Times/IHT/The Economist 12. New York Times/IHT/The Economist 13. New York Times/IHT/The Economist 14. New York Times/IHT/The Economist 15. Review 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 47 ― New York New York New York New York New York New York New York New York New York New York New York New York New York New York Review Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Times/IHT/The Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist Economist 授業科目 M 通訳実習 F 2 単位 担当者名 Robert Spivak This course is an introduction in preparing and giving presentations in English. Students will work in pairs as well as participate in class discussions. Each student will prepare and give two 授業の概要 presentations(one with a partner and the other individually)on a topic connected to economics. The course will be taught 100% in English. By the end of the course, students should feel more confident in presenting economics-related topics in English. 成績評価の Grades will be based on performance class and presentations. 基準と方法 履修条件 Students must be an interpreting major. 教科書 There will be no textbook 参考文献・ 資料等 1. Introduction 2. Posture 3. Eye Contact 4. Voice Inflection 5. Presentations 6. Effective Visuals 7. Effective Visuals 授業計画 8. Effective Visuals (授業の内容等) 9. Explaining Visuals 10. Presentations 11. The Story Message(overview) 12. Introduction 13. Introduction 14. Introduction 15. Presentations 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 経済学特殊講義 B Review The Body The Body The Body Presentations The Conclusion The Conclusion. The Conclusion. The Story Message(review) Presentations Economics and Presentations Economics and Presentations Economics and Presentations Economics and Presentations Presentations 4 単位 担当者名 田中 達也 本講義では、日本の近世を対象に、古文書などの史資料の読解を通じて、村や町での経済活動の実態 授業の概要 とその変遷を事例地域に則して具体的に辿っていく。こうした作業を通じて、現在に見出せる地域社会 のすがたやその地域的特性について理解するための視点を養う。 成績評価の 授業への出席・参加状況・レポート提出などにより総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 近世史料の読解に興味のある者を歓迎する。 教科書 授業中に適宜史料等を掲示、配布する。 参考文献・ 田中圭一『帳箱の中の江戸時代史 上・下』刀水書房、1991 年・1993 年 資料等 1. オリエンテーション 16. オリエンテーション 2. 近世村落の景観と社会(水田・畑作村落)1 17. 近世都市の景観と社会(港町)1. 3. 近世村落の景観と社会(水田・畑作村落)2 18. 近世都市の景観と社会(港町)2. 4. 生業の変遷 1. 19. 産業の展開 1. 5. 生業の変遷 2. 20. 産業の展開 2. 6. 生業の変遷 3. 21. 商業と流通 1. 7. 家の展開 1. 22. 商業と流通 2. 授業計画 8. 家の展開 2. (授業の内容等) 23. 商業と流通 3. 9. 近世村落の景観と社会(山漁村)1. 24. 近世都市の景観と社会(在郷町)1. 10. 近世村落の景観と社会(山漁村)2. 25. 近世都市の景観と社会(在郷町)2. 11. 生産の場とその変化 1. 26. 都市のなりたちと変容 1. 12. 生産の場とその変化 2 27. 都市のなりたちと変容 2. 13. 商品流通の様相 1. 28. 流通とその場 1. 14. 商品流通の様相 2. 29. 流通とその場 2. 15. まとめ 30. まとめ ― 48 ― 授業科目 M 経済学特殊講義 C 4 単位 担当者名 本間 修 授業の概要 下記の教科書内容を履修学生が毎回予習(英文を日本語訳)し、発表すること。その発表内容につい てコメントを加える方向で授業を進める。 成績評価の 授業への出席状況と発表内容により総合評価する。 基準と方法 履修条件 毎回、英文日本語訳の予習をしてくること。その内容を纏めて発表できること。 教科書 J. Rose「Human Stress and the Environment」 参考文献・ C. Cooper 「Personality and Stress」 資料等 1. Introduction 16. Stress、Mental Health and the Environment 2. Medical Implication of Stress 17. ditto 3. ditto 18. ditto 4. S ome Effects of the Environment on Emotions and their 19. Stress、Health and the Office Environment Relationships 20. ditto 5. ditto 21. ditto 6. ditto 22. Stress and Public Concern over Hazardous Waste 7. Environment、Stress and Aging 授業計画 (授業の内容等) 8. ditto 23. ditto 24. ditto 9. ditto 25. S tress and the Environment:The Impact of the Motor 10. Seasonal Factors and Suicide 授業科目 Vehicle 11. ditto 26. ditto 12. ditto 27. ditto 13. Stress in the Work Environment 28. Individual Differences、Stress and Coping 14. ditto 29. ditto 15. ditto 30. ditto M 外国文献研究 A(英語) 4 単位 担当者名 中垣 恒太郎 院生各自の専門領域における英語文献の読解力育成に力を注ぐ。担当者の専門であるカルチュラル・ スタディーズ(文化研究)の領域から、グローバリゼーション化の中で文化交流がもたらす様々な問題 授業の概要 を扱った研究書の一部を抜粋して講読していく。「文化交流・経済・メディア・グローバリゼーション」 の観点を軸に、日本の現代文化が東アジアを含む海外においてどのように受容・消費され、どのような 影響を及ぼしているのか、という問題について英語文献の正確な読解をもとに皆で検討していきたい。 成績評価の 「文献研究」の性質上、毎回の講読演習での取り組みにもっとも力点を置いた上で総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 英語文献の読解力向上を求めている者であれば誰でも歓迎する。開講時の英語力は問わない。博士後期 課程への進学希望者に対する英語力増強への期待にもこたえたい。専門文献の読解力を養成する授業の 性質上、便宜的に教科書を提示しているが、受講生諸君の方から講読したいテキスト(文献)を積極的 に提案してくれてもよい。英語力向上に対して少しでも関心があれば相談に応じるので第一回目の授業 に出席すること。 (1)Anne Allison, Millennial Monsters: Japanese Toys And the Global Imagination(University of California Press, 2006). (2)Joseph Tobin, ed. Picachu’s Global Adventure: The Rise and Fall of Pokemon(Duke University Press, 2004). (3)Koichi Iwabuchi, Feeling Asian Modernities: Transnational Consumption of Japanese TV Dramas (Hong Kong University Press, 2004). 参考文献・ 教場で随時、指示する。 資料等 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. ガイダンス(授業の進め方・方針について) 2. 導入講義 3. 導入講義 4. 文献講読演習 5. 文献講読演習 6. 文献講読演習 7. 文献講読演習 授業計画 8. 文献講読演習 (授業の内容等) 9. 文献講読演習 10. 文献講読演習 11. 文献講読演習 12. 文献講読演習 13. 文献講読演習 14. 文献講読演習 15. 前期まとめ ― 49 ― 後期ガイダンス(後期授業の進め方・方針について) 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 文献講読演習 まとめ 授業科目 M 外国文献研究B(日本語) 4 単位 担当者名 篠永 宣孝 経済学、経済関係の日本語文献を購読し、履修生(主として留学生)の日本語能力の向上と経済学一 般の知識と理解を深めることを目的とする。経済専門文献を輪読し、受講生の基礎的経済理論・概念、 授業の概要 日本・世界に関する一般的経済知識を涵養すると同時に、日本文の読解力や文章・論文作成能力の向上 を図る。 成績評価の 出席および授業態度の平常点(50%)と期末試験(50%)との総合点で評価する。 基準と方法 履修条件 ある程度以上の日本語能力を有する学生(留学生)。 教科書 吉川洋『ケインズ』筑摩書房(ちくま新書)。 中村正則『経済発展と民主主義』岩波書店。 参考文献・ 参考文献・資料等は必要に応じてコピーを配布する。 資料等 1. 日本語能力向上の秘訣 ; 理論とは何か ? 16. 明治以降の日本経済の発展の概説 2. 経済学理論の発展Ⅰ(古典派経済学から) 17. 現代日本の経済状況 3. 経済学理論の発展Ⅱ(現代経済学理論) 18.『経済発展と民主主義』輪読発表 1 4.『ケインズ』輪読発表 1 19.『経済発展と民主主義』輪読発表 2 5.『ケインズ』輪読発表 2 20.『経済発展と民主主義』輪読発表 3 6.『ケインズ』輪読発表 3 21.『経済発展と民主主義』輪読発表 4 7.『ケインズ』輪読発表 4 22.『経済発展と民主主義』輪読発表 5 授業計画 8.『ケインズ』輪読発表 5 (授業の内容等) 授業科目 23.『経済発展と民主主義』輪読発表 6 9.『ケインズ』輪読発表 6 24.『経済発展と民主主義』輪読発表 7 10.『ケインズ』輪読発表 7 25.『経済発展と民主主義』輪読発表 8 11.『ケインズ』輪読発表 8 26.『経済発展と民主主義』輪読発表 9 12.『ケインズ』輪読発表 9 27.『経済発展と民主主義』輪読発表 10 13.『ケインズ』輪読発表 10 28. アジア諸国の経済発展の問題点Ⅰ(中国) 14. ケインズ経済学の概要 29. アジア諸国の経済発展の問題点Ⅰ(その他) 15. 総括 30. 総括 M 文献調査研究 2 単位 担当者名 岡村 與子 この授業では、修士論文の研究計画書(正式なもの)を作成し、修士論文執筆に向けて明確な方向付け をすることを目的とします。修士論文は、過去の文献をまとめた「レポートの長いもの」ではありません。 正式な研究計画書には、(1)自分の研究の背景・位置づけ、(2)自分の研究の必要性、(3)研究に必要 な一次資料と特定と入手可能性、 (4)研究を開始してから終了するまでの時間的な計画(いつ何を行い、 授業の概要 どこまで完了するかを具体的なタイムスケジュール)などが含まれていなければなりません。また、学 術論文の執筆には、(A)利用した文献の出典を正確に記述すること、(B)ひとつのアイデアのまとま りとして論文中の各段落が構成されていること、などが求められます。これらの具体的なタスクを演習 形式で学びながら 8 ページから 15 ページの範囲で正式な研究計画書を作成してゆきます。 毎回の講義で提出する課題(20%) 成績評価の 面接(5 回の面接をすべて十分に準備して受けること)(20%) 基準と方法 最終提出物(正式な研究計画書)(50%) 最終提出物の提出が無い場合は、評価の対象としません。 履修条件 各自、修士論文で取り扱う研究テーマについて明確にさせておいてください。 授業時間以外でも必要におおじて研究室で面会することになります。授業時間外で非常に多くの時間を 費やして準備することになるので、そのつもりで取り組むことのできる学生であること。 教科書 配布資料 参考文献・ 特にありません 資料等 授業計画 (授業の内容等) 1. オリエンテーション、自己紹介 2. 専門分野と研究手法について、文献の種類について 3. 研究テーマについての発表(一人 10 分から 20 分程度) 4. OPAC による図書検索 5. Cinii による 2 次文献検索の実際と参考文献一覧の作成(Ⅰ) 6. Cinii による 2 次文献検索の実際と参考文献一覧の作成(Ⅱ) 7. 検索文献の入手について(図書館実習) 8. 検索文献の入手(図書館実習)と入手した 2 次文献の読み方について 9. 2 次文献の読み方とノートの取り方について ☆ 第一回・面接週(各学生に 30 分から 1 時間程度の面接時間を設定します。 ) 10. パラグラフ・ライティングについて(Ⅰ) 11. 2 次文献ノートの並べ替えと引用情報についての説明(Ⅰ) 12. パラグラフ・ライティングについて(Ⅱ) 実習 13. アウトラインとは?実習 ☆ 第二回・面接週 研究計画書、仮提出 ☆ 第三回・面接週 14. 研究計画書の校正(講義時間を使って第四回目の面接を行います。 ) 定期試験週間に第五回目の面接を行います。 研究計画書の最終版を提出する前に 5 回の面接を必ず受けること 前期・定期試験の最終日(平成 21 年 7 月 31 日)を研究計画書の最終版の提出締切とします。 ― 50 ― 授業科目 M 文献調査研究 2 単位 担当者名 竹永 進 この授業では、博士課程前期の受講生が 2 年間をかけて執筆・提出する修士論文の作成に不可欠のさ まざまな事項を学ぶ。論文執筆にあたって最初になすべきことは明確なテーマの設定である。どういう 主題について論文を書くかがはっきりしなければ論文執筆準備の一切が始まらない。受講生にはまず 授業の概要 テーマについての明確なアイデアを持ってもらうために、最初に簡単な文章の作成を課す。その後に、 テーマに関連した文献を探索して深く読み込み従来の研究によって明らかになったこととなお今後究明 すべく残された問題とを判別しなければならない。授業では文献渉猟の方法とその読解について具体的 に作業を行う中で理解を深めていくことを期したい。 成績評価の 毎回の授業への出席が基本となる。その上で授業内容への積極的な参加や、課題の遂行状況を見て総合 基準と方法 的に判定する。 履修条件 大学院修士課程の 1 年目に在籍する学生で、旺盛な研究意欲を有するもの。 教科書 特に指定しない。 参考文献・ 毎回の授業において必要に応じて指示する。 資料等 1. オリエンテーション、自己紹介、研究テーマの設定について 2. 研究テーマについて作成した文章をもとに発表 3. OPAC による学内所蔵文書の検索と入手方法について 4. WEB CAT による他大学図書館所蔵の文書の検索と入手方法に ついて 5. Cinii を用いた主として雑誌論文検索の方法と必要論文の入手 方法についてⅠ 6. Cinii を用いた研究文献の検索の方法と文献の入手方法いつい てⅡ 7. EBSCO を用いた外国文献の検索と文献の入手方法について、 授業計画 学内・学外図書館への依頼 (授業の内容等) 8. 入手した文献の整理と研究 9. 文献研究ノートの作成と整理 10. 文献研究から判明した新たな関連文献の入手と研究、そのノー トの作成と整理 11. ノートの読み直しと研究文献の研究から学んだことのまとめ 12. これまでの研究文献によって明らかになっていない点の発見 と明確化 13. 以上の文献調査・研究に基づいて論文構想の具体化をはかる 14. 作成する論文の大まかな内容構成の作成 15. 以上全体の過程を振り返りその問題点や困難を議論しあう 授業科目 M 経済学総合研究 A(前期) 2 単位 担当者名 授業の概要 この授業では経済学に関する知識、特にマクロ経済学の基礎を学ぶ。 成績評価の レポートおよび筆記試験 基準と方法 履修条件 下記の条件を満たしていることを条件とする。 ⑴経済学部以外の学部出身者 ⑵一般教養の経済学を履修したことがある者(半期か通年かは問わない) 教科書 中谷巌『入門マクロ経済学』第 4 版、日本評論社 参考文献・ 受講者の状況に応じて決める 資料等 1. イントロダクション―マクロ経済学とミクロ経済学― 2. 国民総生産とは何か 3. 均衡所得の考え方 4. 消費関数と総需要 5. 所得乗数 6. 有効需要の原理 7. 政府部門の導入とその場合の所得乗数 8. 政府の予算 授業計画 (授業の内容等) 9. 節約のパラドックスと均衡財政乗数 10. 貨幣・利子および所得 11. 利子率と総需要 12. 貨 幣市場の均衡(LM 曲線)および財市場と貨幣市場の同時 均衡(IS・LM 曲線の交点) 13. 財政金融政策 14. 総需要曲線と総供給曲線 15. まとめ ― 51 ― 大杉 由香 授業科目 M 経済学総合研究 B(後期) 2 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では経済学に関する知識、特にミクロ経済学の基礎を学ぶ。 成績評価の レポートおよび筆記試験 基準と方法 履修条件 下記の条件を満たしていることを条件とする。 ⑴経済学部以外の学部出身者 ⑵一般教養の経済学を履修したことがある者(半期か通年かは問わない) 教科書 受講者の状況に応じて決める 参考文献・ 受講者の状況に応じて決める 資料等 1. イントロダクション―ミクロ経済学とは何か― 2. ミクロ経済学とマクロ経済学 3. 需要と供給による価格決定① 4. 需要と供給による価格決定② 5. 家計の行動①予算線・無差別曲線等 6. 家計の行動②需要関数の導出等 7. 企業の行動①短期の費用曲線等 授業計画 8. 企業の行動②供給曲線の導出等 (授業の内容等) 9. 完全競争時の長期の供給曲線 10. 需要と供給①ワルラスの考え方 11. 需要と供給②マーシャルの考え方 12. 不完全競争と産業組織① 13. 不完全競争と産業組織② 14. 一般均衡分析 15. まとめ 授業科目 M 政治学総合研究 A 2 単位 担当者名 穴見 明 授業の概要 学部で政治学について本格的に学んでこなかった院生を対象として、政治学の基本的な概念と代表的 な理論的アプローチについて概説する。 成績評価の 授業中の質疑応答への参加 50%、レポート(年 2 回)50%を配点基準として評価する。 基準と方法 履修条件 学部で政治学原論に相当する専門科目を履修してこなかった、公共政策コースの院生のみを対象とする 科目である。 教科書 佐々木毅『政治学講義』東京大学出版会 参考文献・ 丸山真男「政治の世界」(『丸山真男集』第 5 巻) 資料等 1. 政治学とはどのような学問か(1) 2. 政治学とはどのような学問か(2) 3. 政治とは何か(1) 4. 政治とは何か(2) 5. 政治権力論(1) 6. 政治権力論(2) 7. 政治と制度(1) 授業計画 8. 政治と制度(2) (授業の内容等) 9. 近代国家の特質(1) 10. 近代国家の特質(2) 11. 近代の政治思想(1) 12. 近代の政治思想(2) 13. 近代の政治思想(3) 14. レポートの講評 15. 全体のまとめ ― 52 ― 授業科目 M 政治学総合研究 B 2 単位 担当者名 穴見 明 授業の概要 学部で政治学について本格的に学んでこなかった院生を対象として、政治学の基本的な概念と代表的 な理論的アプローチについて概説する。 成績評価の 授業中の質疑応答への参加 50%、レポート(年 2 回)50%を配点基準として評価する。 基準と方法 履修条件 学部で政治学原論に相当する専門科目を履修してこなかった、公共政策コースの院生のみを対象とする 科目である。 教科書 佐々木毅『政治学講義』東京大学出版会 参考文献・ 資料等 1. イントロダクション:政治学と政治理論 2. 政治体制論(1) 3. 政治体制論(2) 4. 現代福祉国家論(1) 5. 現代福祉国家論(2) 6. 政治と経済(1) 7. 政治と経済(2) 授業計画 8. 公共政策と行政(1) (授業の内容等) 9. 公共政策と行政(2) 10. 政党と政党制(1) 11. 政党と政党制(2) 12. 多元主義理論 13. 多元主義とコーポラティズム 14. レポートの講評 15. 全体のまとめ 授業科目 M 英書購読 A 2 単位 担当者名 加藤 普章 米国における銃規制問題に関するテキストを通して、その背景にある動きや政策などをフォローす 授業の概要 る。テキストは 6 つの章により構成されており、各章ごとにポイントを絞り、読み進む。内容について も講義で説明するので、時間をかけて英語文献を読む場としたい。 成績評価の 出席点(60%)とテキスト(40%)による。 基準と方法 履修条件 時間をかけて毎回、テキストを読んでくること。 教科書 R. J. Spitzer, The Politics of Gun Control, Chatam House, 1998 参考文献・ 富井幸雄『共和主義・民兵・銃規制』、昭和堂、2002. 資料等 1. イントロダクション 2. 銃規制をめぐる政策①(テキスト 1 章) 3. 銃規制をめぐる政策②(テキスト 1 章) 4. 銃規制をめぐる政策③(テキスト 1 章) 5. 修正 2 条の意義①(テキスト 2 章) 6. 修正 2 条の意義②(テキスト 2 章) 7. 修正 2 条の意義③(テキスト 2 章) 授業計画 8. 銃による被害①(テキスト 3 章) (授業の内容等) 9. 銃による被害②(テキスト 3 章) 10. 銃による被害③(テキスト 3 章) 11. 銃規制に反対する勢力①(テキスト 4 章) 12. 銃規制に反対する勢力②(テキスト 4 章) 13. 銃規制に反対する勢力③(テキスト 4 章) 14. 今後の動向①(テキスト 5 章) 15. 今後の動向②(テキスト 6 章) ― 53 ― 授業科目 M 英書購読 B 2 単位 担当者名 加藤 普章 日本においても禁煙の動きは顕著になってきているが、米国やカナダではより厳しいルールなどが設 授業の概要 定されている。ここではタバコ規制に関する本をテキストとして選び、禁煙に関する思想、運動、そし て政策について議論してみたい。 成績評価の 出席点(60%)とテキスト(40%)による。 基準と方法 履修条件 時間をかけて毎回、テキストを読んでくること。 教科書 D. T. Studlar, Tabaco Control, Broadview Press, 2002. 参考文献・ 棚瀬孝雄『タバコ訴訟の法社会学』、世界思想社、2000 資料等 1. イントロダクション 2. タバコ規制の意味①(テキスト 1 章) 3. タバコ規制の意味②(テキスト 1 章) 4. タバコ規制の歴史①(テキスト 2 章) 5. タバコ規制の歴史②(テキスト 2 章) 6. 連邦政府の政策①(テキスト 3 章) 7. 連邦政府の政策②(テキスト 3 章) 授業計画 8. 州や自治体の政策①(テキスト 4 章) (授業の内容等) 9. 州や自治体の政策②(テキスト 4 章) 10. タバコ規制の政治①(テキスト 5 章) 11. タバコ規制の政治②(テキスト 5 章) 12. 国際的な比較①(テキスト 6 章) 13. 国際的な比較②(テキスト 6 章) 14. 米国とカナダの比較①(テキスト 7 章) 15. 米国とカナダの比較②(テキスト 7 章) 授業科目 M 数理解析 A 2 単位 担当者名 浦田 健二 社会・経済現象などを分析する上で必要となる、さまざまな数学的手法の基礎を習得する。数学的手 法がどのようなところで役立ち、どのように使われているかを学ぶことで、数学的考え方に慣れ、それ 授業の概要 らの手法や考え方を自分の頭で自然に活用できるようになることを目的とする。社会・経済現象の分析 や優先端技術に使われている非常に初歩的な数学を扱う。 成績評価の 授業中の課題演習 50%、小テスト 50% 基準と方法 履修条件 授業中に計算演習を行います。 教科書 プリントを用います。 参考文献・ 文系のための線形代数の応用、田村著、現代数学社 資料等 経済学で出る数学、経済セミナー増刊、日本評論社 1. 整関数による市場分析(1) 2. 整関数による市場分析(2) 3. 指数・対数による複利計算 4. 対数による複利近似計算 5. 数列と割引因子(1) 6. 数列と割引因子(2) 7. 行列の基礎(1) 授業計画 8. 行列の基礎(2) (授業の内容等) 9. うわさの伝播(1) 10. うわさの伝播(2) 11. 統計の初歩―度数分布― 12. 統計の初歩―平均値― 13. 統計の初歩―分散と偏差― 14. 統計の初歩―回帰分析― 15. まとめ ― 54 ― 授業科目 M 数理解析 B 2 単位 授業の概要 社会・経済現象などを分析する上で必要となる、さまざまな数学的手法の基礎を習得する。数学的手 法がどのようなところで役立ち、どのように使われているかを学ぶことで、数学的考え方に慣れ、それ らの手法や考え方を自分の頭で自然に活用できるようになることを目的とする。あつかう題材は、多変 数関数の最大・最小問題、行列の固有値問題、確率とリスクである。 成績評価の 授業中の課題演習 50%、小テスト 50% 基準と方法 履修条件 授業中に計算演習を行います。 教科書 プリントを用いて行います。 参考文献・ 文系のための線形代数の応用、田村著、現代数学社 資料等 経済学で出る数学、経済セミナー増刊、日本評論社 1. 1 変数関数の最大・最小問題(1) 2. 1 変数関数の最大・最小問題(2) 3. 多変数関数の最大・最小問題(1) 4. 多変数関数の最大・最小問題(2) 5. 多変数関数の最大・最小問題(3) 6. ベクトルと行列の基本 7. 階層分析による意思決定 授業計画 8. 均衡分析 (授業の内容等) 9. ゲーム理論入門 10. 回帰分析(1) 11. 回帰分析(2) 12. 確率の基本 13. 確率とリスク(1) 14. 確率とリスク(2) 15. まとめ ― 55 ― 担当者名 浦田 健二 ― 56 ― 平成 23 年度経済学研究科経済学専攻 博士課程後期課程 科目編成表 ○専任 △非常勤講師 授 業 科 目 単位 学期 専・非 研 究 指 理論経済学研究指導Ⅰ 4 理論経済学研究指導Ⅱ 経済学史研究指導Ⅰ 4 経済学史研究指導Ⅱ 経済史研究指導Ⅰ 4 経済史研究指導Ⅱ 4 日本経済史研究 西洋経済史研究 経済政策研究 公共経済研究 環境経済学研究 都市経済研究 交通経済研究 国際経済研究 国際関係研究 金融研究 国際金融研究 財政研究 租税研究 数理統計研究 労働経済研究 社会保障研究 経済学特殊研究A 経済学特殊研究B 経済学特殊研究C 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 59 60 61 62 通年 ○ 中 村 宗 悦 63 通年 ○ ○ ○ 上遠野 武 司 佐 藤 順 一 中 島 正 人 64 65 66 通年 ○ 内 藤 二 郎 67 通年 ― ― 通年 ○ 高 山 洋 一 68 通年 ○ 藤 原 碩 宣 69 通年 ○ 岡 村 與 子 70 通年 ○ 大 杉 由 香 71 通年 ― ― 通年 ○ 上 野 健 一 通年 ― ― 習 科 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ― 通年 ― 通年 ― 目 岡 村 宗 二 渡 部 茂 竹 内 亨 夫 竹 永 進 吉 田 憲 夫 中 村 宗 悦 篠 永 宣 孝 佐 藤 順 一 中 島 正 人 ― 上 野 健 一 上遠野 武 司 内 藤 二 郎 ― 加 藤 正 昭 高 山 洋 一 藤 原 碩 宣 藤 原 碩 宣 岡 村 與 子 ― 大 杉 由 香 ― ― ― ― 57 ― 72 73 73 74 74 75 75 76 76 77 77 78 78 79 79 80 80 81 81 日本文学専攻博士課程 4 目 岡 村 宗 二 渡 部 茂 竹 永 進 吉 田 憲 夫 日本文学専攻博士課程 経済学史研究 ページ 日本文学専攻博士課程 国際経済研究指導Ⅰ 4 国際経済研究指導Ⅱ 国際関係研究指導Ⅰ 4 国際関係研究指導Ⅱ 金融研究指導Ⅰ 4 金融研究指導Ⅱ 財政研究指導Ⅰ 4 財政研究指導Ⅱ 統計研究指導Ⅰ 4 統計研究指導Ⅱ 社会保障研究指導Ⅰ 4 社会保障研究指導Ⅱ 労働経済研究指導Ⅰ 4 労働経済研究指導Ⅱ 経済地理研究指導Ⅰ 4 経済地理研究指導Ⅱ 環境経済学研究指導Ⅰ 4 環境経済学研究指導Ⅱ 講 義 ・ 実 マクロ経済学研究 4 ミクロ経済学研究 4 マルクス経済学研究 4 備 考 経済学専攻博士課程後期課程 経済政策研究指導Ⅰ 経済政策研究指導Ⅱ 導 科 ○ 通年 ○ ○ 通年 ○ 担 当 者 経済学専攻経済学研究博士課程後期課程の修了要件 1.修了には 12 単位以上の単位取得が必要です。 授業科目ごとの必要単位数 授 業 科 目 研究指導科目 関連講義科目 合 計 単 位 数 「研究指導」8 単位 関連講義科目から 1 科目 4 単位以上取得する。 12 単位以上 (1)研究指導科目は、各指導教授の「研究指導」から 1 科目を選択し、同一の教員を 3 年間継続して履修します。 (2)関連講義科目 1 科目 4 単位以上取得する。 ― 58 ― 授業科目 D 理論経済学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 岡村 宗二 マクロ経済現象の理解およびマクロ理論研究を指導する。基本的には前期課程の延長である。研究会 や学会での報告に向けたオリジナルな研究を目指す。また、ケインジアン、新古典派(RBC など)、 「新 授業の概要 しい新古典派総合」に関する理論展望を行う。尚、最近の私自身の研究テーマは、ミクロ主体の相互反 応やフィードバックを議論し得るマルチエージェントシステムによる社会経済の動学分析である。 成績評価の 課題報告、研究報告、提出論文の内容に基づき総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 大学院前期課程レベルのマクロ経済学、ミクロ経済学、計量経済学の知識が必要である。また、隣接分 野および英語は常々学習を怠らないこと。 教科書 関連の研究論文・資料を配付する。 参考文献・ 院生のテーマに応じて、文献リストを配布する。 資料等 1. 研究指導ガイダンス(1) 2. 研究指導ガイダンス(2) 3. 社会科学としての経済学研究 4. マクロ経済学の課題と展望 5. 均衡概念と動学分析 6. 生物・心理・神経・歴史・社会学などからのメッセージ 7. 現代マクロ経済学研究に向けて 8. 最近内外の経済問題:現代のデフレーション 授業計画 9. 市場調整とマクロ調整(1):動学的一般均衡理論の意義 (授業の内容等) 10. 市場調整とマクロ調整(2):「新しい新古典派総合」の検討 11. 社会における市場・成長・信頼・安心 12. 米国経済の現状と経済政策(2010 年 CEA 報告の検討) 13. ミ クロ主体の相互依存とマクロ経済現象:限定合理性モデル (1) 14. ミ クロ主体の相互依存とマクロ経済現象:限定合理性モデル (2) 15. 研究計画指導 16. 研究計画指導 17. 課題報告・指導 18. 課題報告・指導 19. 課題報告・指導 20. 課題報告・指導 21. 課題報告・指導 22. 課題報告・指導 23. 課題報告・指導 24. 課題報告・指導 25. 課題報告・指導 26. 課題報告・指導 27. 課題報告・指導 28. 課題報告・指導 29. 課題報告・指導 30. 課題報告・指導 授業科目 D 理論経済学研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 授業の概要 「理論経済学研究指導Ⅰ」を踏まえての研究指導を行う。また、経済学研究関連の勉強・研究会やセ ミナー等での報告および議論に対応した研究指導を行う。 成績評価の 課題報告、研究報告、提出論文の内容に基づき総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 「理論経済学研究指導Ⅰ」を終了していること。 関連の研究論文・資料を配付する。 参考文献・ 院生のテーマに応じて、文献リストを配布する。 資料等 1. 論文作成・研究指導ガイダンス 16. 研究報告・指導 2. 文献指導 17. 研究報告・指導 3. 文献指導・課題報告 18. 研究報告・指導 4. 文献指導・課題報告 19. 研究報告・指導 5. 文献指導・課題報告 20. 研究報告・指導 6. 文献指導・課題報告 21. 研究報告・指導 7. 文献指導・課題報告 22. 研究報告・指導 授業計画 8. 文献指導・課題報告 (授業の内容等) 23. 研究報告・指導 9. 文献指導・課題報告 24. 論文・研究指導 10. 課題報告 25. 論文・研究指導 11. 研究テーマの指導 26. 論文・研究指導 12. 研究テーマの指導 27. 論文・研究指導 13. 研究テーマ・概略報告 28. 論文・研究指導 14. 研究テーマ・概略報告 29. 論文・研究指導 15. 研究テーマ確定指導 30. 論文・研究指導 ― 59 ― 岡村 宗二 授業科目 D 理論経済学研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 渡部 茂 本演習はハイエクの社会経済哲学をベースとしながら、とりわけ市場プロセス理論を中心として、 授業の概要 オーストリア学派の経済学をさまざまな角度から考究すると共に、市場経済のもつ本質的な機能と意義 を探求する 成績評価の 講義への出席・発言・レポート提出状況と共に、論文作成に向けた研究活動の状況を勘案し、総合的 基準と方法 に評価する 履修条件 ミクロ経済学や産業組織論に関する基本的な理解を有していること 教科書 カレン I. ヴォーン『オーストリア経済学』(渡部茂・中島正人訳)学文社、2000 年 G. R. スティール『ハイエクの経済学』(渡部茂訳)学文社、2001 年 参考文献・ F. A. ハイエク『法と立法と自由Ⅲ』(渡部茂訳)春秋社、2008 年 資料等 Stephen F. Frowen(ed.)Hayek: Economist and Social Philosopher 1997 1. 伝統的価格理論と市場経済 16. 正義とは何か 2. 市場の失敗 17. 社会的正義の誤謬 3. 政府の失敗 18. 個人主義と自由主義(1) 4. 競争の意味(1) 19. 個人主義と自由主義(2) 5. 競争の意味(2) 20. 民主主義と基本法(1) 6. ハイエクの社会経済哲学(1) 21. 民主主義と基本法(2) 7. ハイエクの社会経済哲学(2) 22. 自由と市場(1) 授業計画 8. ハイエクと現代自由主義 (授業の内容等) 授業科目 23. 自由と市場(2) 9. 自生的秩序と自由(1) 24. 科学主義 10. 自生的秩序と自由(2) 25. 歴史主義 11. 自生的秩序と自由(3) 26. 均衡の意味 12. 設計主義的合理主義(1) 27. ハイエクの経済学(1) 13. 設計主義的合理主義(2) 28. ハイエクの経済学(2) 14. 組織と社会(1) 29. ハイエクの経済学(3) 15. 組織と社会(2) 30. まとめ D 理論経済学研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 渡部 茂 本演習はハイエクの社会経済哲学をベースとしながら、とりわけ市場プロセス理論を中心として、 授業の概要 オーストリア学派の経済学をさまざまな角度から考究すると共に、市場経済がもつ本質的な機能と意義 を探求する 成績評価の 出席・発言・レポート提出の状況と共に、論文作成に向けた研究活動の進捗度合いなどを勘案し、総 基準と方法 合的に評価する 履修条件 ミクロ経済学や産業組織論に関する基本的な理解を有していること 教科書 カレン I. ヴォーン『オーストリア経済学』(渡部茂・中島正人訳)学文社、2000 年 G. R. スティール『ハイエクの経済学』(渡部茂訳)学文社、2001 年 参考文献・ F. A. ハイエク『法と立法と自由』(渡部茂訳)春秋社、2008 年 資料等 Stephen F. Frowen(ed.)Hayek: Economist and Social Philosopher 1997 1. メンガーとオーストリア学派(1) 16. ロスバードとラックマン(1) 2. メンガーとオーストリア学派(2) 17. ロスバードとラックマン(2) 3. 社会主義計算論争(1) 18. オーストリア経済学の特徴(1) 4. 社会主義計算論争(2) 19. オーストリア経済学の特徴(2) 5. ミーゼスとヒューマンアクション(1) 20. オーストリア経済学と新古典派経済学 6. ミーゼスとヒューマンアクション(2) 21. 社会的規制の現状 7. 市場プロセス理論(1) 22. 経済的規制の現状 授業計画 8. 市場プロセス理論(2) (授業の内容等) 23. 規制と規制緩和の意義(1) 9. 市場プロセス理論(3) 24. 規制と規制緩和の意義(2) 10. カーズナーと企業家精神(1) 25. 市場と競争の機能(1) 11. カーズナーと企業家精神(2) 26. 市場と競争の機能(2) 12. オーストリア学派の復活(1) 27. 競争促進政策 13. オーストリア学派の復活(2) 28. 市場の本質的な意味(1) 14. 時間と無知の経済学(1) 29. 市場の本質的な意味(2) 15. 時間と無知の経済学(2) 30. まとめ ― 60 ― 授業科目 D 経済学史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の博士課程における研究指導は、課程の最後に提出する博士論文の作成の指導を行うことを趣 旨とする。履修者は、修士課程の最後に提出した修士論文に引き続き、早期に自己の研究テーマを経済 学史の広い分野の中から選びとり、論文作成に向けた研究を開始しなければならない。テーマは修士論 文からの延長発展であることが望ましいが、これとは別に新たに設定することも可能である。授業はゼ ミナール形式によっておこない、履修者各人の個別研究発表を主体とする。受講者には各テーマに応じ 授業の概要 た基本文献を提示するとともに、研究史的経緯への配視も求める。これらについての綿密な研究を前提 として研究報告者の問題意識を深め、独自の論点を提示できるような論文を仕上げていくことが求めら れる。また、博士論文作成のための研究の途上で、各種の雑誌に発表できるレベルの個別研究論文を執 筆し研究業績を積むことも、将来の進路にとってきわめて重要であり、博士論文はこのような成果の積 み重ねの上に仕上がることが望ましい。 成績評価の 年間数回におよぶ研究発表とそれに基づく質疑応答・討論をもとに成績評価を行う。したがって、学部 基準と方法 の通常の授業でのような筆記試験はない。 履修条件 経済学史研究の基本は原典を読むことである。ヨーロッパ出自の学問としての経済学をその源泉におい て研究するために、英語はもちろん、それ以外にも少なくとも一カ国語は文献研究に十分な語学力を有 していること。 教科書 上記から、特に指定する教科書はない。 参考文献・ 履修者各人の研究テーマに応じて必要に応じて指示する。 資料等 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. 順次研究発表を課す。以下同 2. 3. 4. 5. 6. 7. 授業計画 8. (授業の内容等) 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 授業科目 D 経済学史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の博士課程における研究指導は、課程の最後に提出する博士論文の作成の指導を行うことを趣 旨とする。履修者は、修士課程の最後に提出した修士論文に引き続き、早期に自己の研究テーマを経済 学史の広い分野の中から選びとり、論文作成に向けた研究を開始しなければならない。テーマは修士論 文からの延長発展であることが望ましいが、これとは別に新たに設定することも可能である。授業はゼ ミナール形式によっておこない、履修者各人の個別研究発表を主体とする。受講者には各テーマに応じ 授業の概要 た基本文献を提示するとともに、研究史的経緯への配視も求める。これらについての綿密な研究を前提 として研究報告者の問題意識を深め、独自の論点を提示できるような論文を仕上げていくことが求めら れる。また、博士論文作成のための研究の途上で、各種の雑誌に発表できるレベルの個別研究論文を執 筆し研究業績を積むことも、将来の進路にとってきわめて重要であり、博士論文はこのような成果の積 み重ねの上に仕上がることが望ましい。 成績評価の 年間数回におよぶ研究発表とそれに基づく質疑応答・討論をもとに成績評価を行う。したがって、学部 基準と方法 の通常の授業でのような筆記試験はない。 履修条件 経済学史研究の基本は原典を読むことである。ヨーロッパ出自の学問としての経済学をその源泉におい て研究するために、英語はもちろん、それ以外にも少なくとも一カ国語は文献研究に十分な語学力を有 していること。 教科書 上記から、特に指定する教科書はない。 参考文献・ 履修者各人の研究テーマに応じて必要に応じて指示する。 資料等 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 1. 順次研究発表を課す。以下同 2. 3. 4. 5. 6. 7. 授業計画 8. (授業の内容等) 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. ― 61 ― 授業科目 D 経済学史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 本年度、廣松渉『資本論の哲学』を逐一参照しながら、マルクス『資本論』第一巻を逐条的に精読す ることを通じて、博士論文執筆のための技術的要件の涵養を目指す。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容:20%の割合で、成績評価する。 基準と方法 履修条件 マルクス経済学に関する一般的な知識を有していること。少なくとも『資本論』第一巻を読破している こと。 教科書 マルクス『資本論』第一巻-a(新日本出版社) 参考文献・ 廣松渉『資本論の哲学』(『廣松渉著作集』第十二巻、岩波書店) 資料等 1. ガイダンス・凡例 2. 序言 3. あと書き 4. 編集者の序言 5. 第 4 版へ 6. 第一部 資本の生産過程 第一篇 商品と貨幣 第一章 商品 第一節 商品の二要因① 授業計画 7. 第一節 商品の二要因② (授業の内容等) 8. 第二節 労働の二重性① 9. 第二節 労働の二重性② 10. 第三節 価値形態① 11. 第三節 価値形態② 12. 第三節 価値形態③ 13. 第三節 価値形態④ 14. 第三節 価値形態⑤ 15. 第三節 価値形態⑥ 16. 第三節 価値形態⑦ 17. 第三節 価値形態⑧ 18. 第三節 価値形態⑨ 19. 第三節 価値形態⑩ 20. 第四節 商品の物神的性格とその秘密① 21. 第四節 商品の物神的性格とその秘密② 22. 第四節 商品の物神的性格とその秘密③ 23. 第四節 商品の物神的性格とその秘密④ 24. 第四節 商品の物神的性格とその秘密⑤ 25. 第四節 商品の物神的性格とその秘密⑥ 26. 第四節 商品の物神的性格とその秘密⑦ 27. 第二章 交換過程① 28. 第二章 交換過程② 29. 第二章 交換過程③ 30. 本年度のまとめ 授業科目 D 経済学史研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 体系的な学問的論述においては、 「瑞初」の設定が鍵となる。この間の事情を理解するために、本年 度は、廣松渉『弁証法の論理』を熟読することとする。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容 20%の割合で成績評価する。 基準と方法 履修条件 マルクス経済学に関する一般的な知識を有していること。少なくとも『資本論』第一巻を読破している こと。 教科書 廣松渉『弁証法の論理』(『廣松渉著作集』第二巻、岩波書店) 参考文献・ 廣松渉『マルクス主義の地平』・『マルクス主義の理路』(『廣松渉著作集』第十巻、岩波書店) 資料等 1. ガイダンス 16. 第五信 「方法論的展開相」の構図 三 2. 第一信 「瑞初」の設定をめぐって 一 17. 第六信 「原始関数」の整型と充当 一 3. 第一信 「瑞初」の設定をめぐって 二 18. 第六信 「原始関数」の整型と充当 二 4. 第一信 「瑞初」の設定をめぐって 三 19. 第六信 「原始関数」の整型と充当 三 5. 第二信 「意識の経験の学」の構制 一 20. 第七信 「判断」の機制と関係規定 一 6. 第二信 「意識の経験の学」の構制 二 21. 第七信 「判断」の機制と関係規定 二 7. 第二信 「意識の経験の学」の構制 三 22. 第七信 「判断」の機制と関係規定 三 授業計画 8. 第三信 「上昇的展開」と四肢構造 一 (授業の内容等) 23. 第八信 「主辞-賓辞」と関数成態 一 9. 第三信 「上昇的展開」と四肢構造 二 24. 第八信 「主辞-賓辞」と関数成態 二 10. 第三信 「上昇的展開」と四肢構造 三 25. 第八信 「主辞-賓辞」と関数成態 三 11. 第四信 「下降」の途と上向的論述 一 26. 第九信 「変化」の記述と当体借定 一 12. 第四信 「下降」の途と上向的論述 二 27. 第九信 「変化」の記述と当体借定 二 13. 第四信 「下降」の途と上向的論述 三 28. 第九信 「変化」の記述と当体借定 三 14. 第五信 「方法論的展開相」の構図 一 29. まとめ① 15. 第五信 「方法論的展開相」の構図 二 30. まとめ② ― 62 ― 授業科目 D 経済史研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 中村 宗悦 近現代日本経済史に関する博士論文の作成指導をおこなう。博士論文作成のためには当該研究分野に おける研究史の整理が必要不可欠であるので、基本文献調査を徹底的におこなうと同時に、学会誌等に 授業の概要 発表された最新の研究成果にも目を配りつつ、自らの研究テーマの研究史上の位置付けを明確にするこ とが必要とされる。さらに歴史研究では使用する史料に関する研究も欠かすことができない。史料批判 の方法も本研究指導で追究していく。 成績評価の 平常点による。 基準と方法 履修条件 経済史分野を専攻し、経済学修士号を取得していること。 教科書 なし。 参考文献・ 経済史研究の場合、一次史料を用いて論文を作成することが(絶対ではないが)強く求められる。博士 資料等 論文執筆は、基本文献の渉猟と合わせて一次史料の発掘からスタートすると考えて欲しい。 1. 研究計画書の確認 2. 論文執筆にあたって 3. 研究史の整理(1) 4. 研究史の整理(2) 5. 研究史の整理(3) 6. 研究史の整理(4) 7. 研究史の整理(5) 授業計画 8. 中間報告(1) (授業の内容等) 9. 史料調査(1) 10. 史料調査(2) 11. 史料調査(3) 12. 史料調査(4) 13. 史料調査(5) 14. 中間報告(2) 15. 夏休みの研究計画報告 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. D 経済史研究指導Ⅱ 中間報告(3) 史料批判(1) 史料批判(2) 史料批判(3) 史料批判(4) 史料批判(5) 中間報告(3) 学内での研究会報告に向けて 報告準備(1) 報告準備(2) 報告準備(3) 報告準備(4) 報告準備(5) 中間報告(4) 春休みの研究計画報告 4 単位 担当者名 中村 宗悦 近現代日本経済史に関する博士論文の作成指導をおこなう。博士論文作成のためには当該研究分野に おける研究史の整理が必要不可欠であるので、基本文献調査を徹底的におこなうと同時に、学会誌等に 授業の概要 発表された最新の研究成果にも目を配りつつ、自らの研究テーマの研究史上の位置付けを明確にするこ とが必要とされる。さらに歴史研究では使用する史料に関する研究も欠かすことができない。史料批判 の方法も本研究指導で追究していく。 成績評価の 博士論文を提出し、審査に合格しなければならない。学会等での報告等もおこない、学内のみならず広 基準と方法 く外からの批判にも耐える内容が要求される。 履修条件 経済史分野での修士号を取得していること。 教科書 なし。 参考文献・ 経済史研究の場合、一次史料を用いて論文を作成することが(絶対ではないが)強く求められる。博士 資料等 論文執筆は、基本文献の渉猟と合わせて一次史料の発掘からスタートすると考えて欲しい。 1. 研究計画書の確認 2. 論文執筆にあたって 3. 論文の構成について 4. 序論の書き方 5. 論理展開の方法 6. 図表の作成方法 7. 考察と結論の書き方 授業計画 8. 参考文献リストの作成方法 (授業の内容等) 9. 論文執筆進捗状況報告(1) 10. 論文執筆進捗状況報告(2) 11. 論文執筆進捗状況報告(3) 12. 論文執筆進捗状況報告(4) 13. 論文執筆進捗状況報告(5) 14. 論文執筆進捗状況報告(6) 15. 夏休みに向けての課題確認 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 63 ― 中間報告(1) 論文の仕上げに向けて(1) 論文の仕上げに向けて(2) 論文の仕上げに向けて(3) 論文の仕上げに向けて(4) 論文の仕上げに向けて(5) 論文の点検と推敲の重要性 参考文献、注の点検 中間報告(2) 論文の仕上げに向けて(6) 論文の仕上げに向けて(7) 論文の仕上げに向けて(8) 論文の仕上げに向けて(9) 最終報告から提出まで 口頭試問 授業科目 D 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 上遠野 武司 授業の概要 交通および関連領域において生じている諸問題を分析することを通じ経済政策について考察する。こ こでは、交通政策のより実践的な側面について、外国文献を熟読し研究する。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況:50%、レポート:30%、出席:20% 基準と方法 履修条件 教科書 「M 経済政策研究指導Ⅰ」および「M 経済政策研究指導Ⅱ」の単位を取得していること。この領域 の問題に関心があること、継続して出席できること。英語文献の読解力。 Edited by Jeremy F.Plant, Handbook of Transportation Policy and Administration, CRC Press, 2007. 参考文献・ Kenneth A. Small and Erik T. Verhoef, The Economics of Urban Transportation, Routledge, 2007. 資料等 1. ガイダンス 16. Chap.8 SDT ① 2. Chap.1 Transportation Policy ① 17. Chap.8 ② 3. Chap.1 ② 18. Chap.9 State Programs ① 4. Chap.2 Air Transportation ① 19. Chap.9 ② 5. Chap.2 ② 20. Chap.10 Regional Transportation Planning ① 6. Chap.3 Trucking ① 21. Chap.10 ② 7. Chap.3 ② 22. Chap.11 Transportation Manage-ment ① 授業計画 8. Chap.4 Ports ① (授業の内容等) 授業科目 23. Chap.11 ② 9. Chap.4 ② 24. Chap.12 Urban Transportation Policy ① 10. Chap.5 Inland Waterway System ① 25. Chap.12 ② 11. Chap.5 ② 26. Chap.13 Environmental Impact ① 12. Chap.6 ITS ① 27. Chap.13 ② 13. Chap.6 ② 28. Chap.14 Issues in Rural Passenger ① 14. Chap.7 Toll Road ① 29. Chap.14 ② 15. Chap.7 ② 30. まとめ D 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 上遠野 武司 交通および関連領域において生じている諸問題をとり上げて分析することを通じ経済政策について考 授業の概要 察する。ここでは、「D 経済政策研究指導Ⅰ」に引き続き、交通政策のより実践的な側面について、 外国文献を熟読し研究する。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況:50%、レポート:30%、出席:20% 基準と方法 履修条件 教科書 「D 経済政策研究指導Ⅰ」の単位を取得していること。この領域の問題に関心があること、継続して 出席できること。英語文献の読解力。 Edited by Jeremy F.Plant, Handbook of Transportation Policy and Administration, CRC Press, 2007. 参考文献・ Kenneth A. Small and Erik T. Verhoef, The Economics of Urban Transportation, Routledge, 2007. 資料等 1. ガイダンス 16. Chap.22 Transportation Policy ① 2. Chap.15 Spatial Modeling ① 17. Chap.22 ② 3. Chap.15 ② 18. Chap.23 Logistics to Supply Chain ① 4. Chap.16 Decentalization and the Transpot Sector ① 19. Chap.23 ② 5. Chap.16 ② 20. Chap.24 Transportation Asset Management ① 6. Chap、17 Context-Sensitive Design ① 21. Chap.24 ② 7. Chap、17 ② 22. Chap.25 Performance Measurement ① 授業計画 8. Chap.18 The Evolution of Policy and Regulation ① (授業の内容等) 23. Chap.25 ② 9. Chap.18 ② 24. Chap.26 PPP in Urban Rail Transit ① 10. Chap.19 Transportation and Energy ① 25. Chap.26 ② 11. Chap.19 ② 26. Chap.27 Transportation Security Policy ① 12. Chap.20 Privatization ① 27. Chap.27 ② 13. Chap.20 ② 28. Chap.28 Globalization and Security ① 14. Chap.21 ITS for Public Transit ① 29. Chap.28 ② 15. Chap.21 ② 30. まとめ ― 64 ― 授業科目 D 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 佐藤 順一 今日の経済困難を解決する方策を検討する一助とすべく、日本にけるバブルの発生から崩壊さらにそ の後の長期停滞に至るまでの過程を、マクロパフォーマンスを中心に追跡する。まずは、①何が生じた 授業の概要 のか、②何が政策目標とされたのか、③いかなる手段が取られたのか、④その理論的根拠は何か、およ び⑤政策の効果はどのように評価されるべきか、これらの諸点を、今日の状況と比較しながら、検討す る。院生の報告と討論を軸に、授業を進める。 成績評価の 生じた事実および設定された政策目標と採用された手段を正確に把握しているかどうかを基準として、 基準と方法 成績を評価する。 履修条件 学部でマクロ経済学とミクロ経済学および国際経済学を修得していること、および国民経済計算(SNA) の知識を有していること。 教科書 村松岐夫・奥野政寛編 『平成バブルの研究』上・下 東洋経済新報社 2002 年 3 月 21 日 参考文献・ 国民経済計算年報各年版 資料等 1. 課題と方法 16. 授業の狙いと進め方を説明する。また、博士論文作成に関する 注意事項を伝える。 17. 2. 日本経済の動向 バ ブル発生から崩壊に至る過程を簡単に確認しておく。また、 教科書について解説する 18. 3. 割り当て バブル崩壊後の停滞を説明する。受講生の関心事を確認し、教 科書解読の割り当てを決める。 19. 4. エクセルを用いた計算能力の確認 事実を確認するために必要となる最小限の計算をエクセルを用 20. いて行うことが出来るかどうか、問題形式で確認する。 5. パワーポイントの使用方法の確認 報告で必要となるパワーポイントの使用方法をマスターしてい 21. るかどうかを確認する。 6. 国民経済計算の知識の確認 事実を確認するために必要な統計に関する知識、とくにその中 22. でも複雑な国民経済計算の知識を確認する。 7. 何が生じたかに関する報告 1 割り当てられた章の範囲で何が生じたかを中心にした報告と報 23. 告内容を巡る討論。 8. 何が生じたかに関する報告 2 前回の報告と討論で残された課題を確認し、その論点について 24. さらに討論する。 9. 政策目標に関する報告と討論 1 政策目標として何が設定されたか、また、あり得た政策目標は 25. 何か。これ等の論点を中心とした報告と討論。 10. 政策目標に関する討論 2 26. 前回の報告と討論を踏まえ、残された論点について討論する。 11. 政策効果についての報告と討論 1 実際に行われた政策の確認とその効果についての報告と討論。 27. 12. 政策効果についての報告と討論 2 前回の討論を踏まえ、残された論点を追及する。 28. 13. 図式化 1 以上の議論を踏まえて、担当箇所について、生じた事実・政策 目標と手段および帰結について図式化を試みる。 29. 14. 図式化 2 前回の図式化を踏まえて、理論上の課題を検討する。 15. 前期の総括と夏休みの課題 30. 夏休みの課題提出と後期の進め方の確認。 授業科目 D 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 授業の概要 博士論文の作成指導を通して、深く日本経済における政策問題を研究する。最初に口頭で報告しても らい、討論の後文章化し、その文章を添削する、というやり方をとる。 授業計画 (授業の内容等) 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 担当範囲について何が生じたかについての報告と討論。 政策の選択と効果に関する報告と討論。 担当範囲に関するまとめの報告と討論 博士論文のテーマの報告。 後期の総括と春休みの課題。 担当者名 佐藤 順一 成績評価の 論理の充実度に応じて点数を与える。 基準と方法 履修条件 研究指導Ⅰの修得 教科書 特になし 参考文献・ 特になし 資料等 1. 博士論文作成上の注意と提出に至る過程の説明。 2. 博士論文のテーマに関する口頭報告および討論。 3. 博士論文全体の概要と章別構成についての口頭報告と討論 1。 4. 博士論文全体の概要と章別構成についての口頭報告と討論 2。 5. 博士論文のタイトルと全体の概要についての文章による報告と 討論および添削 1。 6. 博士論文のタイトルと全体の概要についての文章による報告と 討論および添削 2。 7. 論文の章別構成の再検討。 授業計画 8. 第一章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 (授業の内容等) 9. 第一章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 10. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1。 11. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2。 12. 第二章概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 13. 第二章概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 14. 第一章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 15. 前期の総括と夏休みの課題。 ― 65 ― 16. 夏休みの課題の提出。 17. 第二章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 18. 第二章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 19. 第 二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1。 20. 第 二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2 21. 第 二章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 22. 第三章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 1 23. 第三章の概要と論理展開についての口頭報告と討論 2 24. 第 三章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 1 25. 第 三章の概要と論理展開についての文章での報告と討論およ び添削 2 26. 論文全体の再検討 1。 27. 論文全体の再検討 2 28. 論文全体の添削。 29. 博士論文提出。 30. 博士論文の審査。 授業科目 D 経済政策研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 中島 正人 本研究指導は、公共経済学における諸問題の全般的理解を深めるほか、博士論文作成に向けて履修者 授業の概要 のテーマに応じて指導する。Ⅰでは、公共経済学の文献の購読と博士論文完成に先立つ準備作業が中心 となる。 成績評価の 出席状況を 40%、平常点(レポートなど課題の履行状況、発言の積極性、等)を 60%として、評価する。 基準と方法 履修条件 公共経済学の基礎的理解を身につけていること。 教科書 履修者の公共経済学理解度および博士論文テーマに応じて適宜指示する。 参考文献・ 適宜指示する。 資料等 1. ガイダンス 1:博士論文とは何か 16. 博士論文進捗状況報告 2 2. ガイダンス 2:博士論文作成の技術 17. 博士論文関連文献購読 1 3. ガイダンス 3:情報収集の技術 18. 博士論文関連文献購読 2 4. 博士論文テーマ明確化 1 19. 博士論文関連文献購読 3 5. 博士論文テーマ明確化 2 20. 博士論文関連文献購読 4 6. 公共経済学文献購読 1 21. 博士論文関連文献購読 5 7. 公共経済学文献購読 2 22. 博士論文関連文献購読 6 授業計画 8. 公共経済学文献購読 3 (授業の内容等) 23. 博士論文関連文献購読 7 9. 公共経済学文献購読 4 24. 博士論文関連文献購読 8 10. 公共経済学文献購読 5 25. 博士論文事実関係整理 1 11. 公共経済学文献購読 6 26. 博士論文事実関係整理 2 12. 公共経済学文献購読 7 27. 博士論文論点整理 1 13. 公共経済学文献購読 8 28. 博士論文論点整理 2 14. 公共経済学文献購読 9 29. 博士論文テーマ絞り込み 1 15. 博士論文進捗状況報告 1 30. 博士論文テーマ絞り込み 2 授業科目 D 経済政策研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 中島 正人 授業の概要 本研究指導は、公共経済学における諸問題の全般的理解を深めるほか、博士論文作成に向けて履修者 のテーマに応じて指導する。Ⅱでは博士論文完成が中心的作業となる。 成績評価の 出席状況を 40%、平常点(リポートなど課題の履行状況、発言の積極性、等)を 60%として、評価する。 基準と方法 履修条件 公共経済学の基礎的理解を身につけていること。 教科書 履修者の公共経済学理解度および博士論文テーマに応じて適宜指示する。 参考文献・ 適宜指示する。 資料等 1. 博士論文進捗状況報告(1) 16. 博士論文進捗状況報告(9) 2. 博士論文進捗状況報告(2) 17. 博士論文進捗状況報告(10) 3. 博士論文関連文献検討(1) 18. 博士論文進捗状況報告(11) 4. 博士論文関連文献検討(2) 19. 博士論文進捗状況報告(12) 5. 博士論文関連文献検討(3) 20. 博士論文進捗状況報告(13) 6. 博士論文関連文献検討(4) 21. 博士論文進捗状況報告(14) 7. 博士論文関連文献検討(5) 22. 博士論文進捗状況報告(15) 授業計画 8. 博士論文関連文献検討(6) (授業の内容等) 23. 博士論文進捗状況報告(16) 9. 博士論文関連文献検討(7) 24. 博士論文進捗状況報告(17) 10. 博士論文進捗状況報告(3) 25. 博士論文進捗状況報告(18) 11. 博士論文進捗状況報告(4) 26. 博士論文進捗状況報告(19) 12. 博士論文進捗状況報告(5) 27. 公共経済学文献購読(1) 13. 博士論文進捗状況報告(6) 28. 公共経済学文献購読(2) 14. 博士論文進捗状況報告(7) 29. 公共経済学文献購読(3) 15. 博士論文進捗状況報告(8) 30. 公共経済学文献購読(4) ― 66 ― 授業科目 D 国際経済研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 内藤 二郎 受講生の専門分野に関する中国語および日本語の文献・雑誌を輪読し、議論する。分担を決めて受講 生が報告する形で授業を進めるので、毎回の出席することはもとより、十分に準備をして授業に参加す 授業の概要 ることが求められる。中国経済の一般的な問題よりは、むしろ受講生の専門分野に特化した分野を選び、 研究を深めることを目的とする。 今年度は主として、環境政策、財政政策、資源問題を扱う予定である。 成績評価の 毎回の授業の成果とレポート、および年度末の小論文による 基準と方法 履修条件 毎回出席すること。課題を着実に実行すること。 教科書 特に指定しない 参考文献・ China Quarterly 中国情報ハンドブック 地方財政研究 資料等 1. 財政政策関連文献の発表と議論 2. 財政政策関連文献の発表と議論 3. 財政政策関連文献の発表と議論 4. 財政政策関連文献の発表と議論 5. 財政政策関連文献の発表と議論 6. 財政政策の動向と課題(講義) 7. 環境政策関連文献の発表と議論 授業計画 8. 環境政策関連文献の発表と議論 (授業の内容等) 9. 環境政策関連文献の発表と議論 10. 環境政策関連文献の発表と議論 11. 環境政策関連文献の発表と議論 12. 環境政策関連文献の発表と議論 13. 環境政策の動向と課題(講義) 14. 夏休みの研究課題と計画発表① 15. 夏休みの研究課題と計画発表① 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. D 国際経済研究指導Ⅱ 夏休みの成果(レポート)発表と議論① 夏休みの成果(レポート)発表と議論② 夏休みの成果(レポート)発表と議論③ 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題の動向と課題(講義) 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 小論文報告① 小論文報告② 小論文報告③ 4 単位 担当者名 内藤 二郎 受講生の専門分野に関する中国語および日本語の文献・雑誌を輪読し、議論する。分担を決めて受講 生が報告する形で授業を進めるので、毎回の出席することはもとより、十分に準備をして授業に参加す 授業の概要 ることが求められる。中国経済の一般的な問題よりは、むしろ受講生の専門分野に特化した分野を選び、 研究を深めることを目的とする。 今年度は主として、環境政策、財政政策、資源問題を扱う予定である。 成績評価の 毎回の授業の成果とレポート、および年度末の小論文による 基準と方法 履修条件 毎回出席すること。課題を着実に実行すること。 教科書 特に指定しない 参考文献・ China Quarterly 中国情報ハンドブック 地方財政研究 資料等 1. 財政政策関連文献の発表と議論 2. 財政政策関連文献の発表と議論 3. 財政政策関連文献の発表と議論 4. 財政政策関連文献の発表と議論 5. 財政政策関連文献の発表と議論 6. 財政政策の動向と課題(講義) 7. 環境政策関連文献の発表と議論 授業計画 8. 環境政策関連文献の発表と議論 (授業の内容等) 9. 環境政策関連文献の発表と議論 10. 環境政策関連文献の発表と議論 11. 環境政策関連文献の発表と議論 12. 環境政策関連文献の発表と議論 13. 環境政策の動向と課題(講義) 14. 夏休みの研究課題と計画発表① 15. 夏休みの研究課題と計画発表② 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 67 ― 夏休みの成果(レポート)発表と議論① 夏休みの成果(レポート)発表と議論② 夏休みの成果(レポート)発表と議論③ 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題関連文献の発表と議論 資源問題の動向と課題(講義) 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 第 12 次五ヵ年計画の検証と議論 小論文報告① 小論文報告② 小論文報告③ 授業科目 D 金融研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 高山 洋一 現在の国際通貨に関する現象として、アメリカドルとドル化の展開、 「EU 国民経済」を形成し深化と 拡大を続ける EMU(通貨統合)ユーロの流通と「ユーロ化」の動き、そして「国際化」を唱えるが実 授業の概要 体の伴わない日本円と、その円とドルの狭間でドルに偏重して揺れるアジア通貨のドル依存脱却・共通 通貨の模索等、が挙げられる。本研究指導では、グローバル化が進展する 21 世紀の国際金融・国際通 貨を研究する。とりわけユーロの国際通貨としての現状、将来を対象とする。 成績評価の 設定したテーマに基づく論文・資料の報告と質疑を評価し、レポート作成とその内容で判定する。 基準と方法 履修条件 設定したテーマに即した論文・資料を探索し、ノート・カード作りを怠らず、定期的に中途報告をする ことが課される。 教科書 信用理論研究学会編『金融グローバリゼーションの理論』大月書店 European Central Bank, The International Role of the Euro, 2008 参考文献・ FRB、ECB、BOE、BOJ のワーキングペーパー、年報、月報等。 資料等 1. テーマ設定のオリエンテーション 2. 戦後の国際通貨制度の改革の概要を梗概。 3. 金ドル交換停止と変動相場制について報告、討議①。 4. 金ドル交換停止と変動相場制について報告、討議② 5. 変動相場制と国際金融構造について報告、討議①。 6. 変動相場制と国際金融構造について報告、討議②。 7. 国際銀行業と国際金融市場について報告、討議。 8. 変動相場制と金融自由化ついて報告、討議。 授業計画 (授業の内容等) 9 グローバリゼーションと資本移動・規制について報告、討議。 10. ユーロの誕生(EMU)について報告、討議①。 11. ユーロの誕生(EMU)について報告、討議②。 12. ド ル本位制と 21 世紀の国際通貨システム について報告、討 議①。 13. ドル・ユーロ 2 極体制とアジアについて報告、討議②。 14. 金融危機と信用秩序維持政索について報告、討議。 15. 国際通貨の将来を現実的・理論的に総括する。 授業科目 D 金融研究指導Ⅱ 16. ユーロとその国際的役割に関する、外国の文献を解題。 17. The Euro in Global Market を輪読、討議①。 18. The Euro in Global Market を輪読、討議②。 19. The Euro in Third Countries を輪読、討議①。 20. The Euro in Third Countries を輪読、討議②。 21. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議①。 22. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議②。 23. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議③。 24. 図表:Stock of International debt securities を分析、討議。 25. 図表:Share of the Euro in International Loan Market の分 析、討議。 26. 図表:Global Foreign Exchange Reserves の分析、討議。 27. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を整理。 28. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を検討①。 29. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を検討②。 30. テ ーマに即したユーロの国際的役割の現状と将来を現実的・ 理論的に総括する。 4 単位 担当者名 高山 洋一 現在の国際通貨に関する現象として、アメリカドルとドル化の展開、 「EU 国民経済」を形成し深化と 拡大を続ける EMU(通貨統合)ユーロの流通と「ユーロ化」の動き、そして「国際化」を唱えるが実 授業の概要 体の伴わない日本円と、その円とドルの狭間でドルに偏重して揺れるアジア通貨のドル依存脱却・共通 通貨の模索等、が挙げられる。本研究指導では、グローバル化が進展する 21 世紀の国際金融・国際通 貨を研究する。とりわけユーロの国際通貨としての現状、将来を対象とする。 成績評価の 設定したテーマに基づく論文・資料の報告と質疑を評価し、レポート作成とその内容で判定する。 基準と方法 履修条件 設定したテーマに即した論文・資料を探索し、ノート・カード作りを怠らず、定期的に中途報告をする ことが課される。 教科書 信用理論研究学会編『金融グローバリゼーションの理論』大月書店 European Central Bank, The International Role of the Euro, 2008 参考文献・ FRB、ECB、BOE、BOJ のワーキングペーパー、年報、月報等。 資料等 1. テーマ設定のオリエンテーション 2. 戦後の国際通貨制度の改革の概要を梗概。 3. 金ドル交換停止と変動相場制について報告、討議①。 4. 金ドル交換停止と変動相場制について報告、討議② 5. 変動相場制と国際金融構造について報告、討議①。 6. 変動相場制と国際金融構造について報告、討議②。 7. 国際銀行業と国際金融市場について報告、討議。 8. 変動相場制と金融自由化ついて報告、討議。 授業計画 (授業の内容等) 9. グローバリゼーションと資本移動・規制について報告、討議。 10. ユーロの誕生(EMU)について報告、討議①。 11. ユーロの誕生(EMU)について報告、討議②。 12. ド ル本位制と 21 世紀の国際通貨システム について報告、討 議①。 13. ドル・ユーロ 2 極体制とアジアについて報告、討議②。 14. 金融危機と信用秩序維持政索について報告、討議。 15. 国際通貨の将来を現実的・理論的に総括する。 ― 68 ― 16. ユーロとその国際的役割に関する、外国の文献を解題。 17. The Euro in Global Market を輪読、討議①。 18. The Euro in Global Market を輪読、討議②。 19. The Euro in Third Countries を輪読、討議①。 20. The Euro in Third Countries を輪読、討議②。 21. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議①。 22. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議②。 23. The Use of the Euro in Global Fpreign Exchange Reserves を輪読、討議③。 24. 図表:Stock of International debt securities を分析、討議。 25. 図表:Share of the Euro in International Loan Market の分 析、討議。 26. 図表:Global Foreign Exchange Reserves の分析、討議。 27. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を整理。 28. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を検討①。 29. Documents on the International Role of the Euro Published by ECB を検討②。 30. テ ーマに即したユーロの国際的役割の現状と将来を現実的・ 理論的に総括する。 授業科目 D 財政研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 財政専攻学生が博士論文を執筆するための研究指導を行うもので、Ⅰでは論文テーマの選定、論文執 授業の概要 筆のために必要とする文献、資料収集についてのアドバイス、論文執筆の前段階での課題レポートの作 成とその添削等 成績評価の 各人の問題意識、準備のための努力、課題への取り組み等を総合して評価 基準と方法 履修条件 授業への出席、毎時間の進歩状況の報告が必要 教科書 参考文献・ 政府資料文献紹介等適宣行う。 資料等 1. 各人の問題意識のヒアリング 1 16. 課題研究についての指導 B 2. 各人の問題意識のヒアリング 2 17. これ迄の指導についての質疑応答 3. 各人の問題意識のヒアリング 3 18. 論文執筆経過報告(各人別)1 4. 指導教員としての見解の提示 19. 論文執筆経過報告(各人別)2 5. 論文テーマの選定(個人別)1 20. 論文執筆経過報告(各人別)3 6. 論文テーマの選定(個人別)2 21. 論文執筆報告への指導 A 7. 論文テーマの選定(個人別)3 22. 論文執筆経過報告 4 授業計画 8. 論文テーマについての指導 (授業の内容等) 23. 論文執筆経過報告 5 9. 論文テーマに関する課題研究 1 24. 論文執筆経過報告 6 10. 論文テーマに関する課題研究 2 25. 論文執筆経過報告への指導 B 11. 論文テーマに関する課題研究 3 26. 全体討議 1 12. 課題研究についての指導 A 27. 全体討議 2 13. 論文テーマに関する課題研究 4 28. 全体討議 3 14. 論文テーマに関する課題研究 5 29. 1 年次の総括 1 15. 論文テーマに関する課題研究 6 30. 1 年次の総括 2 授業科目 D 財政研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 授業の概要 財政専攻学生が博士論文を執筆するための研究指導を行うもので、Ⅱでは 1 年次に行った準備の成果 をふまえ、論文完成に向けた個別指導を行う。 成績評価の 博士論文の完成が最大の要件であるが、そのための努力が問われる 基準と方法 履修条件 授業への出席、毎時間の進歩状況の報告が必要 教科書 参考文献・ 各人のテーマ別に適宣資料、文献を紹介する。 資料等 1. 博士論文の進歩状況報告 1 16. 博士論文の進歩状況報告 7 2. 博士論文の進歩状況報告 2 17. 博士論文の進歩状況報告 8 3. 博士論文の進歩状況報告 3 18. 博士論文の進歩状況報告 9 4. 進歩状況報告へのコメント A 19. 進歩状況報告へのコメント C 5. 博士論文の進歩状況報告 4 20. 博士論文の進歩状況報告 10 6. 博士論文の進歩状況報告 5 21. 博士論文の進歩状況報告 11 7. 博士論文の進歩状況報告 6 22. 博士論文の進歩状況報告 12 授業計画 8. 進歩状況報告へのコメント B (授業の内容等) 23. 進歩状況報告へのコメント D 9. 各人別の質疑応答 1 24. 最終報告 13 10. 各人別の質疑応答 2 25. 最終報告 14 11. 各人別の質疑応答 3 26. 最終報告 15 12. 前期のまとめ 27. 後期のまとめ 13. 論文中間報告会の準備 1 28. 論文審査の準備 1 14. 論文中間報告会の準備 2 29. 論文審査の準備 2 15. 論文中間報告会の準備 3 30. 論文審査の準備 3 ― 69 ― 藤原 碩宣 授業科目 D 統計研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 岡村 與子 基本的には、学生の研究課題に即して、トピック、論文などの 2 次文献の調査と精読する。特に、本 授業の概要 講座では、経済時系列の分析を中心とした論文の作成とその関連分野におけるトピックについて学ぶ。 夏休み期間中も論文の作成に関して報告・指導の時間に出席すること。 評価の中心は、課題として出される問題、学生の講義への参加状況(発表や演習の解答を板書するなど 成績評価の を意味する。出席自体は当然のこととし評価の対象とならない。)と期末試験、博士論文の進行状況の 基準と方法 3 点を評価の対象とする。 履修条件 前期課程において学んだ数理統計の基礎をもとに、計量経済学および経済時系列の周辺のトピックを、 博士論文のトピックに選んでいる学生を対象とする。文献調査などに精通し、論文における論述の基礎 がスムーズに行える学生が対象である。 教科書 David and MacKinnon(1993)Estimation and Inference in Econometrics Oxford Univ. Press. Hamilton(1994)Time Series Analysis Princeton Univ. Press Lükepohl, Helmut(1993)Introduction to Multiple Time Series Analysis Springer-Verlag 参考文献・ 必要に応じて指定します。 資料等 1.Lükepohl Appendix A. Vectors and Matrices より A.1.~A.5 16. 後期学期開始。博士論文 報告・指導 2.Lükepohl Appendix A. Vectors and Matrices より A.1.~A.5 14. DM Chap.6 3.Lükepohl Appendix A. Vectors and Matrices より A.1.~A.5 15. DM Chap. 6 4.博士論文 報告・指導 19. DM Chap. 7 5.Lükepohl Appendix A. Vectors and Matrices より A.6.~A8 20. DM Chap7 6. Lükepohl Appendix A. Vectors and Matrices より A.9.~A11 21. DM Chap. 7 6.Lükepohl Appendix B. 22. 博士論文 報告・指導 授業計画 8. Lükepohl Appendix C. (授業の内容等) 授業科目 23. DM Chap. 8 9. Lükepohl Appendix D. 24. DM Chap. 8 10. Davidson and MacKinnon(以下 DM) Chap. 4 25. DM Chap. 8 11. DM Chap. 4 26. DM Chap. 9 12. DM Chap. 4 27. DM Chap. 9 13. DM Chap. 6 28. DV Chap. 9 14. 博士論文 報告・指導 29. 博士論文 報告・指導 15. 博士論文 報告・指導 30. 博士論文 報告・指導 D 統計研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 岡村 與子 基本的には、学生の研究課題に即して、トピック、論文などの 2 次文献の調査と精読する。特に、本 講座では、経済時系列の分析を中心とした論文の作成とその関連分野におけるトピックについて学ぶ。 授業の概要 加えて、経済時系列分析に関する基礎的な素養をはぐくむこととする。 学位論文の提出は、基礎的な素養がすべて履修出来たうえでとなります。 評価の中心は、課題として出される問題、学生の講義への参加状況(発表や演習の解答を板書するなど 成績評価の を意味する。出席自体は当然のこととし評価の対象とならない。)と期末試験、博士論文の進行状況の 基準と方法 3 点を評価の対象とする。 履修条件 前期課程において学んだ数理統計の基礎をもとに、計量経済学および経済時系列の周辺のトピックを、 博士論文のトピックに選んでいる学生を対象とする。文献調査などに精通し、論文における論述の基礎 がスムーズに行える学生が対象である。 教科書 David and MacKinnon(1993)Estimation and Inference in Econometrics Oxford Univ. Press. Hamilton(1994)Time Series Analysis Princeton Univ. Press Lükepohl, Helmut(1993)Introduction to Multiple Time Series Analysis Springer-Verlag 参考文献・ 必要に応じて指定します。 資料等 1. 博士論文 報告・指導 16. 博士論文 報告・指導 2. Davidson and MacKinnon(以下 DM)Chap 10 17. DM Chap 16 3. DM Chap. 10 18. DM Chap. 16 4. DM Chap 11 19. DM Chap. 16 5. DM Chap 11 20. DM Chap. 17 6. DM Chap 12 21. DM Chap. 17 7. DM Chap 12 22. DM Chap. 18 授業計画 8. 博士論文 報告・指導 (授業の内容等) 23. DM Chap. 18 9. DM Chap. 13 24. 博士論文 報告・指導 10. DM Chap.13 25. DM Chap 19 11. DM Chap. 14 26. DMChap 19 12. DM Chap. 14 27. DM Chap. 20 13. DM Chap. 15 28. DM Chap.20 14. DM Chap. 15 29. 博士論文関連トピック 15. 博士論文 報告・指導 30. 博士論文関連トピック ― 70 ― 授業科目 D 社会保障研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では社会保障・福祉に関する博士論文を書くにあたって、必要な分析視角や調査方法を身に 付けることを目的とし、学会発表の場等の経験もさせる予定。 成績評価の 平常点やレポートで行う 基準と方法 履修条件 以下の条件のいずれも満たしていることが必要。満たしていない場合は、履修を断る場合がある。 (1)社会保障・福祉関連の論文で修士号を取得していること (2)社会保障・福祉に関する博士論文を作成しようと考えている者 (3)英語文献を読むことに拒否反応を示さず、ある程度読めること(英検準 1 級以上レベル、留学生で あっても例外は認めない) 教科書 履修者の状況に応じて考慮する 参考文献・ 履修者の状況に応じて考慮する 資料等 16. 1. イントロダクション―社会保障・福祉の問題の捉え方― 2. 各自の博士論文構想に関する報告(1) 17. 3. 各自の博士論文構想に関する報告(2) 18. 4. 博士論文のスケルトンの組み方(1) 19. 5. 博士論文のスケルトンの組み方(2) 6. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査と研究の相違― 20. 7. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―研究構想ノートの 21. 作成方法―(1) 8. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―研究構想ノートの 22. 授業計画 作成方法―(2) 23. (授業の内容等) 9. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―形式について―(1) 24. 10. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―形式について―(2) 11. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査内容の組み 25. 26. 立て方―(1) 12. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査内容の組み 27. 立て方―(1) 28. 13. 博士論文作成途中経過報告(1) 29. 14. 博士論文作成途中経過報告(2) 15. 前期の中間まとめ 30. 夏季休暇期間中の論文進捗状況報告(1) 夏季休暇期間中の論文進捗状況報告(2) 社会保障・福祉関連学会大会参加報告(1) 社会保障・福祉関連学会大会参加報告(2) 学会発表に向けての準備(1) 学会発表に向けての準備(2) 学会発表に向けての準備(3) 学会発表に向けての練習発表(1) 学会発表に向けての練習発表(2) 学会発表に向けての練習発表(3) ある程度仕上がった論文の手直し等(1) ある程度仕上がった論文の手直し等(2) 博士論文作成途中経過報告(1) 博士論文作成途中経過報告(2) まとめ 授業科目 D 社会保障研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では社会保障・福祉に関する博士論文を書くにあたって、必要な分析視角や調査方法を身に 付けることを目的とし、学会誌投稿の経験もさせる予定。 成績評価の 平常点やレポートで行う 基準と方法 履修条件 以下の条件のいずれも満たしていることが必要。満たしていない場合は、履修を断る場合がある。 (1)社会保障・福祉関連の論文で修士号を取得していること (2)社会保障・福祉に関する博士論文を作成しようと考えている者 (3)英語文献を読むことに拒否反応を示さず、ある程度読めること(英検準 1 級以上レベル、留学生で あっても例外は認めない) 教科書 履修者の状況に応じて考慮する 参考文献・ 履修者の状況に応じて考慮する 資料等 授業計画 (授業の内容等) 1. イントロダクション―研究のプロとして社会保障・福祉をどう 捉えるか― 2. 各自の博士論文構想に関する報告(1) 3. 各自の博士論文構想に関する報告(2) 4. 博士論文のスケルトンの組み方(1) 5. 博士論文のスケルトンの組み方(2) 6. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査と研究の相違 ― 7. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―研究構想ノートの 作成方法―(1) 8. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―研究構想ノートの 作成方法―(2) 9. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―形式について― (1) 10. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―形式について― (2) 11. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査内容の組み 立て方―(1) 12. 社 会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法―調査内容の組み 立て方―(1) 13. 博士論文作成途中経過報告(1) 14. 博士論文作成途中経過報告(2) 15. 前期の中間まとめ ― 71 ― 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 夏季休暇期間中の論文進捗状況報告(1) 夏季休暇期間中の論文進捗状況報告(2) 社会保障・福祉関連学会大会参加報告(1) 社会保障・福祉関連学会大会参加報告(2) 学会誌投稿に向けての準備(1) 学会誌投稿に向けての準備(2) 学会誌投稿に向けての準備(3) 学会誌投稿に向けての構想発表 学会誌投稿に向けての構想の手直し ある程度仕上がった博士論文の手直し等(1) ある程度仕上がった博士論文の手直し等(2) ある程度仕上がった博士論文の手直し等(3) 博士論文報告(1) 博士論文報告(2) まとめ 授業科目 D 経済地理研究指導Ⅰ 4 単位 担当者名 上野 健一 学位論文作成に向けて、研究指導を行う。1 年次は研究テーマの設定と大まかなスケジュールをたて 授業の概要 る。修士論文をもとに、学位論文を組み立てる具体的手順を作る。研究を深めて、従来の研究を探索し ながら、各自の研究テーを絞っていく。年度末に進級論文を作成して、学位論文の第 1 段階とする。 成績評価の 期末試験に出席と授業中課題をくわえて評価する。 基準と方法 履修条件 特にない。 教科書 特にない。 アレン・J・スコット編著坂本秀和訳(2004):『グローバル・シティ-・リージョンズ:グローバル都市 参考文献・ 地域への理論と政策』ダイヤモンド社。 Pamuk, A.(2006):Mapping Global Cities: GIS Methods in 資料等 Urban Analysis. ESRI Press, Redlands, California. 1. 研究の方法・スケジュールの説明 16. 夏期の研究経過の報告 2. 修士論文の研究発表をする 17. 研究資料の収集と調査方法の発表 3. 修士論文で指摘された研究上の問題点 18. 研究概要の 1 次発表 4. 研究テーマの発表 19. 研究概要の組み立ての討論 5. 研究方法の発表 20. 収集資料の整理、調査結果の報告 6. 研究スケジュールの発表 21. 資料や調査結果の概要を討論 7. 日本での従来の研究を発表 1 22. 論文構成の確認 授業計画 8. 日本での従来の研究を発表 2 (授業の内容等) 授業科目 23. 論文構成の要約を発表 9. 外国での従来の研究を発表 1 24. 補足調査の説明 10. 外国での従来の研究を発表 2 25. 論文の概要を説明 11. 外国での従来の研究を発表 3 26. 論文の本文概要を提出 12. 従来の研究の問題の指摘と討論 27. 論文の図や資料の確認 13. 研究テーマのすすめかたの討論 28. 進級論文の最終的確認 14. 研究方法のレビュー 29. 進級論文の提出 15. 夏期の研究スケジュールの発表 30. 進級論文の発表 D 経済地理研究指導Ⅱ 4 単位 担当者名 上野 健一 学位論文の作成に向けて、研究指導を行う。研究指導Ⅰでの進級論文をもとに、これを発展させ論文 授業の概要 に仕上げる。研究テーマの確認、研究スケジュールの維持をはかる。日本の学界で一定の評価が得られ る研究テーマと内容が求められる。研究に努力を傾注する必要がある。 成績評価の 期末試験に出席と授業中課題をくわえて評価する。 基準と方法 履修条件 特にない。 教科書 特にない。 参考文献・ サスキア・サッセン著伊豫谷登士翁監訳(2008):『グローバル・シティ―ニューヨーク・ロンドン・東 資料等 京から世界を読む』筑摩書房。奥野隆史編(1996):『都市と交通の空間分析』大明堂。 1. 学位論文作成スケジュールの説明 16. 夏期の研究結果の概要報告 2. 研究テーマの設定確認 17. 研究資料・調査結果の整理を討論 3. 研究方法の討論 18. 研究資料の公表方法を討論 4. 具体的なデータ処理の方法を確認 19. 本文の章立てを報告 5. 文献研究の確認 1 20. 研究の概要を発表 6. 文献研究の確認 2 21. 研究方法の一般性に関する討論 7. 結論とする章の構成を発表 22. 論文の従来の研究をまとめて発表 授業計画 8. 論文構成を討論 (授業の内容等) 23. 論文の用語法について討論 9. 論文の概要 1 次原稿を発表 24. 学位論文構成確認 10. 1 次原稿を討論 25. 学位論文概要の発表 11. 問題点の確認 26. 学位論文の図表、出典確認 12. 研究資料の位置づけを確認 27. 学位論文提出前原稿の提出 13. 議論の展開を文献との関係から討論 28. 学位論文提出前原稿の構成確認 14. 本文の 1 次概要で報告 29. 学位論文の内容最終チェック 15. 夏期の研究スケジュールの発表 30. 学位論文の発表予行練習 ― 72 ― 授業科目 D マクロ経済学研究 4 単位 担当者名 岡村 宗二 マクロ経済現象の理解およびマクロ理論研究を指導する。基本的には前期課程の延長である。研究会 や学会での報告に向けたオリジナルな研究を目指す。また、ケインジアン、新古典派(RBC など)、 「新 授業の概要 しい新古典派総合」に関する理論展望を行う。尚、最近の私自身の研究テーマは、ミクロ主体の相互反 応やフィードバックを議論し得るマルチエージェントシステムによる社会経済の動学分析である。 成績評価の 出席状況、課題報告、研究報告、提出論文の内容に基づき総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 大学院前期課程レベルのマクロ経済学、ミクロ経済学、計量経済学の知識が必要である。また、隣接分 野および英語は常々学習を怠らないこと。 教科書 関連の研究論文・資料を配付する。 参考文献・ 院生のテーマに応じて、文献リストを配布する。 資料等 1. 研究指導ガイダンス(1) 16. 研究方向・テーマの確認 2. 研究指導ガイダンス(2) 17. 課題・研究テーマ報告(1) 3. 社会科学としての経済学研究 18. 課題・研究テーマ報告(2) 4. マクロ経済学の課題と展望 19. 課題・研究テーマ報告(3) 5. マクロ経済現象の分析方法 20. 課題報告/一次研究論文報告と議論(1) 6. 隣接科学の重要性 21. 課題報告/一次研究論文報告と議論(2) 7. 現代マクロ経済学研究に向けて 22. 拡張に向けて:研究指導 授業計画 8. 最近内外の経済問題 (授業の内容等) 23. 課題報告/完成論文報告および議論 9. 市場調整とマクロ調整(1) 24. 課題報告/論文・研究指導(1) 10. 市場調整とマクロ調整(2) 25. 課題報告/論文・研究指導(2) 11. 格差拡大議論 26. 課題報告/論文・研究指導(3) 12. 米国経済の現状と経済政策 27. 課題報告/論文・研究指導(4) 13. 米国のサブプライムローン問題 28. 課題報告/論文・研究指導(5) 14. ミクロ主体の相互依存とマクロ現象 29. 論文研究指導:完成に向けて 15. 前期のまとめと研究テーマ 30. 論文研究指導:最終チェック 授業科目 D ミクロ経済学研究 4 単位 担当者名 渡部 茂 授業の概要 本講義では、伝統的なミクロ経済学をベースにしながらも、ゲームの理論に見られる戦略的行動論、 資本市場や労働市場、競争促進政策、技術進歩、環境問題などへの応用ミクロについても考究する。 成績評価の 講義への出席・発言、レポート提出などを総合的に評価する 基準と方法 履修条件 ミクロ経済学についての基本的な理解が不可欠である 教科書 特に指定しない ジョセフ・E・スティグリッツ、カール・E・ウォルシュ『ミクロ経済学』(藪下史郎他訳)東洋経済新 参考文献・ 報社、2009 年 資料等 ポール・クルーグマン、ロビン・ウェルス『ミクロ経済学』(大山道広他訳)東洋経済新報社、2008 年 1. 需要と供給の世界(1) 16. 独占と独占的競争 2. 需要と供給の世界(2) 17. 伝統的寡占解(1) 3. 消費者行動 18. 伝統的寡占解(2) 4. 消費者余剰 19. 共謀 5. 生産者行動 20. 参入阻止戦略 6. 規模と範囲の経済性 21. ゲームの理論(1) 7. 完全競争市場 22. ゲームの理論(2) 授業計画 8. 競争市場と経済的効率性 (授業の内容等) 23. ゲームの理論(3) 9. パレート最適 24. 労働市場 10. 一般均衡分析 25. 資本市場 11. 市場の失敗(1) 26. 競争促進政策(1) 12. 市場の失敗(2) 27. 競争促進政策(2) 13. 政府の役割 28. 公的規制とその実態 14. 政府の失敗(1) 29. 環境問題(1) 15. 政府の失敗(2) 30. 環境問題(2) ― 73 ― 授業科目 D マルクス経済学研究 4 単位 担当者名 竹内 亨夫 1920 年代中葉から後半にかけてソ連で展開された「ソヴェト工業化論争」に焦点を当て、マルクス ・ エンゲルスの理論の後進的農業国(とりわけ、社会主義への過渡期におけるそれ)の経済発展 = 開発へ 授業の概要 の適用を検討する。とりあえず、論争の一方の当事者である E. A. Преображенскийの“Новая… Экономика”、Москва、1926 の英訳書 E. A. Preobrazhensky、The New Economics、translated by Brian Pearce、Oxford University Press、1965 を中心に、関連する諸文献を読む。 成績評価の 授業への出席状況(40%)、発言状況(20%)、レポート(40%)で評価する。 基準と方法 履修条件 予習が必須である。 教科書 E. A. Preobrazhensky, The New Economics, translated by Brian Pearce, Oxford University Press, 1965 参考文献・ 適宜指示・配布する。 資料等 16. The Law of Value and Monopoly Capitalism 1. Introduction 17. The Law of Value under the Socialization of Industry in a 2. Foreword to the First Edition 3. Foreword to the Second Edition Peasant Country 4. The Method of Marxian Political Economy 18. Commodity, Market、Prices 5. Political Economy and Social Technology 19. Surplus Value, Surplus Product, Wages 6. The Method of Studying the Commodity-Socialist System of 20. The Category of Profit in the State Economy 21. The Category of Rent Economy 22. Interest、The Credit System 7. The Law of Primitive Capitalist Accumulation(1) 授業計画 23. Co-operation (授業の内容等) 8. The Law of Primitive Capitalist Accumulation(2) 24. Reply to Bukharin(1) 9. The Law of Primitive Socialist Accumulation(1) 25. Reply to Bukharin(2) 10. The Law of Primitive Socialist Accumulation(2) 26. Reply to Bukharin(3) 11. The Law of Primitive Socialist Accumulation(3) 27. Other Opponents(1) 12. The Law of Primitive Socialist Accumulation(4) 28. Other Opponents(2) 13. The Law of Primitive Socialist Accumulation(5) 29. Other Opponents(3) 14. The Struggle between the Two Laws 30. Other Opponents(4) 15. The Law of Value in Soviet Economy 授業科目 D 経済学史研究 4 単位 担当者名 竹永 進 大学院の博士課程において経済学を専攻する学生のために、いかなる分野を専門としようとも一通り の知識を得ておくことが望ましい経済学史の専門的な授業を行う。学部の授業のように教員が一方的に 授業の概要 学生に教えるというスタイルではなく、共通のテキストをみんなで読んでそれに基づいて討論を行うこ とを基本とする。したがって、毎回相当量の文献(多くはヨーロッパ言語のオリジナルのもの)をこな さなければならない。 成績評価の 受講生各人に順次課す上記諸文献についての紹介とコメントそして討論を参考にして年度末に成績を出 基準と方法 す。筆記試験や口述試験はないが、いわば毎回が試験と考えてもらいたい。 履修条件 予習復習に十分な時間がとれること。英語とその他最低 1 カ国のヨーロッパ言語を文献を読みこなせる 程度に修得していることが履修の前提条件である。 教科書 毎回経済学史上の古典の原典の抜粋や重要な研究文献のなかから次回に読むものを指定する。 参考文献・ 上記以外に必要な文献があると判断した場合にはそのつど指示する。 資料等 1. 新大陸の発見と大航海の時代 2. 価格革命 3. トーマス・マンと東インド会社 . 4. 重商主義の経済・貿易思想 5. ウィリアム・ペティと過渡期の経済学 6. コルベールとフランス的重商主義の特質 7. 18 世紀フランスの啓蒙思想運動 授業計画 8. ケネーの再生産論と社会改革構想 (授業の内容等) 9. 最後の重商主義者ジェームス・スチュアート 10. 経済学の創始者アダム・スミス 11. ジョン・ローの信用貨幣論とその実験 12. 地金論争と穀物法論争(古典派経済学の歴史的背景) 13. イギリス古典派経済学の完成者リカード 14. 需要の経済学者マルサス 15. 古典派経済学の折衷的集大成(J. S. ミル) ― 74 ― 16. 限界革命と新たな経済学の胎動 17. 統計学と経済学、ジェヴォンズ 18. オーストリア学派の創始者メンガー 19. 一般均衡理論の経済学、ワルラス 20. ケンブリッジ学派の創始者、マーシャル 21. 革命の経済学者、マルクス 22. ピグーと厚生経済学 23. 北欧学派、ヴィクセル 24. ケインズと有効需要の経済学 25. ハイエクの自由主義経済学 26. 経済発展と長期動態論のシュンペーター 27. 市場社会の相対化と経済人類学の創始者、ポラニー 28. 第 二次世界大戦後の高度成長と新古典派総合、サミュエルソ ン 29. 予備日 30. 予備日 授業科目 D 経済学史研究 4 単位 担当者名 吉田 憲夫 授業の概要 本年度は、マルクスの「価値形態」論・「抽象的人間労働」論を正確に理解することを目的として、 マルクス『資本論』を逐一参照しながら、廣松渉『資本論の哲学』を逐条的に精読する。 成績評価の 授業への出席:60%、参加態度:20%、レポート内容:20%の割合で、成績評価する。 基準と方法 履修条件 少なくとも『資本論』第一巻を読破していること。 教科書 廣松渉『資本論の哲学』(『廣松渉著作集』第十二巻、岩波書店) 参考文献・ マルクス『資本論』第一巻-a(新日本出版社) 資料等 1. ガイダンス 16. 第一章 第九節 「価値存在」の特異性と商品論の視圏③ 2. 序破章 第一節 『資本論』の論理的出発点をめぐって 17. 第一章 第十節 「商品」の「物神的性格」とその秘密① 3. 序破章 第二節 へーゲル弁証法の端初論と展開の論理 18. 第一章 第十節 「商品」の「物神的性格」とその秘密② 4. 序破章 第三節 「商品世界」の与件と価値の実態規定 19. 第一章 第十節 「商品」の「物神的性格」とその秘密③ 5. 第一章 第四節 「価値形態論」の直接的諸課題と射程 20. 第一章 第十一節 「交換過程」論と「商品世界」の矛盾① 6. 第一章 第五節 「価値」の実体論的規定と形態的規定 21. 第一章 第十一節 「交換過程」論と「商品世界」の矛盾② 7. 第一章 第六節 『資本論』における価値形態論の所説 22. 第一章 第十一節 「交換過程」論と「商品世界」の矛盾③ 授業計画 8. 第一章 第七節 「価値形態」の対自・対他的四肢構造① (授業の内容等) 授業科目 23. 第一章 第十二節 『資本論』における商品論の論理構制① 9. 第一章 第七節 「価値形態」の対自・対他的四肢構造② 24. 第一章 第十二節 『資本論』における商品論の論理構制② 10. 第一章 第七節 「価値形態」の対自・対他的四肢構造③ 25. 第一章 第十二節 『資本論』における商品論の論理構制③ 11. 第一章 第八節 「価値」の「実体論的規定」の再措定① 26. 暫定的定位① 12. 第一章 第八節 「価値」の「実体論的規定」の再措定② 27. 暫定的定位② 13. 第一章 第八節 「価値」の「実体論的規定」の再措定③ 28. 暫定的定位③ 14. 第一章 第九節 「価値存在」の特異性と商品論の視圏① 29. 増補 ルービンの問題に言寄せて 15. 第一章 第九節 「価値存在」の特異性と商品論の視圏② 30. 本年度のまとめ D 日本経済史研究 4 単位 担当者名 中村 宗悦 近代日本の経済史研究にとって思想家・学者のみならず、為政者、企業家などが抱いた経済思想を研 究することは重要であり、日本経済思想史という一分野を形成している。この講義では担当者の最近著 授業の概要 『評伝日本の経済思想 後藤文夫』を題材にして、まず経済思想史研究の一端を紹介する。次いで、受 講生の関心に応じて適当な人物評伝(参考文献を参照)を選び、輪読する。 成績評価の 出席 50%、報告内容 50%で評価する。 基準と方法 履修条件 特になし。 教科書 中村宗悦『評伝日本の経済思想 後藤文夫』(2008 年、日本経済評論社) 参考文献・ 上記評伝シリーズ既刊分すべて。 資料等 1. ガイダンス 16. 事例研究(1)山田盛太郎 2. 日露戦後社会と内務官僚 17. 事例研究(2)赤松要 3. 地方官・警保局時代の経験と欧州留学 18. 事例研究(3)下村治 4. 社会不安の増大と「新官僚」の行動(1) 19. 事例研究(4)大久保利通 5. 社会不安の増大と「新官僚」の行動(2) 20. 事例研究(5)森村市左衛門 6. 台湾総督府総務長官時代(1) 21. 事例研究(6)渋沢栄一 7. 台湾総督府総務長官時代(2) 22. 事例研究(7)大河内正敏 授業計画 8.「昭和恐慌」―危機の具体化―(1) (授業の内容等) 23. 事例研究(8)柳田国男 9.「昭和恐慌」―危機の具体化―(2) 24. 事例研究(9)北一輝 10. 後藤農政と地方の組織化、統制(1) 25. 事例研究(10)福田徳三 11. 後藤農政と地方の組織化、統制(2) 26. 事例研究(11)福澤諭吉 12.「選挙粛正運動」から「新体制運動」へ 27. 事例研究(12)岡田良一郎 13. 戦後日本における後藤の活動(1) 28. 事例研究(13)武藤山治 14. 戦後日本における後藤の活動(2) 29. 事例研究(14)田口卯吉 15. 前期のまとめ 30. 後期のまとめ ― 75 ― 授業科目 D 西洋経済史研究 4 単位 担当者名 篠永 宣孝 18 世紀後半~19 世紀前半のイギリス産業革命からヨーロッパ大陸諸国の産業革命の展開、アメリカ、 ロシア、日本への産業革命の伝播と第 2 次産業革命、そして 20 世紀後半(1980 年代)からの第 3 次産 授業の概要 業革命(IT 産業革命)の展開にいたる欧米産業資本主義経済の躍動(盛衰)の歴史を、コンドラチェ フの波(長期波動)に沿って概括・解説する。 成績評価の 出席および授業態度の平常点(50%)と期末試験(50%)との総合点で評価する。 基準と方法 履修条件 学部学生にときに、経済史、西洋経済史、国際経済史、国際関係史などの講義をいくつか履修した経験 があること。 教科書 W. ウッドラフ(原・菊池・松本・南部・篠永訳)『概説現代世界の歴史』ミネルヴァ書房。 参考文献・ 必要に応じて講義の際に指示する。 資料等 1. イギリス産業革命とその特徴 16. 第 1 次世界大戦の勃発 2. フランスの産業革命Ⅰ 17. ヴェルサイユ体制の成立と戦後ヨーロッパ経済(復興と賠償) 3. フランスの産業革命Ⅱ 18. 戦間期のヨーロッパ経済 4. ベルギーの産業革命 19. 大恐慌の到来 5. ドイツの産業革命Ⅰ 20. ファシズムの勃興(ドイツ、イタリア、日本) 6. ドイツの産業革命Ⅱ 21. 第 2 次世界大戦の勃発 7. アメリカの独立と経済発展 22. アメリカの世界覇権の確立(パクス・アメリカーナ) 授業計画 8. アメリカ南北戦争と産業革命 (授業の内容等) 23. マーシャル・プランとヨーロッパの復興 9. アメリカ産業革命の展開 24. EEC(欧州経済共同体)の成立と発展 10. ロシアの産業革命 25. ソ連の発展と冷戦体制の確立 11. 日本の産業革命 26. ドル・ショック、石油危機とアメリカの経済的衰退の開始 12. 大不況の到来 27. アジア諸国、BRIC' 諸国の発展 13. 第 2 次産業革命の展開 28. 第 3 次産業革命(IT 産業革命)の開始 14. 帝国主義の時代Ⅰ 29. 第 3 次産業革命の展開(エネルギー問題) 15. 帝国主義の時代Ⅱ 30. アメリカ金融危機と世界恐慌の到来? 授業科目 D 経済政策研究 授業の概要 今日、マクロモデルは現実の経済変数との関係を見失い、実態経済の分析は理論的枠組みを曖昧にし たまま進められる傾向にある。この講義では、伝統的なマクロモデルを統計上の経済諸量とつなげる努 力を通して、理論と実態分析とを結びつけ、より現実的な理論的枠組みの下でマクロ経済政策を考察す るための第一歩を歩みだす。現在の問題の焦点は実物と金融の関係にあると判断し、伝統的マクロモデ ルとしてはいわゆる IS - LM モデルをベースとする。また、現実経済を把握する枠組みとしては現行 の国民経済計算を想定しておく。 4 単位 担当者名 佐藤 順一 成績評価の 2 回行う小テストの合計点(60 点)および期末テストの点数(40 点)の合計点で判定する。 基準と方法 履修条件 IS-LM モデルと国民経済計算の知識があること。 教科書 事前にプリントを配布する。 参考文献・ 国民経済計算年報最新版 資料等 授業計画 (授業の内容等) 1. ガイダンス 授業の内容と目的および進め方さらに学習上の注意事項を説明 する。 2. マクロ経済学の課題 現 在の経済状況を踏まえたマクロ経済学の課題を整理してお く。 3. マクロ経済学の方法 社会内部にあって社会全体を見る方法を説明し、観察者と行為 者の立場を峻別することが不可欠であることを指摘する。 4. モデルⅠ 企 業と家計からなる閉鎖経済を想定した伝統的 IS-LM モデル (モデルⅠ)を復習しておく。 5. IS-LM モデルの問題点 伝統的 IS-LM モデルの理論上の困難を整理する。 6. 経済像 SNA 型社会会計におけるフローの諸勘定・調整勘定および貸 借対照表勘定を利用して、家計・非金融企業および金融機関か らなる閉鎖経済の姿を描き出す。 7. 利潤と企業行動 意図せざる在庫投資は意外の損失であることを明らかにする。 8. 消費関数の修正 労働分配率および利子・配当を明示的に含む家計の消費関数を 導出する。 9. 投資 1 時点での特定企業による投資行動の連鎖と特定期間における 集計的投資を峻別することの重要性を指摘し、乗数過程論のい かがわしさを明らかにする。併せて、投資の源泉に触れておく。 10. 貨幣供給 中央銀行と市中銀行からなる金融部門内部の取引および貨幣供 給の定義と扱い方を説明する。 11. 資産価格 資産価格の変化は調整勘定に記録され、バランスシートの変化 をもたらすことを確認し、家計の消費関数をシフトさせる可能 性があることを説明する。 12. 部門間バランスと金融取引 家計部門と非金融企業部門の収支バランスは金融取引をもたら し、バランスシートを変化させることを確認し、家計の消費関 数をシフトさせる可能性があることを説明する。 13. 修正モデルⅠ 修正された諸関数に基づいてモデルⅠを修正し、その数理構造 を確認する。小テストⅠを実施する。 14. モデルⅡ① 家 計と企業および政府からなる閉鎖経済を対象とした IS-LM モデル(モデルⅡ)を復習し、均衡解の性質を解説する。 15. モデルⅡ② モデルⅡに基づいて、財政政策と金融政策の効果をまとめておく。 ― 76 ― 16. 完全雇用と財政均衡の両立 モデルⅡを用いて、完全雇用と財政均衡が両立可能であるか否 かを検討する。 17. 何が政府か マ クロモデルと SNA とでは、政府の位置付けと構成に相違が あることを確認しておく。 18. モデルⅡの経済像 SNA 型社会会計におけるフローの諸勘定・調整勘定および貸 借対照表勘定を用いて、家計・非金融企業・金融機関および政 府からなる閉鎖経済を描き出す。 19. 集計量 SNA 型社会会計の集計量を整理し、マクロモデルの諸変数と SNA における経済量との対応関係を確認しておく。 20. 財政支出と租税収入 前回の整理に基づき、マクロモデルにおける財政支出と租税収 入は SNA 型社会会計の変数ではどのように表されるかを確定 しておく。 21. 直接税 控除額の変更による直接税額の変化は、家計の消費関数をシフ トさせることを説明する。 22. 間接税 間接税の変更はいかなるマクロ変数に直接の影響を及ぼすかを 確認する。 23. 社会保障と最終消費支出 社会保険料および社会保障給付の変更は家計の消費関数をシフ トさせることを説明する。 24. 財政赤字と国債費 財 政統計と SNA とでは財政赤字と国債費の扱いに相違がある ことを確認しておく。 25. 国債の発行と消化 財政赤字をファイナンスするには二つの方策(資産の売却と国 債の発行)があることを確認し、発行された国債が消化される 可能性を検討する。 26. 修正モデルⅡ 修正された諸関数に基づいてモデルⅡを修正し、その数理構造 を検討する。小テストⅡを実施する。 27. 継続的財政赤字の影響 修正モデルⅡに基づいて、継続的財政赤字の影響を判定する。 28. 金融政策の効果 修正モデルⅡに基づいて、金融緩和は困難を緩和するか、検討 する。 29. 財政政策の可能性 修 正モデルⅡに基づいて、完全雇用と財政均衡は両立可能か、 追求する。 30. 残された問題 現実のマクロ政策を理論的に検討するには、マンデル=フレミ ングモデルを修正し、為替相場と物価の変動を明示的に導入す る必要があることなどを指摘する。 授業科目 D 公共経済研究 4 単位 担当者名 中島 正人 制度に関する経済学的研究は、近年、発展を見せているが、それらを新制度派経済学の名の下に総合 しようとする潮流がある。本授業では、この潮流の代表者のひとりであり、最も広い理論構成をもって 授業の概要 いると思われる D. ノースの研究の購読を通じて、諸制度の中における政治制度の重要性、政治制度と 他の諸制度とのかかわり、政治制度の変化メカニズム等について考えたい。 成績評価の 出席状況、課題履行状況等を総合的に判断して評価する。 基準と方法 履修条件 概要に記したテーマに関心を持ち、十分な英語読解力を有する者。 教科書 Douglass C.North(2005)“Understanding the Prosess of Economin Change”. 参考文献・ 授業中に指示する。 資料等 1. 新制度派経済学とダグラス・ノース 16. The Evolving Human Environment2 2. An Outline of Process of Economic Change1 17. The Sources of Order and Disorder1 3. An Outline of Process of Economic Change2 18. The Sources of Order and Disorder2 4. Uncertainty in a Non-egodic World1 19. Getting It Right and Getting It wrong1 5. Uncertainty in a Non-egodic World2 20. Getting It Right and Getting It wrong2 6. Belief Systems、Culture、and Cognitive Science1 21. The Rise of the Western World1 7. Belief Systems、Culture、and Cognitive Science2 22. The Rise of the Western World2 授業計画 8. The Scaffolds Humans Erect 1 (授業の内容等) 授業科目 23. The rise and Fall of the Soviet Union1 9. The Scaffolds Humans Erect 2 24. The rise and Fall of the Soviet Union2 10. Consciousness and Human Erect 1 25. Improving Economic Performance1 11. Consciousness and Human Erect2 26. Improving Economic Performance2 12. Taking Stock 1 27. Were Are We Going?1 13. Taking Stock 2 28. Were Are We Going?2 14. 総括 1 小テスト 29. 総括 2 小テスト 15. The Evolving Human Environment1 30. まとめ D 都市経済研究 4 単位 担当者名 上野 健一 都市、地域分析に必要とされる空間的相互作用と空間的変動に関する分析手法を講義する。種々の都 市空間分析には多様な分析手法が採用されている。計量地理学の発展から、GIS の展開とコンピュータ 授業の概要 利用の分析が広く行われている。GIS の分析手法を適宜取り入れながら、基礎的理論の確認とそれらの 具体的分析手法の適用事例を逐次説明する。変数間の線形関係を基とする多変量解析の方法から、非線 形関係分析の展開を説明する。 成績評価の 期末試験に出席と授業中課題をくわえて評価する。 基準と方法 履修条件 特にない。 教科書 杉浦芳夫編(2003):『地理空間分析』朝倉書店 . 参考文献・ 奥野隆史(2001):「計量地理学の新しい潮流―主としてローカルモデルについて―」地理学評論、 資料等 74A、431-451. 1. 授業の履修方法の説明 2. 点パターン分析、セントログラフィ 3. 最近隣尺度族 4. 点間距離分散分析、2 次元回帰分析 5. 地理分析マシーン 6. 空間的従属性と空間的異質性 7. 空間的自己相関、モラン散布図 授業計画 8. 空間的自己相関の検定 (授業の内容等) 9. 空間的回帰モデリング 10. 空間プロセスと空間回帰モデル 11. パラメータの空間変異モデル 12. 可変単位地区問題 13. 可変単位地区問題の分類 14. 最適配置のモデル化 15. p-センター問題、カバー問題 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 77 ― 解法の選択、加重距離行列変換 階層的立地・配分モデル 空間的相互作用モデル 重力モデル、発生制約型モデル 吸収制約型モデル、離散的選択モデル パラメータ推定、対数正規型重力モデル 小売モデル、近接性 交通流動と交通圏 商圏画定法、小売構造システム 都市モデルと新しいパラダイム 複雑性とシミュレーション 自己組織化モデルの応用 ニューラルネットワーク 多層パーセプトロンによる相互作用モデル 自己組織化マップの構造 授業科目 D 交通経済研究 4 単位 担当者名 上遠野 武司 交通分野における理論的研究について英語文献を使用して考察する。先進各国の道路政策は、道路の 維持管理費用の財源確保や交通需要管理のために、有料化の手順や内容をどうするかについて検討議論 授業の概要 を重ねている状況にある。有料化事例では、その需要管理の精度向上が検討されている。ここでは、比 較的新しい文献から、道路料金を論じている部分を参考にして、混雑管理を目的とした混雑価格形成に ついて考える。 成績評価の 授業への積極的参加・発言状況:50%、レポート:30%、出席:20% 基準と方法 履修条件 この領域の問題に関心があること、継続して出席できること。修士課程で「M 経済政策研究指導Ⅰ」 を、学部で「交通経済学」「交通論」あるいは類似の科目の単位を取得していること。 教科書 Edited by William H.K.Lam, S.C.Wong and Hong K.Lo, Transportation and Traffic Theory 2009: Golden Jubilee, Spriger 2009. 参考文献・ K.Small『都市交通の経済分析』勁草書房、1999 年。関哲夫監修『ロードプライシング』勁草書房、 資料等 2007 年。 1. ガイダンス 2. ミクロ経済理論 3. 価格理論① 4. 価格理論② 5. 価格理論③ 6. 価格理論④ 7. 公共財 授業計画 8. 外部効果 (授業の内容等) 9. Chap.10 Second Best Toll Pricing ① 10. Chap.10 ② 11. Chap.10 ③ 12. Chap.10 ④ 13. 問題点と課題 14. 重要点の確認 15. 前期まとめ 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. D 国際経済研究 コードン課金 実施事例① 実施事例② Chap.11 Cordon Pricing ① Chap.11 ② Chap.11 ③ Chap.11 ④ コードン課金の問題点と課題 有料化の意義 料金収入の使途 逆進性 実行可能性 不確実性 社会的受容性 まとめ 4 単位 担当者名 内藤 二郎 受講生の専門分野に関する中国語および日本語の文献・雑誌を輪読し、議論する。分担を決めて受講 生が報告する形で授業を進めるので、毎回の出席することはもとより、十分に準備をして授業に参加す 授業の概要 ることが求められる。 変化の激しい中国経済動向分析と、その基礎となる理論的 成績評価の 毎回の授業の成果とレポート、および年度末の小論文による 基準と方法 履修条件 毎回出席すること。課題を着実に実行すること。 教科書 特に指定しない 参考文献・ 中国情報ハンドブック、日本経済新聞、人民日報、 資料等 1. オリエンテーション 16. 研究テーマ設定・発表 2. 建国 60 周年の中国 17. 研究テーマ設定・発表 3. 建国 60 周年の中国 18. 研究テーマ設定・発表 4. 建国 60 周年の中国 19. 建国 60 年と今後 30 年の国家リーダー 5.「貧民軍事大国」から「平和」「富民」への転換点 20. 建国 60 年と今後 30 年の国家リーダー 6.「貧民軍事大国」から「平和」「富民」への転換点 21. 香港の長期展望―広東との“共同体”実現へ 7.「貧民軍事大国」から「平和」「富民」への転換点 22. 香港の長期展望―広東との“共同体”実現へ 授業計画 8. 国際金融危機と中国の景気対策 (授業の内容等) 23. 経済政策の動向と課題 9. 国際金融危機と中国の景気対策 24. 経済政策の動向と課題 10. 国際金融危機と中国の景気対策 25. 経済政策の動向と課題 11. 環境統治時代を迎えた中国 26. 経済政策の動向と課題 12. 環境統治時代を迎えた中国 27. 第 12 次五ヵ年計画の内容と政策の方向性 13. 環境統治時代を迎えた中国 28. 第 12 次五ヵ年計画の内容と政策の方向性 14. 中国の環境汚染の現状とその対策 29. 第 12 次五ヵ年計画の内容と政策の方向性 15. 中国の環境汚染の現状とその対策 30. ポスト胡錦涛の課題と展望 ― 78 ― 授業科目 D 金融研究 4 単位 担当者名 加藤 正昭 情報が完全な世界では、Modigliani=Miller 定理が成り立つため、銀行は存在理由を失う。企業は資 本市場から資金を調達すればよいのである。しかし、非対称情報下では、銀行の情報生産活動などが重 要となる。 授業の概要 本講義では、大学院レベルの国際的に標準的なテキストを用いて金融仲介理論を理解することで銀行の 機能と役割を理解し、さらにどのような金融システムの構築が望ましいかを考察していく。また学習し た理論を応用して、最終的には金融に関する理論分析の論文を執筆できるようになることを目指す。 成績評価の 出席と筆記試験 基準と方法 履修条件 ミクロ・マクロ経済学をマスターしており、学部レベルの経済数学(微積分学)はマスターしているこ と。またテキスト(英文)を毎回必ず予習してくること。数学に関しては、ラグランジュ乗数法など、 経済分析に必要不可欠なものは、授業の最初に講義する。 教科書 Xavier Freixas AND Jean-Charles Rochet.(2008).“Microeconomics of Banking(Second Edition)”. The MIT Press. 参考文献・ テキストに示された参考文献の中から、特に重要なものを適宜指示する。 資料等 1. 数学的準備 1 2. 数学的準備 2 3. 数学的準備 3 4. Introduction of Banking 5. The Role of Financial Intermediaries(1) 6. The Role of Financial Intermediaries(2) 7. The Industrial Organization Approach to Banking(1) 授業計画 8. The Industrial Organization Approach to Banking(2) (授業の内容等) 9. The Industrial Organization Approach To Banking(3) 10. The Lender-Borrower Relationship(1) 11. The Lender-Borrower Relationship(2) 12. The Lender-Borrower Relationship(3) 13. Equilibrium in the Credit Market(1) 14. Equilibrium in the Credit Market(2) 15. Equilibrium in the Credit Market(3) 授業科目 D 国際金融研究 16. The Macroeconomics Consequences of Financial Imperfections (1) 17. The Macroeconomics Consequences of Financial Imperfections (2) 18. The Macroeconomics Consequences of Financial Imperfections (3) 19. Individual Bank Runs and Systemic Risk(1) 20. Individual Bank Runs and Systemic Risk(2) 21. Individual Bank Runs and Systemic Risk(3) 22. Managing Risks in the Banking Firm(1) 23. Managing Risks in the Banking Firm(2) 24. Managing Risks in the Banking Firm(3) 25. The Regulation of Banks(1) 26. The Regulation of Banks(2) 27. The Regulation of Banks(3) 28. Credit Cycles 29. Endogenous Cycles in a Stiglitz=Weiss Economy(1) 30. Endogenous Cycles in a Stiglitz=Weiss Economy(2) 4 単位 担当者名 高山 洋一 アメリカのサブプライムローンは、証券化されることによりサブプライムローン問題としてグローバ ルな国際金融危機に発展した。とりわけ欧州における金融危機と実体経済の不況は深刻さを深めてい る。EMU(通貨統合)のユーロは深化と拡大を進める中で、危機への対応が迫られているが、政治統 授業の概要 合のない通貨統合には多くの試練が課されている。ユーロシステムで最後の貸し手(Lender of Last Resort)は誰か、グローバル化のなかで各国財政の負担のあり方をめぐって、論議が錯綜している。本 授業では、ユーロの基軸通貨の可否を含め、EMU(通貨統合)ユーロの問題点を考察する。 成績評価の 出席状況、与えられた課題の発表内容、レポート作成内容等を総合評価する。 基準と方法 履修条件 英語の原典を主とするので、英語を厭わないこと。 教科書 The European Central Bank:History, Role and Functions, 2006 ECB, Financial Stability Review, 2008 参考文献・ ECB 発行のワーキングペーパー、月報、年報。 資料等 16. 庄 司克宏『欧州連合―統治の論理とゆくえ』を使い、ユーロ 1.「EU の通貨統合―ESCB と単一通貨ユーロ」について解題。 2.「ユーロの中央銀行論ーユーロシステムの銀行監督と LOLR 機 システムの特徴を解題①。 能」について解題。 17. 庄 司克宏『欧州連合―統治の論理とゆくえ』を使い、ユーロ 3. ユーロのペイメントシステムと銀行監督・金融安定問題」につ システムの特徴を解題①。 いて解題。 4. The Road to EMU and the Euro を輪読し EMU とユーロを歴 18. ECB and European Community を輪読し、ECB の政治的独 立性を考察。 史的に考察する。 5. EMU、ユーロの基礎となる The Treaty on European Union を 19. Institutional and Legal independence を輪読。 20. Economic and Financial Committee を輪読し、ECB と EC の 子細に検討する①。 関連を考察する。 6. EMU、ユーロの基礎となる The Treaty on European Union を 子細に検討する②。 21. ECB’s Involvement in International Cooperation を 輪 読 し、 7. The ECB, the ESCB and the Eurosystem を輪読し、構造を知 国際協調を考察する。 る。 22. ECB relations with International Organisations を 輪 読 し、 授業計画 8. Eurosystem as the Organic Link between the ECB and the IMF、G7 関係を考察。 NCB を輪読。 (授業の内容等) 9. 「ユーロシステムの金融危機・安定問題」で、現在金融危機下 Basic tasks of the Eurosystem を輪読し、ユーロシステムの仕 23. のシステム問題を解題①。 事を整理する①。 「ユーロシステムの金融危機・安定問題」で、現在金融危機下 10. Basic tasks of the Eurosystem を輪読し、ユーロシステムの 24. のシステム問題を解題②。 仕事を整理する②。 11. ECB’s role in the Eurosystem を輪読し、ECB の中央銀行的 25. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読①。 役割を考察。 26. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読②。 12. ECB’s Montary polic strategy を輪読し、金融政策を考察する。 27. Strengthening Financial System Infrastrutures を輪読③。 13. Payment and Clearing Systems を輪読し、決済システムを考 28. FAQs on Europe’s Response to the Financial Crisis を輪読、 察する。 EU の政索を考察①。 14. Euro banknotes and coins を輪読し、独自な発券システムを 29. FAQs on Europe’s Response to the Financial Crisis を輪読、 考察する。 EU の政索を考察②。 15. 超 国家的統合体 EU の中央銀行 =ECB 中心のユーロシステム 30. EU、EMU の危機に対する問題点、課題を総括する。 を総括する。 ― 79 ― 授業科目 D 財政研究 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 財政学の基本を理解することを目標とします。また、現在の日本の財政事情についても細かく説明し、 わが国財政の厳しい現実についても理解してもらいます。 授業の概要 さらに、経済社会における財政の役割と、その相互関係についても説明し、国民経済における財政のあ り方を理解してもらいます。 後期課程の学生は、前期課程の学生のサポートを行ない、授業をリードする。 成績評価の 前期と後期末に課題レポートを提出してもらいます。 基準と方法 授業に出席することは当然の義務ですが、授業での質疑を通じて積極的に参加することが必要です。 履修条件 授業に出席することは、当然の義務です。 教科書 日本の財政に関する各種資料等を配布し、教材とします。 適宜課題図書を指定し、精読してもらいます。 参考文献・ 資料等 1. オリエンテーション(財務省製作 DVD) 2. 財政学とはどのような学問か 3. 国家観の変遷 1. 4. 同上 2. 5. 財政構造 1. 6. 同上 2. 7. 歳入論 予算とは 授業計画 8. 予算過程 (授業の内容等) 9. 租税構造 10. 租税各論 所得税 11. 同上 法人税 12. 同上 消費税 13. 同上 その他税 14. 予算改革 15. 前期のまとめと質疑応答 授業科目 16. 国債について 17. シャウプ税制改革 18. 現代の税制改革 1. 19. 同 上 2. 20. 国民経済における財政 1. 21. 同 上 2. 22. 歳出論 社会保障の考え方 23. 社会保障各論 医療 24. 同 上 年金 25. 同 上 社会福祉 26. 公債費 27. プライマリーバランス 28. 財政改革について 1. 29. 同 上 2. 30. 後期のまとめと質疑応答 D 租税研究 4 単位 担当者名 藤原 碩宣 本講義では、これ迄のわが国の税制改革の際に主張されたさまざまな議論を取り上げ、現実の租税制 度をできるかぎり精密に検討することを第一義的な目標とする。又税制改革の際に提案された最新の成 授業の概要 果を学びながら、最終的には、現実の税制がいかなる要素によって構成されているか、また、われわれ のライフスタイルや社会経済の動向にとって最も適した税制とは何かを探る手掛かりを得たい。後期課 程の受講者には積極的な発言を期待したい。 成績評価の 平常点評価 基準と方法 履修条件 特になし 教科書 なし 参考文献・ 石弘光『現代税制改革史〜終戦からバブル崩壊まで』東洋経済新報社・2008 年・7,500 円(税抜き) 資料等 随時指定する 1. 前期オリエンテーション 2. わが国税制の基本問題(1) 3. わが国税制の基本問題(2) 4. わが国税制の基本問題(3) 5. 所得課税ベースの検討(1) 6. 所得課税ベースの検討(2) 7. 所得課税ベースの検討(3) 授業計画 8. 所得課税ベースの検討(4) (授業の内容等) 9. 消費課税ベースの検討(1) 10. 消費課税ベースの検討(2) 11. 消費課税ベースの検討(3) 12. 消費課税ベースの検討(4) 13. 所得課税ベースと消費課税ベースとの比較検討(1) 14. 所得課税ベースと消費課税ベースとの比較検討(2) 15. 前期総括講義 ― 80 ― 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 後期オリエンテーション 包括的所得税の理論と実施可能性(1) 包括的所得税の理論と実施可能性(2) 包括的所得税の理論と実施可能性(3) 包括的所得税の理論と実施可能性(4) 包括的所得税の理論と実施可能性(5) 税制改革の潮流(1) 税制改革の潮流(2) 税制改革の潮流(3) 税制改革の潮流(4) 税制改革の潮流(5) わが国税制改革の方向性(1) わが国税制改革の方向性(2) わが国税制改革の方向性(3) 後期総括講義 授業科目 D 数理統計研究 4 単位 担当者名 岡村 與子 この授業では、修士で学んだ数理統計の基礎理論をもとに、おもに計量経済学で行われる、時系列解 析に特化して学んでゆく。また、マクロデータの取り扱いを主眼として指導するため、長期メモリを含 む First Order Stationary データを解析する方法について学び、可能であれば Multiple time series に 授業の概要 おける共和分分析などについても学ぶ。 また、研究指導であるため、各学生の研究テーマについての報告が必須である。その内容によって、 授業の内容も変更になりうる。 出席は必須。授業時間以外でも、必要となる場合には面会すること。評価対象となるものは、平常点 成績評価の (10%)および、学期末に提出するプロジェクトのペーパー(A4、タイプ打ち、20 枚以上)(90%)の 基準と方法 二つとする。 履修条件 修士において経済数学および統計学を履修していることが最低限の条件です。このレベルの教科書は日 本語ではありません。英語をきちんと読めること。 教科書 Hamilton(1994)Time Series Analysis, Princeton University Press. Maddala G. S. and In-Moo Kim(1998)Unit Roots, Co-integration and Structural Change, Cambridge. など 参考文献・ 各自の研究テーマに基づく論文など。 資料等 (H)は Hamilton,(MK)は Maddala and Kim をさす。 1. Difference Equation(H, Chap.1) 2. Lag Operator(H, Chap.1) 3. Stationary ARMA Process(H, Chap.3) 4. Stationary ARMA Process(H, Chap.3) 5. Forecasting(H, Chap.4) 6. Forecasting(H, Chap.4) 7. Maximum Likelihood Estimation(H, Chap.5) 授業計画 (授業の内容等) 8. Maximum Likelihood Estimation(H, Chpa.5) 9. Asymptotic Distribution Theory(H, Chap.7) 10. Asymptotic Distribution Theory(H, Chap.7) 11. Basic Concepts of Econometric Time Series(MK, Chap.2) 12. Basic Concepts of Econometric Time Series( MK, Chap.2) 13. Unit Root and Co-integration(MK, Chap.3) 14. Unit Root and Co-integration(MK, Chap.3) 15. 前期学期最終日:プロジェクト内容についての中間報告 16. Issues in Unit Root Testing(MK, Chap.4) 17. Issues in Unit Root Testing(MK, Chap.4) 18. Estimation of Co-integrated System(MK, Chap.5) 19. Estimation of Co-integrated System(MK, Chap.5) 20. Tests for Co-integration(MK, Chap.6) 21. Tests for Co-integration(MK, Chap.6) 22. E conometric Modeling with Integrated Regressors(MK, Chap.7) 23. E conometric Modeling with Integrated Regressors(MK, Chap.7) 24. The Bayesian Analysis of Stochastic Trends(MK, Chap.8) 25. The Bayesian Analysis of Stochastic Trends(MK, Chap.8) 26. Fractional Unit Roots and Fractional Cointegration(MK, Chap.9) 27. Fractional Unit Roots and Fractional Cointegration(MK, Chap.9) 28. Co-integrated system with I(2)Variables(MK, Chap. 11) 29. Co-integrated system with I(2)Variables(MK, Chap. 11) 30. 後期学期最終日:プロジェクトプレゼンテーション 授業科目 D 社会保障研究 4 単位 担当者名 大杉 由香 授業の概要 この授業では、社会保障・福祉の従来の研究方法を再検討し、独自性ある研究を行うにあたって必要 な分析視角や調査方法の方法等を身に付ける 成績評価の レポートや出席点で行う 基準と方法 履修条件 教科書 以下の条件のいずれも満たしていることが必要。満たしていない場合は、履修を断る場合がある。 (1)社会保障・福祉関連の論文で修士号を取得していること (2)社会保障・福祉に関する論文を作成しようと考えている者 (3)英語文献を読むことに拒否反応を示さず、ある程度読めること(英検準 1 級以上) (4)留学生の場合は日本語能力検定 1 級を持っていること。英語文献を読むことについても例外的措置 は認めない。 受講者の状況によって後日指定する 参考文献・ 受講者の状況によって後日指定する 資料等 1. イントロダクション―近年の社会保障・福祉研究の動向を考え る― 2. 各自の修士論文に関する報告① 3. 各自の修士論文に関する報告② 4. 社会保障・福祉関連の博士論文に向けてのテーマの探し方 5. 社会保障・福祉関連の博士論文のスケルトンの組み方 6. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法①形式について 7. 社会保障・福祉関連の博士論文の執筆方法②調査内容をどう組 み立てるか 8. 社会保障・福祉研究の調査方法 ①役所での資料収集方法 9. 社会保障・福祉研究の調査方法 授業計画 ②社協・NPO 等での調査 (授業の内容等) 10. 社会保障・福祉研究の調査方法 ③高齢者からの聞き取り調査 11. 社会保障・福祉研究の調査方法 ④障害者からの聞き取り調査 12. 社会保障・福祉研究の調査方法 ⑤児童や保護者からの聞き取り調査 13. 社会保障・福祉研究の調査方法 ⑥現業職からの聞き取り調査 14. 社会保障・福祉研究の調査方法 ⑦非現業職からの聞き取り調査 15. 社会保障・福祉研究の捉え方 ①学会での議論をどう生かすか ― 81 ― 16. 社会保障・福祉研究の捉え方 ②学会発表に向けての準備方法 17. 社会保障・福祉研究の捉え方 ③学会投稿用論文の作成方法(1) 18. 社会保障・福祉研究の捉え方 ④学会投稿用論文の作成方法(2) 19. 従来の社会保障・福祉研究の批判的検討 ①日本史の視点による検討 20. 従来の社会保障・福祉研究の批判的検討 ②世界史の視点による検討 21. 従来の社会保障・福祉の批判的検討 ③グローバリゼーションの視点による検討 22. 従来の社会保障・福祉の批判的検討 ④医療・公衆衛生等の隣接分野からの検討 23. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告① 24. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告② 25. 各自の研究テーマのスケルトンと途中までの研究経過報告③ 26. ある程度仕上がった論文の手直し等① 27. ある程度仕上がった論文の手直し等② 28. 各自の研究発表① 29. 各自の研究発表② 30. まとめ ― 82 ― ○専任 △非常勤講師 授 業 科 目 演 習 科 理論経済学研究指導Ⅰ 理論経済学研究指導Ⅱ 経済政策研究指導Ⅰ 経済政策研究指導Ⅱ 目 ( 研 究 4 通年 4 通年 4 通年 4 通年 指 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 担 当 者 導 ) 岡 村 宗 二 竹 内 亨 夫 渡 部 茂 竹 永 進 吉 田 憲 夫 篠 永 宣 孝 中 村 宗 悦 上遠野 武 司 佐 藤 順 一 中 島 正 人 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 日本文学専攻博士課程 87 87 88 88 89 89 90 90 日本文学専攻博士課程 ― 83 ― ページ 経済学専攻公共政策学専修コース 国際経済研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 内 藤 二 郎 国際経済研究指導Ⅱ 国際関係研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 国際関係研究指導Ⅱ 金融研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 高 山 洋 一 金融研究指導Ⅱ 財政研究指導Ⅰ ○ 花 輪 宗 命 4 通年 財政研究指導Ⅱ ○ 藤 原 碩 宣 統計研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 岡 村 與 子 統計研究指導Ⅱ 社会保障研究指導Ⅰ ○ 大 杉 由 香 4 通年 社会保障研究指導Ⅱ ○ 濱 本 知寿香 労働経済研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 労働経済研究指導Ⅱ 通訳論研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 田 中 深 雪 通訳論研究指導Ⅱ 経済地理研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 上 野 健 一 経済地理研究指導Ⅱ 環境経済学研究指導Ⅰ 4 通年 ― ― 環境経済学研究指導Ⅱ 消費者政策・法制研究指導Ⅰ 4 通年 ○ 中 村 年 春 消費者政策・法制研究指導Ⅱ 専 攻 科 目 基 本 科 目 / 経 済 学 専 攻 公共経済学 4 通年 ○ 中 島 正 人 環境産業論 4 通年 ― ― 金融 4 通年 ○ 加 藤 正 昭 地方財政 4 通年 ○ 花 輪 宗 命 消費者政策・法制 4 通年 ○ 中 村 年 春 基 本 科 目 / 政 治 学 専 攻 政治学特殊講義 4 通年 ○ 坂 部 真 理 行政学特殊講義 4 通年 ○ 穴 見 明 現代地方政治特殊講義 4 通年 ○ 土 岐 寛 公共政策論特殊講義 4 通年 ○ 東 田 親 司 備 考 日本文学専攻博士課程 経済学史研究指導Ⅰ 経済学史研究指導Ⅱ 経済史研究指導Ⅰ 経済史研究指導Ⅱ 単位 学期 専・非 経済学専攻博士課程前期課程 平成 23 年度経済学研究科経済学専攻 公共政策学専修コース 科目編成表 授 業 科 目 政治過程論特殊講義 選 マクロ経済学 ミクロ経済学 計量経済学 マルクス経済学 環境経済学 単位 学期 専・非 4 択 4 4 4 4 4 経済学史 4 日本経済史 西洋経済史 経済政策 産業組織 都市経済 交通経済 4 4 4 4 4 4 国際経済 4 国際関係論 各国経済論A (日 本) 各国経済論 B (アメリカ) 各国経済論 C (中 国) 国際金融 証券投資論 財政 租税 租税法 数理統計 経済数学 経済統計 労働経済 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 社会保障 4 通訳論 通訳実習A 通訳実習B 通訳実習C 通訳実習D 通訳実習E 通訳実習F 通訳実習G 通訳実習H 経済学特殊講義 A 経済学特殊講義 B 経済学特殊講義 C 外国文献研究 A( 英語 ) 外国文献研究 B( 日本語 ) 外国文献研究 C 4 2 2 2 2 2 2 2 2 4 4 4 4 4 4 通年 ○ 科 目 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 △ 通年 ― 通年 ― 通年 ― 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ○ 通年 ― 担 当 者 備 考 中 村 昭 雄 岡 村 宗 二 加 藤 正 昭 岡 村 與 子 平成 23 年度休講 竹 内 亨 夫 ― 竹 永 進 吉 田 憲 夫 中 村 宗 悦 篠 永 宣 孝 佐 藤 順 一 渡 部 茂 上 野 健 一 上遠野 武 司 川 野 幸 男 横 溝 えりか 高 安 雄 一 花 輪 宗 命 ― 内 藤 二 郎 高 山 洋 一 ― 藤 原 碩 宣 藤 原 碩 宣 宮 地 秀 門 ― 浦 田 健 二 岡 村 與 子 ― 大 杉 由 香 濱 本 知寿香 田 中 深 雪 近 藤 正 臣 渡 部 富 栄 近 藤 正 臣 渡 部 富 栄 Rovert Spivak Rovert Spivak ― ― ― 田 中 達 也 本 間 修 中 垣 恒太郎 篠 永 宣 孝 ― ― 84 ― ページ 91 31 31 32 32 33 33 34 34 35 36 36 37 37 38 38 39 39 40 42 42 43 43 44 44 45 46 46 47 47 48 48 49 49 50 授 業 科 目 単位 学期 専・非 文献調査研究 導 経済学総合研究A 経済学総合研究B 政治学総合研究A 政治学総合研究B 英書講読 A 英書講読 B 数理解析 A 数理解析 B 入 2 前期 2 2 2 2 2 2 2 2 科 前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期 ○ ○ 目 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 担 当 者 岡 村 與 子 竹 永 進 大 杉 由 香 大 杉 由 香 穴 見 明 穴 見 明 加 藤 普 章 加 藤 普 章 浦 田 健 二 浦 田 健 二 ― 85 ― 備 考 ページ 50 51 51 52 52 53 53 54 54 55 経済学専攻公共政策学専修コースの修了要件 1.修了には 30 単位以上の単位取得が必要です。 授業科目ごとの必要単位数 授 業 科 目 演 習 科 目 専 攻 科 目 基本科目 選択科目 導入科目 合 計 単 位 数 「研究指導科目」8 単位 22 単位 経済学専攻から 8 単位以上 16 単位以上 政治学専攻から 8 単位以上 「文献調査研究」(2 単位)を含む 6 単位以上 30 単位以上 (1)演習科目は、同一指導教員の科目を 2 年間(Ⅰは 1 年次・Ⅱは 2 年次)履修します。 (2)専攻科目は、基本科目・選択科目・導入科目の 3 つの科目群から 22 単位以上を取得します。 〔注意事項〕 ①基本科目については、経済学専攻から 8 単位以上、政治学から 8 単位以上を含む 16 単位以上を取得する。 ②選択科目・導入科目については、「文献調査研究」(2 単位)の履修を含む 6 単位以上を取得すること。 ③専攻科目の履修にあたっては、指導教授と事前によく相談すること。 2.修了には、指導教授の下で演習科目の研究指導を受けながら修士論文または調査研究報告書(リサーチペーパ) を作成し、その審査及び最終試験に合格することが必要です。 ― 86 ― 授業科目 M 公共経済学 4 単位 担当者名 中島 正人 公共経済学は、市場システムと政治システムとを一貫した論理をもって分析し、そのメリット・デメ 授業の概要 リットを明らかにすることを通じて、あるべき市場-政治システムを探ろうとする分野である。 授業は、この分野に関する修士課程レベルの理解を目的として、関連文献輪読の形で進めてゆく。 成績評価の 出席状況 40%、レポート 20%、小テスト 20%、平常点(課題履行状況、積極性、等)20%の割合で評 基準と方法 価する。 履修条件 ミクロ理論を中心とした経済学の基礎を身につけていることが望ましい。 教科書 岸本哲也他著(1998)『公共経済学』八千代出版 参考文献・ 授業中に指示する。 資料等 1. ガイダンス 公共経済学とは何か 16. 政治過程の基本モデル(2) 2. 市場の成果(1) 17. 利益集団(1) 3. 市場の成果(2) 18. 利益集団(2) 4. 市場の失敗(1) 19. 官僚(1) 5. 市場の失敗(2) 20. 官僚(2) 6. 公共財の理論(1) 21. 課税のもたらす歪み(1) 7. 公共財の理論(2) 22. 課税のもたらす歪み(2) 授業計画 8. 外部性(1) (授業の内容等) 授業科目 23. 規制(1) 9. 外部性(2) 24. 規制(2) 10. 自然独占(1) 25. 法と経済学(1) 11. 自然独占(2) 26. 法と経済学(2) 12. 総括 1:市場成果と失敗 小テスト 27. 総括 2:政府の成果と失敗 小テスト 13. 政治過程の捉え方(1) 28. レポート発表および討論(1) 14. 政治過程の捉え方(2) 29. レポート発表および討論(2) 15. 政治過程の基本モデル(1) 30. まとめ M 金融 4 単位 担当者名 加藤 正昭 間接金融としての銀行の機能と役割について、直接金融と比較しながら考察してゆく。特に非対称情 報下での銀行の金融仲介機能について深く学んでいく。 プリンシパル=エージェント理論の枠組みにおいて、プリンシパルとしての銀行と、エージェントと しての企業との間には、非対称情報に伴うモラルハザードやアドヴァース・セレクションなどの問題が 授業の概要 発生する。その問題を銀行はいかに解決して融資することができるか、またそのためにはどのような金 融システムの構築が望ましいかなどを考察していく。主にテキスト(英文)を用いるが、関連する論文 (英文)も用いる。学生が毎回テキストの該当箇所を読んできて報告し、私が解説を加えるかたちで授 業を行う。 成績評価の 出席とレポート。 基準と方法 履修条件 ミクロ・マクロ経済学の基礎をマスターしており、テキストを毎回必ず読んでくることを履修条件とす る。なお、テキストや参考文献はコピーを配布する。 教科書 Kent Matthews and Thompson.(2008).“The Economics of Banking(Second Edition)”. John Wiley & Sons. 参考文献・ Mathias Dewatripont & Jean Tirole.(1994).“The Prudential Regulation of Banks”. The MIT Press. 資料等 など、必要に応じて適宜授業中に指示する。 16. Credit Rationing(1) 1. Introduction 2. Domestic and International Banking 17. Credit Rationing(2) 3. The Institutions of Banking Regulation 18. Credit Rationing(3) 4. Financial Intermediation:The Impact of the Capital Market 19. Securitization(1) (1) 20. Securitization(2) 5. Financial Intermediation:The Impact of the Capital Market 21. Banking Efficiency and the Structure of Banking(1) (2) 22. Banking Efficiency and the Structure of Banking(2) 6. Banks and Financial Intermediation(1) 授業計画 7. Banks and Financial Intermediation(2) 23. Banking Competition(1) (授業の内容等) 8. Banking Typology(1) 24. Banking Competition(2) 9. Banking Typology(2) 25. Bank Regulation(1) 10. International Banking(1) 26. Bank Regulation(2) 11. International Banking(2) 27. Risk Management(1) 12. The Theory of Banking Firm(1) 28. Risk Management(2) 13. The Theory of Banking Firm(2) 29. The Macroeconomics of Banking(1) 14. Models of Banking Behavior(1) 15. Models of Banking Behavior(2) 30. The Macroeconomics of Banking(2) ― 87 ― 授業科目 M 地方財政 4 単位 担当者名 花輪 宗命 (1)前期のはじめに、現行の地方財政制度の概要を講義し、「地方財政白書」で、地方財政の現況を把 握する。 授業の概要 (2)前期で習得した地方財政の現状分析の視点と手法を参考に、具体的な自治体を選んで、その財政分 析を行う。 成績評価の 平常の授業及び演習における課題との取り組み姿勢と実績を踏えて評価する。 基準と方法 履修条件 教科書 今日の地方財政の状況をどのように承知しており、この授業を通じて、どのような事柄を研究したいか に関するレポートを提出。 地方財政白書 総務省編 「現代の地方財政」和田八束ほか編 有斐閣ブックス 参考文献・ 図説 地方財政データブック 出井信夫編 学陽書房 資料等 1. 地方財政の地位と役割 16. 地方独自課税の現状と課題 2. 国と地方の財政関係 17. 福祉と地方財政 3. 地方予算の意義と制度 18. 介護保険と市町村財政 4. 地方財政収入構造 19. 公共事業と地方財政 5. 地方税制度 20. 地方財政と環境問題 6. 地方税(1)住民税など 21. 教育・文化行政と地方財政 7. 地方税(2)事業税など 22. 大都市財政 授業計画 8. 地方税(3)固定資産税 (授業の内容等) 授業科目 23. 地方分権改革 9. 地方税(4)地方消費税 24. 地方財政の効率化 10. 地方税(5)その他の地方税 25. 地方自治体の行政評価 11. 地方交付税 26. 地方自治体の財政分析 12. 国庫支出金 27. 公会計改革の現状と課題 13. 地方債 28. 財政健全化法 14. 特別会計と公営事業会計 29. 具体的な自治体の財政分析(1) 15. 地方公営企業 30. 具体的な自治体の財政分析(2) M 消費者政策・法制 4 単位 担当者名 中村 年春 現代経済社会において大きな課題の一つが消費者問題である。消費者紛争や消費者問題は深刻化の一 途を辿り、それへの対応は喫緊の課題といえる。現代経済社会に生起する消費者紛争や消費者問題を解 授業の概要 決し、予防し、消費者の権利や利益を実現するための消費者政策・消費者行政の展開と現代消費者法の 現状と課題について教授し、理解を深める。 授業への出席(10%)、授業への参加(課題への取り組み、討論への参加、質疑応答など)(10%)、研 成績評価の 究発表(10%)、報告課題に対するリポートの内容(20%)および学期末試験の成績(50%)などを総 基準と方法 合評価する。 履修条件 消費者問題、消費者政策・消費者行政、消費者法、消費者教育などに興味、関心のあることが望まれる。 教科書 日本弁護士連合会編『消費者法講義<第 3 版>』日本評論社、2009 年。 後藤巻則・村千鶴子・齋藤雅弘『アクセス消費者法[第 2 版]』日本評論社、2007 年。 細川幸一『消費者政策学』成文堂、2007 年。 参考文献・ 鈴木深雪『消費者政策-消費生活論[第 5 版]』尚学社、2010 年。 資料等 西村多嘉子・藤井千賀・森宮勝子編著『入門消費経済学 4 法と消費者』慶應義塾大学出版会、2010 年。 1. 消費者問題と消費者法 1―消費者問題の展開と消費者法の生成 16. 金融サービスと消費者 1―金融サービスに関する法規制 2. 消費者問題と消費者法 2―消費者政策の転換と課題 17. 金融サービスと消費者 2―金融サービスに関する法の改正状況 3. 消費者問題と消費者法 3―最近の消費者法整備の状況 18. 高度情報化社会と消費者―電子商取引をめぐる問題 4. 比較消費者法 1―アメリカ・カナダ 19. 約款と消費者―約款の適正化と約款規制 5. 比較消費者法 2―EU 諸国 20. 消費者の安全確保 1―製品別の安全確保 6. 比較消費者法 3―アジア諸国 21. 消費者の安全確保 2―製造物責任法 7. 消費者契約法 1―従来の法制度と消費者契約法 22. 市場の公正と消費者―独占禁止法による消費者利益の保護 授業計画 8. 消費者契約法 2―消費者契約法の内容 (授業の内容等) 23. 消費者政策と実効性確保 1―消費者行政の展開 9. 特定商取引法 1―特殊販売に関する法規制 24. 消費者政策と実効性確保 2―消費者行政による消費者支援 10. 特定商取引法 2―クーリング・オフ、申出制度 25. 消費者政策と実効性確保 3―消費者行政による紛争解決 11. 消費者信用 1―消費者金融取引に関する法規制 26. 消費者被害救済の手続 1―消費者手続法の展開と課題 12. 消費者信用 2―販売信用取引に関する法規制 27. 消費者被害救済の手続 2―裁判外紛争処理制度(ADR) 13. 多重債務者の救済 1―多重債務問題の現状と金利規制 28. 消費者被害救済の手続 3―消費者団体訴訟制度 14. 多重債務者の救済 2―多重債務者の救済制度 29. 消費者政策の展望―消費者行政の一元化と消費者庁の創設 15. 不動産取引をめぐる問題 30. 総括(まとめ) ― 88 ― 授業科目 M 政治学特殊講義 4 単位 担当者名 坂部 真理 この講義では、近年政治学(特に比較政治学)において重要性を増しつつある合理的選択論(rational 授業の概要 choice theory)の諸概念について学ぶ。テキストは英語文献を用い、合理的選択論の基礎的概念から最 近の理論的展開、および実証分析への適用例やその問題点などを包括的に検討していく。 成績評価の テキストの報告と議論への参加によって総合的に評価する。 基準と方法 履修条件 学部で「現代政治理論(政治学原論)」を履修していることが望ましい。 教科書 Kenneth A. Shepsle, Analyzing Politics: Rationality, Behavior, and Institutions, W. W. Norton & Company, Inc., 1997. 参考文献・ 講義の中で適宜紹介する。 資料等 1. オリエンテーション 16. 合理的選択論と日本政治分析(1) 17. 合理的選択論と日本政治分析(2) 18. 合理的選択論と日本政治分析(3) 19. 合理的選択論と日本政治分析(4) 20. 合理的選択論と日本政治分析(5) 21. 合理的選択論と日本政治分析(6) 22. 合理的選択論への批判(1) 23. 合理的選択論への批判(2) 24. 合理的選択論への批判(3) 25. 合理的選択論の新展開(1) ―入れ子ゲーム― 26. 合理的選択論の新展開(2) ―入れ子ゲーム― 27. 合理的選択論の新展開(3) ―Analytic Narratives― 28. 合理的選択論の新展開(4) ―Analytic Narratives― 29. 合理的選択論の新展開(5) ―Analytic Narratives― 30. 総括 2. テキスト;1、2 章… (合理的選択論の諸概念について) 3. テキスト;3、4 章 4. テキスト;5、6 章 5. テキスト;7 章 6. テキスト;8、9 章 7. テキスト;10 章 授業計画 (授業の内容等) 8. テキスト;11、12 章 9. テキスト;13、14 章 10. テキスト;15、16 章 11. テキスト;17 章、まとめ 12. 合理的選択論と投票行動(1) 13. 合理的選択論と投票行動(2) 14. 合理的選択論と議会(1) 15. 合理的選択論と議会(2) 授業科目 M 行政学特殊講義 4 単位 担当者名 穴見 明 行政学は行政組織の構造と作動様式の解明を通じて、現代政治についての理解を深めることをめざし ている。通常、その対象としての行政組織は国民国家の行政組織であるが、近年その国民国家という枠 授業の概要 組みが揺らいでいる。 この授業ではその国民国家の歴史的成立および変遷についての理論的把握を踏まえ、現段階におけるそ の変容の意味を探っていく。 成績評価の 授業中の質疑応答への参加 50%、レポート(年間 2 回)50%を配点基準として評価する。 基準と方法 履修条件 ・毎回必ず出席すること。 ・テキストの指定部分を必ず予習してくること。 教科書 Anthony Giddens, The Nation-State and Violence, University of California Press, 1987 参考文献・ マックス・ウェーバー『社会学の根本概念』岩波文庫 資料等 1. 国家概念をめぐる問題状況 2. ウェーバーの国家概念(1) 3. ウェーバーの国家概念(2) 4. ウェーバーの国家概念(3) 5. ウェーバーの国家概念(4) 6. 古典的マルクス主義の国家論(1) 7. 古典的マルクス主義の国家論(2) 授業計画 8. Giddens 第 1 章 (授業の内容等) 9. Giddens 第 1 章(つづき) 10. Giddens 第 1 章(つづき) 11. Giddens 第 2 章 12. Giddens 第 2 章(つづき) 13. Giddens 第 2 章(つづき) 14. 中間的まとめ(レポート発表と質疑応答) 15. 中間的まとめ(レポート発表と質疑応答) 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. ― 89 ― Giddens 第 3 章 Giddens 第 3 章(つづき) Giddens 第 3 章(つづき) Giddens 第 4 章 Giddens 第 4 章(つづき) Giddens 第 5 章 Giddens 第 5 章(つづき) Giddens 第 6 章 Giddens 第 6 章(つづき) Giddens 第 7 章 Giddens 第 8 章 Giddens 第 9 章 Giddens 第 10 章 まとめ(レポート発表と質疑応答) まとめ(レポート発表と質疑応答) 授業科目 M 現代地方政治特殊講義 4 単位 担当者名 土岐 寛 地方分権改革や平成の大合併によって、地方政治は転換期を迎えている。合併した自治体は規模が大 きくなり、行政サービスの供給や議会の代表機能の点で新たな問題を抱え、他方、過疎高齢化で合併か 授業の概要 ら取り残された地域には、基本的な行政機能を維持することさえ困難になっているところもある。夕張 市は複合的な要因で破産に追い込まれた。また、都道府県を廃止して道州制に移行する検討も行われて いる。これら転換期の地方政治を検証する。 成績評価の 出席状況、プレゼンテーション、レポートなどの総合評価で行う。 基準と方法 履修条件 特になし。 教科書 松野・土岐・徳田編『現代地域問題の研究』ミネルヴァ書房、2009 年 日本地方自治学会編『自治制度の再編戦略』敬文堂、2003 年 参考文献・ 同『道州制と地方自治』2005 年 資料等 同『自治体二層制と地方自治』2008 年 西尾勝『地方分権改革』東京大学出版会、2007 年、その他 1. 現代地方政治の動向 2. 地方分権改革の推移 3. 平成の大合併の経緯 4. 平成の大合併の検証 5. 合併後の諸問題 6. 地方制度再編の動向 7. 大都市制度の課題 授業計画 8. 都区制度改革の推移 (授業の内容等) 9. 府県制度と道州制 10. 道州制と地方自治 11. ローカルガバナンスとまちづくり 12. 公共性の問い直し 13. 住民・市民の自治力 14. 夕張市の財政破綻の検証 15. 現代地域問題への視点 授業科目 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. M 公共政策論特殊講義 地域社会の解体現象 地域文化の変容 地域福祉政策 地域集団・町内会 市民セクター・NPO 地域環境問題 地域災害問題 地域交通問題 地方公務員制度 住民投票 地方選挙問題 地方政治家のリクルート 首長のリーダーシップ 地方議会の再生 地方自治の再構築 4 単位 担当者名 東田 親司 近年の各種行政改革及び民主党政権での改革の内容及び問題点を検討する。改革の動機、折衝経過、 授業の概要 反対の論理、執政側のリーダーシップ、改革の成果、残された課題などを、政府側資料、報道、識者の 論文等から個別改革課題ごとに吟味していく。 成績評価の 発言の内容、提出レポートの内容などから審査する 基準と方法 履修条件 特になし 教科書 東田親司『改訂版私たちのための行政』(芦書房 2010 年 6 月) 参考文献・ 授業中に紹介する 資料等 1. 議院内閣制と行政 16. 定員管理 2. 内閣制度 17. 人事管理 3. 内閣補佐機関 18. 公務員制度改革 その 1 4. 各府省行政(内、国公、総) 19. 公務員制度改革 その 2 5. 各府省行政(法、外、財) 20. 中央省庁改革 その 1 6. 各府省行政(文、厚労、農) 21. 中央省庁改革 その 2 7. 各府省行政(経産、国交、環、防) 22. 政策評価制度 その 1 授業計画 8. 特殊法人と認可法人 (授業の内容等) 23. 政策評価制度 その 2 9. 独立行政法人 24. 地方分権改革 その 1 10. 公益法人 25. 地方分権改革 その 2 11. 府省内部組織 26. 規制改革 その 1 12. 意思決定 27. 規制改革 その 2 13. 立法プロセス 28. 民主党政権の改革 その 1 14. 自民党の事前審査 29. 民主党政権の改革 その 2 15. 国会審議 30. まとめ ― 90 ― 授業科目 M 政治過程論特殊講義 4 単位 担当者名 中村 昭雄 本講では、政治過程論の理論及び戦後日本政治の政治過程について考察する。 授業の概要 政治過程論と戦後日本の政治過程に関する基本的文献を購読する。英語の文献にもチャレンジする。 講義は、受講者の発表とディスカッション形式で進める。 成績評価の 毎回出席を取り、定期試験は行わない。従って、出席状況と授業中の発言状況などを総合的に判断して 基準と方法 評価する。 履修条件 毎回出席して、レジュメを作成し、積極的にディスカッションに加わって欲しい。 教科書 中村昭雄『新版日本政治の政策過程』(芦書房、2011 年) 中村昭雄『基礎からわかる政治学』(芦書房、2008 年) 参考文献・ 適宜紹介する。 資料等 1. オリエンテーション 16. 現代日本の政策過程モデル 2. 政治過程論の登場 17. 政策過程研究のアプローチ 3. 政治過程論のアプローチ 18. 政策過程の理論モデル 4. ベントレーと政治過程論(1) 19. 政策過程とアクター(1) 5. ベントレーと政治過程論(2) 20. 政策過程とアクター(2) 6. 行動論的政治学と政治過程論(1) 21. 政策過程と政治制度(1) 7. 行動論的政治学と政治過程論(2) 22. 政策過程と政治制度(2) 授業計画 8. トルーマンと政治過程論(1) (授業の内容等) 23. 戦後日本の政策過程の事例研究(1) 9. トルーマンと政治過程論(2) 24. 戦後日本の政策過程の事例研究(2) 10. 政党研究と政治過程論(1) 25. 戦後日本の政策過程の事例研究(3) 11. 政党研究と政治過程論(2) 26. 戦後日本の政策過程の事例研究(4) 12. 利益集団研究と政治過程論(1) 27. 戦後日本の政策過程の事例研究(5) 13. 利益集団研究と政治過程論(2) 28. 政策ステージとアクター 14. 政治過程論と学際的研究 29. 政策過程モデル 15. 前期のまとめ 30. 後期のまとめ ― 91 ― 大学院経済学研究科シラバス 発行者 大東文化大学大学院事務室 〒175-8571 東京都板橋区高島平 1 丁目 9 番 1 号 電話 03(5399)7344 発 行 平成 23 年 3 月 30 日 印刷所 倉敷印刷株式会社