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第5章 ワードアート 1.ワードアートの作成
110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) 第5章 ワードアート Word には、 「ワードアート」という飾り文字を作成する機能が装備されています。 「鎌倉散歩バスツアーのご案内」のタイトルをワードアートを使って編集します。 ワードアートを使うと、作成した文書を次のような“飾り図形文字”に変換することがで きます。 ワードアートの作成方法は、Word2007 と Word2010 では少し違いがあり個別に説明します。 1.ワードアートの作成 ① 先ず、飾り文字に変換対象の「鎌倉散歩バスツアー のご案内」の文字列を選択します。 ワードアートには、 “飾り文字”の形状や色見本などの スタイルが登録されている[ワードアートギャラリー]の見本の中から ①文字列を選択 選択し変換・作成します。 ②「挿入」タブの「テキスト」グループ ③「ワードアート」をクリックすると、 「ワード ギャラリー」、「ワードアートスタイル」が表示されます。 次に、 [ワードアートギャラリー]から④“アート”を選択(Word2007 は左図、2010 は右図) クリックします。 ③ワードアート ②「挿入」 Word2007 Word2010 ④選択 ④選択 <Word2007 と 2010 ではワードアートの絵柄が違います 32 110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) 「ワードアートテキストの編集」ダイアログボックスが表示されます。 (Word2007 の場合) ⑤フォント及びサイズの設定 「鎌倉散歩バスツアーのご案内」の文字が表示さ れます。(Word2010 の場合は⑤~⑥の操作は無し) ⑤ ワードアートの“フォント”及び“サイズ” 「テキスト文字」を直接 を設定します。 書込む方法もあります フォント: 「HGS 創英角ポップ体」 Word2007 ⑥「OK」 サイズ :28pt を選択します。 ⑥[OK]をクリックします。 ワードアートが文章上に表示されます。 表示内容は、Word2007 と Word2010 では違いがあり、完成までの操作方法も多少異なります。 Word2010 Word2007 フォントサイズの幅調整が必要 フォントサイズの縮小が必要 2.ワードアートの位置調整や色の変更など ワードアートを作成したときは、図形などを挿入した直後と同じように文字のサイズや配 置場所などは、各々設定や微調整が必要となります。 (1)ワードアートのサイズの設定と位置の移動 先ず、完成したワードアートのサイズを調整し横方向に均等に配置する事にします。 <本項でも Word2007 と Word2010 では、作業内容も違います。> (1.1) サイズの調整・設定 Word2010 Word2007 ワードアート文字列を選択→「ホーム」 サイズ変更:対象を選択しマウスポインタが両 →「フォントサイズ:28pt」に設定 矢印に変る所で右方向にドラッグする。 33 110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) ワードアート図形文字が、サイズ調整により、文書の横幅サイズに程良く納まったら次に、 ワードアート文字が自由な位置に移動できる様に「文字列の折り返し」設定を行います。 (1.2) 「文字列の折り返し」の設定 <本項は、Word2007/2010 両者とも同じ要領です> ワードアート完成直後では、「文字列の折り返し」の設定が「行内」であり行内以外には 自由に移動ができません。ここでは、どこにでも移動できる様に「四角」に設定します。 ② ① 対象のワードアート文字列を選択 ③ 先ず、①折り返し設定を行う対象の文字を選択します 次に、②「図ツール・書式」→③「文字列の折り返し」→ ④「四角」の順に選択・クリックすると設定が完了します。 (1.3) ④「四角」 位置の移動 折り返し設定を行った時にはワードアート文字が当初の位置 からずれる事がありますので正式な位置に移動します。 ① ワードアート「鎌倉散歩バスツアーのご案内」を選択し、マウスポインタの白矢印先が 十字マークが になっていることを確認します。 ② 移動したい場所へ☆★の行を基準にゆっくり上又は下方向に移動します。 (ドラッグして いる間は、マウスポインタの形状は に変わります)。 ③ ワードアート「鎌倉散歩バスツアーのご案内」が選んだ場所へ移動されます。 完了したら選択を解除します。 ワードアートを☆★の行内へ簡単に入れる方法: 挿入する行に“1 行だけ改行”して広げてから上記の移動をやって ください。上手く納まったら“追加した1行”は削除します。 34 110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) これで、ワードアートの飾り文字が文書の中に正しく配置する事ができました。 Word2007 (1.3) Word2010 ワードアート(飾り文字)色の変更 続いて、ワードアートの飾り文字の色を変更します。 ワードアートに変換された「鎌倉散歩バスツアーのご案内」の文字色を“赤色”に変更 します。本項の作成したワードアートの文字色変更の操作は、Word2007 及び Word2010 と も同じ方法で行えます。では、Word2007 のワードアートの色を変更してみましょう。 ①ワードアートの中央部でクリックし “飾り文字を選択”します。 ①ワードアート選択 ②書式 Word2007 ②ワードアートツールの「書式」をクリック ③「文字の塗りつぶし」の右▼をクリック ③「文字の塗りつぶし」 ④“赤色”の順にクリックします。 ワードアートの案内文は下図の様に赤色に変更されます。 ④赤色 Word2010 は既にデザイン選択時に赤色系のアートを選択済 Word2010 であり本項では色変更の必要はありませ んが、試しに同じ操作で他の色に変更してみましょう。 <備考:Word2010 の場合、「文字の塗りつぶし」の他、通常の文字色変更 同様に「ホーム」→「A:(フォントの色)」で簡単に変更できる様になっています。 <備考:ワードアートのデザインや色、更に変形効果などは文書が完成した後でも全体のバランスを見な がら自由に変更する事ができます。 従って、文書作成の途中ではあまりデザイン等にこだわらず、先ずは 原案を完成させる事に専念する様にしましょう> 35 110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) (1.4) ワードアートの形状変更 完成したワードアートを波形や円形など色々な形状に変更する事ができます。 Word2007 では、最初にワードアートのデザインを選択する時点で、「ワードアートギャラ リ」のサンプルの中から“形状変更されたデザイン”を選ぶ事もできます。 Word2010 では、基本のワードアートを完成させた後に「形状変更」の設定を行う方法に なっています。本項では、Word2007 もアートが完成した後で形状変更を行う方法を説明し ます。 Word2007 と Word2010 では操作ボタンの画像が少し違う程度で基本的操作は同じです。 Word2007 Word2010 ① ワードアート選択 * * ① ワードアート選択 ②書式 ②書式 ③形状の変更 ③文字の効果 ④大波2 ④変形 ⑤大波2 ① ワードアートを選択し ② 「書式」→③「形状の変更/文字の効果」の 順にクリックします。次に形状のテンプレートより適当な形状(今回は、④大波 2、Word2010 では④→⑤大波 2)を選択します。 36 110830-Word2007/2010 初級(V:1.1) 形状変更されたワードアート文字の完成事例を下記の示します。Word2010 では、ワード アートをフォントの1種として扱える為、変更の自由度が格段に向上しています。 Word2007 第6章 Word2010 写真を挿入する 写真を文書の中に自由に挿入するこ とが出来ます。 右の写真は 400×300(120,000 画素) の写真を挿入した場合の大きさを示し ます。 写真の大きさは、挿入後に縮小したり、 拡大したり出来ます。 大きな写真は、紙面の巾一杯に挿入 されますので、慌てずに必要な大きさ へ縮小して下さい。 [撮影されたままの写真は、そのままでは500万画素~1,400 万画素など非常に大きな写真になっています。 100 万画素でほぼ A4 の用紙一杯になります。そのまま文書内に挿入した場合は、文書の幅一杯又はページ からはみ出すなどとなりますので、”Microsoft Office ツール”の「Picture Manager」などを使い、事前に 適当な大きさへ縮小しておくのが良いでしょう。] 1.挿入 事前準備として、クリップアートの場合と同様に[図を挿入/貼り付ける形式]が「行内」 となっていることを確認しておきます。 ①マウスポインターを画面の一番下の TEL&’FAX の次の行の行頭でダブルクリックし、入力 カーソルを点滅させておきます。挿入する写真はこの入力カーソルの所に入ります。 37