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平成23年度重点研究チーム年次報告書
平成23年度重点研究チーム年次報告書 1.研究チーム概要 研 究 チ ー ム の 名 称 研究代表者 都市域沿岸環境再生プロジェクト 自然科学系先端融合研究環・内海域環境教育研究センター ・川井浩史 博士2人,修士7人,その他(学部生)6人 部局・専攻・氏名 当 指導学生数 該 外 部 資 金 年 獲 得 実 績 度 特許出願件数 科学研究費補助金 35,400千円,受託研究経費 39,074千円, 奨学寄附金 9,628千円 0件 2.構成員 氏 部局・専攻 名 川井浩史 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 三村徹郎 理学研究科 生物学専攻 岡村秀雄 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 村上明男 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 林美鶴 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 山岸隆博 自然科学先端融合研究環 重点研究部 羽生田岳昭 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 田辺祥子 自然科学先端融合研究環 内海域環境教育研究センター 3.研究成果の概要 川井浩史・羽生田岳昭・山岸隆博:石灰化する 海藻類の遺伝的多様性と海水環境変動の影響の 解析、海産藻類の系統株保存、海産微細藻類の 形質転換系の開発 主として熱帯・亜熱帯域に分布し、海洋の酸性化 の影響を受けやすいと考えられる石灰沈着性海藻類 数種の遺伝的多様性と気候変動に対する脆弱性に関 する知見を得ることを目的として、本研究グループ とオーストラリアの研究者と以下の共同研究を実施 した。日本とオーストラリアの両海域に共通して分 布する石灰質を沈着する海藻類のうち、紅藻ビロウ ドガラガラ属(特にナガガラガラGalaxaura rugosa)、 褐藻ウミウチワ属(特にウスバウミウチワPadina australis)およびその近縁種について各地域集団の遺 伝的多様性を解析し、これまでほとんど研究例のな いサンゴ礁域における石灰化海藻類の遺伝的多様性 (特に種間関係、種内の地理的構造)に関する多く の新たな知見が得られた。また、緑藻サボテングサ 属(Halimeda)については、初めて日本沿岸に分布す る種について遺伝子マーカーを用いた種同定を行い、 オーストラリア沿岸と共通して分布する種を明らか にした。また、本プロジェクトの一部として、9月20-22日に日豪から6名(豪4名、日2名)の研究 者を招へいし国際ワークショップ「石灰質を含む海藻類の遺伝的多様性と生育環境の変化がその生育 と分布におよぼす影響について」を開催し、公開講演会、光合成測定法デモンストレーションなどを 実施した。なお、本研究はJST戦略的国際科学技術協力推進事業として実施し、栗原暁、孫忠民、 Ni-Ni-Winが参加した。 海藻類系統株コレクションに保存されている系統株の株情報の整理と遺伝子タグの整 備 を 行 っ た 。 本 研 究 に は JSTナ シ ョ ナ ル バ イ オ リ ソ ー ス プ ロ ジ ェ ク ト と し て 、 甲 斐 厚 が 参 加した。 海産微細藻類を用いたバイオエタノール生 産を目指して、らん藻(シアノバクテリア) Arthrospira spp.の 大 量 培 養 系 の 確 立 と 、 遺 伝 子 導入に関する基礎的な研究を実施した。本年度 は Arthrospira platensisの 亜 熱 帯 の 野 外 沈 殿 地 に おける高密度培養条件の検討、遺伝子導入系の 開 発 の た め 、 A. platensis NIES-39の ゲ ノ ム 情 報 から推定された制限酵素とそれに対抗する DNAメ チ ラ ー ゼ を 導 入 し た プ ラ ス ミ ド と 形 質 転 換 コ ン ス ト ラ ク ト を 導 入 し た プ ラ ス ミ ド を 大 腸 菌 内 で 共 存 さ せ 、そ の プ ラ ス ミ ド DNAを 用 い て エ レ ク ト ロ ポ レ ー シ ョ ン 法 に よ り A. platensisへ 遺 伝 子 導 入 し 、 相 同 組 換 え に よ る 遺 伝 子 変 異 株 の 作 製 を 行 っ た 。 ま た 、 海 産 底 生 ラ ン 藻 Spirulina subsalsaを 対 象 に 、 そ の 環 境 要 因 と 成 長 特 性 の 解 析 及 び EST解 析 に よ る 、 光 合 成 関 連 遺 伝 子 の 比 較 解 析 を 行 っ た 。 本 研 究 に は JST CRESTプ ロ ジ ェ ク ト と し て 、 豊 島 正 和 が 参 加 し た 。 三村徹郎・川井浩史:沿岸域における海藻類への放射性物質の蓄積の解析 東 日 本 大 震 災 に お い て 、東 京 電 力 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 被 災 に よ り 生 じ た 放 射 性 物 質 の 沿 岸 環 境 へ の 拡 散 に 対 し 、福 島 県 沿 岸 と 、対 照 区 と し て 瀬 戸 内 海 沿 岸 で の 海 藻 の 採 集 を 行 い 、代 表 的 な 海 藻 類 へ の 放 射 性 物 質 の 蓄 積 状 況 を 検 討 し 、沿 岸 域 で の 環 境 被 曝 の 実 態 を 調べることを目的として実施した。対象種として成長速度、生活史、生育環境などを考慮 し、アオサ・アオノリ類、カヤモノリ、フクロフノリ、タマハハキモク、ワカメ、アラメ ・カジメ等の種を用いたほか、生育場所の海水のサンプリングも行い、測定を行った。 そ の 結 果 、 5 月 に い わ き 市 周 辺 で 採 集 さ れ た 海 藻 類 サ ン プ ル で は 多 く の 種 で Cs134, Cs137い ず れ も 乾 燥 重 量 1kgあ た り 4000 Bqと い う 高 い 放 射 線 量 を 示 し た が 、 経 時 的 に 顕 著 に 減 少 し 10月 か ら 12月 で は 10分 の 1か ら 100分 の 1程 度 の 値 を 示 し た 。 ま た 、 分 類 群 ま た は 生 育 環 境( 水 深 )に よ っ て 放 射 性 物 質 の 濃 度 が 大 き く 異 な る 場 合 が あ る こ と も 明 ら か に な った。これらの結果は、海藻類が海水中の無機塩類を藻体表面から直接取り込み、また濃 縮 す る と い う 性 質 を 持 っ て い る こ と 、一 般 に 成 長 ・ 分 解 が は や い と い う 性 質 に 基 づ い て お り、海水中の濃度を直接的(短期的)に反映している結果であると解釈された。 岡村秀雄:バイオモニタリングによる海洋環境の汚染の評価 船底防汚剤および船舶ディーゼル排ガス中の有害成分に着目し、海事活動の盛んな港湾における底質 の汚染を定量的に評価し、未知の有害成分を探索し、環境管理に資することを目的とした。 港湾底質および塗料廃棄物の生態毒性評価では、従来から実施してきた海産発光細菌試験、変異原性 試験などに加えて、海産底生珪藻 Cylindrotheca chlosterium を供試底質に直接接触させ、水中の藻類 量を in vivo chlorophyll 量として測定する底質の汚染評価試験法を開発した。標準物質である銅ピリ チオン(CuPT2)の毒性は、他のプランクトン性微細藻類への毒性とほぼ同等であった。2010年に大 阪湾の10か所で採取した乾燥底質の底生藻類への毒性(72-h EC50)は0.14~1.8 g/lであった。これに 対して、同一試料の海産発光細菌への毒性は0.009~0.17 g/Lであったので、発光細菌試験の方が10倍 程度感度が高いと言えたが、両試験結果には強い相関が認められなかったことから、それぞれ試験で 有害性を示す化学物質は異なっていると考えられた。 港湾底質および塗料廃棄物中の化学物質の残留では、防汚剤CuPT2に着目し、親化合物と分解産物 (PT2, PS2, HPT, HPS, PSA, PO)にEDTAとPS2を添加して誘導体PPMDを生成させ、HPLCにより濃 度を定量する方法を開発した。この誘導体反応によるPPMDは、ピリチオン(PT)1分子に対して化 学量論的に生成することを見出した。有害性の高いCuPT2、PT2, HPTの定量限界(IQL)を算出した ところ、いずれも約1.0μg/lであった。本法を用いて、大阪湾底質5種類をジクロロメタン抽出、フロ リジルカラム処理して分析したところ、CuPT2の最高濃度は2.6μg/lであり、文献によるLCMSMSに よる定量限界値と同等の濃度で検出された。 村上明男:海産藻類の光合成色素の適応機構に関する研究 海洋の水環境は空間的に多様で,また時間や季節と共に大きく変動する。その中で、水中の光強 度や光のスペクトル分布などの光環境は、そこに生育する微細藻類や海藻類の光合成エネルギー代謝 の維持において特に重要である。本研究では、光と生き物をつなぐ光合成色素及び光受容体色素につ いての反応機能、環境応答、適応進化、などについて解明を進めている。 本年度は、特殊なクロロフィルをもつ海産ピコシアノバクテリアのクロロフィル間のエネルギー 移動、及びフィコビリンをもつ共生シアノバクテリアと紅藻類のフィコビリン間およびフィコビリン からクロロフィルへのエネルギー移動、特殊環境に生育する淡水藻の好塩性特性について明らかにし た。また、シアノバクテリアや藻類のカロテノイド組成の再検討、シアノバクテリアの光合成過程で 生成する強還元物質による外来基質の還元反応、についても解析を進めた。 林美鶴:日本沿岸における表層海水中のCO2 / N2O濃度の同時測定 近年、沿岸海域海水中の二酸化炭素(CO2)測定事例が増加してきたが、当研究室では海事科学研究 科付属練習船深江丸を利用して、1990年からCO2の、加えて2004年からは一酸化二窒素(N2O)の測定 を行っている。両者を日本沿岸で同時に計測した事例は他にない。同時計測した5航海では、3月の3 回はほぼ類似した水塊分布であり、9月が2回はほぼ単一水塊だった。海水中のCO2とN2Oの濃度は、 大阪湾奥では活発な基礎生産のためにCO2は急激に低下し、N2Oは硝化・脱窒による生成のため急激 に上昇した。CO2は夏季の方が高い濃度を示し、瀬戸内海では季節変動が顕著だった。N2Oは、冬季 は海水の密度が高いほど濃度が高い傾向があったが、夏季は顕著な差がなかった。またCO2は、水温 や塩分、溶存酸素濃度との関係性が夏季と冬季で異なり、海水混合や温度依存などの物理的要因より も、生物影響の方が大きい可能性が示唆された。一方N2Oには関連要素との一定した関係があり、物 理影響の方が大きいと考えられる。 田辺祥子:有毒・有害プランクトンのモニタリング 近年、赤潮や貝毒の原因となる有毒・有害プランクトンの分布域の拡大や被害が地球規模で報告 され、問題視されている。その原因の一つとして、養殖用魚介類の輸送における有毒・有害微細藻類 の混入など人為的要因が考えられる。中国海南省は、中国最南端の亜熱帯性気候の島である。近年、 日本への養殖種苗の輸出が増加してきており、輸出される種苗に混入した生物の移入が懸念される地 域である。そこで本研究では、日本への有毒・有害微生物の移入の可能性を明らかにすることを目的 として、中国海南省の養殖漁場における有毒・有害プランクトンの発生状況を、分子生物学的手法の 一つであるクローンライブラリー法により明らかにした。また、熱帯性または南方から本邦に移入し てきたと考えられている有害・有毒プランクトンの当該海域における存在の有無を、種特異的PCR 法により明らかにした。 サンプルは、2010年2月1日、中国海南省鉄炉湖においてプランクトンネット(口径20μm)を用 いて採取した。メンブレンフィルターにより回収した全細胞から全DNAを抽出し、真核生物の18S rDNA遺伝子を標的としてクローンライブラリーを作成し、無作為に選択した550クローンについて塩 基配列の決定および系統解析を行った。Blastによる相同性検索の結果、得られクローンには、砂浜 の着色原因渦鞭毛藻Amphidinium klebsii, 下痢性貝毒原因渦鞭毛藻Gonyaulax spiniferaおよび Prorocentrum levisが含まれていた。これら3種は、日本近海における大規模発生および被害の報告が なく、本国沿岸域に生息域を拡大している可能性が示唆された。また、南方系の種であるシガテラ原 因渦鞭毛藻Gambierdiscus toxicusが含まれており、本種の今後の動向も注視する必要があると考えら れた。さらに、種特異的PCR法の結果、Gonyaulax polyedra(麻痺性貝毒), Pfiesteria piscicida(神経貝毒), Cochlodinium polykrikoides(魚類の斃死)が、中国海南省の養殖漁場に存在することが明らかとなった。 このうち、G. polyedra,P. piscicidaは、両種ともこれまでに本邦で大規模な被害を生じさせていない 生物種であった。とりわけ、P. piscicidaはバイオハザードレベル3に指定されている危険生物であり、 生態系や公衆衛生、延いては漁業などの水産業に甚大な影響を与える重点モニタリング対象有害・有 毒種であると考えられた。 自然科学系先端融合研究環支援経費による活動 「ワークショップ等開催経費」 国 際 ワ ー ク シ ョ ッ プ「石灰質を含む海藻類の遺伝的多様性と生育環境の変化がその生育と分 布におよぼす影響について」 ワークショップは日豪から6名(豪4名、日2名)の研究者を招へいし、9月20日研究成果報 告・討議、9月21日海藻類の光合成測定法デモンストレーション、9月22日海藻類の生態に関する 実地調査・研究成果についての意見交換などを行った。 「東日本大震災の復興等に関わる調査研究経費」 「福島第一原子力発電所由来の環境被爆による海藻類への放射性物質蓄積の現況と、海藻類を 用いたレメディエーション可能性の検討」(参加メンバー:川井浩史、三村徹郎、羽生田岳昭) これらの成果については、2011年3月17日京都産業大学開催の植物生理学会のシンポジウム において発表した。また,これらの成果についてはH24.3.14日付朝日新聞,H24.3.15日付福島民 報,H24. 3.15日付福島民友などの新聞(別紙参照),H24. 3.17日毎日放送全国版ニュースなどで 紹介された。 重点研究チーム間の連携 重点研究チームプロジェクト間での共同研究として、JST 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST) による研究「海洋性藻類からのバイオエタノール生産技術の開発」(代表:近藤昭彦)を 実施した。また村上は、「創製分子光科学研究(代表:富永圭介)」チームの秋本誠志准教授(分子 フォトサイエンス研究センター)と共同研究を実施した。 4.論文・著書リスト 川井・羽生田・山岸 [論文] 論文名:Isolation and characterization of phase-specific cDNAs from carposporophytes of Gracilariopsis andersonii (Gracilariales, Rhodophyta) 著者名:Kamiya, M., Kawai, H., Moon, D., Goff, L.J. 掲載誌,巻,ページ:Europ. J. Phycol., 46: 27-35. DOI: 10.1080/09670262.2010.548101, 2011年 論文名:Cortical F-Actin reorganization and a contractile ring-like structure found during the cell cycle in the red cryptomonad, Pyranomonas helgolandii. 著者名:Yamagishi, T., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:J. Phycol., 47: 1121-1130, 2011年 論文名: Padina ditristromatica sp. nov. and Padina pavonicoides sp. nov. (Dictyotales, Phaeophyceae), two new species from the Mediterranean Sea based on morphological and molecular markers 著者名:Ni-Ni-Win, Hanyuda, T., Draisma S.G.A., Furnari G., Meinesz A., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:Europ. J. Phycol., 46: 327-341. DOI: 10.1080/09670262.2011.614355, 2011年 論文名:A taxonomic study of the genus Padina (Dictyotales, Phaeophyceae) from the subtropical Western Pacific and Indo-West Pacific regions with descriptions of four new species. 著者名:Ni-Ni-Win, Hanyuda, T., Arai, S., Uchimura, M. Pranthep, A., Draisma, S.G., Phang, S.M., Abbott, I., Millar, A.J.K., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:J. Phycol., 47: 1193-1209, 2011年 論文名:Estimates of nuclear DNA content in ninety eight species of brown algae (Phaeophyta). 著者名:Phillips, N., Kapraun, D., Garreta, A.G., Ribera, Siguan, A.R., Rull, J.L., Soler, N.S., Lewis, R., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:AoB. Plants, doi: 10.1093/aobpla/plr001 論文名:Cytoskeleton organization during the cell cycle in two stramenopile microalgae, Ochromonas danica (Chrysophyceae) and Heterosigma akashiwo (Raphidophyceae), with special reference to F-actin organization and its role in cytokinesis. 著者名:Yamagishi, T., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:Protist, In press 2012年 論文名:Two new species of Padina (Dictyotales, Phaeophyceae), P. indiana and P. calcarea, from tropical Indo-Pacific regions based on morphological and molecular evidence. 著者名:Ni-Ni-Win, Hanyuda, T. Draisma, S.G.A., Prud'homme van Reine, W.F., Lim, P.E., Phang, S.M., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:Phycologia, In press 2012年 論文名:Trichocyst ribbons of a cryptomonads are constituted of homologs of R-body proteins produced by the intracellular parasitic bacterium of Paramecium. 著者名:Yamagishi, T., Kai, T., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:Mol. Evol., In press 2012年 論文名:Taxonomic revision of the genus Lobophora (Dicytotales, Phaeophyceae) based on morphological analyses and rbcL and cox3 gene sequences. 著者名:Sun, Z.-M., Hanyuda, T., Lim, P.-E., Tanaka, J., Gurgel, C.F.D., Kawai, H. 掲載誌,巻,ページ:Phycologia, In press 2012年 論文名:外来種ココポーマアカフジツボの越境と遺伝的特性 著者名:山口寿之・大城祐・稲川奨・藤本顕・木内将史・大谷道夫・植田育男・浦吉徳・野方靖行・ 川井浩史 掲載誌,巻,ページ:遺伝, 65(1), 90-97, 2011年 論文名:大阪湾の水環境 –水質と底生生物相の変遷− 著者名:川井浩史・山岸良平 掲載誌,巻,ページ:瀬戸内海, No.61: 8-13, 2011年 論文名:外来種になった日本の海藻類.遺伝子からみたその起源と動態 著者名:川井浩史・上井進也・羽生田岳昭 掲載誌,巻,ページ:地球環境, 15(1): 45-52, 2011年 論文名:褐藻シオミドロ全ゲノム解析への道のり 著者名:川井浩史 掲載誌,巻,ページ:千葉県立中央博物館自然史研究報告11(2): 54-56. 2011年 論文名:藻場のモニタリング:淡路由良,竹野の藻場モニタリングサイト 著者名:川井浩史・寺田竜太・村瀬昇・吉田吾郎・倉島彰・神谷充伸 掲載誌,巻,ページ:海洋と生物, 33: 306-314, 2011年 論文名:環境省モニタリングサイト1000における藻場の長期モニタリング 著者名:寺田竜太・川井浩史・田中次郎・倉島彰・坂西芳彦・村瀬昇・吉田吾郎・横井謙一・中川雅 博・佐々木美貴 掲載誌,巻,ページ:藻類, 59: 93-96, 2011年 三村 論文名:The Plant Organelles Database 2 (PODB2): an updated resource containing movie data to address plant organelle dynamics. 著者名:Mano S., Miwa T., Nishikawa S., Mimura T., Nishimura M. 掲載誌,巻,ページ:Plant & Cell Physiology, 52(2): 244-253, 2011年 論文名:Nutrient and Chl. a distributions in surface waters of Lake Baikal before and after the thermal stratification development. 著者名:Satoh Y., Satoh T., Tadaki Y., Watanabe Y., Ueno H., Katano T., Nakano S., Ambutsu K., Kihira M., Mitamura O., Drucker V., Tanaka Y., Mimura T., Sugiyama M. 掲載誌,巻,ページ:Bull. of Yamagata Univ., Nat. Sci., 17(2): 7-17, 2011年 論文名:Metabolomics of a single vacuole reveals metabolic dynamism in an alga Chara australis. 著者名:Oikawa A., Matsuda F., Kikuyama M., Mimura T., Saito K. 掲載誌,巻,ページ:Plant Physiology, 157(2): 544-551, 2011年 論文名:The establishment of asymmetry in Arabidopsis lateral root founder cells is regulated by LBD16/ASL18 and related LBD/ASL proteins. 著者名:Goh T., Joi S., Mimura T., Fukaki H. 掲載誌,巻,ページ:Development, 139(5): 883-893, 2012年 岡村秀雄 [論文] 論文名:Application of rotating cylinder method for ecotoxicological evaluation of antifouling paints. 著者名:Okamura, H., Yagi, M., Kawachi, M., Hanyuda, T., Kawai, H. and Walker, I. 掲載誌,巻,ページ: Toxicological and Environmental Chemistry, 94: 545-556, 2012年 論文名: Effects of metal pyrithione antifoulants on freshwater macrophyte Lemna gibba G3 determined by image analysis. 著者名: Okamura, H., Togosmaa, L., Sawamoto, T., Fukushi, K., Nishida, T., and Beppu, T. 掲載誌,巻,ページ: Ecotoxicology, in press, 2012年 論文名:Treatment of tetracycline antibiotics by laccase in the presence of 1-hydroxybenzotriazole. 著者名:Suda, T., Hata, T., Kawai, S., Okamura, H., and Nishida, T. 掲載誌,巻,ページ: Bioresource Technology, in press, 2012年 論文名: Effects of organotin alternative antifoulants on oyster embryo. 著者名:Tunemasa,N. and Okamura,H 掲載誌,巻,ページ:Archives of Environmental Contamnation and Toxicology, 61: 128-134, 2011年 論文名:「生物越境移動の防止のための技術」特集号に寄せて. 著者名:岡村秀雄 掲載誌,巻,ページ:日本マリンエンジニアリング学会誌. 46(4): 66, 2011年 村上 論文名:Molecular environments of divinyl chlorophylls in Prochlorococcus and Synechocystis: Differences in fluorescence properties with chlorophyll replacement. 著者名:Mimuro M, Murakami A, Tomo T, Tsuchiya T, Watabe K, Yokono M and Akimoto S 掲載誌、巻、ページ:Biochimica et Biophysica Acta, 1807: 471–481、2011年 論文名:Reduction of exogenous ketones depends upon NADPH generated photosynthetically in cells of the cyanobacterium Synechococcus PCC 7942. 論文名:Yamanaka R, Nakamura K and Murakami A 掲載誌、巻、ページ:AMB Express, 1:24 (8 pages), 2011年 論文名:Excitation energy transfer between photosystem II and photosystem I in red algae: Larger amounts of phycobilisome enhance spillover. 著者名:Yokono M, Murakami A and Akimoto S 掲載誌、巻、ページ:Biochimica et Biophysica Acta, 1807: 847-853, 2011年 著者名:Yokono M, Uchida H, Suzawa Y, Akiomoto S and Murakami A 論文名:Stabilization and modulation of the phycobilisome by calcium in the calciphilic freshwater red alga Bangia atropurpurea. 掲載誌、巻、ページ:Biochimica et Biophysica Acta, 1817: 306-311, 2011年 論文名:Excitation energy transfer between photosystem II and photosystem I in red algae: Larger amounts of phycobilisome enhance spillover. 著者名:Yokono M, Murakami A, Akimoto S 掲載誌、巻、ページ:Biochimica et Biophysica Acta, 1807: 847-853, 2011年 論文名:Microscopic anatomy and pigment characterization of coral-encrusting black sponge with cyanobacterial symbiont, Terpios hoshinota. 著者名:Hirose Y and Murakami A 掲載誌、巻、ページ:Zoological Science, 28: 199-205, 2011年 論文名:α-Carotene and its derivatives have a sole chirality in phototrophic organisms? 著者名:Takaichi S, Murakami A, Mochimaru M and Yokoyama A 掲載誌、巻、ページ:Acta Biochimica Polonica, 59: 159-161, 2012年 林美鶴 [論文] 論文名:Dissolved Inorganic Nitrogen budget in the inner part of Manila Bay, Philippines 著者名:Mitsuru HAYASHI, Tetsuo YANAGI and Maria Lourdes SAN DIEGO-MCGLONE 掲載誌, 巻, ページ:Proceedings of La mer, 49, pp.103-110, 2011年 [著書] 著 書:環境学入門(共著) 著者名:神戸大学環境管理センター環境教育専門部会編,武田義明,林美鶴,堀江修,星信彦, 梶 並昭彦,上田裕清,竹中信幸,島村健,竹内憲司,國部勝彦,松田毅,米谷淳,吉村知里 巻,ページ:p.279 発行所,発行年:丸善出版,2011年 田辺 [論文] 論文名:The synthesis and role of hydroxyectoine in halophilic bacterium Halomonas ventosae DL7. 著者名:Zhu D., Wang C., Hosoi-Tanabe S and Nagata S. 掲載誌,巻,ページ:Afr. J. Microbiol. Res. 16: 2254-2269. 2011年 5.関 連 活 動 及 び 特 記 事 項 (1)学位 川井 (修士)3名 三村 (修士)2名 岡村 (博士)1名 田辺 (修士)1名 (2)受賞 川井 日本植物分類学会第11回大会若手ポスター発表賞:「オオシャジクモ種内(シャジクモ目シャジクモ 科)の新規系統に関する分類学的研究」 受賞者名:加藤将・川井浩史・柴田葵・坂山英俊 受賞年月日:平成24年3月 (3 ) そ の 他 ,国 際 ,国 内 の 学 会 ,シ ン ポ ジ ウ ム ,講 演 会 等 の 開 催 ,招 待 講 演 ,国 際 活 動 , 社会活動 川井・羽生田・山岸 [招 待 講 演 ] 川井浩史「大阪湾の水環境と海藻類の多様性」第4回大阪湾生き物一斉調査結果発表会 大阪市立自 然史博物館2011年9月23日. 川井浩史「大型船舶による船体付着生物の越境移動問題」第2回ワークショップ「船底塗料と海洋環 境に関する最新の話題」日本マリンエンジニアリング学会・日本付着生物学会.2011年9月16日.千 葉工業大学. 川井浩史「水圏における光合成生物の進化と生態系における重要性」日本生物教育学会第92回全国大 会(兵庫大会)記念講演 兵庫医療大学2012年1月8日 川井浩史「大阪湾の再生と里浜づくり〜美しい浜辺を未来へ,市民・行政の課題」シンポジウム大阪 湾の再生と里浜づくり.西宮神社会館2012年1月12日 川井浩史「コンブ、ワカメが語る海洋環境の危機」ドキドキ齊塾遊学会.大阪市立大学文化交流セン ター2012年3月29日 [学会発表] Kawai, H. 2011. Taxonomy and the detection of nonindigenous marine benthic organisms using genetic markers. Workshop: Introduction to Rapid Assessment Survey Methodologies for Detecting Non-indigenous Marine Species. Phuket. 1-3 July 2011. Kurihara, A., Hanyuda, T., Gurgel, C.F.D., Kawai, H. Genetic assessment of Galaxaura rugosa (Nemaliales, Rhodophyta) based on mitochondrial and nuclear markers, with a focus on Japanese and Australian populations. APPF 2011, Yoesu, Korea. 9–14 October, 2011. Toyoshima, M., Aikawa, S., Yamgishi, T., Hasunuma, T., Kawai, H., Kondo, A. 2012. Ethanol production from the halophilic microalga Arthrospira (Spirulina) platensis. International Algal Summit. New Delhi, India, 21–22 February, 2012. (Poster, Toyoshima) 山岸隆博・甲斐厚・川井浩史:「クリプト藻における射出器官(トリコシスト)の起源について.日 本植物学会第75 回大会.東京大学.2012年9月17—19日 河地正伸・川井浩史・井上勲・中山剛・山岸隆博・石田健一郎・羽生田岳昭・甲斐厚・渡邉 信・笠 井文絵:NBRP「藻類」: NBRP 藻類 ― 想像をはるかに超える多様性.第34回日本分子生物学会年 会.横浜.2011年12月13–16日. 加藤将・川井浩史・柴田葵・坂山英俊:「オオシャジクモ種内(シャジクモ目シャジクモ科)の新規 系統に関する分類学的研究」日本植物分類学会第11回大会 大阪学院大学. 2012年3月23–25日 坂山英俊・加藤将・樋口澄男・佐野郷美・野崎久義・川井浩史:「長野県および千葉県に生育するシ ャジクモ属(シャジクモ目、シャジクモ科)の未記載種について」日本植物分類学会第11回大会 大阪 学院大学. 2012年3月23–25日 [ワークショップ開催] 講演会名:CAPaBLE Training Program: Capacity Building of Biodiversity Research in Coastal Zones of the Asia Pacific Region: Macroalgal Taxonomy Using Genetic Markers 開催場所:神戸大学理学研究科、自然科学系先端融合研究環内海域環境教育研究センター 開催日:2011年7月4日-12日 講演会名:石灰化海藻類の遺伝的多 様性と地球規模環境変動に対する脆弱性 開催場所:神戸大学理学研究科、神戸大学自然科学系先端融合研究環内海域環境教育研究センター 開催日:2011年9月20日-22日 三村 [招 待 講 演 ] 三村徹郎(神戸大院理):液胞膜エンジニアリングによる植物代謝システム制御、CRE S T 「 代 謝 調 節 機 構 解 析 に 基 づ く 細 胞 機 能 制 御 基 盤 技 術 」 研 究 領 域 第 3回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム ( 東 京 平 成 23年 11月 1日 ) 招 待 講 演 [研 究 会 開 催 ] 講 演 会 名 : CREST 植 物 系 研 究 班 合 同 研 究 会 開催場所:鶴岡 開 催 日 : 2012年 2月 10日 〜 11日 [学 会 発 表 ] 郷達明,城井駿平,三村徹郎,深城英弘(神戸大・院・理・生物):側根形成開始におけ る細胞分裂の非対称性の制御細胞が分裂を決意するとき〜細胞分裂制御からみた植物 の 発 生 ・ 形 態 形 成 ・ 応 答 〜 、 日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会 ( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口頭発表 栗 田 悠 子 1, 馬 場 啓 一 2, 大 西 美 輪 1, 七 條 千 津 子 1, 深 城 英 弘 1, 三 村 徹 郎 1( 1神 戸 大 ・ 理 , 2 京 都 大・生 存 研 ):高 等 植 物 の リ ン 酸 分 配・転 流 機 構 の 解 析:草 本・木 本 植 物 の 比 較 、 日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会 ( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口 頭 発 表 角 浜 憲 明 1 ,大 西 美 輪 1 ,七 條 千 津 子 1 ,深 城 英 弘 1 ,鈴 木 祥 弘 2 ,三 村 徹 郎 1( 1 神 戸 大・院・理 ・生 物 , 2 神 奈 川 大・理・生 物 ):急 激 な 温 度 降 下 で 生 じ る セ ン ト ポ ー リ ア 葉 の 細 胞 死 メ カ ニ ズ ム 、 日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会 ( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口 頭 発 表 谷口裕志,公手晃太郎,埜中賢悟,大西美輪,七條千津子,深城英弘,三村徹郎(神戸大 院 ・ 理 ・ 生 物 ) : 食 虫 植 物 タ ヌ キ モ ( UtriculariaVulgaris) の 捕 虫 機 構 に お け る 外 部 栄 養 塩 の 影 響 、 日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会 ( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口 頭 発 表 森 本 剛 司 1 ,前 田 貴 史 1 ,郷 達 明 1 ,三 村 徹 郎 1 ,小 川 健 一 2 , 3 ,深 城 英 弘 1( 1 神 戸 大・院・理 ・ 生 物 , 2 岡 山 生 物 研 , 3 JST,CREST): 根 端 メ リ ス テ ム の 維 持 に 異 常 を 示 す シ ロ イ ヌ ナ ズ ナ fba1変 異 体 の 解 析 、日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口 頭発表 半田華奈子,郷達明,三村徹郎,深城英弘(神戸大・院・理・生物):根の放射パターン 形 成 に 異 常 を 示 す シ ロ イ ヌ ナ ズ ナ rlf変 異 体 の 解 析 、日 本 植 物 学 会 第 75回 大 会( 東 京 平 成 23年 9月 17日 -19日 ) 口 頭 発 表 姉川彩、大西美輪、七條千津子、深城英弘、三村徹郎(神戸大院理):キャピラリー電気 泳 動 /四 重 極 -飛 行 時 間 型 質 量 分 析 装 置( CE-ESI-QTOF)を 用 い た オ ー キ シ ン 添 加 に 応 答 する代謝産物の同時定量解析、CREST「代謝調節機構解析に基づく細胞機能制御 基 盤 技 術 」 研 究 領 域 第 4回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム ( 東 京 平 成 23年 11月 1日 ) ポ ス タ ー 発 表 山 本 浩 太 郎 1、 大 西 美 輪 1、 姉 川 彩 1、 七 條 千 津 子 1、 深 城 英 弘 1、 山 崎 真 巳 2、 三 村 徹 郎 1( 1神 戸 大 院 理 、 2 千 葉 大 院 薬 ):ニ チ ニ チ ソ ウ 培 養 細 胞 を 用 い た 二 次 代 謝 に 関 わ る 液 胞 機 能 の 解 析 、C R E S T「 代 謝 調 節 機 構 解 析 に 基 づ く 細 胞 機 能 制 御 基 盤 技 術 」研 究 領 域 第 4 回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム ( 東 京 平 成 23年 11月 1日 ) ポ ス タ ー 発 表 青 木 考 1 、佐 々 木 亮 介 1 、小 田 原 真 樹 2 、須 田 邦 裕 2 、大 西 美 輪 3 、姉 川 彩 3 、杉 山 裕 子 4 、三 村 徹 郎 3 ( 1 か ず さ DNA研 、 2 大 阪 府 大 生 命 環 境 、 3 神 戸 大 院 理 、 4 兵 庫 県 立 大 環 境 人 間 ) : 液 胞膜トランスポーター遺伝子形質転換細胞のメタボローム解析による輸送基質代謝物 の候補化、CREST「代謝調節機構解析に基づく細胞機能制御基盤技術」研究領域 第 4回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム ( 東 京 平 成 23年 11月 1日 ) ポ ス タ ー 発 表 杉 山 裕 子 1 、 PatrickHatcher 2 、 大 西 美 輪 3 、 姉 川 彩 3 、 青 木 考 4 , 5 、 佐 々 木 亮 介 5 、 三 村 徹 郎 3 ( 1 兵 庫 県 立 大 環 境 人 間 、 2 OldDominionUniversity、 3 神 戸 大 院 理 、 4 大 阪 府 大 生 命 環 境 、 5 か ず さ DNA研 ) : 超 高 分 解 能 FT-ICR-MSに よ る 液 胞 内 低 分 子 有 機 物 の ノ ン タ ー ゲ ッ ト 分 析 、C R E S T「 代 謝 調 節 機 構 解 析 に 基 づ く 細 胞 機 能 制 御 基 盤 技 術 」研 究 領 域 第 4回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム ( 東 京 平 成 23年 11月 1日 ) ポ ス タ ー 発 表 山 本 浩 太 郎 1, 大 西 美 輪 1, 姉 川 彩 1, 七 條 千 津 子 1, 山 崎 真 巳 2, 深 城 英 弘 1, 三 村 徹 郎 1( 1神 戸 大 院・理・生 物 , 2 千 葉 大 院・薬 ):ニ チ ニ チ ソ ウ 細 胞 に お け る 二 次 代 謝 産 物 の 合 成 と 液 胞 機 能 の 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発表 益田陽平,大西美輪,郷達明,七條千津子,深城英弘,三村徹郎(神戸大院・理):陸上 植 物 に お け る フ ィ チ ン 酸 ( イ ノ シ ト ー ル -6-リ ン 酸 ) の 生 合 成 ・ 蓄 積 動 態 の 解 析 、 第 53 回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) ポ ス タ ー 発 表 姉 川 彩 1 、 大 西 美 輪 1 、 杉 山 裕 子 2 、 七 條 千 津 子 1 、 深 城 英 弘 1 、 HatcherPatrickG. 3 、 三 村 徹 郎 1 ( 1 神 戸 大 院・理・生 物 ,2 兵 庫 県 立 大・環 境 人 間 ,3 Department of Chemistry and Biohemistry, Old Dominion Univ.):植 物 液 胞 の ポ ス ト ゲ ノ ム 解 析 、第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) ポ ス タ ー 発 表 大 西 美 輪 1 、姉 川 彩 1 、Bo Burla 2 、七 條 千 津 子 1 、Enrico Martinoia 2 、深 城 英 弘 1 、三 村 徹 郎 1( 1 神 戸 大 院 ・ 理 , 2 Univ. Zurich) : 液 胞 膜 エ ン ジ ニ ア リ ン グ に よ る 液 胞 代 謝 動 態 の 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) ポ ス タ ー 発 表 兼 平 清 江 1 ,松 村 茉 里 子 2 ,姉 川 彩 1 ,大 西 美 輪 1 ,深 城 英 弘 1 ,三 村 徹 郎 1 ,橋 本 徹 3 ,七 條 千 津 子 1( 1 神 戸 大 院・理 , 2 神 戸 大 ・理 , 3 魚 崎 生 科 研 ):フ ィ ト ク ロ ム に よ る ト マ ト 芽 生 え の フ ッ ク 巻 込 み に は 胚 乳 因 子 が 必 要 で あ る 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 岡田和哉,大西美輪,七條千津子,深城英弘,三村徹郎(神戸大院・理):シロイヌナズ ナ の 根 が リ ン 酸 増 加 に 応 答 す る 機 構 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3 月 16-18日 ) 口 頭 発 表 栗 田 悠 子 1, 馬 場 啓 一 2, 大 西 美 輪 1, 姉 川 彩 1, 七 條 千 津 子 1, 深 城 英 弘 1, 三 村 徹 郎 1( 1神 戸 大 院・理・生 物 ,2 京 都 大・生 存 研 ):落 葉 性 木 本 植 物 の リ ン 酸 分 配・転 流 機 構 の 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 1 1 Dept. Biol., TatsuakiGoh 1 ,HiroyukiKasahara 2 ,TetsuroMimura 1 ,YujiKamiya 2 ,HidehiroFukaki( 2 Grad. Sch. Sci., Kobe Univ., PSC, RIKEN) : The role of SHY2/IAA3-mediated auxin signaling in Arabidopsis lateral root formation、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 池上聡,奥村謙一,郷達明,三村徹郎,深城英弘(神戸大・院・理・生物):側根形成能 が 顕 著 に 低 下 す る シ ロ イ ヌ ナ ズ ナ fewerroots変 異 体 の サ プ レ ッ サ ー 変 異 体 の 単 離 と 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 半田華奈子,郷達明,三村徹郎,深城英弘(神戸大・院・理・生物):シロイヌナズナ根 の 放 射 パ タ ー ン 形 成 に 関 与 す る RLF遺 伝 子 の 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 森 本 剛 司 1, 前 田 貴 史 1, 郷 達 明 1, 中 島 敬 二 2, 三 村 徹 郎 1, 小 川 健 一 3, 4, 深 城 英 弘 1( 1神 戸 大・院・理・生 物 , 2 奈 良 先 端 大・バ イ オ , 3 岡 山 生 物 研 , 4 JST,CREST):根 端 メ リ ス テ ム の 維 持 に 異 常 を 示 す シ ロ イ ヌ ナ ズ ナ fba1変 異 体 の 解 析 、 第 53回 日 本 植 物 生 理 学 会 年 会 ( 京 都 平 成 24年 3月 16-18日 ) 口 頭 発 表 Yuko Kurita 1 , Kei’ichi Baba 2 , Miwa Ohnishi 1 , Aya Anegawa 1 , Keiko Kosuge 1 , Chizuko Shichijo 1 , Hidehiro Fukaki 1 , Tetsuro Mimura 1 (1 Kobe University, 2 Kyoto University): Analysis of re-translocation of phosphate in deciduous woody plants; Populus alba.、 The 1st International Symposium on Plant Environmental Sensing (March 19-21, Nara, Japan) Kazuya Okada, Miwa Ohnishi, Chizuko Shichijo, Hidehiro Fukaki, and Tetsuro Mimura (Kobe University): The response of Arabidopsis thaliana root to increased phosphate levels.、The 1st International Symposium on Plant Environmental Sensing (March 19-21, Nara, Japan) K. Yamamoto 1 , M. Ohnishi 1 , A. Anegawa 1 , C. Shichijo 1 , M. Yamazaki 2 , H. Fukaki 1 and T. Mimura 1 (Kobe University): Dynamics of vacuoles and secondary metabolism in Catharanthus roseus cells、The 1st International Symposium on Plant Environmental Sensing (March 19-21, Nara, Japan) Noriaki Kadohama 1 , Miwa Ohnishi 1 , Tatsuaki Goh 1 , Aya Anegawa 1 , Chizuko Shichijo 1 , Hidehiro Fukaki 1 , Yoshihiro Suzuki 2 , and Tetsuro Mimura 1 (1 Kobe University, 2 Kanagawa University): Mechanism of cell injury induced by a rapid temperature decrease in Saintpaulia leaf、 The 1st International Symposium on Plant Environmental Sensing (March 19-21, Nara, Japan) 岡村 [学会発表] Okamura H., Sawamoto T., Dan T., and Fujita, H. Can dimethyl ether diminish environmental impacts of diesel exhaust particulates from marine diesel oil? C5-3, 9th International Symposium on Marine Engineering (ISME), October 17-21, Kobe, Japan, 2011. Togosmaa, L.・岡村秀雄「誘導体化HPLC法によるピリチオン化合物の定量. 第2回ワークショップ「船 底塗料と海洋環境に関する最新の話題」.千葉工業大学.2011年9月16日. Togosmaa, L.・岡村秀雄「ピリチオン防汚剤がウキクサ葉状体に及ぼす影響」第17回日本環境毒性学 会.鹿児島大学.2011年9月3日-4日. 沢本拓也・岡村秀雄・藤田浩嗣・段智久「ディーゼル排気微粒子の環境毒性に及ぼすDMEの添加効 果」第81回マリンエンジニアリング学術講演会.東京海洋大学.2011年5月24日-26日. 壺井愛、小山誠司、岡村秀雄、福士恵一「水環境中におけるトリフェニルボラン防汚剤の運命に及ぼ す光の影響」第81回マリンエンジニアリング学術講演会.東京海洋大学.2011年5月24日-26日. [研究会開催] 講演会名:海洋環境研究委員会第7回研究会 開催場所: 神戸大学海事科学部 開催日:2011年6月10日 講演会名:海洋環境研究委員会第8回研究会(第2回ワークショップ「船底塗料と海洋環境に関する最 新の話題」) 開催場所:千葉工業大学 開催日:2011年9月16日 講演会名:海洋環境研究委員会第9回研究会 開催場所:西宮市大学交流センター 開催日:2012年2月24日 村上 [招待講演] 村上明男「ラン藻-地球における役割と分布,形態・窒素代謝 から見た多様性,分離培養」第4回 高 資源循環ポリマーセンターシンポジウム(第2回サクラン研究会)JAIST (品川キャンパス)、東京、平 成24年3月13日-14日 [学会発表] 浜田文哉・横野牧生・広瀬裕一・村上明男・秋本誠志「シアノバクテリアProchloronにおける励起エ ネルギー移動」第19回光合成の色素系と反応中心に関するセミナー.大阪大学、大阪、平成23年7月9 日-10日. 内田博子・広瀬裕一・三室守・村上明男「クロロフィルbをもつラン藻ProchloronとProchlorococcus の扱い」第19回光合成の色素系と反応中心に関するセミナー.大阪大学、大阪、平成23年7月9日-10 日. 秋本誠志・横野牧生・村上明男・鞆達也・土屋徹・渡部和幸・三室守「シアノバクテリアProchlorococcus におけるジビニルクロロフィルの励起緩和ダイナミクス」第19回光合成の色素系と反応中心に関する セミナー.大阪大学、大阪、平成23年7月9日-10日. 高市真一・持丸真理・土屋徹・内田博子・村上明男・三室守「酸素発生光合成生物のα-カロテン: Acaryochlorisの例外的な立体構造」第19回光合成の色素系と反応中心に関するセミナー、大阪大学、 大阪、平成23年7月9日-10日. Takaichi S, Akio Murakami A and MochimaruM: a-Carotene and its derivatives have a sole chirality in phototrophic organisms? 16th International Symposium on carotenoids, Krakow, Poland, 17-22, July 2011. 高市真一・持丸真里・土屋徹・内田博子・村上明男・三室守「シアノバクテリアAcaryochlorisのα-カ ロテン:例外的な立体異性」第25 回カロテノイド研究談話会、つくば国際会議場、つくば、平成23 年9 月13 日-14日 村上明男・内田博子・広瀬裕一・浜田文哉・秋本誠志「海洋ラン藻におけるクロロフィルb: ProchlorococcusとProchloron」植物学会第75回大会、東京大学、東京、平成23年9月17日-19日 浜田文哉・横野牧生・広瀬裕一・村上明男・秋本誠志「種々のホヤ中における藍藻Prochloronの励起 緩和ダイナミクス」第5回分子科学討論会、札幌コンベンションセンター、札幌、平成23年9月20日 -23日 高市真一・内田博子・村上明男・広瀬裕一・持丸真里・土屋徹・三室守「シアノバクテリアのα-カロ テン:分布と立体異性α-Carotene from cyanobacteria: distribution and stereochemistry」第53回日本植物生 理学会年会、京都産業大学、京都、平成23年3月16日-18日 林 [学会発表] 主催者名:2012年度日本海洋学会春季大会 開催日:2012.3.26-30. 開催場所:つくば 発表タイトル:瀬戸内海及び四国南岸沖表層海水中のCO2, N2O濃度同時測定 主催者名:Proceedings of World Conference on Marine Biodiversity 開催日:2011.9.26-30. 開催場所:Scotland (UK) 発表タイトル:Short time variation of phytoplankton in the Yodo River estuary in Japan 主催者名:Proceedings of EMECS9 Conference 開催日:2011.8.28-31. 開催場所:USA 発表タイトル:Estimation of Submarine Groundwater and TP Flux Near the Intertidal Zone by the Budget Analysis Using the Marine Observation Date 主催者名:日本地球惑星科学連合2011年大会 開催日:2011.5.22-27. 開催場所:千葉 発表タイトル:淀川河口における水中一酸化二窒素濃度の観測 [海洋観測など] 海事科学船上セミナー実習 日時:2011年8月24-26日 場所:深江~高松~深江 深江丸秋季研究航海 日時:2011年8月31日-9月8日 場所:深江~対馬~深江 淀川感潮帯調査(底泥採取) 日時:2012年2月16日 場所:深江~淀川~深江 淀川感潮帯調査(流動構造観測) 日時:2012年3月8日 場所:深江~淀川~深江 深江丸春季研究航海 日時:2012年3月13日~3月21日 場所:深江~仙台塩釜~深江 田辺 [学会発表] 田辺祥子・二神学司・永田進一「有用物質エクトインの合成を伴う海藻廃棄物処理システムの構築 」 平成23年度水産学会秋季大会.長崎.2011.9.27-10.1. 石田悠也・田辺祥子・細井公富・ 伴修平・李洪武「中国海南省からの養殖用種苗の輸入に伴う有毒 • 有害プランクトンの移入の可能性 」平成23年度水産学会秋季大会.長崎.2011.9.27-10.1. 田辺祥子・嶽肩誠・二神学司・永田進一「好塩性細菌HalomonassalinaDSM 5928株の継代培養による エクトインの効率的獲得」第14回マリンバイオテクノロジー学会大会.静岡.2011.5.27-30. 田辺祥子・嶽肩誠・二神学司・永田進一「好塩性細菌Halomonas salina DSM 5928 株のエクトイン生 合成における炭素源の探索」第14回マリンバイオテクノロジー学会大会.静岡.2011.5.27-30. 二神学司・中村紗也香・田辺祥子・永田進一「好塩性細菌Gracilibacillus sp. N14 株の性質および混合 培養によるアルギン酸分解とエクトイン生合成」第14回マリンバイオテクノロジー学会大会.静岡. 2011.5.27-30. Tanabe S., Hosoi M., Park H. D., Lee H.W. and Ban S. The Possibility that harmful microalgal species invade the Japanese fish farms through the fly imported from Hainan island (Chaina). 4th Congress of European Microbiologist FEMS 2011, Geneva, Switzerland, June 25-30 2011.