Comments
Description
Transcript
NEDOの事業化支援制度
2015/12/3 NEDOと地方を結ぶ一気通貫型の ものづくり企業支援について 平成27年11月27日 新エネルギー・産業技術総合開発機構 イノベーション推進部 NEDOとは 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 New Energy and Industrial Technology Development Organization 日本最大級の公的研究開発マネジメント機関 • • • 経済産業省所管 職員数約800名(2015年4月1日現在) 平成27年度予算1,319億円(補正予算を除く) NEDOのミッション ・エネルギー・地球環境問題の解決 ・産業技術力の強化 2 1 2015/12/3 地域における起業から技術開発、事業化までの支援体制 技術開発支援 経済産業省 文部科学省 JST 科学技術推進機構 地域における中堅・中小企業支援体制 地方経済産業局 求む 求む 橋渡し支援 総務省 NICT 情報通信研究機構 地域における 支援の司令塔 環境省 技術開発支援 技術開発 における連携 共同研究支援 NEDO 起業・事業化 における連携 産総研地域 センター 求む 求む 起業・事業化 における連携 農水省 起業支援、事業化支援 設備、特許、販路・・・ 中小機構 地域本部 地方公共団体 都道府県、市、 公設試験研究機関 起業支援、事業化支援 3 NEDOにおける研究開発事業の概要 平成27年度予算 1,319億円 テーマ公募事業 シーズ発掘 実用化促進 33億円 エネルギー・環境技術先導プログラム他 120億円 ○実用化開発支援事業 ○研究開発型ベンチャー支援事業 次世代のナショナルプロジェクト のシーズ発掘 ○事業化・マッチング支援 ナショナルプロジェクト 1,215億円 ○エネルギー ○環境 ○情報通信 ○ライフサイエンス ○ナノテク・材料 ○ロボット・機械 ○海外実証 NEDO全体予算は、ナショナルプロジェクト、シーズ発掘事業、実用化促進事業、一般管理費等の合計。 バイオテクノロジー分野の事業は平成27年度より日本医療研究開発機構(AMED)へ移管 4 2 2015/12/3 NEDOの事業化支援制度 平成27年度 1.シーズ発掘事業 ①エネルギー・環境新技術先導プログラム 7~8 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 ①ビジネスプラン研修(NEDO TCP) ・・・・ 9~10 ②起業家候補(SUI)支援事業 ・・・・11~12 ③シード期の研究開発型ベンチャーへの事業化支援 ・・13~14 3.実用化開発支援事業 ①中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業 ②革新的ものづくり産業創出連携促進事業 ③新エネルギーベンチャー技術革新事業 ④戦略的省エネルギー技術革新プログラム ⑤課題解決型福祉用具実用化開発支援事業 ・・・・15~16 ・・・・17~18 ・・・・19~20 ・・・・21~22 ・・・・23~24 4.事業化・マッチング支援 ①助言プログラム・②ビジネスマッチング ③サンプルマッチング・④特許マッチング ・・・・25~26 ・・・・27~28 ・・・・・・ 29 オープンイノベーション協議会 参考)公募情報について・提案書作成にあたって ・・・30~34 NEDOの事業化支援制度 5 平成27年度 シームレスな支援を行うNEDOのプラットフォーム 1.シーズ発掘事業 ①エネルギー・環境技術先導プログラム 3.実用化開発支援事業 ①中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業 ②革新的ものづくり産業創出連携促進事業 ③新エネルギーベンチャー技術革新事業 ④戦略的省エネルギー技術革新プログラム ⑤課題解決型福祉用具実用化開発支援事業 2.起業家支援 研究開発型ベンチャー支援事業 ①ビジネスプラン研修(NEDO TCP) ②起業家候補(SUI)支援事業 ③シード期の研究開発型ベンチャー への事業化支援 4.事業化・マッチング支援 ①助言プログラム ②ビジネスマッチング ③サンプルマッチング ④特許マッチング 6 3 2015/12/3 1.シーズ発掘事業 将来の国家プロジェクトになり得る革新的な技術シーズの発掘 ① エネルギー・環境新技術先導プログラム 飛躍的なエネルギー効率の向上や、低炭素社会の実現に資する有望な技術の原石を発掘し、将来の国家プロ ジェクトに繋げていく先導研究を推進します。 対象者 企業、大学等(産学連携体制) 契約形態 委託 (制度概要) 新規性・独創性・革新性があり、将来的な波及効 果が期待できる研究開発テーマを広く募集し、主に 産学連携の体制で先導研究を実施。 費用 1億円程度以内/年・件 事業期間 原則1年(12か月)以内 対象技術分野 エネルギー・環境分野 (公募ごとに研究開発領域・研究開発課題を設定) [エネ環プログラム事業概念図] 関連する研究開発テーマを束ね、一体的に推進す る枠組みとしてプログラムを設定。 プログラム内の研究開発テーマの調整、指導・助 言等を行うプログラムマネージャーを配置。 産学連携体制 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト 研究開発 推進委員会 再委託 委託 ○革新性、インパクトのあるハイ リスク・ハイリターンが期待で きるテーマ ○省エネ・新エネ・ CO2削減等 に資する研究開発領域 企業 企業 (有識者・プロジェクト メンバーで構成) 再委託 企業 大学 革新的研究開発 大学 シーズ技術の原石発掘 ・国プロ化への予備的研究 ・国プロ化検討 ・外部発信、知財戦略等 平成27年度 予算:31億円 2030 年以降 実 用 化 第1回公募(7月):採択10件/応募53件、第2回公募(9月):審査中 7 1.シーズ発掘事業 将来の国家プロジェクトになり得る革新的な技術シーズの発掘 ① エネルギー・環境新技術先導プログラム 平成27年度公募の流れ 5月~ 4月 課題設定テーマ 情報収集 (RFI実施) 7月~ 【課題設定・公募】 第1回公募(7月~) 第2回公募(9月~) 課題設定検討 RFI:情報提供依頼(Request for Information)は年間を通じて提供(提出)が可能。 設定課題の対象外の研究開発内容は応募できません。 「平成27年度 公募対象テーマ」 研究開発領域・研究開発課題に該当する革新的かつインパクトの高い研究開発テーマを公募 平成27年度 第1回公募 エネルギー供給構造を抜本的に変える技術を重視し、 4つの研究開発領域で11の研究開発課題を設定 平成27年度 第2回公募 抜本的な省エネルギーに資する技術を重視し、 5つの研究開発領域で13の研究開発課題を設定 [研究開発領域] A. 地熱発電次世代技術の開発 B. CO2フリー水素研究開発 C. CO2低コスト回収技術開発、 D. 画期的なエネルギー貯蔵技術の研究開発研究開発領域 [研究開発領域] E. メモリ・ストレージ技術の開発 F. コンピューティング・ネットワーク技術の開発 G. 先端機械加工・高効率機械システム技術の開発 H. 省エネルギー社会を支える革新的材料技術の開発 I. 革新的省エネルギープロセス・システム技術の開発 す。 「エネルギー・環境新技術先導プログラム」2014年度版のパンフレットを発行していま NEDOホームページ ホーム>NEDOライブラリ>発行物>パンフレット>分野横断的公募事業 >エネルギー・環境新技・・・に掲載しています。(pdfをダウンロードし参照いただけます。) http://www.nedo.go.jp/library/pamphlets/CA_201508_enekan.html 8 4 2015/12/3 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 大学、研究機関、ベンチャーの起業家の育成支援 ① NEDO Technology Commercialization Program(TCP) 技術シーズの事業化やそのプロセスに関心を有する国内の大学・研究機関等に在籍する研究員、大学院生、 学部生であって、将来起業することを視野に入れている方を対象に、ビジネスプラン作成のための研修と、 ビジネスプラン発表の機会を提供します。 NEDO TCPは専用サイト http://noip.jp/index.html でご案内しています。 対象者 大学等の技術シーズを用いて起業を目指す研究者等(企業・大学等の個人) 応募資格 ○技術シーズの事業化に関心を有する国内の大学・研究機関に在籍する研究員、大学院生、学部生であっ て、将来起業することを視野に入れている方 ○企業における研究や新規事業のスピンアウトを考えている方、既にスピンアウトした方・企業 ○スタートアップ段階にある技術系ベンチャー企業 募集内容 環境・エネルギー、電子・情報通信、バイオ・ヘルスケア、機械システム、ロボット、材料・ナノテクノロジー等の 「技術」を活用したビジネスプラン 支援内容 国内外の専門家による助言および研修、海外でのモノづくり支援 活動費の直接的な支援はなし(旅費等の支援はあり) 賞 最終選考のファイナリストから、最優秀賞(1件)、優秀賞(1~2件)を表彰 ファイナリストの上位者を対象にSXSW(South by Southwest)でのピッチ機会を提供。 事業期間 プログラムスケジュールに基づいて実施 対象技術分野 経済産業省所管の鉱工業技術(但し、原子力技術に係るものは除く) 平成26年度 応募69件>研修実施後選抜39チーム>最終審査会ファイナリスト10チーム 最優秀賞 Photocathode ElectronSoul /高性能電子ビーム生成装置と素子の販売事業 優秀賞 Chemical Pincer /抗体模倣化学分子を用いたバイオ医薬精製プロセスの革新と創薬への展開 スリープウェル株式会社/医療機器小型脳波計を用いた睡眠評価、および精神疾患診断システム 株式会社PROVIGATE/非浸襲涙糖値測定器の製造および販売事業 9 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 大学、研究機関、ベンチャーの起業家の育成支援 ① NEDO Technology Commercialization Program(TCP) TCPプログラムの流れ TCPプログラム 参加者 平成27年度 ビジネスプラン 作成支援専門家 起業家候補 9/12・13 通過 33件 10/20・22 通過 14件 【審査基準】 *技術シーズの事業化の可能性が高いこと *顧客ニーズを意識したビジネスプランであること *将来性・実現可能性が高いこと *事業化に対する情熱・熱意を有していること *社会性を有していること メ イ カ ー ズ コ ー ス ※ 8/28締切 応募 55件 ピ ッ チ コ ン テ ス ト ) ※ 書 面 審 査 全 体 研 修 / メ ン タ リ ン グ 二 次 審 査 ( SRI International 海 外 機 関 研 修 メ ン タ リ ン グ *途中選抜あり 国内研修 海外ものづくり拠点 海外市場 海外派遣 国内/海外メンター N E D O T C P 最 終 審 査 会 個別指導 12/9 ※二次審査(ピッチコンテスト)上位通過者で グローバル展開を視野に入れる参加者には、 海外オプションプログラム「海外機関研修コ ース」「メイカーズコース」を実施 シ リ コ ン バ レ ー 研 修 海 外 モ ノ づ く り 派 遣 メ ン タ リ ン グ 上 位 選 抜 者 を S X S W ・ シ リ コ ン バ レ ー に 派 遣 3/11~16 10 5 2015/12/3 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 研究開発型ベンチャーの起業家支援 ② 起業家候補(SUI:スタートアップイノベーター)支援事業 技術シーズを活用した事業構想を有する起業家候補(SUI:スタートアップイノベーター)に対し、事業化 支援人材(カタライザー)による指導・助言の機会提供など、研究開発型ベンチャーを立ち上げるための活 動を支援します。 設立前および設立後(出資を得ていない)研究開発型ベンチャー企業 対象者 契約形態 委託 (NEDO負担率:委託対象費用の100%) 委託金額 原則3,500万円以内(労務費含む) 事業期間 1年以内/交付決定日から平成29年2月28日まで 対象技術分野 経済産業省所管の鉱工業技術(但し、原子力技術に係るものは除く) [起業家候補(SUI)支援事業概念図] メーカーの技術者・研究者 大学・研究機関の研究者・ シード期のベンチャー 等の 起業家候補 起 業 家 候 の補 応( 募S U I ) 事業カタライザーを中心とした専門家 からのハンズオン支援を受けながらビ ジネスプランのブラッシュアップと研 究開発を実施 SUI支援 採択 デモ・デイの開催 SUI NEDO本部にコワーキングスペースを整備 予算:5億円 技術カタライザー(特定技術分野の専門家) 専門カタライザー(弁護士・弁理士など) 起業家・インキュベータ VC等のメンター SUI等の活動拠点を提供 平成27年度 技術・専門カタライザー 事業カタライザー 投資家等とのマッチング 公募開始(9月):審査中 (参考:平成26年度採択件数:14件) 11 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 研究開発型ベンチャーの起業家支援 ② 起業家候補(SUI:スタートアップイノベーター)支援事業 SUI公募~採択の流れ 平成27年度 二次審査(プレゼン審査)後、1.5ヶ月間の助言・活動場所確認・デューデリジェンス期間を設け、 その後の三次審査(プレゼン審査)を経て採択者を決定。 11月下旬 応募 一 次 審 査 ( 書 面 審 査 ) 11月下旬 プ レ ゼ ン テ ー シ 通過 ョ ン 研 修 11月下旬 二 次 審 査 ( プ レ ゼ ン 審 査 ) 活動場所確認 事業カタライザーによる助言 NEDOによるデューデリジェンス 専門家から技術ヒアリング 三 次 審 査 ( プ レ ゼ ン 審 査 ) 1.5ヶ月間 デューデリジェンス結果により 不合格 SUI 起業家候補 2月上旬 1月中旬 SUIと 事業カタライザー をマッチング 不合格 事業カタライザー 通過 委託契約 採 択 起業 条 通過 件 付 き 採 択 【要】SUIベンチャー起業 等 3ヶ月間以内 不合格 SUIが起業したベンチャー企業 (SUIベンチャー) 12 6 2015/12/3 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 ベンチャーキャピタル等と連携してシード期のベンチャーを支援 ③ シード期の研究開発型ベンチャーへの事業化支援(VC-STS事業) 体的な技術シーズを活用した事業構想を持ち、NEDOが認定したベンチャーキャピタル等が出資を行うシード 期の研究開発型ベンチャーに対して、事業化のための助成を行います。 シード期の研究開発型ベンチャー企業(STS) 対象者 (NEDOが認定したベンチャーキャピタル等(認定VC)から出資を受けること) 契約形態 助成 (NEDO負担率:助成対象費用の85%以下) 助成金額 原則7,000万円以内/事業期間 事業期間 平成27年度/交付決定日から平成29年2月28日まで 対象技術分野 経済産業省所管の鉱工業技術(但し、原子力技術に係るものは除く) STS(Seed-stage Technology-based Startups)の主な要件 ○日本に登記された法人であること。 ※中小企業基本法等に定められている中小企業者に該当する法人でみなし大企業に該当しないこと。 ○特定の技術シーズを有し、その実用化開発と事業化を行うシード期の研究開発型ベンチャーであること。 ○認定VCから助成対象経費の15%(助成金交付申請の15/85)以上の出資を公募要領で定める期日以降に受けて いること。又は、今後出資が予定されていること(出資の意思決定確認書等が必要)。 ※申請時において業として出資を行う者から1億円以上の出資を得ていないこと。 ○新市場、イノベーションを創出しうるものであること。 平成27年度 予算:17.5億円 公募開始(7月):採択17件/応募31件 13 2.起業家支援/研究開発型ベンチャー支援事業 ベンチャーキャピタル等と連携してシード期のベンチャーを支援 ③ シード期の研究開発型ベンチャーへの事業化支援(VC-STS事業) [VC-STS事業概念図] 平成27年度 ④採択・交付決定 (10月) 助成対象費用の85%以下(上限7千万円) <助成対象:実用化開発、事業化調査に係る費用> ③応募 ②認定 7月 ①応募 (7月) 認定VC等 12社 (※平成27年7月現在) 助成額の15/85 以上の出資 (助成交付条件) シード期の 研究開発型 ベンチャー企業 (STS) Seed-stage Technology-based Startups 株式 4月 認定VC等の主な要件 ○業としてベンチャー企業への投資機能を有し、STSを支援するハンズオン能力を有するVC等。チームによる申請も可。 ○日本国又は外国政府、国立大学法人、地方自治体の出資が入っていない法人であること。 ○国内にSTS等を支援する拠点(支店も可)を有し、常駐スタッフを配置していること(計画段階も可)。 但し、常駐スタッフはSTSの支援実績、または支援能力を有すること。 認定期間○5年間。但しSTSの支援期間中は当該STSに対しての権利義務を継続。 認定VC(平成27年7月現在) Beyond Next Ventures株式会社(日本) Expara Ventures Pte.Ltd.(シンガポール) Draper Nexus Venture Partners Ⅱ,LLC(アメリカ) 株式会社東京大学エッジキャピタル(日本) 合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル(日本) Triple Ring Technologies,Inc.(アメリカ) 株式会社ドリームインキュベータ(日本) Global Cataly Venture Management Asia,LLP(アメリカ) 株式会社SARR TECH RANCH(日本/アメリカ) FGC BioVentures LLP(日本) ハックベンチャーズ株式会社(日本) ウエルインベストメント株式会社/AZCA,Inc.(日本/アメリカ) 14 7 2015/12/3 3.実用化開発支援事業 中堅・中小・ベンチャー企業の実用化開発を支援 ① 中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業 中小企業等が橋渡し研究機関から技術シーズの移転をうけてビジネスにつなげることや、保有する技術を橋 渡し研究機関の能力を活用して迅速かつ着実に実用化することを通じて、自社の技術力向上や生産方法等の 革新等を実現することを支援します。加えて、上述のような取組みを支援することにより、橋渡し研究機関 が積極的にその機能強化に取り組むことを促進します。 中堅・中小企業及び組合等 対象者 ①中小企業基本法で定める「中小事業者」 ②売上高1,000億円未満もしくは従業員が1,000人未満の企業「中堅企業」 ③「中小企業者」又は「中堅企業」としての組合等 応募要件 共同研究先に「橋渡し研究機関」を含み、「橋渡し研究機関」が研究開発の重要な役割を担うこと。 契約形態 助成 助成金額 (NEDO負担率:助成対象費用の3分の2) 1億円以内(下限1,500万円)/事業期間 事業期間 平成27年度/交付決定日から平成29年2月28日まで 対象技術 新産業の振興のためのイノベーションの創出に資する新規性・革新性の高い実用化開発で 経済産業省所管の鉱工業技術(但し、原子力技術に係るものは除く)であること。 ○橋渡し研究機関 平成27年度 国の研究機関、独立行政法人、公設試験研究機関に該当する日本国内に設置された公的研究機関及び 大学であって、以下の5つの仕組みを有する又は構築を計画中の機関 ① 橋渡し機能(先進的・革新的技術シーズを事業化につなぐ橋渡し機能)の仕組み ② 民間企業からの資金受入の仕組み ③ 産業界のニーズ把握とその組織内活動への反映の仕組み ④ 技術シーズやノウハウを取り入れるための仕組み ⑤ 知的財産権の活用促進の仕組み 予算:14億円 公募開始(5月):採択43件/応募162件 15 3.実用化開発支援事業 中堅・中小・ベンチャー企業の実用化開発を支援 ① 中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業 [事業概念図] 平成27年度 【実施事業者】 ④採択・交付決定 中堅・中小・ ベンチャー企業 (9月) ③応募 (5月) 【共同研究等先】 ②橋渡し研究機関の確認通知 ①橋渡し研究機関の確認申請 橋渡し研究機関 公的研究機関 又は大学 共同研究費 共同研究契約 ○橋渡し研究機関:144機関 内訳 ・独立行政法人:9機関 ・公設試(地方独法を含む):50機関 ・国立・公立大学:59機関 ・私立大学:26機関 16 8 2015/12/3 3.実用化開発支援事業 政策課題の解決につながる研究開発を支援 ② 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(プロジェクト委託型) 国(中小企業庁)が実施する「革新的ものづくり産業創出連携促進事業-戦略的基盤技術高度化支援事業-」 (いわゆる「サポイン事業」)のうち、中小企業者等が橋渡し研究機関の能力を活用して行う実用化につなが る可能性の高い、国が指定するテーマに沿った研究開発・試作品開発について支援を行います。 この事業は、平成27年度、NEDOが中小企業庁から委託を受けて実施する新規事業です。 中小企業者等、公的研究開発機関等 対象者 応募要件 契約形態 1.中小ものづくり高度化法の認定を受けた「特定研究開発等計画(法認定計画)」を基本とした研究開 発・試作品開発であること 2.国が指定するテーマの何れかに沿った研究開発であり、公共調達等への参画につながる可能性が高い等、 政策課題の解決に向けた研究開発・試作品開発であること 3.NEDOの確認を受けた「橋渡し研究機関」が、中小企業者等の共同研究等の相手先として参画すること 委託 (NEDO負担率:委託対象費用の100%) 委託金額 1億円以内(下限1,000万円)/年度 事業期間 平成27年度/2年度又は3年度(原則:事業開始日から平成28年3月1日まで) 対象技術 ○国が指定する「テーマ」のいずれかに沿った研究開発で新規性・革新性の高い実用化開発 国が指定する「テーマ」 ① ② ③ ④ クリーンで経済的なエネルギーシステムの実現に資する技術 国際社会の先駆けとなる健康長寿社会の実現に資する技術 世界に先駆けた次世代インフラの構築の実現に資する技術 産業競争力の源泉としてのICT(情報セキュリティ、ビッグデータ解析、ロボット、制御システム技術等)、 ナノテクノロジー(デバイス・センサや新機能材料)、環境技術(地球観測技術や資源循環等)に関する技術 平成27年度 予算:5億円 公募開始(6月):採択5件/応募93件 17 3.実用化開発支援事業 政策課題の解決につながる研究開発を支援 ② 革新的ものづくり産業創出連携促進事業(プロジェクト委託型) [事業概念図] 平成27年度 各経済産業局等 中小ものづくり高度化法に基づく法認定申請・認定 共同体 法認定計画 [研究実施機関] (協力者) 橋渡し研究機関 (公的研究機関・大学) [研究実施機関] 共同研究等 中小事業者等 [研究実施機関] (協力者) (法認定事業者) 採 択 提 [研究実施機関] (協力者) 案 18 9 2015/12/3 3.実用化開発支援事業 再生可能エネルギー分野の事業化を目指した技術開発を支援 ③ 新エネルギーベンチャー技術革新事業 本事業は技術開発のステップによって3つのフェーズ(フェーズA、フェーズB、フェーズC)を設けています。 中小・ベンチャー企業が保有している再生可能エネルギー分野等の潜在的技術シーズについて、技術や事業 化の面での優位性や独自性等の観点から選抜・育成し、事業化を見据えた技術開発支援を行います。 中小企業等 (大学等は連名申請者) 対象者 フェーズ フェーズA フェーズB フェーズC (FS) (基盤研究) (実用化研究開発) 技術シーズを保有している中小企 要素技術の信頼性、品質向上、シス 事業化の可能性が高い基盤技術を保 各フェーズから 業等(ベンチャーを含む)が、事 テムの最適設計・最適運用などに資す 有している中小企業等(ベンチャー 業化に向けて必要となる基盤研究 る技術開発や、プロトタイプの試作 を含む)が、 事業化に向けて必要と の応募が可能 のための フィージビリティ・スタ およびデータ計測等、事業化に向け なる実用化技術の研究や実証研究等 ディ(FS)を実施 て必要となる基盤技術の研究を実施 を実施 委託 契約形態 委託 助成 NEDO負担率:委託対象費用の100% NEDO負担率:委託対象費用の100% 委託・助成金額 事業期間 1千万円以内/年 5千万円以内/年 NEDO負担率:助成対象金額の3分の2 5千万円以内/年 1年間以内 エネルギー基本計画、新成長戦略等に示される以下の分野 1年間程度 ①太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス利用、太陽熱利用、その他未利用エネルギー分野 ②再生可能エネルギーの普及、エネルギー源の多様化に資する新技術(燃料電池、蓄電池、エネルギーマネジ メントシステム等) 対象技術 平成27年度 予算:12億円 第1回公募開始(3月):採択21件/応募81件 第2回公募開始(8月):審査中 19 3.実用化開発支援事業 再生可能エネルギー分野の事業化を目指した技術開発を支援 ③ 新エネルギーベンチャー技術革新事業 [事業概念図] 平成27年度 委託事業 公 募 採 択 審 査 助成事業 フェーズAからフェーズB、フェーズBからフェーズCの過程では、 ステージゲート審査を行い事業の継続可否を判断します。 フェーズA FS フィージビリティースタディ 1年間以内 公募 各開発フェーズで公募 を行い、ベンチャー・ 中小企業の参入間口を 広げています。 ス テ ー ジ ゲ ー ト 審 査 フェーズB 基盤研究 1年間以内 採 択 審 査 公募 ス テ ー ジ ゲ ー ト 審 査 フェーズC 実用化研究開発 1年間程度 採 択 審 査 事 業 化 事業期間中の周辺支援/アドバイザリー支援、事業化戦略策定支援 事業期間終了後のフォローアップ/ 次なるステップ等の助言、広報宣伝活動支援、ビジネスマッチング会の開催 20 10 2015/12/3 3.実用化開発支援事業 省エネルギー技術の研究開発を支援 ④ 戦略的省エネルギー技術革新プログラム 「省エネルギー技術戦略」で掲げる重要技術を中心として、2030年に高い省エネルギー効果が見込まれる 省エネルギー技術について、技術開発を支援します。 企業・大学等(大学は連名申請者) 対象者 技術開発 フェーズ ※① 契約形態※② 技術開発費※③ 上限 事業期間 対象技術 インキュベーション研究開発 実用化開発 実証開発 技術シーズを活用し、開発・導入シ 既存の技術・ノウハウ等をベースと 実証データを取得するなど、事業化 ナリオの策定等を行う。実用化開 した応用技術開発。開発終了後3年 を阻害している要因を克服し、本開 以内に製品化を目指す。 発・実証開発の事前研究。 発終了後、速やかに製品化を目指す。 助成 助成 助成 NEDO負担率:技術開発費の3分の2 NEDO負担率:技術開発費の3分の2 NEDO負担率:技術開発費の2分の1 2千万円程度/件 3億円程度/件 10億円程度/件 1年以内 原則2年または3年※④ 原則2年または3年※④ 「省エネルギー技術戦略」に掲げる「重要技術(次葉)」に係るテーマを優先的に採択。 国内において「省エネルギー効果量」が見込めること(インキュベーション研究開発フェーズは除く)。 「省エネルギー効果量(原油換算値)」販売開始3年で2万kL/年以上、かつ、2030年時点で10万kL/年以上 ・省エネルギー効果量は、費用対効果の観点からも審査を実施。※⑤ ※①:技術開発フェーズを組み合わせて応募することが可能。次のフェーズに進む際は「ステージゲート審査」を行います。 ※②:学術機関等と共同研究を実施する場合、共同研究費は「定額助成(NEDOが100%負担」します。 「定額助成」は年間総額の3分の1未満または5千万円まで。 ※③:技術開発費=NEDO負担額+実施者負担額 ※④:事業期間が3年の場合は、2年目終了時に中間評価を行い継続の可否を決定します。 ※⑤:例)実用化開発フェーズ 3億円(年間上限額)/年度=販売開始3年で2万kL/年以上、かつ、2030年時点で10万kL/年以上 1.5億円(年間上限額)/年度=販売開始3年で1万kL/年以上、かつ、2030年時点で5万kL/年以上 平成27年度 予算:126億円 第1回公募開始(6月):採択25件/応募48件 第2回公募開始(7月):採択13件/応募31件 21 3.実用化開発支援事業 省エネルギー技術の研究開発を支援 ④ 戦略的省エネルギー技術革新プログラム [省エネルギー技術戦略」に掲げる「重要技術」]「重要技術」のうち赤文字の技術には「特定技術開発課題」を設定。 特定技術開発課題の解決を明確に目指している提案は高い優先度で採択。 エ ネ ル ギ ー 供 給 か ら 需 要 ま で エネルギー転換・供給部門 ・高効率火力発電・次世代送配電技術 ・コージェネ・熱利用システム ・製造プロセス省エネ化技術 ・省エネ化システム・加工技術 ・省エネプロダクト加速化技術 産業 ・ZEB・ZEH ・省エネ型情報機器・システム ・快適・省エネヒューマンファクター ・次世代自動車等 ・ITS ・スマート物流システム 家庭・業務 運輸 ・次世代エネルギーマネジメントシステム ・パワーエレクトロニクス ・次世代型ヒートポンプシステム 部門横断 [技術開発フェーズの組み合わせによる提案が可能] SG審査:ステージゲート審査 タイプA:「インキュベーション研究開発」→SG審査→「実用化開発」 → SG審査→ 「実証開発」 タイプB:「インキュベーション研究開発」 → SG審査→ 「実用化開発」 タイプC:「インキュベーション研究開発」 → SG審査 → 「実証開発」 タイプD:「実用化開発」 → SG審査 → 「実証開発」 タイプE:「実用化開発」 タイプF:「実証開発」 ※「インキュベーション研究開発」単独の提案は不可。 ※特定技術開発課題は緊急性の高いものであるため、インキュベーション研究開発から開始はできません。 22 11 2015/12/3 3.実用化開発支援事業 福祉用具の実用化を支援 ⑤ 課題解決型福祉用具実用化開発支援事業 健康の増進、心身の機能が低下した高齢者や障害者のQOL向上に資する技術の確立を目指して、福祉用具 の実用化開発を行う中小企業に対して助成を行うと同時に、福祉機器のニーズ調査や研究開発に必要な情報 の収集・分析・提供を実施します。 中小企業 対象者 開発体制:中小企業、研究開発組合等 契約形態 助成 (NEDO負担率:助成対象費用の3分の2 ※①) 助成金額 2,000万円以内/年間(3年間で6,000万円) 事業期間 最大3年間 ○研究開発の対象となる機器が「福祉用具」(※②)であること、全く 同一の機能、形態の製品が存在しないという新規性、技術開発要素を有 していること。 ○その事業が、利用者ニーズに適合し、研究開発要素を有する等、助成 助成要件 金交付の目的に適合するものであること。 ○その福祉用具の実用化開発により、介護支援、自立支援、社会参加支 援、身体代替機能の向上等、具体的な効用が期待され、かつ一定規模の 市場が見込まれ、更にユーザーからみて経済性に優れているものである こと。 重点とする対象分野・開発体制 (ア)「少し不自由な高齢者」を対象と した福祉用具の研究開発 (イ) 高齢者及び障害者のQOL向上を 目指した福祉用具の研究開発 (ウ) 高齢者及び障害者の社会参加を 支える福祉用具の開発 (エ) 利用者ニーズを的確に反映する ため、ユーザー等との緊密な協 力・実証体制に基づく福祉用具 の開発 (オ) 高齢者及び障害者に加え、健常 者の利便性にも考慮した共用品 としての特性を有する福祉用具 の開発 ※①:発行済株式の総数又は出資の総額の「2分の1以上が同一の大企業の所有に属している」または「3分の2以上が複数の大企業の所有に 属している」中小企業は2分の1以内。 ※②:「福祉用具」とは、心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこ れらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう。(福祉用具法 第2条より) 平成27年度 予算:1.0億円 公募開始(5月):採択 新規3件/応募33件 23 3.実用化開発支援事業 福祉用具の実用化を支援 ⑤ 課題解決型福祉用具実用化開発支援事業 参 考 課題解決型産業技術開発費助成金(課題解決型福祉用具実用化開発支援事業) 平成27年度採択 新規テーマ概要(3件) No.1 テーマ名:「視覚支援用網膜投影アイウェアの開発」/事業者名:株式会社QDレーザ No.2 テーマ名:「ハンズフリー型ウェアラブル電気式人工喉頭の開発」/事業者名:第一医科株式会社 No.3 テーマ名:「軽量で走破性に優れる電動車椅子の前輪とモーターの開発」/事業者名:WHILL株式会社 福祉用具実用化開発支援の開発事例紹介冊子「福祉用具の実用化を助成」 を発行しています。 「福祉用具の実用化を助成」には、200件を超える開発終了、開発中の用具を掲載しています。 NEDOホームページ ホーム>NEDOライブラリ>発行物>パンフレット>福祉用具一覧 に掲載しています。 (pdfをダウンロードし参照いただけます。) http://www.nedo.go.jp/library/pamphlets/EK_201410_Fukushi.html 24 12 2015/12/3 4.事業化・マッチング支援 ベンチャー・中小企業の事業課題解決を支援 平成27年度 ① 研究開発型ベンチャー等への事業化促進に係る助言プログラム ・研究開発型ベンチャー・中小・中堅企業等を対象としたビジネスプラン等の相談、助言業務を実施します。 ・事業計画・マーケティング・販路開拓等に関する豊富な業務経験や、起業もしくは起業支援の経験をもつ 人材を事業カタライザーとして選定し、連続的・集中的かつトータルな指導を行います。 対象者 株式公開やM&A等のエグジットを目指す研究開発型ベンチャー等 支援内容 事業カタライザーを中心とした専門家からの助言/指導による支援 助言回数:原則5回まで ※助言実施に係る旅費・謝金等はNEDOが負担 対象技術分野 経済産業省所管の鉱工業技術(但し、原子力技術に係るものは除く) 既存ベンチャー支援 応 募 既存の研究開発型 ベンチャー企業 募 集 ・ 要 件 審 査 採 択 既存ベンチャー企業等へ 助言/指導(原則5回まで) ※活動費等の支援はなし マッチングの実施 随 時 実 施 投資家等に対するビジネスプラン 発表とマッチングの機会提供 事業カタライザー 投資家等 助言の実施効果(例) ●自分たちが有する技術を元にしたビジネスにおいて、ターゲットとすべき顧客・市場が明確になった。 ●研究開発終了後の量産化に向けた課題解決の見通しがついた。 ●ベンチャーキャピタルへのアプローチ方法など、資金調達に関するスキルが向上した。 ●地方における再興ファンドへの採択が決定した。 ●知的財産権の取り扱いや資本政策など、自社を経営する上で必要な知識を身に着けることができた。 25 4.事業化・マッチング支援 マッチング会を開催し、商談の機会を提供 ② ビジネスマッチング イノベーション・ジャパン 2015.8.27-28 東京ビッグサイト NEDOが支援する中小・ベンチャー事業者から100者が出展し開発技術・製品等をPR。 来場者は約2万人。マッチングスペースでは100件を超える個別商談が行われた。 TOKYOイノベーションリーダーズサミット 2015.10.26-27 虎の門ヒルズ 大企業100社と、VCなどが推薦する優良な中小・ベンチャー企業500社が参加。NEDO が推薦する中小・ベンチャー企業も多数出展。クローズドな場での商談が行われる精度 の高いマッチングイベント。 新エネベンチャー技術革新事業 ビジネスマッチング会 2016.1.22 東京 2016.2.5 大阪 新エネベンチャー技術革新事業を終了したベンチャー・中小企業の紹介及びビジネス マッチングを図る事を目的として開催。『燃料電池・蓄電池』、『バイオマス』、『風力 発電その他未利用エネルギー』分野の事業者が技術紹介・プレゼンテーションを実施。 上記以外にも事業者の展示会出展をサポート バリアフリー展 (2015.4 大阪)国際福祉機器展(2015.10 東京)BioJapan(2015.10 横浜) 26 13 2015/12/3 4.事業化・マッチング支援 開発成果の継続的なマッチング機会をNEDOホームページで提供 ③ サンプルマッチング NEDOホームページに開発成果をサンプルとして登録し、継続的なマッチング機会を提供 NEDOサンプルマッチングページ:http://www.nedo.go.jp/library/matching/ 企業 大学・研究機関 等 企業 サンプルに関する情報を公開 大学・研究機関 等 NEDOがマッチングをアレンジ NEDO事業成果を 活用したサンプルを 提供したい事業者様 外部技術を試したい ユーザー様 サンプルの情報を 登録(無料) サンプル利用 希望のご連絡 登録サンプル:128件(2015.11時点) サンプル提供・技術提携の橋渡し NEDOのメールマガジン “DAILY NEDO”で新規登録サンプルをPR 27 4.事業化・マッチング支援 NEDOがリストアップした特許と中小企業のニーズを照合 ④ 特許マッチング NEDOがリストアップした特許と中小企業のニーズを照合し、特許のマッチングを実施 ライセンス交渉 技術協力等 当該特許保有者 (大企業、大学等) 川崎市の中小企業 1,970件 技術分野 特許A 繊維 特許B 画像処理 特許C 濾過材 概要 川崎市判定 高強度ポリエチレンを用いて ○ シートベルトなどの部品へ・・・ お年寄りの行動を感知し、異 常な行動の際に携帯端末に △ 知らせ・・・ ナノファイバーで製造された フィルターにより排ガス浄化が ○ 可能・・・ ・ × 特許D 半導体 特許E 太陽電池 ・ ・ 特許F 情報処理 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ライセンスの必要性・ 対応策の検討や助言 ヒアリング・ ニーズ把握 ニーズ の提示 連携 特許リスト の提示 NEDO知財戦略グ ループ 特許リストと 中小企業のニー ズ を照合 照合結果 の共有 川崎市のコーディネー タ、 金融機関等 特許の第三者への許諾意思アンケート 出願係属中・登録済特許13,878件について集計 先行的に神奈川県川崎市と連携中。各自治体等に拡大予定 ・NEDOの委託・共同研究事業で事業者が取得した特許のうち、第三者許諾意思のあるものについて、技術内容をリスト アップして川崎市に紹介。 ・川崎市が把握している中小企業のニーズと照合。 ・川崎市と連携し、中小企業へのライセンスの必要性・対応策の検討や助言を実施。 28 14 2015/12/3 ○オープンイノベーション協議会 ・民間事業者が主体となり、オープンイノベーションに関する知見・ノウハウの共有を図るとと もに、その取り組みを産業界に広めるための、マインド形成の場として協議会を設立した。 ・会長の小松製作所・野路 國夫 氏を含む16名の幹事(民間事業者)を置き、NEDOイノベーション 推進部が事務局を務める。 設立:平成27年2月12日。会員数369(内訳:企業会員289、大学等の賛助会員80(平成27年10月1日現在) オープンイノベー ションの動向把握 オープンイノベー ション白書の作成 大企業 大学・研究機関 オープンイノベーション協議会 大学・研究機関等 との交流の促進 アーリーステージの 企業等 中堅・中小・ベン チャー企業 政策提言活動など の啓発・普及活動 会員間におけるオープンイノベーションの推進事例の共有 29 ○オープンイノベーション協議会 平成27年度活動方針 1.会員間におけるオープンイノベーションの推進事例の共有 2.海外のオープンイノベーション動向の把握 3.我が国全体への啓発・普及活動 4.政策提言活動 5.オープンイノベーション白書の作成 6.重要分野におけるオープンイノベーションの推進に関する検討 7.大学・研究機関等との交流の促進 8.その他協議会の目的の達成に資する活動 活動状況 ・セミナー(単独セミナー2回、連携イベント2回開催、 次回単独セミナー2016年2月開催予定) ・ワークショップ 「効果的な産学連携を進めるためには」(全3回/7-9月) 「オープンイノベーションを推進するマインド」(全2回/11-12月) ・NEDOピッチ(第1回:7/22、第2回11/24、以降月1回開催予定) 今後の活動予定 ・国内外のオープンイノベーション動向調査 ・イベントの開催による会員間の交流促進 ・オープンイノベーション白書の作成 30 15 2015/12/3 参考 ○提案書作成にあたって-1 助成事業要旨 (概要版) ・ 開発名称は簡潔にわかりやすく ・ METI所掌以外のテーマは対象とならない (食品、原子力、 ヒトクローン等) ⇒ 【技術戦略マップの活用】 ・ 初めの概要欄で評価者のハートをつかめるか? ・ 技術領域等の枕詞は不要。技術ポイントを単刀直入に書き始める ・ 提案する研究計画と自社の事業化ロードマップとの整合性 ⇒ 自社開発計画への加速資金として、効果的に助成金を導入 ・ 具体的数値目標があり、成果の次年度展開が明確なスケジュール 全体共通 ・ シーズ技術の原理は十分解明されているか? ・ 知財の確保は? ・ 波及効果・市場規模は大きいか? ・ シーズの素晴らしさ、他者(他研究)との差別化を強調する ・ 章の名称、項目の名称は全文を通して一致していること ・ 研究代表者は心を鬼にして査読。判らない箇所は誰が読んでも 他者所有の場合、使用許諾が得られるか? シェアは確保されているか? 理解できるまで書き直しをさせる。時には修正案を示しながら 全体を通し、査読者がすんなりと理解できることが必須 参考 31 ○提案書作成にあたって-2 記載ヒント ・ 大学と企業の分担が、はっきり読み取れるように記載 ⇒ 章のタイトルに[○○大学実施内容]と付記することも一手 ・ 同一意の単語は統一 ・ 単位のスペル 「Kw」は誤り、「kW」が正しい ・ 研究開発の小項目の順番は技術の上流から ・ 単語省略形は初めに説明を入れる。以後変えない ・ 評価者が、今何を読んでいるかが判るように執拗に主語を入れる ・ フォントはできる限り統一する(数字、アルファベットの半角or全角) ・ 図、表番号、表題は必ず付け、文章中でも必ず引用し、説明すること。 理解してほしい概念図は一つに絞って、丁寧に説明することも妙手 ・ とにかく提案書を書いてみる ⇒ 何が足りないかがよく分かる ・ 書いたことは無駄にはならない ⇒ 不採択だったら再挑戦を! ・ ヒアリングしたが落選 ⇒ 次回合格への自信 (ヒアリングは採択確定ではない) 32 16 2015/12/3 NEDO事業の留意点 参考 ① テーマ公募型事業の多くは大学単独は不可。企業との連携が必須 ② テーマ公募事業は主に助成事業 ③ 通常年4回の概算払制度あり(弊部事業は支払ベースで請求可) 支払の流れ(助成率2/3の場合) ・費用(機械装置費、労務費、その他経費)を計上 ・NEDOがエビデンスを確認 ・総額の2/3を支払う ④ 人件費の計上について (例)・健保等級で約2,000円/1hの研究者 ・3h/1日×20日/月 ・5名の研究員登録×12ヶ月 ⇒ 720万円 ⑤ 取得資産では処分制限期間があります ⑥ 経理アドバイスは何時でもご相談ください ■ 今年度よりNEDO公募方法に一工夫/エネ環プログラム Request For Information (RFI) ⇒有望なRFI候補を参考に、課題を設定して調査研究・先導研究を公募 33 公募情報(基本計画・実施方針・公募要領)は NEDOホームページからご確認いただけます。 NEDOのメール配信サービスにご登録いただきますと、ウェブサイトに掲載された最新の公募情 報に関するお知らせを、随時メールにてお送りいたします。 ●公募情報は(1)予告掲載日・(2)公募開始日・(3)公募締切日・(4)結果 ごとに掲載します。 NEDOホームページ 公募情報の確認ステップ ① 公募・調達 ② 公募情報/分野別情報一覧 ③ 分野横断的公募事業 ④ 分野横断的公募事業 公募一覧 ⑤ 該当する公募の日付をクリッ ク 34 17 2015/12/3 人、制度が寄り添う支援を目指して 日本再興に向け、研究開発型ベンチャー振興の重要性が益々高まっており、 政府・自治体も含めた多くの中小・ベンチャー支援制度・機会があります。 「このような支援制度はないのか?」といった相談等ございましたら、ご遠慮 なくお寄せください。NEDO支援制度は当然のこと、それのみならず他機関の 支援制度もご紹介させて頂きます。 我々NEDOは、産業技術の開発、エネルギー・環境問題の解決に挑戦する皆 様に寄り添い、応援致します。 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 NEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization) イノベーション推進部 〒212-8554 神奈川県川崎市幸区大宮町1310番ミューザ川崎セントラルタワー(総合受付16F) TEL:044-520-5170 FAX:044-520-5177 18 2015/12/3 NEDOと三重県とのつながり (事例紹介) 平成27年11月27日 新エネルギー・産業技術総合開発機構 イノベーション推進部 三重県とNEDOの関わり NEDOの各種研究開発事業で 三重県県内の企業・大学等を幅広く支援 ※概ね直近10年間の主な実績。県内に事業所が所在する県外法人も含む。 シーズ発掘・育成 ●産業技術研究助成事業(若手グラント) 【支援先】 三重大学 ナショプロ <ナノテク・材料> ●ナノテク・先端部材実用化研究開発 【支援先】 (株)ノリタケカンパニーリミテド 他 ●希少金属代替材料開発 【支援先】 三重県産業技術センター、(株)小林機械製作所 <電子・情報通信> ●次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト) 【支援先】 JSR(株) <環境> ●グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発 【支援先】 伊藤製油(株) 38 19 2015/12/3 三重県とNEDOの関わり ナショプロ <エネルギー> ●国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業 【支援先】 伊藤工機(株) ●エネルギー使用合理化事業者支援事業 【支援先】 (株)日硝ハイウエー、日本トランスシティ(株)、伊勢湾倉庫(株) 他 ●新エネルギー技術フィールドテスト事業 【支援先】 ニュートリー(株)、ジャパンマテリアル(株)、志摩市 他 ●バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業 【支援先】 三重県、伊賀市 他 <省エネルギー> ●エネルギー供給事業者主導型総合省エネルギー連携推進事業 【支援先】 上野都市ガス(株) ●地域新エネルギー・省エネルギービジョン策定等事業 【支援先】 伊勢市、いなべ市、松阪市 他 実用化・促進 ●イノベーション実用化ベンチャー支援事業 【支援先】 (株)オートネットワーク技術研究所、橋本電子工業(株) ●革新的ものづくり産業創出連携促進事業 【支援先】 東邦エンジニアリング(株) ●新エネルギーベンチャー技術革新事業 【支援先】 (株)光機械製作所、辻製油(株)、鈴鹿工業高等専門学校 他 39 三重県とNEDOの関わり ~新エネ百選~ 亀山工場における大規模太陽光発電設備の導入 シャープ株式会社、株式会社シーエナジーによ り設置された太陽光発電設備。建物設置タイプ の太陽光発電としては世界最大級。 平成17年度、18年度に亀山工場の建物及び池の水面 上に合計 5,410kW の太陽光発電設備を導入。 各種メディアに紹介されるとともに工場での環境イベント 等で紹介し、太陽光発電の普及啓発に役立っている。 地域の特性などを考慮しつつ、全国の新エネルギー等利用の取り組みを評価し、経済産業省 とNEDOが47都道府県から先進的・先導的な事例を選定。(2009年4月公表) 40 20 2015/12/3 三重県とNEDOの関わり ~次世代ガラス用精密研磨の実現へ~ 三重県産業支援センターの取り組み NEDOでは希少金属の代替・使用量低減を目指し、「希少金属代替材料開発プロジェクト」を実施して います。三重県からは公益財団法人三重県産業支援センターが京都大学、東北大学らと共に平成2 1年度より事業に参画し、特徴ある研磨剤の開発に成功。 成果1 セリアと同等の研磨特性を示す新規Ca含有ジ ルコニア砥粒の開発 添加するCa量を制御し最適化することで、優れた化学 研磨性を発現できる構造(蛍石構造のジルコニアと、 ペロブスカイト構造のCaZrO3が複合化した構造)を実 現。 成果2 化学研磨と機械研磨をナノレベルで融合 セリアを上回る表面平滑性を実現 機械研磨性に優れた材料と化学研磨性に優れた材 料をナノレベルで複合化することによって、市販のセ リア砥粒を上回る表面平滑性を、同等の研磨速度で 得ることができる新しいナノ分散砥粒の開発に成功。 電界砥粒制御技術を導入した片面研磨装置 41 三重県とNEDOの関わり ~農業廃棄物の有効活用へ~ 三重県から世界へ飛び立つ技術 NEDOでは、我が国及び世界のエネルギーセキュリティに貢献するとともに、CO2の削減や我が国 の経済成長につなげることを目的として、国際エネルギー消費効率化等技術・システム実証事業を 実施しています。農業廃棄物から第二世代バイオ燃料を生産する技術の普及に向けて、伊藤工機 株式会社らが事業実施中。 廃棄物をメタンに変換するバイオガスプラント Univanich Palm Oil Public Co., Ltd (写真提供) 秦国での小規模テストの様子 42 21 2015/12/3 三重県とNEDOの関わり ~イノベーション創出に向けて~ ゼブラフィッシュによる創薬支援システムの開発 イノベーション推進部では、中小・ベンチャー企業の有する革新的な技術を、実用化に結び付けるた めの開発の支援をしています。橋本電子工業株式会社はイノベーションベンチャー支援事業で、ゼ ブラフィッシュスクリーニング用プレートシステムの開発をし、商品化を達成しました。 成 果 1 ZFplate専用分注器 「ZFplate」の開発、および商品化 ゼブラフィッシュを用いた創薬スクリーニングに最適化さ れた、イメージング用プレートを実現。従来の方法に比 べ、半分の「時間」に、半分の「データ容量」で、化合物 スクリーニングを行うことが可能。 成 果 2 従来法 ZFplate 「ZFplate」の専用分注システムの開発 ゼブラフィッシュを用いた創薬実験に必要な作 業(ゼブラフィッシュへの化合物の投与、麻酔 処理、プレート底面への整列作業)の自動化 を実現。 43 三重県とNEDOの関わり ~地域の未利用資源の活用モデル~ 未利用柑橘類を活用したバイオ燃料生産の開発 イノベーション推進部では、中小・ベンチャー企業が保有している再生可能エネルギー分野等の潜 在的技術シーズの開発を支援しています。辻製油株式会社は新エネルギーベンチャー技術革新事 業で、三重県御浜町の柑橘類生産や加工において排出され活用されていない、規格外品や搾汁粕 等の未利用資源から付加価値製品ならびにバイオ燃料を生産する研究を行った。 22 2015/12/3 最後に NEDOと一緒に、三重県発のイノベーションを興しましょう。 <(参考)実用化ドキュメントのHP>http://www.nedo.go.jp/hyoukabu/index.html 45 23