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RouteMagic Console Manager RM-CM400/RM-CM1200 リリースノート Routrek Networks, Inc. - Version 4.3.0 製作著作 © 2010 Routrek Networks, Inc. このドキュメントの著作権は、株式会社ルートレック・ネットワークスが所有しています。このドキュメントの一部または 全部を無断で使用、あるいは複製することはできません。このドキュメントの内容は、予告なく変更されることがありま す。 ルートレック・ネットワークスのロゴおよび RouteMagic は、株式会社ルートレック・ネットワークスの登録商標です。 本書に記載されている製品名等の固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 目次 1. はじめに ............................................................................................................................... 1.1. 本書の目的 ................................................................................................................. 1.2. 本リリースの動作環境 ................................................................................................... 1.3. 本書の対象読者 .......................................................................................................... 1.4. 関連ドキュメント .......................................................................................................... 2. ソフトウェアVersion 4.2.2からの変更点 ....................................................................................... 2.1. 新機能の追加 ............................................................................................................. 2.2. 仕様の変更と追加 ........................................................................................................ 2.3. その他修正 ................................................................................................................. 3. Version 4.3.0における制限事項 ................................................................................................ 4. Version 4.3.0へのアップグレード ............................................................................................... 1 1 1 1 1 2 2 2 2 3 5 RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート ii - Version 4.3.0 - 第1章 はじめに 1.1. 本書の目的 本書は、RouteMagic Console Manager(以下RM-CMと記述)上で稼動するソフトウェア・バージョン 4.3.0に関し て、RM-CMの設置・運用上の留意事項などを中心に記述しています。RouteMagic 製品の仕様ならびに操作 方法全般に関しては、「RouteMagic Console Manager 取扱説明書」「RouteMagic Console Manager RMCM400 ユーザーズ・ガイド」、および「RouteMagic Console Manager クイックリファレンス」をご参照ください。 1.2. 本リリースの動作環境 RM-CMソフトウェアVersion4.3.0は、RM-CM400/RM-CM1200ハードウェア上で動作します。RMSを利用する 場合は、RMS(RouteMagic Server)Version 4.0以上の環境が必要となります。 1.3. 本書の対象読者 本書は、次の方を対象に記述されています。 • RM-CMのコマンドおよび操作性を理解されている方 • ネットワーク環境の設定に関して基礎的な知識のある方 1.4. 関連ドキュメント RM-CMには、本書の他に、次のドキュメントが用意されています。 • RouteMagic Console Manager 取扱説明書 RM-CMの設置とネットワーク機器への接続に必要な情報を記載した、製品添付の説明書です。 • RouteMagic Console Manager クイックリファレンス RM-CMが提供するコマンドの機能を記述したハンドブックです。 • RouteMagic Console Manager ユーザーズ・ガイド RM-CMをご利用いただくために必要な作業を中心に、RM-CMが提供する機能とその利用方法を説明して います。 • RM-CM セットアップサーバ構築・運用ガイド 多数のRM-CMを設置される場合の、一括セットアップ/バージョンアップに関して記述しています。 - Version 4.3.0 - RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート 1 第2章 ソフトウェアVersion 4.2.2からの変更 点 RM-CMソフトウェアVersion4.3.0では、従来のVersion4.2.2に対して下記の変更が行われています。現在稼動 しているRM-CMのソフトウェアバージョンは、show version コマンドにより確認できます 「Version 4.3.0へのアップグレード」参照 2.1. 新機能の追加 • connectコマンドで接続した操作記録をsyslogサーバへ転送することが出来ます 使用方法は従来のconnect-logと同様にset spyコマンドで出力先のメールポートの変わりにログサーバを指 定します。 設定例: [rmc@myrmc]# set connect-logserver1 xxx.xxx.xxx.xxx ←syslogサーバのアドレスを設定 [rmc@myrmc]# set spy rhp1 logserver1 ←rhp1の操作ログの送信先にlogserver1を設定 [rmc@myrmc]# set port rhp1 [rmc@myrmc(rhp1)]# set connect-log ←rhp1の操作ログ送信設定 • 監視対象装置の文字コード指定コマンド追加(デフォルトはV4.2.2以前と同じ) • rhpポート数をRM-CM400は40個に増加 • rhpポート数をRM-CM1200では120個に増加 2.2. 仕様の変更と追加 • 無し 2.3. その他修正 • 無し - Version 4.3.0 - RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート 2 第3章 Version 4.3.0における制限事項 RM-CM Version 4.3.0では、以下のような機能的制限事項がありますのでご注意ください。 • 自己診断機能について RM-CMでは内部において自己診断機能が動作しております。診断の結果、近い将来動作不良が発生す ることが予想された場合、予防として自動再起動を行うことがあります。その際監視対象装置のログは保存さ れます。 • 空パスワードのアカウントへはsshでのログインが出来ません。telnetを使用するか、他のアカウントで一旦ロ グインした後に当該アカウントに対しパスワードを設定してください • WEBインターフェースについて(RM-CM1200のみ) RM-CM機能の中の基本的な設定、情報表示を行うことが出来ます。 全ての機能を利用するには、従来のコマンドラインインターフェースまたはWEBインターフェース内の「RMCMコマンド実行」の機能をご利用ください。 • 標準でフィルタ・スクリプトが用意されている装置種別について 標準で対応されている装置種別は、show version で表示されます。 また、show target-filter, show target-scriptコマンドでフィルタやスクリプトの内容を見ることが出来ます。 (ciscoの場合は、ターゲットタイプ名が「cisco-ios」となります) 標準でフィルタ・スクリプトが設定済みの装置種別に対してもset target-filter, set target-script コマンドで内 容を上書きすることが可能です。 また、set no target-filter, set no target-scriptコマンドを実行した場合、フィルタやスクリプトは初期設定値に 戻ります。 • Cisco機器を自動操作する場合、操作の度にログアウトするのではなく一般ユーザ権限でログインしたままと なります。 本仕様がセキュリティ上問題となる場合、弊社ダウンロードページにて、毎回ログアウトするスクリプトを提供 しておりますのでご利用ください。 • DNSを使用している場合、hostsデータベースに対して登録されているドメイン宛にメールを送信することが できません。この場合、メールのリレーホストを経由するか、IPアドレス直接指定でのメール送信を行ってくだ さい。 • USB-シリアルコンバータを使用して、RMCのCOMポートにログインしている場合、コンソールへの大量のテ キストのペースト(貼り付け)が正常に動作しない場合があります。 • RMSから送信された定石コマンドメールの実行の際、実行時間が20分以上かかる場合はタイムアウトエラー となります。 • RM-CMのtelnetコマンド実行時に、ログイン先で通常のログアウト処理をした場合でも、RM-CM側でのコマ ンド終了ステータスは"error!"扱いになります。 • set options pppmail でメールを最初からPPP経由で送信する設定にした場合以下の制限があります。 - Version 4.3.0 - RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート 3 Version 4.3.0における制限事項 • PPP経由での送信に失敗したメールの再送信は、別の新規メールが発生した段階で行われます。 • PPP経由でのPOPメール取得には未対応です。 • set target-type customされているポートに対して、script-testコマンドを実行した場合、その実行結果はshow log comNに は記録されません。また、set spyが設定されていても、spyの対象にはなりません。 • RADIUS認証サーバ対応について • 認証方法はPAPのみに対応しています。 • 特権パスワードおよびPPPサーバの認証は、RADIUS認証に対応していません。 • RADIUSサーバ上のパスワード変更には対応していません。 • アカウンティング記録には対応していません。 • モニタへの表示は、常に英語表示となります(RM-CM1200のみ) • ETH1ポートはメンテナンス用ポートとなるため、以下の機能制限があります(RM-CM1200のみ) • 同一セグメント上のノードとの通信のみが可能です。 • set dhcpにより、DHCPサーバからアドレスを取得することはできません。 • set address において、デフォルトゲートウェイを指定することはできません。 • IPアドレスの自動設定機能はサポートされていません。 • rhpポートに対する"connect"コマンドの実行において、プロトコルが"telnet"の場合は シリアルポートへ の"connect"同様に"ctrl-\ x"で終了する事が出来ますが、プロトコルが"ssh"の場合は "ctrl-\"による操作 は使用できません。一般のsshの接続同様にログアウト等の操作によって接続を切って下さい。 ログイン前 の状態(パスワード入力プロンプトが表示されている場合など)では"ctrl-C"で終了することも出来ます。 • "set spy comN [tflN] mlN"及び"set spy comN comN"の設定出来る数はRM-CM400では合計8個、RMCM1200では合計24個に制限。 それ以上になる場合は新たな"set spy comN ..."の設定が出来なくなりま す。 • 操作ログの同時メール送信数の合計はRM-CM400では8個、RM-CM1200では24個までに制限。それ以上 になる場合は新たな"connect"が 出来なくなります • RM-CM管理サーバRMS Ver.4.0.0-4.2.Xは本バージョンには対応しておりません - Version 4.3.0 - RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート 4 第4章 Version 4.3.0へのアップグレード RM-CMソフトウェアVersion4.3.0は、RM-CM400/RM-CM1200ハードウェア上で稼動します。 アップグレード作業はhttp, tftp経由または、XMODEM / ZMODEM経由で行います。 なお、Version4.3.0アップグレード用ソフトウェアは、RM-CMに搭載されているソフトウェアがVersion4.0~ Version4.2.2のいずれかであることを前提としています。 Version4.3.0のアップグレードファイルのサイズの関係から、一時的にRM-CMのデータ領域を広げる必要が あります。そのため、あらかじめ「clear log all」を実行した後、「reload」コマンドによりRM-CMの再起動を行って ください。(clear logの前に、必要に応じてログのバックアップを行ってください) http経由のアップグレード • RM-CM側からupgrade httpコマンドを実行することにより、アップグレードを実行します upgrade http http://www.routrek.co.jp/support/download/rmc/rmcm400_430.rm2 ←RM-CM400の場合 upgrade http http://www.routrek.co.jp/support/download/rmc/rmcm1200_430.rm2 ←RM-CM1200の場合 tftp経由のアップグレード • ダウンロードしたアップデートファイルをtftpサーバに格納し、RM-CM側からupgrade tftpコマンドを実行する ことにより、アップグレードを実行します。 • RM-CMから接続可能なtftpサーバを準備する必要があります。Windowsの場合でも、フリーソフトのtftpサー バを利用することができます。 バージョンアップに必要なソフトウェアは、ホームページから直接ダウンロードできます。バージョンアップに 必要な手順等を記述した「RM-CMアップグレード手順書」もホームページからダウンロード可能ですので、 詳細はこちらをご参照ください。 ホームページ: http://www.routrek.co.jp/support/ ※アップグレード作業におけるご注意 • アップグレード時には以前のバージョンの設定が引き継がれますが、アップグレードの前にcopy config terminalで表示される設定を別途記録しておくことをお奨めします。 running- • RMS(RouteMagic Server)をご利用になる場合、RMS Version4.0以上が必要になります。 - Version 4.3.0 - RouteMagic Console Manager RMCM400/RM-CM1200 リリースノート 5