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デプロイメント・ガイド
デプロイメント・ガイド
F5 BIG-IP Global Traffic Manager™ の
VMware vCloud® Air™ への導入
A. はじめに
VMware vCloud Air は、企業顧客がアプリケーション ワークロードをクラウドに移動するため
に使用する効率性、柔軟性、信頼性に優れたプラットフォームです。先ごろ VMware がリリース
した Disaster Recovery as a Service では、災害復旧 (DR: Disaster Recovery) と事業継続
性 (BC: Business Continuity) のベストプラクティスの採用が可能になり、vCloud Air の柔軟
性がさらに拡大しました。
F5 BIG-IP Global Traffic Manager™ (GTM) は災害復旧戦略の要として、サイト間でのアプリケ
ーションのシームレスなフェイルオーバーを可能にし、DR プロセス全体を通じてアプリケーシ
ョンの可用性を確保します。また BIG-IP GTM を使用することで、DNS Global Server Load Bal
ancing (GSLB) が、接続を維持したまま、vCloud Air で稼働しているアプリケーションにユー
ザーコネクションをリダイレクトすることができます。
1.
BIG-IP GTM および BIG-IP Local Traffic Manager のメリット
F5 Big-IP GTM は、複数のアーキテクチャ間やグローバル規模で GSLB アプリケーションおよび
DNS の完全なプロキシとして構成できます。また、さらに柔軟性を高める方法として、BIG-IP G
lobal Traffic Manager Virtual Edition (VE) によって、DNS サービスとアプリケーションの
グローバルな可用性をクラウド環境または仮想環境に拡張しながら、管理面ではデータセンター
内での一元管理を維持することができます。vCloud Air 上に Big-IP GTM を導入すると、次の
機能が利用できるようになります。

企業のデータセンターと vCloud Air 間でのシームレスなアプリケーションのフェイルオ
ーバーとビジネス継続性

複数のデータセンターと複数の vCloud Air サイト間でのアプリケーションのグローバル
な可用性

オンプレミスまたは VMware クラウドでのアプリケーションのパフォーマンス向上
また、 BIG-IP Local Traffic Manager を導入して、アプリケーションを信頼性の高い、安全で
最適化された方法でユーザーに提供している場合、BIG-IP Global Traffic Manager をプロビジ
ョニングして、DNS とグローバルなアプリケーション デリバリ機能を評価およびテストするこ
とができます。
2.
テスト フェーズで検証されたユース ケース
本書では、vCloud Air 環境に F5 を導入する手順を説明します。BIG-IP Global Traffic Manag
er の一般的なユース ケースは次のとおりです。

最も可用性の高い、または最も近いアプリケーション リソースへのインテリジェントなル
ーティングによるマルチサイトまたはマルチ リージョンの可用性

災害復旧および事業継続性: クラウド内のアプリケーション リソースへのシームレスな D
NS フェイルオーバーおよびユーザー リダイレクトを実現
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 1

DNS のセキュリティおよび拡張性
本書の検証では、2 つの別個のユース ケースをテストしました。最初のユース ケースは、Web
アプリケーションの vCloud Air – Disaster Recovery へのフェイルオーバーを中心としていま
す。このシナリオでは、BIG-IP Global Traffic Manager が、プライマリのオンプレミス サイ
トと vCloud Air 災害復旧サイトの間で DNS フェイルオーバーを実行します。
2 番目のシナリオでは、Horizon/View の導入環境に対し、BIG-IP GTM が、vCloud Air の 2 つ
のインスタンスの間でグローバルな可用性を提供することが実証されました。
検証された 2 つのシナリオの他にも、BIG-IP GTM は vCloud Air に導入された数多くのアプリ
ケーション対して、DNS の可用性を実現します。
本書では、BIG-IP GTM が、VMware vCloud Air - Disaster Recovery を使用したアプリケーシ
ョンフェイルオーバーに対応することをテストによって検証しました。テストでは次の 2 つの
シナリオが使用されました。
1. VMware vCloud Air - Disaster Recovery と BIG-IP GTM を利用した、Web ベース アプリ
ケーションの災害復旧/フェイルオーバー
2. 複数サイトの vCloud Air を利用した、VMware Horizon/View (Webベースのコネクションサ
ーバー) のグローバルな可用性とグローバルなロード バランシング
いずれの場合も、BIG-IP Global Traffic Manager は、データセンター サイト間でのフェイル
オーバーを容易にする主要なイネーブリング テクノロジです。
B.
ユース ケースのアーキテクチャ/と導入環境
図
1:災害復旧およびマルチサイト環境のための BIG-IP
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 2
最初の例では、vCloud Air 上で稼働するパッケージ アプリケーション サーバーのユース ケー
スのシミュレーションとして WordPress 構成を設定します。この例では、GTM 用に 2 台の BIG
-IP デバイスをプロビジョニングして、ライセンスを適用しました。1 台目の GTM はワシント
ン州のプライマリ オンサイトの場所に導入し、2 台目はバージニア州の vCloud Air 内の同期
グループの一部として導入しました。BIG-IP GTM 同期グループでは GTM デバイス間でオブジェ
クト構成が同期化されるので、ワイド IP への DNS 応答を複数のサイトにわたって維持できま
す。
vCloud Air に BIG-IP をプロビジョニングして導入する手順は、次のとおりです。

BIG-IP VE パッケージ *ovf を https://downloads.f5.com からダウンロードします。VMw
are VE 11.5.1 製品もダウンロードする必要があります。

BIG-IP VE パッケージをダウンロードした後、BIG-IP VE を vCloud Air の My Catalog
にアップロードします。

vCloud Air で、[Add Virtual Machine] をクリックし、リソースを選択してから [My Cat
alog] タブを選択します。

BIG-IP の名前を指定し、プライマリ管理インターフェイスにパブリック IP アドレスが割
り当てられていることを確認します。vCloud Air でファイアウォール ルールを設定し
て、管理 IP アドレスにアクセスできるようにする必要があります。

BIG-IP の導入が完了したら、https://bigippublicipaddressに移動します。

デフォルトのユーザー名 Admin とデフォルトのパスワード Admin logon を使用します。

自動処理で BIG-IP にライセンスを適用します。

BIG-IPVE の導入方法の詳細については、support.f5.com を参照してください。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 3
1.
VLAN とSelfIP アドレスの構成
この導入環境では、単純な 2 アーム型導入として 2 つの VLAN を作成しました。各サイトの B
IG-IP の初期設定で、内部 VLAN と外部 VLAN を作成しました (図 2 参照)。各 BIG-IP に外部
VLAN と内部 VLAN を構成した後、それぞれの VLAN に Self IP アドレスを 2 つずつ割り当て
ました (図 3 参照)
図 2:外部 VLAN と内部 VLAN の設定、タグなしインターフェイス 1.1 (内部) および 1.2 (外部)
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 4
図 3:vmtm-BIGIP01 のSelf IP アドレス
2.
データ センターの作成
BIG-IP を設定して導入するためには、DNS 要求のロード バランスを行う各サイトにデータ セ
ンター オブジェクトを作成する必要があります。下の例では、DC_Primary と Failover とい
う 2 つのデータ センター オブジェクトを作成しました。データ センター オブジェクトを作
成するには、[DNS] メニューを展開し、 [GSLB] ->[Data Centers] を選択します。[Create]
をクリックし、データ センター オブジェクトを構成します。
図 4:データ センター オブジェクトの作成
3.
サーバーの作成
データ センター オブジェクトの作成後、構成内の各 GTM と各サーバー オブジェクトに対し
て、サーバー オブジェクトを作成する必要があります。下の例では、各 GTM (GTMA と GTMB)
に対してサーバー オブジェクトを作成し、さらにプライマリとセカンダリの WordPress サーバ
ーに対してサーバー オブジェクトを作成しました。
GTM サーバー オブジェクトを作成するには、[DNS] メニューを展開し、[GSLB] -> [Servers]
に移動します。図 5 に示す画面で、[Create]
をクリックします。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 5
図 5:サーバー オブジェクトの作成
[Create] をクリックすると、値の設定を求めるメッセージが表示されます。この例では、次の
GTM 構成を使用しました。
Name
GTMA
Product
[BIG-IP System Single] を選択
Address
パブリック IP および変換プライベ
ート IP アドレス (使用する場合)
Data Center
ドロップダウンから [Primary Data Center]
を選択
Prober Pool
デフォルトを使用
Status
デフォルトの [Enabled] を使用
Configuration
ドロップダウンから [Advanced] を選択
Health Monitors
Gateway ICMP を選択して基本的な可用性に設
定
他のオプションはすべてデフォルトのままにして [Update] を選択します。最初の GTM オブジ
ェクトを作成し終わったら、2 番目の GTMB オブジェクトを作成します。図 6 に示すように、
上の表の構成オプションをすべて選択しますが、IP アドレスはセカンダリ GTM に設定したSelf
IP アドレスを使用することに注意してください。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 6
図 6:GTM のサーバー オブジェクトの作成
4.
WordPress のサーバー オブジェクトと仮想サーバーの作成
(パッケージ アプリケーションをシミュレートするために Wordpress を使用します。実環境のシナリオで
は、このユース ケースは任意のパッケージ アプリケーションに該当します)
サーバー構成画面で [Create] をクリックして、WordPress サーバー オブジェクトを構成します。
Name
WordPress_Primary
Product
[Generic Host] を選択
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 7
Address & Translation
パブリック IP および変換プライベー
ト IP アドレス
Data Center
DC_Primary
Prober Pool
デフォルトを使用
Status
デフォルトの [Enabled] を使用
Configuration
ドロップダウンから [Advanced] を選
択
Health Monitors
[HTTPS] を選択
サーバー オブジェクトを作成し終わったら、プライマリ WordPress サーバーに関連付けられた
仮想サーバー オブジェクトを作成します。[Resources] セクションで、次の項目を入力しま
す。
Virtual Server Discovery
ドロップダウンから [Disabled] を選択
Name
WordPress A
Address
パブリック IP アドレス
Translation
プライベート IP アドレス
Monitor
[HTTP] を選択
設定が完了したら、[Update] をクリックします。
フェイルオーバー WordPress サーバーと WordPress 仮想サーバーに対し、上のパラメータを使
用して別のフェイルオーバー オブジェクトを作成します。図 7 を参照してください。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 8
図 7:フェイルオーバー WordPress サーバー
IP アドレスと変換プライベート IP アドレスをフェイルオーバー サーバーのパブリック IP アドレス
とプライベート IP アドレスに変更します。これを図
8
に示すようにフェイルオーバー デー
タ センター サイトに割り当てます。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 9
図 8 フェイルオーバー WordPress 仮想サーバーの構成
5.
GTM プールの作成
[DNS] メニューから、[GSLB] -> [Pools] に移動します。[Create] をクリックし、WordPress サーバー
のロード バランシング プールを構成します。フェイルオーバー WordPress サーバーは非アクティブ状
態になるため、フェイルオーバーが実行されてセカンダリ サーバーがアクティブになるまで、プライマ
リ サイトが選択されます。BIG-IP GTM は常に、選択したロード バランシング アルゴリズムに基づい
て、利用可能なサーバーにトラフィックを送信します (グローバルな可用性)。プールに名前を指定した
後、WordPress A サーバーと WordPressB サーバーをプールに追加します。プールで [Manage] ボタン
をクリックすると、図 9 のような画面が表示されます。
図 9:プールへの WordPress 仮想サーバーの追加
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 10
6.
DNS リスナーの作成
GTM が DNS 要求を受け入れるためには、GTM のポート 53 に、DNS 要求を受け入れるための 2
つのリスナーを作成する必要があります。From the [DNS] タブから[Delivery] -> [Listener
s] に移動します。Self IP アドレスを使用して、GTM 上に TCP と UDP の両方のリスナーを作
成します。この例では、図 10 に示すように、BIG-IP のSelf IP アドレスを使用しました。
図 10:DNS リスナーの作成
7.
ワイド IP の作成
必要なサーバー オブジェクトを作成した後、DNS 要求に使用する FQDN を指定してワイド IP
を構成する必要があります。F5 GTM のワイド IP には数多くの構成オプションがありますが、
本書では取り扱いません。GTM のワイド IP の構成の詳細については、https://support.f5.com
で GTM の設定ガイドを参照してください。
WordPress サーバーのワイド IP を作成するには、[DNS] メニューを開き、[GSLB] -> [Wide I
P] に移動します。[Create] をクリックして新しいワイド IP を構成します。WordPress GSLB
の構成では、次の表に示すパラメータを設定しました。
Name
.xxx.xxxx (WordPress の FQDN)
Description
オプション (WordPress 導入)
iRules
空白
Load Balancing Method ([Pools] セクション)
[Global Availability] を選択
Persistence
[Disabled]
Pool
Wordpress_1 を追加
Last Resort Pool
なし
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 11
[Finished] をクリックして変更を確定します。
8.
BIGIP02 の同期グループへの追加
プライマリのオンプレミス サイトに BIGIP01 デバイスを導入したので、次は BIGIP02 を vClo
ud Air サイトのセカンダリ GTM デバイスとして構成します。これにより、冗長性が維持され、
フェイルオーバーが必要になった場合に可用性が確保されます。このセクションの手順を実行す
るには、あらかじめ BIG-IP のコマンドラインから gtm_add スクリプトを実行して、セカンダ
リ GTM BIGIP02 デバイスを同期グループに追加しておく必要があります。これにより、2 つの
デバイス間で SSL 鍵情報が交換され、構成データの同期が可能になります。また、プライマリ
GTM に GTM サーバー オブジェクトを作成する必要があります。
図 10 に示すように、[DNS] メニューから [Settings] -> [GSLB] -> [General] に移動しま
す。[Synchronize] をオンにし、同期のグループ名を指定します。[Update] をクリックしま
す。セカンダリ BIIP02 デバイスにログインして同期が変更されていることを確認します。また
ワイド IP やプールなどのオブジェクトが、セカンダリ デバイスで利用可能であることを確認
します。
図 11:BIP02 上のワイド IP
9.
BIG-IP GTM のワイド IP への DNS トラフィックのデリゲート
BIG-IP (GTM™) は、ワイド IP 名に一致する DNS クエリを解決します。BIG-IP GTM は、ネット
ワーク上の既存の DNS サーバーと連携して動作できます。ここで、ワイド IP 関連の要求を BI
G-IP GTM にデリゲートし、BIG-IP GTM で名前を解決するように DNS サーバーを構成します。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 12
この実装では、すでにワイド IP を BIGIP01 GTM デバイス上に構成して設定し、変更をセカン
ダリ GTM デバイスである BIGIP02 に同期しました。ローカル DNS サーバーは、上記のワイド
IP 宛てのすべてのクエリを GTM にリダイレクトできるように構成されます。ここで環境内の D
NS サーバーで、下の図 12 に示す構成を行いました。
1. 各 GTM に対して A レコードを作成し、同期グループにおけるそれぞれの GTM のドメイン
名を定義します。上の例では、BIP01.companyname.com と BIP02.companyname.com の両方
の (A) レコードを作成しました。
2. ネーム サーバー (NS) レコードを作成して、GTM が担当するデリゲート ゾーンを定義しま
す。この例では、サブゾーン wip.companyname.com を作成し、上の 2 つのレコードをこの
サブゾーンを担当する 2 つのネーム サーバーとして使用しました。
3. DNS サーバー上に CNAME を作成し、www.companyname.com 宛ての要求を www.wip.companyn
ame.com という管理されたレコードに転送します (このレコードは、GTM によって所有さ
れ、対応されます)。
図 12:BIG-IP の ZoneRunner インターフェイスに表示された DNS レコード
C. 構成の検証
上記の手順を完了した後、FQDN 経由でプライマリ サイトの検証を行いました。ブラウザを
開き、https:// xxx.xxx.xxx に接続を試みると、基本の WordPress Web ページに転送され
ます。コマンドラインを開き、nslookup xxx.xxx.xxx を実行すると、プライマリ サーバー
がアクティブであることが表示され、プライマリ オンサイトの場所のパブリック IP アド
レスが返されます。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 13
1. Disaster RecoveryにおけるvCloud Airへのフェイルオーバーの実行
この目的のために、サービスに搭載されている「テスト」フェイルオーバー機能を使用しま
したが、完全なフェイルオーバーも動作は同じです。

vSphere Web Client の [Test Failover] ボタンをクリックします。

新しい内部 IP を割り当てます。これは通常、静的 IP プール、DHCP、または手動
割り当てによって行います。マシンは「Test Network」に設定されたネットワーク
に自動的に接続されますが、これは手動で編集できます。

パブリック IP アドレスから仮想マシンの新しいプライベート IP にトラフィック
を渡す DNAT およびファイアウォール ルールを作成します。ファイアウォールはま
た、アウトバウンド トラフィックを許可し、フェイルオーバー先のサブネットまた
はマシンに関する SNAT ルールを含むように構成する必要があります。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 14
図 13:ファイアウォール ルールの作成
2. 仮想マシンの起動
一般的な方法としては、ルールをあらかじめ作成し、テスト フェイルオーバーの間に内部 IP
設定を調整し、それを完全なフェイルオーバーで再利用します。これにより、ルール内の IP の
変更が可能で、変更した場合もルール自体は有効に存在します。
フェイルオーバーが正常に実行され、プライマリ サイトの IP アドレスがオフラインになった
後、ブラウザを開いて http://www.companyname.com に移動します。同じランディング ページ
が表示されます。コマンドラインを開き、nslookup www.companyname.com を実行します。今度
は、フェイルオーバー サイトのパブリック IP アドレスが要求を処理していることが表示され
ます。
F5 BIG IP GTM および VMware vCloud Air デプロイメント・ガイド | 15
図 14:プライマリ サイト上の WordPress デモ サイト
D.結論:
上記の 2 つのシナリオで、BIG-IP Global Traffic Manager を利用した DNS サービスの提供
によって、vCloud Air DR およびグローバルなアプリケーション可用性がサポートされること
が実証されました。vCloud Air で DNS サービスを必要とするあらゆるアプリケーションが、
BIG-IP GTM の使用によって、アプリケーションの可用性、災害復旧、パフォーマンスに優れ
たユーザー エクスペリエンスというメリットが得られる点は特筆に値します。メイン データ
センター環境とクラウド間でアプリケーション リソースのフェデレーションを行うことで、
企業のお客様は、一元的な管理能力を維持しながら、パブリック クラウド特有の柔軟性と効
率性を享受することができます。
関連情報:
F5 VMware パートナー ページ (英語):https://f5.com/partners/product-technology-allian
ces/vmware
BIG-IP GTM の無料評価版をご希望の方は、[email protected]
までメールでご連絡くだ
さい。
詳細については、vCloud Air Marketplace で F5 をご参照ください。[リンク]
F5 ネットワークスジャパン株式会社 〒107-0052 東京都港区赤坂 4-15-1 赤坂ガーデンシティ 19 階http://f5networks.co.jp
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