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全日本空輸株式会社説明資料

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全日本空輸株式会社説明資料
訪日外国人2500万人時代の出入国管理行政検討会議
= ヒアリングご提出資料 =
2011年12月12日
全日本空輸株式会社
0
1.航空業界の動向
1
ANAグループ概要
会社設立
: 1952年12月
グループ企業 : 連結子会社 64 社、持分法適用会社 25 社
資本金
: 2,314 億円
営業成績
: 総売上高 1兆3,576億円、営業利益 678億円、純利益 233億円
総従業員数
: 33,183 人(ANAおよび連結子会社、うちANA単体 12,929 人)
主な事業
: 航空輸送事業、旅行事業、その他の事業(商社、システム、人材派遣等)
輸送実績
: 旅客45,742千人(国内線40,574千人、国際線5,168千人)
貨物 1,010千トン (国内線453千トン、国際線557千トン)
機材数
: 222機
*上記はいずれも2010度実績 / 機材は2011年3月31日現在のデータ
2
首都圏空港(羽田・成田)国際線発着枠の拡大
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
39万回
28万回
36万回
33万回
31万回
成田
22万回
成田
25万回
成田
27万回
成田
27万回
成田
30万回
羽田
昼
3万回
羽田
昼
3万回
羽田
昼
3万回
羽田
昼
6万回
羽田
昼
6万回
羽田
夜
3万回
羽田
夜
3万回
羽田
夜
3万回
羽田
夜
3万回
羽田
夜
3万回
国際線供給量拡大、LCC参入拡大、自由化の進展
3
東日本大震災による航空需要への影響
■ 国内線旅客数の推移
(万人)
■ 国際線旅客数の推移
27%減
(万人)
30%減
※定期航空協会調べ(震災影響はANA/JALの2社実績の速報値より作成)
■ 訪日外国人の推移(訪日旅客数前年比較)
78.8万人
63%減
29.5万人
出所:日本政府観光局(JNTO)
4
2.LCCの台頭
5
LCC のビジネスモデルの特徴
低コストの実現を可能とする特徴的な事業構造
低コストの実現を可能とする特徴的な事業構造
<運航>
・ 機種の統一
・ 短距離区間運航
・ 短い折返し時間
・ 郊外空港の活用
・ 2地点間の高頻度運航
<サービス>
・ ASR(事前座席指定)実施せず
(有料提供するケースあり)
<営業>
・ 単純、簡素な価格設定
・ チケットレス
・ WEBによる独自の予約、決済システム
・ 他社とのインターライン実施せず
・FFPは通常無し
<その他>
・ 安価な労働力の活用 (低い平均年齢)
・ 空港係員、客室乗務員のマルチタスク化
・ ラウンジサービスなし
・ 簡素なITシステム
・ 有人サービス限定
・ GSE(地上運航支援車)、PBB(旅客搭乗
・ 機内サービスの撤廃 or 有料化
・ モノクラス
橋)を使用せず
・ 副収入ソースの確保 (保険や物販など)
6
続々と参入してくるアジアLCC
「チェジュ航空」
ソウル=大阪(毎日)
ソウル=北九州(3/週)
ソウル=名古屋(毎日)
「JIN AIR」
ソウル=札幌・佐賀
*チャーター(2010/12~2011/2)
「セブ パシフィック」
マニラ=大阪(3/週)
「エア プサン」
釜山=大阪(毎日2便)
釜山=福岡(毎日2便)
「春秋航空」
上海=茨城 (2010/7~)
上海=高松 (2011/3~)
*チャーター
「エア アジア X」
クアラルンプール=羽田(3/週)
「ジェットスター アジア」
シンガポール=大阪(台北経由:毎日)
「ジェットスター」
ゴールドコースト=成田
ゴールドコースト=大阪
ケアンズ=成田(毎日)
ケアンズ=大阪(4/週)
シドニー=成田
シドニー=大阪(2/週)等
出典:各社HPより作成
7
PEACH AVIATION の設立
関西圏における独立性の高い新LCCの設立・出資
✈
✈ANAからの独立性を高める工夫
ANAからの独立性を高める工夫
◆ANAからの出資を制限
◆ANAからの出資を制限
◆経営・事業戦略の分離
◆経営・事業戦略の分離
◆まったく異なるブランド
◆まったく異なるブランド etc.
etc.
◆会社名:
◆会社設立:
◆運航開始:
◆資本金:
◆出資比率:
◆2012年3月1日から
大阪(関西)-札幌(新千歳) 3往復/日
大阪(関西)-福岡
4往復/日
◆2012年5月には、大阪(関西)-ソウル(仁川)に就航予定。
Peach Aviation
2011年2月
2012年3月(予定)
75億1,505万円
全日本空輸株式会社 (38.7%)、
First Eastern Aviation Holdings Limited (33.3%)、
株式会社産業革新機構 (28.0%)
8
AIR ASIA JAPAN の設立
首都圏ベースの新LCCの早期立ち上げ
JAPAN
アジア水準のコスト競争力
成長が続くアジア、中国
で打ち勝つことのできる
圧倒的なコスト競争力を獲得
会社名 エアアジア・ジャパン
会社設立 2011年8月
運航開始 2012年8月(予定)
出資比率 ANA 67% Air Asia 33%
日本へのLCC参入
SQ新LCC Jet Star/JAL
春秋航空 韓国系LLC
成田増枠
首都圏へのLCC参入機会
25万回(12年度)
27万回(13年度)
30万回(15年度)
デュアルブランド
運航路線 成田発着国内線・国際線
2012年8月 成田−福岡
成田−千歳
成田−沖縄
2012年10月 成田−仁川
成田−釜山
ブランド
ネットワークキャリアとしての強み
×
低価格志向
(ANAがカバーしていない領域)
9
3.利用者の視点を踏まえた出入国審査への意見と要望
10
現状への課題提起
(1)限りある施設・人員の柔軟活用
より多くの日本旅券所持旅客の出入国手続きを機械化・自動化することで、審査官によ
る対面ブースでの手続きを外国人旅客に割り当て、一層の迅速化の促進
(2)ラッシュ時間帯における対応能力強化
空港容量の拡大や1時間当たり発着枠の拡大に伴い、利便性の高い時間帯に便の就
航が集中していくことから、施設面や人員面での更なる拡充
(3)外国人審査時間の短縮
再入国許可をもった外国人の指紋チェックの緩和
(4)出入国カード(ED)の改廃
事前旅客情報(API)を本邦到着前に送信していることから、EDカードの廃止か更なる
シンプル化(複写化)
11
4.出入国審査の迅速化・円滑化に向けた入国管理局との連携
12
更なるストレスフリーな空港サービスに向けて
(1)税関や検疫、保安検査など一連のチェックポイントを含めた空港全体のプロセス改善
(2)事前旅客情報の国際的な規格統一化
(3)関係者の協働による旅客情報と生体認証情報の更なる有効活用
政府当局
旅行代理店
空港会社
Air Travel
Value Chain
航空会社
ITソリューション
プロバイダー
空港全体を面で捉えた施策の展開が必要
13
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