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民生用データシート
RP401x シリーズ 高効率 小型パッケージ 昇圧DC/DCコンバータ NO.JA-260-160812 ■ 概要 RP401xシリーズは、高効率で小型パッケージ(SOT-23-5,DFN(PLP)1820-6)のスイッチ内蔵昇圧DC/DCコン バータICです。回路は1 ~ 2個のアルカリ電池、ニッケル水素電池やリチウム電池1つからの低電圧起動(TYP.0.6V 起動)が可能です。本ICは発振回路、PWM/VFMコントロール回路、基準電圧源、誤差増幅器、位相補償回路、 スロープ回路、ソフトスタート回路、保護回路、スイッチ等からなっており外付け部品としてコイル、抵抗、 ダイオード、コンデンサを用いて昇圧DC/DCコンバータを構成できます。出力電圧は内部固定版と外付け抵抗 によって変更可能な外部調整版の2バージョンがあり、1.8V ~ 5.5Vの範囲で設定が可能です。 軽負荷時の高効率を実現するために自動でVFMモードに切り替わるPWM/VFM自動切替のCバージョンと、ノ イズを軽減するために軽負荷時にも固定周波数でスイッチングするPWMモード固定のDバージョンを用意して います。 A,Bバージョンは上記モードをMODE端子にて外部で切り替えることが可能です。(MODE端子”H”:PWM固定、 MODE端子”L”:自動切替) ■ 特徴 ● 低電圧スタートアップ ································· TYP.0.6V ● 入力電圧範囲············································· 0.6V ~ 5.5V ● 高効率 ····················································· TYP. 86% (100mA/3.3V,VIN=1.5V) ● 出力電流··················································· TYP. 500mA/1.8V,VIN=1.5V TYP. 500mA/5.0V,VIN=3.3V ● 内部スイッチ············································· TYP. 0.4Ω (VOUT=3.3V) ● 発振周波数················································ 1.2MHz ● 出力電圧範囲············································· Fixed 1.8V ~ 5.5V, 0.1Vステップ Adjustable 1.8V ~ 5.5V (推奨電圧範囲) ● LXピーク電流制御機能 ································· TYP. 1.0A ● ラッチ保護遅延時間 ···································· 3.3ms (Aバージョンのみ) ● 小型パッケージ·········································· DFN(PLP)1820-6,SOT-23-5 ■ アプリケーション ● MP3プレイヤー,PDA ● デジタルカメラ ● LCDバイアス電源 ● 小型血圧計 ● ワイヤレス送受話器 ● GPS 1 RP401x ■ ブロック図 Fixed Output:RP401Kxx1A/B VIN VFM CONTROL OSCILLATOR VREF PWM STARTUP CIRCUIT CURRENT PROTECTION LX SWITCHING CONTROL E/A SOFT START CE CURRENT FEEDBACK RAMP COMPENSATION CHIP ENABLE VOUT MODE CONTROL MODE GND Adjustable Output:RP401K001C/D VIN VFM CONTROL* OSCILLATOR VREF PWM STARTUP CIRCUIT CURRENT PROTECTION LX SWITCHING CONTROL E/A SOFT START CE RAMP COMPENSATION CURRENT FEEDBACK CHIP ENABLE VOUT VFB GND *) PWM/VFM制御自動切替型のRP401K001Cのみ 2 RP401x Fixed Output:RP401Nxx1C/D VIN VFM CONTROL* OSCILLATOR VREF PWM STARTUP CIRCUIT CURRENT PROTECTION LX SWITCHING CONTROL E/A SOFT START CE RAMP COMPENSATION CURRENT FEEDBACK CHIP ENABLE VOUT GND *) PWM/VFM 制御自動切替型の RP401Nxx1C のみ 3 RP401x ■ セレクションガイド 出力電圧、パッケージタイプはアプリケーションによって選択することができます。 製品名 RP401Kxx1$-TR パッケージ DFN(PLP)1820-6 1リール個数 鉛フリー ハロゲンフリー 5,000pcs ○ ○ SOT-23-5 3,000pcs RP401Nxx1$-TR-FE ○ ○ xx : 設定電圧選択に用います。 00: Adjustable version (1.8V ~ 5.5V) *推奨電圧範囲 *DFN(PLP)1820-6パッケージのみ。 xx: Fixed version (1.8V ~ 5.5Vの範囲で0.1V単位にて指定可能。) $ : バージョンを指定します。 A: MODE 端子あり、ラッチ型過電流保護回路あり B: MODE 端子あり、ラッチ型過電流保護回路なし C: MODE 端子なし (PWM/VFM 自動切替) D: MODE 端子なし (PWM 固定) バージョン一覧表 バージョン MODE端子 出力電圧 ラッチ型過電流保護 パッケージ A あり 内部固定 あり DFN(PLP)1820-6 B あり 内部固定 なし DFN(PLP)1820-6 C なし (PWM/VFM自動切替) 内部固定 なし SOT-23-5 外部調整 なし DFN(PLP)1820-6 D なし (PWM固定) 内部固定 なし SOT-23-5 外部調整 なし DFN(PLP)1820-6 4 RP401x ■ 端子接続図 DFN(PLP)1820-6 SOT-23-5 5 6 4 1 * 5 2 4 3 2 3 1 (Top View) (Bottom View) ■ 端子説明 RP401Kxx1A/B: DFN(PLP)1820-6 端子番号 端子名 機 能 1 VIN 電源入力端子 2 CE チップイネーブル端子 (”H”アクティブ) 3 GND 4 LX 5 MODE 6 VOUT グラウンド端子 スイッチング端子 MODE 端子 出力端子 *)パッケージ裏面のタブの電位は基板電位(GND)です。GND 端子と接続する(推奨)か、オープンとしてください。 RP401K001C/D: DFN(PLP)1820-6 端子番号 端子名 機 能 1 VIN 電源入力端子 2 CE チップイネーブル端子 (”H”アクティブ) 3 GND 4 LX スイッチング端子 5 VFB 出力電圧設定用 6 VOUT 出力端子 グラウンド端子 フィードバック入力端子 *)パッケージ裏面のタブの電位は基板電位(GND)です。GND 端子と接続する(推奨)か、オープンとしてください。 RP401Nxx1C/D: SOT-23-5 端子番号 端子名 1 CE 2 GND 3 VIN 4 VOUT 5 LX 機 能 チップイネーブル端子 (”H”アクティブ) グラウンド端子 電源入力端子 出力端子 スイッチング端子 5 RP401x ■ 絶対最大定格 (GND=0V) 記 号 項 目 定 格 単 位 VIN 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VOUT VOUT 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VLX LX 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VCE CE 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VFB (K001C/D のみ) VFB 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VMODE (Kxx1A/B のみ) MODE 端子電圧 -0.3 ~ 6.0 V VIN DFN(PLP)1820-6 880 SOT-23-5 420 PD 許容損失(標準実装条件)* mW Ta 動作周囲温度 -40 ~ +85 °C Tstg 保存周囲温度 -55 ~ +125 °C *) 許容損失、標準実装条件については、パッケージ情報に詳しく記述していますのでご参照ください。 絶対最大定格 絶対最大定格に記載された値を超えた条件下に置くことはデバイスに永久的な破壊をもたらすことがあるばかり か、デバイス及びそれを使用している機器の信頼性及び安全性に悪影響をもたらします。 絶対最大定格値でデバイスが機能動作をすることは保証していません。 動作定格(電気的特性)について 半導体が使用される応用電子機器は半導体がその動作定格範囲で動作するように設計する必要があります。ノイズ、 サージといえどもその範囲を超えると半導体の正常な動作は期待できなくなります。 また、動作定格の範囲外で動作させ続けた場合は、その半導体が本来持っている信頼性を維持できなくなります。 6 RP401x ■ 電気的特性 (Ta=25C) Adjustable Version (RP401K001C,RP401K001D) 記 号 VIN 項 目 条 件 スタートアップ電圧 Load current=1mA Vhold ホールドオン電圧 (スタートアップ後) Load current=1mA 動作電流 1 VIN=2V,VOUT=2.5V,VFB=0V IDD2 Istandby TYP. 入力電圧 Vstart IDD1 MIN. 動作電流 2(スイッチ OFF 時) C バージョン 動作電流 2(スイッチ OFF 時) D バージョン 0.6 MAX. 単位 5.5 V 0.8 V 0.6 V 380 500 µA 130 190 µA 230 320 µA 0.15 3 µA 0.600 0.612 V VIN=VOUT=5.5V,VFB=1.0V スタンバイ電流 VIN=VOUT=5.5V,VCE=0V フィードバック電圧 VIN=VOUT=3.3V 出力電圧温度係数 -40°C ≤ Ta ≤ 85°C fosc スイッチング周波数 VIN=VOUT=3.3V,VFB=0V ∆fosc /∆Ta スイッチング周波数 温度係数 -40°C ≤ Ta ≤ 85°C 0.2 kHz /°C RONN LX スイッチ ON 抵抗*1 VOUT=3.3V 0.4 Ω ICEH CE”H”入力電流 VIN=VOUT=VCE=5.5V ICEL CE”L”入力電流 VIN=VOUT=5.5V,VCE=0V IFBH FB”H”入力電流 VIN=VOUT=VFB=5.5V IFBL FB”L”入力電流 VIN=VOUT=5.5V,VFB=0V ILX LX リーク電流 VIN=VOUT=VLX=5.5V,VCE=0V LX リミット電流*2 VIN=VSET0.5V VFB ∆VOUT /∆Ta ILXPEAK VCEH CE”H”入力電圧 VCEL CE“L”入力電圧 Maxduty tstart 0.588 ppm /°C 80 1020 1200 1380 0.2 -0.2 -0.2 VIN=VOUT=3.3V,VFB=0V 2 ソフトスタート時間 VIN=1.65V,VOUT=3.3V 設定 VCE=0V → 1.5V VOUT=2.97V になる時の時間 を測定 80 µA µA 1 µA A 0.7 Max Duty µA µA 0.2 0.86 kHz V 0.4 V 88 95 % 0.7 3.0 ms *1) 設計保証値です。LX スイッチ ON 抵抗は VOUT 電圧に依存します。 *2) LX リミット電流は Duty によって変動します。 7 RP401x (Ta=25C) Fixed Version (RP401Kxx1A,RP401Kxx1B,RP401Nxx1C,RP401Nxx1D) 記 号 VIN 項 目 条 件 スタートアップ電圧 Load current=1mA Vhold ホールドオン電圧 (スタートアップ後) Load current=1mA 動作電流 1 VIN=0.5VSET VOUT=0.95VSET IDD2 Istandby TYP. 入力電圧 Vstart IDD1 MIN. 動作電流 2(スイッチ OFF 時) A,B,C バージョン 動作電流 2(スイッチ OFF 時) D バージョン 0.6 MAX. 単位 5.5 V 0.8 V 0.6 V VOUT VOUT 90+130 100+250 µA 130 190 µA 230 320 µA 0.15 3 µA 1.02 V VIN=VOUT=5.5V スタンバイ電流 VIN=VOUT=5.5V,VCE=0V 出力電圧 VIN=VCE=1.5V 出力電圧温度係数 -40°C ≤ Ta ≤ 85°C fosc スイッチング周波数 VIN=VOUT=0.95VSET ∆fosc /∆Ta スイッチング周波数 温度係数 -40°C ≤ Ta ≤ 85°C 0.2 kHz /°C RONN LX スイッチ ON 抵抗*1 VOUT=3.3V 0.4 Ω ICEH CE”H”入力電流 VIN=VOUT=VCE=5.5V ICEL CE”L”入力電流 VOUT ∆VOUT /∆Ta VIN=VOUT=5.5V,VCE=0V *3 MODE”H”入力電流 IMODEL MODE”L”入力電流*3 VIN=VOUT=5.5V,VMODE=0V LX リーク電流 VIN=VOUT=VLX=5.5V,VCE=0V ILXPEAK LX リミット電流 VCEH CE”H”入力電圧 VCEL CE“L”入力電圧 VIN=VSET0.5V *2 1020 1200 1380 0.2 -0.2 0.2 -0.2 1 MODE”H”入力電圧 VMODEL MODE”L”入力電圧*3 µA µA A V 0.4 *3 µA µA 2 0.86 kHz µA 0.7 VMODEH Maxduty ppm /°C 80 VIN=VOUT=VMODE=5.5V IMODEH ILX 0.98 1.0 V V 0.4 V 88 95 % Max Duty VIN=VOUT=0.95VSET tstart ソフトスタート時間 VIN=VSET0.5 VCE=0V → 1.5V VOUT=VSET0.9 になる時の時 間を測定 0.7 3.0 ms tprot 保護遅延時間*4 VIN=VCE=3.3V 3.3 5.0 ms 80 *1) 設計保証値です。LX スイッチ ON 抵抗は VOUT 電圧に依存します。 *2) LX リミット電流は Duty によって変動します。 *3) A,B バージョンのみ *4) A バージョンのみ 8 RP401x ■ 基本回路例と使用上の注意点 Fixed Output: RP401Kxx1A/B L 4.7µH Schottky Diode VOUT 1.8V ~ 5.5V LX VIN CIN 10µF RP401Kxx1x CE VOUT CE Control MODE Control MODE COUT 10µF×2 GND Adjustable Output: RP401K001C/D L 4.7µH Schottky Diode VOUT 1.8V ~ 5.5V LX VIN CIN 10µF RP401K001x CE VOUT CE Control GND COUT 10µF×2 R2 VFB R1 9 RP401x Fixed Output: RP401Nxx1C/D L 4.7µH Schottky Diode VOUT 1.8V ~ 5.5V LX VIN CIN 10µF CE Control RP401Nxx1x VOUT CE COUT 10µF×2 GND 推奨部品 ダイオード ILmax<700mA, CRS10I30A (TOSHIBA) ILmax≥700mA, CMS06 (TOSHIBA) コイル SLF6028T-4R7M1R6-PF (4.7µH, TDK) コンデンサ CIN コンデンサ COUT C1608JB0J106M (10µF, TDK) VOUT[V] 1.8≤VOUT<3.3 3.3≤VOUT≤5.5 ILmax<700mA ILmax≥700mA C1608JB0J106M2 (10μF2, TDK) C1608JB0J106M (10μF, TDK) C1608JB0J106M2 (10μF2, TDK) 10 RP401x 出力電圧設定方法:RP401K001C/D のみ 出力電圧は出力電圧設定用の抵抗(R1とR2)の値により次式で与えられる電圧が出力されます。 出力電圧=VFB(R1+R2)/R1 (VFB=0.6V) ・R1とR2の和が100kΩ以下になるように設定してください。 使用上の注意事項 VIN、GNDラインを十分強化してください。VIN、GNDラインにはスイッチングによる大きな電流が流れます。 VIN、GNDラインインピーダンスが高いとIC内部の電位がスイッチング電流により変動し、動作が不安定になる ことがあります。また、内蔵LXスイッチがOFFする時に、コイルの作用によりスパイク状の高い電圧を発生す ることがありますので、コンデンサ(COUT)およびショットキーダイオードの耐圧は出力設定電圧の1.5倍以上の ものを使用されるようおすすめ致します。 ・ダイオードは順方向電圧が低いもの(ショットキーバリアダイオード)、逆電流が小さくスイッチング速度のは やいものを選んでください。 ・本ICは昇圧後、VOUT電圧をICのメイン電源として使用します。そのためVOUT-GND間のコンデンサは本ICのバ イパスコンデンサの役割を兼ねます。VOUT-GND間のコンデンサはバイアス依存を考慮し、実効値が10µF以上の セラミックコンデンサをICのVOUT端子とGND端子の直近に配置してください。また、VIN-GND間に10µF程度の セラミックコンデンサ(CIN)も配置することを推奨します。 ・コイルの選択は4.7µHを使用してください。また、コイルは直流抵抗が小さく、許容電流が十分あり磁気飽和 しにくいものを選んでください。 ・LX端子のスパイクノイズが大きい場合はダイオードと並列にスナバ回路(CRの直列接続等)を配置し、スパイ クノイズの低減を図ってください。CRの時定数は基板によって大きく左右され、また効率に影響しますので実 機にてご評価ください。(10Ω、300pF程度) ・MODE端子は標準ロジック電圧で制御されます。“H”にするには1.0V以上の電圧が必要です。電源電圧が1.0V 未満になる場合はMODE端子をVOUTにプルアップしてください。 ・Aバージョンは、CE信号でラッチ保護のリセットを行っています。CINが非常に大きくVIN電圧が0.8Vに達しな い状態でのCE起動は、ラッチ保護回路が正常にリセットされず起動できません。CE起動のシーケンスにはご注 意ください。 またCE端子をVIN端子もしくはVOUT端子とショートした状態での起動も同様に、ラッチ保護回路が正常にリ セットされず起動できません。 ☆本ICを用いた電源回路の性能は周辺回路に大きく依存します。周辺部品の設定には十分注意してください。 特に各部品、基板パターンおよび本ICについて各定格値(電圧、電流、電力)を超えないように周辺回路を設計し てください。 11 RP401x ■ 昇圧 DC/DC コンバータの動作と出力電流 〈基本回路〉 Diode Coil(L) IOUT VIN VOUT CL LX Tr GND 〈L に流れる電流〉 断続モード 連続モード IL IL max IL IL max IL min IL min tf Iconst t ton toff t =1/fosc t ton toff t =1/fosc PWM制御型昇圧スイッチングレギュレータではコイル電流の連続性により断続モードと連続モードの2つの 動作モードがあります。トランジスタがONの時コイルLに加わる電圧はVINとなり電流はVIN t/Lとなります。 したがってこの期間に入力側から供給される電力PONは PON ton 0 VIN 2 t/L dt ····················································································· 式 1 となります。昇圧回路ではオフの時間においても電源から電力が供給されます。この時の入力電流は (VOUT - VIN) t/Lとなるので供給される電力POFFは POFF tf 0 VIN (VOUT VIN) t/L dt ·································································· 式 2 12 RP401x ここでtfはコイルLが蓄えていたエネルギーを放出している時間です。 よって1サイクル中の平均電力PAVは PAV 1/(ton toff) { ton 0 VIN 2 t/L dt tf 0 VIN (VOUT VIN) t/L dt} ····················· 式 3 となります。 PWM制御方式ではtf = toffとなる時にコイルの電流は連続的になり、スイッチングレギュレータの動作は連続 モードになります。連続モード時の定常状態では電流の変化分が等しいので VIN ton / L = (VOUT - VIN) toff / L ··············································································· 式 4 となります。 またこの電力PAVは出力電力VOUT IOUTと等しくなるので以上のことより IOUT = fosc VIN2 ton2 /{2 L (VOUT - VIN)}= VIN2 ton / (2 L VOUT) ····························· 式 5 となります。 IOUT が式 5 より大きくなるとコイルに連続して電流が流れ連続モードになります。コイルに連続して流れる 電流を Iconst とすると、IOUT は、 IOUT = fosc VIN2 ton2 / (2 L (VOUT - VIN) ) + VIN Iconst / VOUT ··································· 式 6 となります。この時のコイルに流れるピーク電流 ILmax は次のように表されます。 ILmax = Iconst + VIN ton / L ··················································································· 式 7 ここで式 4、6 より ILmax = VOUT / VIN IOUT + VIN ton / (2 L) ······························································· 式 8 ただし、ton = (1 - VIN / VOUT) / fosc となり、ピーク電流は IOUT に比べて大きな値になります。ILmax に注意して入出力条件、周辺部品を決定し てください。また、式 7 において不連続モードでのピーク電流 ILmax は Iconst=0 として求められます。以上 の説明は理想的な場合の計算で外付け部品や内蔵 LX スイッチでのロスが含まれておりませんが、 式 8 のピー ク電流を目安にコイル、ダイオードの選定を行ってください。 13 RP401x ■タイミングチャート ソフトスタート動作、およびラッチ保護動作について Input Voltage CE Voltage Output Current 1.65V (TYP.) Output Voltage LX Voltage tprot 3.3ms (TYP.) 0.7ms (TYP.) Standby Low-Boost Mode (fosc≒200kHz) Soft Start Period VFM Mode*1 PWM Mode LX-Peak Current Limit Latch Protect*2 *1) A,B,C バージョンのみ (A,B バージョンは、MODE=”L”) *2) A バージョンのみ 14 RP401x <起動> CE が”L”→”H”になると、DC/DC コンバータが起動し始めます。 本製品は、低入力電圧 0.6V(TYP.)からの起動を可能にするため、Low-Boost モードを設けており、出力電圧が 1.65V(TYP.)に達するまでは、このモードで昇圧します。出力電圧が 1.65V 以上になると、突入電流抑制のため ソフトスタート動作に入り、出力電圧が設定電圧に達するまで昇圧します。 *) Low-Boost モード時は、発振周波数を 200kHz(TYP.)に落としているため、通常動作 1.2MHz に比べて昇圧能 力が劣ります。昇圧比、および負荷電流にご注意ください。 *) ソフトスタート時間は、「設定電圧」 、「入力電圧」 、「周囲温度」 、「負荷電流」によって異なります。 使用の際はご注意ください。 Soft Start Period vs. Input Voltage RP401xxx1x IOUT=1mA 3.5 3 VSET=1.8V 2.5 VSET=3.3V Soft Start Period [ms] Soft Start Period [ms] 3.5 Soft Start Period vs. Temperature RP401xxx1x VIN=VSET0.5,RL=1kΩ VSET=5.5V 2 1.5 1 0.5 0 3 VSET=1.8V 2.5 VSET=3.3V VSET=5.5V 2 1.5 1 0.5 0 0.5 1.5 2.5 Input Voltage [V] 3.5 4.5 -50 -25 0 25 50 75 100 Ta [°C] <過電流保護動作> LX ピーク電流が 1.0A(TYP.)に達すると、LX ピーク電流制限回路が動作し LX の Duty を制御します。 <ラッチ保護動作> A バージョンのみ 過電流状態が保護遅延時間(tprot)の間続くと、 ラッチ保護回路が働き、 内蔵ドライバを OFF 状態でラッチし、 DC/DC コンバータの動作を停止します。 ラッチ保護回路の解除は CE 端子に一度“L”を入力してリセットすることで行えます。 LX リミット電流(ILXPEAK)や保護遅延時間(tprot)は自己発熱や実装時の放熱環境による影響を受けやすいので、ご注意 ください。また、短絡された場合に入力電圧(VIN)が大きく低下あるいは、不安定になると保護動作や遅延時間に 影響を与えることがあります。 15 RP401x ■ 特性例 1) 出力電圧 対 出力電流特性例 (Ta=25°C) RP401K001x RP401x181x RP401K001x RP401x181x V OUT =1.8V MODE=L 2.00 VIN=0.7V 1.90 VIN=1.0V 1.85 VIN=1.5V VIN=0.7V 1.95 VIN=0.8V VIN=0.8V 1.90 VIN=1.2V Output Voltage [V] Output Voltage [V] 1.95 1.80 1.75 1.70 1.65 VIN=1.0V VIN=1.2V 1.85 VIN=1.5V 1.80 1.75 1.70 1.65 1.60 1.60 0.1 1 10 100 1000 0.1 1 Output Current [mA] RP401K001x RP401x331x RP401K001x RP401x331x V OUT =3.3V MODE=L 3.35 1000 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=2.5V VIN=3.0V 3.45 3.40 Output Voltage [V] 3.40 100 V OUT =3.3V MODE=H 3.50 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=2.5V VIN=3.0V 3.45 Output Voltage [V] 10 Output Current [mA] 3.50 3.30 3.25 3.20 3.15 3.35 3.30 3.25 3.20 3.15 3.10 3.10 0.1 1 10 100 1000 0.1 1 Output Current [mA] RP401K001x RP401x501x RP401K001x RP401x501x V OUT =5.0V MODE=L 5.2 10 100 1000 Output Current [mA] 5.05 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=0.9V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=3.2V VIN=3.7V VIN=4.2V 5.15 5.1 Output Voltage [V] 5.1 V OUT =5.0V MODE=H 5.2 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=0.9V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=3.2V VIN=3.7V VIN=4.2V 5.15 Output Voltage [V] V OUT =1.8V MODE=H 2.00 5 4.95 4.9 4.85 5.05 5 4.95 4.9 4.85 4.8 4.8 0.1 1 10 Output Current [mA] 100 1000 0.1 1 10 100 1000 Output Current [mA] 16 RP401x RP401K001x RP401x551x V OUT =5.5V MODE=L 5.90 5.90 5.80 5.80 5.70 5.70 Output Voltage [V] Output Voltage [V] RP401K001x RP401x551x 5.60 5.50 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=3.0V VIN=4.0V VIN=5.0V 5.40 5.30 5.20 5.60 5.50 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=3.0V VIN=4.0V VIN=5.0V 5.40 5.30 5.20 5.10 V OUT =5.5V MODE=H 5.10 0.1 1 10 100 0.1 1000 1 10 100 1000 Output Current [mA] Output Current [mA] 2) 効率 対 出力電流特性例 (Ta=25°C) RP401K001x RP401x181x 100 90 90 80 80 70 70 60 50 VIN=0.7V 40 VIN=0.8V VIN=1.0V 30 50 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.0V VIN=1.2V VIN=1.5V 40 20 VIN=1.5V 10 60 30 VIN=1.2V 20 10 0 0 0.1 1 10 100 1000 0.1 1 Output Current [mA] RP401K001x RP401x331x 80 70 70 Efficiency [%] 90 60 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=2.5V VIN=3.0V 30 20 10 1000 V OUT =3.3V MODE=H 100 80 40 100 RP401K001x RP401x331x 90 50 10 Output Current [mA] V OUT =3.3V MODE=L 100 Efficiency [%] V OUT =1.8V MODE=H 100 Efficiency [%] Efficiency [%] RP401K001x RP401x181x V OUT =1.8V MODE=L 60 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=2.5V VIN=3.0V 50 40 30 20 10 0 0 0.1 1 10 Output Current [mA] 100 1000 0.1 1 10 100 1000 Output Current [mA] 17 RP401x RP401K001x RP401x501x RP401K001x RP401x501x V OUT =5.0V MODE=L 100 100 90 90 80 80 70 60 Efficiency [%] Efficiency [%] 70 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=0.9V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=3.2V VIN=3.7V VIN=4.2V 50 40 30 20 10 60 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=0.9V VIN=1.2V VIN=1.5V VIN=3.2V VIN=3.7V VIN=4.2V 50 40 30 20 10 0 0 0.1 1 10 100 1000 0.1 1 Output Current [mA] 100 90 90 80 80 70 70 60 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=3.0V VIN=4.0V VIN=5.0V 40 30 20 10 100 RP401K001x RP401x551x V OUT =5.5V MODE=L 100 50 10 1000 Output Current [mA] Efficiency [%] Efficiency [%] RP401K001x RP401x551x V OUT =5.5V MODE=H 60 VIN=0.7V VIN=0.8V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=3.0V VIN=4.0V VIN=5.0V 50 40 30 20 10 0 0 0.1 1 10 100 0.1 1000 1 3) スタンバイ電流 対 周囲温度特性例 RP401K001x RP401x331x 100 1000 4) 消費電流1 対 周囲温度特性例 RP401K001x RP401x331x V OUT =3.3V 0.6 10 Output Current [mA] Output Current [mA] V OUT =3.3V 700 0.5 600 0.4 IDD1 [µA] Stanby Current [uA] V OUT =5.0V MODE=H 0.3 500 400 0.2 300 0.1 0 -50 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 200 -50 -25 0 25 50 75 100 Ta [°C] 18 RP401x 5) 消費電流2 対 周囲温度特性例 RP401K001C RP401x331A/B/C 250 200 300 150 250 100 50 0 -50 200 150 -25 0 25 50 75 100 -50 100 -25 0 Ta [°C] 0.8 0.7 0.7 0.6 0.6 0.5 0.5 0.4 0.4 0.3 0.3 0.2 0.2 0.1 0.1 50 75 0 -50 100 -25 0 Ta [°C] 50 75 100 9) ソフトスタート時間 対 入力電圧特性例 (Ta=25°C) RP401K001x RP401xxx1x RP401K001x RP401xxx1x RL=1kΩ 3.5 IOUT =1mA 3.5 3 3 VOUT=1.8V VOUT=3.3V 2.5 Soft Start Period [ms] Soft Start Period [ms] 25 Ta [°C] 8) ソフトスタート時間 対 周囲温度特性例 VOUT=5.5V 2 1.5 1 0.5 0 -50 100 V OUT =5.5V CE=V OUT RL=5.5kΩ 0.9 0.8 25 75 RP401K001x RP401x551x VIN [V] VIN [V] 0.9 0 50 7) スタートアップ電圧2 対 周囲温度特性例 V OUT =5.5V CE=V IN RL=5.5kΩ RP401K001x RP401x551x -25 25 Ta [°C] 6) スタートアップ電圧1 対 周囲温度特性例 0 -50 V OUT =3.3V 350 IDD2 [µA] IDD2 [µA] RP401K001D RP401N331D V OUT =3.3V VOUT=1.8V VOUT=3.3V 2.5 VOUT=5.5V 2 1.5 1 0.5 0 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 0.5 1.5 2.5 3.5 4.5 Input Voltage [V] 19 RP401x 10) 発振周波数 対 周囲温度特性例 11) Maxduty 対 周囲温度特性例 RP401K001x RP401x331x RP401K001x RP401x331x V OUT =3.3V 1300 98 1275 96 1250 94 1225 maxdty [%] fosc [kHz] V OUT =3.3V 100 1200 1175 92 90 88 86 1150 84 1125 82 1100 -50 -25 0 25 50 75 80 -50 100 -25 0 Ta [°C] 25 50 75 100 Ta [°C] 12) Lxリミット電流 対 Duty特性例 RP401K001x RP401x181x V OUT =3.3V 2000 1800 -40°C 1800 -40°C 1600 25°C 1600 25°C 85°C 1400 ILxpeak [mA] ILxpeak [mA] 2000 1200 1000 85°C 1400 1200 1000 800 800 600 600 400 400 0 25 50 75 100 Duty [%] 0 25 50 75 100 Duty [%] RP401K001x RP401x551x V OUT =5.5V 2000 ILxpeak [mA] RP401K001x RP401x331x V OUT =1.8V 1800 -40°C 1600 25°C 85°C 1400 1200 1000 800 600 400 0 25 50 75 100 Duty [%] 20 RP401x 13) Lxリミット電流 対 周囲温度特性例 2800 2600 2400 2200 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 VIN=0.7V VIN=1.0V VIN=1.5V -50 -25 0 25 Ta [°C] 50 ILxpeak [mA] RP401K001x RP401x551x 75 V OUT =3.3V VIN=0.7V 2800 2600 2400 2200 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 100 VIN=1.0V VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=2.5V VIN=3.0V -50 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 75 100 V OUT =5.5V VIN=0.7V 2800 2600 2400 2200 2000 1800 1600 1400 1200 1000 800 600 400 VIN=1.5V VIN=2.0V VIN=3.0V VIN=4.0V VIN=5.0V -50 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 14) CE”H”入力電圧 対 周囲温度特性例 RP401K001x RP401x331x 15) MODE”H”入力電圧 対 周囲温度特性例 RP401K331A/B V OUT =3.3V 0.8 1 0.7 0.9 0.6 0.8 VMODEH [V] VCEH [V] RP401K001x RP401x331x V OUT =1.8V ILxpeak [mA] ILxpeak [mA] RP401K001x RP401x181x 0.5 0.4 0.3 0.2 -50 0.7 0.6 0.5 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 0.4 -50 -25 0 25 50 Ta [°C] 21 RP401x 16) 出力電圧 対 周囲温度特性例 17) フィードバック電圧 対 周囲温度特性例 RP401x331x RP401K001x 3.5 0.63 3.45 0.62 0.61 3.35 VFB [V] Output Voltage [V] 3.4 3.3 3.25 0.6 0.59 3.2 0.58 3.15 3.1 -50 -25 0 25 50 75 0.57 -50 100 -25 0 25 Ta [°C] 50 75 100 Ta [°C] 18) スタートアップ波形特性例 (Ta=25°C) RP401K001x RP401x331x V OUT =3.3V V IN=2.0V IOUT =1mA 1.0 4.0 0.9 3.5 0.8 Output Voltage 2.5 0.7 0.6 Voltage [V] 2.0 1.5 0.5 CE Input Voltage 1.0 0.4 0.3 0.5 0.0 0.2 Input Current Intput Current [A] 3.0 0.1 0.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 Time [ms] 19) 負荷過渡応答特性例 (Ta=25°C) V OUT =3.3V V IN=1.5V MODE=L RP401K001x RP401x331x V OUT =3.3V V IN=1.5V MODE=L RP401K001x RP401x331x 150 150 3.40 3.35 3.30 3.25 Output Voltage 3.20 3.15 3.10 -100 0 100 200 300 400 500 Time [us] 600 700 800 900 50 0 3.40 Output Current [mA] 0 Output Voltage [V] 50 Output Current 10mA => 100mA 100 Output Current 100mA => 10mA Output Current [mA] Output Voltage [V] 100 3.35 3.30 3.25 Output Voltage 3.20 3.15 3.10 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 Time [us] 22 RP401x 20) 出力電圧波形特性例 (Ta=25°C) VOUT 4 3 2 2 0 -1 3.31 Output Voltage [V] 3 1 3.32 1 0 3.32 -1 3.31 3.30 3.30 3.29 3.29 3.28 3.28 -0.5 0 0.5 1 -2 -1 Time [ms] 0 1 2 Time [us] V OUT =3.3V V IN=1.5V IOUT =100mA MODE=L RP401K001C RP401x331x VOUT VOUT 5 Lx -1 Output Voltage [V] 2 Lx waveform [V] 3 2 0 1 0 3.32 -1 3.31 3.30 3.30 3.29 3.29 3.28 4 3 1 3.31 5 Lx 4 3.32 V OUT =3.3V V IN=1.5V IOUT =100mA MODE=H RP401K001D RP401x331x Lx waveform [V] -1 Output Voltage [V] 5 Lx 4 Lx waveform [V] Output Voltage [V] VOUT 5 Lx V OUT =3.3V V IN=1.5V IOUT =1mA MODE=H RP401K001D RP401x331x Lx waveform [V] V OUT =3.3V V IN=1.5V IOUT =1mA MODE=L RP401K001C RP401x331x 3.28 -2 -1 0 1 2 Time [us] -2 -1 0 1 2 Time [us] 21) ホールドオン電圧 対 周囲温度特性例 RP401K001x RP401xxx1x IOUT =1mA 0.9 VOUT=1.8V 0.8 VOUT=3.3V ILxpeak [mA] 0.7 VOUT=5.5V 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 -50 -25 0 25 50 75 100 Duty [%] 23 RP401x 22) モード切替え波形特性例 (Ta=25°C) RP401K331A/B RP401K331A/B V IN=1.5V IOUT =0.1mA 3.40 V IN=1.5V IOUT =0.1mA 3.40 2 2 3.20 MODE Input Voltage 1.5V => 0V 3.35 0 MODE Input Voltage[V] Output Voltage Output Voltage [V] 3.30 3.25 1 0 MODE Input Voltage[V] Output Voltage [V] 1 MODE Input Voltage 0V => 1.5V 3.35 3.30 3.25 Output Voltage 3.20 -5 -4 -3 -2 -1 0 1 Time [ms] 2 3 4 5 -5 -4 -3 -2 -1 0 1 2 3 4 5 Time [ms] 24 DFN(PLP)1820-6 許容損失 Ver. A DFN(PLP)1826-6 パッケージの許容損失について特性例を示します。 なお、許容損失は実装条件に左右されますので、本特性例は下記測定条件での参考データとなります。 測定条件 標準実装条件 測定状態 基板実装状態 (風速 0 m/s) 基板材質 ガラスエポキシ樹脂 (両面基板) 基板サイズ 40 mm × 40 mm × 1.6 mm 配線率 表面:約 50% 裏面:約 50% φ 0.54 mm × 30 個 スルーホール (Ta = 25°C, Tjmax = 125°C) 測定結果 標準実装条件 許容損失 880 mW 熱抵抗値 θja = (125 − 25°C) / 0.88 W = 114°C/W 40 1000 880 800 Standard Test Land Pattern 40 Power Dissipation PD (mW) 1200 600 400 200 0 0 25 50 75 85 100 125 Ambient Temperature (°C) 許容損失 対 周囲温度 150 IC Mount Area (mm) 測定用基板レイアウト i DFN(PLP)1820-6 パッケージ外形図 Ver. A 1.6±0.1 A 1.80 B 5 4 0.20±0.1 6 2.00 1.0±0.1 ※ INDEX 0.6MAX. 3 0.05 S 0.05min S 0.25±0.1 0.25±0.1 X4 0.05 0.05 M AB 0.5 2 1 0.1NOM. 0.3±0.1 Bottom View DFN(PLP)1820-6 パッケージ外形図 (Unit: mm) * ∗ 裏面のタブ (図中の丸囲み) は基板電位 (GND ) です。基板側のグランド と接続する (推奨) か、オープンとしてくだ さい。 i 本ドキュメント掲載の技術情報及び半導体のご使用につきましては以下の点にご注意ください。 1. 本ドキュメントに記載しております製品及び製品仕様は、改良などのため、予告なく変更することがあります。 又、製造を中止する場合もありますので、ご採用にあたりましては当社又は販売店に最新の情報をお問合 せください。 2. 文書による当社の承諾なしで、本ドキュメントの一部、又は全部をいかなる形でも転載又は複製されることは、 堅くお断り申し上げます。 3. 本ドキュメントに記載しております製品及び技術情報のうち、「外国為替及び外国貿易管理法」に該当す るものを輸出される場合、又は国外に持ち出される場合は、同法に基づき日本国政府の輸出許可が必要 です。 4. 本ドキュメントに記載しております製品及び技術情報は、製品を理解していただくためのものであり、その使 用に関して当社及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証、又は実施権の許諾を意味するも のではありません。 5. 本ドキュメントに記載しております製品は、標準用途として一般的電子機器(事務機、通信機器、計測機器、 家電製品、ゲーム機など)に使用されることを意図して設計されております。故障や誤動作が人命を脅か したり、人体に危害を及ぼす恐れのある特別な品質、信頼性が要求される装置(航空宇宙機器、原子 力制御システム、交通機器、輸送機器、燃焼機器、各種安全装置、生命維持装置等)に使用される際には、 必ず事前に当社にご相談ください。 6. 当社は品質、信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品はある確率で故障が発生します。故障の 結果として人身事故、火災事故、社会的な損害等を生じさせない冗長設計、延焼対策設計、誤動作防 止設計等安全設計に十分ご留意ください。誤った使用又は不適切な使用に起因するいかなる損害等につ いても、当社は責任を負いかねますのでご了承ください。 7. 本ドキュメントに記載しております製品は、耐放射線設計はなされておりません。 8. 本ドキュメント記載製品に関する詳細についてのお問合せ、その他お気付きの点がございましたら当社又は 販売店までご照会ください。 弊社は地球環境保全の観点から環境負荷物質の低減に取り組んでいます。 Halogen Free 2006年4月1日以降、弊社はRoHS指令に適合した製品を提供しています。 また、2012年4月1日以降は、 ハロゲンフリー製品を提供しています。 ●お問い合わせ・ご用命は・・ ・ 弊社デバイスに関する詳しい内容をお知りになりたい方は下記へアクセスしてください。 http://www.e-devices.ricoh.co.jp/ 本ドキュメント掲載製品に関するお問い合せは下記宛てまでお願いします。 ●東日本地区 〒 140-8655 東京都品川区東品川3-32-3 03(5479)2854(直) FAX 03(5479)0502 ●西日本地区 〒 563-8501 大阪府池田市姫室町13-1 072(748)6262(直) FAX 072(753)2120