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第34号 教育研究員の感想

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第34号 教育研究員の感想
第34号
2014 年6月 13 日(金)
教育研究員の感想
宮城先生の私達研究員に伝えたい思いが、お話の一つ一つから感じられました。印
象的だったのが、やはり、「一隅あげれば三隅あがる」です。別紙にはその解釈と目指
すべき教師像、子どもを認める「私はチャンピオン」の取り組み等が書かれていまし
た。
「欠点は大きく映り、長所は見つけにくい。子どもの持っている一隅(一つの長所)
を発見するのが教科指導、学級経営の入り口であり、目的とするよう、最大の努力を
惜しんではならない。」この文を読んで、教員になった当初も今後も目的はずっと変わ
らず、子どもの「長所を掘り起こし、光を与えるように努力をすること」なんだと再確認しました。
「良い先生は、児童・生徒・園児の名前をたくさん知っている」というお話は、所長も繰り返しおっしゃ
っている「名前を呼ぶことは、その人を認めること」というお話にも通じます。教育や研究所における研
修内容の普遍性を感じました。名前を呼んで一人ひとりの存在を大切にしていきたいと思いました。
(上原馨)
恒彦先生が最初に、「教員をしてよかった」とお話してくれました。30 人のク
ラスを 10 年間受け持つと、出会う子どもの数は 300 人。私は 9 年目で今まで出
会った子どもの数は約 200 人になります。同じ学年でクラス以外の子も含める
と、千人近くなります。毎日たくさんの人と出会う職業は他にもあるけれど、
密接に関わる職業は教員以外にはないと思いました。
教員をしていて、一番大切なのは、学級経営だということをいつも感じます。子ども一人ひとりが、
居心地の良い学級にするためには、子どもの特性や良い所を見つけてあげること。そのためには、子ど
もをよく見ることが大事だと強く感じました。「○○チャンピオン賞」は子どもが自信を持つことにつな
がるので、現場に戻ったら取り入れてみようと思いました。
恒彦先生の講話を聞いて、たくさんの子ども達に出会えることや関わることができて幸せだなと感じ
ました。恒彦先生のお話の中にあった、子どもの記憶に残ることができるような教師になりたいと思い
(下地こず恵)
ました。
講話「一隅上げれば 三偶上がる」では、教師としての大切な心を改めて考
えさせられました。特に、資料の中に書かれていた「欠点は大きく映り、長所
は見つけにくいものです。私たちが預かっている一人ひとりの子供の中から、
本人の気がつかない長所や美点を探しだし、そして、自他に認めさせ、生かす
ことは教師としての重要な務めです。教育の究極の目的はそこに存在するかも
しれません。」という言葉に共感し、また、学級経営においての柱になる考え
だと感じました。
恒彦先生のお話を聞き、教師の喜びや責務、子ども達への「愛情と忍耐」を学ぶことができよかったで
す。新鮮で懐かしいような気持ちを思い出すことができました。
私も研究を終え、数ヶ月後には現場に戻ります。この講話から学んだことを生かし、常に新しい感動を
(仲門学)
覚える心と新しい発見をする眼を持ち続け、頑張っていきたいと思います。
私も教師になった時、「生徒の幸せ」を心の真ん中におこうと思って、これ
までやってきたので、19 回も担任をする幸運に恵まれたのだと思います。一人
一人を大切にしているつもりでも、やはり目が行くのは、手のかかる「やんち
ゃ」であり「学習についていけない生徒」であり「優秀な生徒」の場合が多い
です。「可も無く不可も無い」生徒には目が行き届かないことが多かったと
思います。先生のお話の中に「週の終わりにクラスの名簿を出して、一人ひと
りの名前をこえにだして読み、今週、この子と接点があったかを振り返り、なかった子には次週声かけ
するよう配慮する」というのがありました。現場の忙しさは増すばかりですが、「担任」の私が気に掛け
なければ他の誰がきにしてくれるのか。との思いで、生徒一人一人を大切にし、その子の持っている「一
隅」を見つけ、「光を与えられる」教師になりたいと思います。
恒彦先生が、今も教え子達との深い交流をもっていらっしゃることを、とてもうらやましく思いまし
た。私も、恒彦先生のような教師を目指して、残された期間を精一杯頑張りたいと思います。(横田純子)
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