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占用許可申請の説明資料 - 淀川管内河川保全利用委員会

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占用許可申請の説明資料 - 淀川管内河川保全利用委員会
H20.10.30 第 3 回勉強会
資料4
占用許可申請の説明資料
占用許可申請について
(1)河川敷地占用許可準則
→ 概略説明
(2)許可申請の手続き
→ 申請様式及び記入例について
(3)河川工作物設置の手引き
→ 河川公園・緑地及び広場等 について
1
河川敷地占用許可準則
① 河川敷地占用許可準則の位置づけ
② 河川敷地占用許可準則の目的・改正の背景
③ 河川敷地占用許可準則について
2
1
①河川敷地占用許可準則の位置づけ
行政手続法 第二章 申請に対する処分
(審査基準)
第五条 行政庁は、審査基準を定めるものとする。
これを受けて・・・
通達により河川法各条項での審査基準が定められて
いる。
【通達】
行政手続法の施行に伴う河川法等における処分の審査基準の
策定等について(平成11年8月5日付建河政発第68号)
3
① 河川敷地占用許可準則の位置づけ
【河川法より一部抜粋】
第二十四条(土地の占用許可)
河川区域内の土地を占用しようとする者は、国土交通省令で定めるところに
より、河川管理者の許可を受けなければならない。
河川敷地占用許可準則により許可判断
河川敷地占用許可準則
第二十六条(工作物の新築等の許可)
河川区域内の土地において工作物を新築し、改築し、又は除却しようとする
者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなけれ
ばならない。
河川管理施設構造令、工作物設置許可基
準、河川砂防技術基準により許可判断
4
2
河川敷地占用許可準則について
5
②河川敷地占用許可準則の目的・改正の背景
(目的)
第1
この準則は、河川が公共用物であることにかん
がみ、治水、利水及び環境に係る本来の機能が
総合的かつ十分に維持され、良好な環境の保全
と適正な利用が図られるよう、河川敷地の占用
の許可に係る基準等を定め、
基準等を定め 地域の意向を踏ま
えつつ適正な河川管理を推進することを目的と
適正な河川管理を推進すること
する。
6
3
③ 河川敷地占用許可準則について
第1章 総則
第1
第2
第3
第4
第13 占用の許可の内容、条件、監督処分等
第14 継続的な占用の許可
第15 一時占用の許可
目的
定義
占用許可の手続
適用除外
第2章 通則
占用許可の基本方針
占用主体
占用施設
治水上又は利水上の基準
他の者の利用との調整等につい
ての基準
第10 河川整備計画等との調整につい
ての基準
第11 土地利用状況、景観及び環境と
の調整についての基準
第12 占用の許可の期間
目 次
第3章 包括占用の特例
第16 包括占用の許可
第17 第10第1項に規定する計画等との
調整
第18 包括占用区域の施設設置者による
利用
第19 包括占用の許可の申請及び条件等
第20 包括占用区域における工作物の設置等
の許可
第21 包括占用許可に係る監督処分等
第5
第6
第7
第8
第9
附則
経過措置
社会実験
7
第5 占用許可の基本方針
河川敷地の占用は、第6に規定する占用主体がその事業又は活
動に必要な第7第1項に規定する占用施設について許可申請し
た場合で、第8から第
第8から第11
11までの基準に該当し、かつ、河川敷地の
までの基準に該当し、かつ、河川敷地の
適正な利用に資すると認められるときに許可することができるも
適正な利用に資すると認められるときに許可することができる
のとする。
①原則として、期限を定めて当該占用に係る河
川敷地が存する市町村の意見を聴く。
②占用による影響が広範囲に及ぶ等の場合、他
の関係市町村又は関係都道府県の意見を聴く。
③河川敷地の占用は、公共性の高いものを優先
する。
8
4
第6 占用主体
国又は地方公共団体、日本道路公団、鉄道事業者など
国又は地方公共団体
ただし、第七第1項第七号に規定する占用施設(通路又は階段・いけす・排水のための
施設など)を設置することが必要やむを得ないと認められる住民、事業者等及び同項第
八号に規定する占用施設(グライダー練習場、ラジコン飛行機滑空場)を設置することが
必要やむを得ないと認められる非営利の愛好者団体等もそれぞれ当該占用施設につい
て占用の許可を受けることができる。
第7 占用施設
①公園、緑地又は広場、②運動場等のスポーツ施設、③キャンプ場等のレクリ
エーション施設
④階段、便所、ベンチ、花壇等の親水施設など
⑤河川教育、学習施設、自然観察施設、河川維持用具等倉庫、⑥水上交通の
船着き場など、⑦いけすなど、⑧グライダー練習場、ラジコン飛行機滑空場など
※ 占用施設と一体として、必要に応じて駐車場、売店、料金所、案内板等の設
置を許可することができる。
9
第8 治水上又は利水上の基準
・河川の洪水を流下させる能力に支障を及ぼさない
洪水を流下させる能力に支障を及ぼさないものであること。
第9 他の者の利用との調整等についての基準
・河川敷地の占用は、他の者の河川の利用を著しく妨げないもの
でなければならない。
10
5
第10 河川整備計画等との調整についての基準
・河川敷地の占用は、河川整備計画
河川整備計画その他の河川の整備、保全
又は利用に係る計画(※)が定められている場合にあっては、当
該計画に沿ったものでなければならない。
※淀川河川公園基本計画など
第11 土地利用状況、景観及び環境との調整について
の基準
・河川敷地の占用は、河川及びその周辺の土地利用の状況、景
観その他自然的及び社会的環境を損なわず、
調
観その他自然的及び社会的環境を損なわず、かつ、それらと調
和したものでなければならない。
11
第12 占用の許可の期間
■第7第1項第1号から7号
・公園、緑地又は広場、運動場等のス
ポーツ施設、キャンプ場等のレクリエー
ション施設 など
・階段、便所、ベンチ、花壇等の親水施設
など
10年以内
・河川教育、学習施設、自然観察施設、河
川維持用具等倉庫など
■第7第1項第8号
・グライダー練習場、ラジコン飛行機滑空
場など
5年以内
12
6
第13 占用許可の内容、条件、監督処分等
・占用の許可には、環境の保全上必要な条件、緊急時の適切な対
応を確保するために必要な条件、占用の目的を達成するために
必要な維持管理に関する条件その他の河川管理上必要がある
河川管理上必要がある
と認められる条件を付すものとする。
と認められる条件を付す
・占用の許可後、占用の許可を受けた者から報告を徴収するなど
の方法により、適宜、占用の状況及び許可条件の履行状況の確
認を行うものとする。
認を行う
・占用の許可を受けた者が法又は許可条件に違反している場合そ
の他必要があると認められた場合においては、是正処置の指示、
是正処置の指示
監督処分等の措置を
監督処分等の措置 状況に応じて適正に実施するものとする。
状況に応じて適正に実施する
13
※準則13 補足
■許可条件の考え方
・洪水、津波等緊急時における情報伝達体制を整備し、占用施設
の利用者の避難が円滑に行われるようにする。
・占用施設利用者により排出されたゴミが適正に処理されるよう措
置する。
・学校等が設置し、管理している運動場等について、占用の目的を
達成するために必要のない時間は一般公衆に開放する。
・占用施設がその設置目的を達成するために必要な維持管理を十
分に実施する。
・非営利の愛好者団体等いわゆる権利能力なき社団に対して占用
を許可する場合には、その団体の構成員以外の利用目的を同じ
くする者に対しても平等に開放する。
14
7
補足:許可条件事例(淀川河川事務所)
・当局淀川河川事務所○○出張所長(以下「出張所長」という。)
が必要と認めるときは、この許可の全期間を通じて、この許可
に係る土地又はその附近の見やすい場所に前記2項から5項
(「占用の目的及び態様」、「占用の場所」、「占用面積」、「占用
期間」)及び許可を受けた者の住所、氏名(法人の場合は、そ
の事務所の所在地及び名称。以下同じ。)を明記した標示板を
設置すること。
・この許可に係る区域及び位置を明らかにするため出張所長が
必要と認めるときは、出張所長又はその指名する職員立会の
うえ境界標を設置すること。
・この許可に係る土地及びそれに隣接する土地で出張所長の指
定する区域の土地は、清掃・草刈り等を行い常に良好な状態
に保つこと。
15
補足:許可条件事例(淀川河川事務所)
・この許可に係る公園の利用実態を明らかにする資料を調整して
おくこと。
・この許可に係る区域は、ダム放流等により河川水位の上昇があ
るので常にこれに対処できるよう準備しておくこと。
・不時の出水に対しては、十分に注意を払い、常にこれに対処で
きるように準備しておくこと。
・出水時又はその恐れのあるときはあらかじめ、この許可に係る
バックネット等の可搬式の工作物は堤内の土地へ搬出すること。
なお、この許可に係る施設の撤去訓練について、事務所長が必
要と認めて行う指示に従うこと。
16
8
許可申請の手続きについて
①申請に必要な書類
② 許可申請について
③申請様式及び記入例
17
①申請に必要な書類
一つの申請に関わる関係行為は、同時申請とする。
(河川法施行規則第39条)
近畿地方整備局長殿
18
9
②許可申請について
1)土地の占用の許可申請(河川法第24条)
申請書類一式(同時申請)
様式(甲)
様式(乙の2)
土地の占用申請
河川法第 26 条の申請
(工作物の設置)
工作物を設置する場合
様式(乙の4)
掘削や盛土をして
土地の形状を変更する場合
(栽植等も含む)
河川法第 27 条の申請
(土地の掘削等)
河川保全区域に及ぶ場合
河川法第 55 条の同時申請
(河川保全区域における行為)
様式(乙の5)
19
②許可申請について
2)工作物の新築等の許可申請(河川法第26条)
申請書類一式(同時申請)
様式(甲)
様式(乙の4)
工作物の新設等
河川法第 55 条の同時申請
(河川保全区域における行為)
河川保全区域に及ぶ場合
20
10
③申請様式及び記入例
様式(甲)
近畿地方整備局長
21
様式(乙の2)
③申請様式及び記入例
22
11
様式(乙の4)
③申請様式及び記入例
23
別紙:工作物の
構造又は能力
③申請様式及び記入例
24
12
24
③申請様式及び記入例
25
③申請様式及び記入例
様式(乙の5)
26
13
③申請様式及び記入例
種
類
土地の占用の許可申請
(河川法第24条)
工作物の新築等の許可申請
(河川法第26条)
1
事業の計画概要
●
●
2
位 置 図
●
●
3
実測平面図
●
●
4
実測縦断面図
5
実測横断面図
6
工作物の設計図(構造図)
●
7
工事実施計画書(工程表を含む)
●
8
占用する土地の丈量図及び面積計算書
9
土地の権原に関する図書
10
他の行政庁の許可等
11
他事業に及ぼす影響及びその対策の概要
12
その他参考となるべき事項を記載した図書
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
27
③申請様式及び記入例
12.その他参考となるべき事項を記載した図書
【共通】
共通】
①許可申請に係る現場の現況写真
①許可申請に係る現場の現況写真
②更新及び変更に係る場合は、前回許可(同意)書の写し
②更新及び変更に係る場合は、前回許可(同意)書の写し
【河川法第24条を目的とした占用関係】
①洪水時における工作物の撤去体制等を記載した図書、撤去場所及び経路
①洪水時における工作物の撤去体制等を記載した図書、撤去場所及び経路
を明示した図面
を明示した図面
②維持管理計画書(駐車場の維持管理体制含む)
②維持管理計画書(駐車場の維持管理体制含む)
③河川敷地占用許可準則第7の8号(グライダー練習場、ラジコン飛行機
③河川敷地占用許可準則第7の8号(グライダー練習場、ラジコン飛行機
滑空場)に掲げる施設、その他該当施設の周辺に影響を与える施設に関
滑空場)に掲げる施設、その他該当施設の周辺に影響を与える施設に関
する同意書
する同意書
④その他施設管理関係に関する図書
④その他施設管理関係に関する図書
28
14
③申請様式及び記入例
29
○○公園駐車場管理体制(案)
第1
管理の方法
○○公園駐車場の管理体制は、『○○市立○○公園の設置及び管理に関する条例』に
基づき行う。
2 駐車台数については、1コート(または1グラウンド)あたり最大10台を指定された
場所に停めるものとする。
3 当該区域が河川区域内であることを常に認識し、占用区域以外への車両の乗り入れ又
は駐車することがないよう実態把握に努める。
4 関係者以外の進入防止にも万全を期すものとするため、関係者とそれ以外が区別出来
るような措置をとる。
5 ゲート付近に監視要員を置き、使用時間を過ぎた場合はゲートを施錠するとともに、
使用者に対し使用時間を厳守するように周知徹底する。
第2 出水時及び非常時における対策
大雨注意報、大雨警報等が発表された時は、十分な情報を把握する一方、○○出張所
と連絡を密にし、○○市職員を配置して巡回警備に当たるものとする。
2 使用者に対し、○○公園施設の使用を禁止し、又は制限するときは、期間、理由等
を当該施設に掲示するものとする。
3 不時の出水に対しては、常にこれに対処できるように準備し、河川敷に取り残され
た車両の撤去については、迅速に対応出来るよう、夜間及び休日を含む情報伝達体制の
整備を行うとともに万全を期すものとする。
30
15
③申請様式及び記入例
更新許可申請について
31
③申請様式及び記入例
提出部数について
■正本1部
■副本の部数については別途担当者と打合せ提出し
て下さい。
32
16
河川工作物設置の手引き
~河川公園・緑地及び広場等~
①設置の原則
② 造成
③チェック項目(例)
33
①設置の原則
・高水敷を公園・緑地及び広場等に占用使用する場合は、河川敷地占用許
可準則によること。河川公園が計画される場合は、原則として下記によ
ること。
・河川整備計画、河川環境管理計画その他の河川の整備、保全又は利用に
係わる計画との整合性を失しないこと。
・治水上又は利水上の支障を生ずることがないこと。
・他の工作物に悪影響を与えないこと。
・他の者の河川の利用を著しく妨げないものであること。
・河川及びその他の土地利用の状況、景観、生態系の保全その他自然的及
び社会的環境を損なわず、かつ、それらと調和したものであること。
・取水施設等他の占用者に支障を及ぼさないよう配慮されていること。
・平常管理、出水等の際に諸施設の撤去等に関する管理運営事項を定める
こと。
・施設等は、必要最小限なものとすること。
・植樹については「河川区域内における樹木の伐採・植樹基準について」
及び「河川における樹木管理の手引き」によること。
34
17
②造成
・造成は著しく地形変更せず、流水に平滑になっていること。
なお、雨水は川側へ排水する。
・造成に伴う切盛は必要最小限とする。
・残土の持ち出しはさせないこと。
・高盛土の箇所には、植樹はできるだけ避けること。
35
③チェック項目(例)
【設置の原則】
・河川敷地に設けることが社会経済上必要やむを得ないか。
・一般公募の自由なる利用を増進するため必要があると認め
られるか。
・公共性があるか。
・治水上の支障を生じないか。
・利水上の支障を生じないか。
・他の工作物に悪影響を与えないか。
・他の者の河川の利用を著しく妨げないものであるか。
36
18
③チェック項目
【駐車場】
・施設利用時間以外及び洪水のおそれのある場合は駐車でき
ない措置がとられているか。
・洪水時には車両を撤去することができるか。
・夜間及び休日を含む情報伝達体制が整備されているか。
・駐車場管理要綱等を定めているか。
【便益施設】
・便所を高水敷に設ける場合、地表部分は可搬式となってい
るか。
・水飲み場は施設利用に合わせて必要最小限となっているか。
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