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アニュアルレポート2013 - 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会
ア ニ ュ ア ル レ ポ ー ト 2013 神奈川県立産業技術短期大学校 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会 ANNUAL REPORT 2013 も く じ 1. あいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2. 講師研究報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3. 学科紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 4. 学生卒業制作・研究報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 5. 学校概要 ・ 5-1 本校の成り立ちと教育訓練目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 ・ 5-2 本校の特色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 ・ 5-3 沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ・ 5-4 組織・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 ・ 5-5 定員・授業料等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 ・ 5-6 入学試験実施状況(平成25年度・第19期生)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ・ 5-7 学年別応募・入学状況・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43 ・ 5-8 就職の状況(平成24年度)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 ・ 5-9 年度別就職状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ・ 5-10 年度別就職先企業一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48 ・ 5-11 平成24年度トピックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ・ 5-12 公開講座(グッドヒューマンネットワーク講座)・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51 ・ 5-13 かながわエコカー競技大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52 ・ 5-14 平成24年度年間行事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53 ・ 5-15 生涯職業能力開発を推進する機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54 ・ 5-16 人材育成支援センターでの取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55 6. 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会 ・ 6-1 会の沿革・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 ・ 6-2 会の目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 ・ 6-3 入会の特典・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 ・ 6-4 事業内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61 ・ 6-5 平成24年度事業実施報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62 ・ 6-6 平成24年度事業報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63 ・ 6-7 講演会(過去の実施状況)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65 ・ 6-8 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会会員一覧・・・・・・・・・・・・・・・・66 (案内図)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70 ANNUAL REPORT 2013 1. あ い さ つ 神奈川県立産業技術短期大学校 校長 相庭吉郎 当県の主な産業を生産額ベースで見るとかつては首位であった製造業が平成13年を境 にしてサービス業に抜かれ、更に平成20年には不動産業にも抜かれて現在は3位のシェア となっている。一方工業出荷額の都道府県順位によると当県は昭和56年以降、全国2位を 維持しているものの平成3年をピークに出荷額は30%以上減少を続けている。その間、1位の 愛知県とは格差が拡大するとともに一時期静岡県に抜かれる状況になっている。当県の製 造業の中で電気機械の減少が大きく、輸送用機械類は横ばい傾向が続いている。自動車 産業を中心とする基幹産業は空洞化が進み、立地に恵まれた当県の製造拠点としての地 位は揺らぐ状況にある。 当県では今後、産業の高付加価値化、IT化、研究開発型への転換を目指して構造的な変換を進めていかねばならな い。実際に近年、県の施策が功を奏して研究施設の新設は活発で、技術力の高い産業と学術研究機関の立地は全国 一位となった。このような状況下で成長産業と見込まれるライフサイエンス、ロボット、航空宇宙関連産業を中心とした活 性化策が進行している。当県のこれからの発展のキーは既存技術から次世代高付加価値産業への発展的転換がな されるかどうかに懸かっている。その実現のためには産業政策とリンクした現場実践型の人材を育成する、もしくは転換 を図ることが必要となる。当校が理念として掲げる実践技術者の育成、そして企業向けの在職者訓練はまさに現場力を 強化する人材の育成である。 当県の産業界と製造業の発展にとって現場に強く柔軟な発想の人材確保が一層不可欠と云えよう。この共通認識の 下で我々は産業の基盤となる人材の育成を粘り強く図っていかねばならない。 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会 会長 安藤孝男 本協議会は産業技術短期大学校の支援と会員企業の職業能力開発及び雇用促進に取 り組む団体として短大校と共に活動を行っている団体です。 さて、日本の経済は緩やかながらも復調の兆しが見え始め、アベノミクス効果もあり円安株 高基調となっています。神奈川県においても、輸出型企業を中心に景気回復への期待が高 まっています。しかしながら厳しい経営環境にある企業も多く、とくに、ものづくり産業では、世 界と戦える新しい製品、技術が求められている状況に変わりはありません。 このような中、本協議会ではかながわの次代のものづくり人材を育成することを目標として、 短大校が行う各種行事への参加やインターンシップの受入れ、講演会の開催、あるいは就 職活動等に至るまで幅広く活動しており、こうした支援を今後も引き続き強化してまいります。 本レポートを通して、短大校と本協議会の1年間の活動状況についてご理解を頂くと共に、技術・技能の修得に日々 の情熱を傾ける学生に対して温かいご支援を賜るようお願いいたします。 1 ANNUAL REPORT 2013 2. 講 師 研 究 報 告 平成24年度 産業技術短期大学校専任講師研究テーマ一覧 生産技術科 ――――――――――――――――――― 5軸制御マシニングセンタの教材作成・ 廣原 朋昭・ 金型及び治工具の問題点に関する調査研究 安達 桂三 CADを軸としたカリキュラム編成と教材の研究 小河 応史 産業技術短期大学校卒業生の追跡調査 熊谷 仁志 金型の耐摩耗性についての調査 湯田 真章 体力維持装置の開発 湯田 真章 制御技術科 ――――――――――――――――――― マルチプラットフォーム汎用IOボードの開発・ 技能競技会にむけた指導方法の確立(メカトロニクス職種)・ ロボコンを視野にいれた組込み教育の検討 ソーラー発電システムに関する教材開発 制御技術科機械系の教材再構築 フライス盤を題材にして 電子技術科 ――――――――――――――――――― 技能五輪全国大会にみる企業の人材育成の取り組みについて シーケンス制御に関する指導教材の開発 小型デバイス等を活用したデジタルフィルタ教材の開発 技能競技会に向けた指導方法の確立 産業デザイン科 ――――――――――――――――――― トリマー・ルータ用ジグの開発と製作・ 漆芸技法指導の在職者訓練における取り組み・ 〜指導技法の構築と低コスト化に向けた現代版加飾材料の調査〜・ 自然界における各種機能のデザインへの活用についての考察 画像ソフトウェアに関する研究 ~GimpforOSXの検証~ 展示会用造作に関する研究〜背景パネルの制作方法の検討〜 プロダクトデザインにおける安全衛生 空間の企画・設計・施工における学習意欲向上の研究 資格を効率よく取得するための学習プログラム方法および支援教材 就職意識・意欲の向上を目的とした効果的なキャリア支援について 情報技術科 ――――――――――――――――――― 実験装置における実験メニューのカスタマイズ方法の洞察・ 医療用診断支援システムにおける画像処理ソフトの開発・ (横浜国立大学大学院 後藤研究室との共同研究) プロジェクトマネジメント教育への取り組み・ Armadillo-500FXをターゲットとしたAndroidプログラミング教材の開発 情報処理システム開発技法を取り入れた指導技法の考察 映像授業とe-Learningによる補講教育システムの構築 (報告書掲載ページ) ・・・ 3 岸上 桂二・ ・・・ 5 鈴木 昌敏・ ・・・ 7 小山 宏 岩本 健男 内山 拓哉 矢島 康治 出穂 久幸 田巻 愛 相原 邦夫、金子 信之 土持 惠三・ ・・・ 9 鈴木 則之、冨ヶ原 美和・ ・・・・17 高松 徹 荒木 亮一 荒木 亮一 長谷部 真 小野 まつみ、荒木 亮一 小野 まつみ 水原 規惠 久保 雅俊・ ・・・・11 新田 晃、非常勤講師・内野 泰伸・・・・・13 富樫 晃・ ・・・・15 吉田玉緒 古川 隆治 富樫 晃 2 ANNUAL REPORT 2013 5軸制御マシニングセンタの教材作成 生 産 技 術 科 廣 原 朋 昭 とした.そして訓練で教育できないソフトウェアにつ 1. はじめに いては学生の卒業研究で行う教育訓練を展開した. JIMTOF(日本国際工作機械日本見本市)におい て CNC 複合機とともに,5 軸制御マシニングセン タ(以降 5 軸 MC と略する)は数多く出展されてい る.5 軸 MC が生産効率や品質向上に有効な手段で あることに間違いはない.徐々に製造現場に普及さ れるものと考えられる. 本校ではH20 年度に 5 軸 MC を導入した.新し い技術に対応できる実践技能者を育成するため,教 育訓練における 5 軸 MC に関する教材内容を検討し, 学生の卒業研究では 3 次元モデルの試作を行い,そ の時起きた問題点および対応策を検討した. 本稿は,作成した教材およびモデルの加工事例を 報告する. 図 1 5 軸 MC 操作に必要な知識 2. 背景 3. 成果物 より良い製品を効率的に設計から製造までの各生 今回製作した教材の内容は,各種機能を盛り込ん 産工程の中で中核的な役割を果たしているのが だ教材となっている.①5 軸 MC の特徴②5 軸 MC CAD/CAM システムである.そしてこれらをうまく の利点③割り出し加工と同時 5 軸 MC④カスタムマ 使いこなせれば信頼性の高い製品が比較的短期期間 クロによる座標計算設定機能⑤傾斜面加工指令⑥工 で生産することが可能である.そのためにも加工分 具先端点制御等となっており,学生だけでなく在職 野における CAM(Computer aid Manufacturing:コ 者訓練に対しても対応できる教材である.(図 2) ンピュータ支援製造)を自在に使いこなすことので きる人材育成を行うことが必要不可欠となる. 5 軸 MC を使いこなす上で必要な知識を大別する と図 1 のような構成となる.基本的には,CAM の ソフトウェア機能と加工工作機械のハードウェア機 能の特徴を考慮しながら工程設計を行う必要がある. しかし,短い授業時間の中では,今まで授業で行 っていた CAD/CAM カリキュラムのほかに新たな 5 軸 MC の操作を網羅するカリキュラム構築は厳しい と思われる.大きな問題は多軸複合機に強い CAM オペレーター育成およびソフトウェア技術が,社会 的に模索している状況であり,将来目指すべき具体 的な方向が示されていないため,効果的な人材育成 が見いだせない現状がある. そこで,5 軸 MC を操作するオペレーターを育成す るために,工作機械の特性や NC 機能を学ばせる教材 図 2 5 軸制御マシニングセンタ用テキスト 5 3 ANNUAL REPORT 2013 であり進行方法に工夫が必要である.かつ学生の興 学生の卒業研究で行うソフトウェア訓練では, 味を引くおよび簡易的な課題も必要である. CAM 操作を重点におき実加工をテーマに取り上げ, 4.2 加工事例の課題 モデリングされたものや3D スキャニングされたモ (1)工具干渉の考慮 デルを題材として加工するようにした.モデル選定 5 軸 MC では,工具姿勢を任意に変化することが としては,滑らかな曲面形状を持つデザインに着目 できるという利点があるが干渉が起こりやすいとい し,CAD/CAM によるモデル作成から工程設計, う問題がある.特に同時 5 軸制御加工は予測できな NC 加工までを行い加工ノウハウを習得した. い動きがあり,衝突の危険性が高い.そのため可能 CAM による加工事例は図 3 に示す. な限り,割り出し加工で行い,工具姿勢の変動を抑 えるように工具経路を検討する. 使用機器 最近の 5 軸 MC の干渉回避機能は向上している. 工作機械:ファナック(株)ロボドリルα-T21 さらに 3D 干渉チャックを行えば加工部品にもよる CAD/CAM:CATIA V5 R20 が,通常の学生対象の授業に使用することが可能な 被削材:AL 5052,サイコウッド レベルまできたと考える. (2)今年度,学生の卒研で行った形状は,わりと凹 凸の少ない 3D スキャニングデータ図 3(亀モデル と人物モデル)を選んだ. 今後は,3D スキャニングデータからの製作も訓 練実習に取り入れていけるか検討する. (3)PC 処理能力の問題 インペラモデル CAM ソフトウェアで干渉回避機能および 5 軸モ ヒコーキモデル ジュールを活用した NC データ量は,3 軸モジュー ルに比べ非常に多くなる.更に 3D 干渉チャックを 行うとその分データ量も多くなり,パソコンの処理 能力や大量のメモリが必要となる. また,仕上げ工程では CAM システムの処理速度 が遅くなる,もしくは停止または突然終了する現象 亀モデル が度々ある.これは,従来の 32 ビット OS の場合, 管理できるメモリ容量が不足していること思われ, 工程手順を工夫する必要がある. 5. おわりに 人物モデル 今後の取り組みとしては,市場調査しながら訓練 に取り入れる必要がある内容とは何かを考え,図解 キャラクターモデル やポイントをまとめた簡易的な内容に編集して教材 図 3 加工事例 作成に活かし更なる内容の充実をはかりたい. また,3 次元モデルの試作では,びびりやバリ, 4. 問題点および今後の課題 削り残り,削り込み等の加工をさせないような工程 4.1 教材の課題 設計の検討を行いたい. 学生用の教材については,3 軸 MC の知識および 段取りから加工までができる前提で書かれているた 6.参考文献 め,未経験な学生にとっては理解できないとの意見 が少なくはなかった.同時に CAM 教材も作成して (1)〔5 軸加工技術〕 雇用・能力開発機構 神 いたが,操作手順が多く,また,操作方法が複雑す 奈川センター ぎるため操作に手間取る様子が見られた.進みの早 (2)〔5 軸加工編(応用編)〕(株)ブレイン い学生つまり進行の差が出てしまうため調整が必要 6 4 ANNUAL REPORT 2013 マルチプラットフォーム汎用 IOボードの開発 制 御 技 術 科 1. 岸 上 桂 二 モジュール毎に独立した汎用 IO コネクタを実装 はじめに し,容易にシステムの構築,変更が可能である. 制御技術科では講義・実習において「マイコン」に 関する技術・技能をカリキュラムに組み込んでいる. マイコンボード 一般的に,技術革新が激しい分野であるため、その商 (H8/3694F) 品ライフサイクルは短い.そのため市場のニーズにマ 汎用 10 コネクタ ッチしたマイコンをダイナミックに実習に組み入れる ことは、実習環境を一から構築する必要があり現実的 汎用 には容易ではない.本研究ではマイコンに依存しない IOボード マルチプラットフォームの汎用 IO ボードを設計・製 作し,効率的な組込みシステム実習への導入,開発を ステッピング 可能にすることを目的とする. LED LCD AD 変換 モータ 2. 概要 DC サーボ 多種の IO インターフェースを実装したマルチプ スピーカ スイッチ モータ ラットフォーム汎用 IO ボードの製作を行う.本ボ 図 1 構成図 ードの汎用コネクタはポート毎にデータ信号線 8 本, 電源線 2 本で構成される 10 ピンのコネクタ(以下, 4. 製作物 汎用 IO コネクタ)を採用した.このコネクタをモ ジュール毎に接続できるよう複数個実装する.また, 本研究を通して下記の成果が得られた. 本ボードを IO として接続するマイコンボードにも 4.1 汎用 IO ボードの製作 同様の汎用 IO コネクタを実装する.実習課題,卒 各種モジュールの回路設計を行い,電子回路配線設 業研究製作物の仕様に応じて接続するモジュールを 計ソフト PASS を使用して設計を行った.パターン製 替えることにより,あらゆる場面で適切な IO を接 作は基板製作装置 FP-21T(株式会社 MITS 製)を使用 続したシステムの構築が容易にできることを目指す. した.試作回数は 2 回行い,最終的な回路を確定させ, 3. 仕様 最終基板の製作を行った.セミナーでの活用を目指し, 図 2 に示す計 12 枚の汎用 IO ボードの製作を行った. 次にこの汎用 IO ボードに実装している各モジュ 先述の7種類のモジュールを実装し、寸法は ールを表 1 及び図 1 に示す. 124[mm]×67[mm]で総部品点数は 34点である. 表 1 モジュール概要 LED モジュール スイッチ モジュール ステッピングモータ I/F モジュール LCD モジュール DC サーボモータ I/F モジュール スピーカー I/F モジュール A/D 変換入力 モジュール 5 バー LED:8 ビット ディップスイッチ:8 ビット 2ch,ユニポーラ対応 (東芝製 TD62083 採用) LCD キャラクタディスプレイ使用 HD44780 互換インタフェース 8ch,3 線式用 DC サーボモータインタフェース 1 石増幅回路 図 2 汎用 IO ボード 1ch,半固定ボリュームに よる仮想入力設定可 7 ANNUAL REPORT 2013 4.2 マイコンボードの製作 表 2 マイコンセミナーアンケート結果 汎用 IO ボード製作にあわせて H8/3694F(ルネサス 6名 製)を搭載したマイコンボード(図 3)の製作を行っ アンケート回収数 た.本マイコボードは汎用 IO ボードと併せてセミナ ・大変よかった 5名 ーで活用することを想定している. ・よかった 1名 ・よくなかった 0名 セミナー内容については受講者の約 8 割が「大変よ かった」との評価を得た.コメントでは「実機での動 作を見ることができ,おもしろかった」「セミナーの 中身が濃かった」とのご意見があり,本ボードを活用 することで,動き・表示等で動作の確認ができ,且つ 比較的多くの内容を盛り込むことができたと考える. 5.2 卒業研究での活用 平成 23 年度より,本研究で製作した IO ボード, 図 3 H8/3694Fマイコンボード マイコンボード等を卒業研究作品に組込み,実習を 行っている。作品例を図 5 に示す.専用基板を製作 4.3 セミナー用印刷教材の作成 していた以前と比較して格段の時間的な余裕ができ 平成 24 年度に汎用 IO ボード,マイコンボードを て,プログラム,筐体製作に時間を費やすことがで 活用した在職者向けセミナーを実施した.この際,汎 き、総合的に完成度の高い作品となっている. 用 IO ボード,マイコンボードを活用したセミナーカ リキュラムの検討および,印刷教材(全 176 ページ)を 新規に作成した. ボール落としゲームの製作 電光掲示板の製作 図 5 卒業研究作品適用例 6. まとめ 図 4 印刷教材 今回,汎用 IO ボードを複数の事例で活用すること ができ,その効果も確認できた.今後は接続するマイ 5. 職業訓練での活用 コンボードのバリエーションを増やすとともに,汎用 IO ボードに組込む各種モジュールを充実させていき 本研究で得られた成果を活用し,セミナー,及び専 門課程での卒業研究において下記のような効果が得ら たいと考えている. れた. 7. 参考文献 5.1 セミナーでの活用 (1) Renesas Electronics Corporation H8/3694グループハードウェアマニュアル 396p 時間が限られたセミナーでの効果的訓練には実習教 材の有無,また,内容に適合した教材の採用がセミナ (2) 東芝(株)東芝バイポーラ形デジタル集積回路 ーの成否を大きく左右する. TD62083データシート 今回,セミナー教材として本ボードを活用した.実 (3) 施後のアンケート結果を表 2に示す. 日立(株)Dot Matrix Liquid Crystal Display Controller/Driver HD44780Uデータシート,59p 8 6 ANNUAL REPORT 2013 技能競技会にむけた指導方法の確立(メカトロニクス職種) 制 御 技 術 科 鈴 木 昌 敏 大会での競技課題の難易度が求められた.そのため, 1. はじめに 公共訓練校のチームでは課題がクリアできないこと 制御技術科では,技能五輪へ第 36 回(平成 10 年)か があり,公共が参加するにあたり,一定のレベル確 ら第 42 回(平成 16 年)まで参加した.若年者ものづく 保が求められ,予選等を行う必要があった. り競技大会へは,第 6(平成 23 年),7 回(平成 24 年)と 平成 17 年に第 1 回若年者ものづくり競技大会が 2 年連続で参加している.制御技術科の訓練目標の一 開催された.この大会は,若年者のものづくり技能 つであるメカトロニクス技術の習得に対し,技能習得 に対する意識を高め,若年者を一人前の技能労働者 レベルの確認として若年者ものづくり大会(メカトロ に育成していくために技能習得の目標を付与するた ニクス職種)へ参加している. めのものであった.この大会は,技能五輪の予選も 技能競技大会への参加は,通常の授業以上に,時 兼ねていた. 間に対する考え方,作業手順,その場に応じた対応な 3. 競技課題 どが求められる.そのため,限られた時間で効率的な 指導方法,課題が必要となる. 若年者ものづくり大会の競技課題は、工場の自動 生産設備を模擬した競技用 FA モデル(図 2)を用い, 本研究では,指導方法,練習課題の確立を目指す. また,大会参加によって得られたものを,学生へ指 設備の改造,調整,プログラミングや保守を行う.第 導できる形とする. 1 課題から第 3 課題あり,全ての競技課題は非公表で ある.各チーム 2名の選手が連携して課題を行う. 2. メカトロニクス職種について 技能五輪でメカトロニクス職種が開始されたのは, 第 36 回大会(平成 10 年)である.電子,機械,情報 の 3 分野の技術,技能が求められる職種である. 図1が当校の技能五輪での成績である.初年度は, 職業能力開発施設が主体であり,7 チーム参加であ った.翌年度の大会から企業や工業高等学校等も参 加し,企業と公共の訓練校での交流が始まった. 参加企業数 順位 順位 参加チーム数 図 2. 競技用 FAモデル 第 1 課題:ネットワーク運転 支給された部品と図面をもとに,模擬生産設備の 機械装置,電気回路,および空気圧回路を組替え, 調整を行う.さらに 3 つのステーションを組み合 わせた模擬生産設備を構築し,仕様書通りワークが 大会回数 搬送されるように動作プログラムを作成する. 図 1 .技能五輪の成績と参加チーム数 第 2 課題:トラブルシューティング 第 1 課題で構築した生産設備に複数の不具合(不 第 50 回大会(平成 24 年)では,31 チーム(企業 具合箇所は非公開)があり,設備が正常に動作しな 28 チーム,公共 3 チーム)の参加があった.技能 い状態にある.設備診断により,不具合箇所を特定 五輪の世界大会で上位入賞を目指すためには,国内 し,修復を行う. 9 7 ANNUAL REPORT 2013 第 3 課題:予防メンテナンス 実施月ごとの訓練内容を表 1 に示す. 第 1 課題で構築した生産設備について,設備の 訓練内容としては,プログラム,設備の理解,選 機能を維持するための予防保全作業を行う.指示さ 手同士のコミュニケーション理解を目的とし,共通 れた部品の交換を行い,元の状態に修復する. 訓練から開始した.その後,作業時間短縮,習熟を 目的とし,プログラム担当と設備保全担当に分かれ 4. 課題の検討 訓練を行った.最後に課題1を模試した形式で課題 競技課題は第 1 課題から第 3 課題まであるが、第 1 を行った. 課題をクリアできないと、第 2、第 3 課題へ進めない。 よって、第 1 課題をクリアを目指し、課題の検討を行 6. った。第 5回,第 6回大会の第 1課題について,作業 結果 参加した大会結果は,表 2の通りであった. 表 2. 大会結果 分析を行い,共通して必要な作業として,配線の圧着 作業や,ソレノイドバルブの追加,削除作業,インシ 大会回数 順位 参加数 ュロックを使用した配線,配管の取り回しなどの共通 6 16 18 第1課題未完了 作業に着目した.その結果,これら作業をいかに早く 7 14 21 第1、3課題完了 行い,組立て時間を短くできるかが重要であることが 課題結果 第 7 回大会においては,第 1 課題と第 3 課題が完 分かった. さらに,仕様書の読解力,組立作業手順,作業時 了できた.第 3 課題において,入賞したチームと比較 間の積算も重要である.通常,課題開始後,プログラ すると,作業時間に大きな差があった.時間点は,課 ミング担当と,設備保全担当とに別れる.プログラミ 題提出トップチームの時間との差により点数が決まる. ング担当は 1 時間程度で完成するので,後半は未完成 このため,点数差として大きなものとなった. 部分を 2 人で分担して組立てを行う.設備,動作完成 また、大会に参加して感じたことは以下の通りで 後,プログラムのデバッグを行い,課題提出となる. あり,次年度への課題である. そこで,2 人で行う作業時にどの部分を残しておくか, ・競技課題における作業効率の検討 指示できるかが重要である.以上の 2 点を意識した練 ・安全意識の向上 習方法が必要であることが分かった. ・校代表としての意識 5. ・さらなる効率的な指導方法の検討 大会に向けた指導 7. 訓練実施時間については,2年次水曜日 1,2 限に まとめ 選択科目を設定している.選択科目の中より,自動 大会へ向けた指導方法において,成績はわずかであ 化システム実習を選択した学生から 2 名を選抜して るが上がっており,方向性は正しいと考える.また, いる.その他,自主的に放課後等を活用し訓練を行 本研究で作成した資料や課題は競技大会に参加する学 っている. 生だけでなく,通常授業にも活用できる. 担当分野を限定した訓練,指導については,選手2 表 1. 月別訓練内容 人の専門性を意識しすぎると 2 人作業時の実力差が出 月 共通課題 4 競技用 FA モデルの機器、配線、配管の理解、分解、 ・ 組立て 5 標準課題のプログラム作成 6 ・ 7 7 ・ 8 てしまい指示がうまく伝わらないこともあった.コミ ュニケーション力が必要な職種であり,この点を考慮 した選手選考や指導も必要であると思われる. また,大会終了後,課題1で活用可能な新規ステー プログラム担当 設備保全担当 標準プログラム作成時間 装置の分解・組立て時間 短縮へ向けた練習 短縮へ向けた練習 応用命令を活用したプロ 新規アクチュエータを使っ グラム作成 た FA 装置の組立て ワークの判別方法を変更 新規センサを使った FA した課題 装置の組立て 共通課題 ションの設計,製作を行った.仕様書等を整理し,次 年度の訓練において使用したい. 8. 参考文献 (1) 第 6回若年者ものづくり競技大会ガイドブック 競技課題「メカトロニクス」 過去の大会の課題を利用した練習、 トラブルシューティング課題練習 10 8 ANNUAL REPORT 2013 トリマー・ルータ用ジグの開発と製作 産 業 デ ザ イ ン 科 土 持 惠 三 で産業デザイン科でも使用している.積層接着時に均 1. はじめに 等な圧締が必要となるが,材料が小さいため小型簡易 木材はとても身近な材料であり産業デザイン科でも プレスを製作することとする. 多く使用している.しかし,手工具で市販品レベルの製 2.の工程は量産現場では丸のこ盤で切断して成形し 品を製作するには手入れ・使用法について熟練が必要 ている.伝統工芸の手法では手のこで荒切りし,手かん となる.木工機械及び電動工具を使用すれば加工精度 なで寸法を仕上げている.産業デザイン科では学生の を上げることができるが,危険度が高くなる.そこで,本 丸のこ盤の使用は禁止しているので,伝統工芸の手法 研究は産業デザイン科学生の実状にあった熟練を必要 の手かんなをトリマーに置き換えることにより可能な とせず,安全性が高く,クオリティーの高い作品を作る のではないかと考えた. ための木材加工手法の提案を目的とする. この工程は挽き物用の無垢作り材の場合は自動かん 前回までの研究において,産業デザイン科での木材 な盤を使用するため,今回はズク貼り材を製作する手 加工についての可能性を探った.その結果,加工用ジグ 法を検討している. を使用し,トリマーを使用することで,安全で加工精度 の高い加工が出来る可能性がある事がわかった. 4. 手かんな加工による問題点の抽出 今回は新たに加工用ジグを開発することにより,更 に加工精度を上げることが出来ないかどうかを探るこ ジグを製作する前に,手かんなによる寸法の仕上げ ととした. 削りを学生にやらせてみた.のこ挽き台,削り台は事前 に製作した. その結果,以下の 2点の問題点が見つかった. 2. 寄木製作への応用 1. 材料の割れ(図 1) 平成 22 年度のゼミの学生から寄木製作をテーマに 材料が小さく材料強度が低いことに加え,木口切 した卒業制作を行いたいと相談を受けた.私自身もこ 削のなるため強い切削抵抗がかかるために割れ こ数年の体験教室の課題に寄木を取り入れており,面 が生じた.切削量を減らし,材料の固定を強固に 白いテーマだと思った.寄木製作は高い加工精度を要 することにより割れを減らすことが出来たが,硬 求されるため,寄木加工用のジグを製作し卒業制作で い材料の場合は割れが発生する. 使用させることとした. 2. 材料の曲がりによる材料の浮き(図 2) 材料が小さく繊維方向に対して幅が広いため湿 3. 寄木製作工程の分析 度の影響を受けやすく曲がりが生じる.三角形の 部材は材料の固定が出来ないため,手かんなで押 寄木製作の基本的な工程は以下のとおりとなる. さえながら削らなければならないが,押さえが不 1. 文様基礎材作成 作成する単位文様に合わせた木材の厚み出しを 十分なため,割れや削り過ぎによる寸法不良が生 し,積層接着する. じる. 2. 文様部材作成 文様基礎材を単位模様に必要な形に切削する. 3. 単位文様材作成 切削加工された文様部材を組み合わせ接着する. 4. 連続文様材(ズク)作成 単位文様材を寸法修正し,組み合わせ接着する. 1.の工程は一般的に自動かんな盤を使用して材料の 図 1 材料割れ 厚み削りを行うが,比較的危険度が低い機械であるの 9 14 図 2 材料曲がり ANNUAL REPORT 2013 5. ジグの製作 6.1.加工部材の寸法測定 加工した部材を無作為に各材料ごとに 10 個選び 手かんなによる加工の結果に基づきトリマー用ジグ 出し,マイクロメータにより寸法を測定した.測定箇 の検討を始めた. 所は材料幅(約 50mm)の両端とした. 単位文様の割付を単純化するため,基準寸法を 2,3,4,6 同一セッティングで加工し両端差と材料による違 の倍数となる 12mm角と設定した. いを比較した. 1. 刃物径 1. 4mm×12mm 断面の材料 単位文様材の寸法修正時にも使用することを考 両端差の最小は 0.02mm,最大は 0.09mm であった. 慮し,刃物径が大きくなると周速も大きくなり危 ほとんどが 0.02~0.04mm であり,最大値は材料 険性が増すため,基準寸法の 12mm より一回り大 が浮き,削り過ぎが生じたためと考えられる. きい 15mm とする. 材料間の差は同種で最大で 0.06mm,異種で最大 2. ベース形状 0.24mm であった.材料が硬いほど寸法が大きく 刃物の刃先とベース面を同一にし,ベース面より 高い部分を削る構造とする.段差をつける方法な なっていた.材料を変更する場合はセッティング ども検討したが,材料が直接見え,トリマーが安 を修正する必要がある. 2. 定する形状として刃物部分をU字型に欠き取る 短辺 6mm 直角三角形断面の材料 両端差の最大は 0.30mm であった.これは材料の 形状とした. 曲がりが影響していると思われる. この 2 つの条件を踏まえ試作ジグ①(図 3)を製作し, 材料曲がりによる加工誤差の問題はあるが,概ね 加工してみた.結果,四角形の材料は固定することによ りほぼ浮きが生じることなく加工できた.しかし,三角 0.05mm 程度の誤差内の加工が出来ることがわかっ 形の材料は頻繁に浮きが生じた.加工性は問題がない た. 6.2.市販品との比較 ので試作ジグ①を基に材料押さえを付けることにした. 3. 市販品(図 5)と学生作品(図 6)の文様のずれを比較 材料押さえ した. 使用材料は材料が見える必要があるため,アクリ 学生のものは接着時の圧締不足のためズレや隙間 ルを使用することとした. が生じている部分があるが市販品とほとんど遜色な 材料を出来るだけ広い面で押さえ,トリマーの安 い出来となった.(平成 23 年度学生作品) 定性を損なわない形状と角度を試行錯誤して決 定した. 決定した形状で材料押さえを製作し,試作ジグ②(図 4)を製作した.三角形の部材もほぼ押さえることが出来, 割れが生じることがなくなったので,試作ジグ②を寄 木製作に使用させることとした 図 5 市販品 図 6 学生作品 7. まとめ 今回,寄木製作の文様部材の加工にトリマーを使用 することを試みた.材料が小さいために曲がりの問題 図 3 試作ジグ① が生じたが,概ね 0.05mm 程度の誤差で加工が出来る 図 4 試作ジグ② ことがわかった.しかし,寄木製作では加工以上に部材 6. 製作物の検証 接着の圧締が重要であることがわかり,接着用のジグ を検討する必要を感じた. 部材の寸法仕上げに試作ジグを使用して寄木製作を 寄木製作は細かい部品を加工しては接着という工程 行わせ,加工部材の寸法測定及び出来ばえを市販品と を延々と繰り返して小さい作品が出来上がるもので, 比較することにより検証を行った. この作業を最後までやり通した学生に感謝したい. 15 10 ANNUAL REPORT 2013 実験装置における実験メニューのカスタマイズ方法の洞察 情 報 技 術 科 久 保 雅 俊 1. はじめに 家庭用電化製品の中で、操作が簡単化されたものの 1 つにビデオの録画機能が挙げられる。以前は録画時 刻をリモコンの数字キーで予約していたが、G コード に変わり、更に番組表から直接選択できるようになり、 番組の放映時間変更にも対応するようになった。 一方、実験装置は家庭用電化製品とは異なり、実験 の手法により装置の操作方法が異なる為、実験者が設 定を任意に変更し使用することがある。特に時系列に 次々と指示を出す場合、指定する方法を工夫しないと、 「リモコンの数字キーで予約」の時代の操作方法にな ってしまうと考えた。 そこで、プログラムを意識させずに、操作をカスタ 図 2 アゲハ視細胞の分光感度曲線 マイズできる手法について検討を行うこととした。 2. 操作対象 今回の操作対象は、国立大学法人 総合研究大学院 大学 先導科学研究科が所有する光刺激装置(図1) とした。この実験装置は、昆虫の複眼に微細な電極を 刺し、光で刺激することによって生じる電位差からそ 図 3 実験装置とパソコンの接続 の反応を見るもので、一定の間隔で光刺激を与えるだ けではなく、その間に光量や波長の変更を行いながら、 3. 仮想フィルター 図2のような分光感度曲線を得る目的がある。 実験装置の各々のモータドライブは、H8 マイコン 光量や波長の調整は、光軸上に配置したフィルタ に接続され、シリアルポート経由でコンピュータに接 ーをモーターで回して位置決めを行う。しかし、例え 続されている。今回、この両方のコンピュータにプロ ばフィルターの色により、光源の光量が一定でも複眼 グラムを搭載した。 に到達するまでの光量は一定にならない。そのため、 色フィルターに付随して回り、光量を調整するフィル ターが必要となる。これらフィルターの位置の組み合 わせは、出口の光量を実測しながら決定するため、等 間隔になることはまずない。 そこで、フィルターの組み合わせを一覧表にする必 要があるが、単体のフィルターと区別することなく同 様に扱うためには、この組み合わせ一覧もフィルター とし、仮の位置をそれぞれ定義することで、あくまで もフィルターを回すという概念(図4)とすることに した。 図 1 光刺激装置 23 11 ANNUAL REPORT 2013 5. スタンドアロンデータベースの利用 光実験装置は全部で 3 台あり、将来的にはすべての 装置を同じようにカスタマイズできるようにする構想 がある。しかし、個々の実験装置のフィルターの位置 や特性が異なる為、それぞれ別のソフトウェアを組ま なければならない。 マイコン側のプログラムは、フィルターの状況に合 わせて変更するが、パソコン側のプログラムは同一に できないかと考え、スタンドアロン型のデータベース を利用し、マイコン側から与えられたフィルター情報 フィルター を保存することで、どの実験装置も操作できるように した。 仮想フィルター 更に、フィルター番号にリレーションを張ることで 仮想フィルターの参照管理をデータベースに任せるこ 図 4 仮想フィルターの導入 とができ、参照元の仮想フィルターが勝手に削除され ることを防ぐ仕組みを設けた。 4. 実験メニューの XML 表現 実験メニューは、基本的に GUI で指定するように 6. おわりに したが、内部表現もわかりやすくなるよう XML によ 今回開発したソフトウェアは、仮想フィルターの導 り表現することとした。ただし、次のような規則を設 入によりフィルター値に細かな指定ができるようにな けた。 ったため、光量を定期的に測り直すなどして逐次修正 ① タグの名称は、名詞ではなく動詞とする。 し、より信頼性の高い実験データが取得できるように ② タグに付随する値は、属性で指定する。 なった。 これは、1 行に 1 処理を指示することを優先した結 実験メニューをつなぎ合わせてカスタマイズするこ 果である。適用例を次に示す。 とで、長い実験も最初の指示ですべてこなすため、操 作者は実験の出力データの状態に集中できる。 例)「nd1フィルターに 3 を設定する。」 前述の総合研究大学院大学の蟻川教授からは、「装 ・名詞タグを使い、データを要素で表した場合 置の柔軟性が格段に向上し、さまざまな実験プログラ <filter> ムが容易に実行できるようになった」と評価をいただ <name>nd1</name> いている。 <value>3</value> また、開発面においても、機械操作に必要なパラ </filter> メータを管理するためにデータベースを導入する等、 ・動詞タグを使い、データを属性で表した場合 組込み分野での処理もより複雑化していることを認識 <set filter="nd1" value= "3"/> した。 例)「if フィルターを 5 から 22 まで 3 秒おきに回す。 その間、sh1 シャッターを速度 30m秒で切る。」 開発動作環境 パソコン側 <for filter= "if" start="5" end="22"> PC/AT互換機 <on shutter= "sh1" ms="30" /> Microsoft Windows XP SP2 <wait ms="3000" /> Microsoft Visual C# 2010 Professional マイコン側 </for> (株)秋月電子通商 AKI-H8-3052F 文献 (1) 江口英輔・蟻川謙太郎編 [紫外線を見る] 昆虫の色覚 いろいろな感覚の世界,(2010)p97-120 学芸出版センター 24 12 ANNUAL REPORT 2013 医療用診断支援システムにおける画像処理ソフトの開発 (横浜国立大学 大学院 後藤研究室との共同研究) 情 報 技 術 科 非 常 勤 講 師 新 田 内 野 晃 泰 伸 診断・治療を目的とした医療用診断支援システムの開 1. はじめに 発を行っている.(図1参照) 本研究は,神奈川県立産業技術短期大学校(以下, このシステムは,DICOM(ダイコム 当校)と横浜国立大学 大学院 環境情報研究院 社 Digital Imaging and COmmunication in Medicine)形式の医用画 会環境と情報研究部門(環境情報学府 情報メディア 像を取り込み,時系列に処理し,3 次元的に解析を行 環境学専攻)後藤敏行教授の研究室(以下,後藤研究 うことが求められている. 室)との共同研究である.本稿では,過去 3 年間の経 過を報告するとともに,今後の研究方針を述べる. 2. 研究の概要 2.1 研究テーマの選定 後藤研究室では,主に次のような項目に関する研究 を行っている. ・医用画像処理 ・点字楽譜の自動生成 ・楽曲データの立体音響再生 この中から,高度な情報処理技術支援を必要とする, 医用画像処理の分野を選び,現在稼働中の「医療用診 断支援システムの改良」を共同研究のテーマとして選 定した. 図1 医療用診断支援システムの実行画面 2.2 研究体制 当校側は,新田主査,長岡主査(平成 22 年度~平 後藤研究室では画像処理技術を応用し,横浜市立大 成 23 年度,現在の所属は神奈川県立西部総合職業技 学附属病院 放射線科は診断の見地からシステム開発 術校),内野(平成 24 年度~)で,後藤研究室側は, 後藤教授,影井名誉教授,後藤研究室院生・学生であ を行っている.そこで当校は,ユーザーの使いやすさ る. の見地からユーザーインターフェース部分を,研究サ 2.3 研究目的 ポートの側面から画像入出力のライブラリ化を担当す ることになった. 当校側の研究目的は,次のとおりである. ・当校指導員が,画像処理ソフトウェアの開発技術 4. 研究の経過 を習得するとともに,稼動システムへの適用手法 を理解する. 年度毎の研究結果を次に示す. ・習得した技術を当校における職業訓練指導で活用 4.1 平成 22 年度 する. 4.1.1 医療用診断支援システムの現状調査 後藤研究室大学院生作成ソフトの仕様及び動作確認 とコードレビューを行った. 4.1.2 追加機能の仕様検討 当校担当の画像出力処理プログラムの仕様を検討し た.画面レイアウト,座標変換方法,ファイル管理方 法等を後藤研究室と相談した. ・当校と外部の教育・研究機関との交流を促進する. 3. 医療用診断支援システムについて 後藤研究室では横浜市立大学附属病院 放射線科と 連携して,COPD(慢性閉塞性肺疾患)等の肺疾患の 25 13 ANNUAL REPORT 2013 4.1.3 技術交流 マルチスレッドプログラミング,Qt(キュート, Qt Development Frameworks 社開発の C++言語向け GUI 開発フレームワーク)を利用した画像処理プロ グラミング,既存プログラムのパッケージ化(インス トーラーの作成)に関するレクチャーを実施した.後 藤研究室大学院生も受講した. 成果として,後藤研究室において医療用診断支援シ ステムのマルチスレッド化の実装が行われ,パフォー マンスの向上が実現し,また,横浜市立大学附属病院 放射線科へのシステム提供がスムーズに行われた. 4.2 平成 23 年度 4.2.1 医療用診断支援システムの現状調査 オリジナルのシステムは,Visual C++ 2003 で開発さ れていたが,Visual C++ 2008,2010 へのアップグレ ードに伴いソースプログラムの変更が必要となった. 特に,共通言語ランタイムのバージョンアップに伴い, Visual C++ の言語拡張仕様が変更され,古い拡張仕様 (clr:oldsyntax)は推奨されなくなった.コンパイル エラーや実行時エラー対策も含め,修正作業に関する 技術的支援を行った. 4.2.2 技術交流 医療用診断支援システム,及び,後藤研究室で研究 しているその他の項目に関して技術的な支援を行った. ファイル読み込みの高速化,ソフトウェアに使用期限 をつける方法,MIDI による楽曲データの立体音響再 生に関するレクチャーを実施した.後藤研究室大学院 生も参加した. 4.3 平成 24 年度 4.3.1 医療用診断支援システムの UI 検討 医療用診断支援システムは高機能である.また,実 際の使用を想定するとシステム開発者ではなく医師で あることから,現状のアプリケーションをよりユーザ ーにとって使いやすいものとするため,GUI による ユーザーインターフェースの構築を検討することとな った.これまで筆者らは各種アプリケーションにおけ る UIに関する調査を行った(1)(2). ィブデバイスによるイベントの組み合わせとイベント 間のタイミングにより GUIの設計が決まる. 現在,パーソナルコンピュータにおける入力デバ イスは,マウスに代表されるボタン付ポインティング デバイスでありロケータ・ピック・ボタンの 3 機能を 実装している.マウスは表示ディスプレイ上の 2 次元 座標上における位置指定,操作の対象となるオブジェ クト領域のポイント,メニューからの選択,操作を行 うことが出来る.したがって GUI ではボタン(アイ コン)・メニュー等を用いて操作を行うことになるが, 高機能なソフトウェアではその選択子の多さから,多 くのボタンやメニューが必要となり操作性に問題が生 じる. また,人間がいったんあるインターフェースに慣 れてしまうと,それより多少良いインターフェースが 登場しても現状に満足する慣性が働くため,新しいも のに移ることが面倒になり,新しい良い GUI が提案 されてもなかなか広まらないとの指摘もある(1) .そこで, インタラクティブ(会話的)なユーザーインターフェ ースを提案する.まず,メニュー操作をインタラクテ ィブインターフェース化することで,ソフトウェアの 機能を余すことなくユーザーに提供できると考える. 具体的には機能選択を画面に表示していき,ユーザー は質問に回答していく中でユーザーが求める機能を選 択できるシステムの構築を行いたい. 6. 今後の研究方針 本研究は,平成 25 年度以降も継続的なテーマとし, 今後は,医療用診断支援システムの UI の研究を行う. UI 開発に当たりアプリケーションに対するユーザ ー操作のログを記録し,操作性向上のための改善を行 う手法が提案されている(2).筆者らは診断支援システ ムを利用する医療機関の医師への聞き取り調査を実施 し,仕様の検討を行う.併せて,後藤研究室大学院生 開発プログラムの検証を行う.仕様に基づき,後藤研 究室大学院生開発プログラムを修正する. 参考文献 (1) 増井俊之,誰もが意識せずにコンピュータを扱える未 5. 考察 GUI を構成する論理的なインタラクティブデバイ 来のために GUIの先にあるインターフェースを考える, インターフェース 38(1), 40-49, 2012-01 スには,その機能からロケータ(位置情報)・バリュ エータ(値の指定)・ピック(識別・選択)・ボタン (2) 中島一・増田健・高橋郁也,業務アプリケーション操 (イベントの ON/OFF)・キーボード(テキスト処 作可視化のためのハイブリッドなGUI状態の取得方 理)に大別されるが,これらの論理的なインタラクテ 式の提案,電子情報通信学会技術研究報告. ICM, 情報 通信マネジメント 111(279), 49-54, 2011-11-03 26 14 ANNUAL REPORT 2013 プロジェクトマネジメント教育への取り組み 情 報 技 術 科 晃 今年度は SSH 認定の総括の時期でもあり,プロジ 1. はじめに ェクトマネジメント教育のパフォーマンスをどう評価 平成 24年 4月に改正された職業訓練基準の教科に するかについて検討を行っている. コミュニケーション関連教科が追加されたことや, 1.1.3 NPO カタリバ NHK の番組でもお馴染みの「カタリバ」を実践し ている NPO 団体である.高校の授業の一環で,様々 な高校で「カタリバ」を開催している.カタリバを仕 切る大学生に対し,プロジェクトマネジメント講座を 実施した. 1.1.4 PBL(Problem/Project Based Learning) 問題解決型授業やプロジェクト体験型授業と呼ばれ ている.本研究では両者の意味で用いている.システ ムの要求分析に関する側面(プロダクトスコープ)で は「問題解決型」,システム設計の成果物である設計 書を完成させるための工程管理の側面(プロジェクト スコープ)では「プロジェクト体験型」である. 「次世代高度 IT人材」,「IT人材白書 2012」の報告 書などを鑑みると,近年は特に人材に対するヒューマ ンスキル向上が求められている. 本研究は,これらの課題が顕在化し始めた 5 年前 から,一般社団法人 PMI 日本支部の教育委員会と共 同で取り組み中・高等教育におけるプロジェクトマネ ジメント教育を通じてヒューマンスキル向上に取り組 んだ報告である. 1.1 協力機関 1.1.1 一般社団法人 PMI 日本支部 米国に本部を置く PMI は,プロジェクトマネジメ ントの啓蒙活動や PMBOK と呼ばれるプロジェクト マネジメント知識体系とその関連国際資格 PMP (Project Management Professional)を管理する世界最 大の PM 推進団体である.70 カ国に 250 の支部 (Chapter)を有する.PMI 日本支部はその中の支部 の一つである. PMI 日本支部の主な役割は,国内におけるプロジ ェクトマネジメントの普及活動とメンバに対する各種 サービス,メンバのボランティア活動のサポートなど である.その中の教育委員会は,実際に企業の第一線 で活躍しているプロジェクトマネージャらがボランテ ィアで運営している組織である. 本研究の活動は,PMI 日本支部の中で設置されて いる教育委員会で行うボランティアのプロジェクトと しても位置付けられている. 1.1.2 神奈川県立神奈川総合産業高等学校 神奈川県の相模原市に位置する県立の高等学校であ る.平成 21 年度から,SSH(スーパーサイエンスハ イスクール)に認定されている. 特色のあるカリキュラムを展開しており,その中で SSH プロジェクトマネジメント(SSHPM)という教 科で,校全体で一丸となって PM 教育に取り組んで いる.本研究の一環で,SSHPM の授業の一部を設計 して,高校の先生方にその授業を実践して貰う取り組 みを行った. 2. 概要 2.1 産業技術短期大学校 知識の提示→知識の導入体験→知識の応用体験のス テップで学習を進めるようにデザインしている. 3Q で,個人と組織とで動く場合の考え方の差異や プロジェクトマネジメント関連の専門知識など基礎的 なことを知識として与え,同時にグループワークの進 め方などを教える.4Q では,「プロジェクト体験 型」としてグループ単位で PBL を行い,企業訪問な ど一般的なものごとの進め方について体験して「プロ ジェクトマネジメント」に関する知識の定着を図る. 2 年の 1,2Q の「システム設計」の授業では,プロ ジェクトをより専門的な「IT プロジェクト」に設定 し,より複雑なプロジェクトマネジメントの追体験を 行う. 1Q は設計するシステムに関わるステークホルダを 洗い出し、そのステークホルダごとの要求分析と機能 の確定を行わせる.この工程では「問題解決」がメイ ンである.クリティカルシンキング,発散思考や収束 思考などのツールを使い込み「考える力」を養う. 2Q では,全体の計画の見直しと成果物の品質など 更に高度な「プロジェクト体験」を行いながらシステ ム設計の知識を高めていく. 27 15 富 樫 ANNUAL REPORT 2013 2.1.1 プロジェクトマネジメントの授業 講義を織り交ぜたハイブリッド PBL 形式の 2 時限 続き 8 回の授業である.PMI 日本支部の教育委員会 とコラボレーションして実施している.講師は現役の プロジェクトマネージャ 2名体制で授業を行う. 学習内容は PM 概要,目的と目標,WBS とコスト, 役割分担,スケジュール,リスク管理である.予備知 識が不要な分かりやすいプロジェクト(卵シェルター, 社会見学旅行計画,ストロータワーなど)を設定し, チーム単位で取り組ませ,経験後に振り返りと講義を 行う「経験から学ばせる」スタイルである. この授業の目的は知識の定着にあるので,一般的な ペーパー試験によりプロジェクトマネジメントの知識 を評価している. 2.1.2 システム設計の授業 こちらも講義を織り交ぜたハイブリッド PBL 形式 の授業である.この授業は 2 名体制で実施している. 講義(1 時限)+PBL 形式(2 時限続き)を 1 セット とした 48 時限の授業となっている.図書管理システ ムを題材とした IT プロジェクトで,ウォーターフロ ーモデルと共通フレーム 2007 の工程を参考にしたマ スタースケジュールを示し,そのスケジュールに従い 作業を進め,要求分析と詳細設計を行う.チームの成 果物として,基本設計書,外部設計書,内部設計書, 運用規約を作成させる. 2.2 神奈川県立神奈川総合産業高等学校 具体的には,グループ作業に必要な思考方法である, 発散思考と収束思考を教える授業をデザインした. 演習形態からコンテンツは,学生向けではなく,授 業を行う教員の学習資料として提供している.そのた め実際の授業内容より広範囲をカバーする内容となっ ている.これを元に教諭が学生の質に合わせてアレン ジし,補助教材など準備をして実施している. 1 時限(45 分)用のコンテンツで,導入・まとめを 除いた,35分程度を本論としている. 内容は,グループワークで話し合いを行うときに必 要な知識である「発散思考と収束思考」について,漢 字を題材にした簡単なワークを体験する中で学べるよ うに構成している. 発散思考では,ブレーンストーミングを,収束思考 では高校側の要望で KJ 法について紹介して,それぞ れのツールの位置付けを把握することを主眼としてい る.これらツールを実際に使うのは次回以降の授業で 行うグループワークであり,以降の授業との連携を前 提として設計している. 基本的な流れは,試行錯誤→経験の振り返りによる 知識化というステップで構成し,個人ワーク→グルー プワークの順で適応範囲を変化させ,個人とグループ の勝手の違いなどを認知し易いように工夫している. 実際の授業は,高校の教諭が担当して 8 クラス同時 に授業を行っている.アンケートの結果,ほとんどの 学生が理解できたようである. 2.3 カタリバのプロジェクトマネジメント教育 教育委員会のメンバと共にカタリバを仕切るスタッ フに対してプロジェクトマネジメントの講義と実習を 国立オリンピック記念青少年総合センターで実施した. 基本的には当校の授業内容をアレンジした内容でガ ントチャートを始めとする計画手法やブロックタワー 作成プロジェクト体験などを実施した. 2.4 プロジェクトマネジメント教育の調査と報告 本研究の過程で,他の教育事例の調査と情報交換の 必要性を感じ,調査グループが 2010 年に調査を行い その結果を 2011 年 9 月の工学教育研究会(学会)で 発表,翌 2012 年 5 月に共同執筆した報告書が「工学 教育」誌に掲載.本校の取り組みについて 2012 年 8 月の工学教育研究会で発表を行い,工学教育に携わる 方々と情報交換をした. 3. まとめ 本研究の主軸となる授業の PBL は自主性に任せる のが基本であるが「課題を与えて放置」では全く学習 効果は上がらない.常に見守りながら,意識付けを行 い,チームの様子を把握して適切なタイミングで最小 限の指導する必要がある. 学生の評価(成績)についても取り組み具合を適 切に反映することは非常に難しい.また,ヒューマン スキル自体も定量的に評価することも困難である. プロジェクトマネジメントに限らず「教育の効 果」を測定するには,どのように項目を定め,定量化 していくべきかが今後の課題である. 今年度より授業にルーブリックを導入していが, 今後その効果を検証してみたいと考えている. 4. 結言 本報告が平成 25年度以降,全国各地の職業訓練施 設で展開していくことになる「コミュニケーション関 連教科」設定の一助になれば幸いである. 5. 文献 1) 文部科学省 学習指導要領 2) 文部科学省 今後の学校におけるキャリア教 育・職業教育の在り方について 28 16 ANNUAL REPORT 2013 漆芸技法指導の在職者訓練における取り組み -指導技法の構築と低コスト化に向けた現代版加飾材料の調査- 産 業 デ ザ イ ン 科 人 材 育 成 支 援 セ ン タ ー 1. 鈴 木 則 之 冨ヶ原 美 和 内容構成は「漆の歴史」「漆の種類」「漆芸技法」 はじめに 「用語集」「参考図書等」である. 本取り組みは 3 ヵ年計画で進めており,これまで実 施した内容を踏まえて報告する. 伝統工芸として知られる漆芸技法では,先人たち 3.1. 漆の歴史 の経験から様々な技法が編み出されている.これら 「漆の歴史」には漆が石器時代から使われてきたこ 技法は工程が複雑なのに加え,漆の取り扱い方が難 とから始まり,時代とともに,各地方での漆を塗られた しいことから,技法の知識及び技術の伝達が短期間 生活雑器が普及していった内容を盛り込んだ. では構成し難いと考えられている. 3.2. 漆の種類 そんな漆芸への敷居を下げるべく,あえて短期間 漆とは何であるかを理解するため,「漆の主な成分 の在職者訓練講座を開設し指導を試みることとした. (表 1) 」では漆液に含まれる主成分の種類と産地によ そこでまず,漆芸について効率よく理解できるテ る主成分の違いを,「漆の硬化反応(図 1)」では他の塗 キストの作成を行なった. さらに,現在主に使用されている材料は高価な自 料にはない独特の乾燥方法を解説した.「漆の種類」 然・天然材料がほとんであるので,取り扱いを容易 ではこれらを理解した上で,漆の種類やその特徴を学 にするべく,従来の漆工材料でない安価なプラスチ ぶ内容とした. 表1 産地別漆の主成分 ック材料等を中心に,これまでに使用されてきた材 産地名 日本 中国 ベトナム 台湾 ビルマ 料に変わる素材を使用して指導を行い,漆との相性 及び適性について評価を行おうと考えた.加えて,加 飾材料だけではなく素地についても安価に作成でき る材料はないか検討することとした. 主成分 ウルシオール ウルシオール ラッコール チチオール 分子式 構造式 23 O2 32 O2 36 O2 H H H C C C 23 36 O2 H C 21 21 32 R = (CH2)14CH3 2. 概 R = (CH2)7CH=CH(CH2)5CH3 要 R = (CH2)7CH=CHCH2CH=CH(CH2)2CH3 平成 22 年度は,まず漆について理解を深め,次に数多 R = (CH2)7CH=CHCH2CH=CHCH=CHCH3 くある漆芸技法を工程や作業法等によりまとめるとと R = (CH2)7CH=CHCH2CH=CHCH2CH=CH2 他 もに,在職者訓練用テキストを作成した. 平成 23 年度は前年度作成したテキストを振り返り 若干の改訂をおこなった.また,様々な技法がある漆芸 の加飾技法の中から螺鈿及び蒔絵技法について,在職 者訓練で安価な加飾に適しそうな材料やプラスチック 材料の素地を使用して各技法を実施した. 平成 24 年度は改訂版テキストを使用し在職者訓練 図 1 漆の硬化反応 を実施.さらに,産業デザイン科 2 年生 6 名にテキスト による講義と蒔絵技法の特講を実施した.以下はこれ 3.3. 漆芸技法 までの実施報告である. 漆芸には様々な技法があり,それらは様々に加飾さ れている.そこで漆芸技法を以下の 3 つに大別し解説 3. テキストの作成 を行なった. ・漆を刷毛で塗る「塗り」 テキストを作成するに当たっては,在職者訓練用で ・金粉等を蒔いたり,貝等を施す「加飾」 ・下地に工夫を凝らす「変わり塗り」 はあるが,漆の歴史や漆とは何かという基本的なこと がらから学べるよう構成することとした.テキストの 18 17 ANNUAL REPORT 2013 3.4. 用語集及び参考図書等 表 2 実施した講習会内容 年度 漆芸には特有の専門用語が存在し,また,特殊な道具 講座 等を多く使用している.この点を容易に理解できるよ 基本 う,用語集及び参考図書等を巻末に配置し,各自で学べ 日数 4 定員数 10 参加数 5 講義 漆について,漆塗り技法 実技 漆下地工程(本堅地)の習得 呂色仕上げの習得 唐塗り,溜め塗り,螺鈿 箸,箸置き,の製作 2週,水・金曜日での開催 蒔絵 平成 22 年度から基礎講座を 3 講座,蒔絵講座を 2 講 日数 2 定員数 5 参加数 3 基本 在職者訓練での実施 蒔絵 4. 内容 変わり塗り(唐塗り) 箸,箸置きの製作 連続 4 日間での実施 平成22年度 るようにした. 数字 日数 4 講義 漆について,漆塗り技法 定員数 5 実技 漆下地工程(本堅地)の習得 参加数 10 呂色仕上げの習得 日数 2 定員数 5 参加数 5 講義 蒔絵について ビデオによる蒔絵技法の視聴 実技 平蒔絵技法 高蒔絵技法 座及び受講者からのリクエスト講座(以下,「オーダ ー」という)を 1 講座の計 6 講座を実施し,延べ 32 名 講義 蒔絵について ビデオによる蒔絵技法の視聴 実技 平蒔絵技法 高蒔絵技法 連続 2 日間での実施 の参加があった.以下にこれら講座で使用した材料及 び実施内容を記す. 4.1. 材料 古くから漆芸での加飾において用いられる材料は 平成23年度 高価な天然素材が多い.また,素材となる材料も木材 であれば時間をかけ含水率を下げた狂いの出が少な くしたものに精密な加工が施されることで高価とな っている.そこで,安価で入手し易く漆に負けにくい 材料の選定を行なうこととした. 水・金曜日での実施 加飾材料には,学校教材として市販されている比 オーダー 較的安価な材料を選び,使用することにした(図 2). 基本 平成24年度 図 2 選定した安価な材料 日数 12 定員数 4 参加数 4 当年度受講者から基本・蒔絵講座の続 編となる内容の講座実施要望があり,授 業内容を協議した後,講座を開催した. 実技 椀塗り(本堅地,黒呂色仕上げ), 平蒔絵,螺鈿,ポリエステルパテによる下地 作成法 土曜日午前のみでの実施(12月~3月) 日数 4 定員数 5 参加数 5 講義 漆について,漆塗り技法 実技 漆下地工程(本堅地)の習得 呂色仕上げの習得 唐塗り,溜め塗り,螺鈿 箸,箸置き,の製作 週1日,4週に渡っての開催 素地には,蒔絵や螺鈿の工程学習用にアクリル樹 脂板を使用し(図 3),製品への加飾練習用として 4.3. 実施アンケート結果及び講座の考察 ABS 樹脂製の材料を使用した(図 4). 実施した講座のアンケート結果は表 3 のとおりであ る. 表 3 アンケート結果のまとめ のとおりである. 講座 96% 4日間連続が良い 乾燥時間も考えると日を空けたほうが 良い 87% 練習し作品を作ってみたい 普段できない体験ができよかった 基本 100% 今まで分からなかったことが理解できた 自宅でもできることがわかりうれしかった 蒔絵 100% 加飾技法だけの講座を別立てしてはどうか 年一回ではなく,数回実施してほしい オーダー 100% 3ヶ月半の講座は勉強になった 教材が授業料に含まれていて助かった 蒔絵 これまでの講座内容及び参加者数等については表 2 基本 4.2. 実施内容 内容 平成23年度 図 4 ABS 樹脂製材料 満足度 平成22年度 図 3 アクリル樹脂板 年度 19 18 ANNUAL REPORT 2013 基本 平成24年度 100% 継続して講座が実施されることを希望 夕方から講座を実施してほしい 蒔絵の集中講座の実施を希望 蒔絵講座の来年度復活を希望 る蒔絵技法パネル(図 6)を示す. 図 6 蒔絵技法パネル 6. 上記アンケート結果の満足度については,講座実施 今後の課題 加飾材料について,これまでで大まかに材料の選定 後に収集したアンケート用紙の 「セミナーの学科内容」 を行い,在職者訓練の中で使用した.講座期間中及び二 「セミナーの実技内容」 年を経過したものも変色などなく,付着もしており,趣 「セミナーの使用教材内容」 味的了見であれば概ね問題はないものと考える.しか 「講師の説明内容」 し,実用製品としての使用を考えるときには少なくと 「総合評価」 も「付着性」「耐候性」「塗膜硬度」といった 3 点は のアンケート項目で「優」「良」「不可」の評価項目 評価試験を行なう必要がある. から「優」のみを対象としパーセントにより表記した. 7. 以上結果から考察すると,初年度は基本・蒔絵講座 おわりに ともに高い満足度ではあるが,全ての方に満足してい これまでテキストの改訂や講座の実施日を試行錯誤 ただくことができなかった.これには,1 つ目に初年度 し,一定の成果を収めてきた.今後も若干の修正を加え 作成したテキストに若干の不備があったこと.2 つ目は つつよりよい講座となるよう実施をしていきたい. 講座の実施日程に余裕が無かったこと.の 2 点が考え また,加飾材料は性能面での評価を行い,受講者へよ られる. り安心して使用できる,安価な材料を紹介できるよう 1 つ目の理由では講義中に確認を行うことが度々あ 今後も調査研究を進めていきたい. ったため,集中して聞いておられる受講者にご迷惑を さらに,京都市工業試験場と日華化成有限会社が研 おかけすることとなった.2 つ目は漆芸には作業工程が 究開発し株式会社佐藤喜代松商店と株式会社齋藤漆店 多く,乾燥時間に気を使う塗料である.この点で初年度 から販売されている次世代型漆「MR 漆」が注目され は 4 日間連続で実施したため振り返る時間が取れず, ている.特徴は「低温下での硬化」「低湿度下での硬 また,乾燥が間に合わず,当初の予定通りに作業を進め 化」「かぶれの軽減」があげられる.今後,より安全に られなかったことが原因と推測する. より使い勝手のよい漆の普及に努められるよう,MR そこで,これらを改善すべくテキストを改訂し,さら 漆による考察も行なって行きたい. に,実施日に余裕を持たせるよう実施したところ,それ からの講座では全ての方に満足いただける結果となっ 8. た. 参考文献 (1) 佐々木 英: “漆芸の伝統技法”, 理工学社, (1986) 5. (2) 松田 権六: “うるしの話”, 岩波文庫, (2001) 学生による作品作成 (3) 丸山 高志: “日本の漆工其の一 材料と用具”, 社団法 平成 24 年度はこれまでの在職者訓練での実施を踏 人日本漆工協会, (1988) まえ,産業デザイン科の学生 6 名に文化祭での漆芸作 (4) 丸山 高志: “やさしく身につく漆のはなし”, 社団法 成出展のため蒔絵技法の指導を行った. 人日本漆工協会, (1992) 実施しての学生からの感想は「普通には触れること (5) 丸山 高志: “やさしく身につく漆のはなし その2”, のできないものに触れられ大いに良かった」「漆芸の 社団法人日本漆工協会, (1999) 難しさを学べて良かった」と概ね良好であった. (6) 丸山 高志: “やさしく身につく漆のはなし その3”, 学生が作成した作品(図 5)と学生の自主制作によ 社団法人日本漆工協会, (2003) (7) 丸山 高志: “やさしく身につく漆のはなし その4”, 社団法人日本漆工協会, (2004) (8) 鈴木 則之, 冨ヶ原 美和: “能力開発セミナー2012 漆 を用いた塗り技法”, (2012) 図 5 学生による蒔絵作品 19 20 ANNUAL REPORT 2013 3. 学 科 紹 介 生産技術科 制御技術科 電子技術科 産業デザイン科 情報技術科 20 ANNUAL REPORT 2013 産業界ではものづくりが本当に できる人材を求めています。生 産 技 術 科 で は、CAD / CAM / CAE を用いた設計技術、各種工 作機械や NC 工作機械を用いた加 工技術、リレー及び PLC による シーケンス制御技術の3つに重 点をおき、「ものづくり」を通し て実践技術を学びます。生産技 術の高度化に的 確に対応でき、 広い視野で思考できるメカニカ ル・エンジニアをめざします。 主な学科と実技科目 (一般教育科目は全科共通) 専門学科 工業物理/機械工学概論/制御工学概論/電気工学概論/情報工学概論/工業材料/力 学/機械製図/生産工学/安全衛生工学/機構学/機械設計/機械加工学/塑性加工学 /機械制御/測定法/数値制御/機械工学特別講座 専門実技 基礎工学実験/機械工学実験/電気工学基礎実験/情報処理演習/安全衛生実習/機械 加工実習/数値制御加工実習/制御工学実習/計測工学実験・実習/機械製図実習/機 械設計実習/CAD/CAM演習/CAE演習/塑性加工実習/総合製作実習/総合技能演習/卒 業制作・研究 トピックス 第7回若年者ものづくり競技大会 「旋盤」職種に出場! 第7回若年者ものづくり競技大会に、生産 技術科の阿久津文亮君が「旋盤」職種で参 加しました。残念ながら入賞は逃しました が、技術力と精神力の向上が得られました。 エコカー競技大会 2 位入賞! 省エネ研究部では、エコカー大会に、 毎年参加しています。平成24年度の夏、 日産グランドライブで開催された「第7 回かながわエコカー競技大会」では、2 位入賞(723.19km/l)を果たしました。 卒業制作・研究 ハンドバイクと 車いすの製作 21 プレス機の製作 旋盤チャックの 交換保持具の製作 ANNUAL REPORT 2013 22 ANNUAL REPORT 2013 、 た の の りでは まざまな で な な が しています。制御技術科では、 メカニ ス、エレ ニ ス、 ン ー 機 械、 ・ 、 技術を ー ル的に につ 、 ン やア エー を した 機械シス の 化技術や シス の制御技術を学びます。 の 化に し、 広い 野 で に対応できるメカ ニ ス・エンジニアをめざします。 主な学科と実技科目 (一般教育科目は全科共通) 機械力学/機械製図/安全衛生/制御工学概論/電気工学概論/材料力学/情報工学概 論/数学基礎演習/工業材料/ 理/生産 理/機械工学/ 工学/ 制御/電 / 工学/ /計測工学/数値制御 基礎工学実験/電気工学基礎実験/情報処理演習/機械工学実験/産業 安全作業 実習/機械 作業実習/機械加工実習/電気安全作業実習/電 工学実験/制御 実習/機械製図実習/ 気 制御実習/制御工学実験・実習/ 制御実習/ 実習/ 実習/CAD演習/数値制御実習/ 工学/塑性加工実習/ 設計演習/総合技能演習/卒業制作・研究 専門学科 専門実技 トピックス の ! 大会「 入 」 年 に われ ての 大会です。大会の ー 、 の 、す て 生の で われます。 回は、 イ に 「 入れ 」を し、グ ー で競いました。 に 位 と た の の 果に いてグ ー とに して します。 の大会で、 た で す との しさ しさを します。ま た、2年生から に す ド イ を 、 の な を 会 となります。 卒業制作・研究 23 の製作 ス ス の ANNUAL REPORT 2013 24 ANNUAL REPORT 2013 「 ン」が ている 技術の応用 は広が て います。 技術科では、 ジ ル技術、ア 技術、通 技術 を ースにした各種 機 の設計、 作、メン ン スの 、CAD、 DL を 用 い た 設計技術、な びに 技術を学びます。 化する産業界に対応できるエレ ス・エンジニアをめ ざします。 主な学科と実技科目 (一般教育科目は全科共通) 専門学科 数学基礎演習/電 気学/ 専門実技 / /電 工学/情報工学概論/ 理/ 生産工学/安全衛生/ / 工学/制御工学/ 電 / 電 / 工学概論 電 工学基礎実験/電 基礎実験/電気工学基礎実験/情報工学基礎実習/ 電 実験/ 電 実験/ 工学実習/電 製図実習/ 工 学実習/電 製作基 実習/電 機 基 実習/総合技能演習/卒業制作・研 究 トピックス 技 に 大会 若年者ものづくり競技大会 ! 技 大会は、23 の 年技 者の技 日 を競 競技大 会で り、また、若年者もの づくり競技大会は、技 を 得 の していない2 の若年者を とし たものづくり競技大会です。 技術科では、毎年 れらの大会に に参加 しています。 卒業制作・研究 ー 25 ー カー ー ー の ANNUAL REPORT 2013 26 ANNUAL REPORT 2013 た の の りに るものは、 す てが ン ています。産 業 ン科では、 ン技 術を して 、 ン・ ン・ス ー ス ンの3 野に て、 ・設計 制作までの ン ー を学びます。めざすは、し なや な と な を 、 で 的な ンの ができる ン・エンジニアを めざします。 主な学科と実技科目 (一般教育科目は全科共通) 専門学科 専門実技 論 ・ ・ ・ /材料加工法/ 概論/ 学/ /製 設計/情報処理・D 概論/ ・ ・ / /材料学/安全衛生/ 工学/生産工学/ 概論 ・ / /製 計 ・ 理 実習 ・ /基礎製図/ / 製図/ 基礎実習/ 制作実習/製 設計実習/ 実習/情報処理実習 ・ / 総合製作実習 ・ ・ ・ /総合技能演習/卒業制作・研究 トピックス 若年者ものづくり競技大会出場! 技 を 得 の2 の若年者がものづ くりの技を競い 大会です。産 イン科 では第4回大会から「グラ イン職 種」の部に毎年2 4 が しています。入 1年生の1 に 者を り、 年度に 開催され 大会 の を に の を て、グラ インの と 技術を 、大会に でいます。 の第4回大会では の参加者の か ら に 生 大 賞 第1位 と第3位の ブ 賞をす とがで ました。また、第 回 大会では第3位 賞 第4位 を 賞す とがで ました。 卒業制作・研究 の 作 レ 27 ックの 作 の の プ ンと 作 ANNUAL REPORT 2013 28 ANNUAL REPORT 2013 ・ ン ー ン や な 、 C の 野 は、 化しています。 技術科 では、 に する 化 において、各種 機 を 用して や業 が るよ 、 ア 、 ー 、 ー ース、 リ な の や技術を学びます。 的な視点に て、 つ機 に ー ーの 求に対応できる 的なシス ・エンジニアを めざします。 レ 主な学科と実技科目 専門学科 (一般教育科目は全科共通) 計 機工学 ・ / 工学 ・ ・ ・ / ・ / / 設計 ・ ・ / 専門実技 情報数理演習/ 基 実習/構 制御工学実習/情報工学実習 ・ / 制作・研究 実習/ ・ / / 実習 ・ /図 処理実習/ 設計実習 ・ /卒業 トピックス カ コ 2 の カ コ は、 コ で毎年開催され 神 の 技 術 に す です。産 技術 大 も2 13年2 に し、産 ン に いて、 技術科の久 が の研究 ー で 「 グラ ング の な イコン ー の 」に い て研究成果を しました。 研究は、 大 研究大 大 科 研究 科 との 研究です。得られた 技術は、 生 しでも くの とを られ 、 大 での日 の に し ています。 卒業制作・研究 プ の 29 ドッ の レ の ANNUAL REPORT 2013 30 ANNUAL REPORT 2013 4. 学 生 卒 業 制 作 ・ 研 究 報 告 平成24年度 学生卒業制作・研究のテーマ一覧 生産技術科 ――――――――――――――――――― (報告書掲載ページ) エコランカーの構造解析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33 抜き型の研究・製作 熱処理、溶接を用いての製作 抜き型の研究・製作 ワイヤ放電加工による金型の加工 抜き型の研究・製作 平面研削盤についての研究 抜き型の研究・製作 プレス機フレームの設計(強度計算) エアバイクの製作 マラソン用車いすの製作 ハンドバイクの製作 旋盤のチャック交換用保持具の製作 リフター及び変速機構の製作 旋盤のチャック交換用保持具の製作 可動部分の製作 自動搬送機の改良 CAMによる5軸マシニングセンタについて 石焼き芋器の製作及び熱量の計算 石焼き芋器の製作及び効率改善 ミニ電車の走行安定性 フレームの製作及び実験 若年者ものづくり競技大会入賞に向けた対策 風力発電実用化研究 風車実験機の製作 風力発電実用化研究 風車発電機の製作 制御技術科 ――――――――――――――――――― 独立型太陽光発電システムの製作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 ETロボコンにおけるモデリング研究 ジャイロセンサーを用いた2輪倒立型ライントレースロボの製作 エレクトリックスマートボールの製作 PLC実習装置の製作とマニュアル作成 インバータ制御によるファンの制御盤の製作 FA装置の製作 技能検定3級旋盤フライス盤作業 学科実技対策資料の作成(旋盤) 技能検定3級旋盤フライス盤作業 学科実技対策資料の作成(フライス盤) CADトレース技能審査受験対策マニュアルの作成 シーケンス制御を用いた 列車運転装置の製作 PLCによるロゴマーク刻印装置の製作 迷路探索カーの製作 マイコン制御によるボール落としゲームの製作 サッカーロボットゲーム機の製作 ワニ叩きゲームの製作 リンク機構を用いた歩行ロボット MPS装置の製作 オムニホイールを使った全方向移動車の製作 電子技術科 ――――――――――――――――――― 偏光面を利用した多重化光空間伝送システム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 論理回路シミュレータの制作 PLCを用いた自動販売機の製作 車輪を用いた距離計の製作 発表用のデジタルタイマーの製作 LEDを用いた立体型バーサライタの製作 電子機器「ハノイの塔」を制御するWindowsアプリケーションの制作 音声合成LSIを使用した多機能時計の製作 フライング・ボールの製作 LEDボタンゲームの製作 位相反転回路を用いたノイズキャンセルシステムの製作 シューティングゲームのバージョンアップ ブライトボードの製作 戸外天気観測装置の製作 PCGボードの製作 シーケンス練習板の製作 FPGAを用いた電子メトロノームの製作 ブラシレスDCモータ駆動制御装置の作製 FM音源楽器の製作 PLCを用いたエレベーターの制御 PLCを用いたスゴロクの製作 多機能アンプの製作 RFIDを利用した出席管理システムの構築 ソーラーパネルを用いた信号機の制御 1307教室設備の改修工事 31 ANNUAL REPORT 2013 産業デザイン科 ――――――――――――――――――― アスリート体育大予備校のSPツール制作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37 様々な材料を使ったかんざしの制作 枕屏風の製作 国の特徴を活かした広告物の研究 緑化についての研究と制作 3DCADの技術向上 若い世代に向けた日本画の良さを紹介するムックの制作 福祉用カトラリーの制作-介護者も扱いやすいカトラリーの製作とカラーバリエーションの提案- 色彩学の応用レターセットの制作 効果的なポスターの制作 未来の素敵な街の企画提案 3DCADを用いたSPツール制作 書籍の販売促進品と新しいPR方法の研究 子供の成長に役立つ知育玩具(スロープを使ってのおもちゃ)の制作 エコ製品の企画・提案 飲食店の店内POP及び広報・広告物の制作 女性向けのプロレスムックの制作 CADを学び、空間を創造し3Dモデルを制作 オリジナルデザインを使ったシルクスクリーンプリントでのTシャツ制作 主張する「みせ」学生デザインコンペ応募・模型製作 WEBコンテンツ制作技術の向上 音楽ディスクジャケットのデザイン性について オブジェの制作 AutoCADを用いた3Dモデルの制作 お菓子づくりレシピブックの制作 寄木細工の文様の研究・製作 -トロフィーの製作- ファッション歴史資料集の制作 幼児のための知育用冊子の制作 高齢者の身体能力の低下を緩和、維持するためのレクリエーションツールの製作 トランプの絵柄66種の製作とトランプに関する冊子の制作。 寄木細工を使った木製品の研究および製作 高齢者のための住宅リフォームプランと模型製作 食品の販促POPの制作 色彩学の視点から見た食品・飲料商品のパッケージのリ・デザイン 展示ブースのデザインと施工 産業デザイン科の紹介冊子の制作 VMD戦略を意識した展示ブースの企画・デザイン・制作 学校内の空間を用いた色彩計画の提案 2DCGソフトによるレンダリングテクニックの向上 情報技術科 ――――――――――――――――――― ドット絵お絵かき掲示板の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 風景写真を水彩画調に変換する画像処理の研究 訓練ネットワーク更新プロジェクトでのEVMによる工程管理の実際 SPI試験非言語対策用e-ラーニングシステムの開発 ITILFoundation資格試験用学習システムの開発 ドップラー動体検知を使った監視システム Webアプリケーションを利用した飲食店の座席管理システム Java言語による町工場用勤怠管理システムの開発 タスク管理システムの開発 Andoridアプリによるジオコーディングシステムの開発 GoogleMapsAPIを利用したAndroid端末用地図アプリケーション「MeMap」の開発 自律型障害物回避ロボットの製作 基本情報技術者試験午前過去問題学習システムの開発 ARIT拡張現実インテリアツールの開発 IPv6トンネリングを用いたIPv4ネットワークとの接続検証 Java言語による美容院向け受付管理システムの開発 Xbox360コントローラでMindstormsNXTを制御する研究 Webアプリケーションによる施設予約管理システムの開発 CentOSで行うサーバ構築のWeb教材 AD‐LDAP連携のSSOで利用できるグループウェア基盤の構築 Webアプリケーションを使用したECサイトの作成 ステレオカメラを利用した3Dスキャン 就職活動報告支援システムの開発 Java言語による電子掲示板の開発 共有化を重視したオンラインストレージの構築 SystemCenter2012を用いたITIL運用管理に関する研究 Android端末用「漫画作成ツール」の開発 Webアプリケーション基盤の構築と分散Webアプリ開発の研究 Android端末用ToDo管理アプリケーションの作成 Android端末用介護支援アプリケーションの作成 Strutsによる「料理レシピ」掲示板の作成 block組み立てシミュレーターの開発 鉄道写真データベースの構築 高可用性サービスの迅速な提供手段の研究 日記プログラム 32 ANNUAL REPORT 2013 エコランカーの構造解析 エコランカーの構造解 生産技術科 211101 青木 1. 子 (前輪車軸) 1.1 H o n d a エコマイレ ジ ャレンジ H onda エコマイレ ジ ャレンジは,時 上で 1 2341.4m のコースを 7 25km (1530mm) し,ガソリンの使 用量から 1ℓ の走行距離を算出し (55kg) を競う. スター 時は必 エンジンをかけて 進しなけれ を めて 性走行を行い, 度が がったら びエン ジンをかけて が するという ターンを り すこと とされている. 1.2 エコランカーとは H onda エコマイレ ジ ャレンジに に (58 0mm) (進行方向) ならないが,ある程度スピードが上がったらエンジン (20kg) (1233mm) (後輪車軸) Fig.1 2009 年型 することを されるマシンである. 車 に使用する も軽量化に を (前輪車軸) に 定はないが,どこの ーム ため中にはカー ンを使う ーム (148 0mm) もある.しかしコス がかかる為,使用はあまり 実 ではない. くの ームは軽くて な (55kg) ミを したものを使用する. (560mm) のエコランカーのフレームには 20mm× 20mm, 2mm の ミ角 イ を使用した. ミを使 用するのは重量が軽く,また角 イ の 度も十分荷 重等に えられるためである. を使用して り,これは (20kg) (1130mm) (後輪車軸) は A 7N 01 ミの Fig.2 2011 年型 ミの中でも 度が く, (1) 性に良 な (進行方向) 1.3 構造用合 のためである . ドライバーの る点とエンジン に,それ れ荷重 と ,2009 年型のフレームを使用してきた. をかけてフレームのたわみ量を解析する.解析 して,ドライバーの 重を 55kg,エンジンの重量を しかし,ドライバーの る点 エンジン が後 に 大 では 置することで後輪に く荷重がかかること ,たわみ 20kg と 定して解析を行ない,また前輪の車軸を中心 が として 置を 3 点 め,それ れのたわみ量を Table 1 することで,車輪の転がり抵抗が くなり,燃 を 計に使うのではないかと えた. では たにドライバーの る点とエンジン を,大 にある 転 置 な り前方に るよう設計した.そ した 2011 年型のフレームを め,2 台分の うして Table 1 前輪車軸からの 置とたわみ量 で,車 のフレームよ りドライバーの が前方に び出さない構造であるこ と に い, にまとめた. 2009 年型 エコランカーの いについて調べることとする. 2. ま , 使用しているエコランカーのフレーム 法を 2 台分測定し,解析データを Fig.1 と Fig.2 は,フレーム 法より 用 33 である. 置 する. した構造解析 2011 年型 前輪から 前輪から 前輪から 前方 後方 後方 -470mm 595mm 957mm 0.445mm -4.565mm -3.173mm 前輪から 前輪から 前輪から 前方 後方 後方 -495mm 660mm 970mm 0.342mm -4.38 8 mm -2.38 3mm ANNUAL REPORT 2013 3. 実験 構造解析シミュレーションで出した理論値を表してい 3.1 輪重実験 方法 る.この結果を見ると,2009 年型よりも 2011 年型の フレームに荷重をかけた時,前輪と後輪にどのよう 方がたわみが少ないことがわかる.たわみ実験の結果 に輪重が分散されるのかを調べた.前輪は左右 2 輪分 と比較してみても, 値がほぼ同じだということが言え, の輪重をまとめて量り,その輪重を半分にすることで 構造解析シミュレーションが有効であることがわかっ 1 輪分の輪重とした. た. 3.2 輪重実験 結果 また,1 つの車輪にかかる輪重が大きくなるとその 2 台の前輪,後輪にかかった輪重を比較した結果, Table 2 のような結果となった. 輪重によって車輪が押し潰され,車輪の設置面積が増 えることにより,転がり抵抗の増大に繋がる.それを Table 2 輪重実験結果比較 減らすには 3 輪にかかる輪重を等しくすることが望ま 前輪 輪重割合 後輪 輪重割合 しい.輪重実験の前輪と後輪の輪重比が 2009 年型が 2009 年型 27%×2 輪 46% 2011 年型 30%×2 輪 40% このことから,2011 年型の方が荷重差が少なく,前 5:3 なのに対して,2011 年型は 4:3 となっていること から,後輪負担が軽減されていることがわかる. Fig.3 のグラフからたわみによるキャスター角を計 算すると,2009 年型が 0.264°に対し,2011 年型は 後の輪重差が少なくなったことがわかる. 0.176°に抑えられている.市販車の場合,キングピン 3.3 たわみ実験 方法 は直進性をよくする為,ある程度傾いている必要があ 輪重実験でかけた荷重と同じ 55kg と 20kg の荷重を るが, エコランカーのように燃費を競うマシンの場合, かけた時のフレームの実際のたわみ量を測定する. キャスター角をつけることによる転がり抵抗をなくす 3.4 たわみ実験 結果 ためにも 0°に近い方が良いとされている . (2) Fig.3 は前輪の車軸を中心として,2011 年型と 2009 つまり,たわみが少なく,3 輪にかかる輪重差が少 年型のたわみ量をグラフ化し,2 台で比較したもので ないということは,それだけ転がり抵抗が軽減され, ある.グラフ中に描かれている円は,車輪を表してい 車輪の転がりが良くなるということだ.1ℓの走行距離 る. も延びるので,ガソリンの使用量も減少する.このこ たわみ量を測定した結果,2011 年型の方が 2009 年 型よりも,たわみ量が少ないことがわかった. とから,2009 年型に比べ 2011 年型の燃費向上に十分 貢献したと思われる. 参考文献 4. 考察 構造解析の結果に輪重実験の結果を合わせ,表示し たものが Fig.3 である.実線は実験データを,破線は (1)http://www.toishi.info/sozai/al/a7n01.html (2)http://www.g-kawada.com/library/yougo/kagyou.html 2009 年型 実験データ (ドライバー) θ 2011 年型 実験データ 2009 年型 理論値 2011 年型 理論値 θ2 1 (前輪) (エンジン) (後輪) 2009 年型荷重点 キャスター角 2009 年型:θ1 0.264° 2011 年型荷重点 2011 年型:θ2 0.176° Fig.3 たわみ量比較 34 ANNUAL REPORT 2013 立型太陽光発電システムの製作 制御技術科 211207 1. がこの を ただいた めです が の シス ようと 定した理 設 が の は 定をい をしているた く ないため ムにより を し LCD 表示により 量 バ リーの また ードがあり 定値 きます えました を び 年の を し シス ムの 年の に シス ムに ム する シス み する 量 表示 の角 度を え ら れる 台を 型ソーラーシス ムを設置する のソーラー 値を表示します の になると 負荷 このことにより します バ が設 を ることがで のみに に リーは い を り すことができるデ ー イ バ リ ー ( ) CCB 型 12DD-33 定 2. を 行い の ヶ谷 吉記 し 量 33Ah を使用しました に近い 12/13 に測定した結果 の角度が 35 度では 58.9W であり 年での より 13.9%効 よく 46 度では 67.1W の 定角度(35 度)の時 ができるようになり ました 3. 年の せるシス 増 量に させ ム( シス ムに 量を表示さ )を しました があるため バ リー も しました 量を 2 の角度を 5. 量表示シス ム 35 置 1 を使用するものとして コン ーラ( 0.156W 0.528W) ター(1W) インバーター(4W) (15.5W 時 1.5W)2 台があり を 12 時 は 30 点 を 50 として計 算すると 1 に必要な 量は 127.9Wh とな り 使用したバ リーだと です 2/13 に の 量を測定したとこ 4. した 置は より効 のよい 量を るために 中 度により 3 に えられる 置( )を しました 使用した は ( ) 型 DB085-12 85W を 1 使用しました コ ン ーラは 時にはバ リー の を 時には という を で えられる を 1 量が 264.6Wh であり 半で することが バ です リー 6. 設計 をして えてた の しさを りました を かし される りたいと思います りに進まない で た になれるよう ANNUAL REPORT 2013 偏光面を利用した多重化光空間伝送システム 電子技術科 1. 概要 本研究では三和電気計器(株)の光通信実験シス テムと半導体レーザ( )モジュールを利用した光 空間伝達システムを構成し,偏光面を利用すること で 1 つの光路に複数の信号を伝送することができる 多重化通信を研究する. 2. 光空間伝送システム 2.1 全体の構成 システム全体のブロック図を図 1 に示す.入力信 号として,正弦波とのこぎり波をそれぞれ 変調 ボードに入力する. で変調された信号で, モジュールを し,電気信号で光信号に変換 する. つのレーザから照射された光は,偏光板で 振動方向を直交させ,ハーフミラーで合成し空間伝 送を行う.受光部側の偏光板で信号光を選択し,光 ファイバの端面で受光する.光受信器で再び電気信 号に変換し, 復調ボードで元の波形を得ること ができる. 2.2 PFM ( )は, パルス周波数変調と呼ばれるアナログ変調の一つで ある.図 に示すように, が一定周期の中でパ ルス幅を変えるのに対し, はパルス幅は一定で, 周期が変わる.すなわちパルスの周波数が変わる変 調方式である. 周波数可変 周波数一定 3. 研究結果 3.1 回路図作成 今回使用した三和電気計器の実験システムは調整 できる箇所がいくつかあるが,回路図が無く,どう いう動きをしているか分からなかった.古い機器な ので回路図を入手できなかったため,実際の基板か ら回路図を起こし,データシートを照査し動作を把 握した. 3.2 実験結果 図 に実験結果を示す.多重化させた信号を偏光 板 で選択し,復調した波形を得ることができてい る.入力信号に比べ,出力信号波形が若干歪んでい ることと,時間的な遅れが生じている事が分かった. の波形の違い 変調 ボード 光 学 系 モジュール1 偏光板1 入力信号 変調 ボード ( )のこぎり波 の入力と出力信号 4. まとめ 変調を用いた光空間システムを構築し,さら に偏光面を利用して信号の多重化を行うことができ た. ミラー 入力信号1 祐輔 2.3 偏光面を利用した多重化 一般に自然光は,進行方向に垂直な平面上で様々 な方向に振動している.この光を偏光板に通すこと で一方向に振動する光(直線偏光)になる. 二つの偏光板で偏光面を直交するように調整する ことができれば,信号を混信することなく空間伝送 を行うことができる. ( )正弦波 図 信号 1 信号 と 青木 パルス幅一定 パルス幅可変 図 11 偏光板 光受信器 モジュール ハーフ 偏光板 ミラー 図1 光学系の写真 空間伝送路 1 復調 ボード 出力信号 光ファイバ 変調による多重化光空間伝送システム 36 ANNUAL REPORT 2013 アスリート体育大予備校のSPツール制作 アスリート体育大予備校のSPツール制作 デデザイ イン 1. め は 作に いて グラフ ック フトの技 術向上と デザイ 力の向上をしたいと えた そ こで 定をいた いた の ールを 作する ことで成果を上 ることとした 科 211440 本 和 学生 パ フレット(中 ージ ) 2. の技術を向上させ る レイア トの 技術を につ る 実際に で使っていた るような をする パ 3. 概要 アス ート体 ークの デザイ と 期 のパ にその の ール を達成するよう 作を行った . パ 1 フレット ク 中 ージ ) の ロ フレットを中 作により 4. すさ わかり すさ あたたかさ 生 の元気さ アス ート体 の で あるアット ームな 気をイ ージして 作にあ たることとした ロ ーク レット 学生 レ ー フレット( 期 パ フ アファイル 5.1 制作手順 と ち合わせ を える アイデア ーク イ ージラフ 写真の 作 出力 本 . でのトレース作 を使用し て 果的な写真 ができるようになった 様々なパ フレット ーフレットを てレイア トの 技術を につ の技術向 上をはかることができた 作した のは使用していた るよう している 導 から た 達成 ( )は であった . この 作を行い これから ト ラシ の 作をしていく際に ができると う でパ フレッ 用すること . ロ ーク アス ート体 37 を ーム ージ ANNUAL REPORT 2013 ドット かき 示板の 技術科 め は を でドット くためのフ スで く を ー いている ドット フトは する フトが った そのため つ して くと いたドット めて を い から Web ア 事の を に 示し トできる つと ったため 作 うと に対し 方 で 作成方 入力し かれる の レット と Web ア 3.2. 3.2.1. された 3.1. ア 3.2.2. トを して 示する し それをデー とに 3.2.3. トの古 機 する際に入力した ことで データ ーを照合する ースから を できる レット 示板の Web ア ータ ースは ア ハード ア OS フト かきア レット の を き すいように変 ック ドラッグした を り り できていないので 今 実させていきたい PC/AT 換機 ア JDK1.6.0_24 ース MySQL5.5.27 バス しながらク 所にドットを が実 の eclipse3.6Helios データ を作成 選択して するデ Apache Tomcat7.0.27 面 かき機 パレットに それと Windows XP Professional ーバ 図 定した などの機 はさらに機 と 成させることができた レットは り 3.1.1. を し 示する 示板 つから構成されている ースに にタイトルと に対して に 示する を ト機 い を ーの ロードする をデータ しい システム概要 くための ア できる 示機 ースに を ル 示板 タ ドット の の フ ルフ にタイトル である 本システムは ドット ーザーのロー 示板にアッ 1 ドット(pixel) の一つで を 作成した った る にある 機 つ ュータ上に 祐 機 3.1. . と として ル できる に PNG 形式で った を 示された 示板 を ルフ んで 作成した ることができなか の 定 3.1.3. く ーを使用してドット くことのできるア の ァイルを ーでド 所を一つ一つ しかったが た は 中 機 ーザーのロー とんどが 様になっている ットを て 3.1.2. 211 2 する [1] KAZU JAVA http://www33.atpages.jp/kazujava/index.html 38 ANNUAL REPORT 2013 5. 学 校 概 要 産業技術短期大学校 産業技術短期大学校人材育成支援センター 39 ANNUAL REPORT 2013 5-1 本校の成り立ちと教育訓練目標 は ー て に対 が設置 した とする大 び 設 を設置 を対 を する と定 けになります い なり では い ( 進法 合 ( とし に )が き設置 離転 程等)を行うのに対し 程)を行い な 実 を は します とも 度の かな 造 と れた行 型 置 ともに とは くりに とは ( の を です 大 とする にした 年 この実 の という として 対 を有するエンジ 大 されている 法 な する 法を設置 同 度で を を せ えた 解 の しい 方に の けています 年 に ですが か 実 した比較 さまで 方 を のもと 造 の していただき を中心とする い くの に を り出してきた実 を っているとこ です 5-2 本校の特色 は 年 の 年 時 大 に ( 大 )の める実 実 とあいまって また を でありながら 必 は前 量に の割合は 割 かな のと ジ スマ をめ ( ) 実験 ーなどの も 台の実 さらに の割り て び少 としています 設 ではなく ですので した構 時 を り を行っています 上にのぼり を 設 の さらに の リュームの り につける な する 時 あくまで カリキュラムは に くための に いて められる実 になっています 実 のほか 論 マー ング 論 実しています にとってみても せてミスマ が がないことから りがいを って に り ます そしてこの ら い だ の 後も か と ことができてい りがまた をいただいているという か を でいるわけです 構 は で デ ています 年 イン の定 で 定 となっ 年 定 です 40 ANNUAL REPORT 2013 5-3 沿 革 年 の 等 等に する ( ンター( 市 年設置)を 中 ( 年 年 年 び 合し 等 :中 大 行 を )に設置 年 行) より 大 ( の設置 ) 年 大 年 等 年 ) 年設置) により 大 ( ( の を として の 大 大 年 の 大 年 年 大 年 ンターを設置 際たくみ 年 大 大 年 大 大 年 大分 カデミー 大 年 カデミー 年 カデミー 大 カデミー 5-4 組 織 び 分担 理 算 設 理 理 理 理 その 理 理 デ 程( 度 イン ) ンター ー 離 等 キャリ 同 41 ー型 コン ング ANNUAL REPORT 2013 5-5 定員・授業料等 では する の い を 度な することを ( )設置 ( ) 進 える実 を かな として 造 と行 な を と えた もの 解 型の くりに を としている 定 年 び 年は に まり 年 前 から 後 から ( ) まで 年 を に分けて を実 する まで 年 まで 等 から から から ( ) 時 ( ) 時 分 時 分( 時 分から は 時 時 分もしくは 時 分) 分 等 区 分 学 生 42 ANNUAL REPORT 2013 5-6・入学試験実施状況(平成25年度生・第19期生) 験 2 期 間 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 2年 定 員 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40 年生 年生 経 過 応 募 者 の 200 計 情報技術科 2 年生 産業デザイン科 2 年生 電子技術科 2 年生 制御技術科 2 年生 生産技術科 1 計 情報技術科 1 年生 産業デザイン科 1 年生 電子技術科 1 年生 1 年生 制御技術科 平成24年度生 生産技術科 平成25年度生 考 200 応 募 者 45(2) 46(0) 47(1) 67(59) 58(15) 263(77) 57(1) 48(3) 44(2) 64(43) 65(19) 278(68) 受 験 者 45(2) 46(0) 47(1) 67(59) 58(15) 263(77) 57(1) 48(3) 44(2) 62(42) 65(19) 276(67) 合 格 者 40(2) 40(0) 40(1) 42(38) 43(12) 205(53) 41(1) 40(2) 41(2) 42(30) 41(14) 205(49) 辞 退 者 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 2(2) 2(2) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 40(2) 40(0) 40(1) 42(38) 41(10) 203(51) 41(1) 40(2) 41(2) 42(30) 41(14) 205(49) 1 8 歳 35(2) 33(0) 28(1) 41(37) 38(10) 175(50) 35(1) 31(1) 37(2) 38(28) 35(1) 174(43) 1 9 歳 2(0) 6(0) 7(0) 2 0 〜 2 9 3(0) 1(0) 5(0) 1(1) 2(0) 17(0) 4(0) 4(1) 3(0) 1(1) 4(0) 17(5) 1(0) 11(1) 2(0) 4(0) 1(0) 2(1) 2(0) 12(1) 3 0 〜 3 9 1(0) 1(0) 2(0) 4 0 〜 4 9 5 0 〜 5 9 60歳以上 学 歴 別 住 居 別 入 校 状 況 年 齢 別 入 学 者 高 卒 38(2) 40(0) 40(1) 42(38) 41(10) 201(51) 41(1) 38(2) 41(2) 41(30) 40(14) 201(49) 短 大 卒 大 卒 1(0) 1(0) そ の 他 1(0) 1(0) 横 浜 17(1) 15(0) 17(0) 19(18) 19(6) 87(25) 17(0) 14(1) 20(2) 23(19) 19(7) 93(29) 川 崎 1(0) 5(0) 3(0) 4(4) 3(1) 16(5) 3(1) 1(0) 5(0) 2(1) 1(1) 12(3) 相 模 原 1(0) 7(0) 4(1) 2(2) 3(0) 17(3) 4(0) 5(0) 5(0) 1(1) 6(4) 21(5) 横須賀三浦 7(0) 2(0) 4(0) 4(4) 2(0) 19(4) 4(0) 6(0) 4(0) 3(2) 2(0) 19(2) 県 央 6(1) 4(0) 4(0) 5(4) 3(2) 22(7) 6(0) 9(1) 4(0) 7(5) 7(1) 33(7) 湘 南 6(0) 6(0) 7(0) 3(2) 6(0) 28(2) 6(0) 4(0) 2(0) 4(2) 4(1) 20(3) 2(1) 1(0) 3(1) 1(0) 1(0) 1(0) 1(1) 1(0) 6(1) 0(0) 2(2) 3(1) 5(3) 足 柄 上 西 湘 そ の 他 2(0) 1(0) 1(0) 1(0) 2(0) 1(0) 1(0) 1(0) 1(0) 3(0) 3(0) 1(0) 3(0) 1(0) 1(0) 注: ( ) 内数字は女性で内数 43 ANNUAL REPORT 2013 5-8 就職の状況(平成24年度) には進 では 実 の を に 望 として の には 向を での を す には の まえた進 を行っている 望 を の 性 を 重して さらに 分 に を けたい できるように を行っている 合 計 情 報 技 術 科 産業デザイン科 電 子 技 術 科 制 御 技 術 科 生 産 技 術 科 地 域 別 従業員規模別 就 職 状 況 1, 平成25年3月31日現在 40 40 40 40 40 200 24(2) 21(2) 27(2) 42(36) 35(5) 149(47) 24(2) 21(2) 25(2) 39(34) 35(5) 144(45) 24(2) 21(2) 25(2) 35(32) 33(5) 138(43) 106 115 116 76 269 682 24(2) 21(2) 24(2) 34(31) 33(5) 136(42) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 100(100) 100(100) 96.0(100) 97.1(96.9) 100(100) 98.6(97.7) 8(1) 6(0) 10(0) 15(14) 11(3) 50(18) 1(0) 4(2) 0(0) 4(4) 8(2) 17(8) 1(0) 0(0) 2(0) 1(0) 1(0) 5(0) 3(0) 0(0) 1(0) 0(0) 3(0) 7(0) 4(0) 4(0) 0(0) 1(1) 2(0) 11(1) 4(1) 1(0) 0(0) 4(4) 1(0) 10(5) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 0(0) 1(0) 1(0) 3(0) 3(0) 10(2) 9(8) 6(0) 31(10) 0(0) 3(0) 1(0) 0(0) 0(0) 4(0) 5(0) 2(1) 3(1) 13(12) 15(1) 38(15) 6(0) 7(1) 5(0) 9(8) 7(2) 34(11) 8(2) 4(0) 6(0) 7(7) 3(2) 28(11) 1(0) 3(0) 7(0) 1(1) 5(0) 17(1) 3(0) 0(0) 2(1) 1(1) 2(0) 8(2) 1(0) 5(0) 1(0) 3(2) 1(0) 11(2) 179,279 175,485 187,143 186,414 179,147 181,494 注: ( ) 内数字は女性で内数 44 ANNUAL REPORT 2013 就 職 平成24年度卒業生(平成25年3月卒業) 就職状況について 就職率 98.6% 業種別就職先 就職者 136 138 人 人 就職希望者 求人状況 就職活動支援について 本校は専門的な知識とものづくりの幅広い高度な技能・ 技術を持ち、豊かな創造力と行動力を兼ね備える実践技術 者を育成することを目的としており、多くの学生を技術者と して社会に送り出しています。開校以来の卒業生の平均就 職率は96.8%という高い就職率となっています。 就職については、各科のチュータ(担任)、就職担当、学生 課の就職支援員が、企業選びから面接の受け方、履歴書の 書き方指導まで、学生のさまざまな就職活動の支援を行っ ています。 また、本校への求人票や企業情報については、就職コー ナーや学生ホール、各科の掲示板などで見ることができます。 45 ANNUAL REPORT 2013 各学科の就職状況 生産技術科 平成25年3月卒業生の実績 就職先 (平成22∼24年度 卒業生の主な就職先、以下同様) NECファシリティーズ㈱/旭硝子㈱/井上鋼材㈱/㈱エスシー マシナリー/川崎自動車工業㈱/共同カイテック㈱/清水総合 開発㈱/城山工業㈱/㈱テクモ/東京コスモス電機㈱/東芝機 械㈱/㈱日南/日産自動車㈱/日本ギア工業㈱/㈱マイスター エンジニアリング/㈱ミツル光学研究所/㈱メイテックフィル ダース/山武コントロールプロダクト㈱/ヨコキ㈱ 制御技術科 就職先 ㈱IHIロジテック/ATテクマック㈱/NECファシリティーズ㈱/ NSKマイクロプレシジョン㈱/関東冶金工業㈱/協伸サンテック ㈱/共同カイテック㈱/計電エンジニアリング㈱/国際鉄工㈱/ 齋藤製罐㈱/㈱佐々木鉄工所/㈱サンテック/JFE電制㈱/新日 本製鐵㈱君津製鉄所/㈱誠武/㈱帝通電子研究所/東芝機械㈱/ 日産自動車㈱/日本ギア工業㈱/日本生命保険相互会社/日本発 条㈱/㈱牧野技術サービス/ムラテックCCS㈱/守谷輸送機工業 ㈱/ヨコキ㈱/横浜エレベータ㈱ 電子技術科 就職先 ㈲アダチ製作所/㈱アバールデータ/㈱アルプスビジネスサービス/イース タン電波工業㈱/イデアグローイングシステム㈱/㈱A.R.P/大森電機工業 ㈱/京三エンジニアリングサービス㈱/共同カイテック㈱/キング通信工業 ㈱/技研電子㈱/㈱検査技術研究所/湘南技術センター㈱/新電子工業㈱ /新日本テクトス㈱/新日本電子㈱/シンヨー電器㈱/㈱芝計/ジャパニア ス㈱/㈱ジェイ・エス・ピー/ゼネラルエンジニアリング㈱/太陽シールバック ㈱/㈱宝塚舞台/TSS㈱/㈱テクノシステムズ/東海アルミ箔㈱/東京ス リーブ㈱/東邦電子㈱/日産自動車㈱/日本発条㈱/日本ビルコン㈱/㈱日 本動熱機製作所/ハル・エンジニアリング㈱/フィット電装㈱/富士アイテック ㈱/ブルーマチックジャパン㈱/㈱ブレーンストーム/㈱マーク電子/山下マ テリアル㈱/㈱横浜自動機/㈱横浜リテラ/リペア㈱/㈱リガルジョイント㈱ 産業デザイン科 就職先 ㈱イデア/朝日印刷紙工㈱/川崎自動車工業㈱/(有)岡本工芸/ ㈱オクヤマ/㈱ナガタヴェルリッツア/㈱千代田ビデオ/㈱ピーア ンドアイ/弥生建設工業㈱/㈱日産テクノ/㈱サインビクトリー/ ㈱ファンケル/㈱ループコーポレーション/北斗㈱/㈱ユービー/ 誠和エンジニアリング㈱/㈱横浜環境デザイン/㈱ファクト/㈱ア ビスト/㈱TRC/㈱丸鈴城南営業所/(有)ウィル/情報印刷㈱/ ㈱デザイン・コーポレーション/㈱創英/㈱クリーブラッツ/㈱リブ・ マックス/㈱広伸社/㈱夢真ホールディング/㈱バーニング/㈱東 邦プラン/(有)アスリート体育大学予備校/㈱ファルコン 情報技術科 就職先 アークシステム㈱/㈱アイ・ジー・スクウェア/㈱ウィズダム/ ㈱エターナルサイエンス/㈲川田製作所/技研電子㈱/㈱ケイ テック/国際通信企画㈱/㈱システム・アシスト/システムワー クスジャパン㈱/湘南技術センター㈱/㈱ソレーユ・エンタプ ライズ/㈱テクノシステムズ/㈱日本インテリジェントビジネ ス/フォレックス㈱/北斗㈱/北都システム㈱/㈱山一情報シ ステム/㈱ワイ・エス・ピー 46 ANNUAL REPORT 2013 5-9 年度別就職状況 5-9 年度別就職状況 4 24 4 22 4 22 2 2 2 4 24 3 2 2 24 4 24 3 2 2 24 3 31 1 2 3 31 2 21 2 32 3 2 3 2 3 33 2 2 33 42 2 3 33 41 3 42 3 42 1 33 32 3 2 1 22 3 31 2 21 2 2 3 2 2 22 2 2 2 2 3 3 2 3 31 3 33 3 32 3 1 3 31 3 2 1 22 3 31 2 21 2 2 2 24 2 1 2 2 2 24 2 3 2 34 2 3 3 34 31 34 1 3 3 3 2 4 2 3 2 2 24 3 4 32 11 31 3 4 1 41 1 3 4 14 1 4 14 4 2 11 2 4 21 11 2 33 4 1 2 4 14 42 131 2 1 2 43 13 33 4 14 3 14 4 122 4 14 42 13 3 47 3 12 . . . . . . . . . . . . 2.3 1 . .4 1 . 2. 1 . . . 2.3 .3 . .3 4. . . . .1 1 . 1 . 1 . . 1 . 4. 1 . 1 . 1 . 1 . . . . .2 .2 3.1 4.2 .1 . . 1 4 4 14 4 1134 4 1 2 4 2 2 1 143 12 1 1 1 4 4 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3 134 441 3 2 33 1 . 1 . . 1 . 1 . 1 . 1 . 1 . 1 . 1 . 2 2 23 2 1 3 1 1 3 2 1 1 1 1 2 2 1 14 3 23 2 13 1 21 1 22 2 1 2 1 1 1 2 3 1 2 2 2 1 2 3 4 4 3 3 4 3 3 1 1 2 1 1 21 2 23 31 2 32 2 31 2 2 4 1 1 13 1 1 3 3 4 2 2 3 4 1 1 1 2 3 2 2 1 1 4 3 21 2 2 32 1 4 3 1 1 22 2 4 3 1 2 3 1 1 33 11 3 1 2 44 11 3 1 4 1 4 23 2 24 3 1 1 2 1 ANNUAL REPORT 2013 5-10 年度別就職先企業一覧 1 2 3 5 6 11 12 13 15 16 2 1 2 3 3 1 2 3 1 2 1 1 2 3 1 21 22 23 25 26 31 32 33 35 36 2 2 2 1 2 2 2 2 1 2 1 2 1 2 2 3 1 3 2 3 2 2 1 1 3 1 1 1 2 3 1 2 3 1 2 1 2 2 1 2 3 1 1 1 2 2 3 2 2 1 2 2 1 2 1 3 1 2 2 2 1 1 2 1 1 1 1 1 3 2 2 1 1 1 1 2 1 1 3 1 2 1 1 2 1 2 3 2 1 2 2 1 1 2 1 3 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 1 1 2 3 1 1 1 1 1 1 2 1 3 55 56 2 1 2 3 1 3 2 1 61 62 63 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 6 6 6 6 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 1 1 2 3 51 52 53 11 1 1 2 2 122 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 136 48 ANNUAL REPORT 2013 5-11 平成24年度トピックス 察 ム ン 大使 からフ ン が ン の 等 の 設 で ました から の に され の びに のカリキュラム 設 の中で な び 見 を行 場 にある いました 市の 車 にて 大 が ムが かながわエコカー競 されました して が から り られました からも 台のマシンが出場して の が デ 市 )を の で行った イン レーションの と 果 レ スター ン ながらも コ ライ のデ の グ ー イン もあり は ピー び がそれ ーションを行いました 化される 49 しました 表が行われました 同しながら ージ の エ 大フ ンシー ( ラ ー れ 後 した面 しました ANNUAL REPORT 2013 実 実 にて 合 り 表 大 されました に( の大 から を して ) があ から デ が が の イン の 果について 表があり も して ーマの 表を行いま した 験 の 負 表大 が と で を の大 から しました し り さを について さま ると 表 まな に カ る コ ーマに の を行い れました また み として グラミング 理 の して時 など しました マ しました を び 験を 大 の ショ 市)に出 の 時 後の )を スに ーマを 表して ( 見 年の のきっかけから 年 り 験と ( につな の実 くの 場 が ー ン による 要なマイコンリソースの を行いました 50 ANNUAL REPORT 2013 5-12 公開講座(グッドヒューマンネットワーク講座) さま などを まな分 で された方を として きし ( レ ーマ こそが と を う の つの それに対する と レの り の の の を り みについての として 理 ものつくりのための についての また 化 の 効 用 エ ー使用 ス の つの エ ー についての り み があった 年 ( 表 に ) ける と に ける 解 性についてわかり すく 方法 の中で いただくとともに にとっても大 く イデ 後には 実した を見つける重要 を いただき となった ) ( 際ラリードライバー) ( カデミー理 ( ) ジ スマ ー デ ングス 表 ン ( ) ソ ソ ( コン (スバ ( ( ー ま ー ス 大 を ー 上 ( う もの にして くりの ン ) 転車に ) を をどう として く と レイス 用 ーション の けた してのもの くり 車 ン のエピソード 点からの ) ) 実 ジ からの出 イン ー) の 場から を して しい 車の 分の ード と 見 ーの したか ) からの転進と を 分を ) ( ( 表) カード 大 したか さ ) 点に カインター ショ ラジ 理 ) イ カン さと面 と ( ー コンピュータエンタ ( の大 カー ラリー の き ( ライ ド 良 ) ーに 進 カデミーきく な リ ものつくりの ) ( な ) ( (キャ 大 から の実 法 (ものつくり大 51 く 担 ものつくりの の 験 ) 良 ( その していただいています 年 ーマ での 進グ ー マ ージャー 車の を して 車 合 大 ) 進グ ー マ ージャー ) その で が の燃 される 車 の な と 実の中で ANNUAL REPORT 2013 5-13 かながわエコカー競技大会 かながわエコカー競 大 を している の な の大 ( 場 車 競 エンジンを し の 車 の向上を の すため エコカー 果を するとともに するものです ) 場 を走行し 競 に した エ を競い合う場として 年 中 に 等が イデ 程 は ( の りフレームに ガソリン リ 市 ) せ 時 上で あたりの燃費を競う び車 の大 大 等 などが 結果 場 (延 競 等 かながわエコカー競 後 大 ) 実行 市 ( 大 大 ) 進 車 大 エコマイレ ラス 車 大車 競 場 (大 大 年 ( ) 台 台出場 大ランラン 大フ ンシー インリン もて ジ 車大 ャレンジ 大 ラス) スー ースピード イ 52 ANNUAL REPORT 2013 5-14 平成24年度 年 間 行 事 月 日 53 行・ ・ 事・ ・ 内・ ・ 容 対・ 象 ・ 4月・ 5日 (木) 入学式 (新入生205名 うち男性156名、 女性49名) 1年生 ・ 4月・ 5日 (木) オリエンテーション 2年生 ・ 4月・ 6日 (金) 〜11日 (水) オリエンテーション 1年生 ・ 5月30日 (水) 防災避難訓練 学生 ・ 職員 ・ 6月16日 (土) スポーツフェスティバル 学生 ・ 7月・ 8日 (日) 開校記念日 学生 ・ 7月19日 (木) 〜20日 (金) 授業公開 (19日参加者 22人 20日参加者 8名) 一般・高校生・高校生保護者 ・ 7月20日 (金) 就職等説明会 (保護者対象) (参加者 68人) 一般・高校生・高校生保護者 ・ 8月・ 1日 (水) 〜24日 (金) 夏季休業 休業期間中 企業実習 (インターンシップ) 学生 11月・ 3日 (土) 文化祭 (参加者 約1,540人) 学生 ・ 一般 11月15日 (木) 公募推薦入学選抜試験 11月28日 (水) 防災避難訓練 学生 ・ 職員 12月・ 7日 (金) 健康診断 学生 12月27日 (木) 〜・ 1月・ 6日 (日) 冬季休業 学生 ・ 1月・ 9日 (水) 就職ガイダンス 1年生 ・ 1月21日 (月) 〜30日 (水) 総合技能演習・技能照査試験 ・企業実習 (インターンシップ) 学生 ・ 1月31日 (木) 一般入学選抜試験 ・ 2月14日 (木) 〜・ 2月21日 (木) 卒業研究発表 2年生 ・ 3月13日 (水) 2年生 卒業式 (卒業生 144名・ ・ ・ うち男性99名、 女性45名) ・ 3月14日 (木) 〜・ 4月・ 4日 (木) 春季休業 在校生 ・ 3月22日 (金) 進級発表 1年生 5月23日 (水) 合同企業説明会 (参加企業:推進協加盟企業・ 48社、 推 2年生 進協以外の企業・ 63社) 9月19日 (水) 合同企業面接会 (参加企業:28社) 2月26日 (火) 企業人事担当者説明会 (参加企業:推進協加盟企業 1年生 39社 推進協以外の企業 51社) 3月・ 8日 (金) 情報交流会 (参加企業:推進協加盟企業 83社) 1年生 ・ 7月・ 4日 (水) グッドヒューマンネットワーク講座 (松田 良夫講師) 学生 ・ 一般 12月12日 (水) グッドヒューマンネットワーク講座 (久住 昌之講師) 学生 ・ 一般 ・ 6月23日 (土) オープンキャンパス(第1回学校説明会)(参加者 88人) 一般・高校生・高校生保護者 ・ 7月20日 (金) オープンキャンパス(第2回学校説明会)(参加者 46人) 一般・高校生・高校生保護者 ・ 8月17日 (金) オープンキャンパス(第3回学校説明会)(参加者 87人) 一般・高校生・高校生保護者 10月13日 (土) オープンキャンパス(第4回学校説明会)(参加者 51人) 一般・高校生・高校生保護者 12月21日 (金) オープンキャンパス(第5回学校説明会)(参加者 29人) 一般・高校生・高校生保護者 ・ 7月・ 7日 (土) オープンキャンパス(第1回1日エンジニアセミナー)(参加者 35人) 高校生・高校生保護者 ・ 7月28日 (土) オープンキャンパス(第2回1日エンジニアセミナー)(参加者 50人) 高校生・高校生保護者 ・ 9月・ 1日 (土) オープンキャンパス(第3回1日エンジニアセミナー)(参加者 36人) 高校生・高校生保護者 2年生 ANNUAL REPORT 2013 5-15 生涯職業能力開発を推進する機能 ( ) の 要 は 程の としての かながわ に の を有する のもと に 実 と が と で の ンター を たに設置し ー (かながわ 大 を を 進する中 設 年 を 等を ー 進している には 年 ンター として ) 合同 化し を している での 設の 等の して 転するとともに 大し ( ) の実 を果たしている 年度 対 度 り み 用 法に き などが行う 定等に対し その実 に じて必要な 等を行う に 定等に イ する 等 ( ) ラス 計 の な する を対 を キャン に ス の び 度 化に対 する ンターで実 を するための 度 している 実 年度 実 験 16 54 ANNUAL REPORT 2013 5-16 人材育成支援センターでの取り組み と の により 実 の を実 等で構 する かながわ ー との する ( ) 用できる 化し イ の インター 設 等で カリキュラム等 を する 中 の実 担 が な の に対して を ー に 実 を する する 見 フ 程による した 理 ーラムを ミ する ー を実 する キャリ に る に じ コースの フリーター 離 を エ 同 て ジ に こなう の を実 り みを する する び を実 する わっている実 により 同で ジ を実 し に 等を行う 化する を実 55 を の 進 調 度化 性等 な なくされた方等を対 に の る と の ー する に対 するため の の向上を として ANNUAL REPORT 2013 実 ( ) 実 実 実 実 ( ) 実 56 ANNUAL REPORT 2013 ( ) 年度 実 かながわ コーデ 進 ー ー を増 による中 の の を増 すため ンターの は 用 は年 を し と ー ー型 した を前年比 割増の実 となった で であり の であった かながわ人材育成推進企業ネットワークへの登録 参 参 実 実 実 実 参 57 参 ANNUAL REPORT 2013 ( ) な て ている ( 同 と 年度) 年 グ ーバ ジ 進 フ ーラムの の が して 化に の の を 大 に できる くり くりに向け ができるか をすべきかを えるフ ーラムを年 し められる つの ( ジ イエーエス 表 ) 年 行 く 性と き その 年 の 行のあ ( ( ) と は さ が だ はじめての の み は 構シ さ フ ジ ー マ ージャー) の ( 年度) ( 年度) ( 年度) ( 年度) 時 の 化に する の 点 が き きと する の イン かをり ( イー ーマン 表 ) デ スカ ション ーマ 進するための イン を かす イバーシ マ ジ ン ( ソ イバーシ 進 ) 「ここ一番の勝負に勝つ」〜バンクーバーオリンピックメダリストとのかかわり〜 ( ンキョース ー ンタ コー ) デ スカ ション わかり すい の き方とその ( 化 キー ーソン 理 ) 言 の で を かす ( ) デ スカ ション どきの の かし方 の と ー の 方 大 ( ) 年 (ジョ ンカー調 ) キャリ と ンタ ス まり (法 大 キャリ デ イン ) デ スカ ション ーマ 心の みを えている方 のキャリ ンタ ( 年度) スとキャリ 心と の くり ( ンタ ス ス レス対 としての 法 の くり ( 表 ) デ スカ ション ーマ かながわの を担う キャリ ー の と さがし (( ) 構 合 データ ースの効果 用法 ンター ) に向けて ) 58 ANNUAL REPORT 2013 イ の の効果 がわ と 同した調 同による の な の 進 な の の を行うため かながわ ー の分 により ーマ を こなっている の とに分 び ー と を設置し 実 かな ( 年度) ーバ としての必要な の グラム 分 は 造 点 市場に対 するグ ーバ を め に のな かには 分 の としての を し く に を向けた となることを めて いるという 点から 場でのグ ーバ としての必要な を ーマに グ ラムを した ンター グラム 分 は ある を め は の の場 を る場を めて してく るという 点から としての と とを えながら を み出した に 場の が の 場 験を に を し 定 を たせ 場 の定 合 と く ンタリングとこれに り ンターが まえるべき 行 等を ーマに グラムを した グ の ( ( 59 年度) 年度) ( 年度) ( 年度) ( 年度) の 造性を イバシ マ ジ ン グラム 年度 ミ ーとして 実 した 場の ンタ マ ジ ン グラム 分 年度 ミ ーとして 実 した ジ ス ーソン (かながわ じ グラム 分 年度 ミ ーとして 実 した 中 の 分 ジ ス ーソン (かながわ な で を える の対 グラム 年度 ミ ーとして 実 した のエン イ リ ー向上 グラム 年度 ミ ーとして 実 した ソコンによるジョ カードの グラム 年度 ミ ーとして 実 した 心の みを えた方のキャリ グラム 年度 ミ ーとして 実 した 担 の 計 グラム 年度 ミ ーとして 実 した て 性 の ソコン 用による グラム 年度 ミ ーとして 実 した 性( て さ 等)の グラム (中 )コーデ ー グラムの 年度 ミ ーとして 実 した ( さがし)の ソコン スキ 向上 法 年度 ミ ーとして 実 した 分 ー ) ー ) ANNUAL REPORT 2013 6. 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会 60 ANNUAL REPORT 2013 6-1 会の沿革 は 後 行 年 の ンター に合わせ を行い に 進 として設 っています 6-2 会の目的 この は し の ることを 大 に が実 するため する に の 向上等について した の円 な実 とする 6-3 入会の特典 の 年 カリキュラムなどについて の 向け の ミ ー(有 との ) 向上の為に を についての 61 ができます られます 見 ンターから 6-4 事業内容 が 見 を行います ( られます が けられます ) と く 進に す ANNUAL REPORT 2013 6-5 平成24年度事業実施報告・ ・ ・ 5 参 5 参 23 参 31 実 11 参 参 考 参 11 3 文 参 12 12 参 参 参 1 実 2 参 3 13 62 ANNUAL REPORT 2013 6-6 平成24年度事業報告 実 ( ) は ) ( 大 大 の ( 大 ( リー ー 等 要 表 は 良 ) 実 大 ( する 表 等を実 表 ( の実 大 しました 等) )( ( ーラム ( フ く 性と き と ( ( ) さ が だ はじめての て 設見 良 を ) ( リー ー 構シ フ ー) 行と その 年 の 行のあ みについ 大 の 割 市 )として実 の 構 )( 型の ( び り み )) ) ) コキ イ ス イ ( ) 大 大 グ ー の 大 の を してきました ド ューマン ー こそが を う レの ( ) 良 ( レ 担 ) 要 の の に する の み び の に する 表 に ける と ( ) ( ) 要 に ける な ーマの 見方法 解 法等についての 大 合同 ( ) ( 前 後 ) ( ) ( 前 後 ) 大 インターンシ ( 実 ) の ( ) ( ) 大 かながわエコカー競 大 の後 ( ) ーム出場 結果 大 より ーム出場 ( リタイ ) エコマイレ ジ ャレンジ ( ) 結果 大 より ーム出場 ( ) 表 ( ) ( ) 表 ( ) ュ レ ー に 定 ( ) 等表 ( ) 化 ( ) の 進 コー ーの出 ( ) 場 ( ) ( ) として出 カ ショ コ マ の出 ( ) 場 63 ANNUAL REPORT 2013 ( ) は に実 に ける び 等も めた の 進を しました 計 の ( 要 びに ) ( ガラスとともに 年 ( 等について ) ( ) 時) ( ) 要 中 ガラス の について に グラスに ける 年の 点の に ける また ライフ ー の 造 についても の 点からその につ いて の解 があった 果をあ る をどのように すれ よいか ( 大 時) 心理 とス ー 心理 から える ( ム 表 リンピ 化スタ フ) 要 果をあ る について 心理 とス ー 心理 の 面から えると にその 方法について ( )その ュ レ ー だより( 進 進 進 ( 大 進 )の 行 ( ) 合 ( 理 の 験と 負 表大 ( 設 )の ( 等) の 等) ) の の で の ( ) のための ( を ) ( ( ( ( ) ) ) ) しました 理 理 理 理 理 年度 ( ( エー 年 年 中 中 中 中 理 理 理 理 出 出 出 出 出 出 出 ) ) ス シン ミ キャリエ レ リ ラ カ フレ シーエス レス ー ガ ー 場 64 ANNUAL REPORT 2013 6-7 講演会 : に て きし て ります 年度 での いて さま その 験などを で き された方を に際しての とし を こなっ 実 ( ーマ まな分 ガラスとともに ) 年 後 造 点の 点を 中 まえ のガラス に ガラスの し の中でも で った グラスのす ら したのか ン しさについて ( ーマ 果をあ バン ( る ーバー タ コー を え の実 ム 表 ) をどのように リンピ すれ で として大きく を よいか した がどのように えた フ エフ カシーの重要性について実 重要性について ) 年度 大 ( ュー ャー の 点 ン ャー ( ) ( イ ス ( 行 法 ー ス に 表 ける ) 中 理 上 大 ) の グ ー ) もの くり から 年度 ( つくりの 大 ーソ 大 ー ) などの 出 つくり の ー つくり イン ( シス ム ) スマー グリ ドの 向と エ ーソリューションの エ ーと エ ーの 用で の を えよう ( ラミ ス 表 ) の は で 用するか 年度 良 ( 法 ー シス ム 理 ) と リンピ の が の イン と ( ーム ー )が を てる を る 年度 ( 大 ) ス 輪の中 中 が か 台 との は は シ との は 差 は は が 積みされている中 中 は 後どうなるのか 年度 ( ) いがもたらす 65 ANNUAL REPORT 2013 6-8 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会会員一覧 平成25年7月31日現在 NO 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 企 業 名 アークシステム株式会社 株式会社アートウェア 株式会社RAS 株式会社アールシーエス 株式会社アイ ・ ジー ・ スクウェア 株式会社アイセル アイフォーコム株式会社 株式会社赤原製作所 株式会社アクティブ 朝日オフセット印刷株式会社 旭技研株式会社 有限会社アドタック 株式会社アバールデータ 株式会社アルネッツ アンドールシステムサポート株式会社 ATテクマック株式会社 イースタン電波工業株式会社 株式会社飯島製作所 池内精工株式会社 一幸電子工業株式会社 井上鋼材株式会社 株式会社インフィテック 株式会社ヴィコム 株式会社ウィズダム 株式会社エイアールシイ 永興電機工業株式会社相模工場 株式会社A ・ R ・ P エーテック株式会社 株式会社エスオーケー エスシーエー ・ シュッカー ・ ジャパン株式会社 株式会社エスシー ・ マシーナリ 株式会社ExOne NECファシリティーズ株式会社 株式会社エヌ ・ エス ・ ピイ NSKマイクロプレシジョン株式会社 株式会社エフネット 株式会社エム ・ イー 株式会社MHIコントロールシステムズ横浜事業部 株式会社エターナルサイエンス 株式会社オー ・ イー ・ エム技研 大江電機株式会社 株式会社大川印刷 大塚工機株式会社 大林産業株式会社 株式会社大森精機 大森電機工業株式会社 株式会社オオヤマフーズマシナリー オサ機械株式会社 株式会社加藤組 カトウ工機株式会社 株式会社ガリバー 株式会社河坂製作所 川崎自動車工業株式会社 有限会社川田製作所 関東冶金工業株式会社 有限会社関内宣広社 キーパー株式会社 株式会社キーマネジメントソリューションズ 所 在 地 横浜市西区 鎌倉市 横浜市金沢区 横浜市西区 横浜市西区 大阪市北区 相模原市緑区 座間市 横浜市瀬谷区 横浜市鶴見区 横浜市泉区 大和市 東京都町田市 横浜市中区 東京都品川区 平塚市 横浜市都筑区 横浜市鶴見区 横須賀市 横浜市青葉区 横浜市鶴見区 東京都立川市 相模原市南区 東京都品川区 東京都台東区 座間市 秦野市 厚木市 川崎市川崎区 横浜市緑区 横浜市瀬谷区 小田原市 東京都港区 横浜市南区 藤沢市 横浜市西区 川崎市川崎区 横浜市中区 川崎市中原区 小田原市 横浜市南区 横浜市戸塚区 横浜市港北区 鎌倉市 横浜市港北区 横浜市都筑区 横浜市神奈川区 横浜市緑区 南足柄市 平塚市 横浜市鶴見区 相模原市中央区 横浜市泉区 小田原市 平塚市 横浜市中区 藤沢市 東京都新宿区 業 種 ソフト設計 ソフト開発 制御装置 ソフトウェア開発 システム開発 ソフトウェア開発 ソフト開発 板金加工 特定労働者派遣 印刷 機械設計 印刷 通信機器製造 ソフトウェア開発 組込みシステム開発 計測器製造 自動車等性能試験装置の開発設計製作 金属部品加工 金属材料製造 電子機器設計製造 鉄鋼販売 機械 ・ 電気 ・ 建築の設計 ソフトウェア開発 ソフトウェア開発 ソフトウェア開発 精密モータ製造 設計 ・ 開発 ・ 受託 自動制御装置製造 電気工事業 接着剤 ・ シーリング材の自動塗布装置製造販売 建設機械レンタル RP造型 ・ 鋳造型メーカー プラント施設管理、 オフィス管理 ソフトウェア開発 ボールベアリング製造 システム開発 機械設計、 電機設計、 ソフトウェア開発 制御システム開発製作 ソフト設計 ・ 開発 電子機器製造 制御電機部品の販売 商業印刷 自動車部品製造 通信機器等開発設計 精密機械部品製造 電子応用機器の製造 食品加工機械製造 機械製作 建設 精密機械工具 製造 ・ 販売 印刷 金属製品製造 自動車部品製造 プレス加工 熱処理設備の設計製造 宣伝広告の設計施工 オイルシール製造 ソフト開発 66 ANNUAL REPORT 2013 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 67 技研電子株式会社 株式会社木梨電機製作所 株式会社キャリエ ・ レゾ 株式会社共栄エンジニアリング 興栄商事株式会社 協伸サンテック株式会社 共同カイテック株式会社 極東開発工業株式会社 極東精機株式会社 計電エンジニアリング株式会社 株式会社ケイテック 株式会社京浜工業所 株式会社向洋技研 国際通信企画株式会社 国際鉄工株式会社 五光発條株式会社 株式会社コスモス 株式会社小山工業所 齋藤製罐株式会社 サガミエレク株式会社 株式会社佐々木鉄工所 山協印刷株式会社 株式会社サンテック 三波工業株式会社 三友プラントサービス株式会社 産和産業株式会社 株式会社シー ・ エー ・ エム JECインターナショナル株式会社 株式会社ジェイエスピー JFEテクノス株式会社 JFE電制株式会社京浜事業所 株式会社システム ・ アシスト 株式会社システムエービーシー 株式会社システムズリサーチ 株式会社システム ・ ユー システムワークスジャパン株式会社 自動車部品工業株式会社 清水総合開発株式会社 湘南技術センター株式会社 株式会社湘南光学工業所 株式会社湘南精機 城山工業株式会社 株式会社シンクスコーポレーション 株式会社シンクフォー 株式会社信光社 株式会社シンサナミ 新日本テクトス株式会社 新日本電子株式会社 シンヨー電器株式会社 株式会社神和製作所 住電通信エンジニアリング株式会社 株式会社菅原研究所 株式会社杉山商事 株式会社スタジオイクイプメント スタッフ株式会社 成幸工業株式会社 誠和エンジニアリング株式会社 株式会社ゼファシステムズ 株式会社セプト ・ ワン ゼネラルエンジニアリング株式会社 川崎市中原区 座間市 横須賀市 横須賀市 横浜市都筑区 横浜市瀬谷区 大和市 大和市 小田原市 東京都品川区 鎌倉市 東京都品川区 相模原市中央区 横浜市港北区 横浜市戸塚区 横浜市瀬谷区 横浜市神奈川区 綾瀬市 横浜市瀬谷区 横浜市鶴見区 横浜市中区 平塚市 川崎市中原区 横浜市金沢区 相模原市緑区 横浜市西区 東京都千代田区 大和市 横浜市西区 横浜市鶴見区 川崎市川崎区 平塚市 厚木市 横浜市西区 東京都中央区 鎌倉市 海老名市 東京都中央区 横浜市西区 平塚市 小田原市 相模原市 愛甲郡 茅ヶ崎市 横浜市栄区 横浜市旭区 東京都千代田区 東京都町田市 東京都港区 大和市 横浜市戸塚区 川崎市麻生区 横浜市戸塚区 東京都世田谷区 横浜市港北区 横浜市泉区 川崎市高津区 東京都品川区 横浜市金沢区 東京都大田区 保守技術サービス業 電子電気機器設計製造 情報通信システムの保守 ・ 運用 船舶設計・機械設計 資源リサイクル 環境整備機器製作 電力幹線システム 機器製造販売 大型船舶燃料ポンプ製造 電気 ・ 計装設備の設計施工 ソフト開発 ダイヤモンド工具、 研削砥石、 製造 ・ 販売 産業機械製造 設計 ・ 検査 ・ 施工 車体溶接設備設計製作 精密バネ製造 ソフト開発 各種発電所化学プラント諸菅及び圧力容設計製作据付 一般缶 ・ 美術缶の製造 デジタル家電 ・ 電子部品 機械加工 ・ 溶接 印刷 通信機用精密切削部品加工及び組立 電子機器保守整備 産業廃棄物処理 機械加工 ソフト開発 情報通信業 システム開発 産業機械製作メンテナンス 設備保守事業 ソフト ・ ハードの開発 ソフトウェア開発 Java設計 ・ 開発 ソフト開発 情報処理 製造業 不動産業 総合エンジニアリングサービス業 光学レンズ加工機械 精密機械部品の製造及び組立 輸送用機械器具製造 非鉄金属加工販売 精密部品加工 各種酸化物単結晶製品製造加工 ガス事業リフォーム他 総合エンジニアリング業 通信電子機器製造 施工管理 放送中継装置製造 通信工事 測定器製造 精密機械部品製造 放送用音響機器 電子部品の開発設計 機械加工 ・ 画像システム設計開発 ガス制御装置 システムネットワーク設計開発 金属加工業 設計、 制御系ソフト開発 ANNUAL REPORT 2013 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 株式会社セントラルシステムズ セントラル電子制御株式会社 株式会社全日警 株式会社創英 相洋産業株式会社 株式会社ソフテム 株式会社第一コンピュータサービス 株式会社大新工業製作所 大同工業株式会社 太陽金網株式会社 株式会社タシロ 株式会社タシロイーエル 株式会社タスクフォース 田中サッシュ工業株式会社 株式会社タマディック東京事業本部 茅ヶ崎工業株式会社 株式会社ティー ・ アール ・ シー 有限会社TFS 株式会社ティーネットジャパン 株式会社データープロセスサービス テクニカルジャパン株式会社 株式会社テクノウェア 株式会社テクノシステムズ 株式会社テクノステート 株式会社テクモ テコム株式会社 株式会社テンプレート 東京光音電波株式会社 東京コスモス電機株式会社 東信電気株式会社 東日電設株式会社 株式会社東邦製作所 東邦電子株式会社 東洋ガラス機械株式会社 東洋電機製造株式会社 横浜製作所 株式会社トップエンジニアリング 巴工業株式会社 サガミ工場 株式会社ナウビレッジ 株式会社中川製作所 株式会社中島製作所 株式会社中西製作所 中日本プラントサービス株式会社 平塚支店 株式会社なまためプリント 株式会社ニコンエンジニアリング 株式会社日南 株式会社ニックス ニッパ株式会社 株式会社日本インテリジェントビジネス 日本オートマチックマシン株式会社 日本ギア工業株式会社 株式会社日本コンピューター技術 株式会社日本コンピュータコンサルタント 日本サーモニクス株式会社 日本ソフトウェアマネジメント株式会社 日本通信機株式会社 日本電子技術株式会社 株式会社日本動熱機製作所 日本舶用エレクトロニクス株式会社 日本発条株式会社 日本貿易印刷株式会社 横浜市中区 川崎市中原区 東京都中央区 東京都品川区 小田原市 横浜市中区 川崎市幸区 藤沢市 大和市 大阪市中央区 平塚市 東京都大田区 横浜市港北区 横浜市金沢区 東京都新宿区 綾瀬市 横浜市神奈川区 横浜市中区 東京都港区 川崎市川崎区 横浜市西区 鎌倉市 大和市 藤沢市 藤沢市 鎌倉市 東京都大田区 横浜市都筑区 座間市 川崎市麻生区 川崎市多摩区 横浜市戸塚区 相模原市中央区 横浜市旭区 横浜市金沢区 東京都港区 大和市 東京都新宿区 大和市 綾瀬市 横浜市南区 平塚市 横浜市中区 横浜市神奈川区 綾瀬市 横浜市西区 横浜市港北区 横須賀市 横浜市港北区 藤沢市 横浜市神奈川区 横浜市神奈川区 相模原市中央区 横浜市神奈川区 大和市 相模原市中央区 横浜市保土ケ谷区 横浜市神奈川区 横浜市金沢区 横浜市戸塚区 システム開発 システム機器等の開発設計製造 法人施設 ・ 機械警備 印刷 非鉄金属部品製造 ソフト開発 ソフト開発 精密金型製造 自動車用樹脂加工 工業用金網他卸売 精密板金加工 部品 ・ 機械加工 コンピュータソフト開発 スチールドア製造 生産設備設計 ファインカーボン製品 ソフト開発 保険代理店 アウトソーシング業 ソフトウェア開発 ソフトウェア設計 ・ 開発 情報ソフトウェア ソフト開発、 電子応用機器開発 輸送用機器製造業 機械部品設計開発 情報通信 ソフト開発 抵抗器 電気機械器具部品製造 OA機器等製造販売 設備工事業 海洋関係金具 温度制御機器、各種制御機器、プローブカート、各種センサー開発製造販売 ビン金型機械設計製造 電子機器製造 機械 ・ 電気電子設計 遠心分離機等製造 システムカイハツ、 サーバ構築業務 精密部品加工 自動車用ホイール等製造 歯車精密機械部品 JTの製造設備の保守管理 デザイン ・ 印刷 光学機器製造 各種工業モデル ・ 試作品の製造 工業プラスチック部品等の企画 ・ 開発 ・ 製造 ・ 販売 総合パッケージ ソフト開発 機械 増減速機製造 ソフト開発 ソフト開発 高周波装置製造 ソフトウェア開発 通信機器製造 電子回路設計試作 コンベア設計 ・ 製作 ・ 施行 舶用電子機器製造 金属製品製造業 印刷 68 ANNUAL REPORT 2013 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 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アニュアルレポート2013編集会議委員名簿 編集委員長 相庭 吉郎 編集委員 林 浩信 渡部 信司 両角 文夫 阿部 裕子 井上 亜潮 井上 秀夫 南部 良治 安達 桂三 小山 宏 矢島 康治 荒木 亮一 吉田 玉緒 事務局 永田 博文 熊谷 仁志 飯島 東 ANNUAL REPORT 2013 発行 平成25年 8月 編集者 神奈川県立産業技術短期大学校 71 神奈川県立産業技術短期大学校 産業技術短期大学校職業能力開発推進協議会 (神奈川県立産業技術短期大学校内) 〒241-0815 横浜市旭区中尾2-4-1 TEL 045-363-1233 FAX 045-392-1971 URL http://www.suishinkyo.info/