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仕様書 - 新エネルギー・産業技術総合開発機構
仕様書 評価部 1.件名 「NEDO プロジェクトから実用化した製品やプロセスに関する可視化・俯瞰に関する検討」 2.目的 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO と記す)では平成 16 年度より追跡調査をス タートさせ、プロジェクト終了後における開発成果の活用状況や売上げ、マネジメント等に関す る調査を実施しており、その結果を NEDO プロジェクトのマネジメント改善へ反映させることを 目的としている。しかしながら追跡調査はプロジェクト終了後 6 年目までに上市、製品化できた プロジェクト成果に関する調査が主体であり、プロジェクト終了後 6 年以上を経過した開発成果 が、広く社会に役立つ製品やプロセスとなって利用されている状況までは、十分に調査されてい ない。そのため、NEDO では、平成 21 年度から NEDO プロジェクトから生み出された開発成果 を利用とした製品やプロセスによる売上げ将来の売り上げや、CO2 削減効果等について試算して きた。 本検討では、売り上げが少ないものの、社会的便益や波及効果が大きい製品やプロセスについ て詳細な調査を行う。具体的には、個別具体的な製品売上げをヒアリング調査し、開発成果のス ピルオーバー効果や産業連関表を用いた関連売り上げについて試算する。また、NEDO が中長期 に渡って研究開発の中で、売り上げでは計り知れない効果や便益について、具体的なケーススタ ディーを通じて波及効果や社会的便益を可視化する手法を確立する。 3.内容 (1)事業内容 <1>「NEDO 成果による実用化調査」 本調査項目では、開発成果が、どのような経済効果(規模だけではなく広がりを重視)や、社 会的便益をもたらしているか、また、NEDO 成果の波及的な活用状況を確認するため、下記の① ~④を実施する。 なお、本調査については NEDO の研究開発成果を 10~20 製品・プロセス程度抽出して実施す ることとし、対象製品・プロセスは NEDO と調整の上、確定する。また、NEDO プロジェクト成 果の内、現時点での効果は限定的であるものの、社会背景の変動にともなって将来的にニーズが 高まった場合に市場での伸びが期待でき、それまでは維持しておく意義のある技術・プロセスに ついての要件整理を行う。 ①経済的効果の広がり(NEDO 成果の売上と、関連産業での売上の広がり※) ※産業連関表を用いた簡易分析を想定 ②社会的便益の広がり(CO2 削減効果等の経済面以外の効果) ③NEDO 成果の波及状況 ④将来的にニーズが高まることが期待される製品やプロセスの要件整理 <2>「特定テーマの社会的便益等に係るケーススタディー」 特定のテーマ(1 テーマ)を定め、当該テーマに関連する NEDO 成果(複数)についてケースス タディーとして社会的便益や波及効果の発現状況を調査し、これらの効果をわかりやすく表現す る方法を検討するため、下記の①~④を実施する。 なお、提案書には本調査項目にて取り上げるべきケーススタディーテーマについて記載するこ と。 ①特定テーマの選定(社会的便益等の大きな NEDO 成果の抽出) ②①テーマに関連する社会的便益等に関する情報収集と傾向分析 ③①テーマに関連する社会的便益等をわかりやすく表現する方法の検討 ④社会的便益を把握する手法を検討 4.調査期間 NEDO が指定する日から平成 27 年 3 月 20 日まで 5.予算額 約 2,000 万円未満 6.報告書 提出期限: 提出部数: 平成 27 年 3 月 20 日 電子媒体(報告書と要約書) 3 部 【ただし、PDF ファイル形式の CD-R で提出のこと】 7.報告会等の開催 委託期間中又は委託期間終了後に、成果報告会における報告を依頼することがある。