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マクロミル品質管理ポリシー

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マクロミル品質管理ポリシー
マクロミル品質管理ポリシー
マクロミルの品質管理ポリシー
マクロミルは下記の品質管理ポリシーに基づき、最高品質のデータ提供を継続してまいり
ます。
目次
マクロミルの品質管理ポリシー・・・・・・・・・・・ 3
マクロミルの品質管理体制・・・・・・・・・・・・・ 4
モニタ品質管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
マクロミルモニタの品質基準・・・・・・・・・・・・ 6
高品質を維持する取り組み・・・・・・・・・・・・・ 8
安定供給を維持する取り組み・・・・・・・・・・・・ 10
『 信 頼 でき る 』業 界 最 高 品 質 の デ ー タ 提 供 を 目 指 し ま す
今やインターネットリサーチは日本で最も代表的な調査手法として、様々な企業で活用さ
れるようになりました。インターネットリサーチの大きな特徴である高品質・低コスト・提
供スピードが、企業の迅速なマーケティングの意思決定を可能としたためです。
インターネットリサーチが誕生した当初、調査モニタにおける代表性・不正登録への対応・
従来調査手法とのデータ比較といった課題が指摘されましたが、調査業界全体が品質管理
への取り組み、および適切な利用法の理解促進を積極的に行ってきたことで、今日では最
も代表的な調査手法として信頼されるに至りました。
データ品質管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
マクロミルでは、特に 「信頼できるデータの提供」を重視しています。品質管理の専任チー
データ品質基準・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
ムを組織して常に品質に気を配ることはもちろん、テクノロジーを活用した不正回答の排
徹底した工程管理・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
品質を高めるシステム機能・・・・・・・・・・・・・ 18
除、マクロミル総合研究所による専門的な研究結果を活かした新しい品質管理手法の構築
など、高品質を担保するために様々な取り組みを実施しています。
品質向上を目指す研究活動・・・・・・・・・・・・・ 20
また昨今では情報漏洩が大きな問題になっています。マクロミルはお客さまからお預かり
情報セキュリティ管理・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
リティの強化にも積極的に取り組んでいます。
している情報をしっかりとお守りすることも品質の一部だと考えているため、情報セキュ
情報セキュリティ基準・・・・・・・・・・・・・・・ 24
システムの情報漏洩対策・・・・・・・・・・・・・・ 26
モニタからの情報漏洩対策・・・・・・・・・・・・・ 28
実務者からの情報漏洩対策・・・・・・・・・・・・・ 30
『 時 代 に対 応 し た 』最 適 な 品 質 管 理 方 法 を 追 求 し 続 け ま す
ICT の急速な進化とスマートフォンの普及によって、多くの人々のライフスタイル、ワーク
スタイル、価値観は大きく変化しており、今後もこの変化は加速していくことでしょう。
こうした変化はアンケート回答者の回答環境・回答態度にも影響を及ぼし、結果として回
答精度にも大きな影響を与えます。これらはすなわち、従来と同じ方法で品質管理を続け
ることは品質低下につながることを意味します。
マクロミルは目まぐるしく変化する時代に対応した、最適な品質管理方法を追求し、安定
したデータ提供を実現してまいります。
3
マクロミルの品質管理体制
マクロミルは、
「モニタ品質管理」
「データ品質管理」
「情報セキュリティ管理」の観点それ
ぞれにおいて、厳格な品質管理体制を構築することで、お客さまに満足していただける
データ提供はもちろん、お客さまに『信頼』していただけるデータ提供に努めています。
・高品質を維持する取り組み
・安定供給を維持する取り組み
お客さま
4
・徹底した工程管理
・品質を高めるシステム機能
・品質向上を目指す研究活動
01
モニタ品質管理
マクロミルモニタの品質基準
純粋なリサーチ専用モニタであること
正しい調査回答ができるモニタであること
マクロミルでは、モニタを純粋なリサーチ専用モニタとして管理しています。販売促
マクロミルの公表する「有効モニタ数」は、正しく調査を依頼することが可能なモニタ
進目的のダイレクトメール配信や広告提示は一切行っていません。
の数です。マクロミルでは、下記のようなモニタは「有効モニタ数」に含めていません。
※なお、モニタ管理の観点から、政治・宗教など、デリケートな内容に関する調査についてはお
受けできない場合があります。
〈有効モニタに含めていないモニタ〉
・ 正しくアンケート依頼のメールが届かない、登録メールアドレスが不正なモニタ
・ 著しく矛盾した回答 ・ 不正回答が見受けられたモニタ
・ 長期間、アンケート回答のないモニタ
・ 不正登録(重複・虚偽)であると判断したモニタ
・ その他の理由でマクロミルが調査モニタとして不適切であると判断したモニタ
〈モニタ品質管理サイクル〉
・登録時のクリーニング
・回答時における二重回答防止機能
・不正登録情報のチェック
・不正アンケート回答の自動検知
・非アクティブチェック
・トラップ調査による不正回答者の検知
・登録情報の強制更新
〈マーケティングリサーチ業界の綱領遵守〉
マクロミルモニタの品質管理に関しては、マーケティングリサーチ業界の国際行動
規範である ESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会)の「ICC/ESOMAR 国際綱領」お
よび一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の「マーケティング・リサーチ
・最新のネットユーザーの代表性を
担保した獲得計画
・特定属性に偏らないモニタ獲得
綱領」を遵守しています。
6
モニタ品質管理
7
高品質を維持する取り組み
モ ニ タ 獲 得・モ ニ タ 登 録 時 の 品 質 管 理
モニタ登録後の品質管理
モニタ獲得時は、全国のインターネットユーザーを代表するパネルとなるようバラン
モニタ登録後は、モニタ品質管理の専任担当者が様々なチェックを実施し、登録情報
スに配慮し、計画的なモニタ獲得を実施しています。また、不正な登録を除外する機
や回答態度に問題があると判断されたモニタについては、会員資格を停止し、調査依
能をシステムに実装しています。
頼メールの配信対象から除外しています。
■ 属性を意識したモニタ獲得
性別・年代・職業など、特定の属性に偏らないモニタ獲得に努めています。
■ 不正登録情報の一次チェック
[週1回]
新規登録モニタの登録情報をチェックしています。登録情報が不正な内容の場合、不
正登録と見なし、会員資格を停止しています。
■ 不正登録情報の二次チェック
[月1回]
全モニタの登録情報をチェックしています。登録情報がいくつかの重複条件を満たす
■ マルチデバイス時代に合わせたモニタ獲得
パソコン利用者だけではなく、スマートフォン・タブレット利用者獲得のため、SNS や
ニュースアプリなど様々なメディアへの広告出稿を行うことで、最新のネットユー
ザーの代表性を担保しています。
■ 重複登録の禁止
モニタ登録時の重複を防止するため、以下のような登録を禁止する機能をシステムに
実装しています。
(1)同一メールアドレスでの登録
(2)メールアドレス以外の、いくつかの入力情報が重複している登録
上記の(1)または(2)に当てはまる場合、同一人物と見なし、登録を受け付けません。
■ 登録時のメール到達確認
架空のメールアドレスによる登録を防止するため、登録完了前にメールアドレスの到
達確認を行う機能をシステムに実装しています。
場合、なりすまし登録と見なし、会員資格を停止しています。
■ 非アクティブチェック
[月1回]
一定期間以上、アンケート回答がまったくなかったモニタについては、アンケート回
答意思がないものと見なし、会員資格を停止しています。
■ トラップ調査による不正回答者の発見と対処
[年2回]
不正回答者の特定を目的とした「トラップ調査」を実施しています。トラップ調査では、
随所にトラップを配した調査を複数実施し、同一調査票内の矛盾した回答、および複
数調査間にまたがる矛盾した回答を検出。不正回答の度合によって「エラーポイント」
を算出し、一定基準以上のモニタに対し、有効モニタから除外する措置を取っています。
■ 強制的な属性情報の更新
[年1回]
全モニタに対して「登録情報の強制更新」を行うことで属性情報を年に1回更新してい
ます。これにより、モニタは登録情報の変更の有無にかかわらず、登録情報を確認・更
新しなければ調査に参加することができません。
■ 不正なアンケート回答の検知
[常時]
一定期間内に複数回、矛盾する回答・不真面目な回答が認められた場合、そのモニタに
対し、有効モニタから自動的に除外する措置を取っています。
8
モニタ品質管理
9
安定供給を維持する取り組み
マルチデバイス時代のユーザー対策
提携モニタの活用
パソコンだけではなく、スマートフォン・タブレットからアンケート参加するモニタ
提携先企業のモニタを利用することで、出現率の低い対象者の確保や大規模なサンプ
が年々増えており、特に若年層においてはその傾向が顕著です。モニタがパソコンか
ル回収が可能になります。提携モニタを利用する場合には、同一モニタへのアンケー
らでもスマートフォンからでも同一 URL でアン
ト依頼が配信されないようシステムで制御し、回答データの品質向上を図っています。
ケート回答できる調査画面を構築したり、回答ア
プリを開発してアプリ経由でアンケート回答でき
るようにするなど、マルチデバイスに対応した環
境構築を進めています。
■ モニタとのエンゲージメント強化
アンケートに継続的に回答してもらえるよう、感謝メールや誕生日メッセージの送信、
アンケートキャンペーン、マクロミルオリジナルのキャラクター「アンケー党」のグッ
ズ製作など、モニタとのエンゲージメントを強化するようなコミュニケーション施策
を積極的に推進しています。
■ 連携時のシステムによる重複チェック
マクロミルモニタと提携企業のモニタを併用する場合は、システムによる自動チェッ
クで、重複登録者を除いてアンケートを配信する仕組みを採用しています。
マクロミルモニタへのインタビュー(60代・大阪府在住)
■ 回答時のシステムによる自動チェック
マクロミルモニタと提携モニタの両方に登録し、かつシステムによる重複チェックで
マクロミルモニタには、どのような方が参加しているので
も検知できなかったモニタからの二重回答を未然に防ぐため、アンケートに回答して
しょうか? マクロミルではモニタへの CS 調査やキャン
もらう時にモニタの cookie 情報を識別し、同一端末で同じアンケートに2度以上回答
ペーンを通じて、ニーズのヒアリングや意識調査を行ってい
できないよう制御する仕組みを採用しています。
ます。モニタ歴11年の男性へのインタビューでは「アンケー
トを通じて、知らなかったことを知れることも楽しみの一つ
です」
「マクロミルはアンケートサイトの中で一番信頼が置
けると思います。アンケートの質が一歩進んでいるというか、高い印象を受けますね」
「マ
クロミルのアンケートはわりと答えやすいし、ちゃんとしているから、答えるほうも真剣
になりますよね」とのコメントをいただきました。
10
モニタ品質管理
11
02
データ品質管理
データ品質基準
市場反映性が高いデータであること
正しく回答されたデータであること
マクロミルでは、調査結果に偏りがなく、市場反映性が高い、すなわち代表性に富ん
マクロミルでは、お客さまのマーケティング意思決定をサポートする高品質なデータ
だデータを提供することにこだわり続けます。そのために以下のような取り組みを継
をお届けするために、運用の各プロセスのチェック体制を確立し、各プロセスの
続的に行っています。
チェックをクリアした高品質のデータのみ納品します。
〈代表性のあるデータ品質を目指した研究〉
〈データ品質管理サイクル〉
・ モニタの特性把握、属性傾向の把握
・ 他の調査手法とのデータ傾向の把握
・ 回答デバイスによるデータ傾向の把握
・ 適切な調査ボリューム、調査設計の策定、啓蒙活動
〈マクロミルモニタ〉
〈一般消費者(生活者)〉
〈マクロミルモニタのライフスタイル調査〉
モニタの特性を把握するため「マクロミルモニタのライフスタイル調査」を実施し、
その全体像をレポートにまとめています。ネットリサーチでより良い調査結果を得
るためには、事前にネットリサーチモニタの特性を理解していただくことが重要と
考えています。この調査レポートでは、訪問調査など他のリサーチ手法による調査
結果との比較を行っていて、ネットリサーチモニタの特性を十分に把握することが
できます。
14
データ品質管理
15
徹底した工程管理
実査前の確認工程
納品前の確認工程
(ご発注時の対応)
①調査票入稿/調査票のチェック
実査開始前の画面作成プロセスでは、お客さまからご依頼いただいた全ての調査に対
して、RD(リサーチディレクター)が「回答負荷」と「回答精度」の観点から調査票の
チェックとご提案を行ったうえで実査を開始しています。
〈チェックの視点〉
(1)回答形式は適切か
(2)解釈に個人差が出ないか
(3)選択肢に過不足がないか
(4)1つの質問に2つ以上の論点が含まれていないか
(5)回答指示は十分か
(6)わかりにくい業界用語・専門用語が含まれていないか
(7)事前調査で、本調査の対象条件が推測しやすくなっていないか
②画面設定/作成した調査画面・ロジック設定のチェック
RD が作成したアンケート画面は、第三者の専任チェック担当者が依頼された調査票
に基づいて、忠実にアンケート画面に反映されているか、回答を進めるに当たって矛
盾した回答を行うことはないかのチェックを行います。
実査前に複数のチェックを行うことで、人的なミスを軽減するとともにデータ品質確
保を図っています。
③回収設定/適切な配信数、回収数のチェック
アンケートの配信数は、24時間で目標回収数に達するように適切な配信設定を行って
います。24時間以上の実査期間を設け、早期回答者比率の減少、職業・回答者のライフ
スタイルによるバイアスを軽減することでデータ品質向上を図っています。
16
(ご発注時の対応)
④データ回収(システム機能の利用)
※次ページにて詳細説明
⑤データ集計/集計データのチェック
回収したアンケートデータが適切に回答されたデータかどうかを確認するために、豊
富な調査実績で培った独自のチェックシートを活用して集計の専門スタッフがデー
タチェックを行います。これにより、納品データ品質の維持・向上を図っています。
〈チェックの視点〉
(1)調査条件(割付、回収サンプル数、集計対象)に合致したデータか
(2)調査票内の不整合箇所はないか
(3)ウェイトバックは適切か
(4)別調査のデータ統合時の不整合はないか
(5)集計結果のデータに不整合はないか
⑥レポート作成/作成レポートのチェック
作成したレポートが納品に値する完成度に達しているか、作成者および第三者の専任
担当者によるチェックを行い、最終的にお客さまに納品しています。
〈チェックの視点〉
(1)グラフや数表のスコアは正しいか
(2)補足・注釈は正しいか
(3)内容とデータの整合性はあるか
(4)フォント・色味やレイアウトに統一性があるか
(5)コメントは調査目的との整合性があるか
データ品質管理
17
品質を高めるシステム機能
回答精度を高める機能
納品データ精度を高める機能
■ 調査画面の制御機能
■ NG ワード登録による不正回答の除外機能
マクロミルのネットリサーチシステムは、様々な調査画面を制御する機能を有してい
自由回答において事前に登録した NG ワード
(例:あああ、aaa など)
の回答があった場合、
ます。また、定期的なバージョンアップによってこれらの機能を強化し、回答精度向
集計データとして利用しないシステム機能を有しています。
上に努めています。
■ 回答内容における集計対象除外機能
■必須回答機能
回答者が質問に答えていない場合にエラーを表示し、必ず回答してもらう機能です。
■ポップアップ閲覧必須機能
調査票内で商品画像など別画面をポップアップ表示させる時、ボタンをクリックし
事前調査(スクリーニング調査)と本調査の間で明らかに矛盾している回答があった
場合、あるいは不真面目な回答態度が見受けられた場合、集計データとして利用しな
いシステム機能を有しています。
■ 回答時間における集計対象除外機能(※特許取得)
ないまま回答を進めようとした場合にエラーを表示する機能です。
■セレクト条件(回答者限定)機能
マクロミル独自に開発した短時間回答者を削除するシステム機能を有しています。一
回答者を限定したい質問に設定すると、指定条件に該当しない回答者には、質問自
般的な短時間回答削除方法が抱えていた問題を軽減し、最適な短時間回答者(3%)を
体が表示されなくなる機能です。
抽出、削除することで、より正確で質の高い調査データをご提供しています。
■パイピング機能
(特許登録日:2011年8月5日 特許番号:第4795496号)
前の質問で選択された選択肢だけを次の質問に表示する機能です。
〈一般ロジックと独自ロジックとの削除後のサンプル構成の違い〉
■排他矛盾チェック機能
複数回答の質問で、他の選択肢と同時に選択すると矛盾した回答となる選択肢(「当
購入頻度
購入場所
a 回収全
サンプル
購入数量
てはまるものはない」など)がある場合にエラー表示できる機能です。
購入経験
■選択肢ランダマイズ/質問ランダマイズ
製品
イメージ
0%
右表は、5種類の商品についてパッケージ画像を示し、それぞれ購入意向を尋ねる実験
調査で、質問をランダマイズした場合としなかった場合の回答結果を比較したもので
す。ランダマイズ設定の有無によって、回答に差異が生じていることがわかります。
Q. あなたはこの商品を、どの程度購入したいと思いますか?
(単一回答)
(ウェイト値)
1.購入したい・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (+2)
2.やや購入したい・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (+1)
3.どちらともいえない・ ・・・・・・・・・・・・・・・ (+2)
4.あまり購入したくない・ ・・・・・・・・・・・・・・ (+2)
5.購入したくない・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (+2)
18
ウェイト平均
0.60
0.00
-0.20
-0.18
-0.60
0.03
-0.25
22.7%
59.7%
58.6%
3.4%
3.4%
3.4%
16.2%
13.9%
15.4%
10,600
10,300
10,300
60%
80%
100%
〈短時間回答削除者に含まれる不整合回答者の検出率〉
60%
44.0
一般ロジックでの
40%
30.3
削除対象サンプル
20%
独自ロジックでの
9.7
12.3
一般ロジック
独自ロジック
0%
● 海外のみ ● どちらもなし
(9 問)
(5 問)
マトリクス縦一回答者
一般ロジック
独自ロジック
質問間の矛盾回答者
【無】
(n=520)
質問ランダマイズ
-0.15
-0.15
23.0%
58.1%
質問ランダマイズ
0.15
-0.40
40%
● 国内 & 海外 ● 国内のみ
(13 問)
(9 問)
0.47
0.11
0.20
20%
削除対象サンプル
0.30
0.40
22.4%
製品関与 個人属性
購入意向
〈短時間削除の対象となったサンプルの回答パターン〉
〈質問ランダマイズの効果〉
国内 & 海外
(13問)
海外のみ(9問)
サンプル数
認知
より精度の高い回答結果が得られます。
c マクロミル
独自ロジック
国内のみ(9問)
どちらもなし
(5問)
選択肢や質問の順番を回答者ごとにランダムに入れ替え提示する機能です。これに
b 一般ロジック
【有】
(n=520)
-0.44
商品P
商品Q
商品R
商品S
商品T
データ品質管理
19
品質向上を目指す研究活動
マルチデバイス時代における適正な調査設計
専門機関による調査研究
■ マクロミルの調査設計ポリシー
■ 恒常的なネットリサーチの品質管理の研究
近年、アンケートに回答するデバイスの構成比は変化しており、アクセスするデバイ
インターネットへの接続デバイスはパソコンか
スごとに適正な調査ボリュームを設計する必要があります。調査ボリュームが大すぎ
らスマートフォンにシフトしつつあります。それ
る場合の影響として、以下のようなことが懸念されています。
に伴ってネットリサーチの回答デバイスもス
・ 途中で回答をやめる人の増加
マートフォンの比率が増えてきています。
・ 自由回答の書き込みの減少
これからもネットリサーチがマーケティングリ
・ 複数回答の反応数の低下 など
サーチに必要なインフラストラクチャーとして
マクロミルでは、1つの調査票で負担なく回答できるボリュームとして、以下を指標と
存続し続けるために、回答しやすい調査票の設計
しています。どうしても質問数が多くなってしまう場合は、調査を複数に分割して実
方法や調査画面の見せ方を、常に客観的な立場から自社内でも研究を進めています。
施し、終了後に回答データをマッチング(統合)することをおすすめしています。
設計ポリシー
■ 最新テクノロジーを活用したリサーチ手法の創造
IoT の急速な進化とともに、パソコンなどの情報・
通信機器だけでなく、様々な機器が通信機能を持
つようになりつつあります。
回答デバイス
パソコン/スマートフォンのデバイス制限なし
回答時間
15分以内(スマートフォンを基準)
で消費者の生活行動を把握していましたが、通信
質問数(目安)
20問(品質と脱落を考慮)
グリサーチに活用する可能性を研究しています。
選択肢数
20個以内
マトリクス表側数×表頭数
縦20個×横7個 以内
※包含マトリクスのロジックは2つまで
選択肢ランダマイズ
推 奨
※選択肢の順序に意味を持たない場合
その他推奨事項
・段組は2段まで(推奨は1段)
・画像は適切に配置する
・マトリクスは複雑にしない
・マトリクス内に自由回答は用いない
・質問文を簡潔にする
これまではモニタの記憶に依存したアンケート
機器に自動的に記録された情報をマーケティン
そして、消費者の意識と詳細な行動記録を組み合わせ、新たなマーケティングリサー
20
チ手法を創出するための研究を行っています。
■ マクロミル総合研究所
マーケティングリサーチ業界の動向、およびマーケティングリサーチに関する技術基
盤や品質向上など、様々な研究を手がける組織です。
主に以下の活動内容のもと、品質向上・技術基盤に関する研究を進めています。
・ マーケティングリサーチの品質向上に関する研究
・ マーケティングリサーチの分析手法に関する研究
・ マーケティングリサーチ業界の市場動向に関する研究
・ セミナーならびに講演活動による研究成果の発表
データ品質管理
21
03
情報セキュリティ管理
情報セキュリティ基準
安心して情報をお預けいただけること
全工程において対策が実施されていること
マクロミルでは、お客さまからお預かりする機密情報を厳格に管理することは、マー
マクロミルでは、情報セキュリティに関する法令、国が定める指針、その他規範を遵
ケティングリサーチ企業として極めて重要な責務と考え、情報セキュリティ活動を推
守するとともに、リサーチプロセスの全工程において対策を実施する管理体制を整備
進する仕組みづくりや従業員への教育・研修など、
「組織的対策」
「人的対策」
「物理的対
しています。情報セキュリティの対策および管理体制の、継続的な改善に努めます。
策」
「技術的対策」を主軸とした、情報セキュリティの強化に努めています。
〈情報セキュリティ管理サイクル〉
〈情報セキュリティ基本方針〉
マクロミルの「情報セキュリティポリ
シー」に従って、
「情報セキュリティ規定」
を 定 め、従業員 が 遵守 す べ き「 情報 セ
キュリティマニュアル」を制定していま
す。環境変化や技術革新に適合した、継
続的な情報セキュリティ強化に努めて
います。
組織的対策
物理的対策
・ポリシー制定
・セキュリティ
ルーム
・マニュアル制定
・アクセス制限
・認定取得
・入退室管理
・専用端末
情報資産
・モニタの
守秘義務同意書
・誤送信防止
対応策
・ファイア
ウォール
・認証システム
・従業員教育
・暗号化通信
人的対策
24
・検知システム
悪意のある部外者
技術的対策
情報セキュリティ管理
25
システムの情報漏洩対策
組 織 的・人 的 対 策
物 理 的・技 術 的 対 策
■ 情報セキュリティポリシー
■ リサーチシステム処理能力・堅牢性の強化
マクロミルは、情報セキュリティに関する重要性を十分に認識し、情報漏洩のリスク
マクロミルが独自開発した、リサーチシステム【AIRs】
(エアーズ)では、調査票の作成
に対して高いレベルの対策を講じることで、お客さまやお取引先などに信頼していた
や回答受け付けなどの Web サービス、調査依頼メールの配信、集計の各処理に専用
だける品質の高いサービスの提供を行うことが事業戦略における重要な経営課題で
サーバーを設け、さらに、サーバーの多重化を行うことで高い処理効率と信頼性を実
あると考えています。
現しています。そのうえで定期的に性能を評価し、適切な補強を施すことで高い安定
マクロミルは、情報セキュリティの一層の強化を図るため、情報セキュリティに関す
性を確保しています。なお、リサーチシステムは24時間監視を行い、障害時の対応を
る基本方針を定め、役員、従業員、その他関係者がこれを遵守するとともに、情報セ
迅速に行える運営体制を取っています。
キュリティに対する高い意識を継続して持つことで、適切な情報管理体制を維持、構
築していくことに努めます。
■ プライバシーポリシーの策定
■ ファイアウォール・IDS によるセキュリティの確保
ファイアウォールの設置により、外部ネットワークからリサーチシステムのネット
ワーク環境への不正侵入を遮断し、データやプログラムの盗み見・改ざん・破壊などを
マクロミルモニタの個人情報保護に関しては、マーケティングリサーチ業界の国際行
未然に防いでいます。さらに、これを多層化することにより、より強固なセキュリ
動規範である ESOMAR(ヨーロッパ世論・市場調査協会)の「ICC/ESOMAR 国際綱領」お
ティ環境を確立しています。また IDS(侵入検知システム)を導入し、システムへの攻
よび一般社団法人日本マーケティング・リサーチ協会の「マーケティング・リサーチ綱
撃を検知・分析することで 万が一の事故にも迅速に対応できる体制を整えています。
領」を遵守しています。
また、マクロミルでは、モニタの匿名性の確保、および個人情報の保管・管理について
適切な処置を講じるとともに、
「個人情報保護方針」を定め、適切かつ効果的に実践す
るために、個人情報保護マネジメントシステムを策定し、運用しています。詳しくは、
マクロミルサイトの「プライバシーポリシー」をご覧ください。
▼株式会社マクロミル プライバシーポリシー
http://monitor.macromill.com/privacy/
マクロミルは、個人情報の取り扱いに関して適切な保護措置を講
じている企業に与えられる、
「プライバシーマーク(Pマーク)」を
取得しています。
■ TLS による通信の暗号化
お客さまのプライバシーや機密情報、およびモニタの個人情報や回答内容を保護する
ため、マクロミルではインターネット上の情報通信に関して第三者専門機関より承認
を受け TLS(Transport Layer Security)と呼ばれる強固な特殊暗号通信技術を使用して
います。
マクロミルの Web サイト上では、モニタが登録やアンケート回答、RD が調査票を作成
する時など、暗号化されたセキュリティ環境で安全な情報の送受信を行っています。
■ セキュリティ専門会社によるセキュリティ検査の導入
外部のセキュリティ専門会社のコンサルティングを導入し、リサーチシステムおよび
リサーチ運用業務におけるセキュリティレベルの診断を行っています。
第三者専門機関の視点からチェックを行い、セキュリティの脆弱性に対し必要な対策
を施すことにより、セキュリティレベルの維持・向上に努めています。
26
情報セキュリティ管理
27
モニタからの情報漏洩対策
組 織 的・人 的 対 策
物 理 的・技 術 的 対 策
■ モニタへの守秘義務
■ 調査票の情報保護におけるセキュリティ対策
調査内容の情報保護のため、マクロミルでは、モニタに対し調査内容(動画や画像の内
調査内容の情報保護のため、調査票内において下記の技術的なセキュリティ対策を実
容を含む)を第三者に口外する行為をモニタ規約により禁止しています。
施しています。
毎回の調査依頼メールおよび調査画面の冒頭に注意事項として「調査内容の口外行為
の禁止(ホームページや掲示板への書き込みを含む)」の徹底を促しています。
〈第7条 モニタの守秘義務〉
モニタは、アンケート調査において知り得た当該アンケート調査の概要または内容
などアンケート調査に係る一切の情報について、これを回答したか否かを問わず、
第三者に開示または漏えいしてはならないものとし、守秘義務を負うものとします。
■ インタビュー時の本人確認・守秘義務同意書
調査内容の情報保護のため、インタビュー調査や会場調査などを実施する場合、モニ
(1)本人認証を通じた調査対象者のみに調査票アクセスを制限
(2)予測しにくい調査票 URL の生成
(3)調査票の表示回数制限
(4)調査票の内容コピー制御
・調査票内の質問文や選択肢などテキストコピーの禁止
・調査票内に提示された画像または動画のコピーおよび保存の禁止
(5)調査票内の画像に特定 ID を埋め込み、流出元の追跡が可能なナンバリング機能
■ 動画調査に関するセキュリティ対策
タに対して身分証明書を提示していただき、本人確認を行っています。また、インタ
CM 素材など、動画コンテンツを使用した調査サービス(CMMill)においては、調査票内
ビュー内容を口外しないよう、調査ごとに守秘義務に同意したモニタのみ調査に参加
の動画再生に、ストリーミング技術を利用しています。
していただいています。
動画データが視聴者のパソコンに残らないストリーミング技術を採用することで、動
■ 商品発送時の配送管理
試用品などの商品発送を伴う調査時には、お客さまのご要望に応じて、回収用伝票を
同梱した状態での商品発送、商品の到着確認、伝票管理を行うことで、商品の紛失防
止に取り組んでいます。
画素材の不正コピーなどの著作権保護に努めています。
(1)表示元のドメインチェックによる動画表示制限
マクロミルの調査票からの表示でなければ、動画を再生することはできません。万
が一インターネット上の掲示板などに再生 URL を貼り付けるなどの行為があった
場合にも、調査票からの再生指示ではないため、動画を視聴することができません。
(2)動画の再生可能期間を制限
当該調査動画コンテンツの再生可能期間に制限をかけるセキュリティ対策を実施
しています。
28
情報セキュリティ管理
29
実務者からの情報漏洩対策
組 織 的・人 的 対 策
物 理 的・技 術 的 対 策
■ 全社員への情報管理教育
■ セキュリティルームでの個人情報管理
マクロミルは、情報セキュリティに関する重要性を十分に認識し、情報セキュリティ
マクロミルは、個人情報を扱う実務者は、独自に定めた「個人情報取り扱いマニュアル」
ポリシー、情報セキュリティ規定を定めています。
に準じて業務を行います。
さらに、日々の業務の中で情報を適切に取り扱い、情報セキュリティ確保を実践でき
また、個人情報を取り扱う実務者は、セキュリティルームで実務を行い、以下のよう
るよう、
「個人情報保護」を中心に、知的財産の重要性や権利侵害リスクとその予防に
な物理的対策を行っています。
関する項目も含めた研修や定期的な e ラーニング教育を、役員、従業員、その他関係者
に対して実施し、情報セキュリティの知識およびモラルの向上に継続的に取り組んで
います。また、情報セキュリティに関する資料は、社内のイントラネット上に掲載さ
れていて、従業員がいつでも閲覧できる環境となっています。
■セキュア端末
個人情報の取り扱いは、指定したセキュア端末のみ取り扱いが可能であり、セキュ
ア端末にはメール、メッセージが可能となるアプリケーションはインストールでき
ません。また、メモリーカードなどの記憶媒体は、社内で制定された適切な承諾プ
ロセスを経ないと利用できません。
■ 個人情報を含む調査結果納品方法
マクロミルでは、オープン型調査など調査結果に個人情報が含まれる場合、情報保護
のため、下記のいずれかの方法にて納品を行っています。
(1)
ダウンロードを1回限り利用できる、利用回数制限付き URL(ワンタイム URL)をお
客さまのメールアドレスに発行します。
(2)マクロミルが指定するセキュアなファイル送付サービスで納品します。
■セキュア端末専用ネットワーク
セキュア端末は、専用のネットワークのみアクセスが可能であり、一般サーバーへ
のアクセスはできません。
■個人情報専用サーバー
個人情報は、専用サーバーでのみ保存し、管理しています。
(3)セキュリティが高い輸送便(セキュリティ便など)で CD-R などのメディアを納品
します。
■ 誤送信防止プラグイン
マクロミルはメールの誤送信を防ぐために独自にプラグインを開発し、メール送信時
に宛先と文章の確認、添付ファイルの確認を促す仕組みを取り入れています。
■ ワンタイムパスワード認証による本人認証
チェック対象外の宛先です。
確認画面に進みますか?
マクロミル社内では、リサーチシステム運用管理画面へのアクセスに、ワンタイムパ
スワードを導入しています。
ワンタイムパスワードによる本人認証でアクセス許可を行うことにより、より強固な
社内セキュリティ環境を実現しています。これにより、調査対象者の個人情報および
チェック対象外の宛先です。アドレスと宛先をよく確認して送信してください。
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機密調査データへのアクセス制限を行い、情報漏洩対策の強化に努めています。
情報セキュリティ管理
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株式会社マクロミル
copyright by Macromill, Inc.
[改訂]2016.09
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