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函測協だより17pdfへのリンク
函測協
函館測量設計業協会
〠040-0033 函館市千歳町 21 番 13 号
☆
TEL(0138)26-3323
☆
FAX(0138)26-2766
桐朋会館2階
☆
ホームページ:http://sokuryou.hakodate.jp/
☆
E-mail
:[email protected]
第
17 号
平成27年8月発行
目
次
1「測量技術者の倫理 」
-社会的地位の更なる向上と信頼される技術者を目指して-
(技術委員会:用地部会)
2 平成26年度函館測量設計業協会「通常総会」のあらまし
~久保会長の開会あいさつの抜粋を中心に~
(総務渉外委員会・協会事務局)
3 特集:特 別寄 稿「伊 能忠 敬と 箱館 」 寄稿者:元函館市市史編纂室長 紺野 哲也 氏
4 平成27年度「会員表彰および職員永年勤続者表彰」 (総務渉外委員会・協会事務局)
P1
P2-3
P4-12
P13
5 各委員会からの報告
「親睦委員会」 -納涼まつり大会・会員懇談会および忘年会
-海員ゴルフ大会と函館測量設計業協会野球チーム
委員長 薄田 英明
P14
P15
「企画委員会」 -機関誌「函測協だより」発行・ボランティア実践活動
委員長 月館 正男
P16-17
※ 小中学生「測量業務の職業・職場体験」支援活動
(近未来研究室PT「未来構想研」グループ)
※ 平成26年度函館測量設計業協会事業報告
「総務渉外委員会」-理事会等報告:要望・意見交換会等報告
委員長 松本 秀雄
「技術委員会・設計部会」-研修講習・講演会等報告
「函測協事務局」-全道会議その他事業活動報告
6 函館測量設計業協会「役員名簿」
同 上「組織図」
P19-24
委員長 杉村 久哉
P25-27
事務局長 村谷 洋文
P27-28
(総務渉外委員会)
(総務渉外委員会)
7「建設コンサルタント技術者の倫理」 -信頼される自立・自律した技術者を期して-
(技術委員会:設計部会)
※ 表紙と裏表紙について語る
※ 特別寄稿「伊能 忠敬翁」の掲載について
※「あとがき」
(歴史年表探訪・抜粋)
P18
(協会事務局)
(協会事務局)
(協会事務局)
P29
P30
P31-32
P33
P33
P33
測 量 技 術 者 の 倫 理
―社会的地位の更なる向上と信頼される技術者を目指して―
公益社団法人 日本測量協会(技術委員会:用地部会)
― 宣
言 ―
われわれ測量技術者は,空間情報基盤の整備を担う専門家として社会に対する責任を認識し,国土
及び地域の持続可能な発展に資するために,社会への貢献を優先して測量を正確に実施することを
次のとおり宣言する。
(1)測量技術者は,
「調和した環境を有する国土」
「安全かつ快適な生活」
「正確な情報を自由に利用
できる社会」を構築するために測量技術を駆使し,社会に貢献する。
(2) 測量技術者は,測量成果の公共性及び恒久性を認識し,測量技術者としてその責務を自覚し,
専門とする領域において,誠実に職務を遂行する。
(3) 測量技術者は,最新の測量技術の修得及び開発に励み,測量技術の発展に貢献する。
1.基 本 認 識
測量は,国土の建設・設計・利用及び管理などの人間
活動を支える基礎データを提供する使命を担ってきた。
測量によって得られる成果は,
「調和した環境を有する
国土」
「安全かつ快適な生活」
「正確な情報を自由に利用
できる社会」の基盤であり,測量技術者は,測量技術を
発揮して,豊かな国土の発展に貢献する使命がある。測
量成果は,時間が経過しても,その時々の国土の正確な
記録として保存され,さらに時世が経過するとその時代
の国土を物語る文化遺産ともなる。
われわれ測量技術者には,与えられた使命に鑑み,最
良の測量技術及び測量機器を利用し,最善の努力をもっ
て,信頼すべき測量成果を提供する責務がある。
2.倫 理 規 定
測量技術者は,上記の宣言を実行するため,専門家と
しての使命と責務に照らして,次の規定を遵守する。
(1)与えられた環境及び条件下において,社会への貢献を
優先して,最善の測量技術を発揮する。
(社会貢献の優先)
(2)測量専門家として,取得したデータ及び測量成果を正
確に 提供する。
(データ及び測量成果の提供)
(3)専門とする技術領域及び資格において,職業専門的な
職務 を誠実に遂行する。
(専門家としての職務遂行)
(4)測量技術に関する先端技術の開発や修得に努め,
成果の品質向上に精励する。
(専門家としての自己研鑽)
3.行 動 規 範
われわれ測量技術者は,宣言文の趣旨及び倫理規定に
則り,専門家としての責務を果たすために,次の行動規
範を誠実に守る。
(1)社会貢献の優先
1-1 測量技術者は社会への貢献を優先して行動する。
1-2 社会の発展に貢献するために,最善の測量技術を発
揮する。
(2)データ及び測量成果の提供
2-1 取得したデータ及び測量成果は,正しく社会に提供
する。
2-2 国民の安全などに関する測量成果は公開する。
(3)専門家としての職務遂行
3-1 測量作業の実施に当たっては,最良の品質を有する
成果を提供する努力を払う。
3-2 専門的知識及び経験に基づき,専門家としての良心
と信念 に従い,意見の開陳あるいは報告を行う。
(4)専門家としての自己研鑽
4-1 継続教育制度(CPD)の技術者教育を積極的に活用
するなど,自己研鑽に励み,継続的に専門的能力の向
上に努める。
4-2 新しい測量技術の修得・研鑽あるいは研究に励み,
創意と工夫により,作業工程・成果品質・所要経費な
どの改良に努力する。
4-3 専門的知識及び経験を活用して後継者の専門能力
向上を支援するなど,人材の育成に努める。
※ 以上のことから,わが国の測量技術者を代表する社団
法人日本測量協会及びその会員は,測量技術者に課せら
れた使命を達成するために,測量技術者が遵守すべき倫
理を宣言し,社会に対して責任ある職務を遂行すること
を誓うものである。
(H16.7.23 日本測量協会 理事会 制定)
1
平成27年度 函館測量設計業協会
「通常総会」のあらまし
―久保会長の開会あいさつからの抜粋を中心に―
(総務渉外委員会・協会事務局)
線が疾走することは,そして新駅を発着するというこ
とは,東京駅と新函館北斗駅が新幹線鉄路でつながる
ということで,これまで以上に本州と北海道との間に
『人的・物的・金銭的・文化的な交流』が増加し,活
発化するということであり,その意義は大変大きなも
のがあります。久保会長もそのことを「道南地域の大
変大きな展望」と意義深く表現したと思います。
それは久保会長が関連してお話しされた道南地域の
「幹線高速交通網」の整備進捗について,一部供用開
始が始まり着実な次のステップへとつながって行くこ
とを力説していたことからも明らかであります。
久保会長は,今年3月に部分開通,供用開始した
函館新外環状線・空港道路が、函館JCTから赤川間
への開通に加え,5年後の2020年には函館空港ま
で完成し全面開通とするということ,また函館江差自
動車道の茂辺地⇔木古内間についても2019年完成
開通予定であることを話題にされておりました。
このことは高速交通網の整備による道南圏域の農業・
漁業の一次産業を含めた経済効果の誘発をはじめ,
新幹線開業と高速交通網が有機的につながった観光面
などの充実と波及影響のほか,最新ビジネスIT機能
を含めた各分野との連結を含め新規ビジネスチャンス
にも期待が膨らむという視点からも想定できる訳です。
特に,道南圏域という限定的な枠にとどまらない,
新幹線と航空網での本州方面との新規交流の発掘は,
国内旅行のみならず海外からの観光客へも発展的にそ
の影響が期待できるという魅力もある訳です。
勿論,道内でも北海道新幹線開業に合わせた札幌延
伸の本格着工と早期完成を目指した動向は,道内すべ
ての方面からの期待が非常大きいことからも明白です。
そして既に道北・道東・道央・札幌圏・日胆圏等から
の道南への連携アプローチが活発化していることは,
来年3月からの新幹線効果を全道一円で波及影響を享
受しようという期待を込めた動きであると考えられる
訳です。それは今年3月の北陸新幹線の延伸効果や,
、
遡ること九州新幹線全面開通時の全九州の動向など、
それぞれ地域の特性を活かし,活況を呈していたこと
は記憶に新しいところであり、道内でも既に北海道庁
を中心とし、本格的な動きが出始めているところで,
来年3月の北海道新幹線開業は,期待に夢が膨らむと
いう強い思い入れのある,
「大変大きな展望」だと云え
るのではないでしょうか。
「まち・ひと・しごと創生」
に向け,地域連携の声を掛け合う事が始まりです!
大いに期待してまいりましょう!
平成27年度通常総会は,去る5月28日(木)16 時
から「ホテル函館ロイヤル」を会場に開催されました。
今年は統一地方選挙の年でしたので,選挙の余韻とそ
の後の動向を勘案し,開催時期を例年より少し遅らせ
て開催いたしました。当日は函館会員44社中34社,
札幌会員24社中23社,正会員68社中57社(84%)
の会員の皆様の出席がございました。
事前に会員各位に送致した通常総会議案集(案)の
平成26年度事業報告と決算関係,平成27年度の事
業計画(案)と予算(案)関係の提案について,議案以外の
一部質疑応答がある中,全て,全会一致で承認議了さ
れました。会員各位の暖かいご配意に改めまして感謝
と御礼を申し上げる次第でございます。
以下,総会開催の概略につきましてお知らせします。
総合司会進行:薄田理事から平成27年度通常総会
の開会宣言があり,久保会長の挨拶から始まりました。
久保会長は冒頭,総会開催に当たり多数の会員出席
に対しお礼の言葉を述べられ,4月に行われた統一地
方選挙の結果にも触れられ,当協会が推薦した候補の
皆さんが全員当選されたことに対し,会員各位の皆さ
んのご協力のお陰であると感謝の意を表しました。
政権与党派の知事・道議会議員および市長・市議会
議員の多数当選は,今後の景気回復基調の維持存続を
期待するとともに,公共事業確保に向けた要望活動の
展開を含め、地域の活性化と安心安全の確保に向け,
その基盤が盤石なものになったという意味からも,
久保会長は「業界が一丸となった取り組みの結果であ
り非常に心強い」と改めてお礼の言葉を述べられると
ともに大きく2点について日頃の思いを語られました。
その第1点目は,ご案内のとおり,来年3月の北海
道新幹線開業について,第1番にお話をされました。
ここ道南における,今後の大変大きな展望になること
について,日頃の思いを語られました。
新駅建設と準備が着々と進む中、完成後間もない木古
内駅に続き,9月には,函館圏域と道南地域が待望し
た「新函館北斗駅」も全面完成する見通しであります。
そして北海道新幹線開業時に導入される新型車両H5
系「はやぶさ」と「はやて」の試走を通じた走行訓練・
走行管理などについても日夜継続的に行われています。
青函トンネル完成から幾年月、まもなく本州側の新青
森駅と北海道側の木古内駅,新函館北斗駅の間を新幹
2
そして第2点目について,久保会長は,建設業を取
り巻く業界の展望について,次のように語りました。
今年度の受注業務量の見通しについて,一昨年の大型
補正を含めた 15 ヶ月予算の業務量と比べ,減少する見
通しであると述べ,現段階では,昨年度と同水準の
落ち込みになると危機感を表し,同時に,依然として
厳しい受注競争が続く見込みであることに強い懸念を
示しておられました。
やはり,長年続いた公共投資の縮減と民主党政権に
おける公共事業悪玉論的な「コンクリートから人へ」
影響も大きいかと思いますが,得たものは果たして何
であったのか。得るもの無くして失うものばかりが多
いのが,今思えばの実感ではないでしょうか。
人口急減と相俟って,若年者層の建設業敬遠傾向が
続き人材不足を生み,社員の高齢化に拍車が掛かると
いう悪循環,勢い業界全体の冷え込みつながったとい
う状況が,今なお続いているというのが率直な思い!
アベノミクスで一息つくも,地方への効果も十分と
はいかない実態にあります。回復傾向が長続きしない
ことは,様々な観点から見渡して,厳しい状況からの
回復は中々難しい情勢にあるかと考えるべきで,建設
業界が自らの再生努力を,当然,行っていかなければ
ならない状況にあるという,久保会長の指摘です。
国においても,若手人材の確保・技術技能者の確保
に向けた取組をはじめ,単価の引き上げ改正、女性登
用など今後に効果が享受出来るような長期的な対策に
加え,高品質な成果の納品や信頼の回復と確保は最優
先の実行課題であるなど,新たな視点での事業再生・
経営再生への努力が必要な時代であると指摘している。
それは人材の雇用育成・活用を原点とし,業務量の確
保と受注競争を勝ち抜くために,業務量の大小や難易
度にかかわらず,技術力とプレゼン能力の向上を目指
し,社内一丸となった取組はもとより,業界全体が一
致団結し,今後の情勢変化に柔軟に対応できるよう、
新時代に向け,一層会員相互の連携を強め,協会の融
和と業界の発展に最善を尽し,地域社会への貢献を果
たして行くべきと,久保会長は思いを語られ,改めて
会員各位へのこれまでにも増した一層のご支援ご協力
をお願いし,協会会員相互の融和と一層の連携協力な
ど,会員の皆さんと一丸となって競争を勝ち抜いて行
きましょう!と決意表明をし,このような決意を会長
自らが発言したことに対し,参加会員からは多数同調
する拍手が送られ,久保会長の談話が終了しました。
状と記念品を贈呈しました。受賞者の皆様,この度の
受賞本当におめでとうございます。
(表彰の項:本稿別記に掲載=後出)
次に総会次第の「議事」に移り,まず議事を進行する
議長には,昨年に引き続き,道南測量設計株式会社
代表取締役社長 天満 正博氏が指名されました。
天満議長は,議長席に登壇し就任挨拶の後、出席者
数通告と会議成立を宣告し,議事録署名人に株式会社
岡田測量事務所岡田恒男氏,株式会社南木測量設計事
務所南木哲雄氏の両名を指名し議事に入りました。
最初に,第 1 号議案平成26年度事業報告について
布村副会長から提出議案資料を抜粋的に重点説明し,
同様に決算報告についても村谷事務局長が説明しまし
た。上記2件の監査について,過日決算監査を実施し
た旨とその監査結果について安藤監事が報告しました。
「質疑無し」の発言があり,拍手による採決宣告で,
全会一致で拍手により確認・承認されました。
第 2 号議案の平成27年度入会金・会費案は,村谷
事務局長が説明し,議長の同様な議事進行により拍手で
原案の通り承認されました。
続いて,第3号議案の平成26年度事業計画案につ
いて,佐藤副会長から議案資料を補足するよう説明し,
第4号議案の平成27年度予算案について村谷事務局
長が前年比較の解説を加えながら説明しました。
新年度の事案として丁寧な説明により,
「質疑無し」の
発言があり,全会一致で拍手により確認・承認されま
した。以上,理事・執行部から提案された議案4件は,
全て満場一致の拍手で原案のとおり議了致しました。
最後の「その他」質疑において,函館市の事業発注
について,入札に関する問い合わせがありましたが,
久保会長から,市役所担当の事務局次長から答弁させ
る旨の発言があり,事務局次長は「事業発注者である
函館市の入札手続きは,国・道・他都市の例を含め,
地方自治法・条例等に基づいて行われ,現在,国等に
おいて事業発注制度のあり方について,試行的な事例
も含め種々検討されている状況にあり,函館市でも入
札制度のあり方は同様な認識にある筈であること。
今後,国の法改正により市の条例改正も関連すること
から,事業発注者として,現状固定ではなく,当然,
より良い方向性を見出す努力をするはずで,当面その
動向を注視していく段階にある。
」とし,今後具体的に
相談することで話が了解され再質問無く終了した。
以上,議長は議事終了宣告し,会議進行への協力に
お礼を延べ降壇。司会の総会閉会宣言で終了した!
続いて,総会次第の「表彰」に移り,本会表彰規程
の「会員表彰」1名と「職員永年勤続者表彰」20年
勤続8名の代表者,30年勤続3名の代表者の方々に
それぞれ表彰状と記念品を久保会長から授与したほか,
同じく表彰規程の感謝状部門で,本会役員20年を超
えた「長期役員功労者」1名と長期会員で70歳を超
えた代表者「長期会員功労」1名に対し,順次,感謝
引き続き懇親会場に移動し,親睦交流会が開催された。
久保会長の挨拶に続き,衆議院議員前田一男様,北海
道議会議員川尻秀之様,佐々木俊雄様,冨原亮様,そ
して今選挙で初当選した桧山地区の内田尊之様の順に,
来賓挨拶の後,副会長の祝杯で,会員相互の交流によ
り懇親を深めておられました。
(以上,了)
3
特集:特別寄稿「伊能忠敬と箱館
」 寄稿者:元函館市史編纂室長
紺野
哲也 氏
19 世紀に入ると世界的に名を知られる日本人が現れてくる。その魁と言えるのが伊能忠敬、
間宮林蔵師弟と高田屋嘉兵衛であろう。伊能忠敬は正確な日本地図『大日本沿海輿地全図』によ
って、間宮林蔵は間宮海峡の発見で、高田屋嘉兵衛は、ロシアとの外交紛争「ゴロヴニン事件」
の平和的解決への寄与によってである。この 3 人の事績は、函館の街に大いに関わりのある事績
が記録に残る人たちであった。今回は伊能忠敬について述べてみる。
伊能忠敬が幕府から蝦夷地測量の許可を得て、江戸の深川の自宅を出発したのは、寛政 12 年
閏 4 月 19 日(西暦 1800 年 6 月 11 日)朝五ツ時(午前 8 時頃)であった。
忠敬は「高橋作左衛門至時弟子、西丸御小姓組番頭津田山城守知行下総国香取郡佐原村元百姓、
浪人伊能勘解由」として、蝦夷地へ向けて測量の旅の第一歩を踏み出したのである。
55 歳の時です。下の図が「寛政 12 庚申年閏 4 月台命を蒙り蝦夷地に下向しける道中の記」と題
する伊能忠敬測量日誌の書き出し部分である。(寛政十二庚申蝦夷干役志 全)
「千葉県香取市
伊能忠敬記念館所蔵」
ここでここに至るまでの伊能忠敬の略歴と、なぜ蝦夷地測量を開始することになったかの概略
をまとめ測量調査事業の幕閣責任者若年寄堀田摂津守正敦についても触れておく。
伊能忠敬は、延享 2 年(1745)に現在の千葉県九十九里町に生まれた。幼名は三治郎。宝暦
12 年(1762)に 17 歳で佐原の伊能家に婿養子となり、伊能みちと結婚、名を伊能三郎右衛門忠
敬としました。忠敬は家業(米穀取引と酒造業再興)のさらなる拡大と繁栄を築き、財をなしまし
た。若いときから学問を好み、数学、地理、天文書に親しみ、寛政 6(1794)年に 49 歳で家督を
長男景敬に譲り、隠居したのちは勘解由(かげゆ)と名乗る。
4
翌寛政 7(1795)年には江戸へ出て、深川に住み、すぐに幕府天文方の高橋至時の弟子となり、
居所深川黒江町に観測器械を備えつけ、天文の観測に努力、その 5 年後の寛政 12 年(1800)には
55 歳で東北、北海道で第一次測量を開始となる。
高橋至時に伊能忠敬が入門した経緯については、寛政の改暦事業の話が入らないと理解できな
いであろう。
高橋至時は、安永 7(1778)年 15 歳の時、父の後をついで大阪定番同心となった人物、この頃
大坂で天文暦学者として特に高い評価を受けていた麻田剛立の弟子で、間重富と共に二高弟と呼
ばれていた。
間重富は 30 歳ごろ麻田剛立に入門し、同門の高橋至時と暦算の研究に励んだが、重富の機知
をもって『暦象考成後編』(ケプラーの楕円軌道論が収録)を入手すると、師弟 3 人はこれの研究
に没頭した。当時使われていた「宝暦暦」は、日食や月食の予報をたびたび外していたため評判が
悪かった。幕府は松平信明(老中首座)、堀田正敦(若年寄で天文方を所管する)を中心となって、
改暦に取り組んでいたが、幕府の天文方には改暦作業を行えるような優れた人材がいなかったた
め、大坂の麻田剛立を招請したが、麻田は高齢を理由に辞退し、高弟の高橋至時と間重富を推挙。
至時は寛政 7(1795)年 4 月、重富は同年 6 月に出府し、忠敬が江戸に出たのは同年の 5 月のため、
2 人の出府と時期が重なる。いくら佐原で名を成した商人とはいえ、簡単に入門できることは考
えられず、改暦の動きは秘密裏に行われていたのであるが、この時期の符合から、忠敬は事前に
2 人が江戸に来ることを知っていたと考えられている。
多くの資料を残した伊能忠敬ではあるが、この入門の事情を説明できる資料はないそうで、伊
能忠敬研究会名誉代表の渡辺一郎氏は、忠敬の後妻ノブの父親である桑原隆朝を仲介者と推定し
ている。桑原隆朝は、仙台藩の資料によれば、藩主一族を診察する御近習で 400 石江戸詰め上級
の医師で、堀田正敦は 6 代伊達藩主宗村の 8 男で近江堅田の堀田家へ養子に入った人である。堀
田正敦がまだ仙台藩の公子時代は、桑原隆朝の診察を受けていたものと思われる。桑原は改暦を
推し進めていた堀田正敦と強いつながりがあった。
桑原隆朝は、その後も娘婿、伊能忠敬の測量事業の推進に情報や助言を与えている。
寛政 8(1796)年 9 月からおよそ 1 年半の間、至時は改暦作業のため京都に行くことになり、そ
の間は間重富が指導についた。同年 11 月に重富から至時にあてた手紙の中では、「伊能も後編
の推歩(暦学)がそろそろ出来候。月食も出来候」と記されており、すでに『暦象考成後編』を学
んでいたことが分かる。(注:18 世紀に中国で書かれた天文暦学書『暦象考成後編』は、太陰
暦をつくる学問「天文暦学」の専門書、寛政暦に多大な影響を与えた文献)
また、測量にあたって天体観測を活用することで、観測地の緯度や経度を求めることができる
ため、地図の精度が向上するので、忠敬は天体観測についても教えを受けた。
観測技術や観測のための器具については重富が精通していたため、忠敬は重富を通じて観測機器
を購入した。さらに後には、江戸職人の大野弥五郎・弥三郎親子にも協力してもらい、こうして
そろえた器具で、自宅に天文台を作り観測をおこなった。
取り揃えた観測機器は象限儀、圭表儀、垂揺球儀、子午儀等々で、質量ともに幕府の天文台にも
見劣りしなかった(大谷亮吉編著『伊能忠敬』岩波書店 1917 年)。観測はなかなか難しく、入門
から 4 年たった寛政 10(1798)年の時点でもまだ至時からの信頼は得られていない。
伊能忠敬の学力について、『伊能忠敬の科学的業績』の編著者保柳睦美氏は「彼はよく勉強し
たが独創性を要求する理論的研究には、あまり関心を持たなかった……彼は実行を主とした人で
あり、あの大事業を完成させた最大の根源は、その根気強さにあったのである…。学問上では鋭
い頭脳の持ち主であったとは思えない。したがって忠敬を科学者とみることは大きな誤りであ
る。…逆説的にいえば、もし忠敬が科学者としての方向に進んだならば、伊能図は生まれなかっ
たにちがいない」との評価を述べている。
5
至時と重富は、寛政 9(1797)年に新たな暦『寛政暦』を完成させた。
しかし至時は、この暦に満足していなかった。そして、暦をより正確なものにするためには地球
の大きさや、日本各地の経度・緯度を知ることが必要だと考えていた。
地球の大きさは、緯度 1 度に相当する子午線弧長を測ることで計算できるが、当時日本で知られ
ていた子午線 1 度の相当弧長は 25 里、30 里、32 里とまちまちで、どれも信用できるものでは
なかった。
忠敬は、自らおこなった観測により、黒江町の自宅と至時のいる浅草の暦局の緯度の差は 1
分ということを知っていた。そこで、両地点の南北の距離を正確に求めれば、1 度の距離を求め
られると思い、実際に測量をおこなった。そしてその内容を至時に報告すると、至時からは、両
地点の緯度の差は小さすぎるから正確な値は出せないと返答された。そして正確な値を出すため
には、江戸から蝦夷地ぐらいまでの距離を測ればよいのではないかと提案された。
ここで蝦夷地の測量計画が浮かびかがってくる。
当時蝦夷地は、ロシアの南下圧力が強まっており、幕府は東蝦夷地を直轄にし、担当を蝦夷地
取締御用掛として、責任者は 5000 石の旗本松平信濃守忠明で、特にロシアとの接点であるエト
ロフ島は支配勘定近藤重蔵、クナシリ島が御勘定高橋三平が担当であった。
幕府の関心が高まり、寛政 11(1799)年には津和野藩士で幕府天文方となっていた堀田仁助が蝦
夷航路測量の地図を作成していた。
至時はこうした北方の緊張を踏まえた上で、蝦夷地の正確な地図をつくる計画を立て、幕府に
願い出た。蝦夷地を測量することで、地図を作成するかたわら、子午線一度の距離も求めてしま
おうという狙いである。忠敬は高齢な点が懸念されたが、測量技術や指導力、財力などの点でこ
の事業にはふさわしい人材であった。
至時の提案は、幕府にはすんなりとは受け入れられなかった。
寛政 11(1799)年から寛政 12(1800)年にかけて、佐原の村民たちから、今までの功績をたたえて
伊能忠敬・景敬親子に幕府から直々に名字帯刀を許可していただきたいとの箱訴が出されたが
(佐原村民の滞在費まで自分持ちの伊能忠敬の計画)、これも、忠敬が立派な人間であることを幕
府に印象づけさせて、測量事業を早く認めさせるという狙いがあったとみられている。
(この箱訴は第一次測量後の享和元(1801)年に認められ、忠敬は今までの領主からの許可に加え、
幕府からも名字帯刀を許されることとなった)。
幕府は寛政 12 年の 2 月ごろに、測量をするということ自体は認めたが、荷物は蝦夷まで船で
運ぶと定めた。しかし船で移動したのでは、道中に子午線の長さを測るための測量ができない。
忠敬と至時は陸路を希望し、地図を作るにあたって船上から測量したのでは距離がうまく測れ
ず、入り江などの地形を正確に描けないなどと訴えた。その結果、希望通り陸路を通って行くこ
ととなったが、測量器具などの荷物の数は減らされた。この間桑原隆朝が伊能忠敬に助言を与え
たり、幕閣の情報をもたらしたりしていた。
(地図作りのキーパーソン (伊能忠敬をめぐる人びと 5 安藤由紀子[伊能忠敬研究会編集委
員])朝日新聞 1998 年 8 月 28 日より)
寛政 12 年閏 4 月 14 日、蝦夷地取締御用掛松平信濃守忠明から許可書が交付された。
下総国香取郡佐原村元百姓 浪人伊能勘解由蝦夷地測量願い出
其方儀兼々心願之通、測量為レ試蝦夷地江被二差遣一候間、入念可二相勤一候、右ニ付御用中為二御
手当一一日銀 7 匁 5 分宛被レ下レ之 ― 申閏 4 月 (寛政 12[1800]年閏 4 月 14 日)
「測量試み」とされた。忠敬は「元百姓・浪人」という身分で、1 日あたり銀 7 匁 5 分が手当と
して出された。東蝦夷地の測量は 180 日間であったので、手当総額は 22 両 5 分であった。
6
忠敬は出発直前、蝦夷地取締御用掛責任者松平信濃守忠明に提出した書類で自らの思いを述べ
ている。
(前略)私は若い時から数術が好きで、自然と暦算をも心掛け、ついには天文も心掛けるように
なりましたが、自分の村に居ったのでは研究も思うようには進まないので、高橋作佐衛門様の御
門弟になって六年間昼夜精を出して勉めたおかげで、現在は観測などもまちがいないようになり
ました。この観測についてはいろいろな道具をも取りそろえ、身分不相応の金もつかいました。
隠居のなぐさみとはいいながら、私のようなものがこんな勝手なことをするのはまことに相済ま
ないことでございます。したがって、せめては将来の御参考になるような地図でも作りたいと思
いましたが、御大名様や御旗本様方の御領内や御知行所などの土地に間棹や間縄を入れて距離を
測りましたり、大道具を持ち運ぶなどいたしますとき、必ず御役人衆の御咎にもあうことであり
ましょうし、とても私どもの身分ではできないことでございます。(中略)ありがたいことにこ
のたび公儀の御声掛りで蝦夷地に出発できるようになりました。ついては、蝦夷地の図と奥州か
ら江戸までの海岸沿いの諸国の地図を作って差し上げたいと存じますので、この地図が万一にも
公儀の御参考になればかさねがさねありがたいことでございます。(中略)地図はとても今年中
に完成できるわけではなくおよそ三年ほど手間取ることでございましょう。(今野武雄『伊能忠
敬』社会思想社〈現代教養文庫〉2002 年 4 月)
蝦夷地の測量
寛政 12(1800)年閏 4 月 19 日に、内弟子門倉隼人・平山宗平・伊能秀蔵の 3 人と下僕の吉助、
長助の一行 6 名での出発でした。
忠敬の測量日記「蝦夷于役志」によれば、奥州街道北上の時は、一日に 9 里から 10 里、時に
は 13 里以上の強行軍を続け、夜には天体の観測を行い、5 月 10 日に津軽の三厩に到着。(注 う
えき【于役】『日本国語大辞典』〔「于」は往の意〕 君命で他国に使者として行くこと。また,
戦いに行くこと)
風待ちをして 19 日に蝦夷地に上陸(福島町吉岡)した。21 日木古内泊、
22 日に箱館、地蔵町の伊藤茂左衛門宅に泊。ここで蝦夷地へ向かうための先触、添触、
順達書を役所に差し出して手続きのため 28 日まで逗留。
28 日は箱館山で測量、この日の日記は次の通り。
五月二十八日土用朝五ツ後迄曇る、それより江戸出立後の上天気なり、併し山々白雲おおし、
箱館山に登て所々の方位を測、夜も晴測量。此の日箱館御役所へ蝦夷地出立を届、先触を出す。
尤御添触相渡る
「伊能忠敬北海道最初の測量地」碑
日記にもある通り、江戸出て以来初の好天に恵まれたためか、箱館山で入念に測量が行われた。
通常、平地から山の方位角を測る忠敬にしては珍しく、山に登っての方位を計測であった。
この測量を記念して「伊能忠敬北海道最初の測量地」というレリーフが昭和 32 年に作られた。
7
29 日に蝦夷地測量に出発、足間をもって大野村まで測量し止宿、30 日も大野村逗留。 6 月 1
日に鷲ノ木村の止宿。この日大野村の先の一の渡の地理学者村上島之允宅を訪問。
六月朔日朝六ツ時(大野村)出立。此日朝より七ツ後迄晴天、夜四ツ後より雨、夜半より大雨、四
里四町(四十間と有)内浦ダケの梺、スクノッペ(宿野辺)という山の間に休所一家あり。此前に
大沼、小沼あり。それより四里(合八里半という)鷲ノ木村に七ツ半頃に着、止宿。大野村より
少し先に一の渡り有り、村上嶋之丞殿在宅に付見舞。
村上島之允は松平定信に見出されたと伝えられる地理学者で、天明 8 年以降寛政 7 年頃まで定
信の要請を受け、関東諸国(海に面した国々)を踏査し地図を作成した人物で、広く名を知られて
おり、寛政 11 年は蝦夷地取締御用掛総裁松平信濃守忠明に扈従して、蝦夷地をくまなく踏査し
ていた。伊能忠敬はその蝦夷地踏査状況を学ぶために、一の渡の村上島之允宅を訪れたものであ
ろう。伊能忠敬は東蝦夷地測量の帰り道でも、村上島之允宅を訪問している。
この二度の訪問の際、間宮林蔵を弟子にしたものと思われるが、
村上島之允の従者として蝦夷地に渡っていた間宮林蔵の名前は、伊能忠敬の日記(寛政十二庚申
蝦夷干役志)には記録されていない。
しかし、後に間宮林蔵が伊能忠敬に測量術を学んで、蝦夷地の地図作成に向かう際、伊能忠敬は
「贈間宮倫宗序」を送って林蔵を励ましているが、その中で忠敬は蝦夷地で林蔵と師弟となったと
記している。
この後、伊能忠敬測量隊は、オシャマンベ、アブタ、ミツイシ(現新ひだか町では、高田屋嘉
兵衛がエトロフ航路を発見した経緯を記録した「惠登呂府渡海之記」の著者宮本源治郎仮家に止
宿)、シャマニ(中村小一郎会所止宿)、ホロイズミ、シラヌカ(原半左衛門仮家止宿)、アツケシ
と東海岸を進み、8 月 7 日ニシベツ(現別海町)に到着、
帰路に付き 10 月 21 日江戸の忠敬隠居宅に帰る。
蝦夷地の測量を終えて江戸に戻った伊能忠敬の様子を、高橋至時は間重富に次のように伝えてい
る。
勘解由一同、往返とも何の障りもなく、先々ご安心下さい。
江戸から泊り々々北極出地度を測り、蝦夷地でも恒星の高度を測ってきました。
関心にも、江戸より蝦夷地「ニシベツ」という所までおよそ四百二、三十里、少しも残さず足数を
記録してきました。大骨折りというほかありません。
道路の屈曲は三寸五分の指南針で方位を測り、所々高山も測って帰りました。
もっとも右の測り方は、すべて私から指図したのですが、これほど全行程の足数に漏れがないと
は思っていませんでした。よくもやり遂げたものと、驚嘆いたしました。
ただ少し残念なのは、せっかく持っていった新しい方位盤があまり大きく蝦夷地に入ってから
「持ち人足」に費用がかかるため、箱館という所に残しておき、杖先指南針だけを使って測った事
です。こと、あまり残念だったので、つい「いらぬ倹約をして、肝心の測量をおろそかにした」
といって叱ってしまいましたところ、「一言もありません」と詫びておりました。
しかし内心は「ここまでやり通すとは」と感じ入りました。なにしろ二尺五寸の方位盤は、人足も
四人がかりで費用もかさみ、強いて使えと命令する訳には行きません。
こんなに倹約しても道中の費用は、百両持って行ってわずか一分しか残らなかった由。お手当は
二十両ですから、道具代・支度料を除いても、八十両も自腹を切ったことになります」(伊能忠
敬研究第 23 号より)と、伊能忠敬の仕事ぶりを賞賛している。
この蝦夷地測量の上程地図は、次の通りである。
8
寛政十二年測量小図「千葉県香取市
伊能忠敬記念館所蔵」
右下に書き込まれているのがニシベツまでの歩測による北極星の高度表である。
伊能忠敬唯一の肖像画
「千葉県香取市
伊能忠敬記念館所蔵」
忠敬死後、孫の忠誨(ただのり)が大日本沿海輿地全図を幕府に献上するときに
,忠敬の弟子の青木勝次郎に描かせたものと言われている。
9
間宮林蔵のこと
「贈間宮倫宗序」以外に間宮林蔵が蝦夷地で伊能忠敬の弟子になったという記録は、確認されて
いないが、この寛政 12(1800)年に間宮林蔵は、蝦夷地取締御用掛の普請役雇いとなって、文化
2(1805)年頃までは蝦夷の各地で測量、植林、作道を担当、翌年にはエトロフ島の沿岸を測量し、
新道を開鑿しており、文化 4(1807)年には、ロシアがエトロフ島シャナ(紗那)会所を襲う「シャ
ナ事件」巻き込まれた。主戦を主張した林蔵は、事件後蝦夷地視察の堀田摂津守正敦の案内下役
を勤める。
この年、人を介して伊能忠敬から羅針盤を譲り受けている。伊能忠敬の蝦夷地での日誌には間
宮林蔵の名は無いが、蝦夷地で師弟関係となっていたと思う。 翌文化 5(1808)年の松前奉行支
配吟味役高橋三平が次のような年始状を伊能忠敬に送っている。
(前略)右エトロフ乱暴(シャナ事件)のとき、間宮林蔵は大いに活躍し、同地では彼一人だった
と云うことです。現在は私の家に住んで絵図などをしたためております。ところが江戸よりのご
命令で、同人もカラフト調査を仰せ付けられ、程なく出発の決心でおります。相変わらず元気に
根気強く勤務いたし、確かにひとかどの人物であります。
さてあなたも近年の内お下りになって、地形充分にお仕立て、後世の鏡となされることお祈り
致しておりますが、その節は林蔵などもあなたに属させ働かせ申したいと考えております。
(伊能忠敬宛高橋重賢書簡文化 5 年 1 月 世田谷伊能家文書より)。
この手紙の通り、林蔵は松田伝十郎と共にカラフト調査を命じられ、ラッカ(樺太最西端ラッ
カ岬[北緯 52 度]の地)まで行き、さらに再度の調査を願い出てカラフトで越年し、翌文化 6(1809)
年には海峡地帯を北上してナニオー(カラフト島極北の地)に至り、カラフトが島である事を確認
した(間宮海峡の発見)。
翌文化 7(180)年林蔵は、指の凍傷を治療しながら、村上島之允の養子村上貞助の助力を得て、
大陸アムール川地域の調査報告『東韃地方紀行』とカラフト調査報告『北夷分界余話』の口述に
当たる一方、カラフト図の作成にも力を注いだ。
「黒龍江中洲并天度(実はカラフト島の計測地図)」(ライデン大学図書館蔵)[秦新二著『文政
十一年のスパイ合戦検証・謎のシーボルト事件』より]
10
この「黒龍江中洲并天度」は、最上徳内の手を通してシーボルトに国外に持ち出され、記録によ
ると、1834 年シーボルトは、ペテルブルグまでロシアの大探険旅行家クルーゼンシュテルン(ロ
シアの軍人で 1803~06 年におこなった世界一周の調査探検記『世界周航記』の著者で、「日本海」
の命名者)に会いに行った。彼に見せた多くの収集物のなかに、間宮林蔵の樺太地図がある。ク
ルーゼンシュテルンは、当時の常識どおりアジア大陸と樺太がつなかっていると思い込んでいた
ので、この地図を見て大いに驚き、「日本人、我に勝てり!」という名文句を吐いている。(秦
新二著『文政十一年のスパイ合戦検証・謎のシーボルト事件』より)
文化 8(1811)年には間宮林蔵は江戸へ戻り、幕府へ著書などを提出、幕府は彼に百両の報奨金
を与え、松前奉行支配調役下役格に昇進させた。
伊能忠敬は 5 月に九州第 1 次測量から戻り、再度の九州測量準備で忙しいさなか、度々尋ねて
くる林蔵に緯度の天文測定法を教えていた。11 月に第 2 次九州測量に出発する伊能忠敬を、間
宮林蔵は品川で見送る。この時、伊能忠敬から樺太北部、東韃靼調査の功を称える「贈間宮倫宗
序」が贈られた。高齢で再び蝦夷地測量には行けないと感じていた伊能忠敬が、間宮林蔵に蝦夷
地測量をゆだねるとの思いが込められていたのであろう。間宮林蔵は 12 月に蝦夷地へ向かった。
文化 14(1817)年の秋に間宮林蔵は帰府し、伊能忠敬宅同居して、蝦夷地資料を提出し、「伊能
図」作成に忙しい伊能忠敬を助けた。
この頃伊能忠敬の間宮林蔵への信頼は高かったようで、孫の教育に気を配り、その心得を娘に送
る際、「三治郎の学問の事ご心配ください。第一に手習い、第二に読み物をさせ度、間宮も私と
同意見です」「間宮林蔵助言の通り悪遊びせず、静かに書物を読むようお育て下さい」と書いてい
る(伊能忠敬書簡)。
伊能忠敬の測量調査は、蝦夷地調査の後、文化 13(1816)年まで 17 年間続けられた。全行程は
次の通りである。
「千葉県香取市
伊能忠敬記念館所蔵」より
11
伊能忠敬は、「伊能図」の完成を見ずに、文化 15(1818)年 4 月 18 日に亡くなり、間宮林蔵は
9 月に箱館に戻っている。
地図が完成するまで喪を秘して作業は続けられ、文政 4(1821)年『大日本沿海輿地全図』および
『実測録』が完成して呈上され、9 月 4 日喪が発せられた。
その遺骸は遺言によって、江戸浅草(東京都台東区東上野)の源空寺にある師高橋至時の墓の
側に葬られた。
伊能忠敬関係資料は、平成 22 年 6 月 29 日に重要文化財から国宝に指定された。
国宝に指定された 2345 点の資料は、地図・絵図類、文書・記録類、書状類、典籍類、器具類に
分類され、忠敬の全国測量に関る資料のほか、孫の忠誨(ただのり)の資料も含まれている。
(地図・絵図類 787 点 文書・記録類 569 点 書状類 398 点 典籍類 528 点 器具類 63 点)
【特別寄稿執筆者:紺野 哲也(こんの てつや)氏 略歴】
(経歴)
1946 年 7 月 北海道上川郡士別町(現:士別市)生まれ
1971 年 3 月 北海道大学文学部史学科日本史課程卒業
1971 年 10 月 函館市役所入所(函館市教育委員会社会教育課勤務(文化財担当)
1976 年 4 月 函館市史編さん事務局勤務(行政政治分野担当)
1991 年 4 月 函館市史編さん室長
2007 年 3 月 函館市役所退職
2008 年 6 月~2013 年 11 月「学び」サポートセンター講座「函館の街を考える」(函館の歴史) 講師
2015 年 7 月 函館「図書裡会歴史講座」主宰・講師
(著作等)
ドキュメント箱館戦争の全貌(主要戦闘一覧)」(1979 年「歴史読本」9月号)
「函館区会開設―議会制自治の芽生え」(1982 年『続函館市史資料集』第7号)
「開拓使官有物払下げ事件と函館」(1984 年『続函館市史資料集』第8号)
「函館演説会リスト」(1986 年『北海道民権史料集』北海道大学図書刊行会)
「箱館戦争」(1988 年 『戦乱の日本史』12[幕末維新の争乱] 第一法規出版)
「箱館戦争の270日」(1988 年『函館の幕末・維新』中央公論社)
『函館市史』
(通説編第2巻~第4巻分担執筆担当)
「銭亀沢の歴史的概要」(1998 年『函館市史』銭亀沢編第1巻第1章第1節)
「北海道函館港─昆布から始った函館港(2002 年「WAVE」50 号港湾空間高度化環境研究センター)
(放送番組出演)
NHK
「歴史ドキュメント~幕末フランス外人部隊~」(1986 年)
日本テレビ
年末時代劇「五稜郭」の脚本チェック(1988 年)
NHKラジオ 「ふれあいラジオパーティ 新撰組の旅」(1993 年)
NHK
「堂々日本史 幕末国際都市ハコダテの誕生」(1998 年)
HBCテレビ 「はこだて開港事はじめ」(1999 年)
12
平成27年度「会員表彰および職員永年勤続者表彰」
(担当:総務渉外委員会)
1 会員表彰
表彰規程第2条第1項第1号会員表彰 会員 10 年
昭和 61 年:道南測量設計㈱採用 29 年勤務
平成 16 年 2 月:道南測量設計㈱代表取締役社長就任
天満 正博 様(函館会員 11 年基準該当)
2 職員勤続表彰
表彰規程第2条第1項第2号表彰
(1)勤続20年表彰 8名 (平成 6 年採用)
㈱エーテー測地試錐
木村 浩雪 様
臥牛測量設計㈱
岩山 清徳 様
㈱小林土木工業所
松前 幸子 様
月館測量設計㈱
木村 行弘 様
月館測量設計㈱
小田 晃史 様
㈱東鵬開発
北川 陽一 様
㈱ノース技研
外崎 和夫 様
㈱南木測量設計事務所
小田さとみ 様
(2)勤続30年表彰 3名 (昭和 59 年採用)
臥牛測量設計㈱
替地 重樹 様
臥牛測量設計
田井中幸子 様
㈱南木測量設計事務所
竹田
智 様
3 感謝状贈呈
(1)表彰規程第4条第1項第1号(役員 20 年超功労)
協会の役員として20年以上就任したとき
理事 H6~9=4 年:H12~13=2 年 計 6 年
監事 H10~11=2 年:H14~26=13 年 計 15 年
現在に至る 役員通算 21 年
㈲安藤測量設計事務所
代表取締役 安藤 栄継 様
(2)表彰規程第4条第1項第2号(会員 70 歳超功労)
会員の代表取締役・取締役会長の職にあり満70歳を
超え,後進の指導育成に尽力され協会の発展に寄与
S60~H4 一時退会=7 年
H13 再加入~H27=13 年 通算 20 年超現在に至る
㈱エンゼル測量企画
代表取締役 服部 克宏 様(71 歳)(服部氏は社業のため欠席)
13
各委員会からの報告
親睦委員会
委員長
薄田
英明
1 平成26年度事業の報告
(1)納涼まつり大会
日 時
平成26年8月22日(金)
18:00~20:30
場 所 ホテル「テトラ」屋上→1F(雨天変更)
参加者 前年39社199人→45社224人
国・道議員来賓4人を含む228人参加
※ 26年度から,函館・札幌の正会員に加え,道内
準会員にも参加案内し,約30人の参加者増で開催
しかし残念ながら,屋上でのジンギスカンパーティー
は,2年連続の雨天に見舞われ断念,1階ホールでの
立食懇談パーティーを開催(事務局幹事は雨男か?)
※ 参加者も約228人と1Fホールは大混雑,
飲食はあっという間の品不足,ホテルの追加対応も
食不足をビールで我慢のひと時でした。
※ 恒例の大抽選会の景品は,函館と道南グルメ・道内
産直品等北海道ブランド゙化支援の一助になればとの
発案で準備し,ハズレ無,ご不満無し!の品揃えで
出席者全員が最初の10等賞から最後の会長賞の発表
まで,一喜一憂のハラハラドキドキの無礼講でした!
10等賞から1等賞 40本
特賞・副会長賞・会長賞 8本
会長・副会長提供景品 26本
参 加 賞
178本 計252本
※ 27年度は2年連続の雨天を反省し,7月下旬開催
とし,恒例の大抽選会景品を物色準備中です。
皆さんから,今年こそ,雨が降らなければいいなあ
の声が多数寄せられています。
(皆さん,ジンギスカン晴れを期待してます!)
(2)会員懇談会および忘年会
日 時 平成26年12月4日(木)
理事会15:00 会員懇談会16:30
忘年会17:30~19:45
場 所 ホテル函館ロイヤル「ゴールデンホール」
参 加 71社 ・来賓5・事務局3・総勢79名
【懇談会の報告】
(市測量発注と前田衆議への要望)
① 函館市役所測量調査委託業務の発注について
※過去の指名競争入札と現在の一般競争入札の比較
・現在のB等級への発注が減少し影響が大きい
・事業量減少傾向にある。→事業量確保の要望実施
・JV構成検討が必要:以上3点を中心に資料説明
② 衆議院議員前田一男代議士への要望
※国の「まち・ひと・しごと創生本部」の立ち上げ
地方再活性化の担い手は建設業である視点で要望
(道南の測量事業者の推移,測量技術者の年齢構成)
・
「公共投資が底の時代」からの脱却
・超高齢化と人口減少時代の到来
・仕事があっても人手が足りない
・防災・減災とインフラ老朽化対策
・建設業の適正利潤が得られる安定継続的事業確保
・測量士(補)養成機関不足→就業者数減少
→地元工業高専の活用について,などを要望した。
③ 平成26年度の函測協主催事業の開催案内
「地域とともに生きる建設業」特別講演会の開催
北大特任教授小磯修二氏 と4人のパネラー
H27.1.29開催会場:ホテル函館ロイヤル
④ 会員親睦忘年会
久保会長の開会挨拶,衆議院議員・道議会議員来賓
挨拶を頂く中で,会員の交流懇談・懇親を深めた。
14
平成26年度函館測量設計業協会チーム
朝野球大会成績表(Bクラス)
野球部は平成22年度Cクラスリーグ戦を5勝 1 敗
で勝ち上がり,決勝トーナーメント戦3連勝し見事
優勝の栄冠に輝き,23年度からBクラスに昇進を果
たしました。大変頑張ってます。
Bクラス4年目の昨年26年度の結果は?
全24チーム第1ブロック7チームのリーグ゙戦結果
5月11日 黒龍会 戦
0- 9 ●
5月23日 ジェイズ 戦
1- 2 ●
6月 6日 グローバルホームライオンズ戦 6- 3 ○
6月28日 スペシャルウィーク 戦
0- 3 ●
7月12日 函館a―winng 戦 0-22 ●
7月25日 B.C.Ten 戦 0-18 ●
8月15日 道南石油㈱ 戦
7- 0 ○
会員親 睦 ゴルフ大会
日 時
場 所
参加者
平成26年9月12日(金)
午前9時52分スタート
大沼レイクゴルフクラブ
32社 32名
ゴルフ大会成績
順 位
氏 名
GROSS
HDCP
NET
優 勝
山口 篤志
86
14.4
71.6
凖優勝
長野 伸樹
104
31.2
72.8
3 位
名畑 茂徳
96
22.8
73.2
4 位
池見 哲一
77
3.6
73.4
5 位
松本 秀雄
89
15.6
73.4
※ 平成27年のゴルフ大会は9月4日(金)
アンビックス函館倶楽部上磯ゴルフコースで開催します。
4人8組の予約枠,既に32人のエントリー確定。
32人枠申込先着順の定員で締め切りました。
さて,今年は誰が優勝するのかな?
来年は特に,女性社員の方の参加も期待していますの
で,是非申し込みを!
※ ゴルフ界のほか,野球・サッカー・陸上・水泳・ス
ケート・体操等々色々なプロ・アマスポーツ界での若
手選手の活躍は目を見張るものがあります!
オリンピックやワールドカップで,強敵選手やチーム
に肩を並べて活躍する姿には,
応援にも力が入ります。
先頃,女子サッカーW杯カナダ大会においては,
「なでしこジャパン」女子チームが準Vを達成!
スポーツ界での女性の進出と活躍にはめざましいもの
があり,建設業界でも女性技術者の雇用促進が叫ばれ
期待も高まっております。女性目線での建設業の将来
に展望が開けるかが今後カギとなるかもしれません!
※ 昨年は7戦して2勝5敗の戦績でした。
大変頑張ってます。選手の高齢化や新人部員が少
ない中で,仕事前の早朝練習・朝野球の公式戦に
現役選手の皆さん,大変ご苦労さまでございます。
※H27今季リーグは7月現在1勝2敗の
結果ですが残り4試合を勝利し決勝リーグ
目指し頑張ってます。
※ 仕事も日常変わりなく頑張っている
監督と選手の皆さんは,朝早くから練
習もしながら試合も闘っています。
大変頭が下がる思いです。
引き続き応援よろしくお願いします。
【野球部からのお知らせ】
※ 中澤雄一氏(西武測量㈱)の後任で
現監督に就任した近藤昌樹氏(臥牛測
量設計㈱)と近藤氏の後を引継いで主
将となった高本 浩氏(東開コンサルタント)
がチーム・ナインを牽引しています。
中澤氏は今も現役でプレーしてます。
若手選手の加入を期待していますので
入部をお願いします。
(連絡は監督へ)
野球部の今後のご活躍に期待し皆さん
で応援しましょう!
※
函測協地元会員,㈱薄田測量の「薄
田測量フェニックス」は,独立チームとして
Sクラスで昨年優勝
今年度も活躍が期待されています。
15
企画委員会
委員長
月館
正男
2
ボランティア実践活動
(函館市西部観光エリア市道草刈清掃)
※函館市長とのタウンミーティングで協力申入れ
1
機関誌「函測協だより」の発行
本誌の発行も今年度で第17号目となり
ました。パソコン,デジタルカメラなどの
普及により今では協会事務局で手造りして
います。また,会員各位には郵送を見直し
メール配信でのプリントアウト製本をお願
いする形をとっています。
公共事業受注量減に伴う協会運営費用の節
減対策として,本年も同様のスタイルで本
誌を発行いたしますので,会員の皆様のご
理解ご協力と予めご了承をお願いします。
また 1971 年1月(昭和 46),当協会の
発足の礎となった「函館地方測友会」が創
立されて以来,44 周年となりましたが,
また新しい年度が始まり,50 年という半世
紀を目指し「函館測量設計業協会」の存続
とこの「函測協だより」の継続発行を願っ
ております。会員各位の引続きのご愛読を
お願い申し上げます。(了)
日
時
平成26年10月4日(土)
午前7時~8時30分
場
所
函館市西部地区観光エリア内の
市道各路線の草刈り清掃活動
Aブロック:十字街南部坂―大三坂(電車山側)
Bブロック:大三坂―基坂元町公園(英領事館)
Cブロック:基坂旧函病―弥生坂(市土木)
Dブロック:函館港側金森―緑の島(市港湾)
内容:西部地区観光エリアの観光客の散策コース
部分の歩道草刈り及び清掃を実施
(函測協は A/B 担当:市土木港湾は C/D 担当)
参加者
測量設計業協会39社189名
函館市土木部・港湾空港部
合
計
51名
240名
早朝集合は函館山ロープウェィ山麓駐車場
大変多くの方が参加し感謝しております。
※昨年,私ども函測協担当エリアを短時間処理し,
雑草汚れが特にひどかった通称:護国神社前の
坂道街路(道道立待岬停車場線)を追加実施。
天候にも恵まれ,早朝ボランティア活動の意義を実感
※平成27年春の草刈り清掃活動実施準備中
【第 9 回 道道幹線道路草刈り清掃】
※平成19年度以来の連続8回目のボランティア活動
実施予定のところ,昨年26年春6月は毒蛾の
幼虫が異常発生し毒性の強い活動期にもあた
り,他団体の中止例同様(市立保健所確認)
一般市民の歩道往来にも影響が及ぶ恐れがある
ため(参加者健康管理含め)H26.6.28 を延期し
たが,結果,最終的に中止した。
※平成27年春も,前年同様の毒蛾幼虫異常発生
しており,前年を踏まえ時期を遅らせての開催
を準備中(函測協各会員に協力要請)
日時:平成27年7月25日(土)実施予定
午前7時~8時30分
場所:函館建設管理部幹線道道2路線
・道道函館上磯線(外環状道路)
国道 5 号交差点~美原交差~歓喜橋
・道道赤川函館線(放射 2 号線)
赤川石川交差~美原交差~本通富岡交差
参加者:測量設計業協会39社223名
函館建設管理部
合
16
約
27名
計(参加申出) 250名
(24年度からの新規社会貢献事業)
※函館市長とのタウンミーティングで参加協力申入れ
(春秋の全国交通安全運動街頭啓発キャンペーン)
※
全国交通安全運動は春 4/6~4/15 の期間
と秋 9/21~9/30 の期間それぞれ 10 日間で,
4/10 と 9/30 は交通事故0ゼロを目指す日と決め
られています。
※
函館測量設計業協会では,平成 24 年度から,
全道の交通安全運動に連動し函館市が実施して
いる「交通安全街頭啓発キャンペーン」に協力し,国
道 278 号海岸通側湯川 3 丁目根崎グランド附近変
則交差点と市営競輪場・下水終末処理場T字路
交差点および国道 5 号万代町 8 北ガス交差点の
「旗の波作戦」に参加し街頭で安全運転を呼び
かけています。
※
これまでの参加状況は以下のとおりです。
R278 海岸通
R5 ガス会社
H24:春 10 社 33 人
: 10 社 35 人
秋 14 社 34 人
: 15 社 36 人
H25 春 19 社 53 人雨: 16 社 49 人
秋 19 社 38 人
: 23 社 57 人
H26 春 22 社 62 人
: 28 社 79 人
秋 23 社 48 人
: 28 社 70 人
H27 春 25 社 73 人 : 28 社 79 人
秋
多数の参加お願いします。
※交通事故は大変悲しい出来事です!
日夜のお仕事で会員の職員の皆様におかれまし
ては,交通事故は「起さぬ!起させぬ!遭わぬ!」
の気持ちを持ち続けてほしいと思います。
またお仕事中の安全確保にも細心の注意をお願
い致します。
※一つの提案は,会員各社において,単独または
共同で交通安全運動や草刈り清掃など,事業
所・会社周辺でのボランティアを積極的に実施
されては如何でしょうか!
協会事務所で保管している交通安全の横断幕の
貸し出し,旗は市から借り受けるお手伝いなど
協力は出来ますヨ!
スタッフジャンパーも在庫の範囲でお貸しします。
17
◎.小中学生の「測量業務の職業・職場体験学習」支援活動
暫定組織「未来構想研」グループ(小中学生職業職場体験支援事業担当)
① 平成24年11月1・2日実施:市立鱒川中学校2年生2人(職場訪問有)
② 平成25年 8月23日実施:町立松前中学校2年生10人(職場訪問有)
③ 平成25年10月31日実施:市立桔梗中学校2年生5人(職場訪問有)
④ 平成26年5月11日実施:JC函館青年会議所「はこだてのいろんな仕事」体験
弥生小学校に市内の4~6年生希望者約100人集合うち測量業務を7 人4班=28人が体験
目測予想:歩測:巻尺測量:機械TS測量の比較:オートレベルの高低差測定
函館市内図1/25000地形図を270%拡大した市街地図床面張りして自分の家を探した!
18
平成26年度 函館測量設計業協会事業報告 2委員会一括掲載
総務渉外委員会 委員長 松本 秀雄
技
術委員会 委員長 杉村 久哉
平成26年度 事業報告
1.総会・理事会・監事監査・三役会・委員会等 (総務委員会担当)
年月日
事
項
場
所
摘
要
26.04.04
会計監査
協会事務局応接室
H25 年度決算監査(副会長・総務委員立会)
26.04.10
第1 回理事会
(総務委員会)
(企画委員会)
(親睦委員会)
桐朋会館
2F 会議室
H25 函測協決算・事業実績報告承認
H26 函測協予算・事業計画(案)決定
H26 会員・職員表彰推薦有→授賞者決定
H26 通常総会関係(日時・場所・議題・次第)
・議長候補者選任(理事会提案)
・役員改選⇒西武測量坂本理事退任表明
次回理事会推薦(理事会提案決定)
会員退会1 社:佐藤調査測量事務所
2 級基準点公園占用10 年間許認可(1 ヶ所)
4/9・11 春交通安全参加(2 ケ所延50 社141)
5/11 函館青年会議所小学生しごと体験参加
・弥生小屋内外:参加4~6 年生約10 グループ
約80 人予定:測量体験協力参加を了解
26.05.15
H25 通常総会
及び総会前の
第2 回理事会
(総務委員会)
(企画委員会)
(親睦委員会)
ホテル函館ロイヤル
2F「ローレル・ルーム」
2F「クラウン・ホール」
(参加会員)
函館会員42 社
札幌会員23 社
全72 のうち65 社
19
(通常総会)
会長挨拶=政権交代後の景気回復期待,
・国土強靭化とインフラ長寿命化,新幹線開業
・設計と実勢価格の乖離:技術者不足問題
会員特認表彰1 名(斉藤氏旭日双光章顕彰)
会員表彰1:職員勤続20 年14:30 年1
会員長期70 歳超感謝3(吉田・阿相・齊藤)
議長選出:道南測量設計㈱・天満氏
H25 年度事業報告・決算・監査報告承認
H26 年度入会金会費・事業計画・予算決定
役員改選:理事12 名監事2 理事会推薦
全会一致承認決定(西武坂本氏退任挨拶)
自民前田一男衆議後援「測友会」決定報告
(総会前理事会その他案件)
H25.6.18 函建管部「測量設計協議会」開催
6 月草刈り・8 月納涼祭9 月ゴルフ大会等行事
五稜郭花見電飾・築造150 年祭協賛了解
年月日
26.06.13
事
項
第3 回理事会
(総務委員会)
(企画委員会)
(親睦委員会)
(技術委員会)
(設計・防災)
場
所
桐朋会館
2F 会議室
摘
要
新役員・組織任務の決定了解
(別途「函測協だより」組織図掲載済)
6/18 函館建設管理部「測量設計協議会」
・会員の測量設計等受注事業実態調査報告
6/26 渡島総合振興局管内防災訓練実施参加
防災緊急[体制確立・通信]訓練:道路河川
防災パトロール(道道函館恵山線日和山道有林
地先緊急出動=エジソンブレイン現地出動)
(正副3 役・技術2・防災1 担当理事集結)
6/29 春の草刈清掃ボランティア活動実施計画
(協会38 社208 参加⇒毛虫異常発生中止)
8/22 函測協「会員親睦納涼大会」実施協議
9/12 函測協「会員親睦ゴルフ大会」実施協議
平成26 年版「函測協だより」発刊準備調整
「函館グルメサーカス2014」協賛継続了解
(協賛斡旋最大サイズ広告:30 万円)
会員事業停止事案の協議:動向静観
・処理報告無し(留保)
26.08.22
第4 回理事会
(総務委員会)
(企画委員会)
(親睦委員会)
(設計・防災)
「ホテルテトラ」
2F 和室会議室
14:30「経営者セミナー」
(ホテルテトラ)
「公共調達のコンプライアンス」独禁法と入札談合
(一財)北海道建設技術センター 山田俊幸氏
参加聴講:役員全員ほか会員41 社94 名
H26 会員親睦納涼祭(雨天1階レストランホール)
(参加45 社224 人来賓4 人計228 人)
H26 年版機関紙「函測協だより」
第16 号発行報告(事前協議⇒発刊決定)
8/26 函館市防災訓練視察訓練:理事6 出席
9/4 衆議院前田一男議員要望懇談(函測協)
・受注実績:業者数推移:測量土木技術者
専門学校廃止⇒高専の技術資格教育要望
9/12 会員親睦ゴルフ大会:8 組32 人参加
9/24・29 秋の交通安全街頭啓発活動予定
(2 ヶ所延51 社118 人)
10/4 秋の草刈り清掃ボランティア:護国神社坂
(会員39 社89 市土木51 総勢240 人)
20
年月日
26.10.17
事
項
第5 回理事会
(総務委員会)
(親睦委員会)
(企画委員会)
(技術委員会)
(設計部会)
場
所
桐朋会館
2F 会議室
摘
要
11/7 函館建設管理部現場視察技術研修会
「江差木古内線新吉堀トンネル・拓進橋建設改良
工事現場視察」17 社33 人
12/4 函測協会員懇談会・会員親睦忘年会
・会場:ホテル函館ロイヤル(理事会・懇談会等)
・正会員・準会員への案内を確認了解
・収支概算計画:参加費6,000 円承認了解
1/29 主催事業特別講演会・パネルディスカッション
・特別講演「地域とともに生きる建設業」
北大公共政策大学院特任教授小磯修二氏
・パネルディスカッション「地方創生を担う建設業・
測量設計業」パネリスト4名予定依頼
地域建設業:福島町中塚建設:中塚徹朗氏
女性ライター:プランニングメッシュ :関口麻奈美氏
行政発注:函館建設管理部:天沼事業室長
主催共催:函測協兼技術士会:布村副会長
・後援依頼:函館建設業協会(限定特化)
・PR パンフ:奈良理事・事務局作成協議
・報道機関:市役所市政記者・建設専門紙
・参加案内:国道市町村・高専・工業高校
函館建設業等関係団体・経済等諸団体
・立食意見交換会:3,000 円会費
・収支概算予算:講師謝礼旅費等主催負担
・講師等依頼・PR パンフ・参加案内準備等
【技術講演会等】
10/18 土木学会100 周年記念事業 (函高専)
「東日本大震災学術調査成果普及講演会」
・津波の海岸河川被害概要・震災初動対応
・上下水道被害復旧・水辺環境再生復興
10/24「橋梁点検市町村支援制度講習会」
・点検施行義務化等:(札幌コンベンションセンター)
・橋梁点検講習受講証明書:
(道建設部)
11/26「道南の道づくり」市土木部後援依頼
・講師:京大大学院教授内閣府参与藤井聡氏
・函館市及び高速道路関係3期成会主催
21
年月日
26.12.04
事
項
H26 会員懇談会及び親
睦忘年会
懇談会前の
第6 回理事会
(総務委員会)
(親睦委員会)
(企画委員会)
場
所
「ホテル函館ロイヤル」
2F「バンブールーム」
2F「ゴールデンホール」
(参加会員)
函館会員32 社
札幌会員16 社
準会員21 社
全69 社
摘
要
12/4 会員懇談会および会員親睦忘年会開催
(会員懇談):市内23 社・事務局2=25 人
・函館市測量発注「指名競争VS 一般競争」
・地域建設業実情:前田一男衆議への要望
内容資料提供と説明(技術者不足問題)
・
「地域とともに生きる建設業」開催案内
(親睦忘年会):函館35・札幌18・準21
来賓5:全体出席者69 社79 人
(理事会その他案件)
1/29「地域とともに生きる建設業」準備報告
・布村副会長が講師1・パネラー 3 と連絡調整
・参加目標250~300:立食意見交換会90
・収支予算:講演視察タイムスケジュール報告了解
国土交通省等測量士・士補の実態調査
新聞年賀広告了解4 社(建設3・函新)
協賛広告承認 (クリスマス・冬フェス・五稜星の夢)
H27.7.24 日本測量協会基準点講習開催予定
・会場:函測協桐朋会館2 階会議室
・参加募集30 名程度 (開催案内有)
27.01.19
第7 回理事会
(総務委員会)
(企画委員会)
(技術委員会)
(設計部会)
桐朋会館
2F 会議室
1/29「地域とともに生きる建設業」最終協議
・参加登録:会員131 官公庁47 建設業80
(届出) 出演4 事務局3=総勢265
・意見交換:会員48 官公庁14 建設業23
(届出) 出演4 事務局3=総勢90
・当日開催次第・視察等:作業分担確認
・開催告知看板・当日会場掲載看板確認
・来賓確認・意見交換会挨拶要請(4 人)
函館開発建設部次長・函館建設業協会会長
渡島総合振興局副局長・函館高専教授
・講師著作書籍委託販売(サイン入り)20 冊
・収支予算:講演視察タイムスケジュール最終確認
函館建設業協会「函館土木技術連携委員会」
設立発足(函測協技術委員会設計部会)
2/5 北海道建設技術センター「橋梁点検」市町村
支援方法の説明会(理事会8 社参加)
22
年月日
27.03.10
事
項
第8 回理事会
(総務委員会)
(親睦委員会)
(企画委員会)
(技術委員会)
(設計部会)
場
所
桐朋会館
2F 会議室
摘
要
H26 函測協決算見込概略報告
H27 函測協予算(案)概略報告
H27 函測協通常総会の開催計画(案)協議
・日時:H27.5.28(木)14:30~19:30
・場所:ホテル函館ロイヤル:2 階会場調整中
・総会前理事会:14:30~15:40
・通常総会 :16:00~17:10
・会員懇親会 :17:30~19:30
(以上理事会了承,下記議題は次回決定)
・通常総会議題・総会次第調整(司会協議)
・H26 事業・決算・監査報告
・H27 入会費・年会費・事業計画・予算
・会員表彰,職員勤続表彰等全14 推薦確認
会員表彰1:勤続20 年8:勤続30 年3
役員20 年感謝1:長期70 歳超感謝1
会員退会1/23 ジャムワークス(エジソンブレイン合併)
3/31 トヤマ測量退会報告を承認
道建設部:施工パッケージ型積算方式導入試行
道建設部:土砂災害指定基礎調査実施方法
函館市:道路現況図等有償頒布の実施
ノースランドレンジャー(函館管内猟友会)統一仕様
・基本料金30,000 円・短期臨時員雇用契約
(従前どおり,会員各社の個別対応)
23
2.要望・意見交換会等その他(総務委員会担当)
年月日
事
項
場
所
26.06.18
渡島合同庁舎
函館建設管理部測量
3 階入札室
設計協議会
15:30~17:00
(総務委員会)
(建管8 函測協13)
(企画委員会)
(技術委員会)
摘
要
函館建設管理部との意見交換会
・H26 年度予算及び執行について
・北海道景観づくりサポート企業登録について
・設計瑕疵と設計書公示後の質問について
・建設業経営効率化の取組みについて
・総合管理機能(トータルマネジメント機能強化)
・設計変更迅速化・設計照査システムづくり
(設計図書作成要領・設計照査ガイドライン)
・三者検討会本格実施(発注・施工・設計)
・工事施工評定透明化・公正化システムづくり
・短期企業研修・企業表彰制度・設計成果品質
向上・委託業務中間協議その他
(ワンデーレスポンス・積算資料電子データ提供)
函測協会員受注業務実態調査等報告(要望)
・技術・施工資格登録(技術士RCCM)
・会員防災体制・組織事業活動状況
26.06.26
渡島総合振興局
函館建設管理部防災
訓練実施
(技術委員会)
(設計・防災)
渡島合同庁舎
函測協事務局
(本部体制)
6/26 渡島総合振興局防災訓練へ参加
渡島総合振興局防災訓練対策本部設置
函館建設管理部防災訓練対策本部設置
函測協事務局防災訓練対策本部設置
9:00 本部設置緊急参集指令(集合)
正副会長3 技術委員理事2 防災担当理事1
=参集6 事務局3 参加=計9 名
9:00 防災協定登録会員緊急指令
(各事務所参集&緊急通信の訓練=電話)
10:16 参加連絡指令⇒体制確立(所要14 分)
9:00 緊急防災パトロール指令(情報伝達)
主要道道函館恵山線日和山道有林地先崩落
9:00 出動9:40 現地着エジソンブレイン 2 対応
被災状況⇒現地合流応急対策把握11:30 了
(函測協事務局準備体制の取組みと対応)
・管内所管道路・河川防災パトロール
・渡総振函建管部災害協定(H23.7.15)
第1 非常(警報発令)・第2 非常(本部設置)
26.07.17
函館建設管理部
意見交換会
(理事会対応)
桐朋会館
2 階会議室
15:00〜17:30
(建管5 函測協10)
24
渡島総合振興局副局長基調講演ほか
・奥尻島復興後の課題等について
・インフラ長寿命化計画と施設点検等
・新幹線開業に向けた道南地域の動向
・道道江差木古内線の整備(新吉堀トンネル)
※別記掲載(現地視察研修に特記)
・砂蘭部川(サランベ)での取り組み
・魚道の技術等について
3.研修講習会・講演会等(企画・技術委員会担当)
年月日
事
項
場
所
26.06.20
↓
27.03.06
設計部会技術研修
総会・幹事会
(主催)
(
設計部会会員)
摘
要
設計部会総会・各種研修等 延7 回開催
8/29 海洋センター見学・11/7 吉堀トンネル現場研修
1/30 函館建設技術連携協議会設立参加
1/30・3/6 工事発注前三者検討会(2 回)
26.06.24
土木学会
北海道支部コンクリート標
準示方書
維持管理講習会
26.08.29
第2 回CPD 研修
(技術士会共催)
26.10.16
「マリンサイエンス
が拓く未来」
(講演会:後援)
函館工業
高等専門学校
(参加100)
コンクリート構造物の維持管理に関する講習会
劣化したコンクリート構造物の構造性能評価
函館市国際水産・ 函館市国際水産・海洋総合研究センター
海洋総合研究センター ・施設内見学
・施設内各研究ラボ・研究内容見学
見学研修
函館市国際水産・ 大型実験水槽・共用実験施設・共用ラボ等
海洋総合研究センター の実験現況視察
・IT 漁業の夜明け・噴火湾海洋環境の特徴
(参加約50)
・産学官連携研究成果の産業化
パネルディスカッション(司会1 パネラー 4)
「マリンサイエンスが拓く未来」
26.10.17
森林飽和とは・・・
(講演会:後援)
北海道魚道研究会 「森林飽和とは・・・」太田東大名誉教授
砂防学会・森林学会会長:FSC ジャパン議長
(参加150)
・森林・自然を放置すると何が起きるのか
26.10.18
土木学会創立100
周年記念事業
(講演会)
函館工業
高等専門学校
(参加300~400)
(一般募集約100)
26.10.20
コンクリートの
ひび割れ調査・
補修・補強指針
(講習会)
土木学会100 周年記念事業 (函高専)
「東日本大震災学術調査成果普及講演会」
・津波の特徴と海岸河川の被害概要
・東日本大震災の初動対応と課題
・宮城県の上下水道被害・復旧状況と水辺環境
の再生復興について
勤労者総合福祉 日本コンクリート工学会(建設業コンクリート団体依頼)
センター(サンリフレ) ・コンクリートのひび割れ調査・補修・補強指針
・コンクリート構造物の維持管理業務・初級技術
大会議室
および中級技術者への技術指導
(参加募集約90)
(調査原因推定・評価判定ソフト活用講習)
25
年月日
事
項
26.10.24
橋 梁 点 検
に関する講習会
(橋梁点検技術
資格講習)
26.10.25
本州北海道架橋を考
える会20 周年
記念講演会
(講演会後援)
26.11.19
寒地土木研究所
現地講習プログラム
(函館開発建設部)
(参加案内)
26.11.26
道南の道づくり
2014 シンポジウム
(函館市後援依頼)
場
所
摘
要
札幌コンベンションセンター
建設コンサル
測量設計実務担当
(全道規模研修)
「橋梁点検市町村支援制度講習会」
北海道道路メンテナンス会議
「北海道市町村橋梁点検マニュアル」策定
・点検施行義務化等
・点検要領改訂の概要
・道路橋点検要領・点検結果
市町村橋梁点検支援概要⇒地域一括発注
道路メンテナンス会議:公共施設維持管理連絡会
支援希望市町村⇒北海道建設技術センター
(一括発注)
(センターがコンサルタントへ一括発注)
橋梁点検講習受講証明書交付:
(道建設部)
ホテル函館ロイヤル
「津軽海峡からのメッセージ」
(基調講演:都市地域プランナー川端直志氏)
・海峡架橋は現代の国引き
・新高速時代とまちづくり
北斗市総合文化 橋梁床版の維持管理手法・補修補強対策
センター(かなでーる) (寒地土木研究所寒地構造チーム発表)
北海道型SMA の施工技術(道路保全チーム)
(大会議室)
除礫工施工前後の畑の土壌物理性変化
(資源保存チーム)
ホテル函館ロイヤル
函館市「道南の道づくり2014」講演会
・講師:京大大学院教授内閣府参与藤井聡氏
・函館市及び高速道路関係3期成会
・パネルディスカッション(コーディネーター 1 パネラー 3)
27.01.29
特別講演会主催
(函測協主催)
ホテル函館ロイヤル
2 階クラウンホール
基調講演:
「地域とともに生きる建設業」
・北大公共政策大学院特任教授小磯修二氏
パネルディスカッション(コーディネート小磯氏:パネラー 4)
・
「地方創生を担う建設業・測量設計業」
・建設業:福島町中塚建設:中塚徹朗氏
・女性ライター:プランニングメッシュ:関口麻奈美氏
・行政発注側:函建管部事業室長:天沼氏
・主催共催側:函測協・技術士会:布村氏
(会員119 官庁43 建設業80 出演4 全246)
(交流会員51 官庁14 建設業23 出演4 全92)
27.01.30
函館土木技術
連携委員会
(三者検討会)
函館建設業協会
27.02.10.
27.03.06
§1 三者検討会
§2 三者検討会
函館建設業協会土木委員会と函館測量設計業
協会技術委員会設計部会との連携協議機関を
設立⇒国道市町発注機関との三者協議
(§1・2 での共通検討会)
・八雲今金線橋梁詳細設計
高圧電線下の今金橋P4 橋脚基礎杭施工
・久根別川広域河川改修追分頭首工設計
頭首工施工における河川の切り替え
26
年月日
事
27.02.23
コンクリート
技術講習会
27.03.05
函館建設管理部
技術研修会
(予告案内)
(
別掲)
26.11.07
項
(別記掲載)
函館建設管理部
現地視察研修会
場
所
摘
要
北斗市総合文化 道南地区生コンクリート品質管理連絡協議会
センター(かなでーる) 参加協力依頼:コンクリート技術講習会
(大会議室) (関連建設業界・参加会員:8 社19 名)
渡島総合振興局
3 階講堂
施工パッケージ型積算方式試行導入説明会
・積算方式のポイント
・工事工種体型のポイント
・積算算出要領等のポイント
道道江差木古内線 主要道道江差木古内線
・新吉堀トンネル:拓進橋建設改良工事現場
途中工事現場
・現地視察研修(バスチャーター)
・会員参加:17 社33 人
4.全道会議等(総務委員会・事務局担当)
年月日
事
項
場
所
摘
要
26.09.25
全道測量設計業
団体事務局長会議
(前期参加)
室蘭プリンスホテル
2F 白雲の間
15:00〜17:00
(10 団体12 人)
北測協各地区協会事業取組意見交換
・道内各団体の事業取組み意見交換
・道内各団体の課題と意見交換
北海道開発局・北海道建設部・議会へ要望
・公共事業確保と社会資本の整備推進
・防災・減災対策の整備促進
・基盤地図情報の整備更新の促進
・公共投資業務量確保と受注機会の拡大
設計技術実務研修:地理情報標準講習会
・用地測量調査研修
・地理空間情報北海道地区産学官懇談会
情報共有会合・北海道建設部意見交換会
各企業経営及び入札契約アンケート調査
改正品確法22 条に基づく運用指針の意見
測量業務分離発注試行に関するアンケート調査
27.03.23
全道測量設計業
団体事務局長会議
(後期参加)
北海道測量会館
2階中会議室
13:30〜17:00
(13 団体15 人)
北測協各地区協会事業取組み意見交換
北測協自民党北海道政策懇談要望事項
・27 年度北海道開発予算総額確保について
・26 年度北海道開発補正予算での確保
・高速交通ネットワーク早期実現予算の確保
(高規格幹線道路網:北海道新幹線早期完成)
・防災・減災対策推進予算確保
・基盤地図情報整備更新の促進予算確保
・業務量安定確保・受注機会の拡大
・地域実情考慮した発注方式の選定
北海道開発局・北海道建設部へ共通要望
札幌市:委託業務最低制限価格引き上げ
独禁法遵守講習・CIM 導入講習
品確法と測量設計業界との関わり
土砂災害防止区域指定推進の基礎調査発注
橋梁点検市町村支援業務の要望事項
27
5.レクリエーション行事(親睦委員会担当)
年月日
事
項
場
26.08.22
26.09.12
26.12.04
親睦納涼まつり
会員親睦ゴルフ
会員親睦忘年会
所
ホテル「テトラ」
大沼レイクカントリークラブ
ホテル函館ロイヤル
摘
要
雨天1 階レストラン:参加45 社228 人
4 人8 組編成:参加32 社32 人
69 社74 来賓5:参加69 社79 人
6.その他の活動(社会貢献奉仕・協賛事業その他)
(総務・企画委員会・事務局担当)
・春の全国交通安全運動街頭啓発「旗の波運動」参加
H26.04.09 国道278 号漁火通下水終末処理場T 字路交差点(通称海岸通)
:参加22 社62 人
H26.04.11 国道5 号北海道ガス㈱函館支店十字路交差点:参加28 社79 人
・五稜郭公園花見(サクラ)電飾協賛(26.04.29~05.18:協賛金30,000 円)
・JC 函館青年会議所主催事業協力参加「小学生函館のしごと体験」
H26.05.11(日)市立弥生小学校屋内屋外運動場:市内各小学校4~6 年生7~8 人/1 グループ
全体約80 人参加:測量体験希望4 グループ 28 人(距離・高さ・角度)
(床面地図で自宅を探そう!)
「地面のボタンのなぞ」
「測ると量る」
「測量クイズ」
(未来構想研メンバー 5:事務局2 計7 人対応)
・五稜郭築造150年祭協賛金(H26.4.19~H27.2.28:協賛:30,000 円)
・春の草刈清掃ボランティア活動
道道函館上磯線(産業道路),道道赤川函館線(放射2 号線)草刈り清掃は毛虫異常発生で中止した。
・北海道セーフティラリー2014 参加啓発(26.07.01~10.31 協会理事役員・事務局職員)
・函館港開港155 周年記念函館港まつり協賛(26.08.01~05:協賛金10,000 円)
・
「はこだてグルメーサーカス」支援(会場:グリーンプラザ・朝市)
(26.9/6~7:協賛300,000 円)
・秋の草刈清掃ボランティア活動
函館西部地区観光エリア草刈清掃(十字街~函館ドック方面市電通り函館山側の市道)
H26.10.04(土)午前7:00~8:30 参加:函測協39 社189 人市関係部51 人:総勢240 人
追加路線:道道函館山停車場線(護国神社坂道両サイド分離帯:函測協が全面対応)
・秋の全国交通安全運動街頭啓発「旗の波運動」参加
H26.09.24 国道278 号漁火通下水終末処理場T 字路交差点(通称海岸通):参加23 社48 人
H26.09.29 国道5 号万代町北海道ガス㈱函館支店十字路交差点:参加28 社70 人
・函館クリスマスファンタジー協賛(26.11.29~12.25 協賛金30,000 円スープバー券前売協力120 枚)
・2015 はこだて冬フェスティバル協賛(26.11.29~27.02.28:協賛金10,000 円)
・五稜星の夢イルミネーション協賛(26.11.29~27.02.28:協賛金10,000 円
協賛広告5 社70,000 円:個人団体募金22,500 円)
(以 上)
28
函館測量設計業協会 役 員 名 簿
※平成 26.5.15 通常総会理事選任:同 5.16 正副会長決定:平成 27.4.1 現在役員名簿
役職名
会
長
会社名・役職名
株式会社 東鵬開発
代表取締役
久保 三雄
副会長
株式会社 ノース技研
代表取締役
布村 重樹
副会長
株式会社 測土開発
代表取締役
佐藤 英志
理
事
株式会社 光栄コンサルタント
代表取締役
紀国 隆二
理
事
アース測量設計 株式会社
代表取締役
佐藤
功
理
事
北栄測量設計 株式会社
代表取締役
杉村 久哉
理
事
株式会社 薄田測量設計事務所
代表取締役
薄田 英明
理
事
月館測量設計 株式会社
代表取締役
月館 正男
理
事
協友測量設計 株式会社
代表取締役社長 坪田 康司
理
事
株式会社 エジソンブレイン
代表取締役
奈良 哲男
理
事
川端測量設計 株式会社
代表取締役
松本 秀雄
監
事
有限会社 安藤測量設計事務所
代表取締役
安藤 栄継
監
事
株式会社 リージャスト
代表取締役副社長 米谷 富幸
事務局長
函館測量設計業協会
事務局長
村谷 洋文
住
所
等
〒 041-0808
函館市桔梗 1 丁目 4 番 17 号
℡ 0138-46-4488 FAX 0138-46-9529
〒 041-0812
函館市昭和3丁目 23 番 1 号
℡ 0138-43-6500 FAX 0138-43-2475
〒 043-0017
桧山郡江差町字水堀町 12 番地の 2
℡ 01395-3-6085 FAX 01395-3-6698
〒 041-0824
函館市桔梗町 854 番地の 1
℡ 0138-48-2333 FAX 0138-49-8009
〒 041-0805
函館市赤川 1 丁目 28 番 10 号
℡ 0138-47-4131 FAX 0138-47-4132
〒 042-0941
函館市深堀町 11 番 21 号
℡ 0138-55-3315 FAX 0138-55-9515
〒 040-0062
函館市大繩町 15 番 21 号
℡ 0138-45-3320 FAX 0138-45-3321
〒 040-0073
函館市宮前町 20 番 6 号
℡ 0138-41-4431 FAX 0138-41-4440
〒 049-0156
北斗市中野通 1 丁目 15 番 1 号
℡ 0138-73-4127 FAX 0138-73-8231
〒 041-0851
函館市本通2丁目17番10号
℡ 0138-54-1175 FAX 0138-54-1195
〒 041-0806
函館市美原3丁目 34 番 12 号
℡ 0138-46-5525 FAX 0138-46-8626
〒 041-0821
函館市港町3丁目 7 番 22 号
℡ 0138-42-2796 FAX 0138-42-2739
〒 041-0801
函館市桔梗町 379 番地 19
℡ 0138-47-6300 FAX 0138-47-6338
〒 040-0033
函館市千歳町 21 番 13 号 桐朋会館 2 階
℡ 0138-26-3323 FAX 0138-26-2766
29
組 織 図 (平成26年度)
平成26年5月15日総会理事選任:正副会長互選(5/15-16)
平成26年6月13日理事会執行体制決定
(総務委員会)
監 事
安 藤 栄 継
米 谷 富 幸
会 長
久 保 三 雄
事 務 局
局 長
村 谷 洋 文
次 長
酒 井 哲 美
局 員
斉 藤 志津香
近未来研究室
2世会設立準備室
暫定組織グループ
「未来構想研」
副 会 長
佐 藤 英 志
副 会 長
布 村 重 樹
(総務・渉外委員会)
(親睦委員会)
(技術委員会)
(企画委員会)
(三役会)
(※各委員会等の◎は委員長)
総務・渉外委員会
◎松 本 秀 雄
紀 国 隆 二
親睦委員会
◎薄 田 英 明
佐 藤 功
技術委員会
◎杉 村 久 哉
奈 良 哲 男
企画委員会
◎月 館 正 男
坪 田 康 司
(理事会)
用地部会
◎杉 村 久 哉
坪 田 康 司
補償部会
◎紀 国 隆 二
経営効率部会
◎布 村 重 樹
月 館 正 男
杉 村 久 哉
設計部会
◎月 館 正 男
防災:奈良哲男
(技術委員会)
(各 部 会)
・各種資格取得勉強会
・委託業務成績評定向上研究会
・業務照査研究会
・業務損害保険研究会
各委員会の業務分担
総務・渉外委員会
・会則規則等に関すること
・予算編成、決算、基金に関すること
・理事会・総会に関すること
・協会事務に関すること
・発注官庁への陳情要望に関すること
・経営者研修に関すること
・その他各委員会に属さないこと
・近未来研究に関すること
・未来構想研に関すること
親睦委員会
技術委員会
・会員間の交流に関すること
・文化・親睦行事に関すること
(会員ゴルフ・忘年会等)
・スポ‐ツレクリエ‐ションに関すること
(納涼大会等)
30
・社員研修に関すること
・専門技術の研修に関すること
・測量・補償・設計・地質等の技術
情報交換および研究に関すること
・CALS/ECに関すること
・G I Sの研究に関すること
・「防災協定」に基づく連絡調整およ
び防災協力参加に関すること
企画委員会
・会員企業・会発展に必要な情報
収集,機関誌発行に関すること
・事業の企画・立案に関すること
・測量の日・道の日に関すること
・ホームページに関すること
・ボランティア活動に関すること
(交通安全運動,草刈清掃その他)
・業務安全管理および事故防止
の啓発運動に関すること
「建設コンサルタント技術者の倫理」
―信頼される自立・自律した技術者を期して―
(技術委員会:設計部会)
Ⅰ宣 言
我々建設コンサルタント技術者は,わが国及び海外の社会の健全な発展の一翼を担うものとして,また,依
頼者の目的を最も合理的に実現する立場にある者として,技術者の誇りと良心に照らして何が正しいかを常に
問いかけ,公益を損なうことのないよう誠実に対応することを宣言する。
(1)「美しい国土」「豊かな社会」「安全にして安心できる生活」を創り出し,改善し,発展させるためにその
技術を発揮する。
(2)現在及び未来の人々の安全,健康,福祉に対する責任を自覚し,自然および地球環境の保全と活用を図る。
(3)伝統技術を尊重しつつ,先端技術の研究開発,国際交流の進展に努め,相互の文化を深く理解し,人類の福
祉高揚と安全を図る。
(4)土木事業の永年性,大規模性,不可逆性を踏まえ,技術者としての謙虚さを堅持すると共にその責務を自覚
し,職務を遂行する。
(5)土木施設・構造物の機能,形態,および構造特性を理解し,その計画,設計,建設,維持,あるいは廃棄に
あたって生態系の維持,美の構成,歴史的遺産の保存に努める。
Ⅱ倫理遵守の基本原則
我々は,技術者の誇りと良心に照らして次の行動
をとることを倫理遵守の基本原則とする。
(1)自らの専門とする技術領域において専門とするサ
ービスを提供する。
(専門とするサービスの提供)
(2)専門家としての考えを公にする場合には,客観的
かつ真実に即して表明する。
(事実に基づく表明)
(3)依頼者と緊密な信頼関係のもとで誠実の理念に則
り,法令を遵守し,公共の福祉のために依頼者の
適正な利益を保護する。
(依頼者の適正な利益の保護)
(4)法令を遵守し公正に競争する。
(公正な競争)
(5)他者と利害関係が生じる場面においては,確固た
る信念と誠実さをもって解決を図る。
(信念の保持)
(6)専門家としての責務を全うできなくなるような事
態を,信念と勇気をもって回避する。
(利害相反の回避)
(7)技術成果の権利を正当に帰属させ,他人の権利を
侵さない。
(帰属権利の尊重)
(8)提供するサービスの正当な価値を高め,専門家と
しての研鑽,努力を欠かさない
(自己の研鑽)
(9)専門家としての広く社会に貢献するため,市民団
体,学会,協会等の活動に積極的に参加する。
(社会活動等への積極的参加)
Ⅲ行動規範
我々は倫理遵守の基本原則を踏まえ,技術者とし
ての良心に恥じないよう,次の行動規範を誠実に守
る。
(1)専門とするサービスの提供
ァ自分の専門とする技術領域と資格を明示し,それ
に合致していると確信する業務のみを遂行する。
ィ依頼を受けた業務に対しては,専門とする技術的
応用能力に立脚した調査・分析を行い,科学的な
論理性をもって最善の提言を行う。
ゥ署名は自らが計画,設計,監督,管理した業務に
対してのみ行う。
(2)事実に基づく表明
ァ技術的判断に関して,事実でない,事実を隠した、
不適正または誇張された表示・表明を回避する。
ィ専門家としての考えを報告,表明,または証言す
るにあたっては,それらに関連する客観的なデー
タと真実の情報をすべて開示する。
ゥ正確な情報,客観的なデータ,技術的裏付の
もとに専門家としての意見を確信を持って表明す
る。
ェ利害関係者から教唆された事項については,表明,
批評,あるいは主張を行わない。
31
(3)依頼者の適正な利益の保護
ァ依頼者からの要請を引き受けた場合には,専門家
として適正な技術力,注意力,そして勤勉さをも
って業務を遂行する。
(6)利害相反の回避
ァ特定の製品や工法を成果品に指定する場合にあっ
ても利益が得られる者から設計等の支援を受けな
い。
ィ経費の節約,工期の短縮あるいはその他の事情に
より,結果的に人々や依頼者の安全,安心,信頼
を損なうような提案は行わない。
ィいかなる場合においても,依頼者の不利益につな
がるような第三者と利害関係を持たない。
ゥ業務を通じて知り得た依頼者の秘密を,第三者に
漏らしたり,別の業務に盗用することをしない。
ゥ関連しているプロジェクトにおいて,当該利害
関係者が存在する場合その同意を得ることなく,
自らが相手方の利害関係者として参加することを
しない。
(4)公正な競争
ァ客観的な事実根拠に基づくことなく,同業者また
は他の専門家の業務成果を中傷,誹謗,批判しな
い。
(7)帰属権利の尊重
ァ可能な時はいつも,計画,設計,文書,プログラ
ム,またはその他の著作物に著作権を有する者の
氏名を記載する。
ィ悪意または偽って,直接または間接に,他の専門
家の名声,将来性を貶めたり業務の遂行や雇用を
妨害しない。
ィ依頼者が供給する設計成果等を利用する場合には,
依頼者の許諾を得ることなく複製しない。
ゥ業務を確保するために不当な対価を第三者に直接
または間接に与えることをしない。
ゥ実務遂行の過程で提案する計画,設計などが著作
権または特許に該当する可能性があると判断でき
る場合には,事前に依頼者と協議し,必要な法的
措置を講ずる
ェ他の専門家が行った業務を再調査するよう依頼さ
れた場合には,品格と礼節をもって行動する。
(5)信念の保持
ァ自らに非があることを知ったときは,技術的良心
に基づいて素直に自分の誤りを認め,事実をゆが
めたり,改変したりしない。
(8)自己の研鑽
ァ自己の専門能力の向上に向け,生涯学習を実践す
る。
ィ業務に携わって後進の指導育成に励みつつ,自己
の専門とする技術の持続・発展に努める。
ィ調査・研究の過程で業務の所期の目的を達成でき
ないことが明らかとなった場合には,その旨を依
頼者に通知する。
ゥ進んで他の専門家との技術交流に努める。
(9)社会活動等への積極的参加
ァ自らが共同社会の一員であることを自覚し,市民
行事,文化活動等の地域にかかわる安全, 健康,
福祉の増進活動に積極的に参加する。
ゥ適用すべき技術基準に依らないで欠陥を生む恐れ
のある計画,設計等への署名・捺印を依頼者が固
執する場合には,正当な権限のある者に通知し,
そのプロジェクトにおけるそれ以上のサービスを
中断する。
ィ専門家の立場で広く地域に貢献するため、㈳建設
コンサルタンツ協会,㈳土木学会などの学会活動
および㈳日本技術士会などの団体の活動に積極的
に参加する。
(H12.10 一般社団法人建設コンサルタンツ協会)
32
今号の表紙は北海道新幹線開業を間近に控えた「新函館北斗駅」と「木古内駅(カット掲載)」
裏表紙は東京駅⇔新函館北斗駅間に導入,新型車両H5系 「はやぶさ」で飾ってみました!
◯ 北海道新幹線の来年3月中旬の開業を待ち望んでいる新駅2カ所は,先にホワイト系を基調とした
「木古内駅」が完成し背後の一部外構工事を残すのみ。9月完成予定の「新函館北斗駅」の,
メインビルは黒色ダーク系が基調で,連続する駅ホーム社屋等は白色系で全体がツートンカラーで
まとまっている感じです。レール上を疾走するH5系新型車両の色調は車体下部がホワイト,中心の
ラインはラベンダーパープル色,車体上部は中間色のグリーン系で3色のカラーデザインでまとまっ
ています。色調は周りの景色や季節観との調和,そして我々利用者の視覚に訴える最も重要作業です
から,個々の色調と全体的な目線で感じるイメージカラーとして,全体として落ち着いた雰囲気を感
じるように思えるのは,Good!なデザインだと感じます。⇔函測協事務局の自己撮影写真掲載!
○ 裏表紙掲載ポスター写真の新型車両H5系「はやぶさ」は,日夜のごとく安全安心な走行を目指し,
車両運行訓練を繰り返し実施しております。先頃は,ドクターイエローの点検走行も実施され,完成
したすべての車両運行設備の安全点検も実施されている状況が報道されておりました。いよいよ念願
の開業が着々と近づいていると!実感されるような段階に入ってきたと思います。8月1日現在では,
残すところ7ヶ月と2週間くらいでしょう。1 番車両のテープカットへのカウントダウンは1秒ごと
に縮まって近づいて行くわけですから,関係者はじめ一般市民も,益々,「ワクワク感,ドキドキ感」
胸の高まり,鼓動を覚えるかも知れませんネ!⇔函館市観光部のキャンペーンポスター写真提供に感謝!
そして今一つは,函館市元市史編さん室長 紺野 哲也氏に「伊能忠敬と箱館」特別寄稿を
執筆して頂き今号に掲載。貴重な文化遺産の記録を「函測協だより」で残し後世に伝承!
○ 「函測協」は測量業務を生業とするプロ集団です。伊能忠敬翁が,自らの足間で測量し我が国
最初の日本地図を完成させたこと,その最初のスタートが実はここ箱館の箱館山からスタートし
たということ。その意味から~あとがき~に当時の箱館にまつわる年表を記述掲載致しました。
この「函測協だより」を調製しながら思いついたことを記録として掲載しておきます。
伊能忠敬翁が 1800 年 4 月 19 日(4/19)江戸出発,5/10 津軽三厩到着(風待ち 8 日),海峡渡航
5/19 蝦夷地福島吉岡着 5/21 木古内,5/22 箱館着,5/28 箱館山測量,5/29 蝦夷地測量に出発
江戸(4/19)から箱館(5/22)まで34 日間要した:海峡風待ち8 日:実歩行26 日間での到着であった。
→1816 年まで全国測量(17 年)
(忠敬は1818 年死去)
:全国地図完成1821 年(測量はじめてから22 年)
さて,来年 3 月開業する北海道新幹線所要時間は,東京―函館間 4 時間 10~20 分予定!(260/㎞)
(最高時速;東海道270/㎞ ⇒山陽300/㎞ ⇒東北320/㎞ ⇒将来360/㎞新型車両開発も夢ではない!=制限解除で時短!)
~あ と が き~(歴史年表探訪:ポイント抜粋)
※「測量技術者の倫理」の基本認識には,「測量成果は,時間が経過してもその時々の国土の正確な記録
として保存され,さらに時世が経過するとその時代の国土を物語る文化遺産ともなる。
」と記されている。
1454 年:河野政通,渡道してウスケシ(宇須岸)に「館」を築く。この地を「箱館」と呼んだ。
:560 年前
1796 年:高田屋嘉兵衛,辰悦丸で箱館に来航。1799 年エトロフ航路開設・翌年漁場開く
:218 年前
1800 年:伊能忠敬55 歳,蝦夷地測量許可江戸出発,5月箱館山測量=東蝦夷地測量の最初
:214 年前
(後の弟子間宮林蔵と会う。測量技術教授し実測材料を総合し蝦夷地地図完成:幕府に提示)
(地理学者:村上島之允,
「蝦夷島奇観」で箱館を全国に知らしめた功労者:箱館近郊一の渡で会う)
(1818年73歳没後,1821年門弟たちの手で「大日本沿海興地全図」
(合計225枚)完成,幕府上程)
1854 年:幕府,米ペリー提督日米和親条約締結ペリー艦隊5隻箱館調査来航(食料水補給)
:160 年前
1857 年:亀田村において五稜郭の築造に着手(
「亀田御役所土塁」という)
:157 年前
1859 年:幕府,箱館・横浜・長崎自由貿易港「開港」
(6月2日=新暦7月1日開港記念)
:155 年前
1864 年:五稜郭竣工(武田斐三郎設計)
:新島襄海外渡航を企図(上海経由アメリカへ)
:150 年前
1869 年:政府軍箱館攻撃五稜郭開城:蝦夷を北海道改称:開拓使出張所開設箱館を函館改称
:145 年前
1954 年:台風15 号 洞爺丸ほか4 隻の青函連絡船が沈没(前年1953 年漁船使用の海底地質調査)
1988 年:青函トンネル開通・津軽海峡線開業:青函連絡船80 年の歴史に幕(1961-1988 年3 月13 日)
2016 年:北海道新幹線開業予定(青函トンネル開通~29 年:建設着工1961~56 年:洞爺丸沈没前海底地質調査~64 年)
発行:函館測量設計業協会
第17号
〠 040-0033 函館市千歳町 21 番 13 号桐朋会館2階
平成 27 年 8 月 1 日発行
☆ TEL(0138)26-3323 :☆ FAX(0138)26-2766
☆ ホームページ:http://sokuryou.hakodate.jp/:☆ E-mail: [email protected]
33
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