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「攻めのIT」はシステム運用・保守の変革から

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「攻めのIT」はシステム運用・保守の変革から
「攻めのIT」はシステム運用・保守の変革から
2013年10月11日(金)
株式会社NTTデータ
技術開発本部 ソフトウェア工学推進センタ
坂田祐司
Copyright © 2013 NTT DATA Corporation
自己紹介
坂田 祐司
株式会社NTTデータ
技術開発本部
ソフトウェア工学推進センタ
ソースコード解析を中心とした、現行システム解析
のソリューションである「TERASOLUNA
Reengineering」の開発・展開に携わっております
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2
攻めのIT投資に必要なもの
現状の可視化の重要性
設計書リカバリサービス
攻めのIT投資に必要なもの
現状の可視化の重要性
設計書リカバリサービス
時代は攻めの「IT投資」に
今CIOが優先するビジネス戦略は「新商品・サービスの開発」や「企業成長の加速」
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5
2013年におけるビジネス戦略の優先度
CIOの興味は、「成長」に
項目
新商品や新サービスを開発する
企業コストを削減する
日本
1
2
世界
6
3
新規顧客を獲得し、維持する
企業成長を加速する
ビジネス・プロセスを改善する
3
4
5
4
1
10
新しい市場や地域へ業務を拡大する
企業のイノベーションを促進する
6
7
11
13
2013年におけるビジネス戦略の優先度
※ 出典資料中データを元に作成
※ 出典:ガートナー・プレスリリース 『ガートナー、世界のCIO 2,053人への調査結果を発表 』 2013年3月7日
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6
「攻めのIT投資」における課題
課題は既存の運用・保守コスト
2012年 IT総予算の内訳比率
100%
90%
80%
インフラストラクチャの新規・追加
13.8
12.1
アプリケーションの新規・追加
70%
60%
50%
44.9
インフラストラクチャの運用・保守
40%
30%
アプリケーションの運用・保守
20%
10%
29.2
有効回答企業数「n=477」
0%
※ 出典:ガートナー (ITデマンド・リサーチ)/調査:2012年11月, 「2012年後期 企業ユーザーITデマンド調査報告書 第1部」
ガートナーのデータを基にNTTデータにてグラフを作成
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7
攻めのIT投資に向けたアプローチ
大規模なIT投資に備え、積極的なコスト削減を手段を打つ
コードマイグレーションによるMFの除去
 IT運用一元化なども検討

運用・保守費を削減し、
将来への投資を確保する
削減した費用から、
大規模なシステム更改費用を導き出す
削
減
運用・保守費
運用・保守費
H25
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H26
運用・保守費
運用・保守費
H27
H28
大規模なIT投資
H29
8
攻めのIT投資に必要なもの
現状の可視化の重要性
設計書リカバリサービス
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9
システム更改
最適なアプローチは、求める効果と投資額から
効果
アプローチ
内容
運用コスト
削減
○
保守性
向上
-
業務効率
向上
-
投資額
適用シーン例
小
最新HWの適用・HW統合な
どにより、運用コストを削減
したい
リプレース
HWのみを置き換える
マイグレーション
(コンバージョン)
メインフレーム等レガシー基盤か
らのプログラムやデータベースを、
ツールを使って半自動的に変換
し、オープン環境に移植する
○
-
-
小
永続的なメーカサポートを
得られないHW、OS、PPを
置き換えたい
リライト
プログラミング言語を変えるととも
に、類似・冗長なプログラムや
データ構造の削除・見直しを行い、
プログラムを書き直す(※)
○
○
-
中
システムに対する機能追加
や修正を容易にしたい
リエンジニアリング
業務そのものを見直し、業務の
流れ、プログラム、システムの全て
を変更する
○
○
○
大
ビジネスニーズに合わせて
システムを置き換えたい
※メインフレーム系COBOLからオープン系COBOLへの書き換えなども、再設計を伴う場合はリライトに含む。
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10
現行システム分析の目的
システム更改において、「現行システムを知ること」が必要
アプローチ
リプレース
マイグレーション
(コードコンバージョン)
リライト
リエンジニアリング
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現行システム分析の目的
・現行システムの内部設計を把握し、マイグレーション前
後で同じ動作をするのかを検証する試験項目を作成する
ため
・現行システムの外部仕様を正確に把握し、内部構造の
再設計における入力とするため
・ 現行システムに対する要件を把握し、業務見直しの材
料とするため
11
現行システム把握の重要性
システム更改における現行システム把握
≒ 新規開発の設計作業
 システムはレガシー化しても、業務は現役
 業務改善を伴う場合も、多くの業務は継続
 現場の多くの知恵やノウハウがシステムに蓄積されている
 業務の処理ロジック、分類体系、データ、コードは企業資産
 システムを構成するハードやソースコードは使えなくなるが、
その中には資産が埋まっている
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12
現行システム把握の重要性
現行システム把握は思ったより難しい
• 現行システムの課題解決やToBe検討が優先されがち
 特に、業務改善を伴う場合は顕著。ToBeを明らかにする事が優先される
• 現行業務の処理手順・規則を明確にすることは難しい
 システム化されている部分の業務は、利用者にも不明である場合がある
• 「変更できない部分」は、思いのほか多い
 近年のシステムは、ユーザ部門や取引先・他システムなど様々なステークホルダ
が関わっている
 変更できない部分は、システムに複雑に散在している
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13
現行システム分析のアプローチ
さまざまなアプローチを組あわせて実現
ひも解きのアプローチの得失
ヒアリング
ドキュメント
ソースコード
業務理解
全体像・分析の強弱を
知ることができる
業務や処理の意味を
知ることができる
業務や処理の意味は
わからない
正確性
抜け漏れや思い込みが
ある場合がある
保守されているとは限らず
正確である保証がない
現行システムの
処理手順や規則を
正確に分析できる
人手の作業となるため、
効率化が困難である
解析対象のコードは
数Mになる場合もあり、
工夫なしに実施すると
割に合わない
効率
現行システムの有識者
は多忙である場合が多
く、時間をかけることが
できない
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14
ソースコードを起点とした現行システム分析
もっとも正確にシステムを表しているソースコードを起点する
補完による実現
ヒアリング
①
ドキュメント
全体像・分析の強弱を
業務や処理の意味を
業務や処理の意味を把握・対応付け
知ることができる
知ることができる
業務理解
抜け漏れや思い込みが
ある場合がある
正確性
ソースコード
業務や処理の意味は
わからない
現行システムの
保守されているとは限らず
正確である保証がない
処理ロジックと
処理手順や規則を
矛盾がないか検証
正確に分析できる
人手の作業となるため、
効率化が困難である
解析対象のコードは
数Mになる場合もあり、
機械化による効率化
工夫なしに実施すると
割に合わない
②
効率
現行システムの有識者
は多忙である場合が多
く、時間をかけることが
できない
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15
攻めのIT投資に必要なもの
現状の可視化の重要性
設計書リカバリーサービス
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16
設計書リカバリサービス
複数の言語に対応した設計書リカバリを実現
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17
サービス適応例
約1割の時間でプログラム設計書を100%自動生成
設計書作成にかかる工数
プログラム設計書相当のドキュメントを
100%自動生成
100
1/10
3.0 (注釈の付与)
7.6 (レビュー)
10.6
日本語辞書情報を含めることにより
業務レベルの理解が可能
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設計書リカバリサービス
適用前
適用後
18
まとめ
攻めのIT投資には運用・保守コストの削減が鍵
運用・保守コストの削減には現行システム解析
現行システム解析のための設計書リカバリサービス
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