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No.13(PDF - 株式会社 コングレ

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No.13(PDF - 株式会社 コングレ
The Japanese Society for Gene Diagnosis and Therapy
No. 13. January 2003
●Contents
第10回 日本遺伝子診療学会大会のご案内
第10回大会ご案内
1
開催概要
2
プログラム
3
演題募集要項
5
第10回日本遺伝子診療学会大会
第9回大会ご報告
6
緊急アピール
7
第9回総会報告
7
名誉会員紹介
8
会計報告
9
第11回理事会議事録 10
大会長
(大阪大学大学院医学系研究科加齢医学 教授)
第10回日本遺伝子診療学会大会は、平成15年7月24日
(木)
と25日
(金)の2日間、大
阪府豊中市の千里ライフサイエンスセンターで開催されることになりました。
ヒト及びマウス全ゲノムのドラフトシーケンスの解読が終了し、
さまざまな生命現象と遺
伝子の関連が解明されるなかで、医学・医療は病態から病因へ、治療から予防へと視
野を広げ、遺伝子の情報を基盤とした新しい生命科学の扉を開こうとしています。遺伝
子診断、遺伝子治療、
オーダーメイド医療、
ゲノム創薬などの専門用語は日常生活の中
にも登場するようになり、遺伝子解析や遺伝子治療に対して、
より正しい理解と、真摯な
委員会報告
15
取り組みが要求される時代となっています。このような時代の趨勢に応える形で本大会
を開催できますことは、
この上ない喜びであります。
公開講演会報告
18
日本遺伝子診療学会大会は、様々な分野からの会員が忌憚のない意見を述べ合い、
活発な論議をする数少ない場であり、我が国の遺伝子診療の現状と展望を考える良い
大会予告
19
機会であります。特別講演には、
ノーベル化学賞受賞者で島津製作所の田中耕一先
生から「プロテオーム解析の未来(仮題)」、東京大学医科学研究所の菅野純夫先生
から
「ミレニアム・プロジェクトとポストゲノム医療」
と題して御講演いただくほか、
ワークショッ
●Secretariat
日本遺伝子診療学会事務局
〒541-0047
大阪市中央区淡路町3-6-13
株式会社 コングレ内
■ Tel:(06)6229-2588
■ Fax:(06)6221-3071
■ E-mail: [email protected]
■ URL:http://www.congre.co.jp/gene/
プでは「遺伝子解析技術の進歩とEBGT」
「我が国の遺伝子診療の現状と展望」の
2題についてオピニオンリーダーの先生方から教育的に御講演を、
シンポジウムでは「遺
伝子治療と再生医療」
「遺伝・環境相互作用から考える個別化医療」の2題について、
国内外の第一線の先生方からホットレクチャーと活発な御討議を賜りたいと考えており
ます。
会員の先生には、多数の一般演題の御投稿を、賛助会員の皆様には多くの技術セミ
ナーの御応募をお願い申し上げますとともに、
お知り合いの先生方にも本大会をご紹介
いただければ幸いです。
会場は大阪(伊丹)空港や新大阪駅から15分と交通至便な所にあり、開催時期は夏
休み中となりますので、
ご家族も含め皆様万障お繰り合わせの上、多数ご参加いただき
ますようお願い申し上げます。
1
開催概要
1.会 期:平成15年7月24日(木)・25日(金)
2.会 長:荻原 俊男(大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学 教授)
3.会 場:千里ライフサイエンスセンター
(大阪府豊中市新千里東町1-4-2 TEL:06-6873-2010
http://www.senri-lc.co.jp/)
4.参加費:(一般)7,000円(当日のみ 5,000円)
(学生・コメディカル)3,000円
5.事務局:第10回日本遺伝子診療学会大会事務局
〒565-0871 吹田市山田丘2-2 B6
大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学 担当:勝谷 友宏
TEL: 06-6879-3852 FAX: 06-6879-3859 E-mail: [email protected]
交通アクセス
J
R 梅
大 田
阪 駅
駅
リムジンバス
60分(1,300円)
関
西
空
港
伊
丹
空
港
地下鉄御堂筋線・北大阪急行 19分(350円)
J
R
新
大
阪
駅
JR特急はるか
48分(3,180円)
JR特急はるか
31分(2,470円)
大阪モノレール
12分(320円)
天
王
寺
駅
地下鉄御堂筋線・北大阪急行 13分(320円)
地下鉄御堂筋線・北大阪急行 33分(430円)
至京都
千里ライフサイエンスセンター
千里中央駅
江坂
伊丹空港
JR茨木
茨木
至京都
JR
新大阪駅
バス
徒歩
JR大阪駅
N
南
海
本
線
関西国際空港
2
梅田
地
下
鉄
御
堂
筋
線 難波
難波駅
JR天王寺駅
JR関空線
JR
大阪モノレール
地下鉄御堂筋線
南海本線
天王寺
千
里
中
央
駅
プログラム
<特別講演>
「プロテオーム解析の未来」(仮題)
島津製作所 田中耕一
「ミレニアム・プロジェクトとポストゲノム医療」
東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 菅野純夫
<シンポジウム>
Ⅰ.「遺伝子治療と再生医学」
座長:慶応義塾大学医学部 分子生物学 清水信義
大阪大学大学院医学系研究科 遺伝子治療学 金田安史
1. 「米国における遺伝子治療の現状」(邦題仮題)
Chief, Cardiovascular Research, St. Elizabeth's Medical Center,
Associate Professor of Medicine, Tufts University School of Medicine
Douglas W. Losordo
2.「我が国の遺伝子治療の現状」(仮題)
大阪大学大学院医学系研究科 遺伝子治療学 森下竜一
3.「我が国の再生医療の現状」
(仮題)
京都大学再生医科学研究所 器官形成応用分野 井上一知
4.「遺伝子治療と再生医学の課題と展望」(仮題)
(財)先端医療振興財団 再生医療研究部 村澤 聡
Ⅱ.「遺伝・環境相互作用から考える個別化医療」
座長:国立国際医療センター研究所 笹月健彦
愛媛大学医学部 老年医学
三木哲郎
1.「肥満症における遺伝・環境相互作用」
大阪大学大学院医学系研究科 分子制御内科学 木原進士
2.「食塩感受性遺伝子解析と高血圧」
国立国際医療センター 加藤規弘
3.「糖尿病における遺伝・環境相互作用」
大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学 池上博司
4.「疾病予防のための遺伝子型決定」
名古屋大学大学院医学系研究科予防医学/医学推計・判断学 浜島信之
3
<ワークショップ>
Ⅰ.「遺伝子解析技術の進歩とEBGT」
座長:大阪大学大学院医学系研究科 生体情報医学 網野信行
東京慈恵会医科大学 臨床検査医学 町田勝彦
1.「臨床検査における遺伝子検査技術の進歩」
(株)三菱化学ビーシーエル 遺伝子検査部 山森俊治
2.「発現遺伝子プロファイリング技術の臨床応用」
(株)エスアールエル 遺伝子・染色体解析センター 引地一昌
3.「遺伝子間相互作用解明のためのバイオインフォマティクス」(仮題)
(株)ファルマデザイン 古谷利夫
4.「我が国におけるEBGT(Evidence-Based Genetic Testing)の確立」
京都大学化学研究所 生体反応設計研究部門Ⅲ 上田國寛
Ⅱ.「我が国の遺伝子診療の現状と展望」
座長:長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設 新川詔夫
京都大学大学院医学研究科 分子病診療学
藤田 潤
1.「遺伝子診療部の挑戦(倫理問題および医学教育への取り組み)」
信州大学医学部 社会予防医学 福嶋義光
2.「先天性代謝異常症の遺伝子診療(患者さんと考える遺伝子診断と治療)」
東京慈恵会医科大学 小児科学 衛藤義勝
3.「脳疾患の遺伝子診療の現状と展望(分子生物学的アプローチの可能性と限界)」
東京大学大学院医学系研究科 神経内科学 辻 省次
4.「多因子疾患感受性遺伝子の探索(国内の取り組みと海外の動向)」
東京大学大学院医学系研究科 人類遺伝学 徳永勝士
<技術セミナー>
<一般演題>
― 公募 ―
<ランチョンセミナー>
4
演題募集要項
遺伝子診療に関するあらゆる方面からの演題を募集いたします。
1.発表形式:口演のみ
2.採否および発表日時:郵便にて通知 および ホームページ上に掲載
3.演題応募規定:
【登録方法】学会ホームページよりオンライン登録
■URL:http://www.congre.co.jp/gene/
入力方法は、登録画面に表示されます。ガイドに沿って、タイトル60字以内、
本文800字以内で入力してください。
【受付開始】平成15年2月10日(月)
【締 切】平成15年4月11日(金)
【分類項目】オンライン登録時にいずれかを選択してください。
A.がんの遺伝子診断
B.感染症の遺伝子診断
C.単因子病の遺伝子診断
D.多因子病の遺伝子診断
E.遺伝子診断技術・機器
F.遺伝子情報解析
G.遺伝子治療
H.遺伝カウンセリング
I .遺伝(子)倫理
J .その他
4.お 問 い 合 わ せ 先 :第10回日本遺伝子診療学会大会事務局
〒565-0871
吹田市山田丘2-2
B6
大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学
担当:勝谷友宏
TEL: 06-6879-3852
FAX: 06-6879-3859
[email protected]
5.学会入会について:各演題の筆頭演者は本学会の会員で、会費を完納していることが必要です。
未入会の方は、下記事務局にて、入会手続きをしてください。
<日本遺伝子診療学会 事務局>
〒541-0047
大阪市中央区淡路町3-6-13
コングレビルディング 株式会社コングレ内
TEL: 06-6229-2588
FAX: 06-6221-3071
E-mail: [email protected]
URL: http://www.congre.co.jp/gene/
*ホームページから入会申込書をダウンロードできます
5
第9回 日本遺伝子診療学会大会ご報告
第9回日本遺伝子診療学会大会
大会長
(京都大学化学研究所)
第9回日本遺伝子診療学会大会は平成14年10月18日∼20日国立京都国際会館に200人をこえる参加者を迎え
て開催されました。今回は特に、遺伝子を基礎として急発展する新しいライフサイエンス・メディカルテク
ノロジーの情報を国際的視野から収集し、評価し、議論することを企図しました。
まず1日目、理事会/委員会と企業後援のワークショップの後、T. Friedmann 教授(UCSD)による特別
講演 "The Maturation of Human Gene Therapy ― A New Era in Biomedicine" が行われました。これは、先年
遺伝子治療を受けて成功例とされていたSCID(重症複合免疫不全)の患者が最近白血病症状を発したとい
う報道に対するCRA(米国組換えDNA委員会)委員長の見解を聞く機会となりました。この後、シンポジウ
ムⅠ「バイオインフォマティクス」(司会:金久 実、五斗 進)とワークショップⅠ「遺伝子診療の諸問
題」(司会:藤田 潤、羽田 明)で、遺伝子情報を研究や診療に生かす現状と問題点が語られました。2日
目は一般口演(41題)と企業ワークショップの後、A. I. Caplan 教授(CWS)による特別講演 "Orthopaedic
Gene Therapy: Mesenchymal Stem Cells and Regenerative Medicine" があり、世界最先端の遺伝子 ― 培養融
合技術が紹介されました。このテーマはシンポジウムⅡ「遺伝子治療と組織再生工学」(司会:田畑泰彦、
金田安史)でも取り上げられ、わが国で育ちつつある研究が紹介されました。ワークショップⅡ「EBGT:
遺伝子検査の EBM」(司会:河合 忠、渡辺清明)では、遺伝子検査に妥当性と有用性の検証が必要なこと
が指摘されました。3日目は、第18回国際臨床化学会議との合同シンポジウム "From Human Genome to
Gene-Based Medicine"(司会:上田國寛、清水信義)が行われました。日本、米国、オーストリア、ドイツ
からの5人による競演は、ヒトゲノムの基礎研究と臨床応用を展望して印象的でした。
以上、各企画の成否は皆様の評価を待たねばなりませんが、新しい視野をひらく先鞭をつけえたと思って
います。来年度(平成15年度)の大会は、大阪大学大学院医学系研究科の荻原俊男教授を大会長として、7
月に千里ライフサイエンスセンターで開催されます。さらに多くの参加者を得て、大きく発展することを期
待しています。
6
遺伝子検査の妥当性と有用性に関する
評価機構の早期設置を要望する
― 緊急アピール ―
前世紀後半目覚ましい発展をとげた分子生物学、分子遺伝学は、その知識と技術によって今日臨床医学に
新しい視野を開きつつある。遺伝子診断と遺伝子治療はその最先端に位置する医療技術である。特に遺伝子
診断については、病原体検査が日常診療に取り入れられる一方、発症前診断や保因者診断が、他の方法では
得難い情報を提供する技術として確立されつつある。
こうした状況下に、昨年春3省(文部科学省、厚生労働省、経済産業省)の「ヒトゲノム・遺伝子の解析
研究に関する倫理指針」と8学会(日本人類遺伝学会、日本遺伝子診療学会ほか)の「遺伝学的検査に関す
る倫理ガイドライン(案)」が出され、そのなかで、遺伝子の解析研究および検査診断は医学的に有用なこ
とが確立されたものに対して行うことが求められている。しかし、その医学的有用性を客観的に評価する機
構は、国内的にも国際的にも未だ存在しない。そのため、一般社会および医療関係者の一部に、遺伝子検査
に対する過剰な期待とそれに乗じた遺伝子ドックの横行が見受けられる。われわれは、早急に公的ないし半
公的な評価機構をつくり、真に有用な検査を選び出すことが、良質の医療を経済的に進めて行く上で極めて
重要であると考える。その評価はEBMの手法に則り、その結果は速やかに社会に還元されるべきである。
本学会は,遺伝子検査を健全かつ有効に利用するという会員の強い意志の下、その妥当性と有用性を評価
する機構の早期設置を関係省庁に要請するものである。
平成14年10月19日
日本遺伝子診療学会
理事長 上 田 國 寛
第9回 総会報告
第9回総会において、次の事項が承認されました。議事録については、ホームページをご覧ください。
■会則細則改定について
有功会員・名誉会員の推薦規定に関する会則細則が追加されました。
【旧】
第2章 有功会員および名誉会員の推薦
第3条 有功会員および名誉会員は、候補者を理事会において選定し、総会の議決をもって推薦する。
【改定後】現行の会則細則第3条に、第3条2、第3条3を追加
(以下追加)
2 有功会員の候補者は、学会の発展に功績があった67歳以上の評議員5年以上経験者とする。
3 名誉会員の候補者は、学会の発展に特に功績があった67歳以上の学術集会長経験者または2期以
上の理事(同等の役員を含む)経験者とする。
■名誉会員推薦の件
設立当初より、本学会へ貢献された次の4名の方々が、理事会より名誉会員に推薦され、承認されました。
畑中正一 宮井 潔 村松正實 山口延男
■会計報告
2001年度決算報告ならびに2003年度予算案が承認されました。
7
名誉会員紹介(敬称略・50音順)
京都大学名誉教授
塩野義製薬株式会社 相談役
大阪大学名誉教授
畑中 正一
1929年6月2日生
宮井 潔
はたなか まさかず
1933年3月23日生
役員歴
1994-1996年度
1997-1998年度
1997年度略歴
1958年 3月
1963年 3月
1963年 4月
1964年 9月
1965年 9月
1967年 9月
1975年12月
1980年11月
1983年11月
1991年 4月
1991年 4月
1995年 4月
1995年10月
1996年
1997年
1997年
1998年
2000年
1月
4月
6月
6月
6月
役員歴
1994-1996年度
1997-1998年度
1994年度-
顧問
理事
評議員
京都大学医学部卒業
京都大学大学院医学系修了(医学博士)
京都大学ウイルス研究所助手
クリーブランド・ウエスタンリザーブ大学研究員
サンディエゴ・ソーク研究所研究員
ベセスダ・米国立衛生研究所NIH研究員
ベセスダ・米国立衛生研究所NIH室長
京都大学ウイルス研究所血清免疫部門教授
京都大学大学院分子医学系分子ウイルス講座教授
京都大学ウイルス研究所所長 併任
長崎大学熱帯医学研究所防疫部門客員教授
塩野義製薬 医科学研究所長
ベセスダ・米国立衛生研究所NIH
フォガティ客員教授
京都大学名誉教授
塩野義製薬(株) 医薬研究開発本部長
塩野義製薬(株) 取締役副社長
塩野義製薬(株) 代表取締役副社長
塩野義製薬(株) 相談役
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター所長
村松 正實
略歴
1955年 3月
1960年 3月
1960年10月
1963年 9月
1965年 8月
1969年 6月
1972年10月
1976年11月
1980年 4月
1990年11月
1992年 6月
1992年 7月
1994年 4月
2000年 3月
監事
監事
評議員
大阪大学医学部卒業
大阪大学大学院医学研究科修了(医学博士)
大阪大学医学部 助手(内科学第一)
米国コロンビア大学研究員(内科)
大阪大学医学部 助手(内科学第一)復職
大阪大学医学部附属病院 講師(中央臨床検査部)
大阪大学医学部附属病院 助教授(中央臨床検査部)
大阪大学医学部附属病院 教授
(中央臨床検査部 部長併任)
大阪大学医学部教授(臨床検査診断学)
大阪大学評議員 併任
退官 大阪大学名誉教授
甲子園大学栄養学部 教授
同上 栄養学部長・大学院研究科長 併任
同上 退職
神戸大学名誉教授
神戸常盤短期大学教授
むらまつ まさみ
1931年9月26日生
山口 延男
役員歴
1994-1996年度
顧問
1997-1998年度
理事
1999-2000年度
監事
1996 第3回学術集会会長
1997評議員
1930年9月14日生
略歴
1955年 3月
1960年12月
1961年 7月
略歴
1955年 3月
1960年 3月
1966年
1971年
1977年
1982年
1991年
4月
6月
7月
9月
8月
1992年 4月
1996年 2月
2001年 4月
役員歴
1994-1996年度
1997-1998年度
1994年度-
東京大学医学部医学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)
米国留学、Baylor大学医学部薬理学生化学教室
Harris Busch教授の下でpostdoctoral fellow
(財)癌研究会癌研究所研究員(生化学部)
徳島大学医学部教授(生化学講座担当)
(財)癌研究会癌研究所部長(生化学部)
東京大学医学部教授(生化学第1講座担当)
理化学研究所ライフサイエンス筑波研究センター
研究顧問(併任)
埼玉医科大学医学部教授(生化学第2講座担当)
科学技術振興事業団 戦略的基礎研究
「生命活動のプログラム」研究総括*(併任)
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター所長
同 特任教授(併任)
理化学研究所ゲノム科学総合研究センター
客員主管研究員(併任)
*(旧)研究統括
8
みやい きよし
1960年
1962年
1963年
1964年
1967年
1967年
1975年
1985年
1990年
1994年
1994年
4月
3月
8月
7月
3月
7月
6月
4月
4月
3月
4月
1997年 4月
2003年 3月
やまぐち のぶお
世話人
理事
評議員
京都大学医学部医学科卒業
京都大学大学院医学研究科
内科学専攻 単位取得
京都大学医学部附属病院副手(第一内科)
京都大学大学院医学研究科修了(医学博士)
国保能登川病院 内科医長兼小児科医長
ニューヨーク医科大学内科学教室へ留学
大津赤十字病院 内科副部長
京都大学医学部中央検査部助手のち講師
神戸大学医学部教授(中央検査部長)
同 (臨床検査医学講座兼務)
神戸大学評議員(併任)
退官
神戸大学名誉教授、萩原みさき病院名誉院長
神戸常盤短期大学教授
同大学衛生技術科長(併任)
同大学退職予定
会計報告
2003年度 予算案
2001年度 決算報告
(単位:円)
[収入の部]
会 費
賛 助 会 費
受 取 利 息
雑 収 入
計
前期繰越金
合 計
2,974,000
2,600,000
497
206,350
5,780,847
1,138,834
6,919,681
[支出の部]
会 議 費
消 耗 品 費
通 信 運 搬 費
振 込 負 担 金
旅 費 交 通 費
印 刷 費
雑 費
会 員 管 理 費
人 件 費
編 集 費
事 務 費
什 器 ・ 備 品
インターネットホームページ制作管理費
大会開催補助金
計
当期収支差額
次期繰越金
合 計
416,143
10,070
582,852
27,300
327,400
1,416,240
7,340
561,750
907,200
315,000
630,000
11,216
84,000
500,000
5,796,511
▲15,664
1,123,170
6,919,681
(単位:円)
[収入の部]
会 費
賛 助 会 費
受 取 利 息
雑 収 入
計
前期繰越金
合 計
[支出の部]
会 議 費
消 耗 品 費
通 信 運 搬 費
振 込 負 担 金
旅 費 交 通 費
印 刷 費
雑 費
会 員 管 理 費
人 件 費
編 集 費
事 務 費
什 器 ・ 備 品
インターネットホームページ制作管理費
大会開催補助金
予 備 費
計
収支差額
合 計
次期繰越
3,000,000
3,000,000
1,000
100,000
6,101,000
1,140,170
7,241,170
300,000
10,000
540,000
30,000
400,000
1,800,000
20,000
550,000
910,000
315,000
630,000
10,000
84,000
500,000
6,099,000
2,000
6,101,000
1,142,170
2001年度 財産報告
(2002年3月31日現在)
富士銀行出町支店(普)*
#1555195
郵 便 振 替 口 座
#01050-1-82450
現 金
合 計
968,665
126,030
28,475
1,123,170
*2002年4月1日合併により みずほ銀行に改組
監査の結果、以上のとおり相違ありません。
監 事
監 事
9
第11回 理事会議事録
Ⅰ.日 時:
Ⅱ.会 場:
2002年10月18日(金)
9:00∼12:00
国立京都国際会館 1F Room103
(京都市左京区宝ヶ池)
Ⅲ.出 席 者:
上田國寛(理事長)、清水信義(副理事長)、森 徹(監事)、網野信行、金田安史
鈴森 薫、成澤邦明、引地一昌、藤田 潤、町田勝彦
荻原俊男(第10回大会長)
平井久丸(オブザーバー)
Ⅳ.委任状提出:
北村 聖、榊 佳之、笹月健彦、辻 省次、中村祐輔、新川詔夫、福嶋義光、三木哲郎、
矢崎義雄、湯浅保仁
Ⅴ.欠 席 者:
河合 忠(監事)、衛藤義勝
Ⅵ.議 題:
1.報告事項
①役員選挙結果および就任諾否報告
②2001年度庶務事業報告
③2002年度庶務事業実施状況報告
④会員数動向
⑤2001年度決算報告
⑥2001年度監査報告
⑦会費収納状況
⑧委員会報告
⑨第9回学術集会開催報告
⑩第10回学術集会準備状況報告
⑪第11回学術集会準備状況報告
⑫8学会合同ガイドライン検討ワーキンググループ状況報告
2.人 事
①理事推薦について
②評議員留任諾否報告および推薦について
③委員の推薦と異動について
3.審議事項
①2003年度庶務事業計画
②2002年度予算修正検討
③2003年度予算案
④登録継続意志確認不能の5年以上滞納者および異動先不明の会員について
⑤2005年第12回学術集会会長選出
⑥アドホック委員会の設置について
⑦今後の学会運営について
⑧その他
10
Ⅶ.議 事:
はじめに、上田理事長より開会の辞が述べられ、10名の欠席理事からの委任状を含めて定足数を満たし
ていることが報告され、本理事会の成立が宣せられた。次いで、議事録署名人として清水副理事長と町
田理事が指名され、承認された。
以下、議題に従い、議事が進められた。
1.報告事項
1−①役員選挙結果および就任諾否報告
清水副理事長(役員選考委員長)より、第4期役員選挙および開票結果が説明され、理事18名、監事2
名が選出されたことが報告された。さらに、就任諾否確認の結果として、理事1名の辞退が報告された。
(P14 資料1)
1−②2001年度庶務事業報告
町田理事(庶務担当筆頭理事)より2001年度の会員入退会者数および庶務事業が報告された。
1−③2002年度庶務事業実施状況報告
町田理事(庶務担当筆頭理事)より2002年度の会員入退会および庶務事業実施状況が報告された。さ
らに、翌日開催予定の第9回総会において提案される、会則細則改定案および有功会員・名誉会員推薦
案が報告された。
1−④会員数動向
町田理事(庶務担当筆頭理事)より会員構成比および歴年の会員数動向が説明され、97年、98年をピー
クに会員数が減少傾向にあることが報告された。
1−⑤2001年度決算報告
網野理事(会計担当理事)より2001年度決算が報告された。本年度収支は、15,664円の赤字で、収入、
支出ともに予算未達であることが説明された。
*決算報告は9頁に掲載
1−⑥2001年度監査報告
森監事より、2001年度決算および財産について監査を行った結果、適正に処理されていることを確認
したことが報告された。また、印刷費の減少が、ニュースレターの発行時期のずれによることに関連
して、従来の発行ペースを維持することが確認された。
1−⑦会費収納状況
網野理事(会計担当理事)より2001年度および2002年度会費収納状況が報告された。特に個人会費の
収納率が下降傾向にあるので、積極的に督促を行なっていくことが確認された。
1−⑧委員会報告
上田理事長より、本理事会終了後に開催される総務理事会の議題として、次期理事による理事長・副
理事長の互選方法、委員会活動の活性化などを取り上げることが報告された。続いて、各委員会から、
予定されている議題または議事内容が報告された。
(倫理問題委員会)
鈴森理事(倫理問題委員長)より、議題が説明されるとともに、遺伝子検査で得られた遺伝情報と生
保加入の問題が提起された。
11
(学術委員会)
平井学術委員長より、本理事会に先立って上田理事長同席の下に学術委員会が開催されたこと、そこ
で討議された内容として、新委員候補4名を理事会へ推薦すること、また、市民対象の公開講座の外に、
会員増を図るため検査技術などのセミナー開催を検討することが報告された。続いて、上田理事長よ
り、遺伝子検査の妥当性と有用性の評価基準を確立するために、Evidence-Based Genetic Testingを提
唱し、文部科学省科研費基盤研究とリンクさせて取り組むこと、および関係省庁と関連団体に宛てた
アピール案を提案し、承認されたことが報告された。
(広報委員会)
金田理事(広報委員長)より、啓発的出版活動や遺伝教育充実アピールなどの議題が説明され、今後
の広報活動を主として一般市民を対象にすることが確認された。
(技術委員会)
引地理事(技術委員長)より、議題が報告され、検査技術の整理および標準化を中心に議論を行なう
ことが説明された。
(情報委員会)
清水副理事長(情報委員長)より、議題として、ホームページの拡充によってヒト遺伝子に関する情
報を提供すること、遺伝子診療部連絡協議会(仮称)を設置し、情報収集と配信及び意見交換を図る
ことが説明された。なお、遺伝子診療部連絡協議会の設置・運営については、藤田理事、福嶋理事の
協力も仰ぐことが確認された。
*委員会報告は15頁以降に掲載
1−⑨第9回学術集会開催報告
上田理事長(第9回学術集会会長)より、第9回学術集会の開催状況が報告された。
1−⑩第10回学術集会準備状況報告
荻原俊男第10回学術集会会長より、学術プログラムおよび演題募集予定などが提示され、準備状況が
報告された。また事務局運営を担当する勝谷友宏氏が紹介された。
1−⑪第11回学術集会準備状況報告
清水副理事長(第11回学術集会会長)より、日程および会場案が提示された。
1−⑫8学会合同ガイドライン検討ワーキンググループ状況報告
成澤理事(倫理問題委員/ワーキンググループ本学会代表)より、8学会合同ガイドライン検討ワーキ
ンググループの活動状況が報告された。広範囲にメンバーを募るために費用面の調整が必要であり、
文部科学省のゲノム研究の中で議論の場を設けるべく働きかけが行なわれていることが報告された。
2.人 事
2−①理事推薦について
上田理事長より、新理事候補として、3名の推薦が提案された。承認については、新理事が出席する次
回理事会で審議することが確認された。
2−②評議員留任諾否報告および推薦について
上田理事長より、評議員留任諾否の結果が報告され、辞退1名を除く全員の留任が承認された。
2−③委員の推薦と異動について
上田理事長より、学術委員4名の推薦があり、承認された。非会員1名については入会の手続きを経た
12
うえ、委員を委嘱することが確認された。
(新学術委員氏名)
渡辺 清明(慶應義塾大学医学部 中央臨床検査部)
神辺 眞之(広島大学医学部 臨床検査医学)
戸谷 誠之(昭和女子大学大学院 生活機構学研究科)
小川 誠司(東京大学大学院医学系研究科 造血再生医療講座)
3.審議事項
3−①2003年度庶務事業計画
町田理事(庶務担当筆頭理事)より2003年度庶務事業計画が提案され、承認された。
(P14 資料2)
3−②2002年度予算修正検討
網野理事(会計担当理事)より2002年度予算執行状況が説明され、督促回数を増やすなど、会費の収
納に努めることを確認したうえ、修正は行なわないことになった。
3−③2003年度予算案
網野理事(会計担当理事)より2003年度予算案が提案され、承認された。
*予算案は9頁に掲載
3−④登録継続意志確認不能の5年以上滞納者および異動先不明の会員について
上田理事長より、登録継続意志確認不能の5年以上滞納者および異動先不明会員の登録抹消について、
第9回評議員会および第9回総会に諮ることが提案され、承認された。
3−⑤2005年第12回学術集会会長選出
上田理事長より、第12回学術集会会長として、福嶋義光理事(信州大学 社会予防医学 教授)が推され、
承認された。
3−⑥アドホック委員会の設置について
上田理事長より、学会活動の国際化を目的としたアドホック委員会の設置が提案され、委員長に清水
副理事長が推薦され、承認された。
以上をもって閉会を宣した。
2002年10月18日
日本遺伝子診療学会
議 長 理 事 長 上田 國寛
議事録署名人 副理事長 清水 信義
議事録署名人 理 事 町田 勝彦
13
資料1
第4期役員選挙 最終開票結果
【理事 10票以上 18名】
網野 信行
上田 國寛
榊 佳之
笹月 健彦
成澤 邦明
新川 詔夫
町田 勝彦
松原 洋一
衛藤 義勝
清水 信義
引地 一昌
三木 哲郎
金田 安史
辻 省次
福嶋 義光
北村 聖
中村 祐輔
藤田 潤
【監事 23票以上 2名】
河合 忠
森 徹
2002年7月23日(火)開票
日本遺伝子診療学会 役員選考委員会
第4期役員就任 諾否結果
選出理事18名中 承諾17名 辞退 1 名/中村 祐輔氏
選出監事 2 名中 承諾 2 名
資料2
2003年度 庶務事業計画
1.総会・評議員会・理事会
総 会(第10回) 2003年7月24日 於 大阪(千里ライフサイエンスセンター)
評議員会(第10回) 2003年7月24日 於 大阪(千里ライフサイエンスセンター)
理 事 会(第13回) 2003年7月23日 於 大阪(千里阪急ホテル)
(第14回) 2004年2月 未定
2.各種委員会 2003年7月23日 於 大阪・千里阪急ホテル
総務理事会(2003年度 第1回) 倫理問題委員会(2003年度 第1回)
技術委員会(2003年度 第1回) 情 報 委 員 会(2003年度 第1回)
学術委員会(2003年度 第1回) 広 報 委 員 会(2003年度 第1回)
3.事業計画
〇第10回日本遺伝子診療学会大会
大 会 長:大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学講座 教授 荻原 俊男
会 期:2003年7日24日(木)∼25日(金)
会 場:千里ライフサイエンスセンター
運営事務局:大阪大学大学院医学系研究科 加齢医学 助手 勝谷 友宏
〒565-0871 吹田市山田丘2-2 #B6
TEL: 06-6879-3852 FAX: 06-6879-3859
14
Ⅴ.議 事:
第1回 総務理事会議事録
1 .学術委員会委員の補充について
上田理事長より、学術広報委員会が分割され、新た
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
12:00∼13:00
に学術委員会としての活動を始めるにあたり、委員の
増員が提案された。平井委員長からは、実務を担える
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 680号室
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
中堅もしくは若手の研究者を推薦してはどうかとの意見
が出された。また、学術委員会として、EBGT(Evidence Based Genetic Testing)への取り組みを進めることが確認
Ⅲ.出席者:上田國寛理事長、清水信義副理事長、
町田勝彦、網野信行各理事
された。新委員としては、EBLM(Evidence - Based
Laboratory Medicine)を進めている臨床検査分野を中心
に、下記4名の候補者を理事会へ推薦することになった。
Ⅳ.欠席者:北村 聖、福嶋義光、辻 省次 各理事
渡辺清明(慶應義塾大学医学部 中央臨床検査部)
Ⅴ.議 事:
神辺眞之(広島大学医学部 臨床検査医学)
1 .2002年度/2003年度庶務事業実施について
戸谷誠之(昭和女子大学大学院 生活機構学研究科)
・次期理事による理事長・副理事長互選
小川誠司(東京大学大学院医学系研究科 造血再生医療)
①選出方法について
次回(第12回)理事会において、次期理事による投
票によって、理事長を選出する。副理事長については、
理事長の推薦または投票のいずれの方法によるかを諮っ
たうえ決定し、選出するものとする。
②当選基準
2 .市民公開講座定期化の検討
上田理事長より、文部科学省基盤研究の企画として、
「EBGT(根拠に基づく遺伝子検査)を目指して」をテー
マに開催される公開講演会が紹介され、今後、学会と
しても市民講座を企画する際など、連携した取り組み
最多獲得票数が過半数に満たない場合は、上位2名で
決戦投票を行うものとする。
を検討していくことが確認された。また、同時に、学
術・技術セミナーなどを企画し、会員増を図っていく
ことになった。
2 .2002年度/2003年度予算達成について
・会費予算達成について
3 .EBGT(遺伝子検査のEBM)への取り組みについて
会費額は現状を維持し、学会のPRを積極的に展開し
て、会員数の増加に努める。
上田理事長より、遺伝子検査が急速に普及するなか、
その医学的有用性の客観的評価基準の確立が急務であ
り、それにより医療の質および経済性を確保すべきで
3 .委員会活動の活性化について
あるとの見解が述べられた。また、
「遺伝子検査の妥当
各委員会の事業計画に即し、現委員の異動も含めて、
性と有用性に関する評価機構の早期設置を要望する緊
次回理事会で来期に向けた委員会構成を検討する。ま
急アピール」案 *が示され、Evidence-Based Genetic
た、委員会活動の担い手として、広く関連分野の研究
Testingを提唱し、各関係方面へ呼びかけるなど、学会
者に参加してもらうよう働きかける。
としての取り組みを、理事会へ提案することになった。
*7頁に掲載
第1回 学術委員会議事録
4 .その他
委員会活動や学会内の意見交換を活発にするために、
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
8:10∼8:55
Web上の無料メーリングリストの活用などを検討する
ことになった。
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 672号室
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
Ⅲ.出席者:上田國寛理事長、平井久丸委員長
Ⅳ.欠席者:中村祐輔、矢崎義雄、湯浅保仁、板倉光夫、
北 徹、佐々木毅、塚田 裕、
中尾一和 各委員
15
物教育の内容にも一因があるとの指摘があった。これ
第1回 広報委員会議事録
に対して、生徒だけでなく、教える側の教師を対象と
した教育も必要であること、「遺伝子」教育と「遺伝」
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
12:00∼13:00
教育両方の充実が必要であるなどの意見が出された。
またアピールをしていく上で、文部科学省の動きを意
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 674号室
識しながら進めることが確認された。
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
4 .その他
Ⅲ.出席者:金田安史委員長、藤田 潤、康 東天、
田澤義明、田中静吾、田辺 功 各委員
今後の意見交換は、メールを中心に行い、委員のメー
ルアドレス(またはメーリングリスト)を事務局から
連絡することになった。
Ⅳ.欠席者:笹月健彦、前川真人、松原洋一 各委員
Ⅴ.議 事:
1 .過去の活動内容の検討と将来計画について
第1回 倫理問題委員会議事録
金田委員長より、学術広報委員会が分割され、従来
の活動の中心であった市民講座は、学術委員会に引き
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
12:00∼13:00
継がれ、広報委員会としてはそれに協力する旨が説明
された。また、情報委員会の活動として、ホームペー
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 670号室
ジをデータベースにリンクし、ゲノム情報を提供する
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
こと、遺伝子診療部連絡協議会を設置することが説明
された。これらをふまえ、新たに広報委員会としては、
Ⅲ.出席者:鈴森 薫委員長、成澤邦明、荻原俊男、
出版活動やマス・メディアを通じて、一般市民、大学
高田五郎、位田隆一、堤 正好、
生、高校生を対象に、遺伝子に関する知識・情報を浸
服巻保幸 各委員
透させていくこと、遺伝および遺伝子教育の重要性を
アピールするなどの役割を担うことが確認された。
Ⅳ.欠席者:衛藤義勝、新川詔夫、阿部康二、鈴木友和、
武部 啓、塚田敬義 各委員
2 .啓発的出版活動について
藤田委員より、遺伝子知識を紹介する一般向けの漫
画本が、米国で発行されていることが紹介され、翻訳
Ⅴ.議 事:
1 .関連学会による倫理ガイドライン作成への対応
出版の検討が提案された。続いて田辺委員より、日本
鈴森委員長から、関連8学会ワーキンググループによ
での版権に関する取り決めを、著作権者との間に交わ
る、診療に関するガイドラインの検討続行について、
す必要があるとの意見が述べられた。これについては、
紹介があり、続いて、本学会の代表メンバーである成
まず日本での出版社をあたり、そこを通じて交渉する
澤委員より、策定の経緯と進行状況が報告された。こ
ことが確認された。また、翻訳するだけでなく、日本
れまで発表されたガイドラインとしては、人類遺伝学
バージョンとしてより理解しやすくするために、絵や
会による「遺伝学的検査に関するガイドライン」、3省
内容を改訂することも視野に入れ、検討することになっ
(厚生労働省、文部科学省、経済産業省)による「ヒト
た。準備として、藤田委員がオリジナル本を手配する
ゲノム・遺伝子解析研究に関するガイドライン」
、また、
ことになった。
検査機関対象のガイドラインとして、(社)日本衛生検
査所協会による「ヒト遺伝子検査受託に関する倫理指
3 .遺伝教育充実アピールについて
16
針」などが策定されているが、8学会による「遺伝学的
田辺委員から、学校教育の中で遺伝が取り上げられ
検査に関するガイドライン(案)
」は、診療面に対応す
る機会が少なくなっているが、このような問題は、関
るものと位置づけられている。昨年3月の発表後も、議
連学会などがアピールを出すなど具体的な話題があっ
論を深めるために、ワーキンググループが組織され、
たほうが、マスコミ媒体に反映しやすく、漫画の出版
8学会に留まらず、他分野の専門家の参加を可能にすべ
などは、話題性があるとの発言があった。次いで金田
く、文部科学省のゲノム研究班の中で、議論の場を確
委員長から、大学教育においても、医学生の生物学に
保できるように、働きかけが行われていることが説明
対する興味が薄いことが問題となっており、高校の生
された。さらに、これにより、議論の範囲を広げ、ガ
イドラインを社会的に広く認知されるものにしていく
方針であることが確認された。
(リンク先案)
Human Genome Variation Society
(http://www.genomic.unimelb.edu.au/mdi)
2 .倫理関連資料の整備
HUGO Nomenclature Committee
国内だけでなく、国際機関や海外で策定されたガイ
(http://www.gene.ucl.ac.uk/nomenclature/)
ドラインを整理し、ホームページに転載またはリンク
Ensembl (http://www.ensembl.org/)
することによって、会員が閲覧しやすいようにする。
NCBI (http://www.ncbi.nlm.nih.gov//index.html)
海外のものは、必要に応じて邦訳を検討する。また、
GDB (http://gdb.org/)
ホームページ全体の構成については、資料やリンクが
GDB-Japan (http://gdb.jst.go.jp/)
分かりやすく、倫理問題の提起や議論の内容など、外
GenomeNet (http://www.genome.ad.jp/)
部への情報発信ができるように見直していくことが確
MutationView (http://www.dmb.med.keio.ac.jp/)
認された。
GenomeStation (http://www.genome-station.co.jp)
3 .その他
2 .遺伝子診療部連絡協議会(仮称)の設置について
鈴森委員長より、マススクリーニングによる遺伝情
上田理事長より提案された遺伝子診療部連絡協議会
報に関する問題が提起され、簡保加入拒否の実状が報
(仮称)の設置と運営については、情報委員に限らず、
告された。次いで、位田委員より、海外での現状とし
各所属機関で遺伝子診療部に携わっている役員および
て、ハンチントン病保因者に対して、生命保険加入額
委員にも、協力を求めることが確認された。
の上限の決定が出された英国の例や、健康保険に関し
て保険会社が敗訴した米国の例などが報告された。こ
の問題については、遺伝情報の保護を含め、学会とし
て今後の課題とすべきであるとの意見が出された。
3 .その他
Web上から入会申し込みができるようにするなど、
ホームページの機能的充実についても、今後の検討課
題とする。
第1回 情報委員会議事録
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
第1回 技術委員会議事録
13:00∼13:30
Ⅰ.日 時:2002年10月18日(金)
12:00∼13:00
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 678号室
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
Ⅱ.会 場:国立京都国際会館 6階 676号室
京都市左京区宝ヶ池 Tel:075-705-1234
Ⅲ.出席者:清水信義委員長、江崎孝行、
小杉眞司 各委員
Ⅲ.出席者:引地一昌委員長、一山 智、小杉眞司、
野 徹、舩渡忠男 各委員
Ⅳ.欠席者:佐伯武頼、須藤加代子、中 恵一、
蓑島伸生 各委員
Ⅳ.欠席者:榊 佳之、三木哲郎、伊藤喜久、保科定
、
山森俊治 各委員
Ⅴ.議 事:
1 .学会ホームページの拡充について
遺伝子情報の提供を行えるように、ホームページの
メニューに新たに“リンク”を設け、本学会に関連す
Ⅴ.議 事:
1 .遺伝子検査技術の整理
①研究技術とルーチン検査の区分
る有用な国内外のウェブサイトについて簡単な説明を
はじめに引地委員長より、技術委員会では、一般に
載せて、リンクする。また、各委員会活動の紹介ペー
実施されている検査技術のみならず、研究技術も視野
ジや大会開催案内のページを設けて、広報面も充実で
に入れて技術情報の整理・提供を進めることが、理事
きるようにホームページ全体の構成も見直しを検討す
会の確認事項として報告された。
る。また演題募集については、ホームページを活用し、
オンライン募集を定着させるようにする。
続いて、標準化への取り組みを活動目標とし、その
基本資料とするために、国内の臨床および研究現場で
17
実際に採用されている技術の整理・分類が提案され、
了承された。
公開講演会 報告
②必要要件の整理
「遺伝子検査」という用語について、検査目的や内容
が混同され、一般の人にとって理解しにくいのではな
文部科学省平成14年度科学研究費補助金基盤研
いかとの意見が出され、Nucleic Acid Testingの訳とし
究(C)が主催し、日本遺伝子診療学会が共催する
て「核酸検査」という用語の使用を提案していくこと
になった。さらに、核酸検査の応用範囲が広がってい
公開講演会「EBGT(根拠に基づく遺伝子検査)を
るため、対象範囲について、研究、診断、治療、再生
目指して」が、平成14年12月13日約40名の参加者
医療、治験など、目的が明確なものに絞ることが確認
を集めて東京ガーデンパレスで開催されました。
された。
EBGTの推進は当学会の活動目標の一つとされてお
2 .遺伝子検査の標準化への取り組み
①検査方法
経済産業省の要望により、㈱エスアールエル、㈱三
り、本学会から北村 聖、引地一昌、上田國寛、
田沢義明の各理事/委員と、寺嶋 淳(国立感染
症研究所)が講演を行いました。
菱化学ビーシーエル、㈱ビーエムエルの3社で行われた
標準化への取り組みが紹介され、抽出方法、検査方法、
標準物質、データ方式等について3社間で比較を行った
ところ、当初、かなりの違いが見られたことが報告さ
れた。また、近日中に臨床検査のガイドラインが
ISO15189として公表されるが、遺伝子検査についても
国際標準が必要であるため、本学会監事の河合忠先生
を中心メンバーとした検討会が、経済産業省により組
織されている近況が報告された。
②標準物質
抽出の段階から新しい技術が次々と出てくるので、
どの技術を標準化するのか、選択が難しいのではない
かとの問題提起があり、これに対し、まず、検証に用
いる標準物質の標準化を確立すべきとの意見が出され
た。また、検査会社が商品化する際の手続きについて、
質問が出され、精度管理の専門部署で行われている一
連の審査について説明が行なわれ、標準物資がまだ特
定されていないものが多いという現状についても紹介
された。これに対し、医療機関独自で評価方法を設定
するのは難しいので、そのようなノウハウを応用し
てプロセスの確立を図ってはどうかという意見が出
された。
③その他
海外で規定される標準化と、内容をすり合わせなが
ら、標準化、標準物質の選択に関して議論し、提言を
行うこととする。また、米国において、ひな型とすべ
き標準があれば、検討の参考とする。
18
基盤研究(C)代表 上田國寛
大会予告
第11回日本遺伝子診療学会大会
大 会 会 長:慶應義塾大学医学部 分子生物学
教授 清水信義
第12回日本遺伝子診療学会大会
大 会 会 長:信州大学医学部 社会予防医学
教授 福嶋義光
セミナー情報
主催:財団法人 神奈川科学技術アカデミー(詳細、お申し込みはホームページ http://home.ksp.or.jp/kast/
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募集対象:一般、学生 180名
参 加 費:無料
19
お知らせ
● 事務局から
Ⅰ 年会費納入のお願い
2002年度および過年度の未納会費について請求書を同封しております。添付の郵便振替用紙または郵便局に備え
付けの振替用紙にて、お早めにお支払いくださいますようお願いいたします。
1. 郵便振替 0150−1−82450
日本遺伝子診療学会
2. 年 会 費 7,000円
Ⅱ 新入会手続きについて
所定の入会申込書を事務局までご送付の上、初年度の年会費を上記の郵便振替口座へお振込みください。入会申
込書は、下記アドレスのホームページからダウンロードしていただくか、下記事務局までご請求ください。
Ⅲ 異動連絡のお願い
ご所属、連絡先、メールアドレス等を変更される場合には、事務局まで文書(はがき、ファックス、Eメール)に
てお知らせください。
≪事務局≫
〒541-0047
大阪市中央区淡路町3−6−13
コングレビルディング 株式会社コングレ内
Tel: 06-6229-2588 Fax: 06-6221-3071
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株式会社 ダイアヤトロン
株式会社 三菱化学ビーシーエル
第一化学薬品 株式会社
株式会社 メディック
ダイナボット 株式会社
ロシュ・ダイアグノスティックス 株式会社
東ソー 株式会社
湧永製薬 株式会社
株式会社 東洋紡ジーンアナリシス
和光純薬工業 株式会社
株式会社 日本医学臨床検査研究所
以上23社
(2003年1月現在)
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