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【参考資料】 1 桂川・相模川流域協議会
【参考資料】 1 桂川・相模川流域協議会 「桂川・相模川流域協議会」は「アジェンダ 21 桂川・相模川」を推進することにより、 桂川・相模川流域の環境保全を図り、持続可能な発展を基調とした環境保全型社会を築くこと を目的としている 【主な事業内容】 (1)「アジェンダ 21 桂川・相模川」の策定、推進、評価、見直し (2)桂川・相模川の流域の環境保全を図るための事業(平成 18 年度実績) シンポジウムの開催(年1回)、桂川・相模川クリーンキャンペーン(H18 年度 37 回)、水源地観察会、流域ツアー&ウォッチング(H18 年度 1 回)、間伐体験など上下流 交流事業(年1回程度)、魚類調査等調査学習事業(H18 年度 1 回)、流域データベース 化共同事業等の実施 (3)流域協議会の会報誌の発行(年2回) (4)その他流域協議会の目的達成のために必要な事業 【構成員】 流域の市民、事業者、行政(地方公共団体)、国、流域の水を水道水として利用している者 その他流域の環境保全に関係する者を正会員とし、会の目的に賛助協力する者を賛助会員とし て構成。 【運営資金】 会員からの会費、賛助金、行政の負担金、収益事業収入等 【推進体制】 事業内容(1)の「アジェンダ 21 桂川・相模川」の推進については、①「森づくり」②「生物 との共生」③「水質・水量保全」④「ごみのない地域づくり」⑤「開発公共事業」⑥「連携し た取組み」の6項目にわたり課題、行動指針、行動計画という構成で整理し、必要に応じて見 直しを行うなど進捗状況を管理している。 52 【アジェンダ 21 桂川・相模川「第 11 章 市民、事業者、行政が連携して取り組んでいきます」 より抜粋】 <さまざまな社会的グループの参加(市民セクター)> 課題 行動指針 行動計画 ○環境保全への関心が薄い ○新河川法の「河川環境の整 備と保全」に係る事項の実 効性を促す ○環境保全に多くの人々が関 心を持つことが必要 ○本人はボランティア活動に 不慣れである ○ボランティア活動をしたい がそのきっかけがつかめな い ○ボランティアリーダーの経 験が少ない ○市民団体への情報が全会員 に届きにくい ○市民団体の資金不足 ○環境保全などの非営利活動 の活性化 ○NGO、NPO など市民セクター の社会活動が認知されにく い ○流域環境を再生、保全する ために住民の関心を高めま す ○県、市町村の広報紙を活用 し流域の情報を発信します ○地域協議会を設立し、環境 保全活動を活性化します ○流域シンポジウムなどを開 催します ○ボランティア活動の場を紹 介するなど普及・広報に務 めます ○ボランティア活動の場を増 やしていきます ○市民活動を支援するシステ ムを確立します <参画、連携の仕組みづくり> 課題 行動指針 行動計画 ○より多くの企業の参加を得 る ○市民や市民団体が直接提案 できるシステムがない ○新河川法の「住民の意見を 反映させるために必要な措 置」の実効性を促す ○市民が政策や施策立案に直 接かかわれる仕組みが必要 である ○誰もが参加、参画しやすい 仕組みをつくります ○河川敷利用のルールも含 め、市民・事業者・行政の 議論を進めます ○行政と市民とのパートナー シップが対等でない場合が ある ○少数意見、反対意見も尊重 する ○話し合いの場を持つ ○地域住民の意識に違いがあ りコンセンサスを得にくい ○政策や施策の立案、決定、 評価など様々な局面で市民 が参画する仕組みを工夫し ます ○市民も主体であるという意 識を育てます ○市民・事業者・行政は信頼 関係を築きます ○住民、市民団体、事業者、 行政、河川管理者など当事 者が恒常的に話し合ってい きます 53 ○流域協議会を活用します 【アジェンダ 21 桂川・相模川とは】 <アジェンダ 21> 1992 年、ブラジルで開催された地球サミットで「アジェンダ 21」が採択されました。 ア ジェンダ(agenda)とは、「今から取り組んでいくべき課題」という意味です。「アジェンダ 21」には、様々な環境問題への対応、開発資源の保護と管理、NGO(非政府組織)や地方自治 体など様々な主体の構成員の役割強化、実施手段などが書き込まれています。また、「地方公 共団体は、市民、地域団体及び民間企業と対話を行い「ローカルアジェンダ 21」を採択すべき である」とも述べられている。 <アジェンダ 21 桂川・相模川> 「アジェンダ 21 桂川・相模川」は、桂川・相模川流域を対象に、桂川・相模川流域協議会 が策定した「ローカルアジェンダ 21」である。まだ、十分なものとはなっていないので、流域 環境保全について、今後も多くの時間をかけて協議を続けていくことが必要である。 「アジェンダ 21 桂川・相模川」は、この流域において、環境への負荷が少ない持続可能な 発展を基調にした環境保全型社会を築くための行動計画である。 また、市民、事業者、行政のそれぞれが役割を果たし、相互に協力しながら、流域の環境を 保全するという一つの目標に向かって努力していく指針となるものである。 流域に関わるすべての人が、お互いの立場を尊重し、協力・連携して継続的に取り組んでい くことで、子孫に誇れるような桂川・相模川流域づくりを進めていく考えである。 【行動指針・行動計画】 <行動指針> 目標を達成するために、各主体が実際にどのような行動ができるかを表すもので、対策 の方向性を示したものです。 <行動計画> 各主体は、対策の方向性を実現するものとして、具体的な行動を進めていくことになる が、その行動が計画的に行われるとした場合に「行動計画」として、位置付けられるも のである。 また、市民、事業者、行政が連携・協力して取り組むものとして定義することもでき る。 54 2 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 特定非営利活動法人グラウンドワーク三島は、日本で最初に英国のグラウンドワーク手法を 導入して、富士山からの湧水が減少して環境悪化が進行した「水の都・三島」の水辺自然環境 の再生と改善を目的として、市内8つの市民団体が中心となり、三島市や企業の協力のもと、 1992年9月に事業をスタートし、1999年10月14日にNPO法人格を取得した。現 在では20の市民団体が関わっている。 現在までに、ゴミ捨て場化した川の再生、絶滅した水中花ミシマバイカモの復活、古井戸・ 水神さん・湧水池の再生、ホタルの里づくり等、市内30ヶ所で具体的な実践活動を展開し て、パートナーシップの有益性を実証している。 【背 景】 静岡県三島市は、昭和30年代までは富士山からの涌き水が町中に流れ、美しい水辺空間と自 然環境を誇っていた。しかし近年、上流地域の開発や放置森林の増加によって、富士山からの涌 き水が減少、そのため湧水池や湧水河川が枯渇し、豊かだった水辺自然環境も消滅の危機にさら されるようになった。 そこで、それまで地域でバラバラに活動してきた市内の8団体(三島ゆうすい会、三島ホタル の会、三島青年会議所など)が一堂に会し、「水の都・三島」の水辺自然環境の再生と改善を目 的として、1992年9月、「グラウンドワーク三島実行委員会」を結成、また地域の環境改善 には市民・行政・企業のパートナーシップによる連携システムの必要性が議論され、英国で成功 している「グラウンドワークトラスト」の手法を活用することになった。 同委員会による環境改善活動は「市民が主役」ですが、そこに行政と企業を取り込み、三者に よる新しい地域総参加の体制づくりを進めていった。その結果、市民・行政・企業の三者の連絡 調整機関として「全体会」を構成、各市民団体の責任者で「理事会」を構成して、各協議会の決 定を行う組織体制ができていった。また実務部隊は、各団体から4∼5名のスタッフが配置さ れ、「プロジェクト会議」の責任者となっている。 こうした協力関係からお互いの信頼関係が生まれ、まちづくりも目に見えるように活性化され ていきた。現在、20団体が加盟、「花とホタルの里づくり」「湧水の歴史を語るミニ公園」 「三島梅花藻の里づくり」「フラワー通り演出」等、約30のプロジェクトが進行している。 財政的には参加市民団体からの拠出金、企業からの賛助金・寄付金、行政からの補助金などが 収入源になっており、また資材提供や機材供与、労力提供など、様々な形での支援を受けていま す。平成11年11月に特定非営利活動法人となったグラウンドワーク三島では、将来的には市 民・行政・企業の三者の中核に存在する「専門性の高い仲介役的なNPO」の組織づくりをめざ している。 55 【事業内容(平成19年度)】 事業名 (1)地域環境改善事業 (2)環境教育推進事業 (3)視察研修事業 (4)広報啓発事業 (5)企画立案運営事業 (6)維持管理事業 (7)指導協力事業 (8)ネットワーク構築 事業 (9)その他事業 事業内容 ①よみがえれ松毛川!子ども環境探検隊・松毛川周辺自然再生事業 への取組み ②三島梅花藻の里・雷井戸整備事業 ③腰切不動尊・井戸周辺整備事業 ④既存ビオトープリフォーム事業(長伏・中郷小学校、三島南高校 等)・池リフォーム・メダカ池再建 ⑤長泉町・窪の湧水環境再生事業・ワンディチャレンジ、自然観察 会等の開催・実施 ①「三島・鎮守の森探検隊」への取組み ・多様な自然環境にすむ生 き物調査 ②境川・清住緑地愛護会との連携による西小学校地域の教育活動事 業の推進 ③「環境出前講座」の開校 ①全国各地の先進的な街づくりの活動、地域環境改善活動を展開中 の市民団体等との相互訪問による視察研修、情報交換等 ①GW ボランタリーニュースの編集・発行 ②ホームページによる、活動情報の発信力の強化 ③パンフレット・プロジェクトファイルの発行 ④GW 活動のマニュアル本の編集 ①三島市市民協働事業への企画提案 ①三島梅花藻の里・雷井戸維持管理事業 ②市民手作りミニ公園事業・沢地「グローバルガーデンの整備」・ 鎧坂「花と緑と憩いのミニ公園」・東壱町田「みどり野ふれあい の園」・宮さんの川「ほたるの里」 ③故郷の宝物・環境整備事業・鏡池湧水池公園整備事業・腰切不動 尊井戸再生事業・水車のある風景再生事業 ④境川・清住緑地愛護会との協働事業・自然観察会・田植え・維持 管理 ⑤長伏小学校ビオトープへの助言 ⑥中郷小学校ビオトープへの助言 ⑦函南さくら保育園ビオトープへの助言 ⑧「悠遊工房ひろかわ」の整備・拡充 ①全国各地GW活動地への指導協力事業 ②視察研修の受入 ③「グラウンドワーク全国研修センター」の企画運営 ④英国グラウンドワーク事業団受入と情報交換 ①「英国グラウンドワーク事業団」交流事業 ②「韓国ナショナルトラスト江華バイカモ委員会」交流事業 ③「アメリカ・マウントレーニエ国立公園」環境技術交流事業 ④「カンボジア・アンコールワット」環境保全交流事業 ⑤「バイカモ国際サミット」の開催 ⑥「日韓バイカモ環境交流センター」の開設準備 ①「せせらぎシニア元気工房」の運営 ・シニア工房の環境整備と施設の拡充 ・そば打ち実演部屋・販売所の建設検討 ・三島そば、うどんなどの生産・加工体制の強化とブランド化へ の研究 ②「環境コミュニティビジネス事業」取組み ・耕作放棄地での栽培面積の拡大とシニアの取込み・屋台による 「三島門前屋台村」構想の実証実験への取組み ・手作り作品の商品開発と販路の開拓 ③エコスタディツアーの企画開発とエコインストラクター活用によ るモニターツアーの実施 ④Via701・1階ホールの運営 ⑤「環境バイオトイレ」の海外展開 ・山岳トイレ実証機関の対応 56 【所属団体】 【参加企業】 ・三島ゆうすい会 ・三島ホタルの会 ・(社)三島青年会議所 ・中郷用水土地改良区 ・グローバル文化交流協会 ・建築文化研究会 ・21世紀塾 ・宮さんの川を守る会 ・三島ワイズメンズクラブ ・大通り商店街活性化協議会 ・源兵衛川を愛する会 ・桜川を愛する会 ・三建会 ・三島商工会議所 ・日本大学国際関係学部金谷ゼミ・国際協 力研究会 ・三島まちづくり21 ・ふじのくにまちづくり支援隊 ・境川・清住緑地愛護会 ・遊水匠の会 ・三島市指定上下水道工事店協同組合 青 年部 【協賛企業、団体】 ・小野建設株式会社 ・K美術館 ・佐野美術館 ・株式会社サンプラス ・三和紙器株式会社 ・住起産業株式会社 ・太陽建機レンタル株式会社 ・有限会社高木園 ・田村造園(水琴窟) ・塚田医院 ・有限会社地域環境プランナーズ ・東急建設(株)静岡支店 ・東レ株式会社 ・有限会社 直久 ・日本ナチュロック株式会社 ・有限会社広川建設 ・富士山測候所を活用する会 ・三井住友建設(株)静岡支店 【提携ホテル】 ・三島市 ・キザイテクト株式会社 ・株式会社栄設計 ・スカンジナビア号を保存する会 ・太陽コンサルタンツ株式会社 ・株式会社ビュープランニング ・NPO 法人富士山測候所を活用する会 ・韓国ナショナルトラスト ・韓国ナショナルトラスト江華島(カンフ ァ)バイカモ委員会 ・韓国・江華島(カンファド)のペンショ ン 57 ・ビジネスホテル昭明館 ・みしまプラザホテル 【特定非営利活動法人グラウンドワーク三島 会員規程】 (目的) 第1条 この規程は、当法人の定款第3章に定める会員にかかる諸規定について、具体的な基準を 設けて会員の役割、権利・義務を明確にし、もって当法人の事業の円滑な推進に資すること を目的とする。 (会員種別) 第2条 当法人の会員は、定款に定めるもののほかボランタリー会員を加えた次の4種とする。 (1)正会員 (2)準会員(賛助会員) (3)特別会員 (4)ボランタリー会員 2 正会員は、当法人設立の理念・目的に賛同し、その事業活動に参画するため当法人に入会 する個人又は団体を言う。特定非営利活動促進法上の社員となる。 3 準会員(賛助会員)は、当法人設立の理念・目的に賛同し、直接事業活動に参画できない が、資金・資材の提供等経済的に当法人を支援するために当法人に入会する個人又は団体を 言う。法上の社員とはならない。 4 特別会員は、この法人に功労のあったもの又は学識経験者で理事会において推薦された個 人又は団体を言う。法上の社員とはならない。 5 ボランタリー会員は本法人に登録し、計画された事業活動に任意参加する。 (会員の権利と義務) 第3条 当法人に入会した会員は、それぞれ告ぎのとおり権利を持ち義務を負う。 (1)正会員 総会への参加と、議決権及び選挙権・被選挙権の行使 スタッフ会議等理事会以外の諸会議への参加 本規程第5条に定める会費の納入 事業活動への参加 (2)準会員(賛助会員) 当法人が発行する機関紙、資料などの配布を受ける 本規程第5条に定める会費の納入 (3)特別会員 当法人が発行する機関紙、資料などの配布を受ける 会費納入の義務はない (4)ボランタリー会員 当法人からの事業・行事等の連絡を受けた場合、自主的に参加する 当法人の資料配布を希望する場合は、本規程第5条に定める会費を納入する (団体会員の取扱) 第4条 当法人に正会員として入会した団体会員の取扱について、その団体の代表者以外の者を常 時総会その他会議に参加させようとする場合は、入会申込書にその旨記載して「代理代表 者」を特定することとする。代理代表者を変更する場合は、その旨当法人に通知しなければ ならない。 (会費) 第5条 定款第8条に定める会費の額は、次のとおりとし、これを変更するときは総会の議決を経 て行うものとする。 (1)正会員 個人会員 1口 年額 3,000 円 1口以上 団体会員 構成団体 1口 年額 10,000 円 1口以上 市民活動団体 1口 年額 5,000 円 1口以上 企業会員 1口 年額 20,000 円 1口以上 (2)準会員(賛助会員) 個人会員 1口 年額 3,000 円 1口以上 団体会員 市民活動団体 1口 年額 5,000 円 1口以上 企業会員 1口 年額 20,000 円 1口以上 行政会員 1口 年額 10,000 円 1口以上 (3)特別会員 会費の負担を要しない (4)ボランタリー会員 年額 1,000 円 2 正会員及びボランタリー会員から納入された会費は「会費収入」として処理し、準会員 (賛助会員)から納入された会費は「賛助会費」として寄付金に準ずる扱いとする。 附 則 この規程は、平成14年4月1日から施行する。 58 3 アドプト・プログラム ○ 「湘南里川づくり」の新たな仕組みを検討した際、既存の地域住民の参加の仕組みについ ても議論しました。 ○ 地域の住民が参加して河川の保全・管理をしていく形態として、「アドプト・プログラ ム」があります。 【アドプト・プログラムとは】 アドプト・プログラムは、1985 年、ハイウェイでごみの散乱が深刻な問題となっていたアメ リカのテキサス州でその対応策として考え出された制度。 アドプト(ADOPT)とは、養子にすることで、道路や河川など一定区画が、住民や企業によ って、愛情と責任を持って清掃美化されることから、「アドプト(養子にする)」に例えら れ、「アドプト・プログラム」と呼ばれている。 河川を「子ども(養子)」、そこで活動し、世話をする地域の住民の皆さんを「里親」とし て捉えている。 この制度の仕組みは、基本的には地域の住民の皆さんによる自主的な活動(ボランティア活 動)をサポートしていくもので、市民、団体、企業等と行政が合意書などを取り交わし、地域 の住民の皆さんが行う活動に対し、活動区域に活動団体等の名称が入った標示板の設置をはじ め、損害保険への加入、美化活動などに必要な物品の支給及び集められたごみの処理等の支援 などを行政が行うもので、継続的に公共施設の美化活動などを進める事業として、全国に広ま っている。 【全国で実施されている河川アドプト・プログラムの概要】 ○住民の活動を通じて、河川環境の愛護、保全意識を高め、環境を保全することを目的とする ○県、市、国土交通省工事事務所や協議会など、河川管理者や市民課等様々な立場の行政主体 がこの制度の運用者となっている ○活動内容は河川の清掃、ゴミ拾い、植栽の活動が中心(河川パトロールについても活動内容 としているケースも) ○活動の対象区間、参加資格、年間の活動回数などを規定 ○活動の際には、住民と行政との間で協定書、合意書、覚書等を締結している ○活動についての年次計画や活動報告を求めている ○活動を実施する際の財政的な支援がある(金銭ではなく、物品等の供与、貸与、損害保険へ の加入、アドプトサイン(看板)の設置など) 一定区間の公共の場所 (駅前、繁華街、一般道路、公園、河川、海浜など) 清掃美化等の対象=養子 アドプト 協働 市民・地元企業など=里親 市民の役割 自治体 支援 清掃・美化等の活動 自治体の役割 市民への活動支援 合 意 合意書の調印 59 【静岡県静岡市の「河川環境アドプト・プログラム」の概要】 ○ 静岡市を流れる安倍川、藁科川、興津川の河川敷等を一定区間(概ね500m)に分け、 区間ごとに団体・事業所・グループ・サークル・家族・個人等(ボランティアグループ、ボ ーイ・ガールスカウト、町内会・自治会、学校、同好会、商工団体、農業団体、消費者団体 など)を募り、河川敷等と参加者が縁組する。 縁組の際には、「静岡市河川環境アドプトプログラム合意書」を静岡市との間で締結 ○ 参加者は、縁組した河川敷等の環境美化活動(河川敷等に散乱している紙くずや空き缶、 空きびんなどの除去)や活動の際に見つけた鳥や花、水辺の様子などの環境情報の提供を定 期的(年間2回以上)に行う。 ○ 回収したごみは参加者が各自持ち帰り、家庭ごみとして静岡市が指定する分別方法に従っ て収集日または資源回収日に排出する。(事務局が発行する「アドプトシール」をごみ袋に 貼って排出。) ○ 合意書により、参加者は2年間(更新可能)、区間の環境美化活動を受け持つ。 ○ 環境美化ボランティア登録申請書を事務局に提出。アドプトエリアは事務局が決定。 ○ 合意書締結後は活動計画書を、活動終了後は、活動報告書を事務局に提出。 ○ 活動日時等は参加者の自主的判断で決定。 ○ 河川敷等と縁組しても河川敷清掃を排他的に独占するものでなく、他の団体等が環境美化 活動を行うことは可能。 ○ 事務局による支援 ・河川敷に参加者の名称を表記した看板の設置、環境美化ボランティア認定証の交付 ・参加者の活動についての積極的な広報 ・活動マニュアルの作成、配布 ・参加者の安全対策として傷害保険に加入 【活動区間】 60 【全国のアドプト・プログラム導入概況一覧(河川関係)】 2007 年 7 月現在 導入主体 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 札幌市中央区 室蘭市 釧路市 伊達市 登別市 深川市 滝川市 宮城県涌谷町 仙台市 東松島市 山形県 最上川上流まつかわ連絡調整会議 福島市 いわき市 栃木県 真岡市 群馬県 富岡市 埼玉県 本庄市 深谷市 狭山市 杉並区 狛江市 横須賀市 鎌倉市 藤沢市 逗子市 川崎市 山梨県 南アルプス市 笛吹市 笛吹市 静岡県 静岡市 静岡市 浜松市 長野県 諏訪建設事務所 半田市 犬山市 江南市 蒲郡市 愛知県音羽町 豊明市 西尾市 三条市 高岡市 射水市 魚津市 氷見市 小矢部市 南砺市 石川県内灘町 滋賀県 名 称 札幌中心部商店街環境美化運動 まち「ピカ」パートナー事業 釧路市清掃ボランティア里親制度 「だてのまち」美化サポート事業 のぼりべつ・クリーン&フレッシュ事業 環境美化里親制度(アダプト・プログラム) 対象とする場所 中央区中心部商店街、道路、河川敷 道路、公園、河川、緑地など 駅前、道路、河川敷など 道路、公園、河川敷など 道路、公園、広場、河川 道路、河川、公園 道路、公園、河川、など 河川 まちづくり里親制度 みやぎスマイルリバー・プログラム 仙台まち美化サポート・プログラム 矢本町定川沿線桜オーナー制度 山形県ふるさとの川アダプト事業 アドプト・プログラムまつかわ ふくしまきれいにし隊 自主的な美化活動を行う 愛リバ-とちぎ 真岡市アダプト・プログラム アダプト・プログラムモデル事業 クリーンボランティア 水辺の里親制度 元小山川里親制度 深谷アダプト制度 狭山市環境美化活動推進制度 すぎなみ公園育て組(公園等里親制度) 狛江市アドプト制度 横須賀市まちかど里親制度 鎌倉アダプト・プログラム 美化ネットふじさわ 逗子市道路等里親制度 河川愛護アダプトプログラム やまなし土木施設環境ボランティア 南アルプス市アダプト・プログラム 河川 道路、河川敷 県が管理する道路・河川 道路、公園、河川敷など 河川敷 元小山川800m 駅前、道路、公園、河川敷など 市道、河川敷 公園、河川敷 春日居アダプト・プログラム(旧春日居町) 一般道路、駅前、河川敷など公共の場所 石和アダプトプログラム事業(旧石和町) 町道や河川敷(試行中) 河川 河川敷 河川敷 道路や河川 県が管理する河川 河川敷 新しい河川美化活動「リバーフレンドシップ」 静岡市河川環境アドプトプログラム 静岡市自然環境アドプトプログラム 浜松市道路・河川里親制度 川のアダプトプログラム事業 上川アダプト・プログラム はんだクリーンボランティア 犬山市アダプトプログラム アダプト・プログラム「里親制度」 蒲郡市公共施設里親制度 音羽町公共施設養子縁組制度 豊明市公共施設アダプトプログラム まちの美化し隊 三条まち美化ボランティア 環境美化協定 射水市アダプト・プログラム(里親制度) 魚津市アダプト・プログラム事業 美しい氷見 守ろうネット事業 小矢部市まちピカ行動事業 市の管理する道路、公園、河川など 定川沿線の桜 県が管理する河川・海岸 最上川上流河川敷 道路、公園、河川、広場 市内の道路、公園、駅前、河川敷など 道路、公園、河川敷やその他の公共施設 道路、公園、河川、水道用地など 柏尾川・みどりのプロムナード 道路、公園、河川等 河川敷 河川 道路、公園、河川敷 中心部繁華街、道路、河川敷など 道路、公園、河川、一部海浜を対象に全市的に導入 道路、公園、河川敷 道路、公園、河川敷 (試行)道路、公園、河川、海岸 道路、公園、河川等の公共施設 道路、公園、河川、など 道路、公園、河川、など 公園、道路、河川敷など 道路、公園、河川など 道路、公園、河川など 道路、海岸、公園、河川等の公共の場所 道路、公園、河川、海岸など 公共区域(道路、公園、河川など) 道路、公園、河川敷 内灘町アダプト・プログラム(里親制度)実施要綱 道路、公園、河川など 淡海エコフォスター制度 61 国道、県道、河川、琵琶湖岸など 導入主体 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 彦根市 京都市 舞鶴市 京都府精華町 大阪府 箕面市 高石市 阪南市 兵庫県 奈良県 奈良県 和歌山県 新宮市 岡山県 岡山市 倉敷市 広島県 山陽小野田市 観音寺市 徳島県 吉野川交流推進会議 北島町 愛媛県 新居浜市 東温市 久留米市 福津市 長崎県 長崎市 日田市 熊本県 国土交通省熊本工事事務所 網走市 苫小牧市 北海道新ひだか町 宮城県涌谷町 市原市 東松山市 春日部市 掛川市 東海市 日進市 北名古屋市 熊野市 京都府木津町 西条市 佐賀市 名 称 ひこねエコフォスター制度 まちの美化推進住民協定 舞鶴市環境美化里親制度 精華町クリーンパートナー実施要綱 大阪アドプト・リバー・プログラム 箕面アドプト活動推進要綱 高石市アダプト・プログラム実施要綱 阪南市アダプト・プログラム ひょうごアドプト みんなで・守ロード 地域が育む川づくり事業 紀の国かわの里親 新宮市美化里親制度 「おかやまアダプト」推進事業 岡山市環境パートナーシップ事業 倉敷市地域社会ボランティア 広島県ラブリバー制度 きれいにするっちゃ山陽小野田 エコ・アダプトロード 徳島県OUR○○事業 アドプト・プログラム吉野川 北島町アダプト支援事業 愛リバー・サポーター制度 新居浜市公共施設アダプトプログラム しげのぶアダプトプログラム くるめクリーンパートナー 公共エリア環境づくり事業 県民参加の地域づくり事業(河川アダプト事業) 長崎市地域環境美化推進事業 水郷のまち クリーンアップ制度 くまもとマイ・リバー・サポート しらかわふれあい美化協定 環境美化活動 トマコマイクリーンアップ・サポーター制度 新ひだか町環境サポーター美化ネット推進事業 クリーン奉仕活動支援事業 市原市まち美化サポートプログラム実施要綱 環境まちづくりサポーター アダプトプログラム実施事業 かけがわ美化推進ボランティア 東海市アダプトプログラム 日進市公共施設アダプトプログラム(里親制度) アダプトプログラム 熊野市アダプトプログラム 木津町アダプト・プログラム さいじょうまち美化パートナー制度 さわやかマイタウンSAGA ※ 社団法人食品容器環境美化協会ホームページより作成 62 対象とする場所 道路、公園、河川など 駅前、中心部繁華街、河川敷 市道や海岸線、河川敷など 道路、公園、河川敷 河川7.5km 道路、公園、河川敷など 道路、公園、河川敷、海浜 道路、公園、河川敷 道路、河川敷、海浜 道路、公園、河川敷 河川敷 県が管理する河川 道路、河川、公園、緑地などの公共施設 海岸、湖、道路、河川 道路、公園、河川など 道路、公園、河川敷 河川 道路、公園、河川など 道路や河川敷など OURロード、OURリバー、OURパーク、OURコースト、OURポートの5事業 吉野川約77.2km 道路、公園、河川 河川敷 道路、河川、公園、海岸などの公共施設 道路、公園、河川敷など 市内全域(道路、公園、河川) 道路、公園、河川、海岸、ダムの周回道路とその周辺道路 道路や河川敷 市内の道路、公園、河川、 道路、公園、河川など 河川敷 白川河川敷 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 市内全域 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 全域導入 4 金目川流域の農業用水の利用・管理の現状について (金目川取水改善委員会副会長 添田氏へのインタビューより) 金目川水系の水の利用や管理を考えるにあたり、金目川水系の水を使って農業(水田)を営んでいる人々 の存在を抜きにすることはできません。 農業者間の利用調整や上流からの水の確保はどのように行われているのか、取水や水門の開閉、農薬など 下流域への影響などについて、金目川取水改善委員会副会長の添田氏にお聞きしました。 Q: 農業用水はどこから取り、どのように使われているのですか? A: 金目川流域の金目地区には主な取水堰として 11 の堰があり、約 350∼400 ヘクタールの水田(金目川 水系分)を潤しています。 開発や畑作への転換により水田の面積が減ったとはいえ、田植えのシーズンなど水が必要な時期の水 の確保は容易ではなく、鈴川下流の水をポンプアップし、導水管により飯島堰に戻し再び水田に流すな ど、水の再利用もしています。 Q: 水の利用はどのように調整されているのですか? A: 従前は村ごとの判断で水門開閉していたために水争いの元となっていたと言いますが、今は土屋、金 目、岡崎、旭、金田、城島、豊田の各地区の水門の役員と農協理事とで水利組合を作り、平塚市金目川 水利調整委員会において、各地区間の水の利用調整を行っており、渇水時は水門を何センチ動かすかま で、微妙な水量調節を行っています。 実際の水門の管理は各地区生産土木委員会が行っていますが、農業者の高齢化もあり、人手のかかる 維持管理は難しくなってきており、11 箇所ある堰について、全体のバランスを考えて統合していくこと を検討しているところです。なお、利水による負担金は耕地面積等により各生産土木委員会が徴収額を 決めて集めています。 Q: 風水害対策などはどのように取り組んでいますか? A: 金目川は、水源から河口までの距離が比較的短く、川床が高い天井川であることから、古くから大水 による決壊が絶えませんでした。護岸整備が上流部から行われたこともあり、大水が出ると途中で浸透 せず、大量の水が真っ直ぐ流れてくるようです。また大水の後は上流の砂が堰に大量に堆積してしま い、堰の機能が落ちてしまうのですが、土砂の除去は各生産土木委員会が流れが安定するのを待って取 水しています。 堰の新設は行政が行いますが、設置後の維持管理は各地区の責任となっており、風水害による堰の修 理も各地区が行っています。また、金目川流域の各市長、農協理事等で構成される水害予防委員会(昭 和26年設立)があり、水害予防や水源涵養のために水源林の維持管理もしています。 Q: 水源の確保など上流部との関係はどうですか? A: 金目川の上流部は秦野市ですが、秦野市は水道水の7割を秦野盆地に貯まる豊富な地下水を水源とし て、市の水道局が供給しており、安くておいしい水に恵まれています。工業や飲料水のためのポンプは 約70カ所ありますが、渇水時などには上流で多量の地下水をくみ上げてしまうことがあるので、その ような時には取水の制限について協議するよう覚え書きが交わされています。また水田に水が必要な時 期には、汲み上げを控えてもらうよう秦野市水道局に要請しています。また、前述の金目川水害予防組 合は、金目川の水源である春嶽山(はるたけやま)の山林137ヘクタールを昭和58年に買い取り水 源涵養林としています。 平成10年には平塚市立みずほ小学校が、平成11年には平塚漁業協働組合が植林を行ったりしまし たが、現場が山深いため、日常の管理(枝打ちやシカの食害防止ネット)などは秦野市森林組合に委託 しています。 上流からの水の水質については、下水道の整備により生活雑排水による汚染は大幅に減りました。一 方下水の終末処理後の水が入ってくること、また農業集落排水路が整備されていないところでは、畜産 の排水も入ってしまうことが水質に影響していますが、上流部に対して水質浄化の対策を具体的に求め るのは難しいです。 63 Q: 農薬など農業排水の下流域への影響はどうですか?また下流域との関係はどうですか? A: 水田より下流にある地域にとっては、水田に使われる農薬の影響が気になると思いますが、現在農薬 の使用については、食の安全の意味からも控えるようになっており、タネの消毒の段階から厳しい規制 のもと行っています。田植え後は除草剤がメインで、残留農薬が下流域で問題になるということは今は ありません。農薬については、上流域のゴルフ場で使われる農薬による地下水汚染も心配と言えます。 水田では、田植えから刈り入れまでの間(5/20 頃∼9/20 頃)、水田に水が入るよう水門が開けられ ます。河内川のように宅地開発のために山の水源がなくなり、水門が閉められると生活雑排水だけとな 地域では水質が悪化しました。川に水を流してほしいという地域住民からの要望を受け、水門を管理す る集落の理解・協力のもと、平成4年から広川の堰から河内川へ通年水が流すようになり、河内川の水 質改善が図られました。水質以外でも河内川では市民による不法投棄ゴミの除去、あじさいの植栽等、 定期的な活動が行われ、河川環境の改善が図られています。 同じような試みとして、中水門からも通年、下流域に水を流すようにしているとのことです。なお、 水門を開けて水を下流に流すことについては、水利組合の受益者の了解があればでき、河川管理者の許 可等は不要です。 Q: 農業用水路では三面コンクリート張りがほとんどとのようですが、自然環境との関係はどうですか? A: 農業用水を無駄なく効率的に流すために、ほとんどの農業用水路で三面コンクリート張りが行われて います。水田からホタルやメダカがいなくなったのは大変寂しいことですが、三面コンクリート張りだ けのせいとは言えません。 水田の管理上、7月は「中干し(なかぼし)」のため水田に一切水が入らないように水門を閉めま す。水のなくなった水田にはヒビが入り、土の奥まで酸素が入ることで、根張りが強くなります。昔は 水がなくなるこの時期は、当然、水生生物は水田や水路からはいなくなり、ため池や下流に逃れていき ましたが、今はため池などがありません。失われた自然環境を考えるとき、三面コンクリート張りだけ でなく、水田の営みや土地利用についても考えていく必要があると思います。 注:文章の作成にあたっては、「金目川水害予防組合設立50周年記念誌(平成13年11月発行)」を 参考にして一部補足してあります。 64 5 金目川水害予防組合の概要 平塚市・秦野市・伊勢原市の3市にまたがる区域の水田灌漑用水の水源涵養と水害予防のため に、水源区域の山林管理を行っている。 137ha の山林を組合で取得、管理し、水源涵養のためブナなどの広葉樹を植樹するなど、下流 の約 900ha の灌漑耕地を守る取組を行っている。 平塚市・秦野市・伊勢原市の市長、議会、農業協同組合の代表者で構成。 <金目川水害予防組合規約> 昭 和 39 年 8 月 18 日 神 奈 川 県 指 令 39 地 第 599 号 (組合の名称) 第 1 条 この組合は、金目川水害予防組合という。 (組合を組織する地方公共団体) 第 2 条 この組合は、平塚市、秦野市及び伊勢原市をもって組織する。 (組合の共同処理する事務) 第 3 条 この組合は、金目川の水害予防及びその沿岸耕地の灌漑用水の水源涵養のため、別表第1に掲げる 地域の山林の管理及び処分に関する事務を共同処理する。 (組合の事務所の位置) 第 4 条 この組合の事務所は、組合長の所属する市の事務所内に置く。 (組合の議会の組織及び議員の選挙の方法) 第 5 条 この組合の議会の議員(以下「組合議員」という。)の定数は、15 人とする。 2 組合議員は、次の各号に掲げる者とする。 (1) この組合を組織する各市(以下「各市」という。)の長が互選した者 2 人 (2) 各市の議会において互選した者 3 人 (3) 湘南農業協同組合の理事会において互選した者 7 人 (4) 秦野市農業協同組合の理事会において互選した者 3 人 (組合議員の任期等) 第 6 条 組合議員の任期は、それぞれ各市の長、各市の議会の議員、各農業協同組合の理事の任期による。 組合議員が、次に掲げる理由に該当したときは、その職を失う。 (1) 市長である者が次条第 2 項の規定により、組合長に選任されたとき。 (2) 各市の長、各市の議会の議員、各農業協同組合の理事でなくなったとき。 各市の議会の議員である組合議員又は各農業協同組合の理事である組合議員が欠けた場合は、当該市の議会 又は各農業協同組合の理事会において直ちに補欠の組合議員を互選しなければならない。 (組合の執行機関の組織及び選任の方法) 第 7 条 この組合に、組合長、副組合長及び会計管理者各 1 人を置く。 2 組合長は、組合議会において、各市の長のうちからこれを選挙する。 3 副組合長及び会計管理者は、それぞれ組合長の所属する市の副市長及び会計管理者を(組合長及び副組合 長の任期) 第 8 条 組合長及び副組合長の任期は、それぞれ各市の長及び副市長の任期による。 もってこれにあてる。 (補助職員) 第 9 条 前条に規定する者のほか、この組合に若干の補助職員をおく。 2 前項の職員は、組合長が任免する。 (監査委員) 第 10 条 この組合に、監査委員 2 人を置く。 2 監査委員は、組合長が組合議会の同意を得て知識経験者及び組合議員のうちから各 1 人を選任する。 3 監査委員の任期は、知識経験者から選任された者にあっては 3 年とし、組合議員から選任された者にあ っては組合議員の任期による。 (組合の経費の支弁の方法) 第 11 条 この組合の経費は、組合の事業より生ずる収入その他の収入をもつてこれに充て、なお不足する 場合は、次の割合をもつて各市が負担する。 (1) 平等割によるもの 100 分の 10 65 (2) 耕地灌漑面積によるもの 100 分の 60 (3) 人口割によるもの 100 分の 30 2 前項第 2 号及び第 3 号の規定により各市の負担額を算出する場合の基礎数値は別表第2に掲げる地域を もとにして、組合長が定める。 附 則 この規約は、知事の許可の日から施行する。 附 則(昭和 41 年 7 月 1 日神奈川県指令 41 地第 602 号) この規約は、知事の許可の日から施行する。 附 則(昭和 46 年 6 月 18 日神奈川県指令 46 地第 131 号) この規約は、知事の許可の日から施行する。 附 則(昭和 59 年 9 月 5 日神奈川県指令市町第 317 号) この規約は、知事の許可の日から施行する。 附 則(平成 3 年 11 月 1 日神奈川県指令市町第 468 号) この規約は、知事の許可の日から施行し、平成 3 年 7 月 1 日から適用する。 附 則(平成 19 年 4 月 18 日神奈川県指令市町第 4 号) 1 この規約は、知事の許可の日から施行する。 2 この規約の施行の際現に在職する収入役は、地方自治法の一部を改正する法律(平成 18 年法律第 53 号) 附則第 3 条第 1 項の規定により、この規約施行後も、その在任中に限り、なお従前の例により在職するも のとする。 3 前項の場合においては、改正後の規約第 7 条第 1 項及び第 3 項の規定は適用せず、改正前の規約第 7 条 第 1 項及び第 3 項の規定は、なお効力を有する。 別表第 1(第 3 条関係) 所在地 地番 地目 2 面 積 (m ) 47,008 神奈川県秦野市蓑毛字春嶽 1119 保安林 同 1120 同 69,775 同 1121 同 99,305 同 1122 同 93,966 同 1123 同 20,968 同 1124 同 2,710 同 1125 同 108,208 同 1126 同 68,264 同 1127 同 130,809 同 1128 同 50,866 同 1129 同 16,958 同 1130 同 13,004 同 1131 同 3,471 同 1132 同 78,185 同 1133 同 4,740 同 1134 同 14,879 同 1135 同 1,880 同 1136 同 74,082 同 1138 同 11,074 同 1139 同 145,983 同 1140 同 34,366 同 1141 同 14,214 同 1142 同 39,537 同 1143 同 48,495 同 1144 同 49,586 同 1145 同 67,338 同 1146ノ 1 同 33,338 1147 同 同 合計 28筆 28,922 1,371,931 別表第 2 市町名 平塚市 大字名 土屋、上吉沢、下吉沢、万田、高根、出縄、根坂間、山下、河 内、徳延、公所、纏、寺田縄、長持、飯島、入野、入部、東豊 田、西豊田、北豊田、豊田小嶺、豊田宮下、豊田打間木、豊田 平等寺、下島、小鍋島、城所、大島、岡崎、広川、片岡、千須 谷、南金目、北金目、真田、豊田本郷 秦野市 曽屋、上大槻、東田原、西田原、蓑毛、小蓑毛、寺山、名古 木、落合、南矢名、北矢名、鶴巻、下大槻 伊勢原市 岡崎 66 【湘南里川制度(仮称)ワークショップ名簿】 《 湘南里川制度(仮称)ワークショップメンバー(五十音順、敬称略)》 安居院 虎雄 岸 文雄 黒部 修次 小巻 慎吾 齋藤 美代子 相良 啓子 杉山 昇 添田 敏文 竹内 英世 古谷 角造 古谷 敏夫 宮崎 道名 宮代 克巳 柳川 三郎 コーディネーター 藤野 裕弘(東海大学大学院人間環境学研究科主任教授) 事務局 神奈川県湘南地域県政総合センター企画調整課 67