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分割1 - 日東紡

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分割1 - 日東紡
第141期
事業報告書
平成13年4月1日から平成14年3月31日まで
財務ハイライト
売上高(百万円)
経常利益(百万円)
当期純利益(百万円)
1株当たり当期純利益(円)
株主資本(百万円)
総資産(百万円)
株主資本比率(%)
第139期
第140期
第141期
平成12年3月期
平成13年3月期
平成14年3月期
96,232
90,788
88,370
90,521
76,691
3,851
2,973
2,931
2,992
△2,087
2,530
866
1,118
1,463
15
10.21
3.49
4.51
5.91
0.06
55,824
55,948
54,525
55,246
55,601
121,604
131,423
127,497
138,095
135,157
42.8%
40.0%
41.1%
当期純利益 (百万円)
第141
第141期 141期 期 15
1,463
第140期
第139期 1,118
第138期 866
第140期
2,530
2,992
第139期
第137期
−2,087
第141期
2,973
2,931
第138期
3,851
経常利益 (百万円)
第137期
90,521
42.6%
76,691
第141期
第140期
88,370
第139期
96,232
90,788
第138期
第138期
平成11年3月期
45.9%
売上高 (百万円)
第137期
第137期
平成10年3月期
株主の皆さまへ
主の皆様には、ますますご清栄のこととお慶び申し上
続的・安定的に配当することを基本方針としております。当
げます。
期は、
厳しい環境下、
前期比大幅な収益悪化を余儀なくされ、
株
当社第141期(平成13年4月1日から平成14年3月31
また今後の経営を取り巻く環境は依然として厳しいものと
日まで)の事業報告書をお届けするにあたり、ご挨拶申し上
予想されますが、諸般の事情を勘案して、前期と同様1株
げます。
につき3円とさせていただきたいと存じます。
当期のわが国経済は、IT(情報技術)関連需要の落ち込み
次の142期は中期経営計画の最終年度となりますが、ド
を中心とする米国経済の急減速の影響を受けて、輸出の減
メイン別運営方式を定着させ、グループ全体の収益構造改
少、設備投資の抑制、個人消費の低迷等による景気後退が続
革を促進し、またグループの持続的成長の最重要課題であ
いておりましたが、さらに9月に発生しました米国での同時
多発テロ、その後の米国のアフガニスタン攻撃等などによ
り一段と厳しさを増しながら推移しました。しかし、年明け
後には米国経済の回復に支えられて輸出が持ち直すなど若
干の明るさが見え始めました。
主要事業について当期の事業環境を顧みますと、まず、繊
維業界は、とりわけ中国からの繊維製品の輸入が引き続き
高水準で推移したため、国内の衣料消費が低迷している中
で製品価格が低下するなど大変厳しい状況が続きました。
また、建材業界は、オフィスビル等の非居住用建築着工、
住宅着工がともに不振でありましたことに加えゼネコンの
相次ぐ倒産による信用不安の拡大などもあり、大変厳しい
環境となりました。
る研究開発力・技術開発力の強化、成果・業績を重視した人
さらに、グラスファイバー業界は、特に好調に推移してい
事諸制度の導入、情報インフラを活用した業務の徹底効率
たパソコン・携帯電話等のIT関連向け需要の急激な落ち込
化、品質、技術、コスト競争力の向上などの諸施策の遂行
みの影響を受けて需給バランスが失調し、生産調整を余儀
に努め、更なる事業基盤の強化・確立に全社一丸となって邁
なくされるなど極めて厳しい状況となりました。
進する所存であります。
このような環境下、当社は更なる事業基盤強化に向けて
策定した中期経営計画の2年目にあたり、グループ全体の収
株主の皆様には、今後ともなお一層のご支援、ご鞭撻を賜
りますようお願い申し上げます。
益構造改革を柱とする諸施策を実施してまいりましたが、
厳しい環境を克服することができずに推移しました。
平成14年6月
この結果、当期の業績は売上高76,691百万円、経常損失
2,087百万円、当期純利益は15百万円となりました。
代表取締役社長
当社は、株主の皆様に対する配当政策を経営の最重要事
項の一つとして位置づけており、配当金につきましては継
141 ● NITTOBO
1
Bio・Chemical, Engineering
4,933
バイオ・ケミカル、
エンジニアリング事業
17,238
24,065
25,644
29,950
28,370
4,443
2,821
18,968
2,327
19,130
・ 紡績糸(C・S・Y ®)
・ テキスタイル
・ 接着芯地
・ 日東紡ふきん
40,031
Grass Fiber Products
グラスファイバー事業
第141期
第140期
第139期
第138期
第137期
Portfolio
リング事業と経営を多角化してきました。現在、
こ
れら非繊維部門の売上は全体の約8割を占めて
います。
今日、
日東紡は繊維メーカーの範疇を大きく超えて、
多角的・特徴的な事業展開を進めています。
建材事業
・ FRP、FRTP用グラスファイバー
・ 高強度グラス(先端複合素材)
・ グラスクロス
・ グラスヤーン
2 141 ● NITTOBO
・ バイオ:生化学系診断薬、血液学系診断薬、
免疫血清学系診断薬
・ ケミカル:染料固着剤、製紙加工助剤、金属表面処理剤、
インクジェット用紙用加工剤
・ エンジニアリング:音響・防音設備、水処理施設、
集塵施設、廃棄物処理設備
Building Materials
30,938
36,424
34,841
21,249
日東紡は、大正7年4月に繊維メーカーとして創業
して以来、
時代の移り変わりの中で伝統の繊維技
術を軸にすえ、経営多角化を図りながら発展を遂
げてきました。あくまで繊維を基本コンセプトとしな
がらも時代のニーズを先取りして、
グラスファイバー
事業、建材事業、
バイオ・ケミカル事業、
エンジニア
35,500
Business
2,522
1,698
繊維事業
5,766
29,001
Textiles
6,220
不動産活用事業
スポーツ施設事業、ビル賃貸事業
21,937
Real Estate Utilization
5,571
事業別売上高の推移(百万円)
2,002
事業概要
・ ロックウール不燃吸音天井板
・ 各種床材
・ 断熱、吸音、耐火材
・ FRP波平板
繊維事業
建材事業
日東紡の創業時からの基幹事業である繊維事業は、紡績糸から縫製まで一
貫した商品開発とその技術的ノウハウにより、生活者のニーズに密着した新
素材について多種多様な提案を行い、市場で大きな評価を得ています。
主要な製品としては、まずストレッチ素材C・S・Y ®(コアスパンヤーン)
がありますが、時代が求めるデザインや機能に対応するフレキシブルな商品
構成は、様々な場面で好評を博し
ています。
また、日東紡の差別化商品であ
る接着芯地は、ファッション性と
機能性に富んだハイクオリティ
ーな商品として国内外で高い評
価を得ています。日東紡の接着
芯地はシルエットやスタイルを
美しく演出するファッション性
と消費者ニーズに応じた機能性
を兼ね備えた商品として婦人服
用芯地国内NO.1のシェアを誇っ
ています。
日東紡の建材事業への進出は、昭和13年に日本で初めて工業化に成功し
たロックウールに始まります。ロックウールは、保温・保冷・断熱・遮音・吸音
など、数多くの優れた特徴をもち、建築や設備用の断熱材として幅広く使わ
れていますが、日東紡は、ロックウールを素材とした不燃吸音天井板を中心
に内装材分野へも多くの商品を開発、提供してきました。
さらにニーズの多様化や個性化に対応して、OAシステムフロアーやタイ
ルカーペット、環境にやさしい非塩ビ系タイル
などの製品も次々に開発してまいりました。
一方、断熱用基材として不燃フェノール樹
脂発泡断熱材、工場・温室・レジャー施設等の
採光用や畜産関係にはFRP波平板、そして
外装建材分野ではアルミ屋根材や外断熱シス
テムなど幅広い分野で多くの商品を手がけて
います。
日東紡のこれら豊富な建材商品群は、地球
環境と生活環境に配慮しつつ快適な空間作り
を実現しています。
グラスファイバー事業
バイオ・ケミカル、
エンジニアリング事業
日東紡は昭和13年独自の技術によるグラスファイバーの商業生産に成功
し、グラスファイバー事業に参入しました。日東紡は、グラスファイバーの
糸の製造から織物加工、複合材料の開発にいたるまでの一貫体制を持つ世界
的に数少ない会社であり、なおかつその技術は世界最高水準との評価を得
ています。
現代においては、グラスファイバーはその特性である“引張り強度”
“電気
絶縁性”
“耐熱性”により多くの新素材を生み出し、今後の新素材開発におい
ても重要な役割を担っています。
その活用範囲はスポーツ用品、住宅機器、自動車、新幹線の車輌、漁船と
いった産業分野からパソコン、携帯電話等のプリント配線基板の基本材料ま
で広がりを見せています。
現在では、他の材料とのハイブリッド化を進め、各種高機能性樹脂を糸に
し、カーボンファイバーやグラスファイバーを交織してコンポジット素材を
作るまでにいたっています。
メディカル事業部は、生化学系、血液学系、免疫血
清学系の3つのジャンルにわたる臨床検査薬事業を展
開しており、
国内・海外の研究開発拠点との連携によ
り、現代医療に役立つ製品作りを目指しています。
また、スペシャルティケミカルス事業部は、特殊な
重合技術を用いて、新しいポリマー素材を開発。幅広
い分野における用途開発を行っています。主力用途で
」の名
ある染料固着剤は、
「ダンフィックス
(DANFIX®)
で、染料業界随一のシェアを保持していまjす。
さらに、エンジニアリング事業部は、土木分野向け騒音対策に主眼をおい
た独自の防音材料の開発・設計・販売や水処理施設、集塵設備、工場自動化設
備など、永年に亘って培ってきたノウハウと技術を快適環境の創造に役立て
るため環境エンジニアリングに注力しています。
不動産活用事業
不動産活用事業は、社有地の不動産活用に積
極的に取り組んでいます。
ビル賃貸事業として、
インテリジェントオフィ
スビル「日東紡ビル」を東京八重洲に、また商業
用賃貸施設を鈴鹿市と郡山市に各々所有し賃貸
しています。
一方、スポーツ施設事業として、旧静岡工場内に「愛宕ゴルフガーデン」を、
また福島工場内に総合スポーツクラブ「ルネサンス福島」を各々所有し運営
しています。
141 ● NITTOBO 3
部門別概況
繊維部門
ス
トレッチ素材「C・S・Y ®」は、品質、ブランド力により販売量は
増加しましたが、テキスタイル及び二次製品は欧米向け輸出の
落ち込みや輸入品の急増による国内販売価格の低下が進み、差別化
商品「4WAY」を上市したものの売上は減少しました。
一方衣料資材は、アパレル生産の海外シフトが加速する中、機能
性対応を中心とした新商品を上市し、また国内販売ルートの拡充で
販売量は増加したものの売値の低下により売上は前期並みに留まり
ました。
この結果、当部門の売上高は、前期比9.1%減の17,238百万円
となりましたが、業績は海外拠点との連携による成果もあって改善
しました。
建材部門
当
部門は、
長期にわたる需要低迷の中で競争力の強化を図るため、
メラミン化粧板事業を、昨年10月1日をもって住友ベークラ
イト株式会社と合弁で設立しました「デコラニット株式会社」に移管
しますとともに、塩ビタイルを製造・販売しておりました台湾の子会
社については収益改善が先行き見込めないためその解散を決議する
など諸施策を進めてまいりましたが、事業環境は引き続き厳しい状
況で推移しました。
不燃吸音天井板は、国内は引き続き低調に推移したものの、海外
向けが数量を伸ばしたため売上は横這いとなりました。
ロックウール断熱材は、設備・プラント向けは堅調に推移し、また
住宅向けも住宅品質確保促進法の浸透などもあり販売数量を伸ばし
ましたが売上は横這いとなりました。
床材は、環境に配慮した非塩ビ系タイル「オレフ」がコンビニ向け
に売上を伸ばしましたが、非居住用建築着工が大幅に減少した影響
により標準品タイルやOA二重床システムの販売が低迷し全体では
減収となりました。
樹脂建材商品のFRP波平板は、屋根リフォーム用「アップルーフ」
や畜産関係などが伸びたため増収となりました。また、今後成長が期
待される外断熱システムや新規商品のアルミ屋根材「アルアピア」な
どの外装建材も売上を伸ばしました。
メラミン化粧板は、上半期をもって事業を新会社へ移管したため
大幅な減収となりました。
この結果、当部門の売上高は、前期比11.7%減の21,249百万円
4 141 ● NITTOBO
となりましたが、物流費や原材料費の削減などにより、業績は改善と
なりました。
グラスファイバー部門
繊関係は、住宅機器向けなどは堅調に推移しましたが、プリ
原
ント配線基板用グラスファイバーヤーンが国内外のIT関連需
要激減の影響で大幅な減収となりました。
加工関係は、世界的なIT関連需要に支えられて伸びてきたプリン
ト配線基板用クロスの出荷量が国内外ともに激減し減収となり、産
業資材用クロスも「ヴェールスクリーン」や「ライトシェード」など
の開発商品が伸びましたが主力の住宅・建築向けが振るわず減収と
なりました。
この結果、当部門の売上高は前期比22.7%減の30,938百万円と
なり、業績も大幅に悪化しました。
バイオ・ケミカル、エンジニアリング部門
イオメディカルは、国内向け検査薬が医療費抑制策などにより
バ
売上は微増に留まりましたが、海外向けの検査薬の売上が伸び
たため増収となりました。
染料固着剤などの機能高分子関係は、国内染色加工業界の低迷な
ど厳しい状況下にも拘わらず売上を伸ばしました。
道路防音壁などのエンジニアリングは、公共工事圧縮の影響を受
け減収となりました。
この結果、当部門の売上高は、前期比9.9%減の4,443百万円とな
りましたが、バイオメディカルのコスト削減が寄与して業績は向上
しました。
不動産活用事業
ポーツ施設事業は各種の顧客対策により堅調、ビル賃貸事業は、
ス
オフィスビル賃貸ではほぼテナント満室を維持、商業施設賃貸
も複合大型ショッピングセンター「ザ・モール郡山」
(平成12年11月
開店)が大幅な増収となりました。
この結果、当事業の売上高は、前期比11.9%増の2,821百万円と
なり、業績も大幅に向上しました。
尚、商業用賃貸施設「鈴鹿サティ」は、テナントの株式会社マイカル
総合開発が会社更生法手続きを申請し撤退の意向を表明しており、当
社は今後の施設の活用策を検討しております。
141 ● NITTOBO 5
トピックス
● C・S・Y ® Four Way ®(フォーウェイ)
● 電磁波吸収天井板「ソーラトン ®Enet」
世界の最先端のファッション業界にあっては、ストレッ
IT(情報技術)革命の進展のなか、オフィス環境においても
チ素材が定着しつつあります。その伸縮自在性と着心地の
無線LAN等のデジタルワイヤレス通信が急速に採用されて
よいフィット感、形態保持性、成型性を実現すべく、当社で
います。
は1964年からその独自の紡績技術を駆使し、ストレッチ
しかし、従来のオフィスにおいて金属デッキプレートや
の先駆けとなる二重構造糸(C・S・Y ®コアスパンヤーン)
スチール製パーティション等で反射した散乱波や遅延波
を開発しました。C・S・Y ®は、当社の紡績技術により、芯
が、データ通信速度の低下や通信データの伝送誤り(パケッ
®
に使われるポリウレタン弾性糸(LYCRA )を綿や化合繊の
トエラー)といった通信障害を発生させる原因となってい
シ ー ス( 鞘 )素 材 で 完 全 に カ バ リ ン グ し た 紡 績 糸 で す 。
ました。
1965年には本格的な生産を開始して市場販売を展開、以
当社の開発した電磁波吸収天井板「ソーラトン ®Enet」
来当社は、C・S・Y®のパイオニアとして、品質・生産量とも
は、材質に導電繊維を配合することで、熱エネルギーに変
に世界トップメーカーの座を保持しています。
換することにより電磁波を吸収します。
この度のFour Way®は、C・S・Y®をタテ・ヨコに使用する
「ソーラトン ®Enet」では、これまでのオフィス環境で問
ことにより、タテ・ヨコ・斜めのあらゆる方向への伸縮を実
題とされていた通信障害の改善に格段の効果が認められて
現したストレッチ織物です。
います。また、無線LANでのファイル転送可能エリアの拡
身体の動きにともなって伸縮するため、
動きやすく、
快適。
大を実現するとともに、現在主流の2.4GHz帯はもとより、
ルーズなスタイルから、フィットしたアイテムまで、動きに
今後の普及が期待される
沿った美しいシルエットをキープ。ファッション界になく
5GHz帯周波数の無線LANに
てはならない表現開発素材として、限りない可能性を切り
も対応するものとなっていま
拓いていきます。
す。携帯電話やPHS等の移
®
※LYCRA は米国デュポン社の登録商標です。
動通信への影響がないばかり
でなく、天井材としての高い
吸音性や断熱性能を保持し、リサイクルとしての再生が可
能な環境調和型商品です。
6 141 ● NITTOBO
●「VERRE SCREEN/ヴェールスクリーン」
日東紡環境憲章
「VERRE SCREEN/ヴェールスクリーン」は、生地にグ
ラスファイバーを使ったロールブラインド製品の当社ブラ
ンド名です。
従来はロールスクリーンとい
う一般名でしたが、4年前より商
品差別化のため当ブランド名で
使用しております。
ロールブラインドは、窓に付
ける巻き上げ式の日除けスクリ
ーンです。当社はこの生地を、主
に国内の窓廻りの専門メーカー
環境への取り組み
当社は、1965年よりエンジニアリング事業としての集塵装置、
排ガス処理設備、排水処理設備、騒音対策設備など幅広い環境ビ
ジネスを展開してきました。
90年代にはいり地球規模での環境への配慮が求められるなか、
1993年には「日東紡環境保全委員会」を組織し、特に省エネル
ギー・産業廃棄物削減・環境負荷低減に取り組んできました。
1998年10月には、環境保全に係わる経営方針としての基本理
念と行動指針を定めた「日東紡環境憲章」を制定し、具体的な実
践目標として事業所毎に「環境方針」および年度毎の「行動計画」
を策定し環境保全・環境管理を推進しています。
2000年度からは「グループ環境会議」を発足、グループ全体で
環境管理のレベルアップを図っています。
日東紡
(ブラインドメーカー)に供給し
環 境 憲 章
ています。現在の東京都庁への納入を皮切りに、各種公共建
造物、コンビニ、電車車両へと幅広く納入され、高いシェア
を持つに至っています。
ロールブラインド生地には様々な要求品質があります
が、当社の「ヴェールスクリーン」の特徴は、まず、ガラス繊
維糸からロールスクリーンクロスまでの一貫生産と品質管
理による高品質です。均質にコーティングされた平面性は
当社ならではのものです。次に、最大幅4mまで可能となっ
たつなぎ目の無い広幅クロスがあげられます。これにより
他社の追随を許さない巨大な一枚物のスクリーンが実現可
能となりました。
現在、新機能を付加した生地
など、新製品と新用途の開発に
も力を入れており、近い将来上
市される予定です。
【基本理念】
われわれは日東紡グループの人間集団は、
すべての企業活動・事
業展開において、
環境に配慮した製品・サービスの提供と行動を
通じ、かけがえのない地球環境の次世代への継承・持続的発展
に貢献する。
【行動指針】
1. 環境保全
計画的な環境負荷の低減を図ることにより、環境の継続的改
善を遂行し、地域社会との共生を目指す。
2. 環境配慮に基づく企業活動
国内外、すべての事業領域で、省エネルギー・省資源・リサ
イクル・環境負荷に配慮した活動を推進する。
3. 環境政策の遵守と自主管理
法規その他要求事項・思想を遵守し、自主的な環境方針・管
理基準を定め、その達成に努める。
4. 定期的監査の実施
定期的環境監査の実施により、環境・安全管理の検証・整備
を図ると共にその管理水準の向上に努める。
5. 教育・啓蒙
すべての従業員に対し、環境方針を周知させる等、環境・安
全教育を徹底し、その意識向上を図り、次世代への継承に努
める。
1998年10月1日制定
代表取締役社長 141 ● NITTOBO 7
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