Comments
Description
Transcript
JST Weekly
平成22年6月30日(水) 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)広報ポータル部 Tel:03-5214-8404 E-mail:[email protected] *本紙は、JST 広報ポータル部が報道記者向けに配布しています。 募集案内 ○戦略的国際科学技術協力推進事業 「日本-南アフリカ研究交流」における平成22年度新規課題の募集について JSTは、戦略的国際科学技術協力推進事業「日本-南アフリカ研究交流」において、平成 22年度新規課題の募集を行います。 【協力分野】 「ライフサイエンス」 【募集期間】 平成22年6月30日(水)~9月30日(木) 【詳細情報】 http://www.jst.go.jp/sicp/announce_sa2nd.html (6月30日(水)午後2時公開予定) ※本募集は南アフリカ国立研究財団(NRF)と共同で行うもので、今年度が第2回目の公募と なります。 JSTでは、平成15年度から「戦略的国際科学技術協力推進事業」として、政府間合意など に基づき、文部科学省が特に重要なものとして設定した協力対象国・分野における日本と他国の 研究者との間の活発な研究交流を推進しています。これにより、日本の科学技術のさらなる発展 に貢献しており、すでにアメリカをはじめ、アジア、大洋州、アフリカ、ヨーロッパにおける 22ヵ国・地域との研究交流を支援しています。 *応募資格 日本国内の大学や研究機関、企業などで研究に従事している研究者であることが 必要です。採択されるためには、日本と南アフリカにおいてすでに研究基盤のあ る研究がさらに強化され、付加的な価値が創出される共同研究であることが必要 です。 *支援期間(研究期間) *支援規模 原則3年 1課題あたり、総額1,500万円を上限とします。 (ただし、間接経費を含む) ★本件に関するお問い合わせ先 国際科学技術部 宇佐見(ウサミ) 、金子(カネコ)、岸田(キシダ) Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379 E-mail:[email protected] イベント情報 ○社会技術研究開発センター(RISTEX) 「社会的課題解決に資する新しいイノベーティブな取り組み」 開催 【 日 時 】平成22年7月9日(金)午後1時~午後5時 【 会 場 】富士ソフトアキバプラザ5階 アキバホール (東京都千代田区神田練塀町3) 【申込方法】下記ウェブサイトから7月8日(木)までにお申し込みください。定員数に達し、 ウェブサイトでの申し込みを締め切っている場合も受け付けますので、下記お問い 合わせ先の担当者に直接ご連絡ください。 【詳細情報】http://www.ristex.jp/eventinfo/preother/international/100709/index.html 1 昨今、世界的に社会的課題への取り組みとしての研究開発・イノベーションへのニーズがます ます高まってきています。 RISTEXは平成21年11月にフランス・パリの経済協力開発機構(OECD)にてワー クショップ「Transforming Innovation to Address Social challenges」を開催しました。これ を受け、英国ブリティッシュ・カウンシルとRISTEXは共同で日英両国が社会的課題解決に 資する取り組みにおける手法についての考察と、R&D・イノベーションを環境分野の社会的課 題解決への取り組みに役立てている両国の事例発表を行う国際シンポジウムを開催します。 講演者は、英国のユニークなファンディング機関、国立科学・技術・芸術基金(NESTA) のマネジメント担当者2名、英国の社会起業家1名、RISTEXにおける環境領域関係者2名 など、多様な顔ぶれです。 なお、当日は日・英の同時通訳を入れ、Ustream中継による2ヵ国語動画配信も行う予 定です。 ★本件に関するお問い合わせ先 社会技術研究開発センター 企画運営室 山口(ヤマグチ) Tel:03-5214-0133 Fax:03-5214-0140 E-mail:[email protected] お知らせ ○「JST-CIRM 共同研究プログラム」の採択について 【詳細情報】http://www.jst.go.jp/kisoken/jst-cirm/ipssaitaku1006.html (6月30日(水)公開予定) JSTは、国際協調を通して、iPS細胞などにかかわる幹細胞研究をさらに進展させるため に、戦略的創造研究推進事業の一環として、日本と米国・カリフォルニア州研究者による共同研 究をカリフォルニア再生医療機構(CIRM)※と共同で支援します。なお、本共同研究はJS TとCIRMで結んだ「幹細胞研究に関する協力の覚書」 (平成20年11月18日プレス発表) に基づくものです。 今回、平成21年8月14日(金)から9月15日(火)まで募集を行い、日本とカリフォル ニアの研究者が共同作業により作成した共同研究提案9件について、JSTとCIRMがそれぞ れの選考会を実施して選考結果を擦り合わせた結果、1件の提案を採択しました。採択された研 究課題名、日本側およびカリフォルニア側の研究代表者は、以下の通りです。 研究課題名: 「微小環境がヒトiPS細胞及び胎児由来神経幹細胞の分化・腫瘍化に及ぼす影響」 日本側研究代表者:中村 雅也(慶應義塾大学 医学部 整形外科 専任講師) カリフォルニア側研究代表者:Aileen J Anderson(アイリーン J アンダーソン) (カリフォルニア大学 アーバイン校 准教授) 研究概要: 本共同研究では、幹細胞を利用した損傷脊髄の再生治療に向けて、その課題点を研究します。 日本側は、種々のヒトES、iPS細胞から分化させた神経幹・前駆細胞が有する内在性特質 の多様性を明らかにします。カリフォルニア側は、移植された神経幹・前駆細胞に及ぼすホス ト組織由来の外材性因子の作用機序を明らかにします。本共同研究により、どのような細胞が 脊髄損傷の細胞医療に適しているか、さらにその根拠が明らかになると期待されます。 JSTは日本側で実施する研究に対して3年にわたり、総額9000万円(間接経費含まず) を支援する予定です。また、CIRMはカリフォルニアで実施される研究に対して、3年にわた り、おおよそ総額128万ドルを支援する予定です。 本プログラム研究総括(永井 良三:東京大学 大学院医学系研究科 教授)のコメント(抜粋) 本共同研究は、日本およびカリフォルニアの当該分野におけるトップレベルの研究者からな るチームが神経幹細胞を利用した再生医療に真正面から取り組むチャレンジングなプロジェ クトであり、今後の研究成果が大いに期待されます。 日本側の選考委員や研究総括による選考総評などは、上記ウェブサイトを参照してください。 2 ※カリフォルニア再生医療機構 (CIRM:California Institute for Regenerative Medicine、http://www.cirm.ca.gov/) 2004年11月にカルフォルニア州の住民投票により大学・研究機関の幹細胞研究を対 象とした10年間で最大約3000億円(30億ドル)の債権発行が承認され、併せて20 05年初めにCIRMが再生医療を支援する新たな州の機構として創設されました。厳格な 倫理・医療基準のもと幹細胞研究・再生医療の支援と振興を行い、慢性的な疾患や怪我を対 象とした医薬、治療法、診断、研究技術の発見と開発に資する幹細胞の研究および関連する 生命研究と研究施設整備を対象とした研究費の支給と融資を行っています。 ★本件に関するお問い合わせ先 研究領域総合運営部 長田(ナガタ) Tel:03-3512-3524 Fax:03-3222-2064 E-mail:[email protected] ○研究成果最適展開支援事業 (A-STEP) 「本格研究開発ステージ (シーズ育成/ハイリスク挑戦/起業挑戦)」 採択課題の決定について 【詳細情報】http://www.jst.go.jp/a-step/kadai/h21-2honkaku.html (6月30日(水)午後2時公開予定) JSTは、研究成果最適展開支援事業(A-STEP)の本格研究開発ステージのうち、シーズ育成 タイプ、ハイリスク挑戦タイプ、起業挑戦タイプの採択課題18件を決定しました。 A-STEPは、従来JSTが実施していた産学共同シーズイノベーション化事業および独創 的シーズ展開事業を発展的に再編した技術移転支援事業です。公募窓口を一元化し、フィージビ リティスタディ(FS)から企業化開発まで、幅広い研究開発フェーズの特性に対応する複数の 支援タイプを用意しています。 また本事業では、評価によって応募課題の内容に、より適した支援タイプへ移行して採択する スキームがあります。これにより、今回は上記採択課題に加えて、他の支援タイプへ移行する課 題6件の採択も決定しました。 本採択課題は、平成21年7月18日(土)から10月16日(金)の期間で公募を行い、シ ーズ育成タイプには38件、ハイリスク挑戦タイプには114件、起業挑戦タイプには41件の 応募がありました。公募締め切り後、外部有識者の協力のもと、評価委員会にて課題の独創性(新 規性)および優位性、目標設定の妥当性、イノベーション創出の可能性、提案内容の実行可能性、 事業化の可能性、開発に伴うリスクなどの観点から審査(事前評価)し、その結果をもとに課題を決 定しました。 今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。 ★本件に関するお問い合わせ先 イノベーション推進本部 産学連携展開部 藤井 健視(フジイ ケンジ) Tel:03-5214-8994 Fax:03-5214-8999 E-mail:[email protected] ○サイエンス ニュース:「身近な科学」「教員向け」ニュースの配信開始 【詳細情報】http://sc-smn.jst.go.jp/sciencenews/ 幅広い分野・領域にわたる科学技術を、分かりやすく紹介・解説する新しいインターネットニ ュース番組、それが「サイエンス ニュース」です。ホームページの装いも新たに、身の回りの 話題を科学的に解説した「身近な科学」ニュースと学校の先生方に向けた「教員向け」ニュース の配信を始めました。 ★本件に関するお問い合わせ先 科学コミュニケーション推進本部 科学ネットワーク部 西 亮(ニシ アキラ) Tel:03-5214-8458 Fax:03-5214-8088 E-mail:[email protected] ※JST Weekly のメール配信について 現在、紙面にて毎週水曜日に配布している JST Weekly ですが、ご希望者にはメールにて配信を行 います。メールでの配信をご希望の方は、下記までご連絡ください。 広報ポータル部 Tel:03-5214-8404 Fax:03-5214-8432 E-mail:[email protected] 3