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13年09月号

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13年09月号
経営と営業を刺激する未来型Solutionマガジン/月刊
不動産業戦略
e-REVIEW
★読者サービス★ Daily News は
Web サイトで毎日更新!
http://fdj2today.exblog.jp/
ネット不動産の
行方
2013年9月号
VOL.10 2013年8月20日発行(月刊)))))
【FDJ社/先進レポート】
言わずもがなのインターネット
活用(卓見)と『 選ばれる理由/5つの
チカラ 』(実例)とは
● 未来戦略
メルマガに代わるチラシのアプリ/ポケット
フライヤーを大和ハウスが採用!
ようこそWeb版へ
各記事に埋め込まれたURLから
情報源への
OneClickツアーをどうぞ!
業界初/雑誌とWebが
連動しました。
連動発行を始めて10年が経過!
センチュリー 21 「秋の戦略会議」から
何か一つNO.1になる目標を持って特徴を
出して頑張って貰いたい
「2013年本部方針レビューと下期重点施策」/三津川社長が講演
【 2013年秋 大型連載スタート 】
【9月号/何が変化しているのでしょうか?】
ポータルの行方&自分サイトの展開と不動産業
新しい不動産業が続々と離陸!/そして、モバイル
移行でIT業界の「創造的破壊」が進む中で
【外部からの視点/アウトサイダー
レポート】
いま気になる業界の動向/知っていそうで
知らない現状と問題点はなにか
連載〔第2回〕急増するシェアハウス
物件の背景/入居者の心をつかむ
のは新しい価値観
〔特別寄稿〕 「不動産仲介業のあり方と未来」
ベテラン 不動産鑑定士 高橋 雄三が綴る !
ニーズとウオンツは何がどう違うのか
■ 編集長 Watching
『不動産ビジネスはますます面白くなる』と
『2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ』
発行所
■ (株)不動産データ&ジャーナル社
★読者の皆様には、インターネットからその日のニュース
を網羅したFDJ社オリジナル『不動産・住宅産業☆今日の
できごと』を無料で提供しています。Blogで毎日更新の
FDJ社特設サイトにアクセスしてご覧下さい。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
2つの読者サービス
▽サービスⅠ
http://fdj2today.exblog.jp/
『不動産業戦略 e-REVIEW』は、月刊誌でありながら読者の皆様
には、インターネットからその日のニュースを網羅したFDJ社オリ
ジナル『不動産・住宅産業☆今日のできごと』を無料で提供して参
ります。
Blogで毎日更新のFDJ社特設サイトにOneClickでアクセスしてご
覧下さい。
▽サービスⅡ
http://www.fdj.com/fdj2/kiji.html
『不動産業戦略 e-REVIEW』は、紙メディアの雑誌でありなが
ら読者の皆様には、雑誌を丸ごとインターネット(新サイトを
開設)にアップロード。
Web版の記事に埋め込まれたURLから、豊富な情報をピックアッ
プしてご活用下さい
● FDJ社特設サイト/『不動産業戦略 e-REVIEW』
http://www.fdj.com/fdj2/
雑誌版では
表2は、広告ページになっています。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (1)
巻頭言/そこが知りたい
住宅・不動産で注目されるフェイスブック/5選
2013年も秋に入って、住宅・不動産業界でもソーシャルメディアの活用が盛んになり、ブログより
も個性的で家探しユーザーに対してより緊密に、親しみを持って貰えるコンテンツ展開が登場するよ
うになってきました。
ここでは、フェイスブック活用の最先端を行く5社の営み(情報発信例)を紹介してみましょう。
○THR住宅流通グループは/【育ててみたい花と緑】【「人」と「家」の間にあるコトバ】などを
コンテンツに http://goo.gl/ojb92G THR住宅流通グループでは、インテリア・エクステリア全般/
ガーデニングのウェブサイト。「住まい」を中心にした暮らしやライフスタイルについてさまざまな
情報をお届け。最近のコンテンツは、8月2日/【育ててみたい花と緑 vol.1】<エラチオールベゴニア
> 生活の中に花や緑があると、季節を感じると同時に癒しも感じられる気がしませんか。そんな花
と緑を本日より毎週ご紹介していきたいと思います。その他、【美しい世界の建築】<8月6日/グロ
スター大聖堂>【「人」と「家」の間にあるコトバ】、【参考にしたいインテリア】など。
○「人、街、暮らし」をテーマにした 大和ハウス工業の公式Facebookページです!
http://goo.gl/A8ZlnJ
最近のコンテンツは、8月17日/足をくずして座れる気軽な和室。思い思いのくつろぎスタイルで過
ごせますね。8月15日/心落ち着く空間デザイン 空間はつながっていても、フロアを下げることで仕
切られた部屋の感覚に。ほどよい囲まれ感っていいですよね。
8月13日/お盆休みでご実家に帰省されている方も多いのでは。良かったら、実家の皆さんにも
「Caffe bleu」をご紹介くださいね。ダイワハウスからの音楽のプレゼント「Caffe bleu」♪
○一緒に考えませんか?これからの住まいと未来/積水ハウスの公式Facebook。
http://goo.gl/I7vGSh
8月8日のコンテンツ【観環居イベントレポート】7/21、観環居では“ひと坪菜園”の収穫を祝って、
『菜園のある暮らし』をテーマにセミナーを開催しました!庭のプロと家のプロを講師が考える『菜
園のある暮らし』を軸に、家庭菜園の楽しみ方や家とのつながり等をご紹介。参加者の皆様がそれぞ
れの「人・心・生活を豊かにする暮らし」を思い描き、採れたて野菜のみずみずしさに改めて感動し
た一日でした♪小さなスペースでも気軽にできる家庭菜園、皆さんも始めてみませんか?
○【世界のユニークな住宅事情のお話し】ライオンズマンションの公式Facebookから
http://goo.gl/fDAWha
6月6日(2013年)/【世界のユニークな住宅事情のお話し vol.1イタリア編】ライオンズマンション
では、分譲マンションを中心に様々なタイプの住まいを提供していますが、世界に目を向けると国の
文化や気候等で、多種多様でユニークな住まいが存在します。そこで、今回から「あっと驚く世界の
住まい」をお届けします!第1回は、色とりどりのパステルカラーがまぶしい住宅、「イタリアのブ
ラーノ島」の住まいです。今後も「あっと驚く世界の住まい」を紹介しますので、お楽しみに!
○住友不動産『高級賃貸 ラ・トゥール』のFacebookページ http://goo.gl/rM4vOB
8月12日/先週の土曜日にラ・トゥール汐留にて東京湾大華火祭の鑑賞会を行いました!東京タワー
側にお住まいの皆様にも花火をお楽しみいただきました♪ 夏気分を満喫いただきたく、かき氷もご用
意!ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
7月26日/【ラ・トゥール神楽坂より】神楽坂では明日27日(土)まで「神楽坂祭り」が開催中で
す!商店会の一部の店舗では、ゆかたでお買い物・ご飲食いただいたお客様へ特別サービスがあるそ
うです!風情ある石畳をゆかたで歩くのはステキですね。
物件情報でない身の回り・地域情報を発信し、ときにはこれからの住まいについて一緒に考え
てみたり、高級賃貸マンションのコンシェルジュ的役割も果たしていく。今後はここに挙げた例
だけでなく、ユーザーとの交流はますます深まっていくのではないでしょうか。
★『 不動産業戦略 e-REVIEW 』Web版
2013年9月号のIDとパスワード
ID: review (すべて半角) パスワード: 0913wyluj (すべて半角)
■下記アドレスにアクセスして、Web版をご活用下さい。
http://www.fdj.com/fdj2/
(2) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
Solution
未来型 Solutionマガ ジン
月刊で誕生
大きな時代変革 の中で
ますます快調
不動産業戦略
e-REVIEW
Contents
5 先進レポート
言わずもがなのインターネット活用
(卓見)と『 選ばれる理由/5つの
チカラ 』(実例)とは
不動産業戦略 e-REVIEW
新サイトは、こちらへ。
http://www.fdj.com/fdj2/
月刊誌でありながら
月刊誌でありながら
Daily News はWeb から
毎日配信!/FDJ社読者サービス
http://fdj2today.exblog.jp/
をクリックするだけ。
12
編集長 Watching
『不動産ビジネスはますます面白くなる』
と『2時間で丸わかり不動産の
基本を学ぶ』
アマゾンで最近見つかった注目の本
2冊を紹介!
22
NとWを切り口に
不動産仲介業の向かうべき方向
㈱ 不動産データ&ジャーナル社
● 本社
〒358-0027 埼玉県入間市上小谷田1-3-3-501
TEL 04(2964)7411 FAX 04(2965)6707
FDJ社URL http://www.fdj.com/
E-mail [email protected]
25
消費者に響く
共有スペースと「豊かさ」とは
何なのか
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (3)
1 巻頭言
2,3
住宅・不動産で注目
されるフェイスブック
5選
Contents
DailyNews はWeb サイト
からどうぞ
★毎日更新!★
6~11/18,19
4
未来戦略
メルマガに代わるチラ
シのアプリ/ポケット
フライヤーを
大和ハウスが採用!
【9・10・11月号の3号連載】
2013年秋/不動産業&ネット活用の方向はどこに向うのか
新しい不動産業が続々と離陸!/そして、モバイル移行でIT業界の「創造的破壊」が進む中で
【9月号/何が変化しているのでしょうか?】 ポータル
の行方&自分サイトの展開と不動産業
13~17
センチュリー 21 「秋の戦略会議」から
何か一つNO.1になる目標を持って特徴を
出して頑張って貰いたい
「2013年本部方針レビューと下期重点施策」/三津川社長が方針発表
「現場で起きている変化、進化、深化」とは何か
20~23 勝ち残れる仲介業者に時代の変化が求めているものとは
〔特別寄稿〕 「不動産仲介業のあり方と未来」
ベテラン 不動産鑑定士 高橋 雄三が綴る !
ニーズとウオンツは何がどう違うのか
24~27
外部からの視点/アウトサイダーレポート
連載〔第2回〕 急増するシェアハウス
物件の背景/入居者の心をつかむのは
新しい価値観
消費者に響く共有スペースと「豊かさ」とは何なのか
28
予告
「ポストPC時代」への対応
モバイルの展開と
不動産業コンテンツの
作り方
(4) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
未来戦略
メルマガに代わるチラシのアプリ/ポケット
フライヤーを大和ハウスが採用!
革新的O2Oアプリ 「Pocket Flyer(ポケットフライヤー)」 を
大和ハウスのショッピングセンター4施設が世界初導入!
(株)タッチショッピング(東京都千代田区、代表取締役:寺田 篤志社長)が開
発し、(株)飛鳥エンタープライズ(東京都千代田区、代表取締役:船山 健一社
長)が販売する情報配信サービス「Pocket Flyer(ポケットフライヤー)」(特許出願
中)を大和ハウス工業(株)(大阪府大阪市、代表取締役:大野 直竹社長)が運営
する大規模商業施設「イーアスつくば」「イーアス札幌」「フォレオ大津一里山」
「りんくうプレジャータウン シークル」の4施設が公式アプリとして導入し配信を開
始致しました。(2013.8.22 )
http://www.pocketflyer.jp/
■ 「Pocket Flyer (ポケットフライヤー)」 について
「Pocket Flyer」は商品をほうり投げて買う「タッチショッピング・ランキングアプリ」など斬新なECアプリ
開発で実績のあるタッチショッピング社が開発した、まったく新しい情報配信サービスです。
【特徴1】 メルマガに代わるスマホ時代の情報発信ツール
消費者が望んだ情報だけをプッシュ通知でスマートに届ける、新しい情報発信ツールです。
メルマガでは、長い文章の中に複数の販促情報を仕込んで「読んでもらう」手法が一般的でした
が、「Pocket Flyer」では、まわりくどい前置きをスキップして、よりインスタントで直接的な
メッセージをユーザーひとりひとりのスマートフォンに着信させます。
【特徴2】 企業のWeb資源を有効活用
Webサイト上の複数の情報源から自動的に情報を収集し、フライヤー(チラシ)に見立てたカラ
フルなデザインのカードを生成してユーザーのスマートフォンにプッシュ通知で配信します。
【特徴3】 斬新なUI
タッチショッピング社による斬新なUIが特徴です。アプリを開くと新しいフライヤーが次々と
降り注ぎます。指先で左右に弾くだけで簡単にお気に入りに追加したり削除したりする事ができ
ます。
【特徴4】 「Passbook(パスブック)」連携
Webサイトから自動的に収集される情報のほか、オリジナルのグラフィックやテキストを使っ
たフライヤーを作成したり「Passbook」のクーポンをプッシュ通知で配信する事ができます。
【特徴5】 セグメンテーション&プッシュ通知
ユーザーの属性に合わせて適切な情報をプッシュ通知する事により、ユーザーのリアクション
を最適化。情報配信からデータ分析までを統合したシステムです。
【特徴6】位置情報連動
ユーザーの位置情報をトリガーにしてクーポンフライヤーを発行。ユーザーの来店率などメル
マガでは捕捉できなかった詳細な情報を得られます。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (5)
FDJ社/先進レポート
卓見と実例
言わずもがなのインターネット活用( 卓見 )と『 選ばれる理由/5つのチカラ 』( 実例 )とは
今後の不動産業、とくに街の不動産業は、お客に選ばれることが第一の条件!そして、言
わずもがな――にインターネットを活用していくこと。この両面について、卓見と実例が見つか
りましたので紹介してみましょう。
「掲載情報を毎日更新するとか、物件の写真や間取りをたくさん掲載するとか、メールマガジンを
発行するとか、こまめに物件確認をしてクリーニングするとか、ホームページの中身の運営を徹底的
にやっていきましょう、と私たちは言い続けてきました」。
上記は、日本初!すぐ分かる『インターネット不動産経営塾!』 ~御社をエリア・ナンバーワン
に導くメールマガジン~第157号 (2013/08/20 金丸信一塾長)からの引用である。
http://www.irecc.jp/?cat=9
引用部分では、「メール営業」について触れていませんが、これにメール営業の心得を加えるなら
ば、インターネット不動産の完璧な習熟メニューになるでしょう。
それでは、現実の営業はどのようなものになるのでしょうか。ここでは、『ハウスプラザが選ばれ
る理由/5つのチカラ』をみていくことにしましょう。
ハウスプラザが選ばれる理由|足立区・葛飾区など東京23区内の物件は株式会社ハウスプラザへ
http://www.h-plaza.co.jp/contents/code/reason
お客様と対面するのではなく、お客様の横に寄り添う接客を!(株)ハウスプラザは地域密着力、
物件情報力、資金計画力、顧客満足力、人間力の5つのチカラを強みとした不動産仲介会社です。
【地域密着力】 このエリアで商売を始め創業25年目という信頼と実績。従業員の地元出身率70%、
地元居住率90%から生まれる圧倒的エリア知見。年間5,000件を超える地域住民の方々からの住まい
に関するお問い合わせ。これまでにご契約頂いた3万人を超える地域住民の方々とのつながり。8店舗
100名を超える地域最大規模のネットワーク。毎週100現場を超える現地販売会の実施。
【物件情報力】 400社を超える売主会社との取引実績が生んだ 強固な情報ネットワーク。当社しか
知らない多数の未公開物件情報。各営業が足で収集した情報をタイムリーに共有し合う、全店舗情報
共有システム。
【資金計画力】 8,000組を超える契約実績から生まれた、様々な住宅ローン知見。家族構成や職業、
自己資金の有無など、お客様の状況に合わせた的確なローンアドバイス。金融機関の信頼により実現
した、業界屈指の特別優遇金利。お客様ご自身の情報を元にオンリーワンの資金計画をご提案する、
ライフシミュレーションサービス。生涯住宅費や各種税金の計算などが瞬時に出来る最新の資金計画
システム。即日現金買取も可能な、買取保証サービス。
【顧客満足力】 物件見学の際に、ご自宅やご希望の場所までお車にてお迎えにあがる送迎サービ
ス。お客様のご予定を考慮し、休日、平日、夜間のお問い合わせにも対応する勤務シフト。お子様連
れでも安心いただける、全店舗キッズスペース完備。女性スタッフが中心となり考えた様々な来店時
接客サービス。購入後のお手続きもしっかりとサポートさせて頂くアフターサービス。
【人間力】 かっこいいセールストークよりも誠実さを大切にしています。住まい探しの時間を楽し
んでもらえるように努めます。お客様と対面するのではなく、お客様の横に寄り添う接客を心掛けて
います。住まい購入の日をお客様と一緒になって喜べることを目的にしています。
(6) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
2013年/新春企画
2013年秋/不動産業&ネット活用の方向はどこに向うのか
新しい時代のネット活用は/ソーシャルとデバイスで
住宅・不動産業自体も中古流通・リフォーム・保証時代が大きな流れに!
2013年(秋)というのは、あなた(およびあなたの会社)にとって
どういう時期になるのでしょうか?
9・10・11月号の3号連載/大型企画で
今後のトレンドを読んでおく
2013年は……。変革のスピードがより早くなったのを実感した年。自分の身の回りのすべてが
変わっていくのが見えるようになった年。迫りくる変革の必要性が自分(および会社)にも及んで
いることが理解できるようになった年。大きく言えばこんなところでしょうか。
さらに、これ以上大きな変化はといえば、住宅・不動産業自体も官民(共同推進)で作る中古
流通・リフォーム・保証時代が大きな流れになってきているーーことでしょう。
そして、身近かでは……。PCからスマホへの大転換が進み、不動産業の現場でも、フェイス
ブックなどソーシャルメディアの活用が実用期に入った年と言えるのでしょうか。
家探しユーザーの行動も大きく変わってきていませんか。
そうした急激な時代変革の中で、さらにこの先に何が起こるのか。『新しい時代の不動産業
ネット活用は/ソーシャルとデバイスで』と題したこの特集では、9・10・11月号に渡って、「現状
のウォチングから見えてくるもの」をトレースしながら、ネット活用を中心にした今後の住宅・不動
産業の展開とそのトレンドを探ってみることにしましょう。
【9月号/何が変化しているのでしょうか?】 ポータル
の行方&自分サイトの展開と不動産業
新しい不動産業が続々と離陸!/そして、モバイル移行でIT
業界の「創造的破壊」が進む中で
◎消費者側に立ったWebサービス(ポータルの革新)と独自な自社サイトPRはどこまで進展す
るのか
■ポータルも「物件検索機能」からサービスを提供するサイトへ
■不動産アプリの持つ力はどれくらいか(ダウンロードユーザーは力強い見込み客か)
■移行期でも捨てられない!企業が顧客とつながる場「メルマガ」と「ブログ」の実力
◎家探しユーザーのツールはどう変わったのか?
■自分サイト(自分で作るオウンドメディア)の展開はどうしたらよいのか
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (7)
◎不動産業も官民(共同推進)で作る中古流通・リフォーム・保証時代へ
■リフォームと保証に走る大手の事業戦略
■付加価値仲介のビジネスモデルが次ぎつぎにスタート
【10月号/どう対応したらよいのでしょうか?】 「ポストPC
時代」への対応/モバイルの展開と不動産業コンテンツの作り方
時代はPCの代わりにスマートデバイスを利用する「ポストPC
時代」に
◎デバイス活用がPCを上回る中でモバイル時代の不動産業展開は今後どうなるのか
■PCでもモバイルでも/動画なんて……というなかれ!ますます深化する動画時代
■ネット活用の主軸は/どんな時代も変わらないメール(の役割)
◎デバイス、とくにBYOD(自前端末の業務使用)時代の行方はどうなるのか
■スマホにはいつから全面対応するのか
◎不動産業コンテンツの作り方/追いつけない大手の世界をまねるのではなく、独自な世界
をどう表現する(作る)か
■iPhone、iPadが広汎に浸透してくる中での個性化とは/その要素は何か
【11月号/今後はどうなるのでしょうか?】 不動産業サ
イト/2014年の展望 今後のシナリオ
ソーシャルとインバウンドによる変革の予想/パラダイム転換
が向う先
◎不動産業でも中心ユーザーはU40(アンダー40歳)のデジタル世代に/業者も若返る!
■ソーシャル社会への転換/インバウンド(顧客惹きつけ型 )マーケティング時代へ
■一度作ったコンテンツが資産として活用できるブログの力
■進化するWebシステムはどこに向うのか
◎今後の活用シナリオの広がりについて
■iPadを業務アプリに(使う時代が普通になってくる)
■アンダー・フォーティ(U40)が作っていく時代とは
■ブログ10周年の次にくるもの/ソーシャルな“俺メディア”へ
◎新しいビジネスモデル登場の予感(がする)
■ありそうでなかったサービス/どこまで進むのか
この連載では、新しい時代の不動産業とネット活用の姿を探ろうとしています。しかし、時代変
化への対応は、その人の体験、会社のおかれている現況などによって異なるものになってくる
しょう。
あなた(およびあなたの会社)の場合は、どんな対応が現実的ものになるのでしょうか。
(8) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
【9月号/何が変化しているのでしょうか?】 ポータル
の行方&自分サイトの展開と不動産業
新しい不動産業が続々と離陸!/そして、モバイル移行でIT
業界の「創造的破壊」が進む中で
◎消費者側に立ったWebサービス(ポータルの革新)と独自な自社サイトPRはどこまで進展す
るのか
■ポータルも「物件検索機能」からサービスを提供するサイトへ
■不動産アプリの持つ力はどれくらいか(ダウンロードユーザーは力強い見込み客か)
■移行期でも捨てられない!企業が顧客とつながる場「メルマガ」と「ブログ」の実力
◎家探しユーザーのツールはどう変わったのか?
■自分サイト(自分で作るオウンドメディア)の展開はどうしたらよいのか
◎不動産業も官民(共同推進)で作る中古流通・リフォーム・保証時代へ
■リフォームと保証に走る大手の事業戦略
■付加価値仲介のビジネスモデルが次ぎつぎにスタート
不動産業も官民(共同推進)で作る中古流通・リフォーム・保証時代へ
2013年は、時代の流れ、住宅・不動産業界の動向、ネット活用などすべての面で大きなパラ
ダイムの転換が始まったといえるでしょう。そうした中で、住宅・不動産業界の変化としては、
官民(共同推進)で作る「中古流通・リフォーム・保証時代」が本格的に始まったことでしょう。
わが国の中古住宅時代の転換が始まったのは、政府が2010年6月に新成長戦略〔ストック重
視の住宅政策への転換〕を閣議決定したことによる。
FDJ社(@不動産業戦略)がVIVA中古!/〔中古新時代〕の開幕を宣言! (2010.07.27 )
http://fudou3.jugem.cc/?eid=8919 http://www.fdj.com/fdj2/pdf/201008_kt.pdf
このストック重視の政策では、2020年までに実現すべき成果目標として、中古住宅市場/4
兆円→8兆円、リフォーム市場/6兆円→12兆円という規模倍増が掲げられている。
そして、2010年6月の閣議決定から3年余がたったいま、以下のような施策が現実に動き出そ
うとしているのだ。
■国土交通省(平成24年6月28日)/「不動産流通市場活性化フォーラム提言」を発表
報道発表資料 「不動産流通市場活性化フォーラム提言」とりまとめについて
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo16_hh_000083.html
■国土交通省(2013/6/28)/「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会報告書」を発表
http://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000065.html
■国土交通省(2013年6月17日)/既存住宅インスペクション・ガイドライン」の策定について
既存住宅を売買する際に利用することを前提とした「既存住宅インスペクション・ ガイドライ
ン」を正式に策定した。 リフォーム後の性能を評価
http://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000464.html
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (9)
■国土交通省は8月7日、「既存住宅リフォームの性能向上、長期優良化で」検討会が初会合
http://www.jutaku-s.com/news/id/0000018918
(平成 25 年6月 14 日策定/新たな成長戦略 ~「日本再興戦 JAPAN is BACK」で、既
存住宅の長期優良住宅化に向けた基準の整備などが示されている)
日本再興戦略(H25.6.14閣議)による既存住宅の長期優良住宅化に向けた基準の整備
http://www.mlit.go.jp/common/001008019.pdf
相次ぐ住宅のリフォーム・保証時代に対応した流通促進のサイト開設
官民(共同推進)で作る「中古流通・リフォーム・保証時代」が本格的に始まる中で、2013年は
リフォームと保証に走る大手の事業戦略とそれにともなうサイト開設が目立つようになっている。
■(株)ネクスト/中古住宅瑕疵保証サービス「HOME'S 住みかえ保証」を提供開始
~ ポータル初、中古住宅の売買取引をより安心なものに ~
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000572.000000330.html
総掲載物件数No.1の不動産・住宅情報サイト『HOME'S』を運営する(株)ネクスト(本社:
東京都港区、代表取締役 井上高志社長、東証第一部:2120)は、2013年9月2日より、日本リ
ビング保証(株)と提携し、中古住宅瑕疵保証サービス「HOME'S 住みかえ保証」の提供を開
始する。「HOME'S 住みかえ保証」は、中古住宅の売買取引を行う方に向けて提供する瑕疵保
証サービスである。住宅の引渡し後に構造上の欠陥や雨漏りなどの瑕疵が発覚した場合、瑕疵の
内容に応じて最大250万円が保証されるので、売主、買主は安心して売買取引を行うことができ
る。同サービスは、『HOME'S』が日本リビング保証(株)と提携して提供するもので、個別に
保証会社と契約することが難しい中小規模の不動産会社でも、スムーズに瑕疵保証サービスを導
入することができるようになった。
■トヨタホーム(株)、リフォーム新会社設立
http://www.toyotahome.co.jp/corporate/pdf/p130806.pdf
トヨタホーム(株)(名古屋市東区泉1-23-22、森岡仙太 取締役社長)は8月6日、リ
フォーム事業の新会社「トヨタホームリフォーム株式会社」を設立し、営業を開始した。
トヨタホームはお客様に快適な住まいを提供するため、戸建て住宅、マンションなど新築物件
の販売を中心に、事業を推進してきた。そうした中、住宅市場は長期的には人口減に伴い、新築
着工戸数の緩やかな減少が見込まれており、一方で住宅の長寿命化や資産価値向上を求めるお客
様の増加によりリフォーム需要の拡大が見込まれている。トヨタホームはリフォーム需要の増加
に応えるため新会社を設立した。
(10) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
■建替え事業に関する情報発信や、取組み実績を紹介するWEBサイト「東京建物のマンション建替
え」 6月28日開設 http://www.tatemono.com/topics/index.html?mail=eso
■阪急不動産、「中古+リフォーム」で新ブランド/「Reno-Bloom」~「中古×リノベーション」市場に
本格参入
http://www.hankyurealty.jp/news/detail/82
【公式】阪急不動産のリノベーション<リノブルーム> | 家に、自由を咲かそう。
http://www.hankyu-renovation.com/
■東急リバブル、相続税を立て替え 最大1億円/相続の無料診断「プロの『相続×不動産』診断」も
開始
http://www.livable.co.jp/release/2013/20130627.html
■大京リアルド/住宅設備保証 「リアルド仲介安心サポート」 6月1日より全国展開スタート!
http://www.daikyo-realdo.co.jp/hoshou/
Web展開は活用ツール・発信コンテンツがさらに多彩に/2013年の夏の姿
■大和ハウス「自社が持つ全ての顧客接点をオウンドメディア(自社作成メディア)と定義」
大和ハウスのオウンドメディア戦略とは
http://markezine.jp/article/detail/17478
■『HOME'S』を運営する(株)ネクスト/国内初の不動産業界特化型SNS「HOME'S PRO(ホームズ プ
ロ)」を2013年7月から提供開始
~ 不動産業界全体のコミュニケーションを活性化 ~
http://www.next-group.jp/press/pdf/130711.pdf
「HOME'S PRO」は、不動産会社をはじめ、建築やリフォーム等の周辺事業に携わる方向け
の業種特化型コミュニケーションプラットフォーム。不動産業界に特化し、且つ実名登録を原則
としているため、実務に関わる専門的な情報のやりとりを効率よく行うことができる。
★不動産業界特化型SNS 「HOME'S PRO」 URL: http://www.homes.co.jp/pro/
■住宅リフォームに特化した情報仲介会社イエスリフォーム、リフォームコンシェルジュサービスの
ポータルサイト『家'ス コンシェル』東北エリアでのサービスを開始
住宅リフォーム情報仲介会社の(株)イエスリフォーム(東京都中央区、齋藤 直樹社長)
は、リフォーム会社の紹介や、リフォームに関する相談専門のサービス『家'ス コンシェル』を
2013年8月より東北でも開始する。
★リフォームコンシェルジュサービス『家'ス コンシェル』
http://www.yes-concier.jp/
■『R-STORE』はおしゃれで個性的な賃貸住宅だけを紹介
『R-STORE』はリノベーション、デザイナーズ、レトロ、ヴィンテージ、賃貸なのに改装可
能…… おしゃれで、個性的で、こだわりの賃貸住宅ばかりを集めて紹介する、いわば、不動産
のセレクトショップです。 https://www.facebook.com/R.STORE.jp/info
Web: http://www.r-store.jp/ iPhone アプリ: http://bit.ly/NuDlUu
ここで、これまでのポータルサイト変遷の推移をみておくとポータル(物件集積)時代から「物
件(情報)の応接サイト」へ移行した2013年春の状況は、次ページ表のようにスケッチできるで
しょう。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (11)
2013年春に見られた不動産サイトの変遷/ポータル
時代から「物件(情報)の応接サイト」へ
■パナソニック(株)エコソリューションズ社/お客様にインターネットで情報を提供し、専門のコンシェ
ルジュが第三者的な立場から、リフォームに対する相談にのり、お客様とリフォーム事業者を結ぶ相
談・紹介サービス「リズムプラス」を開始 (2013/2/26)
●まずは近畿圏から、独自に設定した「満足・安心提供基準」をクリアした加盟リフォーム事
業者約50社でサービスを開始
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/02/jn130226-3/jn130226-3.html
http://resmplus.jp
■不動産仲介透明化フォーラム/マンション・一戸建てを高く売る不動産売却専門サービス「売主の
味方」 サービス名称を「売却のミカタ」に変更し全国展開(加盟企業募集)を開始(2013/2/22)
●「不動産売却で後悔させない」をポリシーとして、不動産売却専門サービス「売主の味方」
を展開する株式会社不動産仲介透明化フォーラム (所在地:東京都中央区、代表取締役:風戸
裕樹)は、サービス名称を「売却のミカタ」へ変更するとともに全国の加盟企業(フランチャ
イズ)募集を開始いたします。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000006742.html
■住宅リフォームに特化した情報仲介会社イエスリフォーム、リフォームコンシェルジュサービスの
ポータルサイト『家'ス コンシェル』の口コミ新機能を3月4日リリース (2013/3/4)
http://www.atpress.ne.jp/view/33773
●住宅リフォーム情報仲介会社の株式会社イエスリフォーム(本社:東京都渋谷区、代表取締
役:齋藤 直樹)は、リフォームコンシェルジュサービスのポータルサイト『家'ス コンシェル
(YES concier)』の口コミ機能を強化し、2013年3月4日にリリース。
★リフォームコンシェルジュサービス『家'ス コンシェル』
http://www.yes-concier.jp/
■ エ イ ブ ル / 女 性 向 け ラ イ フ ス タ イ ル 情 報 発 信 プ ロ ジ ェ ク ト「TOKYO GIRLS ROOM」ス タ ー ト
(2013/3/4)
●今夏には渋谷に女性向けのコンセプトショップのオープンを予定、予約制のコンシェルジュ
が在駐しライフスタイルやファッショントレンド情報などのスペースを用意、不動産仲介店を
無目的に来店・待ち合わせスペースとしての活用などの時間を楽しみながら物件検索ができる
店舗づくりを目指す。
http://pdf.irpocket.com/C3272/qzIz/qapn/ed6T.pdf
■女性の為の賃貸マンション情報サイト「youroom-ユルーム-」がオープン/!女性の要望に特化、
女性目線での検索が可能に (2013/3/19)
●「ジェイ・クオリス」を運営するモリス・ジャパン株式会社(所在地:東京都中央区、伊藤
嘉盛社長)は、この度、女性目線で東京都の賃貸マンションを紹介する女性の為の賃貸情報サ
イト「youroom-ユルーム-」をリリースしました。
http://www.atpress.ne.jp/view/33223
★都心に暮らす女性の為の賃貸マンションサイト
http://www.youroom-chintai.com/
18ページに続く
「youroom-ユルーム」
(12) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
編集長Watching
『不動産ビジネスはますます面白くなる』 と 『2時間
で丸わかり不動産の基本を学ぶ』
アマゾンで最近見つかった注目の本2冊を紹介!
不動産はソフトがなければただのハコ
最近、アマゾンでこんな本が見つかりました。プロが明かす『価値創造のアイデア』と不動産の
基本が2時間でわかる『超入門書』
◎不動産ビジネスはますます面白くなる [単行本(ソフトカバー)]
ニッセイ基礎研究所 不動産投資チーム (著), 松村徹 (著), 竹内一雅 (著), 岩佐浩人 (著), 増
宮守 (著)
出版社: 日経BP販売 (2013/8/5)
http://goo.gl/q7aKef
内容紹介
不動産はソフトがなければただのハコ。しかし、ソフト力を磨くことによって 社会に役立つハコ
になり、収益を生むハコにもなる。 悲観的に語られる少子高齢化の未来にも、成長できる領域が
ある。 本書は、不動産の実務者にとって最も重要な“顧客志向と未来志向"を 動機付けるための
処方箋だ。アイデアのヒントも盛り込んだ。 読めば、不動産ビジネスの大きな可能性が実感でき
るだろう。 市場分析のプロであるニッセイ基礎研究所 不動産投資チームが執筆した。
<こんな人に最適です> ・街の変化、建物のデザインや色に敏感な人 ・ビルのニュースが気にな
る人 ・分譲マンションのチラシにある間取りやスペックに不満がある人 ・住宅やオフィスの植
栽が素晴らしいとうれしくなる人 ・住民やテナントのクレームこそ明日の糧と思える人 ・設備
管理など裏方仕事が苦にならない人 ・不動産ビジネスは面倒くさいことも多いだけにやりがいが
あると思える人
内容(「BOOK」データベースより)
不動産はソフトがなければただのハコ。「駅ウエ」に子育て支援の賃貸マンションを。都心のビ
ルに「猫カフェ」を。オフィステナントの生産性向上に提案を。東京から地方へ観光需要のお裾
分けを。マイホーム借り上げ制や住宅設備の新製品度でアクティブな住み替えを。市場分析のプ
ロが明かす価値創造のアイデア。
◎2時間で丸わかり不動産の基本を学ぶ [単行本(ソフトカバー)]
畑中 学 (著)
出版社: かんき出版 (2013/6/27)
http://goo.gl/DstjDS
内容紹介
上司に聞かなくとも、最低限の実務知識が身につく!
不動産取引の5つのポイント・融資の基礎知識・値段の決まり方・契約の法律上留意すべき5つの
ポイントなどの、不動産の基本が2時間でわかる超入門書!
内容(「BOOK」データベースより)
先輩に聞かなくてもこの本を読めば「一人前の業界人」になれる!宅建持ってなくても実務はこれ
だけでOK!
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (13)
センチュリー
来店はネットを見てが50%/スマホの利用者は毎月増加
何か一つNO.1になる目標を持って
特徴を出して頑張って貰いたい
「秋のフェア」は、9-11月に開催
「
秋の戦略会議」
から
21
「現場で起きている変化、進化、深化」とは何か
(株)センチュリー21・ジャパンは8月5日、9月からの『秋の
フェア』(11月まで開催)にさきがけ、青山ダイヤモンドホール(東
京都港区)で「2013年 秋の戦略会議」を開催! 大盛況だった。
『2013年本部方針レビューと下期重点施策』を発表した三津川 一
成社長は、【上半期の全体の市況・状況 】【現場で起きている変化、
進化、深化 】にふれ。最後に【最近感じていること】 をのべた。
『秋のフェア』については、「野武士のベンチャーの気持ちを3ヵ月間持っ
て是非乗り切ってもらいたい」と述べている。
「 2013年度本部方針レビューと下期重点施策 」/三津川社長の方針発表から
◎ 51.6%の加盟店が前年比アップ/「上半期の全体の市況・状況」
【加盟店の実績は契約ベースで前年比106.1%の増加】
まず、上半期の概況ですが、これは現場の皆さまが一番お感じになっていると思いますが、
消費税のアップや金利の上昇などマイナスの要因がある中、全体としては、お客様は動いている
という印象はあります。一方で、物件が枯渇気味ということもあり、思ったよりも契約は伸びて
いない状況です。そんな中、全体として契約ベースで前年比106.1%の増加となりました。首都
圏で一番伸びているのは、東京で108.0%、次が埼玉で107.0%という結果でした。前年比の伸び
を1-3月と4-6月で分けて比較してみますと、東京と千葉が若干ペースダウンをしており、神
奈川と埼玉が逆にアップをしています。これは、既存店の数字を昨年と比較したものなので、ま
さに現場の状況を反映しているのではないかと思います。
【全体としては51.6%の加盟店が前年比アップ】
前年アップしている店舗の割合ですが、全体としては51.6%が前年比アップをしておりま
す。一番伸びているのが埼玉県で65.6%の店舗が前年比アップしています。しかし、埼玉も1-3
月に比べると4-6月は若干ペースダウンをしているのがみて取れます。マンションの概況を聞
いていると、客足も伸びているし、契約も落ちていないという話を聞きますので、新築について
はあまり心配していませんが、中古は全体的に新築に市場を取られているという印象です。
(14) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
【売上ではアメリカを除けば、一番多い】
一方で、アメリカの全体の状況ですが、絶好調に近い状況のようです。国際本部は「It's our
time」、つまり、これからは自分たちの時間だと、言っているくらいの好調ぶりのようです。今
年の後半にかけて益々好調になるのではないかと思います。そのような状況にあるので、アメリ
カに引きずられて日本が悪くなるのは、今は考えられないと思います。
センチュリー21の世界の展開状況を少しお話ししますと、現在は74ヵ国に展開しており、約
7,100の店舗、約10万人の営業マンがいます。一時期は、営業マン数が15万人と言っていました
が、リーマンショックあとに、アメリカは店舗数が半減し、多くの営業マンが業界そのものから
出て行ってしまったので、5万人程減っています。
今はアメリカ本土よりもアメリカ以外の地域の方が、店舗数も営業マン数も多いという状況に
なっています。日本の店舗数は、国別ではアメリカ、中国、フランスに次いで4番目、売上では
アメリカを除けば、一番多いという状況になっています。
【国際ホームページは9月末にオープン】
前回、ご報告させて頂きました国際のホームページの進捗状況ですが、日本は7月に国際本部
と正式に契約を致しました。参加国はアメリカを含めて21ヵ国で、店舗数で換算すると約5,600
店舗になります。国際本部が予定している9月末のオープンに向けて今まさに調整中でございま
す。少しご説明致しますと、日本の加盟店の皆さんが専任物件をホームページ上に登録すると、
日本語で登録された物件情報が、アメリカでは英語、中国では中国語など現地の国の言葉で変換
されて公開されます、逆に、海外の不動産情報は日本語で表示される仕組みになっています。国
際の取引は、実感として増加していますが、これを機に更に増加するのではないかと思っていま
す。この仕組みは、唯一他のフランチャイズが絶対にできないことですので、加盟店の皆さま
は、うまくご利用頂き、例えば、法人企業などからの専任物件獲得など、お客様と接点持っても
らいたいと思います。
◎「現場で起きている変化、進化、深化」/来店はネットを見てが50%
【来店はネットを見てが50%/スマホの利用者は毎月増加】
次に、現場の変化、進化、深化ということでお話しさせて頂きます。まず来店の状況(動機な
ど)ですが、今年の春のフェアのアンケート結果によると、①店舗に直接来店をされたのは全体
の29.4%、②ネットを見てというのが49.6%、③知人の紹介が15.2%、④チラシなどの紙媒体が
8.4%――になっています。特徴としては、首都圏ではネットの来店が55%と高く、逆に知人の
紹介が11%と低くなっています。中部圏は紙媒体の割合が比較的高い結果となっています。これ
は、中部の現場の加盟店の意見とも一致しています。
注目されているスマホを利用して来店されたお客様の割合は、売買で約1割、賃貸では約25%
になっています。スマートフォンの利用者は毎月増加しておりますので、是非皆様の店舗におか
れましてもご対応を検討頂ければと思います。
【お店全体としてどう対応したか/お客様は細かく見ている】
ここで、ここで前述のアンケート(回答は全部で約2,000件あった)から、その中で目につい
たものをピックアップしてお話ししたいと思います。基本的には、対応した営業マンに対しての
コメントが一番多いのですが、無視できないこととしまして、お店全体としてどう対応したかと
いうことについて、多くのお客様が反応しているということです。お客様が来店して、受付から
案内されて、商談が終わるまで、例えば、周りの営業マンの話し声とか、帰るときに店舗の人全
員から挨拶を言って貰えたとか、そういうところまでお客様は細かく見ています。
また、子供連れのお客様は、そのお子様に対してお店がどのような対応だったかということに
も大変印象に残っています。キッズルームがあれば一番いいのですが、なくてもお店の対応がど
うだったかなど、我々が思っている以上にお店全体としてどう対応したかということが関心事に
なっています。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (15)
【「悪い部分については悪い」と正直に言って/消費者目線での接客を】
消費者目線での接客という意味では、お客様は「悪い部分については悪い」と正直に言って欲
しいという意見が大変多く目につきます。加盟店の皆さまはわざわざ説明する必要がないと思っ
ていることもいろいろあるかと思いますが、全て話してしまったほうが、結果として成約率が高
いという店舗の声もあります。
不自然に隠すと不信感に繋がります。物件は基本的には、価格が一番重要な情報かと思います
が、それと同じくらい周辺施設の情報について気にしています。例えば、学校や買い物施設、公
園など、実際に住んだらどういう生活になるかという話があってよかったという声が目につきま
す。
これは当たり前のことかもしれませんが、お客様は、契約を急がされたり、検討のプロセスを
せかされるのは非常に嫌がっています。出来ていないと思うお店はもう一度考え直して欲しいと
思いますし、お客様に対して、自分の店舗がどういう対応をしているか、いろんな角度から見直
して貰いたいと思います。
【人材採用/営業マンを使い捨てるより、きちっと育てて】
店舗での人材採用については、経験者ではなくて、未経験者の採用が増えているという印象が
あります。未経験者の方が、皆さんの考え方を素直に理解して貰えて、結果的に会社として息が
長い営業活動ができるということのようです。未経験者の延長線上に新卒の採用がありますが、
やはりそのようなお店も増えているように思います。未経験者は、当然ですが成功したいと思っ
て入社しているので、そうなるとやはりマネージャークラスの影響が大きいと思います。
最近の『21ファミリー』(会員向け会員誌)でも、プレイングマネージャーからマネージャー
専任に切り替えて成功してという店舗が紹介されていましたが、営業マンとしっかりと相対し、
何のためにその仕事をしているのかとか、何をしてあげないといけないかを、考えることがすご
く重要になっていると思います。営業マンを使い捨てるより、きちっと育てて長く勤めて貰うよ
うにした方が、結果としてお店の業績が上がると考える店舗が増えているのではないかと思いま
す。
研修については、従来の社外の研修ではなく、お店の中で行うマナーの研修など、実際の店内
の配置など気にしながら研修を行う加盟店が増えてきています。これは、現場の店舗を利用しま
すので、いざというときに効果を発揮できるようになります。
また、社員が今の自分の会社の改善点やよかったことを発表する機会を設けるとか、あるい
は、委員会制度を採用して、社員が自分たちで考えて実行するという店舗が増えてきています。
【ネットの活用は専任部隊で行なうところも/「仲介を科学」して欲しい】
先ほど、ネットからの来店が全体の約50%とお話ししましたが、中にはネットを見てから店舗
に直接訪問をする人も多数いると思いますので、実際にはもっと多いと思います。お店は、ネッ
トに対してどういう対応をしているかで、ものすごく差が出ていると思いますので、今一度、是
非見直して頂きたいと思います。物件情報を載せっぱなしでいい加減になっていないか、よく
チェックしてもらいたいと思います。
単にネットに物件情報を載せて勝負になる時代は終わったと思います。比較的大きな加盟店の
話になりますが、ネットにデータを入力する専任部隊が9名、写真を専門で撮影する部隊が9名い
る加盟店があります。もちろん、全ての店舗が同じようにやる必要もありませんが、そこまでや
らないとお客様から捨てられる時代になっているということです。
ネットが普及してから営業スタイルが変わりつつあります。以前は、不動産営業は勘と度胸で
やっていました。もちろん、今でも重要だと思いますが、これだけでは、確実に通用しなくなっ
てきていると思います。
(16) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
お客様とは、メールでやり取りすることも多いと思いますが、その履歴を分析することが今後
重要になってくると思います。「仲介を科学」して欲しいと思います。
そうすることで、新人でもベテランと同じ動きができるようになるので、すごく重要になって
くると思います。店舗の改装については、大型店舗が増えているという印象があります。大手が
ワンストップで大型店を出していますが、店舗が大きくなればお客様に安心感を持って頂いた上
で接客ができると思います。
【お客様が急がされるのを嫌うのは事実ですが、それをなるべく感じさせないで】
先ほどのお客様は急かされると嫌がるということをお話ししましたが、相反する話をしたいと
思います。
私が皆様の店舗を訪問した際、案内から何日以内に契約をされることを目標にしているか聞い
ていますが、一番多いのは1ヵ月以内という答えです。あるお店は案内即契約を目標にしていま
す。以前は、それはよくないと思っていました。しかし、営業マンには月に新しいお客様を
10-15件与えていますので、1ヵ月以内に決めないと前に対応したお客様は埋もれてしまいま
す。営業マンは新たなお客様の方が、チャンスがあると思ってしまいますので、やはり短期間で
勝負を決めて頂くことを、お店としてどう克服するかを課題として貰いたいと思います。出来て
いるお店は、実際にお客様に会うまでの1,2週間にどう対応するかを計画立ててやっています。
お客様が急がされるのを嫌うのは事実ですが、それをなるべく感じさせないで、いかにギャッ
プを薄められるかが重要だということです。これはお客様の気持ちとは裏腹のことをすることに
なるので、お店全体として対応をしないと出来ないことだと思います。
今は、お客様は物件を事前に調べてきているので以前と比べると押しつけられているという印
象は少なくなっています。もう一度、自分のお店を見直してほしいと思います。
C21・ジャパン/8月30日~11月10日にかけ「秋の見つかるフェア」を開催
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (17)
社長業として「最近感じていること」/三津川社長の方針発表から
◎やっぱりベンチャーの野武士の集団だという気持ちで
【まとまっていかないと会社は総合力が発揮できない】
ここからは、「最近感じていること」についてのお話になりますが、社長業として一番難しく
てやらないといけない仕事は、考え方が違う5人とか10人とかの人間を、同じ考えを持って、同
じ方向に導いて行くことです。これができないとお店として体をなさないと思います。ですか
ら、まず自分の会社はどういう営業をしているとか、どういうところにお金をかけているとか、
自分の仕事にどんな社会的な意義があるとか、根本的なことをおしえてあげて、まとまっていか
ないと会社は長続きしないし、総合力が発揮できないと思います。
今までどおりのイケイケドンドンの営業スタイルでは、どん詰まりになるので、新たな顧客開
拓や、以前の契約者との接触などを、カフェなどを展開している店舗も一部にありますが、どう
すれば自分のお店に来てもらえるかを、それなりに考えて頂く必要があるかと思いますし、実際
に動き始めているお店もあります。
【収益の多様化という意味で付加価値を付けていくのはすごく重要】
収益の多様化という意味では、一人のお客様からどれだけ多くのお金がもらえるか利益に繋が
りますので、今後拡大していくと思います。例えば、保険を一緒に取り扱っている店舗では年間
で4,000万円くらいの売上が上がっている店舗もあります。これは、もちろん仲介の件数が増え
ないと増えていかないといけないのですが、付加価値を付けていくのはすごく重要なことなの
で、是非意識を向けて貰いたいと思います。
【どうすれば自分の店でできるかを是非考えて貰いたい】
今までお話ししたことはある意味、対症療法で、俗にいうハウツーものが多かったと思いま
す。私は、この会社で30年近く加盟店の皆さまとお話しさせて頂いていますが、加盟店の営業マ
ンから聞かれる内容の多くはハウツーです。加盟店の皆さまは、ハウツーは役に立つとは言いま
すが、同時に、実際にお店でなかなか活用できないとも言われます。加盟店は、規模も商品も違
うので理解できますが、やることが違っても考え方は変わらないので、どうすれば自分の店でで
きるか是非考えて貰いたいと思います。
加盟店の皆さまには、不動産営業に対する想いの強さとか、自分のお店がマンネリになってい
ないか、を考え直して貰いたいと思います。皆様の多くは、自分で創業して、自ら加盟をされて
いる店舗の経営者ですので、考え方はいろいろあると思いますが、その当時の思いを掘り起こし
て、「自分のお店はこうなりたい」というものを持って、是非実行して貰いたいと思います。
【何か一つNO.1になる目標を持って、特徴を出して頑張って貰いたい】
これはよく言われることですが、皆さまは地元に密着して仕事をしていますか。もう一度、自
分の地域の中でNO.1を目指して貰いたいと思います。どんな狭い地域での商品でも何でもいい
ので、何か一つNO1になる目標を持って、特徴を出して頑張って貰いたいと思います。皆さま
は、従業員にも責任がありますが、家族にも、お店にも責任があります。経営者は頑張って働い
ていないと、社員は不安に思うし、結局定着しないで辞めていくと思います。社員が辞めるのは
もちろんその人のせいもあると思いますが、皆さんのせいでもあるので、是非もう一度認識して
貰いたいと思います。
フェアは短期間で3ヵ月だけです。私は毎年同じことを言っていますが、フェアは運動会と同じだと思っ
ています。社内でまとまる格好の材料だと思います。成績を上げるのはもちろんですが、役割をはっきり
と確認して貰って欲しいと思います。
センチュリー21はベンチャーでまだまだ伸び盛りだと思います。同じようにブランドを持つグループとし
て三井や住友がありますが、彼らと違って完成されているブランドではありません。
センチュリー21は、やっぱり野武士の集団だと思います。野武士のベンチャーの気持ちを3ヵ月間持っ
て是非乗り切ってもらいたいと思います。
(18) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
11ページから続くセッション
2013年秋/不動産業&ネット活用の方向はどこに向うのか
連載の視点/急速なデジタル社会の到来・インフラの進化の中で
この連載は、【10月号/どう対応したらよいのでしょうか?】「ポストPC時代」への
対応/モバイルの展開と不動産業コンテンツの作り方 【11月号/今後はどうなるので
しょうか?】 不動産業サイト/2014年の展望 今後のシナリオーーへと続くのですが、
ここでは連載の視点とトピックス2題をまとめてみました。
◎今後の不動産ページに必要なコンテンツは何か/開花し始めた不動産コンテンツの手作
り(自分作成)時代
◎デバイス活用がPCを上回る中で/家探しユーザーのツールはどう変わったのか?
◎あなたは物件を何処に載せていますか/あなたはどんなコンテンツを作っていますか
◎あらゆるツール・コンテンツがコモディティ化(均質化/多種多用化による日常化)していく
中で/汚いページは見たくない
◎家探しユーザーを刺激するHPとはどんなものか
◎大手はユーザーから支持れるソーシャル・コンテンツをどう作るのか
◎中小は大手をまねるのではなく、独自な世界をどう表現するか
◎ソーシャルメディアのコンテンツは、あなたの会社の新しい顔、会社の心(窓口)である。
◎あなたの会社はソーシャルメディアで何を発信していますか。
【トピックス1】
これからの店舗は、こうでなくちゃあ!/『ハウスプラザ青戸店』
青砥駅から徒歩2分、8月20日にハウスプラザ青戸店が新装オープン ~相談スペースを増や
し、キッズルームを完備した自社店舗~
http://www.h-plaza.co.jp/
東京の城東地域を中心に不動産仲介事業を展開する株式会社ハウスプラザ(本社:東京都足立
区、代表取締役:川瀬 英嗣社長)は、青戸店を8月20日に新装オープン。
京成本線「青砥」駅から徒歩2分の社有地に、木造2階建ての自社店舗を建設。青戸の街に馴染
むよう、また木材にこだわった新築戸建てを主に取扱う自社のイメージに合うよう、外壁は木目
調の材質を全面に使用しております。
新青戸店は応接室2部屋、ご相談スペース2ヶ所、キッズルームを完備。ドリンクメニューも豊
富にあり、住まい選びの疑問や悩みをじっくりとご相談頂けます。
不動産の取引はもちろん、地域の事、住宅ローン、税金関係に精通した7名のスタッフが、主
力の売買仲介事業を中心に展開しながら、少しでもお客様にリラックスしてもらえるような店舗
作りに取り組みます。
これからの店舗は、こうでなくちゃあ!
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (19)
【トピックス2】 あるようでなかったサービス!24時間365日受付
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住まいの安心・快適を応援します!
活をサポートします。
住マイルライフサポートが住宅所有者様の新生
http://item.rakuten.co.jp/bali/smilelifesp/
(20) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
勝ち残れる仲介業者に時代の変化が求めているものとは
時代の変化・生活の変化・消費者志向の変化を、どのよ
うに考えるとよいのでしょうか
ニーズとウオンツは何がどう違うのか
違いとその変化を切り口に
ベテラン 不動産鑑定士
高橋 雄三が綴る !
特別寄稿 「不動産仲介業のあり方と未来」
高橋 雄三氏は、業歴30余年のベテラン鑑定士。1982(昭和57)年創業の高橋不動産鑑定事
務所(福島市)はこちら→ http://www.takakan.co.jp/
2005年からは、不動産事業部 『不動産のTakakan』 ( http://www.takakan.co.jp/kantei.htm )
を経営! 不動産業の未来を確実な視点で描きながら、仲介業に専門・特化した嘘のないSEO
コンサルを全国に提供中! 『本音のコラム』はこちら→ http://takakan.blog.shinobi.jp/
ニーズとウオンツは何がどう違うのか/違いとその変化を切り口に
世間一般でも、マーケティングの世界でも、ニーズ(Needs)とウオンツ(Wants)
はかなり曖昧に使われています。しかも、時代の変化・生活の変化・消費者志向の変化
に伴い、ニーズやウオンツもまた変化しています。
本稿では、ニーズ(N)とウオンツ(W)の違いとその変化を切り口にして、不動産
仲介業のあり方と未来について考えてみることにします。
まず、NとWの違いを一覧比較すると以下の通りです。
N(ニーズ)
○顕在欲求
○具体的
○低次の欲求
○生理的な必要
○必要=足りないもの
○問題解決に繋がっている
○欠乏状態(水を飲みたい)
○必要性・入用性
○無いと困る
○基本的価値
○なければ困るモノ
○意識された必要性
○原始的(動物的)欲求
W(ウオンツ)
○潜在欲求
○抽象的
○高次の欲求
○贅沢なものが欲しいという欲求
○欲求=あったら良いもの→無いよりあった方が
いい
○問題解決に繋がっていない
○冷たい水を飲みたい
○一歩踏み込んだ願望→特定の商品やサービスで
自分の願望を満たしたいという欲求がウオンツ
○我慢できる
○付加価値
○なくとも困らないが、人によっては非常に欲し
いモノ
○意識されていない欲求
○人間としての(高次な)欲求
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (21)
NとWを一覧対比することで、何となくその違いが見えてきます。
次にサービス業の原点である満足感の違いからNとWの違いを見ると、ニーズは当面の、当座
の浅い満足感に対応するものであるのに対して、ウオンツは高度な深い満足感を満たすものとい
えます。
マーケティングの視点からニーズとウオンツを見ると、NとWを一致・合体させることで販
売・契約に至るということになります。
つまり、「腹が減った」というのはニーズであり、「ハンバーガーが食べたい」はウオンツで
あり、その欲求を「マクドナルドにしよう」とまで具体化し始めて需要となるわけです。
「時代の変化がNとWも変える」/そのN・Wに応える場がマーケット
この20年、わが国は物質的には成熟社会になったことに異存はないでしょう。
モノが不足していた時代には、ニーズは誰の目にも見えていたわけで、「作れば売れる」よき時
代だったわけです。
ところが、モノが溢れている時代、必要なモノは何でもある時代、つまり成熟社会にあって
は、お客様のニーズ・ウオンツは潜在化してしまうわけです。
この時代、成熟化社会にあって求められる能力(マーケティング力)は、潜在化したニーズ、
つまり、顧客の気づかないニーズの発掘・発見力となるわけです。
あたりまえのことですが、ニーズもウオンツも消費者・需要者が主導権を持っており、その
N・Wに応える場がマーケットなわけです。
事業・ビジネスとは、企業が提供する価値(商品・サービス)が市場のニーズ・ウオンツとの
マッチングから生まれるものであり、それ以外にはあり得ません。
このマッチングの壁を乗り越え、市場のN・Wにいかに結びつけるかがビジネスのポイントで
あることまでは誰でも分かるわけですが、実現できる人は極めて少数です。
幸い、インターネット活用・ホームページ活用・物件情報と顧客情報のマッチングデータベー
ス活用を中心に据えた「ネット不動産仲介業者」には、ネットとデータベースという強力な近代
兵器があります。
HPという近代兵器をフルに活用することで/勝ち残れる仲介業者に
HPという近代兵器の最大の特長・利点は、さまざまな試みにチャレンジし、試行錯誤を何度
でも重ねることができることです。
つまり、地域のお客様が、今、何を求めているのか、満足する住まいは何なのか、時代の変化
とともに、お客様の心の変化・ニーズやウオンツがどう変わろうしているのかも捉えることが可
能になったのです。
この近代兵器をフルに活用することで、不透明な時代を切り拓き、地域で生き残るだけでな
く、勝ち残れる仲介業者になることは十分に可能なはずです。
岐阜市を本拠にして、住宅リフォーム店・工務店の不動産仲介業への進出を支援している
(株)ゴッタライド(http://www.gotta-ride.com/)の吉田社長は、リフォーム店のHPのあり方
を以下のように分かりやすく分析していますので紹介します。
(22) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
まず、二つの視点からHPを分析します。
「読まれるサイト」を目ざすのか、「見られるサイト」を目ざすのか、お客様目線・ターゲッ
ト目線から、その違いを明確にすべきと説きます。
読まれるサイトは、男性的な視点・理性的な視点、つまりは、文章中心に構成されるべきとさ
れます。
見られるサイトは、女性的視点・感覚(感性)的な視点で構成し、当然、写真を多用し視覚に
訴えるコンテンツとなるべきとされます。
これを住宅リフォーム業のHPに当てはめると、外壁塗装や太陽光パネル設置を中心にした業
態の場合、「読まれるサイト」を目ざすべきです。
なぜならば、お客様の関心は
○リフォーム業者の選び方、塗料の選び方、施行方法に主な関心があること。
○合理的な判断をするための情報・コンテンツを求めていること。
○正しいリフォームのあり方を論理的に知りたいこと。
……という点にあるのであって、当然、文章中心のHPで、お客様のニーズに応える内容とな
るべきです。
一方、キッチンやお風呂のリフォームに力を入れている業者の場合は、「見られるサイト」を
目ざすべきとされます。
キッチンやお風呂、水廻りのリフォームの場合、決定権者は家庭の主婦であり女性です。です
から、次のようなことがポイントになります。
○素敵なキッチンへの要望・感情を強く持っていることへの対応。
○スペックや機能性よりも、写真を多用した、視覚的に訴える、ウオンツを刺激するコンテン
ツを重視すべきであること。
不動産仲介業の向かうべき方向/ニーズ(基本性能)とウオンツ(付加価値)
の重視を
以上の分析は、ニーズとウオンツの違いを意識した上で、HPのあり方を具体的に分析したも
のであり、学ぶことの多い分析です。こうした分析・検討をふまえた上で、不動産仲介業の向か
うべき方向、HPのあり方について検討します。
わが国は、今や住宅過剰の時代に入っています。2012年には世帯数が5,000万余りであるのに
対して、住宅戸数は5,750万戸となっており、750万戸(13%)の空家が存在しています。つま
り、住宅の絶対量が不足していた時代はとっくの昔に終わったということです。
住宅不足の時代であれば、最低限の雨・風をしのぐ空間としての「住宅」のニーズも存在した
わけですが、今、求められているのは住宅の基本価値・基本性能(ニーズ)に加えて、デザイン
やイメージ、設備・環境等の付加価値(ウオンツ)をいかに差別化・個別化できるかではないで
しょうか。
賃貸派にしろ、持家派にしろ、「ここに住めば好きなジョギングができる」、「楽器が弾け
る」、「夜景が楽しめる」、「毎朝、バードウォッチングができる」などの付加価値(ウオン
ツ)が重視される傾向が強くなっているわけです。
成熟化社会・物質的には豊かな社会にあって、住宅だけは質の面で満たされないものが多い分
野でした。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (23)
今後は平均的な世帯所得の減少が続くなかで、高所得層と低所得層の二極分化は一層進むものと予
測されています。
だからといって、ニーズ(基本性能)重視、即、低所得層向け需要ではないし、ウオンツ(付加価
値)重視、即、富裕層向け需要とならないのが、住宅産業・不動産業の難しいところでもあるし、面
白いところでもあるわけです。
ニーズとウオンツの両面を満足させる住宅とは何か
成熟社会・豊かな社会がいかに進んでも、人々が住宅に求めるものは、第一に安全・安心・立
地・環境といった、基本性能(ニーズ)であり、これは、住宅選びの「必要条件」だといえま
す。
この必要条件を満たした上で、個人的な価値観・感性・満足感にフィットする付加価値(ウオ
ンツ)を加えたものが、必要十分条件(ニーズもウオンツも満足させる)を満たす住宅となるわ
けです。
○ニーズとウオンツの両面を満足させる住宅とは何か?
○二つの面を満足させるために不動産仲介業が提供できるサービス・情報は何か?
○そのために仲介業者のHPはどんな役割が果たせるのか?
ネットとHP活用したネット不動産仲介業者は日夜悩んでいるわけです。
実は、悩んでいるのは仲介業者や業界の人間だけではありません。一生一度の高額商品である
「住宅」を探し求めているお客様も悩み、迷っているのです。
地盤はどうか、建物の基本構造・性能は大丈夫か、防犯・防災面の安全性はどうか、街として
の将来性はどうか、……悩みはつきないわけです。
これらの、いわば、基本性能(ニーズ)に関する悩みごとに優先順位をつけ、できれば付加価
値(ウオンツ)も満足させる物件探しのお手伝いが仲介業者の仕事(サービス)の本質なのでは
ないでしょうか。
これからの不動産仲介業は、その専門性・専門能力を生かしたコンサルティングに力を入れる
べきだといわれることも、このような背景・時代の変化を理解すると納得ができます。
ニーズとウオンツを意識したHPはどうあるべきなのでしょうか。
ニーズに応えるという面では、価格・所在・基本性能・環境・利便性等々について、マイナス
情報も含めて総て公開するのは当然のことです。
加えて、建物内外の写真・周辺環境の写真、さらには、物件個有の付加価値等々、お客様のウ
オンツに応える情報を発信することが、これからの仲介業者のHPには求められているのではな
いでしょうか。
追記
本稿では、ニーズとウオンツの違いを切り口として、不動産仲介業のあり方について分析して
みました。
ニーズ(基本価値・基本性能)をベースにしながら、時代やお客様が求めているものは、ウオ
ンツ(付加価値・付加機能)であることが明らかになりました。
次回は、「不動産仲介業の未来展望 」――付加価値実現サポート業としての不動産仲介業――につ
いて考察します。
(24) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
外部からの視点/アウトサイダーレポート
いま気になる業界の動向/知っていそうで知らない現状と問題点はなにか。
注目の流れに外部から切り込むアウトサイダーレポート
連載 〔第2回〕
急増するシェアハウス物件の背景/入居者の
心をつかむのは新しい価値観
◎ シェアハウスの市場動向/5年間だけでも市場規模は5倍以上ーー2005年
より毎年3〜4割増加し1万6,000戸に
◎ シェアハウスの特徴/管理会社が施設そのものを運営ーー消費者に響く共
有スペースと「豊かさ」とは何なのか
◎ 運営時の注意点/入居者の心をつかむ新しい価値観をーー物件の持つ価
値を、ハード以外の観点から再検討
株式会社 フロンティア・B.I.(Frontier of Business Intelligence Inc.)
事業開発部 中原 久根人 http://www.fobi.co.jp/
◎ シェアハウスの市場動向/5年間だけでも市場規模は5倍以上
ーー2005年より毎年3〜4割増加し1万6,000戸に
ここ数年急激に増加しているシェアハウス物件。シェア物件だけを取り扱う不動産メディア、
ポータルサイトの『ひつじ不動産』( http://www.hituji.jp/ )を運営する(株)ひつじイン
キュベーション・スクエア
(http://www.hitujiinc.co.jp/ )
に よ る と、全 国 で 登 録 棟 数
は、2005年より毎年3〜4割増
加 し、首 都 圏 を 中 心 に 1 万
6,000戸に上っているという
データがある。 (左図『ひつ
じ不動産』より)
2007年からの5年間だけで
も市場規模は5倍以上に延び
たと言われている、急拡大市
場です。
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (25)
爆発的ブームに入ったシェアハウスの現状、実態、行方を見ておく
シェア住居の仕組み/ひつじ不動産のHPより(抜粋)
シェア住居は、ズバリ「住む所」です。今の所、主に東京・神奈川・千葉・埼玉などの地域
に多数の物件があり、次に挙げるような特徴があります。
基本的にプライベートな個室がある。大抵のシェア住居は、以前は寮やマンション、一般の
民家等であった建物を転用して運営されています。
入居者は基本的にそれぞれのプライベートな居室で生活し、リビング、キッチン、トイレ、
風呂、洗濯機などといった設備だけを共有します。ワンルーム物件と同等レベルの賃料で広々
とした共有空間を利用できたり、様々な充実した設備を利用可能である点も人気の理由です。
もちろん、何よりも共有空間の利用を通じて他の入居者との間に自然に交流が生まれるのが
面白い所です。日常の社会生活ではなかなか接点の無い様々な業種、経歴の入居者との間に、
シェア生活設備を起点に様々な接点が生まれてゆきます。
設備共用の分、デザインや設備のスペックの高い物件もあったりする。
実はこの市場では、数年前からデザイン物件がトレンドになっています。入居者同士で生活設
備を共同利用する代わり、その分だけ豪華な設備が提供されている、という寸法。
「ワンルームのデザイン物件にはとても手が出ない……でもお洒落な物件でドラマみたいな
生活がしてみたい!」そんなありがちだけどナカナカ叶えられない要求が、意外と簡単に実現
できてしまうのも面白い所です。
一つの物件を共有して住むスタイルは、元々はフラットシェアなどと呼ばれ、欧米では一般
的。海外ドラマや映画などを通じて、日本に概念が入って来たことがきっかけと考えられていま
す。
◎ シェアハウスの特徴/管理会社が施設そのものを運営ーー消費
者に響く共有スペースと「豊かさ」とは何なのか
さて、いわゆる一般賃貸物件のルームシェアと、シェアハウスの違いはどこに有るのでしょう
か?
ルームシェアは個別に入居者が賃貸住宅を共同で借り入れていることに対して、シェアハウス
は、共同で居住することを前提に、管理会社が施設そのものを運営している点にあります。
では、どのような点が消費者に響いているのでしょうか。
人気施設を見ていくと、一人暮らしでは得られなかった、様々な観点での「豊かさ」が有るこ
とがわかります。
まずは、ハード面の特徴を見ていきます。多くの施設の場合、プライベートを守る寝室を最低
限の大きさに抑える代わりに、共有スペースの充実化を図っています。
広いキッチン、バーラウンジや、ホームシアター、ビリヤード、ビールサーバーや、ワイン
クーラーなど、まるでホテルか高級マンションを彷彿とさせる施設が共有スペースとして設計し
て有るなど、一人暮らしのワンルームと殆ど変わらない賃料で、贅沢な居住環境を手に入れられ
るという、設備としての魅力があります。
(26) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
また、代表例としてよく取り上げられる2011年にオープンした『元麻布農園レジデンス』など
は、都心で農園を持ちながら生活出来るという「コンセプト」を明確に打ち出し人気物件となり
ました。
これは、都会で土に触れながら生活できるというライフスタイルを提案。その「コンセプト」
へ共感した居住者が集まることで、新しい都会のコミュニティの形成を目指したモデルとして注
目されています。
このように、共同生活だからこそ生まれるコミュニティというものも、一人暮らしでは得られな
い「豊かさ」として認知され始めています。
元麻布農園レジデンス http://motoazabu-farm.com/
運営=(株)アスラボ http://www.asulabo.jp/
、
その他、次のような例が注目を集めています。
コミュニティ形成を前提としたコンセプトを打ち出す施設として、ドラムやギターを標準で備
え、楽器が演奏可能な防音壁を完備したシェアレジデンス市川。入居者をプログラマやエンジニ
アを限定したギークハウス。入居者のバランスを敢えて外国人、日本人1:1に保つことで国際交
流を軸にすることに成功した横浜ベイビュー。シングルマザーをターゲットにし、子育ての助け
合いを促すだけでなくチャイルドケアを提供することで入居者の育児負担を軽減するというペア
レンティングホーム等、次々新しい切り口のユニークな施設が増えています。
注目を集める新しいコンセプトのシェアハウス
★シェアレジデンス市川/総武線・東西線を生活圏内に収めた好立地にシェアレジデンスシ
リーズの新作が誕生。50戸の大型物件に、バーカウンター、プレイルーム、楽器・通信カラ
オケ付の防音室、フィットネススタジオ、など充実の設備群を備え、今までにないシェアライ
フを提案します。
http://www.hituji.jp/comret/info/chiba/ichikawa/share-residence-ichikawa
★ギークハウスプロジェクト/ギークハウスはソーシャル化するインターネットの中で生まれ
た新しい形のシェアハウスです。ギークハウスプロジェクトとは「単なるシェアハウスではな
く、趣味や話題が合うギークが集まって共同生活をしたら楽しいんじゃないか」というコンセ
プトで、2008年夏にスタートしたシェアハウスの企画です。
http://geekhouse.tumblr.com/
★横浜ベイビュー シェアハウス/横浜、川崎から5分の新子安駅から徒歩3分と非常に便利で
す。定期的にウェルカムパーティーを開催しますので、シェアハウスが初めてな方も安心して
輪に入っていけます。 http://goo.gl/Se1ez
★ペアレンティングホーム/ペアレンティングホームとは ~理念~ 子育ても仕事も楽しく
両立することができる環境を整えたい。そんな思いから始まったのがこのペアレンティング
ホームです。 http://parentinghome.net/
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号 (27)
前ページの表に掲げたのは、新しいコンセプトで次々に登場するシェアハウスの事例ですが、賃貸
住宅市場でもハードからソフトへの消費者の価値観の転換が起きつつ有るという象徴と言えるのでは
ないでしょうか。
◎ 運営時の注意点/入居者の心をつかむ新しい価値観をーー 物件
の持つ価値を、ハード以外の観点から再検討
では、次にシェアハウス運営において注意すべき点は何か?を見て行きましょう。
まずは、コンセプト作り、企画力です。入居者のライフスタイルそのものの提案になるため、
消費者のニーズをよく分析し、どのようなコンセプトであれば入居者が集まるか、他社の成功事
例を分析しながら、自社の強みを考えていく必要があるでしょう。
次に、管理運営コストやノウハウについて考察してみると……。ズバリ、シェアハウスでは管
理会社の運営負担が増えるという点です。
なぜなら、シェアハウスの場合、管理会社が管理するのは物件というハードだけでなく、コ
ミュニティというソフトも管理運営していくためです。
例えば管理会社側主催でBBQや料理教室、新たな入居者が既存の入居者とスムーズに打ち解け
られるようにするための歓迎会の主催、先に上げた例(ペアレンティングホーム)で言うと、
チャイルドケアの手配など、共同生活の活性化とトラブルの未然防止のため、管理会社が積極的
に関わる必要がある事、そして、入居者に期待されたサービスの維持を行なっていく事など、細
かい配慮が必要になってきます。
次に建築改装時の注意点です。新規物件で建てるケースも増えて来ましたが、中古物件をシェ
アハウス向けに増改築を行うケースが多数です。
中古一軒家などを改装際に建築基準法上の建築確認が必要になるケースや、用途変更の届出が
必要になるケースも考えられるため注意する必要があります。
シェアハウスは、立地が多少悪く、築年数が経過した物件でも、入居者の心をつかむ新しい価
値観、コンセプトを提供す事が出来れば、新たな価値を持った物件になる可能性があります。
物件の持つ価値を、ハード以外の観点から再検討し、新たに収益を増やす機会としてこのトレンドに
注目しても良いのではないでしょうか。
シェアハウスライフ応援ポータルサイト『 シェア生活.com 』
『シェア生活.com』は全国のシェアハウスが探せるシェアハウスライフ応援ポータルサイト
です。お気に入りの物件を地域・路線・こだわりから探せます。最新の物件情報はもちろんシェ
アハウスに関わるヒト・モノ・コトの情報をお届けします。
2012年5月に正式リリースされた初のシェアハウスをちゃんと検索できるポータルサイトで
す。シェアハウスならではの専門性、そして拡大するマーケット上で必要とされる詳細な検索機
能を備え、電話での問い合せ受け付けやシェアハウスの案内も行う本格的なシェアハウス検索
ポータルです。
http://share-seikatsu.com/
(28) 不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
2013年10月号 予告
2013年秋/不動産業&ネット活用の方向はどこに向うのか
【9・10・11月号の3号連載】【10月号/どう対応したらよい
のでしょうか?】 「ポストPC時代」への対応/モバイ
ルの展開と不動産業コンテンツの作り方
◆ 不動産市場展望
◆ 未来戦略
◎デバイス活用がPCを上回る中でモバイル時代の不動産
業展開は今後どうなるのか
◆ 編集長Watching
【アウトサイダーレポート】
株式会社 フロンティア・B.I/中原 久根人.
◆ FDJ社/オリジナルデータ
注目・名物サイト紹介
http://www.muji.net/mt/ie/senri_share/
シェアルームに、無印良品で
暮らそう。
1年無料で団地のシェアルーム
に住む3人組募集|
無印良品の家
不動産業戦略 e-REVIEW/2013年9月号
不動産業戦略 e-REVIEW/発行概要
● 購読申し込み先
http://www.fdj.com/fdj2/mousikomi.html
雑誌版では
表3は、広告ページになっています。
本誌はWebと連動しています/★読者サービス★ Daily News へは下記URLからどうぞ!
http://fdj2today.exblog.jp/
不動産流通をどう
活性化するか
いま必要な新しい
インターネット
戦略とは
不動産・住宅産業
の総合戦略を探る
時代と経営環境が激変!
21世紀型ユーザーが登場してくる中で
経営と営業を刺激する未来型 Solution マガジン
不動産業戦略 e-REVIEW
2013年9月号
㈱ 不動産データ&ジャーナル社
本 社/〒358-0027
埼玉県入間市上小谷田1-3-3-501
TEL 04(2964)7411
FAX 04(2965)6707
URL http://www.fdj.com/
E-mail [email protected]
編集兼発行人
浅見 貞男
2004年10月創刊
●月刊/毎月1回20日定期発行
●購読料/月額2,500円
印刷所 (有)アイ・シー印刷
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