...

ヘッドホンアンプ用途 D級アンプ用BTL出力スイッチング

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

ヘッドホンアンプ用途 D級アンプ用BTL出力スイッチング
スピーカ/ヘッドホンアンプ用途
D級アンプ用 BTL出力スイッチングドライバ
NJU8714のサンプル配布開始
ステレオマイクロスピーカ駆動可能 150mW/ch@8Ω
最近のオーディオ製品では、最終段のアンプ回路までデジタル化され、オーディオシステム全てをデジタ
ル信号処理しています。そのため信号伝搬経路や処理による音質劣化が無く、さらに消費電力を低減し
た製品が登場しています。
今までのシステムは、DSPや音源ICの出力にD/Aコンバータとアナログアンプを接続してオーディオ信号
を再生していましたが、最近は、PWMや PDMの 1ビットデジタル信号出力を備えているDSPや音源ICが
増えてきました。D級動作スイッチングドライバは、この1ビットデジタル信号を、デジタル信号のまま増幅
して出力するためにD/Aコンバータを必要とせず、しかも入力信号に忠実な出力と高い電力効率を得る
ことができます。原音に忠実な再生音と省電力、小型化、そしてコスト削減を可能にします。
新日本無線では、これまでこの様な要求に応えるべく、1ビットデジタル信号入力D級動作スイッチングド
ライバNJU8711およびNJU8713を製品化し、ポータブルオーディオ用のヘッドホンアンプとして好評を博し
て参りました。そして今回新たに出力段をBTL接続とし、ヘッドホンからマイクロスピーカまで駆動を可能
にした1ビットデジタル信号入力D級アンプ用BTL出力スイッチングドライバNJU8714の開発を完了し、サ
ンプル配布および量産を開始します。
NJU8714は、PWMや PDM1ビットの2chデジタル信号を直接入力でき、出力に簡単なLC型ローパスフィル
タを接続するだけでステレオアナログオーディオ信号を得ることができます。NJU8714の出力段は、電源
電圧が0Vまで動作するBTL出力回路を採用していますので、出力レベルの全域で低歪みと低ノイズを実
現できます。また最大150mW/ch(8Ω負荷時)出力により、ヘッドホンだけではなく小型ゲーム機や電子
辞書などに搭載されているマイクロスピーカのステレオ駆動が可能です。
NJU8714の出力ドライバは0Vまで動作可能なため、出力部電源端子へ印加する電圧を変えることで出
力レベルを制御でき、入力信号成分を損なうことなく出力レベル(音量)の制御が可能です。
(2004年03月05日)
<開発製品一覧>
製品名 NJU8714
1ビットデジタルオーディオ信号入力,
ステレオBTL出力 D級アンプ用 スイッチングドライバ
機
能
応
用 ポータブルCD、MD、デジタルソリッドオーディオなどのポータブルデジタルオーディオ製品
外 形
SSOP20
<製品の機能および特徴の概要>
· 2チャンネル1ビット オーディオ信号入力
· ステレオBTL出力
· 最大出力 150mW/ch@8Ω
· BEEP機能
· スタンバイ機能
· 出力ドライバ制御機能
· 動作電源電圧 VDD:1.7V~2.7V
VDDO: 0V~2.0V
VG:4.5V~5.25V
· CMOS構造
· 外形
SSOP20-B2(5.0mm×6.4mm×1.25mm)
<生産予定/サンプル価格>
弊社では、NJU8714のサンプル配布を2月から開始し、生産は2004年3月より月産5万個から開始し、順
次増量を見込んでいます。なお、サンプル価格は@\200円です。
Fly UP