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風水力機械① - 日本産業機械工業会

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風水力機械① - 日本産業機械工業会
平成28年8月22日発行(毎月1回20日発行第791号)ISSN0558−4809
一般社団法人 日本産業機械工業会
Aug 2016
791
8
﹁風水力機械①﹂
特集﹁風水力機械①﹂
特集﹁風水力機械①﹂
平成 年8月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
28
22
20
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700
頒価
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2016 Aug
円︵消費税別 円︶
56
No.
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INDUSTRIAL MACHINERY
産 業 機 械
人と暮らしを支える産業機械
No.791 Aug
Contents
特集:
「風水力機械①」
巻頭座談会
「ポンプ業界が将来、更なる飛躍を遂げるために
現在取り組むべき課題について考える」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 04
風水力機械部会 部会長 寺垣 彰夫
風水力機械部会 副部会長 青山 匡志
風水力機械部会 幹事 吉井 秀行
【汎用ポンプ】
省エネ家庭用深井戸水中ポンプユニット(株式会社 荏原製作所)・・・・・・・・・・・・・・・ 08
最新型増圧給水装置の省エネ効果について(テラル株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
【一般ポンプ】
ジ ャ ス ト
JAST構造を採用した
小形・高効率 立形渦巻ポンプ(株式会社 川本製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
高揚程全面水路型ポンプシリーズ(株式会社 鶴見製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
当社クライオジェニックポンプの紹介(日機装株式会社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
【メカニカルシール】
ベローズ形カートリッジ式メカニカルシール(イーグル工業株式会社)・・・・・・・・・・・
非接触式補助軸封装置(三和工機株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
低い導入コストで安全性向上、環境保護に
貢献する気液両用メカニカルシール(株式会社 タンケンシールセーコウ) ・・・・・・・・・・
高圧・高周速・温度変動対応
完全二つ割りアウトサイドメカニカルシール(日本ピラー工業株式会社) ・・・・・・・・・
18
20
22
24
【圧力式下水道システム】
マンホールポンプ施設用高効率・高通過性水中ポンプ
(株式会社 荏原製作所)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
26
【その他】
高効率水中ミキサの開発(新明和工業株式会社) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
縦型低動力撹拌機(新明和工業株式会社)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31
海外レポート 一現地から旬の話題をお伝えする 一
米国のエネルギー需給動向について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
駐在員便り ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
企業トピックス
韓国・サムスンメディカルセンターにおいて
陽子線によるがん治療が開始されました(住友重機械工業株式会社)・・・・・・・・・・・・・ 40
連載コラム1 ・・・・・・・・ 33
産業・機械遺産を巡る旅
「国産初の硬貨計数機」
(兵庫県)
イベント情報 ・・・・・・・・ 42
行事報告&予定 ・・・・・・ 43
書籍・報告書情報
・・・・
51
統計資料
産業機械受注状況 ・・・・・・・・ 53
産業機械輸出契約状況 ・・・・・ 56
環境装置受注状況 ・・・・・・・・ 58
ポンプ需要部門別受注状況 ・・・ 60
産業機械機種別生産実績 ・・・・・ 61
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03
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企業の枠を超えて部会を代表する3人が語る
ポンプ業界が将来、更なる飛躍を遂げるために
現在取り組むべき課題について考える
8月・9月号は昨年に引き続き「風水力機械」を特集する。
でも大きくは変わらないと思います。それに対して海外
8月号では、寺垣彰夫部会長(株式会社 荏原製作所)
、
市場ですが、新興国においては依然としてGDPで5%
青山匡志副部会長(株式会社 電業社機械製作所)
、吉井
以上の成長が続いていることから相応の経済効果が期待
秀行幹事(株式会社 日立製作所)の3人にお集まりいた
だき、ポンプ業界の現状や将来の取り組みについて語っ
てもらった。
できると思っています。その中でも依然として活況かつ
市場規模も大きいのはインドです。対して中国は経済的
にも政治的にも、更に設備過剰問題についても混沌状態
が続いていますが、もともとの市場規模が大きいことも
04
それではまず最初に、寺垣部会長から最近のポンプ業
あり、我々業界関係者にとって重要な地域であることに
界の概況に関してのご説明をお願いします。
変わりありません。また、地域ではなく業界別に目を向
寺垣 「まずは国内と海外、それぞれを分けてお話させ
けると、厳しいのは原油関連であり、本年度も投資は数
ていただきたいと思います。国内経済に関しては、日本
十%規模の抑制はやむなしといった状況で、この市場と
のGDPは0.7%増、その他の景気動向指数を見ても微増
しては厳しさが続くと考えています。一方、石油化学業
という状況が続いています。そうした中、ポンプ業界を
界については、原油価格の低下を受け活況を呈している
取り巻く環境はというと、ここ数年言われ続けています
こともあり、エチレンやプロプレンを中心に相応の成長
が、
『緩やかな回復』という一言に尽きると思います。関
が確保できるのではないかと期待しています。もうひと
連企業の設備投資意欲については手控え感が続いていた
つ、水関連のインフラについては新興国を中心に依然と
こともあり、そろそろ動き出すのではないかと期待した
して伸びが堅調であることから、今後も期待できるもの
いと思います。更に民間に対して公共事業関連は、補正
と考えています。」
予算等も出ているようですが、動きとしては対前年度比
青山副部会長はいかがお考えでしょうか?
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青山 「一部、寺垣部会長と重複する話になってしまい
例えば、ポンプの回転体を最新の技術のものに交換し効
ますが、日本国内については『緩やかな回復』というこ
率の向上を図り、補機を減らす等してシステム全体の簡
とで、ポンプ関連については対前年度比4.3%の受注増
易化を図り、全体のメンテナンスコストの低減を実現さ
が期待できるものと判断しています。ただし、国内の官
せるといった方向性は、今後の需要喚起において大きな
公庁関連の設備について言えば、老朽化が深刻であると
位置を占めるのではないかと思います。加えて昨今、各
いう大きな問題があります。これは設置から40〜50年以
地で大きな被害をもたらしている自然災害の予防や災害
上経過しているものが多く、お客様としてもより効率の
復旧に対応するシステムにおいてポンプが果たす役割は
良いものに更新したいという意欲はある一方で、いざ予
極めて大きいこともあり、そうした分野での公共工事と
算となるとなかなか厳しいというのが現状です。そこで
しての需要も期待できるのではないかと思います。これ
更新ではなく延命策ということになるのですが、これは
はオリンピック関連需要も同様だと思います。総じて民
これで対応が極めて多様化することもあり容易ではあり
間関連は老朽化設備に対する更新需要、公共投資におい
ません。しかし、お客様のご要望である以上、機械メー
ては老朽化対策に加えて新規案件と災害対策、そうした
カとしてはできるだけ対応しようと考えています。また
部分が今後数年における期待分野であると思います。
」
現状の設備が実際にはどのような状態にあるのか?シス
グローバル市場における、我が国のポンプ業界の位置
テム全体の寿命を延ばすにはどこをどうするのが一番リ
付けについて解説をお願いします。
ーズナブルなのか?といった診断システムをより向上さ
吉井 「グローバルに関しては、常に言われていること
せることで、眠っている需要を更に喚起することができ
ではありますが、ここ最近はリスクの部分がより大きく
るのではないかと思っています。
」
クローズアップされています。イギリスのEU離脱問題
長い目で見れば延命策よりも新規入れ替えの方が最終
に関連する急激な円高や株安、様々な地域でのテロ問題。
的には安く上がるケースも多いとは思いますが、そうし
これらは我々が何かしてどうにかなる問題ではありませ
た場合はどのような形で営業を行うのでしょうか?
ん。国内需要の大きな伸びは今後望めない以上グローバ
青山 「新しいものが良いというのは、みなさんに理解
ル市場で勝負するしかないと言われて久しいわけです
いただいている一方で、結局のところイニシャルコスト
が、こうしたリスクの部分については誠に痛し痒しでど
への締め付けは軽くはないという一言に尽きると思いま
うにかならないものかというのが正直なところです。
」
す。最終的には部品交換や材質変更といった延命策へ流
れるというのは仕方のないことだと思っています。我々
としては、そうした様々な要望にいかに応えることがで
きるかということが大事になります。
」
吉井幹事はどのような印象をお持ちでしょうか?
吉井 「国内の更新及び延命策について付け加えさせて
いただきますと、先ほど青山副部会長がお話された、現
状を的確に把握することで、手を加えなければならない
箇所をできるだけ少なくするということがポイントであ
り、
そこがニーズの中核的な部分になると考えています。
寺垣 彰夫 Akio Teragaki
株式会社 荏原製作所
風水力機械カンパニー
常務執行役員 企画管理技術統括
国内市場が飽和状態である以上、
海外市場に積極的に進出しなくてはならない
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青山 匡志 Masashi Aoyama
株式会社 電業社機械製作所
執行役員 気体機械設計部統括 兼
水力機械設計部長 兼 技術研究所長
診断システムを向上させることで、眠っている
需要を更に喚起することができるはず
競う分野であるかで変わってくると思います。水利関係
の大型ポンプ等はまさに前者であり、そこではヨーロッ
パの大きなメーカが競争相手となります。後者について
は、小型ポンプ等該当しますが、これは完全に成熟した
技術分野であり、新興国のメーカに対して日本メーカが
どのような優位性を発揮できるかがポイントになってく
ると思います。」
吉井 「小型ポンプについては、今後も地産地消的な考
え方が重要になってくると思いますので、現地工場を建
設しての進出はもちろん、現地企業との提携も進める必
06
吉井幹事が考える、リスクもメリットも含めて総合的
要があると思います。特にインド等はビジネスを取り巻
に今後重要度が増す地域はどこだとお考えでしょうか?
く環境が非常に複雑で地元企業との提携なしには何事も
吉井 「総合的に見て、ポンプという機器に対して需要
うまく進まないという一面があります。この問題はエリ
があるのは中東だと思いますが、基本的に極めてリスク
アごとに事情は変わってくるので、情報収集も含めてし
が高い地域でもあります。東南アジアは安定した需要が
っかり取り組まなければならない分野であると認識して
望める一方で、ライバル国の企業との競争が熾烈です。
います。」
中国は中国で巨大市場ではあるものの、どうしても政治
青山副部会長はグローバル市場に関してはいかがお考
に左右されてしまいがちです。まさに一長一短で簡単に
えでしょうか?
は判断できない問題ですね。関連各社、自社の持ちゴマ
青山 「お二方がお話された通りで、技術的に難易度が
を総合的に判断しつつ戦略を練っているというのが正直
低いポンプに関しては現状で既に新興国メーカとの熾烈
なところだと思います。
」
な価格競争に晒されています。そこに本格的に進出しよ
寺垣部会長はグローバル市場についてはどのようなお
うと考えると現地生産を進めることを考えざるを得ない
考えをお持ちでしょうか?
のですが、そこには相応のリスクが付いて回るという問
寺垣 「海外市場におけるリスクに関連しては、テロや
題もあります。難易度が高い製品については欧米メーカ、
自然災害等にいかに向き合うかということについての意
特にヨーロッパメーカとの戦いになりますが、技術的に
識が高まっていることは間違いありません。これは関連
は我が国のメーカも負けてはいない一方で、ヨーロッパ
各社すべてに共通している現象だと思います。それでも
メーカの中には既に新興需要国に製造工場を持っている
積極的に海外へ出ていかざるを得ない状況であり、どの
例も少なくありません。そうした状況下で我が国のメー
地域でどのようなビジネスを展開するかについては、吉
カが戦っていくためにはまだまだ努力が必要だと思いま
井幹事がお話くださったように、まさに各社それぞれだ
す。
」
と思います。
」
それでは次に、トップランナーモータについての現状
グローバル市場において、日本企業にとって脅威とな
はどのような状況であるのか、解説をお願いします。
るライバルはどこの国の企業なのでしょうか?
寺垣 「トップランナー規制についてですが、1年前は
寺垣 「これは先進技術を競う分野であるか、コストを
盛んに話題に上っていましたが、現状ではしっかりと定
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吉井 秀行 Hideyuki Yoshii
株式会社 日立製作所
インダストリアルプロダクツビジネスユニット 機械システム事業部
ポンプ・送風機システム本部
本部長
老朽・災害対策等が今後数年における
期待分野である
着した印象があります。対象機種の出力が小さかったこ
ともあり、当初はメリットをあまり感じないお客様も多
かったのですが、時間をかけたこともあり、現状は落ち
着いているかと思います。ちなみに日本国内における各
種産業用モータの消費電力については全消費電力中の半
分を占めているということから、トップランナー規制に
よって相当量の電力節約に効果があります。」
ビジネスを展開する上で、このトップランナー規制と
いうものは有効なセールストークに使えるということで
しょうか?
寺垣 「個人的にはもうその段階は通り過ぎているかと
価格が50ドルを下回っている現状では、掘削サイドの投
思います。皆さんはどのようにお考えでしょうか?」
資意欲の回復はとても望めないというのが厳しいところ
青山 「現状では各社共に使用していることに加え、寺
ではあります。」
垣部会長がお話されたように既にかなり浸透しているこ
寺垣 「メジャーの中には原油価格の変動を見越して石
ともあり、ビジネス上のメリットはもはやあまりないの
油化学関連への投資を進めたところもあり、そうした企
ではないかと思います。当初は生産が間に合うのか?納
業は何とかなっている一方、掘削のみに注力していたと
期がどうなのか?といった懸念もありましたが、その辺
ころは完全にどん底の雰囲気だと思います。
」
りはモータメーカさんが頑張ってくれたこともあり、混
青山 「原油価格の低迷で上流の掘削側がジリ貧状態な
乱なく供給され現在に至っていると思います。」
のは言うまでもありませんが、ならば製品にする下流側
吉井 「ポンプ業界以外、例えば送風機業界等はまだ追
がいいのかというとそうでもないというのが私の印象で
いついていないという話も耳にしますが、ポンプに関し
す。全体的にオイル&ガスはどうにもならないというの
ては問題なく転換できていると思います。」
が現状だと思います。」
寺垣 「規制導入当初は適応モータ単体の価格がどうし
寺垣 「そうした状況ですから、中東全体の投資意欲が
ても上がってしまったことから、お客様側の反応として
下がっているのが現状の大きな問題であるということで
は正直あまり芳しいものではありませんでした。ビジネ
すね。」
ス的にはメリットはなかったということです。それを地
それでは最後に寺垣部会長から会員各社へ向けてのメ
道に普及させたため、現状ではトータルで良い方向に向
ッセージをお願いします。
いているということではないかと思います。」
寺垣 「我々の業界において、輸出関係は概ね2,000億円
その他、現状において抱えている問題点等はあります
規模で推移している一方、円高基調に転じてからはやや
か?
低迷していることもり、この部分をどのように克服して
寺垣 「現状において深刻な問題は、やはりオイル&ガ
いくかが当面の課題だと思います。そのためにはポンプ、
スだと思いますが、皆さんいかがお考えでしょうか?」
モータ、その他の関連機器メーカ全てが協力できるとこ
吉井 「油価が回復し、掘削側の投資意欲が回復しない
ろは協力し合って強く前進するべく、皆様のお力添えを
ことにはバランスの悪さが改善しないと思います。原油
お願いする次第です。」
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特集
風水力機械①/汎用ポンプ
省エネ家庭用深井戸水中ポンプユニット
株式会社 荏原製作所
風水力機械カンパニー 標準ポンプ事業統括
開発設計統括部
システム機器開発設計室 システム機器開発グループ
大神田 和巳
として使用される。仕様範囲は、口径25mm、呼び
1.はじめに
出 力 は 単 相 100V 用 0.37 ∼ 0.6kW、 三 相 200V 用
近年の
「地球温暖化防止」
、
「エネルギー問題」
等の省エネ
0.45∼1.1kWであり、最大給水量90L/min、最大全
ルギー要求に応える製品として、当社は、省エネ家庭用
揚 程 84m を カ バ ー す る。 ま た、 最 大 吸 上 高 さ は
深井戸水中ポンプユニットHPBH-E型を2016(平成28)
1.1kW機種において60mとなっている。
年2月から出荷を開始した。深井戸水中ポンプを可変速
⑵ 機器構成
制御し、従来製品を大きく上回る省エネルギー化を実現、
機器構成を図1に示す。多様な設置方法に対応する
更に構成部品の大幅な見直しによって小型化に成功した
ため、3方向の吐出口を有した配管一体型ユニットベ
本製品HPBH-E型を紹介する
(写真1参照)
。
ースを採用、水中ポンプの接続側には、小水量検知等
に使用するフロースイッチと逆流を防止する逆止め弁
2.製品概要
が一体構造となったフローチェッキ、フローチェッキ
の2次側には、吐出圧力を検知・制御するための圧力
⑴ 仕様範囲
本製品は、主に一般家庭での深井戸からの給水用途
センサ、停止時に水を蓄える圧力タンクを備えている。
また、周囲温度の低下によって動作するヒータを設け、
凍結防止対策も講じている。主要接液部品であるケー
シングやユニットベース裏面の連結管には「鉛フリー
H.335mm
H.527∼758mm
銅合金」、相フランジには「ステンレス鋳物」
、更に、
水中ポンプ部の主要部品には「ステンレス鋼」を採用
し、水道法における「給水装置の浸出性能基準」
に適合、
飲料用途としての高い安全性を確保している。
制御盤はコントローラ部とインバータ部から構成さ
れており、ノイズフィルタを装備している。また、
DCリアクトルを標準装備し、一般社団法人 日本電機
写真1 HPBH-E型
08
工業会が定めた「汎用インバータの高調波抑制指針」
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特集:風水力機械①/汎用ポンプ
に適合すると共に、力率改善を図っている。
は万一に備え、難燃材を採用し、高い信頼性と安全性
更に、制御盤筐体をアルミダイキャスト製とし、冷
を確保した。
却ファンの風を効率的に当てることによって、放熱性
また、一般的に家庭用給水ポンプは戸建住宅の軒先
を向上させ、電気部品の長寿命化を図っている。
や畑に設置されることも多く、制御盤内部へのナメク
ジや蟻の侵入対策や、井戸水の給水によるケーシング
3.特長
等の結露に伴う防湿対策が必要である。本製品では、
制御盤筐体内に樹脂を充填することによって、制御基
⑴ 省エネルギー化
インバータによる吐出圧力一定制御を行い、主に小
水量域で運転回転数を抑えることによって、従来製品
と比較し、大幅な省エネルギー化を実現している。
板充電部を保護し、防虫・防湿対策を講じている。
⑸ 外部信号出力に対応
特別附属品として、オプションボックスを用意し、
ポンプ運転と連動した滅菌器の制御や、電極を用いた
⑵ 小型化
地上部ユニットは、従来製品に対し、全ての構成機
井戸水位の液面検出機能(渇水信号の入力、自動復帰
器を見直すことによって、大幅な小型化と軽量化を実
信号の入力、渇水信号の外部出力)への対応を可能と
現した。
した。
0.75kW以下の主力機種では、体積比約65%の小
型化、4kg(76%)の軽量化となっている。
⑶ 3種類の圧力設定を用意
4.おわりに
省エネ家庭用深井戸水中ポンプユニット、HPBH-E
井戸の水位は、渇水期と豊水期で数メートル変動す
型の開発に当たり、従来製品に関するヒアリングや市場
ることがあるが、吐出圧力一定制御を取り入れること
調査を実施し、顧客の省エネルギー志向と使い勝手に重
で、井戸の水位の影響を受けることなく常に一定の水
点を置いて開発を行った。今後も、本製品に対する意見
圧での給水が可能となっている。また、必要以上の水
収集、市場動向や顧客ニーズを的確に取り入れ、更なる
圧がかかることがないため、減圧弁の設置が不要とな
改良を行っていく所存である。
る。
〈参考文献〉
更に、用途や井戸水位によって、3種類の吐出圧力
設定を用意し、一般給水から水圧が必要な洗車や散水
社団法人 日本電機工業会技術資料、JEM-TR226「汎用インバータ
(入力20A以下)の高調波抑制指針」、2003年
等まで、幅広い対応も可能となった。
⑷ 高い信頼性と安心を確保
内部機器を風雨から保護するユニットカバー材質に
ユニットカバー
フローチェッキ
圧力センサ
制御盤
ポンプ
圧力タンク
凍結防止ヒータ
(ケーシング裏)
ストレーナ
冷却ファン
吐出口1
吐出口2/3
水中ポンプ接続口
ケーシング
水中電動機
ユニットベース
(裏面に連結管)
水中ケーブル
図1 機器構成
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特集
風水力機械①/汎用ポンプ
最新型増圧給水装置の省エネ効果について
テラル株式会社
技術部 設計課
小倉 源貴
1.はじめに
物である。地上1階から6階を事務所として使用して
いる。給水装置は地下1階に設置しており、直結増圧
建築物への給水方式として、省エネ・省スペース・衛
給水方式にて給水している。設置している衛生器具は、
生的等多くのメリットがある直結増圧給水方式が普及し
大便器19栓、小便器12栓、洗面器19栓、流し台12
ている。中でもキャビネット型は、呼び名の通りキャビネ
栓である。
ット内に給水ポンプとして必要な機能を全て収容したも
設置していた給水装置は設置後約18年経過してお
ので、設置スペース・意匠・騒音における優位性もあっ
り、今回、その給水装置の更新計画があり、更新前後
て現在主流となっている。
で比較調査を行った。
また、近年においては、国内外問わず高効率・省エネ
⑵ 給水装置
ルギーへの関心が高まる中、省エネ法により2015(平成
対象の給水装置は、新キャビネット型増圧給水装置
27)年4月から電動機のトップランナー規制が始まった。
(以下、MC5型)及び従来キャビネット型増圧給水装
このような社会的背景の中、当社では「高効率な商品で、
置(以下、SC型)である。
省エネを実現し、地球環境を守る」という企業コンセプト
MC5型の特徴としては、三次元流体解析により最
の下、製品の高効率化を追求していく方針を掲げており、
2015(平成27)年1月に新キャビネット型増圧給水装置
を開発した。本製品の概要については、2015年8月発行
の当誌にて紹介しているので割愛し、本稿では、キャビ
ネット型増圧給水装置の実使用環境における消費電力量
を測定し、省エネ効果について調査を行ったので紹介す
る。
2.調査概要
⑴ 測定建物
東京都内のビルで、地下1階から地上6階建ての建
10
写真1 製品写真
(MC5型)
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特集:風水力機械①/汎用ポンプ
適な流路設計を行い、損失の少ないステンレスプレス
消費電力量削減効果の要因として、まずユニットの高
の羽根車、精密鋳造のケーシングを採用することによ
効率化が挙げられる。SC型では、ユニット最高総合効
りポンプの高効率化を図っている。また、ポンプだけ
率が48.8%に対してMC5型では61.4%と12.6ポイン
でなく装置全体の配管についての流体解析も実施し、
ト向上しており、エネルギー損失が減っている分、消費
配管内の損失を極力低減することで高効率化を実現し
電力量が削減された。次に、制御の適正化が挙げられる。
ている。
無駄な運転を制御することで、運転時間が短縮し、消費
電動機は、効率クラスIE4相当の電動機を採用して
電力量が削減されている。
いる。更に、運転状況に合わせて無駄な運転を制御す
今回の実使用環境での消費電力量測定により、MC5
る省エネ運転制御(Triple e制御)を搭載しており、
型とSC型を比較した場合、42.0%の大幅な消費電力削
省エネに寄与している。
減効果を実証することができた。
MC5型及びSC型の仕様を表1に示す。
4.おわりに
表1 給水装置仕様
機種名
型式
今回紹介した新キャビネット型増圧給水装置は、当社
MC5
SC
2015年
1998年
MC5-5050-3.7D
SC-50DFC503-3.7-GSH
発売時期
電動機出力
3.7kW
運転方式
自動交互運転
制御方式
周波数制御による推定末端圧力一定制御
電動機種類
永久磁石モータ
仕様範囲全揚程
設定値
誘導電動機
0.3~0.45m3/min
仕様範囲吐出流量
15m~56m
26m~54m
最高給水揚程
40m
最小維持揚程
34m
の企業コンセプト「高効率な商品で、省エネを実現し、
地 球 環 境 を 守 る 」
『Triple e』
(High efficiency
products realize saving energy and preserving
the Earth environment)の理念の下に開発した、高効
率を追求した製品である。
本製品は、環境性能を向上した製品として、エコプロ
ダクツ大賞審査委員長特別賞を受賞する等、企業として
の環境負荷低減への取り組みが評価されていると共に、
3.省エネ効果について
市場にて好評価をいただいており、着実に販売台数を増
MC5型及びSC型の調査期間における、ある24時間
やしている。
のデータを抜粋し比較を行った。
調査結果を表2に示す。
今回の調査を基に、今後も更なる高効率製品を開発し、
表2よりMC5型はSC型と比較して42.0%の消費電
省エネ化を推進していく所存である。
力削減効果があることが分かった。
表2 調査結果
合計消費
電力量
(kWh)
消費電力量
削減率
(SC比)
(%)
機種名
測定時間
使用水量
(L)
合計運転
時間
(h)
SC型
24Hrs
11,988
12.2
4.67
ー
MC5型
24Hrs
12,836
7.3
2.71
42.0
図1 企業コンセプトロゴ
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特集
ジ
ャ
風水力機械①/一般ポンプ
ス
ト
JAST構造を採用した
小形・高効率 立形渦巻ポンプ
株式会社 川本製作所
技術部
山下 英吾
本稿では、その概要を紹介する。
1.はじめに
ジャスト
近年、都市部を中心に省スペース、省エネ、配管施工
性の向上、防振架台・基礎寸法の小形化等の観点から空
調用途において立形ポンプが要求されている。
当社においても、市場ニーズに対応すべく、特に「コ
ンパクト設計(フランジ面間寸法)=省スペース」
「高効
※1:JAST
(Just Accorded Stream)
構造
ケーシング内において損失抵抗の少ない調和のとれた水の流
れを作り出す流路をもった構造。
2.特長
⑴ コンパクト設計と高効率設計
率設計=省エネ」をキーワードに立形渦巻ポンプFV形
プリローテーション形状を持たせ、JAST構造を採
(写真1参照)を開発した。また、ケーシングにプリロ
用することでコンパクト化(当社横形ポンプ設置面積
ーテーション形状を持たせ、独自設計の流体(水)損失
比50%)と高効率化(当社横形ポンプ同等以上)を同
の少ないJAST構造※1(Just Accorded Stream)を採
時に実現した。更に、FV形ケーシングは、一般的な
用することで、開発する上でのキーワードを実現した。
立形ケーシングよりもコンパクト化を可能とした(図
写真1 立形渦巻ポンプ外観
12
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特集:風水力機械①/一般ポンプ
FV形ケーシング
一般的な立形ケーシング
吐出側
吐出側
③ メカニカルシールの漏れを容易に確認するための
点検窓を設置(図3参照)。
④ モータ主軸部への指入れ防止構造。
⑶ 低騒音・低振動
独自のケーシングにより、ケーシング内の損失抵抗
を低減させることに成功し、かつモータを軸直結型と
センター
オフセット
吸込側
したため、主軸の芯振れを最小限に抑え低騒音・低振
吸込側
センターオフセットのプリローテーション形状採用で
フランジ面間が短く、コンパクト
図1 FV形ケーシング
(左)
と一般的な立形ケーシング
(右)
動を実現させた。
⑷ 専用モータ化による部品点数の削減
① モータ負荷側の構造を工夫し、吸込・押込仕様の
兼用化を実現。
② モータ軸直結型とし、芯出し調整を不要、かつ軸
1参照)
。
また、
吸込特性においても吸込側の損失を低減させ、
継手等のカップリング部品を削除し、部品点数の削
当社横形ポンプ同等以上の性能を実現した。
減を実現。
⑵ 優れたメンテナンス性と安全性
ケーシングカバーを工夫し、下記3点を鋳物部品一
3.おわりに
体で実現させ、メンテナンス性向上の他に部品点数の
当社は「Comfort Earth(コンフォートアース)
」と題
削減を図った。
した環境負荷の軽減や環境保全活動をポンプメーカとし
① エア抜き作業が外部より容易に可能(図2参照)。
て「ものづくり」の観点から推進していき、今後も引き
② メカニカルシールのドライ運転を防止するため
続き「省エネ」等といった市場ニーズに対応した特長あ
に、摺動面より上部に空間を確保(図2参照)。
る新製品開発への取り組みを継続する所存である。
排気弁
点検窓
図2 ケーシングカバー
図3 ケーシングカバー
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特集
風水力機械①/一般ポンプ
高揚程全面水路型ポンプシリーズ
株式会社 鶴見製作所
京都工場 設計部 設計一課
係長 安田 将和
数多くの実績を積んできた。
1.はじめに
2.高揚程ポンプ
当社では日本国内で盛んに行われてきたディープウェ
ル工事の排水用ポンプとして全面水路型ポンプを開発し、
従来ラインアップの最大出力110kWにおいては、最
その後、大深度地下開発時の高揚程排水や明石大橋でケ
大揚程184mであったが、同出力で最大揚程を230mへ
ーソン沈埋用として性能の安定性と高い水深圧に耐える
と高揚程化を実現、ポンプ構造としては羽根車を2ステ
ポンプ等、信頼性を要求される場面で使用される排水ポ
ージ(2段)とした上で、それらの羽根車を背面合わせ
ンプシリーズとしてラインアップの拡大を行ってきた。
とすることで、軸受への負担を軽減、また、メカニカル
近年は北米を中心とした海外各地の鉱山開発が活発と
シール部に直接水圧がかからない圧抜構造とした。
更に、
なり、より高揚程、大水量、耐水圧、耐久性の向上が必
揚水中の砂等による部材磨耗対策としてポンプ主要部材
要とされ、200mを超える高揚程タイプや10m³/minを超
える大水量タイプといった限定された用途の要求に特化
したポンプを開発し、シリーズを拡大、また海外を含め
250
高揚程化ポンプ
全揚程
(m)
200
従来ポンプ
150
100
50
0
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
吐出量
(m3/min)
図1 高揚程ポンプ性能曲線図
14
2.5
3.0
図2 高揚程ポンプ構造図
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特集:風水力機械①/一般ポンプ
型では大型となるため、ケーブルとモータの締結部に点
検窓を設けて絶縁確認の点検作業も容易にできることと
し、メンテナンス性を向上させた。また、ポンプの水路
設計においては流体解析を用いてポンプの高効率化、キ
ャビテーション対策も合わせて実現した。
4.水圧対策
大深度で使用される場合には、水深によりポンプにか
かる水圧が大きくなる。その使用状況の中ではケーシン
グ類の耐圧も要求されるが、水中ポンプの信頼性に重要
なメカニカルシールが最も重要な課題となる。そこで水
圧1.0MPaに耐えることのできるメカニカルシールの開
写真1 高揚程ポンプ外観
発に挑み、その構造はマルチコイル型による圧力バラン
ス構造で実現することができた。
の材質はHiCrを採用、羽根車付近には材質SUS630の
シャフトスリーブを設け、耐久性の向上を図った。
5.おわりに
3.大水量ポンプ
多くの国々で様々な用途で採用されてきた全面水路型
従来ラインアップの仕様点吐出量は4.5m³/min(全揚
ポンプはより高揚程、より大水量タイプへと進化してき
程90m)が最大であったが大水量タイプの要求に伴い吐
た。そのいずれの用途においても、過酷な使用環境での
出量10m³/min(全揚程76m)と拡大した。ポンプ構造
運転が要求され、それに応えることで多くの改善も積み
としては吸込性能の良い両吸込型羽根車を採用した上
上げ、多くのシリーズを有するに至った。今後も更に高
で、摩耗による部品交換を容易にできる構造とし、更に
効率化や耐久性を含めた信頼性の向上に努め、より多く
現地での狭い水槽への設置を考慮し、より細身とするた
の用途に貢献していく所存である。
め、2極モータを採用した。今回採用したモータは水中
90
80
出力185kW
70
出力110kW
全揚程
(m)
60
50
40
30
20
10
0
0
2
4
6
8
10
12
14
16
吐出量
(m3/min)
図3 大水量ポンプ性能曲線図
写真2 大水量ポンプ外観
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特集
風水力機械①/一般ポンプ
当社クライオジェニックポンプの紹介
日機装株式会社
技術部 クライオ設計グループ
主任 近藤 陽介
1.はじめに
3.据付場所及び用途
環境にやさしい燃料であるLNGが世界中で利用されて
LNG生産地と受入基地では、移送ポンプとタンクか
いく限り、それに伴い、生産地から消費地までの輸送及
らの払出ポンプ、ブースターポンプが必要であり、以下
び設備に関して様々なプロジェクトが開発検討されてい
の通り各々の用途に適したポンプ構造及び据付方式が採
る。
用される。
本稿では、多岐にわたるLNG設備に納入し運転されて
⑴ 陸上設備
いる当社クライオジェニックポンプについて紹介する。
2.当社クライオジェニックポンプの概要
① 引抜式(Removable Type)
タンクからの払出用及び非常時の荷揚げ用ポンプ
として用いられる方式である(図1参照)
。タンク
当社クライオジェニックポンプは、液化ガスの特性を
と一体に固定された吐出管(Column)内下部に、引
考慮して設計されている。まず、LNGの沸点が−160
抜装置と一緒に常設している。Column下部にFoot
℃程度であるように、取り扱う液化ガスの多くは極低温
Valveを取り付けており、これを開閉することで、
である。常温で組み立て、低温で運転するため、材料の
タンク内の残液とは無関係にColumn内のローカル
伸縮差を考慮した各部の嵌合構造、材料の組み合わせ、
パージのみでポンプの引抜/据付が可能である。
クリアランス設定が重要となる。材料については、主に
② ポット式(Pot Type)
アルミニウム合金、マルテンサイト・オーステナイト系
移送ポンプや払出ポンプまたはブースターポンプ
ステンレス鋼等、取扱液温度で低温脆性を示さない金属
として用いられる方式である(図2参照)
。Suction
を使用する。構造は、ウエットモータ構造でポンプとモ
Vesselと呼ばれる圧力容器内に常設されている。
ータが一体となった構造になっており、ポンプは液中で
⑵ 船上及び洋上設備
運転される。液化ガスは電気伝導性がないため、冷却、
基本的に、ポンプ構造は陸上設備と同じである。た
潤滑を取扱液自身で行う。
だし、設備が陸上から洋上に変更となることに伴い、
ポンプの設計変更も必要となる。ポンプにとって洋上
での運転は、海面の揺れに対応した設計にする等、陸
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特集:風水力機械①/一般ポンプ
① Emergency Cargo/HP Feed Pump(In-tank
Pump)
タ ン ク か ら LNG の 非 常 用 払 い 出 し 及 び High
Pressure PumpへLNGを供給する。陸上設備の
引抜式と同様、タンクと一体に固定された吐出管
(Column)内下部に、引抜装置と一緒に常設してい
る。
Column
② High Pressure Pump(Send Out Pump)
タンクから払い出されたLNGを加圧し気化器に
Suction Vessel
送液する。ポット式と同様、Suction Vesselと呼
ばれる圧力容器内に常設されている。
③ Small High Pressure Pump(Line Packing
Pump)
Foot Valve
図1 引抜式
再ガス化スタート時に船上の気化器を加圧し、配
図2 ポット式
管を冷却する。ポット式と同様、Suction Vessel
上より厳しい環境での運転が要求される。当社では、
洋上での運転においても安定した性能を出せるよう独
自のポンプ固定方法を設計し、採用している。
と呼ばれる圧力容器内に常設されている。
4.おわりに
次に述べるように、当社では船上及び洋上設備に3
本稿では、多岐にわたるLNG設備で運転されている
種類の製品を納入している(写真1参照)。
当社クライオジェニックポンプについて紹介した。
今後も、市場の要求に対応しながら、当社クライオジ
ェニックポンプの技術も更に発展させ、次世代の洋上貯
蔵再ガス化施設等に、貢献する所存である。
Emergency Cargo/HP Feed Pump
Small High Pressure Pump
High Pressure Pump
写真1 洋上用ポンプ一式
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特集
風水力機械①/メカニカルシール
ベローズ形カートリッジ式
メカニカルシール
イーグル工業株式会社
技術本部
シニアシールアドバイザー 高橋 秀和
る。高粘度液は、メカニカルシールの作動部に固着し、
1.はじめに
摺動面間においてはすき間を大きくする性状があり、メ
取り扱いが簡単で、機器への組立工数も削減でき、更
カニカルシールにとっては特別の配慮を要する厄介な流
に、取付長自動設定による組立誤り防止等ができるカー
体である。また、故障すると交換工数と工期を多く要す
トリッジ式メカニカルシール(以下、カートリッジシー
る機器でもある。ここでは、コンパクトで高性能の高粘
ル)が普及している。カートリッジシールには、シール
度液用ベローズ形カートリッジシールを紹介する。
装着位置によりスタフィングボックス内装形と外装形に
分類される。スタフィングボックス外装形はボックス内
2.構成と特長
の取合寸法に支配されない装着自在性が好まれ、急速に
図1に構造断面図を、写真1に外観写真を示す。以下
普及してきている。このような状況下で、装着スペース
のような構成と特長を持つ。
に制限があり、高粘度液を扱う2軸スクリューポンプや
⑴ スタフィングボックス外・装着形
スクリューニーダ等にも適用されるようになってきてい
すべての構成部品をスタフィングボックスより大気
図1 ベローズ形カートリッジデュアルシール構造図
18
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特集:風水力機械①/メカニカルシール
写真1 2軸スクリューポンプ用ベローズ形カートリッジデュアルシール
側で構成している。
⑵ コンパクト設計のデュアルシール設計
② 高機能摺動材
静止環摺動材に高強度・高硬度の高負荷用カーボ
追随性に優れた高性能・高機能かつコンパクトな静
ンを採用し、回転環摺動材SiCとの組み合わせによ
止形シールを正面合わせ配置している。
り摺動特性が優れている。
⑶ 機内側シールは高性能・高機能のベローズシール
① ベローズによる追随
ベローズ自体の伸縮で作動するので、Oリングタ
イプのような摺動部の固着がない。
② ラインコンタクト設計
摺動面間の高粘度液膜を圧縮して適当な摺動面す
き間を保持するので密封性がよい。
③ ノントルクベローズ構造
③ 密封環単体構造
熱によるシール端面の歪み発生と経時的変化を抑
え、優れた密封性を保持する。
⑸ 直接冷却方式
メカニカルシールの摺動部に中間液を直接供給で
き、最大のシール端面冷却効果が得られる。
⑹ バックアップ機能
機内側シールが機能不全に陥った場合には、大気
摺動トルクはノックピンで受けるのでベローズに
側シールがバックアップシールとして機能し、機外
トルクが作用せず、摺動による振動も緩衝されるの
への漏出を防止できる。
で、ベローズのロバスト性に優れている。
④ 高機能摺動材
高硬度、高強度のシリコンカーバイド(SiC)同士
とし、耐摩耗性、耐久性に優れている。
⑤ 密封環単体構造
熱によるシール端面の歪み発生と経時的変化を抑
え、優れた密封性を保持する。
⑥ 正逆圧両用設計
中間液側圧力と機内側圧力との大小関係に支配さ
れない両バランス構造で、どちらの圧力が高くても
使用できる。
3.適用
① 高粘度液、スラリー液、機外へ漏出させてはいけな
い流体。
② 漏洩液が大気中で固まるような液性状の場合。
③ 予備ポンプがなく、緊急停止を回避する必要がある
ポンプの場合。
④ 軸方向のスペースがなく、デュアルシールが必要な
場合。
⑤ 2軸スクリューポンプ、ギヤポンプ、ロータリーフ
ィーダ、押出機等の軸封部。
⑷ 高性能・高機能の大気側シール
① 低摺動抵抗の作動用Oリング
作動用Oリングの摺動抵抗が極少で、摺動面圧の
変化が少なく、追随性が優れている。
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特集
風水力機械①/メカニカルシール
非接触式補助軸封装置
三和工機株式会社
技術部
堀尾 和人
1.はじめに
2.概要
メカニカルシールは、各種産業分野で流体機器の軸封
ラビリンスシールは回転軸と固定部の間に凹凸の隙間
装置として使用され、近年はその使用条件も高圧・高速・
を何段にも組み合わせて、各段ごとに徐々に漏れ液の圧
高温化の流れがある。
力を下げていくものであるが、非接触であるため、隙間
メカニカルシールには様々な形式があるが、ガスや湿
は必ず存在し、流体は確実に漏れてしまう。
気の排除、たい積物(氷を含む)の防止・除去、漏れ液
ただ、ラビリンスシールは非接触式であり、接触式メ
の希釈・加熱・冷却、発火の防止等のために大気側にク
カニカルシールのように磨耗等により定期的な交換が必
エンチ流体を流すことがある。
要というわけではなく、基本的に交換の必要がないとい
通常クエンチ流体は外部に漏れ出ても問題のない液を
うメリットがある。
使用し、ピットに放流したり、補助シールをつけてクエ
そこで、メカニカルシールの代替とはいかないが、ク
ンチ流体の回収・漏洩防止を要求される場合がある。
エンチ流体の漏れを制限するための簡易シールとして採
補助シールは各社様々なものがあるが、オイルシール
用できないものか検討を重ねていった。
等、高速条件下では軸との接触部で発生する磨耗等の現
検討したものは、アキシャル方向にラビリンスを配置
象により耐久性やその対策に難が出てくる。
し、隙間を狭くするのはもちろんのことではあるが、漏
また、摺動部を設けた簡易シールでは高速条件下での
洩経路の途中に2個の中間部屋を設け、放射状に等間隔
対応は難しく、ダブルメカニカルシールの採用を余儀な
の穴をいくつも配置し、外部の空気をシール側へ送り出
くされる場合がある。
すエキスペラー効果により、流体の漏洩を防ぐ。また、
ダブルメカニカルシールでは、問題なく対応はできる
一時的に漏れ出た液も中間部屋同士をつなぐ穴より内部
が、
コスト的に高価なメカニカルシールとなってしまう。
へ戻る形となる。この構造図を図1に示す。
そのため、
非接触式のラビリンスシール等の開発を含め、
通常のダブルメカニカルシールではエアの噛み込みが
10,000min 以上の高速運転でも安定し、対応できる補
起こるとメカ漏れにつながってしまうが、クエンチ用の
助シールを目指している。
補助シールとしてのラビリンスシールでは問題とならな
-1
い。
20
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特集:風水力機械①/メカニカルシール
この構造により、
飛沫がかかる程度はもちろんのこと、
クエンチ用補助シールとしての使用は可能であると考え
クエンチ流体が流れるボックス内部に低圧ではあるが圧
る。
力がかかっている状態でもシールする等、良好な結果を
現状では、ラビリンスシールの宿命ではあるが回転数
得ている。
が低いときにはシール性能が発揮できない等、使用でき
遠心力を利用しているため、低速回転ではシール性能
る条件が限定的である。
は軽微であるが、水ではボックス内に満水の状態で
1,000min-1 以 上 で 漏 れ を 止 め る こ と に 成 功 し、
3.おわりに
10,000min-1 以上の回転数でも安定したシール性能を
ラビリンスシールを活用することにより、高価なメカ
有することを確認した。
ニカルシールでしか対応できなかった条件下でも使用で
ただ、水以外の溶剤等では液質に左右され、大気側に
きる可能性がある。現段階では使用条件が限定的だが、
漏れが発生してしまうものもあるため、通常のメカニカ
使用範囲を拡大し、安定したシール性能を持たせ、安価
ルシールの置き換え用途では使用は困難である。また、
な補助シールとして使用できるように、今後もラビリン
現状ではごく低圧での条件に限定される。しかしながら、
スシールの更なる可能性を模索していく所存である。
DRAIN
中間部屋
クエンチ流体
大気側
図1 構造図
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特集
風水力機械①/メカニカルシール
低い導入コストで安全性向上、環境保護に
貢献する気液両用メカニカルシール
株式会社 タンケンシールセーコウ
技術部 技術課
係長 佐々木 純
可能であり、液体にも優れたシール性を発揮する。その
1.はじめに
ため、
「SBシール」をタンデムシールの2次側に配置す
安全性向上や環境保護を考える上で、可燃性流体や危
ることで、1次側シールが安定している通常運転時には
険性流体の大気への漏出防止は重要なファクタとなる。
気中運転、1次側シールの多量漏洩時には液中運転とな
対象となる回転機の軸封部には、タンデム配置のメカニ
るような過酷な条件下でも高いシール性が保たれる。
カルシール(以下、タンデムシール)が多く採用されて
「SBシール」はリザーバータンクが不要となるメリット
いるが、封液式タンデムシールの場合はリザーバータン
から、多くのユーザに採用されている。図1に封液式タン
クが必要となる。
デムシールシステムとSBシールシステムの比較を示す。
当社の「SBシール」は、ドライ条件下での連続運転が
近年、低い導入コストで安全性の向上、環境保護を実
封液式タンデムシールシステム(例)
SBシールシステム
(例)
安全弁
安全弁
圧力
スイッチ
圧力計
回収・処理
PS PG
RO
オリフィス
レベルスイッチ
回収・処理
リザーバータンク不要へ
圧力スイッチ
RO
PS
オリフィス
圧力計
液面計
LS
LG
バッファ液
PG
冷却水
リザーバー
タンク
フレア等へ
回収し
大気への
漏出防止
漏洩検知可能
SBシール用途
タンデムシールの2次側シール
可燃性
危険性流体
1次側シール
(ウエット)
2次側シール
(ウエット)
1次側シール
(ウエット)
2次側シール
(SBシール)
(通常運転時ドライ)
図1 封液式タンデムシールシステムとSBシールシステム
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特集:風水力機械①/メカニカルシール
現できる「SBシール」の需要が更に高まっている。
特殊な形状、材料のカーボン製固定環
「SBシール」の特長・導入効果を紹介する。
2.特長
図2にSBシール構造図を示す。
大気
ガスまたは液
① 気体・液体の両方に安定した高いシール性能を発
揮する微接触式シール
硬質材製の回転環
② 広い適用範囲
3.適用範囲
⑴ 圧力
常用圧力:0~0.98MPaG
突発対応圧力:4.9MPaG ⑵ 周速
~15m/s
⑶ 温度
-30~230℃
図2 SBシール構造図
③ バッファ液の廃液処理が不要。
④ 保全・運転管理の簡略化が可能。
⑷ 保全面
① バッファ液・冷却水が不要となるため、運転・保
全管理の簡略化が可能。
② 1次側シールからの漏洩を安全に検知可能。
③ 1次側シールの漏洩状況によっては、経過観察や
運転継続が行え、計画保全が可能。
4.SBシールシステム導入効果
5.おわりに
⑴ 安全面
地球温暖化や大気汚染が深刻化する中で、企業にはそ
① 可燃性・危険性流体の大気への漏出による災害を
れらの地球環境問題への積極的な対応・対策が求められ
防止。
ている。
② 安全に機器の運転停止作業、
保全作業準備が可能。
国内では古い設備が多いこともあり、可燃性流体・危
⑵ 環境面
険性流体を扱う回転機の軸封部に、シングルメカニカル
① 可燃性・危険性流体の大気への漏出による環境汚
染を抑制。
② バッファ液が不要となるため、環境保護と工場の
クリーン化が可能。
シールを使用しているケースが多い。そのため可燃性流
体・危険性流体を取り扱っている企業にとっては、環境
対策のための装置の導入コスト、それを維持する運転・
管理コストも大きな関心事となっている。
⑶ 経済面
今回紹介したSBシールシステムが、広く普及するこ
① リザーバータンクが不要となるため、導入コスト
とで安全性の向上や環境保護に寄与できるものと考えて
の大幅な削減が可能。
いる。
② 冷却水設備の省略が可能。
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特集
風水力機械①/メカニカルシール
高圧・高周速・温度変動対応
完全二つ割りアウトサイドメカニカルシール
日本ピラー工業株式会社
技術本部 三田技術部 MS 技術グループ
主任 西 崇伺
当社が開発した完全二つ割りアウトサイドメカニカル
1.はじめに
シールの構造図を図1に示す。本メカニカルシールは、
近年、ポンプ等回転機器の軸封装置において、完全二
交換時に機器を分解する必要がないことはもちろん、従
つ割りメカニカルシールが普及してきている。完全二つ
来の摺動材分割型アウトサイドメカニカルシールに比べ
割りメカニカルシールの最大の利点は、シール交換時に
高圧・高周速への対応が可能(圧力1.0MPaG、周速15
機器を分解する必要がないことである。ただし、一般に
m/s、PV 10MPa・m/s、従来品に比べ適用PV領域が2.5
完全二つ割り構造は、組込性とシール性の両立が容易で
倍に拡大)、シール液の漏洩量が少ない(エンドレス構
はなく、エンドレス構造のメカニカルシールに比べると
造のメカニカルシールと同等)
、シール液温変動に対し
適用範囲が限定される。また、完全二つ割り構造では、
安定したシール性の維持が可能、コンパクト化・軽量化
エンドレス構造に比べて液温変化による漏洩量の変動が
に配慮した設計により機器上での組込・分解が容易等の
大きい傾向がある。
特長を備えている。本稿では、その製品概要を紹介する。
図1 完全二つ割りメカニカルシールの構造
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特集:風水力機械①/メカニカルシール
・試験結果:平均漏洩量0.05mL/min
試験結果(抜粋)を図3に示す。
⑷ 洗練された二つ割り構造
・コンパクト化・軽量化に配慮した設計で、確実なシ
ール組込性を実現。径方向の位置決め作業が不要で、
機器上でのシールメンテナンス時間短縮に貢献。
・摺動材は、当社独自の特殊な加工方法により分割。
組込時に合わせ面の精度不良によるズレが生じにく
く、分割面の密封性が向上。
2.特長
図2 適用PV領域
⑸ 信頼性に優れる静止形構造
・スプリングが接液しない静止形構造の採用により、
⑴ 高圧・高周速対応
スラリー等によるスプリング部の固着や作動不良が
・従来の摺動材分割型アウトサイドメカニカルシール
生じにくい。また、機器精度(直角度不良)の影響
を受けにくく、安定したシール性能を発揮する。
に比べ、高圧、高周速に適用。
適用PV領域を図2に示す。
3.適用範囲
・潤滑特性に優れた特殊SiCを採用することにより、
長期に渡り安定したシール性を確保。
適用範囲は、以下の通りである。
⑵ エンドレス構造と同等のシール性
・流体:水、海水、汚水、スラリー液
・シール設計諸元の最適化により、エンドレス構造の
・温度:max. 80℃
メカニカルシールと同等の漏洩量を実現。
・軸周速:max. 15m/s
[参考①]軸径φ80ポンプの回転試験結果
・圧力:max. 1.0MPaG
・試験条件:工 業 用 水、 雰 囲 気 温 度、0.3 MPaG、
・適用軸径:φ40∼φ224
3,600min
・摺動材質:SiC(分割)×SiC(分割)
1
・主要構造材質:オーステナイト系ステンレス鋼(二
・試験結果:平均漏洩量0.02mL/min
相系ステンレス鋼でも製作可能)
⑶ 液温変動に対する安定したシール性の維持
・気温の日較差が大きい地域等、シール液温が変動す
4.おわりに
る環境においても、安定したシール性を維持。
[参考②]軸径φ80ポンプの熱サイクル回転試験結果
当社の完全二つ割りアウトサイドメカニカルシールに
・試験条件:工 業 用 水、20 ∼ 80 ℃、0.55 MPaG、
1,800min
ついて概要を紹介した。水用大型ポンプをはじめ、海水
淡水化ポンプや下水・雨水・河川水用排水ポンプ等への
1
適用により、保全業務・費用の削減、省スペース、省エ
10
ネルギー化に貢献できるものと確信する。
9
7
6
5
4
3
漏洩量 (mL/min)
8
2
1
0
図3 軸径φ80ポンプ 熱サイクル回転試験結果
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25
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特集
風水力機械①/圧力式下水道システム
マンホールポンプ施設用
高効率・高通過性水中ポンプ
株式会社 荏原製作所
国内事業統括 サービス&セールス統括部
営業支援室
富永 英子
1.はじめに
2.ポンプ仕様
マンホールポンプ施設は、組立式マンホールに流入す
る各家庭からの雑排水、学校・病院・団地・工場等の汚
水を水中汚水ポンプにて汚水処理場へ圧送する施設で、
自然流下方式では工事費が高くなる地形に経済的な施設
ある。
処理汚水量は最大3m³/minを目安とし、組立式マン
ホール内にφ50~φ150までの小口径の水中汚水ポン
プ2台を収納し、水位計による自動交互・並列運転を行
これらマンホールポンプ施設は、中小の市町村が限ら
れた予算にて多数(数十~百ヶ所)を管理していること
から、
ランニングコストを抑えた製品が要望されている。
当社では、これらの要望に対して、従来利用されてき
たポンプに比べ、ポンプ効率が高く、異物通過性の高い
ノンクロッグ形羽根をもつDML型水中ポンプを提供し
ている。海外の排水施設にも実績が多く、国内外で3万
台以上の実績を持つ信頼性の高いポンプである。
電 動 機
う。
ポ ン プ
として採用され、小規模下水道を構成する重要な施設で
表1 ポンプ仕様
口径(mm)
φ50
φ65
φ80
φ100
出力範囲(kW)
0.75
0.75〜3.7 1.5〜11 3.7〜11
異物通過径(mm)
50
65
80※1
100※1
クローズ1枚羽根(ノンクロッグ形)
羽根車
メカニカルシール ワンコイルダブルメカニカルシール
構造
1.5kW以上:複列アンギュラ玉軸受
軸受 負荷側
0.75kW以下:単列深溝玉軸受
軸受 反負荷側 単列深溝玉軸受
FC250:口径50 FC200:口径65以上
ケーシング
SCS13
羽根車
接液側摺動部:SiC/SiC
材料
メカニカルシール 電動機摺動部:セラミック/カーボン
ゴム材料:NBR
軸封部封入液 タービン油ISO VG32
形式、極数
乾式水中:4極
周波数、相、電圧
三相50Hz:200V/三相60Hz:200/220V
始動方式
直入(11kWのみスタ-デルタ)
耐熱クラス
1.5kW以上:F種/0.75kW:E種
浸水検知器
有
内蔵保護装置
1.5kW以上:サーマルプロテクタ/0.75kW:オートカット
フレーム
FC200
材料 主軸
SUS403
ケーブル
1.5kW以上:2PNCT/0.75kW:VCT
※1 11kWは76mm
3.特長
⑴ 高効率、省エネルギー運転
当社従来型ボルテックス形水中ポンプと比較し、最
高効率が約20ポイント向上し、ポンプ出力を1~2
ランク小さくできるため、契約電力やランニングコス
トの低減につながる(図1、図2参照)
。
26
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特集:風水力機械①/圧力式下水道システム
図1 同一出力での効率・性能比較
(当社比)
(φ65 3.7kW 60Hz)
図2 ポンプ仕様点での電気料金、CO₂排出量比較
(φ65 60Hz)
⑵ 高い異物通過性
本ポンプの羽根車は、特殊一枚羽根のノンクロッグ
形で、マンホールポンプで想定される異物をスムーズ
に通過させる羽根形状である。当初は2次元形状だっ
たがより高い通過性を実現するため、現在では3次元
形状としている。ポンプ閉塞の主な原因となる紙おむ
つ、タオルも問題なく通過させることができるため異
物除去作業負荷が減り、維持管理が容易になる(図3、
図3 2次元形状
図4 3次元形状
図4参照)
。
産業機械 2016.8
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27
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⑶ 長寿命設計
ステンレス鋳鋼製羽根車や高耐荷重用軸受を採用し
4.おわりに
た長寿命設計のため部品交換回数が軽減し、メンテナ
現在、マンホールポンプ施設は機能強化事業、長寿命
ンス費用が削減できる。
化策定計画の対象となりポンプ更新等が進んでいる。新
しくポンプを選定する場合に本DML型水中ポンプを採
〈参考資料:通過粒径について〉
用することで、電気代や異物撤去費用のランニングコス
下水道関連の指針では汚水用水中ポンプの標準仕様に
ト削減に貢献でき、省エネ運転を可能にできる。
ポンプ閉塞の点を考慮し、
「通過流径35mm以上確保す
今後当社は、更新だけでなく、未普及地域の下水道普
ること」
「最大通過粒径はポンプ口径の70%以上とする」
及率の向上していくためにも、より一層、省エネ製品の
ことが規定されている。本ポンプはこの規定を満足して
提供に努力していく所存である。
いる(表2参照)
。
株式会社 荏原製作所
表2 通過粒径
内容
下水道 用マンホールポンプ 施設 技 術マニュアル
① 1997 年
(財団法人 下水道新技術推進機構)
② 下水道事業団 標準仕様書
通過粒径
35mm以上
最大通過粒径は
口径の70%
③
当社ボルテックス形水中ポンプ
(φ 50 〜φ 100)
ポンプ同口径
④
当社 DML 型水中ポンプ
(φ 50 〜φ 100)
ポンプ同口径
写真1 DML型水中ポンプ
(カットモデル)
28
〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1
国内事業統括 セールス&サービス統括部
TEL:050-3416-3114 FAX:03-3743-2324
E-mail:[email protected]
図5 通過が確認できた異物例
(異物通過試験時条件:ポンプ仕様φ80×2.2kW、運転点は最高効率点付近)
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特集
風水力機械①/その他
高効率水中ミキサの開発
新明和工業株式会社
流体事業部 小野工場
設計部 開発グループ
田中 厚
撹拌が止まると下水に含まれる汚泥が沈降してしまう
1.はじめに
等、汚水処理に悪影響が生じてしまう。そのため、撹拌
水中ミキサは処理水槽内に水流を発生させることによ
機は24時間連続運転されることも珍しくない。
り、沈殿防止や均一撹拌等の用途に使用される撹拌機の
従来から広く使用されている高速型撹拌機の水中ミキ
ひとつで、軸流形のプロペラと水中モータから構成され、
サは軽量・コンパクトという利点だけでなく、低水位や
下水処理施設をはじめとし、生活排水や工場排水処理施
異形槽等にも対応できるといった高い設置の自由度が特
設に広く使用されている。
長となっている。この特長を生かし、汎用の撹拌機とし
て今後も更なる需要が見込まれている中、運転時間が長
いため省エネルギー化への対応が喫緊の課題となってい
る。
当社の水中ミキサSMシリーズは、2001(平成13)年の
発売以来、多くの処理施設で採用いただいている。同品
の持つ数々の特長を継承しつつ省エネルギー化の要求に
お応えできる新型高効率水中ミキサを開発したので、本
稿で技術紹介する。
2.開発機の特長
⑴ 高効率プロペラの開発
流体解析及び強度解析によって、低動力を実現した
高効率プロペラを新規開発することで大幅な省エネル
ギー化を実現した。
⑵ 高効率モータの開発
巻線仕様及び珪素鋼板形状・寸法・材質・積厚等を
図1 各種解析例
最適設計することで高効率モータを新規開発し、省エ
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29
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まれる恐れがある。このケーブルを根元付近で直立
ネルギー化を実現した。
させるように保持することで、ケーブル吸込事故を
⑶ SMシリーズの特長をブラッシュアップして継承
抑制する。
① 独立浸水溜まり室を標準装備
メカニカルシールが損耗したとき、汚水がモータ
3.省エネルギー効果の試算
室に浸入する前にいったん貯留される独立浸水溜ま
り室を標準装備した。独立浸水溜り室には浸水検知
プロペラ及びモータの効率を改善することで消費電力
器を取り付けることができる。また、排出用プラグ
を大幅に低減することが可能となった。一例として
を装備したことで現場での点検が更に容易になっ
2.8kW機種の試算例を表1に示す。
た。
4.おわりに
② 高品質メカニカルシールの採用
従来通り、4端面SiCの高品質メカニカルシール
下水処理に使用される電力は国内で消費される年間消
を採用している。また、メカニカルシール室は従来
費電力量の0.7%とも言われ、大量の温室効果ガスを排
品では1つだったオイルプラグを注入用・排出用の
出している現状である。また地球温暖化防止の観点だけ
2つに分けることでオイル交換時に水中ミキサの姿
でなく、世界的に逼迫したエネルギー事情からも省エネ
勢を変えることなく作業ができるようになった。
ルギー化は非常に重要な課題となっている。
③ サポートコイルの採用
本製品により下水処理施設の省エネルギー化が推進さ
大流量の水中ミキサは、設置するときにケーブル
れ、これらの問題解決に少しでも貢献できれば幸いと考
に弛みがあると水流にあおられてプロペラに吸い込
える。
オイルプラグ
(注入用)
高効率モータ
サポートコイル
メカニカルシール室
高品質メカニカルシール
高効率プロペラ
独立浸水溜まり室
独立浸水溜まり室排出プラグ
オイルプラグ
(排出用)
図2 水中ミキサの断面図
表1 省エネルギー効果の試算
(200V-50Hz)
定格出力
開発機
SM28A-417
2.8kW
2.8kW
反力
650N
650N
消費電力※1
2.1kW
3.2kW
年間電気量※2
18,400kWh
28,000kWh
※3
276,000円
420,000円
年間電力費
差額
144,000円/年
※1 清水撹拌の場合の標準的な消費電力である。
※2 24時間連続運転の場合である。
※3 電力単価15円/kWhとする。
30
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特集
風水力機械①/その他
縦型低動力撹拌機
新明和工業株式会社
流体事業部 小野工場
設計部 流体機器第2グループ
渡部 剛久
上部に設置することで省エネルギー性とメンテナンス性
1.はじめに
の向上を両立させた撹拌機の開発を進めているので、本
近年の下水処理場では、処理水質の向上のため高度処
理が推進され、反応タンクで嫌気撹拌と曝気を順次繰り
返すことで多様な微生物の特性を最大限に引き出し、窒
稿で紹介する。
2.技術の概要
素、リンの高い除去率を実現している。しかし、高度処
本撹拌機は反応タンク上部に設置した駆動装置に垂直
理では反応タンク撹拌のため多くの撹拌機を必要とし、
に撹拌軸を接続し、その下端部に大直径のプロペラを直
その動力やメンテナンス費の負担が増加するため、それ
結した構造である。プロペラを水面近くに配置し、低速
ら費用の削減が望まれている。そこで、これらの要求を
で回転させることで大流量の下降流を発生させ撹拌を行
満足させるために高性能の撹拌翼を備え、駆動装置を地
う仕組みである。
駆動装置
地上部
撹拌軸
水中部
大直径プロペラ
図1 撹拌機外観
図2 槽内の撹拌状態
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31
2016/08/10 12:05
(適用範囲)
4.最適設計
①MLSS濃度 5,000mg/L以下
②反応タンク形状
反応タンクの槽形状(長辺、短辺、水深)は様々であり、
縦横比 1:1~1:2.5
撹拌機のプロペラ径、設置位置によっては撹拌の効率が
水 深 4~10m
大きく変わる。本撹拌機では、最適な撹拌状態を得るた
長辺長さ 20m以下
めに実物大の多様な水槽を用いて実験を繰り返し、流体
容 量 200~1,600m³
解析技術を併用することで最適なプロペラ径と設置位置
③プロペラ径
を設計することができる。
φ1.4~φ2.5m
また、条件によっては撹拌動力密度0.5W/m³以下の
実証結果も得ている。
3.特長
① 反応タンクの活性汚泥の混合・撹拌を嫌気条件下で
(単位:m/s)
行う場合において、従来技術(水中モータ式撹拌機)
が撹拌動力密度(活性汚泥1m³の撹拌に必要な動力)
を6~10W/m³必要とするのに比べ2W/m³以下で撹
拌可能である。
中心縦断面部
② 駆動部の保守点検作業では、従来技術が水中からの
引き上げ点検作業が必要であることに対し、駆動部が
地上にあり保守点検作業が容易である。
③ 施工作業は地上部のみで可能である。
④ 浮上汚泥の発生を抑制、削減させる効果があり、浮
上汚泥の除去作業が低減可能である。
槽底部
表1 従来技術との比較
項目
本技術
従来技術
(縦型低動力撹拌機) (水中モータ式撹拌機)
図3 流体解析結果
5.おわりに
①撹拌動力密度
2W/m³以下
6〜10W/m³
②駆動部の
保守点検作業
地上部設置のため容易
水中からの引き上げ必要
地上部作業のみ
槽内での施工
本技術は、実証試験を行っているA処理場において水
抑制効果あり
抑制効果なし
中モータ式撹拌機を本撹拌機に置き換えることにより、
φ1,400〜φ2,500
10〜55min -1
FRP
SUS304
φ300〜φ520
600min -1
SCS13
SUS329J1
③施工性
④浮上汚泥の抑制・
除去作業改善
主な仕様
プロペラ径
回転速度
プロペラ材質
シャフト材質
十分な撹拌能力を得ながら使用電力量の大幅な削減を実
現している。
また、高粘性の浮上汚泥の発生が大幅に抑制されたこ
とで最終沈澱池の浮上汚泥除去作業が低減され、処理場
のメンテナンス性改善にも役立っている。
本撹拌機の導入により、反応タンクの撹拌において低
動力化及び省力化が図れることから下水処理場における
省エネルギー化に少しでも貢献できれば幸いである。
32
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産業・
機械遺産
を巡る旅
vol.32
国産初の硬貨計数機(兵庫県)
機械編
私たちの経済活動になくてはならない「通貨」
。この通貨処理機械の分野
において世界100ヶ国以上で事業展開する企業がある。その原点となっ
たのが1949(昭和24)年に開発、翌年に造幣局に納入された国産初の硬
貨計数機であった。㈱国栄機械製作所
(現・グローリー㈱)
によって製造さ
れた機械が、日本と世界の経済活動の安定に大きな役割を果たした。
国産初の硬貨計数機
㈱
国栄機械製作所のあった兵庫県姫
事情に合わせて石油以外の魚油などでも
揮されたのだった。1950(昭和25)年、
路市は、戦前から大企業の工場が
動く画期的なものだったが、小型船舶用
国産初の硬貨計数機が完成した。
建ち並ぶ重厚長大産業の町であった。こ
としては値段が高くなってしまい結果的
その後、国内で10円、50円、100円硬
の地で、同社は造船会社の下請企業とし
には商品化されなかった。しかし、この
貨が発行されると硬貨計数機は瞬く間に
てポンプ、
回転装置、
弁類などの船舶用部
とき培った機械設計技術がその後の同社
民間金融機関にも普及していった。種類
品を製造していた。しかし終戦直後には
の運命を大きく変えることとなった。
が増えた硬貨を扱う負担から職員を解放
原料資材も払底し、事業継続の危機に
当時、㈱国栄機械製作所では造幣局か
しただけでなく、正確な計数により金融
度々直面した。
社長の尾上壽作は「今は
らインゴットケース(硬貨の鋳型)製造
機関の信頼も大きく向上した。硬貨計数
なりふりかまっているときではない。
何で
を請け負っていたが、その仕事が評価さ
機の普及に伴い、㈱国栄機械製作所の名
もやろう」
と檄を飛ばした。
チョークやア
れ、硬貨計数機の製造を依頼された。そ
前は全国に広まった。その後、同社では
イスキャンディー製造機など様々な製品
れまで造幣局で使われていた計数機は米
通貨処理技術を発展させ、国産初となる
を手がけて難局を乗り越えていく中、尾
国製で1,000枚を1分程度で数えることが
硬貨自動包装機、千円紙幣両替機、チュ
上は、下請から脱却するには自社製品の
できたが、大型で60万円と高価であっ
ーインガムやたばこの自動販売機などを
開発しかないという信念を強めていった。
たため、小型で安価な硬貨計数機が必要
開発。その技術は日常生活の様々な分野
ある日、尾上は漁船など小型船舶用デ
とされた。初めて硬貨計数機を見た技術
に応用されていった。
ィーゼルエンジンの開発を思いつく。そ
者たちは早速その機械を借り受け、機械
今や通貨処理機械のトップ企業として
して戦時中に航空機・紫電改の設計に携
を細かく分解して設計図を作成した。構
世界100ヶ国以上で事業展開するグロー
わったディーゼルエンジンの権威、林技
造を単純化することで小型化に成功、更
リー㈱。その原点となった国産初の硬貨
師に開発指導を依頼。2年間に渡って開
に計数精度も向上させた。ディーゼルエ
計数機はGLORY NEXT GALLERYで
発を進めた。このエンジンは当時の燃料
ンジン開発で培った設計技術が大いに発
見ることができる。
周辺一押し情報
Information
線
新
姫
R
J
JR
播磨高岡駅
GLORY NEXT GALLERY
▶所在地:〒670-8567 兵庫県姫路市下手野1-3-1
▶電話:079-297-3131
㈱グローリー
▶交通機関:JR姫新線 播磨高岡駅より徒歩約10分
←岡山
▶開館時間:8:30∼17:15
(※完全予約制 法人および
公共機関対象)
▶休館日:土、日、祝日、年末年始等
←岡山
機械遺産は一般社団法人 日本機械学会が認定したものです。
新神戸→
JR姫路駅
JR山陽新幹線
山
JR
▶入場料:無料
10月14日
(金)
15日
(土)
灘のけんか祭り
2
本
陽
11月13日
(日)
∼15日
(火)
播磨国総社 霜月大祭
線
姫路バイパス
10月21日
(金)
22日
(土)
魚吹八幡神社 提灯祭り
2
神戸→
3基の神輿をぶつけ合う奇祭と
して海外でも有名な「灘のけんか
祭り」
写真提供:グローリー㈱、姫路市
産業機械 2016.8
P033_産業機械遺産_産業編.indd 33
33
2016/08/10 11:17
Part
1
米国のエネルギー需給動向について
〜海外情報 平成28年8月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
米国では、エネルギー価格の低迷が米国内の製造産業
の輸入が6割を占めている。2016年に入り、輸入総
に様々な影響を及ぼしている。直接的には、新規エネル
量は1日当たり770~810バレルで横ばいで推移し
ギー関連投資の減少、先延ばしが行われることにより、
ており、カナダからの輸入は増加、メキシコからの輸
エネルギー関連設備にかかる部材や機器の製造産業の生
入は減少している。また、ナイジェリアの原油はシェ
産は減少している。一方で、低迷するエネルギー価格は
ールオイルと同質の軽質原油であったため、2011年
ガソリン価格の低位安定をもたらすことから、米国内の
から2014年は急減したが、2016年に入り微増傾向
自動車販売の好調を促進するなど、一部の分野では設備
となっている。
投資や消費意欲の向上を後押している点も見受けられ
⑶ エネルギー需要
国際エネルギー機関(IEA:International Energy
る。
本稿では、機械・機器産業にも影響をもたらす米国の
エネルギーの需給動向について報告する。
Agency)が、2015 年 11 月 に 発 表 し た「World
Energy Outlook 2015」によると、2040年の世界
のエネルギー需要見通しで各エネルギー源が占める割
⑴ 原油の埋蔵量と生産
米 エ ネ ル ギ ー 庁 エ ネ ル ギ ー 情 報 局(EIA)に よ り
子力が5%、再生可能エネルギーが15%となってい
2015 年 11 月 に 発 表 さ れ た「U.S. oil and natural
る。主要なエネルギー源である石油及び天然ガスの占
gas reserves both increase in 2014」によると、
める割合は51%と約半分を占めている。
2014年における米国の原油確認埋蔵量は399億バレ
一方、米エネルギー庁エネルギー情報局(EIA)の
ル
(前年比9%増)
となっている。
シェール革命により、
「Energy Outlook 2015」によると、米国のエネル
シェールオイルが新たに埋蔵量に加わったことから、
ギー需要は2013年の97,100兆Btuから、2040年の
確認埋蔵量は増加傾向にある。
105,700兆Btuへと8.9%増の見通しとなっている。
一方で、米国の原油生産は2015年4月の月間平均
石油及び天然ガスが占める割合は、2013年で63%
である969バレル/日をピークに減少している。EIA
と、世界平均と比べて高く、2040年は62%の見込
の短期見通しによると、2015年12月には923バレ
みとなっている。2013年からの劇的な差はないが、
ル / 日 と な り、2016 年 12 月 は 822 バ レ ル / 日、
天然ガスの占める割合が27%から29%へ、再生可能
2017年12月は811バレル/日と今後減少していく
エネルギーの占める割合が8%から10%へ増加して
と予想されている。
いる。
⑵ 原油の輸入
34
合は石油が27%、天然ガス24%、石炭が29%、原
輸送用燃料の消費については、ガソリン価格の低位
米国原油の輸入については、隣国のカナダやメキシ
安定の影響もあり消費が伸びている。一方、2015年
コ、中東のサウジアラビア及び南米のベネズエラから
のガソリン消費量は916万バレル/日(対前年比2.7
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
P034-039_海外レポート.indd 34
2016/08/10 11:17
%増)で増加しているものの、国内自動車の総走行距
年に1,660万バレル/日であったものが、2016年4
離の伸び(対前年比3.7%増)に比べて、増加割合が低
月には1,831バレル/日まで増加している。EUや日
くとどまっていくことから、自動車の燃費向上が消費
本などの先進国が漸減傾向であるのとは対照的な動き
に影響していると見られている。これらの傾向は今後
となっている。なお、米国の製油精製能力はPADDと
も継続していくものと思われ、2016年の総走行距離
呼ばれる5つの地域に分けられて統計が取られている
が対前年比で2.1%増の見込みの一方、ガソリン消費
が、PADD3と呼ばれるテキサスを含むメキシコ湾岸
量は925万バレル/日(対前年比1%増)にとどまる
地域が全体の半分を占めているのが特徴である。
2010年以降、米国の製油所の精製能力は増加傾向
と見られている。
であり、更に製油所の稼働率も世界平均を上回る高い
⑷ 製油所稼働状況と在庫状況
米国の製油所の精製能力は漸増傾向であり、2000
水準で推移している。2016年4月末の製油所の稼働
率は89.7%であり、精製能力の増加と相まって石油
1,000兆Btu
製品の生産能力は上がっている。そのため、結果的に
120
石油製品の在庫が積みあがっている。
見通し
100
1,000バレル/日
天然ガス
80
PADD1
再生可能エネルギー
60
15,000
原子力
石炭
40
Refinery Capacity
(1,000B/D)
20,000
PADD2
10,000
PADD3
5,000
20
PADD4
PADD5
石油
0
2000
0
1980
1990
2000
2010
2020
2030
2040
2002
2004
2006
2008
2010
2012
2014 年
出典:米エネルギー庁エネルギー情報局
(EIA)
出典:
「Energy Annual Outlook 2015」
米エネルギー庁エネルギー情報局
(EIA)
図3 米PADD別の原油精製能力の推移
図1 米国の1次エネルギー別需要の推移及び見通し
1,000バレル
Stocks of Crude Oil and Petroleum Products
再生可能エネルギー
10%
原子力
600,000
石油
(バイオ燃料を含む)
8%
35%
石炭
原油在庫
400,000
ガソリン在庫
18%
200,000
天然ガス
0
2010
29%
中間留分
2011
2012
2013
2014
2015
2016
出典:米エネルギー庁エネルギー情報局
(EIA)
図4 米原油・ガソリン在庫の推移
出典:
「Energy Annual Outlook 2015」
米エネルギー庁エネルギー情報局
(EIA)
図2 2040年の米国の1次エネルギー需要見通し
表1 2013年の米国の1次エネルギー需要と2040年の見通し
項目
総1次
エネルギーに
占める割合
2013年
2040年
石油
36%
33%
(↓)
天然ガス
27%
29%
(↑)
再生可能エネルギー
8%
10%
(↑)
出典:米エネルギー庁エネルギー情報局「Petroleum Administration for Defense Districts」
図5 PADDの地域図
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35
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Part
2
駐在員便り in ウィーン
皆さんこんにちは。7月に入り、
日本では梅雨が明け、
〜海外情報 平成28年8月号より抜粋〜
(ジェトロ・ウィーン事務所 産業機械部 藤田 侑士)
ベント“Rainbow Prade”が開かれました。このイベ
盛夏を楽しまれていることと思いますが、皆様、いかが
ントは1996年に初めて開催され、同性愛者にとって重
お過ごしでしょうか。ウィーンでは6月から7月にかけ
要なだけでなく、市民の連帯意識や許容性、平等性につ
て気温が上昇し、
徐々に夏らしくなってきていましたが、
いての文化を養う目的でも行われており、毎年10万人
7月11日から3日間連続で降った雨で気温が急激に下
もの人がこのイベントに足を運ぶそうです。
がりました。14日には気温が7月とは思えない15℃ほ
また今年は、1848年に即位して以来68年に渡りオ
どまで低下し、長袖を着て外出する人が多く見られたほ
ーストリアを統治してきたフランツ・ヨーゼフ(Franz
どです。
Joseph)皇帝の没後100周年に当たり、これを記念し
夏と言えば欠かせないのが冷房です。日本では家庭や
ていくつかの展覧会が行われています。一つ目は、シェ
オフィス、公共交通機関など至る所に設置されているの
ーンブルン宮殿の展覧会ではフランツ・ヨーゼフ皇帝の
が一般的ですが、オーストリアではまだ必需品とはなっ
人物像や在位期間中の出来事にスポットが当てられてい
ていません。実際、地下鉄や鉄道、トラムなどでは冷房
ます。馬車博物館での展覧会では皇帝家のイメージがテ
が設置されていない車両が多く、家庭でも必ずしも冷房
ーマとなっています。その他、皇帝の質素な生活ぶりに
が置かれているわけではありません。その理由としては
スポットを置いた宮廷家具博物館の展覧会や、皇帝の趣
オーストリアは湿度が低く、日陰に入れば涼しいと感じ
味であった狩猟に焦点を当てたニーダーヴァイデン宮殿
ることができるためで、むしろ厳しい冬に備えた断熱構
の展覧会が開催されています。
造を優先しています。しかしながら、冷房なしで暑さに
7月16、17日には日本のアニメや漫画、コスプレ、
耐えられない時は、夜間に窓を開放して冷気を室内に取
ゲームといった文化をオーストリアで紹介するイベント
り込み、日中は窓を閉め遮光カーテンを使用することで
「Nippon Nations」がMuseumquartierで開催されま
夜間の冷気を閉じ込めておくことが多いそうです。
6月16日~18日の3日間、1区のPride Parkにて、
同性愛者に対する差別に反対し、理解を深めるためのイ
す。これは現地の若者によって企画されたイベントで、
自身の持つ趣味や嗜好を他の人と共有するための場とし
て設けられており、各種のコンテストやレクリエーショ
ン等を通じて多様なエンターテイメントを提供していま
す。ウィーンでは日本のポップカルチャーを紹介するイ
ベントは他にAniNiteといったものもあり、こちらでも
深く浸透してきているように感じます。
本 日(7 月 15 日 )付 の 現 地 の 新 聞 で も、 任 天 堂 と
Niantec社が共同開発したPokemon Goと呼ばれるス
マートフォンでのゲームアプリについてトップページで
紹介されており、日本発のコンテンツが世界に広く普及
していることを感じます。
最後に、これまでオーストリアではATMで預金を引
き出す際の手数料は無料でしたが、7月初旬より一部の
市立公園(Stadtpark、1区)と様子と、公園内に設置されているヨ
ハン・シュトラウス2世(Johann StraussⅡ)の記念像です。昼過ぎ
ということもあり、公園でリラックスする姿が多く見られます。
36
米国系ATM事業者のATM機で手数料が1.95ユーロ徴収
されることになりました。これまで無料だったものが急
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に有料となったため、
現在国内でも物議となっています。
しています。警察により不審な装置は全て撤去されたと
また、ATM関連として、先日ウィーンで街中に設置し
のことですが、ウィーンで生活されている方やこれから
てあるATMにスキミングの細工が施され、カード情報
赴任される方は、念のため街中のATMではなく、銀行
を読み取り、口座から違法に現金を引き出す犯罪が発生
などを利用することをおすすめします。
check
Point in
現地で浸透している日本は?
ウィーンまたはオーストリアで浸透している日本として、次の3つ
を紹介したいと思います。
①桜の森(Kirschenhain)
(写真1参照)
1996年のオーストリア建国1000年を記念し、日本の自治体が
1,000本の桜を日墺友好のシンボルとしてウィーン市に寄贈しまし
た。
「桜の森(Kirschenhain)」はその寄贈された1000本の桜の一部
を使用して2002年春にドナウ川沿いに作られました。また、同年に
「桜の祭り」 が行われ、その後、毎年桜の季節に開催されています。「
桜の祭り」 では、日本の歌及び踊りと弓道のデモンストレーションと
いった様々なイベントが行われ、日本の料理と飲み物も提供されてい
ます。
②ゲーム(写真2参照)
オーストリアでも家電量販店のSaturnやMedia Markt、ゲーム小
売店のGame Stopなどで広く販売されています。ハードとしてはソ
【上】
写真1 桜の森
(Kirschenhain)
。
ニーのPS4やPS3、任天堂のWiiや3DSなどが販売され、ソフトで 【中】写真2 ゲーム小売店のGame Stop。
はスクウェア・エニックス、バンダイナムコといった日本でも有名な 【下】写真3 市販されている抹茶ペースト。
ゲームメーカーのソフトが多数販売されています。今年の7月11日には、オーストリアでも任天堂のスマートフォン向けアプリ 「ポケモン
GO」 の配信が開始され、オーストリアでも非常に人気を呼び、現地のテレビニュースや新聞の話題になりました。ウィーンの中心部である
Stephansplatzや市立公園(Stadtpark)では、スマートフォンを眺めながら、「ポケモンGO」
のアプリをやっている若者がよく見られます。
③抹茶(写真3参照)
日本の緑茶の一種である抹茶は、最近ウィーンのアジアショップや一部の小売店でも販売されています。また、Starbucksといった国際的
なコーヒーショップでも、抹茶ラテが最近人気を呼んでいます。日本人が経営されている喫茶店「Cha no ma(茶の間)
」では、抹茶から生産さ
れた様々な飲み物が提供され、日本の純粋な味を味わうことができます。
Part
3
駐在員便り in シカゴ
〜海外情報 平成28年8月号より抜粋〜
(ジェトロ・シカゴ事務所 産業機械部 高橋 貴洋)
7月となり、シカゴは連日30℃前後の夏日が続いて
で、この時期に非常に開放的になるシカゴ在住者の気持
おり夏真っ盛りです。自宅のあるシカゴ郊外の緑があふ
ちも分かってくるというものです。気温の高さは例年と
れる風景は自然の温かみにあふれ、非常に目にもやさし
同じようですが、今年はいつもより雨の日が多いそうで
い風景です。一方、職場のあるダウンタウンは相変わら
す。6月も日本の梅雨のように雨の日が続きましたし、
ずの都会の喧騒の真っ只中にありますが、ビル群の間か
先週も週の半分が雨続きでした。昨冬の暖冬もそうです
ら覗く青く広がる空と、その空の陽光を湖面で反射する
が、例年と違ったシカゴを体験中です。
ミシガン湖を青色で統一された風景はなかなか壮観で
さて、先日7月4日(月)は米国の大きな祝日のひとつ
す。特に、冬場のどんよりとした雲、寒さに凍るミシガ
である独立記念日でした。独立記念日はその名の通り、
ン湖といったい灰色の風景を半年以上見続けていますの
1776年にアメリカがイギリスから独立をするために、
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37
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アメリカ独立宣言を行ったことを祝した記念日であり、
埋まると会場周辺の道路は通行止めとなり、新たな車で
今年で240回目の記念日となります。
の来場者はお断り状態となります。来場者はすごすごと
独立記念日には、米国人は家族や友人同士で集まりパ
帰るしかないのですが、このあたりの非常に大雑把な対
ーティをして過ごすことが多いようですが、何と言って
応がアメリカらしいと言えば、そうなのではと思ったり
も、独立記念日に欠かせないのは夜に打ち上げられる恒
します。
例の花火です。独立記念日やその週末などには、各地方
夜の午後8時半頃になり、花火の打ち上げが開始され
自治体ベースで様々なイベントを開催するのが恒例とな
ると、花火の名前や提供会社の紹介アナウンス、
「玉や~」
っており、日中は独立記念日のパレードや野外コンサー
の掛け声は当然のごとくないまま、ダイナミックにどん
ト、公園やイベント会場での屋台の出店、そして夜は花
どん花火が打ち上げられます。ちょうど、
同じ時刻から、
火など、ちょっとしたお祭りとなります。ニューヨーク
他の自治体も花火を打ち上げるタイミングとなったこと
などの大きな都市では有名歌手がステージに上がり、ち
から、目の前の会場からの花火だけでなく、あちらこち
ょっとしたコンサートが行われるためテレビ中継もされ
らから、花火の打ち上げ音が響いてきます。実際、近隣
ますが、ほとんどの地域では地元のバンドなどが演奏を
の市町村の花火もそれほど小さくない大きさで普通に見
行い、来場者はビール片手に演奏を鑑賞しながら、夜の
えるため、周りを見渡せば、どこかかしこから花火が上
花火を待つという感じです。
がっている状態です。午後10時頃になり、ひときわ大
今年の独立記念日は、自分の居住する自治体が移動遊
きな花火の連発で最後になると観客からは一斉に拍手が
園地を設置していましたので、子供を連れて出かけるこ
あがります。このあたりは日本と似た感覚のようです。
とにしました。イベント会場は近くにある比較的大きな
少し時期は早いですが、盛大な花火鑑賞でちょっとした
規模のイベント施設の駐車場とその周辺の公園でした
夏祭り気分を味わえました。
が、到着してみると、いつもの平凡な駐車場がなくなり、
ただ、この手のイベント。イベント終了後には必ずと
代わりにその場所に巨大な遊園地が出現していました。
言っていいほど交通渋滞が発生するため、自宅にたどり
また、駐車場前の公園にはイベントのステージと屋台が
着くまでがまたひと苦労です。小学校でよく言われた
「お
設置されてあり、多くの来場者がアウトドア用の折りた
家に帰るまでが遠足です」の教訓よろしく、渋滞に巻き
たみ椅子やレジャーシートを持ち込んで、昼間っから会
込まれつつもなんとか「自宅にたどりつくまでがイベン
場に流れるバンド演奏を聴きながらビールを飲んでいま
ト」と思いながら、やっと自宅にたどり着いた頃にはす
す。移動遊園地も急ごしらえの子供向けのアトラクショ
でに午後11時を回っていました。翌日、子供たちが寝
ンが中心だろうと思っていたら、絶叫マシン系のアトラ
坊をせずに学校に行けるか心配になりましたが、妻から
クションあり、小さいながらコースターなどのアトラク
ひと言、
「安心してください。お父さん以外はみんな夏
ションありと、結構本格的な遊園地が駐車場に出現して
いました。期間中のフリーパスが50ドル、1回乗車券
が4~6ドルとお値段もそれなりに設定されているのが
子持ちの親にはつらいところですが、子持ちの家族だけ
ではなく、若いカップルなどがつめかけ、1時間待ちの
アトラクションもあるなどおおいに賑わいました。
夕方になると、恒例の花火の打ち上げを目当てに、来
場者が数万人規模となり、広い公園には足の踏み場もな
いほどの人、人、人です。来場用に用意された9,000台
の駐車スペースはすでに夕方を前にして満車となり、提
携する近くの企業や商業施設の駐車場を臨時駐車場とし
ましたが、こちらもすぐに満車となりました。駐車場が
38
独立記念日のフェスティバルの様子
(シカゴ郊外ホフマンエステーツ市)
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休みです」とのコメント。あ~、そうでした。年に1度
される場合は、ほとんどの場所で花火を鑑賞することが
ぐらい、
学生が夏休みを満喫している姿を見ると、
「あ~、
できますので、ぜひ事前に滞在先のイベントを調べられ
学生時代に戻りたい」と思う瞬間があったりするのです
ることをおすすめします。ただし、独立記念日はお店や
が、今年はこのタイミングで思うこととなりました。
レストランが閉まっていたり、短縮営業時間となる場合
アメリカの独立記念日にアメリカへご出張やご旅行を
がありますので、観光の際にはご注意ください。
check
Point in
現地で浸透している日本は?
米国のスーパーなどで販売されている日本の食品や
製品について紹介します。海外に展開されている日本
の製品といえば、自動車や家電製品、ゲーム機、アニ
メーションなどを思い浮かべる方が多いかと思います
が、現在では、より多種多様な日本の製品が米国で販
売されています。シカゴ郊外にある地元のスーパーで
は日本のお菓子や調味料(醤油)、お酒などが販売され
ており、ホームセンターでは日本で見慣れたクリアケ
ース、文具店では日本メーカーのボールペンが販売さ
れているなど、より身近な商品の中にも日本の製品
(当
地製造品を含む)を見つけることができます。もちろ
ん、古くから展開されているお寿司や緑茶などの食文
化はすでにローカライズされています。日本には、ま
【上】
写真1 米国のスーパーで販売される日本の食品。
だまだ世界に展開できる製品が宝の山のように積まれ 【中】写真2 米国書店チェーン最大手の「Barnes&Noble」の漫画コーナー。
ているのかもしれません。
【下】
写真3 今やどこのスーパーにもあるお寿司販売コーナー。
海外情報−産業機械業界をとりまく動向−目次
平成28年8月号
調査報告
(ウィーン) Renewable Energy World 2016
(その1)
(シカゴ) American Water Works Association Annual Conference &
Exposition2016について
情報報告
(ウィーン) ALL ENERGY 2016
(その2)
(ウィーン) 欧州の太陽熱部門の現状
(ウィーン) 欧州環境情報
(シカゴ) 米国環境産業動向
(シカゴ) 最近の米国経済について
(シカゴ) 化学プラント情報
(シカゴ) 米国産業機械の輸出入統計
(2016年4月)
(シカゴ) 米国プラスチック機械の輸出入統計
(2016年4月)
(シカゴ) 米国の鉄鋼生産と設備稼働率
(2016年4月)
※海外情報は当工業会ホームページでもご覧になれます。
(http://www.jsim.or.jp/)
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Company Topics
企業トピックス
韓国・サムスンメディカルセンターにおいて
陽子線によるがん治療が開始されました
住友重機械工業株式会社
産業機械事業部 営業部 医療システムグループ
主査 笈川 公一
当社が韓国サムスングループの基幹病院であるサムス
(ボーラスおよびコリメータ)が不要となり、治療準備
ンメディカルセンター(韓国・ソウル/以下、SMC)に
作業やランニングコストの大幅な低減に寄与します。当
納入した陽子線治療システム
(以下、
本システム)により、
社はスキャニング手法としてラインスキャニング照射
陽子線治療 が開始され、本年5月3日にオープニング
法、すなわち、ビームの走査速度を変調させつつ、連続
セレモニーが開催されました。
的に(一筆書き状に)照射する手法を採用しており、ビ
*1
ームを断続的に照射するスポットスキャニング照射法*4
本システムは、連続かつ高線量率ビームを発生するサ
などの他スキャニング手法と比較して照射時間の短縮が
イクロトロン*2および、回転ガントリ治療室2室で構成
見込まれます。
され、将来的には回転ガントリ治療室1室の増設が可能
な構成となっています。治療室には多目的照射ノズル
ラインスキャニング照射法による治療は、昨年10月
(G1室)およびスキャニング専用ノズル(G2室)をそれ
に国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)において
ぞれ有し、多目的照射ノズルでは拡大ビーム照射法 と
世界で初めて開始され、続いて本年1月より社会医療法
スキャニング照射法の対象患者ごとのランダムな切り替
人財団慈泉会相澤病院(長野県松本市)においても開始
えが、一方、スキャニング専用ノズルでは最大40cm×
されました。今回のSMCでは当社としては初めてのス
30cmの大きなターゲットへのスキャニング照射が可能
キャニング専用ノズルによる治療が開始され、大照射野
という特徴を有します。SMCでは昨年12月にG1室に
かつ複数照射の接合が容易な特徴を生かして、小児の全
おける拡大ビーム法による治療を開始し、本年3月より
脳全脊髄照射にも適用されております。
*3
はG2室におけるスキャニングによる治療を開始しまし
た。
SMC陽子線プロジェクトマネジャーのDr. Youngyih
Han(Professor, Medical Physicist)は「陽子線治療
40
スキャニング照射法は細いビームを標的がん組織の形
は正常組織への副作用を抑えつつ、標的がん組織への治
状に合わせて三次元的に照射する手法であり、従来の一
療効果を高めることができる画期的な放射線療法とし
般的照射法である拡大ビーム照射法と比較して、より複
て、優れた臨床成績と適応疾患の拡大が報告されており、
雑な形状のがんの治療を実現し、周囲の正常組織への照
今後も世界中での普及が予想されます。一方、この治療
射線量を抑えることが期待されています。また、拡大ビ
法の更なる発展と普及のためには技術開発の継続と共
ーム照射法において患者ごとに製作するビーム成形器具
に、専門知識を有する医療スタッフの育成が必要です。
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SMCは住友重機械との協力体制により、アジアにおけ
入(または納入予定)しました。引き続き、納入先施設
る陽子線治療の技術開発および人材育成の拠点化を目指
と協力の上、陽子線によるがん治療の全世界への普及に
した取り組みを行っていきます」と述べています。
貢献してまいります。
当社はこれまで40年以上に渡り、サイクロトロンな
〈SMCについて〉
ど、加速器の医療分野での利用に関する研究・開発・機
本院およびがんセンター(病床数 約2,000)で構成さ
器納入を続けてきました。陽子線治療システムは1997
れる韓国をリードする病院であり、1994(平成6)年
(平成9)年に国内初(世界で2番目)となる病院設置型
に設立されました。開院当初から「患者中心の病院」を
システムを国立がん研究センター東病院に納入したこと
標榜し、優秀な医療スタッフと最先端医療インフラを備
を皮切りに、現在までに日本、台湾、韓国の7施設に納
え、グローバルな診療、研究、教育を推進しています。
本年5月3日に行われたオープニングセレモニー
*1 陽子線治療:
陽子線は荷電粒子線のひとつで、水素の原子核である陽子
を高エネルギーに加速することで得られる放射線です。陽
子線を人体に照射した場合、一定深さで急激にエネルギー
を放出
(
「ブラッグピーク」
と言います)
し消滅するという、一
般的な放射線治療で使われるX線にはない物理特性があり
ます。陽子線治療は放射線治療の一種であり、このブラッ
グピークの深さや幅を調整することにより、近接する重要
臓器(脳、心臓、腸管系臓器など)や周囲の正常組織に悪影
響を与えずにがん組織のみに十分な線量を投与することで、
副作用の少ない治療が可能です。一般的な外科手術と異な
り、体にやさしく、通院治療が可能ながん治療法として、
世界中で脚光を浴びています。これまでに、頭頸部がん、
肺がん、肝臓がん、食道がん、前立腺がんなどの疾患に対
して多くの治療実績が報告されています。
*3 拡大ビーム照射法:
陽子線発生装置から発生されたビーム径を大きく広げた上
で、患者ごとに製作するビーム成形器具(コリメータおよび
ボーラス)を使用して、標的がん組織の形状にビームを成形
して照射する方法です。
*4 スポットスキャニング照射法:
スキャニング手法のひとつであり、患部を数千の微少領域
に分割し、最深部の層から小さな点状のビームで照射位置
を逐次変えながら層全体に対し均一的な照射を行う方法で
す。
*2 サイクロトロン:
円形加速器の一種です。水素の原子核である陽子を光速の
60%程度まで加速し、透過力の大きい陽子線を発生させま
す。他方式の加速器よりも高線量かつ連続的なビームを安
定に発生させることが可能であり、ラインスキャニングへ
の優れた適応性、肺や肝臓などの呼吸で動く臓器への照射
の適応性に優れ、治療時間の短縮や治療回数の低減を実現
させる能力を有します。
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イベント情報
●センサエキスポジャパン2016
会 期:9月28日(水)∼9月30日(金)
開 催 概 要:センサ・コントロールとその応用技術、機器、システム、ネットワークに関する専門
展示会
※測定計測展、セラミックス&ガラス技術展2015、TEST2015(第13回総合試験
機器展)の4展同時開催
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞社) 営業・事業本部
センサエキスポジャパン事務局
TEL:03-3273-6180
URL:http://www.sensorexpojapan.com/
●エヌプラス ∼新たな価値をプラスする材料と技術の複合展∼
会 期:9月28日(水)∼9月30日(金)
開 催 概 要:8つのキーワード別展示会(軽量化・高強度化技術展、炭素繊維加工・活用技術展、
プラスチック高機能化技術展、接着・接合・ファスニング技術展、コーティング・表
面処理技術展、耐熱・放熱・断熱技術展、ソフトマテリアル開発技術展、ナノインプ
リント展)で構成され、
「新たなマッチング」
「新ビジネス創出」を実現する総合展示会
会 場:東京ビッグサイト
連 絡 先:アテックス㈱内 エヌプラス事務局
TEL:03-3503-7621
URL:http://www.n-plus.biz/
●エコテクノ2016
会 期:10月12日(水)∼10月14日(金)
開 催 概 要:地球環境時代にふさわしい低炭素・温暖化防止技術、浄化・汚染防止技術などの環境
ソリューション技術と共に、創エネ・省エネ・蓄エネによる新たなエネルギー社会の実
現に向けて、これらの普及拡大等に資する先進的製品・技術を一堂に紹介する展示会
会 場:西日本総合展示場
連 絡 先:公益財団法人 西日本産業貿易コンベンション協会 エコテクノ2016運営事務局
TEL:093-511-6800
URL:http://www.eco-t.net
42
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工業会情報
行事報告
行事予定
本 部
第38回運営幹事会(6月20日)
書籍・報告書情報
⑴ 経済産業大臣賞
「高効率型二軸スクリュープレス脱水機」
(㈱クボタ)
⑵ 経済産業省産業技術環境局長賞
「汚泥減量型好気処理プロセス(バイオプラネッ
佃会長の挨拶の後、経済産業省 資源エネルギー庁 省
ト®SR)」
エネルギー課長補佐 吉川泰弘 殿より「経済産業省の省
(栗田工業㈱)
エネ施策の動向について~未利用熱活用制度について
⑶ 中小企業庁長官賞
~」の講演があった。
統計資料
「ハイスピードシリンダーとインバータによる古
また、経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長 片岡
紙圧縮梱包機の省エネシステム(省エネ油圧ジャ
隆一 殿より挨拶があった。
ンボプレス機 SW770型HE)」
次いで、議長から議事録署名人が選定され、次の事項
について審議を行った。
⑴ 統計関係報告(平成28年4月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成28年5月分)
⑶ 海外情報(平成28年6月号)
⑷ 常任幹事補充選任
⑸ 部会長の委嘱
第571回理事会(書面)
(6月30日)
次の事項について承認した。
⑴ 常任幹事補充選任
⑵ 顧問の委嘱
第63回全国産業機械野球大会(第2日目)
(6月4日)
(㈱昭和)
⑷ 日本産業機械工業会会長賞(応募申請書受付順)
・
「汚水沈砂池向けノズル式集砂装置(エジェクタ式
集砂装置)」
(アクアインテック㈱)
・
「再生プラスチック原料中のゴム系異物選別装置」
(協和工業㈱)
・
「乾式反応集じん装置(プレコートバグフィルタ)
」
(㈱プランテック)
・
「高負荷生物脱窒素装置(バイオドリスター)
」
(前澤化成工業㈱)
「オイルミスト捕集用電気集じん装置(EM-eⅡシ
・
リーズ)」
(アマノ㈱)
・
「浮上型チェーンフライト式汚泥かき寄せ機」
(月島機械㈱)
また、経済産業大臣賞、経済産業省産業技術環境局長
賞、中小企業庁長官賞を受賞した装置の研究・開発に携
東京薬業健康保険組合総合運動場(埼玉県和光市)に
った主たる開発者について、計13名を佃会長より表彰
おいて開催し、各所に熱戦が展開された。成績は次の通
した。
りである。
なお、表彰式終了後、祝賀パーティーを開催した。
優 勝:㈱電業社機械製作所
準優勝:JFEプラントエンジ㈱
第3位:㈱IHI、三菱化工機㈱
第42回優秀環境装置表彰式(6月20日)
経済産業大臣賞1件、経済産業省産業技術環境局長賞
部 会
ボイラ・原動機部会
6月2日 部会総会
次の事項について報告及び確認を行った。
1件、中小企業庁長官賞1件、日本産業機械工業会会長
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
賞6件の計9件の表彰を行った。表彰対象装置及び受賞
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
者は次の通り。
⑶ 技術委員会活動内容
⑷ 研修会の内容
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行事報告
行事予定
鉱山機械部会
6月14日 ボーリング技術委員会
次の事項について検討を行った。
⑴ リスクアセスメント
⑵ 安全マニュアル
6月16日 骨材機械委員会 委員会及び施設調査
⑴ 委員会
書籍・報告書情報
統計資料
6月10日 調査委員会
調査内容及び進め方、スケジュールについて検討を行
った。
6月14日 環境ビジネス委員会 有望ビジネス分科会
及び講演会
⑴ 分科会
平成28年度の活動内容について検討を行った。
⑵ 講演会
次の事項について報告及び審議を行った。
① リスクアセスメント
次の講演会を行った。
「日本海の表層型メタンハイドレートに
テーマ:
② 骨材機械に関する情報交換
⑵ 施設調査
ついて」
講 師:明治大学 研究知財戦略機構 ガスハイド
トヨタ自動車北海道㈱(北海道苫小牧市)を訪問
し、自動車エンジン製造ラインの視察を行った。
レート研究所 特任教授 松本良 殿
6月16日~17日 環境ビジネス委員会 施設調査
⑴ 苫東ファーム㈱(北海道苫小牧市)を訪問し、太
化学機械部会
6月3日 技術委員会
⑵ いわみざわ環境クリーンプラザ いわ☆ぴか(北海
道岩見沢市)を訪問し、エバラHPCC21型ストー
次の事項について検討及び審議を行った。
カ式焼却炉を採用した焼却施設及びリサイクル施
⑴ JIS B 8249(多管円筒形熱交換器)の改正
設、浸出水処理施設について調査を行った。
⑵ 施設見学会
環境装置部会
6月9日 環境ビジネス委員会 バイオマス発電推進分
科会及び講演会
⑴ 分科会
⑶ 鹿追町環境保全センター(北海道河東郡)を訪問
し、バイオガスプラント[嫌気性発酵(中温式)]か
らの余剰熱活用施設について調査を行った。
6月24日 環境ビジネス委員会 施設調査
上野村バイオマス発電施設 木質ペレット工場(群馬
県多賀郡)を訪問し、小型木質ガス化発電装置、燃料と
平成28年度の活動内容について検討を行った。
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
なるペレット製造工場について調査を行った。
タンク部会
テーマ:
「電力自由化でのビジネスチャンス」
6月30日 部会総会
講 師:一 般社団法人 エネルギー情報センター
次の事項について審議及び確認を行った。
理事 江田健二 殿
6月9日 環境ビジネス委員会 水分科会及び講演会
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
⑶ 役員改選
⑴ 分科会
平成28年度の活動内容について検討を行った。
次の通り選任した。
・部会長:JXエンジニアリング㈱ 代表取締役社長
⑵ 講演会
次の講演会を行った。
テーマ:
「ウォーターフットプリントの開発と活
用-水に関わる環境影響をライフサイク
ルの視点から測る-」
講 師:東京都市大学 環境学部 環境マネジメン
ト学科 教授 伊坪徳宏 殿
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陽光利用型植物工場について調査を行った。
倉田一郎 殿(新任)
・副部会長:㈱石井鐵工所 常務取締役 鉄構事業統
括本部長 石井宏明 殿(新任)
6月30日 政策分科会 講演会
次の講演会を行った。
テーマ:
「長周期地震動によるタンク被害と対策」
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行事報告
行事予定
講 師:JXエンジニアリング㈱ 顧問 山内芳彦 殿
プラスチック機械部会
書籍・報告書情報
統計資料
6月1日 メカニカルシール委員会 春季総会
次の事項について報告及び確認を行った。
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
6月2日 特許委員会
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
次の事項について報告及び検討を行った。
⑶ 分科会活動内容
⑴ 射出成形機に係る米国の特許
6月3日 ポンプ国際規格審議会
⑵ 射出成形機に係る中国の特許及び実用新案
次の事項について報告及び確認を行った。
⑶ 射出成形機に係る欧州の特許
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑷ 平成28年度活動内容
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
⑸ 国内特許法改正等の動き
⑶ JIS B 8301(遠心ポンプ、斜流ポンプ及び軸流
6月6日 ISO/TC270国内審議委員会 押出成形機分科会
欧州規格について検討を行った。
6月7日 ISO/TC270国内審議委員会 射出成形機分科会
ポンプ―試験方法)改定準備委員会の活動内容
⑷ TC113/SC2/WG11(開水路における流量測量)
の活動内容
ISO規格案について検討を行った。
⑸ ISO /TC115(ポンプ試験方法)の総会
6月14日 メンテナンス委員会
⑹ TC115/SC2/WG4(ポンプ試験方法)の活動内容
次の事項について報告及び検討を行った。
6月9日 プロセス用圧縮機委員会 春季総会
⑴ 射出成形機ユーザにおける事故事例と安全対策
次の事項について報告及び確認を行った。
⑵ 大規模自然災害発生時の対応事例
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑶ 平成28年度活動内容
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
6月22日 技術委員会
⑶ プロセス用圧縮機平成27年度受注統計
次の事項について報告及び検討を行った。
⑷ ISO/TC118(圧縮機)の活動内容
⑴ 射出成形機ユーザにおける事故事例と安全対策
⑸ 役員改選
⑵ JIMS K-1001( 横 型 射 出 成 形 機 安 全 通 則 )、
K-1002(竪型射出成形機安全通則)の適合マーク
次の通り選任した。
・委員長:㈱IHI回転機械 セクター 営業部 課長
の修正
⑶ 平成28年度活動内容
工藤春生 殿(新任)
・副委員長:川 崎重工業㈱ 機械ビジネスセンター
6月23日 輸出委員会
陸用機械営業部 圧縮機営業課長 高橋
次の事項について報告及び検討を行った。
秀樹 殿(新任)
⑴ 海外展示会への参加 ・副委員長:三 井造船㈱ 機械・システム事業本部
⑵ 平成28年度活動内
風水力機械部会
6月1日 メカニカルシール委員会 企画分科会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ メカニカルシール講習会の実施内容
産業機械第一営業部 グループマネー
ジャ 丸山紳司 殿(新任)
6月10日 送風機技術者連盟 拡大常任幹事会
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 春季総会の総括
⑵ 技術講習会の講習内容
⑵ 「30年の歩み」の原稿
6月14日 ロータリ・ブロワ委員会 総会
⑶ 「風水力機械産業の現状と将来展望」の原稿
次の事項について報告及び確認を行った。
⑷ 30周年記念式典の内容
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
6月1日 メカニカルシール委員会 技術分科会
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
次の事項について報告及び審議を行った。
⑶ ロータリ・ブロワ平成27年度下期受注統計
⑴ メカニカルシール講習会の実施内容
⑵ 「30年の歩み」の原稿
⑷ 役員改選
次の通り選任した。
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
・副委員長:㈱ 宇野澤組鐵工所 営業部 部長 北村 &サービス統括部 営業支援室 営業技
泰弘 殿(新任)
6月15日 真空式下水道システム委員会 春季総会
次の事項について報告及び確認を行った。
術グループ 副参事 徳江隆 殿(新任)
運搬機械部会
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
6月9日 巻上機委員会
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
次の事項について報告及び検討を行った。
6月16日 汎用送風機委員会 春季総会
⑴ JIS B 2809(ワイヤグリップ)の改正
次の事項について報告及び確認を行った。
⑵ ISO/TC111(リンクチェーン、チェーンスリン
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
⑶ JIS B 8331(多翼送風機)の内容
6月21日 汎用圧縮機委員会 春季総会
次の事項について報告及び確認を行った。
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
グ、構成要素及び付属品)関連規格の改正
⑶ JIS B 0148(巻上機-用語)の改正
6月10日 コンベヤ技術委員会 委員会及び見学会
⑴ 委員会
リスクアセスメントについて検討を行った。
⑵ 見学会
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
㈱でん六 蔵王の森工場(山形県上山市)を訪問し、
⑶ 役員改選
食品製造工程等の視察をした。
次の通り選任した。
・委員長:コ ベルコ・コンプレッサ㈱ 取締役営業
副本部長 太田浩行 殿(新任)
・副委員長:㈱ 日立産機システム 空圧システム事
6月13日 昇降機委員会
ISO 25745-2(昇降機のエネルギー性能の測定法と
区分)のJIMS化に向けた内容の検討を行った。
6月23日 コンベヤ技術委員会 JIS B 0140、JIS
B 0141改正WG
業部 企画部長 今井文一 殿(新任)
・副委員長:東 芝産業機器システム㈱ モータ・ド
JIS B 0140(コンベヤ用語-種類)、
JIS B 0141(コ
ライブ事業部 モータ・ドライブ企画部 ンベヤ用語-部品・付属機器ほか)改正について検討を
モータ企画・マーケティング担当 グ
行った。
ループ長 水上邦隆 殿(新任)
6月24日 流通設備委員会 クレーン分科会
・技術分科会長:三井精機工業㈱ 産機生産本部 設
計部産機設計室長 赤塚信義 殿
(新任)
6月23日 汎用ポンプ委員会 春季総会
次の事項について報告及び確認を行った。
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
特別アセスメントについて検討を行った。
6月29日 JIS Z 0620改正原案作成委員会
JIS Z 0620(産業用ラック)改正原案作成について
審議及び検討を行った。
動力伝導装置部会
6月17日 減速機委員会 施設調査
6月28日 排水用水中ポンプシステム委員会 春季総会
㈱日本製鋼所 広島製作所(広島県広島市)を訪問し、
次の事項について報告及び確認を行った。
プラスチック加工機械の生産ラインの見学を行った。
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
業務用洗濯機部会
6月21日 定例部会
⑶ 役員改選
次の通り選任した。
・委員長:新明和工業㈱ 流体事業部 システム部 営
業技術グループ グループ長 三宅崇太殿
(新任)
・副委員長:㈱荏原製作所 国内事業統括 セールス
46
統計資料
記者発表会の資料について検討及び審議を行った。
6月21日 記者発表会
次の事項について関係者に発表を行った。
⑴ 平成28年度事業計画
⑵ 平成28年度部会役員体制
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行事報告
行事予定
⑶ 平成27年度出荷統計
製鉄機械部会
6月1日 部会幹事会
書籍・報告書情報
統計資料
⑴ 利用普及分科会及び標準化分科会の活動内容
⑵ JIS A 5032幹事会の活動内容
⑶ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑷ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
次の事項について報告及び検討を行った。
⑸ 道路用溶融スラグマニュアルの改訂
⑴ 総会の開催内容
⑹ 自治体連絡会の企画
⑵ 平成28年度の活動内容
6月16日 利用普及分科会 編集WG
⑶ 海外展示会への参加
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ 「2015年度版エコスラグ有効利用の現状とデー
委員会
政策委員会
6月16日 委員会
タ集」の内容
⑵ 自治体連絡会の企画
⑶ 施設調査の企画
⑷ 今後のスケジュール
次の事項について報告及び審議を行った。
⑴ 統計関係報告(平成28年4月分)
① 産業機械の受注状況
② 産業機械の輸出契約状況
③ 環境装置の受注状況
⑵ 工業会の活動状況(平成28年5月分)
⑶ その他
関西支部
委員会
政策委員会
① 未利用熱活用制度の概要
6月22日 委員会
② 中小企業等経営強化法の概要
次の事項について報告及び審議を行った。
環境委員会
⑴ 統計関係報告(平成28年4月分)
① 産業機械の受注状況
6月2日~3日 委員会 施設調査
② 産業機械の輸出契約状況
北九州エコタウンで西日本オートリサイクル㈱の自動
③ 環境装置の受注状況
車リサイクル工場、㈱リサイクルテックのOA機器リサ
⑵ 工業会の活動状況(平成28年5月分)
イクル工場の視察を行った。
⑶ 海外情報(平成28年6月号)
また、㈱安川電機では環境への取り組み状況について
⑷ 常任幹事補充選任
説明を受けた後、ロボット工場の視察を行った。
⑸ 部会長の委嘱
エコスラグ利用普及委員会
6月7日 JIS A 5032幹事会
次の事項について報告及び検討を行った。
⑴ JIS A 5032(一般廃棄物、下水汚泥又はそれら
労務委員会
6月14日 委員会及び講演会
⑴ 委員会
次の事項について審議及び確認を行った。
の焼却灰を溶融固化した道路用溶融スラグ)の改正
① 役員改選
原案及び解説
② 平成27年度事業報告
⑵ 道路用溶融スラグマニュアルの改訂方針
⑵ 講演会
⑶ 自治体連絡会の企画
次の講演会を行った。
⑷ 今後のスケジュール
「ハルカス大学プロジェクトの全体概要
テーマ:
6月10日 委員会
次の事項について確認及び審議を行った。
と人間関係力向上対策事業について」
講 師:ハ ルカス大学プロジェクト 運営委員会
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
委員長 明野欣市 殿
テーマ:
「集中力研修の概要」
講 師:㈱集中力 代表取締役 森健次朗 殿
テーマ:
「体験型チームビルディングの概要」
講 師:㈲ソウルメイト 代表取締役 茶原忠督 殿
テーマ:
「人間関係が変われば職場が変わる ~ト
ラブルシューティング実践セミナー~」
講 師:ヒューマニクス研究所 代表 宮崎英二 殿
部 会
ボイラ・原動機部会
6月9日 部会総会
次の事項について確認、報告及び審議を行った。
⑴ 平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画
⑵ 平成27年度決算報告及び平成28年度収支予算
⑶ 役員改選
⑷ 施設調査の実施
⑸ 第108回OBM会収支
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
9月8日風力発電関連機器産業に関する調査研究
統計資料
タンク部会
委員会 第1回委員会
15日
政策委員会
10月20日 ボーリング技術委員会
21日
運営幹事会
10月18日 政策委員会
プラスチック機械部会
20日 運営幹事会
部 会
9月上旬
特許委員会
〃
技術委員会
ボイラ・原動機部会
9月14日
20日
ボイラ幹事会
25日 技術分科会
風水力機械部会
9月上旬
汎用圧縮機委員会 技術分科会
ボイラ技術委員会
5日
ロータリ・ブロワ委員会
10月6日〜9日 東西合同会議
6日
プロセス用圧縮機委員会
9日
ポンプ技術者連盟 若手幹事会
鉱山機械部会
9月上旬
14日汎用送風機委員会
部会幹事会海外調査(韓国)
中旬骨材機械委員会
15日送風機技術者連盟 拡大常任幹事会
〃
下旬ボーリング技術委員会
10月上旬
ボーリング技術委員会
16日メカニカルシール委員会 技術分科会
〃
技術委員会施設調査
環境装置部会
9月上旬環境ビジネス委員会 第3回先端技術調
査分科会
〃環境ビジネス委員会 第2回3Rリサイ
クル研究会
13日環境ビジネス委員会 第3回バイオマス
発電推進分科会
15日環境ビジネス委員会 第2回有望ビジネ
ス分科会
28日環境ビジネス委員会 第3回水分科会
10月上旬環境ビジネス委員会 第3回有望ビジネ
ス分科会
汎用ポンプ委員会
中旬排水用水中ポンプシステム委員会
化学機械部会
9月8日
送風機技術者連盟 技術講習会
30日ポンプ国際規格審議会
10月5日
ロータリ・ブロワ委員会 施設見学会
中旬
排水用水中ポンプシステム委員会
13日 汎用ポンプ委員会
19日 汎用圧縮機委員会
20日 汎用送風機委員会
〃
真空式下水道システム委員会 秋季総会
27日 ポンプ技術者連盟 秋季総会
31日 メカニカルシール委員会 秋季総会
運搬機械部会
9月上旬産業用ラックJIS改正原案作成委員会
〃産業用ラック用語JIS改正原案作成委員会
〃産業用ラックJIS改正原案作成WG
中旬昇降機委員会
〃環境ビジネス委員会 第4回水分科会
〃コンベヤ技術委員会
〃環境ビジネス委員会 第4回バイオマス
〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
発電推進分科会
〃環境ビジネス委員会 第4回先端技術調
査分科会
改正WG
下旬産業用ラックJIS改正原案作成委員会
〃産業用ラック用語JIS改正原案作成委員会
〃流通設備委員会 クレーン分科会
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行事報告
行事予定
9月下旬コンベヤ技術委員会 仕分けコンベヤ
JIS改正WG
〃流通設備委員会 建築分科会
10月中旬巻上機委員会
〃ISO/TC111国内審議委員会
〃昇降機委員会
書籍・報告書情報
関西支部
部 会
ボイラ・原動機部会
〃コンベヤ技術委員会
9月9日
〃コンベヤ技術委員会 コンベヤ用語JIS
10月6日〜9日 東西行動会議
改正WG
下旬流通設備委員会 クレーン分科会
〃チェーンブロック企画委員会
〃クレーン企画委員会
動力伝導装置部会
9月中旬
減速機委員会
10月下旬減速機委員会
製鉄機械部会
10月中旬
幹事会
業務用洗濯機部会
10月18日コインランドリー分科会
統計資料
定例部会、講演会
化学機械部会
9月15日
総会、施設調査
風水力機械部会
9月7日
総会、講演会
繊維スリング分科会
10月28日 分科会、施設調査
委員会
政策委員会
9月27日
委員会
10月25日 委員会
委員会
編集広報委員会
9月28日
委員会
エコスラグ利用普及委員会
9月上旬
エコスラグ利用普及分科会 施設調査
中旬
エコスラグ利用普及分科会 編集WG
下旬
エコスラグ利用普及分科会
10月上旬エコスラグ自治体連絡会
〃エコスラグ自治体連絡会 施設調査
〃エコスラグ幹事会
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中旬道路用溶融スラグ設計施工マニュアル改訂
下旬溶融スラグJIS改正説明会
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行事報告
行事予定
会員名簿2016
頒 価:1,080円(税込)
連絡先:総務部(TEL:03-3434-6821)
工業会会員の本社と支社所在地、取扱機種の一覧等をま
とめたもの。
風力発電関連機器産業に関する調査研究報告書
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-7579)
風力発電機の本体から部品などまで含めた風力発電関連
機器産業に関する生産実態等の調査を実施し、各分野に
書籍・報告書情報
統計資料
(2006年10月発行)。
メカニカル・シールハンドブック
初・中級編(改訂第3版)
頒 価:2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
メカニカルシールに関する用語、分類、基本特性、寸法、
材料選定等についてまとめたもの(2010年10月発行)
。
風水力機械産業の現状と将来展望
— 2016年〜2020年 —
おける産業規模や市場予測、現状での課題等を分析し、
頒 価:会員/1,500円(税込)
会員外/2,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
本報告書にまとめた。
1980年より約5年に1度、風水力機械部会より発行し
平成26年度 環境装置の生産実績
ている報告書の最新版。本報告書は、風水力機械産業の
代表的な機種であるポンプ、送風機、汎用圧縮機、プロ
頒 価:実費頒布
連絡先:環境装置部(TEL:03-3434-6820)
セス用圧縮機、メカニカルシールのそれぞれの機種毎に
日本の環境装置の生産額を装置別、需要部門別(輸出含
需要動向と予測、技術動向、国際化を含めた今後の課題
む)
、
企業規模別、
研究開発費等で集計し図表化。その他、
と対応についてまとめている。風水力機械メーカはもと
前年度との比較や過去28年間における生産実績の推移
より官公庁、エンジニアリング会社、ユーザ会社等の方々
を掲載。
にも有益な内容である。
2015年度版 エコスラグ有効利用の現状と
データ集
頒 価:5,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
化学機械製作の共通課題に関する調査研究報
告書(第8版 平成20年度版)
〜化学機械分野における輸出管理手続き〜
全国におけるエコスラグの生産状況、利用状況、分析デ
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ータ等をアンケート調査からまとめた。また、委員会の
化学機械製作に関する共通の課題・問題点を抽出し、取
活動についても報告している(2016年5月発行)。
りまとめたもの。
道路用溶融スラグ品質管理及び
設計施工マニュアル
頒 価:3,000円(税込)
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
2006年7月20日に制定されたJIS A 5032「一般廃棄
物、下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融個化した道路用
溶融スラグ」について、溶融スラグの製造者及び道路の
設計施工者向けに関連したデータを加えて解説した
(2007年9月発行)
。
港湾工事用エコスラグ利用手引書
今回は強化されつつある輸出管理について、化学機械分
野に限定して申請手続きの流れや実際の手続きの例を示
した。実際に手続きに携わる者への参考書となる一冊。
JIMS H 3002業務用洗濯機械の性能に係る
試験方法(平成20年8月制定)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第1部(TEL:03-3434-3730)
ユニット式ラック構造設計基準
(JIMS J-1001:2012)解説書
頒 価:800円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:実費頒布
連絡先:エコスラグ利用普及委員会(TEL:03-3434-7579)
ユニット式ラックの構造設計を行う場合の地震動に対す
エコスラグを港湾工事用材料として有効利用するため
る考え方をより理解してもらうための解説書として、
に、設計・施工に必要なエコスラグの物理的・化学的特
JIMS J-1001:2012と併せた活用を前提として発行
性をまとめた。工法としては、サンドコンパクションパ
した。JIMS J-1001:2012を解説・補足する位置付け。
イル工法とバーチカルドレーン工法を対象としている
産業機械 2016.8
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2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
物流システム機器ハンドブック
頒 価:3,990円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
書籍・報告書情報
統計資料
ラック式倉庫のスプリンクラー設備の解説書
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
(1)各システム機器の分類、用語の統一
平成10年7月の消防法令の改正に伴い、
「ラック式倉庫」
(2)能力表示方法の統一、標準化
の技術基準、ガイドラインについて、わかりやすく解説
(3)各機器の安全基準と関連法規・規格
したもの。
(4)取扱説明書、安全マニュアル
(5)物流施設の計画における寸法算出基準
コンベヤ機器保守・点検業務に関する
ガイドライン
ゴムベルトコンベヤの計算式
(JIS B 8805-1992)計算マニュアル
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
現行JIS(JIS B 8805-1992)の内容は、ISO5048に
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
準拠して改正されたが、旧JIS(JIS B 8805-1976)
コンベヤ機器の使用における事業者の最小限の保守・点検
と計算手順が異なるため、これをマニュアル化したもの。
レベルを確保するためガイドラインとしてまとめたもの。
チェーン・ローラ・ベルトコンベヤ、
仕分コンベヤ、
垂直コンベヤ、
及びパレタイザ検査要領書
ユニバーサルデザインを活かしたエレベータ
のガイドライン
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
ユニバーサルデザインの理念に基づいた具体的な方法を
ばら物コンベヤを除くコンベヤ機器については、検査要
ガイドラインとして提案したもの。
領の客観的な指針がないため、設備納入メーカや購入者
のガイドラインとして作成したもの。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ設備保守・点検
業務に関するガイドライン
東京直下地震のエレベーター被害予測に
関する研究
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
東京湾北部を震源としたマグニチュード7程度の地震が
頒 価:500円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
予測されていることから、所有者、利用者にエレベータ
コンベヤ機器を利用目的に応じて、安全にかつ支障なく
ーの被害状況を提示し、対策の一助になることを目的と
稼動させるには日常の保守点検は事業者にとって必須条
して、エレベーターの閉じ込め被害状況の推定を行った
件であり、義務であるが、事業者や事業内容によって保
もの。
守・点検の実施レベルに大きな差が在るのが実情である。
本ガイドラインは、この様な情況からコンベヤ機器の使
用における事業者の最小限度の保守・点検レベルを確保
するためのガイドラインとしてまとめたものである。
バルク運搬用 ベルトコンベヤ検査基準
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
バルク運搬用ベルトコンベヤの製作、設置に関する部品
プラスチック機械産業の市場動向調査報告書
(平成28年2月発行版)
頒 価:1,000円(税込)
連絡先:産業機械第2部(TEL:03-3434-6826)
射出成形機、押出成形機、ブロー成形機に関する平成
27〜29年の市場動向を取りまとめたもの。
2015年度 環境活動報告書
ならびに設備の機能を満足するための検査項目、検査個
頒 価:無償頒布
連絡先:企画調査部(TEL:03-3434-6823)
所および検査要領とその判定基準について規定したも
環境委員会が会員企業を対象に実施する各種環境関連調
の。
査の結果報告の他、会員企業の環境保全への取り組み等
を紹介している。
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INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
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統計資料
産業機械受注状況(平成28年5月)
企画調査部
1.概 要
2.機種別の動向
5 月 の 受 注 高 は 2,385 億 8,500 万 円、 前 年 同 月 比
①ボイラ・原動機
60.3%となった。
鉄鋼、電力、外需の減少により前年同月比45.0%と
内需は、1,734億3,600万円、前年同月比64.7%と
なった。
なった。
②鉱山機械
内需のうち、製造業向けは前年同月比54.5%、非製
窯業土石、その他製造業、鉱業の増加により同154.4
造業向けは同69.8%、官公需向けは同72.2%、代理店
%となった。
向けは同108.5%であった。
③化学機械(冷凍機械を含む)
増 加 し た 機 種 は、 鉱 山 機 械(164.2 %)、 化 学 機 械
外需の減少により同68.4%となった。
(102.9 %)
、 ポ ン プ(104.3 %)
、 圧 縮 機(108.3 %)、
④タンク
送風機(152.2%)の5機種であり、減少した機種は、
化学、石油・石炭、電力の減少により同19.5%とな
ボイラ・原動機(40.6%)
、タンク(13.0%)、プラスチ
った。
ック機械(86.9%)
、運搬機械(71.7%)
、変速機(73.8
⑤プラスチック加工機械
%)、金属加工機械(57.4%)
、その他機械(56.1%)の
自動車、外需の減少により同78.2%となった。
7機種であった(括弧の数字は前年同月比)。
⑥ポンプ
外需は、651億4,900万円、前年同月比51.2%とな
外需の減少により同82.2%となった。
った。
⑦圧縮機
5月、プラント案件はなかった。
外需の減少により同80.0%となった。
増加した機種は、
タンク(740.9%)
、
変速機(180.6%)
⑧送風機
の2機種であり、減少した機種は、ボイラ・原動機(61.0
官公需の増加により同105.1%となった。
%)、鉱山機械(65.1%)
、化学機械(25.5%)、プラス
⑨運搬機械
チック機械(72.9%)
、ポンプ(46.9%)
、圧縮機(54.0
情報通信機械、造船の減少により同77.6%となった。
%)、送風機(22.9%)
、運搬機械(96.4%)、金属加工
⑩変速機
機械(59.4%)
、その他機械(51.1%)の10機種であっ
官公需の減少により同87.9%となった。
た(括弧の数字は前年同月比)
。
⑪金属加工機械
鉄鋼、金属製品、自動車、外需の減少により同58.1
%となった。
産業機械 2016.8
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行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表1)
産業機械 需要部門別受注状況
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
⑤代理店
⑥内需計
⑦外 需
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
平成25年度
⑧総 額
(金額) (前年比) (金額) (前年比)
957,925
104.6 1,101,713
116.3 2,059,638
110.5 625,079
107.8 293,640
88.9 2,978,357
107.4
1,796,987
98.8 4,775,344
104.0
26年度 1,061,676
110.8 1,436,606
130.4 2,498,282
121.3 699,550
111.9 296,944
101.1 3,494,776
117.3
2,580,415
143.6 6,075,191
127.2
27年度 1,251,327
117.9 1,437,386
100.1 2,688,713
107.6 641,159
91.7 296,220
99.8 3,626,092
103.8
1,831,576
71.0 5,457,668
89.8
平成25年
943,541
97.0 1,000,730
106.3 1,944,271
101.6 606,571
106.9 301,841
92.1 2,852,683
101.5
1,921,557
79.1 4,774,240
91.1
26年
959,391
101.7 1,227,523
122.7 2,186,914
112.5 690,679
113.9 294,419
97.5 3,172,012
111.2
2,525,574
131.4 5,697,586
119.3
27年 1,183,993
100.1 3,501,770
110.4
1,917,203
75.9 5,418,973
95.1
103.5 1,279,249
133.7
680,345
108.8 1,959,594
123.9
89.3
123.4 1,412,643
115.1 2,596,636
118.7 610,531
平成27年1~3月
342,625
142.6
654,932
146.9
997,557
145.4 206,487
104.5
75,205
4~6月
320,935
145.9
206,595
96.3
527,530
121.4 120,783
62.8
62,920
91.4
711,233
102.2
405,928
73.0 1,117,161
7~9月
263,406
102.3
257,988
77.9
521,394
88.6 168,044
98.9
79,546
105.9
768,984
92.3
461,147
48.8 1,230,131
69.1
10~12月
257,027
106.4
293,128
124.1
550,155
115.2 115,217
88.1
76,932
98.9
742,304
108.2
369,783
92.8 1,112,087
102.5
平成28年1~3月
409,959
119.7
679,675
103.8 1,089,634
109.2 237,115
102.0
H28.4~5累計
146,855
66.3
124,977
103.5
H28.1~5累計
556,814
98.7
804,652
103.7 1,361,466
平成28年3月
170,598
97.1
397,335
80.5
4月
67,399
89.4
81,206
139.9
148,605
111.3
40,220
140.2
21,712
5月
79,456
54.5
43,771
69.8
123,227
59.1
28,561
72.2
21,648
271,832
567,933
79.5
88.4 294,603
68,781
101.6 305,896
84.8 120,770
114.8
76,822
102.2 1,403,571
100.8
43,360
108.6
109.7
594,718
87.4 1,998,289
383,973
85.3
135,967
69.0
111.3 120,182
104.4 1,787,544
103.4
730,685
83.3 2,518,229
96.6
112.3
103.7
718,359
89.2
434,105
195.0 1,152,464
112.1
108.7
210,537
115.6
70,818
101.4
281,355
111.7
108.5
173,436
64.7
65,149
51.2
238,585
60.3
29,656
(表2)
産業機械 機種別受注状況
①ボイラ・原動機
金額
前年比
③化学機械
②鉱山機械
金額
(冷凍機械を含む)
前年比
金額
前年比
③-1 内 化学機械
金額
前年比
519,940
80.3
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
④タンク
金額
⑤プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑥ポンプ
金額
前年比
平成25年度
1,490,041
112.4
20,999
90.6
1,271,667
93.1
888,732
88.8
99,283
358.1
181,716
109.2
335,427
100.6
26年度
1,808,803
121.4
22,597
107.6
2,097,399
164.9
1,737,117
195.5
29,958
30.2
193,808
106.7
336,423
100.3
27年度
1,822,454
100.8
25,120
111.2
1,515,795
72.3
1,119,266
64.4
37,166
124.1
201,024
103.7
362,610
107.8
平成25年
1,428,416
107.6
19,076
81.7
1,409,687
71.9
1,030,503
64.8
41,305
153.2
177,243
101.7
337,085
103.6
26年
1,562,247
109.4
21,787
114.2
2,043,526
145.0
1,691,306
164.1
79,973
193.6
187,182
105.6
331,029
98.2
27年
1,776,585
113.7
27,218
124.9
1,403,741
68.7
1,007,848
59.6
46,658
58.3
206,336
110.2
368,714
111.4
平成27年1~3月
775,179
146.6
6,971
113.1
504,057
112.0
406,481
112.7
14,743
22.8
56,002
113.4
93,713
106.1
4~6月
329,598
119.3
10,807
192.3
251,868
55.5
160,094
43.8
26,211
435.8
50,375
114.3
76,519
111.3
7~9月
280,793
65.8
5,450
112.0
399,831
45.7
286,200
36.3
2,991
57.1
49,206
105.0
101,442
120.5
108.0
10~12月
391,015
118.2
3,990
77.6
247,985
93.9
155,073
87.8
2,713
68.4
50,753
108.3
97,040
平成28年1~3月
821,048
105.9
4,873
69.9
616,111
122.2
517,899
127.4
5,251
35.6
50,690
90.5
87,609
93.5
H28.4~5累計
136,984
67.3
3,670
44.3
106,898
80.1
55,399
66.1
1,586
23.3
27,828
91.4
41,206
93.5
H28.1~5累計
958,032
97.9
8,543
56.0
723,009
113.4
573,298
116.9
6,837
31.7
78,518
90.8
128,815
93.5
平成28年3月
465,586
85.1
2,394
89.9
421,685
243.9
379,481
287.9
3,162
30.3
15,987
103.2
39,352
103.2
4月
72,542
120.6
1,404
20.6
51,031
98.4
28,283
99.8
1,107
25.5
14,868
107.2
22,589
105.4
5月
64,442
45.0
2,266
154.4
55,867
68.4
27,116
48.9
479
19.5
12,960
78.2
18,617
82.2
会社数
16社
8社
⑦圧縮機
金額
39社
⑧送風機
前年比
金額
37社
⑨運搬機械
前年比
金額
3社
⑩変速機
前年比
金額
11社
⑪金属加工機械
前年比
金額
前年比
17社
⑫その他機械
金額
⑬合計
前年比
金額
前年比
平成25年度
283,510
117.0
24,028
92.3
289,804
85.3
46,035
105.1
141,883
85.7
590,951
110.5
4,775,344
104.0
26年度
266,975
94.2
27,945
116.3
354,728
122.4
49,745
108.1
162,018
114.2
724,792
122.6
6,075,191
127.2
27年度
243,741
91.3
30,328
108.5
349,953
98.7
50,095
100.7
138,069
85.2
681,313
94.0
5,457,668
89.8
平成25年
270,381
105.7
26,110
110.8
308,640
88.4
45,154
99.5
142,674
80.9
568,569
103.3
4,774,240
91.1
26年
274,389
101.5
27,822
106.6
315,481
102.2
48,161
106.7
131,378
92.1
674,611
118.7
5,697,586
119.3
27年
261,971
95.5
29,420
105.7
377,051
119.5
51,974
107.9
177,457
135.1
691,848
102.6
5,418,973
95.1
平成27年1~3月
76,320
91.1
7,077
101.8
115,095
151.7
13,287
113.5
63,390
193.6
233,760
127.3
1,959,594
123.9
4~6月
60,506
95.8
5,747
103.7
85,979
109.1
13,127
111.7
44,037
188.0
162,387
75.9
1,117,161
89.3
7~9月
67,964
106.9
7,961
132.9
90,763
126.2
12,846
112.2
38,535
132.2
172,349
111.6
1,230,131
69.1
10~12月
57,181
89.5
8,635
92.5
85,214
95.9
12,714
95.9
31,495
68.4
123,352
100.7
1,112,087
102.5
平成28年1~3月
58,090
76.1
7,985
112.8
87,997
76.5
11,408
85.9
24,002
37.9
223,225
95.5
1,998,289
102.0
H28.4~5累計
33,389
88.2
3,229
95.9
49,553
96.1
8,044
92.0
12,728
68.0
94,825
94.3
519,940
80.3
H28.1~5累計
91,479
80.1
11,214
107.4
137,550
82.5
19,452
88.3
36,730
44.7
318,050
95.1
2,518,229
96.6
平成28年3月
25,394
79.0
2,805
78.2
47,594
73.9
3,771
80.2
9,716
73.5
115,018
93.2
1,152,464
112.1
4月
17,056
97.7
1,512
87.2
27,796
118.1
3,856
96.8
6,522
81.1
61,072
157.8
281,355
111.7
5月
16,333
80.0
1,717
105.1
21,757
77.6
4,188
87.9
6,206
58.1
33,753
54.6
238,585
60.3
会社数
16社
8社
25社
5社
13社
35社
196社
【注】⑫その他機械には、業務用洗濯機、メカニカルシール、ごみ処理装置等が含まれているが、そのうち業務用洗濯機とメカニカルシールの受注金額は次の通りである。
業務用洗濯機:1,370百万円 メカニカルシール:3,985百万円
54
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
P053-060_統計資料1-受注状況.indd 54
2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表3)
平成28年5月 需要部門別機種別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位 : 100万円)
※平成23年4月より需要者分類を改訂しました。
機種別
需要者別
冷凍機械
プラスチック
加工機械
タンク
ポンプ
圧縮機
送風機
運搬機械
金属加工
機 械
変速機
その他
合
計
製
品
工
業
577
0
1,718
297
0
2
20
128
11
53
85
4
442
維
工
業
42
0
33
117
0
92
11
3
4
76
30
0
97
505
紙・ パ ル プ 工 業
1,599
0
266
116
0
3
73
70
5
58
45
0
45
2,280
業
988
70
5,914
555
12
936
297
895
23
292
191
33
380
10,586
石油・石炭製品工業
158
0
3,097
461
233
9
162
168
8
28
4
0
52
4,380
石
60
935
231
118
0
0
13
92
1
233
79
28
20
1,810
業
691
11
367
230
0
0
353
105
97
545
235
2,222
187
5,043
12,723
学
工
民
業
鉄
土
鋼
3,337
造
非
鉄
金
属
11,365
0
50
230
0
1
14
69
87
709
▲6
113
91
金
属
製
品
42
0
131
127
0
2
7
45
0
51
110
312
64
891
はん用・生産用機械
25
35
156
2,651
0
21
49
2,686
28
515
136
70
729
7,101
械
0
0
61
2,485
0
97
13
17
1
82
49
7
404
3,216
械
939
0
730
2,308
0
321
16
129
4
141
34
132
21
4,775
情 報 通 信 機 械
139
0
6
141
0
384
221
19
0
96
92
2
990
2,090
4,838
業
務
間
電
用
気
自
動
機
機
車
業
業
284
0
80
807
0
758
17
123
146
1,181
231
563
648
業
2,103
0
458
108
0
0
128
234
2
295
121
7
121
3,577
その他輸送機械工業
595
0
2
1
0
6
14
9
0
128
70
0
580
1,405
造
工
船
そ の 他 製 造 業
需
非
85
241
837
1
0
2,600
439
1,575
11
496
655
131
3,828
10,899
製
造
業
計
19,692
1,292
14,137
10,753
245
5,232
1,847
6,367
428
4,979
2,161
3,624
8,699
79,456
農
林
漁
業
10
0
1
127
0
0
0
20
4
148
7
0
13
330
鉱業・採石業・砂利採取業
0
681
71
0
0
0
18
3
8
5
3
2
131
922
198
41
59
0
2
36
306
4
760
258
19
781
2,533
建
設
業
69
電
力
製
造
要
業
業
13,935
0
1,291
4
14
0
672
177
146
534
74
0
138
16,985
運 輸 業・ 郵 便 業
272
0
214
253
0
0
454
8
9
1,904
107
5
10
3,236
通
業
440
0
0
27
0
0
0
0
0
0
0
0
0
467
卸 売 業・小 売 業
353
0
112
651
0
0
1,530
180
19
1,717
0
22
527
5,111
金 融 業・保 険 業
26
0
0
115
0
0
4
0
2
42
0
0
0
189
不
業
23
0
0
0
0
0
2
2
0
9
14
0
3
53
情 報 サ - ビ ス 業
37
0
67
115
0
0
0
0
9
8
0
0
0
236
業
0
0
0
0
0
0
0
1
1
0
0
0
0
2
そ の 他 非 製 造 業
2,675
0
854
1,189
12
3
2,155
224
107
3,798
53
210
2,427
13,707
信
動
リ
間
産
ー
非
製
需
ス
造
要
業
合
計
計
17,840
879
2,651
2,540
26
5
4,871
921
309
8,925
516
258
4,030
43,771
37,532
2,171
16,788
13,293
271
5,237
6,718
7,288
737
13,904
2,677
3,882
12,729
123,227
官
運
輸
業
0
0
0
0
0
0
53
0
346
0
0
0
0
399
防
衛
省
873
0
0
261
0
0
0
15
11
0
0
0
99
1,259
公
需
国
家
公
務
50
0
0
0
0
0
47
10
105
35
7
1
130
385
地
方
公
務
363
0
4,742
231
45
1
2,084
113
33
92
2
18
10,463
18,187
そ の 他 官 公 需
6,628
0
259
233
0
0
554
14
0
44
252
0
347
8,331
官
7,914
0
5,001
725
45
1
2,738
152
495
171
261
19
11,039
28,561
65,149
公
外
代
受
化学機械
繊
窯
海
鉱山機械
食
化
民
ボイラ・
原動機
需
需
理
注
額
合
計
要
18,845
95
4,298
4,960
163
7,541
4,094
5,752
136
6,433
1,138
2,214
9,480
店
151
0
1,029
9,773
0
181
5,067
3,141
349
1,249
112
91
505
21,648
計
64,442
2,266
27,116
28,751
479
12,960
18,617
16,333
1,717
21,757
4,188
6,206
33,753
238,585
産業機械 2016.8
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55
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械輸出契約状況(平成28年5月)
企画調査部
1.概 要
④プラスチック加工機械
5月の主要約70社の輸出契約高は、586億5,200万
アジア、北アメリカ、南アメリカの減少により、前
円、前年同月比50.0%となった。
年同月比74.4%となった。
5月、プラント案件はなかった。
⑤風水力機械
単体は586億5,200万円、前年同月比78.2%となっ
中東、北アメリカ、ロシア・東欧の減少により、前
た。
年同月比52.7%となった。
地域別構成比は、アジア52.0%、北アメリカ27.7%、
⑥運搬機械
ヨーロッパ8.5%、中東5.7%、アフリカ3.5%、ロシア・
アジアが減少したものの、中東、ヨーロッパの増加
東欧1.0%となっている。
により、前年同月比100.8%となった。
⑦変速機
2.機種別の動向
アジアの増加により、前年同月比179.2%となった。
⑴ 単体機械
⑧金属加工機械
①ボイラ・原動機
ア ジ ア、 北 ア メ リ カ の 減 少 に よ り、 前 年 同 月 比
北アメリカの増加により、前年同月比121.0%とな
56.7%となった。
った。
⑨冷凍機械
②鉱山機械
アジア、ヨーロッパ、北アメリカの増加により、前
アジア、中東、アフリカの減少により、前年同月比
年同月比131.9%となった。
67.8%となった。
⑵ プラント
③化学機械
5月、プラント案件はなかった。
アジアの減少により、前年同月比38.2%となった。
(表1)
平成28年5月 産業機械輸出契約状況 機種別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
単 体 機 械
①ボイラ・原動機
金額
56
前年比
②鉱山機械
金額
③化学機械
前年比
金額
④プラスチック加工機械
前年比
金額
前年比
⑤風水力機械
金額
前年比
⑥運搬機械
金額
前年比
⑦変速機
金額
前年比
⑧金属加工機械
金額
前年比
平成25年度
405,562
98.7
4,128
45.0
293,374
118.1
99,978
118.1
211,792
120.8
70,937
63.4
6,851
95.4
64,205
120.1
26年度
419,940
103.5
3,906
94.6
197,635
67.4
99,236
99.3
177,879
84.0
88,201
124.3
7,432
108.5
52,759
82.2
27年度
339,756
80.9
1,486
38.0
353,700
179.0
95,602
96.3
168,730
94.9
75,878
86.0
7,780
104.7
34,933
66.2
平成25年
461,854
104.8
2,907
30.2
273,868
173.0
95,021
101.5
209,943
119.0
88,211
81.0
6,798
81.9
57,345
82.0
26年
352,600
76.3
4,052
139.4
203,384
74.3
97,092
102.2
180,831
86.1
70,934
80.4
6,819
100.3
47,998
83.7
27年
391,069
110.9
2,725
67.3
333,267
163.9
102,797
105.9
193,184
106.8
93,335
131.6
8,148
119.5
45,790
95.4
平成27年1~3月
140,080
192.6
1,596
91.6
131,175
95.8
29,895
107.7
59,484
95.3
35,539
194.5
2,272
136.9
17,936
136.1
4~6月
76,335
78.1
553
45.6
29,003
83.2
25,640
118.3
42,820
109.3
17,568
99.6
2,090
120.3
8,585
132.1
7~9月
51,321
98.2
278
37.7
142,224
ー
21,281
89.3
54,334
142.2
19,578
116.6
2,087
120.2
12,037
119.1
10~12月
123,333
95.0
298
83.0
30,865
97.6
25,981
108.9
36,546
89.1
20,650
113.2
1,699
100.7
7,232
39.7
平成28年1~3月
88,767
63.4
357
22.4
151,608
115.6
22,700
75.9
35,030
58.9
18,082
50.9
1,904
83.8
7,079
39.5
H28.4~5累計
30,435
118.1
110
40.6
7,342
46.1
11,736
76.2
18,231
75.1
13,818
135.7
1,797
138.1
2,096
41.0
H28.1~5累計
119,202
71.9
467
25.0
158,950
108.1
34,436
76.0
53,261
63.6
31,900
69.8
3,701
103.6
9,175
39.8
平成27年12月
57,979
170.4
73
228.1
12,971
54.5
11,320
111.2
13,021
72.9
5,773
61.1
566
105.4
2,526
82.0
平成28年1月
14,096
43.1
12
3.0
18,763
16.6
7,260
51.4
8,906
65.8
2,642
77.5
650
98.2
1,910
24.3
2月
5,036
15.8
143
81.7
4,840
79.3
11,114
121.7
10,841
65.8
9,272
76.7
594
90.3
2,166
47.0
3月
69,635
92.3
202
19.7
128,005 1,066.4
4,326
65.3
15,283
51.9
6,168
30.8
660
69.3
3,003
54.8
4月
11,953
113.8
30
19.6
3,577
58.9
5,539
78.4
10,036
115.0
8,219
177.5
670
99.7
470
20.9
5月
18,482
121.0
80
67.8
3,765
38.2
6,197
74.4
8,195
52.7
5,599
100.8
1,127
179.2
1,626
56.7
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
単 体 機 械
⑨冷凍機械
金額
⑩その他
前年比
金額
⑫プラント
⑪単体合計
前年比
金額
前年比
平成25年度
56,655
86.5
122,435
127.8
1,335,917
26年度
56,264
99.3
133,693
109.2
1,236,945
105.8
金額
統計資料
⑬総 計
前年比
金額
前年比
333,494
73.7
1,669,411
97.4
92.6 1,210,208
362.9
2,447,153
146.6
27年度
69,744
124.0
166,384
124.5
1,313,993
106.2
395,946
32.7
1,709,939
69.9
平成25年
56,529
84.9
111,593
117.5
1,364,069
111.2
436,343
39.9
1,800,412
77.6
26年
58,193
102.9
137,163
122.9
1,159,066
85.0 1,231,059
282.1
2,390,125
132.8
27年
67,582
116.1
173,773
126.7
1,411,670
121.8
376,640
30.6
1,788,310
74.8
平成27年1~3月
15,648
89.0
37,700
91.6
471,325
119.8
173,878
89.3
645,203
109.7
4~6月
12,494
79.6
52,089
176.7
267,177
100.6
103,045
39.7
370,222
70.5
7~9月
21,805
169.1
35,794
112.6
360,739
191.5
67,387
9.3
428,126
46.8
95.2
10~12月
17,635
146.6
48,190
138.8
312,429
100.3
32,330
64.0
344,759
平成28年1~3月
17,810
113.8
30,311
80.4
373,648
79.3
193,184
111.1
566,832
87.9
H28.4~5累計
10,929
128.2
25,323
119.3
121,817
95.2
0
ー
121,817
68.6
H28.1~5累計
28,739
118.9
55,634
94.4
495,465
82.7
193,184
86.5
688,649
83.7
平成27年12月
6,797
152.9
15,076
92.0
126,102
105.3
15,706
41.1
141,808
89.7
平成28年1月
6,131
110.5
9,455
99.0
69,825
34.8
4,899
4.1
74,724
23.3
2月
5,454
111.6
9,642
84.4
59,102
60.6
10,120
58.9
69,222
60.3
3月
6,225
119.4
11,214
67.1
244,721
141.5
178,165
480.6
422,886
201.4
4月
5,974
125.2
16,697
204.9
63,165
119.2
0
ー
63,165
105.1
5月
4,955
131.9
8,626
65.9
58,652
78.2
0
ー
58,652
50.0
(表2)
平成28年5月 産業機械輸出契約状況 機種別・世界州別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円)
( 単 体 機 械)
ア
ジ
①ボイラ・原動機
件数
金額
②鉱 山 機 械
前年同月比
件数
金額
③化 学 機 械
前年同月比
件数
金額
④プラスチック加工機械
前年同月比
件数
金額
⑤風 水 力 機 械
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
24
4,558
36.2%
9
14
53.8%
135
1,618
17.5%
56
4,565
79.5%
1,164
5,546
東
1
483
412.8%
3
2
7.7%
9
74
26.5%
4
44
86.3%
145
1,116
19.2%
ヨーロッパ
4
279
54.2%
0
0
ー
11
692
6,290.9%
13
252
86.3%
96
816
195.7%
北アメリカ
17
10,852
575.4%
0
0
ー
13
1,213
507.5%
61
1,243
68.7%
253
414
21.8%
南アメリカ
1
243
357.4%
0
0
ー
2
4
19.0%
3
18
4.5%
23
117
177.3%
ア フ リ カ
4
1,621
5,789.3%
10
43
74.1%
1
164
713.0%
1
2
6.5%
11
108
125.6%
オセアニア
11
25
78.1%
5
21
300.0%
0
0
ー
1
10
333.3%
12
11
73.3%
ロシア・東欧
1
421
1,169.4%
0
0
ー
0
0
ー
8
63
ー
14
67
3.2%
63
18,482
121.0%
27
80
67.8%
171
3,765
38.2%
147
6,197
74.4%
1,718
8,195
52.7%
中
合
計
( 単 体 機 械)
ア
ジ
⑥運 搬 機 械
件数
金額
⑦変速機
前年同月比
件数
金額
⑧金属加工機械
前年同月比
件数
金額
⑨冷 凍 機 械
前年同月比
件数
金額
106.6%
⑩そ の 他
前年同月比
件数
金額
前年同月比
ア
49
3,507
92.1%
75
1,127
298.9%
90
745
68.8%
4
1,679
126.5%
120
7,144
63.0%
東
2
1,375
110.4%
0
0
ー
0
0
ー
1
240
120.6%
9
7
50.0%
ヨーロッパ
13
246
464.2%
0
0
ー
4
22
440.0%
4
2,038
131.8%
126
622
44.6%
北アメリカ
5
422
120.6%
0
0
ー
22
835
47.5%
2
427
202.4%
99
824
256.7%
南アメリカ
1
14
31.1%
0
0
ー
6
11
366.7%
1
63
121.2%
2
29
263.6%
ア フ リ カ
1
25
75.8%
0
0
ー
1
13
86.7%
1
99
120.7%
0
0
ー
オセアニア
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
1
409
120.6%
0
0
ー
1
10
166.7%
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
0
0
ー
72
5,599
100.8%
75
1,127
179.2%
123
1,626
56.7%
14
4,955
131.9%
356
8,626
65.9%
中
ロシア・東欧
合
計
⑪単 体 合 計
件数
ア
ジ
中
ア 1,726
金額
⑫プ ラ ン ト
前年同月比
件数
金額
⑬総 計
前年同月比
件数
金額
前年同月比
構成比
30,503
60.1%
0
0
ー
1,726
30,503
43.9%
52.0%
5.7%
東
174
3,341
43.2%
0
0
ー
174
3,341
10.7%
ヨーロッパ
271
4,967
114.6%
0
0
ー
271
4,967
114.6%
8.5%
北アメリカ
472
16,230
188.9%
0
0
ー
472
16,230
188.9%
27.7%
南アメリカ
39
499
72.2%
0
0
ー
39
499
72.2%
0.9%
ア フ リ カ
30
2,075
582.9%
0
0
ー
30
2,075
582.9%
3.5%
オセアニア
30
476
109.9%
0
0
ー
30
476
109.9%
0.8%
ロシア・東欧
24
561
26.0%
0
0
ー
24
561
26.0%
1.0%
2,766
58,652
78.2%
0
0
ー
2,766
58,652
50.0%
100.0%
合
計
産業機械 2016.8
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57
2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
環境装置受注状況(平成28年5月)
企画調査部
2.装置別の動向(前年同月との比較)
5月の受注高は、210億6,800万円で、前年同月比
①大気汚染防止装置
46.3%となった。
電力向け排煙脱硝装置、海外向け排煙脱硝装置、関
1.需要部門別の動向(前年同月との比較)
連機器の減少により、75.9%となった。
①製造業
②水質汚濁防止装置
化学向け排煙脱硝装置、産業廃水処理装置、窯業向
官公需向けし尿処理装置、汚泥処理装置の増加によ
け集じん装置、その他向け事業系廃棄物処理装置の増
り、108.3%となった。
加により、111.9%となった。
③ごみ処理装置
②非製造業
官公需向け都市ごみ処理装置、海外向け都市ごみ処
電力向け排煙脱硝装置、事業系廃棄物処理装置、そ
理装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、32.6
の他向け事業系廃棄物処理装置の減少により、37.9
%となった。
%となった。
④騒音振動防止装置
③官公需
そ の 他 製 造 業 向 け 騒 音 防 止 装 置 の 減 少 に よ り、
都市ごみ処理装置の減少により、51.8%となった。
97.2%となった。
④外需
都市ごみ処理装置、事業系廃棄物処理装置の減少に
より、6.6%となった。
(表1)
環境装置の需要部門別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①製造業
②非製造業
③民需計
④官公需
⑤内需計
⑥外需
⑦合計
(金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比) (金額) (前年比)
58
平成25年度
46,231
86.7
40,943
146.0
87,174
107.1
412,955
110.9
500,129
110.3
15,475
43.1
515,604
105.3
26年度
55,062
119.1
48,826
119.3
103,888
119.2
506,221
122.6
610,109
122.0
39,189
253.2
649,298
125.9
27年度
75,571
137.2
66,023
135.2
141,594
136.3
435,429
86.0
577,023
94.6
35,088
89.5
612,111
94.3
平成25年
48,924
91.3
32,559
91.9
81,483
91.6
412,746
112.5
494,229
108.4
29,583
63.8
523,812
104.3
26年
49,881
102.0
33,080
101.6
82,961
101.8
474,586
115.0
557,547
112.8
26,579
89.8
584,126
111.5
27年
61,197
122.7
61,329
185.4
122,526
147.7
404,751
85.3
527,277
94.6
44,428
167.2
571,705
97.9
平成27年1~3月
17,407
142.4
31,779
198.2
49,186
174.1
145,067
127.9
194,253
137.1
14,923
645.2
209,176
145.3
4~6月
13,530
122.0
10,862
183.9
24,392
143.5
85,767
55.7
110,159
64.4
13,082
101.5
123,241
67.0
7~9月
13,675
87.3
7,856
154.6
21,531
103.8
117,007
98.4
138,538
99.2
7,534
240.5
146,072
102.3
10~12月
16,585
152.2
10,832
178.7
27,417
161.7
56,910
64.5
84,327
80.2
8,889
107.9
93,216
82.2
平成28年1~3月
31,781
182.6
36,473
114.8
68,254
138.8
175,745
121.1
243,999
125.6
5,583
37.4
249,582
119.3
H28.4~5累計
7,534
124.1
10,015
170.2
17,549
146.8
44,176
92.3
61,725
103.2
1,498
14.3
63,223
89.9
H28.1~5累計
39,315
167.5
46,488
123.4
85,803
140.3
219,921
114.0
305,724
120.3
7,081
27.8
312,805
111.9
平成28年3月
10,612
104.4
12,122
46.7
22,734
62.9
85,213
109.8
107,947
94.9
3,819
204.6
111,766
96.7
4月
4,480
134.1
8,336
574.5
12,816
267.4
28,361
163.8
41,177
186.3
978
36.5
42,155
170.1
5月
3,054
111.9
1,679
37.9
4,733
66.1
15,815
51.8
20,548
54.5
520
6.6
21,068
46.3
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
P053-060_統計資料1-受注状況.indd 58
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行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
(表2)
環境装置の装置別受注状況
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(金額単位:百万円 比率:%)
①大気汚染防止装置
(金額)
②水質汚濁防止装置
(前年比)
(金額)
③ごみ処理装置
(前年比)
(金額)
④騒音振動防止装置
(前年比)
(金額)
⑤合計
(前年比)
(金額)
(前年比)
平成25年度
42,575
81.5
178,749
99.0
291,890
114.6
2,390
127.1
515,604
105.3
26年度
57,424
134.9
197,413
110.4
392,728
134.5
1,733
72.5
649,298
125.9
27年度
85,874
149.5
181,930
92.2
342,866
87.3
1,441
83.2
612,111
94.3
平成25年
47,281
93.6
196,223
102.3
278,261
107.9
2,047
104.1
523,812
104.3
111.5
26年
41,737
88.3
191,533
97.6
348,723
125.3
2,133
104.2
584,126
27年
61,487
147.3
162,207
84.7
346,506
99.4
1,505
70.6
571,705
97.9
平成27年1~3月
29,244
215.7
43,601
115.6
135,915
147.9
416
51.0
209,176
145.3
4~6月
13,142
77.5
28,135
80.1
81,789
62.2
175
42.7
123,241
67.0
7~9月
11,039
192.9
44,309
75.6
90,346
116.0
378
77.9
146,072
102.3
10~12月
8,062
146.5
46,162
76.9
38,456
81.1
536
127.0
93,216
82.2
平成28年1~3月
53,631
183.4
63,324
145.2
132,275
97.3
352
84.6
249,582
119.3
H28.4~5累計
5,580
84.4
15,642
126.3
41,877
81.9
124
91.9
63,223
89.9
H28.1~5累計
59,211
165.1
78,966
141.0
174,152
93.1
476
86.4
312,805
111.9
平成28年3月
14,851
56.2
20,983
139.6
75,821
102.6
111
58.4
111,766
96.7
4月
3,595
89.9
8,393
147.4
30,113
200.4
54
85.7
42,155
170.1
5月
1,985
75.9
7,249
108.3
11,764
32.6
70
97.2
21,068
46.3
(表3) 平成28年5月 環境装置需要部門別受注額
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(単位:100万円)
需要部門
民
間
造
業
製
機種
集
食品
じ
石油
化学
化学
窯業
鉄鋼
官 公 需
非 製 造 業
非鉄
金属
機械
その他
小計
電力
鉱業 その他
小計
地方
その他
自治体
計
要
外需
小計
合計
大気汚染防止装置
置
10
15
19
1
5
61
125
46
5
87
94
468
0
0
43
43
511
122
0
122
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
排 煙 脱 硫 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
37
0
0
37
37
0
0
0
0
37
排 煙 脱 硝 装 置
0
0
0
0
0
98
0
0
0
6
2
106
623
0
0
623
729
0
0
0
341
1,070
排ガス処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
28
0
0
28
28
0
0
0
96
124
関
器
0
0
0
0
0
0
0
0
0
26
32
58
55
0
0
55
113
3
0
3
0
116
10
15
19
1
5
159
125
46
5
119
128
632
743
0
43
786
1,418
125
0
125
442
1,985
産業廃水処理装置
309
0
99
66
12
210
13
142
6
952
296 2,105
97
3
5
105
2,210
52
3
55
15
2,280
下水汚水処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
7
0
0
22
22
29
1,927
45
1,972
0
2,001
し 尿 処 理 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
807
0
807
0
807
汚 泥 処 理 装 置
3
0
0
0
0
1
0
0
0
0
16
20
0
0
0
0
20
1,920
1
1,921
0
1,941
海洋汚染防止装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
0
0
0
0
1
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10
2
12
0
0
0
0
12
13
194
207
0
219
321 2,144
小
装
パルプ 石油
・紙 石炭
要
重・ 軽 油 脱 硫 装 置
連
ん
繊維
需
機
計
水質汚濁防止装置
連
小
機
器
計
638
ごみ処理装置
312
0
99
66
12
211
13
142
6
962
97
3
28
128
2,272
4,719
243
4,962
15
7,249
都市ごみ処理装置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
522
522
522
8,855
331
9,186
▲ 57
9,651
事業系廃棄物処理装置
1
0
0
0
0
0
0
25
0
0
154
180
0
0
216
216
396
0
0
0
0
396
16
0
0
0
0
0
0
0
0
6
6
28
0
0
27
27
55
1,542
0
1,542
120
1,717
17
0
0
0
0
0
0
25
0
6
160
208
0
0
765
765
騒 音 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
70
70
0
0
0
0
70
0
0
0
0
70
振 動 防 止 装 置
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
関
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
計
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
70
70
0
0
0
0
70
0
0
0
0
70
合 計
339
15
118
67
17
370
138
213
679 3,054
840
3
関
連
小
器
計
騒音振動防止装置
連
小
機
機
器
11 1,087
836 1,679
973 10,397
4,733 15,241
331 10,728
574 15,815
63 11,764
520 21,068
産業機械 2016.8
P053-060_統計資料1-受注状況.indd 59
59
2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
ポンプ需要部門別受注状況
(平成18~27年度)
(一般社団法人 日本産業機械工業会調)
(上段:金額(百万円) 下段:前年度比(%)
H18年度
製
造
業
非 製 造 業
民 間 需 要
合 計
官
公
需
代
理
店
内 需 合 計
海 外 需 要
受 注
合 60
額
計
H19年度
H20年度
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
H26年度
H27年度
30,182
33,680
25,058
18,188
20,797
22,241
21,880
23,421
23,323
91.0
111.6
74.4
72.6
114.3
106.9
98.4
107.0
99.6
27,775
119.1
39,104
50,387
40,413
43,863
43,871
49,457
58,680
58,543
64,119
68,365
88.2
128.9
80.2
108.5
100.0
112.7
118.6
99.8
109.5
106.6
69,286
84,067
65,471
62,051
64,668
71,698
80,560
81,964
87,442
96,140
89.4
121.3
77.9
94.8
104.2
110.9
112.4
101.7
106.7
109.9
69,504
92,722
79,096
70,999
61,305
71,888
91,545
88,445
85,859
102,582
65.0
133.4
85.3
89.8
86.3
117.3
127.3
96.6
97.1
119.5
70,310
65,315
67,590
64,338
64,080
67,712
75,455
76,231
71,510
72,963
102.7
92.9
103.5
95.2
99.6
105.7
111.4
101.0
93.8
102.0
209,100
242,104
212,157
197,388
190,053
211,298
247,560
246,640
244,811
271,685
82.7
115.8
87.6
93.0
96.3
111.2
117.2
99.6
99.3
111.0
81,919
143,535
99,326
76,108
83,883
86,763
85,721
88,787
91,612
90,925
88.3
175.2
69.2
76.6
110.2
103.4
98.8
103.6
103.2
99.3
291,019
385,639
311,483
273,496
273,936
298,061
333,281
335,427
336,423
362,610
84.2
132.5
80.8
87.8
100.2
108.8
111.8
100.6
100.3
107.8
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
P053-060_統計資料1-受注状況.indd 60
2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
産業機械機種別生産実績(平成28年5月)
(指定統計第11号)
付月間出荷在庫高(経済産業省 大臣官房調査統計グループ 鉱工業動態統計室調)
生産
製品名
数量
(台)
容量
金額(百万円)
ボイラ及び原動機(自動車用、二輪自動車用、鉄道車両用及び航空機用のものを除く)
107,794
ボイラ
18,186
一般用ボイラ
661
2,417t/h
14,370
水管ボイラ
628
2,391t/h
14,290
2t/h未満
528
238t/h
423
2t/h以上35t/h未満
×
×
×
35t/h以上490t/h未満
ー
ー
ー
490t/h以上
×
×
×
その他の一般用ボイラ(煙管ボイラ、鋳鉄製ボイラ、丸ボイラ等)
33
26t/h
80
舶用ボイラ
17
107t/h
218
ボイラの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
3,598
タービン
32,546
蒸気タービン
10,263
一般用蒸気タービン
22
524千kW
舶用蒸気タービン
35
65千kW
339
蒸気タービンの部品・付属品(自己消費を除く)
…
…
6,507
14
600
22,283
281,421
6,797千PS
57,062
ガスタービン
内燃機関
3,417
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
土木建設機械、鉱山機械及び破砕機
鉱山機械
(せん孔機、さく岩機)
1,275
1,363
17
473
破砕機
製品名
生産
数量(台)
化学機械及び貯蔵槽
化学機械
重量(t)
11,889
金額
(百万円)
製品名
生産
数量
(台)
重量
(t)
金額(百万円)
15,594
13,082 混合機、かくはん機及び粉砕機
3,811
8,201
ろ過機器
84
313
763 反応用機器
分離機器
392
210
579 塔槽機器
2,073
941
1,932 乾燥機器
352
191
547
463
1,757
51
3,688
2,512
とう(套)管式熱交換器
118
543
37
953
896
その他の熱交換器
345
1,214
14
2,735
1,616
集じん機器
熱交換器
3,268 貯蔵槽
661 固定式
2,607 その他の貯蔵槽
289
326
1,205
49
4,170
4,497
109
292
291
産業機械 2016.8
P061-065_統計資料2-生産実績.indd 61
61
2016/08/10 11:18
行事報告
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
製品名
数量
(台)
重量
(t)
製紙機械・プラスチック加工機械
×
製紙機械
×
×
×
×
プラスチック加工機械
976
9,134
13,080
射出成形機(手動式を除く)
853
8,083
10,048
型締力100t未満
286
678
1,756
〃 100t以上200t未満
304
1,682
2,632
〃 200t以上500t未満
206
3,050
3,156
〃 500t以上
57
2,673
2,504
押出成形機(本体)
20
111
432
押出成形付属装置
61
418
970
ブロウ成形機(中空成形機)
42
522
1,630
製品名
生産
数量(台)
販売
重量
(t)
ポンプ、圧縮機及び送風機
ポンプ
(手動式及び消防ポンプを除く)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
33,775
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
34,072
187,783
6,568
15,413
213,049
7,063
15,774
263,805
6,325
うず巻ポンプ(タービン形を含む)
39,844
4,328
8,013
38,746
4,271
7,837
50,675
2,491
単段式
31,598
2,586
4,008
30,751
2,565
4,012
44,536
1,688
多段式
8,246
1,742
4,005
7,995
1,705
3,825
6,139
803
軸・斜流ポンプ
8
102
220
9
124
267
6
12
回転ポンプ
26,571
347
781
26,235
348
807
9,888
223
耐しょく性ポンプ
65,914
388
3,001
67,301
389
2,833
41,627
158
水中ポンプ
33,038
938
1,823
57,642
1,447
2,481
126,852
3,101
汚水・土木用
31,453
848
1,348
55,766
1,355
1,980
122,714
2,856
1,585
91
475
1,876
91
501
4,138
244
22,408
466
1,574
23,116
485
1,549
34,757
340
4,992
…
2,952
4,683
…
2,955
1,830
…
圧縮機
15,537
3,631
12,859
16,106
3,526
12,683
12,161
2,977
往復圧縮機
13,042
930
2,191
13,718
918
2,197
9,561
732
可搬形
12,239
358
515
12,917
357
535
9,370
315
その他の水中ポンプ(清水用を含む)
その他のポンプ
真空ポンプ
定置形
803
573
1,676
801
561
1,662
191
417
回転圧縮機
2,467
1,928
4,154
2,360
1,836
3,972
2,600
2,245
可搬形
1,156
1,057
1,245
1,174
1,053
1,183
1,526
1,422
定置形
1,311
871
2,909
1,186
783
2,789
1,074
823
遠心・軸流圧縮機
28
773
6,513
28
773
6,513
ー
ー
19,096
1,589
2,551
20,518
1,576
2,661
14,268
1,036
回転送風機
6,312
348
819
6,266
350
821
1,449
355
遠心送風機
11,181
934
1,229
12,043
905
1,296
11,460
489
軸流送風機
1,603
307
503
2,209
322
543
1,359
192
送風機
(排風機を含み、電気ブロワを除く)
62
金額(百万円)
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
重量
(t)
運搬機械及び産業用ロボット
統計資料
生産
製品名
金額
(百万円)
数量
(台)
38,937
クレーン
天井走行クレーン
9,483
418
1,040
チェーンコンベヤ
2,050
1,419
2,077
ローラーコンベヤ
19,094
2,506
2,087
その他のコンベヤ
1,187
6,237
4,279
エレベータ
(自動車用エレベータを除く)
2,105
16,942
13,773
ベルトコンベヤ
317
1,542
1,574
1,812
橋形クレーン
32
1,364
703
車両搭載形クレーン
1,211
1,397
1,236
ローダ・アンローダ
3
7
15
98
1,755
39,151
エスカレータ
103
…
1,546
機械式駐車装置
182
…
588
1,016
自動立体倉庫装置
201
…
2,689
産業用ロボット
129
…
1,170
シーケンスロボット
330
…
1,358
…
1,519
プレイバックロボット
8,135
…
17,878
数値制御ロボット
2,673
…
15,390
116
…
376
…
…
3,291
知能ロボット
部品・付帯装置
生産
数量(台)
動力伝導装置
(自己消費を除く)
重量
(t)
21,017
29,693
389,103
10,756
15,775
モータ付のもの
201,378
5,675
5,516
モータなしのもの
187,725
5,082
10,260
重量
(t)
液圧プレス(リベッティングマシンを含み
プラスチック加工用のものを除く)
9,324
3,846千m
4,439
4,594
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
重量(t)
178
13
118
103
…
…
…
…
…
…
…
75
…
…
…
…
…
2,837本
6,409
3,460
2,897本
6,596
3,543
440本
…
第二次金属加工機械
ベンディングマシン(矯正機を含む)
5,821
3,638
圧延機械
鉄鋼用ロール
金額
(百万円)
金額(百万円)
15,796
金属一次製品製造機械
圧延機械の部品(ロールを除く)
スチールチェーン
重量
(t)
11,294
販売
金属加工機械及び鋳造装置
圧延機械(本体又は一式のもの)及び
同付属装置(シャーはせん断機に含む)
数量
(千個)
歯車
(粉末や金製品を除く)
生産
数量(台)
生産
製品名
金額
(百万円)
固定比減速機
製品名
4,502
38,295
39,022
舶用ウインチ
チェーンブロック
10,580
5,103
6,356
2,605
巻上機
27,434
8,670
18
その他のクレーン
コンベヤ
1,679
ジブクレーン
(水平引込、塔型を含み、脚部の橋
形を除く)
数値制御式(液圧プレス内数)
金額(百万円)
77,232
運搬機械
製品名
重量(t)
9,498
10,444
44
451
729
43
416
665
3
2
126
1,479
1,378
103
1,309
1,376
328
3,506
86
886
759
67
662
582
269
3,050
機械プレス
200
5,972
6,288
198
6,940
7,253
135
2,131
100t未満
152
1,624
2,735
150
1,522
2,638
125
1,915
39
1,457
1,597
37
1,445
1,580
9
156
9
2,891
1,956
11
3,973
3,035
1
60
100t以上500t未満
500t以上
産業機械 2016.8
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
生産
数量(台)
統計資料
販売
重量
(t)
金額
(百万円)
数量
(台)
月末在庫
重量
(t)
金額
(百万円)
数量(台)
重量(t)
金属加工機械及び鋳造装置つづき
数値制御式(機械プレス内数)
56
3,493
2,565
49
3,375
2,437
119
1,884
せん断機
14
180
197
14
…
197
1
…
鍛造機械
15
191
372
15
…
419
6
…
24
…
534
ー
…
ワイヤーフォーミングマシン
24
283
534
103
2,362
2,660
ダイカストマシン
49
1,092
1,265
…
…
…
…
…
鋳型機械
13
291
916
…
…
…
…
…
砂処理・製品処理機械及び装置
41
979
479
…
…
…
…
…
鋳造装置
製品名
生産
数量
(台)
冷凍機及び冷凍機応用製品
金額
(百万円)
数量
(台)
175,543
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
170,226
冷凍機
1,610,235
30,263
1,459,209
28,507
962,546
圧縮機(電動機付を含む)
1,603,430
24,268
1,453,153
23,442
954,041
360,765
8,274
213,311
3,577
548,815
1,242,665
15,994
1,239,842
19,865
405,226
25
686
23
665
17
174
1,561
188
1,582
10
6,606
3,748
5,845
2,818
8,478
冷凍機応用製品
1,815,370
142,067
2,104,904
138,613
2,463,483
エアコンディショナ
1,739,034
126,331
2,025,211
123,093
2,311,255
電気により圧縮機を駆動するもの
1,124,590
96,994
1,411,739
92,589
2,237,144
セパレート形
1,122,783
95,083
1,410,272
91,007
2,233,029
1,807
1,911
1,467
1,582
4,115
11,241
5,426
14,036
5,986
27,120
603,203
23,911
599,436
24,518
46,991
16,718
5,636
18,075
6,158
34,220
6,119
1,291
12,893
1,480
14,894
除湿機
41,203
1,382
33,362
912
86,835
製氷機
6,649
1,295
7,085
1,346
9,094
979
2,585
681
2,196
1,322
冷凍・冷蔵ユニット
4,668
3,547
7,597
3,428
5,863
補器
8,306
2,374
8,697
2,217
7,950
527
839
529
889
651
一般冷凍空調用
乗用車エアコン用(トラック用を含む)
遠心式冷凍機
吸収式冷凍機(冷温水機を含む)
コンデンシングユニット
シングルパッケージ形(リモートコンデンサ形を含む)
エンジンにより圧縮機を駆動するもの
輸送機械用
冷凍・冷蔵ショーケース
フリーザ
(業務用冷凍庫を含む)
チリングユニット(ヒートポンプ式を含む)
冷凍・空調用冷却塔
64
重量
(t)
販売
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
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行事報告
製品名
行事予定
書籍・報告書情報
統計資料
生産
数量
(台)
重量
(t)
自動販売機、自動改札機・自動入場機
及び業務用洗濯機
販売
金額
(百万円)
数量
(台)
6,370
重量
(t)
月末在庫
金額
(百万円)
数量(台)
6,660
自動販売機
19,306
5,339
18,127
5,721
42,424
飲料用自動販売機
18,218
4,604
17,045
4,916
40,864
たばこ自動販売機
85
27
33
10
435
切符自動販売機
196
239
198
240
6
その他の自動販売機
807
469
851
555
1,119
自動改札機・自動入場機
108
245
115
255
22
業務用洗濯機
558
786
563
684
508
製品名
生産
数量
(t)
金額
(百万円)
鉄構物及び架線金物
鉄構物
126,320
35,015
鉄骨
87,693
17,765
軽量鉄骨
13,982
3,488
橋りょう
(陸橋・水路橋・海洋橋等)
15,279
9,234
鉄塔
(送配電用・通信用・照明用・広告用等)
3,525
1,076
水門(水門巻上機を含む)
1,829
2,018
鋼管(ベンディングロールで成型したものに限る)
4,012
1,434
架線金物
10,649
(千個)
3,391
この統計にある記号は、下記の区分によります。
—印:実績のないもの …印:不詳 ×印:秘匿
末尾を四捨五入しているため、積み上げと合計が一致しない場合があります。
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貴社名:
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賛助会員制度のご案内
一般社団法人 日本産業機械工業会は、ボイラ・原動機、鉱山機械、化学機械、環境装置、タンク、プラ
スチック機械、風水力機械、運搬機械、動力伝動装置、製鉄機械、業務用洗濯機等の生産体制の整備及び生
産の合理化に関する施策の立案並びに推進等を行うことにより、産業機械産業と関連産業の健全な発展を図
ることを目的として事業活動を実施しております。
当工業会では常時新入会員の募集を行っておりますが、正会員(産業機械製造業者)の他に、関連する法
人及び個人並びに団体各位に対して事業活動の成果を提供する賛助会員制度も設置しております。
本制度は当工業会の調査研究事業等の成果を優先利用する便宜が得られるなど、下表のような特典があり
ます。広く関係各位のご入会をお待ちしております。
賛助会員の特典
出版物、行事等
備 考
1
機関誌
「産業機械」
年12回
2
会員名簿
和文:年1回
英文:隔年1回
3
工業会事業報告書・計画書
年1回
4
工業会決算書・予算書
年1回
5
自主統計資料
(1)
産業機械受注
(2)
産業機械輸出契約
(3)
環境装置受注
月次:年12回
年度上半期累計、暦年累計、年度累計:年間各1回
6
(会議・講演)
総会資料
年1回
7
運営幹事会資料
(会議・講演)
年9回
8
機種別部会の調査研究報告書
(自主事業等)
発刊のご案内:随時(送料等を実費ご負担いただきます)
9
各種講演会のご案内
随時(講演会によっては実費ご負担いただきます)
10
新年賀詞交歓会
東京・大阪で年1回開催
11
工業会総会懇親パーティ
年1回
12
関西大会懇親パーティ
年1回(関西大会:11月の運営幹事会を大阪で開催)
13
関係省庁、関連団体からの各種資料
随時
14
その他
工業会ホームページ内の会員専用ページへの認証
(上記各資料の電子データをご利用いただけます)
≪お問い合わせ先≫
一般社団法人 日本産業機械工業会 総務部
TEL:03-3434-6821 FAX:03-3434-4767
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産業機械 2016.8
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記事募集のご案内
当誌では、会員企業の相互の理解をより深め、会員各社のご活躍の様子を広く読者に紹介するという趣旨の下、各種
トピックスを設けており、会員の皆様からのご寄稿を募集しております(掲載料無料)
。ぜひ貴社のPRの場としていただ
けると幸いに存じます。ご寄稿に関するお問い合わせにつきましては下記までご連絡ください。
(お問い合わせ先)
一般社団法人 日本産業機械工業会 編集広報部
TEL:03-3434-6823 FAX:03-3434-4767
E-mail:[email protected]
編集後記
■8月号は、
特集
「風水力機械①」
として座談会をはじめ、
(作り方)
多くの装置、技術、事例について紹介させていただきま
良質な手すき
した。部会長、副部会長、風水力機械部会の皆様には、
和紙を柿の渋で
ご多忙のところ多大なご協力をいただき、心より感謝申
張り合わせた
し上げます。
「 地 紙 」に、 錐
や小刀などを使
◎今月号の伝統工芸品は「東京染小紋」
(とうきょうそめ
って模様を彫り
こもん)です。
ます。長板に白
(歴史)
生地を張り、そ
小紋の発症は室町時代にさかのぼります。広く小紋が
の上に型紙をの
染められるようになったのは江戸時代です。全国から集
せ、ヘラで糊を
まる大名の裃の染めを行うようになって産地が形成され
おいていきます。生地を板からはがし、地色糊を大きな
ました。当初は武士だけの裃小紋でしたが、江戸時代中
ヘラで塗り付けて地色染めをします。糊の中の染料を生
期には町人文化の自由で粋な感覚を受け、庶民の間でも
地に定着させるため、地色糊が乾かないうちに蒸します。
用いられ、華やかに発展しました。小紋は、江戸時代に
糊や余分な染料を落とすため、念入りに水洗いをします。
は男女を問わず着られましたが、明治時代になると女性
専用となりました。
(作り手から一言)
小紋とは、型染めの文様の種類をいい、細かい模様染
(特徴)
めのことです。また、旗指物や天幕などの大紋、浴衣や
小紋染には伊勢型紙が使用され、練達した技術者によ
手ぬぐいなどの中紋があります。なお、型紙を大きさで
って手彫りされています。東京染小紋は、長い伝統に培
区別したという説もあります。
われた技術によって生み出され、その微細な幾何学模様
(主要製造地域)
東 京都/墨田区、新宿区、世田谷区、
と、単彩な中にも粋で格調高い趣をもつところに特徴が
あります。
産業機械
No.791 Aug
平成28年8月10日印刷
平成28年8月22日発行
練馬区他
(指定年月日)
昭和51年6月10日
2016年8月号
発行人/一般社団法人
日本産業機械工業会 田中 信介
ホームページアドレス http://www.jsim.or.jp
発行所・販売所/本部
(機械振興会館4階)
〒105-0011 東京都港区芝公園3丁目5番8号
TEL:
(03)3434-6821 FAX:
(03)3434-4767
販売所/関西支部
(堂ビル2階)
〒530-0047 大阪市北区西天満2丁目6番8号
TEL:
(06)6363-2080 FAX:
(06)6363-3086
編集協力/株式会社 ダイヤ・ピーアール TEL:
(03)6716-5299 FAX:
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●無断転載を禁ず
68
INDUSTRIAL MACHINERY 2016.8
P068_編集後記.indd 68
2016/08/10 11:18
201608-H2-3.indd すべてのページ
2016/08/09 13:19
平成28年8月22日発行(毎月1回20日発行第791号)ISSN0558−4809
一般社団法人 日本産業機械工業会
Aug 2016
791
8
﹁風水力機械①﹂
特集﹁風水力機械①﹂
特集﹁風水力機械①﹂
平成 年8月 日発行︵毎月1回 日発行第 号︶
28
22
20
791
700
頒価
201608号-H1-4.indd すべてのページ
2016 Aug
円︵消費税別 円︶
56
No.
791
2016/08/09 13:18
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