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第3回 フォトショップの基本(PDFファイル)

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第3回 フォトショップの基本(PDFファイル)
今回の目的
1. 基本的な画像レタッチ操作、JPEGファイル保存
作品に合った適切な画像をつくる。(濃度、コントラスト、カラーバランス、彩度)
2. 作品としてのスライドショー作成
作品としての完成度を持たせる。(ベストなセレクト構成、見せ方)
Adobe Photoshop でのレタッチの基本
<作業前の注意点> オリジナル画像ファイルは「ネガ」に相当。大事に保管を。
• 画像ファイル(JPEG、Raw ファイル)は必ずバックアップをとっておく。
• レタッチ作業用ファイルはコピーしたもので作業する。
• 特にJPEGで撮影した場合は、オリジナルファイルに上書き保存しないよう注意。
※操作上の間違いが起きないように外付けHDDにもバックアップしておくのが望ましい
1.写真のセレクト
Photoshop を使う場合、Adobe Bridge が一覧して見やすい。
1. Adobe Bridg で作業する写真を選ぶ。(星をつけるレーティング機能、旗を立てるフラグ機能が便利)
2. 作業するファイルをダブルクリックすると、Photoshop でそのファイルが開かれる。
2.縦位置の写真を縦に
1. 「イメージ」→「カンバスの回転」→「90°(時計回り)」または「90°(反時計回り)」
3. ピントチェック
1. 「ズームツール」→「ピクセル等倍」 100%表示(クローズアップ)
2. 手のひらツール(手のひら)またはスクロールで移動してポイントとなる箇所のピントをチェック。
3. 「画面サイズにあわせる」で全体表示に戻す。
4.濃度の調整
1. 「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」 濃度分布が視覚化されたヒストグラム
•
黒、グレー、白をスライダで動かしてみる
•
調整レイヤー表示のオン・オフ(目のマーク)を切り替えてみる
2. 「トーンカーブ」 ポイントを移動してカーブを作ってみる。S 字カーブにすれば、コントラストもかわる。
5.色の調整
1. 「カラーバランス」
C(シアン) ⇔R(レッド)、 M(マゼンダ) ⇔ G(グリーン)、Y(イエロー) ⇔ B(ブルー)
2. 「自然な彩度」
彩度をあげてみる
オリジナル
レタッチ完成後
• 一気に最初の段階に戻りたいときは、「ファイル」→「復帰」で、初期状態に復帰できます。
• 最後に行った作業だけを取り消す場合は、「編集」→「取り消し」で、一つ前に戻れます。
• ヒストリーウィンドウを表示させると、任意の作業箇所に戻れます。
7.サイズ(解像度)変更
モニタでの閲覧用(ホームページやブログ用)にサイズ(ピクセル数)を小さくしてみる。
(注: プリント用途ではサイズを小さくする必要はない)
1. 「イメージ」→「画像解像度」
2. 「縦横比を固定」、「画像の再サンプル」にチェック確認
3. 「高さ」を 600 pixel に指定。(%指定なども可能)
•
印刷、プリントアウトなどに使用する場合、解像度を 300~400dpi にする。
•
web 用、またはPCモニターで見る用途では、解像度は意味がない
8.web およびデバイス用に保存 (JPEG でファイルサイズを調整して保存する)
メモリ不足警告が出るが、無視してOK。「はい」をクリック。
一眼レフの場合、カラースペースの違いに注意!
Adobe RGB (または proPhoto RGB) で撮影した場合、JPEG 保存時に sRGB(モニター用) に変更。
コンパクトデジカメでは撮影時の色空間が sRGB になっていることが多い。
JPEG / やや高画質 / sRGBに変換 チェックあり / 画像サイズ H 600 px (W なりゆき)
左下の情報表示で、ファイルサイズを確認。 web 用の場合、300KB 以下のこと!!
→ 作業済み用フォルダに保存する (オリジナルを上書きして消さないよう注意)
その他のレタッチについて
覆い焼き・焼きこみツール
画面の四隅近傍、上端の空、下端の地面を「焼きこみ」でほんのり暗くすると、写真が見やすくなります。(モノ
クロ暗室の基本テク)
• 覆い焼きツール (暗すぎるところを明るくする)
• 焼きこみツール (明るすぎるところを暗くする)
1. ツールの適用の大きさ、硬さ 大きめに(500px、など) 硬さは小さく(0%など)
2. 露光量 やや弱め(10%以下など)
その他、利用頻度は低いが、場合によって使う機能
•
アンシャープマスク : シャープが強いとノイズが目立ち、奥行き感や質感が消えるので注意。
•
切り抜きツール : 画面構成上どうしても邪魔なものが周囲に入ってしまったときにトリミング。
•
スタンプツール 修正ブラシツール : 撮像素子のゴミや、不自然なものを除去。
•
変形→ゆがみ : 建物のパースのゆがみを後から修正など。先に選択範囲で「全て選択」しておく。
実習: スライドショーでみる作品のための画像作成
セレクトして作品化する
1. 完成された作品としてのセレクト
2. 適切な枚数。 (助長すぎないか? 短すぎないか?)
3. 効果的な並び順 (不釣合いなトビがないか?メリハリがあるか?)
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画像サイズ 高さ 600 ピクセル (横は成り行き)
JPEG形式 (ファイルサイズ 300KB 以下)
色空間 sRGB
ファイル名は並び順に、 001_xxx、002_xxx、003_xxx、・・・ と連番にする
枚数は任意 フォルダに入れて、提出
全員でスライドショーをみる
• 今回の実習で感じた、不足な点や作品構成の練り直しをしておくこと。
• 随時、新たに撮影を繰り返して、良セレクトを増やしておく。
• 作品のクオリティを上げる。新しいプロジェクトを始める。
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