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プロセス マネージャーの 活動及び 活用のための マニュアル

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プロセス マネージャーの 活動及び 活用のための マニュアル
プロセス
マネージャーの
活動及び
活用のための
マニュアル
地球の伴走者であるために。
プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーの支援先は、社会起業家、そしてサスビズ。
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プロセスマネージャーの道具
社会の課題を解決するた
めに立ち上がった社会起
業家や社会的企業。
これから市場を開拓する
途上にあるこれらの事業
には、十分な経営資源が
整っていません。
不足する機能や資源をサ
ポートするために、社会
起業家や社会的企業に寄
り添って伴走支援したり、
専門スキルを提供する人
材が求められています。
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「サスビズ」
とは、
サステナブルビジネスの略
環境保全効果の高い事業の実施を通じ
この仕組みを活用する方々へ
て、
まちづくりや地域活性化といった地
域の経済社会に付加価値をもたらす事
業のことをサステナブルビジネスと呼ん
でいます。
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地域の未来を創るために
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事業者に寄り添って、寄ってたかっ
て支援するプロセスを形成する役
割を担うのが伴走支援者、すなわ
ちプロセスマネージャーです。
これらの人材を、事業者の立場に
立ってタイムリーかつ有効にコー
ディネートする存在がプロセスマ
ネージャーです。
既存の組織や通常の職場ではめったに得られない次のようなメリットがあります。
1仕事に役立つスキルが身につく
3 支援チームの中で化学反応が起きる
事業者を核に相互支援のチームを形成
のメンバーから学ぶことは多くあります。
コーディネート力、
マネジメント力などが
編成により化学反応が起き、創造的な交
地域課題に立ち向かう社会起業家や
する活動場面で、
コミュニケーション力、
実践を通して身につきます。中でも、
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2
経営者の視野に触れることができる
地域課題の解決に取り組む社会起業家
や事業者の目線に触れ、共に経営や地
域の課題に立ち向かうことで、既存の業
務では得ることのできない視野を身につ
けることができます。
組織や部署を超えた課題解決チームの
流が生まれます。
4 社外の人脈が構築できる
多様なセクター、多様な専門家とともに
協働プロジェクトを展開することで、組
織内では得られない仲間ができ、未来の
仕事につながるあなた独自の人脈が構
地域の未来を創るために
く力」
の醸成を重視しています。
異質な専門性や経験を持つ支援チーム
この仕組みを活用する方々へ
プロセスマネージャーを経験するメリットは・・・
プロセスマネージャーの道具
志や事業構想力はあるが、経営資
源に乏しいサスビズ事業者を支援
するには、多様な協力者が欠かせ
ません。
たとえば、
こんな支援ネットワーク
が求められています。
•経営戦略を一緒になって考えてく
れる経営コンサルタント
•ファンとなって応援してくれる顧
客を育てるマーケットプランナー
•活動内容を生活者にわかりやく
伝えることの出るデザイナー
•有効なノウハウを供与したり、精
神的支援をしてくれる先輩事業者
•事業の信頼性や技術の質を検証
してくれる研究者
•資 金 の 調 達 に 協 力してくれる
NPOバンクや、
地域の金融機関
•事業全体の信用を担保したり、公
的資金を注入してくれる行政機関
プロセスマネージャーの役割
伴走支援が、
プロセスマネージャーの役割。
築できます。
3
プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーのミッションは・
・
・
①事業や地域の課題を発見するこ
と、②事業者の社会的価値を高め
ること、③事業者を核に支援チーム
を形成することなど、大きな社会的
意義を持っています。
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プロセスマネージャーの道具
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この仕組みを活用する方々へ
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プロセスマネージャーの仕事は・・・
事業者やその協力者と共に支援のプロセスをマネジメントすること。
地域の未来を創るために
1
2
3
事業診断 ……事業の理念やビ
ジョンを整理すると同時に、経営
資源の棚卸など事業実態を把握。
地域診断……地域の未来を予測
し、
必要な地域資源を整理。
支援メニューの作成……診断を
もとに、事業者に必要な支援メ
ニューを作成し、事業者の合意を
とる。
4
4
外部資源のコーディネート……
5
事業の進捗フォロー……事業者
支援メニューに基づき、必要な人
材(専門家、
プロボノ、顧客候補、
協力業者)
をコーディネート。
のコーチ的な役割で、事業の進
み具合をフォロー。
事業者が求める支援ニーズは多様
です。
まわりの協力を得ながらいか
に対応するかが問われます。
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※
「起業と支援の物語」
(起業支援ネット刊)
より
プロセスマネージャーのタイプは・・・
有償型と無償型のタイプ
が考えられ、活動領域も役
割もそれによって違う。
この仕組みを活用する方々へ
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プロセスマネージャーの道具
事 業 者は、
「 自分の夢を実 現しよ
う!」と希 望に満ち溢れた毎日を
送っています。
その一方で、
さまざま
な場面で降りかかってくる事業のリ
スクに脅えながら、
日々苦しみ悩ん
でいます。
そんな社会起業家やサスビズ事業
者に対し、
あるときは
「大丈夫だよ」
といって背中を一押し、あるときは
「 大 変だったね」と骨 休めの居 場
所を提供し、あるときは「この道を
進んでいけばいいよ」
と指南をし、
あ
るときは
「これを持って行きなさい」
と道具を渡す支援が求められます。
プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーが担う業務は・・・
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プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーの活動は信頼関係の構築から・・・
プロセスマネージャーは、
自分一人では何もできません。事業者をはじめ協力
者との信頼関係を築くことができて、
はじめて仕事に取り掛かることができる
のです。
プロセスマネージャーの道具
伴走支援を実施するにあたって、8
つのステップを踏んで一歩ずつ事
業関与者と信頼関係を構築するプ
ロセスが大切です。
このようなプロセスを踏む目的は、
事業者の
「内発的発展を支援する」
という考えを大切にするためです。
本質的に問題を解決するのはクラ
イアントである事業者であって、一
時的に事業に関わる支援者は、
クラ
イアントの問題を解決しきることは
できないのです。
支援を依頼してくる事業者には、
「何がうまくいっていないか十分に
わかってはいない」、
また、
「 支援者
がどのような協力ができるのか見え
ていない」
という前提で関係性をつ
くっていく必要があります。
事業者が自分で問題を理解し、自
分たちが取るべき方法をとことん考
えてみない限り、的確な解決策は見
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地域の未来を創るために
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■
「シュリーマンの乞食」
とは
伴走支援は、
「シュリーマンの乞食」
のように事業者の話を徹底的に聴くところから。
事業者の話を、
とにかく聞いてあげることが支
援者として重要な役割であるという意味。
シュ
リーマンはトロイの遺跡を発掘した著名な考
古学者で、独学により勉強し、語学の天才と言
われた人。彼の勉強法は、路頭の乞食にお金を
渡し、
「とにかく話を聞いていてくれ」
というもの
だった。乞食を前に、学んだ外国語を話し、
自分
のアイデアを話す。乞食が理解できるはずもな
いが、
とにかく人を前にしゃべることが勉強法で
あり、
自分の構想を整理する発想法であった。
いい支援ができるかどうかは、はじ
めの診断にかかっています。
もし診
断を誤れば、その後の支援は徒労
に。的確な診断ができれば、打つ手
が効果的に反映される支援となる
でしょう。事業やそれを取り巻く地
域の現状を的確に把握するととも
に、事業者が描く地域や事業のビ
ジョンを明らかにして、
どのような
ギャップがあるかを見極めましょう。
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診断ができたら支援企画提案書を
作成して事業者との契約に臨みま
しょう。上手な支援者は、契約時に
クライアントと上手に協働・互恵の
関係を築き、
成果が出やすい状況を
つくるものです。
スタートラインの設
定の仕方いかんが、その後の実支
援に大きな影響を及ぼします。
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地域の未来を創るために
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この仕組みを活用する方々へ
■プロセスマネージャーの道具② ・・・
「支援メニューを提案する」
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プロセスマネージャーの道具
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プロセスマネージャーの役割
■プロセスマネージャーの道具① ・
・・
「診断する」
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プロセスマネージャーの役割
■プロセスマネージャーの道具③ ・・・
「解決のシナリオをつくる」=「考程」
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地域の未来を事業者と共にデザイ
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プラスとマイナスの未来を予測しな
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がら、最上の未来を導く要所を解明
事業に恩恵をもたらす未来を創造
し、
方針方策を設定しましょう。
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プロセスマネージャーの道具
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この仕組みを活用する方々へ
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「志縁@循環プロジェクト」
(2007)
より
8
事業関係者で志を重ね合わせ、賛
同者や協力者を増やすため「学習
の場」
「 発案の場」
「 協働の場」をつ
くりましょう。場づくりには、参加型
のワークショップ手法が有効です。
事業の種から魅力ある地域の実を
結実させるため、事業における土づ
くりのプロセスが場づくりです。
プロセスマネージャーの役割
■プロセスマネージャーの道具④ ・・・
「場をつくる」
プロセスマネージャーの道具
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この仕組みを活用する方々へ
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地域の未来を創るために
‒
※
「志縁@循環プロジェクト」
(2007)
より
9
プロセスマネージャーの役割
■プロセスマネージャーの道具⑤ ・・・
「外部資源をコーディネートする」
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地域や事業者のニーズを読み取り、
データベース化した資源を事業の
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役立つ事業の資源を効果的に調
資本とするべく
「分解」
「 統合」
「適
達しましょう。そのためには、人的
用」
を経て情報加工することが支援
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資源、物的資源、金融資源、情報資
者の重要な役割です。
ߊ‫ޟ‬ಽ⸃‫⛔ޟޠ‬ว‫ޟޠ‬ㆡ↪‫ߡ⚻ࠍޠ‬ᖱႎടᎿߔࠆߎߣ߇ᡰេ⠪ߩ㊀ⷐߥᓎഀߢߔ‫ޕ‬
源を整理しておくことが望まれます。
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プロセスマネージャーの道具
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ౝㇱ䈪ౣ㉯ᚑ䈜䈼䈐⚻༡⾗Ḯ
䈇䈧(WHEN)䈎䉌䈇䈧䉁䈪(TO WHEN)
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ᜂᒰ⠪䋺
䈬䈖䈪(WHERE)
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この仕組みを活用する方々へ
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щᎍⅻ࣏ᙲ↙↗ⅼ‒ ⊛⾗Ḯ‫ޔ‬㊄Ⲣ⾗Ḯ‫ޔ‬ᖱႎ⾗Ḯ߇৻ᐲߦឥ޿‫᦭ࠍࠇߙࠇߘޔߟ߆ޔ‬ᯏ⊛ߦᯏ⢻ߐߖࠆߚ
߼ߦ‫⾗ޟ‬Ḯ‫ߩޠ‬㆏ౕࠍ૶ߞߚࠦ࡯࠺ࠖࡀ࡯࠻߇ᓎ┙ߜ߹ߔ‫ޕ‬
ඥʴ҄ↈ↺↗ⅼ‒
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地域の未来を創るために
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※
「志縁@循環プロジェクト」
(2007)
より
10
持続可能な地域づくりにために、意
思ある人々の志を縁でつないでいく
ことが、
プロセスマネージャーには
1
創業者精神を持って、同志に魂
を送る志縁者であれ。
求められます。以下の「志縁者」行
動基準をもとに活動を振返りましょ
う。
を持って、仕事を生
5 「しくむ力」
み出す志縁者であれ。
□専門性を持った人材を巻き込んでいるか。
□魂と哲学を持って、
志縁しているか。
□チームで仕事を生むしくみを作っているか。
2
感性を持って、従来の型を超え
る支援者であれ。
□制度を知り、使いこなし、提案をしているか。
を持って、出会い・
6 「場をつくる力」
交流・協働を促す志縁者であれ。
□事業者を型にはめすぎてはいないか。
□出会いの場をつくっているか。
□スキルの前に感性を大切にしているか。
□協働の場をつくっているか。
□頭でっかちになりすぎていないか。
であれ。
□人の話を徹底的に聴くよう、努めているか。
□地域や事業の得意分野を引き出しているか。
□交流の場をつくっているか。
を持って、地域を元
7 「つなぐ力」
気にする志縁者であれ。
□つなぐ力で弱さを強みに変換しているか。
□人を売り地域を売る活動をしているか。
□志縁者どうしがつながる努力をしているか。
□「取り出す力」で生きた言葉を引き出しているか。
この仕組みを活用する方々へ
を持って、地域や事業
3 「聴く力」
の良いところを引き出す志縁者
プロセスマネージャーの道具
□自らリスクを背負う覚悟はあるか。
□同志である事業者の身になって考えているか。
プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーが心に留めておくべきことは・
・
・
を持って、地域や事
4 「なじむ力」
業に寄り添う志縁者であれ。
□相手の中に飛び込んでいるか。
□地域に根ざした支援ができているか。
地域の未来を創るために
□伴走者の精神で関わっているか。
※
「イケてる志縁者、7か条」
(志縁者サミット2008)
より
11
プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーの道具
この仕組みを活用する方々へ
地域の未来を創るために
12
サスプログラムとは・
・
・
伴走支援をしてくれるプロセスマネージャーをはじめ、派遣されるプロボノや
専門家を受け入れて、
お互いに役立ち合う関係づくりをするために、以下のこ
とをご理解ください。
サスプログラムとは・
・
・
プロボノとは・・・
持続可能な地域づくりをすすめる
本業での専門スキルを活かしてボ
事業=「サスビズ」
を応援する仕組
ランティア的な働きをする人のこと。
み。
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サスビズを伴走支援するプロセス
マネージャー、
その下でプロボノや
専門家が支援実務を担い、必要に
䌃䌓䌒
ડᬺ
応じて金融機関、大学がサポートに。
地域の中間支援組織や先輩サスビ
䉰䉴䊎䉵
ズも加わって応援する相互支援の
ネットワーク全体を事務局が構築
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し、
これに環境省が協力する仕組み
が
「サスプログラム」
です。
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サスプログラム参画者の基本ルール
(枠組み)
1.
持続可能な発展に向かって、
それぞれが自己研鑽する。
2.
互恵の精神で協働する。
3.
環境・社会・経済のバランスの取れた経営及び地域づくりを目指す。
サスプログラム参画者に期待すること
事業者……①サスビズの先導者として事業を
発展させる。②事業の社会的価値を向上させ
る。
プロセスマネージャー……①事業や地域の課
題を発見する ②事業の社会的価値を高める
③事業者を核に支援チームを形成する
プロボノ、専門家……専門性を活かしてサスビ
ズおよび地域に貢献する。
事務局……①サスビズの環境性、社会性、経済
性を高めるために外部資源をコーディネート
する。②プロセスマネージャーをはじめとした
支援者の相談に乗る。③地域に相互支援コ
ミュニティを形成する。
環境省……①サスビズに対する社会的信用の
後ろ盾となる。②サスプログラムを支援する仕
組みをつくる。
支援期間
•原則6ヶ月を支援単位とする
•その後は、関与者の合意で延長あり
支援頻度
•プロセスマネージャーは、毎月2回程度
1回あたり2時間~3時間
•プロボノや専門家は、事業者のニーズに応じ
て両者合意の上決定
支援場所
•事業者の指定する場所
支援費用
•プロボノ派遣は原則無料(プロボノとしてプロ
セスマネージャーを担う場合も含む)
•プロセスマネージャー、専門家は原則有料。公
共性も配慮して依頼者と協議の上決定
•支援者の旅費交通費や会合に必要な事務用
品などの実費は、依頼者側でご負担下さい。
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地域の未来を創るために
き合いましょう。
•意思決定は常に事業者側にあること
を忘れずに対応しましょう。
支援が始まったら……支援活動を効果
的に引き出すために
•毎回のゴールを明示して、有効に時間
を使うよう心掛けましょう。
•各回のテーマに関係する人を会議に
呼んでおくと良いでしょう。参加者へ
の教育効果や外部の力を活用するこ
とで組織が内包する課題が解決する
ことがあります。
•会合の最後には課題を確認しましょう。
修正点を確認し、次回までの宿題も明
確に。
支援が終わったら……
•協働取組を評価して、自社として改善
できるところを明確にしておきましょう。
•運営上の問題や支援方法に関わる苦
情があったら事務局へ連絡をしてくだ
さい。
この仕組みを活用する方々へ
支援を受ける前に……事業者側の心得
と受け入れる際の留意点
•支援は、事業の実態を知ってもらうこ
とから始まります。
•自社の活動をきちんと伝えることで、
自分の頭の中が整理できます。相手
にうまく伝わらないのは、
自分の考え、
自社の位置づけが明確になっていな
い証しで、
改善点と考えましょう。
•自社の課題を整理して、
どの分野の
支援が必要かを明確にしておきま
しょう。
•プロセスマネージャーやプロボノが、
この活動を通して期待していること
を理解しておきましょう。スキルアッ
プ、新しい視野の獲得、共感をもとに
した役立ちなどが彼らのメリット。
•支援者とのやり取りで自分自身が何
に気づくか。外部の視線を使うことで、
自分や自組織では気づけないことが
見えてくるはずです。
•支援者は自分の鏡であると捉えて付
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プロセスマネージャーの道具
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プロセスマネージャーの役割
プロセスマネージャーをうまく活用するために…
13
プロセスマネージャーの役割
持続可能な発展を目指して・
・
・
・持続可能な発展とは「自然資本の賦
存量が、最少安全基準に基づく決定
的な自然資本量を下回ってはならな
いという制約条件のもとに、世代内
公平に配慮しながら福祉水準(well-
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この仕組みを活用する方々へ
サステナブル(S)な社会の遺伝子を未来に受け継ぐために・・・。
サステナブルな因子(S)
と経済発展を
し、菱型の社会にするビジョンをもって、
て、活動組織を4層に区別してみました。
※左側は事業目的の因子、右側は事業手
段の因子としたとき、
「 S-S」型はNPO
的、
「 S-P」型はソーシャルビジネス的、
「P-S」型はCSR企業的、
「 P-P」型は一
般企業的な活動と見ることができる。
促すプロフィット因子(P)
を組み合わせ
現代は、
「P-P」型の組織数が最も多い
ピラミッド型だが、サスプログラムの活
動により
「P-S」型、
「S-P」型を増や
一つ一つの支援活動を実践したい。
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地域の未来を創るために
䉰䉴䊁䊅䊑䊦࿃ሶ䋨䌓䋩䉅䈅䉎䈏
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14
bing)を世代間で少なくとも一定水
準に保つこと。」
「環境」
( 諸富徹著 2003年 岩波書
店)
より
・言い換えれば
「自然環境から与えられ
る恵の範囲内に社会活動を収め、社
会の範囲内に経済活動を収め、未来
の世代が安心して暮らせる福祉水
準を維持できる社会に発展させるこ
と。」
ଚኂ
プロセスマネージャーの道具
事業が発展すればするほど自然環
境が回復し、地域資源が循環し、地
域やコミュニティのつながりが増し、
人々の幸福度が上がるサステナブ
ルビジネスの活性化を通して、孫の
代からさらにその先の世代へ、今の
豊かな地球と社会を受け渡し、千
年続く未来をつくることがサスプロ
グラムのミッションです。
サスプログ
ラムに参画して、相互支援のコミュ
ニティを形成し、持続可能な地域づ
くりに貢献しましょう。
4 4 4 4 4 4 4
サスビズを寄ってたかって支援する
ために地域に存在する大企業、中
小企業、金融機関、大学等教育機
関の協力が欠かせません。
サスプロ
プロセスマネージャーの役割
地域の資源を活かす協働取組みを・
・
・
グラムに参画する各機関のメリット
を明確にすることで、互いの狙いを
統合する形でプロジェクトを運営し
ていきます。
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ᛩ⾗⊛
人材教育とCSRの両立を目指して・・・。
企業の資産は何と言っても人財です。
サスビズを伴走支援するプロセスマネージャー
や専門支援のプロボノとして社員を派遣することにより、人材教育に活かすとともに、
CSRにつなげていくことが可能です。本業に効果をもたらすCSRとするためには、
「人的な壁」
「労働規則の壁」
「経済的価値の壁」
を乗り越える課題もあります。
プロボノ型CSRのメリット
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地域の未来を創るために
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①幹部候補の社員には、新たな市場で事業
を立ち上げる経験
②退職を控えた熟年社員には、第2の人生
の橋渡し
③社会起業家の高い視線や地域の課題に
触れる視野の醸成
④異質な資質を持つ支援チームメンバーの
刺激と交流
⑤多様な人脈ネットワークの構築
等が想定できます。
この仕組みを活用する方々へ
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15
環境省中部地方環境事務所
平成25年度事業
サスプログラム事務局
事業名
サステナブルビジネスを推進する
プロセスマネージャーの活用基盤整備業務
発行者
環境省中部地方環境事務所 環境対策課
発行日 平成26年2月28日
株式会社 ピー・エス・サポート
〒464-0032
名古屋市千種区猫洞通5-21-2
ライフピア本山3階
電話 052-781-5770
編集者
株式会社 ピー・エス・サポート
担当:村田元夫 山下千尋 成田香澄
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