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(1)地域の資源を磨き育てる (PDF 226.4KB)

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(1)地域の資源を磨き育てる (PDF 226.4KB)
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観光対象資源の整備
(1)地域の資源を磨き育てる
1)買い物空間(商店街・商業地)
現 状
市内の吉祥寺駅、三鷹駅(北口)、武蔵境駅の周辺には商業地が形成されており、特に吉祥
寺地区は、近隣都市からも年齢を問わず人々を惹きつけるにぎわいのまちとして注目されてい
ます。三鷹駅、武蔵境駅周辺には歴史を持つ商業地が形成され、人々の暮らしを支えています。
推進方向
買い物や飲食は、都市観光において中心的な役割を担うものです。事業者、市民、大学、行
政がスクラムを組み、魅力ある商業空間の形成を促します。さらに地域の文化やこだわり、人
との交流等によって個性や魅力を増すことで、個々の店や商店街が一層活気ある楽しみと交流
の場となることを目指します。
施 策
■一店逸品*9、Mu~Shop制度*10など、魅力ある店や商店街づくりへ向けた
創意工夫。
■商工会議所によるまちづくり活動の推進。
■新商品、サービス開発等を目指した事業者、市民、大学、行政の連携。
2)食とおいしい水
現 状
市内の飲食・菓子・食品店は、多彩な料理や食材、調理法など食を楽しむ雰囲気がみなぎり、
市民に親しまれている店が多数みられます。また本市の水道水は地下水源を活用しているため、
おいしいことで知られており、本市水道部で販売している地下水源のみをボトルにつめた商品
は好評を博しています。
推進方向
市内の食が美味しく安全・安心であること、そして地域の魅力的な食文化を観光の柱として
位置づけ、食を楽しめる界隈や食を担う店・農家・人それぞれのこだわりが活かされるまちを
目指します。多様な食材・料理や菓子などに出会える楽しみを広く伝えることで、訪れる人の
食への関心を高め、食のブランド化を進めます。
施
策
■「Musashinoごちそうフェスタ*11」など“武蔵野の食”を発信するイベントの実施。
■こだわりと雰囲気のある食の界隈、横丁、路地の開発・活性化。
■武蔵野市自慢のおいしい水を販売する店や水が飲める場所を駅前などに設置。
3)アニメ・漫画
現 状
アニメーションや漫画は雑誌、書籍、テレビ、映画、キャラクターなどを通じて広く情報が
発信され、子どもから大人まで幅広いファンを持っています。市内・周辺には多数の著名な漫
画家、アニメーターが在住し、数多くのアニメスタジオや出版社が創作活動を行っています。
こうしたアーティストたちの協力を得て、毎年秋には「吉祥寺アニメワンダーランド」が開
催され、展示会や映画祭、ウォークラリーなどが実施され、多くのアニメファンを集めていま
す。平成 18 年(2006 年)の同イベントでは、地域限定の絵はがきも販売されました。
推進方向
アニメ・漫画を創作する場、あるいはアニメ・漫画に登場する場として知られる吉祥寺とそ
の周辺の商業地を中心に、アーティストの協力を得ながら、吉祥寺アニメワンダーランドなど
のイベントを柱とし、
「アニメ・漫画の武蔵野市」をより広く発信し集客につなげていきます。
施 策
■地元ゆかりのアニメ作家・漫画家等の原画やセル画等を集めた展示。
■市民、アニメファンなどが楽しめる交流イベントの企画・実施。
■アニメ、漫画の工房、スタジオ見学の機会の整備、体験学習の提供。
4)音楽、演劇、映画、芸能
現
状
市内在住やゆかりのある芸術家(音楽家、映画・演劇人、作家、デザイナー、彫刻家等)が
多いことは、本市の大きな特徴の一つです。市内の数多くのライブハウスやホールでは、気軽
にジャズやクラッシック音楽などを楽しむことができますし、武蔵野市民文化会館は、国際的
なパイプオルガンコンクールなど、幅広い演奏活動の場として広く知られています。また、吉
祥寺シアターや前進座劇場、吉祥寺バウスシアターなど個性的な劇場・映画館も多く、市民に
よる寄席も立ち上げられています。吉祥寺美術館では、武蔵野市ゆかりの画家や個性的な作品
の企画展等も常時積極的に行われています。
推進方向
音楽、演劇、映画、芸能などは、市民の楽しみを増やすとともに、市外からも多くの人々を
惹きつけ、交流を活発化させるなど大きな力を発揮します。現在市内で行われている芸術・文
化活動等の情報を広く提供し、市民に楽しんでもらうとともに、幅広い集客につながるよう、
市外に向けても宣伝や振興に努めます。
施 策
■アートスポットをめぐるコースづくり。
■演劇・音楽コンクールの開催など若手芸術家の育成支援のための仕組みづくり。
■子育て世代のために託児サービス付き音楽コンサート等の開催。
■武蔵野市を舞台にした音楽、映画、ドラマなどの情報収集および発信。
5)ものづくり、クラフト、アート作品
現 状
来街の楽しみを高めたり、地元の良いものを伝えるなど、加工品や特産品は観光のまちづく
りに大きな役割を担います。市内のものづくりを広く捉えると、生産農家の野菜や果物、食品、
菓子などがあり、また手作りグッズやアート作品など様々な物もみられます。そのほか本市に
は、電機・エレクトロニクス産業の事業所などもあり、地域の生活と文化を担い伝えるものか
ら、我が国の先端技術を担うものまで幅広いものづくりが行われています。
推進方向
地元の資源や伝統、技術を用いたものづくりとその成果品は、風土と生活文化、産業の粋を
活かしたものです。観光の視点から市内のものづくり事業者の技術や成果物の紹介等をしたり、
新たにものづくりを掘り起こすことにより、農産物、加工品、工業製品から工芸品までのもの
づくり文化を一層磨き上げ、発信を進めます。
施
策
■ものづくりについての資料・情報の収集・整理。
■観光案内機能と物産の展示・紹介機能をもつものづくり情報コーナーの開設。
■市を代表する物産のブランド化支援。
6)祭り、行事、イベント
現 状
市内では、春には武蔵野桜まつりや吉祥寺音楽祭、夏の商店街を中心とする盆踊りや縁日、
秋の吉祥寺秋祭りや神社のお神輿、薪能、むさしの青空市、年末の吉祥寺駅周辺のクリスマス
イルミネーション、正月には武蔵野吉祥七福神めぐり等、一年を通じて数多くの行事やイベン
トが行われています。このほかにも、地域で季節ごとの行事や様々な団体による音楽やスポー
ツなどのイベントがまちの賑わいをつくり出しています。
推進方向
祭り、イベントは市民生活の楽しみであり、多くの来街者を招く絶好の機会でもあります。
地域の団体等の自主性を重んじながらより多くの市民・来街者が参加し、文化を発信し、交流
できる場や機会として、これらの祭り、イベントをより活力あるものにしていきます。
施 策
■観光の相乗効果向上のための既存のイベントの実施時期の調整と相互連携。
■事業者、市民、大学、行政の協働による新規イベントの実施。
■近隣都市、友好都市と協働した祭りやイベントの実施。
7) 歴史と文化、ゆかり
現 状
井の頭池周辺には旧石器時代や縄文時代の遺跡が存在し、玉川上水には江戸時代の新田開発
の形跡をみることができます。また明治期には、馬車鉄道、蒸気鉄道から明治 22 年(1889 年)
の甲武鉄道(現JR中央線)の開通を経て、本市は東京の近郊都市として大きく発展してきまし
た。
吉祥寺、西久保(西窪)、関前、境など市内の地名や通りに残る名前にもそれぞれの由来が
あり、歴史を振り返ることができます。また市内の各所には、次のような数多くの史跡や文化
財等を遺しています。
◆ 井の頭公園、玉川上水、千川上水、四軒寺(月窓寺、光専寺、蓮乗寺、安養寺)
、武蔵野八
幡宮、杵築大社、観音院、御門訴事件記念碑、中島飛行機武蔵製作所跡、庚申塔、国木田
独歩の文学碑・詩碑、北村西望作の彫像等
これらの武蔵野の風土や歴史については、武蔵野市史や武蔵野市教育委員会発行のパンフレ
ット、郷土史関係の図書・雑誌等にも紹介されています。
推進方向
本市には、武蔵野の風土や歴史を伝える数々の文化遺産があり、また歴史とともに育まれて
きた屋敷林や大樹、玉川上水や井の頭公園などの豊かな緑や水があります。これからも市民の
生活と意識のバックボーンになるものとしてこれらを位置付け、歴史とゆかりのある場所や人
などを、歴史に関心を持つ市民グループ等の力を借りながら、様々な由来や逸話を紐解き、よ
り親しめるものとしていきます。
施 策
■地域の歴史・文化に関する情報の収集と観光ホームページやイベントを通じた情報発
信。
■街道や古民家など歴史・伝統をしのばせるエリアや小説などに登場する場所の景観の
整備。
■武蔵野市ゆかりの人についてメディアでの紹介を促進・支援。
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