...

データ・シートをダウンロードする

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

データ・シートをダウンロードする
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モ
ジュール
DPO4LMT/MDO3LMT 型データ・シート
自動パス/フェイル・テスト
主な特長
許容値を持たせた見本波形に対してリミット・テストに
よるパス/フェイルを判定
ITU-T、ANSI T1.102、および USB 規格に基づいたマス
ク・テストに対応
ユーザ定義のマスクに基づいたマスク・テストを実行可
能
テスト結果には詳細な統計情報が網羅されるため、信号
の動きの詳細な解析が可能
テストのカスタマイズが可能なため、違反/フェイルの
発生時に複数のアクションを設定可能
高速な波形取込レートにより、毎秒数千個の波形のテス
トが可能
信号品質の検証はあらゆる組込みシステムにおいて重要な
要素の 1 つです。信号の品質が期待通りであるかどうかを
判断する手段として、マスク・テストが使用されています。
マスクとは、オシロスコープの波形表示において信号が入っ
てはならない領域または部分を設定するものです。明確に
定義されたテレコム規格に対する適合性テストが必要な場
合、あるいは既知の見本波形と比較しながら信号の品質を検
証する場合、MDO4000/MDO3000 シリーズ用リミット
/マスク・テスト・アプリケーション・モジュールを使用する
ことにより、信号品質の自動統計解析を簡単に行えます。リ
ミット/マスク・テスト機能では、マスクをすばやく正確に
設定できるため、テレコムに関する各種の工業規格に準拠し
たテストを柔軟に構成できるだけでなく、詳細な統計情報を
含むテスト結果が得られます。
リミット・テスト
信号品質を把握するためによく使用される手法として、既知
の見本波形とテスト信号を比較する方法があります。見本
波形に対して垂直軸/水平軸方向の許容値を持たせたマス
クを作成することにより、すばやく、正確なパス/フェイ
ル・テストを実行できます。この手法は、コンポーネントま
たはシステムの品質を評価する際に、再現性のある迅速な意
志決定が可能になるため、製造ラインでのテストなど、すば
やい合否判定が必要なアプリケーションに最適です。リ
ミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール
は、リミット・テスト用のマスクを保存しておけるため、ラ
ボや製造ラインの複数のオシロスコープで再利用できます。
jp.tektronix.com 1
データ・シート
さまざまなテスト構成に柔軟に対応可能
リミット・テストでは、見本波形の周囲に垂直軸/水平軸方向の許容
値を持たせたマスクを作成できるため、グリッチやラントなどの間欠
的なイベントの検出が可能。見本波形とテスト信号を比較することに
より、異常な動きをすばやく特定できる
規格に基づいたマスク・テスト
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール
はテスト環境を柔軟に構成できるため、ニーズに合わせてテ
ストをカスタマイズできます。波形の数(1,000,000 個)
または時間(最大 48 時間)をユーザ設定できるだけでな
く、無限ループを設定して、手動で停止するまでテストを実
行することもできます。繰返しテストとプリテスト遅延機
能を組み合わせることで、複数のサイクルで構成されたテス
トを実行するときにも、次のサイクルに進む前にテストする
箇所を入れ替えることができます。また、テストのステータ
スでフェイルと判定する基準となる違反の数を設定してお
けます。オシロスコープでは、テストがフェイルになるか、
または完了したときに、複数のアクションを実行できます。
テストがフェイルのときに実行できるアクションとしては、
アクイジションの停止、スクリーン・イメージのファイル保
存、波形のファイル保存、スクリーン・イメージの印刷、ト
リガ・パルス出力、リモート・インタフェース SRQ のセッ
トなどがあります。テストが完了したときに実行できるア
クションとしては、トリガ・パルス出力のセット、リモー
ト・インタフェース SRQ のセットなどがあります。
DPO4LMT 型アプリケーション・モジュールでは、40 種類
以上のテレコム分野の工業規格に対応したマスクが提供さ
れています。オシロスコープの内部メモリからそれぞれの
規格マスクを読み込むだけで、パス/フェイル・テストを簡
単に実行できます。表示領域全体において、規格に対する適
合性がピクセルごとに判定されます。最高 155Mbps の
データ・レートの ITU-T と ANSI T1.102、およびハイス
ピード USB 2.0 に対応したマスク・テストを実行できます。
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュールでは、テ
スト・フェイルまたは完了時に複数のアクションを実行できるため、
特定のニーズに合わせてテストをカスタマイズできる
USB 2.0 ハイスピード規格マスクによるマスク・テストの結果表示。
DPO4LMT 型アプリケーションでは、テレコム分野の工業規格に対応
したマスクが提供されているため、規格適合性テストをすばやく正確
に実行できる
2 jp.tektronix.com
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール — DPO4LMT/MDO3LMT 型
詳細なテスト結果
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール
では、実施された各テストの結果から統計的な情報が得られ
ます。テスト結果としては、テストのパス/フェイルのス
テータス、テストした波形の数、検出された違反の数、実行
したテストの総数、総経過時間、マスク・ヒットの総数など
があります。詳細な結果表には、マスク・セグメントごとの
ヒット数も表示されます。そのため、信号が意図したパラ
メータの範囲外で動作している部分があれば正確に特定で
きます。
詳細なテスト結果の画面には、現在のテストの結果とすべてのテスト
についての累積的な結果に関する統計的情報が表示される。違反数、
テスト期間、ヒット総数、および各マスク・セグメントのヒット数な
どの情報が示される
jp.tektronix.com 3
データ・シート
性能
すべての仕様は、特に断りのないかぎり、すべての機種に適用されます。
リミット・テストの仕様
マスク・ソース
任意の Ch1 ~ Ch4、または任意の R1 ~ R4
テスト・ソース
任意の Ch1~Ch4
マスク作成のマージン
垂直軸マージン:0~1div、1mdiv(1/1000)ステップ
水平軸マージン:0~500mdiv、1mdiv(1/1000)ステップ
マスク・テストの仕様
テスト・ソース
4 jp.tektronix.com
任意の Ch1~Ch4
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール — DPO4LMT/MDO3LMT 型
マスク・テストの仕様
付属する規格マスク
(DPO4LMT 型のみ)
ITU-T
DS-0 Single(64Kbps)
DS-0 Double(64Kbps)
DS-0 Data Contra(64Kbps)
DS-0 Timing(64Kbps)
DS1 Rate(1.544Mbps)
DS1 G.703(1.544Mbps)
E1 Sym Pair(2.048Mbps)
E1 Coax Pair(2.048Mbps)
Clk Int Sym(2.048Mbps)
Clk Int Coax(2.048Mbps)
DS2 Rate Sym(6.312Mbps)
DS2 Rate Coax(6.312Mbps)
E2(8.448Mbps)
32Mb(32.064Mbps)
E3(34.368Mbps)
DS3 Rate(44.736Mbps)
DS3 G.703(44.736Mbps)
97Mb(97.728Mbps)
E4 Binary 0(139.26Mbps)
E4 Binary 1(139.26Mbps)
STM1E Binary 0(155.52Mbps)
STM1E Binary 1(155.52Mbps)
STM-0 HDBx(51.84Mbps)
STM-0 CMI 0(51.84Mbps)
STM-0 CMI 1(51.84Mbps)
ANSI T1.102
DS1(1.544Mbps)
DS1A(2.048Mbps)
DS1C (3.152Mbps)
DS2(6.312Mbps)
DS3(44.736Mbps)
DS4NA(139.26Mbps)
DS4NA Max Output(138.26Mbps)
STS-1 Pulse(51.84Mbps)
STS-1 Eye(51.84Mbps)
STS-3 (155.52Mbps)
STS-3 Max Output(155.52Mbps)
USB
HS:T1(480Mbps)
HS:T2(480Mbps)
HS:T3(480Mbps)
HS:T4(480Mbps)
HS:T5(480Mbps)
HS:T6(480Mbps)
jp.tektronix.com 5
データ・シート
マスク・テストの仕様
マスクの作成
テキスト・ファイルから、最大 8 セグメントまでのカスタム・マスクをロード
DPO4LMT 型のみ:内部メモリから規格マスクを選択
DPO4LMT 型のみ:規格マスクをカスタム・マスクにコピー
カスタム・マスクの垂直軸マー -50%~+ 50%
ジン
正の値ではセグメントの上部と下部が離れるように広がり、負の値ではセグメントの上部と下部が接
近
リミット/マスク・テスト(DPO)
マスク・ヒットのハイライト表 マスク内部のヒット箇所がハイライト表示される
示
マスク・スケーリング
マスクにソースをロックする(ソース・チャンネルの設定変更時、マスクのスケールを自動調節する)
マスクにソースをロックしない(ソース・チャンネルの設定変更時、マスクのスケールを自動調節し
ない)
テストの実行回数
最少波形数(1~1,000,000、無限)
最小時間(1 秒~48 時間、無限)
プリテスト遅延
0~200 秒
完了時の繰返し
オン:最小波形数または最小経過時間に達するとテストが繰り返される
オフ:テストは 1 回実行されるのみで繰り返されない
違反のスレッショルド
テストのステータスでフェイルと判定する基準となる違反数(1~1,000,000)
テスト・フェイル時のアクショ アクイジションの停止
ン
スクリーン・イメージのファイル保存
波形のファイル保存
スクリーン・イメージの印刷
トリガ出力パルス
リモート・インタフェース SRQ のセット
6 jp.tektronix.com
リミット/マスク・テスト・アプリケーション・モジュール — DPO4LMT/MDO3LMT 型
リミット/マスク・テスト(DPO)
テスト完了時のアクション
トリガ出力パルス
リモート・インタフェース SRQ のセット
テスト結果の表示
すべてのテスト結果には、以下の統計情報(現在のテストの値とすべてのテストの累積値)が含まれる
テストのステータス
テストした波形の総数
違反数
実行したテストの総数
テスト・フェイルの数
総経過時間
総ヒット数
詳細な結果にはアクティブなマスクの各セグメントのヒット数も表示される
jp.tektronix.com 7
データ・シート
ご注文の際は以下の型名をご使用ください。
DPO4LMT 型と DPO3LMT
MDO4000 シリーズ用(DPO4LMT 型)または MDO3000 シリーズ用(MDO3LMT 型)リミット
型の相違点
/マスク・テスト・アプリケーション・モジュールは、どちらも既知の見本波形から生成したリミッ
ト/マスクに対してテスト、またはユーザ定義のカスタム・マスクを使用したマスク・テストを実行
できます。DPO4LMT 型モジュールの場合は、さらにテレコム規格マスクを使用したマスク・テスト
も実行できます。帯域 350MHz 以上の機種は、55Mbps のテレコム標準のテストに推奨されます。
また 1GHz 帯域機種は、ハイスピード(HS)USB のマスク・テストに推奨されます。
推奨プローブ
推奨プローブ、必要なプローブ・アダプタの詳細については、当社ウェブ・ サイト( www.tek.com/
probes)をご参照ください。
当社は SRI Quality System Registrar により ISO 9001 および ISO 14001 に登録されています。
ASEAN/オーストラリア・ニュージーランドと付近の諸島 (65) 6356 3900
ベルギー 00800 2255 4835*
中央/東ヨーロッパ、バルト海諸国 +41 52 675 3777
フィンランド +41 52 675 3777
香港 400 820 5835
日本 81 (3) 6714 3086
中東、アジア、北アフリカ +41 52 675 3777
中国 400 820 5835
韓国 +822-6917-5084, 822-6917-5080
スペイン 00800 2255 4835*
台湾 886 (2) 2656 6688
オーストリア 00800 2255 4835*
ブラジル +55 (11) 3759 7627
中央ヨーロッパ/ギリシャ +41 52 675 3777
フランス 00800 2255 4835*
インド 000 800 650 1835
ルクセンブルク +41 52 675 3777
オランダ 00800 2255 4835*
ポーランド +41 52 675 3777
ロシア/CIS +7 (495) 6647564
スウェーデン 00800 2255 4835*
イギリス/アイルランド 00800 2255 4835*
バルカン諸国、イスラエル、南アフリカ、その他 ISE 諸国 +41 52 675 3777
カナダ 1 800 833 9200
デンマーク +45 80 88 1401
ドイツ 00800 2255 4835*
イタリア 00800 2255 4835*
メキシコ、中央/南アメリカ、カリブ海諸国 52 (55) 56 04 50 90
ノルウェー 800 16098
ポルトガル 80 08 12370
南アフリカ +41 52 675 3777
スイス 00800 2255 4835*
米国 1 800 833 9200
* ヨーロッパにおけるフリーダイヤルです。ご利用になれない場合はこちらにおかけください: +41 52 675 3777
詳細については、当社ウェブ・サイト(jp.tek.com または www.tek.com)をご参照ください。
Copyright © Tektronix, Inc. All rights reserved. Tektronix 製品は、登録済みおよび出願中の米国その他の国の特許等により保護されています。 本書の内容は、既に発行されている他の資
料の内容に代わるものです。 また、本製品の仕様および価格は、予告なく変更させていただく場合がございますので、予めご了承ください。 TEKTRONIX および TEK は登録商標です。他
のすべての商品名は、各社の商標または登録商標です。
08 Jun 2016
jp.tektronix.com
61Z-26121-7
Fly UP