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FT8600 モデル210Rgユーザーズガイド

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FT8600 モデル210Rgユーザーズガイド
三菱サーバコンピュータ
FT8600 モデル 210Rg
ユーザーズガイド
2010年
7月
初版
ONL-511-017-01-210Rg-000-00-1007
商標について
EXPRESSBUILDER とESMPRO、ExpressPicnic、CLUSTERPROは、日本 電気株式 会社の登録 商標です。Microsoft、
Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米 国およびその他の国にお ける登録商標または商標で す。
Intel、Xeonは米国Intel Corporationの登録商標です。ROM-DOSおよびDatalightはDatalight, Inc.の登録商標または商標
で す。AT は米 国International Business Machines Corporation の米 国 およ び その 他 の 国に お ける 登 録商 標 で す。
Adaptecとそのロゴ、SCSISelect は米国Adaptec, Inc.の登録商標または商標です。LSIおよび LSIロゴ・デザインはLSI
社の商標または登録商標です。Adobe、Adobeロゴ、Acrobatは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ
社)の商標です。DLTとDLTtapeは米国Quantum Corporationの商標です。LTOはInternational Business Machines
Corporation、Hewlett-Packard Company およ びSeagate Technology の 米国 にお け る商 標 です。PCI EXPRESS は
Peripheral Component Interconnect Special Interest Groupの商標です。
その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。
オペレーティングシステムの表記について
Windows Server 2008 R2 は、Windows Server® 2008 R2, Standard operating system およ びWindows Server®
2008 R2, Enterprise operating system の略です。
Windows Server 2008 は、Windows Server® 2008 Standard operating system、およ びWindows Server® 2008
Enterprise operating system、またはWindows Server® 2008 Standard 32-Bit operating system、およびWindows
Server® 2008 Enterprise 32-Bit operating systemの略称です。
Windows Server 2003 x64 Editions はWindows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition operating systemお よび
Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard x64
Edition operating systemお よ びWindows Server® 2003 Enterprise x64 Edition operating system の略 称 で す。
Windows Server 2003 はWindows Server® 2003 R2, Standard Edition operating systemおよ びWindows Server®
2003 R2, Enterprise Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard Edition operating system
およびWindows Server ® 2003 Enterprise Edition operating systemの略称です。
Windows 2000はMicrosoft ® Windows® 2000 Server operating systemおよびMicrosoft ® Windows® 2000
Advanced Server operating system、Microsoft® Windows® 2000 Professional operating systemの略称です。
Windows 7 は Microsoft ® Windows ® 7 Professional operating systemの略称です。
Windows Vista は Microsoft® Windows VistaTM Business operating systemの略称です。
Windows XP x64 Editionは、Microsoft® Windows® XP Professional x64 Edition operating systemの略称です。
Windows XPはMicrosoft ® Windows® XP Home Edition operating systemおよびMicrosoft Windows XP
Professional operating systemの略です。
Windows PEはWindows ® Preinstallation Environmentの略称です。
サンプルアプリケー ションで使用している名称は、す べて架空のものです。実在する品名、団 体名、個人名とは一切関
係ありません。
ご注意
(1)
(2)
(3)
(4)
本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがあ
りましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。
(5) 運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。
使用上のご注意(必ずお読みください)
iii
このユーザーズガイドは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておく
ようにしてください。「使用上のご注意」を必ずお読みください。
使用上のご注意(必ずお読みください)
本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。
また、本文中の名称については本書の「各部の名称と機能」の項をご参照ください。
安全にかかわる表示について
本製品を安全にお使いいただくために、このユーザーズガイドの指示に従って操作してくださ
い。
このユーザーズガイドには本製品のどこが危険でどのような危険に遭うおそれがあるか、どう
すれば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、装置内で危険が想定される
箇所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています(本体に印刷されている場合もあ
ります)。
ユーザーズガイド、および警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として、
「警告」と「注意」
という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されて
います。
人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。
火傷やけがな どを負うおそれ や物的損害を負 うおそれがあ ることを示しま
す。
危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のよ
うな意味を持つものとして定義されています。
注意の喚起
この 記号 は危 険が 発生 する おそ れが (例)
あることを表します。記号の中の絵表
示は 危険 の内 容を 図案 化し たも ので
す。
(感電注意)
行為の禁止
この記号は行為の禁止を表します。記 (例)
号の中や近くの絵表示は、してはなら
ない 行為 の内 容を 図案 化し たも ので
す。
(分解禁止)
行為の強制
この記号は行為の強制を表します。記
号の中の絵表示は、しなければならな (例)
い行為の 内容を図案 化したもの です。
危険 を避 ける ため には この 行為 が必
(プラグを抜く)
要です。
iv 使用上のご注意(必ずお読みください)
(ユーザーズガイドでの表示例)
注意を促す記号
危険に対する注意の内容
危険の程度を表す用語
指定以外のコンセントに差し込まない
指定 された電圧でアース付きのコンセントをお使い ください。指定以外で使
うと火災や漏電の原因となります。
本書と警告ラベルで使用する記号とその内容
注意の喚起
感電 のおそ れのあ るこ とを示 しま
す。
発煙 または 発火の おそ れがあ るこ
とを示します。
指が はさま れてけ がを するお それ
があることを示します。
けが をする おそれ があ ること を示
します。
高温 による 傷害を 負う おそれ があ
ることを示します。
特定しない一般的な注意・警告を示
します。
爆発 や破裂 による 傷害 を負う おそ
れがあることを示します。
行為の禁止
水や 液体が かかる 場所 で使用 しな
いでください。水にぬらすと感電や
発火のおそれがあります。
本装置を分解・修理・改造しないで
ください。感電や火災のおそれがあ
ります。
火気に近づけないでください。発火
するおそれがあります。
ぬれた手で触らないでください。感
電するおそれがあります。
指定 された 場所に は触 らない でく
ださい。感電や火傷などの傷害のお
それがあります。
特定 しない 一般的 な禁 止を示 しま
す。
行為の強制
本装 置の電 源プラ グを コンセ ント
から抜いてください。火災や感電の
おそれがあります。
必ず接地してください。感電や火災
のおそれがあります。
特定 しない 一般的 な使 用者の 行為
を指示します。説明に従った操作を
してください。
使用上のご注意(必ずお読みください)
v
安全上のご注意
本装置を安全にお使いいただくために、ここで説明する注意事項をよく読んでご理解し、安全
にご活用ください。記号の説明についてはiiiページの『安全にかかわる表示について』の説明
を参照してください。
全般的な注意事項
人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない
本装置は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、人命
に関わる設備 や機器および 高度な信頼性 を必要とする設 備や機器など への組み込み
やこれらの機器の制御などを目的とした使用を前提として設計されておりません。こ
れら設備や機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、財産損害な
どが生じても弊社はいかなる責任も負いかねます。
煙や異臭、異音がしたまま使用しない
万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに電源を OFF にして電源プラグ
をコンセントから抜いてください。その後、お買い求めの販売店または保守サービス
会社にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となります。
針金や金属片を差し込まない
通気孔や光デ ィスクドライ ブのすきまか ら金属片や針金 などの異物を 差し込まない
でください。感電の危険があります。
規格以外のラックで使用しない
本装置は EIA 規格に適合した 19 型(インチ)ラックにも取り付けて使用できます。
EIA 規格に適合していないラックに取り付けて使用しないでください。本装置が正常
に動作しなくなるばかりか、けがや周囲の破損の原因となることがあります。本装置
で使用できるラックについては保守サービス会社にお問い合わせください。
指定以外の場所で使用しない
本装置を取り 付けるラック を設置環境に 適していない場 所には設置し ないでくださ
い。
本装置やラッ クに取り付け ているその他 のシステムに悪 影響をおよぼ すばかりでな
く、火災やラックの転倒によるけがなどをするおそれがあります。設置場所に関する
詳細な説明や 耐震工事につ いてはラック に添付の説明書 を読むか保守 サービス会社
にお問い合わせください。
vi 使用上のご注意(必ずお読みください)
海外で使用しない
本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。本装置を海外で使用
すると火災や感電の原因となります。
本装置内に水や異物を入れない
本装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や
感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐ電源を OFF にして、
電源プラグをコンセントから抜いてください。分解しないで販売店または保守サービ
ス会社にご連絡ください。
使用上のご注意(必ずお読みください)
vii
ラックの設置・取り扱いに関する注意事項
1 人で搬送・設置をしない
ラックの搬送・設置は 2 人以上で行ってください。ラックが倒れてけがや周囲の破損
の原因となります。特に高さのある ラック(44U ラックなど)はスタビライザなど
によって固定されていないときは不安定な状態にあります。かならず 2 人以上でラッ
クを支えながら搬送・設置をしてください。
荷重が集中してしまうような設置はしない
ラック、および取り付けた装置の重量が一点に集中しないようスタビライザを取り付
けるか、複数台のラックを連結して荷重を分散してください。ラックが倒れてけがを
するおそれがあります。
1人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する
ラック用のドアやレールなどの部品は 2 人以上で取り付けてください。また、ドアの
取り付け時に は上下のヒン ジのピンが確 実に差し込まれ ていることを 確認してくだ
さい。部品を落として破損させるばかりではなく、けがをするおそれがあります。
ラックが不安定な状態で装置をラックから引き出さない
ラックから装置を引き出す際は、必ずラックを安定させた状態(スタビライザの設置
や耐震工事など)で引き出してください。ラックが倒れてけがをするおそれがありま
す。
複数台の装置をラックから引き出した状態にしない
複数台の装置をラックから引き出すと倒れてけがをするおそれがあります。装置は一
度に 1 台ずつ引き出してください。
定格電源を超える配線をしない
やけどや火災、装置の損傷を防止するためにラックに電源を供給する電源分岐回路の
定格負荷を超えないようにしてくださ い。なお、電源設備の設置や配線に関しては、
電源工事を行った業者や管轄の電力会社にお問い合わせください。
viii 使用上のご注意(必ずお読みください)
電源・電源コードに関する注意事項
ぬれた手で電源プラグを持たない
ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。 感電するおそれがあります。
アース線をガス管につながない
アース線は絶対にガス管につながないでください。 ガス爆発の原因になります。
指定以外のコンセントに差し込まない
指定された電圧でアース付のコンセントをお使いください。指定以外で使うと火災や
漏電の原因となります。また、延長コードが必要となるような場所には設置しないで
ください。本装置の電源仕様に合っていないコードに接続すると、コードが過熱して
火災の原因となります。
クラス 0 Ⅰのアース線付の AC コードセットを使用する場合は、接地接続は必ず、電
源プラグを電源につなぐ前に行ってください。接地接続を外す場合は、必ず電源プラ
グを電源から切り離してから行ってください。
たこ足配線にしない
コンセントに定格以上の電流が流れることによって、過熱して火災の原因となるおそ
れがあります。
中途半端に差し込まない
電源プラグは根元までしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと接触不
良のため発熱し、火災の原因となることがあります。また差し込み部にほこりがたま
り、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがあります。
指定以外の電源コードを使わない
本装置に添付されている電源コード以外のコードを使わないでください。電源コード
に定格以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。
また、電源コードの破損による感電や火災を防止するために次の注意をお守りください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
コード部分を引っ張らない。
電源コードを折り曲げない。
電源コードをねじらない。
電源コードを踏まない。
電源コードを束ねたまま使わ
ない。
電源コードをステープラなど
で固定しない
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
電源コードをはさまない。
電源コードに薬品類をかけない。
電源コードの上にものを載せない。
電源コードを改造・加工・修復しない。
損傷した電源コードを使わない。(損傷
した電源コードはすぐ同じ規格の電源
コードと取り替えてください。交換に
関しては、お買い求めの販売店または
保守サービス会社にご連絡ください。)
使用上のご注意(必ずお読みください)
ix
添付の電源コードを他の装置や用途に使用しない
添付の電源コードは本装置に接続し、使用することを目的として設計され、その安全
性が確認されているものです。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災
や感電の原因となるおそれがあります。
ケーブル部分を持って引き抜かない
ケーブル 部分を 抜くとき はコネ クタ部分 を持って まっす ぐに引き 抜いて ください。
ケーブル部分 を持って引っ 張ったりコネ クタ部分に無理 な力を加えた りするとケー
ブル部分が破損し、火災や感電の原因となります。
x 使用上のご注意(必ずお読みください)
設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項
1 人で持ち上げない
本装置の質量は最大 21kg(構成によっては異なる)あります。1 人で運ぶと腰を痛
めるおそれがあります。装置は 2 人以上で底面をしっかりと持って運んでください。
また、フロントベゼルを取り付けた状態で持ち上げないでください。フロントベゼル
が外れて落下し、けがの原因となります。
指定以外の場所に設置・保管しない
本装置を次 に示すような場所や本書で指定している場所 以外に置かないでください。
火災の原因となるおそれがあります。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ほこりの多い場所。
給湯器のそばなど湿気の多い場所。
直射日光が当たる場所。
不安定な場所。
腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない
腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ
ア、オゾンなど)の存在する場所に設置し、使用しないでください。また、ほこりや
空気中に腐食を促進する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)や導電性の金属などが含
まれている環境へも設置しないでください。装置内部のプリント板が腐食・ショート
し、火災の原因となるおそれがあります。ご不明の点は販売店または保守サービス会
社にお問い合わせください。
カバーを外したまま取り付けない
本装置のカバー類を取り外した状態でラックに取り付けないでください。装置内部の
冷却効果を低下させ、誤動作の原因となるばかりでなく、ほこりが入って火災や感電
の原因となることがあります。
指を挟まない
ラックへの取り付け・取り外しの際にレールなどで指を挟んだり、切ったりしないよ
う十分注意してください。
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ラックから引き出された状態にある装置の上から重荷をかけないでください。フレー
ムが曲がり、ラックへ搭載できなくなります。また、装置が落下し、けがをするおそ
れがあります。
電源プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしない
インタフェースケーブルの取り付け / 取り外しは電源コードをコンセントから抜いて
行ってください。たとえ電源を OFF にしても電源コードを接続したままケーブルやコ
ネクタに触ると感電したり、ショートによる火災を起こしたりすることがあります。
指定以外のインタフェースケーブルを使用しない
インタフェースケーブルは、弊社が指定するものを使用し、接続する装置やコネクタ
を確認した上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続先を誤っ
たり すると、ショー トにより火 災を起こす ことがあり ます。また、インタフ ェース
ケーブルの取り扱いや接続について次の注意をお守りください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
破損したケーブルコネクタを使用しない。
ケーブルを踏まない。
ケーブルの上にものを載せない。
ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。
破損したケーブルを使用しない。
使用上のご注意(必ずお読みください)
xi
お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項
自分で分解・修理・改造はしない
本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりしない
でください。本装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険があり
ます。
リチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを取り外さない
本装置内部にはリチウムバッテリが取り付けられています(オプションデバイスの中
にはリチウムバッテリやニッケル水素バッテリを搭載したものもあります)。バッテ
リを取り外さないでください。リチウムバッテリやニッケル水素バッテリは火を近づ
けたり、水に浸けたりすると爆発するおそれがあります。
また、バッテリ の寿命で装 置が正しく 動作しなくな ったときは、ご 自分で分解・交
換・充電などをせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社に連絡してくだ
さい。
電源プラグを差し込んだまま取り扱わない
お手入れや本装置内蔵用オプションの取り付け / 取り外し、本装置内ケーブルの取り
付け / 取り外しは、 本装置の電源を OFF にして、電源プラグをコンセントから抜い
て行ってください。たとえ電源を OFF にしても、電源コードを接続したまま本装置
内の部品に触ると感電するおそれがあります。
また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってくだ
さい。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれ
があります。
高温注意
本装置の電源を OFF にした直後は、内蔵型のハードディスクドライブなどをはじめ
装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを確認してから取り付け/取
り外しを行ってください。
中途半端に取り付けない
電源ケーブルやインタフェースケーブル、ボードは確実に取り付けてください。中途
半端に取り付けると接触不良を起こし、発煙や発火の原因となるおそれがあります。
感電注意
本装置のハードディスクドライブ、および電源ユニット(2 台搭載時のみ)はホット
スワップに対応しています。通電中に部品の交換をする際は、内部の部品の端子部分
などに触れて感電しないよう十分注意してください。
xii 使用上のご注意(必ずお読みください)
運用中の注意事項
ラックから引き出したり取り外したりしない
本装置をラックから引き出したり、ラックから取り外したりしないでください。装置
が正しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがをするおそれがありま
す。
雷が鳴ったら触らない
雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源プラ
グを抜く前に、雷が鳴りだしたら、ケーブル類も含めて本装置には触れないでくださ
い。火災や感電の原因となります。
ペットを近づけない
本装 置にペットな どの生き物を 近づけない でください。排泄 物や体毛が装 置内部に
入って火災や感電の原因となります。
光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない
引き出したトレーの間からほこりが入り誤動作を起こすおそれがあります。また、ト
レーにぶつかりけがをするおそれがあります。
動作中に装置をラックから引き出さない
本装置が動作しているときにラックから引き出したり、ラックから取り外したりしな
いでください。装置が正しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがを
するおそれがあります。
装置の上にものを載せない
本体がラックから外れてけがや周辺の家財に損害を与えるおそれがあります。
巻き込み注意
本装 置の動作中は 背面にある冷 却ファンの部分 に手や髪の毛 を近づけない でくださ
い。手をはさまれたり、髪の毛が巻き込まれたりしてけがをするおそれがあります。
使用上のご注意(必ずお読みください) xiii
警告ラベルについて
本体内の危険性を秘める部品やその周辺には警告ラベルが表示されています(警告ラベルは本
体に印刷されているか、貼り付けられている場合があります)。これは本体を取り扱う際、考
えられる危険性を常にお客様に意識していただくためのものです(ラベルをはがしたり、塗り
つぶしたり、汚したりしないでください)。もしこのラベルが貼り付けられていない、はがれ
かかっている、汚れている、本体に印刷されていないなどしているときは販売店にご連絡くだ
さい。
2.5型ディスクモデル
xiv 使用上のご注意(必ずお読みください)
3.5型ディスクモデル
使用上のご注意(必ずお読みください) xv
取り扱い上のご注意 本装置を正しく動作させるために次に示す注意事項をお守りください。これらの注意を無視し
た取り扱いをすると本装置の誤動作や故障の原因となります。
ⓦ
AC入力電圧が100Vのコンセントに添付の電源コードを接続してください。
ⓦ
AC200Vでの運用には、必ず専用のACケーブルを使用してください。
ⓦ
周辺機器へのケーブルの接続/取り外しは本体の電源がOFFになっていることを確認し、
電源コードをコンセントから外した後に行ってください。
ⓦ
電源のOFFは、本体のアクセスランプが消灯しているのを確認してから行ってくださ
い。
ⓦ
本体の電源コードをコンセントに接続した後、30秒以上は本体の電源をONにしないで
ください。
ⓦ
本体の電源ON後、POST(Power On Self-Test)終了までは電源をOFFまたはリセット、
電源コードを抜かないでください。POSTについてはハードウェア編の「POSTの
チェック」(163ページ)を参照してください。
ⓦ
本体の電源を一度OFFした後、再びONにするときは30秒以上経過してからにしてくだ
さい。
ⓦ
電源コードをコンセントから抜いた後、再び接続するまでは30秒以上時間を空けてくだ
さい。
ⓦ
本体を移動する前に電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いてください。
ⓦ
定期的に本体を清掃してください(清掃は338ページで説明しています)。定期的な清
掃はさまざまな故障を未然に防ぐ効果があります。
ⓦ
落雷等が原因で瞬間的に電圧が低下することがあります。この対策として無停電電源装
置等を使用することをお勧めします。
ⓦ
CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生
機器における再生の保証はいたしかねます。
ⓦ
次の条件に当てはまる場合は、運用の前にシステム時計の確認・調整をしてください。
−
装置の輸送後
−
装置の保管後
−
装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼80%)から外
れた条件下で休止状態にした後
システム時計は毎月1回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精度を要
求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサーバ(NTPサーバ)などを利用
して運用することをお勧めします。
システム時計を調整しても時 間の経過と共に著しい遅れや進みが生じる場合は、お
買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。
ⓦ
本装置のそばでは携帯電話やPHS、ポケットベルの電源をOFFにしておいてください。
電波による誤動作の原因となります。
xvi 使用上のご注意(必ずお読みください)
ⓦ
再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を保てる場所に保
管することをお勧めします。
装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度:20%∼80%)を
守って保管してください(ただし、結露しないこと)
。
ⓦ
本装置、内蔵型のオプション機器、バックアップ装置にセットするメディア(テープ
カートリッジ)などは、寒い場所から暖かい場所に急に持ち込むと結露が発生し、その
まま使用すると誤作動や故障の原因となります。保管した大切なデータや資産を守るた
めにも、使用環境に十分になじませてからお使いください。
参考:冬季(室温と10度以上の気温差)の結露防止に有効な時間
ディスク装置:約2∼3時間
メディア :約1日
ⓦ
オプションは本体に取り付けられるものであること、また接続できるものであることを
確認してください。たとえ本体に取り付けや接続ができても正常に動作しないばかり
か、本体が故障することがあります。
ⓦ
オプションは弊社の純正品をお使いになることをお勧めします。他社製のメモリやハー
ドディスクドライブには本装置に対応したものもありますが、これらの製品が原因と
なって起きた故障や破損については保証期間中でも有償修理となります。
保守サービスについて
ヒント
本装置 の保守に 関して専門 的な知識 を持つ保 守員による 定期的な 診断・保守
サービスを用意しています。
本装置をいつまでもよい状態でお使いになるためにも、保守サービス会社と定
期保守サービスを契約されることをお勧めします。
使用上のご注意(必ずお読みください)
xvii
健康を損なわないためのアドバイス
コ ンピュ ータ機器 を長時 間連続 して使 用すると、身 体の各 部に異 常が起 こるこ とがあり ます。コン
ピュータを使用するときは、主に次の点に注意して身体に負担がかからないよう心掛けましょう。
よい作業姿勢で
コンピュータを使用するときの基本的な姿勢は、背筋を伸ばして椅
子にすわり、キーボードを両手と床がほぼ平行になるような高さに
置き、視線が目の高さよりもやや下向きに画面に注がれているとい
う姿勢です。
『よい作業姿勢』とはこの基本的な姿勢をとったとき、
身体のどの部分にも余分な力が入っていない、つまり緊張している
筋肉がもっとも少ない姿勢のことです。
『悪い作業姿勢』、たとえば背中を丸めたかっこうやディスプレイ装
置の画面に顔を近づけたままの状態で作業を行うと、疲労の原因や
視力低下の原因となることがあります。
ディスプレイの角度を調節する
ディスプレイの多くは上下、左右の角度調節ができるようになって
います。まぶしい光が画面に映り込むのを防いだり、表示内容を見
やすくしたりするためにディスプレイの角度を調節することは、た
いへん重要です。角度調節をせずに見づらい角度のまま作業を行う
と『よい作業姿勢』を保てなくなりすぐに疲労してしまいます。ご
使用の前にディスプレイを見やすいよう角度を調整してください。
画面の明るさ・コントラストを調節する
ディスプレイは明るさ(ブ ライトネス)
・コントラストを調節でき
る機能を持っています。年齢や個人差、まわりの明るさなどによっ
て、画面の最適なブライト ネス・コントラストは異なりますので、
状況に応じて画面を見やすいように調節してください。画面が明る
すぎたり、暗すぎたりすると目に悪影響をもたらします。
キーボードの角度を調節する
オプションのキーボードには、角度を変えることができるよう設計
されているものもあります。入力しやすいようにキーボードの角度
を変えることは、肩や腕、指への負担を軽減するのにたいへん有効
です。
機器の清掃をする
機器をきれいに保つことは、美観の面からだけでなく、機能や安全上の観点からも大切です。特にディ
スプレ イの画面は、ほこりなど で汚れると、表示内容が見 にくくなりますので定 期的に清掃する必要
があります。
疲れたら休む
疲れを感じたら手を休め、軽い体操をするなど、気分転換をはかる
ことをお勧めします。
xviii はじめに
はじめに
このたびは、本製品をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。
本製品は、最新のマイクロプロセッサ「Intel® Xeon ®プロセッサー」を搭載した高性能サーバ
です。
弊社の最新 テクノロジーとア ーキテクチャによ り従来のサーバ では実現できなか ったハイパ
ワー、ハイスピードが実現します。
「高信頼性」はもちろんのこと、
「拡張性」を考慮して設計され、ネットワークサーバとして幅
広くご利用いただけることでしょう。
本製品の持つ機能を最大限に引き出すためにも、ご使用になる前に本書をよくお 読みになり、
製品の取り扱いを十分にご理解ください。
本書の 中でフロ ッピーディ スクおよ び光ディス クを使用 した説明 が記載され ています が、
本製品は標準 構成でフロッピーデ ィスクドライブおよび 光ディスクドライブ を内蔵してい
ません。
オプションの USB フロッピーディスクドライブ、Flash FDD およびオプションの内蔵また
は外付けの光ディスクドライブを使用してください。
本書について xix
本書について
本書 は、本製品を正しく セットアップ し、使用できるよう にするための 手引きです。セット
アップを行うときや日常使用する上で、わからないことや具合の悪いことが起きたときは、取
り扱い上の安全性を含めてご利用ください。
本書は常に本体のそばに置いていつでも見られるようにしてください。
本書は、Windowsのオペレーティングシステムやキーボード、マウスといった一般的な入出
力装 置などの基本的な 取り扱いについて 十分な知識を持っ たユーザーを対 象として記載され
ています。
本文中の記号について
本書では巻頭で示した安全にかかわる注意記号の他に3種類の記号を使用しています。これら
の記号と意味をご理解になり、装置を正しくお取り扱いください。
重要
装置の取り扱いや、ソフトウェ アの操作で守らなければならない事柄や特に
注意をすべき点を示します。
チェック
装置 やソフ トウェ アを操 作する 上で確 認をし ておく必 要があ る点を 示しま
す。
知っておくと役に立つ情報や、便利なことなどを示します。
ヒント
xx 本書について
本書の構成について
本書は 4つの 編から構成 されていま す。それぞれの 編では次の ような説明 が記載され ていま
す。なお、巻末には索引があります。必要に応じてご活用ください。
「使用上のご注意」をはじめにご覧ください
重要
本編をお読み になる前に必ず本書の 巻頭に記載されている「使 用上のご注意」
をお読みく ださい。
「使用上のご注 意」では、本製品を安全に、正 しくお使い
になるために大切な注意事項が記載されています。
第1編 導入編
本装置 を導入 するに あたり 知って おいて いただ きたい 情報と お使い になら れるま での
セットアップの手順 について説明していま す。ここで説明する内容や手 順を守って正し
く本装置をお使いになるシステム環境へ導入してください。
第2編 ハードウェア編
本装置のハードウ ェアに関する説明をし ています。各部の名称やその 機能、オプション
の増設方法、本装置に ふさわしい設置場所、マザ ーボードを含むシステム ボードをコン
フィグレーションする際に必要となる情報について知りたいときに参照してください。
第3編 ソフトウェア編
本体に添付のソフト ウェアについてその機 能や使用方法について説 明しています。ここ
で説明する内容に従って正しくお使いください。
第4編 運用・保守編
本装置を運用する上で知っておいていただきたい情報が記載されています。また、
「故障
かな?」と思ったときは、本装置の故障を疑う前に参照してください。
付属品の確認 xxi
付属品の確認
梱包箱の中には、本体以外にいろいろな付属品が入っています。添付の「スタートアップガイ
ド」を参照してすべてがそろっていることを確認し、それぞれ点検してください。万一足りな
いものや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。
付属品について
重要
ⓦ
添付品はセットアップをするときやオプションの増設、装置が故障した
ときに必要となりますので大切に保管してください。
ⓦ
添付品の「EXPRESSBUILDER」は、紙封筒に包装されています。
EXPRESSBUILDERを紛失しないよう十分にご注意ください。
ⓦ
本製品のセキュリティ機能を提供するメカニカルロックキー(セキュリ
ティキー)は、紛失や盗難などがないよう大切に保管してください。
ⓦ
オペレーティングシステムに添付のソフトウェア登録カードは、所定事
項をご記入の上、必ず投函してください。
ⓦ
本製品に添付のディスクは使用方法を誤るとお客様のシステム環境を変
更してしまうおそれがあります。使用についてご不明な点がある場合
は、無理な操作をせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社
にお問い合わせください。
ⓦ
フロッピーディスクが添付されている場合は、フロッピーディスクの
バックアップをとってください。また、添付のディスクをマスタディス
クとして大切に保管し、バックアップディスクを使用してください。
標準構成(BTO(工場組み込み出荷)を除く)では、フロッピーディスクド
ライブを搭載していません。)
xxii 第三者への譲渡について
第三者への譲渡について
本体または、本体に添付されているものを第三者に譲渡(または売却)するときは、次の注意
を守ってください。
ⓦ
本体について
第三者へ譲渡(または 売却)する場合には、装置に 添付されている説明書 一式を一緒に
お渡しください。
ハードディスクドライブ内のデータについて
重要
譲渡す る装置内に 搭載され ているハー ドディスク ドライブ に保存され ている
大切なデータ(例えば顧客情報や企業の経理情報など)が第三者へ漏洩するこ
とのないようにお客様の責任において確実に処分してください。
オペレーティングシステムの「ゴミ箱を空にする」などの操作や「フォーマッ
ト」コマンドでは見た目は消去されたように見えますが、実際のデータはハー
ドディスクドライブに書き込まれたままの状態にあります。完全に消去されて
いないデータは、特殊なソフトウェアにより復元され、予期せぬ用途に転用さ
れるおそれがあります。
このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償)また
はサービス(有償)を利用し、確実にデータを処分することを強くお勧めしま
す。データの消去についての詳細は、お買い求めの販売店または保守サービス
会社にお問い合わせください。
なお、データの処分をしないまま、譲渡(または売却)し、大切なデータが漏
洩された場合、その責任は負いかねます。
ⓦ
添付のソフトウェアについて
添付のソフトウェ アを第三者に譲渡(売却)す る場合には、以下の条件を 満たす必要が
あります。
−
添付されているすべてのものを譲渡し、譲渡した側は一切の複製物を保持しないこ
と
−
各ソフトウェアに添付されている『ソフトウェアのご使用条件』の譲渡、移転に関
する条件を満たすこと
−
譲渡、移転が認められていないソフトウェアについては、インストールした装置か
ら削除した後、譲渡すること
消耗品・装置の廃棄について xxiii
消耗品・装置の廃棄について
ⓦ
本体およびハードディスクドライブ、DVD-ROMなどのディスク、オプションのボー
ド、バッテリなどの廃棄については各自治体の廃棄ルールに従ってください。また、本
製品に添付の電源コードも他の製品への転用を防ぐために本体といっしょに廃棄してく
ださい。詳しくは、各自治体へお問い合わせください。
重要
ⓦ
ⓦ
本体のマザーボード上にあるバッテリの廃棄(および交換)については
お買い求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わせください。
ⓦ
ハードディスクドライブやバックアップデータカートリッジ、その他書
き込み可能なメディア(CD-R/CD-RWなど)に保存されているデータ
は、第三者によって復元や再生、再利用されないようお客様の責任にお
いて確実に処分してから廃棄してください。個人のプライバシーや企業
の機密情報を保護するために十分な配慮が必要です。
本体の部品の中には、寿命により交換が必要なものがあります(冷却ファン、本体内蔵
のバッテリ、内蔵光ディスクドライブ、キーボードなど)。装置を安定して稼働させる
ために、これらの部品を定期的に交換することをお勧めします。交換や寿命について
は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社にご連絡ください。
xxiv 装置の輸送について
装置の輸送について
本体およびオプションなどには、リチウム金属電池あるいはリチウムイオン電池を使用してい
ます。
リチウム電池の輸送に関しては、航空・海上輸送規制が適用されますので本体およびオプショ
ンの航空機、船舶等での輸送については、お買い求めの販売店、または保守サービス会社へお
問い合わせください。
目 次 xxv
目 次
使用上のご注意(必ずお読みください)....................................................................................... iii
安全にかかわる表示について................................................................................................. iii
本書と警告ラベルで使用する記号とその内容 ...................................................................iv
安全上のご注意 ......................................................................................................................... v
全般的な注意事項 ................................................................................................ v
ラックの設置・取り扱いに関する注意事項 ..................................................vii
電源・電源コードに関する注意事項 .............................................................viii
設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 .......................................x
お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 ......................................xi
運用中の注意事項 ............................................................................................... xii
警告ラベルについて ............................................................................................................... xiii
取り扱い上のご注意 ............................................................................................................... xv
健康を損なわないためのアドバイス ............................................................xvii
はじめに....................................................................................................................................................... xviii
本書について ................................................................................................................................................xix
本文中の記号について ........................................................................................................... xix
本書の構成について ................................................................................................................xx
付属品の確認 ................................................................................................................................................xxi
第三者への譲渡について........................................................................................................................... xxii
消耗品・装置の廃棄について ................................................................................................................. xxiii
装置の輸送について ..................................................................................................................................xxiv
目 次........................................................................................................................................................... xxv
1 導入編
特 長............................................................................................................................................................... 3
サーバ管理.................................................................................................................................. 5
ストレージ管理 ......................................................................................................................... 6
電源管理 ...................................................................................................................................... 8
電力管理 ...................................................................................................................................... 8
ネットワーク管理 ..................................................................................................................... 8
リモート管理.............................................................................................................................. 9
導入にあたって ............................................................................................................................................10
システム構築のポイント .......................................................................................................10
運用方法の検討 ..................................................................................................10
稼動状況・障害の監視、および保守 .............................................................10
システムの構築・運用にあたっての留意点......................................................................11
出荷時の状態を確認しましょう .....................................................................11
セットアップの手順を確認しましょう .........................................................11
各運用管理機能を利用するにあたって .........................................................14
セットアップを始める前に........................................................................................................................15
EXPRESSBUILDER がサポートしているサービスパック ...........................................15
EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶装置用コントローラ................16
ハードウェアのセットアップ...............................................................................................18
オペレーティングシステムのセットアップ......................................................................19
xxvi 目 次
Windows Server 2008 R2のセットアップ......................................................................................... 20
カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 20
セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 20
セットアップの手順 ......................................................................................... 21
シームレスセットアップ...................................................................................................... 24
セットアップ前の確認事項について ............................................................ 25
セットアップの流れ ......................................................................................... 29
セットアップの手順 ......................................................................................... 30
デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ............................... 41
障害処理のためのセットアップ..................................................................... 46
Hyper-V 2.0のサポートについて.................................................................. 46
BitLockerをご利用になる場合....................................................................... 46
管理ユーティリティのインストール ............................................................ 46
システムのアップデート ................................................................................. 46
Windows Server 2008のセットアップ................................................................................................ 47
カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 47
セットアップをはじめる前に(購入時の状態について)......................... 47
セットアップの手順 ......................................................................................... 48
シームレスセットアップ...................................................................................................... 51
セットアップ前の確認事項について ............................................................ 53
セットアップの流れ ......................................................................................... 58
セットアップの手順 ......................................................................................... 59
修正モジュールの適用 ..................................................................................... 70
デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ............................... 70
PAEオプションを設定する方法 .................................................................... 77
障害処理のためのセットアップ..................................................................... 77
Hyper-Vのサポートについて ......................................................................... 77
管理ユーティリティのインストール ............................................................ 78
システムのアップデート ................................................................................. 78
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ .............................................................. 79
Windows Server 2003のセットアップ................................................................................................ 80
カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 80
セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 80
セットアップの手順 ......................................................................................... 81
シームレスセットアップ...................................................................................................... 82
セットアップ前の確認事項について ............................................................ 83
セットアップの流れ ......................................................................................... 86
セットアップの手順 ......................................................................................... 87
グラフィックスアクセラレータドライバ ..................................................104
SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合................. 104
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合..............................104
PAEオプションを設定する方法 ..................................................................105
障害処理のためのセットアップ...................................................................106
管理ユーティリティのインストール .......................................................... 106
システムのアップデート ...............................................................................106
障害処理のためのセットアップ ............................................................................................................107
メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 ...........................................................................107
Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................107
Windows Server 2008の場合 ....................................................................112
Windows Server 2003の場合 ....................................................................117
ユーザーモードプロセスダンプの取得方法...................................................................121
Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................121
Windows Server 2008の場合 ....................................................................122
Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定).........................123
ネットワークモニタのインストール ...............................................................................124
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合................124
目 次 xxvii
Windows Server 2003の場合 ....................................................................125
システム情報のバックアップ............................................................................................126
応用セットアップ .....................................................................................................................................127
シームレスセットアップ未対応の
大容量記憶装置コントローラを利用する場合.......................................... 127
マニュアルセットアップ ...............................................................................128
論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 .....................130
2 ハードウェア編
各部の名称と機能 .....................................................................................................................................134
装置前面 .................................................................................................................................134
装置前面(フロントベゼルを取り外した状態)............................................................135
装置背面 .................................................................................................................................136
装置外観 .................................................................................................................................137
装置内部 .................................................................................................................................138
マザーボード.........................................................................................................................140
ランプ表示.............................................................................................................................141
POWERランプ.................................................................................................141
STATUSランプ............................................................................................... 141
DISK ACCESSランプ....................................................................................142
ACTランプ .......................................................................................................142
UIDランプ(ID)............................................................................................... 143
ハードディスクドライブのランプ ..............................................................143
LANコネクタのランプ................................................................................... 144
AC POWERランプ ......................................................................................... 145
設置と接続..................................................................................................................................................146
設 置 .....................................................................................................................................146
ラックの設置 ....................................................................................................146
ラックへの取り付け/ラックからの取り外し............................................148
接 続 .....................................................................................................................................158
無停電電源装置(UPS)への接続について...................................................160
基本的な操作 .............................................................................................................................................161
フロントベゼルの取り付け・取り外し ...........................................................................161
電源のON...............................................................................................................................162
POSTのチェック................................................................................................................. 163
POSTの流れ ....................................................................................................163
POSTのエラーメッセージ............................................................................165
電源のOFF.............................................................................................................................166
サーバの確認(UIDスイッチ)...........................................................................................166
光ディスクドライブ ............................................................................................................167
使用上の注意 ....................................................................................................167
ディスクのセット/取り出し.........................................................................168
取り出せなくなったときの方法 ..................................................................170
ディスクの取り扱いについて....................................................................... 170
Flash FDD.............................................................................................................................171
注意事項 ............................................................................................................171
内蔵オプションの取り付け.....................................................................................................................173
安全上の注意.........................................................................................................................173
静電気対策について ............................................................................................................174
取り付け/取り外しの準備..................................................................................................175
取り付け/取り外し後の確認..............................................................................................177
ハードディスクドライブ ....................................................................................................178
xxviii 目 次
取り付け ............................................................................................................180
取り外し ............................................................................................................186
RAIDシステム構成でのハードディスクドライブの交換について.......189
電源ユニット.........................................................................................................................190
取り付け ............................................................................................................190
故障した電源ユニットの交換....................................................................... 193
トップカバー.........................................................................................................................194
取り外し ............................................................................................................194
取り付け ............................................................................................................194
DIMM ......................................................................................................................................195
DIMMの増設順序 ............................................................................................196
メモリクロック................................................................................................197
メモリRAS機能............................................................................................... 197
取り付け ............................................................................................................198
取り外し ............................................................................................................199
メモリ機能の利用 ...........................................................................................200
プロセッサ(CPU)..............................................................................................................207
取り付け ............................................................................................................208
取り外し ............................................................................................................213
PCIボード ..............................................................................................................................214
注意事項 ............................................................................................................216
サポートしているボードと搭載可能スロット.......................................... 218
取り付け ............................................................................................................222
取り外し ............................................................................................................225
RAIDコントローラの取り付け .....................................................................225
RAIDコントローラの取り外し .....................................................................228
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け ........................................229
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外し ........................................236
内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムにする場合.................................... 237
RAIDシステム構築時の注意事項................................................................. 240
光ディスクドライブ ............................................................................................................241
取り付け ............................................................................................................241
システムBIOS(SETUP)のセットアップ ........................................................................................ 246
起 動 .....................................................................................................................................247
キーと画面の説明 ................................................................................................................ 248
設定例 .....................................................................................................................................249
パラメータと説明 ................................................................................................................ 252
Main ...................................................................................................................252
Advanced .........................................................................................................255
Security.............................................................................................................267
Server................................................................................................................ 270
Boot ...................................................................................................................279
Save & Exit ......................................................................................................280
CMOSメモリ・パスワードのクリア...............................................................................282
割り込みライン ....................................................................................................................284
RAIDシステムのコンフィグレーション .............................................................................................. 285
RAIDについて.......................................................................................................................285
RAIDの概要 ......................................................................................................285
RAIDレベル ......................................................................................................288
オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション ........................................291
ハードディスクドライブの取り付け .......................................................... 291
RAIDシステムの有効化 .................................................................................291
RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了.................................... 293
メニューツリー................................................................................................294
操作手順 ............................................................................................................295
LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility ...303
リセット ......................................................................................................................................................306
目 次 xxix
ハードリセット ....................................................................................................................306
ソフトウェアリセット ........................................................................................................306
強制電源OFF.........................................................................................................................307
3 ソフトウェア編
添付のDVDについて ................................................................................................................................310
DVD媒体読み込み機能のない管理PCを使用したいとき ...........................................311
EXPRESSBUILDER.................................................................................................................................312
各メニューの起動について................................................................................................312
オートランで起動するメニュー .......................................................................................315
ExpressPicnic ...........................................................................................................................................316
パラメータファイルの作成................................................................................................316
本体用バンドルソフトウェア ................................................................................................................327
ESMPRO/ServerAgent..................................................................................................... 327
インストール前の準備 ................................................................................... 327
インストール ....................................................................................................328
インストール後の確認 ................................................................................... 329
ESMPRO/ServerAgent Extension ................................................................................329
Universal RAID Utility ........................................................................................................330
カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................330
シームレスセットアップを使用したセットアップ .................................330
Universal RAID Utilityの
セットアッププログラムを使用したセットアップ .................................330
イージーコンフィグレーション機能 ..........................................................331
RAIDレベル 6 の論理ドライブの作成 .......................................................331
装置情報収集ユーティリティ............................................................................................332
インストール ....................................................................................................332
使用方法 ............................................................................................................333
アンインストール ...........................................................................................333
管理PC用バンドルソフトウェア...........................................................................................................334
ESMPRO/ServerManager ............................................................................................... 334
4 運用・保守編
日常の保守..................................................................................................................................................336
アップデートの確認・適用................................................................................................336
アラートの確認 ....................................................................................................................337
ステータスランプの確認 ....................................................................................................337
バックアップ.........................................................................................................................338
クリーニング.........................................................................................................................338
本体のクリーニング .......................................................................................338
キーボード/マウスのクリーニング ............................................................339
ディスクのクリーニング ...............................................................................340
テープドライブのクリーニング ..................................................................340
システム診断 .............................................................................................................................................341
システム診断の内容 ............................................................................................................341
システム診断の起動と終了................................................................................................341
障害時の対処 .............................................................................................................................................344
xxx 目 次
障害箇所の切り分け ............................................................................................................344
エラーメッセージ ................................................................................................................ 345
POST中のエラーメッセージ ....................................................................... 345
Windowsのエラーメッセージ .....................................................................354
サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ .........................354
トラブルシューティング.................................................................................................... 355
本体について.................................................................................................... 355
Windowsについて ..........................................................................................358
EXPRESSBUILDERについて.......................................................................370
シームレスセットアップについて ..............................................................371
オートランで起動するメニューについて ..................................................373
ExpressPicnicについて .................................................................................374
ESMPROについて..........................................................................................374
RAIDシステム、RAIDコントローラについて .......................................... 375
MN8190-127 FibreChannelコントローラについて.............................. 378
障害情報の採取 ....................................................................................................................379
イベントログの採取 .......................................................................................379
構成情報の採取................................................................................................380
ユーザーモードプロセスダンプ(ワトソン博士の診断情報)の採取 380
メモリダンプの採取 .......................................................................................380
システムの修復 ....................................................................................................................381
保守ツール ..................................................................................................................................................382
保守ツールの起動方法 ........................................................................................................382
保守ツールの機能 ................................................................................................................ 384
コンソールレス ....................................................................................................................386
起動方法 ............................................................................................................386
電力制御機能に関する注意事項 ............................................................................................................388
対応OSについて...................................................................................................................388
Windows Server 2008使用時の留意点.........................................................................389
移動と保管 ..................................................................................................................................................390
ユーザーサポート .....................................................................................................................................392
保証について.........................................................................................................................392
修理に出される前に ............................................................................................................393
修理に出される時は ............................................................................................................393
補修用部品について ............................................................................................................394
保守サービスについて ........................................................................................................394
契約保守 ............................................................................................................394
スポット保守サービス ................................................................................... 395
障害コール受付窓口 ............................................................................................................396
インターネットホームページのご案内 ...........................................................................396
他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合わせについて .................................396
付録A 仕 様......................................................................................................................397
2.5型HDDモデル .............................................................................................397
3.5型HDDモデル .............................................................................................399
付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータへのアクセス方法 ......................401
Windows........................................................................................................... 401
索 引 .......................................................................................................................................................... 407
オンラインドキュメントについて xxxi
オンラインドキュメントについて
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには次のオンラインドキュメントが収められています。
必要に応じて参照してください。
ⓦ
ユーザーズガイド
ⓦ
Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterprise
インストレーションサプリメントガイド*
ⓦ
Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise
インストレーションサプリメントガイド*
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition /Windows Server 2003 R2,
Enterprise x64 Editionインストレーションサプリメントガイド
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Standard Edition /Windows Server 2003 R2,
Enterprise Edition /Windows Server 2003 Standard Edition /
Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド*
ⓦ
ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド
ⓦ
ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド
ⓦ
Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド
ⓦ
ESMPRO/ServerAgent Extensionインストレーションマニュアル
ⓦ
リモートマネージメントエンジン 2ユーザーズガイド
ⓦ
19インチラックユーザーズガイド
*
通常 は「EXPRESSBUILDER」の「シームレ スセッ トアッ プ」ツー ルを使 ったイ ンス
トールをお勧めします。
xxxii オンラインドキュメントについて
Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 の名称について
本書では、
Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2008を以下のように呼びます。
−
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008 R2, Standard/Enterprise
−
Windows Server 2008
Windows Server 2008 32/64ビット版、Standard/Enterprise すべての総称
−
Windows Server 2008(64ビット版)
Windows Server 2008 64ビット版、Standard/Enterprise
−
Windows Server 2008(32ビット版)
Windows Server 2008 32ビット版、Standard/Enterprise
−
Windows Server 2008 Standard
Windows Server 2008 64ビット版、Standard
−
Windows Server 2008 Standard 32-Bit
Windows Server 2008 32ビット版、Standard
−
Windows Server 2008 Enterprise
Windows Server 2008 64ビット版、Enterprise
−
Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit
Windows Server 2008 32ビット版、Enterprise
1
MITSUBISHIサーバコンピュータ
FT8600シリーズ モデル 210Rg
1
導入編
本製品や添付のソフトウェアの特長、導入の際に知っておいていただきたい事柄について説明
しま す。また、セットアップ の際の手順を 説明しています。こ こで説明する 内容をよく読ん
で、正しくセットアップしてください。
特 長(3ページ)
本製品の特長や添付(または別売品)のソフトウェア、および各種オプション
とソフトウェアの組み合わせによって実現できるシステム管理のための機能に
ついて説明しています。
導入にあたって(10ページ)
本製品をご利用されるシステムを構築する際に知っておいていただきたい事柄
や、参考となるアドバイスが記載されています。
セットアップを始める前に(15ページ)
セットアップの順序を説明します。お使いになるオペレーティングシステムや
購入時の本体によってもセットアップの方法は異なります。
Windows Server 2008 R2のセットアップ(20ページ)
Windows Server 2008 R2で運用する場合のシステムのセットアップの方法に
ついて説明しています。
Windows Server 2008のセットアップ(47ページ)
Windows Server 2008で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ
いて説明しています。
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ(79ページ)
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsで運用する場合のシステムのセット
アップの方法について説明しています。
Windows Server 2003のセットアップ(80ページ)
Windows Server 2003で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ
いて説明しています。
障害処理のためのセットアップ(107ページ)
障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップを
してください。
ONL-511-017-01-210Rg-000-01-1007
2 応用セットアップ(127ページ)
システムの環境やインストールするオペレーティングシステムによっては、特
殊な手順でセットアップしなければならない場合があります。必要に応じて参
照してください。
本書の中でフロッピーディスク および光ディスクを使用した説明が記
載されていますが、本製品は標準構成でフロッピーディスクドライブお
よび光ディスクドライブを内蔵していません。
オプションの USB フロッピーディスクドライブ、Flash FDD およびオ
プションの内蔵または外付けの 光ディスクドライブを使用してくださ
い。
導入編 3
特 長
お買い求めになられた本製品の特長を次に示します。
高 性能
ⓦ インテル® Xeon® プロセッサー搭載
−MN8100-1660 :2GHz 2Core
−MN8100-1654/1661 :2.13GHz 4Core
−MN8100-1655/1662 :2.40GHz 4Core
−MN8100-1656/1663 :2.66GHz 4Core
−MN8100-1657 :2.26GHz 6Core
−MN8100-1658 :2.93GHz 6Core
−MN8100-1659 :3.33GHz 6Core
ⓦ 高速メモリアクセス (DDR3L 1333対応)
ⓦ 高速ディスクアクセス (SATA2; 3Gb/s、
SAS(Serial Attached SCSI); 6Gb/s に対応)*1
拡 張性
ⓦ 豊富なIOオプションスロット
PCI EXPRESS 2.0(16レーン):1スロット(フルハイト)
PCI EXPRESS 2.0(4レーン):1スロット(ロープロファイル)*2
PCI EXPRESS 2.0(4レーン):1スロット(RAIDコントローラ
専用スロット)*2
ⓦ オプションのライザーカードにてPCI-Xスロットへ変換可能
ⓦ 最大192GBの大容量メモリ*3
ⓦ 最大2マルチプロセッサまでアップグレード可能
ⓦ ネットワークコネクタを標準で3つ装備(うち1つは
マネージメント専用LANコネクタ)
ⓦ 大容量ハードディスクドライブベイ
3.5型ディスクモデル:3スロット
2.5型ディスクモデル:6スロット
ⓦ USB2.0対応
高 信頼性
ⓦ メモリ監視機能
(エラー訂正/エラー検出)
ⓦ メモリ縮退機能
(障害を起こしたデバイスの論理的な切り離し)
ⓦ メモリ x4/x8 SDDC対応
BTO(工場組み込み出荷)で使用するオペレーティングシステムの
ⓦ
ⓦ メモリミラーリング/メモリロックステップ機能(x8 SDDC)/
インストールやオプションの組み込みを指定することができます。
メモリスペアリング機能
ハードディスクドライブ、増設用電源ユニットはケーブルを必要と
ⓦ
ⓦ バスパリティエラー検出
しないワンタッチ取り付け(ホットスワップ対応)
ⓦ 温度検知
ⓦ 異常検知
ⓦ 内蔵ファン回転監視機能
ⓦ 内部電圧監視機能
ⓦ 電源ユニットの冗長機能(ホットスワップ対応)
ⓦ 冗長電源対応(オプション増設時に有効)
ⓦ RAIDシステム(ディスクアレイ)
ⓦ El Torito Bootable CD-ROM(no emulation mode)
(3.5型ディスクモデルは
フォーマットをサポート
オプションでもサポート)
ⓦ POWERスイッチマスク
ⓦ オートリビルド機能(ホットスワップ対応)
ⓦ ソフトウェアPower Off
ⓦ BIOSパスワード機能
ⓦ リモートパワーオン機能
ⓦ フロントベゼルによるセキュリティロック
ⓦ ACリンク機能
ⓦ コンソールレス機能
ⓦ フロントモニタコネクタ
す ぐに使える
豊 富な機能搭載
管 理機能
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ESMPROプロダクト
本体遠隔監視機能(リモートマネージメントエンジン 2)
RAIDシステム管理ユーティリティ(Universal RAID Utility)
ハードディスクドライブ監視
自 己診断機能
ⓦ Power On Self-Test(POST)
ⓦ システム診断(T&D)ユーティリティ
便 利なセットアップユーティリティ
省 電力・静音性
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
電力監視機能
電力制御機能
80 PLUS® 対応の高効率電源
環境/負荷/構成に応じたきめ細やかなFAN制御
静音設計
ⓦ EXPRESSBUILDER(システムセットアップユーティリティ)
ⓦ ExpressPicnic(パラメータファイル作成ユーティリティ)
ⓦ SETUP(BIOSセットアップユーティリティ)
保 守機能
ⓦ オフライン保守ユーティリティ
ⓦ DUMPスイッチによるメモリダンプ機能
*1 3.5型HDDモデルはSATAのみサポート
*2 コネクタは8レーン用のものを使用
*3 2CPU構成時、1CPU構成時は最大96GB
4 特 長
本装置は、高い信頼性を確保するためのさまざまな機能を提供しています。
本体に添付されている ESMPROなどのソフトウェアが提供する監視機能との連携により、シ
ステムの障害を未然に防止、または早期に復旧することができます。
また、停電などの電源障害からサーバを守る無停電電源装置、万一のデータ損失に備えるため
のバックアップ装置などといった各種オプション製品により、さらなる信頼性を確保すること
ができます。
各機能はそれぞれ以下のハードウェア、およびソフトウェアにより実現しています。
管理分野
サーバ管理
必要なハードウェア
必要なソフトウェア
サーバ本体機能
ESMPRO/ServerManager
ESMPRO/ServerAgent
ハードウェア全般
ESMPRO/ServerManager
ESMPRO/ServerAgent
RAID コントローラ ( オンボード、本体
装置内蔵、オプション *1)
Universal RAID Utility
ⓦ バックアップ管理
DAT/LTO など *1
Windows 標準バックアップツール
BackupExec*2、NetBackup*2
電源管理
無停電電源装置(UPS)*1
無停電電源装置により、使用するソ
フトウェアが異なります。
ネットワーク管理
100BASE-TX 接続ボードなど *1
ESMPRO/ServerManager
ESMPRO/ServerAgent
リモート管理
本体標準装備のリモートマネージメン
トエンジン 2
ESMPRO/ServerManager
ESMPRO/ServerAgent
ESMPRO/ServerAgent Extension
ストレージ管理
ⓦ ディスク管理
*1
*2
オプション製品
Symantec 社製品
導入編 5
サーバ管理
本体のハードウェアの状態を管理するために「ESMPRO/ServerAgent」をインストールし
てください。「ESMPRO/ServerAgent」は本体の稼動状況などを監視するとともに万一の障
害発生時「ESMPRO/ServerManager」と連携してただちに管理者へ通報します。
本装置での機能の使用可否は下記の表の通りです。
機能可否表
機能名
可否
ハードウェア
機能概要
○
ハードウェアの物理的な情報を表示する機能です。
メモリバンク
○
メモリの物理的な情報を表示する機能です。
装置情報
○
装置固有の情報を表示する機能です。
CPU
○
CPU の物理的な情報を表示する機能です。
システム
○
CPU の論理情報参照や負荷率の監視をする機能です。
メモリの論理情報参照や状態監視をする機能です。
I/O デバイス
○
I/O デバイス ( シリアルポート、パラレルポート、キー
ボード、マウス、ビデオ ) の情報参照をする機能です。
システム環境
○
温度、ファン、電圧、電源、ドアなどを監視する機能で
す。
温度
○
筐体内部の温度を監視する機能です。
ファン
○
ファンを監視する機能です。
電圧
○
筐体内部の電圧を監視する機能です。
電源
○
電源ユニットを監視する機能です。
ドア
○
Chassis Intrusion(筐体のカバー / ドアの開閉)を監視す
る機能です。
ソフトウェア
○
サービス、ドライバ、OS の情報を参照する機能です。
ネットワーク
○
ネットワーク (LAN) に関する情報参照やパケット監視を
する機能です。
拡張バスデバイス
X
拡張バスデバイスの情報を参照する機能です。
BIOS
○
BIOS の情報を参照する機能です。
ローカルポーリング
○
エージェントが取得する任意の MIB 項目の値を監視する
機能です。
ストレージ
○
ハードディスクドライブなどのストレージ機器やコント
ローラを監視する機能です。
ファイルシステム
○
ファイルシステム構成の参照や使用率監視をする機能で
す。
ディスクアレイ
○
下記 RAID コントローラを監視する機能です。
・オンボードの RAID コントローラ
(LSI Embedded MegaRAIDTM )
・オプションの RAID コントローラ
(MN8103-129/130)
その他 *
○
Watch Dog Timer による OS ストール監視をする機能で
す。
OS STOP エラー発生後の通報処理を行う機能です。
○: サポート △: 一部サポート X: 未サポート *:ESMPRO/ServerManagerの画面には表示されない機能です。
ヒント
ESMPRO/ServerManager とESMPRO/ServerAgentは、本体に標準添付されて
います。各ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフトウェアの
説明を参照してください。
6 特 長
ストレージ管理
大容量のストレージデバイスを管理するために次の点について留意しておきましょう。
ⓦ
ディスク管理
ハードディスクドラ イブの耐障害性を高め ることは、直接的にシステム 全体の信頼性を
高めることにつながると言えます。オンボードまたは、オプションのRAIDコントローラ
(MN8103-129/130)を使用することに より、ハードディスクドライブをグループ化し
て冗長性を高め、データの損失を防ぐことができます。
使用できるRAIDコントローラは、本体装置のモデルにより異なります。
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )によって、RAID
システムを構築することができま す。RAIDコントローラがサポートする RAIDレベ
ルは、RAID 0、RAID 1です。
RAIDシステムの構築、設定、管理には、
「LSI Software RAID Configuration Utility」
や、
「Universal RAID Utility」を使用します。
詳細は、
「2 ハードウェア編 RAIDシステムのコンフィグレーション」
(285ページ)、
「3 ソフトウェア編 Universal RAID Utility」
(330ページ)を参照してください。
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)は、本体装置のハードディ
スクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラです。
−
本体装置のハードディスクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラ
MN8103-129 RAIDコントローラ(256M, RAID 0/1)、MN8103-130 RAIDコ
ントローラ(256M, RAID 0/1/5/6)の2種類があります。
なお、サポートするRAIDレベルはRAIDコントローラによって異なります。
RAIDシステムの構築、設定、管理には、「WebBIOS」や、
「Universal RAID
Utility」を使用します。
詳細は、オプションのRAIDコントローラに添付の説明書や、「3 ソフトウェア
編 Universal RAID Utility」
(330ページ)を参照してください。
重要
ヒント
3.5型デ ィスクモ デルの 内蔵ハ ードデ ィスクド ライブ 最大搭 載数は 3台 のた
め、上記RAIDコントローラがサポートしているRAID10、RAID50は構築で
きません。
Universal RAID Utility、ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentは、
標準添付しています。ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフ
トウェアの説明を参照してください。
パトロールリードと整合性チェックによる予防保守
重要
ハードディスクドライブの後発不良に対する予防保守としてパトロールリードが
有効です。パトロールリードにより、後発不良を早期に発見できます。
パトロールリード機能をサポートするRAIDコントローラを使用する場合は、パト
ロールリード機能を使用してください。
パトロールリード機能をサポートしないRAIDコントローラ(オンボードのRAID
コントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM))では、パトロールリードの代わ
りに整合性チェックを使用してください。
導入編 7
ⓦ
バックアップ管理
定期的なバックアップは、不意のサーバのダウンに備える最も基本的な対応です。
DAT装置やLTO装置と各種ソフトウェアを使って定期的にバックアップをとってくださ
い。容量や転 送スピード、バックアップ スケジュールの設定な ど、ご使用になる環境に
合わせて利用してください。
バックアップデバイスと接続するためにはオプションのSCSIコントローラボードなどが
必要な場合があります。
アプリケーション名
説 明
NTBackup(OS 標準 )
Windows 標準のバックアップツール。
単体バックアップ装置に単純なバックアップを行うときに使用。
Windows Server 2008 付属のバックアップツールはテープ記憶装置へ
の書き込みをサポートしていないため、バックアップソフトウェアが必
須となります。
BackupExec(Symantec 社 )
米国で最もポピュラーな PC サーバのバックアップツール。
NTBackup と同一テープフォーマットを使用。
スケジュール運用が可能で、集合バックアップ装置、DB オンライン
バックアップなどに対応可能。
NetBackup(Symantec 社 )
異種プラットフォーム環境で統合的な制御 / 管理を実現した、
BackupExec の上位バックアップツール。基幹業務など大規模システム
まで対応。オープンファイルバックアップ、Disaster Recovery を標準
サポート。DB オンラインバックアップなどに対応可能。
NTBackup
NetBackup
BackupExec
8 特 長
電源管理
商用電源のトラブルは、システムを停止させる大きな原因のひとつです。
停電や瞬断に加え、電圧低下、過負荷配電、電力設備の故障などがシステムダウンの要因とな
る場合があります。
無停電電源装置 (UPS)は、停電や瞬断で通常使用している商用電源の電圧が低下し始め ると、
自動的にバッテリから電源を供給し、システムの停止を防ぎます。システム管理者は、その間
にファイルの保存など、必要な処理を行うことができます。さらに電圧や電流の 変動を抑え、
電源 ユ ニッ トの 寿命 を延 ばし て平 均故 障 間隔 (MTBF)の 延長 にも 貢献 しま す。ま た、スケ
ジュールなどによる本装置の自動・無人運転を実現することもできます。
電力管理
リ モ ー ト マネ ー ジ メ ン ト エ ン ジ ン 2 の コ マ ン ド ラ イ ン イ ンタ ー フ ェ ー ス やESMPRO/
ServerManagerから、本体 装置の消費電力を制御 することができます。設定 方法については
リモートマ ネージメントエ ンジン 2のユ ーザーズガイド もしくはESMPRO/ServerManager
のユーザーズガイドを参照してください。また、電力制御機能の利用に当たっての注意事項に
ついては第4章 保守・運用編の電力制御機能に関する注意事項(388ページ)をご参照ください。
ネットワーク管理
ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentを使用することにより、本体に内蔵され
ているLANカードの障害や、回線の負荷率等を監視することができます。
導入編 9
リモート管理
本体標 準装備のリモート マネージメントエ ンジン 2と ESMPRO/ServerManagerを使用する
ことにより、LAN/WANを介した本体のリモート監視や管理をすることができます。
リモートマネージメントエンジン 2が提供する管理機能は以下のとおりです。
ⓦ
電源ユニットの監視
ⓦ
温度/電圧/FAN/ハードディスクドライブ/電力監視/電力制御
ⓦ
ハードウェア障害のシステムイベントログ(SEL)生成機能
ⓦ
ウォッチドッグタイマによるOSストール監視
ⓦ
OSストップエラー発生後の通報処理
ⓦ
Webブラウザ/コマンドラインインターフェースを利用したリモート制御(本体装置の
リセット、電源ON/OFF、システムイベントログ(SEL)の確認など)
ⓦ
リモートKVM機能、リモートメディア機能(オプションのリモートマネージメント拡張
ライセンスが必要です。)
ⓦ
ESMPRO/ServerManagerによるLAN/WAN経由でのリモート制御、複数台装置の集中
管理
ⓦ
システム構成情報(CPU/メモリなど)の確認機能
Webブラウザやコマンドラインプロトコル(CLP)を利用したリモート制御やリモートKVM
機能、リ モートメディア機 能については「EXPRESSBUILDER」DVD 内の「リモートマネー
ジメントエンジン 2ユーザーズガイド」を参照してください。
リモートマネージメント拡張ライセンス(MN8115-03)を使用する場合の注意事項
チェック
リモートコンソ ール/リモートメ ディア機能についての最新情報は、弊社Web
サイト(http://www.mdit.co.jp/ft8600)を参照してください。
10 導入にあたって
導入にあたって
本装置を導入するにあたって重要なポイントについて説明します。
システム構築のポイント
実際にセットアップを始める前に、以下の点を考慮してシステムを構築してください。
運用方法の検討
「特長」での説明 のとおり、本装置は運用管理・信頼性に関する多くのハードウェア機能を持
ち、用途に応じてさまざまなソフトウェアが添付されています。
システ ムのライ フサイ クルの様 々な局面 において、「各ハー ドウェア 機能お よび添付 ソフト
ウェアの どれを使用して、ど のような運用 するか?」などを検 討し、それに合わせ て必要な
ハードウェアおよびソフトウェアのインストール/設定を行ってください。
稼動状況・障害の監視、および保守
本体に標準添付の「ESMPRO/ServerManager」
、
「ESMPRO/ServerAgent」を利用すること
により、リモートからサーバの稼動状況や障害の監視を行い、障害を事前に防ぐことや万一の
場合に迅速に対応することができます。
運用の際は、
「ESMPRO/ServerManager」、
「ESMPRO/ServerAgent」を利用して、万一の
トラブルからシステムを守るよう心がけてください。
導入編 11
システムの構築・運用にあたっての留意点
システムを構築・運用する前に、次の点について確認してください。
出荷時の状態を確認しましょう
本製品を導入する前に、出荷時の状態を確認してください。
ⓦ
オペレーティングシステムのインストール状態について
注文により出荷時の状態に次の2種類があります。
出荷時のモデル
説 明
カスタムインストール
BTO(工場組み込み出荷)にて Windows Server 2008 R2、Windows Server
2008、または Windows Server 2003 へのダウングレードを指定された場合。
未インストール
BTO(工場組み込み出荷)による OS のインストールを希望されなかった場合。
出荷時のオ ペレーティングシステム のインストール状態に より、必要なセットアップ作
業が異なります。19ページの説明に従ってセットアップを行ってください。
セットアップの手順を確認しましょう
システムを構築するにあたり、「セットアップ」は必要不可欠なポイントです。
セッ トアップを始める 前にセットアップ をどのような順序 で進めるべきか 十分に検討してく
ださい。
必要のない手順を含めたり、必要な手順を省いたりすると、システムの構築スケジュールを狂
わせるばかりでなく、本装置が提供するシステム全体の安定した運用と機能を十分に発揮でき
なくなります。
ⓦ
<その1> 運用方針と障害対策の検討
ハードウェ アが提供する機能や採用 するオペレーティングシス テムによって運用方針や
セキュリティ、障害への対策方法が異なります。
「特長(3ページ)」に示す本装置が提供する機能を十分に利用したシステムを構築できる
よう検討してください。
また、システム の構築にあたり、ご契約の 保守サービス会社およ び弊社営業担当にご相
談されることもひとつの手だてです。
ⓦ
<その2> ハードウェアのセットアップ
本体の電源をONにできるまでのセットアップを確実に行います。この後の「システムの
セットアッ プ」を始めるために運用時 と同じ状態にセットア ップしてください。詳しく
は、19ページに示す手順に従ってください。
ハードウェ アのセットアップには、オ プションの取り付けや 設置、周辺機器の接続に加
えて、内部的な パラメータのセットア ップも含まれます。ご使用 になる環境に合わせた
パラメータ の設定はオペレーティン グシステムや管理用ソフト ウェアと連携した機能を
利用するために大切な手順のひとつです。
12 導入にあたって
ⓦ
<その3> システムのセットアップ
オプショ ンの取り 付けやBIOS の設定と いったハ ードウェア のセット アップが終 わった
ら、ハードディスクドライブのパーティションの設定やRAIDシステムの設定、オペレー
ティングシステムや管理用ソフトウェアのインストールに進みます。
<初めてセットアップを行う場合(Windows)>
初めてのセットアッ プでは、お客様が注文の際 に指定されたインストー ルの状態によっ
てセットアップの方法が異なります。
− 「カスタムインストール」を指定して購入された場合
本装置の電源をONにすれば自動的にセットアップが始まります。セットアップの途
中で表示される画面のメッセージに従って必要事 項を入力していけばセットアップ
は完了します。
− 「未インストール」にて購入された場合
「未インストールからのセットアップ・再セットアップの場合」に示す手順に従って
ください。
<未インストールからセットアップ・再セットアップを行う場合(Windows)>
本装置で 未インス トールか らのセット アップ・再セ ットアッ プをサポー トしてい るOS
(Windows)は次の通りです。
−
Windows Server 2008 R2, Standard 日本語版
−
Windows Server 2008 R2, Enterprise 日本語版
−
Windows Server 2008 Standard 日本語版
−
Windows Server 2008 Enterprise 日本語版
−
Windows Server 2008 Standard 32-bit 日本語版
−
Windows Server 2008 Enterprise 32-bit 日本語版
ヒント
Windows Server 2008の名称についての詳細は、「Windows Server 2008 R2 お
よび Windows Server 2008 の名称について](xxxiiページ)
」を 参照してくださ
い。
−
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版
−
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版
(以降、「Windows Server 2003 R2, x64 Editions」と呼ぶ)
−
Windows Server 2003 R2, Standard Edition 日本語版
−
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版
−
Windows Server 2003 Standard Edition 日本語版
−
Windows Server 2003 Enterprise Edition 日本語版
(以降、「Windows Server 2003」と呼ぶ)
本 書 では、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統一 し て
ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。
特に Windows Server 2003 R2を区 別する 場合 は「Windows Server 2003 R2」
と呼びます。
導入編 13
未インストールからのセットアップ・再セットアップは、インストールするOSによって
異なります。
<Windows Server 2008 R2 をインストールする場合>
本書の24ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」
DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard /
Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照し、
「マニュアルセットアップ」を行ってください。
<Windows Server 2008 をインストールする場合>
本書の51ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」
DVD に 格納 され てい るオ ンラ イン ドキ ュメ ント「Windows Server 2008 Standard /
Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照し、
「マ
ニュアルセットアップ」を行ってください。
<Windows Server 2003 R2, x64 Editions をインストールする場合>
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンラインドキュメント「Windows
Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64
Editionインストレーションサ プリメントガイド」を参照し、
「マ ニュアルセットアップ」
を行ってください。
<Windows Server 2003 をインストールする場合>
本書の82ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」
DVD に格 納され ている オンラ インド キュメ ント「Windows Server 2003 R2, Standard
Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003
Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメ
ントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。
ⓦ
<その4> 障害処理のためのセットアップ
障害 が起き たとき にすぐ に原因 の見極 めや解 決がで きるよ う障害 処理の ための セット
アップをしてください。Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows
Server 2003 R2, x64 Editions、およびWindows Server 2003に関しては、本書で説明
しています。
ⓦ
<その5> 管理用ソフトウェアのインストールとセットアップ
インストールが完了し たソフトウェア(BTOで出荷時に組み込まれたものを含む)の各
種パラメー タを、これから使用するハー ドウェア/ネットワー ク環境へ合うように設定
します。ま た、本装置と同じネッ トワーク上へ管 理PC(一般的な PCが使用可)を定義
し、管 理・監視用 のソ フト ウェア をイ ンスト ール しま す。詳しく は「ソフ トウ ェア編
(309ページ)
」をご覧ください。
ⓦ
<その6> システム情報のバックアップ
「オフライン保守ユーティリティ」を使ってマザーボード上の装置固有情報をバックアッ
プします。マザーボードが故障した場合、ボードを交換した後にこの情報をリストアする
ことによ って交換前と同じ状態 にすることができます。詳 しくは126 ページをご覧くだ
さい。
14 導入にあたって
各運用管理機能を利用するにあたって
本装置 で障害 監視など の運用管 理を行う には、標準 添付の ESMPRO/ServerAgent、および
ESMPRO/ServerManager、または別売の同ソフトウェアが必要となります。この後で説明す
るセットアップ手順、またはソフトウェアの説明書(別売の場合)に従って各ソフトウェアの
インストール、および必要な設定を行ってください。
各運用管理機能を利用する際には、以下の点にご注意ください。
ⓦ
サーバ管理機能を利用するにあたって
−
ⓦ
本体の各コンポーネント(CPU/メモリ/ディスク/ファン)の使用状況の監視やオ
ペレーティングシステムのストール監視など、監視項目によってはESMPRO/
ServerManager、およびESMPRO/ServerAgentでしきい値などの設定が必要にな
ります。詳細は、各ソフトウェアに関する説明やオンラインヘルプなどを参照して
ください。
ストレージ管理機能を利用するにあたって
−
RAIDシステムを使用する場合
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)または、オプショ
ンの RAIDコ ント ロ ーラ(MN8103-129/130)を 使用 する 場 合、Universal RAID
Utilityをインストールします。
−
バックアップファイルシステムを使用する場合
テープバックアップ装置を使用する場合は、クリー ニングテープを使って定期的に
ヘッドを清掃するよう心がけてください。ヘッドの 汚れはデータの読み書きエラー
の原因となり、データを正しくバックアップ/リストアできなくなります。
ⓦ
電源管理機能を利用するにあたって
−
無停電電源装置(UPS)を利用するには、専用の制御用ソフトウェアが必要です。
制御用ソフトウェアには、ESMPRO/UPSManagerやESMPRO/
AutomaticRunningControllerのご使用を推奨します。
−
無停電電源装置(UPS)を利用する場合、自動運転や停電回復時のサーバの自動起
動などを行うにはBIOSの設定が必要となる場合があります。
「システムBIOS
(SETUP)のセットアップ(246ページ)
」を参照して、「Server」メニューにある
「AC-LINK」の設定をご使用になる環境に合った設定に変更してください。
導入編 15
セットアップを始める前に
セットアップの順序と参照するページを説明します。セットアップはハードウェアから始めま
す。
重要
BTO(工 場組み込み出荷)にて Windows のインストール を指定した場合は、
本体にWindows のプロダクトキーが記載されたIDラベルが貼りつけられてい
ます。
Product Key:
AAAAA-BBBBB-CCCCC-DDDDD-EEEEE
00000-000-000-000
プロ ダクトキー はOSのセ ットアップや 再インスト ール時に必要 な情報です。
剥がしたり汚したりしないよう取り扱いにご注意下さい。もし剥がれて紛失し
たり汚れて見えなくなった場合でも、ラベルの再発行はできませんので、あら
かじめプロダクトキーをメモし、他の添付品と一緒にメモを保管されることを
お勧めします。
EXPRESSBUILDER がサポートしているサービスパック
本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDでは、以下のOSインストールメディア及びサービ
スパックの組み合わせをサポートしています。
ⓦ
Windows Server 2008 R2
−
ⓦ
ⓦ
ⓦ
OSインストールメディア(Service Pack 無し)
Windows Server 2008
−
OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版)
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し)
Windows Server 2003 R2, x64 Editions
−
OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版)
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し)
Windows Server 2003 R2
−
OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版)
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2
−
OSインストールメディア(Service Pack 無し)
16 セットアップを始める前に
ⓦ
Windows Server 2003
−
OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版)
−
OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版)+Service Pack 2
EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶装置用コントローラ
ここではWindows オペレーティングシステムのセットアップ をする場合の確認事項について
説明します。
Windowsオペレーティング システムのインストールをする際は、ハー ドディスクドライブや
その他大容量記憶装置に接続されたコントローラ(ボード)に対応したデバイスドライバが必
要になります。
以下に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDがサポートしている本製品用のボードを示します。
もし、下記以 外のオプション ボードを接続し ているときは、ボ ードに添付の説 明書と「応用
セットアップ」(127ページ)を参照してセットアップしてください。
<Windows Server 2008 R2>
ⓦ
ⓦ
EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ
−
MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1)
−
MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6)
−
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM)
その他のオプション
−
MN8103-75 SCSIコントローラ
−
MN8103-104A SASコントローラ
−
MN8103-107 SCSIコントローラ
−
MN8190-127 Fibre Channelコントローラ(4Gbps/Optical)
導入編 17
<Windows Server 2008>
ⓦ
ⓦ
EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ
−
MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1)
−
MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6)
−
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )
その他のオプション
−
MN8103-75 SCSIコントローラ
−
MN8103-95 SCSIコントローラ
−
MN8103-104A SASコントローラ
−
MN8103-107 SCSIコントローラ
−
MN8190-127 Fibre Channelコントローラ(4Gbps/Optical)
<Windows Server 2003 R2, x64 Editions/Windows Server 2003>
ⓦ
ⓦ
EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ
−
MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1)
−
MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6)
−
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )
その他のオプション
−
MN8103-75 SCSIコントローラ
−
MN8103-95 SCSIコントローラ
−
MN8103-104A SASコントローラ
−
MN8103-107 SCSIコントローラ
ヒント
ⓦ
上記オプションカードに関しては、EXPRESSBUILDER 内にドライバが
収録されています。
ⓦ
上記RAIDコントローラ以外を使用した場合は、シームレスインストール
に失敗します。各種ボードに添付の説明書をご参照願います。
18 セットアップを始める前に
ハードウェアのセットアップ
次の順序でハードウェアをセットアップします。
1.
別途購入したオプションを取り付ける(→173ページ)。
ヒント
Windows Server 2003をお使いの環境でDIMMを増設した場合は、OSの起動後
に「ページングファイルサイズ」を設定し直してください。詳しくは84ページ
を参照してください。
2.
本体に最も適した場所に設置する(→146ページ)。
3.
ディスプレイ装置やマウス、キーボードなどの周辺装置を本体に接続する(→
158ページ)。
4.
添付の電源コードを本体と電源コンセントに接続する(→158ページ)。
5.
ハードウェアの構成やシステムの用途に応じてBIOSの設定を変更する。
246ページを参照してください。
重要
BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し
てください。
引き続き、オペレーティングシステムのセットアップへ進んでください。
導入編 19
オペレーティングシステムのセットアップ
ハードウェアのセットアップを完了したら、お使いになるオペレーティングシステムに合わせ
て後述の説明を参照してください。再インストールの際にも参照してください。
スタート
インストールするOSは?
Windowsです
購入後、初めてのセットアップですか?
はい
いいえ
再インストールです
購入したときのハードディスクドライブの
注文内容は? 11 ページ参照
未インストール
カスタムインストール
(Windows Server 2008 R2/
Windows Server 2008/
Windows Server 2003 R2)
カスタムインストールモデルのセットアップ
インストールするOSは?
Windows Server 2008 R2/
Windows Server 2008/
Windows Server 2003
Windows Server 2003
R2, x64 Editions
シームレスセットアップを使う?
Windows Server 2008 R2 20 ページ
Windows Server 2008
47 ページ
Windows Server 2003
80 ページ
マニュアルセットアップ
いいえ
はい
Windows Server 2003
R2, x64 Editions
マニュアルセットアップ
シームレスセットアップ
Windows Server 2008 R2
24 ページ
Windows Server 2008
51 ページ
Windows Server 2003
82 ページ
障害処理のためのセットアップ
Windows Server
2008 R2
107 ページ
Windows Server 2008
112 ページ
Windows Server 2003
R2, x64 Editions
117 ページ
Windows Server 2003
117 ページ
システム情報のバック
アップ
126 ページ
セットアップ完了
Windows Server 2008 R2
128 ページ
Windows Server 2008
128 ページ
Windows Server 2003
129 ページ
128 ページ
20 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
Windows Server 2008 R2のセットアップ
ハードウェアのセッ トアップを完了してから、Windows Server 2008 R2やシステムのセッ
トアップをします。
カスタムインストールモデルのセットアップ
「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード
ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ
ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。
重要
カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack (SNP)機能が
「無効」に設定されています。
SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必ず下記
サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm
チェック
ここで説明す る手順は、
「カスタムイン ストール」を指定して購 入された製品
で初 めて電 源をON にす るとき のセッ トアッ プの方 法につ いて説 明して いま
す。再セットアップをする場合やその他の出荷状態のセットアップをする場合
は、「シー ムレス セッ トアッ プ」を使用 する か添付 の「EXPRESSBUILDER」
DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2,
Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリ
メントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。
セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)
セットアップを始める前に次の点について確認してください。
本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード
ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による
オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。
下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。
空きエリア
Windows Server 2008 R2
(100MBのブートパーティションを含む*)
100MBのブートパーティション
ハードディスクドライブ
* お客様がオーダーしたハードディスクドライブのパーティションサイズに含まれています。
導入編 21
セットアップの手順
次の手順で本体を起動して、セットアップをします。
1.
周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。
しばらくすると、
[Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。
以降、画面の指示に 従って必要な設定や表示 内容をよく確認し、[次へ]をクリック
してセットアップを進めてください。
− [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して
ください。
システムが起動します。
(1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、
[次へ]をクリックする。
(2) Windows Server 2008 R2セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画
面が表示されパスワードの変更が要求されたら、
[OK]をクリックする。
22 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
(3) パスワードを変更し[
ヒント
]をクリックする。
Windows Server 2008 R2ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、設定
することができません。
ⓦ
6文字以上(半角)
ⓦ
数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む
(4) 以下のメッセージが表示されたら、[OK]をクリックする。
(5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。
2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(41ページ)
」を参照して、
ネットワークドライバの詳細設定をする。
導入編 23
3.
オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド
ライバをインストールする。
4.
障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して障害処理のためのセッ
トアップをする。
5.
出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。
インストール済みのソフトウェ アはお客様が購入時に指定したものがインストール
されています。例として次のようなソフトウェアがあります。
−
−
−
6.
ESMPRO/ServerAgent
Universal RAID Utility
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。
24 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
シームレスセットアップ
EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。
本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの
で、あらかじめ、「ハードウェア のセットアップ」(18ペ ージ)の設定を完了させ ておいてく
ださい。
重要
ⓦ
シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、
Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま
す。
SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必
ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し
てください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm
ⓦ
シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を
削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定
時には注意が必要です。
−
−
Step 4 「RAIDの設定」
Step 5 「メディアとパーティションの設定」
必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。
チェック
ヒント
シーム レスセッ トアップを 使用しな いインス トール方法 など、特殊な セット
アップについては、127ページの「応用セットアップ」で説明しています。
ⓦ
シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを
使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル
としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー
ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ
ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを
ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ
トアップはサポートしていません。
ⓦ
パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を
使って事前に作成しておくことができます。
ⓦ
ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316
ページを参照してください。
導入編 25
セットアップ前の確認事項について
シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ
さい。
Windowsファミリについて
Windows Server 2008フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ
ディション は次のとおりです。サービスパックについて は「EXPRESSBUILDER がサポート
しているサービスパック(15ページ)」を参照してください。
ⓦ
Windows Server® 2008 R2, Standard 日本語版
ⓦ
Windows Server® 2008 R2, Enterprise 日本語版
以降「Windows Server 2008 R2」と呼びます。
その他の OSをインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問
い合わせください。
BIOSの設定について
Windows Server 2008 R2をインストールする前にハードウェアのBIOS設定などを確認して
ください。246ページを参照して設定してください。
注意すべきハードウェア構成について
Windows Server 2008 R2をシームレスセットアップで インストールするとき、次のような
ハードウェア構成においては特殊な手順が必要となります。
ⓦ
ミラー化されているボリュームへの再インストールについて
ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ
ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。
[ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合
は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン
ストール完了後に再度ミラー化してください。
ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの
管理]から行えます。
ⓦ
MO装置の接続について
Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス
トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して
ください。
ⓦ
DATやLTO等のメディアについて
セットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセットしないでく
ださい。
26 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
ⓦ
その他の周辺機器について
セットアップを開始 する前に、お使いのハード ウェア構成によっては周 辺機器を外した
り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。
それぞれの周辺機器 のマニュアルを参照し、周 辺機器を適切な状態にし た後セットアッ
プしてください。
ⓦ
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー
ルについて
ダイナミックディス クへアップグレードし た場合、既存のパーティショ ンを残したまま
での再インストールはできません。
この場合、
「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されている「Windows Server 2008 R2,
Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインスト レーションサプリメントガ
イド」を参照してマニュアルセットアップを行ってください。
ⓦ
複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について
Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の
ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して
ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、
論理ドライブが 複数存在する場合 の再セットアップ手 順(130ページ)を参 照してくだ
さい。
導入編 27
システムパーティションのサイズについて
システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま
す。
イン ストールに 必要なサ イズ + ページ ングファイ ルサイズ + ダ ンプファ イルサイズ
+ アプリケーションサイズ
インストールに必要なサイズ
= 8,000MB(フルインストールを選択した場合)
= 3,500MB (Server Coreインストールを
選択した場合)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ + 300MB
アプリケーションサイズ
= 任意
重要
ヒント
ⓦ
上記の計算方法から算出したパーティションサイズは、システムのイン
ストールに必要な最小限のパーティションサイズです。
システムの運用を行うため、パーティションサイズの空き容量には、余
裕を持たせてインストールしてください。
以下のパーティションサイズを確保することを推奨します。
フルインストールを選択した場合:32,768MB (32GB) 以上
Server Core インストールを選択した場合:10,240MB (10GB) 以上
※ 1GB = 1,024MB
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ
イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ
ルが必要です。
また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデ
バッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なペー
ジングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関
係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+
300MB」です。
ⓦ
その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ
リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。
新規にパーティションを作成する場合、指定されたパーティションサイズのう
ち、Windows OS がハー ドディ スクド ライ ブの先 頭に 100MB のブー トパー
ティションを確保します。
例え ば、パーティシ ョンサイズ を 40,960MB(40GB)で確保した場合、使用
可能な領域は
40,960MB - 100MB = 40,860MB
となります。
空き領域
Windowsパーティション(40,860)MB
ブートパーティション(100MB)
オペレーティングシステムからは、ブートパーティションは
認識されません
28 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ
ションサイズは、前述の計算方法から
8,000MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ
= 10,860MB + アプリケーションサイズ
となります。
システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー
ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを
増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク
に割り当てることで解決できます。
1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。
2. 「障害処理のセットアップ(107ページ)
」を参照して、デバッグ情報(ダンプ
ファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。
ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な
サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ
い。
導入編 29
セットアップの流れ
シームレスセットアップの流れを図に示します。
パラメータのロード(Step2)
スキップする
次へ
OSの選択(Step3)
次へ
RAIDの設定(Step4)
次へ
Windowsの詳細設定(Step5∼10)
次へ
パラメータのセーブ(Step11)
次へ
自動インストールの開始(Step12)
実行する
RAIDシステムのコンフィグレーション
Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット
CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す
Windowsドライバのコピー
↓
選択したアプリケーションのコピー
Windows OS DVD-ROMをセットする
自動インストール
ライセンス条項に同意
↓
ログオン
: 入力や選択が必要な作業
インストール終了
: 自動的に作業が進む内容
30 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
セットアップの手順
シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この
とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保
存することも可能です。
重要
事前に「注意すべきハードウェア構成について(53ページ)
」を確認してくだ
さい。
チェック
パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として
1.44MB フォーマ ット済み の空きフロ ッピーデ ィスクが 1枚 必要とな ります。
あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。
再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる
ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。
Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい
ません。
1.
周辺装置、本装置の順に電源をONにする。
2.
本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット
する。
3.
DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す)
か、電源をOFF/ONして本装置を再起動する。
DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。
以下のメッセージが表示されたら、
「Os installation *** default ***」を選択してく
ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。
導入編 31
4.
Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす
る。
5.
[シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。
6.
パラメータをロードする。
[パラメータのロード]画面が表示されます。
32 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
[パラメータファイルを使用しない場合]
「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
[パラメータファイルを使用する場合]
「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力
する。この後、各ウィザードにてファイルからロード されたパラメータを確認する
場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク
リックする。
チェック
パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ
い。
[次へ]をクリック→手順7へ
[スキップする]をクリック→手順 16へ
7.
インストールするOSを選択する。
[Windows(64bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック
してください。
導入編 33
8.
RAIDの設定をする。
[RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから
[次へ]をクリックしてください。
論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。
ヒント
9.
メディアとパーティションの設定をする。
[メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。
「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ
ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容
を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
34 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
重要
ⓦ
パーティションサイズについて
−
OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ
ズを指定してください。(55ページ参照)
−
接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ
い。
−
RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ
ん。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し
たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使
用する」を選択すると、ブートパーティション(存在する場合)、
Windowsパーティションの情報はフォーマットされ、すべてなくなり
ます。それ以外のパーティションの情報は保持されます。
下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。
ブートパーティション
ⓦ
削除
Windowsパーティション ユーザデータパーティション
削除
保持
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの
既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ
ん(26ページ参照)
。「Windows システムドライブの設定」で「既存
のパーティションを使用する」を選択しないでください。
10. 基本情報の設定をする。
[基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし
てください。
重要
ヒント
Windows Server 2008 R2の場合、コンピュータ名および、次の条件を満
たすAdministratorパスワードの入力は必須です。
−
6文字以上(半角)
−
数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む
ⓦ
ⓦ
パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以
降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お
よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも
「●●●●●」が表示されます。
使用者名は「Administrator」固定です。
導入編 35
11. ネットワークプロトコルの設定をする。
[ネットワークプロトコ ルの設定]画面が表示され ます。設定内容を確認し、必要な
ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。
ヒント
チェック
オプションのネットワークボードを接続した場合、カスタム設定の一覧には標
準装備のネットワークボードのみが表示されます。オプションのネットワーク
ボードは表示されません。
このとき、カスタム設定で指定した内容がオプションのネットワークボードに
設定される場合があります。シームレスセットアップ完了後、再度ネットワー
ク設定を行ってください。
12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。
[参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。
設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
36 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
13. コンポーネントの設定をする。
[コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確認 し、必要なら修正を
行ってから[次へ]をクリックしてください。
[フルインストールの場合]
[Server Coreインストールの場合]
14. アプリケーションの設定をする。
[アプリケーションの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確 認し、必要なアプリ
ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。
導入編 37
「追加アプリケーションのインストール」について
ヒント
「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最
後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす
る機能です。
15. パラメータをセーブする。
[パラメータのセーブ]画面が表示されます。
[パラメータファイルを保存しない場合]
「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
[パラメータファイルを保存する場合]
「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ
トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。
チェック
ヒント
パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ
い。
ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること
ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic® 」からも作成する
ことができます。
38 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。
17. 追加するアプリケーションをインストールする。
シームレスセットアップに対応しているアプリケ ーションを追加でインストールす
る場合は、メッセージが表示されますので、追加する アプリケーションのリムーバ
ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。
18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取
り出す。
フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し
ておいてください。
導入編 39
19. メッセージに従ってWindows Server 2008 R2 DVD-ROMを光ディスクドライ
ブにセットする。
ヒント
Windows Server 2008 R2と指 定したアプリケ ーションは自動 的にインストー
ルされ、数回再起動されます。
20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、
「ライセンス条項
に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。
(フルインストールの
み)
21. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。
40 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
22. 画面の指示に従ってログオンする。
[フルインストールの場合]
以下の画面が表示されたら、
「パスワード」に設定したパスワードを入力し「
クリックする。
」を
[Server Coreインストールの場合]
以下の画面が表示されたら、
「パスワード」に設定したパスワードを入力し「
クリックする。
」を
23. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。
24. 41ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。
25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ
プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。
26. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。
27. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
導入編 41
デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ
オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付
の説明書を参照してください。
LANドライバとPROSetのインストール
標準装備のネットワークアダプタのLANドライバとPROSetのインストールについては
以下の通りです。
<カスタムインストールモデルのセットアップ>
購入時にインストール済みです。
<シームレスセットアップ>
シームレスセットアップ中にインストールされます。
ⓦ
ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ
ンソールから管理者権限(Administrator等)でログオンして実施してく
ださい。
OSのリモートデスクトップ機能またはその他の遠隔操作ツールを使用
しての作業はサポートしておりません。
ⓦ
IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の
チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス
の設定をしてください。
チェック
LANドライバのセットアップ
ⓦ
リンク速度の設定
ネットワークアダプタの転送速度とデュプレックスモードを接続先スイッチングハブの
設定値と同じ設定にする必要があります。以下の手順を参照し、転送速度とデュプレッ
クスモードを設定してください。
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ
クする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
3.
[リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設
定値と同じ値に設定する。
4.
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。
5.
システムを再起動する。
以上で完了です。
42 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
ⓦ
WOLの設定
以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection]
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2]
3.
[電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変
更する。
設定項目
WOL を使用する場合
WOL を使用しない場合
ON
OFF
ON
OFF
− "Wake on Link"
OFF
OFF
− "Wake on Pattern Match "
OFF
OFF
− "Wake On Magic Packet"
− " 電源オフ状態からの Wake On Magic
Packet"
ヒント
ⓦ
ⓦ
[節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。
上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。
4.
ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
5.
すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
導入編 43
チームのセットアップ
チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。
重要
チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組
み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連]
−[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
<チームのセットアップ手順>
1.
チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで
接続する。
2.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
3.
[ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。
4.
[チーム化]のタグを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入れ、
[新規チーム]をクリックする。
5.
チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。
6.
チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。
7.
チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。
重要
8.
対応しているチームタイプは以下のとおりです。
−
アダプタ フォルト トレランス
−
アダプティブ ロード バランシング
−
静的リンク アグリゲーション
−
スイッチ フォルト トレランス
[完了]をクリックする。
チームのプロパティが表示されます。
重要
標準装備のネットワークアダプタとLANボードでチームを作成する場合、下記
のメッ セージが表示されます が、[OK]をクリックして 引き続きチームのセッ
トアップを行ってください。
" チーム内の 1つ以上のアダ プターが真のNDIS6.20 受信側スケーリングをサ
ポ ートしま せん。チーム の受信側ス ケーリン グが無効 になりま す。受信側ス
ケーリングを無効にすると、チームのパフォーマンスに悪影響を与えます。 "
9.
チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。
44 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を
行う。
−
プライマリ設定
プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。
−
セカンダリ設定
セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックする。
プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてください。
プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。
ヒント
1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。
2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ
リを確認する。
11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。
[スイッチのテスト]画面が表示されます。
12. [テストの実行]をクリックして実行する。
実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
チェック
[テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また
は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。
実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ
の設定を変更してください。
13. システムを再起動する。
以上で完了です。
<チームの削除手順>
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。
3.
[設定]タブを選択して[チームの削除]をクリックする。
4.
[チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。
5.
デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを
確認する。
6.
システムを再起動する。
以上で完了です。
重要
ⓦ
アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン
グハブ(L2)にのみ接続できます。
ⓦ
マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合
は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に
チームを再作成してください。
導入編 45
LANボード(MN8104-121/122/125A/126)を使用する場合
LANボード(MN8104-121/122/125A/126)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能
が動作し、ドライバが自動でインストールされます。
グラフィックスアクセラレータドライバ
標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの
アップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ
ンストールされています。
ヒント
ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに
格納 されている「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008
R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。
SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合
SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作
し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、
ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
Fibre Channel コントローラ(MN8190-127)を使用する場合
Fibre Channel コントローラ (MN8190-127)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能
が動作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
46 Windows Server 2008 R2 のセットアップ
障害処理のためのセットアップ
障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。
詳細な手順については107ページをご覧ください。
Hyper-V 2.0のサポートについて
Hyper-V 2.0のサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
BitLockerをご利用になる場合
BitLocker の暗号化について、Microsoft 社から修正プログラムが公開されています。ご利用
になる場合は、必 ず Microsoft 社の情報をご確認 ください。なお、確認事項が 記載されてい
るので、そちらも必ずお読みください。
詳細はhttp://support.microsoft.com/kb/975496/jaをご参照ください。
管理ユーティリティのインストール
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および
シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/
ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。
[スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ
ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー
ルしなかった場合は、3章「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。
システムのアップデート
システムのアップデートを実施する場合は、
「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオ
ンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2,
Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」の「マニュアルセットアップ」を参照し
てください。
導入編 47
Windows Server 2008のセットアップ
ハ ードウェ アのセ ットア ップを完 了して から、Windows Server 2008やシ ステム のセット
アップをします。
カスタムインストールモデルのセットアップ
「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード
ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ
ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。
重要
ⓦ
カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack
(SNP)機能が「無効」に設定されています。
SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必
ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し
てください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm
ⓦ
チェック
KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開
情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」
を適用する前に]をご確認ください。
KB967224に対する注意事項の記載があります。
ここ で説明する手順は、「カスタ ムインストール」を指定 して購入された製品
で 初めて 電源を ONに すると きのセ ットア ップの 方法に ついて 説明し ていま
す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場
合は、
「シームレスセットアップ」を使用するか、添付の「EXPRESSBUILDER」
DVD に 格 納さ れ て いる オ ン ライ ン ド キュ メ ン ト「Windows Server 2008
Standard / Windows Server 2008 Enterpriseイ ンスト レーシ ョンサ プリメ
ントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」 を行ってください。
セットアップをはじめる前に(購入時の状態について)
セットアップを始める前に次の点について確認してください。
本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード
ディ スクドライブにイ ンストールされ ているソフトウ ェアの構成は、購入前 のお客様による
オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。
下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。
空きエリア
Windows Server 2008
ハードディスクドライブ
48 Windows Server 2008 のセットアップ
セットアップの手順
次の手順で本体を起動して、セットアップをします。
1.
周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。
しばらくすると、
[Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。
以降、画面の指示に従って必 要な設定や表示内容をよ く確認し、[次へ]をクリック
してセットアップを進めてください。
− [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して
ください。
システムが起動します。
(1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、
[次へ]をクリックする。
(2) Windows Server 2008セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画面が
表示されパスワードの変更が要求されたら、[OK]をクリックする。
導入編 49
(3) パスワードを変更し[
ヒント
]をクリックする。
Windows Server 2008ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、設定す
ることができません。
−
6文字以上(半角)
−
数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む
(4) 以下のメッセージが表示されたら、
[OK]をクリックする。
(5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。
2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(70ページ)」を参照して、
ネットワークドライバの詳細設定をする。
3.
オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド
ライバをインストールする。
4. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して障害処理のための
セットアップをする。
50 Windows Server 2008 のセットアップ
5.
出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。
インストール済みのソフトウェアはお客様が購入 時に指定したものがインストール
されています。例として次のようなソフトウェアがあります。
−
−
−
6.
ESMPRO/ServerAgent
Universal RAID Utility
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) (CPUアーキ
テクチャに関わらず、(x86)を使用します)
126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。
導入編 51
シームレスセットアップ
EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。
本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの
で、あらか じめ、
「ハード ウェアのセットア ップ」(18ページ)の設定を完 了させておいてく
ださい。
重要
ⓦ
シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、
Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま
す。
SNP 機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必
ず下 記サイトの SNP の詳細に ついての注意 事項等を確か めた上で設定
してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm
ⓦ
KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開
情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」
を適用する前に]をご確認ください。
KB967224に対する注意事項の記載があります。
ⓦ
シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を
削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定
時には注意が必要です。
−
−
Step 4 「RAIDの設定」
Step 5 「メディアとパーティションの設定」
必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。
チェック
シ ームレスセ ットアッ プを使用 しないイン ストール 方法など、特 殊なセット
アップについては、127ページ の「応用セットアップ」で説明しています。
52 Windows Server 2008 のセットアップ
ヒント
ⓦ
シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを
使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル
としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー
ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ
ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを
ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ
トアップはサポートしていません。
ⓦ
パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を
使って事前に作成しておくことができます。
ⓦ
ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316
ページを参照してください。
導入編 53
セットアップ前の確認事項について
シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ
さい。
Windowsファミリについて
Windows Server 2008フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ
ディション は次のとおりです。サービスパックについて は「EXPRESSBUILDER がサポート
しているサービスパック(15ページ)」を参照してください。
ⓦ
Windows Server 2008 Standard 日本語版
ⓦ
Windows Server 2008 Enterprise 日本語版
ⓦ
Windows Server 2008 Standard 32-Bit 日本語版
ⓦ
Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit 日本語版
以降「Windows Server 2008」と呼びます。
その他の OSをインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問
い合わせください。
BIOSの設定について
Windows Server 2008をイ ンストールする前 にハードウェア のBIOS設定な どを確認してく
ださい。246ページを参照して設定してください。
注意すべきハードウェア構成について
Windows Server 2008をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー
ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。
ⓦ
ミラー化されているボリュームへの再インストールについて
ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ
ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。
[ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合
は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン
ストール完了後に再度ミラー化してください。
ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの
管理]から行えます。
ⓦ
MO装置の接続について
Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス
トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して
ください。
ⓦ
DATやLTO等のメディアについて
シームレスセットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセット
しないでください。
54 Windows Server 2008 のセットアップ
ⓦ
その他の周辺機器について
セットアップを開始 する前に、お使いのハード ウェア構成によっては周 辺機器を外した
り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。
それぞれの周辺機器 のマニュアルを参照し、周 辺機器を適切な状態にし た後セットアッ
プしてください。
ⓦ
複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について
Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の
ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して
ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、
「論理ド ライブが複数存在 する場合の再セッ トアップ手順」(130ページ)を 参照してく
ださい。
導入編 55
システムパーティションのサイズについて
システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま
す。
<Windows Server 2008 (64ビット版)の場合>
イン ストールに 必要なサ イズ + ページ ングファイ ルサイズ + ダ ンプファ イルサイズ
+ アプリケーションサイズ
【フルインストールの場合】
インストールに必要なサイズ
=11,600MB(Windows Server 2008)
= 12,300MB(Windows Server 2008 with
Service Pack 2)
= 16,720MB(Windows Server 2008 +
Service Pack 2 DVD-ROM)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ+ 300MB
アプリケーションサイズ
= 任意
【Server Coreインストールの場合】
インストールに必要なサイズ
= 4,100MB(Windows Server 2008)
=12,300MB(Windows Server 2008 with
Service Pack 2)
= 9,300MB(Windows Server 2008 +
Service Pack 2 DVD-ROM)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ+ 300MB
アプリケーションサイズ
= 任意
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格
納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要
です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正
確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分
なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関
係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+
300MB」です。
ⓦ
その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ
リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。
例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ
ションサイズは、前述の計算方法から
11,600MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ
= 14,460MB + アプリケーションサイズ
となります。
56 Windows Server 2008 のセットアップ
システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー
ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを
増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク
に割り当てることで解決できます。
1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。
2. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ
ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。
ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な
サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。
<Windows Server 2008 (32ビット版)の場合>
インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ
+ アプリケーションサイズ
【フルインストールの場合】
インストールに必要なサイズ
= 6,300MB(Windows Server 2008)
= 9,300MB(Windows Server 2008 with
Service Pack 2)
= 9,400MB(Windows Server 2008 +
Service Pack 2 DVD-ROM)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ+ 300MB
アプリケーションサイズ
= 任意
【Server Coreインストールの場合】
インストールに必要なサイズ
= 2,200MB(Windows Server 2008)
= 9,300MB(Windows Server 2008 with
Service Pack 2)
= 5,300MB(Windows Server 2008 +
Service Pack 2 DVD-ROM)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ+ 300MB
アプリケーションサイズ
= 任意
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格
納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要
です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正
確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分
なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
システム構成によっては1つのパーティションに4096MB以上のペー
ジングファイルサイズを設定できないことがあります。
4096MBより小さい値を入力する旨のメッセージが出力されましたら、
4095MBに設定して下さい。
ⓦ
ⓦ
搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は
「2048MB+300MB」です。
その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ
リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。
導入編 57
例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ
ションサイズは、前述の計算方法から
6,300MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ
= 9,160MB + アプリケーションサイズ
となります。
システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー
ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを
増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク
に割り当てることで解決できます。
1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。
2. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ
ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。
ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な
サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ
い。
サービスパックの適用について
本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記サイト
より詳細情報を確かめた上で使用してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
58 Windows Server 2008 のセットアップ
セットアップの流れ
シームレスセットアップの流れを図に示します。
パラメータのロード(Step2)
スキップする
次へ
OSの選択(Step3)
次へ
RAIDの設定(Step4)
次へ
Windowsの詳細設定(Step5∼10)
次へ
パラメータのセーブ(Step11)
次へ
自動インストールの開始(Step12)
実行する
RAIDシステムのコンフィグレーション
Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット
CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す
Windowsドライバのコピー
↓
選択したアプリケーションのコピー
Windows OS DVD-ROMをセットする
自動インストール
ライセンス条項に同意
↓
ログオン
: 入力や選択が必要な作業
インストール終了
: 自動的に作業が進む内容
導入編 59
セットアップの手順
シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この
とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保
存することも可能です。
重要
事前に「注意すべきハードウェア構成について(53ページ)
」を確認してくだ
さい。
チェック
パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として
1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。
あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。
再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる
ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。
Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい
ません。
1.
周辺装置、本装置の順に電源をONにする。
2.
本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット
する。
3.
EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。
DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。
以下のメッセージが表示されたら、
「Os installation *** default ***」を 選択してく
ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。
60 Windows Server 2008 のセットアップ
4.
Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす
る。
5.
[シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。
6.
パラメータをロードする。
[パラメータのロード]画面が表示されます。
導入編 61
[パラメータファイルを使用しない場合]
「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
[パラメータファイルを使用する場合]
「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力
する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する
場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク
リックする。
チェック
パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ
い。
[次へ]をクリック→手順 7へ
[スキップする]をクリック→手順 16へ
7.
インストールするOSを選択する。
[Windows(32bitエディ ション)をインス トールする]または [Windows(64bitエディ
ション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリックしてください。
62 Windows Server 2008 のセットアップ
8.
RAIDの設定をする。
[RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから
[次へ]をクリックしてください。
論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。
ヒント
9.
メディアとパーティションの設定をする。
[メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。
「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ
ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容
を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
導入編 63
重要
ⓦ
パーティションサイズについて
−
OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ
ズを指定してください。(55ページ参照)
−
接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ
い。
−
RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ
ん。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し
たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使
用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ
れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され
ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。
第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション
削除
ⓦ
保持
保持
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの
既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ
ん(53ページ参照)
。「Windows システムドライブの設定」で「既存
のパーティションを使用する」を選択しないでください。
10. 基本情報の設定をする。
[基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし
てください。
重要
ヒント
Windows Server 2008の場合、コンピュータ名および、次の条件を満たす
Administratorパスワードの入力は必須です。
−
6文字以上(半角)
−
数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む
ⓦ
ⓦ
パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以
降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お
よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも
「●●●●●」が表示されます。
使用者名は「Administrator」固定です。
64 Windows Server 2008 のセットアップ
11. ネットワークプロトコルの設定をする。
[ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な
ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。
ヒント
12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。
[参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。
設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
導入編 65
13. コンポーネントの設定をする。
[コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を
行ってから[次へ]をクリックしてください。
[フルインストールの場合]
[Server Coreインストールの場合]
66 Windows Server 2008 のセットアップ
14. アプリケーションの設定をする。
[アプリケーションの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確 認し、必要なアプリ
ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。
「追加アプリケーションのインストール」について
ヒント
「追加アプリケ ーションのインスト ール」とは、シームレスセッ トアップの最
後にあ らかじめ指 定された 任意のアプ リケーショ ンを自動 でインスト ールす
る機能です。
15. パラメータをセーブする。
[パラメータのセーブ]画面が表示されます。
[パラメータファイルを保存しない場合]
「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
導入編 67
[パラメータファイルを保存する場合]
「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ
トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。
チェック
ヒント
パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ
い。
ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること
ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic® 」からも作成する
ことができます。
16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。
17. 追加するアプリケーションをインストールする。
シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす
る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ
ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。
18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取
り出す。
フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し
ておいてください。
68 Windows Server 2008 のセットアップ
19. メッセージに従ってWindows Server 2008 DVD-ROMを光ディスクドライブに
セットする。
ヒント
Windows Server 2008および指定したアプリケーションは自動的にインストー
ルされ、数回再起動されます。
20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、
「ライセンス条項
に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。
21. [ありがとうございます]が表示されたら、
「開始」をクリックする。
導入編 69
22. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。
23. 画面の指示に従ってログオンする。
[フルインストールの場合]
以下の画面が表示されたら、
「パスワード」に設定したパスワードを入力し「
クリックする。
」を
[ServerCoreインストールの場合]
以下の画面が表示されたら、
「他のユーザー」をクリックする。
続いて以 下の画面が 表示される ので、
「ユー ザー名」に"administrator"、「パスワー
ド」に設定したパスワードを入力し「 」をクリックする。
24. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。
70 Windows Server 2008 のセットアップ
25. 70ページの「修正モジュールの適用」を参照し、修正モジュールの適用を行う。
26. 70ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。
27. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ
プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。
28. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。
29. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
修正モジュールの適用
Windows Server 2008 のイ ンスト ール 後、必ず 修正 モジ ュール の適 用を 行って くだ さい。
Windows Server 2008を日本語で使用した場合、Active Directoryの一部機能で予期しない動作を
する場合があります。
Microsoft社の以下のURLを参照し修正モジュールを適用してください。
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/updateinfo.mspx
デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ
オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付
の説明書を参照してください。
LANドライバとPROSetのインストール
標準装備 のネットワーク アダプタの LANドライバと PROSetのイン ストールについ ては以下
の通りです。
<カスタムインストールモデルのセットアップ>
購入時にインストール済みです。
<シームレスセットアップ>
シームレスセットアップ中にインストールされます。
ⓦ
ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ
ンソールから管理者権限(Administrator等)でログオンして実施してく
ださい。
OSのリモ ートデス クトップ 機能また はその他 の遠隔操 作ツール を使用
しての作業はサポートしておりません。
ⓦ
IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の
チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス
の設定をしてください。
チェック
導入編 71
ⓦ
MN8104-125A を追加接続する場合の対応
MN8104-125A を追加接続する場合には、以下 の手順にてLANドライバ とPROSetをア
ンインストール後、MN8104-125Aを接続した状態でシステムのアップデートを実施し、
LANドライバとPROSetを適用してください。
<LANドライバとPROSetのアンインストール手順>
□ “フルインストール”の場合
1.
現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。
ヒント
標準 装備のネットワークア ダプタやLANボー ドでチーム( ネットワークアダプ
タのチーム)を構成している場合はチームを削除してください。削除の前にはIP
アドレスなどの設定情報を控えておき、再インストール後に改めて設定してく
ださい。
チームの削除手順は「チームのセットアップ」 に記述しています。
2.
コントロールパネルより[プログラムのアンインストール]をクリックする。
3.
[Intel(R) Network Connections 14.8.43.0]をダブルクリックする。
[インテル(R) ネットワークコネクション(オプションの削除)]が表示されます。
4.
[オプションの削除]で削除項目が選択されているのでそのまま[削除]をクリッ
クする。
[インテル(R) ネットワーク コネクション - ソフ トウェアの削除 ]が表示されま
す。
5.
[はい]を選択する。
自動でアンインストールが開始されます。
6.
[InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので[完了] をク
リックする。
7.
システムを再起動する。
以上で完了です。
72 Windows Server 2008 のセットアップ
□ “Server Core インストール”の場合
1.
現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。
ヒント
LAN ドライバの 削除の前にはIP ア ドレスなどの設定情報を 控えておき、再イ
ンストール後に改めて設定してください。
2. 「EXPRESSBUILDER」DVD内にある以下のdxsetup.exeをコマンドプロ
ンプトから実行する。
−
Windows Server 2008(64ビット版)
<光ディスクのドライブレター >
:¥017¥win¥winnt¥ws2008x64¥r148¥apps¥prosetdx¥vistax64¥dxs
etup.exe
−
Windows Server 2008(32ビット版)
<光ディスクのドライブレター >
:¥017¥win¥winnt¥ws2008¥r148¥apps¥prosetdx¥vista32¥dxsetup
.exe
3.
InstallShild ウイザードが表示されるので、[次へ]をクリックする。
4.
[削除(R)]を選択し、[次へ]をクリックする。
5.
[削除]をクリックする。
自動でアンインストールが開始されます。
6.
[InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので [完了] をク
リックする。
7.
システムを再起動する。
以上で完了です。
導入編 73
LANドライバのセットアップ
ⓦ
リンク速度の設定
ネットワー クアダプタの転送速度と デュプレックスモードを接 続先スイッチングハブの
設定値と同じ設定にする必要があります。
以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ
クする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
3.
[リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設
定値と同じ値に設定する。
4.
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。
5.
システムを再起動する。
以上で完了です。
ⓦ
WOLの設定
以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。
1.
デバイスマネージャを起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection]
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2]
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
3.
[電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変
更する。
設定項目
WOL を使用する場合
WOL を使用しない場合
ON または OFF
OFF
− "Wake On Magic Packet"
ON
OFF
− " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet"
ON
OFF
− "Wake on Link"
OFF
OFF
− "Wake On Directed Packet"
重要
"Wake On Directed Packet"を"ON"に設定しても、シャットダウン状態で
は、DirectedPacket (※1)での WOLによるOS起動はで きません(スリープ、
および、休止状態では起動できます)。
※1 イーサネット
ヘッダにアダプタのイーサネットアドレスを含むパケットま
たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。
ヒント
ⓦ
[節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。
ⓦ
上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。
74 Windows Server 2008 のセットアップ
4.
ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
5.
すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
重要
[Wake On LAN]内の設定を行えないアダプタは WOLをサポートしておりま
せん。
チームのセットアップ
チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。
重要
チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組
み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連]
−[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
<チームのセットアップ手順>
1.
チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで
接続する。
2.
[デバイスマネージャ]を起動する。
3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。
4. [チーム化]のタブを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入
れ、
[新規チーム]をクリックする。
5.
チームの名前を入力後、
[次へ]をクリックする。
6.
チームに含めるアダプタをチェックし、
[次へ]をクリックする。
7.
チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。
対応しているチームタイプは以下のとおりです。
重要
8.
ⓦ
アダプタフォルトトレランス
ⓦ
アダプティブロードバランシング
ⓦ
静的リンクアグリゲーション
ⓦ
スイッチフォルトトレランス
[完了]をクリックする。
チームのプロパティが表示されます。
9.
チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。
導入編 75
10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を
行う。
−
プライマリ設定
プライマリに設定するアダプタを選択し、
「プライマリの設定」をクリックす
る。
−
セカンダリ設定
セカンダリに設定するアダプタを選択し、
「セカンダリの設定」をクリックす
る。
プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、
[OK]をクリックして画面を閉じてくださ
い。
プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。
ヒント
1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。
2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ
リを確認する。
11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。
[スイッチのテスト]画面が表示されます。
12. [テストの実行]をクリックして実行する。
実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
チェック
[テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また
は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。
実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ
の設定を変更してください。
13. システムを再起動する。
以上で完了です。
<チームの削除手順>
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。
3.
[設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。
4.
[チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。
5.
デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを
確認する。
6.
システムを再起動する。
以上で完了です。
重要
ⓦ
アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン
グハブ(L2)にのみ接続できます。
ⓦ
マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合
は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に
チームを再作成してください。
76 Windows Server 2008 のセットアップ
LANボード(MN8104-119/121/122/125A/126)を使用する場合
LANボード (MN8104-119/121/122/125A/126)を使用する場合、OS のプ ラグアンドプレ
イ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされます。
重要
LANドラ イバとPROSetのインストール後に、MN8104-125Aを追加で使
用する場合は「LAN ドライバと PROSetのインストール」項の「MN8104125Aを追加接続する場合の対応」の手順を参照して設定を行ってください。
グラフィックスアクセラレータドライバ
標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの
アップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ
ンストールされています。
ヒント
ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに
格 納 され て い る「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008
Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、
ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合
SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動
作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
Fibre Channel コントローラ(MN8190-127)を使用する場合
Fibre Channel コントローラ(MN8190-127) を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能
が動作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。
導入編 77
PAEオプションを設定する方法
32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ
とで 4GBを超えるメモリを使用できるようになります。
重要
Windows Server 2008 Standard 32-Bitにおける PAE オプションはサ
ポート対象外です。
Windows Server 2008 Enterprise 32-Bitでは、Bcdedit.exe を使用することにより、PAEオ
プションを設定することができます。以下に設定手順を示します。
1. 「スタート」から「ファイル名を指定して実行」をクリックする。
2. 「名前」欄に cmd.exe と入力し、コマンドプロンプトを起動する。
3.
以下のコマンドを実行する。
bcdedit /set pae forceenable
4.
再起動を行う。
上記設定は再起動後に反映されます。
5.
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行する。
bcdedit
[Windows ブート ローダー ] の項に "pae ForceEnable" が存在することを確認し
て下さい。
以上でPAEオプションの設定は完了です。
Bcdedit.exeについては、以下を参照して下さい。
「ブート構成データ エディタについてよく寄せられる質問」
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc721886(WS.10).aspx
障害処理のためのセットアップ
障害が起きたときに障害からよ り早く、確実に復旧できるようセットアップをしてください。
詳細な手順については107ページをご覧ください。
Hyper-Vのサポートについて
Hyper-Vのサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
78 Windows Server 2008 のセットアップ
管理ユーティリティのインストール
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および
シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/
ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。
[スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ
ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー
ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてくださ
い。
システムのアップデート
システムのアップデートは、シームレスセットアップで自動的に実施されます。
システムのアップデートは次のような場合に、EXPRESSBUILDERに収録されている各OSの
インストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。
ⓦ
システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合
ⓦ
Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合
ⓦ
バックアップツールからシステムをリストアした場合
導入編 79
Windows Server 2003 R2, x64
Editionsのセットアップ
ハードウェアのセットアップを完了してから、Windows Server 2003 R2, x64 Editionsやシ
ステムのセットアップをします。
オペ レーティングシ ステムのインス トール、および再セ ットアップをす る際は「マニュアル
セットアップ」を使用してください。「マニュアルセットアップ」は、EXPRESSBUILDERに
格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition
/ Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition インストレー ションサプ リメントガイ
ド」を参照してください。
以下の 環境でWindows Server 2003 R2, x64 Editionsを使用する場合、「休止状態」からの
復帰時にシステムが停止することがあります。
−
マルチプロセッサ構成の装置
− Service Pack 2 未適用
「休止状態」を設定する場合は、Service Pack 2 もしくはKB902839 (*)の修正プログラムを
適用してください。
(*) KB902839は以下から入手することができます。
http://support.microsoft.com/kb/902839/ja
80 Windows Server 2003 のセットアップ
Windows Server 2003のセットアップ
ハードウ ェアのセッ トアップを 完了してか ら、Windows Server 2003 やシステム のセット
アップをします。再インストールの際にも参照してください。
重要
Windows Server 2003 Standard Edition / Enterprise Edition をご利
用の場合、インストールに使用する OS インストールメディアについては、必
ず『Service Pack 1 が内包されたメディア』をご使用ください。
「カスタム
インストー ルモデル」の場合は、既 に Servcie Pack 1 がインス トールされ
ているため、再度Service Pack 1を適用する必要はありません。
カスタムインストールモデルのセットアップ
「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード
ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ
ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。
チェック
ここで説明す る手順は、
「カスタムイン ストール」を指定して購 入された製品
で初 めて電 源をON にす るとき のセッ トアッ プの方 法につ いて説 明して いま
す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場
合は、「シームレスセットアップ」を参照してください。
セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)
セットアップを始める前に次の点について確認してください。
本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード
ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による
オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。
下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。
空きエリア
Windows Server 2003
ハードディスクドライブ
導入編 81
セットアップの手順
次の手順で本体を起動して、セットアップをします。
1.
周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。
しばらくすると、
[Windows Server 2003セットアップ]画面が表示されます。以
降、画面の指示に従って必要な設定や表示内容をよく確認し、[次へ]をクリックして
セットアップを進めてください。
− [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約 の内容を確認して
ください。
−
[ソフトウェアの個人用設定]画面では、名前や会社名または組織名を入力します。
−
[ライセンスモード]画面では、使用するライセンスモードを選択します。
−
[コンピュータ名と Administrator のパスワード]画面では、コンピュータ名と
Administratorのパスワードを入力してください。
−
[日付と時刻の設定]画面では、日付と時刻を正しく設定してください。
−
[ネットワークの設定]画面では、ネットワークの設定を選択します。
−
[ワークグループまたはドメイン名]画面では、ドメインに参加させるか選択します。
システムが再起動します。
2.
97ページの手順23.以降を参照して、ネットワークドライバの詳細設定をする。
3.
オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド
ライバをインストールする。
4.
107ページを参照して障害処理のためのセットアップをする。
5.
出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。
インストール済みのソフトウェ アはお客様が購入時に指定したものがインストール
されています。例として次のようなソフトウェアがあります。
−
−
−
−
ESMPRO/ServerAgent
Universal RAID Utility
Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)
重要
カ スタムセッ トアップ で出荷さ れた場合、イン ストール されてい るサービス
パックのバージョンと、装置に添付されているサービスパックのバージョンが
異なる場合があります。本体にインストールされているサービスパック以降の
バージョンが添付されている場合は、下記サイトより詳細情報を確認してくだ
さい。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
6.
126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。
再セットアップをする際は「シームレスセットアップ」を使用してください。
82 Windows Server 2003 のセットアップ
シームレスセットアップ
EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。
本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの
で、あらかじめ、「ハードウェア のセットアップ」(18ペ ージ)の設定を完了させ ておいてく
ださい。
重要
シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を削除し
ます。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定時には注意が
必要です。
ⓦ
Step 4 「RAIDの設定」
ⓦ
Step 5 「メディアとパーティションの設定」
必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。
チェック
ヒント
シーム レスセッ トアップを 使用しな いインス トール方法 など、特殊な セット
アップについては、127ページの「応用セットアップ」で説明しています。
ⓦ
シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを
使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル
としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー
ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ
ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを
ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ
トアップはサポートしていません。
ⓦ
パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を
使って事前に作成しておくことができます。
ⓦ
ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316
ページを参照してください。
導入編 83
セットアップ前の確認事項について
シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ
さい。
Windowsファミリについて
Windows Server 2003フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ
ディションは次のとおりです。
ⓦ
Windows Server® 2003 R2, Standard Edition 日本語版
ⓦ
Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版
以降「Windows Server 2003」と呼びます。
上記以外のエディションをインストールしたいときは、お買い求めの販売店または保守サービ
ス会社にお問い合わせください。
重要
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでは、シームレスセットアップ
を使 用できませ ん。再セットア ップする場 合は、
「Windows Server 2003
R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise
x64 Edition インストレーションサプリメントガイド」を参照し、「マニュア
ルセットアップ」を使用してください。
本 書 で は、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統 一 して
ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。特に Windows Server 2003 R2を区別す
る場合は「Windows Server 2003 R2」と呼びます。
BIOSの設定について
Windows Server 2003をイ ンストールする前 にハードウェア のBIOS設定な どを確認してく
ださい。246ページを参照して設定してください。
注意すべきハードウェア構成について
Windows Server 2003をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー
ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。
ⓦ
ミラー化されているボリュームへの再インストールについて
[ディスクの管 理]を使用してミラ ー化されているボ リュームに再イン ストールする場合
は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン
ストール完了後に再度ミラー化してください。
ミラーボリュームの作成あるいはミラーボリュームの解除および削除は[コンピュータの
管理]内の[ディスクの管理]から行えます。
ⓦ
MO装置の接続について
Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス
トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して
ください。
84 Windows Server 2003 のセットアップ
ⓦ
DATやLTO等のメディアについて
シームレスセットアップでは、DATやLTO等のインストールに不要なメディアはセット
しないでください。
ⓦ
複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について
Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の
ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して
ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、
「論理ド ライブが複数存在 する場合の再セッ トアップ手順」(130ページ)を 参照してく
ださい。
ⓦ
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー
ルについて
ダイナミックディス クへアップグレードし た場合、既存のパーティショ ンを残したまま
での再インストールはできません。この場合、
「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されて
い る「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2,
Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server
2003 Enterprise Editionイン スト レー ション サプ リメン トガ イド」を 参照し てセ ット
アップしてください。
システムパーティションのサイズについて
Windowsシステムをインス トールするために必要なパーティショ ンのサイズは、次の計算式
から求めることができます。
インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ
+ アプリケーションサイズ
インストールに必要なサイズ
= 3500MB(Windows Server 2003 R2)
= 3500MB(Windows Server 2003 R2
with Service Pack 2)
= 5300MB(Windows Server 2003 R2
+ServicePack 2 CD-ROM)
ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5
ダンプファイルサイズ
= 搭載メモリサイズ+ 12MB
アプリケーションサイズ
= 任意
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格
納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要
です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正
確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分
なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で
4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超え
る場合は、4095MBで設定してください。
ⓦ
ⓦ
搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は
「2048MB+12MB」です。
その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ
リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。
導入編 85
例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB) の場合、パーティションサイズは、前述の計算
方法から
3,500MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 12MB + アプリケーションサイズ
= 6,072MB + アプリケーションサイズ
となります。
システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー
ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを
増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク
に割り当てることで解決できます。
1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。
2. 「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサ
イズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。
ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な
サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ
い。
ヒント
シームレスセットアップでインストールする場合、必要最小限のパーティショ
ン サイ ズ を「上記 の必 要 最小 限の パ ーテ ィシ ョ ンサ イズ + 850MB」ま たは
「4095MB」のうち、どちらか大きい値に設定してください。
サービスパックの適用について
ⓦ
Service Pack 2が内包された OS インストールメディアを使用しインストールされた場
合は、再度Service Pack2を適用する必要はありません。
ⓦ
Windows Server 2003 R2をインストールする場合は、Service Pack 1を適用する必要
はありません。
ⓦ
Windows Server 2003 R2をインストールする場合は、サービスパックはシームレス
セットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2のインストールを実施した上
で「システムのアップデート」にて適用してください。
ⓦ
本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記
サイトより詳細情報を確かめた上で使用してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
86 Windows Server 2003 のセットアップ
セットアップの流れ
シームレスセットアップの流れを図に示します。
パラメータのロード(Step2)
スキップする
次へ
OSの選択(Step3)
次へ
RAIDの設定(Step4)
次へ
Windowsの詳細設定(Step5∼10)
次へ
パラメータのセーブ(Step11)
次へ
自動インストールの開始(Step12)
実行する
RAIDシステムのコンフィグレーション
Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット
CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す
Windowsドライバのコピー
↓
選択したアプリケーションのコピー
Windows OS CD-ROMをセットする
ソフトウェア使用許諾契約に同意する
自動インストール
↓
自動ログオン
インストール終了
: 入力や選択が必要な作業
: 自動的に作業が進む内容
導入編 87
セットアップの手順
シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この
とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保
存することも可能です。
重要
事前に「注意すべきハードウェア構成について(83ページ)
」を確認してくだ
さい。
チェック
パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として
1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。
あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。
再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる
ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。
Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい
ません。
1.
周辺装置、本装置の順に電源をONにする。
2.
本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット
する。
3.
EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。
DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。
以下のメッセージが表示されたら、
「Os installation *** default ***」を 選択してく
ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。
88 Windows Server 2003 のセットアップ
4.
Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす
る。
5.
[シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。
6.
パラメータをロードする。
[パラメータのロード]画面が表示されます。
導入編 89
[パラメータファイルを使用しない場合]
「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
[パラメータファイルを使用する場合]
「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力
する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する
場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク
リックする。
チェック
パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ
い。
[次へ]をクリック→手順 7へ
[スキップする]をクリック→手順 16へ
7.
インストールするOSを選択する。
[Windows(32bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック
してください。
90 Windows Server 2003 のセットアップ
8.
RAIDの設定をする。
[RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから
[次へ]をクリックしてください。
ヒント
9.
ⓦ
論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。
ⓦ
正常に終了しない場合は、EXPRESSBUILDER 内にドライバが収録され
ていない可能性が有ります。「セットアップを始める前に(15ページ)」
をご参照願います。
メディアとパーティションの設定をする。
[メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。
設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
導入編 91
重要
ⓦ
Windows Server 2003 R2でサービスパックを適用する場合は、
シームレスセットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC
2を適用してから「システムのアップデート」にてサービスパックを適
用してください。
ⓦ
パーティションサイズについて
−
OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ
ズを指定してください。(84ページ参照)
−
接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ
い。
−
RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ
ん。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し
たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使
用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ
れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され
ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。
第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション
削除
ⓦ
保持
保持
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの
既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ
ん(84ページ参照)
。「Windows システムドライブの設定」で「既存
のパーティションを使用する」を選択しないでください。
10. 基本情報の設定をする。
[基本情報の設定]画面が表示されます。
ユーザー情報を入力して[次へ]をクリックしてください。
ヒント
ⓦ
ⓦ
パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以
降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お
よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも
「●●●●●」が表示されます。
日本語入力する場合は、<Alt>+<半角/全角>キーを押してください。
92 Windows Server 2003 のセットアップ
11. ネットワークプロトコルの設定をする。
[ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な
ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。
ヒント
12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。
[参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。
設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
導入編 93
13. コンポーネントの設定をする。
[コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を
行ってから[次へ]をクリックしてください。
14. アプリケーションの設定をする。
[アプリケーションの設 定]画面が表示されます。設定 内容を確認し、必要なアプリ
ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。
「追加アプリケーションのインストール」について
ヒント
「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最
後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす
る機能です。
94 Windows Server 2003 のセットアップ
15. パラメータをセーブする。
[パラメータのセーブ]画面が表示されます。
[パラメータファイルを保存しない場合]
「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。
チェック
フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し
てください。
[パラメータファイルを保存する場合]
「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ
トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。
チェック
ヒント
パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ
い。
ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること
ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic」からも作成するこ
とができます。
16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。
導入編 95
17. 追加するアプリケーションをインストールする。
シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす
る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ
ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。
18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取
り出す。
フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し
ておいてください。
19. Windows Server 2003 CD-ROMを光ディスクドライブにセットする。
[ソフトウェア使用許諾契約]確認画面が表示されます。
96 Windows Server 2003 のセットアップ
20.「ソフトウェア使用許諾契約書」の内容をご確認のうえ、同意する場合は、
[はい]
をクリックする。
同意しない場合は、
[いいえ]をクリックしてください。
ヒント
バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用している場合は、以下のメッ
セージが表示される場合があります。[OK]をクリックし、プロダクトキーを
入力してください
セットアップスクリプトファイルには有効なプロダクト
IDが含まれていません。システム管理者に有効な
プロダクトIDを問い合わせてください。
Windows Server 2003 および指定 したアプリケ ーションは自 動的にイン ストール
され、システムにログオンします。
重要
インストール 中に以下のダイアログボ ックスが表示される場 合がありますが、
[セットアップ完了]画面が表示されるまでは操作する必要はありません。
21. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。
22. インストール完了後、
[Windows セットアップ]画面が表示されます。
Windows Server 2003 R2 DISC 2 を光デ ィスクド ライブ にセット し、[OK]をク
リックする。
以降はメッセージに従って作業を進めてください。
インストール終了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を光ディスクドライブか
ら取り出し、再起動してください。
導入編 97
ヒント
サ ー ビ ス パッ ク を イ ンス ト ー ル する 場 合 は 必 ずWindows Server 2003 R2
DISC 2を適用した後で「システムのアップデート」にて適用してください。
23. LANドライバおよびPROSetをインストールする。
[LANドライバ]
標準装備のネットワークアダプタのLANドライバのインストールについては以下の
通りです。
<カスタムインストールモデルのセットアップ>
購入時にインストール済みです。
<シームレスセットアップ>
シームレスセットアップ中にインストールされます。
[PROSet]
PROSet は、以下の機能を実現するLANドライバユーティリティです。
−
アダプタ詳細情報の確認
−
ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断
−
チームの設定
複数のネットワークアダプタ をチームとして構成することで、耐障害性に優れた環
境を提供し、装置とスイッチ間のスループットを向上させることができます。
PROSet をインストールする場合は、以下の手順で行ってください。
(1) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。
オートランで起動するメニューが表示されたら、メニュー画面を閉じてくだ
さい。
(2) エクスプローラを起動する。
(3) 「¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥apps¥prosetdx¥win32」ディレクトリ内
の「dxsetup.exe」アイコンをダブルクリックする。
[Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。
(4) [次へ]をクリックする。
(5) 使用許諾契約を読み、同意するならば[使用許諾契約の条項に同意します]を選
択して[次へ]をクリックする。
(6) セットアップオプションの画面が表示されるので、下記の3点が選択されてい
ることを確認し[次へ]をクリックする。
−
ドライバ
−
インテル(R) PROSet for Windows *デバイスマネージャ
−
Advanced Network Services
(7) [インストール]をクリックする。
(8) [InstallShieldウィザードを完了しました]というメッセージが表示されたら、
[完了]をクリックする。
98 Windows Server 2003 のセットアップ
(9) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取り出し、システムを
再起動する。
以上で完了です。
ⓦ
ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ
ンソールから管理者権限(Administrator 等)でログインして実施して
ください。
OSのリモ ートデス クトップ 機能又は その他の 遠隔操作 ツールを 使用し
ての作業はサポートしておりません。
ⓦ
IP アドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の
チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIP アドレス
の設定をしてください。
チェック
24. LANドライバのセットアップをする。
[リンク速度の設定]
ネットワークアダプタの転送速度とデュプレック スモードを接続先スイッチングハ
ブの設定値と同じ設定にする必要があります。
以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。
<PROSetがインストールされている場合>
(1) [デバイスマネージャ ]を起動する。
(2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルク
リックする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
(3) [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をハブの設定値と同
じ値に設定する。
(4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリック
する。
(5) システムを再起動する。
以上で完了です。
<PROSetがインストールされていない場合>
(1) [デバイスマネージャ ]を起動する。
(2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルク
リックする。
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
(3) [詳細設定]タブをクリックし、[リンク速度とデュプレックス]をスイッチング
ハブの設定値と同じ値に設定する。
(4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリック
する。
(5) システムを再起動する。
以上で完了です。
[WOLの設定]
以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。
導入編 99
<PROSetがインストールされている場合>
(1) デバイスマネージャを起動する。
(2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection]
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2]
ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスが表示されます。
(3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定
に変更する。
設定項目
− "Wake On Directed Packet"
WOL を使用する場合
WOL を使用しない場合
ON または OFF
OFF
ON
OFF
− " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet"
ON
OFF
− "Wake on Link"
OFF
OFF
− "Wake On Magic Packet"
重要
"Wake On Directed Packet"を"ON"に設定しても、シャットダウン状態で
は、DirectedPacket (※1)でのWOLによる OS起動はできません(スリープ、
および、休止状態では起動できます)。
※1 イーサネット
ヘッダにアダプタのイーサネットアドレスを含むパケットま
たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。
ヒント
ⓦ
[節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。
ⓦ
上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。
(4) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
(5) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
<PROSetがインストールされていない場合>
(1) デバイスマネージャを起動する。
(2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection]
[Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2]
ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。
(3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表のWOL
設定に設定変更する。
設定項目
WOLを使用
する場合
WOLを使用
しない場合
− "電力の節約のため、コンピュータでこのデバイスの電
源をオフにできるようにする"
ON
ON
− "このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解
除できるようにする"
ON または
OFF
OFF
100 Windows Server 2003 のセットアップ
重要
ⓦ
"このデバイスで、コンピュータの...."を"ON"に設定するとスタンバイ状
態/休止状態でMagicPacketおよびDirectedPacket (※1)でのWOLに
よるOS起動が可能になります。
ⓦ
シャットダウン状態ではDirectedPacketでのWOLによるOS起動はで
きません。
※1
イーサネットヘッダにアダプタのイー サネットアドレスを含むパケットま
たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。
上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。
ヒント
(4) [詳細設定]タブを選択する。
(5) [PMEをオンにする]の[値]を下記のように設定する。
−
WOLを使用する場合 : オン
−
WOLを使用しない場合 : オフ
(6) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。
(7) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。
ヒント
ⓦ
標準装備のネットワークアダプタの他に「マネージメント専用LANコネ
クタ」があります。このポートに関するセットアップについては、
「EXPRESSBUILDER」DVD内にあるオンラインドキュメント「リモー
トマネージメントエンジン2ユーザーズガイド」を参照してください。
ⓦ
サービスの追加にて、[ネットワークモニタ] を追加することをお勧めし
ます。[ネットワークモニタ] は、[ネットワークモニタ] をインストール
したコンピュータが送受信するフレーム(またはパケット)を監視する
ことができます。ネットワーク障害の解析などに有効なツールです。イ
ンストールの手順は、この後の「障害処理のためのセットアップ」を参
照してください。
25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、そ
れぞれを確実にインストールする。
26. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップをする。
27. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。
以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。
導入編 101
チームのセットアップ
チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。
重要
チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組
み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連]
−[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
<チームのセットアップ手順>
1.
チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで
接続する。
2.
[デバイスマネージャ]を起動する。
3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。
4. [チーム化]のタブを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入
れ、
[新規チーム]をクリックする。
5.
チームの名前を入力後、
[次へ]をクリックする。
6.
チームに含めるアダプタをチェックし、
[次へ]をクリックする。
7.
チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。
対応しているチームタイプは以下のとおりです。
重要
8.
ⓦ
アダプタフォルトトレランス
ⓦ
アダプティブロードバランシング
ⓦ
静的リンクアグリゲーション
ⓦ
スイッチフォルトトレランス
[完了]をクリックする。
チームのプロパティが表示されます。
9.
チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。
102 Windows Server 2003 のセットアップ
10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を
行う。
−
プライマリ設定
プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックす
る。
−
セカンダリ設定
セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックす
る。
プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてくださ
い。
プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。
ヒント
1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。
2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ
リを確認する。
11. [設定]タブのまま[スイッチのテスト]をクリック後、[スイッチのテスト]画面が表
示されたら、[テストの実行]をクリックして実行する。
実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。
チェック
[テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また
は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。
実行した結果、および、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了で
す。
エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ
の設定を変更してください。
12. システムを再起動する。
以上で完了です。
<チームの削除手順>
1.
[デバイスマネージャ ]を起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。
3.
[設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。
4.
[チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。
5.
デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを
確認する。
6.
システムを再起動する。
以上で完了です。
重要
ⓦ
アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン
グハブ(L2)にのみ接続できます。
ⓦ
マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合
は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に
チームを再作成してください。
導入編 103
LANボード(MN8104-111/119/121/122/125A/126)を使用する場合
LAN ボード(MN8104-111/119/121/122/125A/126) を使用する場合、
「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているドライバをインストールしてください。
<LANボード用ネットワークドライバのインストール>
1.
デバイスマネージャを起動する。
2.
[ネットワークアダプタ]配下の[Intel(R) ∼]をダブルクリックする。
[Intel(R) ∼]のプロパティダイアログボックスが表示されます。
ヒント
3.
[?その他のデバイス]に[?イーサネットコントローラ ]がある 場合は[?イーサ
ネットコントローラ]をダブルクリックしてください。
[ドライバ]タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックする。
[ハードウェアの更新ウィザード]が表示されます。
4.
[いいえ、今回は接続しません]を選択して、[次へ]をクリックする。
5.
[一覧または特定の場所からインストールする(詳細)]を選択し、[次へ]をクリッ
クする。
6.
[次の場所で最適のドライバを検索する]を選択し、[リムーバブルメディア...]の
チェックを外し、[次の場所を含める]にチェックを入れ、
「MN8104-119/121/122/125A/126」の場合
[¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro1000¥win32¥ndis5x]
「MN8104-111」の場合
[¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro100¥win32¥ndis5x]
と入力し、[次へ]をクリックする。
ドライバの検索が開始され、検索後にインストールが始まります。
しばらくすると[ハードウェアの更新ウィザードの完了]画面が表示されます。
7.
[完了]をクリックする。
8.
システムを再起動する。
以上で完了です。
LANボード(MN8104-123A)を使用する場合
「MN8104-123A」のLANボードを使用する場合は、LANボードに添付されているCD-ROMに
格納されて いるドライバを使用してください。なお、インス トール手順が不明な 場合は、添
付されているネットワークドライバのインストール手順を参照してください。
104 Windows Server 2003 のセットアップ
グラフィックスアクセラレータドライバ
標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの
アップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ
ンストールされています。
ヒント
ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVD に
格納されている「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server
2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition /
Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイ
ド」を参照してください。
SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合
SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERか
ら「システムのアップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ
ンストールされています。
追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ
バをインストールしてください。
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合
SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERから「シ
ステムのアップデート」を実行するとインストールされます。
カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ
ンストールされています。
追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ
バをインストールしてください。
導入編 105
PAEオプションを設定する方法
32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ
とで 4GBを超えるメモリを使用できるようになります。
重要
PAEオプションは、サポートされている製品が限定されています。
以下のマイクロソフトサポート技術情報を参照して確認してください。
サポート技術情報-KB291988
4GB RAMチューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明
Windows Server 2003では、Boot.iniを編集することにより、PAEオプションを設定すること
ができます。以下に編集例を示します。
1. 「スタート」メニューから[設定]をポイントして、[コントロールパネル]をクリック
する。
2. 「コントロールパネル」から、[システム]アイコンをダブルクリックする。
「システムのプロパティ」画面が表示されます。
3.
[詳細設定]タブから「起動と回復」にある[設定]をクリックする。
4. 「起動と回復」画面にある「起動システム」の[編集]をクリックし、「Boot.ini」を
開く。
5. 「Boot.ini」ファイルの[operating systems]に“/PAE”を追加し、上書き保存
する。
<Boot.ini ファイルの例>
[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003 "
/fastdetect
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003 ,
PAE" /fastdetect /PAE
C:\CMDCONS\BOOTSECT.DAT="Microsoft Windows 回復コンソール " /cmdcons
以上でBoot.iniへの編集は終了です。
ヒント
「起動 /回復」画面にある「既定のオペレーティングシステム」で選択したエン
トリから自動的に起動するように設定することができます。
106 Windows Server 2003 のセットアップ
障害処理のためのセットアップ
障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。
詳細な手順については107ページをご覧ください。
管理ユーティリティのインストール
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および管理用
の「ESMPRO/ServerManager」などが収録されています。ESMPRO/ServerAgentは、シー
ムレスセットアップで自動的にインストールすることができます。
[スタート]メニューの[プログラム]やコントロ ールパネルにインストールしたユーティリ
ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー
ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。
ヒント
ユーティリテ ィには、ネットワーク上 の管理PC にインストール するものもあ
ります。詳しくは第3編の「ソフトウェア編」を参照してください。
システムのアップデート
「システムのアップデート」は、シームレスセットアップで自動的に実施されます。
システムのアップデートは次のような場合に、
「EXPRESSBUILDER」DVDに収録されている
各OS のインストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。
ⓦ
システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合
ⓦ
Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合
ⓦ
バックアップツールを使用してシステムをリストアした場合
導入編 107
障害処理のためのセットアップ
障害が起きたとき、より早く、確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセッ
トアップをしておいてください。
メモリダンプ(デバッグ情報)の設定
本体内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。
メモリダンプの注意
重要
ⓦ
メモリダンプの採取は保守サービス会社の保守員が行います。お客様は
メモリダンプの設定のみを行ってください。
ⓦ
ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起
動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが
表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直す
と、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。
Windows Server 2008 R2の場合
次の手順に従って設定します。
1.
スタートメニューから[コントロールパネル]をクリックする。
[コントロールパネル]ウィンドウが表示されます。
2.
[コントロールパネル]ウィンドウから[システムとセキュリティ]をクリックす
る。
ヒント
[表示方法]が[カテゴリ]以外の場合は、
[コントロールパネル]から直接[シ
ステム]をクリックしてください。
3. [システム]をクリックする。
4. [システムの詳細設定]をクリックする。
[システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
108 障害処理のためのセットアップ
5. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。
6.
ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。
<Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合>
D:¥MEMORY.DMP
重要
ⓦ
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨
します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ
リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。
その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。
ⓦ
本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド
ライブを指定してください。
ⓦ
メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設
前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく
ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン
プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド
ライブの空き容量を確認してください。
導入編 109
7. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。
[パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。
8. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。
110 障害処理のためのセットアップ
9. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。
10.[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ
クボックスのチェックをはずし、
[カスタムサイズ]にチェックをする。
導入編 111
11.[各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ
てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以
上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、[設定]をクリックする。
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ
イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ
ルが必要です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足
により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全
体で十分なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注
意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し
てください。
ⓦ
メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを
再設定してください。
12.[OK]をクリックする。
設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。
メッセージに従って再起動してください。
以上で完了です。
112 障害処理のためのセットアップ
Windows Server 2008の場合
次の手順に従って設定します。
1.
スタートメニューから[コントロールパネル]を選び、
[システム]をクリックす
る。
[システム]ダイアログボックスが表示されます。
2. [システムの詳細設定]をクリックする。
[システムのプロパティ ]ダイアログボックスが表示されます。
3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。
導入編 113
4.
ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。
<Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合>
D:¥MEMORY.DMP
Windows Server 2008 (64ビット版)の場合
重要
ⓦ
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨
します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ
リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。
その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。
ⓦ
本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド
ライブを指定してください。
ⓦ
メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設
前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく
ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン
プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド
ライブの空き容量を確認してください。
Windows Server 2008 (32ビット版)の場合
ⓦ
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨
します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ
リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。
その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。
ⓦ
本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上(メモリサイズが
2GBを超える場合は、2048MB+300MB以上)の空き容量のあるド
ライブを指定してください。
ⓦ
メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設
前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく
ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン
プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド
ライブの空き容量を確認してください。
114 障害処理のためのセットアップ
5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。
[パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。
6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。
導入編 115
7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。
8. [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ
クボックスのチェックをはずし、
[カスタムサイズ]にチェックをする。
116 障害処理のためのセットアップ
9. [各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ
てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以
上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、
[設定]をクリックする。
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格
納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要
です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正
確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分
なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注
意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し
てください。
ⓦ
メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを
再設定してください。
10.[OK]をクリックする。
設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。
メッセージに従って再起動してください。
導入編 117
Windows Server 2003の場合
次の手順に従って設定します。
ヒント
1.
こ こ で はWindows Server 2003 の場 合 を 例 にし て 手 順 を 示し て い ま すが、
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでも同様の 手順でセット アップしてく
ださい。
スタートメニューから[コントロールパネル]を選択し、[システム]をクリックする。
[システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
2. [詳細設定]タブをクリックする。
3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。
118 障害処理のためのセットアップ
4.
ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。
<Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合>
D:¥MEMORY.DMP
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsの場合
重要
ⓦ
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨
します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ
リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。
その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。
ⓦ
本装置に搭載しているメモリサイズ+1MB以上の空き容量のあるドライ
ブを指定してください。
ⓦ
メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設
前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく
ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン
プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド
ライブの空き容量を確認してください。
Windows Server 2003の場合
ⓦ
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨
します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ
リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。
その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。
ⓦ
本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GB
を超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブ
を指定してください。
ⓦ
メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設
前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく
ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン
プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド
ライブの空き容量を確認してください。
導入編 119
5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。
[パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。
6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。
120 障害処理のためのセットアップ
7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。
8. [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[す
べてのドライブの総ページング ファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値
以上に変更し、
[設定]をクリックする。
重要
ⓦ
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取
のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格
納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要
です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正
確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分
なページングファイルサイズを設定してください。
ⓦ
「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注
意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し
てください。
ⓦ
メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを
再設定してください。
導入編 121
9. [OK]をクリックする。
設定の変 更内容によっ てはシステ ムを再起動す るようメッセ ージが表示さ れます。
メッセージに従って再起動してください。
ユーザーモードプロセスダンプの取得方法
Windows Server 2008 R2の場合
ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル
です。
アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了
させずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。
1.
タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック
するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動
する。
2. [プロセス]タブをクリックする。
3.
ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、
[ダンプファイルの作成]をクリッ
クする。
4.
次のフォルダにダンプファイルが作成されます。
C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp
ヒント
上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され
ない場合は、エクスプローラの[整理]から[フォルダーと検索のオプション]
を選 択し、[表示]タブから[隠し ファイル、隠しフォル ダー、および隠しド
ライブを表示する]にチェックをしてください。
ユーザーモードプロセス ダンプが作成されたら、上記 4.のフォルダより取得してく
ださい。
ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート
技術情報を参照してください。
「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」
http://support.microsoft.com/kb/949180/ja
ヒント
Windows Server 2008 R2では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に
変更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得
することができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上
記の方法で取得できます。
122 障害処理のためのセットアップ
Windows Server 2008の場合
ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル
です。
アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了さ
せずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。
1.
タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック
するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動
する。
2. [プロセス]タブをクリックする。
3.
ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、
[ダンプファイルの作成]をクリッ
クする。
4.
次のフォルダにダンプファイルが作成されます。
C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp
ヒント
上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され
ない場合は、エクスプローラの[ツール] から[フォルダオプション] を選択し、
[表示] タブから[すべてのファイルとフォルダ を表示する]にチェックをして下
さい。
ユーザーモードプロセスダンプが作成 されたら、上記4.のフォルダより取得してく
ださい。
ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート
技術情報を参照してください。
「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」
http://support.microsoft.com/kb/949180/ja
ヒント
Windows Server 2008では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に変
更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得す
ることができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上記
の方法で取得できます。
導入編 123
Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定)
Windowsワトソン博士はアプリケーションエラー用のデバッガです。アプリケーションエ
ラーを検出するとシステムを診断し、診断情報(ログ)を記録します。診断情報を採取でき
るよう次の手順に従って設定してください。
1.
スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
2. [名前]ボックスに「drwtsn32.exe」と入力し、[OK]をクリックする。
[Windowsワトソン博士]ダイアログボックスが表示されます。
3. [ログファイルパス]ボックスに診断情報の保存先を指定する。
「DRWTSN32.LOG」というファイル名で保存されます。
チェック
ネットワークパスは指定できません。ローカルコンピュータ上のパスを指定し
てください。
4. [クラッシュダンプ]ボックスにクラッシュダンプファイルの保存先を指定する。
ヒント
「クラッシュダンプファイル」はWindows Debuggerで読むことができるバイナ
リファイルです。
124 障害処理のためのセットアップ
5. [クラッシュダンプの種類]のラジオボタンで[完全]を選択する。
6. [オプション]ボックスにある次のチェックボックスをオンにする。
−
ダンプシンボルテーブル
−
すべてのスレッドコンテキストをダンプ
−
既存のログファイルに追加
−
クラッシュダンプファイルの作成
それぞれの機能の説明についてはオンラインヘルプを参照してください。
7. [OK]をクリックする。
ネットワークモニタのインストール
ネットワークモニタを使用することにより、ネットワーク障害の調査や対処に役立てることが
できます。
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合
ネットワークモニタのセットアップ手順
ヒント
1.
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008には、ネッ トワークモ ニタが
含まれておりません。
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008において ネットワー クトレー
スを採取するためには、Microsoft社より提供されておりますMicrosoft Network
Monitorをセットアップする必要があります。
Microsoft社のWebサイトよりネットワークモニタをダウンロードする。
http://support.microsoft.com/kb/933741/en-us
2.
ダウンロードしたファイルを実行して、インストーラを起動する。
画面の指示に従ってインストールを実施してください。
ヒント
[セキュリティの警告]ポップアップが表示された場合は、[実行]ボタンをクリッ
クしてください。
セットアップ形式を選択する画面では、[Complete]を選択してください。
以上でネットワークモニタのセットアップは完了です。
ネットワークモニタを削除する場合は、[プログラムと機能]から行います。
ヒント
導入編 125
ネットワークトレースの採取手順
1.
スタートメニューからMicrosoft Network Monitorを起動する。
2.
[Start Page]から、[Create a new capture tab... ] もしくは[File]メニューの
[New]を展開し、[Capture... ]をクリックする。
新たにネットワークトレース採取用のタブが作成されます。
3.
[Select Networks]ウィンドウで採取対象のネットワークを選択する。
4.
[Capture]メニュー上の[Start] をクリックしてネットワークトレースの採取を開
始する。
5.
[Capture]メニュー上の[Stop]をクリックしてネットワークトレースの採取を終了
する。
6.
[File]メニューの[Save As...]を選択する。
[名 前を 付 けて 保 存]ウ ィ ンド ウ が表 示さ れ ます の で、[Frame selection]内 の[All
captured frames]を選択後、適切なフォルダ、ファイル名を指定します。
既定では、以下のフォルダが指定されています。
ヒント
7.
C:¥Users¥<User name>¥Documents¥Network Monitor 3¥Captures
[保存]をクリックする。
手順6.で指定したフォルダにファイルが作成されます。
Windows Server 2003の場合
ネットワークモニタを使用するためには、インストール後、システムの再起動を行う必要があ
りますので、障害が発生する前にインストールしておくことをお勧めします。
1.
スタートメニューから[設定]をポイントし、
[コントロールパネル]をクリック
する。
[コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。
2. [プログラムの追加と削除]アイコンをダブルクリックする。
[プログラムの追加と削除]ダイアログボックスが表示されます。
3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。
[Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。
4.
コンポーネントの[管理とモニタ ツール]を選択し、[詳細]をクリックする。
[管理とモニタ ツール]ダイアログボックスが表示されます。
5.
管理とモニタ ツールのサブコンポーネントの[ネットワーク モニタ ツール]
チェックボックスをオンにして[OK]をクリックする。
6. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスに戻りますので、
[次へ]をクリックする。
126 障害処理のためのセットアップ
7.
ディスクの挿入を求めるメッセージが表示された場合は、要求されたCD-ROMを
光ディスクドライブにセットして[OK]をクリックする。
ヒント
ディスクの挿入を求めるメッセージは“Service Pack 1 CD-ROM ラベルを付い
たCD”と 表 示さ れ ま す が、Windows Server 2003 R2を ご 使 用 の場 合 は、
“Windows Server 2003 R2 DISC 1”を光ディスクドライブにセットしてくださ
い。
8. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスの[完了]をクリッ
クする。
9. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスの[閉じる]をクリックする。
10.[コントロールパネル]ダイアログボックスを閉じる。
ネットワークモニタは、ス タートメニューから[プロ グラム]→[管理ツール]を
ポイントし、
[ネットワークモニタ]をクリックすることにより、起動することがで
きます。操作の説明については、オンラインヘルプを参照してください。
システム情報のバックアップ
システムのセットアップが終了した後、オフライン保守ユーティリティを使って、システム情
報をバックアップすることをお勧めします。
システム情報のバックアップがないと、修理後にお客様の装置固有の情報や設定を復旧(リス
トア)できなくなります。次の手順に従ってバックアップをとってください。
1.
オプションのFlash FDDまたは、USB FDDをUSBコネクタに接続する。
2. 「EXPRESSBUILDER」DVDを本体装置の光ディスクドライブにセットして、再
起動する。
EXPRESSBUILDERから起動して「Boot selection」メニューが表示されます。
3.
[Tool menu(Normal mode)]-[Maintenance Utility]を選択する。
4. [システム情報の管理]から[退避]を選択する。
以降は画面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。
重要
オフ ライ ン保 守ユ ーテ ィリ ティ では フロッ ピー ディ スク を使 用し た説 明が
メッセ ージに表示 されます が本製品は フロッピー ディスク ドライブを 内蔵し
ていません。
オプションのFlash FDDを使用するか、USB FDDを使用してください。
導入編 127
応用セットアップ
システムの環境やインストールしようとするオペレーティングシステムによっては、特殊な手
順でセットアップしなければならない場合があります。
シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置コントローラ
を利用する場合
最新のRAIDコントローラなど、本装置に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに対応していな
い大容量記憶装置コントロー ラが接続されたシステムにおいて、OSの再インストールなどを
する場合は、次の手順でセットアップしてください。
ヒント
1.
BTO(工場組み込み出荷)により、OS組み込み出荷された状態から
セットアップを開始する場合には、本操作を行う必要はありません。
ⓦ
シームレスセットアップに対応しているボードの一覧については
「EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード」(16ペー
ジ)を参照してください。
セットアップしようとする大容量記憶装置コントローラの説明書を準備する。
チェック
2.
ⓦ
本書の 内容と大容量記憶装置 コントローラの説明書と の内容が異なる場合は、
大容量記憶装置コントローラの説明書を優先してください。
RAIDコントローラの場合は、コントローラの説明書に従ってRAIDシステムの設
定を行う。
RAID設定の不要な大容量記憶装置コントローラの場合は、手順3へ進んでください。
3. 「EXPRESSBUILDER」DVDからシステムを起動させる。
4.
[EXPRESSBUILDERにドライバをロードする]を選択し、[次へ]をクリックする。
「ドライバのロード」画面で大容 量記憶装置用OEM-Diskをセットして [実行する]を
クリックする。
ヒント
5.
このオプションを選択することで、CD-ROMまたはフロッピーディスクで提供
されているドライバを読み込ませて、シームレスセットアップを進めることが
できます。
以下の設定でシームレスセットアップを実行する。
−
RAIDの設定画面が表示された場合は、[論理ディスクの作成をスキップする]
をチェックする
−
アプリケーションの設定で[大容量記憶装置用OEM-Diskの適用]が[選択された
アプリケーション]に表示されていることを確認する
128 応用セットアップ
マニュアルセットアップ
マニュアルセットアップについて説明します。
Windows Server 2008 R2の場合
オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧
めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる
ことがあります。マニュ アルセットアップで Windows Server2008 R2 をインストールする
方法については、EXPRESSBUILDER に格納されているオンラインドキュメント「Windows
Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサ
プリメントガイド」を参照してください。
Windows Server 2008の場合
オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧
めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる
ことがあります。マニュアルセットアップでWindows Server 2008をインストールする方法
に つ いて は、EXPRESSBUILDER に 格 納 され て い る オ ン ライ ン ド キ ュ メ ント「Windows
Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメン
トガイド」を参照してください。
また、EXPRESSBUILDERから「OEM-Disk」を必要に応じて作成してください。
OEM-Diskとは?
ヒント 「マニュアルセットアップ」では「OEM-Disk」が必要です。作成方法について
は、「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納 され てい るオ ンラ イン ドキ ュメ ント
「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise イン ス ト
レーションサプリメントガイド」を参照してください。
<OEM-Disk 名称>
ⓦ
Windows Server 2008 (64ビット版)の場合:
「Windows Server 2008 x64 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」
ⓦ
Windows Server 2008 (32ビット版)の場合:
「Windows Server 2008 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」
Windows Server 2003 R2, x64 Editionsの場合
オペレーティングシステムのインストールは、マニュアルセットアップを使用します。
マニュアルセットアップでWindows Server 2003 R2, x64 Editionsをインストールする方法
については、
「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンラインドキュメント「Windows
Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64
Editionイ ンスト レー ション サプ リメン トガ イド」を参 照し てくだ さい。ま た、あらか じめ
EXPRESSBUILDERから、「OEM-Disk」を作成しておいてください。
OEM-Diskとは?
ヒント 「マ ニ ュア ル セ ッ トア ッ プ」で は、
「Windows Server 2003 R2, x64 Editions
OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」と呼ばれるOEM-Diskが必要です。
作成方法については、「EXPRESSBUILDER」DVDに格 納されているオンライ
ン ド キュ メ ン ト「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows
Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionイ ンストレーシ ョンサプリメ ントガイ
ド」を参照してください。
導入編 129
Windows Server 2003の場合
本装置へのオペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用する
ことをお勧めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが
必要になることがあります。
シームレスセットアップを使わずにWindows Server 2003をインストールする方法について
は、EXPRESSBUILDERに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003
R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition/ Windows Server
2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサ
プリメントガイド」を参照してください。また、あらかじめEXPRESSBUILDERから「OEMDisk」を作成しておいてください。
チェック
ヒント
オプションボードを接続する場合は、オプションボードに添付の説明書も併せ
て参照してください。
OEM-Diskとは?
シームレスセットアップを使わずに再セットアップするときの手順「マニュアル
セットアップ」では、
「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」
と呼ばれるOEM-Diskが必要です。
「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」
には、
Windows Server
2003のインストールで必要となるRAIDコントローラやSCSIコントローラのドラ
イバなどが含まれています。
作成方法については、
「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されているオンライン
ド キュ メン ト「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server
2003 R2, Enterprise Edition/ Windows Server 2003 Standard Edition / Windows
Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド」を参照
してください。
130 応用セットアップ
論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順
再セットアップをはじめる前に、万一の場合に備えて必ずデータのバックアップを行ってくだ
さい。
再セットアップ手順
1.
本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル
セットアップを開始する。
2.
次のメッセージが表示されたら、OSをセットアップしたいパーティションを選択
する。
<Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合>
Windows のインストール場所を選択してください
<Windows Server 2003の場合>
次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の
領域が表示されています。
上下の方向キーを使って、一覧からパーティションを選択してください。
重要
3.
システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字はセットアップ
完了後は修正できません。この画面で正しいドライブ文字が割り当てられてい
ることを確認してからセットアップを続行してください。
本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル
セットアップを続行する。
以上で完了です。
ヒント
セットアップ完了後、再セットアップ前とドライブ文字が異なる場合がありま
す。ドライブ文字の修正が必要な場合は次項の「ドライブ文字の修正手順」に
従ってドライブ文字を変更してください。
ドライブ文字の修正手順
以下の手順では、システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字は変更できま
せん。ご注意ください。
<Windows Server 2008 R2の場合>
1.
スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバー
マネージャー ]を起動する。
2.
左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。
3.
ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と
パスの変更]を選択する。
4.
[変更]をクリックする。
導入編 131
5.
[次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。
6.
[OK]をクリックする。
7.
以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。
ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合が
あります。続行しますか?
8.
[サーバーマネージャー ]を終了する。
以上で完了です。
<Windows Server 2008の場合>
1.
スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバマネー
ジャ ]を起動する。
2.
左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。
3.
ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字とパスの
変更]を選択する。
4.
[変更]をクリックする。
5.
[次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。
6.
[OK]をクリックする。
7.
以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。
ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる
場合があります。続行しますか?
8.
[サーバマネージャ ]を終了する。
以上で完了です。
<Windows Server 2003の場合>
1.
スタートメニューから[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[コンピュー
タの管理]を起動する。
2.
左側のウィンドウの中から、[ディスクの管理]を選択する。
3.
ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字とパスの
変更]を選択する。
4.
[変更]をクリックする。
5.
[次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。
6.
[OK]をクリックする。
7.
以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。
ボリュームのドライブ文字を変更すると、プログラムが動作しないことが
あります。このドライブ文字を変更しますか?
8.
[コンピュータの管理]を終了する。
以上で完了です。
132 メ モ
メ モ
133
2
MITSUBISHIサーバコンピュータ
FT8600シリーズ モデル 210Rg
ハードウェア編
本装置のハードウェアについて説明します。
各部の名称と機能(134ページ)
本体の各部の名称と機能についてパーツ単位に説明しています。
設置と接続(146ページ)
本体の設置にふさわしい場所やラックへの取り付け手順、背面コネクタへの接
続について説明しています。
基本的な操作(161ページ)
電源のONやOFFの方法、およびフロッピーディスクやCD-ROMのセット方法
などについて説明しています。
内蔵オプションの取り付け(173ページ)
別売の内蔵型オプションを取り付けるときにご覧ください。
システムBIOS(SETUP)のセットアップ(246ページ)
専用のユーティリティを使ったBIOSの設定方法について説明しています。ま
た、このユーティリティで設定したパラメータが保存されている内部メモリ
(CMOSメモリ)のクリア方法およびマザーボードの割り込みの設定についても
説明しています。
RAIDシステムのコンフィグレーション(285ページ)
本装置内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムとして運用するための
方法について説明しています。
リセット(306ページ)
システムのリセット方法と内部メモリ(CMOSメモリ)のクリア方法について説
明します。
ONL-511-017-01-210Rg-000-02-1007
134 各部の名称と機能
各部の名称と機能
本装置の各部の名称を次に示します。
装置前面
(3)
(5)-1
(6)
1
2
(4)
(5)-2
(7)
(1)
(1) フロントベゼル
日常の運用時に前面のデバイス類を保護するカ
バー。添付のセキュリティキーでロックすること
ができる(→161ページ)
。
(2) キースロット
フロントベゼルのロックを解除するセキュリティ
キーの差し口(→161ページ)
。
(3) POWERランプ(緑色)
電源をONにすると緑色に点灯する。(→141ペー
ジ)
。
(4) DISK ACCESSランプ(緑色/アンバー
色)
内蔵のハードディスクドライブにアクセスしてい
るときに緑色に点灯する。内蔵のハードディスク
ドライブのうち、いずれか1つでも故障するとア
ンバー色に点灯する(→142ページ)
。
(2)
(5) ACTランプ(緑色)
システムがネットワークと接続されているときに
点灯する(→142ページ)。アイコンにある数字
は「1」がLANコネクタ1用で、「2」がLANコネ
クタ2用を示す。
(6) UIDランプ(青色)
UIDスイッチを押したときに点灯する。ソフト
ウェアからのコマンドによっても点灯または点滅
する(→143ページ)。
(7) STATUSランプ(前面)
(緑色/アンバー
色)
本装置の状態を表示するランプ(→141ページ)。
正常に動作している間は緑色に点灯する。異常が
起きるとアンバー色に点灯または点滅する。
ハードウェア編 135
装置前面(フロントベゼルを取り外した状態)
2.5型ディスクモデル
(1)
(2)
(3)
前ページの
(3)∼(7)を
参照
型名
製造番号
(4) (5) (6) (7)
(1)
(10)
(9)-0
(9)-1
(8)
(9)-2
(9)-4
(9)-3
(9)-5
3.5型ディスクモデル
(1)
(2)
(3)
型名
製造番号
前ページの
(3)∼(7)を (4) (5) (6) (7)
参照
(9)-0
(10)
(1) ハンドル(左右に1個ずつ)
ラックからの引き出しやラックへ収納するときに
持つ部分。
(2) モニタコネクタ
ディスプレイ装置と接続する(→158ページ)。
背面のモニタコネクタと排他。
(3) USBコネクタ(2ポート)
USBインターフェースに対応している機器と接続
する(→158ページ)。
(4) RESETスイッチ
本装置をリセットするスイッチ(→306ページ)。
(5) DUMP(NMI)スイッチ
押すとメモリダンプを実行する(→380ページ)。
(6) POWERスイッチ
電源をON/OFFにするスイッチ(→162ページ)。
一度押すとPOWER/SLEEPランプが点灯し、ON
の状態になる。もう一度押すと電源をOFFにす
る。4秒以上押し続けると強制的に電源をOFFに
する(→307ページ)。
※ 本装置はスリープ機能をサポートしていませ
ん。
(7) UID(ユニットID)スイッチ
装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス
イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点
灯し、もう一度押すと消灯する(→166ページ)。
ソフトウェアからのコマンドによっても点灯また
は点滅する。
(8) 光ディスクドライブベイ
オプションの光ディスクドライブを取り付ける場
所(→167ページ)。
モデルや購入時のオーダによって以下のドライブ
が搭載される。
− DVD-ROMドライブ
− DVD Super MULTIドライブ
MN8100-9999
9999999
(11)
MN8100-9999
9999999
(1)
(8)
(9)-1
(9)-2
(11)
(9) ハードディスクドライブベイ
3.5型ディスクモデルでは最大3台まで、2.5型
ディスクモデルでは最大6台まで搭載可能(→
178ページ)
。括弧数字のあとの数字はチャネル
番号を示す。
標準構成ではダミートレイが搭載されている。
(10)DISKランプ(緑色/アンバー色)
ハードディスクドライブにあるランプ(143ペー
ジ)
。ハードディスクドライブにアクセスしてい
るときに緑色に点灯する。ハードディスクドライ
ブが故障するとアンバー色に点灯し、リビルド中
は緑色とアンバー色に交互に点滅する(RAIDシ
ステム構成時のみ)
。
(11)スライドタグ
型番、シリアル番号を記載したラベルが貼り付け
られている。
136 各部の名称と機能
装置背面
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
1
2
(7)
(17)
(16)
(15)
(14) (13) (12) (9)
(8) (9)
(11)
(1) フルハイトPCIボード増設用スロット
オプションのPCIボードを取り付けるスロット
(→214ページ)。フルハイトのボード用スロッ
ト。PCIスロット番号は「1B」
。
(2) ロープロファイルPCIボード増設用スロッ
ト
オプションのPCIボードを取り付けるスロット
(→214ページ)。ロープロファイル専用スロッ
ト。PCIスロット番号は「1C」
。
オプションのLAN ボードを搭載している場合、
LAN ケーブルのコネクタのツメが手では押しに
くくなっているため、マイナスドライバなどを
使用してツメを押して抜いてください。その際
に、マイナスドライバなどがLAN ボードを破損
しないよう十分に注意してください。
(3) ブランクパネル(増設電源ユニットスロッ
ト)
オプションの増設電源ユニットを搭載するスロッ
ト(→190ページ)
。
(4) 電源ユニット
標準装備の電源ユニット。
(5) ACインレット
電源コードを接続するソケット(→158ページ)
。
(6) マウスコネクタ
マウスを接続する(→158ページ)
。
(7) キーボードコネクタ
キーボードを接続する(→158ページ)
。
(8) Speedランプ(緑色/アンバー色)
LANの転送速度を示すランプ(→144ページ)
。
(9) LINK/ACTランプ(緑色)
LANのアクセス状態を示すランプ(→144ペー
ジ)
。
(8) (9)
(10)-2
(8)
(10)-1
(10)LANコネクタ
LAN上のネットワークシステムと接続する
1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の
Ethernetコネクタ(→158ページ)。括弧数字の
後の数字は「1」がLANコネクタ1で「2」がLAN
コネクタ2を示す。
システムBIOSのセットアップでShared BMC
LAN機能を有効化することで、LANコネクタ1を
運用LANだけでなく、マネージメント専用LANと
しても使用することが可能。ただし、両方のデー
タを送受信する可能性があるため、性能およびセ
キュリティの面で推奨しません(274ページ)。
(11)マネージメント専用LANコネクタ
100BASE-TX/10BASE-T対応のEthernetコネク
タ(→144ページ)。
運用LANとしては使用できません。
リモートマネージメントエンジン2等の接続に使
用します。
(12)DUMPスイッチ(NMI)
押すとメモリダンプを実行する(→380ページ)。
(13)UID(ユニットID)スイッチ
装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス
イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点
灯し、もう一度押すと消灯する(→166ページ)。
(14)UIDランプ(青色)
UIDスイッチを押したときに点灯する(ソフト
ウェアからのコマンドによっても点灯/点滅する
(→143ページ)
。
(15)USBコネクタ
USBインタフェースに対応している機器と接続す
る(→158ページ)。
(16)モニタコネクタ
ディスプレイ装置と接続する(→158ページ)。
前面のモニタコネクタと排他。
(17)シリアルポート(COM)
シリアルインタフェースを持つ装置と接続する
(→158ページ)
。
なお、専用回線に直接接続することはできませ
ん。
ハードウェア編 137
装置外観
(2)
(2)
(1)
2.5型ディスクモデル
(2)
(2)
(1)
3.5型ディスクモデル
(1) トップカバー
DIMMやCPU、PCIボードなどの取り付け/取り外
しの際に取り外す。
(2) リリースボタン
トップカバーを外す際に押すボタン。
138 各部の名称と機能
装置内部
図は、ファンダクトを取り外した状態のものです。
2.5型ディスクモデル
(1)
(2)
(3)
(13)
(10)-8
(10)-1
(10)-9
(10)-2
(10)-10
(10)-3
(10)-11
(10)-4
(10)-12
(10)-5
(10)-13
(10)-6
(10)-14
(10)-7
(5)
(6)
(7)
(8)
(12)
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
(11)
フロントパネルボード
バックプレーン
電源ユニット
DIMM
マザーボード
PCIライザーカード
トップカバーセンサ
RAIDコントローラ専用スロット
プロセッサ(CPU)
ヒートシンクの下に取り付けられている。
(10)冷却ファン
(10) - 1
FAN1R
(10) - 2
FAN2R
(10) - 3
FAN3R
(10) - 4
(10) - 5
FAN4R
FAN5R
(10) - 6
FAN6R
(10) - 7
FAN7R
(10) - 8
FAN1F
(10) - 9
(10) - 10
FAN2F
FAN3F
(10) - 11
FAN4F
(10) - 12
FAN5F
(10) - 13
FAN6F
(10) - 14
FAN7F
(4)
(9)
(11)RAIDコントローラ用バッテリトレイ
(12)ハードディスクドライブベイ
(13)光ディスクドライブベイ
ハードウェア編 139
3.5型ディスクモデル
(1)
(2)
(13)
(3)
(10)-8
(10)-1
(10)-9
(10)-2
(10)-10
(10)-3
(10)-11
(10)-4
(10)-12
(10)-5
(10)-13
(10)-6
(10)-14
(10)-7
(12)
(11)
(5)
(6)
(7)
(8)
(4)
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
(9)
フロントパネルボード
バックプレーン
電源ユニット
DIMM
マザーボード
PCIライザーカード
トップカバーセンサ
RAIDコントローラ専用スロット
プロセッサ(CPU)
ヒートシンクの下に取り付けられている。
(10)冷却ファン
(10) - 1
FAN1R
(10) - 2
FAN2R
(10) - 3
FAN3R
(10) - 4
(10) - 5
FAN4R
FAN5R
(10) - 6
FAN6R
(10) - 7
FAN7R
(10) - 8
FAN1F
(10) - 9
FAN2F
(10) - 10
(10) - 11
FAN3F
FAN4F
(10) - 12
FAN5F
(10) - 13
FAN6F
(10) - 14
FAN7F
(9)
(11)ハードディスクドライブベイ
(12)光ディスクドライブベイ
(13)RAIDコントローラ用バッテリトレイ
オプションのRAIDコントローラバッテリを取り
付ける場所(→229ページ)
。
140 各部の名称と機能
マザーボード
(1)
(2) (2)
(3) (2) (4) (5)
(6)
(8) (7) (2)
(9)
(19)
外部接続
コネクタ
(136ペー
ジ参照)
(11) (10)
(20)-2
(20)-1
(19)
装置背面
装置前面
(18) (17) (16) (13) (14)
(1) 電源コネクタ
(2) 未使用コネクタ
(3) USBコネクタ(フロント)
(4) SATA DVDコネクタ
(5) SATAコネクタ
(6) FANコネクタ
(7) オプションCOMコネクタ
(8) HDD BPコネクタ
(9) CMOSクリアジャンパ(→282ページ)
(10)パスワードクリアジャンパ
(→282ページ)
(11)RAIDコンフィグレーションジャンパ
(15)
(12)
(12)リチウムバッテリ
(13)PCIライザーカード用コネクタ(ロープロ
ファイルのボード専用)
搭載可能なボードの仕様については「PCIボード
(214ページ)
」を参照してください。
(14)PCIライザーカード用コネクタ(フルハイ
トのボード用)
搭載可能なボードの仕様については「PCIボード
(214ページ)
」を参照してください。
(15)RAIDコントローラ用コネクタ
(16)USBメモリモジュールコネクタ
(17)フロントパネル用コネクタ
(18)フロントビデオ用コネクタ
(19)DIMMソケット(→195ページ)
(20)プロセッサ(CPU)ソケット
(20) - 1 プロセッサ#1(CPU#1)
(20) - 2 プロセッサ#2(CPU#2)
ハードウェア編 141
ランプ表示
本装置のランプの表示とその意味は次のとおりです。
POWERランプ(
)
本体の電源が ONの間、緑色に点灯しています。電源が本体に供給されていないときは消灯し
ます。
STATUSランプ(
)
ハードウェアが正常に動作してい る間はSTATUSランプは緑色に点灯します。STATUSラン
プが消灯しているときや、アンバー色に点灯 /点滅しているときはハードウェアになんらかの
異常が起きたことを示します。
次にSTATUSランプの表示の状態とその意味、対処方法を示します。
重要
STATUSランプの
状態
ⓦ
ESMPROをインストールしておくとエラーログを参照することで故障
の原因を確認することができます。
ⓦ
いったん電源をOFFにして再起動するときに、OSからシャットダウン
処理ができる場合はシャットダウン処理をして再起動してください。
シャットダウン処理ができない場合はリセット、強制電源OFFをするか
(307ページ参照)
、一度電源コードを抜き差しして再起動させてくださ
い。
意 味
緑色に点灯
正常に動作しています。
緑色に点滅
メモリが縮退した状態で動作してい
ます。
メモリ修復可能エラーが多発してい
ます。
消灯
電源がOFFになっている。
対処方法
ー
BIOSセットアップユーティリティ
「SETUP」を使って縮退しているデ
バイスを確認後、早急に交換するこ
とをお勧めします。
ー
POST中である。
しばらくお待ちください。POSTを
完了後、しばらくすると緑色に点灯
します。
CPU内部エラーが発生した。(IERR)
いったん電源をOFFにして、電源を
ONにし直してください。POSTの画
面で何らかのエラーメッセージが表
示された場合は、メッセージを記録
して保守サービス会社に連絡してく
ださい。
ウォッチドッグタイマタイムアウト
が発生した。
CPUバスエラーが発生した。
メモリダンプリクエスト中。
(DUMPスイッチ(NMI)押下時な
ど)
※ソフトウェア要因のダンプ中は緑
点灯のままです。
ダンプを採取し終わるまでお待ちく
ださい。
142 各部の名称と機能
STATUSランプの
状態
アンバー色に点灯
意 味
対処方法
温度異常を検出した。
内部のファンにホコリやチリが付着
していないかどうか確認してくださ
い。また、ファンユニットが確実に
接続されていることを確認してくだ
さい。
それでも表示が変わらない場合は、
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
電圧異常を検出した。
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
すべての電源ユニットが故障した。
CPUの温度異常を検出した。
ChipSetの温度異常を検出した。
アンバー色に点滅
冗長構成の電源でどちらか一方の電
源ユニットにAC電源が供給されてい
ないか、どちらか一方の電源ユニッ
トの故障を検出した。
電源コードを接続して、電源を供給
してください。電源ユニットが故障
している場合は、保守サービス会社
に連絡してください。
ファンアラームを検出した。
ファンユニットが確実に接続されて
いるか確認してください。それでも
表示がかわらない場合は、保守サー
ビス会社に連絡してください。
温度警告を検出した。
内部ファンにホコリやチリが付着し
ていないかどうか確認してくださ
い。また、ファンユニットが確実に
接続されていることを確認してくだ
さい。
それでも表示が変わらない場合は、
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
電圧警告を検出した。
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
いずれかのハードディスクドライブ
の故障を検出した。
トップカバーが開いていることを検
出した。
トップカバーを確認してください。
DISK ACCESSランプ( )
DISK ACCESSラン プはハードデ ィスクドライ ブベイに取 り付けられて いるハード ディスク
ドライブの状態を示します。
ハードディスクドライブにアクセスするたびにランプは緑色に点灯します。
DISK ACCESSランプがアンバー色に点灯している場合は、ハードディスクドライブに障害が
起きたことを示します。故障したハードディスクドライブの状態はそれぞれのハードディスク
ドライブにあるランプで確認できます。
ACTランプ( )
本装置が LANに接続されているときに 緑色に点灯し、LANを介してアクセ スされているとき
(パケットの 送受信を行っているとき)に点滅します。アイコンの隣にある数字は背面のネッ
トワークポートの番号を示します。
ハードウェア編 143
UIDランプ(ID)
このランプは 1台のラックに複数台の装置を設置してい るときに、UIDスイッチを押すと、装
置前面および背面のUIDランプが青色に点灯または点滅し、保守をしようとしている装置を特
定することができます。UIDランプを消灯させるには UIDランプを再度、押してください。詳
しくは「サーバの確認(UIDスイッチ)(166ページ)
」を参照してください。
ヒント
リ モート管理 ソフトウェ アなどか らランプを 点灯または 点滅させ ることがで
きます。
ハードディスクドライブのランプ
ハードディスクド ライブベイに搭載されるハードディスクドライブにある DISKランプは表示
状態によって意味が異なります。
ランプ
3.5型ディスクドライブ
ⓦ
ランプ
2.5型ディスクドライブ
緑色に点滅
ハードディスクドライブにアクセスしていることを示します。
ⓦ
アンバー色に点灯
RAIDシステムで論理ドライブを構成しているとき、取り付けているハードディスクドラ
イブが故障していることを示します。
ヒント
RAIDシステムで論理ドライブ(RAID1、RAID5、RAID6、RAID10、RAID50)を
構成している場合は、1台(RAID 6では2台)のハードディスクドライブが故障し
ても運用を続けることができます。しかし、早急にハードディスクドライブを
交換して、再構築(リビルド)を行うことをお勧めします(ハードディスクド
ライブの交換はホットスワップで行います)。
144 各部の名称と機能
ⓦ
緑色とアンバー色に交互に点滅
ハードディスクド ライブ内の再構築(リビ ルド)中であることを示し ます(故障ではあ
りません)。RAIDシステムでは、故障したハードディスクドライブを交換すると自動的
にデータのリビルドを行います(オートリビルド機能)。リビルド中はランプが緑色とア
ンバー色に交互に点灯します。
リビルドを終了する とランプは消灯します。リ ビルドに失敗するとラン プがアンバー色
に点灯します。
オートリビルド機能を使用するときは次の注意事項を守ってください。
重要
ⓦ
リビルド中は本体装置の電源Off、または再起動をしないでください。
ⓦ
ハードディスクドライブの取り外し/取り付けの間隔は90秒以上あけて
ください。
ⓦ
他のリビルド中のハードディスクドライブが存在する場合は、ハード
ディスクドライブの交換は行わないでください。
LANコネクタのランプ
背面にある3つのLANコネクタにはそれぞれ2つのランプがあります。
LINK/ACT
ランプ
Speed
ランプ
M
マネージメント
専用LANコネクタ
ⓦ
LINK/ACT Speed LINK/ACT Speed
ランプ
ランプ ランプ
ランプ
2
1
運用LAN
コネクタ
LINK/ACTランプ
本体標準装備のネットワークの状態を表示します。本体とハブに電力が供給されていて、
かつ正常に接続さ れている間、緑色に点灯 します(LINK)。ネットワークポ ートが送受信
を行っているときに緑色に点滅します(ACT)。
LINK状態なのにランプが点灯しない場合は、ネットワークケーブルの状態やケーブルの
接続状態を確認してください。それでもランプが点灯しない場合は、ネットワーク(LAN)
コントローラが故 障している場合があり ます。お買い求めの販売店、また は保守サービ
ス会社に連絡してください。
ハードウェア編 145
ⓦ
Speedランプ
このランプ は、ネットワークの通信モー ドがどのネットワーク インタフェースで動作し
ているかを示します。
−
通常の運用で使用される2つのLANコネクタは、1000BASE-Tと100BASE-TX、
10BASE-Tをサポートしています。アンバー色に点灯しているときは、
1000BASE-Tで動作していることを示します。緑色に点灯しているときは、
100BASE-TXで動作していることを示します。消灯しているときは、10BASETで
動作していることを示します。
−
管理用として使用されるLANコネクタは、100BASE-TXと10BASE-Tをサポート
しています。緑色に点灯しているときは、100BASE-TXで動作していることを示
します。消灯しているときは、10BASE-Tで動作していることを示します。
AC POWERランプ
背面にある電源ユニットには、AC POWERランプがあります。
AC POWER ランプ ACインレット
増設電源ユニット
AC POWER ランプ
ACインレット
標準電源ユニット
AC インレットに 電源コードを接続 してAC 電源を電源ユ ニットが受電する と緑色に点滅しま
す。
本装置の電源をON(DC電源を本体に供給開始)するとランプが緑色に点灯します。
本装置の電源を ONにしてもランプが点灯しない、またはアンバー色に点灯または点滅 *1する
場合は、電源ユニットの故障が考えられます。保守サービス会社に連絡して電源ユニットを交
換してください。
*1 2台の電源ユニット構成で、一方の電源ユニットにのみ電源コードが接続されていて、AC電源を受電していると、
もう一方の(電源コードが接続されていない方の)電源ユニットのランプはアンバー色に点滅します。電源コード
を接続すると、緑色の点滅に変わります。それでもアンバー色に点滅している場合は、保守サービス会社に連絡し
て保守を依頼してください。
146 設置と接続
設置と接続
本体の設置と接続について説明します。
設 置
本装置はEIA規格に適合したラックに取り付けて使用します。
ラックの設置
ラックの設 置については、ラック に添付の説明書(添付 の「EXPRESSBUILDER」DVDの中
にもオンラインドキュメントが格納されています)を参照するか、保守サービス会社にお問い
合わせください。
ラックの設置作業は保守サービス会社に依頼することもできます。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
るまたは重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くださ
い。
ⓦ
ⓦ
指定以外の場所で使用しない
アース線をガス管につながない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1人で搬送・設置をしない
荷重が集中してしまうような設置はしない
1人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
定格電源を越える配線をしない
腐食性ガスの発生する環境で使用しない
次の条件に当てはまるような場所には、設置しないでください。これらの場所にラックを設置
したり、ラックに本装置を搭載したりすると、誤動作の原因となります。
ⓦ
装置をラックから完全に引き出せないような狭い場所。
ⓦ
ラックや搭載する装置の総重量に耐えられない場所。
ⓦ
スタビライザが設置できない場所や耐震工事を施さないと設置できない場所。
ⓦ
床におうとつや傾斜がある場所。
ⓦ
温度変化の激しい場所(暖房機、エアコン、冷蔵庫などの近く)
。
ハードウェア編 147
ⓦ
強い振動の発生する場所。
ⓦ
腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ
ア、オゾンなど)の発生する場所やほこり中に腐食を促進する成分(硫黄など)や導電
性の金属などが含まれている場所、薬品類の近くや薬品類がかかるおそれのある場所。
ⓦ
帯電防止加工が施されていないじゅうたんを敷いた場所。
ⓦ
物の落下が考えられる場所。
ⓦ
強い磁界を発生させるもの(テレビ、ラジオ、放送/通信用アンテナ、送電線、電磁ク
レーンなど)の近く(やむを得ない場合は、保守サービス会社に連絡してシールド工事
などを行ってください)。
ⓦ
本装置の電源コードを他の接地線(特に大電力を消費する装置など)と共有しているコ
ンセントに接続しなければならない場所。
ⓦ
電源ノイズ(商用電源をリレーなどでON/OFFする場合の接点スパークなど)を発生す
る装置の近く(電源ノイズを発生する装置の近くに設置するときは電源配線の分離やノ
イズフィルタの取り付けなどを保守サービス会社に連絡して行ってください)。
ラック内部の温度上昇とエアフローについて
重要
複 数台の 装置 を搭載 したり、ラ ックの 内部 の通気 が不十 分だ ったり すると、
ラック内部の温度が各装置から発する熱によって上昇し、本装置の動作保証温
度(10℃∼35℃)を超え、誤動作をしてしまうおそれがあります。運用中に
ラック内部の温度が保証範囲を超えないようラック内部、および室内のエアフ
ローについて十分な検討と対策をしてください。
本装置では、前面から吸気し、背面へ排気します。
148 設置と接続
ラックへの取り付け/ラックからの取り外し
本装置をラックに取り付けます(取り外し手順についても説明しています)
。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ
さい。
ⓦ
ⓦ
規格外のラックで使用しない
指定以外の場所で使用しない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1人で取り付け・取り外しをしない
カバーを外したまま取り付けしない
指を挟まない
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
取り付け手順
本装置は弊社製および他社ラックに取り付けることができます。次の手順でラックへ取り付け
ます。
ⓦ
ラック搭載前の準備
装置運搬 時の脱落 防止のため に、工場
出荷時に スライドレー ルは左右と もに
背面側と 側面がテープ で固定され てい
ます。ラッ クへ取り 付ける前 に、テー
プをはがしてください。
テープ
ハードウェア編 149
ⓦ
レールアセンブリの取り外し
本体左 右に取り付 けられてい るスライ
ド式のレールを取り外します。
本体前 面にあるロ ック解除ボ タンを押
しな がら、レールを 持ってゆ っくりと
装置後方へスライドさせてください。
ボタンを押すとロック
が解除できます。
しばらくすると、
「カチッ」とロックさ
れ ま す。本 体 側 面 に あ るレ リ ー ズ レ
バー(白色)を矢印の方向に引き、ロッ
クを解 除しながら 本体から取 り外しま
す。
レリーズレバー(白色)を矢印
方向に引きながらレールを引き
出してください。
レー ルアセンブ リを取り 外すと、本体
はネジ 止めされた インナーレ ールのみ
が取り付けられた状態になります。
インナーレール
150 設置と接続
取 り 外 した レ ー ル ア セ ン ブ リ は、レ
バー を押 しな がら 矢印 方向 へ動 かし、
もとに戻してください。
レバー
重要
ⓦ
ⓦ
レールアセンブリは、取り外したインナーレールに再度取り付けます。
ⓦ
レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。
レールアセンブリの取り付け
レールアセンブリの四角い突起を、19
インチラ ックの角穴に 入れて取り 付け
ます。この時に「カチッ」と音がして、
ロ ック さ れ た こと を 確 認 して く だ さ
い。
右図は右側(前面)を示していますが、
右側(背面)、左側(前面 /背面)も同
様に取り付けてください。
もう一方 のレール を取り付け る時、す
でに取り 付けているレ ールアセン ブリ
と同じ高 さに取り付け ることを確 認し
てください。
前後に多少のガタツキがありますが、製品に支障はありません。
ヒント
レールアセンブリが確実にロックされて脱落しないことを確認してください。
チェック
ハードウェア編 151
ⓦ
本体の取り付け
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
1.
1人で持ち上げない
指を挟まない
左右のレールアセンブリのスライ
ドレールをロックされるまで引き
出す。
ロック機構が確実にロックしている事を確認してください。
チェック
ロック機構
152 設置と接続
2.
2人以上で本装置をしっかりと
持ってラックへ取り付ける。
本装 置 側 面 のイ ン ナ ーレ ー ル を
ラックに取り付けたレー ルアセン
ブリに確実に差し込んで からゆっ
くりと静かに押し込みます。
レールアセンブリ
装置側インナーレール
途中で 本装 置が ロッ クされ たら、
側面にあるレリーズ レバー(青色
のレバーが左右にあ ります)を手
前または、奥に押しなが らゆっく
りと押し込みます。
完全に装置を押し込むと 装置前面
のロックがかかり装置を 固定でき
ます。
重要
ⓦ
レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。
ⓦ
差し込む時、インナーレールの両側をまっすぐ挿入してください。
ⓦ
設置時は、左右のツマミを持ってゆっくりと確認しながら取り付けてく
ださい。
ⓦ
初めての取り付けでは各機構部品がなじんでいないため押し込むときに
強い摩擦を感じることがありますが、製品に支障はありません。
ⓦ
差し込みが不完全ですと、片側のレールが押し込み時に途中で止まるこ
とがあります。その場合一度装置をロックがかかるまで完全に手前に引
き出してください。左右のロックが完全にかかったのを確認してから、
その後左右のロックを解除させて再び装置を押し込んでください。
ヒント
3.
レリーズレバー(青色)
本装置を何度かラックから引き出したり、押し込んだりしてスライドの動作に問題
がないことを確認する。
ⓦ
ラック内の他装置と隣接する位置に本装置を取り付ける際は、他装置と
本装置の筐体が干渉していないことを確認してください。もし干渉して
いる場合は、他装置と干渉しないよう調整してレールアセンブリを取り
付け直してください。
ⓦ
スライドレール部分の動作を確認してください。スライドレールがラッ
クのフレームにあたり、引き出せない場合は、スライドレールを取り付
け直してください。
チェック
ハードウェア編 153
ⓦ
フロントベゼルの取り付け
フロン トベゼルの 左端のタブ を本体の
フレー ムに引っか けるように しながら
取り付けます。
タブ
1
2
取り外し手順
次の手順で本体をラックから取り外します。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1人で取り付け・ 取り外しをしない
指を挟まない
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
動作中に装置をラックから引き出さない
1.
本装置の電源がOFFになっていることを確認してから、本装置に接続している電源
コードやインタフェースケーブルをすべて取り外す。
2.
セキュリティロックを解除してフ
ロントベゼルを取り外す。
3.
<オプションのケーブルアームを
取り付けている場合のみ>
ケーブルアームを本装置から取り
外す。
2
1
セキュリティキースロット
154 設置と接続
4.
本装置前面の左右にあるロック解
除ボタンを押しながら本装置を
ゆっくりと静かにラックから引き
出す。
ボタンを押すとロック
が解除できます。
「カチッ」と音がしてラッチされま
す。
5.
左右のレリーズレバー(青色)を
手前または奥に押して、ロックを
解除しながらゆっくりとラックか
ら引き出す。
レリーズレバー(青色)
重要
6.
装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないでくださ
い。装置が落下するおそれがあり、危険です。
本装置をしっかりと持ってラックから取り外す。
重要
ⓦ
複数名で装置の底面を支えながらゆっくりと引き出してください。
ⓦ
装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないで
ください。装置が落下するおそれがあり、危険です。
ⓦ
レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。
ハードウェア編 155
レールアセンブリの取り外し
次の手順でレールアセンブリを19インチラックから取り外します。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
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ⓦ
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ⓦ
1人で取り付け・ 取り外しをしない
指を挟まない
ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
動作中に装置をラックから引き出さない
1.
153ページの「取り外し手順」を参照し、本体をラックから取り外す。
2.
本装置に添付のスライドレール(ア
ウターレール)取り外し工具を用意
する。
3.
レールアセンブリ前面側にある角穴
に、取り外し工具を右図の向きで差
し込む。
角穴
156 設置と接続
4.
レールアセンブリのロックを解除す
る。
右図のように、取り外し工具を矢印
の方向に力を加えてロックを解除し
ます。
前面から見た場合
ロック用スプリング
上から見た場合
5.
ロックを解除した状態でレールアセ
ンブリをラックから取り外す。
ハードウェア編 157
6.
レールアセンブリ背面側にある角穴
に、取り外し工具を右図の向きで差
し込み、レールアセンブリのロック
を解除する。
右図のように、取り外し工具を回転
させてロックを解除します。
7.
角穴
ロックを解除した状態でレールアセ
ンブリをラックから取り外す。
前面から見た場合
横から見た場合
158 設置と接続
接 続
本体に周辺装置を接続します。
本体の前面 と背面には、さまざ まな周辺装置と 接続できるコ ネクタが用意さ れています。次
ページの図は標準の状態で接続できる周辺機器とそのコネクタの位置を示します。周辺装置を
接続してから添付の電源コードを本体に接続し、電源プラグをコンセントにつなげます。
重要
無停電 電源装置や 自動電源 制御装置へ の接続やタ イムスケ ジュール運 転の設
定、サーバスイッチユニットへの接続・設定などシステム構成に関する要求が
ございましたら、保守サービス会社の保守員(またはシステムエンジニア)に
お知らせください。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ
さい。
ⓦ
ⓦ
ぬれた手で電源プラグを持たない
アース線をガス管につながない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
指定以外のコンセントに差し込まない
たこ足配線にしない
中途半端に差し込まない
指定以外の電源コードを使わない
プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしな
い
指定以外のインタフェースケーブルを使用しない
ハードウェア編 159
ディスプレイ装置*2
USB機器
前面
シリアルインタフェース
を持つ機器
ハブ/スイッチングハブなど
100BASE-TX/
10BASE-T
管理ポート
マウス
最後に添付の電源コー
ドをコンセントに接続
する*1 。
UPSに接続する場合は
次ページの説明を参照。
1000BASE-T/
100BASE-TX/
10BASE-T
運用系ポート
背面
USB機器
キーボード
*2
ディスプレイ装置
*1 電源コードは、15A以下のサーキットブレーカに接続してください。
*2 前面と背面で排他。
重要
ⓦ
本体および接続する周辺機器の電源をOFFにしてから接続してくださ
い。ONの状態のまま接続すると誤動作や故障の原因となります。
ⓦ
弊社以外(サードパーティ)の周辺機器およびインタフェースケーブル
を接続する場合は、お買い求めの販売店でそれらの装置が本装置で使用
できることをあらかじめ確認してください。サードパーティの装置の中
には本装置で使用できないものがあります。
ⓦ
シリアルポートコネクタには専用回線を直接接続することはできません。
ⓦ
回線に接続する場合は、認定機関に申請済みのボードを使用してくださ
い。
ⓦ
電源コードやインタフェースケーブルをケーブルタイでケーブルがから
まないよう固定してください。
ⓦ
ケーブルがラックのドアや側面のガイドレールなどに当たらないよう
フォーミングしてください。
ⓦ
電源コードは装置のACインレット部分で少したるませる程度にフォー
ミングしてください。装置を引き出したときに電源コードが抜けるのを
防ぐためです。
ⓦ
電源コードのプラグ部分が圧迫されないようにしてください。
160 設置と接続
無停電電源装置(UPS)への接続について
本体の電源コードを無停電電源装置(UPS)に接続する場合は、UPSの背面にある出力コンセン
トに接続します。詳しくはUPSに添付の説明書を参照してください。
コンピュータインターフェースポート(UPS)
オプションスロット
過負荷保護
リセットボタン
出力コンセント
TVSS装置コネクタ
コンピュータインターフェースポート(COM)
入力コネクタ
(NEMA5-15P)
電圧感度設定ボタン
本体の電源コードを UPSに接続し ている場合は、UPSからの電 源供給と連動(リンク)させ
るために本体のBIOS設定の変更が必要となることがあります。
BIOSの「Server」ー「AC-LINK」を選択すると表示されるパラメータを切り替えることで設
定することができま す(UPSを利用した自動運 転を行う場合は、
「Power On」を選択してく
ださい)
。詳しくは270ページを参照してください。
ハードウェア編 161
基本的な操作
基本的な操作の方法について説明します。
フロントベゼルの取り付け・取り外し
本体の電源のON/OFFや光ディスクドライブを取り扱うとき、ハードディスクドライブベイへ
のハ ードディ スクドラ イブの取り 付け/取 り外しを 行うとき はフロント ベゼルを 取り外しま
す。
重要
1.
フロントベゼルは、添付のセキュリティキーでロックを解除しないと開けるこ
とができません。
フロントベゼルの取り付け・取り外し時にPOWERスイッチを押さえないよう
に注意してください。
キースロットに添付のセキュリティキーを差し込み、キーをフロントベゼル側に軽
く押しながら回してロックを解除する。
解除
2.
フロントベゼルの右端を軽く持っ
て手前に引く。
3.
フロントベゼルを左に少しスライ
ドさせてタブをフレームから外し
て本体から取り外す。
ロック
2
1
フロントベゼルを取り付けるときは、フロン
ト ベゼルの 左端のタ ブを本 体のフレ ームに
引っかけるようにしながら取り付けます。取
り 付けた後 はセキュ リティ のために もキー
でロックしてください。
タブ
フレーム
1
2
162 基本的な操作
電源のON
本体の電源は前面にあるPOWERスイッチを押すとONの状態になります。
次の順序で電源をONにします。
ヒント
1.
マザーボード上にある本装置を監視するBMC(マザーボードマネージメントコ
ント ローラ)は、シス テム電 圧の変化 を監視 し、ログをと っていま す。電源
コードを接続した後や、電源をOFFにした後は、電源がOFFの状態からPOWER
スイッチを押すまでに30秒以上時間をあけてください。これは、通常の動作で
あり、BMC(マザーボードマネージメントコントローラ)が要求するものです。
ディスプレイ装置および本体に接続している周辺機器の電源をONにする。
チェック
無停電電源装置(UPS)などの電源制御装置に電源コードを接続している場合
は、電源制御装置の電源がONになっていることを確認してください。
2.
フロントベゼルを取り外す。
3.
本体前面にあるPOWERスイッチを押す。
POWERランプが緑色 に点灯し、しばらくする とディスプレイ装 置の画面には「自
己診断プログラム(POST)画面」が表示されます。
重要
ⓦ
ACインレットに電源コードを接続した後、POWERスイッチを押すま
で30秒以上の時間をあけてください。
ⓦ
画面にPOST画面が表示されるまでは電源をOFFにしないでください。
POWER ランプ
1
POWERスイッチ
2
POST画面を表示している間、本装置は自己診断プログラム(POST)を実行して本
装置の診断をします。詳しくはこの後の「POSTのチェック」をご覧ください。POST
を完了するとOSが起動します。
チェック
POST中に異常が見つかるとPOSTを中断し、エラーメッセージを表示します。
345ページを参照してください。
ハードウェア編 163
POSTのチェック
POST(Power On Self-Test)は、マザーボード内に記録されている自己診断機能です。
POSTは 本体の 電源を ONにす ると自 動的に 実行さ れ、マザー ボード、メ モリ、プロ セッサ
(CPU)
、キーボード、マウスなどをチェックします。また、POSTの実行中に各種のBIOSセッ
トアップユーティリティの起動メッセージなども表示します。
POSTの実 行内容は 常に確認す る必要は ありません。次 の場合に POST中に表示 されるメッ
セージを確認してください。
ⓦ
ⓦ
導入時
「故障かな?」と思ったとき
ⓦ
電源ONからOSの起動の間に何度もビープ音がしたとき
ⓦ
ディスプレイ装置になんらかのエラーメッセージが表示されたとき
POSTの流れ
次にPOSTで実行される内容を順をおって説明します。
重要
ⓦ
POSTの実行中は、不用意なキー入力やマウスの操作、 リセットまたは
電源OFF、電源ケーブルを抜かないようにしてください。
ⓦ
システムの構成によっては、ディスプレイの画面に「Press Any Key」
とキー入力を要求するメッセージを表示する場合もあります。これは取
り付けたオプションのボードのBIOSが要求しているためのものです。
オプションのマニュアルにある説明を確認してから何かキーを押してく
ださい。
ⓦ
オプションのPCIボードの取り付け/取り外し/取り付けているスロット
の変更をしてから電源をONにすると、POSTの実行中に取り付けた
ボードの構成に誤りがあることを示すメッセージを表示してPOSTを
いったん停止することがあります。
この場合は<F1>キーを押してPOSTを継続させてください。ボードの構
成についての変更/設定は、この後に説明するユーティリティを使って設
定できます。
1.
電源ON後、POSTが起動し、メモリチェックを始めます。
ディスプレイ装置の画面左上に 搭載メモリのサイズなどのメッセージが表示されま
す。本体に搭載されているメモ リの量によっては、メモリチェックが完了するまで
に数分かかる場合もあり ます。同様に再起動(リブート)した場合など、画面に表
示をするのに約1分程の時間がかかる場合があります。
2.
メモリチェックを終了する と、いくつかのメッセージが表示されます。これらは搭
載して いるCPU やマザー ボード内の マザーボー ドマネージ メントコン トローラな
どを検出したことを知らせるメッセージです。
164 基本的な操作
3.
しばらくすると、マザーボードにあるBIOSセットアップユーティリティ
「SETUP」の起動を促すメッセージが画面左下に表示されます。以下の表示内容
は一例です。システムの設定状態によって表示が一部変わります。
Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot
from Network
使用する環境にあった設定に変更するときに起 動してください。エラーメッセージ
を伴った上記のメッセージが表示された場合を 除き、通常では特に起動して設定を
変更する必要はありません(その まま何も入力せずにいると数秒 後にPOSTを自動
的に続けます)
。
SETUPを起動するときは、メッセージが表示されている間に<F2>キーを押します。
設定方法やパラメータの機能については、
「システムBIOS(SETUP)のセットアッ
プ(246ページ)」を参照してください。SETUPを終了すると、自動的にもう一度
はじめからPOSTを実行します。
「<F12> to boot from Network」のメッセージは、ネットワークブート(PXEブー
ト)を促すメッセージです。<F12>キーを押すことでネットワーク上のブートデバ
イスを検索し、起動します。
4.
<3.5型ディスクモデルで3.5型SATAハードディスクドライブを搭載した場合 >
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )を有効(使用する)
に設定している場合、RAIDシステムの設定や管理をするユーティリティの起動を促
すメッセージが表示されます。
Press <Ctrl><M> to Run LSI Logic Software RAID
Setup Utility.
ここで、<Ctrl>キーを押しながら、<M>キーを押すとユーティリティが起動します。
詳しくは、
「RAIDシステムのコンフィグレーション(285ページ)」を参照してく
ださい。
重要
5.
ⓦ
2.5型ディスクモデルは、この機能を持っていません。
ⓦ
このユーティリティは、ハードディスクドライブ内の記憶状態の管理や
保守のためのものです。285ページ以降の説明をよく読んで操作してく
ださい。
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)、SCSIコントローラ、
ネットワークカードを搭載している場合は、それぞれのボードが持つBIOSセット
アップユーティリティの起動を促すメッセージが表示されます。(そのまま何も入
力せずにいると数秒後にPOSTを自動的に続けます)。
以下はSCSIコントローラの場合の表示例です。
Press <Ctrl> <A> for SCSISelect(TM) Utility!
各ボー ドのユ ーティリ ティを 起動す る方法 やボー ドが提 供する機 能、ユーテ ィリ
ティの操作方法については、各ボードの説明書を参照してください。
ユーティリティを終了すると、自動的にもう一度はじめからPOSTを実行します。
本体のPCIバススロットに複数のオプションボードを搭載しているときは、PCIライ
ザーカード「1B」
(フルハイト用)、PCIライザーカード「1C」
(ロープロファイル
用)に搭載しているボードの順で各ボードの情報を表示します。
ハードウェア編 165
6.
BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」でパスワードの設定をすると、
POSTが正常に終了した後に、パスワードを入力する画面が表示されます。
パスワードの入力は、3回まで行えます。3回とも入力を誤ると本装置を起動できな
くなります。この場合は、本装置の電源をOFFにしてから、30秒以上時間をあけて
ONにして本装置を起動し直してください。
OSをインストールするまではパスワードを設定しないでください。
重要
7.
POSTを終了するとOSを起動します。
POSTのエラーメッセージ
POST中にエラーを検出するとディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。ま
た、エラーの内容によってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。エラーメッセージ
とエラーを 通知するビープ音のパターンの一覧や原 因、その対処方法については、「POST中
のエラーメッセージ(345ページ)」を参照してください。
重要
ヒント
保 守サービス 会社に連絡 するとき はディスプ レイの表示 をメモし ておいてく
ださい。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報となります。
故障しているメモリはSETUPユーティリティからでも確認できます(255ペー
ジ参照)。
166 基本的な操作
電源のOFF
次の順序で電源を OFFにします。本体の電源コード をUPSに接続して いる場合は、UPSに添
付の説明書を 参照するか、UPSを制 御しているアプリケ ーションの説明書を参 照してくださ
い。
1.
OSのシャットダウンをする。
2.
自動的に本体の電源がOFFされない場合は、本体前面にあるPOWERスイッチを押
す。
POWERランプが消灯します。
3.
周辺機器の電源をOFFにする。
ヒント
Windows Serverのスタンバイ/休止機能は使用できません。Windowsのシャッ
トダウンにてスタンバイ/休止を設定しないで下さい。
サーバの確認(UIDスイッチ)
複数の本装置を1つのラックに搭載している場合、保守をしようとしている装置がどれである
かを見分けるために装置の前面および背面には「UID(ユニットID)ランプ」がもうけられて
います。
UID(ユニットID)スイッチを押すとUIDランプが点灯または点滅します。もう一度押すとラ
ンプは消灯します。
ラック背面からの保守は、暗く、狭い中での作業となり、正常に動作している本装置の電源や
インタフェースケーブルを取り外したりするおそれがあります。UIDスイッチを使って保守す
る本装置を確認してから作業をすることをお勧めします。
UIDランプ
1
2
1
2
UIDランプ
UIDスイッチ
UIDスイッチ
ハードウェア編 167
光ディスクドライブ
本体前面に光ディスクドライブベイがあります。本体装置に搭載可能な光ディスクドライブに
は以下のタイプがあります。
ⓦ
DVD-ROMドライブ(オプション)
多様な光ディスクの読み取りを行うための装置です。
ⓦ
DVD Super MULTIドライブ(オプション)
多様な光ディスクの読み取り、書き込みを行うための装置です。
DVD Super MULTIドライブのソフトウェア上の操作(例えばCD-Rへの書き込みなど)につ
いては、添付されているライティングソフトウェアCD-ROM内の説明書を参照してください。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない
使用上の注意
本装置を使用するときに注意していただきたいことを次に示します。これらの注意を無視して
装置を使用した場合、本装置または資産(データやその他の装置)が破壊されるおそれがあり
ますので必ず守ってください。
168 基本的な操作
ディスクのセット/取り出し
ディスクは次の手順でセットします。
1.
ディスクをドライブにセットする前に本体の電源がON(POWERランプが点灯)
になっていることを確認する。
2.
ドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。
トレーが少し出てきます。
3.
トレーを軽く持って手前に引き出
し、トレーが止まるまで引き出
す。
4.
ディスクの文字が印刷されている
面を上にしてトレーの上に静か
に、確実に置く。
5.
図のように片方の手でトレーを持
ちながら、もう一方の手でトレー
の中心にある駆動部分にディスク
の穴がはまるように指で押して、
トレーにセットする。
駆動部分
ディスクのこの部分を押す
ハードウェア編 169
6.
トレーの前面を軽く押して元に戻
す。
重要
デ ィスクのセ ット後、ドラ イブの駆 動音が大き く聞こえ るときは ディスクを
セットし直してください。
ディスクの取り出しは、ディスクをセットす
る ときと同 じように トレー イジェク トボタ
ンを押してトレーを引き出します。
ア クセスラ ンプが点 灯して いるとき はディ
スクにアクセスしていることを示します。ト
レ ーイジェ クトボタ ンを押 す前にア クセス
ラ ンプが点 灯してい ないこ とを確認 してく
ださい。
右図のように、片方の手でトレーを持ち、も
う 一方の手 でトレー の中心 にある駆 動部分
を 押さえな がらディ スクの 端を軽く つまみ
上げるようにしてトレーから取り出します。
デ ィスクを 取り出し たらト レーを元 に戻し
てください。
170 基本的な操作
取り出せなくなったときの方法
トレーイジェクトボタンを押してもディスクが取り出せない場合は、次の手順に従ってディス
クを取り出します。
1.
POWERスイッチを押して本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。
2.
直径約1.2mm、長さ約100mm
の金属製のピン(太めのゼムク
リップを引き伸ばして代用でき
る)をトレーの前面にある強制イ
ジェクトホールに差し込んでト
レーが出てくるまでゆっくりと押
す。
重要
強制イジェクトホール
ⓦ
つま楊枝やプラスチックなど折れやすいものを使用しないでください。
ⓦ
上記の手順を行ってもディスクが取り出せない場合は、保守サービス会
社に連絡してください。
3.
トレーを持って引き出す。
4.
ディスクを取り出す。
5.
トレーを押して元に戻す。
ディスクの取り扱いについて
セットするディスクは次の点に注意して取り扱ってください。
ⓦ
CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生
機器における再生の保証はいたしかねます。
ⓦ
ディスクを落とさないでください。
ⓦ
ディスクの上にものを置いたり、曲げたりしないでください。
ⓦ
ディスクにラベルなどを貼らないでください。
ⓦ
信号面(文字などが印刷されていない面)に手を触れないでください。
ⓦ
文字の書かれている面を上にして、トレーにていねいに置いてください。
ⓦ
キズをつけたり、鉛筆やボールペンで文字などを直接ディスクに書き込まないでください。
ⓦ
たばこの煙の当たるところには置かないでください。
ⓦ
直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでくださ
い。
ⓦ
指紋やほこりがついたときは、乾いた柔らかい布で、内側から外側に向けてゆっくり、
ていねいにふいてください。
ⓦ
清掃の際は、専用のクリーナをお使いください。レコード用のスプレー、クリーナ、ベ
ンジン、シンナーなどは使わないでください。
ⓦ
使用後は、専用の収納ケースに保管してください。
ハードウェア編 171
Flash FDD
Flash FDDはフロッピーディスクドライブと容量互換の装置です。
Flash FDDは、本装置のUSBコネクタへ1台のみ接続可能です。本装置にフロッピーディス
クドライブが接続されている場合は、必ず取り外してください。
Flash FDD の紛失・盗難等には十分ご注意ください
Flash FDD の紛失・盗難・横領・詐 取等により、第三者に個 人情報が漏洩するおそ
れがあります。個人情報が第三者に漏洩したために損害が生じた場合、弊社はその責
任を負いかねますので予めご了承ください。
重要
ⓦ
Flash FDDのライトプロテクトスイッチは、本装置へ接続する前の状態
が反映されます。そのため、本装置接続後にライトプロテクトスイッチ
を操作しても無効です。使用中にライトプロテクトスイッチの状態を変
更する必要がある場合は、Flash FDDを一旦、本装置から取り外し、ラ
イトプロテクトスイッチ状態を変更してください。
ⓦ
本装置への取り付け、取り外しの際にFlash FDDのライトプロテクトス
イッチを誤ってスライドさせない様に注意してください。
注意事項
Flash FDDはOSインストール時のデバイスドライバの読み込み用等の一時的な使用にとど
め、データのバックアップ用として使用しないでください。
記録データの補償について
Flash FDDに記録されたデータの補償につきましては、弊社はいかなる責任も負いかねます
ので、ご了承ください。
172 基本的な操作
Flash FDDの取り扱いについて
ⓦ
Flash FDDのアクセスLEDが点滅しているときに本装置の電源をOFFにしないでくださ
い。
→ 故障、およびデータの破損の原因となります。
ⓦ
Flash FDDは消耗品です。
エラーが発生したFlash FDDは使い続けず、新しいFlash FDDを使用してください。
ⓦ
Flash FDDはUSBハブを経由しての接続は不可となります。
本装置のUSBコネクタへ直接接続してください。
ⓦ
Flash FDDに触れる前に、身近な金属(ドアノブやアルミサッシなど)に手を触れて、
身体の静電気を取り除くようにしてください。
ⓦ
分解しないでください。
ⓦ
強い衝撃を与えないでください。
ⓦ
直射日光や暖房器具の近くには置かないでください。
ⓦ
飲食や喫煙をしながらの取り扱いは避けてください。また、シンナーやアルコールなど
を付着させないように注意してください。
ⓦ
本装置への取り付けは、ていねいに行ってください。
ⓦ
Flash FDDを本装置のUSBコネクタに挿入したまま移動しないでください。
Flash FDDの故障の原因となります。
ⓦ
Flash FDDの使用後は、本装置から取り外してください。
ハードウェア編 173
内蔵オプションの取り付け
本体に取り付けられるオプションの取り付け方法および注意事項について記載しています。
重要
ⓦ
オプションの取り付け/取り外しはユーザー個人でも行えますが、この
場合の本体および部品の破損または運用した結果の影響についてはその
責任を負いかねますのでご了承ください。本装置について詳しく、専門
的な知識を持った保守サービス会社の保守員に取り付け/取り外しを行
わせるようお勧めします。
ⓦ
オプションおよびケーブルは弊社が指定する部品を使用してください。
指定以外の部品を取り付けた結果起きた装置の誤動作または故障・破損
についての修理は有料となります
ⓦ
ハードウェア構成を変更した場合も、必ず「EXPRESSBUILDER」
DVDを使ったシステムをアップデートしてください(106ページ を参
照)。
安全上の注意
安全に正しくオプションの取り付け /取り外しをするために次の注意事項を必ず守ってくださ
い。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ
さい。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
自分で分解・ 修理・改造はしない
リチウムバッテリやニッカドバッテリ、 ニッケル水素バッテリを取り外さない
プラグを差し込んだまま取り扱わない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
一人で持ち上げない
中途半端に取り付けない
カバーを外したまま取り付けない
指を挟まない
高温注意
感電注意
174 内蔵オプションの取り付け
静電気対策について
本体内部の部品は静電気に弱い電子部品で構成されています。取り付け/取り外しの際は静電
気による製品の故障に十分注意してください。
ⓦ
リストストラップ(アームバンドや静電気防止手袋など)の着用
リスト接地ストラッ プを手首に巻き付けて ください。手に入らない場合 は部品を触る前
に筐体の塗装されていない金属表面に触れて身体に蓄積された静電気を放電します。
また、作業中は定期的に金属表面に触れて静電気を放電するようにしてください。
ⓦ
ⓦ
作業場所の確認
−
静電気防止処理が施された床、またはコンクリートの上で作業を行います。
−
カーペットなど静電気の発生しやすい場所で作業を行う場合は、静電気防止処理を
行った上で作業を行ってください。
作業台の使用
静電気防止マットの上に本体を置き、その上で作業を行ってください。
ⓦ
ⓦ
着衣
−
ウールや化学繊維でできた服を身につけて作業を行わないでください。
−
静電気防止靴を履いて作業を行ってください。
−
取り付け前に貴金属(指輪や腕輪、時計など)を外してください。
部品の取り扱い
−
取り付ける部品は本体に組み込むまで静電気防止用の袋に入れておいてください。
−
各部品の縁の部分を持ち、端子や実装部品に触れないでください。
−
部品を保管・運搬する場合は、静電気防止用の袋などに入れてください。
ハードウェア編 175
取り付け/取り外しの準備
部品の取り付け/取り外しの作業をする前に準備をします。
1.
OSのシャットダウン処理を行う。
ハードディスクドライブや増 設電源ユニットで、ホットスワップで増設ができる場
合は、シャットダウン処理をする必要はありません。
2.
セキュリティキーでフロントベゼルのロックを解除する。
解除
3.
フロントベゼルを取り外す。
4.
POWERスイッチを押して本装置
の電源をOFF(POWERランプ消
灯)にする。
5.
ロック
2
本装置に接続しているすべての
ケーブルおよび電源コードを取り
外す。
1
以上で完了で す。部品の取り付け
取り外しにはプ ラスドライバが必
要です。用意してください。
ハードディスクドライブと電源ユニットを除く内蔵部品の取り付け /取り外しの作業は本装置
をラックから引き出した状態で行います。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1.
カバーを外したまま取り付けない
指を挟まない
高温注意
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
175ページを参照して準備する。
チェック
保守をしようとし ている装置を確認するためにUIDスイッチを押すことで点灯
するUIDランプを利用してください。
176 内蔵オプションの取り付け
2.
本装置前面の左右にあるロック解
除ボタンを押しながら本装置を
ゆっくりと静かにラックから引き
出す。
ボタンを押すとロック
が解除できます。
引き出している途中でロ ックされ
ます。ロックされたとこ ろで引き
出しは完了です。
ラックへ収納するときは、左右のレリーズレ
バー(青色)を手前または、奥に押しながら
再度、ラックへ押し込みます。
レリーズレバー(青色)
レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。
重要
ハードウェア編 177
取り付け/取り外し後の確認
オプションの増設や部品の取り外しをした後は、次の点について確認してください。
ⓦ
取り外した部品を元どおりに取り付ける
増設や取り 外しの際に取り外した部 品やケーブルは元どお りに取り付けてください。取
り付けを忘 れたり、ケーブルを引き抜い たままにして組み立て ると誤動作の原因となり
ます。また、部品やケーブルは中途半端に取り付けず、確実に取り付けてください。
ⓦ
装置内部に部品やネジを置き忘れていないか確認する
特にネジな どの導電性の部品を置き 忘れていないことを確 認してください。導電性の部
品がマ ザーボード 上やケーブ ル端子部分 に置かれた まま電源を ONにすると 誤動作の原
因となります。
ⓦ
装置内部の冷却効果について確認する
内部に配線 したケーブルが冷却用の 穴をふさいでいないこ とを確認してください。冷却
効果を失うと装置内部の温度の上昇により誤動作を引き起こします。
ⓦ
ツールを使って動作の確認をする
増設したデバイスによっては、診断ユーティリティやBIOSセットアップユーティリティ
などのツー ルを使って正しく取り付 けられていることを確認し なければいけないものが
あります。それぞれのデバイスの増設手順で詳しく説明しています。参照してください。
178 内蔵オプションの取り付け
ハードディスクドライブ
本装置の前面にはハードディスクドライブベイがあります。
モデルによって取り付けられるディスクインタフェースとドライブのサイズ・搭載数が以下の
ように異なります。また、搭載するスロッ トによってハードディスクドライブの ID(チャネル
番号またはPort番号)が固定で決められています。
ハードディスクドライブは専用のドライブキャリアに搭載された状態で購入 できます。また、
ドライブキャリアに搭載された状態のまま装置に取り付けます。
ⓦ
2.5型ディスクモデル
オプションのRAID コントローラ(MN8103-129/130)搭載時のみ、SAS ハードディスク
ドライブをサポートしています。2.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドラ
イブを最大6台搭載することができます。
−
SASハードディスクドライブ
重要
弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー
ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド
ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い
求めください(2010年7月現在)
。
−
MN8150-300(146.5GB、10000rpm、SAS)
−
MN8150-301(300GB、10000rpm、SAS)
−
MN8150-322(450GB、10000rpm、SAS)
−
MN8150-304(600GB、10000rpm、SAS)
−
MN8150-302(73.2GB、15000rpm、SAS)
−
MN8150-303(146.5GB、15000rpm、SAS)
Port 0
Port 2
Port 4
Port 1
Port 3
Port 5
ハードディ スクドライブベイ のPort 0の スロット以外には ダミートレイが入 っています。ダ
ミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハードディスクドライブを搭載し
ない場合にはダミートレイを取り付けてください。
−
SATAハードディスクドライブ
オン ボ ード のRAID コ ン トロ ー ラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )や オプ シ ョン の
RAIDコントローラ (MN8103-129/130)でシリアルATA(SATA)インタフェース
をサポートしています。2.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドライブ
を最大6台搭載することができます。
※ オンボード接続時は最大4台搭載になります。
重要
弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー
ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド
ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い
求めください(2010年7月現在)
。
−
−
MN8150-276(160GB、7200rpm、SATA2/300)
MN8150-277(500GB、7200rpm、SATA2/300)
ハードウェア編 179
ⓦ
3.5型ディスクモデル
−
SATAハードディスクドライブ
オンボー ドのRAID コントロー ラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )や、オプションの
RAIDコントローラ(MN8103-129/130)でシリアルATA(SATA)インタフェー
スをサポートしています。3.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドライ
ブを最大3台搭載することができます。
重要
弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー
ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド
ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い
求めください(2010年7月現在)。
−
MN8150-208A(160GB、7200rpm、SATA2/300)
−
MN8150-209A(250GB、7200rpm、SATA2/300)
−
MN8150-274(500GB、7200rpm、SATA2/300)
−
MN8150-263(1TB、7200rpm、SATA2/300)
−
MN8150-278(2TB、7200rpm、SATA2/300)
Port 0
Port 1
Port 2
ハードディスクドライブベイは出荷時の構成でマザーボード上のMini SASコネクタに接
続されています。
ハードディスクドライブをRAIDシステムで使用する場合は、以下を参照してください。
−
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )を使用する場合
RAIDシステムの構築、設定、管理には、
「LSI Software RAID Configuration
Utility」や、
「Universal RAID Utility」を使用します。
詳細は、
「RAIDシステムのコンフィグレーション」(285ページ)
、「Universal
RAID Utility」
(330ページ)を参照してください。
−
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を使用する場合
RAIDシステムの構築、設定、管理には、
「WebBIOS」や、
「Universal RAID
Utility」を使用します。
詳細は、オプションのRAIDコントローラに添付の説明書や、
「Universal RAID
Utility」
(330ページ)を参照してください。
180 内蔵オプションの取り付け
取り付け
次に示す手順でハードディスクドライブを取り付けます。その他のスロットへの取り付けも同
様の手順で行えます。
重要
チェック
ヒント
RAIDシス テム構成 する場合、同じ 仕様(同一容 量、同一回転数、同 一規格)
のハードディスクドライブを使用して、ディスクアレイを作成してください。
ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード
ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ
ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、
シャットダウン処理をされてしまいます。
ハードディスクドライブは、フロントベゼルを取り外すだけで取り付け/取り外
しを行うことができます。
ハードウェア編 181
3.5型ハードディスクドライブの取り付け
3.5型ディスクモデルの手順を次に示します。
2.5型ディスクモデルの場合は、
「2.5型ハードディスクドライブの取り付け」
(183ページ)を
参照してください。
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
ハードディスクドライブを取り付けるスロットを確認する。
スロットは本装置に3つあります。左のスロットから順に取り付けてください。
3.
ダミートレイを取り外す。
ダミートレイは 全てのハードディ
ス ク ドラ イ ブ ベイ に 入 っ てい ま
す。
重要
4.
ⓦ
ダミートレイは大切に保管しておいてください。
ⓦ
ダミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハード
ディスクドライブを搭載しない場合には、ダミートレイを取り付けてく
ださい。
ドライブキャリアのハンドルの
ロックを解除する。
182 内蔵オプションの取り付け
5.
ドライブキャリアとハンドルを
しっかりと持ってスロットへ挿入
する。
重要
チェック
6.
ⓦ
ハンドルのフックがフレームに当たるまで押し込んでください。
ⓦ
ドライブキャリアは両手でしっかりとていねいに持ってください。
ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード
ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ
ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、
シャットダウン処理をされてしまいます。
ハンドルをゆっくりと閉じる
「カチッ」と音がしてロックされます。
重要
チェック
7.
ⓦ
ハンドルとトレーに指を挟まないように注意してください。
ⓦ
さらにしっかり入っているか、再度押し込んでください。
押し込 むときにハ ンドルの フックがフ レームに引 っかかっ ていること を確認
してください。
本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー
(279ページ)で起動順位の設定をする。
ハードディスクドライブを増設するとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク
リアされるためです。
8.
取り外したフロントベゼルを取り付ける。
フロントベゼル左側のタブが本体のフレームに引 っかかるようにしてから取り付け
てセキュリティキーでロックします。
ハードウェア編 183
2.5型ハードディスクドライブの取り付け
2.5型ディスクモデルの手順を次に示します。
3.5型ディスクモデルの場合は、
「3.5型ハードディスクドライブの取り付け」
(181ページ)を
参照してください。
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
ハードディスクドライブを取り付けるスロットを確認する。
スロットは本装置に6つあります。Port番号の小さい順に取り付けてください(「2.5
型ディスクモデル」
(178ページ)を参照)。
3.
ダミートレイを取り外す。
ダミートレイは 全てのハードディ
ス ク ドラ イ ブ ベイ に 入 っ てい ま
す。
重要
4.
ⓦ
ダミートレイは大切に保管しておいてください。
ⓦ
ダミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハード
ディスクドライブを搭載しない場合には、ダミートレイを取り付けてく
ださい。
ドライブキャリアのハンドルの
ロックを解除する。
184 内蔵オプションの取り付け
5.
ドライブキャリアをしっかりと
持ってスロットへ挿入する。
6.
ドライブキャリアの前面に指をそ
える。
7.
ドライブキャリアを押して突き当
たるまでスロットへ挿入する。
重要
チェック
ⓦ
ハンドルのフックがフレームに当たるまで押し込んでください。
ⓦ
ハンドルで指を挟まないよう注意してください。
ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード
ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ
ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、
シャットダウン処理をされてしまいます。
ハードウェア編 185
8.
ハンドルをゆっくりと閉じる
「カチッ」と音がしてロックされま
す。
9.
重要
ハンドルとトレーに指を挟まないように注意してください。
さらにしっかり入っているか、再度押し込んでください。
チェック
押 し込むとき にハンドル のフック がフレーム に引っかか っている ことを確認
してください。
本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー
(279ページ)で起動順位の設定をする。
ハードディスクドライブを増設 するとそれまで記憶されていた起動順位の設定がク
リアされるためです。
10. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。
フロントベゼル左側のタブが本 体のフレームに引っかかるようにしてから取り付け
てセキュリティキーでロックします。
186 内蔵オプションの取り付け
取り外し
次に示す手順でハードディスクドライブを取り外します。
3.5型ハードディスクドライブの取り外し
3.5型ディスクモデルの手順を次に示します。
2.5型ディスクモデルの場合は、
「2.5型ハードディスクドライブの取り外し」
(187ページ)を
参照してください。
チェック
ハードディスクドライブが故障したためにディスクを取り外す場合は、ハード
ディスクド ライブのDISKラ ンプがアンバー色 に点灯しているスロ ットをあら
かじめ確認してください。
DISKランプ
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
レバーを押してロックを解除し、
ハンドルを開く。
チェック
ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード
ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ
ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、
シャットダウン処理をされてしまいます。
ハードウェア編 187
3.
ハンドルとドライブキャリアを
しっかりと持って手前に引き出
す。
4.
ハードディスクドライブを取り外
したまま本装置を使用する場合
は、空いているスロットにダミー
トレイを取り付ける。
5.
本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー
(279ページ)で起動順位の設定をする。
ハードディスクドライブを取り 外すとそれまで記憶されていた起動順位の設定がク
リアされるためです。
6.
取り外したフロントベゼルを取り付ける。
2.5型ハードディスクドライブの取り外し
2.5型ディスクモデルの手順を次に示します。
3.5型ディスクモデルの場合は、
「3.5型ハードディスクドライブの取り外し」
(186ページ)を
参照してください。
チェック
ハードディスクドライブが故障したためにディスクを取り外す場合は、ハード
ディ スクドライブの DISKランプがアン バー色に点灯してい るスロットをあら
かじめ確認してください。
DISKランプ
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
レバーを押してロックを解除す
る。
188 内蔵オプションの取り付け
3.
ハンドルを開く。
チェック
4.
ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード
ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ
ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、
シャットダウン処理をされてしまいます。
ドライブキャリアをしっかりと
持って手前に引き出す。
チェック
ハンドルを持って引き出さないでください。ハンドルが破損するおそれがあり
ます。
5.
ハードディスクドライブを取り外したまま本装置を使用する場合は、空いているス
ロットにダミートレイを取り付ける。
6.
本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー
(279ページ)で起動順位の設定をする。
ハードディスクドライブを取り外すとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク
リアされるためです。
7.
取り外したフロントベゼルを取り付ける。
ハードウェア編 189
RAIDシステム構成でのハードディスクドライブの交換について
RAIDシステム 構成の場合、故障したハードディスクドライブの交換後、交換した新しいディ
スクに交換前までの情報を記録することにより、故障を起こす以前の状態に戻すことのできる
オートリビルド機能を使用することができます。
オー トリビルド機能は、RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50に設定されている
論理ドライブで有効です。
オートリビルドは、故障したハードディスクドライブをホットスワップ(電源 ONの状態での
ディスクの交換)するだけで自動的に行われます。
オ ートリビ ルドを 行ってい る間、ハー ドディ スクドラ イブに あるDISK ラン プが緑 色とアン
バー色に交互に点灯してオートリビルドを行っていることを示します。
オートリビルドを行うときは、次の注意を守ってください。
ⓦ
ハードディスクドライブが故障してから、オートリビルドを終了するまで装置の電源を
OFFにしないでください。
ⓦ
ハードディスクドライブの取り外し/取り付けは、90秒以上の間隔をあけて行ってくだ
さい。
ⓦ
他にリビルド中のハードディスクドライブがある場合は、ディスクの交換を行わないで
ください(リビルド中はハードディスクドライブにあるDISKランプが緑色とアンバー色
に交互に点灯しています)。
190 内蔵オプションの取り付け
電源ユニット
ホットスワップに対応した2台の電源ユニットによる冗長構成で運用することができます(標
準では1台構成)
。
万一、電源ユニット(1台)が故障してもシステムを停止することなく運用することができま
す。
背面
増設スロット
取り付け
次の手順に従って電源ユニットを取り付けます。
1.
175ページを参照して準備する。
2.
ブランクカバーを取り外す。
取り外したカバーは大切に保管しておいてください。
重要
標準スロット
ハードウェア編 191
3.
電源ユニットを差し込む。
電源ユニット接続端子部分には触れないでください。
重要
接続端子部分
4.
しっかりと押しつける。
「カチッ」と音がしてロックされま
す。
5.
電源コード(2本)を接続する。
電源ユニット
(標準装備)
電源ユニット
(標準装備)用
電源コード
電源ユニット
(オプション)
電源ユニット
(オプション)用
電源コード
192 内蔵オプションの取り付け
標準で添付されていたものと、増設
した電源ユニットに 添付されてい
るコードを使います。コードを接続
するとAC POWERランプが緑色に
点滅します。
コー ド を 接 続し て い な い電 源 ユ
ニットのAC POWERランプはアン
バー色に点灯します。
電源コードを接続すると、2台の電
源ユニット共にAC POWERランプ
は緑色に点滅します。
6.
AC POWERランプ
オプション
標準装備
本装置の電源をONにする。
AC POWERランプが緑色に点灯します。
7.
STATUSランプやPOSTで電源ユニットに関するエラー表示がないことを確認す
る。
エラー表示の詳細については345ページを参照してください。
また、AC POWERランプが消灯している場合は、もう一度電源ユニットを取り付け
直してください。それでも同じ表示が出たときは保 守サービス会社に連絡してくだ
さい。
ハードウェア編 193
故障した電源ユニットの交換
交換は電源ユニットが故障したときのみ行います。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
感電注意
正常に動作している電源ユニットを取り外さないでください。
重要
ヒント
本装置の電源ユニットを冗長構成(2台で運用)にしているとき、そのうちの1
台が故障した場合は、システム稼働中(電源ONの状態)に故障した電源ユニッ
トを交換できます(次の手順1、2をとばしてください)
。
1.
背面にある電源ユニットのランプの表示(AC POWERランプがアンバー色に点灯
または点滅)で故障している電源ユニットを確認する。
2.
システムを終了し、POWERスイッチを押して電源をOFFにする。
3.
故障している電源ユニットのACコードを抜く。
4.
電源ユニットのレバーを内側に押
し、とっ手をにぎりながら手前に
引く。
5.
電源ユニットを取り外す。
レバー
1
2
6.
電源ユニットを交換せず1台の電源ユニットで運用する場合は、
「取り付け」の手
順2で取り外したカバーを取り付ける。
重要
装 置内部の冷 却効果を保 持するた めにも電源 ユニットを 取り付け ていないス
ロットにはブランクカバーを取り付けてください。
7. 「取り付け」の手順3∼7の手順を参照して電源ユニットを取り付け、取り付け後の
確認をする。
194 内蔵オプションの取り付け
トップカバー
CPUの取り付け /取り外 しや内部の ケーブル接 続を変更する ときはトッ プカバーを 取り外し
ます。
取り外し
1.
2.
175ページを参照して準備する。
本体をラックから引き出す
(175ページ参照)
。
3.
トップカバーにあるロックボタン
を押しながら装置背面へスライド
させる。
4.
トップカバーを持ち上げて本体か
ら取り外す。
取り付け
トップカバーを取り付けるときは、トップカ
バーの タブが 本体フレ ームに確 実に差 し込
まれるよう、まっすぐ本体の上に置いてくだ
さい。
トップ カバー を本体前 面に向か ってス ライ
ドさ せると「カ チッ」と音 がして トップ カ
バーがロックされます。このときにロックボ
タンの状態を確認してください。確実にロッ
クされ るとロ ックボタ ンが上に 上がっ た状
態になります。下に押された状態(くぼんだ
状態)の時はトップカバーをもう一度本体前
面に向けてスライドさせてください。それで
もロックされない場合は、いったんトップカ
バーを取り外してから、もう一度取り付け直
してください。
ハードウェア編 195
DIMM
DIMM(Dual Inline Memory Module)は、本装置のマザーボード上のDIMMソケットに取り付け
ます。マザーボード上にはDIMMを取り付けるソケットが12個あります。
ヒント
重要
メモリは最 大192GB(16GB× 12枚 )まで増設できます。標準出荷構成では、メ
モリレスになります。
ⓦ
DIMMは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など
に触れて身体の静電気を逃がしてからボードを取り扱ってください。ま
た、ボードの端子部分や部品を素手で触ったり、ボードを直接机の上に
置いたりしないでください。静電気に関する説明は174ページで詳しく
説明しています。
ⓦ
指定以外のDIMMを使用しないでください。サードパーティの DIMMな
どを取り付けると、DIMMだけでなくマザーボードが故障するおそれが
あります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修
理は保証期間中でも有料となります。次に示すモデルをお買い求めくだ
さい(2010年7月現在)。
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
MN8102-371 1GB増設メモリボード(1x1GB)
MN8102-372 2GB増設メモリボード(1x2GB)
MN8102-373 4GB増設メモリボード(1x4GB)
MN8102-374 8GB増設メモリボード(1x8GB)
MN8102-375 16GB増設メモリボード(1x16GB)
MN8102-387 2GB増設メモリボード(2x1GB)*
MN8102-388 4GB増設メモリボード(2x2GB)*
MN8102-389 8GB増設メモリボード(2x4GB)*
MN8102-390 16GB増設メモリボード(2x8GB)*
MN8102-391 32GB増設メモリボード(2x16GB)*
* メモリミラーリング機能またはメモリロックステップ機能対応
196 内蔵オプションの取り付け
DIMMの増設順序
1CPU構成時と2CPU構成時でメモリの増設順序が違います。
1CPU構成時はDIMMスロット番号の小さい順に増設してください。
2CPU構成時は各CPUのDIMMスロット番号の小さい順に交互に増設してください。
容量の大きいメモリからスロット番号の小さい順に増設してください(16GB→8GB→4GB→
2GB→1GB)
。
1CPU構成 2CPU構成
搭載順序
搭載順序
6
12
前面側
背面側
CPU2-DIMM 3
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 2
4
10
2
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 1
8
CPU2-DIMM 4
CPU2
CPU1
4
1
5
7
1
9
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 5
2
6
3
11
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 6
3
5
CPU1-DIMM 3
マザーボード
CPU2を実装していない場合、CPU2_DIMM1∼6は使用できません。
重要
ⓦ
MN8102-371/372/373/374/375搭載時はメモリミラーリングおよびメモ
リロックステップ機能は、サポートしていません。
ⓦ
1GB増設メモリボードはx4 SDDCに対応しておりません。x4 SDDC機能
を利用する場合は、2GB/4GB/8GB/16GB増設メモリボードを搭載する
必要があります。
ヒント
ハードウェア編 197
メモリクロック
DDR3-800/1066/1333MHzのメモリクロック周波数をサポートしておりますが、CPU構成、
メモリ構成により異なります。
なお、全てのバスのメモリクロックは同じクロック周波数で動作します。
Y
CPU はXeon E5503/E5506
が搭載されている
N
Y
16GB 増設メモリボードが搭
載されている
N
Y
1CPU あたり4 枚以上のメモ
Y
リが搭載されている
CPU はXeon E5620/E5640
が搭載されている
N
N
1CPU あたり3 枚以下のメモ
Y
リが搭載されている
N
Y
BIOS 設定
Advanced→Memory Voltage
をNormal に設定した
N
800MHz のメモリ
1066MHz のメモリクロックで動作
1333MHz のメモリ
クロックで動作
クロックで動作
【例】
800MHz動作
CPU1_DIMM1
4GB
4GB
CPU2_DIMM5
CPU1_DIMM5
4GB
CPU1_DIMM3
CPU2_DIMM4
CPU1_DIMM4
16GB
CPU1_DIMM2
800MHz動作
2GB
CPU1
CPU2
CPU2_DIMM6
CPU1_DIMM6
4GB
2GB
1GB
1GB
CPU2_DIMM1
16GB
CPU2_DIMM2
4GB
CPU2_DIMM3
4GB
搭載CPUがXeon E5620の場合
メモリRAS機能
本装置では、メモリRAS機能として「標準機能(x4SDDC ECCメモリ)
」、
「メモリミラーリン
グ機能」と「メモリ ロックステップ(x8SDDC ECCメモリ)機能」と「メモリスペアリング
機能」を持っています。ただし、メモリミラーリングとメモリロックステップ機能を利用する
場合は、「メモリ機能の利用」
(200ページ)を参照してください。
198 内蔵オプションの取り付け
取り付け
次の手順に従ってDIMMを取り付けます。
重要
本装置では、ロープロファイル(DIMM ボードの高さが30mm(1.2インチ)
以下)タイプの DIMMのみ をサポートしています。それ 以外(それ以上高い)
DIMMはサポートしていません。
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
DIMMソケットの両側にあるレ
バーを左右にひろげ、メモリダ
ミーを取り外す。
メモリダミーは大切に保管しておいてください。
重要
5.
DIMMをソケットにまっすぐ押し
込む。
キースロット
キー
ⓦ
DIMMの向きに注意してください。DIMMの端子側には誤挿入を防止す
るための切り欠きがあります。
ⓦ
ソケットに押し込むときは過度の力を加えないでください。ソケットや
端子部分を破損するおそれがあります。
チェック
DIMMがDIMMソケットに差し込まれるとレバーが自動的に閉じます。
6.
取り外した部品を取り付ける。
7.
POSTの画面でエラーメッセージが表示されていないことを確認する。
POSTのエラーメッセージの詳細については345ページを参照してください。
8.
SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory
Information」の順でメニューを選択し、増設したDIMMのステータス表示が数値
になっていることを確認する(259ページ参照)。
ハードウェア編 199
9. 「Advanced」メニューの「Memory Configuration」−「Memory Retest」を
「Yes」にする。
ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。
10. ページングファイルサイズを推奨値(搭載メモリx1.5)以上に設定する。
Windowsオペレーティングシステムを使用している場合は「メモリダンプ(デバッ
グ情報)の設定」
(107ページ)を参照してください。その他のオペレーティングシ
ステムの場合は、オペレーティ ングシステムに付属の説明書を参照するか、お買い
求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わせください。
取り外し
次の手順に従ってDIMMを取り外します。
チェック
故障したDIMMを取り外す場合は、POSTやESMPROで表示されるエラーメッ
セージを確認して、取り付けているDIMMソケットを確認してください。
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
取り外すDIMMのソケットの両側
にあるレバーを左右にひろげる。
ロック が解除され DIMM を取り外
せます。
5.
取り外した部品を取り付ける。
6.
本装置の電源をONにしてPOST
でエラーメッセージが表示されていないことを確認する。
エラーメッセージが 表示された場合は、メッセージをメモ した後、345ページのエ
ラーメッセージ一覧を参照してください。
7.
SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory
Retest」を「Yes」に設定し、取り外したDIMMのエラー情報をクリアする
(260ページ参照)
。
ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。
200 内蔵オプションの取り付け
メモリ機能の利用
本製品には、メモリRAS機能として「標準機能(x4 SDDC ECCメモリ)」、
「メモリミラーリン
グ機能」
、
「メモリスペアリング機能」と「メモリロックステップ(x8 SDDC ECCメモリ)機能」
を持っています。SDDC(Single Device Correction)はメモリ障害(複数ビット障害)を自
動的に修正する機能となります。
重要
ⓦ
メモリミラーリング機能およびメモリロックステップ(x8SDDC ECC
メモリ)機能を利用するにはMN8102-387/388/389/390/391
増設メモリボードを搭載する必要があります。
ⓦ
x4 SDDC ECCメモリ機能を利用する場合は、MN8102-371/372/
373/374/375増設メモリボードを搭載する必要があります。
本製品のマザーボード内にはメモリを制御するための「メモリチャネル」が下図のように2系
統に分かれています。
CPU2
CPU1
メモリコントローラ
メモリコントローラ
CH1
CH2
CPU1_DIMM4
CPU1_DIMM5
CPU1_DIMM6
CPU1_DIMM1
CPU1_DIMM2
CPU1_DIMM3
CH0
CH0
CH1
CH2
CPU2_DIMM4
CPU2_DIMM5
CPU2_DIMM6
CPU2_DIMM1
CPU2_DIMM2
CPU2_DIMM3
「メ モリミラーリ ング機能」と「メモリ ロックステッ プ機能」と「メモリス ペアリング機 能」
はメモリチ ャネル間でのメモ リの死活監視と切 り替えを行うこ とによって冗長性 を保つ機能
です。
ハードウェア編 201
メモリミラーリング機能
メモリミラーリング機能とは、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1)で対応する2
つのGroupのDIMM(ミラーセット)に同じデータを書き込むことにより冗長性を持たせる機
能です。
重要
ⓦ
メモリミラーリング機能はチャネル0とチャネル1を使用します。 メモ
リミラー構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1-DIMM3/6、
CPU2-DIMM3/6)は使用できません。
ⓦ
メモリミラーリング機能を利用する場合は、MN8102-387/388/
389/390/391増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭
載する必要があります。同一仕様のDIMM 2枚は下の図のミラーセット
(#1/#2/#3/#4)の単位で搭載します。
ⓦ
万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、
各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の
DIMM 2枚をセットで使用してください。
例:2CPU構成時
CPU1
メモリコントローラ
CH0
ミラーセット
#3
ミラーセット
#1
CH0
CH1
データ1
データ2
データ3
データ4
データ1
データ2
データ3
データ4
・・・・
・・・・
ミラーセット
#2
ヒント
CH2
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 5
CPU1-DIMM 6
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 3
CPU2
メモリコントローラ
CH0
ミラーセット
#4
CH1
CH1
CH2
CPU2-DIMM 4
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 1
CPU2-DIMM 2
CPU2-DIMM 3
オペレーティングシステムからは、物理容量の半分の容量のメモリとして認識
されます。
202 内蔵オプションの取り付け
この機能を利用するための条件は次のとおりです。
ⓦ
ミラーセットを構成するメモリソケット(2つ)にメモリを搭載してください。
ⓦ
搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。
ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUPを起動
したら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してくだ
さい。
「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory RAS Mode」−「Mirror」
ⓦ
SETUP終了後、再度SETUPを起動し増設したDIMMのステータスが「Mirror」となって
いることを確認してください。
ⓦ
メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ
い。
構成を変更した場合は、202ページの下段の注意事項を参照してください。
1CPU構成
搭載順序
2CPU構成
搭載順序
前面側
(未搭載)
(未搭載)
背面側
CPU2-DIMM 3
CPU2-DIMM 6
2セット目 CPU2-DIMM 2
4セット目 CPU2-DIMM 5
2セット目 CPU2-DIMM 1
4セット目 CPU2-DIMM 4
CPU2
CPU1
2セット目
3セット目 CPU1-DIMM 4
1セット目
2セット目
1セット目 CPU1-DIMM 1
3セット目 CPU1-DIMM 5
1セット目
(未搭載)
(未搭載)
1セット目 CPU1-DIMM 2
(未搭載) CPU1-DIMM 6
(未搭載) CPU1-DIMM 3
マザーボード
次のようなミラーリングは構築できません。
ⓦ
同一メモリチャネル内でのメモリミラーリング
メモリミラー設定に関する注意事項
メモリミラーを構築した状態で、メモリミラー構成とならないようなメモリ増設や、メモリミ
ラー が崩れる ような メモリ の取り外 しを行 なった 場合、メモ リはIndependent構 成とな り、
BIOS Setupメニューの「Memory RAS Mode」メニューは”Independent”と表示されます。
ハードウェア編 203
メモリロックステップ機能(x8 SDDC)
メモリロックステップ機能(x8 SDDC)では、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1)
の対応する 2つのGroupのDIMMを多重化して並列して動作させることでx8 SDDC(x8 Single
Device Data Correction)を実現します。x8 SDDCによって、
1つのデバイスで1∼8データビッ
トのエラー検出・訂正機能をサポートします。
重要
ⓦ
メモリロックステップ機能はチャネル0とチャネル1を使用します。
メモリロックステップ構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1DIMM3/6、CPU2-DIMM3/6)は使用できません。
ⓦ
メモリロックステップ機能を利用する場合は、MN8102-387/388/
389/390/391増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭
載する必要があります。同一仕様のDIMM2枚は下の図のセット(#1/
#2/#3/#4)の単位で搭載します。
ⓦ
万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、
各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の
DIMM 2枚をセットで使用してください。
CPU1
メモリコントローラ
CH0
セット#3
セット#1
CH1
CH2
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 5
CPU1-DIMM 6
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 3
CPU2
メモリコントローラ
CH0
CH1
CH2
CPU2-DIMM 4
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 1
CPU2-DIMM 2
CPU2-DIMM 3
セット#4
セット#2
204 内蔵オプションの取り付け
この機能を利用するための条件は次の通りです。
ⓦ
並列動作をさせる2つのメモリをメモリソケットに搭載してください。
ⓦ
搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。
ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUPを起動した
ら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してください。
「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory RAS Mode」−「Lock Step」
ⓦ
SETUP終了後、再度SETUPを起動し増設したDIMMのステータスが「Lock Step」と
なっていることを確認してください。
ⓦ
メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ
い。
構成を変更した場合は、204ページの下段の注意事項を参照してください。
1CPU構成
搭載順序
2CPU構成
搭載順序
(未搭載)
(未搭載)
2セット目
4セット目
2セット目
4セット目
前面側
背面側
CPU2-DIMM 3
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 2
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 1
CPU2-DIMM 4
CPU2
CPU1
2セット目
1セット目
2セット目
1セット目
(未搭載)
(未搭載)
3セット目
1セット目
3セット目
1セット目
(未搭載)
(未搭載)
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 5
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 6
CPU1-DIMM 3
マザーボード
次のようなロックステップは構築できません。
ⓦ
異なるメモリコントローラ(CPU)のメモリチャネルでのメモリロックステップ
ⓦ
同一メモリチャネル内でのメモリロックステップ
メモリロックステップ設定に関する注意事項
メモリロックステップを構築した状態で、メモリロックステップ構成とならないようなメモリ
増設や、メモリ ロックステップ が崩れるような メモリの取り 外しを行なった 場合、メモリは
Independent 構成 と な り、BIOS Setup メ ニ ュ ー の「Memory RAS Mode」メニ ュ ー は”
Independent”と表示されます。
ハードウェア編 205
メモリスペアリング機能
メモリスペアリング機能は、CPU ごとのメモリコントローラ配下にあるメモリチャネル2 を
予備(スペア)として待機させることにより、運用しているメモリコントローラ配下のDIMM(メ
モリ)で訂正可能なエラーが発生した場合、待機させているDIMM(メモリ)に自動的に運用に切
り替え、処理を継続させる機能です。
重要
ⓦ
メモリスペアリング機能はMN8100-1654/1660 は未サポートで
す。
ⓦ
メモリスペアリング機能を利用する場合は、MN8102-371/372/
373/374/375 増設メモリボードを搭載する必要があります。
ⓦ
メモリスペアリング機能を利用するには搭載するメモリを全て同一容量
にする必要があります。
例:2CPU 構成時
CPU1
メモリコントローラ
CH 0
スペアセット#3
スペアセット#1
CH1
CH2
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 5
CPU1-DIMM 6
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 3
運用系
待機系
(スペア)
CPU2
メモリコントローラ
CH 0
スペアセット#4
スペアセット#2
CH1
CPU2-DIMM 4
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 1
CPU2-DIMM 2
CPU2-DIMM 3
運用系
ヒント
CH2
待機系
(スペア)
オペレーティングシステムからは、物理容量より少ない容量のDIMM(メモリ)と
して認識されます。(搭載数と1 枚あたりの容量によって変化します。)
206 内蔵オプションの取り付け
この機能を利用するための条件は次のとおりです。
ⓦ
各スペアセット内では、必ず同一型番(同一容量)のDIMM(メモリ)を搭載してください。
ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUP を起
動し次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUP を終了してください。
ⓦ 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory RAS Mode」→「Sparing」
ⓦ
SETUP 終了後、再度SETUP を起動し増設したDIMM のステータスが「Sparing」と
なっていることを確認してください。
ⓦ
メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ
い。
構成を変更した場合は、206ページの下段の注意事項を参照してください。
1CPU構成
搭載順序
2CPU構成
搭載順序
2セット目
4セット目
2セット目
4セット目
2セット目
CPU2-DIMM 3
CPU2-DIMM 6
CPU2-DIMM 2
CPU2-DIMM 5
CPU2-DIMM 1
4セット目
CPU2-DIMM 4
2セット目 3セット目
CPU1-DIMM 4
CPU1-DIMM 1
CPU1-DIMM 5
1セット目 1セット目
2セット目 3セット目
1セット目 1セット目
2セット目 3セット目
1セット目 1セット目
CPU1-DIMM 2
CPU1-DIMM 6
CPU1-DIMM 3
マザーボード
次のようなメモリスペアは構築または設定することができません。
ⓦ
異なる容量のDIMM(メモリ)を搭載。(全てのDIMM容量統一が必須)
メモリスペア設定に関する注意事項
メモリスペアを構築した状態で、メモリスペア構成とならないようなメモリ増設やメモリスペ
アが崩れるようなメモリの取り 外しを行った場合、メモリはIndependent構成となり、BIOS
SETUPメニューの「Memory RAS Mode」メニューが「Independent」と表示されます。
ハードウェア編 207
プロセッサ(CPU)
標準装備のプロセッサ(CPU)に加えて、もう1つCPUを増設し、マルチプロセッサシステム
で運用することができます。
重要
ⓦ
CPUは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など
に触れて身体の静電気を逃がしてからCPUを取り扱ってください。 ま
た、CPUの端子部分や部品を素手で触ったり、CPUを直接机の上に置
いたりしないでください。静電気に関する説明は174ページで詳しく説
明しています。
ⓦ
取り付け後の確認ができるまではシステムへの運用は控えてください。
ⓦ
指定以外のCPUを使用しないでください。サードパーティのCPUなど
を取り付けると、CPUだけでなくマザーボードが故障するおそれがあ
ります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修理
は保証期間中でも有料となります。
プロセッサ
(CPU)2
プロセッサ
(CPU)1
前面側
背面側
マザーボード
ヒント
オプ ションの CPUの中に は異なるレビ ジョンのもの が含まれて いる場合があ
ります。異なるレビジョンのCPUを混在して取り付けた場合、Windowsではイ
ベントビューアのシステムログに以下のようなログが表示されますが、動作に
は問題ありません。
208 内蔵オプションの取り付け
取り付け
次の手順に従ってCPUを取り付けます。
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ファンダクトを持ち上げて取り外
す。
内部のケーブルを引っかけないように確認しながら取り外してください。
チェック
5.
CPUソケットの位置を確認する。
6.
ネジを取り外し、CPUダミーカ
バーを取り外す。
CPUダミーカバーは大切に保管しておいてください。
重要
7.
ソケットのレバーを一度押し下げ
てフックから解除してレバーを止
まるまでゆっくりと開く。
ハードウェア編 209
8.
プレートを持ち上げる。
ソケットの接点が見えます。接点には触れないでください。
重要
9.
ソケットから保護カバーを取り外
す。
重要
保護 カバーは大切に保管 しておいてくださ い。CPUを取り 外したときは必ず
CPUの代わりに保護カバーを取り付けてください。
210 内蔵オプションの取り付け
10. 新しいCPUを取り出し、CPUを
ソケットの上にていねいにゆっく
りと置く。
切り欠き
親指と人差し指でCPUの端を持っ
てソ ケ ッ ト に差 し 込 んで く だ さ
い。親指と人差し指がソ ケットの
切り欠き部に合うように して持つ
と取り付けやすくなります。
ピンマーク
キー
ピンマーク
重要
チェック
CPUを持つときは、必ず端を持ってください。 CPUの底面(端子部)には触
れないでください。
ⓦ
CPUの切り欠きとソケットのキー部を合わせて差し込んでください。
ⓦ
CPUを傾けたり、滑らせたりせずにソケットにまっすぐ下ろしてくださ
い。
11. CPUを軽くソケットに押しつけ
てからプレートを閉じる。
12. レバーを倒して固定する。
ハードウェア編 211
13. ヒートシンクをCPUの上に置
き、4本のネジで固定する。
ネジ を取 り付 ける とき は右 図の
ようにたすきがけの順序で4つを
仮ど めし たあ とに 本締 めし てく
ださい。
ネジ とネ ジ穴 を確 認し なが ら固
定してください。マザーボードを
傷つけるおそれがあります。
④
①
②
③
ヒートシンクの位置を確認してください。
チェック
装置背面
装置前面
14. ヒートシンクがマザーボードと水平に取り付けられていることを確認する。
重要
ⓦ
斜めに傾いているときは、いったんヒートシンクを取り外してから、も
う一度取り付け直してください。
水平に取り付けられない原因には次のことが考えられます。
−
−
ⓦ
CPUが正しく取り付けられていない。
ヒートシンクを固定するネジが完全に締められていない。
固定されたヒートシンクを持って動かさないでください。
15. ファンダクトを取り付ける。
212 内蔵オプションの取り付け
チェック
ファンダクトとヒートシンクまたはファンの間に隙間がないことを確認してく
ださい。また、ファンダクトとマザーボードの間にケーブルが挟まっていない
ことも確認してください。ケーブルのルーティングは下図を参照してください。
16. トップカバーを取り付ける。
以上で完了です。
ハードウェア編 213
取り外し
CPUを取り外すときは、
「取り付け」の手順1∼5を参照して取り外しの準備をした後、手順13
∼6の順に従って行ってください。ヒートシンクはネジを外した後、ヒートシンクを水平に少
しずらすようにして動かしてから取り外してください(この後の「重要」
を参照してください)。
重要
ⓦ
CPUの故障以外で取り外さないでください。
ⓦ
運用後は熱によってヒートシンクの底にあるクールシートがCPUに粘
着している場合があります。ヒートシンクを取り外す際は、左右に軽く
回して、ヒートシンクがCPUから離れたことを確認してから行ってく
ださい。CPUに粘着したままヒートシンクを取り外すとCPUやソケッ
トを破損するおそれがあります。
CPUの取り外し(または交換)後に次の手順を行ってください。
1.
CPUを交換した場合は、SETUPを起動して「Advanced」−「Processor
Configuration」−「Processor Information」の順でメニューを選択し、増設
または交換したCPUの「CPU ID」
、「L2 Cache RAM」および「L3 Cache
RAM」が正常になっていることを確認する(257ページ参照)
。
214 内蔵オプションの取り付け
PCIボード
本装置には、PCIボードを取り付けることのできる「ライザーカード(2種類)」とRAIDコントロー
ラを搭載できる「RAIDコントローラ専用スロット」をマザーボード上に搭載しています。ライ
ザーカードにはフルハイトPCIボードを1枚、ロープロファイルPCIボードを1枚、RAID コント
ローラを1枚取り付けることができます。(合計で3枚のPCIボードを搭載可能)。
それぞ れのライザー カードにあ るPCI ボードスロ ットにネッ トワーク拡 張用やファイ ルデバ
イス機能拡張用のPCIボードを接続します。
重要
ⓦ
PCIボードおよびライザーカードは大変静電気に弱い電子部品です。
サーバの金属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてから
PCIボードを取り扱ってください。また、PCIボードおよびライザー
カードの端子部分や部品を素手で触ったり、PCIボードおよびライザー
カードを直接机の上に置いたりしないでください。静電気に関する説明
は174ページで詳しく説明しています。
ⓦ
取り付けることができるPCIボードの組み合わせには制限事項がありま
す。詳細はお買い求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わ
せください。
ⓦ
Low-profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト)
タイプのPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。ボード
の仕様を確認してから取り付けてください。
ⓦ
SCSIコントローラやRAIDコントローラ、LANボード(ネットワーク
ブート)、Fibre Channelコントローラで、OSがインストールされた
ハードディスクドライブを接続しない場合は、そのボードのROM展開
(BIOSユーティリティの起動など)を無効に設定してください。設定方
法については「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」
(246ペー
ジ)を参照してください。
ハードウェア編 215
ライザーカードスロット
(ロープロファイル専用)
ライザーカードスロット
(フルハイト用)
RAIDコントローラ用
スロット
前面側
背面側
マザーボード
PCIボードスロット
ライザーカードスロット
との接続端子部
ライザーカードスロット
との接続端子部
ライザーカード(ロープロファイル側)
PCIボードスロット
ライザーカード(フルハイト側)
216 内蔵オプションの取り付け
注意事項
取り付けや取り外しの際には次の点について注意してください。
ⓦ
ライザーカードの端子部や電子部品のリード線には直接手を触れないよう注意してくだ
さい。手の油や汚れが付着し、接続不良を起こしたり、リード線の破損による誤動作の
原因となります。
ⓦ
ライザーカードによって接続できるPCIボードのタイプが異なります。ボードの仕様を
確認してから取り付けてください。
ⓦ
本装置にはRAIDコントローラなどにあるディスクアクセスを表示させるためのLEDコネ
クタを接続できるコネクタはありません。
ⓦ
PCIスロット番号は、ロープロファイル専用ライザーカード側が「1C」
、フルハイト用
ライザーカード側が「1B」RAIDコントローラ専用スロットが「0A」になります。
ⓦ
本装置の起動時のPCIバススロットのサーチ順位は次の通りです。
1B(フルハイトタイプ)→1C(ロープロタイプ)
ⓦ
OSやRAIDシステムのBIOSユーティリティなどで同種のPCIデバイス(オンボードの
PCIデバイス含む)の認識順序が上記サーチ順と異なる場合があります。次の表のPCIバ
ス番号、デバイス番号、機能番号を参照してPCIデバイスのスロット位置を確認してく
ださい。
PCIデバイス
PCI バス番号
デバイス番号
機能番号
オンボード NIC1
1
0
0
オンボード NIC2
1
0
1
スロット 1C
40
0
×
スロット 1B*1
10
0
×
スロット 1B(MN8116-23)
11
0
×
RAID専用スロット
60h
0
×
*1
ⓦ
スロット 1B の PCI バス番号は取り付けられたボードによって上表と異なる場合があります。
起動しないLANデバイスのオプションROMはBIOSセットアップユーティリティで
「Disabled」に設定してください。
ⓦ
LANデバイスを増設した場合、LANコネクタに接続したケーブルを抜くときは、ケーブ
ルのツメが手では押しにくくなっているため、マイナスドライバなどを使用してツメを
押して抜いてください。その際に、マイナスドライバなどがLANコネクタやその他の
ポートを破損しないよう十分に注意してください。
ⓦ
起動可能なPCIカード(RAIDコントローラやSCSIコントローラ、LANボードなど)を
増設すると、起動の優先順位が変更されることがあります。増設後にBIOSセットアッ
プユーティリティの「Boot」メニューで設定し直してください。
ハードウェア編 217
ⓦ
ブート可能なデバイス(PCIカード、USBデバイス等)を追加した場合は、ブート順位
が変更されることがあります。
BIOS SetupのBootメニューのHard Drive BBS Prioritiesでブートデバイスの優先順位
を高く設定し直してください。
[Boot] → [Hard Drive BBS Priorities] →表示を確認する
ブートデバイスがMN8103-129/-130配下のHDDの場合
(Bus 07 Dev 00) PCI RAID Adapter
218 内蔵オプションの取り付け
サポートしているボードと搭載可能スロット
次の表のとおりです。なお、各カードの機能詳細についてはカードに添付の説明書を参照して
ください。
重要
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
同一バス内に異なるカードを実装した場合は低い方の周波数で動作します。
本体PCIスロットよりもPCIカードの方が動作性能が高い場合は本体
PCIスロット性能で動作します。
標準ネットワークについて
標準ネットワーク(オンボード同士)でAFT/ALBのチームを組むことが
できます。ただし、標準ネットワークとオプションLANボードで同一の
AFT/ALBのチームを組むことはできません。
使用するケーブルは、以下の品名/指定番号のケーブルを使用してくだ
さい。
品名: RS-232C(B)
指定: 804-062746-820
標準ライザーカード
PCIe 2.0 #0A PCIe 2.0 #1B PCIe 2.0 #1C
PCI スロット性能* 1
転送帯域 (1 レーンあたり )
型 名
製品名
スロットサイズ
PCIボードタイプ*1
搭載可能なボード
サイズ
RAIDコントローラ
MN8103-129 (256MB, RAID0/1)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8))
RAIDコントローラ
MN8103-130 (256MB, RAID0/1/5/6)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8))
SCSIコントローラ
MN8103-107
(カード性能:PCI EXPRESS(x1))
SCSIコントローラ
MN8103-104A
(カード性能:PCI EXPRESS(x8))
Fibre Channelコントローラ
MN8190-127 (4Gbps/Optical)
(カード性能:PCI EXPRESS(x4))
×4レーン
RAIDコント
ローラ専用
×8ソケット
RAIDコント
ローラ専用
×16レーン
5Gb/s
×8レーン
ロープロ
ファイル
×16ソケット
×8ソケット
175mm以下 167.6mm以下
(フルハイト/
(MD2)
ショート)
フルハイト
備 考
○
ー
ー
○
ー
ー
ー
○
○
ー
○
○
ー
○
○
外付Fibre Channel接続用
LAN増設用
MN8104-126との
Tearming(AFT/SFT/ALB)
およびBondingをサポート
10BASE-Tは未サポート
1000BASE-T接続ボード
MN8104-126
(カード性能:PCI EXPRESS(x1))
ー
○
○
MN8104-121
1000BASE-T接続ボード(2ch)
(カード性能:PCI EXPRESS(x4))
ー
○
ー
MN8104-122
1000BASE-T接続ボード(2ch)
(カード性能:PCI EXPRESS(x4))
ー
ー
○
内蔵ディスクとの接続専用
増設バッテリ(MN8103124)搭載可
外付けデバイス装置との接
続専用
外付けデバイス装置との接
続専用
LAN増設用
標準ネットワークおよび
MN8104-121/122との
Tearming(AFT/SFT/
ALB)、Bondingをサポート
10BASE-Tは未サポート
MN8104-125A
1000BASE-T接続ボード(4ch)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x4))
ー
○
○
LAN増設用
標準ネットワークおよび
MN8104-125Aとの
Tearming(AFT/SFT/
ALB)、Bondingをサポート
10BASE-Tは未サポート
MN8104-123A
10GBASE-SR接続ボード
(カード性能:PCI EXPRESS(x8))
ー
○
○
LAN増設用
ハードウェア編 219
PCIe 2.0 #0A PCIe 2.0 #1B PCIe 2.0 #1C
PCI スロット性能 * 1
転送帯域(1 レーンあたり )
型 名
製品名
スロットサイズ
PCIボードタイプ*1
搭載可能なボード
サイズ
×4レーン
RAIDコント
ローラ専用
×8ソケット
RAIDコント
ローラ専用
MN8117-01A 増設RS-232Cコネクタ
ー
×16レーン
5Gb/s
×8レーン
ロープロ
ファイル
×16ソケット
×8ソケット
175mm以下 167.6mm以下
(フルハイト/
(MD2)
ショート)
フルハイト
ー
○
備 考
シリアル(RS-232C)ポー
トA増設用
● 標準搭載 ー 搭載不可 ○ 搭載可能
*1
レーン:
転送性能 ( 転送帯域 ) を示す。
< 例 > PCI EXPRESS の場合
1 レーン =2.5Gbps ( 片方向 )、4 レーン =10Gbps ( 片方向 )
PCI Express 2.0 の場合
1 レーン =5Gbps ( 片方向 )、4 レーン =20Gbps ( 片方向 )
ソケット: コネクタサイズを示す。ソケット数以下のカードが接続可能。
< 例 > x4 ソケット =x1 カード、x4 カードは搭載可能。X8 カードは搭載不可。
※ 標準ライザーカードとオプションライザーカード(MN8116-23)は排他利用
※ 搭載可能なボードの奥行きサイズ
Fullheightの場合: 175mmまで(ショートサイズ)
LowProfileの場合: 167.6mmまで(MD2)
※ 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照してください。
※ 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。
※ 本体PCIスロットよりもPCIカードの動作性能のほうが高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。
220 内蔵オプションの取り付け
オプションライザーカード MN8116-23
PCI スロット性能* 1
転送帯域 (1 レーンあたり )
型 名
製品名
スロットサイズ
*1
PCIボードタイプ
搭載可能なボード
サイズ
PCIe 2.0 #0A
PCI-X #1B
×4レーン
5Gb/s
RAIDコント
ローラ専用
×8ソケット
RAIDコント
ローラ専用
64bit/133MHz
−
○
ー
ー
○
ー
ー
RAID コントローラ
MN8103-129 (256MB, RAID0/1)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8))
RAID コントローラ
MN8103-130 (256MB, RAID0/1/5/6)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8))
PCIe 2.0 #1C
×8レーン
5Gb/s
ロープロ
フルハイト
ファイル
3.3v
×8ソケット
175mm以下 167.6mm以下
(フルハイト/
(MD2)
ショート)
備 考
内蔵ディスクとの接続専用
増設バッテリ(MN8103124)搭載可
外付けデバイス装置との接
続専用
MN8103-107との混在不
可
外付けデバイス装置との接
続専用
MN8103-107との混在不
可
外付けデバイス装置との接
続専用
MN8103-95/75との混在不
可
外付デバイス装置との接
続専用
MN8103-95
SCSI コントローラ
(カード性能:64bit/66MHz PCI)
ー
○
ー
MN8103-75
SCSI コントローラ
(カード性能:64bit/133MHz PCI-X)
ー
○
ー
MN8103-107
SCSI コントローラ
( カード性能:PCI EXPRESS(x1))
ー
ー
○
ー
ー
○
ー
ー
○
外付Fibre Channel接続用
ー
○
ー
LAN増設用
LAN増設用
SCSI コントローラ
( カード性能:PCI EXPRESS(x8))
Fibre Channel コ ント ロ ーラ
MN8190-127 (4Gbps/Optical)
(カード性能:PCI EXPRESS(x4))
100BASE-TX 接続ボード
MN8104-111
(カード性能:32bit/33MHz PCI)
1000BASE-T 接続ボード
MN8104-119
( カード性能:64bit/133MHz PCI-X)
MN8103-104A
ー
○
ー
1000BASE-T 接続ボード
MN8104-126
( カード性能:PCI EXPRESS(x1))
ー
ー
○
1000BASE-T 接続ボード
MN8104-122 (2ch)
(カード性能:PCI EXPRESS(x4))
ー
ー
○
1000BASE-T 接続ボード
MN8104-125A (4ch)
(カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x4))
ー
ー
○
10GBASE-SR 接続ボード
( カード性能:PCI EXPRESS(x8))
ー
ー
○
LAN増設用
ー
ー
○
シリアル(RS-232C)ポー
トA増設用
MN8104-123A
MN8117-01A 増設 RS-232C コネクタ
● 標準搭載 ー 搭載不可 ○ 搭載可能
LAN増設用
10BASE-Tは未サポート
LAN増設用
標準ネットワークとの
Tearming(AFT/SFT/
ALB)、Bondingをサポート
10BASE-Tは未サポート
MN8104-122との混在不
可
LAN増設用
標準ネットワークとの
Tearming(AFT/SFT/
ALB)、Bondingをサポート
10BASE-Tは未サポート
ブーツ付きLANケーブル
使用不可
MN8104-122との混在不
可
ハードウェア編 221
*1
レーン:
転送性能(転送帯域)を示す。
<例> PCI Express の場合
1 レーン =2.5Gbps(片方向)、4 レーン =10Gbps(片方向)
PCI Express 2.0 の場合
1 レーン =5Gbps(片方向)、4 レーン =20Gbps(片方向)
ソケット: コネクタサイズを示す。ソケット数以下のカードが接続可能。
<例> x4 ソケット =x1 カード、x4 カードは搭載可能。x8 カードは搭載不可。
※ 標準ライザーカードとオプションライザーカード MN8116-23は排他利用。
※ 搭載可能なボードの奥行きサイズ
FullHeightの場合:
175mmまで(ショートサイズ)
LowProfileの場合: 119.9mmまで(MD1)
、167.6mmまで(MD2)
※ 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照してください。
※ 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。
※ 本体PCIスロットよりもPCIカードの動作性能のほうが高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。
222 内蔵オプションの取り付け
取り付け
次の手順に従ってライザーカードにPCIボードを取り付けます。
重要
フルハ イト用ラ イザーカー ドにはボ ードを保 護するため の「インシュ レータ
(黒色)」が取り付けられています。本書の図では、わかりやすくするためにイ
ンシュレータを省いています。インシュレータは取り外さず、ていねいに扱っ
てください。
ⓦ
それぞれのライザーカードがサポートするボードタイプ(ロープロファ
イルかフルハイトタイプ)と取り付けるPCIボードのタイプを確認して
ください。
ⓦ
PCIボードを取り付けるときは、ボードの接続部の形状とライザーカー
ドにあるコネクタの形状が合っていることを確認してください。
チェック
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを固定しているネジを外す
5.
ライザーカードを取り外す。
他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。
重要
ハードウェア編 223
6.
ライザーカードからネジを外し、増設スロットカバーを取り外す。
増設スロットカバー
ロープロファイル側
増設スロットカバー
フルハイト側
取り外した増設スロットカバーは、大切に保管しておいてください。
重要
7.
ライザーカードにPCIボードを取り付ける。
ライザーカードのスロット部分とPCIボードの端子部分を合わせて、
確実に差し込み
ます。
PCIボードのソケットの端が、ライザー
カードのフレーム穴に差し込まれる
ロープロファイル側
重要
フルハイト側
ⓦ
ライザーカードやPCIボードの端子部分には触れないでください。 汚れ
や油が付いた状態で取り付けると誤動作の原因となります。
ⓦ
うまくボードを取り付けられないときは、ボードをいったん取り外して
から取り付け直してください。ボードに過度の力を加えるとPCIボード
やライザーカードを破損するおそれがありますので注意してください。
ⓦ
PCIボードのブラケットの端が、ライザーカードのフレーム穴に差し込
まれていることを確認してください。
ⓦ
PCIボードの種類によっては、PCIボードの端子部分がコネクタからはみ
出す場合があります。
チェック
224 内蔵オプションの取り付け
8.
PCIボードを手順5で外したネジで固定する。
ロープロファイル側
重要
ヒント
9.
フルハイト側
ライザーカー ドの端子部分に汚れや油 などが付着しないよう にするためです。
汚れや油が付着したまま取り付けると誤作動の原因となります。
本体の マザーボー ド上のコ ネクタと接 続するケー ブルが取 り付けるボ ードに
ある場合は、ライザーカードを本体に取り付ける前にボードへ接続しておいて
ください。
ライザーカードをマザーボードの
スロットに接続する。
ライ ザ ー カ ード の 端 子部 分 と マ
ザーボード上のスロット 部分を合
わせて、確実に差し込みます。
10. ライザーカードをネジで固定す
る。
チェック
差し込む際にライザーカードのフレーム部にある、筐体と固定するためのツ
メが筐体背面の穴に正しく勘合していることを確認してください。差し込ん
だ後、ライザーカードの端子部分が完全に見えなくなるまで指で押して確実
に接続させます。
ライザーカードでマザーボード上の部品を破損しないよう注意してください。
11. 取り外した部品を取り付ける。
12. 本装置の電源をONにしてPOSTの画面でボードに関するエラーメッセージが表示
されていないことを確認する。
POSTのエラーメッセージの詳細については345ページを参照してください。
13. BIOSセットアップユーティリティを起動して「Advanced」メニューの
「Memory Configuration」を「Yes」にする。
ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。
ハードウェア編 225
14. 取り付けたボードに搭載されているBIOSコンフィグレーションユーティリティを
起動してボードのセットアップをする。
ユーティリティの有無や起 動方法、操作方法はボードによって異なります。詳しく
はボードに添付の説明書を 参照してください。また、起動可能なデバイスが接続さ
れたPCIボード(RAIDコントローラやSCSIコントローラ、LANボードなど)を増設
した場 合、ブート優先 順位がデフ ォルトに 変更されま す。BIOSセット アップユー
ティリティの「Boot」メニューで起動優先順位を設定し直してください(279ペー
ジ参照)
。
取り外し
ボードの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。また、取り外し後にBIOSセッ
トアッ プユーティリティの「Boot」メニュー で起動優先順位を設 定し直してください(279
ページ参照)。
RAIDコントローラの取り付け
RAID コントローラ用 スロットにオ プションの RAIDコントロー ラを取り付け る手順について
説明します。
2.5型HDDモデルの場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを固定しているネジを外す
5.
ライザーカードを取り外す。
他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。
重要
226 内蔵オプションの取り付け
6.
ブラケットのネジ(2ヶ所)を外
し、ブラケットを取り外す。
ネジ
7.
RAIDコントローラのPCIブラケッ
トを取り外す。
ネジ
PCIブラケット
8.
本装置から取り外したブラケットに
RAIDコントローラを取り付ける。
ネジはPCI ブラケッ トを固定し てい
たネジを使用してください。
ネジ
9.
本装置にRAIDコントローラを取り
付け、ブラケットを固定していたネ
ジで固定する。
ネジ
10. 取り外した部品を取り付ける。
ハードウェア編 227
3.5型HDDモデルの場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを固定しているネジを外す
5.
ライザーカードを取り外す。
他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。
重要
6.
ブラケットのネジ(7ヶ所)を外
し、ブラケットを取り外す。
ネジ
ネジ
7.
RAIDコントローラのPCIブラケッ
トを取り外す。
ネジ
PCIブラケット
228 内蔵オプションの取り付け
8.
本装置から取り外したブラケットに
RAIDコントローラを取り付ける。
ネジはPCI ブラケッ トを固定し てい
たネジを使用してください。
ネジ
9.
本装置にRAIDコントローラを取り
付け、ブラケットを固定していたネ
ジで固定する。
ネジ
10. 右図を参照してケーブルのルーティ
ングを変更し、RAIDコントローラ
へ接続する。
①
ケーブルのルーティングを①から②
へ変更します。
11. 取り外した部品を取り付ける。
②
RAIDコントローラの取り外し
RAIDコントローラの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。
ハードウェア編 229
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け手順について説明します。
2.5型ハードディスクドライブモデルの場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを取り外す。
他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。
重要
5.
RAIDコントローラに接続されているケーブルを取り外す。
6.
RAIDコントローラを固定している
ネジを外し、RAIDコントローラを
取り外す。
ネジ
7.
増設バッテリに添付されているコネ
クタボードをRAIDコントローラに
取り付ける。
コネクタボード
ネジは増設バッテリに添付されてい
るネジを使用してください。
ネジ
8.
RAIDコントローラを本装置に固定する。
230 内蔵オプションの取り付け
9.
ファンのケーブル(正面から見て右
側の4つ)を取り外す。
10. バッテリブラケットを固定している
ネジ(3ヶ所)を外し、バッテリブ
ラケットを取り外す。
ネジ
11. ケーブルを増設バッテリに接続す
る。
右図を参照してコネクタの裏表を確
認してください。
<コ ネ ク タ の 向 き > コ ネ ク タ と
ケーブルのマーキングを合わせて接
続してください。
マーキング
ハードウェア編 231
12. バッテリブラケットに増設バッテリ
をネジ(3ヶ所)で固定する。
ネジは増設バッテリに添付のネジを
使用してください。
ネジ
破線部分は2つめの増設バッテリの搭載位置
13. バッテリブラケットを本体装置にネ
ジ(3ヶ所)で固定し、ファンの
ケーブルを接続する。
14. 下図を参照して、ケーブルをルーティングする。
ⓦ 標準RAIDコントローラに増設する場合
232 内蔵オプションの取り付け
15. RAIDコントローラに実装したコネ
クタボードにケーブルを接続する。
右図を参照してコネクタの裏表を確
認してください。
16. 取り外した部品を取り付ける。
ハードウェア編 233
3.5型ハードディスクドライブモデルの場合
ⓦ
MN8103-129/130の場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを取り外す。
他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。
重要
5.
RAIDコントローラに接続されているケーブルを取り外す。
6.
RAIDコントローラを固定している
ネジを外し、RAIDコントローラを
取り外す。
ネジ
7.
増設バッテリに添付されているコネ
クタボードをRAIDコントローラに
取り付ける。
コネクタボード
ネジ
8.
RAIDコントローラを本装置に固定する。
234 内蔵オプションの取り付け
9.
バッテリブラケットを固定している
ネジ(3ヶ所)を外し、バッテリブ
ラケットを取り外す。
ネジ
10. 増設バッテリをバッテリと基板に分
割し(矢印の方向にツメを押して分
離させる)
、ケーブルを外す。
ツメ
ケーブル
11. ケーブルを増設バッテリに接続す
る。
右図を参照してコネクタの裏表を確
認してください。
<コ ネ ク タ の 向 き > コ ネ ク タ と
ケーブルのマーキングを合わせて接
続してください。
マーキング
ハードウェア編 235
12. バッテリのケーブルをバッテリブラ
ケットの穴に通して、バッテリを
バッテリブラケットに取り付ける。
ケーブルを通す穴
13. 基板にケーブルを接続し、増設バッ
テリに添付のネジで基板を固定す
る。
ケーブル接続コネクタ
ネジ
14. 増設バッテリを搭載したバッテリブ
ラケットを装置にネジで固定する。
ネジ
236 内蔵オプションの取り付け
15. 下図を参照して、ケーブルをルーティングする。
16. RAIDコントローラに実装したコネ
クタボードにケーブルを接続する。
右図を参照してコネクタの裏表を確
認してください。
17. 取り外した部品を取り付ける。
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外し
RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。
ハードウェア編 237
内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムにする場合
本体前面にあるハードディスクド ライブベイに搭載したハードディスクドライブをRAIDシス
テムで利用したい場合の方法について説明します。
重要
ヒント
ⓦ
RAIDシステム構成に変更する場合や、RAIDレベルを変更する場合は、
ハードディスクドライブを初期化します。RAIDシステムとして使用す
るハードディスクドライブに大切なデータがある場合は、バックアップ
を別のハードディスクドライブにとってからボードの取り付けやRAID
システムの構築を行ってください。
ⓦ
論理ドライブは、1台の物理デバイスでも作成できます。
ⓦ
RAIDシステムでは、ディスクアレイごとに同じ仕様(同一容量、同一
回転数、同一規格)のハードディスクドライブを使用してください。
ⓦ
使用できるRAIDレベルやハードディスクドライブなど、それぞれの
RAIDコントローラの特徴を理解し、目的にあったRAIDコントローラを
使用してください。
ⓦ
RAID0以外の論理ドライブは、ディスクの信頼性が向上するかわりに論
理ドライブを構成するハードディスクドライブの総容量に比べ、実際に
使用できる容量が小さくなります。
RAIDシステムの構築には、オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)
の機能を利用する方法の他にオプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用す
る方法があります。
238 内蔵オプションの取り付け
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM )を利用する場合
マザーボード上にある RAIDコンフィグレーションジャンパの設定を変更すると、内蔵ハード
ディスクドライブをRAID システムのハードディスクドライブとして認識させることができま
す。ジャンパの位置と設定は下図のとおりです。
出荷時の設定では、RAIDシステムが無効に設定されています。
ヒント
前面側
背面側
321
マザーボード
RAID構成
無効
321
RAID構成
有効
RAIDコンフィグレーション
ジャンパ
ジャンパの設 定を変更したら、BIOS SETUPユーティリ ティで内蔵ハードディ スクドライブ
をRAIDシステムのハードディスクドライブとして認識させます。
「Advanced」−「SATA Configuration」−「SATA Mode」が「RAID Mode」と表示されて
いることを確認してください。
詳しくは「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照してください。
設定を変更したら、LSI Software RAID Configuration Utilityで RAIDシステムを構築します。
詳しくは、
「RAIDシステムのコンフィグレーション」(285ページ)を参照してください。
ヒント
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDが提供する「シームレスセットアップ」を
使うと自動 でRAID システムを構築し ます。また、インストールす るオペレー
ティン グシステム がWindowsオペ レーティン グシステ ムの場合は、オ ペレー
ティングシステムのインストールまで切れ目なく自動で行うことができます。
ハードウェア編 239
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用する場合
オプシ ョンのRAIDコ ントローラ(MN8103-129/130)を取り付け た本装置で、内蔵のハー
ドディスクドライブを RAIDシステム構成にする場合は、マザーボード上のハードディスクド
ライブインタフェースケーブルの接続先を変更します。
出荷時の内蔵ハ ードディスクドライブのインタフェースは、マザーボード上の SATA HDDコ
ネクタに接続されています。
詳細な 説明は、オプションの RAIDコントロー ラ(MN8103-129/130)に添付の説明書を参
照してください。
重要
チェック
オプションの RAIDコントローラは大変静電気に弱い電子部品です。サーバの
金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからRAIDコントロー
ラを取り扱っ てください。また、RAIDコントローラの端子部分や部品を素手
で触 ったり、RAIDコン トローラを直 接机の上に置 いたりしな いでください。
静電気に関する説明は174ページで詳しく説明しています。
オプショ ンのRAIDコントローラを取り付ける場合は、BIOS SETUPユーティ
リティの「Advanced」
メニューの「PCI Configuration」
ー「PCI Slot xx ROM(xx
は PCIスロット番号)」のパラメータが「Enabled」になっていることを確認し
てください。
取り付け
オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)の取り付けは「PCIボード」を参照し
てください。
重要
ⓦ
Low Profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト)
タイプのPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。 ボード
の仕様を確認してから取り付けてください。
ⓦ
本装置にはRAIDコントローラなどにあるディスクアクセスを表示させ
るためのLEDコネクタを接続できるコネクタはありません。
ⓦ
フルハイトタイプのライザーカードにRAIDコントローラを接続し、内
蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムに変える場合は、ライ
ザーカードをマザーボードに接続する前にケーブルを接続します。
ⓦ
RAIDコントローラを接続する場合、BIOSのSETUP ユーティリティの
Bootメニューにおける優先順位を8番目以内に設定してください。設定
が9番目以降となっている場合、RAIDコントローラのコンフィグレー
ションメニューを起動することができません。
取り外し
オプシ ョンのRAIDコ ントローラ(MN8103-129/130)の取り外し は、取り付けの逆の手順
を行ってください。
240 内蔵オプションの取り付け
RAIDシステム構築時の注意事項
RAIDシステムを構築するときは、次の点について注意してください。
ⓦ
同じ容量、同じ回転速度のハードディスクドライブどちらかを、構築したいRAIDレベ
ルの最小必要台数以上を搭載していること(RAIDの構成によってディスクの最小必要
台数は異なります)
。
ⓦ
論理ドライブは、RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10、RAID50のいずれかの
RAIDレベルを選択、設定します。
内蔵の ハードデ ィスク ドライブ にシステ ムをイン ストール する場合 は、
「シ ームレス セット
アップ」を使用して、RAIDの構成からOSのインストール、セットアップまで行うことをお勧
めします。
システムをインストールしない場合も、シームレスセットアップの「オペレーティングシステ
ムの選択」で[その他]を選択すると、RAIDシステ ムの構成から保守ユーティリティのイン
ストールまでを自動でインストーラがセットアップします。
マニュアルでセットアップする場合は、ボード上のチップに搭載されている RAIDコンフィグ
レーションユーティリティを使用します。ユーティリティは本装置の電源をONにした直後に
起動する POSTの途中で起動することができます。データ転送速 度やRAID、論理ドライブの
構成についての詳細な説明は、
「RAIDシステムのコンフィグレーション」
(285ページ)や、オ
プションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)に添付の説明書を参照してください。
重要
MN8103-129/130実装時には、休止状態、スタンバイへの移行は行わない
で下さい。
ハードウェア編 241
光ディスクドライブ
オプションの光ディスクドライブを取り付ける手順について説明します。
弊社で指定していない光ディスクドライブを取り付けないでください。
重要
2.5型ディスクモデル
光ディスクドライブベイ
3.5型ディスクモデル
光ディスクドライブベイ
取り付け
次の手順に従って光ディスクドライブを取り付けます。
2.5型ハードディスクドライブモデルの場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
242 内蔵オプションの取り付け
4.
光ディスクドライブのケーブル固定
ブラケットの両端をつまみながら、
ケーブルを取り外す。
5.
手ネジを緩めて、光ディスクドライ
ブブラケットを矢印の方向へ引き抜
く。
ケーブル固定ブラケット
手ネジ
6.
ダミーカバーを固定してくるネジ
(3ヶ所)を外し、ダミーカバーを取
り外す。
ネジ
7.
光ディスクドライブブラケットを矢
印の方向へ取り外す。
②
光ディスクドライブ
ブラケット(A)
①
光ディスクドライブ
ブラケット(B)
ハードウェア編 243
8.
オプションの内蔵DVD
SuperMULTIドライブのネジ穴を
光ディスクドライブブラケット
(A)のツメにあわせて取り付ける。
ツメ
ネジ穴
9.
光ディスクドライブブラケット
(B)を固定していたネジ(3ヶ所)
を使用して取り付ける。
ネジ
10. オプションの内蔵DVD
SuperMULTIドライブを取り付け
た光ディスクドライブブラケットを
本装置に取り付け、手ネジを締めて
固定する。
手ネジ
244 内蔵オプションの取り付け
11. SATAケーブルをオプションの内蔵
DVD SuperMULTIドライブに接
続し、ケーブル固定ブラケットで
SATAケーブルを固定する。
ケーブル固定ブラケット
SATAケーブル
12. 取り外した部品を取り付ける。
3.5型ハードディスクドライブモデルの場合
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
光ディスクドライブのケーブル固定
ブラケットの両端をつまみながら、
ケーブルを取り外す。
5.
光ディスクドライブブラケットを固
定しているネジを外し、光ディスク
ドライブブラケットを取り外す。
ケーブル固定ブラケット
装置前面から見て左側にスライドさ
せてください。
ネジ
光ディスクドライブブラケット
ハードウェア編 245
6.
光ディスクドライブを矢印の方向に
スライドさせて取り外す。
①
②
7.
オプションの内蔵DVD
SuperMULTIドライブを装置前面
から挿入し、オプションの内蔵
DVD SuperMULTIドライブのネ
ジ穴に本装置のツメをはめ込む。
装置 前面 からオ プシ ョンの 内蔵
DVD SuperMULTIドライブを入れ、
内 蔵DVD SuperMULTI ドラ イ ブの
ネジ穴と本装置のツメの位置を合わ
せて、左にスライドさせてください。
②
①
8.
光ディスクドライブブラケットでオ
プションの内蔵DVD
SuperMULTIドライブを固定し、
ネジを取り付ける。
ケーブル固定ブラケット
装置前面から見て右側にスライドさ
せてください。
9.
SATAケーブルをオプションの内蔵
DVD SuperMULTIドライブに接
続し、ケーブル固定ブラケットで
SATAケーブルを固定する。
ネジ
10. 取り外した部品を取り付ける。
光ディスクドライブブラケット
246 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
システムBIOS(SETUP)のセットアップ
Basic Input Output System(BIOS)の設定方法について説明します。
本装置を導入したときやオプションの増設/取り外しをするときはここで説明する内容をよく
理解して、正しく設定してください。
SETUPはハードウェアの基本設定をするための ユーティリティツールです。このユーティリ
ティは本体 内のフラッシュ メモリに標準でイ ンストールされ ているため、専用の ユーティリ
ティなどがなくても実行できます。
SETUPで設定されている内容は、出荷時に最も標準 で最適な状態に設定していますのでほと
んどの場合において SETUPを使用する必要はありませんが、この後に説明するような場合な
ど必要に応じて使用してください。
重要
ⓦ
ETUPの操作は、システム管理者(アドミニストレータ)が行ってくだ
さい。
ⓦ
SETUPでは、パスワードを設定することができます。パスワードには、
「Administrator」と「User」の2つのレベルがあります。
「Administrator」レベルのパスワードでSETUPを起動した場合、す
べての項目の変更ができます。「Administrator」のパスワードが設定
されている場合、「User」レベルのパスワードでは、設定内容を変更で
きる項目が限られます。
ⓦ
OS(オペレーティングシステム)をインストールする前にパスワード
を設定しないでください。
ⓦ
SETUPは、最新のバージョンがインストールされています。このため
設定画面が本書で説明している内容と異なる場合があります。設定項目
については、オンラインヘルプを参照するか、保守サービス会社に問い
合わせてください。
ⓦ
SETUPはSave & Exitメニューまたは<Esc>、<F4>キーで必ず終了
してください。SETUPを起動した状態でパワーオフ、リセットを行っ
た場合にはSETUPの設定が正しく更新されないことがあります。
ハードウェア編 247
起 動
本体の電源をONにするとディスプレイ装置の画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内
容が表示されます。
しばらくすると、次のメッセージが画面左下に表示されます。
Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot from Network
ここで<F2>キーを押すと、SETUPが起動してMainメニュー画面を表示します。
以前に SETUPを起動してパスワードを設定している場合は、パスワードを入力する画面が表
示されます。パスワードを入力してください。
Enter Password
パスワード の入力は、3回まで行えます。3回とも 誤ったパスワードを入力すると、本装置は
動作を停止します(これより先の操作を行えません)。電源をOFFにしてください。
パスワードには、
「Administrator」と「User」の2種類のパスワードがあります。
ヒント 「Administrator」で は、SETUPでのすべての設定の状態を確認したり、それら
を変更 したりすることができま す。
「User」では、確認できる設定や、変更で
きる設定に制限があります。
248 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
キーと画面の説明
キーボード上の次のキーを使って SETUPを操作します(キーの機能については、画面下にも
表示されています)
。
現在表示しているメニューを示す
サブメニューが
あることを示す
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Save & Exit
Additional setup menus to view
server management features.
System Management
BMC LAN Configuration
Event Log Configuration
設定項目
Boot
ヘルプ
ウィンドウ
[Enabled]
[Enabled]
[Retry 3 Times]
[Disabled]
[Retry 3times]
[Enabled]
[Enabled]
[IRQ 11]
[Enabled]
[Boot]
[Disabled]
[Last State]
20
[Enabled]
[Disabled]
Assert NMI on PERR
Assert NMI on SERR
FRB-2 Policy
Boot Monitoring
Boot Monitoring Policy
Thermal Sensor
Check previous System Config
BMC IRQ
POST Error Pause
Memory/Processor Error
Power Switch Inhibit
AC-LINK
Power ON Delay Time
Platform Event Filtering
CLI SETUP
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
パラメータ(選択すると文字が反転する*)
* 自動的にコンフィグレーションされたものや検出されたもの、情
報の表示のみやパスワードの設定により変更が許可されていない
項目はグレーアウトされた表示になります。
□ カーソルキー(↑、↓)
画面に表示されている項目を選択します。文字の表示が反転している項目が現在選
択されています。
□ カーソルキー(←、→)
MainやAdvanced、Security、Server、Boot、Save & Exitなどのメニューを選択
します。
▼
□ <−>キー/<+>キー
選択している項目の値(パラメータ)を変更します。サブメニュー(項目の前に
「 」がついているもの)を選択している場合、このキーは無効です。
□ <Enter>キー
選択したパラメータの決定を行うときに押します。
□ <Esc>キー
ひとつ前の画面に戻ります。
ハードウェア編 249
設定例
次にソフトウェアと連携した機能や、システムとして運用するときに必要となる機能の設定例
を示します。
日付・時刻関連
「Main」→「System Date」
、「System Time」
UPS関連
UPSと電源連動(リンク)させる
−
UPSから電源が供給されたら常に電源をONさせる
「Server」→「AC-LINK」→「Power On」
−
POWERスイッチを使ってOFFにしたときは、UPSから電源が供給されても電源を
OFFのままにする
「Server」→「AC-LINK」→「Last State」
−
UPSから電源が供給されても電源をOFFのままにする
「Server」→「AC-LINK」→「Stay Off」
起動関連
本体に接続している起動デバイスの順番を変える
「Boot」→「Boot Option Priorities」起動順序を設定する
POSTの実行内容を表示する
「Boot」→「Quiet Boot」→「Disabled」
リモートウェイクアップ機能を利用する
モデムから:
「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」
→「Wake on Ring」→「Enabled」
RTCのアラームから:
「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」
→「Wake on RTC Alarm」→「Enabled」
HWコンソール端末から制御する
「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれの設定をする
250 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
メモリ関連
搭載しているメモリ(DIMM)の状態を確認する
「Advanced」→「Memory Configuration」→「CPU1/2_DIMMn Status」→ 表示を確
認する(n: 1∼6)
画面に表示さ れているDIMM グループと マザーボード上の ソケットの位置は 下図のよう
に対応しています。
CPU2_DIMM3
CPU2_DIMM6
CPU2_DIMM2
CPU2_DIMM5
CPU2_DIMM1
CPU2_DIMM4
CPU2
前面側
背面側
CPU1
CPU1_DIMM4
CPU1_DIMM1
CPU1_DIMM5
CPU1_DIMM2
CPU1_DIMM6
CPU1_DIMM3
マザーボード
メモリ(DIMM)のエラー情報をクリアする
「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory Retest」→ 「Yes」→再 起動
するとクリアされる
CPU関連
搭載しているCPUの状態を確認する
「Advanced」→「Processor Configuration」→「Processor Imformation」
表示を確認する
画面に表示されている CPU番号とマザーボード上のソケットの位置は上図のように対応
しています。
キーボード関連
Numlockを設定する
「Boot」→「Bootup Numlock State」→「On」(有効) /「Off」(無効:初期値)
イベントログ関連
イベントログをクリアする
「Server」→「Event Log Configuration」→「Clear All Event Logs」→「Enter」→「Yes」
ハードウェア編 251
セキュリティ関連
BIOSレベルでのパスワードを設定する
「Security」→「Administrator Password」→ パスワードを入力する
管理者パスワード(Administrator)
、ユーザーパスワード(User)の順に設定します
外付けデバイス関連
I/Oポートに対する設定をする
「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれのI/Oポートに対して設定をする
内蔵デバイス関連
本装置内蔵のPCIデバイスに対する設定をする
「Advanced」→「PCI Configuration」→ それぞれのデバイスに対して設定をする
RAIDコントローラボードを取り付ける
「Advanced」→「PCI Configuration」→「PCI Slot n Option ROM」→「Enabled」
n: PCIスロットの番号
設定内容のセーブ関連
BIOSの設定内容を保存してSETUPを終了する
「Exit」→「Save Changes and Exit」
変更したBIOSの設定を破棄してSETUPを終了する
「Exit」→「Discard Changes and Exit」
現在の設定内容を保存する
「Exit」→「Save Changes」
変更したBIOSの設定を破棄する
「Exit」→「Discard Changes」
BIOSの設定をデフォルトの設定に戻す(出荷時の設定とは異なる場合があります)
「Exit」→「Load Setup Defaults」
252 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
パラメータと説明
SETUPには大きく6種類のメニューがあります。
ⓦ
Mainメニュー(→252ページ)
ⓦ
Advancedメニュー(→255ページ)
ⓦ
Securityメニュー(→267ページ)
ⓦ
Serverメニュー(→270ページ)
ⓦ
Bootメニュー(→279ページ)
ⓦ
Save & Exitメニュー(→280ページ)
このメニューの中からサブメニューを選択することによって、さらに詳細な機能の設定ができ
ます。次に画面に表示されるメニュー別に設定できる機能やパラメータ、出荷時の設定を説明
します。
Main
SETUPを起動すると、はじめにMainメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
BIOS Information
BIOS Version
Build Date
Access Level
4. 6. XXXX
01/27/2010
Administrator
Memory Information
Total Memory
2048 MB
System Language
System Date
System Time
[English]
[Thu 01/15/2009]
[20:33:57]
Boot
Save & Exit
Select the display language
for system setup.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Mainメニューの画面上で設定できる項目とその機能を示します。
ハードウェア編 253
項 目
BIOS Information
BIOS Version
Build Date
Access Level
Memory Information
Total Memory
System Language
System Date
System Time
パラメータ
―
説 明
―
BIOSのバージョンを表示しま
―
す。(表示のみ)
MM/DD/YYYY
BIOSのビルドの日付を表示しま
す。(表示のみ)
[Administrator]
現在SETUPメニューに
User
Administrator/Userのどちらで
アクセスしているかを表示しま
す。(表示のみ)
Passwordが設定されていない
場合は[Administrator]と表示さ
れます。
―
―
―
基本メモリの容量を表示します。
(表示のみ)
[English]
SETUPで表示する言語を選択し
Français
ます。
Deutsch
「BIOS Redirection Port」が有
Español
効にされている状態でSETUPを
Italiano
起動した場合、System
Languageの設定は強制的に英
語表示になります。またその状
態ではSystem Languageの設定
を変更することはできません。
再び「BIOS Redirection Port」
を無効に設定すれば次回の
SETUP起動時に既存の設定した
値で表示され、設定を変更する
ことができます。
WWW MM/DD/YYYY 日付を設定します。
HH:MM:SS
時刻を設定します。
[ ]: 出荷時の設定
254 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
重要
BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し
てください。次の条件に当てはまる場 合は、運用の前にシステム時計の確認・
調整をしてください。
ⓦ
装置の輸送後
ⓦ
装置の保管後
ⓦ
装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼
80%)から外れた条件下で休止状態にした後
システム時計は毎月1 回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精
度を要求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサー バ(NTPサーバ)
などを利用して運用することをお勧めします。
システ ム時計を調 整しても 時間の経過 と共に著し い遅れや 進みが生じ る場合
は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。
ハードウェア編 255
Advanced
▼
カーソルを「Advanced」の位置に移動させると、Advancedメニューが表示されます。
項目の前に「 」がついているメニュー(ここでは全てのメニュー)は、選択後<Enter>キー
を押してサブメニューを表示させてから設定します。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
Memory Configuration
Parameters
Processor Configuration
Memory Configuration
PCI Configuration
Advanced Chipset Configuration
SATA Configuration
USB Configuration
Serial Port Configuration
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Processor Configurationサブメニュー
▼
Advancedメニューで「Processor Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画
面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す
とサブメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
Processor Information
Processor C3 Report
EIST
Turbo Boost
Performance/Watt
[ACPI C3]
[Enabled]
[Enabled]
[Power Optimized]
Server Class
[HPC]
Execute Disable Bit
VT-x
Active Processor Cores
Hyper-Threading
[Enabled]
[Enabled]
[All]
[Enabled]
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
256 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
項目については次の表を参照してください。
項 目
Processor Information
Processor C3 Report
EIST
パラメータ
―
Disabled
ACPI C2
[ACPI C3]
Disabled
[Enabled]
Turbo Boost
Disabled
[Enabled]
Performance/Watt
Traditional
[Power Optimized]
Enterprise
[HPC]
Custom
Server Class
Hardware Prefetcher
Disabled
[Enabled]
Adjacent Cache Line
Prefech
Disabled
[Enabled]
L1 Data Prefetcher
Disabled
[Enabled]
Data Reuse Optimization
Disabled
[Enabled]
Execute Disabled Bit
Disabled
[Enabled]
VT-x
Disabled
[Enabled]
[All]
1
2
3
4
5
Disabled
[Enabled]
Active Processor Cores
Hyper-Threading
説 明
―
プロセッサのC3ステートを設定します。
インテルプロセッサが提供するSpeedStep
機能の有効/無効を設定します。
本機能をサポートしたプロセッサが搭載さ
れた場合にのみ表示され、設定できます。
インテルプロセッサが提供するTurbo
Boost Technology機能の有効/無効を設定
します。
Turbo Boost機能の最適化を設定します。
プロセッサの性能に関する設定をします。
Enterprise―省電力で使用する時に設定しま
す。
HPC―高性能で使用するときに設定します。
Custom―個別設定を行う時に設定します。
ハードウェアのプリフェッチャの有効/無
効を設定します。
「Server Class」メニューを“Custom”に
設定すると表示され設定可能になります。
メモリからキャッシュへのアクセスの最適
化の有効/無効を設定します。
「Server Class」メニューを“Custom”に
設定すると表示され設定可能になります
L1データのプリフェッチャの有効/無効を
設定します。
「Server Class」メニューを“Custom”に
設定すると表示され設定可能になります
データ再利用の最適化の有効/無効を設定
します。
「Server Class」メニューを“Custom”に
設定すると表示され設定可能になります
Execute Disable Bit機能をサポートしている
CPUのみ表示されます。この機能を使用す
るかどうかを設定します。
インテルプロセッサが提供する「仮想化技
術」の機能の有効/無効を設定します。
プロセッサ内部の有効なCore数を設定しま
す。搭載するプロセッサによって選択でき
るCore数は変わります。
1つの物理CPUを2つの論理CPUとして見せ
て動作する機能です。本機能をサポートし
たプロセッサが搭載された場合にのみ表示
され、設定できます。
[ ]: 出荷時の設定
ハードウェア編 257
Processor Informationサブメニュー
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Processor 1 CPUID
Processor Type
Processor Speed
Processor Cores
L2 Cache RAM
L3 Cache RAM
Microcode Revision
EMT64
Hyper-Threading
106a4
Intel (R) Xeon(R) CPU
2261 MHz
Quad
1024 KB
9192 KB
xxxxxxxx
Supported
Supported
Processor 2 CPUID
Processor Type
Processor Speed
Processor Cores
L2 Cache RAM
L3 Cache RAM
Microcode Revision
EMT64
Hyper-Threading
106a4
Intel (R) Xeon(R) CPU
2261 MHz
Quad
1024 KB
9192 KB
xxxxxxxx
Supported
Supported
Boot
Save & Exit
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください(表示のみ)。
項 目
Processor 1 CPUID
Processor Type
Processor Speed
Processor Cores
L2 Cache RAM
L3 Cache RAM
Microcode Revision
パラメータ
数値
Not Installed
―
―
―
―
―
―
EMT64
Supported
Hyper-Threading
Supported
Processor 2 CPUID
数値
Not Installed
Processor Type
Processor Speed
Processor Cores
L2 Cache RAM
L3 Cache RAM
Microcode Revision
―
―
―
―
―
―
EMT64
Supported
Hyper-Threading
Supported
説 明
数値の場合はプロセッサ1のIDを示します。
「Not Installed」は取り付けられていないこ
とを示します。
プロセッサ1のタイプを表示します。
プロセッサ1のクロック速度を表示します。
プロセッサ1の内部Core数を表示します。
プロセッサ1の二次キャッシュサイズを表示
します。
プロセッサ1の三次キャッシュサイズを表示
します。
プロセッサ1に適用されているマイクロコー
ドのレビジョンを表示します。
プロセッサ1がインテル64アーキテクチャー
をサポートしているかどうかを表示します。
プロセッサ1がHyper-Threading機能をサ
ポートしているかどうかを表示します。
数値の場合はプロセッサ2のIDを示します。
「Not Installed」は取り付けられていないこ
とを示します。
プロセッサ2のタイプを表示します。
プロセッサ2のクロック速度を表示します。
プロセッサ2の内部Core数を表示します。
プロセッサ2の二次キャッシュサイズを表示
します。
プロセッサ2の三次キャッシュサイズを表示
します。
プロセッサ2に適用されているマイクロコー
ドのレビジョンを表示します。
プロセッサ2がインテル64アーキテクチャー
をサポートしているかどうかを表示します。
プロセッサ2がHyper-Threading機能をサ
ポートしているかどうかを表示します。
[ ]: 出荷時の設定
258 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
Memory Configurationサブメニュー
▼
Advancedメニューで「Memory Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面
が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すと
サブメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
Memory Information
Hardware Memory Test
Memory Retest
Memory RAS Mode
Memory Frequency
Memory Voltage
NUMA
[Disabled]
[No]
[Independent]
[1333 MHz]
[Low]
[Enabled]
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
Memory Information
Hardware Memory Test
パラメータ
−
[Disabled]
Enabled
Memory Retest
[No]
Yes
Memory RAS Mode
[Independent]
Mirroring
Lock Step
Sparing
Auto
800 MHz
1067 MHz
[1333 MHz]
Normal
[Low]
Memory Frequency
Memory Voltage
NUMA
Disabled
[Enabled]
説 明
−
メモリ試験を行うかどうかを設定します。
EnableにするとPOST起動に時間がかかりま
す。
メモリのエラー情報をクリアし、次回起動
時にすべてのDIMMに対してテストを行いま
す。このオプションは次回起動後に自動的
に「No」に切り替わります。
メモリのRASモードを設定します。機能の
詳細については、「メモリ機能の利用」(200
ページ)を参照してください。
メモリ動作クロックを設定します。
メモリが動作する電圧を設定します。
Normalを選択すると消費電力が増えますが
メモリの動作クロックが上がります。
Non-Uniform Memory Access機能の有効/
無効を設定します。(2CPU構成の場合のみ
表示されます。)
[ ]: 出荷時の設定
ハードウェア編 259
Memory Informationサブメニュー
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Advanced
Main
Security
Server
Total Memory
Available under 4GB
49152 MB
3072 MB
CPU1_DIMM1
CPU1_DIMM2
CPU1_DIMM3
CPU1_DIMM4
CPU1_DIMM5
CPU1_DIMM6
CPU2_DIMM1
CPU2_DIMM2
CPU2_DIMM3
CPU2_DIMM4
CPU2_DIMM5
CPU2_DIMM6
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
4096
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Status
Boot
Save & Exit
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
MB
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください(表示のみ)。
項 目
Total Memory
Available under 4GB
CPU1_DIMM1-6 Status
CPU2_DIMM1-6 Status
パラメータ
−
−
数値
Disabled
Not Installed
Error
説 明
基本メモリの容量を表示します。
4GB以下の領域で使用可能なメモリ容量を
表示します。
メモリの現在の状態を表示します。
数値の場合はメモリが正常であり、 そのメ
モリの容量を示します。「Disabled」は故障
していることを、「Not Installed」はメモリ
が取り付けられていないことを、「 Error」は
メモリの強制起動を示します。
表示とDIMMソケットは同じ名称になってい
ます
[ ]: 出荷時の設定
260 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
PCI Configurationサブメニュー
Advancedメニューで「PCI Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表
示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
LAN Controller
LAN1 Option ROM Scan
LAN2 Option ROM Scan
[Enabled]
[PXE Boot]
[PXE Boot]
PCI Slot 0A Option ROM
PCI Slot 1B Option ROM
PCI Slot 1C Option ROM
[Enabled]
[Enabled]
[Enabled]
Server
Boot
Save & Exit
Disables / Enables the
onboard LAN controller.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
LAN Controller
LAN1 Option ROM Scan
LAN2 Option ROM Scan
PCI Slot 0A Option ROM
パラメータ
Disabled
[Enabled]
Disabled
[PXE Boot]
iSCSI Boot
Disabled
[PXE Boot]
iSCSI Boot
Disabled
[Enabled]
PCI Slot 1B Option ROM
Disabled
[Enabled]
PCI Slot 1C Option ROM
Disabled
[Enabled]
重要
説 明
オンボード上のLANコントローラの有効/無
効を設定します。
オンボード上のLAN1のブート方法を設定し
ます。
オンボード上のLAN2のブート方法を設定し
ます。
RAIDコントローラ専用スロットに搭載され
ているRAIDコントローラのオプションROM
の展開を有効にするか無効にするか設定しま
す。
フルハイトタイプのライザーカードに接続し
ているPCIボード上のオプションのROMの展
開を有効にするか無効にするかを設定しま
す。
ロープロファイルタイプのライザーカードに
接続しているPCIボード上のオプションROM
の展開を有効にするか無効にするかを設定し
ます。
[ ]: 出荷時の設定
RAIDコントローラやLANボード(ネットワークブート)、Fibre Channelコン
トローラで、OSがイン ストールされたハードディスクド ライブを接続しない
場合は、そのPCIスロットのオプションROM展開を「Disabled」に設定して
ください。
ハードウェア編 261
Advanced Chipset Configurationサブメニュー
Advancedメニューで「Advanced Chipset Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと
以下の画面が表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
HPET
[Enabled]
VT-d
I/OAT
QPI Frequency
[Enabled]
[Enabled]
[Auto]
Wake On LAN/PME
Wake On Ring
Wake On RTC Alarm
[Enabled]
[Disabled]
[Disabled]
Server
Boot
Save & Exit
Disables / Enables High
Precision Event Timer.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
HPET
VT-d
I/OAT
QPI Frequency
Wake On LAN/PME
Wake On Ring
Wake On RTC Alarm
重要
パラメータ
Disabled
[Enabled]
Disabled
[Enabled]
Disabled
[Enabled]
[Auto]
4,800 GT/s
5,866 GT/s
6,400 GT/s
Disabled
[Enabled]
[Disabled]
Enabled
[Disabled]
Enabled
説 明
マルチメディアに対応するためのタイマー
の有効/無効を設定します。
インテルチップセットが提供する「 Intel(R)
Virtualization Technology for Directed I/O」
の有効/無効を設定します。この機能に対応
しているプロセッサの場合に表示されます。
Intel I/Oアクセラレーションテクノロジ機能
の有効/無効の設定をします。
QPIバススピードを設定します。
ネットワークを介したリモートパワーオン
機能の有効/無効を設定します。
シリアルポート(モデム)を介したリモー
トパワーオン機能の有効/無効を設定しま
す。
リアルタイムクロックのアラーム機能を
使ったリモートパワーオン機能の有効/無効
を設定します。
[ ]: 出荷時の設定
Wake On Ring機能のご利用環境において、本体へのAC電源の供給を停止し
た場合、AC電源の供給後の最初のシステム起動にはWake On Ring機能を利
用することはできません。Powerスイッチを押下してシステムを起動してくだ
さい。AC 電源の供 給を停止した場 合、時下のDC 電源の供給 までは電源管理
チップ上のWake On Ring機能が有効となりません。
262 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
SATA Configurationサブメニュー
▼
Advancedメニューで「SATA Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が
表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサ
ブメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
SATA Information
SATA Mode
Hard Disk Pre-Delay
[IDE Mode]
[Disabled]
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
SATA Information
SATA Mode
Hard Disk Pre-Delay
パラメータ
−
[IDE Mode]
RAID Mode
[Disable]
3 Seconds
6 Seconds
9 Seconds
12 Seconds
15 Seconds
21 Seconds
30 Seconds
説 明
SATA Modeが「RAID Mode」の時は表示
されません。
SATA Modeの状態を表示します。(表示の
み)
POST中に初めてHDDデバイスへアクセスす
る時に設定された時間だけ待ち合わせを行
います。
[
]: 出荷時の設定
ハードウェア編 263
SATA Informationサブメニュー
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
SATA
SATA
SATA
SATA
SATA
SATA
Port0
Port1
Port2
Port3
Port4
Port5
Advanced
Security
Not
Not
Not
Not
Not
Not
Server
Boot
Save & Exit
Present
Present
Present
Present
Present
Present
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください(表示のみ)。
SATA
SATA
SATA
SATA
SATA
SATA
項 目
Port0
Port1
Port2
Port3
Port4
Port5
パラメータ
説 明
それぞれのチャネルに接続されているデバ
イスを表示します。
−
[
]: 出荷時の設定
264 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
USB Configurationサブメニュー
Advancedメ ニューで「USB Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が
表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
USB 2.0 Support
Device Reset Timeout
Security
[Enabled]
[20 sec]
Server
Boot
Save & Exit
Disables / Enables USB 2.0
feature.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
USB 2.0 Support
Device Reset Timeout
パラメータ
Disabled
[Enabled]
10 sec
[20 sec]
30 sec
40 sec
説 明
USB2.0の有効/無効を設定します。
USB Mass storage deviceへStart Unitコマ
ンドを発行した時のタイムアウトまでの時
間を設定します。
[
]: 出荷時の設定
ハードウェア編 265
Serial Port Configurationサブメニュー
Advancedメニューで「Serial Port Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画
面が表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Serial
Serial
Serial
Serial
Port A Settings
Port A
A Base I/O
A Interrupt
[Enabled]
[3F8h]
[IRQ 4]
Serial
Serial
Serial
Serial
Port B Settings
Port B
B Base I/O
B Interrupt
[Enabled]
[2F8h]
[IRQ 3]
Console Redirection Settings
BIOS Redirection Port
[Disabled]
Server
Boot
Save & Exit
Configures serial port A using
options.
[Disabled]
No configuration
[Enabled]
User configuration.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
Serial Port A Settings
Serial Port A
Serial A Base I/O
Serial A Interrupt
Serial Port B Settings
Serial Port B
Serial B Base I/O
Serial B Interrupt
Console Redirection
Settings
BIOS Redirection Port
Terminal Type
パラメータ
−
Disabled
[Enabled]
[3F8h]
2F8h
3E8h
2E8h
[IRQ 4]
IRQ 3
−
Disabled
[Enabled]
3F8h
[2F8h]
3E8h
2E8h
IRQ 4
[IRQ 3]
−
[Disabled]
Serial Port A
Serial Port B
[VT100+]
VT-UTF8
ANSI
説 明
−
シリアルポートAの有効/無効を設定します。
シリアルポートAのためのベースI/Oアドレ
スを設定します。
シリアルポートAのための割り込みを設定し
ます。
−
シリアルポートBの有効/無効を設定します。
シリアルポートBのためのベースI/Oアドレ
スを設定します。
シリアルポートBのための割り込みを設定し
ます。
−
このメニューで設定したシリアルポートか
らESMPRO/ServerManagerやハイパー
ターミナルを使った管理端末からのダイレ
クト接続を有効にするか無効にするかを設
定します。このメニューを有効にすると次
項からの接続の設定メニューが表示されま
す。
ターミナル端末の種別を選択します。
266 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
項 目
Baud Rate
Data Bits
Parity
Stop Bits
Flow Control
Continue C.R. after POST
パラメータ
9600
19200
57600
[115200]
7
[8]
[None]
Even
Odd
[1]
2
None
[Hardware RTS/CTS]
Harrdware RTS/CTS+CD
説 明
接続するハードウェアコンソールとのイン
タフェースに使用するボーレートを設定し
ます。
Disabled
[Enabled]
コンソールリダイレクションをPOST終了後
に継続して実行する機能の有効/無効を設定
します。
[ ]: 出荷時の設定
データのbit幅を設定します。
パリティ bitの設定をします。
Stop bitの設定をします。
フロー制御の方法を設定します。
ハードウェア編 267
Security
▼
カーソルを「Security」の位置に移動させると、Securityメニューが表示されます。項目の前
に「 」がついているメニューは、選択後<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてか
ら設定します。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Password Configuration
Administrator Password
User Password
Security Configuration
Password On Boot
Disable USB Ports
Server
Boot
Exit
Set the Administrator Password
for system setup.
[Disabled]
[Disabled]
Trusted Computing
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Administrator PasswordもしくはUser Passwordのどちらかで<Enter>キーを押すとパス
ワードの登録/変更画面が表示されます。
ここでパスワードの設定を行います。
重要
ⓦ
「User Password」は、
「Administrator Password」を設定してい
ないと設定できません。
ⓦ
OSのインストール前にパスワードを設定しないでください。
ⓦ
パスワードを忘れてしまった場合は、お買い求めの販売店または保守
サービス会社にお問い合わせください。
Security メニュー で設定で きる項目 とその機能 を示しま す。
「Security Chip Configuration」
は選択後、<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてから設定します。
項 目
Password Configuration
Administrator Password
パラメータ
−
20文字までの英数字
User Password
20文字までの英数字
説 明
−
<Enter>キーを押すとアドミニストレーター
のパスワード入力画面になります。
このパスワードですべてのSETUPメニュー
にアクセスできます。この設定はSETUPを
起動したときのパスワード入力で
「Administrator」でログインしたときのみ設
定できます。
<Enter>キーを押すとユーザーのパスワード
入力画面になります。このパスワードでは
SETUPメニューのアクセスに制限がありま
す。この設定はSETUPを起動したときのパ
スワードの入力で「Administrator」でログ
インしたときのみ設定できます。
268 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
項 目
Security Configuration
Password On Boot
パラメータ
−
[Disabled]
Enabled
Disable USB Ports
[Disabled]
Front
Rear
Internal
Front + Rear
Front + Internal
Rear + Internal
Front + Rear + Internal
説 明
−
起動時にパスワードの入力を行う/行わない
の設定をします。先にスーパバイザのパス
ワードを設定する必要があります。もし、
スーパーバイザのパスワードが設定されて
いて、このオプションが無効の場合はBIOS
はユーザーが起動していると判断します。
USBポートの有効/無効を設定します。
Trusted Computing
[
]: 出荷時の設定
ハードウェア編 269
Trusted Computingサブメニュー
Securityメニューで「Trusted Computing」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表
示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
TPM Configuration
TPM Support
Security
[Disabled]
Server
Boot
Exit
Disables/Enables Trusted
Platform Module support.
Current TPM Status Information
No TPM Hardwere
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
TPM Configuration
TPM Support
TPM State
Pending TPM operation
Current TPM Status
Information
TPM Enabled Status
TPM Active Status
TPM Owner Status
パラメータ
−
[Disabled]
Enabled
説 明
−
TPM機能サポートの有効/無効を設定しま
す。
「Administrator Password」を設定すると選
択可能になります。本メニューを有効にす
ると次項からのTPM設定メニューが表示さ
れます。
[Disabled]
TPM機能の有効/無効を設定します。TPM
Enabled
Supportが有効な場合、設定可能になりま
す。
[None]
TPMオペレーションを設定します。
Enable Take Ownership TPM Stateが有効な場合、設定可能になり
Disable Take Ownership ます。
TPM Clear
−
Enabled
Disabled
Activated
Deactivated
Owned
UnOwned
−
TPM機能の状態を表示します。(表示のみ)
[
]: 出荷時の設定
270 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
Server
▼
カーソルを「Server」の位置に移 動させると、Serverメニュ ーが表示されま す。項目の前に
「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Save & Exit
Additional setup menus to view
server management features.
System Management
BMC LAN Configuration
Event Log Configuration
Assert NMI on PERR
Assert NMI on SERR
FRB-2 Policy
Boot Monitoring
Boot Monitoring Policy
Thermal Sensor
Check previous System Config
BMC IRQ
POST Error Pause
Memory/Processor Error
Power Switch Inhibit
AC-LINK
Power ON Delay Time
Platform Event Filtering
CLI SETUP
Boot
[Enabled]
[Enabled]
[Retry 3 Times]
[Disabled]
[Retry 3times]
[Enabled]
[Enabled]
[IRQ 11]
[Enabled]
[Boot]
[Disabled]
[Last State]
20
[Enabled]
[Disabled]
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Server メニューで設定できる項目とその機能を示します。
「System Management」と「BMC
LAN Configuration」、「Event Log Configuration」は選択後、<Enter>キーを押してサブメ
ニューを表示させてから設定します。
項目については次の表を参照してください。
項 目
System Management
BMC LAN Configuration
Event Log Configuration
Assert NMI on PERR
Assert NMI on SERR
FRB-2 Policy
Boot Monitoring
Boot Monitoring Policy
パラメータ
−
−
−
Disabled
[Enabled]
Disabled
[Enabled]
[Retry 3 Times]
Disable FRB2 Timer
Always Reset
[Disabled]
5-60 minutes
[Retry 3 times]
Always Reset
説 明
−
−
−
PCI PERRのサポートを設定します。
PCI SERRのサポートを設定します。
FRBレベル2のエラーが発生したときのシス
テムの動作を設定します。
起動監視機能の有効/無効とタイムアウトま
での時間を設定します。この機能を使用す
る場合は、ESMPRO/ServerAgentをインス
トールしていないOSから起動する場合には、
この機能を無効にしてください。
起動監視時にタイムアウトが発生した場合
の処理を設定します。「Boot Monitoring」
を設定した場合に、設定可能になります。
[Retry 3times]に設定すると、タイムアウト
の発生後にシステムをリセットし、OS起動
を3回まで試みます。
[Always Reset]に設定すると、タイムアウ
ト発生後にOS起動を常に試みます。
ハードウェア編 271
項 目
Thermal Sensor
パラメータ
Disabled
[Enabled]
Check previous System
Config
Disabled
[Enabled]
BMC IRQ
[IRQ 11]
Disabled
Post Error Pause
Disabled
[Enabled]
Memory/Processor Error
Halt
[Boot]
Power Switch Inhibit
[Disabled]
Enabled
AC-LINK
Stay Off
[Last State]
Power On
[20] - 255
Power ON Delay Time
Platform Event Filtering
Disabled
[Enabled]
CLI SETUP
[Disabled]
Enabled
説 明
温度センサ監視機能の有効/無効を設定しま
す。有効にすると、温度の異常を検出した
場合にPOSTの終わりでいったん停止しま
す。
システムの構成が前回の立ち上げ時と異な
る場合、本設定をEnabledに設定すると、シ
ステムはBootの前にユーザの入力を待ちま
す。
BMC(マザーボードマネージメントコント
ローラ)に割り込みラインを割り当てるか
どうかを選択します。
POSTの実行中にエラーが発生した際に、
POSTの終わりでPOSTをいったん停止する
かどうかを設定します。
POSTを実行中、メモリリソースにおいて縮
退エラーが発生している際に、POSTの終わ
りで一旦停止するかどうかを設定します。
本設定は、「Server」メニューの「POST
Error Pause」が「Enabled」に設定されて
いるときに有効となります。
本項目が「Boot」に設定されていても、全
てのリソースで縮退が発生している場合は
POSTの終わりで停止します。
パワースイッチの抑止機能を有効にするか
無効にするかを設定します。
なお、強制電源OFF(4秒押し)は無効にで
きません。
ACリンク機能を設定します。AC電源が再度
供給されたときのシステムの電源の状態を
設定します(下表参照)。
DC電源をONにするディレイ時間を20秒か
ら255秒の間で設定します。 AC-LINKで
「Last State」または「Power On」に設定
している場合に有効となります。
BMC(マザーボードマネージメントコント
ローラ)の通報機能の有効/無効を設定しま
す。
このGUI画面でのSETUPメニューに代わり、
CLI SETUP(Command Line Interface
SETUP MENU)を起動する時にEnabledに
設定します。再度GUI画面のSETUPメ
ニューに切り替えるには、CLI SETUPから
本項目をDisabledに設定変更してください。
[ ]: 出荷時の設定
272 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
「AC-LINK」の設定と本装置のAC電源がOFFになってから再度電源が供給されたときの動作を
次の表に示します。
設 定
Stay Off
Last State
動作中
Off
On
停止中(DC電源もOffのとき)
Off
Off
強制電源OFF*
Off
Off
* POWERスイッチを4秒以上押し続ける操作です。強制的に電源をOFFにします。
AC電源OFFの前の状態
重要
Power On
On
On
On
無停電電源装置 (UPS)を利用して自動運転を行う場合は「AC-LINK」の設定
を「Power On」にしてください。
ハードウェア編 273
System Managementサブメニュー
Serverメニューで「System Management」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面が
表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
BIOS Version
4.6.XXXX
Board Part Number
Board Serial Number
System Part Number
System Serial Number
Chassis Part Number
Chassis Serial Number
Onboard LAN1 MAC
Onboard LAN2 MAC
Management LAN MAC
BMC Device ID
BMC Device Revision
BMC Firmware Revision
SDR Revision
PIA Revision
xxxx
xxxx
xxxx
xxxx
xxx
xxx
xxx
xxxx
xxxx
xxxx
xxxx
xxxx
xxxx
xxxxx
Server
Boot
Save & Exit
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください(表示のみ)。
項 目
BIOS Version
Board Part Number
パラメータ
ー
ー
Board Serial Number
ー
System Part Number
System Serial Number
ー
ー
Chassis Part Number
Chassis Serial Number
Onboard LAN1 MAC
Address
Onboard LAN2 MAC
Address
Management LAN MAC
Address
BMC Device ID
BMC Device Revision
BMC Firmware Revision
ー
ー
ー
SDR Revision
ー
PIA Revision
ー
ー
ー
ー
ー
ー
説 明
BIOSのバージョンを表示します。
本装置のマザーボードの部品番号を 表示し
ます。
本装置のマザーボードのシリアル番号を 表
示します。
本装置のシステムの部品番号を表示します。
本装置のシステムのシリアル番号を 表示し
ます。
本装置の筐体の部品番号を表示します。
本装置の筐体のシリアル番号を表示します。
標準装備のLANコネクタ1のMACアドレス
を表示します。
標準装備のLANコネクタ2のMACアドレス
を表示します。
マネージメント専用LANコネクタのMACア
ドレスを表示します。
BMCのデバイスIDを表示します。
BMCのレビジョンを表示します。
BMCのファームウェアレビジョンを表示し
ます。
センサデータレコードのレビジョンを表示
します。
プラットフォームインフォメーションエリ
アのレビジョンを表示します。
274 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
BMC LAN Configurationサブメニュー
Serverメニューで「BMC LAN Configuration」を選択し、<Enter>キーを押 すと、以下の画
面が表示されます。
マネージメント専用LANコネクタはその他のLANとしては使用できません。
重要
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
BMC Network Configuration
Shared BMC LAN
LAN Connection Type
IP Address
Subnet Mask
Default Gateway
DHCP
Server
[Disabled]
[Auto Negotiation]
192.168.1.1
255.255.255.0
0.0.0.0
[Disabled]
Web Interface
HTTP
HTTP Port Number
HTTPS
HTTPS Port Number
Boot
Save & Exit
Select [Enable] to share a s
ystem LAN port with BMC LAN.
If you use a management LAN
port for the BMC, select
[Disable].
[Disabled]
[Disabled]
Command Line Interface
Telnet
Telnet Port Number
SSH
SSH Port Number
[Disabled]
[Disabled]
Clear BMC Configuration
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
BMC Network
Configuration
Shared BMC LAN
LAN Connection Type
IP Address
Subnet Mask
Default Gateway
DHCP
Web Interface
パラメータ
説 明
−
−
Disabled
Enabled
マネージメント専用LANを使用する場合に
は「Disabled」に設定します。
「Enabled」に設定すると、LAN1を通常の
LANと共有してマネージメント専用LANと
しても使用することができます。「Enabled」
に設定した場合、マネージメント専用LAN
は使用できません。
[Auto Negotiation]
マネージメント専用LANのコネクションタ
100Mbps Full Duplex イプを設定します。
100Mbps Half Duplex
10Mbps Full Deplex
10Mbps Half Deplex
[192.168.1.1]
マネージメント専用LANのIPアドレスを設定
します。
[255.255.255.0]
マネージメント専用LANのサブネットマス
クを設定します。
[0.0.0.0]
マネージメント専用LANのゲートウェイを
設定します。
Disabled
[Enabled]に設定すると、DHCPサーバか
Enabled
らIPアドレスを自動的に取得します。IPアド
レスを設定する場合には、[Disabled]に設
定します。
−
−
ハードウェア編 275
HTTP
項 目
パラメータ
Disabled
Enabled
HTTP Port Number
[80]
HTTPS
Disabled
Enabled
HTTPS Port Number
[443]
Command Line Interface
Telnet
−
Disabled
Enabled
Telnet Port Number
[23]
SSH
Disabled
Enabled
SSH Port Number
[22]
Clear BMC Configuration
[No]
Yes
説 明
WebインターフェースのHTTPによる通信を
使用する場合には[Enabled]に設定してく
ださい。
マネージメント専用LANがHTTPによる通信
の際に使用するTCPポートナンバーを設定
します。
WebインターフェースのHTTPSによる通信
を使用する場合には[Enabled]に設定して
ください。
マネージメント専用LANがHTTPSによる通
信の際に使用するTCPポートナンバーを設
定します。
−
コマンドラインインターフェースとして
Telnet接続による通信を使用する場合には
[Enabled]に設定してください。
Telnet接続による通信の際に使用するTCP
ポートナンバーを設定します。
コマンドラインインターフェースとして
SSH接続による通信を使用する場合には
[Enabled]に設定してください。
SSH接続による通信の際に使用するTCP
ポートナンバーを設定します。
[Enter]を押し、
[Yes]を選択すると、
BMC Configurationを初期化します。
[ ]: 出荷時の設定
276 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
Event Log Configurationサブメニュー
▼
Serverメニューで「Event Log Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画
面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す
とサブメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
System Event Log
Auto Clear Event Logs
Clear All Event Logs
[Disabled]
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
System Event Log
Auto Clear Event Logs
Clear All Event Logs
パラメータ
Enabled
[Disabled]
[No]
Yes
説 明
「Enabled」に設定するとエラーログエリア
がFullになったときに自動でクリアします。
<Enter>キーを押すと確認画面が表示され、
「Yes」を選ぶと保存されているエラーログ
を初期化します。
[ ]: 出荷時の設定
ハードウェア編 277
System Event Logサブメニュー
Serverメニ ューの「Event Log Configuration」で「System Event Log」を選択すると、以
下の画面が表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot
Save & Exit
View System Event Log
Setup Notice
If you select "System Event Log" menu below, it
may take a few minutes to display.
View System Event Log
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
さらに「View System Event Log」を選択すると以下の画面が表示されます。
以下はシステムイベントログの例です。
記録されているシステムイベントログは<↓>キー /<↑>キー、<+>キー /<->キー、
<Home>キー /<End>キーを押すことで表示できます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
*****************************************************
Setup Notice :
If you select "View System Event Log"
menu below, It may take a few minutes
to display.
*****************************************************
Getting System Event Logs...............
Number of SEL Entries = 919
DATE
TIME
SENSOR TYPE
05/28/10 18:10:19 System ACPI Power State
05/28/10 18:10:19 System Event
05/28/10 18:10:18 Button/Switch
05/28/10 17:37:35 System ACPI Power State
05/28/10 17:37:32 Reserved Type
05/28/10 17:37:32 OS Critical Stop
05/28/10 17:36:09 Reserved Type
05/28/10 17:36:09 OS Boot
05/28/10 17:35:53 System Boot Initiated
05/28/10 17:34:28 System Event
05/28/10 17:34:27 System Event
05/28/10 16:33:49 System Event
05/28/10 16:33:13 System Event
05/28/10 16:32:33 System ACPI Power State
Boot
Save & Exit
View System Event Log
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
278 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
Clear BMC Configurationの注意事項
重要
ⓦ
BMCのマネージメントLAN関連の本設定についてはBIOSセットアッ
プユーティリティのLoad Setup Defaultを実行してもデフォルトに戻
りません(デフォルトに戻すにはClear BMC Configurationを実行し
てください)。
ⓦ
Clear BMC Configuration実行後の初期化が完了するまでには数十秒
程度かかります。
ⓦ
本体装置にバンドルされている管理ソフト「ESMPRO/ServerAgent
Extension」をご使用の場合は、ESMPRO/ServerAgent Extensionで
設定された項目もClear BMC Configurationの操作にてクリアされます。
ESMPRO/ServerAgent Extensionをご使用の場合には、本操作を行う
前にESMPRO/ServerAgent Extensionの設定情報のバックアップを
行ってください。
ハードウェア編 279
Boot
カーソルを「Boot」の位置に移動させると、起動順位を設定するBootメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Security
Server
Boot Configuration
Quiet Boot
Bootup Numlock State
Setup Prompt Timeout
[Disabled]
[Off]
5
Boot
Boot
Boot
Boot
Boot
[CD/DVD Drive]
[Y-E DATAUSB-FDU 7.03]
[Hard Drive]
[IBA GE Slot 0100 v...]
Option
Option
Option
Option
Option
Priorities
#1
#2
#3
#4
Boot
Save & Exit
Disables/Enables the Quiet Boot
option
CD/DVD ROM Drive BBS Priorities
Floppy Drive BBS Priorities
Hard Drive BBS Priorities
Network Drive BBS Priorities
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
項目については次の表を参照してください。
項 目
Boot Configuration
Quiet Boot
パラメータ
−
[Disabled]
Enabled
Bootup Numlock State
On
[Off]
数値
Setup Prompt Timeout
Boot Option Priorities
Boot Option #1
Boot Option #2
Boot Option #3
Boot Option #4
CD/DVD ROM Drive BBS
Priorities
Floppy Drive BBS Priorities
Hard Drive BBS Priorities
Network Drive BBS
Priorities
−
−
−
−
−
−
説 明
−
起動時の自己診断(POST)の実行画面を表
示させるか、表示させないかを設定します。
「Enabled」に設定すると、POSTの間、白
い画面を表示し、POSTの内容を隠します。
「BIOS Redirection Port」が有効に設定され
ている場合には、「Unavailable」と表示さ
れ、設定を変更することはできません。 必
ずDisabled状態として動作します。
再び「BIOS Redirection Port」を無効に設
定すれば、既存の設定値が表示され、 設定
を変更することができます。
システム起動時にNumlockの有効/無効を設
定します
POST中にSetupを起動するためのF2キーの
入力待ち時間を設定します。
−
起動デバイスの優先順位を表示します。
全てのBoot OptionをDisabledに設定すると
POST終了時にSETUPが起動します。
各BBSでの起動優先順位を設定します。
−
−
−
[
]: 出荷時の設定
280 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
1.
BIOSは起動可能なデバイスを検出すると、該当する表示項目にそのデバイスの情
報を表示します。
2.
<↑>キー/<↓>キーと<+>キー/<−>キーで登録した起動デバイスの優先順位
(1位から4位)を変更できます。
各デバイスの位置へ<↑>キー/<↓>キーで移動させ、<+>キー/<−>キーで優先
順位を変更できます。
Save & Exit
カーソルを「Save & Exit」の位置に移動させると、Save & Exitメニューが表示されます。
Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
Main
Advanced
Save Options
Save Changes and Exit
Discard Changes and Exit
Save Changes
Discard Changes
Load Setup Defaults
Security
Server
Boot
Save & Exit
Exit system setup after saving
the changes.
F1: General Help
F4: Save ESC: Exit
Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc.
このメニューの各オプションについて以下に説明します。
重要
モデルによっては、出荷時の設定とデフォルト値が異なる場合があります。こ
の項で 説明してい る設定一 覧を参照し て使用する 環境に合 わせた設定 に直す
必要があります。
Save Changes and Exit
新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存してSETUPを終わらせる時
に、この項目を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。
ここで、
「Yes」を選ぶと新たに選択した内容を CMOSメモリ内に保存してSETUPを 終了し、
自動的にシステムを再起動します。
Discard Changes and Exit
新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終わらせたい時に、この項目
を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。
ここで、
「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終了
し、自動的にシステムを再起動します。
ハードウェア編 281
Save Changes
新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存する時に、この項目を選択します。選択すると、
確認画面が表示されます。
ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存します。
Discard Changes
CMOSメモリに値を保存する前に今回の変更を以前の値に戻したい場合は、
この項目を選択し
ます。選択すると確認画面が表示されます。
ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容が破棄されて、以前の内容に戻ります。
Load Setup Defaults
SETUPの すべての値を デフォルト値 に戻したい時 に、この項目を 選択します。選択 すると、
確認画面が表示されます。
ここで、「Yes」を選択すると、SETUPのす べての値をデフォルト値に戻し てSave & Exitメ
ニューに戻ります。
282 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
CMOSメモリ・パスワードのクリア
本装置が持つセットアップ ユーティリティ「SETUP」では、本装置内部のデータを第三者か
ら保護するために独自のパスワードを設定することができます。
万一、パスワードを忘れてしまったときなどは、ここで説明する方法でパスワードをクリアす
ることができます。
また、本装置の CMOSメモリに保 存されている内容をク リアする場合も同様の 手順で行いま
す。
重要
CMOSメモ リの内容を クリアす るとSETUPの 設定内容が すべてデフ ォルト
の設定に戻ります。
パスワード/CMOSメモリのクリアはマザーボード上のコンフィグレーションジャンパスイッ
チを操作して行います。ジャンパスイッチは下図の位置にあります。
重要
その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原
因となります。
パスワードの保護/クリア用ピン
CMOSメモリの内容の
保護/クリア用ピン
321
321
321
321
保護
クリア
保護
クリア
前面側
背面側
マザーボード
ハードウェア編 283
それぞれの内容をクリアする方法を次に示します。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、
または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
自分で分解・ 修理・改造はしない
リチウムバッテリを取り外さない
プラグを差し込んだまま取り扱わない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1人で持ち上げない
中途半端に取り付けない
カバーを外したまま取り付けない
指を挟まない
高温注意
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
<CMOSメモリのクリア>
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
ロジックカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
クリアしたい機能のジャンパスイッチの位置を確認する。
5.
ジャンパスイッチの設定を変更する。
前ペ ージの 図を参照 してく ださい。ジ ャンパ スイッ チにア クセス しづらい 場合は
214ページを参照してライザーカードを取り外してください。
6.
5秒ほど待って元の位置に戻す。
7.
取り外した部品を元に組み立てる。
8.
電源コードを接続して本体の電源をONにする。
9.
<F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、Save & Exitメ
ニューから「Load Setup Defaults」を実行する。
284 システム BIOS(SETUP)のセットアップ
<パスワードのクリア>
1.
<CMOSメモリのクリア>の1∼5の手順同様にパスワードクリアのジャンパス
イッチの設定を変更する。
2.
取り外した部品を元に組み立て、POWERスイッチを押す。
3.
<F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、パスワードを設定し
直して「Save Changes and Exit」を実行する。
4.
電源を落とし、ジャンパスイッチを元に戻す。
5.
再度、本体を元通りに組み立てる。
割り込みライン
割り込みラインは、出荷時に次のように割り当てられています。オプションを増設するときな
どに参考にしてください。
IRQ
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
周辺機器(コントローラ)
システムタイマ
ー
ー
COM 2シリアルポート
COM 1シリアルポート
PCI
ー
PCI
リアルタイムクロック
ACPI Compliant System
PCI
マザーボードリソース
IRQ
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
周辺機器(コントローラ)
SM Bus
数値演算プロセッサ
ー
ー
VGA, LAN1
LAN2, SATA
ー
ー
USB
USB
USB
USB
ハードウェア編 285
RAIDシステムのコンフィグレーション
ここでは、本体装置のオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)を使用
して、内蔵のハードディスクドライブ をRAIDシステムとして使用する方法について説明しま
す。3.5 型ディス クモデ ルのオプ ション のRAIDコ ントロ ーラ(MN8103-129/130)による
RAIDシステムの使用方法については、オプションに添付の説明書などを参照してください。
RAIDについて
RAIDの概要
RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは
直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、ハードディスクドライブを複数まとめて扱う技
術のことを意味します。
つま りRAIDとは複 数のハードディス クドライブを 1つのディスク アレイ(ディスクグ ループ)
とし て構成し、これらを 効率よく運用す ることをいいま す。これにより単体 の大容量ハード
ディスクドライブより高いパフォーマンスを得ることができます。
オプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)または、オンボードのRAIDコントロー
ラ(LSI Embedded MegaRAID TM)では、1つのディスクグループを複数の論理ドライブ(バー
チャルディスク)に分けて設定することができます。これらの論理ドライブは、OSからそれぞ
れ1つのハードディスクドライブとして認識されます。OSからのアクセスは、ディスクグルー
プを構成している複数のハードディスクドライブに対して並行して行われます。
また、使用する RAIDレベルによっては、あるハードディスクドライブに障害が発生した場合
でも残っているデータやパリティからリビルド機能によりデータを復旧させることができ、高
い信頼性を提供することができます。
286 RAID システムのコンフィグレーション
RAIDレベルについて
RAID機能を実現する記録方式には、複数の種類(レベル)が存在します。その中でオンボードの
RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )がサポートするRAIDレベルは、
「RAID 0」
、
「RAID 1」です。
MN8103-129がサポートするRAIDレベルは「RAID0」
、
「RAID1」、
「RAID10」、MN8103-130
がサポートするRAIDレベルは「RAID0」
、
「RAID1」、
「RAID10」、
「RAID5」、
「RAID6」
、
「RAID50」
です。
ディスクグループを作成する上で必要となるハードディスク ドライブの数量はRAIDレベルご
とに異なりますので、下の表で確認してください。
RAIDレベル
RAID0
RAID1
RAID10
必要なハードディスクドライブ数
最小
最大
1
6
2
2
4
6
各RAIDのレベル詳細は、
「RAIDレベル」
(288ページ)を参照してください。
ヒント
ディスクグループ(Disk Group)
ディスクグループは複数のハードディスクドライブをグループ化したものを表します。設定可
能なディスクグループの数は、ハードディスクドライブの数と同じ数です。
次の図はオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )にハードディスクド
ライブ を3台接続し、3台で1つのディスクグループ(DG)を作成した構成例です。
RAIDコントローラ
DG0 容量 108GB
ハードディスク
ドライブ1
(36GB)
ハードディスク
ドライブ2
(36GB)
ハードディスク
ドライブ3
(36GB)
ハードウェア編 287
バーチャルディスク(Virtual Disk)
バーチャルディスクは作成したディスクグループ内に、論理ドライブとして設定したものを表
し、OSからは物理ドライブとして認識されます。設定可能なバーチャルディスクの数は、ディ
スクグループ当たり最大16個、コントローラ当たり最大64個になります。
次の図はオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embededd MegaRAID TM)にハードディスクド
ライブを 3台接続し、3台で1つのディスクグループを作成し、ディスクグループに RAID0の
バーチャルディスク(VD)を2つ設定した構成例です。
RAIDコントローラ
DG0 容量 108GB
VD0-1
20GB
VD0-2
20GB
VD0-3
20GB
VD0 (RAID0)
容量 60GB
VD1-1
16GB
VD1-2
16GB
VD1-3
16GB
VD1 (RAID0)
容量 48GB
ハードディスク
ドライブ1
(36GB)
ハードディスク
ドライブ2
(36GB)
ハードディスク
ドライブ3
(36GB)
パリティ (Parity)
冗長データのことです。複数台のハードディスクドライブのデータから1セットの冗長データ
を生成します。
生成された冗長データは、ハードディスクドライブが故障したときにデータの復旧のために使
用されます。
ホットスワップ
システム の稼働中にハードディスクドラ イブ の脱着 (交換)を手動で行うことができる機能を
ホットスワップといいます。
ホットスペア(Hot Spare)
ホットスペアとは、冗長性のある RAIDレベルで作成したディスクグループを構成するハード
ディスクドライブに障害が発生した場合に、代わりに使用できるように用意された予備のハー
ドデ ィスクド ライブ です。ハードデ ィスクドラ イブ の 障害を検出 すると、障害 を検出した
ハードディスクドライブ を切り離し(オフライン)、ホットスペアを使用してリビルドを実行し
ます。
288 RAID システムのコンフィグレーション
RAIDレベル
オンボードの RAIDコントロ ーラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )がサポートしている RAIDレ
ベルについて詳細な説明をします。
RAIDレベルの特徴
各RAIDレベルの特徴は下表の通りです。
レベル
RAID0
機 能
ストライピング
RAID1
ミラーリング
あり
RAID1のスパン
あり
RAID10
冗長性
なし
特 長
データ読み書きが最も高速
容量が最大
容量 = ハードディスクドライブ1台の容量
x ハードディスクドライブ台数
ハードディスクドライブが2台必要
容量 = ハードディスクドライブ1台の容量
ハードディスクドライブが4台以上必要
容量 = ハードディスクドライブ1台の容量
x (ハードディスクドライブ台数÷2)
ハードウェア編 289
「RAID0」について
データを各ハードディスクドライブへ分散して記録します。この方式を「ストライピング」と
呼びます。
図ではストライプ1(ハードディスクドライブ1)、ストライプ2(ハードディスクドライブ2)、ス
トラ イプ3( ハードディスクド ライブ3)・・・というよ うにデータが記 録されます。すべての
ハードディスクドライブに対して一括してアクセスできるため、最も優れたディスクアクセス
性能を提供することができます。
重要
RAID0 はデータの冗長性があ りません。ハードディスク ドライブが故障する
とデータの復旧ができません。
RAIDコントローラ
ハード
ディスク
ドライブ1
ハード
ディスク
ドライブ2
ハード
ディスク
ドライブ3
ストライプ1
ストライプ2
ストライプ3
ストライプ4
ストライプ5
ストライプ6
「RAID1」について
1つ のハードディスクドラ イブ に対しても う1つのハ ードディスクドライブ へ同じデータを
記録する方式です。この方式を「ミラーリング」と呼びます。
1台 のハードディスク ドライブ にデ ータを記録すると き同時に別のハード ディスクドライブ
に同じデー タが記録されます。一方のハードディスクドライブ が故障したときに同じ内容が
記録されてい るもう一方のハードディスクドライブ を代わりとして使用することができるた
め、システムをダウンすることなく運用できます。
RAIDコントローラ
ハード
ディスク
ドライブ1
ハード
ディスク
ドライブ2
ストライプ1
ストライプ1
ストライプ2
ストライプ2
290 RAID システムのコンフィグレーション
「RAID10」について
データを2つのハードディスクドライブ へ「ミラーリング」方式で分散し、さらにそれらのミ
ラーを「スト ライピング」方 式で記録し ますので、RAID0 の高い ディスクア クセス性能 と、
RAID1 の高信頼性を同時に実現することができます。
RAIDコントローラ
ハード
ディスク
ドライブ3
ハード
ディスク
ドライブ4
ストライプ1
ストライプ2
ストライプ2
ストライプ3
ストライプ3
ストライプ4
ストライプ4
ストライプ5
ストライプ5
ストライプ6
ストライプ6
ハード
ディスク
ドライブ1
ハード
ディスク
ドライブ2
ストライプ1
RAID1
RAID1
RAID0
ハードウェア編 291
オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション
本体装置のオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)を使用して、内蔵
のハードディスクドライブをRAIDシステムとして使用する方法について説明します。
ハードディスクドライブの取り付け
本体に構築したい RAIDレベルの最小必要台数以上のハードディスクドライブを取り付けてく
ださい。取り付け手順については、
「ハードディスクドライブ」
(178ページ)を参照してくだ
さい。
重要
取 り付けるハ ードディス クドライ ブは同じ回 転速度のも のを使用 してくださ
い。また、RAID1 を構築する場合 は、同じ容量のハードデ ィスクドライブを
使用することをお勧めします。
RAIDシステムの有効化
取り付けたハード ディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、RAIDシステムの
ハードディスクドライブのいずれかで使用することができます。
RAIDドライブとして構築するためには、マザーボードの設定を変更してください。
出荷時の設定では、RAIDシステムが無効に設定されています。
ヒント
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、
または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
自分で分解・ 修理・改造はしない
リチウムバッテリを取り外さない
プラグを差し込んだまま取り扱わない
292 RAID システムのコンフィグレーション
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
1人で持ち上げない
中途半端に取り付けない
カバーを外したまま取り付けない
指を挟まない
高温注意
ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない
複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない
1.
175ページを参照して準備をする。
2.
本体をラックから引き出す(175ページ参照)。
3.
トップカバーを取り外す(194ページ参照)。
4.
ライザーカードを取り外す(222ページ参照)。
5.
ジャンパスイッチの位置を確認する。
6.
ジャンパスイッチの設定を変更する。
前面側
背面側
321
マザーボード
RAID構成
無効
321
RAID構成
有効
RAIDコンフィグレーション
ジャンパ
7.
取り外した部品を元に組み立てる。
8.
SETUPを起動して「Advanced」-「SATA Configuration」の「SATA Mode」
が「RAID Mode」となっていることを確認してください。
出荷時の設定では「SATA Mode」は「IDE Mode」と表示されています。
ハードウェア編 293
RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )の管理ユーティリティは、LSI
Software RAID Configuration Utilityです。
ヒント
こ の コ ンフ ィ グ レー シ ョ ンユ ー ティ リ テ ィは 本 装 置で サ ポ ート し て いる
ESMPRO/ServerManagerのリモートコンソール機能では動作しません。
ユーティリティの起動
1.
本体装置の電源を投入して、POST画面で、以下の表示を確認したら、
<Ctrl>+<M>キーを押す。
Press Ctrl-M or Enter to run LSI Software RAID Setup Utility
ユーティリティが起動し、以下に示すTOPメニューを表示します。
重要
<Ctrl>+<M>キーを押し忘れてしまったり、以下の画面が表示されずに進んで
しまった場合は、再起動して<Ctrl>+<M>キーを押してください。
LSI Sofotware RAID Configuration Utility Ver xxx XXXXXXXXX
Management Menu
Configure
Initialize
Objects
Rebuild
Check Consistency
Configure VD(s)
Use Cursor Keys To Navigate Between Items And Press Enter To Select An Option
以降の操作については、
「メニューツリー」(294ページ)と「操作手順」
(295ペー
ジ)を参考に操作および各種設定をしてください。
ユーティリティの終了
ユーティリティのTOPメニューで<Esc>キーを押します。
確認のメッセージが表示されたら「Yes」を選択してください。
Please Press <Ctrl> <Alt> <Del> to REBOOT the system.
上に示すメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押します。再起動します。
294 RAID システムのコンフィグレーション
メニューツリー
◇:選択・実行パラメータ ●:設定パラメータ ・:情報表示
◆:バーチャルドライブ生成後設定(変更)可能
メニュー
◇Configure
説明
Configuration設定を行う
◇Easy Configuration
Configurationの設定(固定値使用)
◇New Configuration
Configurationの新規設定
◇View/Add Configuration
Configurationの追加設定、表示
◇Clear Configuration
Configurationのクリア
◇Select Boot Drive
起動するバーチャルドライブを選択する
◇Initialize
バーチャルドライブ初期化
◇Objects
各種設定
◇Adapter
RAIDコントローラ設定
◇Sel. Adapter
アダプタの選択
●Rebuild Rate
30
●Chk Const Rate
30
●FGI Rate
30
●BGI Rate
30
●Disk WC
Off
●Read Ahead
On
●Bios State
Enable
●Cont on Error
Yes
●Fast Init
Enable
●Auto Rebuild
On
●Auto Resume
Enable
●Disk Coercion
1GB
●Factory Default
デフォルト値に設定
◇Virtual Drive
バーチャルドライブ操作
◇Virtual Drives
バーチャルライブの選択(複数バーチャルドライブが存在)
◇Initialize
バーチャルドライブの初期化
◇Check Consistency
バーチャルドライブの冗長性チェック
◇View/Update Parameters
バーチャルドライブ情報表示
・ RAID
RAIDレベルの表示
・ SIZE
バーチャルドライブの容量表示
・ Stripe SIZE
ストライプサイズの表示
・ #Stripes
バーチャルドライブを構成しているハードディスクドライブ
数を表示
・ State
バーチャルドライブの状態表示
・ Spans
スパンの設定状態表示
・ Disk WC
ライトキャッシュの設定表示
Off:Write Through On:Write Back
・ Read Ahead
リードアヘッドの設定表示
◇Physical Drive
物理ドライブの操作
◇Physical Drive Selection Menu
◇Make HotSpare
物理ドライブの選択
オートリビルド用ホットスペアディスクに設定
ハードウェア編 295
メニュー
説明
◇Force Online
ディスクを強制的にオンラインにする
◇Change Drv State
ディスクをオフラインまたはホットスペアをRedyにする
◇Drive Properties
ハードディスクドライブ情報の表示
・Device Type
デバイス種類
・Capacity
容量
・Product ID
型番
・Revision No.
レビジョン
◇Rebuild
リビルド実行
◇Check Consistency
バーチャルドライブの冗長性チェック
操作手順
Configurationの新規作成/追加作成
ユーティリティの起動
コンフィグレーション情報の新規設定
(パックの設定/バーチャルドライブの設定)
バーチャルドライブの設定内容確認
バーチャルドライブのイニシャライズ
整合性チェックの実施
ユーティリティの終了
1.
ユーティリティを起動する。
2.
TOPメニュー (Management Menu)より、
「Configure」→「New
Configuration」を選択する。追加作成の場合は、「View/add Configuration」
を選択する。
重要
ⓦ
「New Configuration」でConfigurationを作成の場合、既存のコン
フィグレーション情報がクリアされます。既存のコンフィグレーション
情報に追加作成の場合は、「View/add Configuration」を選択してく
ださい。
ⓦ
「Easy Configuration」ではバーチャルドライブ容量の設定ができませ
ん。「New Configuration」か「View/Add Configuration」で作成
してください。
296 RAID システムのコンフィグレーション
3.
確認のメッセージ (Proceed?) が表示されるので、「Yes」を選択する。
SCAN DEVICEが開始され(画面下にスキャンの情報が表示されます)、終了すると、
「New Configuration - ARRAY SELECTION MENU」画面が表示されます。
New Configuration - ARRAY SELECTION MENU
PORT#
0
■ READY
1
■ READY
2
3
4
5
6
4.
カーソルキーでパックしたいハードディスクドライブにカーソルを合わせ、スペー
スキーを押す。
ハード ディス クドライ ブが選 択され ます(選択 ハード ディス クドライ ブの表 示が
「READY」から「ONLIN」になります)
。
New Configuration - ARRAY SELECTION MENU
PORT#
0
■ ONLIN A00-00
1
■ ONLIN A00-01
2
3
4
5
6
5.
<F10>キーを押して、Select Configurable Array(s)を設定する。
6.
スペースキーを押す。
SPAN-1が設定されます。
Select Configurable Array(s)
A-0
SPAN-1
ハードウェア編 297
7.
<F10>キーを押してバーチャルドライブの作成を行う。
「Virtual Drives Configure」画面が表示されます。
(下図は、ハードディスクドライ
ブ2台、RAID1を例にしています)
Virtual Drives Configured
LD
0
RAID
1
Size
xxxMB
#Stripes
2
StrpSz
64KB
Status
ONLINE
Virtual Drive0
RAID = 1
Size = xxxxMB
DWC = On
RA = On
Accept
Span = NO
8.
カーソルキーで「RAID」、
「Size」
、「DWC」
、「RA」
、
「Span」を選択し、
<Enter>キーで確定させ、各種を設定する。
(1) 「RAID」
:RAIDレベルの設定を行います。
パラメータ
備考
0
RAID0
1
RAID1
パックを組んだHDDの数によって選択可能なRAIDレベルが変わります。
(2) 「Size」:バーチャルドライブのサイズを指定します。本装置のマザーボード上の
RAIDコントローラは最大8個のバーチャルドライブが作成できます。
(3) 「DWC」
:Disk Write Cacheの設定を行います。
パラメータ
備考
Off
ライトスルー
On*1
ライトバック
*1
推奨設定
本装置では性能を考慮し推奨設定を「On」としており
ます。
突然の電源断でキャッシュデータを消失する場合が ありますので、無停電電源装置(UPS)等で本体供給電
源の突然の電源断を防止するようにしてください。
なお「Off」へ変更した場合は性能がおよそ 50%以下に
低下いたします。
(4) 「RA」:Read Aheadの設定を行います。
パラメータ
備考
Off
先読みを行わない
On*1
先読みを行う
*1
推奨設定
298 RAID システムのコンフィグレーション
(5) 「Span」:Span設定を行います。
パラメータ
備考
SPAN=NO*1
Span設定を行わない
SPAN=YES
Span設定を行う
*1
推奨設定
SPAN実行時は、パックを組む時に図の様に2組以上の同一パックを作成します。
RAID1のSPANの場合
ID
RAID5のSPANの場合
ID
0
■ ONLIN A01-01
0
■ ONLIN A01-01
1
■ ONLIN A01-02
1
■ ONLIN A01-02
2
■ ONLIN A02-01
2
■ ONLIN A01-03
3
■ ONLIN A02-02
3
■ ONLIN A02-01
4
4
■ ONLIN A02-02
5
5
■ ONLIN A02-03
6
6
RAID1
RAID5
SPAN
RAID1
9.
SPAN
RAID5
すべての設定が完了したら、
「Accept」を選択して、<Enter>キーを押す。
バーチャルド ライブが生成 され、
「Virtual Drive Configured」画面にバー チャルド
ライブが表示されます。
10. バーチャルドライブを生成したら、<Esc>キーを押して画面を抜け、
「Save
Configuration?」画面まで戻り、
「Yes」を選択する。
Configurationがセーブされます。
11. Configurationのセーブ完了メッセージが表示されたら、<Esc>キーでTOPメ
ニュー画面まで戻る。
12. TOPメニュー画面より「Objects」→「Virtual Drive」→「View/Update
Parameters」を選択してバーチャルドライブの情報を確認する。
13. TOPメニュー画面より「Initialize」を選択する。
14.「Virtual Drives」の画面が表示されたら、イニシャライズを行うバーチャルドラ
イブにカーソルを合わせ、スペースキーを押す。
バーチャルドライブが選択されます。
15. バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押してInitializeを行う。
実行確認画面が表示されるので、
「Yes」を選択するとInitializeが実行されます。
「Initialize Virtual Drive Progress」画面のメータ表示が100%になったら、Initialize
は完了です。
16. Initializeを実施済みのバーチャルドライブに対して、整合性チェックを行う。
詳細な実行方法は「整合性チェック」
(301ページ)を参照してください。
17. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。
重要
コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実行して
ください。
コンフィグレーション作成直後の整合性チェックでは不整合を検出・修正する
場合がありますが問題ありません。
ハードウェア編 299
マニュアルリビルド
ハードディスクドライブの交換
ユーティリティの起動
リビルド実行
ユーティリティの終了
1.
ハードディスクドライブを交換し、装置を起動する。
2.
ユーティリティを起動する。
3.
TOPメニューより、「Rebuild」を選択する。
「Rebuild -PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU」画面が表示されます。
Rebuild - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU
PORT#
0
■ ONLIN A01-00
1
■ FAIL
A00-01
2
3
4
5
6
4. 「FAIL」になっているHDDにカーソルを合わせ、スペースキーで選択する。
(複数
のハードディスクドライブを選択可能(同時リビルド))
ハードディスクドライブが選択されると、
“FAIL”の表示が点滅します。
5.
ハードディスクドライブの選択が完了したら、<F10>キーを押してリビルドを実
行する。
6.
確認の画面が表示されるので、
「Yes」を選択する。
リビルドがスタートします。
「Rebuild Physical Drives in Progress」画面のメータ表示が100%になったらリビ
ルド完了です。
7.
<Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。
300 RAID システムのコンフィグレーション
ホットスペアの設定
ハードディスクドライブの実装
ユーティリティの起動
ホットスペアの設定
ユーティリティの終了
1.
ホットスペア用のハードディスクドライブを実装し、本体装置を起動する。
2.
ユーティリティを起動する。
3.
TOPメニューより、
「Objects」→「Physical Drive」を選択する。
「Objects−PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU」画面が表示されます。
Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU
PORT#
0
■ ONLIN A00-00
1
■ ONLIN A00-01
2
■ READY
3
4
5
6
4.
ホットスペアに設定するハードディスクドライブにカーソルを合わせて、<Enter>
キーを押す。
5. 「Port #X」の画面が表示されるので、
「Make HotSpare」を選択する。
6.
確認の画面が表示されるので、
「Yes」を選択する。
ハードディスクドライブの表示が、
「HOTSP」に変更されます。
ハードウェア編 301
7.
<Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。
Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU
PORT#
0
■ ONLIN A00-00
1
■ ONLIN A00-01
2
■ HOTSP
3
4
5
6
ⓦ
ホットスペアの設定を取り消すには、「Objects」→「Physical Drive」
→「Port#X」→「Change Drv State」を選択します。
ⓦ
ホットスペア用ハードディスクドライブが複数(同一容量)ある場合は、
CH番号/ID番号が小さいハードディスクドライブから順にリビルドが実
施されます。
チェック
整合性チェック
ユーティリティの起動
整合性チェックの実行
ユーティリティの終了
1.
2.
ユーティリティを起動する。
TOPメニューより、「Check Consistency」を選択する。
「Virtual Drives」の画面が表示されます。
3.
整合性チェックを行うバーチャルドライブにカーソルを合わせ、スペースキーを押
す。
バーチャルドライブが選択されます。
4.
バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押して、整合性チェックを行う。
5.
確認画面が表示されるので、
「Yes」を選択する。
整合性チェックが実行されます。
「Check Consistency Progress」画面の メー タ表 示が 100% にな ったら、整 合性
チェックは完了です。
302 RAID システムのコンフィグレーション
6.
<Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。
重要
コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実行して
ください。
その他
(1) Clear Configuration
コン フィグ レーシ ョン 情報の クリア を行い ます。TOPメ ニュー より、「Configure」→
「Clear Configuration」を選択します。「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコン
トロ ーラ、ハ ード ディ スク ドラ イブ のコ ンフ ィグ レー ショ ン情 報が クリ アさ れま す。
「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコントローラのすべてのチャネルのコンフィ
グレーション情報がクリアされます。
チェック
バ ーチ ャ ルド ラ イブ 単 位の 削 除は、こ の ユー ティ リ ティ で はで き ませ ん。
Universal RAID Utilityを使用してください。
(2) Force Online
Fail状態のハードディスクドライブをオンラインにすることができます。TOPメニューよ
り、
「Objects」→「Physical Drive」→ハードディスクドライ ブ選択→「Force Online」
を選択。
(3) Rebuild Rate
Rebuild Rateを設定します。
TOPメニューより、
「Objects」→「Adapter」→「Sel. Adapter」→「Rebuild Rate」を選択。
0%∼100%の範囲で設定可能。デフォルト値(設定推奨値)30%。
(4) ハードディスクドライブ情報
ハードディスクドライブの情報を確認できます。
TOPメニューよ り、
「Objects」→「Physical Drive」→ハードディス クドライブ 選択→
「Drive Properties」を選択。
ハードウェア編 303
LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility
オペレ ーティングシステム 起動後、LSI Embedded MegaRAIDのコ ンフィグレーション、お
よび、管理、監視を行うユーティリティとしてUniversal RAID Utilityがあります。
LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityを併用する上で留意すべき
点について説明します。
用語
LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityは、使用する用語に差分が
あります。LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityを併用するとき
は、以下の表を元に用語を読み替えてください。
LSI Software RAID Configuration Utility
の使用用語
Universal RAID Utilityの使用用語
RAIDビューア
raidcmd
Adapter
RAIDコントローラ
RAID Controller
Virtual Drive
論理ドライブ
Logical Drive
Array
ディスクアレイ
Disk Array
Physical Drive
物理デバイス
Physical Device
番号とID
デ ィ ス ク ア レ イ の各 コ ン ポ ー ネ ン ト を 管理 す る た め の 番 号 は、LSI Software
Configuration UtilityとUniversal RAID Utilityでは表示方法が異なります。
以下の説明を元に識別してください。
RAID
AdapterとRAIDコントローラ
LSI Software RAID Configuration Utility は、Adapter を0 か ら 始 ま る 番 号で 管 理 し ま す。
Adapterの番号を参照するには、[Objects]メニューの[Sel. Adapter] で参照できます。
Universal RAID Utility は、RAIDコ ント ロー ラを 1か ら始 まる 番号 で管 理しま す。Universal
RAID UtilityでRAIDコントローラの番号を参照するには、RAIDビューアでは、RAIDコントロー
ラ の プ ロ パ テ ィ の[ 番号 ] を、raidcmd で は、RAID コ ン ト ロ ー ラ の プ ロパ テ ィ の [RAID
Controller #X] を 参照 し ま す。ま た、Universal RAID Utility で は、LSI Software RAID
Configuration Utilityのメニューで管理するAdapter番号も RAIDコントローラのプロパティの
[ID] で参照できます。
Virtual Driveと論理ドライブ
LSI Software RAID Configuration Utility は、Virtual Driveを 0から始まる番号で管理します。
Virtual Driveの番号を参照するには、[Objects]メニューの[Virtual Drives]で参照できます。
Universal RAID Utility は、論理ド ライブ を1 から始 まる番 号で 管理し ます。Universal RAID
Utilityで論理ドライブの番号を参照するには、RAIDビューアでは、論理ドライブのプロパティ
の[番号]を、raidcmdでは、
論理ドライブのプロパティの[RAID Controller #X Virtual Drive #Y]
を参照します。ま た、Universal RAID Utility では、LSI Software RAID Configuration Utility
の管理する論理ドライブ番号も論理ドライブのプロパティの[ID] で参照できます。
304 RAID システムのコンフィグレーション
ディスクアレイ
LSI Software RAID Configuration Utilityは、ディ スクアレイを 0から始まる番号 で管理しま
す。ディスクアレイの番号は、[Objects]メニューの[Physical Drive]の[Objects - PHYSICAL
DRIVE SELECTION MENU]の[Axx]で参照できます。
Universal RAID Utilityは、ディスクアレイを1から始まる番号で管理します。Universal RAID
Utilityでデ ィスクアレイの 番号を参照す るには、RAIDビューア では、論理ドライ ブのプロパ
ティの[ディスクアレイ] を、raidcmdでは、ディスクアレイのプロパティの[RAID Controller
#X Disk Array #Y] を参照します。
Physical Driveと物理デバイス
LSI Software RAID Configuration Utility は、Physical Driveを Port 番 号 で 管 理 し ま す。
Physical Drive のPort 番 号 は[Objects] メ ニ ュー の [Physical Drive] で[Objects - PHYSICAL
DRIVE SELECTION MENU]の[Port #]で参照できます。
Universal RAID Utilityは、物理デバイスを1から始まる番号とIDで管理します。番号は接続し
ている物理デバイスを[ID] の値を元に昇順に並べ、値の小さいものから順番に1から始まる値
を割り当てたものです。IDは、LSI Software RAID Configuration Utilityで表示するPort番号
と同じ値です。
Universal RAID Utilityで物理デバイスの番号と IDを参照するには、RAIDビューアでは、物理
デバイスのプロパティの[番号] と[ID] を、raidcmdでは、物理デバイスのプロパティの[RAID
Controller #X Physical Device #Y] と[ID] を参照します。
ハードウェア編 305
優先度の設定
LSI Software RAID Configuration Utilityでは、RAIDコントローラのリビルド優先度、整合性
チェック優先度の設定項目を数値で表示/設定しますが、Universal RAID Utilityは、高/中/低
の 3つのレベルにまるめて表 示/設定します。それぞれの 項目ごとの数値とレベルの対応につ
いては、以下の表を参照してください。
たとえば、LSI Software RAID Configuration Utilityで、RAIDコントローラの [Rebuild Rate]
を "10" に設定したとき、Universal RAID Utilityは、そのRAIDコントローラの [リビルド優先
度] を "中" という値で表示します (RAIDコントローラの[リビルド優先度]は、"10" で動作しま
す)。
Universal RAID Utility で、RAIDコントローラの [リビルド優先度] を "High" に設定したとき、
[リ ビル ド 優先 度] は、"20" で動 作し ま す。LSI Software RAID Configuration Utilityで その
RAIDコントローラの [Rebuild Rate] を参照すると、"20" と表示します。
LSI Software RAID Configuration Utilityでの設定値とUniversal RAID Utilityの表示レベル
LSI Software RAID
Configuration Utility
の設定値
項目
Universal RAID Utility
表示レベル
15∼100
リビルド優先度
LSI Software RAID Configuration Utility 8-14
のRebuild Rate
0-7
低(Low)
15∼100
高(High)
整合性チェック優先度
LSI Software RAID Configuration Utility 8-14
のChk Const Rate
0-7
高(High)
中(Middle)
中(Middle)
低(Low)
Universal RAID Utilityでレベル変更時に設定する値
Universal RAID Utility
選択レベル
項目
高(High)
リビルド優先度
LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle)
のRebuild Rate
低(Low)
高(High)
整合性チェック優先度
LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle)
のChk Const Rate
低(Low)
設定値
20
10
5
20
10
5
ⓦ
LSI Software RAID Configuration Utilityでは、FGI(フォアグラウンドイニ
シャライズ)、BGI Rate(バックグラウンドイニシャライズの優先度)も設
定できますが、Universal RAID Utilityではバックグラウンドイニシャラ
イズの優先度は設定できません。
ⓦ
Universal RAID Utilityは、初期化優先度も設定できますが、
「LSI
Embedded MegaRAID」に対して、初期化優先度を設定できません。そ
のため、RAIDビューアのプロパティの[オプション] タブに[初期化優先
度] の項目は表示しません。また、raidcmdで初期化優先度を設定すると
失敗します。
ヒント
306 リセット
リセット
本装置が動作しなくなったときに参照してください。
リセット にはスイッ チによるハ ードリセッ トとキーボ ードからの ソフトリセ ットの2 つがあ
ります。
重要
リセットは、本装置のDIMM内のメモリや処理中のデータをすべてクリアして
しまいます。ハングアップしたとき以外でリセットを行うときは、本装置がな
にも処理していないことを確認してください。
ハードリセット
本装置前面にあるRESETスイッチを押します。
RESETスイッチ
1
2
ソフトウェアリセット
OSが起動する前に動作しなくなったときは、<Ctrl>キーと<Alt>キーを押しながら、<Delete>
キーを押してください。リセットを実行します。
ハードウェア編 307
強制電源OFF
OS からシャットダウンできなく なったときや、POWERスイッチを押しても電 源をOFFにで
きなくなったとき、リセットが機能しないときなどに使用します。
本体のPOWERスイッチを4秒ほど押し続けてください。電源が強制的にOFFになります。
(電
源を再びONにするときは、電源OFFから30秒以上待ってから電源をONにしてください。)
重要
リモートパワーオン機能を使用している場合は、一度、電源をONにし直して、
OSを起動させ、正常な方法で電源をOFFにしてください。
POWERスイッチ
(4秒以上押す)
1
2
308 メ モ
メ モ
309
3
MITSUBISHIサーバコンピュータ
FT8600シリーズ モデル 210Rg
ソフトウェア編
FT8600シリーズ用に用意されているソフトウェアについて説明します。
添付のDVDについて(310ページ)
本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに収められているソフトウェアにつ
いて紹介します。
EXPRESSBUILDER(312ページ)
セットアップツール「EXPRESSBUILDER」について説明します。
ExpressPicnic(316ページ)
シームレスセットアップ用パラメータファイルを作成するツール「ExpressPicnic」
について説明します。
本体用バンドルソフトウェア(327ページ)
本装置にインストールするバンドルソフトウェアについて説明します。
管理PC用バンドルソフトウェア(334ページ)
本体を監視・管理するための管理PC にインストールするバンドルソフトウェ
アについて説明します。
ONL-511-017-01-210Rg-000-03-1007
310 添付の DVD について
添付のDVDについて
添付の「EXPRESSBUILDER®」DVDには、本装置を容易にセットアップするためのユーティ
リティや各種バンドルソフトウェアが収録されています。これらのソフトウェアを活用するこ
とにより、本装置の機能をより多く引き出すことができます。
「EXPRESSBUILDER」DVDは、本装 置の設定が 完了した後 でも、OSの再
インスト ールやBIOS のア ップデート などで使用す る機会があ ります。また、
装置障害時の保守作業においても使用されますので、なくさないように大切に
保存しておいてください。
E
XP
R
重要
R E SSB UIL D E
セットアップユーティリティ
EXPRESSBUILDER(312ページ)
本装置
RAIDシステム管理ユーティリティ
管理PC
Universal RAID Utility(330ページ)
LAN
システム管理ユーティリティ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ESMPRO/ServerAgent(327ページ)
システム診断ユーティリティ(341ページ)
保守ツール(382ページ)
ESMPRO/ServerAgent Extension(329ページ)
セットアップユーティリティ
ⓦ EXPRESSBUILDER*1 (312ページ)
ⓦ ExpressPicnic(316ページ)
その他
各種オンラインドキュメント
(HTML/PDF)
システム管理ユーティリティ
ESMPRO/ServerManager(334ページ)
*1 コンソールレスで操作する場合。COMポートも使用可能。
ヒント
オプションの RAIDコント ローラ(MN8103-129/130)を利用してRAID システ
ムの 設定を する RAIDユ ーテ ィリテ ィはボ ード 上のチ ップに 搭載 されて いま
す。これらのユ ーティリティの操作 方法については、オプ ションのRAID コン
トローラに添付の説明書を参照してください。
ソフトウェア編 311
DVD媒体読み込み機能のない管理PCを使用したいとき
EXPRESSBUILDERはDVDにて提供しているため、DVD媒体読み込み機能のないコンピュー
タでは 各種ソフトウェアのインス トールをすることができ ません。DVD媒体読み込み機能の
ないクライアントマシンへソフ トウェアをインストールしたい場合は、次のような手順にて、
いったんCD-R等へコピーしてから使用してください。
重要
本手順 は、クライアントへソフトウェアを インストールする目的に限り、CD
1枚分のみコピーすることができます。
1.
本装置など、DVD媒体が読み込める装置へ「EXPRESSBUILDER」DVDをセッ
トする。
2.
オートランメニューが起動した場合は終了させる。
3.
エクスプローラから、
「EXPRESSBUILDER」DVDに格納された以下のファイ
ル・フォルダをハードディスクドライブへコピーする。
¥(ルートフォルダ) : version.xmlをコピー
|
+--- ¥017
|
+---- ¥ar_menu 以下すべて
|
+---- ¥doc以下すべて
|
+---- ¥win以下すべて
4.
手順3にてコピーしたファイル・フォルダをそのままのフォルダ構造にてCD-Rへ
コピーする。
コピーするときは、ルートフォルダを一致させてください。
5.
CD-Rへのコピーが完了したら、手順3にてコピーしたハードディスクドライブ上
のファイル・フォルダはすべて削除する。
6.
手順4で作成したCD-Rをクライアントマシンの光ディスクドライブへセットする。
7.
エクスプローラから、CD内の以下のファイルを実行する。
¥017¥ar_menu¥autorun_menu.exe
¥017¥ar_menu¥autorun_menu_x64.exe
(32ビット版OSの場合)
(64ビット版OSの場合)
312 EXPRESSBUILDER
EXPRESSBUILDER
「EXPRESSBUILDER」は、OSのインストール、装置のメンテナンスなどをするためのソフ
トウェアです。EXPRESSBUILDERからOSをインストールする際には、インストール対象の
ハードディスクドライブ(またはRAIDシステムの論理ドライブ1台のみ)だけを接続して
セットアップしてください。
各メニューの起動について
「EXPRESSBUILDER」DVDを本装置の光ディスクドライブにセットして起動すると、以下
のようなメニューが起動します。
Boot selection
Os installation***default***..............①
Tool menu(Normal mode)....................②
Tool menu(Redirection mode)...............③
①
Os installation
本項目を選択すると、Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されます。
[はい]をクリックすると、EXPRESSBUILDERトップメニューが表示されます。
ソフトウェア編 313
重要
本 ツールは Configuration Tool であり、Windows PE 3.0を使用 していま
す。72時間継続して使用すると自動的に再起動されますのでご注意ください。
このメニューから、OSインストールのための「シームレスセットアップ」
(導入編
参照)や、以下のような機能をキックすることができます。
②
a)
Windows用OEM-Diskを作成する
Windowsのマニュアルセットアップで必要となるOEM-Diskを作成します(導
入編−マニュアルセットアップ参照)
。
b)
RAIDのコンフィグレーション情報をセーブ/ロードする
RAIDコントローラ上のRAIDコンフィグレーション情報を保存したり、復元し
たりすることができます。
c)
EXPRESSBUILDERにドライバをロードする
通常は使用しません。オプション製品を追加した場合に使用するときがありま
す(導入編−応用セットアップ参照)
。
Tool menu(Normal mode)
本項目を選択すると、ツールメニューが起動します。
このメニューから、以下のような保守 /設定用の機能をキックすることができます。
各機能の詳細につ いては、運用・保守編の保守ツール(382 ページ)を参照してく
ださい。
a)
Maintenance Utility
オフライン保守ユーティリティを起動します。
b)
BIOS/FW Updating
システムBIOSをアップデートします。
c)
ROM-DOS Startup FD
ROM-DOS起動FDを作成します。
d)
Test and diagnostics
システム診断を起動します。
e)
System Management
システムマネージメント機能を起動します。
314 EXPRESSBUILDER
③
Tool menu(Redirection mode)
本項目は、BIOSコンソールリダイレクション機能を使用して、コンソールレスにて
操作する場合にのみ選択してください。
チェック
リモートKVM機能を使用しているときは、本項目ではなく②の項目を選択して
ください。
このメニューからキックできる機能は、②のメニュ ーからキックできるものと同等
です。
ソフトウェア編 315
オートランで起動するメニュー
Windowsが動作しているコンピュータへ添付のEXPRESSBUILDERをセットすると、オートラン
機能によりメニューが起動します。
ヒント
セットしたタイミングによっては、自動的に起動しない場合があります。その
ような場合は、いったんドライブから「EXPRESSBUILDER」DVDをイジェク
トし、再度セットしてください。また、メニューを再表示させたいときは、エ
クスプローラから「マイコンピュータ」を選択し、
「EXPRESSBUILDER」DVD
をセットした光ディスクドライブのアイコンをダブルクリックしてください。
メニューか らは、Windows上で動作する各種バンドルソ フトウェアのインストールやオンラ
インドキュメントを参照することができます。
ヒント
オンラインドキュメントの中には、PDF形式の文書で提供されているものもあ
り ます。このフ ァイル を参照す るには、あら かじめ Adobeシ ステム ズ社製の
Adobe Readerがインストールされている必要があります。Adobe Reader がイ
ンストールされていないときは、あらかじめAdobeシステム社のインターネッ
トサイトよりAdobe Readerをインストールしておいてください。
メニューの操作は、ウィンドウに表示されているそれぞれの項目をクリックするか、右クリッ
クして現れるショートカットメニューを使用してください。また、一部のメニュー項目は、メ
ニューが動作しているシステム・権限で実行できないとき、グレイアウト表示され選択できま
せん。適切なシステム・権限で実行してください。
チェック
「EXPRESSBUILDER」
DVDを光ディスクドライブから取り出す前に、メニュー
およびメニューから起動したオンラインドキュメント、各種ツールは終了させ
ておいてください。
316 ExpressPicnic
ExpressPicnic
「ExpressPicnic ®」は、EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで使用する「パラメー
タファイル」を作成するツールです。
EXPRESSBUILDER とExpressPicnic で作成した パラメータファイルを使っ てセットアップ
をすると、い くつかの確 認のためのキ ー入力を除き OS の インストール から各種ユ ーティリ
ティのインストールまでのセットアップを自動で行えます。また、再インストールのときに前
回 と同 じ 設定 で イ ンス ト ール す るこ と が でき ま す。
「パ ラ メー タ ファ イ ル」を作 成 し て、
EXPRESSBUILDER からセットアップすることをお勧めします。
フロッピーディスクをご使用の場合は、別途USB フロッピーディスクドライブをご用意くだ
さい。
重要
Windows Server 2008 R2,Windows Server 2008, Windows Server
2003用の「パラメータファイル」が作成できます。
「パラメータファイル」がなくてもシームレスセットアップは可能です。また、
ヒント 「パラメータファイルの入ったFD 」は、EXPRESSBUILDER を使ったセットアッ
プの途中で作成または修正することもできます。
チェック
Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい
ません。
パラメータファイルの作成
OSをインストールするために必要なセットアップ情報を設定し、
「パラメータファイル」を作
成します。以下の手順に従ってください。
重要
パラメータファイルの作成中は、絶対に[EXPRESSBUILDER]DVDをドライ
ブから取り出さないでください。
ExpressPicnicは次のOS上で動作します。
ヒント
−
Windows Server 2008 R2(フルインストール)
(ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください)
−
Windows Server 2008(フルインストール)
(ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください)
−
Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003
−
Windows 7
(ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください)
−
Windows Vista
(ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください)
−
Windows XP x64, Windows XP
ソフトウェア編 317
1.
OSを起動する。
2.
添付の「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。
3.
画面上で右クリックするか、[Windowsをセットアップする]を左クリックする。
4.
[ExpressPicnic]をクリックする。
ExpressPicnic が起動します。
318 ExpressPicnic
5.
パラメータのロード画面が表示されたら、[パラメータをロードしない] のチェック
ボックスがオンになっていることを確認し[次へ]をクリックする。
6.
インストールするOSを選択する。
[Windows(32bitエディション )をインストール する]または [Windows(64bitエディ
ション)をインストールする]を選択し、[次へ]をクリックしてください。
7.
RAID の設定をする。
[RAID の設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってか
ら[次へ]をクリックしてください。
ソフトウェア編 319
重要
ExpressPicnicでは、
[接続され ている全物理デバイスの台数]はRAIDコン
トロー ラがサポートしている 上限値になっています 。
「論理ドライブを作成す
る物 理デバイスの台数」と「ホッ トスペアに指定される 物理デバイスの台数」
の合 計が、「対象装置に接続され ている全物理デバイ スの台数」を超えないよ
うに注意してください。
論理ドライブの作成には、同型番の物理デバイスしか使用できません。
ヒント
8.
メディアとパーティションの設定をする。
[メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。
「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディションおよび、イ
ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容
を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
[Windows Server 2008 R2 の場合]
[Windows Server 2008 の場合]
320 ExpressPicnic
[Windows Server 2003 の場合]
重要
ⓦ
ⓦ
Windows Server 2003 R2をご使用の場合は、シームレスセット
アップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を適用してから
「システムのアップデート」にてサービスパックを適用してください。
パーティションサイズについて
−
OS をインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ
ズを指定してください(55ページ、84ページ参照)
。
−
接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ
い。
−
RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ
ん。
ⓦ
「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し
たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。
ⓦ
Windows Server 2008 R2をご使用の場合、
「Windows システムド
ライブの設定」で「既存のパーティションを使用する」を選択すると、
ブートパーティション(存在する場合)、Windowsパーティションの情
報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティショ
ンの情報は保持されます。下図は、情報が削除されるパーティションを
示しています。
ブートパーティション
Windowsパーティション ユーザデータパーティション
削除
ⓦ
削除
保持
Windows Server 2008 またはWindows Server 2003をご使用の
場合、「Windowsシステムドライブの設定」で「既存のパーティション
を使用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマッ
トされ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持
されます。
第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション
削除
ⓦ
保持
保持
ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの
既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ
ん。「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティション
を使用する」を選択しないでください。
ソフトウェア編 321
9.
基本情報の設定をする。
[基本情報の設定]画面が表示されます。ユーザ情報を入力して[次へ]をクリック
してください。
[Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合]
[Windows Server 2003 の場合]
重要
ヒント
ⓦ
Windows Server 2003の場合、コンピュータ名および使用者名の入
力は必須です。
ⓦ
Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2008の場合、コ
ンピュータ名および、次の条件を満たす Administratorパスワードの
入力は必須です。
−
6文字以上(半角)
−
数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む
ⓦ
パラメータファイルをロードした場合や、Step6以降の画面からStep5に
画面を戻した場合、「Administratorパスワード」および「Administratorパ
スワードの確認」に値を設定していない場合でも「●●●●●●」が表
示されます。
ⓦ
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合、使用者名は
「Administrator」固定です。
322 ExpressPicnic
10. ネットワークプロトコルの設定をする。
[ネットワークプロトコルの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要な
ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。
ヒント
11. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。
[参加ドメイン・ワーク グループの指定]画面が表示されます。設定内容を確 認し、
必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。
ソフトウェア編 323
12. コンポーネントの設定をする。
[コンポーネントの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を
行ってから[次へ]をクリックしてください。
[Windows Server 2008 R2(フルインストール)/
Windows Server 2008(フルインストール)の場合]
[Windows Server 2008 R2(ServerCoreインストール)/
Windows Server 2008(ServerCoreインストール)の場合]
324 ExpressPicnic
[Windows Server 2003の場合]
13. アプリケーションの設定をする。
[アプリケーションの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なアプリ
ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。
[Windows Server 2008 R2/
Windows Server 2008の場合]
[Windows Server 2003の場合]
ソフトウェア編 325
「追加アプリケーションのインストール」について
ヒント
「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最
後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす
る機能です。
14. パラメータをセーブする。
[パラメータのセーブ]画面が表示されます。
「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ
トした後、パラメー タファイルのパスをボッ クスへ入力し、[次へ]をクリックし
ます。
チェック
パラメータファイルのパス、およびファイル名に日本語は使用しないでくださ
い。
326 ExpressPicnic
15. フロッピーディスクに保存する。
「パラメータファイルの入ったFD 」が作成できました。
[はい]をクリックし、パラメータファイルの作成を終了してください。
ヒント
ⓦ
既存の情報ファイル(パラメータファイル)を修正する場合は、[パラ
メータのロード]画面で、パラメータをロードするをクリックしてくださ
い。ヘルプを参照して情報ファイルを修正してください。
ⓦ
途中で終了する場合は、画面右上の[
]をクリックしてください。
ソフトウェア編 327
本体用バンドルソフトウェア
本体 にバンドルされて いるソフトウェア の紹介およびイン ストールの方法 について簡単に説
明します。詳細はオンラインドキュメントをご覧ください。
ESMPRO/ServerAgent
ESMPRO/ServerAgentは本装置にインストールする本体監視用アプリケーションです。
EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。
ここ では個別にインス トールする場合に 知っておいていた だきたい注意事 項とインストール
の手順を説明します。
ヒント
運用上の注意事項については、添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラ
インドキュメント「ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド」に記載
しています。ご覧ください。
インストール前の準備
ESMPRO/ServerAgent を動作させるためには対象OSの TCP/IPとTCP/IP関連コンポーネン
トのSNMPの設定が必要です。
ⓦ
ネットワークサービスの設定
プロトコルは TCP/IPを使用してください。TCP/IP の設定についてはスタートメニュー
から起動する「ヘルプ」を参照してください。
ⓦ
SNMPサービスの設定
コミュニティ名に「public」
、トラップ送信先に送信先IPアドレスを使います。ESMPRO/
ServerManager側の設定で受信するトラップのコミュニティをデフォルトの「*」から変
更した場合 は、ESMPRO/ServerManager側で新しく設定した コミュニティ名と同じ名
前を入力します。
328 本体用バンドルソフトウェア
インストール
ESMPRO/ServerAgentのインストールは添付の「EXPRESSBUILDER」DVD を使用します。
本装置のOS が起動した後、Autorunで表示さ れるメニューから[ソフトウェアをセットアッ
プする]−[ESMPRO]−[ESMPRO/ServerAgent]の順に クリック してくだ さい。以降
はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてください。
Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。
重要
ネットワーク上の光ディスクドライブから実行する場合は、ネットワークドライブの割り当て
を行った後、そのドライブから起動してください。エクスプローラのネットワークコンピュー
タからは起動しないでください。
ヒント
アップデートインストールについて
ESMPRO/ServerAgentがすでにインストールされている場合は、次のメッセー
ジが表示されます。
ESMPRO/ServerAgentが既にインストールされています。
メッセージに従って処理してください。
ソフトウェア編 329
インストール後の確認
ESMPRO/ServerAgent をイン ストールし た後に次 の手順で 正しくイン ストール されている
ことを確認してください。
1.
本装置を再起動する。
2.
イベントログを開く。
3.
イベントログにESMPRO/ServerAgentの監視サービスに関するエラーが登録さ
れていないことを確認する。
エラーが登録されている場 合は、正しくインストールされていません。もう一度は
じめからインストールし直してください。
ESMPRO/ServerAgent Extension
ESMPRO/ServerAgent Extensionは本装置 にイン ストール するリ モート管 理用ソ フトウェ
アです。
ESMPRO/ServerAgent Extensionの機能やインストール方法についての詳細は
EXPRESSBUILDER内の「インストレーションマニュアル」を参照してください。
330 本体用バンドルソフトウェア
Universal RAID Utility
Universal RAID Utilityは、以下のRAIDコントローラの管理、監視を行うアプリケーションで
す。
ⓦ
MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1)
ⓦ
MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6)
ⓦ
オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )
Universal RAID Utilityのインストールおよび操作方法、機能については、添付の
EXPRESSBUILDER に収録している「Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド」を
参照してください。
カスタムインストールモデルでのセットアップ
本体装置のモデルにより、あらかじめ Universal RAID Utility がインストールされている場合
があります。
シームレスセットアップを使用したセットアップ
Universal RAID Utilityは、
「EXPRESSBUILDER」DVDに収録している「シームレスセット
アップ」を使用してセットアップできます。シームレスセットアップのセットアップするア
プリケーションの選択で、[Universal RAID Utility] を選択してください。
Universal RAID Utilityのセットアッププログラムを使用した
セットアップ
ⓦ
Windowsの場合
[オートランメニュー]でUniversal RAID Utilityのセットアッププログラムを起動できま
す。
[オートランメニュー]で[ソフトウェアをセットアップする]、
[Universal RAID Utility]
をクリックします。
なお、Windowsの場合、下記のランタイムコンポーネントが必要です。
−
Microsoft .NET Framework 2.0 以上
−
Microsoft .NET Framework 2.0 日本語Language Pack 以上
−
Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラリ
この3つのソフトウェアは、[オートランメニュー ]でインストールできます。
ソフトウェア編 331
[Microsoft .NET Framework 2.0]と [Microsoft .NET Framework2.0 日本 語 Language
Pack] をインストールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップす
る]、[.NET Framework Ver2.0再配布可能パッケージ(x86)のインストール] (x64の場合、
[.NET Framework Ver2.0 再配布可能 パッケージ (x64)のインストール ]をクリックしま
す。
[Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラ リのラ ンタイム コンポ ーネント ] をインス
トールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップする]、[Microsoft
Visual C++ 2005 SP1 再配 布可能 パッケー ジ(x86)の インスト ール ] (CPUアー キテク
チャに関わらず、(x86)を使用します)をクリックします。
ヒント
ⓦ
Microsoft .NET Framwork
RAIDビューア、ログビューアを使用するには、Microsoft .NET
Framework Version 2.0以上が必要です。
Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2はオペレーティングシ
ステムに.NET Framework 2.0以上を含んでいます。これらのオペレー
ティングシステムを使用する場合、.NET Frameworkをインストールす
る必要はありません。
ⓦ
Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコンポーネント
RAIDビューアを使用するには、Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラ
リのランタイムコンポーネントが必要です。
Windows Server 2008 R2は、オペレーティングシステムにMicrosoft
Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコンポーネントを含んで
います。これらのオペレーティングシステムを使用する場合、Microsoft
Visual C++ SP1ライブラリのランタイムコンポーネントをインストール
する必要はありません。
イージーコンフィグレーション機能
Universal RAID Utilityの「イージーコンフィグレーション」機能は、LSI Embedded
MegaRAIDでは使用できません。
RAIDレベル 6 の論理ドライブの作成
ハードディスクドライブ3台でRAID6を構成する(データx1 + パリティ x2)形態もあります
が、一般的ではなく、またUniversal RAID Utility で作成することは出来ません。本書では、
Universal RAID Utilityを使用して作成できる4台(データx2 + パリティ x2)以上の構成を推
奨します。
332 本体用バンドルソフトウェア
装置情報収集ユーティリティ
装置情報収集ユーティリティは本装置にインストールするソフトウェアです。保守時や障害時
などにサーバの各種情報を採取することができます。
「EXPRESSBUILDER」DVDからインス
トールすることができます。
チェック
本ユーティリティのサポート対象OSは次の通りです。
−
Windows Server 2003
−
Windows Server 2003 R2, x64 Editions
−
Windows Server 2008
インストール
ここでは、個別にインストールする場合の手順を説明します。
1.
OSが起動した後、
「EXPRESSBUILDER」DVD を光ディスクドライブに挿入す
る。
2.
Autorunで表示されるメニューから[ソフトウェアをセットアップする]−[装置
情報収集ユーティリティ]の順にクリックする。
本ユーティリティのインストールを開始します。
以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてください。
(デフォルトでは、システムドライブ:¥ezclctフォルダにインストールされます。)
重要
ⓦ
アドミニストレータの権限を持ったアカウントでシステムにログインし
てください。
ⓦ
インストール先ドライブの空き容量が「2.5GB」以上必要です。
ソフトウェア編 333
使用方法
本ユーティリティのインストールフォルダ配下の¥stdclct¥collect.exeを実行してください。
stdclctフォルダ配下にlogフォルダが作成され、本装置の各種情報が圧縮ファイル(zip形式)で
格納されます。
アンインストール
ⓦ
Server Core以外の場合
コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」−「Product Info Collection Utility
(Vx.x.x)」を選んでください。以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってアンイ
ンストールしてください。
ⓦ
Server Coreの場合
コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行してください。
Wmic product where name="Product Info Collection Utility" call uninstall
334 管理 PC 用バンドルソフトウェア
管理PC用バンドルソフトウェア
装置をネットワーク上から管理するための「管理 PC」を構築するために必要なバンドルソフ
トウェアについて説明します。
ESMPRO/ServerManager
管理 用PC 上で ESMPRO/ServerManager を 使用 すると、リ モー トで 本装 置を 管理・監 視、
RAIDシステムの管理・監視を行えます。
この機能を使用するためには、各種本体用バンドルソフトウェアを本装置にインストールする
必要があります。
管理用 PC への ESMPRO/ServerManagerのインス トール方法 や設定の詳 細について はオン
ラインドキュメントまたはESMPROのオンラインヘルプをご覧ください。
ヒント
ESMPRO/ServerManager の使用にあたっての 注意事項や補足説 明がオンライ
ンドキュ メントで説 明されていま す。添付の「EXPRESSBUILDER」DVD 内
のオンライ ンドキュメント「ESMPRO/ServerManager インストレ ーションガ
イド」を参照してください。
335
4
MITSUBISHIサーバコンピュータ
FT8600シリーズ モデル 210Rg
運用・保守編
装置の運用および保守について説明します。
日常の保守(336ページ)
日常使う上で確認しなければならない点やファイルの管理、クリーニングの方
法について説明します。
システム診断(341ページ)
診断ユーティリティの使い方について説明します。
障害時の対処(344ページ)
故障かな?と思ったときに参照してください。トラブルの原因の確認方法やそ
の対処方法について説明しています。
保守ツール(382ページ)
保守ツールの使い方について説明します。
電力制御機能に関する注意事項(388ページ)
電力制御機能について説明します。
移動と保管(390ページ)
本体を移動・保管する際の手順や注意事項について説明します。
ユーザーサポート(392ページ)
本製品に関するさまざまなサービスについて説明します。サービスは弊社、お
よび弊社が認定した保守サービス会社から提供されるものです。ぜひご利用く
ださい。
ONL-511-017-01-210Rg-000-04-1007
336 日常の保守
日常の保守
装置を常にベストな状態でお使いになるために、ここで説明する確認や保守を定期的に行って
ください。万一、異常が見られた場合は、無理な操作をせずに保守サービス会社に保守を依頼
してください。
アップデートの確認・適用
FT8600シリーズでは、本体および周辺機器のBIOS、FW(ファームウェア)、ドライバなど
のアップデート 情報を弊社Webサイトの以下 のページに掲載しています。シ ステムの安定稼
働のため、常に最新のアップデートを適用いただくことをお勧めいたします。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
重要
ⓦ
最新アップデートのダウンロードおよび適用作業は、お客様自身で実施
ください。
ⓦ
最新アップデートの適用にあたっては、万一の場合に備えて、適用前に
データをバックアップされておくことをお勧めいたします。
運用・保守編 337
アラートの確認
ESMPRO/ServerManagerで監視対象サーバの状態色に異常がないこと、アラートが通報さ
れていないことを常に注意するよう心がけてください。
<ESMPROでチェックする画面>
ESMPRO/ServerManager
アラートビューア
ステータスランプの確認
本体の電源を ONにした後、およびシャットダウンをして本体の電源をOFFにする前に、本体
前面にあるランプの表示を確認してください。ランプの機能と表示の内容については「ハード
ウェア編」の 141ページをご覧ください。万 一、本体の異常を示す表示が確認された場合は、
保守サービス会社に連絡して保守を依頼してください。
338 日常の保守
バックアップ
定期的に本 体のハードディス クドライブ内の大 切なデータをバ ックアップするこ とをお勧め
します。最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップツールについてはお買い求
めの販売店にお問い合わせください。
ハードウェアの構成を変更したり、BIOSの 設定を変更した後は、オフライン保守ユーティリ
ティの「システ ム情報の管理」機能 を使ってシステ ム情報のバッ クアップをとっ てください
(126ページを参照)。
RAID システムを構築しているシステムでは、EXPRESSBUILDER を使用してRAID システム
のコンフィグレーション情報をバックアップしてください。また、ハードディスクドライブの
故障による リビルドを行った 後もコンフィグレ ーション情報を バックアップする ことをお勧
めします。コンフィ グレーション情報のバ ックアップについては、第 3章「ソフトウェア 編」
EXPRESSBUILDER を参照してください。
クリーニング
装置を良い状態に保つために定期的にクリーニングしてください。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ
さい。
ⓦ
ⓦ
自分で分解・修理・改造はしない
プラグを差し込んだまま取り扱わない
本体のクリーニング
本体の外観の汚れは、柔らかい乾いた布で汚れを拭き取ってください。汚れが落ちにくいとき
は、次のような方法できれいになります。
重要
ⓦ
シンナー、ベンジンなどの揮発性の溶剤は使わないでください。材質の
いたみや変色の原因になります。
ⓦ
コンセント、ケーブル、本体背面のコネクタ、本体内部は絶対に水など
でぬらさないでください。
運用・保守編 339
1.
本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。
2.
本体の電源コードをコンセントから抜く。
3.
電源コードの電源プラグ部分についているほこりを乾いた布でふき取る。
4.
中性洗剤をぬるま湯または水で薄めて柔らかい布を浸し、よく絞る。
5.
汚れた部分を手順4の布で少し強めにこすって汚れを取る。
6.
真水でぬらしてよく絞った布でもう一度ふく。
7.
乾いた布でふく。
キーボード/マウスのクリーニング
キーボードは本体および周辺機器を含むシステム全体の電源がOFF(POWERランプ消灯)に
なっていることを確認した後、キーボードの表面を乾いた布で拭いてください。
マウスが正常に機能するためには、内部のマウスボールがスムーズに回転できる状態でなけれ
ばなりません。マウスボールの汚れを防ぐためにほこりの少ない場所で使用して、定期的に次
の手順でクリーニングしてください。
1.
本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。
2.
マウスを裏返してマウスボールカ
バーを反時計回りに回して中から
マウスボールを取り出す。
マウスボール
マウスボールカバー
3.
マウスボールを乾いた柔らかい布などでふいて、汚れを取り除く。
汚れがひどいときはぬるま湯、ま たは水で薄めた中性洗剤を少量含ませてふいてく
ださい。
4.
マウス内部にある3つの小さな
ローラを綿棒などでふく。
汚れがひどいと きはアルコールな
ど を 少量 含 ま せて ふ い て くだ さ
い。
5.
ローラー
マウスボールをマウスの中に戻
す。
手順3、4でマウスボールやローラをぬらした場合は、十分に乾燥させてからボール
を入れてください。
6.
マウスボールカバーを元に戻して、時計回りに回してロックする。
340 日常の保守
ディスクのクリーニング
CD-ROMなどの光デ ィスクにほこりがついて いたり、トレーにほこりがたま っていたりする
とデータを正しく読み取れません。次の手順に従って定期的にトレー、ディスクのクリーニン
グを行います。
1.
本体の電源がON(POWERランプ点灯)になっていることを確認する。
2.
光ディスクドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。
トレーが光ディスクドライブから出てきます。
3.
ディスクを軽く持ちながらトレーから取り出す。
ディスクの信号面に手が触れないよう注意してください。
重要
4.
トレー上のほこりを乾いた柔らかい布でふき取る。
重要
光ディスクドライブのレンズをクリーニングしないでください。レンズが傷つ
いて誤動作の原因となります。
5.
トレーを軽く押してトレーを光ディスクドライブに戻す。
6.
ディスクの信号面を乾いた柔らかい布でふく。
重要
ディスクは、中心から外側に向けてふいてください。クリーナをお使いになる
ときは、専 用のクリ ーナであ ることを お確かめ ください。レ コード用 のスプ
レー、クリーナ、ベンジン、シンナーを使用すると、ディスクの内容が読めな
くなったり、装置にそのディスクをセットした結果、故障したりするおそれが
あります。
テープドライブのクリーニング
テープドラ イブのヘッドの汚 れはファイルのバ ックアップの失 敗やテープカート リッジの損
傷の原因と なります。定期的に 専用のクリーニン グテープを使っ てクリーニング してくださ
い。クリーニングの時期やクリーニングの方法、および使用するテープカートリッジの使用期
間や寿命についてはテープドライブに添付の説明書を参照してください。
運用・保守編 341
システム診断
システム診断は装置に対して各種テストを行います。
「EXPRESSBUILDER」の「Tool menu」から「Test and diagnostics」を選択して診断して
ください。
システム診断の内容
システム診断には、次の項目があります。
ⓦ
本体に取り付けられているメモリのチェック
ⓦ
CPUキャッシュメモリのチェック
ⓦ
システムとして使用されているハードディスクドライブのチェック
重要
ヒント
システム診断を行う時は、必ず本体に接続しているLANケーブルを外してくだ
さい。接続したままシステム診断を行うと、ネットワークに影響をおよぼすお
それがあります。
ハ ードディス クドライ ブのチェ ックでは、ディ スクへの 書き込み は行いませ
ん。
システム診断の起動と終了
システム診断には、本体に直接接続されたコンソール(キーボード)を使用する方法と、シ
リアルポート経由で接続されている管理PCのコンソールを使用する方法(コンソールレス)
があります。
それぞれの起動方法は次のとおりです。
重要
「保守ツール」では、コンソールレスでの通信方法にLANとCOMポートの2つ
の方法を 記載していますが、コンソールレスでのシ ステム診断ではCOMポー
トのみを使用することができます。
1.
シャットダウン処理を行った後、本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセント
から抜く。
2.
本体に接続しているLANケーブルをすべて取り外す。
3.
電源コードをコンセントに接続し、本体の電源をONにする。
4. 「EXPRESSBUILDER」DVDを使ってシステムを起動する。
342 システム診断
5.
本体のコンソールを使用して起動する場合は「Tool menu(Normal mode)」を、
コンソールレスで起動する場合は「Tool menu(Redirection mode)」を選択す
る。
6.
TOOL MENUの「Test and diagnostics」を選択する。
Test and diagnosticsの「End-User Mode」を選択してシステム診断を開始しま
す。約3分で診断は終了します。
診断を終了するとディスプレイ装置の画面が次のような表示に変わります。
試験タイトル
試験ウィンドウ
タイトル
試験結果
試験簡易
ウィンドウ
ガイドライン
試験タイトル
診断ツールの名称およびバージョン情報を表示します。
試験ウィンドウタイトル
診断状態を表示します。試験終了時にはTest Endと表示します。
試験結果
診断開始・終了・経過時間および終了時の状態を表示します。
ガイドライン
ウィンドウを操作するキーの説明を表示します。
試験簡易ウィンドウ
診断を実行した各試験の結果を表示します。カーソル行で<Enter>キーを押すと試
験の詳細を表示します。
システム診断でエラーを検出した場合は試験簡易ウィンドウの該当する試験結果が
赤く反転表示し、右側の結果に「Abnormal End」を表示します。
エラーを検出した試験にカーソルを移動し<Enter>キーを押し、試験詳細表示に出
力されたエラーメッセージを記録してお買い求めの販売店、または保守サービス会
社に連絡してください。
運用・保守編 343
7.
画面最下段の「ガイドライン」に従い<Esc>キーを押す。
以下のエンドユーザーメニューを表示します。
<Test Result>
前述の診断終了時の画面を表示します。
<Device List>
接続されているデバイス一覧情報を表示します。
<Log Info>
試験ログを表示します。試験ログを保存することができます。試験ログを 保存する場合は、FATフォーマット済みのリムーバブルメディアをセットし、
<Save(F)>を選択してください。
<Option>
オプション機能が利用できます。
<Reboot>
システムを再起動します。
8.
上記エンドユーザーメニューで<Reboot>を選択する。
再起動し、システムがEXPRESSBUILDERから起動します。
9.
EXPRESSBUILDERを終了し、光ディスクドライブからDVDを取り出す。
10. 本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセントから抜く。
11. 手順2.で取り外したLANケーブルを接続し直す。
12. 電源コードをコンセントに接続する。
以上でシステム診断は終了です。
344 障害時の対処
障害時の対処
「故障かな?」と思 ったときは、ここで説明する内容について確認してください。該当するこ
とがらがある場合は、説明に従って正しく対処してください。
障害箇所の切り分け
万一、障害が発生した場合は、ESMPRO/ServerManagerを使って障害の発生箇所を確認し、
障害がハードウェアによるものかソフトウェアによるものかを判断します。
障害発生個所や内容の確認ができたら、故障した部品の交換やシステム復旧などの処置を行い
ます。
障 害が ハ ー ドウ ェ ア 要因 に よ るも の か ソフ ト ウ ェア 要 因 によ る も のか を 判 断す る に は、
ESMPRO/ServerManagerが便利です。
サーバの障害発生箇所、
および障害内容を確認
運用・保守編 345
エラーメッセージ
本体になんらかの異常が起きるとさまざまな形でエラーを通知します。ここでは、エラーメッ
セージの種類について説明します。
POST中のエラーメッセージ
本体の電源 をONにすると自動的に実行される自己 診断機能「POST」中に何らかの異常を検
出すると、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。また、エラーの内容に
よってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。
:
System Monitoring Check
... Passed
ERROR
AE81: CPU1_DIMM1 with error is enabled.
AE01: CPU1_DIMM1 has been disabled.
AE04: CPU1_DIMM4 has been disabled.
メモリの故障を示すメッセージ(例では
CPU1_DIMM1とCPU1_DIMM4が故障して縮
退し、CPU1_DIMM1を強制立ち上げした場合
の表示)
Press <F1> to resume, <F2> to setup
次にエラーメッセージの一覧と原因、その対処方法を示します。
重要
ヒント
保 守サービス 会社に連絡 するとき はディスプ レイの表示 やビープ 音のパター
ンをメモしておいてください。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報と
なります。
POST のエラーメッセージ一覧は本体のみのものです。マザーボードに接続さ
れているオプションの SCSIコントローラボード、RAIDコントローラに搭載さ
れて いるBIOS のエラーメッセージ とその対処方法につい てはオプションに添
付の説明書を参照してください。
346 障害時の対処
画面に表示されるエラーメッセージ
ディスプレイ上のエラーメッセージ
意 味
対処方法
8001
Real time clock error
リアルタイムクロックエラー。
8002
Check date and time
settings
リアルタイムクロックの時刻設定に
誤りがある。
8003
System battery is
dead - Replace and run
SETUP
システムのバッテリがない。
保守サービス会社に連絡してバッテリを
交換してください。
(交換後、SETUP を
起動して設定し直してください。
)
8005
Previous boot incomplete - Default configuration used
前回のシステム起動時 POST が完
了しませんでした。
SETUP で設定し直してください。
8006
System configuration
data cleared by Jumper.
ジャンパによって SETUP の設定が
クリアされた。
SETUP の設定を再度行ってください。
8007
SETUP Menu Password
cleared by Jumper.
ジャンパによって SETUP メニュー
パスワードがクリアされました。
SETUP でパスワードを再設定してくだ
さい。
8010
Graphics controller
was not detected.
Graphics コントローラが検出され
なかった。
保守サービス会社に連絡してください。
8800
DXE_NB_ERROR
Chip Set の初期化でエラーが検出
された。
8801
DXE_NO_CON_IN
8802
DXE_NO_CON_OUT
Console の初期化でエラーが検出
された。
8803
PEI_DXE_CORE_NOT_FOUN
D
8804
PEI_DXEIPL_NOT_FOUND
8805
DXE_ARCH_PROTOCOL_NOT
_AVAILABLE
8806
PEI_RESET_NOT_AVAILAB
LE
8807
DXE_RESET_NOT_AVAILAB
LE
8808
DXE_FLASH_UPDATE_FAIL
ED
Flash ROM への書き込みが正常に
行われなかった。
8830
PEI_RECOVERY_NO_CAPSU
LE
Flash ROM のリカバリが正常に行
われなかった。
8831
PEI_RECOVERY_PPI_NOT_
FOUND
8832
PEI_RECOVERY_FAILED
9000
PEI_CPU_NO_MICROCODE
9001
Unsupported CPU detected on CPU #1
9002
Unsupported CPU detected on CPU #2
9021
Unsupported CPU Speed
detected on CPU #1
9022
Unsupported CPU Speed
detected on CPU #2
9040
PEI_CPU_SELF_TEST_FAI
LED
CPU の初期化でエラーが検出され
た。
9060
PEI_CPU_MISMATCH
CPU#1 と #2 とで異なった CPU が
搭載されている。
A001
Memory Error detected
in CPU1_DIMM1
CPU1_DIMM1 でエラーを検出し
た。
A002
Memory Error detected
in CPU1_DIMM2
CPU1_DIMM2 でエラーを検出し
た。
A003
Memory Error detected
in CPU1_DIMM3
CPU1_DIMM3 でエラーを検出し
た。
Flash ROM の故障が検出された。
システムの Reset が正常に行われ
なかった。
未サポートの CPU 搭載を検出し
た。
未サポートのクロックスピードの
CPU 搭載を検出した。
SETUP を起動して、時刻や日付を設定
し直してください。設定し直しても同じ
エラーが続けて起きるときは保守サービ
ス会社に連絡してください。
運用・保守編 347
ディスプレイ上のエラーメッセージ
意 味
A004
Memory Error detected
in CPU1_DIMM4
CPU1_DIMM4 でエラーを検出し
た。
A005
Memory Error detected
in CPU1_DIMM5
CPU1_DIMM5 でエラーを検出し
た。
A006
Memory Error detected
in CPU1_DIMM6
CPU1_DIMM6 でエラーを検出し
た。
A007
Memory Error detected
in CPU2_DIMM1
CPU2_DIMM1 でエラーを検出し
た。
A008
Memory Error detected
in CPU2_DIMM2
CPU2_DIMM2 でエラーを検出し
た。
A009
Memory Error detected
in CPU2_DIMM3
CPU2_DIMM3 でエラーを検出し
た。
A00A
Memory Error detected
in CPU2_DIMM4
CPU2_DIMM4 でエラーを検出し
た。
A00B
Memory Error detected
in CPU2_DIMM5
CPU2_DIMM5 でエラーを検出し
た。
A00C
Memory Error detected
in CPU2_DIMM6
CPU2_DIMM6 でエラーを検出し
た。
AE01
CPU1_DIMM1 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM1 が縮退している。
AE02
CPU1_DIMM2 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM2 が縮退している。
AE03
CPU1_DIMM3 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM3 が縮退している。
AE04
CPU1_DIMM4 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM4 が縮退している。
AE05
CPU1_DIMM5 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM5 が縮退している。
AE06
CPU1_DIMM6 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU1_DIMM6 が縮退している。
AE07
CPU2_DIMM1 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM1 が縮退している。
AE08
CPU2_DIMM2 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM2 が縮退している。
AE09
CPU2_DIMM3 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM3 が縮退している。
AE0A
CPU2_DIMM4 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM4 が縮退している。
AE0B
CPU2_DIMM5 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM5 が縮退している。
AE0C
CPU2_DIMM6 has been
disabled.
メモリエラーを検出した。
CPU2_DIMM6 が縮退している。
AE81
CPU1_DIMM1 with error
is enabled.
CPU1_DIMM1 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE82
CPU1_DIMM2 with error
is enabled.
CPU1_DIMM2 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE83
CPU1_DIMM3 with error
is enabled.
CPU1_DIMM3 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE84
CPU1_DIMM4 with error
is enabled.
CPU1_DIMM4 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE85
CPU1_DIMM5 with error
is enabled.
CPU1_DIMM5 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE86
CPU1_DIMM6 with error
is enabled.
CPU1_DIMM6 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE87
CPU2_DIMM1 with error
is enabled.
CPU2_DIMM1 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE88
CPU2_DIMM2 with error
is enabled.
CPU2_DIMM2 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
対処方法
保守サービス会社に連絡してください。
348 障害時の対処
ディスプレイ上のエラーメッセージ
意 味
対処方法
保守サービス会社に連絡してください。
AE89
CPU2_DIMM3 with error
is enabled.
CPU2_DIMM3 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE8A
CPU2_DIMM4 with error
is enabled.
CPU2_DIMM4 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE8B
CPU2_DIMM5 with error
is enabled.
CPU2_DIMM5 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
AE8C
CPU2_DIMM6 with error
is enabled.
CPU2_DIMM6 を縮退したが全ての
メモリが縮退中のため強制的に有効
とした。
B000
DXE_LEGACY_OPROM_NO_
SPACE
オプション ROM の展開エリアがあ
りません。
Boot させないボードのオプション ROM
展開を無効にしてください。
B001
Expansion ROM not
initialized - PCI
Slot 1B
PCI スロット 1B のオプション
ROM の展開ができませんでした。
そのボードより Boot させない場合はそ
のボードのオプション ROM の展開を無
効にしてください。.
B004
Expansion ROM not
initialized - PCI
Slot 1C
PCI スロット 1C のオプション
ROM の展開ができませんでした。
B030
PCI System Error on
Bus/Device/Function
PCI SERR を検出した。
B040
PCI Parity Error on
Bus/Device/Function
PCI PERR を検出した。
C010
The error occurred
during temperature
sensor reading
温度センサの読み出し中にエラーを
検出した。
C011
System Temperature
out of the range.
温度異常を検出した。
ファンの故障、またはファンの目詰まり
が考えられます。保守サービス会社に連
絡して保守を依頼してください。
C020
The error occurred
during voltage sensor
reading.
電圧センサの読み出し中にエラーを
検出した。
保守サービス会社に連絡してください。
C021
System Voltage out of
the range.
システムの電圧に異常を検出した。
C040
SROM data read error
SROM のデータリードエラー。
C041
SROM data checksm bad
SROM のデータチェックサムエ
ラー。
C060
SMBus device Error
detected.
SM Bus でエラーが検出された。
C061
1st SMBus device Error detected.
1st SM Bus でエラーが検出され
た。
C062
2nd SMBus device Error detected.
2nd SM Bus でエラーが検出され
た。
C063
3rd SMBus device Error detected.
3rd SM Bus でエラーが検出され
た。
C064
4th SMBus device Error detected.
4th SM Bus でエラーが検出され
た。
C065
5th SMBus device Error detected.
5th SM Bus でエラーが検出され
た。
C066
6th SMBus device Error detected.
6th SM Bus でエラーが検出され
た。
C101
BMC Memory Test
Failed.
BMC デバイス ( チップ ) のエラー。
C102
BMC Firmware Code
Area CRC check
failed.
C103
BMC core hardware
failure.
C104
BMC IBF or OBF check
failed.
BMC のアドレスへのアクセスに失
敗した。
C105
BMC SEL area full.
システムイベントログを書き込める
容量がない。
保守サービス会社に連絡してください。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
SETUP を起動して、「 Server 」メニュー
の「 Event Log Configuration 」で、
「Clear
All Error Logs」を選び、<Enter> キーを
押してログを消去してください。
運用・保守編 349
ディスプレイ上のエラーメッセージ
意 味
対処方法
C106
BMC set in progress
monitoring timeout.
BMC チェックを一時中断した。
C107
BMC command access
failed.
BMC コマンドアクセスに失敗し
た。
C108
Could not redirect
the console - BMC Busy
-
C109
Could not redirect
コンソールリダイレクトができない
the console - BMC Er- (BMC エラー)。
ror -
C10A
Could not redirect
コンソールリダイレクトができない
the console - BMC Pa- (BMC パラメータエラー)。
rameter Error -
C10B
BMC Platform Information Area corrupted.
C10C
BMC update firmware
corrupted.
C10D
Internal Use Area of
BMC FRU corrupted.
Chassis 情報を格納した SROM の
故障。
致命的な障害ではありませんが、一度電
源を OFF にして、起動し直してくださ
い。それでも直らない場合は保守サービ
ス会社に連絡してください。
C10E
BMC SDR Repository
empty.
BMC デバイス ( チップ ) エラー。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
C10F
IPMB signal lines do
not respond.
SMC (Sattelite Management
Controller) の故障。
致命的な障害ではありませんが、一度電
源を OFF にして、起動し直してくださ
い。それでも直らない場合は保守サービ
ス会社に連絡してください。
C110
BMC FRU device failure.
Chassis 情報を格納した SROM の
故障。
致命的な障害ではありませんが、一度電
源を OFF にして、起動し直してくださ
い。それでも直らない場合は保守サービ
ス会社に連絡してください。
C111
BMC SDR Repository
failure.
センサデータレコード情報を格納し
た SROM の故障。
C112
BMC SEL device failure.
BMC デバイス ( チップ ) の故障。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
C113
BMC RAM test error.
BMC RAM のエラー。
C114
BMC Fatal hardware
error.
BMC のエラー。
C115
Management controller
not responding
BMC のエラー。
RMC のファームウェアをアップロード
してください。それでも直らない場合は
保守サービス会社に連絡してください。
C116
Private I2C bus not
responding.
プライベート I2C バスより無応答。
C117
BMC internal exception
BMC のエラー。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
C118
BMC A/D timeout error.
BMC のエラー。
C119
SDR repository corrupt.
BMC のエラーまたは SDR のデー
タの破損。
C11A
SEL corrupt.
BMC のエラーまたはシステムイベ
ントログのデータの破損。
C200
The error occurred
during memory configuration check.
Memory の情報が正常に取得できな
かった。
C201
Memory Configuration
change is detected.
前回の起動から Memory の構成に
変化があった。
前回の起動から構成が変更された場合に
表示されます。構成が変更されていない
場合に表示された場合には保守サービス
会社に連絡してください。
C202
The error occurred
during CPU configuration check.
CPU の情報が正常に取得できな
かった。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
C203
CPU Configuration
change is detected.
前回の起動から CPU の構成に変化
があった。
前回の起動から構成が変更された場合に
表示されます。構成が変更されていない
場合に表示された場合には保守サービス
会社に連絡してください。
一度電源を OFF にして、起動し直して
ください。それでも直らない場合は保守
サービス会社に連絡してください。
コンソールリダイレクトができない
(BMC ビジー)。
BMC デバイス ( チップ ) エラー。
350 障害時の対処
ビープ音によるエラー通知
POST中にエラーを検出しても、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示できない
場合があります。この場合は、一連のビープ音でエラーが発生したことを通知します。エラー
はビープ音のいくつかの音の組み合わせでその内容を通知します。
たとえば、ビープ音が1回、連続して3回、3回、1回の組み合わせで鳴った(ビープコード: 13-3-1)ときはメモリの容量チェック中のエラーが起きたことを示します。
次にビープコードとその意味、対処方法を示します。
ビープコード
意 味
対処方法
1-3-3-1
メモリを検出できない
メモリの容量チェック中のエラー
DIMM の取り付け状態を確認してください。
それでも直らない場合は保守サービス会社に
連絡して DIMM、またはマザーボードを交換
してください。
1-1
グラフィックコントローラを検出できない。
保守サービス会社に連絡してマザーボードを
交換してください。
1
POST でエラー検出された。
保守サービス会社に連絡してマザーボードを
交換してください。
3
BIOS の実行部分の読み込みができません。
もしくは、BIOS の実行部分がありません。
保守サービス会社に連絡してマザーボードを
交換してください。
4
BIOS の実行部分の初期化が行えません。
保守サービス会社に連絡してマザーボードを
交換してください。
7
システムのリセットが行えません。
保守サービス会社に連絡してマザーボードを
交換してください。
運用・保守編 351
仮想LCD上のエラーメッセージ
リモートマネージメントエンジン 2 Webブラウザ画面上で、仮想LCDのエラーメッセージを
確認できます。上段と下段それぞれのエラーメッセージの一覧と障害内容、その対処方法を示
します。
仮想LCDについては、リモートマネージメントエンジン 2ユーザーズガイドを参照してくださ
い。
LCD上段表示
BIOSメッセージ
LCD下段表示
BMCメッセージ
ⓦ
LCD上段表示メッセージ
LCD 上段表示
BIOS メッセージ
障害内容
対処方法
XX BIOS Rev XXXX
POST 実行中の表示です
POST が完了するまでお待ちください。
Prepare To Boot
POST が完了すると表示されます。正常
に動作しています。
Boot が完了するまでお待ちください。
CPU1_DIMM C-Err
CPU1 側のどれかのメモリで修復可能な
エラーが発生しました。
エラーは修復されましたのでそのまま運用し
てください。
CPU2_DIMM C-Err
CPU2 側のどれかのメモリで修復可能な
エラーが発生しました。
エラーは修復されましたのでそのまま運用し
てください。
Mem Err Disable
メモリの修復可能エラーが多発しました。
保守サービス会社に連絡してください。
Mem Reconfigured
メモリが縮退した状態で動作しています。
PCI Bus SERR XX
PCI バスの SERR が発生しました。
PCI Bus PERR XX
PCI バスの PERR が発生しました。
352 障害時の対処
ⓦ
LCD下段表示メッセージ
LCD 下段表示
BMC メッセージ
Proc1 VccpAlm XX
Proc2 VccpAlm XX
Proc1PVtt Alm XX
Proc2PVtt Alm XX
Proc1 1.5v Alm XX
Proc2 1.5v Alm XX
障害内容
電圧異常を検出。
XX が 09 の場合上限異常を示す。
XX が 02 の場合下限異常を示す。
対処方法
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
警告レベルの電圧異常を検出。
XX が 07 の場合上限警告を示す。
XX が 00 の場合下限警告を示す。
BB 1.0vsb Alm XX
BB 1.1v Alm XX
BB 1.2vsb Alm XX
BB +1.5v Alm XX
BB +1.8v Alm XX
BB 1.8vsb Alm XX
BB +3.3v Alm XX
BB 3.3vsb Alm XX
BB +5.0v Alm XX
BB 5vsb Alm XX
BB +12v Alm XX
VBAT Alm XX
BB Temp1 Alm XX
FP Temp Alm XX
Proc1 Therm % XX
Proc2 Therm % XX
CPU1_DIMM1 Temp XX
CPU1_DIMM2 Temp XX
温度異常を検出した。
XX が 09 の場合高温異常を示す。
XX が 02 の場合低温異常を示す。
ファンの故障またはファンの目詰ま
りが考えられます。保守サービス会
社に連絡して保守を依頼してくださ
い。
警告レベルの温度異常を検出した。
XX が 07 の場合高温警告を示す。
XX が 00 の場合低温警告を示す。
CPU1_DIMM3 Temp XX
CPU1_DIMM4 Temp XX
CPU1_DIMM5 Temp XX
CPU1_DIMM6 Temp XX
CPU2_DIMM1 Temp XX
CPU2_DIMM2 Temp XX
CPU2_DIMM3 Temp XX
CPU2_DIMM4 Temp XX
CPU2_DIMM5 Temp XX
CPU2_DIMM6 Temp XX
DUMP Request !
ダンプボタンが押された。
メモリダンプが採取し終わるまでお
待ちください。
OS shutdown Alm
OS の STOP エラーが発生した。
画面に表示されたメッセージを記録
し、メモリダンプが採取し終わるま
でお待ちになった後、保守サービス
会社に連絡し保守を依頼してくださ
い。
Power Unit 1 Alm
電源ユニット 1 の異常が発生した。
Power Unit 2 Alm
電源ユニット 2 の異常が発生した。
電源コードが接続されているか確認
し、それでも直らない場合は、保守
サービス会社に連絡して保守を依頼
してください。
Proc Missing
CPU が実装されていない。
保守サービス会社に連絡し、CPU ま
たはマザーボードを交換してくださ
い。
運用・保守編 353
LCD 下段表示
BMC メッセージ
障害内容
Proc1 T-Trip
CPU1 の温度異常により強制電源
OFF を行った。
Proc2 T-Trip
CPU2 の温度異常により強制電源
OFF を行った。
ChipSet T-Trip
ChipSet の温度異常により強制電源
OFF を行った。
CPU1_DIMM U-Err
CPU1 側のどれかのメモリで修復不
能エラーが発生した。
CPU2_DIMM U-Err
CPU2 側のどれかのメモリで修復不
能エラーが発生した。
Processor1 IERR
CPU1 の内部エラー (IERR) が発生
した。
Processor2 IERR
CPU2 の内部エラー (IERR) が発生
した。
SMI timeout
システム管理割り込み処理中にタイ
ムアウトが発生した。
WDT timeout
ウォッチドックタイマタイムアウト
が発生した。
HDD 1 Fault
ハードディスクドライブが縮退し
た状態で動作しています(オプ
ションの RAID コントローラ
(MN8103-129/130) またはオン
ボードの RAID コントローラ (LSI
Embedded MegaRAIDTM) 使用時
のみサポート)
。
HDD 4 Fault ∼ HDD 6 Fault は 2.5
型ハードディスクドライブモデルの
み。
HDD 2 Fault
HDD 3 Fault
HDD 4 Fault
HDD 5 Fault
HDD 6 Fault
Sys Fan 1R Alarm
Sys Fan 2R Alarm
Sys Fan 3R Alarm
Sys Fan 4R Alarm
Sys Fan 5R Alarm
Sys Fan 6R Alarm
Sys Fan 7R Alarm
Sys Fan 1F Alarm
Sys Fan 2F Alarm
Sys Fan 3F Alarm
Sys Fan 4F Alarm
Sys Fan 5F Alarm
Sys Fan 6F Alarm
Sys Fan 7F Alarm
ファンアラームを検出した。
対処方法
保守サービス会社に連絡してくださ
い。
ファンの故障またはファンの目詰ま
りが考えられます。保守サービス会
社に連絡して保守を依頼してくださ
い。
354 障害時の対処
Windowsのエラーメッセージ
Windowsオペレー ティングシステムの起 動後に致命的なエラー(STOPエラー やシステムエ
ラー)が起きるとディスプレイ装置の画面がブルーに変わり、エラーに関する詳細なメッセー
ジが表示されます。
*** STOP: 0x0000000A (0x00000074, 0x00000002, 0x00000001, 0x80108E7A)
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL*** Address 80108E7A has base at 8010000 _ ntoskrnl.exe
画面に表示されたメッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。
また、このエラーが起きると自動的にメモリダンプを実行し任意のディレクトリにメモリダン
プのデータを保存します(「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」
(107ページを参照)
)。の
ちほど保守 サービス会社の保 守員からこのデー タを提供してい ただくよう依頼さ れる場合が
あります。MOやDATなどのメディアにファイルをコピーしての保守員に渡せるよう準備して
おいてください。
重要
STOPエラーやシステムエラーが発生しシステムを再起動したとき、仮想メモ
リが不足していることを示すメッセージが表示されることがありますが、その
まま起動してください。
チェック
このファイルをメディアにコピーする前に、イベントビューアを起動して、シ
ステムイベ ントログでSave Dumpのイベ ントログが記録され 、メモリダンプ
が保存されたことを確認してください。
このほかにもディスクやネットワーク、プリンタなど内蔵デバイスや周辺機器にエラーが起き
た場合にも警告メッセージが表示されます。メッセージを記録して保守サービス会社に連絡し
てください。
サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ
ESMPRO/ServerAgentや ESMPRO/ServerManager、RAIDシステム管理ユー ティリティな
どの管理ツールを本装置や管理 PCへインストールしておくと、何らかの障害が起きたときに
管理PCや本体に接続しているディスプレイ装置から障害の内容を知ることができます。
各種アプリケーションのインストールや運用方法についてはソフトウェア編、またはオンライ
ンドキュメントを参照してください。
ESMPROを使ったシステム構築や各種設定の詳細につい てはオンラインヘルプで詳しく説明
されています。
運用・保守編 355
トラブルシューティング
正常に動作しない場合は、修理に出す前に次のチェックリストの内容に従って本装置をチェッ
クし てください。リスト にある症状に 当てはまる項目 があるときは、そ の後の確認、処理に
従ってください。
それでも正常に動作しない場合は、ディスプレイ装置の画面に表示されたメッセージを記録し
てから、保守サービス会社に連絡してください。
本体について
[?]電源がONにならない
□ 電源が本体に正しく供給されていますか?
→
電源コードが本体の電源規格に合ったコンセント(またはUPS)に接続され
ていることを確認してください。
→
本体に添付の電源コードを使用してください。また、電源コードの被覆が破
れていたり、プラグ部分が折れていたりしていないことを確認してください。
→
接続したコンセントのブレーカがONになっていることを確認してください。
→
UPSに接続している場合は、UPSの電源がONになっていること、およびUPS
から電力が出力されていることを確認してください。詳しくはUPSに添付の
説明書を参照してください。
また、BIOSセットアップユーティリティでUPSとの電源連動機能の設定がで
きます。
□ POWERスイッチを押しましたか?
→
本体前面にあるPOWERスイッチを押して電源をON(POWERランプ点灯)に
してください。
[?]電源がOFFにならない
□ POWERスイッチの抑止機能を有効にしていませんか?
→
いったんシステムを再起動して、BIOSセットアップユーティリティを起動し
てください。
<確認するメニュー :「Security」→「Power Switch Inhibit」>
[?]POSTが終わらない
□ メモリが正しく搭載されていますか?
→
メモリが正しく搭載されているか確認してください。
□ 大容量のメモリを搭載していますか?
→
搭載しているメモリサイズによってはメモリチェックで時間がかかる場合が
あります。しばらくお待ちください。
356 障害時の対処
□ システムの起動直後にキーボードやマウスを操作していませんか?
→
起動直後にキーボードやマウスを操作すると、POSTは誤ってキーボードコン
トローラの異常を検出し、処理を停止してしまうことがあります。そのとき
はもう一度、起動し直してください。また、再起動直後は、BIOSの起動メッ
セージなどが表示されるまでキーボードやマウスを使って操作しないよう注
意してください。
□ 本装置で使用できるメモリ・PCIデバイスを搭載していますか?
→
弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。
[?]内蔵デバイスや外付けデバイスにアクセスできない(または正しく動作しない)
□ ケーブルは正しく接続されていますか?
→
インタフェースケーブルや電源ケーブル(コード)が確実に接続されている
ことを確認してください。また接続順序が正しいかどうか確認してください。
□ 電源ONの順番を間違っていませんか?
→
外付けデバイスを接続している場合は、外付けデバイス、本体の順に電源を
ONにします。
□ ドライバをインストールしていますか?
→
接続したオプションのデバイスによっては専用のデバイスドライバが必要な
ものがあります。デバイスに添付の説明書を参照してドライバをインストー
ルしてください。
□ オプションボードの設定を間違えていませんか?
→
PCIデバイスについては通常、特に設定を変更する必要はありませんが、ボー
ドによっては特別な設定が必要なものもあります。詳しくはボードに添付の
説明書を参照して正しく設定してください。
→
シリアルポートやパラレルポート、USBポートに接続しているデバイスにつ
いては、I/Oポートアドレスや動作モードの設定が必要なものもあります。デ
バイスに添付の説明書を参照して正しく設定してください。
[?]キーボードやマウスが正しく機能しない
□ ケーブルは正しく接続されていますか?
→
本体背面や前面にあるコネクタに正しく接続されていることを確認してくだ
さい。
→
本体の電源がONになっている間に接続すると正しく機能しません(USBデバ
イスを除く)。いったん本体の電源をOFFにしてから正しく接続してください。
□ BIOSの設定を間違えていませんか?
→
BIOSセットアップユーティリティでキーボードの機能を変更することができ
ます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認してください。
□ ドライバをインストールしていますか?
→
使用しているOSに添付の説明書を参照してキーボードやマウスのドライバが
インストールされていることを確認してください(これらはOSのインストー
ルの際に標準でインストールされます)。また、OSによってはキーボードやマ
ウスの設定を変更できる場合があります。使用しているOSに添付の説明書を
参照して正しく設定されているかどうか確認してください。
運用・保守編 357
[?]CD-ROMなどの光磁気ディスクにアクセスできない・正しく再生できない
□ 光ディスクドライブのトレーに確実にセットしていますか?
→
トレーにはディスクを保持するホルダーがあります。ホルダーで確実に保持
されていることを確認してください。
□ 本装置で使用できるディスクですか?
→
CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきまして
は、CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。
→
Macintosh専用のディスクは使用できません。
[?]ハードディスクドライブにアクセスできない
□ 本体で使用できるハードディスクドライブですか?
→
弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。
□ ハードディスクドライブは正しく取り付けられていますか?
→
ハードディスクドライブの取り付け状態やケーブルの接続状態を確認してく
ださい。
[?]SCSI機器(内蔵・外付け)にアクセスできない
□ 本体で使用できるSCSI機器ですか?
→
弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。
□ SCSIコントローラの設定を間違えていませんか?
→
オプションのSCSIコントローラボードを搭載し、SCSI機器を接続している場
合は、SCSIコントローラボードが持つBIOSセットアップユーティリティで正
しく設定してください。詳しくはSCSIコントローラボードに添付の説明書を
参照してください。
□ SCSI機器の設定を間違えていませんか?
→
外付けSCSI機器を接続している場合は、SCSI IDや終端抵抗などの設定が必要
です。詳しくはSCSI機器に添付の説明書を参照してください。
[?]OSを起動できない
□ PCIカードにディスクアレイ装置が接続されていますか?
→
BIOS SetupのBootメニューのHDD Drive BBS Prioritiesでブートデバイスの
設定変更を行ってください。
□ 「EXPRESSBUILDER」DVDをセットしていませんか?
→ 「EXPRESSBUILDER」DVDを取り出して再起動してください。
[?]ネットワーク上で認識されない
□ ケーブルを接続していますか?
→
本体背面にあるネットワークポートに確実に接続してください。また、使用
するケーブルがネットワークインタフェースの規格に準拠したものであるこ
とを確認してください。
358 障害時の対処
□ BIOSの設定を間違えていませんか?
→
BIOSセットアップユーティリティで内蔵のネットワークコントローラを無効
にすることができます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認して
ください。
□ プロトコルやサービスのセットアップを済ませていますか?
→
本体ネットワークコントローラ用のネットワークドライバをインストールし
てください。また、TCP/IPなどのプロトコルのセットアップや各種サービス
が確実に設定されていることを確認してください。
Windowsについて
[?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2003の
システム起動時に、システムイベントログに次のような内容の警告が記録される場合が
ある
イベントID :
ソース :
種類 :
分類 :
説明 :
11
iANSMiniport
警告
なし
次のアダプタリンクは接続されていません。
Intel(R) ∼
イベントID :
ソース :
種類 :
分類 :
説明 :
13
iANSMiniport
警告
なし
Intel(R) ∼ がチームで無効化されました。
イベントID :
ソース :
種類 :
分類 :
説明 :
16
iANSMiniport
警告
なし
[チーム名]、最後のアダプタはリンクを失いました。ネットワークの接続
が失われました。
イベントID :
ソース :
種類 :
分類 :
説明 :
22
iANSMiniport
警告
なし
プライマリアダプタはプローブを検出しませんでした。Intel(R) ∼
原因でチームが分割されている可能性があります。
→
ネットワークアダプタでチームを設定した場合、システム起動時に上記のイ
ベントログが記録されますが、LAN ドライバの動作上問題ありません。
運用・保守編 359
[?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のシステム起動時、次のよう
な内容の警告がシステムイベントログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
27
e1qexpress
警告
Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connec...
Network link has been disconnected.
システム起動時またはシステムのアップデート適用時に記録される場合、シ
ステム動作上問題ありません。
[?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のインストール時、システム
のアップデート時に以下のような警告がアプリケーションイベントログに記録される場
合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
63
WMI
警告
'プロバイダNcs2 は LocalSystem アカウントを使うために Windows
Management Instrumentation 名前空 間Root¥IntelNCS2 に登 録さ れ
ました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー要求を
正しく偽装しない場合はセキュリティ違反が起こる可能性があります。
システム運用上問題ありません。
[?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなシステムイベン
トログが登録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
134
Microsoft-Windows-Time-Service
警告
'' でのDNS 解決エラーのため、NtpClient でタイムソースとして使う手
動ピアを設定できませんでした。3473457 分後に再試行し、それ以降
は2倍の間隔で再試行します。
システム運用上問題ありません。
[?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなアプリケーショ
ンイベントログが登録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
1534
Microsoft-Windows-User Profiles Service
警告
コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の
イベントCreate のプロファイル通知は失敗しました。
システム運用上問題ありません。
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
:
:
:
:
1015
Microsoft-Windows-Security-SPP
警告
HRESULT の詳細情報。
返された hr = 0xC004F022、元の hr = 0x80049E00
ライセンス認証後に登録されていなければ、システム運用上問題ありません。
360 障害時の対処
[?]Windows Server 2008 R2の運用中、iSCSIを認識している状態でOSを再起動した
場合、次のような警告がシステムイベントログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
1
iScsiPrt
エラー
イニシエーターはターゲットへの接続に失敗しました。ダンプ データ
にターゲットIPアドレスとTCPポート番号が示されています。
詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/976072/ja
[?]Windows Server 2008 R2の運用中、書き込み禁止ボリュームを有するサーバへ
シャドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベント
ログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
8193
VSS
エラー
ボリューム シャドウ コピー サービス エラー : ルーチン
IOCTL_DISK_GET_DRIVE_LAYOUT_EX(¥¥?¥mpio#disk&ven_nec
&prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&303030303030
303031303030303032383030304636#{ GUID })- BuildLunInfo
ForDrive の呼び出し中に予期しないエラーが発生しました。
hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
12289
VSS
エラー
予期しないエラー
DeviceIoControl(¥¥?¥storage#volume#_??_mpio#disk&ven_nec&
prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&3030303030303
03031303030303032383030304636#{ GUID}#0000000000007
e00#{ GUID }-00000000000002B8, x00560000,
0000000000000000,0,00000000004866D0,4096,[0]) です。
hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。
→
詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/2003016/ja
[?]Windows Server 2008 R2の運用中、フロッピードライブを有するサーバへシャ
ドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベントログ
に記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
12289
VSS
エラー
ボリューム シャドウ コピー サービス エラー:予期しないエラー
DeviceIoControl(¥¥?¥fdc#generic_floppy_drive#6&6a032c4&0&0
#{ GUID }-00000000000002B0,0x00560000,
0000000000000000,0,00000000001EC0E0,4096,[0]) です。
hr = 0x80070001, ファンクションが間違っています。
詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/2003968/ja
運用・保守編 361
[?]Windows Server 2008 R2のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステム
イベントログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
1004
IPMIDRV
警告
IPMI デバイス ドライバーは、通常の動作状態で IPMI BMC デバイス
と通信しようとしましたが、タイムアウトしたために通信に失敗しま
した。
IPMI デバイス ドライバーに関連付けられたタイムアウト時間は長く
することができます。
上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの
リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。
[?]Windows Server 2008 R2 環境で「システムのアップデート」を実行すると、
シャットダウン時に以下のメッセージが一瞬表示されることがある
[表示メッセージ]
1個のプログラムが閉じられていません:
(待機中) Task Host Window
→
システムの運用上問題はありません。
詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/975777/ja-jp
[?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなシステムイベントロ
グが登録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
5
storflt
警告
The Virtual Storage Filter Driver is disabled through the registry.
It is inactive for all disk drives.
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
134
Microsoft-Windows-Time-Service
警告
'time.windows.com,0x9' での DNS 解決エラーのため、NtpClient でタ
イム ソースとして使う手動ピアを設定できませんでした。
15 分後に再試行し、それ以降は再試行間隔を 2 倍にします。
エラー : Hote inconnu. (0x80072AF9)
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
263
PlugPlayManager
警告
サービス 'ShellHWDetection' は停止する前に、デバイス イベント通知
の登録解除を行っていない可能性があります。
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
7000
Service Control Manager
エラー
Parallel port driver サービスを、次のエラーが原因で開始できませんで
した: '指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関
連付けられていないため、開始できません。
362 障害時の対処
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
15016
Microsoft-Windows-HttpEvent
エラー
サーバー側認証用のセキュリティ パッケージ Kerberos を初期化でき
ません。データ フィールドにはエラー番号が格納されています。
システム運用上、問題ありません。
[?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなアプリケーションイ
ベントログが登録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
63
Microsoft-Windows-WMI
警告
プロバイダ Ncs2 は LocalSystem アカウントを使うためにWindows
Management Instrumentation 名前空間 Root¥IntelNCS2 に登録され
ました。このアカ ウントには 特権があり、プロ バイダがユー ザー要求
を正しく偽装 しない場合はセ キュリティ違反 が起こる可能性 がありま
す。
プロバイダ IntelEthernetDiag は LocalSystem アカウントを使うため
にWindows Management Instrumentation 名前空間 Root¥CIMv2 に
登録されまし た。このアカウ ントには特権 があり、プロバイ ダがユー
ザー要求を正 しく偽装しない 場合はセキュリ ティ違反が起こ る可能性
があります。
プロバイダ WmiPerfClass は LocalSystem アカウントを使うために
Windows Management Instrumentation 名 前 空 間 root¥cimv2 に 登
録されました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー
要求を正しく 偽装しない場合 はセキュリティ 違反が起こる可 能性があ
ります。
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
1020
EvntAgnt
エラー
レジストリパラメータの処理中にエラーが発生しました。
拡張エージェントは終了中です。
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
1054
Security-Licensing-SLC
警告
コンポーネントエラーです。hr=0x80049E00, [4, 3]
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
2019
EvntAgnt
エラー
SNMP Event Log Extension Agentが正しく初期化されませんでし
た。
イベント ID
ソース
種類
説明
:
:
:
:
3001
EvntAgnt
警告
ログファイルは末尾に配置されませんでした。
運用・保守編 363
イベント ID
ソース
種類
説明
→
3003
EvntAgnt
警告
ログファイルの終わりの配置エラー
一 番 古 いロ グ レ コ ー ド を取 得 で き ま せ ん。指 定さ れ た ハ ン ド ルは
17891340です。
GetOldestEventLogRecordからのリターンコードは223です。
システム運用上、問題ありません。
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
:
:
:
:
1500
SNMP
エラー
レジストリキー
SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥SNMP¥Parameters¥Permi
ttedManagers をアクセス していると きにSNMP サービス はエラーを
検出しました。
システム運用上、問題ありません。
[?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント
ログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
説明
→
: 10
: VDS 動的なプロバイダ
: ドライバからの通知を格納するが、プロバイダに失敗しました。
仮想ディスク サービスを再起動する必要があります。hr = 80042505
詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照ください。
http://support.microsoft.com/kb/948275/ja
[?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント
ログに記録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
Microsoft-Windows-Security-Licensing-SLC
警告
1021
SLUINotify サービスを開始できませんでした。hr=0x80070424
ライセンス認証画面より、ライセンス認証を行ってください。
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
:
:
:
:
Microsoft-Windows-User Profiles Service
警告
1534
コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の
イベント Create のプロファイル通知は失敗しました。
エラー コードは -2147023591 です。
ログオン時一度登録される場合がありますが、システム運用上問題ありません。
364 障害時の対処
[?]Windows Server 2008 のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステムイベ
ントログに記録される場合がある
イベント ID
ソース
種類
説明
→
:
:
:
:
1004
IPMIDRV
警告
IPMI デバイス ドライバーは、通常の動作状態で IPMI BMC デバイス
と通信しよう としましたが、タ イムアウトした ために通信に 失敗しま
した。
IPMI デバイス ドライ バーに関 連付けられ たタイム アウト時間 は長く
することができます。
上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの
リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。
[?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような
イベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
LoadPerf
エラー
3009
サービス C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini
(C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini) の パフ ォ ーマ ン ス カウ ン
タの文字列をインストー ルできませんでした。エラー コードはデータ
セクションの最初の DWORD です。
システム運用上、問題ありません。
[?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような
イベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
DCOM
エラー
10016
コンピュータ既定 権限の設定では、CLSID {555F3418-D99E-4E51800A-6E89CFD8B1D7} をもつ COM サーバーアプリケーションに対
す る ロ ー カ ル ア ク テ ィ ブ 化 ア ク セ ス 許 可 を ユ ー ザ ー NT
AUTHORITY¥LOCAL SERVICE SID (S-1-5-19) に与えることはでき
ません。このセキュリティのアクセス許可は、コンポ ーネント サービ
ス管理ツールを使って変更できます。
システム運用上、問題ありません。
運用・保守編 365
[?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような
イベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
WinMgmt
警告
5603
プロバイダRsop
Planning
Mode
ProviderはWMI名前空間
root¥RSOPに登録されましたが、HostingModel プロパティが指定さ
れませんでした。このプロバイダは LocalSystem アカウントで実行さ
れます。この アカウント には特権があ り、プロバイダが ユーザー要求
を正しく 偽装しない場合 はセキュリティ 違反が起こる 可能性がありま
す。プ ロバ イダ のセ キュ リテ ィの 動 作を 確認 し、プロ バイ ダ登 録の
HostingModel プロパティを、必要な機能が実行可能な最小限の権限を
持つアカウントに更新してください。
システム運用上、問題ありません。
[?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような
イベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
:
:
:
:
WinMgmt
警告
63
プロバイダ HiPerfCooker_v1 は LocalSystem アカウントを使うため
にWMI 名前空間 Root¥WMI に登録されました。このアカウントには
特権があ り、プロバイダが ユーザー要求 を正しく偽装し ない場合はセ
キュリティ違反が起こる可能性があります。
: プロバイダ WMIProv は LocalSystem アカウントを使うためにWMI
名前空間 Root¥WMI に登録されました。このアカウントには特権があ
り、プロ バイ ダが ユー ザー 要求 を正 しく 偽装 しな い場 合は セキ ュリ
ティ違反が起こる可能性があります。
→
システム運用上、問題ありません。
[?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような
イベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
Service Control Manager
エラー
7011
Dfs
サービスからのトランザクション応答の待機中にタイムアウト
(30000 ミリ秒) になりました。
再起動後にこのイベントが登録されていない場合、問題ありません。
366 障害時の対処
[?]Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2, x64 EditionsでIntel(R)
PROSetをインストール時にアプリケーションログに次のような警告が記録される場
合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
WinMgmt
警告
5603
プロバイダNcs2 はWMI 名前空間RootHostingModel プロパティを指
定しませんでした。このプロバイダは、LocalSystemアカウントを使っ
て実行されま す。このアカウ ントは特権を 与えられてい るため、プロ
バイダが正し くユーザー要 求を偽装できな い場合、セキュリ ティ違反
を起こす可能性があります。
システム運用上問題ありません。
[?]Windowsの動作が不安定
□ システムのアップデートを行いましたか?
→
OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作
が不安定になることがあります。
システムのアップデート手順は、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されてい
る各OSのインストレーションサプリメントガイドを参照してください。
[?]Windows Server 2003 サービスパックを適用後、Windows Server 2003 R2
DISC 2をインストールした
→
サービスパックを再適用してください。なお、Windows Server 2003 R2
DISC 2をインストール後に一度でもサービスパックを適用している場合は、
サービスパックを再適用する必要はありません。
* インストール時の適用順序が不明な場合は、サービスパック再適用を推奨
します。
[?]Windows Server 2003 R2の運用中、以下のようなイベントログが登録される場合がある
ソース
種類
イベント ID
説明
→
:
:
:
:
IPMIDRV
エラー
1001
IPMIデバイス ドライバは、IPMI BMCデバイスがシステムでサポート
されているかどうか判断しようとしました。このドライバは、SMBIOS
のType38 レ コードを検索できること で IPMI BMCを検出しようとし
ましたが、レコードが見つからないか、レコードにデ バイス ドライバ
のバージョンとの互換性がありませんでした。SMBIOSのType 38 レ
コードが見つかっている場合は、イベン トのDump Dateフィールドに
このレコードがバイナリ表示されます。
Windows Server 2003 R2において提供されている「ハードウェアの管理」
を利用している場合、上記のイベントログが登録されます。
詳細な内容については、下記の「Windows Server 2003 R2で提供される
「ハードウェアの管理」利用の手引き」を参照してください。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
運用・保守編 367
[?]以下のメッセージが表示されログインできなくなった
Windows 製品のライセンス認証
続行する前にWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。
手続きが完了するまでログオンすることはできません。
今すぐ手続きを実行しますか?
コンピュータをシャットダウンするには[キャンセル]をクリックしてく
ださい。
はい (Y) いいえ (N) キャンセル
□ Windows製品のライセンス認証手続きを完了していますか?
→
Windows Server 2003では、Windows製品のライセンス認証手続きを完 了
しないまま使用していると、上記のメッセージが表示されます。[はい]を選ん
でWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。
[?]Windows Server 2003の運用中、イベントビューアに下記内容のEvntAgntの警告
が登録される場合がある
イベントID: 1003
説明: TraceFileNameパラメータがレジストリにありません。
使用した既定のトレース ファイルは です。
イベント ID: 1015
説明: TraceLevel パラメータがレジストリにありません。
使用した既定のトレース レベルは32です。
→
システム運用上、問題ありません。
[?]Windowsのインストールを正しくできない
□ インストール時の注意事項を確認していますか?
→
Windows Server 2003は83ページ(またはオンラインドキュメント)を参照
してください。
[?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに次のような内容の警
告が記録される
ページング操作中にデバイス ¥Device¥CdRom0上でエラーが検出されました。
→
システムの運用上、問題ありません。
[?]Windowsのインストール中、テキストベースのセットアップ画面で、文字化けした
メッセージが表示され、インストールが続行できない
□ 複数のハードディスクドライブを接続したり、RAIDコントローラ配下に複数の論
理ドライブを作成してインストールを行っていませんか?
→
OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ
ブをいったん取り外した状態でインストールを行ってください。
→
RAIDコントローラ配下のディスクにインストールする場合は、論理ドライブ
を複数作成せず、1つだけ作成してインストールを行ってください。複数の論
理ドライブを作成する場合は、インストール完了後、RAIDシステムのコン
フィグレーションユーティリティを使用して追加作成してください。
368 障害時の対処
[?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに以下のログが出力さ
れる
サーバはトランスポート¥Device¥NetBT_Tcpip_{.....}にバインドできませんでした。
トランスポートが初期アドレスのオープンを拒否したため、初期化に失敗しました。
ネットワークの別のコンピュータが同じ名前を使用しているため、サーバーはトランスポート
¥Device¥NetbiosSmbにバインドできませんでした。サーバーを起動できませんでした。
→
ネットワークドライバの更新時に発生します。システムの運用上、問題あり
ません。
[?]Windowsのインストール後にデバイス マネージャで日本語106/109 キーボードが英
語101/102 キーボードと認識される
→
デバイス マネージャでは英語101/102キーボードと認識されていますが、
キーボードの入力は日本語106/109キーボードの配列で行うことができます。
日本語106/109キーボードに変更したいときは、以下の手順で変更してくだ
さい。
(1) [スタートメニュー ]から[設定]を選択し、[コントロールパネル]を起動する。
(2) [管理ツール]内の[コンピュータの管理]を起動し、[デバイスマネージャ ]をク
リックする。
(3) [キーボード]をクリックし、以下のプロパティを開く。
101/102英語キーボードまたは、Microsoft Natural PS/2キーボード
(4) [ドライバ]タブの[ドライバの更新]をクリックし、[このデバイスの既知のドラ
イバを表示してその一覧から選択する]を選択する。
(5) 「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」を選択し、日本語 PS/2
キーボード(106/109キー)を選択して[次へ]をクリックする。
(6) ウィザードに従ってドライバを更新してコンピュータを再起動する。
(7) 以下のメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックして操作を続行する。
[?]Windowsの動作が不安定
□ システムのアップデートを行いましたか?
→
OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作
が不安定になることがあります。106ページを参照してシステムをアップデー
トしてください。
[?]STOPエラーが発生した時、
「自動的に再起動する」の設定で、設定どおりに動作しない
→
障害発生時に「自動的に再起動する」の設定にかかわらず、自動的に再起動
する場合や再起動しない場合があります。再起動しない場合は、手動で再起
動してください。また、この現象発生時に画面に青い縦線が入るなど、画面
が乱れる場合があります。
運用・保守編 369
[?]ブルー画面(STOPエラー画面)で電源OFFができない
→
ブルー画面で電源をOFFにする時は、強制電源OFF(POWERスイッチを4秒間
押し続ける)を行ってください。一度押しでは電源はOFFになりません。
[?]バックアップツールからシステムをリストア後、動作がおかしい
→
EXPRESSBUILDERを使ってシステムをアップデートしてください(106ペー
ジ参照)
。
[?]Telnetサービスがインストールされていない
→
コンピュータ名を14文字以下にして、<Telnetサービスのインストール手順>
に従ってTelnetサービスをインストールしてください。
<Telnetサービスのインストール手順>
(1) スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。
(2) [名前]ボックスに「tlntsvr /service」と入力し、[OK]をクリックする。
(3) スタートメニューから [コントロールパネル]-[管理ツール ]-[サービス ]を開き、
サービスの一覧にTelnetサービスが登録されていることを確認する。
* Telnetサ ービスのインストール 後は、コンピュータ名を 15文字以上に設定して
も問題ありません。
[?]/3GBスイッチ使用時、OSが起動しない
→
/3GBスイッチ使用時、OSが起動しなくなる場合があります。
その場合は以下のURLを参照し、/uservaスイッチを使用してユーザーモード
の領域を適切な値に調整してください。
http://support.microsoft.com/kb/316739/ja
[?]システム時刻がずれる
→
NTP(Network Time Protocol)サーバなど時刻を調整するサーバを利用しない
場合、実時刻に対してシステム時刻がずれることがあります。この場合は、
NTPサーバを利用するか、Windows Timeサービスを無効に設定してくださ
い。
370 障害時の対処
EXPRESSBUILDERについて
「EXPRESSBUILDER」DVDから起動できない場合は、次の点について確認してください。
□ POSTの実行中に「EXPRESSBUILDER」DVDをセットし、再起動しましたか?
→
POSTを実行中に「EXPRESSBUILDER」DVDをセットし、再起動しないと
エラーメッセージが表示されたり、OSが起動したりします。
□ BIOSのセットアップを間違えていませんか?
→
BIOSセットアップユーティリティでブートデバイスの起動順序を設定するこ
とができます。BIOSセットアップユーティリティで光ディスクドライブが最
初に起動するよう順序を変更してください。
<確認するメニュー :「Boot」>
□ 未フォーマット状態のFlash FDD、又はFDを接続していませんか?
→
接続されているFlash FDD、又はFDがWindowsからフォーマット済みと認識
されることを確認してください。未フォーマット状態の場合はフォーマット
してください。
□ Boot selection画面で『Os installation***default***』を選択した場合に以下のよ
うなメッセージが表示されます。
メッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。
メッセージ
原因
EXPRESSBUILDER は、このコンピュータを動作対象としていません。
正しいバージョンをセットして「OK」ボタンを押してください。
EXPRESSBUILDER の対象マシンで
はありません。
対象マシンで実行してください。
(「OK」ボタンを押すと再起動します)
マザーボード上のハードウェアに関する情報を取得できませんでした。
対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。
(「OK」ボタンを押すと再起動します)
マザーボード交換時など、
EXPRESSBUILDER が装置固有情報
を見つけられない場合に表示されま
す。
マザーボード上のハードウェアに関する情報が不正です。
対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。
( マザーボード交換直後にこのエラーが出たときは、
「Maintenance
Utillity」を使ってハードウェアの情報を正しく設定してください )。
□ Windows用OEM-Disk が作成できない場合、以下のようなメッセージが表示され
ます。
メッセージの内容を確認して、原因にある対処を行ってください。
メッセージ
原因
フォーマットに失敗しました
書き込み禁止になっているか、フロッピーディスクが破損している可能
性があります。
フロッピーディスクを確認し、再度 OEM-Disk の作成を実行してくださ
ファイルの削除に失敗しました
書き込み禁止になっていないかなど、メディアの状態を確認してくださ
い。
Flash FDD もしくはフロッピーディ
スクが書き込み禁止になっています。
書き込み禁止を解除してください。
フロッピーディスクをご使用の場合
で、書き込み禁止になっていない場
合、フロッピーディスクドライブを
接続しなおしてください。
運用・保守編 371
シームレスセットアップについて
[?]ドメインに参加するように設定したのに、ワークグループでインストールされている
→
LANケーブルが接続されていなかった場合、ドメイン参加設定ではなく、
ワークグループ設定でインストールされます。OS起動後に、ドメイン参加を
行ってください。
[?]シームレスセットアップ中、外付けハードディスクドライブの中身が消去された
□ OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライブを
接続していませんか?
→
OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ
ブを取り外し、シームレスセットアップを行ってください。
[?]ネットワークの接続名が『Local Area Connection』になっている
→
シームレスセットアップの仕様です。
ネットワーク接続名を変更する場合は、シームレスセットアップ完了後に実
施してください。
[?]HDDの先頭に未使用領域がある
□ インストールしたOSはWindows Server 2003ですか?
→
Windows Server 2003 でシームレスセットアップを実行した場合、HDDの先
頭8MBが未使用領域となる場合がありますが、システム運用上、問題ありま
せん。
[?]プロダクトキーを入力するタイミングがない
□ Windows Server 2008 の場合
→
バックアップDVD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの
入力は必要ありません。バックアップDVD-ROM以外のOS DVD-ROMを使用
している場合は、プロダクトキーの入力画面が、
“OSセットアップ中”および
“OSインストール後に表示される[マイクロソフトソフトウェアライセンス条
項]前”に2回表示されますのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力し
てください。
□ Windows Server 2003 の場合
→
バックアップCD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの
入力は必要ありません。バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用し
ている場合は、プロダクトキーの入力画面がOSセットアップ中に表示されま
すのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力してください。
372 障害時の対処
[?]Windows Server 2008をシームレスセットアップでIISをインストールした場合、以
下の機能がインストールされている
□ Windows プロセスアクティブ化サービス
−
プロセスモデル
−
構成API
□ リモートサーバ管理ツール
−
役割管理ツール
−
Webサーバ(IIS)ツール
→
IISの基本機能をインストールする場合は、上記の機能をインストールする必
要があるため、有効になります。
運用・保守編 373
オートランで起動するメニューについて
[?]オンラインドキュメントが読めない
□ Adobe Readerが正しくインストールされていますか?
→
オンラインドキュメントの文書の一部は、PDFファイル形式で提供されてい
ます。あらかじめAdobe Readerをインストールしておいてください。
□ 使用しているOSは、Windows XP SP2ですか?
→
SP2にてオンラインドキュメントを表示しようとすると、ブラウザ上に以下
のような情報バーが表示されることがあります。
「セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブコンテ
ンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。オプション
を表示するには、ここをクリックしてください...」
この場合以下の手順にてドキュメントを表示させてください。
(1) 情報バーをクリックする。
ショートカットメニューが現れます。
(2) ショートカットメニューから、
「ブロックされているコンテンツを許可」を選
択する。
「セキュリティの警告」ダイアログボックスが表示されます。
(3) ダイアログボックスにて「はい」を選択する。
[?]メニューが表示されない
□ ご使用のOSは、Windows XP以降、またはWindows Server 2003以降ですか?
→
本プログラムは、Windows XP以降またはWindows Server 2003以降のオペ
レーティングシステムにて動作させてください。
→
Windows 2000の場合は、あらかじめIE6.0をインストールしてください。
→
Windows Server 2008 Server Coreインストール環境には対応していませ
ん。
□ <Shift>キーを押していませんか?
→
<Shift>キーを押しながらディスクをセットすると、オートラン機能がキャン
セルされます。
□ OSの状態は問題ありませんか?
→
レジストリ設定やディスクをセットするタイミングによっては、メニューが
起動しない場合があります。そのような場合は、エクスプローラから「マイ
コンピュータ」を選択し、セットしたDVDドライブのアイコンをダブルク
リックしてください。
[?]メニュー項目がグレイアウトされている
□ ご使用の環境は正しいですか?
→
実行するソフトウェアによっては、管理者権限が必要だったり、本装置上で
動作することが必要だったりします。適切な環境にて実行するようにしてく
ださい。
374 障害時の対処
[?]メニューが英語で表示される
□ ご使用の環境は正しいですか?
→
オペレーティングシステムが英語バージョンの場合、メニューは英語で表示
されます。日本語メニューを起動させたい場合は、日本語バージョンのオペ
レーティングシステムにて動作させてください。
ExpressPicnicについて
[?]ExpressPicnicが起動できない
→
ExpressPicnic は、「Microsoft® HTML Application host」で実行する必要が
あります。起動しない場合は、下記の手順で 「Microsoft ® HTML
Application host」の関連付けを行ってください。
(1) Windowsのスタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択す
る。
(2) %windir%¥system32¥mshta.exe /register と入力する。
ESMPROについて
ESMPRO/ServerAgentについて
→
添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント
「ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド」でトラブルの回避方法
やその他の補足説明が記載されています。参照してください。
ESMPRO/ServerManagerについて
→
添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント
「ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド」でトラブルの回避方
法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。
運用・保守編 375
RAIDシステム、RAIDコントローラについて
RAIDシステム を構成している本体装置がうまく動作しないときや、管理ユーティリティが正
しく 機能しないとき は次の点につい て確認してくだ さい。また、該当する項 目があったとき
は、処理方法にしたがった操作をしてください。
[?]OSをインストールできない
□ RAIDコントローラのコンフィグレーションを行いましたか?
→
RAIDコンフィグレーションユーティリティ (LSI Software RAID
Configuration UtilityやWebBIOS)を使って正しくコンフィグレーションして
ください。
□ バーチャルディスクを作成しましたか?
→
LSI Software RAID Configuration UtilityやWebBIOSを使ってバーチャルディ
スクを作成してください。
[?]OSを起動できない
□ RAIDコントローラのBIOS設定が変更されていませんか?
→
RAID コンフィグレーションユーティリティ (LSI Software RAID
Configuration UtilityやWebBIOS)を使って正しく設定してください。
□ POSTでRAIDコントローラを認識していますか?
→
RAIDコントローラが正しく接続されていることを認識してから電源をonにし
てください。
→
正しく接続していても認識されない場合は、RAIDコントローラの故障が考え
られます。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連
絡してください。
□ RAIDコントローラがまっすぐ奥までPCIスロットに実装されていますか?
→
正しく実装してください。
□ RAIDコントローラを実装制限があるPCIスロットに実装していませんか?
→
本体装置の実装制限を確認後、正しいスロットに実装してください。
上記 の処置を 実施して も認識され ない場合 は、RAIDコン トローラの 故障が考 えられま
す。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してください。
□ ハードディスクドライブが奥まで、しっかり実装されていますか?
→
正しく実装してください。
□ SAS ケーブルが正しく接続されていますか? (本製品との接続, ハードディスクド
ライブとの接続, 増設用HDDケージとの接続)
→
正しく接続してください。
上記の処置 を実施しても認識されな い場合は、ハードディスク ドライブの故障が考えら
れます。契約さ れている保守サービス 会社、または購入された販 売店へ連絡してくださ
い。
376 障害時の対処
[?]リビルドができない
□ リビルドするハードディスクドライブの容量が少なくありませんか?
→
故障したハードディスクドライブと同じか、もしくは大きい容量のハード
ディスクドライブを使用してください。
□ 論理ドライブが、RAID0ではありませんか?
→
RAID0には冗長性がないため、リビルドはできません。FAILになったハード
ディスクドライブを交換して、再度コンフィグレーション情報を作成し、イ
ニシャライズを行ってからバックアップデータを使用して復旧してください。
[?]オートリビルドができない
□ ハードディスクドライブを交換(ホットスワップ)するときに十分な時間をあけま
したか?
→
オートリビルドを機能させるためには、ハードディスクドライブを取り出し
てから取り付けるまでの間に90秒以上の時間をあけてください。
□ 設定を間違えていませんか?
→
LSI Software RAID Configuration Utilityを使って、オートリビルドの設定を
確認してください。TOPメニュー→「Objects」→「Adapter」→
「Auto Rebuild」
* WebBIOSにはオートリビルドの設定はありません。
[?]ハードディスクドライブがFailになった
→
契約されている保守サービス会社または購入された販売店へ連絡してください。
[?]Universal RAID Utilityの物理デバイスの情報の一部が正しく表示されない
→
LSI Embedded MegaRAIDTMをご使用の場合、Universal RAID Utilityの物理デ
バイスの情報の一部が正しく表示されない場合があります。
[?]ハードディスクドライブが故障した
→
契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してくだ
さい。
[?]整合性チェックが実行できない
□ バーチャルディスクが「Degraded」になっていませんか?
→
故障しているハードディスクドライブを交換し、リビルドを実施してくださ
い。
□ バーチャルディスクのRAIDレベルが、RAID0ではありませんか?
→
RAID0 は冗長性がないため整合性チェックができません。
運用・保守編 377
[?]キャッシュモードをライトバックに設定できない
→
Web BIOSのVirtual Disks−Properties画面のPolicies欄の『Write』は、RAID
コントローラのキャッシュモード(現在値)を表示します。そのため、増設バッ
テリが接続されていない構成や、増設バッテリが異常な場合、充電が十分で
はない場合は、
『WBack (Write Back) 』に設定しても、すぐに『WThru
(Write Through) 』に表示が切り替わります。 キャッシュモードについての説明は、2 ハードウェア編のRAIDシステムのコ
ンフィグレーションの章を参照してください。
[?]イベントID129について
以下のメッセージがWindowsのイベントログに登録される。
イベントソース :
イベントID :
種類 :
説明 :
→
msas2k3
129
警告
イベントID(129)(ソース:msas2k3内)に関する説明が見つかりませ
んでした。
(以降省略)
本メッセージがログに登録されても、OSでリトライに成功しているため問題
はありません。そのままご使用ください。
[?]イベントID317について
Universal RAID UtilityのRAIDログ、およびOSログ(Windowsのイベントログ)に
以下のメッセージが登録される場合があります。
イベントソース :
イベントID :
種類 :
説明 :
→
Raidsrv
317 (8000013D)
警告
<RU0317>[CTRL: %1 PD:%2(%3) %4 %5] 物理デバイスで警告エ
ラーが発生しました。 エラーコード : %6
運用中に上記メッセージが登録される場合がありますが、単発*で発生してい
る場合はリトライが成功しているため問題ありません。本メッセージが繰り
返し登録される場合には物理デバイスの故障などが考えられます。契約され
ている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してください。
* 「単発」とはここでは単位時間を示します。本メッセージは単位時間あたり
20個ほど登録される場合があります。複数登録されている場合はメッセー
ジが登録された時間を確認してください。
[?]アクセスLEDが点滅する
□ 使用していないのに、頻繁にアクセスLEDが点滅する。
→
パトロールリードが動作した場合、特に使用していない状態でもアクセスLED
が点滅します。なお、SATAのハードディスクドライブを使用している場合、
LEDが点灯状態となる場合があります。
378 障害時の対処
MN8190-127 FibreChannelコントローラについて
[?]MN8190-127 FibreChannel をご使用の場合、デバイスマネージャでのコントロー
ラ名がコントローラごとに異なって表示される場合がある
→
Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008でMN8190-127をご使用の
場合、デバイスマネージャでのコントローラ名がコントローラごとに異なって
表示される場合がありますが、動作上、問題はありません。
また、EXPRESSBUILDERに格納されている、以下のファイルを実行し再起動
することで正しいコントローラ名が表示されます。
[Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008 x64 Edition/
Windows Server 2008 共通]
<光ディスクのドライブレター >:
¥017¥win¥winnt¥ws2008x64¥elxstor¥friendlyname.exe
運用・保守編 379
障害情報の採取
万一障害が起きた場合、次の方法でさまざまな障害発生時の情報を採取することができます。
重要
ⓦ
以降で説明する障害情報の採取については、保守サービス会社の保守員
から情報採取の依頼があったときのみ採取してください。
ⓦ
障害発生後に再起動されたとき、仮想メモリが不足していることを示す
メッセージが表示されることがありますが、そのままシステムを起動し
てください。途中でリセットし、もう一度起動すると、障害情報が正し
く採取できません。
イベントログの採取
装置に起きたさまざまな事象(イベント)のログを採取します。
重要
STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動
してから作業を始めます。
1.
コントロールパネルから[管理ツール]−[イベントビューア]をクリックする。
2.
採取するログの種類を選択する。
[ア プリケーション ログ]に は起動していたアプリケー ションに関連するイベント
が 記録されています。
[セキュリティ ログ]にはセキュリティに関連するイベン
トが記録されています。
[システム ログ]にはWindowsのシステム構成要素で発生
したイベントが記録されています。
3. [操作]メニューの[ログファイルの名前を付けて保存]コマンドをクリックする。
4. [ファイル名]ボックスに保存するアーカイブログファイルの名前を入力する。
5. [ファイルの種類]リストボックスで保存するログファイルの形式を選択し、[OK]
をクリックする。
詳細についてはWindowsのオンラインヘルプを参照してください。
380 障害時の対処
構成情報の採取
ハードウェア構成や内部設定情報などを採取します。
情報の採取には「診断プログラム」を使用します。
重要
STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動
してから作業を始めます。
1.
スタートメニューから[ヘルプとサポート]をクリックする。
2.
ツールバーから[サポート]をクリックする。
3.
[関連項目]から[システムの詳細情報]をクリックする。
4. [システムの詳細情報を表示する]をクリックする。
5.
[ファイル]メニューの[エクスポート]コマンドをクリックする。
6. [ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。
7. [保存]をクリックする。
ユーザーモードプロセスダンプ(ワトソン博士の診断情報)の採取
アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。
詳しくは「導入編」の「ユーザーモードプロ セスダンプの取得方法」
(121 ページ)を参照し
てください。
メモリダンプの採取
障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。ダンプをDATに保存した場合は、
ラベルに「NTBackup」で保存したことを記載しておいてください。診断情報の保存先は任意
で設定できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」
(Windows Server 2003
は107ページ)を参照してください。
DUMP(NMI)スイッチ
1
重要
2
ⓦ
保守サービス会社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動
作しているときに操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあ
ります。
ⓦ
障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示す
メッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してくださ
い。途中でリセットして起動し直すと、データを正しくダンプできない
場合があります。
運用・保守編 381
システムの修復
−Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008の場合−
何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、システム回復オプションを使用してシ
ステムの修復を行うことができます。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者
のもと実施してください。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
−Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003の場合−
何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、回復コンソールを使用してシステムの
修復を行います。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者以外にはお勧めでき
ません。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
重要
ⓦ
システムの修復後、必ずシステムをアップデートしてください。また、
Windowsの場合は、システムのアップデートに加え、 各種ドライバを
アップデートしてください。詳しくは「EXPRESSBUILDER」DVDに
格納されている各OSのインストレーションサプリメントガイドの「シ
ステムのアップデート」、「ドライバのインストールと詳細設定」を参照
してください。
ⓦ
ハードディスクドライブが認識できない場合は、システムの修復はでき
ません。
382 保守ツール
保守ツール
保守ツールは、本製品の予防保守、障害解析を行うためのツールです。
本書内の説明、および各種ツールのメッセージにおいてフロッピーディ
スクに関する記述がありますが、本製品はフロッピーディスクドライブ
を内蔵していません。
オプションの Flash FDDを使用するか、USB FDDを使用してください。
保守ツールの起動方法
次の手順に従って保守ツールを起動します。
1.
周辺機器、FT8600サーバの順に電源をONにする。
2.
FT8600サーバの光ディスクドライブへ「EXPRESSBUILDER」DVDをセット
する。
3.
EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。
DVDから以下のようなメニューが起動します。
Tool menu(Normal mode):
ローカルコンソールでツールを使用
する場合に選択します。
Tool menu(Redirection mode):
コンソールレスでツールを使用する
場合に選択します。
重要
メニューの初期選択は「Os installation」となっています。
Boot selection メニ ュ ー表 示 後、10 秒 間 操作 が 行わ れ ない 場 合は 、
「Os
installation」が自動で起動します。
運用・保守編 383
4.
ローカルコンソールを使用する場合は「Tool menu(Normal mode)」を、コン
ソールレスで使用する場合は「Tool menu(Redirection mode)」を選択する。
(コンソールレスについてはこの後の「コンソールレス」を参照してください。)
次のツールメニューを表示します。
ローカルコンソールを使用した場合
5.
各ツールを選択し、起動する。
コンソールレスの場合
384 保守ツール
保守ツールの機能
保守ツールでは以下の機能を実行できます。
ⓦ
Maintenance Utility
Maintenance Utilityではオフラ イン保守ユーティリ ティを起動します。オ フライン保守
ユー ティ リテ ィは、本 製品 の 予防 保守、障 害解 析を 行う ため のユ ーテ ィリ テ ィで す。
ESMPROが起動できないような障害が本製品に起きた場合は、オフライン保守ユーティ
リティを使って障害原因の確認ができます。
重要
オフライン保守ユーティリティは通常、保守員が使用するプログラムです。オ
フライン保守ユーティリティを起動するとメニュー中にヘルプ(機能や操作方
法を示す説明)がありますが、無理な操作をせずにオフライン保守ユーティリ
ティの操作を熟知している保守サービス会社に連絡して、保守員の指示に従っ
て操作してください。
オフライン保守ユーティリティを起動すると、以下の機能を実行できます。
−
IPMI情報の表示
IPMI(Intelligent Platform Management Interface)にお ける シス テム イベ ント ログ
(SEL)、センサ装置情報(SDR)、保守交換部品情報(FRU)の表示やIPMI情報のバック
アップをします。
本機能により、本製品で起こった障害や各種イベ ントを調査し、交換部品を特定す
ることができます。
−
BIOSセットアップ情報の表示
BIOSの現在の設定値をテキストファイルへ出力します。
−
システム情報の表示
プロセッサ(CPU)やBIOSなどに関する情報を表示したり、テキストファイルへ出力
したりします。
−
システム情報の管理
お客様の装置固有情報や設定のバックアッ プ(退避)をします。バックアップを行
うことで、ボードの修理や交換の際に装置固有情報や設定を復旧できます。
ヒント
−
システム 情報のバッ クアップ方法 については、126ペー ジで説明し ています。
なお、リストア(復旧)は操作を熟知した保守員以外は行わないでください。
システムマネージメント機能
BMC(Baseboard Management Controller) による通報機能や管理 PCからのリモー
ト制御機能を使用するための設定を行います。
運用・保守編 385
ⓦ
BIOS/FW Updating
各種 BIOS/FWのア ップ デー トを 行う手 順は、配 布さ れる「各 種BIOS/FWの アッ プデ ートモ
ジュール」に含まれる「README.TXT」に記載されています。記載内容に従ってアップデート
を行ってください。
「README.TXT」はWindowsのメモ帳などで読むことができます。
重要
ⓦ
BIOS/FWのア ップデ ートプロ グラムの 動作中は 本体の電 源をOFF にしない
でください。アップデート作業が途中で中断されるとシステムが起動できなく
なります。
ROM-DOS Startup FD
ROM-DOSシステムの起動用サポートディスクを作成します。
ⓦ
Test and diagnostics
Test and diagnostics(システム診断)では本体上で各種テストを実行し、本体の機能および本
体と拡張ボードなどとの接続を検査します。システム診断を実行すると、本体に応じてシステム
チェック用プログラムが起動します。341ページを参照してシステムチェック用プログラムを操
作してください。
ⓦ
System Management
BMC(Baseboard Management Controller)による通 報機能や管理PC からのリモート制御機
能を使用するための設定を行います。このメニューから起動する機能はMaintenance Utilityのシ
ステムマネージメント機能から起動するものと同じです。
386 保守ツール
コンソールレス
保守ツールは、本体にキーボードなどのコンソールが接続されていなくても各種セットアッ
プを管理用コンピュータ(管理PC)から遠隔操作することができる「コンソールレス」機能
を持っています。
重要
ⓦ
本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズに使用しないで
ください。故障の原因となります。
ⓦ
コンソールレスでは、「Boot Selection」メニュー中の「Tool
menu(Redirection mode)」を選択してください。その他を選択して
も管理PCには表示しません。
起動方法
次の2通りの方法があります。
ⓦ
ⓦ
LAN接続された管理PCから実行する
ダイレクト接続(COM B)された管理PCから実行する
起動方法の手順については、
「ESMPRO/ServerManager」インストレーションガイドを参照
してください。
重要
ⓦ
BIOSセットアップユーティリティのBootメニューで起動順序を変えな
いでください。光ディスクドライブが最初に起動するようになっていな
いと使用できません。
ⓦ
LAN接続は管理用LANからのみ使用可能です。通常は管理用LANは管
理用LANポートを使用します。SETUPを起動して「Server」−
「BMC LAN Configuration」−「Shared BMC LAN」を[Enabled]
に設定すると、LANポート1を管理用LANと共用することができます。
ⓦ
ダイレクト接続はシリアルポートBのみ使用可能です。
ⓦ
コンソールレスで本装置を遠隔操作するためには、操作する管理PCとの通
信方法や詳細な設定を保存した「設定情報ファイル」を格納したフロッピー
ディスクを必ずフロッピーディスクドライブに挿入しておく必要がありま
す。
「設定情報ファイル」はツールメニューのシステムマネージメント機能
や、ESMPRO/BMC ConfigurationまたはESMPRO/ServerAgent
Extensionで作成することができます。
「設定情報ファイル」はフロッピー
ディスクのルートディレクトリに必ず以下のファイル名で作成してくださ
い。
<設定情報ファイル名>: CSL_LESS.CFG
ⓦ
BIOSセットアップユーティリティを通常の終了方法以外の手段(電源
OFFやリセット)で終了するとリダイレクションが正常にできない場合
があります。設定ファイルで再度設定を行ってください。
ⓦ
Windows Server 2008でCOMのダイレクト接続を行う場合は、デ
バイスマネージャでCOMポートを「無効」に設定して、リブートを実
施してください。
運用・保守編 387
ヒント
BIOS設定情報は以下の値にセットされます。
ⓦ Serial Port A:[Enabled]
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
Serial Port A I/O Address:[3F8]
Serial Port A Interrupt:[IRQ 4]
Serial Port B:[Enabled]
Serial Port B I/O Address:[2F8]
Serial Port B Interrupt:[IRQ 3]
BIOS Redirection Port:[Serial Port B]
Baud Rate:[19.2K]
Flow Control:[CTS/RTS]
Console Type:[PC ANSI]
388 電力制御機能に関する注意事項
電力制御機能に関する注意事項
リ モ ー ト マネ ー ジ メ ン ト エ ン ジ ン 2 の コ マ ン ド ラ イ ン イ ンタ ー フ ェ ー ス やESMPRO/
ServerManagerから、本体 装置の消費電力を制御 することができます。本機 能を使用するこ
とで、サーバ消費電力の上限を低く抑えることができ、電力許容量が限られている設備環境に
対してより多くのサーバを実装することが可能となります。
設 定 方 法に つ い て は リ モ ー トマ ネ ー ジ メ ン ト エン ジ ン 2 のユ ー ザ ー ズ ガ イ ドも し く は
ESMPRO/ServerManagerのオンラインヘルプを参照してください。
対応OSについて
電力制御機能はACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で定義されているプロ
セッサのパフォーマンスステート (P-State)を利用しているため、P-Stateに対応した OSが必
要となります。装置のサポートOSのうち、次のOSにて電力制御機能を利用することができま
す。
電力制御機能対応OS
ⓦ
Windows Server 2003 Standard Edition(SP1以降)
ⓦ
Windows Server 2003 Enterprise Edition(SP1以降)
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Standard Edition
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition
ⓦ
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition
ⓦ
Windows Server 2008 Standard 32-Bit
ⓦ
Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit
ⓦ
Windows Server 2008 Standard
ⓦ
Windows Server 2008 Enterprise
ⓦ
Windows Server 2008 R2, Standard
ⓦ
Windows Server 2008 R2, Enterprise
運用・保守編 389
Windows Server 2008使用時の留意点
Windows Server 2008で電力制御機能を利用するとイベントビューアに次のようなイベント
ログが登録されますが、装置側でP-Stateを制御しているために登録されるイベントログであ
り、動作に問題はありません。
390 移動と保管
移動と保管
本体を移動・保管するときは次の手順に従ってください。
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す
る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ
さい。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
自分で分解・修理・改造はしない
リチウムバッテリを取り外さない
プラグを差し込んだまま取り扱わない
装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが
などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説
明をご覧ください。
ⓦ
ⓦ
ⓦ
ⓦ
重要
1人で持ち上げない
中途半端に取り付けない
指を挟まない
高温注意
ⓦ
フロアのレイアウト変更など大掛かりな作業の場合はお買い上げの販売
店または保守サービス会社に連絡してください。
ⓦ
ハードディスクドライブに保存されている大切なデータはバックアップ
をとっておいてください。
ⓦ
ハードディスクドライブを内蔵している場合はハードディスクドライブ
に衝撃を与えないように注意して本体を移動させてください。
ⓦ
再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を
保てる場所に保管することをお勧めします。
装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度:
20%∼80%)を守って保管してください(ただし、結露しないこと)
。
1.
本体にディスクをセットしている場合は取り出す。
2.
本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。
3.
本体に接続している電源コードをコンセントから抜く。
4.
本体に接続しているケーブルをすべて取り外す。
5.
本体に傷がついたり、衝撃や振動を受けたりしないようしっかりと梱包する。
運用・保守編 391
重要
輸 送後や保 管後、装置を 再び運用す る場合は、運 用の前に システム 時計の確
認・調整をしてください。
シ ステム時計 を調整して も時間の 経過と共に 著しい遅れ や進みが 生じる場合
は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。
本装置および、内蔵型のオプション機器は、寒い場所から暖かい場所に急に持
ち込む と結露が発生し、そのま ま使用すると誤作動や 故障の原因となります。
装置の移動後や保管後、再び運用する場合は、使用環境に十分なじませてから
お使いください。
392 ユーザーサポート
ユーザーサポート
アフターサ ービスをお受け になる前に、保証およ びサービスの内 容について確認 してくださ
い。
保証について
本装置には『保証書』が添付されています。
『保証書』は販売店で所定事項を記入してお渡し
しますので、記載内容を確認のうえ、大切に保管してください。保証期間中に故障が発生し
た場合は、
『保証書』の記載内容にもとづき無償修理いたします。詳しくは『保証書』および
この後の「保守サービスについて」をご覧ください。
保証期間後の修理についてはお買い求めの販売店または保守サービス会社に連絡してくださ
い。
重要
ⓦ
弊社製以外(サードパーティ)の製品、または弊社が認定していない装
置やインタフェースケーブルを使用したために起きた装置の故障につい
ては、その責任を負いかねますのでご了承ください。
ⓦ
本体の上面に、製品の形式、SERIAL No.(号機番号)
、定格、製造業
者名、製造国が明記された銘板が貼ってあります。販売店にお問い合わ
せする際にこの内容をお伝えください。また銘板の号機番号と保証書の
保証番号が一致していませんと、保証期間内に故障した場合でも、保証
を受けられないことがありますのでご確認ください。万一違う場合は、
販売店にご連絡ください。
銘板
運用・保守編 393
修理に出される前に
「故障かな?」と思ったら、以下の手順を行ってください。
1.
電源コードおよび他の装置と接続しているケーブルが正しく接続されていることを
確認します。
2. 「障害時の対処(344ページ)
」を参照してください。該当する症状があれば記載
されている処理を行ってください。
3.
本装置を操作するために必要となるソフトウェアが正しくインストールされている
ことを確認します。
4.
市販のウィルス検出プログラムなどでシステムをチェックしてみてください。
以上の処理を行ってもなお異常があるときは、無理な操作をせず、お買い求めの販売店また
は保守サービス会社にご連絡ください。その際にサーバのランプの表示やディスプレイ装置
のアラーム表示もご確認ください。故障時のランプやディスプレイによるアラーム表示は修
理の際の有用な情報となることがあります。
なお、保証期間中の修理は必ず保証書を添えてお申し込みください。
重要
この装置は日本国内仕様のため、海外で使用することはできません。ご了承く
ださい。
修理に出される時は
修理に出される時は次のものを用意してください。
□ 保証書
□ ディスプレイ装置に表示されたメッセージのメモ
□ 障害情報(379 ページに 記載している情報 などが含まれます。障 害情報は保守サー
ビス会社から指示があったときのみ用意してください。)
□ 本体・周辺機器の記録
□ 装置本体またはスライドタグに記載されている型番、号機番号
394 ユーザーサポート
補修用部品について
本装置の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後5年です。
保守サービスについて
保守サービスは三菱電機インフォメーションテクノロジー、および三菱電機インフォメー
ションテクノロジーが認定した専任保守員によってのみ実施されますので、純正部品の使用
はもちろんのこと、技術力においてもご安心の上、ご都合に合わせてご利用いただけます。
なお、お客様が保守サービスをお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店で
承っておりますのでご利用ください。
保守サービスは、お客様に合わせて「契約保守」と「スポット保守」の2つを用意しております。
保守サービスメニュー
契約保守サービス
お客様の障害コールにより優先的に技術者を派遣し、修理にあたります。この保守方式は、
装置に応じた一定料金で保守サービスを実施させていただくもので、お客様との間に維持
保守契約を結ばせていただきます。さまざまな保守サービスを用意しています。詳しくは
この後の説明をご覧ください。
スポット保守サービス
お客様の障害コールにより、技術者を派遣し、修理にあたります。保守または修理料金は
その都度精算する方式で、作業の内容によって異なります。
契約保守
「契約保守」には、「基本サービス」と、
「オプションサービス」があります。
「基本サービス」
ハードウェアに万一障害が発生した場合、弊社の技術者がお客様をご訪問しハードウェアの復
旧作業を実施するものです(オンサイト保守)。ただし、ソフトウェアの復旧作業は含まれて
おりません(別途費用が発生します)
。
なお、基本サービスはサー ビス提供時間/目標駆付 時間等により以下の4 つのサービスグレー
ドがあります。
サービスグレード
ベーシック
シルバー
サービス提供時間
月曜∼金曜
8:00 ∼ 17:30
月曜∼日曜
8:00 ∼ 19:00
月曜∼日曜
24 時間
月曜∼日曜
24 時間
目標駆付時間
当日
4 時間以内
4 時間以内
2 時間以内
対応形態
標準サービス
ゴールド
プラチナ
電話対応 / オンサイト
*1
選択できる
オプションサービス
ー
S1/S2/S3/S4/
S5/S6/S7/S8/
S9/S10
ー
S1/S2/S3/S4/
S5/S6/S7/S8/
S9/S10
S3
S1/S2/S3
S1/S2/S4/S5/
S6/S7/S8/S9/
S10
S4/S5/S6/S7/
S8/S9/S10
*1 標準サービスに記載のS1、S2、S3はグレードに必要な必須オプションサービスとなります。
運用・保守編 395
「オプションサービス」
S1
専用パーツサービス
保守対象機器について緊急度が高く、致 命的な部品や機器を予め用意するこ
とで復旧時間を短縮します。
S2
交換パーツ検証サービス
故障した部品や機器の診断を行い、故障部位の特定と報告を行います。
S3
プロアクティブサービス(定期巡回・障害レポート・定期連絡会)
保守契約に基づき、対象機器の設置場所に訪問しログの解析や、稼働状況
を確認します。
S4
ソフトウェアリカバリーサービス
お客様に代わって弊社エンジニアが、システムの稼働に必要なソフトウェ
アの設定や復旧を実施します。
S5
マルチベンダー保守サービス
弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器を一括で保
守します。
S6
マルチベンダーコール受付サービス
弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器をコールセ
ンターで受付します。
S7
ネットワークリカバリーサービス
お客様に代わって弊社エンジニアが、ネットワークトラブル時に構成情
報・手順書をもとに復旧を行います。
S8
メンテナンスサービス
対象機器の設置場所に訪問し、定期的に点検作業を行い、結果の報告を行
うことで安定稼働対策・予防対策ができます。
S9
リモートメンテナンスサービス(自動通報)
ハードウェアの自動通報機能を用い、障害の兆候を察知することで、障害
を未然に防ぐことができます。
S10 データセキュリティサービス
(お引渡し・ハードディスクデータ消去・ハードディスク破壊)
ハードディスクなど情報を保持した部品に対し、引き渡し・データ消去・
物理破壊などを行います。
上記の「オプションサービス」の詳細につきましては、弊社営業担当にご確認いただくか弊
社のインターネットホームページをご覧ください。
また、上記の「オプションサービス」にない項目については、別途見積りをいたしますので弊
社営業担当にご相談ください。
スポット保守サービス
スポット保守サービスの受付およびオンサイト作業は弊社営業日の月曜∼金曜 9:00∼17:00
国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始(12月30日∼1月3日)は休みです。
スポット保守サービスは翌々営業日以降の対応となります。
396 ユーザーサポート
障害コール受付窓口
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
カスタマリレーション部コールセンター
フリーダイヤル:0120-550-344 TEL:0467-40-2734
インターネットホームページのご案内
三菱電機インフォメーションテクノロジーではインターネット上で各種サービスのご案内を
行っております。
http://www.mdit.co.jp/ft8600
他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合
わせについて
情報機器リサイクルセンター
TEL:
03-3455-6106
E-Mail:
[email protected]
受付時間:
月曜∼金曜 9:00∼17:00
※ 国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始、情報機器リサイクルセンター指定の休日を除く。
https://www.diarcs.com
付 録 397
付録A 仕 様
2.5型HDDモデル
FT8600 シリーズ モデル 210Rg
ディスクレスモデル
項 目
MN81001654
CPU
MN81001655
MN81001656
MN81001657
MN81001658
MN81001659
搭載 CPU
Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon®
プロセッサ
プロセッサ
プロセッサ
プロセッサ
プロセッサ
プロセッサ
E5506
E5620
E5640
L5640
X5670
X5680
動作周波数
2.13GHz
2.40GHz
2.66GHz
2.26GHz
2.93GHz
3.33GHz
標準搭載数 / 最大搭載数 1 / 2
三次キャッシュ
4MB
コア数 (C) / スレッド数
4C / 4T
(T)
12MB
4C / 8T
6C / 12T
チップセット
インテル ® 5520 チップセット
メモリ
搭載容量 標準 / 最大
標準搭載なし / Registered DIMM : 192GB (12x 16GB) * 1
搭載メモリ
DDR3L-1333 Registered DIMM(1/2/4/8GB), DDR3L-1066 Registered DIMM(16GB)
最大動作周波数
800MHz
誤り検出・訂正
ECC, x4 / メモリロックステップモード (x8) SDDC
オンラインスペアメモリ −
メモリミラーリング /
メモリ RAID* 2
補助記憶
装置
拡張
スロット
ドライブ
ベイ
内蔵標準
内蔵最大
1066MHz
1333MHz
対応
対応
−
*3
HDD: SATA 3TB (6x 500GB), SAS 3.6TB (6x 600GB)
ホット
スワップ
対応
インタフェース規格と
RAID 構成
SATA 3Gb/s : RAID 0/1/5/6/10/50 ( オプション ),
SAS 6Gb/s : RAID 0/1/5/6/10/50 ( オプション )
光ディスクドライブ
内蔵 / 外付ドライブ接続 ( オプション )
FDD
外付ドライブ接続 ( オプション ) * 5
デバイスベイ
なし
対応スロット
1x PCI EXPRESS 2.0 (x16 レーン , x16 ソケット )( フルレングス、175mm サイズ )
1x PCI EXPRESS 2.0 (x8 レーン , x8 ソケット ) ( ロープロファイル、167.6mm サイズ )
( オプションのライザカード手配で、PCI-X スロットに変更が可能 )
グラフィッ 搭載チップ /
クス
ビデオ RAM
グラフィック表示と
解像度
* 4 ,5
マネージメントコントローラチップ内蔵 / 32MB
1677 万色 : 640x480, 800x600, 1,024x768, 1,280x1,024
標準インタフェース
1x キーボード (PS/2, 1x 背面 ), 1x マウス (PS/2, 1x 背面 ), 2x アナログ RGB ( ミニ DSub15 ピン , 1x 前面 , 1x 背面)
1x シリアルポート (RS-232C 規格準拠 /D-Sub9 ピン , シリアルポート B, 1x 背面 , オ
プションで計 2 ポートに増設可 )
8x USB2.0 (2x 前面、2x 背面、4x 内部 )
2x 1000BASE-T LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 2x 背面 )
1x マネージメント用 LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 1x 背面 )
冗長電源
対応 ( オプション , ホットプラグ可 )
冗長ファン
対応 ( 標準 , ホットプラグ不可 )
外形寸法 ( 幅 x 奥行き x 高さ)
427.5mm × 722.0mm × 43.5mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含まず ),
486.5mm × 821.9mm × 43.9mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含む )
質量 ( 最大 )
21kg ( レール含む )
ONL-511-017-01-210Rg-000-05-1007
398 付 録
FT8600 シリーズ モデル 210Rg
ディスクレスモデル
項 目
MN81001654
MN81001655
MN81001656
MN81001657
MN81001658
MN81001659
1x 650W 80 PLUS ® Gold 対応電源 ( 二極並行アース付きコンセント )
( ホットプラグ可 )
AC100V / 200V ± 10%, 50 / 60Hz ± 3Hz (AC100V 用電源ケーブルを 1 本添付 )
電源
消費電力 (100V 最大構成時 , 待機時 ) 245VA /
243W
244VA /
242W
257VA /
255W
244VA /
242W
252VA /
250W
257VA /
255W
消費電力 (100V 最大構成時 , 高負荷
時)
470VA /
460W
500VA /
490W
520VA /
510W
480VA /
470W
580VA /
570W
690VA /
680W
省エネ法に基づくエネルギー消費効
率
−
温度 / 湿度条件
主な添付品
*6
動作時 : 10 ∼ 35 ℃ / 20 ∼ 80%, 保管時 : -10 ∼ 55 ℃ / 20 ∼ 80% ( 動作時 / 保管時
ともに結露しないこと ) * 7
「EXPRESSBUILDER」DVD, スタートアップガイド , 保証書 ,
AC100V 用電源ケーブル ( ケーブル長 :3.0m),
ワンタッチラックレール ( 本体に標準取付済 )
インストール OS
−
サポート OS
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
Server
®
®
®
®
®
®
®
®
®
®
®
®
2008
2008
2008
2008
2008
2008
2003
2003
2003
2003
2003
2003
R2, Standard 日本語版、
R2, Enterprise 日本語版、
Standard 日本語版、
Enterprise 日本語版、
Standard 32-Bit 日本語版、
Enterprise 32-Bit 日本語版、
R2, Standard x64 Edition 日本語版、
R2, Enterprise x64 Edition 日本語版、
R2, Standard Edition 日本語版、
R2, Enterprise Edition 日本語版
Standard Edition (SP1 以降 ) 日本語版、
Enterprise Edition (SP1 以降 ) 日本語版
*1
2CPU 構成時の最大搭載容量。 1CPU 構成時は 96GB (6x 16GB)。
*2
メモリミラーリング利用時には専用メモリ (MN8102-387/388/389/390/391) を手配してください。
*3
ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=10003B 換算値です。1GB=10243B 換算のものとは表記上同容量でも、実
容量は少なくなります。
*4
ライティングソフトウェアは添付されておりません。
*5
保守時および OS 再インストール時に備えて、外付け DVD-ROM ならびに外付け FDD もしくは Flash FDD をシステムで
最低 1 式は必ず手配してください。
*6
省エネ法 (2007 年度基準 ) の規制対象外です。
*7
低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。
なおシステム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。
付 録 399
3.5型HDDモデル
FT8600 シリーズ モデル 210Rg
ディスクレスモデル
項 目
MN81001660
CPU
MN81001663
Intel ® Xeon®
プロセッサ
E5506
Intel® Xeon ®
プロセッサ
E5620
Intel® Xeon®
プロセッサ
E5640
動作周波数
2GHz
2.13GHz
2.40GHz
2.66GHz
標準搭載数 / 最大搭載数
1/ 2
4C / 4T
4C / 8T
三次キャッシュ
4MB
コア数 (C) / スレッド数 (T) (1CPU)
2C / 2T
搭載容量標準 / 最大
標準搭載なし / Registered DIMM : 192GB (12x 16GB)* 1
12MB
搭載メモリ
DDR3L-1333 Registered DIMM(1/2/4/8GB), DDR3L-1066
Registered DIMM(16GB)
最大動作周波数
800MHz
誤り検出・訂正
ECC, x4 / メモリロックステップモード (x8) SDDC
インテル ® 5520 チップセット
オンラインスペアメモリ
*2
補助記憶装置
MN81001662
Intel® Xeon®
プロセッサ
E5503
搭載 CPU
チップセット
メモリ
MN81001661
−
メモリミラーリング
対応
ドライブベイ
−
内蔵標準
内蔵最大* 3
SATA 6TB (3x 2TB)
ホットスワップ
対応
1066MHz
対応
インタフェース規格と RAID 構成
SATA 3Gb/s : RAID 0 / 1 ( 標準 ), RAID 5 / 6 ( オプション )
光ディスクドライブ
内蔵 / 外付ドライブ接続 ( オプション )* 4 ,5
FDD
外付ドライブ接続 ( オプション ) * 5
デバイスベイ
なし
拡張
スロット
対応スロット
1x PCI EXPRESS 2.0 (x16 レーン , x16 ソケット )( フルレングス、
175mm サイズ )
1x PCI EXPRESS 2.0 (x8 レーン , x8 ソケット ) ( ロープロファイル、
167.6mm サイズ )
( オプションのライザカード手配で、PCI-X スロットに変更が可能 )
グラフィック
ス
搭載チップ / ビデオ RAM
マネージメントコントローラチップ内蔵 / 32MB
グラフィック表示 と 解像度
1677 万色 : 640x480, 800x600, 1,024x768, 1,280x1,024
標準インタフェース
1x キーボード (PS/2, 1x 背面 ), 1x マウス (PS/2, 1x 背面 ), 2x アナロ
グ RGB ( ミニ D-Sub15 ピン , 1x 前面 , 1x 背面 )
1x シリアルポート (RS-232C 規格準拠 /D-Sub9 ピン , シリアルポー
ト B, 1x 背面 , オプションで計 2 ポートに増設可 )
8x USB2.0 (2x 前面、2x 背面、4x 内部 ),
2x 1000BASE-T LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 ,
RJ-45, 2x 背面 ),
1x マネージメント用 LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 ,
RJ-45, 1x 背面 )
冗長電源
対応 ( オプション , ホットプラグ可 )
冗長ファン
対応 ( 標準 , ホットプラグ不可 )
400 付 録
FT8600 シリーズ モデル 210Rg
ディスクレスモデル
項 目
MN81001660
MN81001661
MN81001662
MN81001663
外形寸法 ( 幅 x 奥行き x 高さ )
427.5mm × 722.0mm × 43.5mm
( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含まず ),
486.5mm × 821.9mm × 43.9mm
( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含む )
質量 ( 最大 )
21kg ( レール含む )
電源
1x 650W 80 PLUS ® Gold 対応電源
( 二極並行アース付きコンセント ) ( ホットプラグ可 )
AC100V / 200V ± 10%, 50 / 60Hz ± 3Hz (AC100V 用電源ケーブ
ルを 1 本添付 )
消費電力 (100V 最大構成時 , 待機時 )
223VA / 221W 240VA / 238W 229VA / 227W 231VA / 229W
消費電力 (100V 最大構成時 , 高負荷時 )
440VA / 430W 490VA / 480W 520VA / 510W 540VA / 530W
省エネ法に基づくエネルギー消費効率
0.0031 (c 区分 ) −* 6
温度 / 湿度条件
動作時 : 10 ∼ 35 ℃ / 20 ∼ 80%, 保管時 : -10 ∼ 55 ℃ / 20 ∼ 80%
( 動作時 / 保管時ともに結露しないこと ) * 7
主な添付品
「EXPRESSBUILDER」DVD, スタートアップガイド , 保証書 ,
AC100V 用電源ケーブル ( ケーブル長 :3.0m),
ワンタッチラックレール ( 本体に標準取付済 )
インストール OS
−
サポート OS
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Windows
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
Server ®
2008
2008
2008
2008
2008
2008
2003
2003
2003
2003
2003
2003
R2, Standard 日本語版、
R2, Enterprise 日本語版、
Standard 日本語版、
Enterprise 日本語版、
Standard 32-Bit 日本語版、
Enterprise 32-Bit 日本語版、
R2, Standard x64 Edition 日本語版、
R2, Enterprise x64 Edition 日本語版、
R2, Standard Edition 日本語版、
R2, Enterprise Edition 日本語版
Standard Edition (SP1 以降 ) 日本語版、
Enterprise Edition (SP1 以降 ) 日本語版
*1
2CPU 構成時の最大搭載容量。 1CPU 構成時は 96GB (6x 16GB)。
*2
メモリミラーリング利用時には専用メモリ (MN8102-387/388/389/390/391) を手配してください。
*3
ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=10003B 換算値です。1GB=10243B 換算のものとは表記上同容量でも、実
容量は少なくなります。
*4
ライティングソフトウェアは添付されておりません。
*5
保守時および OS 再インストール時に備えて、外付け DVD-ROM ならびに外付け FDD もしくは Flash FDD をシステムで
最低 1 式は必ず手配してください。
*6
省エネ法 (2007 年度基準 ) の規制対象外です。
*7
低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。
なおシステム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。
付 録 401
付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータ
へのアクセス方法
ENERGY STAR®プログラムに適合するための要件に基づき、FT8600サーバにおいて、通
常動作時におけるワット単位による入力消費電力、吸気温度および、すべての論理プロセッ
サの使用率に関するデータへアクセスする方法を以下に記載します。
Windows
以下に示す例は、Windows Server 2008で実行できることを確認しています。
消費電力
BMC(Baseboard Management Controller)に対してIPMI(Intelligen Platform
Management Interface)経由で以下のコマンドを実行して消費電力を取得します。
Network Function Code:3Eh (Controller-specific OEM)
Command Code:0Bh (Get Current Sensor Data)
以下にVisual Basic Script (e.g. Power.vbs) を使用した実行例を示します。
' Start Script
Option Explicit
' Prepare for IPMI Driver
Dim osvc, oclass
Dim oinstance, oipmi
set osvc = getobject("winmgmts:root¥wmi")
set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi")
for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi")
set oipmi = oinstance
next
'Format the IPMI command request
Dim oinparams
set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters
oinparams.networkfunction = &h3e
'OEM NetworkFunction
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h0b
'Get Current Sensor Data Command
oinparams.requestdatasize = 0
'call the driver
Dim outparams
set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
WScript.Echo " Completion Code = 0x" & hex(outparams.Completioncode)
If outparams.Completioncode <> 0 Then
Wscript.Echo " Not supported"
Else
'WScript.Echo " Data LS Byte
= 0x" & hex(outparams.ResponseData(1))
'WScript.Echo " Data MS Byte
= 0x" & hex(outparams.ResponseData(2))
WScript.Echo " Power Consumption = " & outparams.ResponseData(2)*256 + _
outparams.ResponseData(1) & " watts"
End If
' End Script
ⓦ
実行例
C:¥VBS> cscript //nologo Power.vbs
402 付 録
ⓦ
実行結果例
Completion Code = 0x0
Power Consumption = 76 watts
この場合の消費電力は76ワットになります。
ヒント
装置の電源構成によっては消費電力を取得できないことがあります。
その場合は、Completion Codeは0xC1または0xCBとなります。
吸気温度
BMCに対してIPMIに準拠した以下の標準コマンドを実行することにより、SDR(Sensor
Data Record)情報から温度センサを検索し、吸気温度を取得します。
・Get SDR Repository Info
・Reserve SDR Repository
・Get SDR
・Get Sensor Reading
以下にVisual Basic Script (e.g. Sensor.vbs)を使用した実行例を示します。
'Start Script
Option Explicit
' Prepare for MS IPMI Driver
Dim osvc, oclass
Dim oinstance, oipmi
set osvc = getobject("winmgmts:root ¥wmi")
set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi")
for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi")
set oipmi = oinstance
next
' (Get SDR Repository Info)
Dim oinparams
set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters
' (Get SDR Repository Info)
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h20
oinparams.requestdatasize = 0
' Fire IPMI Command
Dim outparams
Dim i, RecordCount
set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
RecordCount = outparams.ResponseData(3)*256 + outparams.ResponseData(2)
' (Reserve SDR Repository)
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h22
oinparams.requestdatasize = 0
Dim Reserve_LS, Reserve_MS
set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
Reserve_LS = outparams.ResponseData(1)
Reserve_MS = outparams.ResponseData(2)
' (Get SDR) for each record
Dim Record_LS,Record_MS, Offset, Length
Dim cnt, sensorNum, sensorType
' First Record
Record_LS = 0
Record_MS = 0
For cnt = 0 to RecordCount-1
Offset = 0
Length = 9
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
付 録 403
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h23
oinparams.requestdata = array(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, Offset, Length)
oinparams.requestdatasize = 6
set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
If outparams.Completioncode = 0 Then
If outparams.ResponseData(6) = 1 Then
' Full Sensor Record
call GetSensorType(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, sensorType)
If sensorType = 1 Then
' Temperature
WScript.Echo "==========================================="
call GetIDString(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS)
WScript.Echo " Sensor Type = Temperature"
sensorNum = outparams.ResponseData(10)
call GetSensor(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS,sensorNum)
End If
End If
Record_LS = outparams.ResponseData(1)
Record_MS = outparams.ResponseData(2)
If Record_LS = &hff And Record_MS = &hff Then
exit For
End If
End If
Next
Sub GetSensorType(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorType)
Dim outtmp
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h23
oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 12, 2)
oinparams.requestdatasize = 6
set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
sensorType = outtmp.ResponseData(3)
End Sub
Sub GetSensor(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorNum)
Dim outtmp, units1, units2, sensortype
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h23
oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 20, 14)
oinparams.requestdatasize = 6
set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
units1 = outtmp.ResponseData(3)
Select Case outtmp.ResponseData(4)
case 0: units2 = "unspecified"
case 1: units2 = "degrees C"
case 6: units2 = "Watts"
case else: units2 = "Refer to IPMI Specification: Type=0x" _
& hex(outtmp.ResponseData(4))
End Select
' (Get Sendor Reading)
Dim sensorData, rawData, currentValue
oinparams.networkfunction = &h4
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h2d
oinparams.requestdata = array(sensorNum)
oinparams.requestdatasize = 1
set sensorData = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
If sensorData.Completioncode <> 0 Then
'WScript.Echo " Sensor Not Available"
exit Sub
End If
rawData = sensorData.ResponseData(1)
If units1 and &h40 Then
If rawData And &h80 Then
rawData = rawData Xor &hff
End If
Elseif units1 and &h80 Then
call get2complement(rawData, rawData, 8)
End If
If (sensorData.ResponseData(2) And &h80) = 0 Or _
(sensorData.ResponseData(2) And &h40) = 0 Or _
(sensorData.ResponseData(2) And &h20) Then
WScript.Echo " Event Status: Unavailable"
Else
404 付 録
'WScript.Echo " Event Status: ok"
Dim M,B,k1,k2
Dim ret
M = (outtmp.ResponseData(8) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(7)
B = (outtmp.ResponseData(10) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(9)
call get2complement(M, M, 10)
call get2complement(B, B, 10)
call get2complement(outtmp.ResponseData(12) And &h0f, k1, 4)
call get2complement((outtmp.ResponseData(12) And &hf0)/16, k2, 4)
currentValue = CDbl (((M * rawData) + (B * (10 ^ k1))) * (10 ^ k2))
WScript.Echo " Current Value = " & currentValue & " " & units2
End If
End Sub
Sub get2complement(raw, rv, bit)
Select Case bit
case 4:
If raw And &h8 Then
rv = 0 - ((&h10 - raw) and &h0f)
Else
rv = raw
End If
case 8:
If raw And &h80 Then
rv = 0 - ((&h100 - raw) and &h0ff)
Else
rv = raw
End If
case 10:
If raw And &h200 Then
rv = 0 - ((&h400 - raw) and &h3ff)
Else
rv = raw
End If
End Select
End Sub
Sub GetIDString(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms)
Dim tmpMessage
Dim outsdridstringtype
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h23
oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 47, 1)
oinparams.requestdatasize = 6
set outsdridstringtype = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
Dim outsdridstring
Dim idlength, j
idlength = outsdridstringtype.ResponseData(3) and 31
oinparams.networkfunction = &ha
oinparams.lun = 0
oinparams.responderaddress = &h20
oinparams.command = &h23
oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 48, idlength)
oinparams.requestdatasize = 6
set outsdridstring = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams)
tmpMessage = " ID String = "
For j = 3 to idlength + 2
tmpMessage = tmpMessage & Chr(outsdridstring.ResponseData(j))
Next
WScript.Echo tmpMessage
End Sub
'End Script
ⓦ
実行例
C:¥VBS> cscript //nologo Sensor.vbs
付 録 405
ⓦ
実行結果例
===========================================
ID String = Baseboard Temp4
Sensor Type = Temperature
Current Value = 45 degrees C
===========================================
ID String = Fnt Pnl Temp
Sensor Type = Temperature
Current Value = 27 degrees C
===========================================
ID String = CPU1_DIMM1 Temp
Sensor Type = Temperature
Current Value = 35 degrees C
===========================================
ID String = CPU1_DIMM2 Temp
Sensor Type = Temperature
Event Status: Unavailable
===========================================
吸気温度は、ID Stringに“Amb”
、“Ambient”または“Front Panel”の文字列を含むセンサ
から取得します。
上記例では、“Fnt Pnl Temp”のセンサが該当します。
上記実行例の場合、吸気温度は27度(摂氏)となります。
プロセッサ使用率
すべての論理プロセッサの使用率は、Windows OSが標準提供する
Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processorクラスを使用して取得します。以下にVisual
Basic Script (e.g. Proc.vbs)を使用した実行例を示します。本スクリプトでは、30秒毎に
プロセッサ使用率を出力します。
' Start Script
strComputer = "."
Set objWMIService = GetObject("winmgmts:" _
& "{impersonationLevel=impersonate}! ¥¥" & strComputer & "¥ root¥cimv2")
set objRefresher = CreateObject("WbemScripting.Swbemrefresher")
Set objProcessor = objRefresher.AddEnum _
(objWMIService, "Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processor").objectSet
objRefresher.Refresh
Dim first
first = true
Do
For each intProcessorUse in objProcessor
If first Then
If intProcessorUse.Name = "_Total" Then
first = false
End If
else
Wscript.Echo "Proc" & intProcessorUse.Name & " : " & _
"PercentProcessorTime=" & _
intProcessorUse.PercentProcessorTime
End If
Next
Wscript.Sleep 30*1000
'sleep 30 * 1000ms
objRefresher.Refresh
Loop
' End Script
ⓦ
実行例
C:¥VBS> cscript //nologo Proc.vbs
406 付 録
ⓦ
実行結果例
Proc0 : PercentProcessorTime=0
Proc1 : PercentProcessorTime=0
Proc2 : PercentProcessorTime=0
Proc3 : PercentProcessorTime=0
Proc4 : PercentProcessorTime=76
Proc5 : PercentProcessorTime=0
Proc6 : PercentProcessorTime=0
Proc7 : PercentProcessorTime=0
Proc_Total : PercentProcessorTime=9
Proc0−7は各プロセッサの使用率、Proc_Totalはプロセッサ全体の使用率を示します。
索 引 407
索 引
A
AC POWERランプ 145
ACTランプ 134, 142
ACインレット 136
ACリンク 271
Windows Server 2008 77
Windows Server 2008
R2 46
I
C
IDラベル 15
CMOSクリアジャンパ 140
CPU 207, 397, 399
L
D
DIMM 138, 139, 140, 195
増設順序 196
取り付け 198
取り外し 199
DISK ACCESSランプ 134,
142
DISKランプ 135, 143
DUMPスイッチ 135, 136
DVD-ROMドライブ 167
DVD Super MULTIドライブ
167
E
ESMPRO/ServerAgent 327
ESMPRO/ServerAgent
Extension 329
ESMPRO/ServerManager 334
EXPRESSBUILDER 312
起動 312
EXPRESSBUILDERにドライ
バをロードする 313
ExpressPicnic 316
パラメータファイルの作
成 316
F
FANコネクタ 140
Fibre Channelコントローラ
Windows Server 2008 76
Flash FDD 171
Flashメモリ 282
H
HDD BPコネクタ 140
Hyper-Vのサポートについて
LANコネクタ 136
LANコネクタのランプ 144
LANドライバ
Windows Server 2008 70
Windows Server 2008
R2 41
LINK/ACTランプ 136, 144
LSI Software RAID
Configuration Utility 293
起動 293
終了 293
操作手順 295
メニューツリー 294
P
PAEオプションを設定する方
法
Windows Server 2003 105
Windows Server 2008 77
PCIボード 214
RAIDコントローラの取り
付け 225
RAIDコントローラの取り
外し 228
RAIDコントローラ用増設
バッテリの取り付け 229
RAIDコントローラ用増設
バッテリの取り外し 236
注意事項 216
取り付け 222
取り外し 225
PCIライザーカード 138,
139
PCIライザーカード用コネクタ
140
POST 163
エラーメッセージ 345
POWERスイッチ 135, 162
POWERランプ 134, 141,
162
Processor 2 CPUIDSETUP
257
PROSet
Windows Server 2003 97
Windows Server 2008 70
Windows Server 2008
R2 41
R
RAIDコントローラ
取り付け 239
取り外し 239
RAIDコントローラ専用スロッ
ト 138, 139
RAIDコントローラの取り付け
PCIボード 225
RAIDコントローラの取り外し
PCIボード 228
RAIDコントローラ用コネクタ
140
RAIDコントローラ用増設バッ
テリの取り付け
PCIボード 229
RAIDコントローラ用増設バッ
テリの取り外し
PCIボード 236
RAIDコントローラ用バッテリ
トレイ 138, 139
RAIDコンフィグレーション
ジャンパ 140
RAIDシステムのコンフィグ
レーション 285
RAIDシステムの有効化 291
RAIDについて 285
RAIDの概要 285
RAIDのコンフィグレーション
情報をセーブ/ロードする 313
RAIDレベル 288
RESETスイッチ 135
S
SASコントローラ
Windows Server 2003 104
408 索 引
Windows Server 2008 76
SATA DVDコネクタ 140
SATA コネクタ 140
SCSIコントローラ
Windows Server 2003 104
Windows Server 2008 76
SETUP 246
Access Level 253
AC-LINK 271
Active Processor Cores
256
Adjacent Cache Line
Prefech 256
Administrator Password
267
Advanced 255
Advanced Chipset
Configuration 261
Assert NMI on PERR 270
Assert NMI on SERR 270
Auto Clear Event Logs 276
Available under 4GB 259
Baud Rate 266
BIOS Information 253
BIOS Redirection Port 265
BIOS Revision 273
BIOS Version 253
BMC Device ID 273
BMC Device Revision 273
BMC Firmware Revision
273
BMC IRQ 271
BMC LAN Configuration
270, 274
BMC Network
Configuration 274
Board Part Number 273
Board Serial Number 273
Boot 279
Boot Configuration 279
Boot Monitoring 270
Boot Monitoring Policy 270
Boot Option #1 279
Boot Option #2 279
Boot Option #3 279
Boot Option #4 279
Boot Option Priorities 279
Bootup Numlock State 279
Build Date 253
CD/DVD ROM Drive BBS
Priorities 279
Chassis Part Number 273
Chassis Serial Number 273
Check previous System
Config 271
Clear All Event Logs 276
Clear BMC Configuration
275
CLI SETUP 271
Command Line Interface
275
Console Redirection
Settings 265
Continue C.R. after
POST 266
CPU1_DIMM1-6 Status
259
CPU2_DIMM1-6 Status
259
Current TPM Status
Information 269
Data Bits 266
Data Reuse Optimization
256
Default Gateway 274
Device Reset Timeout 264
DHCP 274
Disable USB Ports 268
Discard Changes 281
Discard Changes and
Exit 280
EIST 256
EMT64 257
Event Log Configuration
270 , 276
Execute Disabled Bit 256
Floppy Drive BBS
Priorities 279
Flow Control 266
FRB-2 Policy 270
Hard Disk Pre-Delay 262
Hard Drive BBS Priorities
279
Hardware Memory Test
258
Hardware Prefetcher 256
HPET 261
HTTP 275
HTTP Port Number 275
HTTPS 275
HTTPS Port Number 275
Hyper-Threading 256,
257, 258
Intel(R) I/O AT 261
Intel(R) VT-d 261
IP Address 274
L1 Data Prefetcher 256
L2 Cache RAM 257
L3 Cache RAM 257
LAN1 Option ROM Scan
260
LAN2 Option ROM Scan
260
LAN Connection Type 274
LAN Controller 260
Language 253
Load Setup Defaults 281
Main 252
Management LAN MAC
Address 273
Memory Configuration 258
Memory Frequency 258
Memory Information 253, 259
Memory/Processor Error
271
Memory RAS Mode 258
Memory Voltage 258
Microcode Revision 257
Network Drive BBS
Priorities 279
NUMA 258
Onboard LAN1 MAC
Address 273
索 引 409
Onboard LAN2 MAC
Address 273
Parity 266
Password Configuration
267
Password On Boot 268
PCI Configuration 260
PCI Slot 0A Option ROM
260
PCI Slot 1B Option ROM
260
PCI Slot 1C Option ROM
260
Pending TPM operation
269
Performance/wait 256
PIA Revision 273
Platform Event Filtering 271
Post Error Pause 271
Power ON Delay Time 271
Power Switch Inhibit 271
Processor 1 CPUID 257
Processor C3 Report 256
Processor Configuration
255
Processor Cores 257
Processor Information 256 , 258
Processor Speed 257
Processor Type 257
QPI Frequency 261
Quiet Boot 279
SATA Configuration 262
SATA Information 262,
263
SATA Mode 262
SATA Port0 263
SATA Port1 263
SATA Port2 263
SATA Port3 263
SATA Port4 263
SATA Port5 263
Save & Exit 280
Save Changes 281
Saving Changes and Exit
280
SDR Revision 273
Security 267
Security Configuration 268
Serial A Base I/O 265
Serial A Interrupt 265
Serial B Base I/O 265
Serial B Interrupt 265
Serial Port A 265
Serial Port A Settings 265
Serial Port B 265
Serial Port B Settings 265
Serial Port Configuration
265
Server 270
Server Class 256
Setup Prompt Timeout 279
Shared BMC LAN 274
SSH 275
SSH Port Number 275
Stop Bits 266
Subnet Mask 274
System Date 253
System Event Log 276,
277
System Language 253
System Management 270, 273
System Part Number 273
System Serial Number 273
System Time 253
Telnet 275
Telnet Port Number 275
Terminal Type 265
Thermal Sensor 271
Total Memory 253, 259
TPM Active Status 269
TPM Configuration 269
TPM Enabled Status 269
TPM Owner Status 269
TPM State 269
TPM SUPPORT 269
Trusted Computing 268, 269
Tubo Boost 256
USB 2.0 Support 264
USB Configuration 264
User Password 267
VT-x 256
Wake On LAN/PME 261
Wake On Ring 261
Wake On RTC Alarm 261
Web Interface 274
画面 248
キー 248
起動 247
設定例 249
説明 252
デフォルト値に戻す 281
内容を保存しない 280
破棄 281
パラメータ 252
保存 280
Speedランプ 136, 145
STATUSランプ 134, 141
U
UIDスイッチ 135, 136, 166
UIDランプ 134, 136, 143,
166
Universal RAID Utility 330
UPS 272
USBコネクタ 135, 136,
140
USBメモリモジュールコネク
タ 140
W
Windows Server 2003
PAEオプションを設定す
る方法 105
PROSet 97
SASコントローラ 104
SCSIコントローラ 104
カスタムインストールモ
デル 80
管理ユーティリティのイ
ンストール 106
グラフィックスアクセラ
レータドライバ 104
シームレスセットアップ
82
システムのアップデート
106
障害処理のためのセット
アップ 117
セットアップ 80
セットアップの手順 87,
81
セットアップの流れ 86
410 索 引
セットアップ前の確認事
項 83
ネットワークモニタ 125
マニュアルセットアップ
129
ユーザーモードプロセス
ダンプの取得方法 123
ワトソン博士 123
Windows Server 2003 R2,
x64 Editions
障害処理のためのセット
アップ 117
セットアップ 79
マニュアルセットアップ
128
Windows Server 2008
Fibre Channelコントロー
ラ 76
Hyper-Vのサポートについ
て 77
LANドライバ 70
PAEオプションを設定す
る方法 77
PROSet 70
SASコントローラ 76
SCSIコントローラ 76
カスタムインストールモ
デル 47
管理ユーティリティのイ
ンストール 78
グラフィックスアクセラ
レータドライバ 76
シームレスセットアップ
51
システムのアップデート
78
修正モジュールの適用 70
障害処理のためのセット
アップ 112
セットアップ 47
セットアップの手順 59,
48
セットアップの流れ 58
セットアップ前の確認事
項 53
ネットワークモニタ 124
マニュアルセットアップ
128
ユーザーモードプロセス
ダンプの取得方法 122
Windows Server 2008 R2
Hyper-Vのサポートについ
て 46
LANドライバ 41
PROSet 41
SASコントローラ 45
SCSIコントローラ 45
カスタムインストールモ
デル 20
管理ユーティリティのイ
ンストール 46
グラフィックスアクセラ
レータドライバ 45
シームレスセットアップ
24
システムのアップデート
46
障害処理のためのセット
アップ 107
セットアップの手順 30 ,
21
セットアップの流れ 29
セットアップ前の確認事
項 25
ユーザーモードプロセス
ダンプの取得方法 121
Windows用OEM-Diskを作成
する 313
ア
アラートの確認 336, 337
安全上のご注意 v
安全にかかわる表示について
iii
移動と保管 390
イベントログの採取 379
インターネットホームページ
のご案内 396
運用・保守編 335
エラーメッセージ 345
POST 165
Windows 354
仮想LCD 351
画面 346
サーバ管理アプリケー
ション 354
応用セットアップ 127
オートランで起動するメ
ニュー 315
オプションCOMコネクタ 140
オプションサービス 395
オペレーティングシステムの
セットアップ 19
カ
拡張スロット 397, 399
各部の名称と機能 134
カスタムインストールモデル
Windows Server 2003 80
Windows Server 2008 47
Windows Server 2008
R2 20
仮想メモリ 120
管理ユーティリティのインス
トール
Windows Server 2003 106
Windows Server 2008 78
Windows Server 2008
R2 46
キースロット 134
キーボードコネクタ 136
記号 iv, xix
起動順位 279
基本サービス 394
基本的な操作 161
キャッシュ 397, 399
強制イジェクトホール 170
強制電源OFF 307
グラフィックスアクセラレー
タドライバ
Windows Server 2003 104
Windows Server 2008 76
Windows Server 2008
R2 45
クリーニング 338
警告ラベル xiii
言語 253
交換
電源ユニット 193
交換手順
光ディスクドライブ 241
構成情報の採取 380
コネクタ
FAN 140
HDD BP 140
LANコネクタ 136
PCIライザーカード用コネ
クタ 140
RAIDコントローラ用 140
SATA DVD 140
索 引 411
SATA HDDコネクタ 140
USBコネクタ 135, 136,
140
USBメモリモジュール 140
オプションCOM 140
キーボードコネクタ 136
電源コネクタ 140
フロントパネル用 140
フロントビデオ 140
マウスコネクタ 136
モニタコネクタ 135,
136
サ
サーバ管理 5, 14
サーバの確認 166
シームレスセットアップ
Windows Server 2003 82
Windows Server 2008 51
Windows Server 2008
R2 24
時刻の設定 253
システムBIOSのセットアップ
246
システム構築のポイント 10
システム情報のバックアップ
126
システム診断 341
システムのアップデート
Windows Server 2003 106
Windows Server 2008 78
Windows Server 2008
R2 46
システムの修復 381
質量 397
修正モジュールの適用
Windows Server 2008 70
修理 393
仕様 397
障害コール受付窓口 396
障害時の対処 344
障害情報の採取 379
障害処理のためのセットアッ
プ 107
Windows Server 2003 117
Windows Server 2003
R2, x64 Editions 117
Windows Server 2008 112
Windows Server 2008
R2 107
使用上のご注意 iii
譲渡 xxii
情報機器リサイクルセンター
396
シリアルポート 136
スイッチ
DUMPスイッチ 135,
136
POWERスイッチ 135
RESETスイッチ 135
UIDスイッチ 135, 136
ステータスランプの確認 337
ストレージ管理 6, 14
スポット保守サービス 395
スライドタグ 135
静電気対策について 174
セキュリティキー 161
接続 158
設置 146
セットアップ
Windows Server 2003 80
Windows Server 2003
R2, x64 Editions 79
Windows Server 2008 47
Windows Server 2008
R2 20
論理ドライブが複数存在
する場合 130
セットアップの手順
Windows Server 2003 87
Windows Server 2008 59
Windows Server 2008
R2 30
Windows Server 2003 81
Windows Server 2008 48
Windows Server 2008
R2 21
セットアップの流れ
Windows Server 2003 86
Windows Server 2008 58
Windows Server 2008
R2 29
セットアップ前の確認事項
Windows Server 2003 83
Windows Server 2008 53
Windows Server 2008
R2 25
セットアップを始める前に 15
増設電源ユニットスロット 136
装置情報収集ユーティリティ
332
ソフトウェア編 309
ソフトウェアリセット 306
タ
チップセット 397, 399
ディスク管理 6
デバッグ情報 107
電源 398, 400
電源管理 8, 14
電源コネクタ 140
電源のOFF 166
電源のON 162
電源ユニット 136, 138,
139, 190
取り付け 190
交換 193
添付のDVDについて 310
電力管理 8
電力制御機能 388
導入にあたって 10
導入編 1
特長 3
トップカバー 137, 194
取り付け 194
取り外し 194
トップカバーセンサ 138,
139
ドライブ文字の修正
130
トラブルシューティング 355
ESMPRO 374
EXPRESSBUILDER 370
ExpressPicnic 374
412 索 引
MN8190-127
FibreChannelコントロー
ラについて 378
RAIDシステム、RAIDコン
トローラについて 375
Windows 358
オートランで起動するメ
ニューについて 373
シームレスセットアップ
371
本体について 355
取り扱い上のご注意 xv
取り付け
電源ユニット 190
DIMM 198
PCIボード 222
RAIDコントローラ 239
トップカバー 194
ハードディスクドライブ
180
プロセッサ 208
フロントベゼル 161
ラック 148
取り付け/取り外し後の確認 177
取り付け/取り外しの準備 175
取り外し
DIMM 199
PCIボード 225
RAIDコントローラ 239
トップカバー 194
プロセッサ 213
フロントベゼル 161
ラック 148
ナ
内蔵オプションの取り付け 173
日常の保守 336
ネットワーク管理 8
ネットワークモニタ 124
Windows Server 2003 125
Windows Server 2008 124
ハ
ハードウェアのセットアップ
18
ハードウェア編 133
ハードディスクドライブ 178
取り付け 180
取り外し 186
ハードディスクドライブのラ
ンプ 143
ランプ 143
ハードディスクドライブベイ
135, 138, 139
ハードリセット 306
廃棄 xxiii
パスワード 282
パスワードクリアジャンパ 140
バックアップ 338
バックアップ管理 7
バックプレーン 138, 139
パラメータファイルの作成 316
ハンドル 135
バンドルソフトウェア 327,
334
ビープ音 350
光ディスクドライブ 138,
167, 241
交換手順 241
光ディスクドライブベイ 135, 139
日付の設定 253
標準インタフェース 399
付属品 xxi
ブランクパネル 136
フルハイトPCIボード増設用ス
ロット 136
プロセッサ 138, 139, 140,
207
取り付け 208
取り外し 213
プロダクトキー 15
フロントパネルボード 138,
139
フロントパネル用コネクタ 140
フロントビデオ用コネクタ 140
フロントベゼル 134, 161
取り付け 161
取り外し 161
ページングファイルサイズ 120, 199
保守サービス 394
保守ツール 382
起動 382
機能 384
コンソールレス 386
保証 392
本書について xix
本書の構成 xx
マ
マウスコネクタ 136
マザーボード 138, 139,
140
マニュアルセットアップ
Windows Server 2003 129
Windows Server 2003
R2, x64 Editions 128
Windows Server 2008 128
Windows Server 2008
R2 128
マネージメント専用LANコネ
クタ 136
無停電電源装置 272
無停電電源装置(UPS) 160
メモリ 195, 397, 399
メモリスペアリング機能 205
メモリダンプ 107
メモリダンプの採取 380
メモリミラーリング機能 201
モニタコネクタ 135, 136
ヤ
ユーザーサポート 392
ユーザーモードプロセスダン
プ 380
ユーザーモードプロセスダン
プの取得方法 121
Windows Server 2003 123
Windows Server 2008 122
Windows Server 2008
R2 121
輸送 xxiv
ラ
ライザーカード 214
ラック
取り付け 148
取り外し 148
ラックの設置 146
ランプ
AC POWERランプ 145
ACTランプ 134, 142
索 引 413
DISK ACCESSランプ 134 , 142
DISKランプ 135, 143
LANコネクタのランプ 144
LINK/ACTランプ 136,
144
POWERランプ 134 ,
141
Speedランプ 136, 145
STATUSランプ 134,
141
UIDランプ 134, 136,
143
リサイクル 396
リセット 306
リチウムバッテリ 140
リモート管理 9
留意点 11
リリースボタン 137
冷却ファン 138, 139
レールアセンブリ 149, 150
ロープロファイルPCIボード増
設用スロット 136
論理ドライブが複数存在する
場合 130
ワ
ワトソン博士
Windows Server 2003 123
ワトソン博士の診断情報 380
割り込みライン 284
414 メモ
メ モ
三菱サーバコンピュータ
FT8600 モデル 210Rg
ユーザーズガイド
2010年
7月
初版
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社
〒247-8520
神奈川県鎌倉市上町屋325
http://www.mdit.co.jp
乱丁・落丁はお取り替えします。
弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
<本装置の利用目的について>
本製品は、高速処理が可能であるため、高性能コンピュータの平和的利用に関する日本政府の指
導対象になっております。
ご使用に際しましては、下記の点につきご注意いただけますよう、よろしくお願いいたします。
1. 本製品は不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。
2. パスワード等により適切なアクセス管理をお願いいたします。
3. 大量破壊兵器およびミサイルの開発、ならびに製造等に関わる不正なアクセスが行わ
れるおそれがある場合には、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。
4. 不正使用が発覚した場合には、速やかに弊社相談窓口までご連絡ください。
注 意
この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こ
すことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI−A
高調波適合品
この装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2適合品です。
:JIS C 61000-3-2適合品とは、日本工業規格「電磁両立性−第3-2部:限度値−高調波電流発生限度値(1相当たりの
入力電流が20A以下の機器)」に基づき、商用電力系統の高調波環境目標レベルに適合して設計・製造した製品です。
回線への接続について
本体を公衆回線や専用線に接続する場合は、本体に直接接続せず、技術基準に適合し認定されたボードまたはモデム等
の通信端末機器を介して使用してください。
電源の瞬時電圧低下対策について
この装置は、落雷等による電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電圧低下対策として
は、交流無停電電源装置(UPS)等を使用されることをお勧めします。
レーザ安全基準について
この装置にオプションで搭載される光学ドライブは、レーザに関する安全基準(JIS・C-6802、IEC 60825-1)クラス1
に適合しています。
海外でのご使用について
この装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けておりません。したがっ
て、この装置を輸出した場合に当該国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することが
あっても、弊社は直接・間接を問わず一切の責任を免除させていただきます。
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