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FT8600 モデル210Rgユーザーズガイド
三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 210Rg ユーザーズガイド 2010年 7月 初版 ONL-511-017-01-210Rg-000-00-1007 商標について EXPRESSBUILDER とESMPRO、ExpressPicnic、CLUSTERPROは、日本 電気株式 会社の登録 商標です。Microsoft、 Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米 国およびその他の国にお ける登録商標または商標で す。 Intel、Xeonは米国Intel Corporationの登録商標です。ROM-DOSおよびDatalightはDatalight, Inc.の登録商標または商標 で す。AT は米 国International Business Machines Corporation の米 国 およ び その 他 の 国に お ける 登 録商 標 で す。 Adaptecとそのロゴ、SCSISelect は米国Adaptec, Inc.の登録商標または商標です。LSIおよび LSIロゴ・デザインはLSI 社の商標または登録商標です。Adobe、Adobeロゴ、Acrobatは、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ 社)の商標です。DLTとDLTtapeは米国Quantum Corporationの商標です。LTOはInternational Business Machines Corporation、Hewlett-Packard Company およ びSeagate Technology の 米国 にお け る商 標 です。PCI EXPRESS は Peripheral Component Interconnect Special Interest Groupの商標です。 その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。 オペレーティングシステムの表記について Windows Server 2008 R2 は、Windows Server® 2008 R2, Standard operating system およ びWindows Server® 2008 R2, Enterprise operating system の略です。 Windows Server 2008 は、Windows Server® 2008 Standard operating system、およ びWindows Server® 2008 Enterprise operating system、またはWindows Server® 2008 Standard 32-Bit operating system、およびWindows Server® 2008 Enterprise 32-Bit operating systemの略称です。 Windows Server 2003 x64 Editions はWindows Server® 2003 R2, Standard x64 Edition operating systemお よび Windows Server® 2003 R2, Enterprise x64 Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard x64 Edition operating systemお よ びWindows Server® 2003 Enterprise x64 Edition operating system の略 称 で す。 Windows Server 2003 はWindows Server® 2003 R2, Standard Edition operating systemおよ びWindows Server® 2003 R2, Enterprise Edition operating systemまたは、Windows Server® 2003 Standard Edition operating system およびWindows Server ® 2003 Enterprise Edition operating systemの略称です。 Windows 2000はMicrosoft ® Windows® 2000 Server operating systemおよびMicrosoft ® Windows® 2000 Advanced Server operating system、Microsoft® Windows® 2000 Professional operating systemの略称です。 Windows 7 は Microsoft ® Windows ® 7 Professional operating systemの略称です。 Windows Vista は Microsoft® Windows VistaTM Business operating systemの略称です。 Windows XP x64 Editionは、Microsoft® Windows® XP Professional x64 Edition operating systemの略称です。 Windows XPはMicrosoft ® Windows® XP Home Edition operating systemおよびMicrosoft Windows XP Professional operating systemの略です。 Windows PEはWindows ® Preinstallation Environmentの略称です。 サンプルアプリケー ションで使用している名称は、す べて架空のものです。実在する品名、団 体名、個人名とは一切関 係ありません。 ご注意 (1) (2) (3) (4) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがあ りましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。 (5) 運用した結果の影響については(4)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。 使用上のご注意(必ずお読みください) iii このユーザーズガイドは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておく ようにしてください。「使用上のご注意」を必ずお読みください。 使用上のご注意(必ずお読みください) 本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。 また、本文中の名称については本書の「各部の名称と機能」の項をご参照ください。 安全にかかわる表示について 本製品を安全にお使いいただくために、このユーザーズガイドの指示に従って操作してくださ い。 このユーザーズガイドには本製品のどこが危険でどのような危険に遭うおそれがあるか、どう すれば危険を避けられるかなどについて説明されています。また、装置内で危険が想定される 箇所またはその付近には警告ラベルが貼り付けられています(本体に印刷されている場合もあ ります)。 ユーザーズガイド、および警告ラベルでは、危険の程度を表す言葉として、 「警告」と「注意」 という用語を使用しています。それぞれの用語は次のような意味を持つものとして定義されて います。 人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。 火傷やけがな どを負うおそれ や物的損害を負 うおそれがあ ることを示しま す。 危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次のよ うな意味を持つものとして定義されています。 注意の喚起 この 記号 は危 険が 発生 する おそ れが (例) あることを表します。記号の中の絵表 示は 危険 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (感電注意) 行為の禁止 この記号は行為の禁止を表します。記 (例) 号の中や近くの絵表示は、してはなら ない 行為 の内 容を 図案 化し たも ので す。 (分解禁止) 行為の強制 この記号は行為の強制を表します。記 号の中の絵表示は、しなければならな (例) い行為の 内容を図案 化したもの です。 危険 を避 ける ため には この 行為 が必 (プラグを抜く) 要です。 iv 使用上のご注意(必ずお読みください) (ユーザーズガイドでの表示例) 注意を促す記号 危険に対する注意の内容 危険の程度を表す用語 指定以外のコンセントに差し込まない 指定 された電圧でアース付きのコンセントをお使い ください。指定以外で使 うと火災や漏電の原因となります。 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容 注意の喚起 感電 のおそ れのあ るこ とを示 しま す。 発煙 または 発火の おそ れがあ るこ とを示します。 指が はさま れてけ がを するお それ があることを示します。 けが をする おそれ があ ること を示 します。 高温 による 傷害を 負う おそれ があ ることを示します。 特定しない一般的な注意・警告を示 します。 爆発 や破裂 による 傷害 を負う おそ れがあることを示します。 行為の禁止 水や 液体が かかる 場所 で使用 しな いでください。水にぬらすと感電や 発火のおそれがあります。 本装置を分解・修理・改造しないで ください。感電や火災のおそれがあ ります。 火気に近づけないでください。発火 するおそれがあります。 ぬれた手で触らないでください。感 電するおそれがあります。 指定 された 場所に は触 らない でく ださい。感電や火傷などの傷害のお それがあります。 特定 しない 一般的 な禁 止を示 しま す。 行為の強制 本装 置の電 源プラ グを コンセ ント から抜いてください。火災や感電の おそれがあります。 必ず接地してください。感電や火災 のおそれがあります。 特定 しない 一般的 な使 用者の 行為 を指示します。説明に従った操作を してください。 使用上のご注意(必ずお読みください) v 安全上のご注意 本装置を安全にお使いいただくために、ここで説明する注意事項をよく読んでご理解し、安全 にご活用ください。記号の説明についてはiiiページの『安全にかかわる表示について』の説明 を参照してください。 全般的な注意事項 人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない 本装置は、医療機器・原子力設備や機器、航空宇宙機器・輸送設備や機器など、人命 に関わる設備 や機器および 高度な信頼性 を必要とする設 備や機器など への組み込み やこれらの機器の制御などを目的とした使用を前提として設計されておりません。こ れら設備や機器、制御システムなどに本装置を使用した結果、人身事故、財産損害な どが生じても弊社はいかなる責任も負いかねます。 煙や異臭、異音がしたまま使用しない 万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに電源を OFF にして電源プラグ をコンセントから抜いてください。その後、お買い求めの販売店または保守サービス 会社にご連絡ください。そのまま使用すると火災の原因となります。 針金や金属片を差し込まない 通気孔や光デ ィスクドライ ブのすきまか ら金属片や針金 などの異物を 差し込まない でください。感電の危険があります。 規格以外のラックで使用しない 本装置は EIA 規格に適合した 19 型(インチ)ラックにも取り付けて使用できます。 EIA 規格に適合していないラックに取り付けて使用しないでください。本装置が正常 に動作しなくなるばかりか、けがや周囲の破損の原因となることがあります。本装置 で使用できるラックについては保守サービス会社にお問い合わせください。 指定以外の場所で使用しない 本装置を取り 付けるラック を設置環境に 適していない場 所には設置し ないでくださ い。 本装置やラッ クに取り付け ているその他 のシステムに悪 影響をおよぼ すばかりでな く、火災やラックの転倒によるけがなどをするおそれがあります。設置場所に関する 詳細な説明や 耐震工事につ いてはラック に添付の説明書 を読むか保守 サービス会社 にお問い合わせください。 vi 使用上のご注意(必ずお読みください) 海外で使用しない 本装置は、日本国内専用の装置です。海外では使用できません。本装置を海外で使用 すると火災や感電の原因となります。 本装置内に水や異物を入れない 本装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や 感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐ電源を OFF にして、 電源プラグをコンセントから抜いてください。分解しないで販売店または保守サービ ス会社にご連絡ください。 使用上のご注意(必ずお読みください) vii ラックの設置・取り扱いに関する注意事項 1 人で搬送・設置をしない ラックの搬送・設置は 2 人以上で行ってください。ラックが倒れてけがや周囲の破損 の原因となります。特に高さのある ラック(44U ラックなど)はスタビライザなど によって固定されていないときは不安定な状態にあります。かならず 2 人以上でラッ クを支えながら搬送・設置をしてください。 荷重が集中してしまうような設置はしない ラック、および取り付けた装置の重量が一点に集中しないようスタビライザを取り付 けるか、複数台のラックを連結して荷重を分散してください。ラックが倒れてけがを するおそれがあります。 1人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する ラック用のドアやレールなどの部品は 2 人以上で取り付けてください。また、ドアの 取り付け時に は上下のヒン ジのピンが確 実に差し込まれ ていることを 確認してくだ さい。部品を落として破損させるばかりではなく、けがをするおそれがあります。 ラックが不安定な状態で装置をラックから引き出さない ラックから装置を引き出す際は、必ずラックを安定させた状態(スタビライザの設置 や耐震工事など)で引き出してください。ラックが倒れてけがをするおそれがありま す。 複数台の装置をラックから引き出した状態にしない 複数台の装置をラックから引き出すと倒れてけがをするおそれがあります。装置は一 度に 1 台ずつ引き出してください。 定格電源を超える配線をしない やけどや火災、装置の損傷を防止するためにラックに電源を供給する電源分岐回路の 定格負荷を超えないようにしてくださ い。なお、電源設備の設置や配線に関しては、 電源工事を行った業者や管轄の電力会社にお問い合わせください。 viii 使用上のご注意(必ずお読みください) 電源・電源コードに関する注意事項 ぬれた手で電源プラグを持たない ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。 感電するおそれがあります。 アース線をガス管につながない アース線は絶対にガス管につながないでください。 ガス爆発の原因になります。 指定以外のコンセントに差し込まない 指定された電圧でアース付のコンセントをお使いください。指定以外で使うと火災や 漏電の原因となります。また、延長コードが必要となるような場所には設置しないで ください。本装置の電源仕様に合っていないコードに接続すると、コードが過熱して 火災の原因となります。 クラス 0 Ⅰのアース線付の AC コードセットを使用する場合は、接地接続は必ず、電 源プラグを電源につなぐ前に行ってください。接地接続を外す場合は、必ず電源プラ グを電源から切り離してから行ってください。 たこ足配線にしない コンセントに定格以上の電流が流れることによって、過熱して火災の原因となるおそ れがあります。 中途半端に差し込まない 電源プラグは根元までしっかりと差し込んでください。中途半端に差し込むと接触不 良のため発熱し、火災の原因となることがあります。また差し込み部にほこりがたま り、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれがあります。 指定以外の電源コードを使わない 本装置に添付されている電源コード以外のコードを使わないでください。電源コード に定格以上の電流が流れると、火災の原因となるおそれがあります。 また、電源コードの破損による感電や火災を防止するために次の注意をお守りください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ コード部分を引っ張らない。 電源コードを折り曲げない。 電源コードをねじらない。 電源コードを踏まない。 電源コードを束ねたまま使わ ない。 電源コードをステープラなど で固定しない ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 電源コードをはさまない。 電源コードに薬品類をかけない。 電源コードの上にものを載せない。 電源コードを改造・加工・修復しない。 損傷した電源コードを使わない。(損傷 した電源コードはすぐ同じ規格の電源 コードと取り替えてください。交換に 関しては、お買い求めの販売店または 保守サービス会社にご連絡ください。) 使用上のご注意(必ずお読みください) ix 添付の電源コードを他の装置や用途に使用しない 添付の電源コードは本装置に接続し、使用することを目的として設計され、その安全 性が確認されているものです。決して他の装置や用途に使用しないでください。火災 や感電の原因となるおそれがあります。 ケーブル部分を持って引き抜かない ケーブル 部分を 抜くとき はコネ クタ部分 を持って まっす ぐに引き 抜いて ください。 ケーブル部分 を持って引っ 張ったりコネ クタ部分に無理 な力を加えた りするとケー ブル部分が破損し、火災や感電の原因となります。 x 使用上のご注意(必ずお読みください) 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 1 人で持ち上げない 本装置の質量は最大 21kg(構成によっては異なる)あります。1 人で運ぶと腰を痛 めるおそれがあります。装置は 2 人以上で底面をしっかりと持って運んでください。 また、フロントベゼルを取り付けた状態で持ち上げないでください。フロントベゼル が外れて落下し、けがの原因となります。 指定以外の場所に設置・保管しない 本装置を次 に示すような場所や本書で指定している場所 以外に置かないでください。 火災の原因となるおそれがあります。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ほこりの多い場所。 給湯器のそばなど湿気の多い場所。 直射日光が当たる場所。 不安定な場所。 腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない 腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ ア、オゾンなど)の存在する場所に設置し、使用しないでください。また、ほこりや 空気中に腐食を促進する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)や導電性の金属などが含 まれている環境へも設置しないでください。装置内部のプリント板が腐食・ショート し、火災の原因となるおそれがあります。ご不明の点は販売店または保守サービス会 社にお問い合わせください。 カバーを外したまま取り付けない 本装置のカバー類を取り外した状態でラックに取り付けないでください。装置内部の 冷却効果を低下させ、誤動作の原因となるばかりでなく、ほこりが入って火災や感電 の原因となることがあります。 指を挟まない ラックへの取り付け・取り外しの際にレールなどで指を挟んだり、切ったりしないよ う十分注意してください。 ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない ラックから引き出された状態にある装置の上から重荷をかけないでください。フレー ムが曲がり、ラックへ搭載できなくなります。また、装置が落下し、けがをするおそ れがあります。 電源プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしない インタフェースケーブルの取り付け / 取り外しは電源コードをコンセントから抜いて 行ってください。たとえ電源を OFF にしても電源コードを接続したままケーブルやコ ネクタに触ると感電したり、ショートによる火災を起こしたりすることがあります。 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない インタフェースケーブルは、弊社が指定するものを使用し、接続する装置やコネクタ を確認した上で接続してください。指定以外のケーブルを使用したり、接続先を誤っ たり すると、ショー トにより火 災を起こす ことがあり ます。また、インタフ ェース ケーブルの取り扱いや接続について次の注意をお守りください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 破損したケーブルコネクタを使用しない。 ケーブルを踏まない。 ケーブルの上にものを載せない。 ケーブルの接続がゆるんだまま使用しない。 破損したケーブルを使用しない。 使用上のご注意(必ずお読みください) xi お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 自分で分解・修理・改造はしない 本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりしない でください。本装置が正常に動作しなくなるばかりでなく、感電や火災の危険があり ます。 リチウムバッテリやニッカドバッテリ、ニッケル水素バッテリを取り外さない 本装置内部にはリチウムバッテリが取り付けられています(オプションデバイスの中 にはリチウムバッテリやニッケル水素バッテリを搭載したものもあります)。バッテ リを取り外さないでください。リチウムバッテリやニッケル水素バッテリは火を近づ けたり、水に浸けたりすると爆発するおそれがあります。 また、バッテリ の寿命で装 置が正しく 動作しなくな ったときは、ご 自分で分解・交 換・充電などをせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社に連絡してくだ さい。 電源プラグを差し込んだまま取り扱わない お手入れや本装置内蔵用オプションの取り付け / 取り外し、本装置内ケーブルの取り 付け / 取り外しは、 本装置の電源を OFF にして、電源プラグをコンセントから抜い て行ってください。たとえ電源を OFF にしても、電源コードを接続したまま本装置 内の部品に触ると感電するおそれがあります。 また、電源プラグはときどき抜いて、乾いた布でほこりやゴミをよくふき取ってくだ さい。ほこりがたまったままで、水滴などが付くと発熱し、火災の原因となるおそれ があります。 高温注意 本装置の電源を OFF にした直後は、内蔵型のハードディスクドライブなどをはじめ 装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを確認してから取り付け/取 り外しを行ってください。 中途半端に取り付けない 電源ケーブルやインタフェースケーブル、ボードは確実に取り付けてください。中途 半端に取り付けると接触不良を起こし、発煙や発火の原因となるおそれがあります。 感電注意 本装置のハードディスクドライブ、および電源ユニット(2 台搭載時のみ)はホット スワップに対応しています。通電中に部品の交換をする際は、内部の部品の端子部分 などに触れて感電しないよう十分注意してください。 xii 使用上のご注意(必ずお読みください) 運用中の注意事項 ラックから引き出したり取り外したりしない 本装置をラックから引き出したり、ラックから取り外したりしないでください。装置 が正しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがをするおそれがありま す。 雷が鳴ったら触らない 雷が発生しそうなときは電源プラグをコンセントから抜いてください。また電源プラ グを抜く前に、雷が鳴りだしたら、ケーブル類も含めて本装置には触れないでくださ い。火災や感電の原因となります。 ペットを近づけない 本装 置にペットな どの生き物を 近づけない でください。排泄 物や体毛が装 置内部に 入って火災や感電の原因となります。 光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない 引き出したトレーの間からほこりが入り誤動作を起こすおそれがあります。また、ト レーにぶつかりけがをするおそれがあります。 動作中に装置をラックから引き出さない 本装置が動作しているときにラックから引き出したり、ラックから取り外したりしな いでください。装置が正しく動作しなくなるばかりでなく、ラックから外れてけがを するおそれがあります。 装置の上にものを載せない 本体がラックから外れてけがや周辺の家財に損害を与えるおそれがあります。 巻き込み注意 本装 置の動作中は 背面にある冷 却ファンの部分 に手や髪の毛 を近づけない でくださ い。手をはさまれたり、髪の毛が巻き込まれたりしてけがをするおそれがあります。 使用上のご注意(必ずお読みください) xiii 警告ラベルについて 本体内の危険性を秘める部品やその周辺には警告ラベルが表示されています(警告ラベルは本 体に印刷されているか、貼り付けられている場合があります)。これは本体を取り扱う際、考 えられる危険性を常にお客様に意識していただくためのものです(ラベルをはがしたり、塗り つぶしたり、汚したりしないでください)。もしこのラベルが貼り付けられていない、はがれ かかっている、汚れている、本体に印刷されていないなどしているときは販売店にご連絡くだ さい。 2.5型ディスクモデル xiv 使用上のご注意(必ずお読みください) 3.5型ディスクモデル 使用上のご注意(必ずお読みください) xv 取り扱い上のご注意 本装置を正しく動作させるために次に示す注意事項をお守りください。これらの注意を無視し た取り扱いをすると本装置の誤動作や故障の原因となります。 ⓦ AC入力電圧が100Vのコンセントに添付の電源コードを接続してください。 ⓦ AC200Vでの運用には、必ず専用のACケーブルを使用してください。 ⓦ 周辺機器へのケーブルの接続/取り外しは本体の電源がOFFになっていることを確認し、 電源コードをコンセントから外した後に行ってください。 ⓦ 電源のOFFは、本体のアクセスランプが消灯しているのを確認してから行ってくださ い。 ⓦ 本体の電源コードをコンセントに接続した後、30秒以上は本体の電源をONにしないで ください。 ⓦ 本体の電源ON後、POST(Power On Self-Test)終了までは電源をOFFまたはリセット、 電源コードを抜かないでください。POSTについてはハードウェア編の「POSTの チェック」(163ページ)を参照してください。 ⓦ 本体の電源を一度OFFした後、再びONにするときは30秒以上経過してからにしてくだ さい。 ⓦ 電源コードをコンセントから抜いた後、再び接続するまでは30秒以上時間を空けてくだ さい。 ⓦ 本体を移動する前に電源をOFFにして、電源プラグをコンセントから抜いてください。 ⓦ 定期的に本体を清掃してください(清掃は338ページで説明しています)。定期的な清 掃はさまざまな故障を未然に防ぐ効果があります。 ⓦ 落雷等が原因で瞬間的に電圧が低下することがあります。この対策として無停電電源装 置等を使用することをお勧めします。 ⓦ CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生 機器における再生の保証はいたしかねます。 ⓦ 次の条件に当てはまる場合は、運用の前にシステム時計の確認・調整をしてください。 − 装置の輸送後 − 装置の保管後 − 装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼80%)から外 れた条件下で休止状態にした後 システム時計は毎月1回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精度を要 求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサーバ(NTPサーバ)などを利用 して運用することをお勧めします。 システム時計を調整しても時 間の経過と共に著しい遅れや進みが生じる場合は、お 買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 ⓦ 本装置のそばでは携帯電話やPHS、ポケットベルの電源をOFFにしておいてください。 電波による誤動作の原因となります。 xvi 使用上のご注意(必ずお読みください) ⓦ 再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を保てる場所に保 管することをお勧めします。 装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度:20%∼80%)を 守って保管してください(ただし、結露しないこと) 。 ⓦ 本装置、内蔵型のオプション機器、バックアップ装置にセットするメディア(テープ カートリッジ)などは、寒い場所から暖かい場所に急に持ち込むと結露が発生し、その まま使用すると誤作動や故障の原因となります。保管した大切なデータや資産を守るた めにも、使用環境に十分になじませてからお使いください。 参考:冬季(室温と10度以上の気温差)の結露防止に有効な時間 ディスク装置:約2∼3時間 メディア :約1日 ⓦ オプションは本体に取り付けられるものであること、また接続できるものであることを 確認してください。たとえ本体に取り付けや接続ができても正常に動作しないばかり か、本体が故障することがあります。 ⓦ オプションは弊社の純正品をお使いになることをお勧めします。他社製のメモリやハー ドディスクドライブには本装置に対応したものもありますが、これらの製品が原因と なって起きた故障や破損については保証期間中でも有償修理となります。 保守サービスについて ヒント 本装置 の保守に 関して専門 的な知識 を持つ保 守員による 定期的な 診断・保守 サービスを用意しています。 本装置をいつまでもよい状態でお使いになるためにも、保守サービス会社と定 期保守サービスを契約されることをお勧めします。 使用上のご注意(必ずお読みください) xvii 健康を損なわないためのアドバイス コ ンピュ ータ機器 を長時 間連続 して使 用すると、身 体の各 部に異 常が起 こるこ とがあり ます。コン ピュータを使用するときは、主に次の点に注意して身体に負担がかからないよう心掛けましょう。 よい作業姿勢で コンピュータを使用するときの基本的な姿勢は、背筋を伸ばして椅 子にすわり、キーボードを両手と床がほぼ平行になるような高さに 置き、視線が目の高さよりもやや下向きに画面に注がれているとい う姿勢です。 『よい作業姿勢』とはこの基本的な姿勢をとったとき、 身体のどの部分にも余分な力が入っていない、つまり緊張している 筋肉がもっとも少ない姿勢のことです。 『悪い作業姿勢』、たとえば背中を丸めたかっこうやディスプレイ装 置の画面に顔を近づけたままの状態で作業を行うと、疲労の原因や 視力低下の原因となることがあります。 ディスプレイの角度を調節する ディスプレイの多くは上下、左右の角度調節ができるようになって います。まぶしい光が画面に映り込むのを防いだり、表示内容を見 やすくしたりするためにディスプレイの角度を調節することは、た いへん重要です。角度調節をせずに見づらい角度のまま作業を行う と『よい作業姿勢』を保てなくなりすぐに疲労してしまいます。ご 使用の前にディスプレイを見やすいよう角度を調整してください。 画面の明るさ・コントラストを調節する ディスプレイは明るさ(ブ ライトネス) ・コントラストを調節でき る機能を持っています。年齢や個人差、まわりの明るさなどによっ て、画面の最適なブライト ネス・コントラストは異なりますので、 状況に応じて画面を見やすいように調節してください。画面が明る すぎたり、暗すぎたりすると目に悪影響をもたらします。 キーボードの角度を調節する オプションのキーボードには、角度を変えることができるよう設計 されているものもあります。入力しやすいようにキーボードの角度 を変えることは、肩や腕、指への負担を軽減するのにたいへん有効 です。 機器の清掃をする 機器をきれいに保つことは、美観の面からだけでなく、機能や安全上の観点からも大切です。特にディ スプレ イの画面は、ほこりなど で汚れると、表示内容が見 にくくなりますので定 期的に清掃する必要 があります。 疲れたら休む 疲れを感じたら手を休め、軽い体操をするなど、気分転換をはかる ことをお勧めします。 xviii はじめに はじめに このたびは、本製品をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。 本製品は、最新のマイクロプロセッサ「Intel® Xeon ®プロセッサー」を搭載した高性能サーバ です。 弊社の最新 テクノロジーとア ーキテクチャによ り従来のサーバ では実現できなか ったハイパ ワー、ハイスピードが実現します。 「高信頼性」はもちろんのこと、 「拡張性」を考慮して設計され、ネットワークサーバとして幅 広くご利用いただけることでしょう。 本製品の持つ機能を最大限に引き出すためにも、ご使用になる前に本書をよくお 読みになり、 製品の取り扱いを十分にご理解ください。 本書の 中でフロ ッピーディ スクおよ び光ディス クを使用 した説明 が記載され ています が、 本製品は標準 構成でフロッピーデ ィスクドライブおよび 光ディスクドライブ を内蔵してい ません。 オプションの USB フロッピーディスクドライブ、Flash FDD およびオプションの内蔵また は外付けの光ディスクドライブを使用してください。 本書について xix 本書について 本書 は、本製品を正しく セットアップ し、使用できるよう にするための 手引きです。セット アップを行うときや日常使用する上で、わからないことや具合の悪いことが起きたときは、取 り扱い上の安全性を含めてご利用ください。 本書は常に本体のそばに置いていつでも見られるようにしてください。 本書は、Windowsのオペレーティングシステムやキーボード、マウスといった一般的な入出 力装 置などの基本的な 取り扱いについて 十分な知識を持っ たユーザーを対 象として記載され ています。 本文中の記号について 本書では巻頭で示した安全にかかわる注意記号の他に3種類の記号を使用しています。これら の記号と意味をご理解になり、装置を正しくお取り扱いください。 重要 装置の取り扱いや、ソフトウェ アの操作で守らなければならない事柄や特に 注意をすべき点を示します。 チェック 装置 やソフ トウェ アを操 作する 上で確 認をし ておく必 要があ る点を 示しま す。 知っておくと役に立つ情報や、便利なことなどを示します。 ヒント xx 本書について 本書の構成について 本書は 4つの 編から構成 されていま す。それぞれの 編では次の ような説明 が記載され ていま す。なお、巻末には索引があります。必要に応じてご活用ください。 「使用上のご注意」をはじめにご覧ください 重要 本編をお読み になる前に必ず本書の 巻頭に記載されている「使 用上のご注意」 をお読みく ださい。 「使用上のご注 意」では、本製品を安全に、正 しくお使い になるために大切な注意事項が記載されています。 第1編 導入編 本装置 を導入 するに あたり 知って おいて いただ きたい 情報と お使い になら れるま での セットアップの手順 について説明していま す。ここで説明する内容や手 順を守って正し く本装置をお使いになるシステム環境へ導入してください。 第2編 ハードウェア編 本装置のハードウ ェアに関する説明をし ています。各部の名称やその 機能、オプション の増設方法、本装置に ふさわしい設置場所、マザ ーボードを含むシステム ボードをコン フィグレーションする際に必要となる情報について知りたいときに参照してください。 第3編 ソフトウェア編 本体に添付のソフト ウェアについてその機 能や使用方法について説 明しています。ここ で説明する内容に従って正しくお使いください。 第4編 運用・保守編 本装置を運用する上で知っておいていただきたい情報が記載されています。また、 「故障 かな?」と思ったときは、本装置の故障を疑う前に参照してください。 付属品の確認 xxi 付属品の確認 梱包箱の中には、本体以外にいろいろな付属品が入っています。添付の「スタートアップガイ ド」を参照してすべてがそろっていることを確認し、それぞれ点検してください。万一足りな いものや損傷しているものがある場合は、販売店に連絡してください。 付属品について 重要 ⓦ 添付品はセットアップをするときやオプションの増設、装置が故障した ときに必要となりますので大切に保管してください。 ⓦ 添付品の「EXPRESSBUILDER」は、紙封筒に包装されています。 EXPRESSBUILDERを紛失しないよう十分にご注意ください。 ⓦ 本製品のセキュリティ機能を提供するメカニカルロックキー(セキュリ ティキー)は、紛失や盗難などがないよう大切に保管してください。 ⓦ オペレーティングシステムに添付のソフトウェア登録カードは、所定事 項をご記入の上、必ず投函してください。 ⓦ 本製品に添付のディスクは使用方法を誤るとお客様のシステム環境を変 更してしまうおそれがあります。使用についてご不明な点がある場合 は、無理な操作をせずにお買い求めの販売店、または保守サービス会社 にお問い合わせください。 ⓦ フロッピーディスクが添付されている場合は、フロッピーディスクの バックアップをとってください。また、添付のディスクをマスタディス クとして大切に保管し、バックアップディスクを使用してください。 標準構成(BTO(工場組み込み出荷)を除く)では、フロッピーディスクド ライブを搭載していません。) xxii 第三者への譲渡について 第三者への譲渡について 本体または、本体に添付されているものを第三者に譲渡(または売却)するときは、次の注意 を守ってください。 ⓦ 本体について 第三者へ譲渡(または 売却)する場合には、装置に 添付されている説明書 一式を一緒に お渡しください。 ハードディスクドライブ内のデータについて 重要 譲渡す る装置内に 搭載され ているハー ドディスク ドライブ に保存され ている 大切なデータ(例えば顧客情報や企業の経理情報など)が第三者へ漏洩するこ とのないようにお客様の責任において確実に処分してください。 オペレーティングシステムの「ゴミ箱を空にする」などの操作や「フォーマッ ト」コマンドでは見た目は消去されたように見えますが、実際のデータはハー ドディスクドライブに書き込まれたままの状態にあります。完全に消去されて いないデータは、特殊なソフトウェアにより復元され、予期せぬ用途に転用さ れるおそれがあります。 このようなトラブルを回避するために市販の消去用ソフトウェア(有償)また はサービス(有償)を利用し、確実にデータを処分することを強くお勧めしま す。データの消去についての詳細は、お買い求めの販売店または保守サービス 会社にお問い合わせください。 なお、データの処分をしないまま、譲渡(または売却)し、大切なデータが漏 洩された場合、その責任は負いかねます。 ⓦ 添付のソフトウェアについて 添付のソフトウェ アを第三者に譲渡(売却)す る場合には、以下の条件を 満たす必要が あります。 − 添付されているすべてのものを譲渡し、譲渡した側は一切の複製物を保持しないこ と − 各ソフトウェアに添付されている『ソフトウェアのご使用条件』の譲渡、移転に関 する条件を満たすこと − 譲渡、移転が認められていないソフトウェアについては、インストールした装置か ら削除した後、譲渡すること 消耗品・装置の廃棄について xxiii 消耗品・装置の廃棄について ⓦ 本体およびハードディスクドライブ、DVD-ROMなどのディスク、オプションのボー ド、バッテリなどの廃棄については各自治体の廃棄ルールに従ってください。また、本 製品に添付の電源コードも他の製品への転用を防ぐために本体といっしょに廃棄してく ださい。詳しくは、各自治体へお問い合わせください。 重要 ⓦ ⓦ 本体のマザーボード上にあるバッテリの廃棄(および交換)については お買い求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わせください。 ⓦ ハードディスクドライブやバックアップデータカートリッジ、その他書 き込み可能なメディア(CD-R/CD-RWなど)に保存されているデータ は、第三者によって復元や再生、再利用されないようお客様の責任にお いて確実に処分してから廃棄してください。個人のプライバシーや企業 の機密情報を保護するために十分な配慮が必要です。 本体の部品の中には、寿命により交換が必要なものがあります(冷却ファン、本体内蔵 のバッテリ、内蔵光ディスクドライブ、キーボードなど)。装置を安定して稼働させる ために、これらの部品を定期的に交換することをお勧めします。交換や寿命について は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社にご連絡ください。 xxiv 装置の輸送について 装置の輸送について 本体およびオプションなどには、リチウム金属電池あるいはリチウムイオン電池を使用してい ます。 リチウム電池の輸送に関しては、航空・海上輸送規制が適用されますので本体およびオプショ ンの航空機、船舶等での輸送については、お買い求めの販売店、または保守サービス会社へお 問い合わせください。 目 次 xxv 目 次 使用上のご注意(必ずお読みください)....................................................................................... iii 安全にかかわる表示について................................................................................................. iii 本書と警告ラベルで使用する記号とその内容 ...................................................................iv 安全上のご注意 ......................................................................................................................... v 全般的な注意事項 ................................................................................................ v ラックの設置・取り扱いに関する注意事項 ..................................................vii 電源・電源コードに関する注意事項 .............................................................viii 設置・装置の移動・保管・接続に関する注意事項 .......................................x お手入れ・内蔵機器の取り扱いに関する注意事項 ......................................xi 運用中の注意事項 ............................................................................................... xii 警告ラベルについて ............................................................................................................... xiii 取り扱い上のご注意 ............................................................................................................... xv 健康を損なわないためのアドバイス ............................................................xvii はじめに....................................................................................................................................................... xviii 本書について ................................................................................................................................................xix 本文中の記号について ........................................................................................................... xix 本書の構成について ................................................................................................................xx 付属品の確認 ................................................................................................................................................xxi 第三者への譲渡について........................................................................................................................... xxii 消耗品・装置の廃棄について ................................................................................................................. xxiii 装置の輸送について ..................................................................................................................................xxiv 目 次........................................................................................................................................................... xxv 1 導入編 特 長............................................................................................................................................................... 3 サーバ管理.................................................................................................................................. 5 ストレージ管理 ......................................................................................................................... 6 電源管理 ...................................................................................................................................... 8 電力管理 ...................................................................................................................................... 8 ネットワーク管理 ..................................................................................................................... 8 リモート管理.............................................................................................................................. 9 導入にあたって ............................................................................................................................................10 システム構築のポイント .......................................................................................................10 運用方法の検討 ..................................................................................................10 稼動状況・障害の監視、および保守 .............................................................10 システムの構築・運用にあたっての留意点......................................................................11 出荷時の状態を確認しましょう .....................................................................11 セットアップの手順を確認しましょう .........................................................11 各運用管理機能を利用するにあたって .........................................................14 セットアップを始める前に........................................................................................................................15 EXPRESSBUILDER がサポートしているサービスパック ...........................................15 EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶装置用コントローラ................16 ハードウェアのセットアップ...............................................................................................18 オペレーティングシステムのセットアップ......................................................................19 xxvi 目 次 Windows Server 2008 R2のセットアップ......................................................................................... 20 カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 20 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 20 セットアップの手順 ......................................................................................... 21 シームレスセットアップ...................................................................................................... 24 セットアップ前の確認事項について ............................................................ 25 セットアップの流れ ......................................................................................... 29 セットアップの手順 ......................................................................................... 30 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ............................... 41 障害処理のためのセットアップ..................................................................... 46 Hyper-V 2.0のサポートについて.................................................................. 46 BitLockerをご利用になる場合....................................................................... 46 管理ユーティリティのインストール ............................................................ 46 システムのアップデート ................................................................................. 46 Windows Server 2008のセットアップ................................................................................................ 47 カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 47 セットアップをはじめる前に(購入時の状態について)......................... 47 セットアップの手順 ......................................................................................... 48 シームレスセットアップ...................................................................................................... 51 セットアップ前の確認事項について ............................................................ 53 セットアップの流れ ......................................................................................... 58 セットアップの手順 ......................................................................................... 59 修正モジュールの適用 ..................................................................................... 70 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ ............................... 70 PAEオプションを設定する方法 .................................................................... 77 障害処理のためのセットアップ..................................................................... 77 Hyper-Vのサポートについて ......................................................................... 77 管理ユーティリティのインストール ............................................................ 78 システムのアップデート ................................................................................. 78 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ .............................................................. 79 Windows Server 2003のセットアップ................................................................................................ 80 カスタムインストールモデルのセットアップ................................................................. 80 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について)....................... 80 セットアップの手順 ......................................................................................... 81 シームレスセットアップ...................................................................................................... 82 セットアップ前の確認事項について ............................................................ 83 セットアップの流れ ......................................................................................... 86 セットアップの手順 ......................................................................................... 87 グラフィックスアクセラレータドライバ ..................................................104 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合................. 104 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合..............................104 PAEオプションを設定する方法 ..................................................................105 障害処理のためのセットアップ...................................................................106 管理ユーティリティのインストール .......................................................... 106 システムのアップデート ...............................................................................106 障害処理のためのセットアップ ............................................................................................................107 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 ...........................................................................107 Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................107 Windows Server 2008の場合 ....................................................................112 Windows Server 2003の場合 ....................................................................117 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法...................................................................121 Windows Server 2008 R2の場合 .............................................................121 Windows Server 2008の場合 ....................................................................122 Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定).........................123 ネットワークモニタのインストール ...............................................................................124 Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合................124 目 次 xxvii Windows Server 2003の場合 ....................................................................125 システム情報のバックアップ............................................................................................126 応用セットアップ .....................................................................................................................................127 シームレスセットアップ未対応の 大容量記憶装置コントローラを利用する場合.......................................... 127 マニュアルセットアップ ...............................................................................128 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 .....................130 2 ハードウェア編 各部の名称と機能 .....................................................................................................................................134 装置前面 .................................................................................................................................134 装置前面(フロントベゼルを取り外した状態)............................................................135 装置背面 .................................................................................................................................136 装置外観 .................................................................................................................................137 装置内部 .................................................................................................................................138 マザーボード.........................................................................................................................140 ランプ表示.............................................................................................................................141 POWERランプ.................................................................................................141 STATUSランプ............................................................................................... 141 DISK ACCESSランプ....................................................................................142 ACTランプ .......................................................................................................142 UIDランプ(ID)............................................................................................... 143 ハードディスクドライブのランプ ..............................................................143 LANコネクタのランプ................................................................................... 144 AC POWERランプ ......................................................................................... 145 設置と接続..................................................................................................................................................146 設 置 .....................................................................................................................................146 ラックの設置 ....................................................................................................146 ラックへの取り付け/ラックからの取り外し............................................148 接 続 .....................................................................................................................................158 無停電電源装置(UPS)への接続について...................................................160 基本的な操作 .............................................................................................................................................161 フロントベゼルの取り付け・取り外し ...........................................................................161 電源のON...............................................................................................................................162 POSTのチェック................................................................................................................. 163 POSTの流れ ....................................................................................................163 POSTのエラーメッセージ............................................................................165 電源のOFF.............................................................................................................................166 サーバの確認(UIDスイッチ)...........................................................................................166 光ディスクドライブ ............................................................................................................167 使用上の注意 ....................................................................................................167 ディスクのセット/取り出し.........................................................................168 取り出せなくなったときの方法 ..................................................................170 ディスクの取り扱いについて....................................................................... 170 Flash FDD.............................................................................................................................171 注意事項 ............................................................................................................171 内蔵オプションの取り付け.....................................................................................................................173 安全上の注意.........................................................................................................................173 静電気対策について ............................................................................................................174 取り付け/取り外しの準備..................................................................................................175 取り付け/取り外し後の確認..............................................................................................177 ハードディスクドライブ ....................................................................................................178 xxviii 目 次 取り付け ............................................................................................................180 取り外し ............................................................................................................186 RAIDシステム構成でのハードディスクドライブの交換について.......189 電源ユニット.........................................................................................................................190 取り付け ............................................................................................................190 故障した電源ユニットの交換....................................................................... 193 トップカバー.........................................................................................................................194 取り外し ............................................................................................................194 取り付け ............................................................................................................194 DIMM ......................................................................................................................................195 DIMMの増設順序 ............................................................................................196 メモリクロック................................................................................................197 メモリRAS機能............................................................................................... 197 取り付け ............................................................................................................198 取り外し ............................................................................................................199 メモリ機能の利用 ...........................................................................................200 プロセッサ(CPU)..............................................................................................................207 取り付け ............................................................................................................208 取り外し ............................................................................................................213 PCIボード ..............................................................................................................................214 注意事項 ............................................................................................................216 サポートしているボードと搭載可能スロット.......................................... 218 取り付け ............................................................................................................222 取り外し ............................................................................................................225 RAIDコントローラの取り付け .....................................................................225 RAIDコントローラの取り外し .....................................................................228 RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け ........................................229 RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外し ........................................236 内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムにする場合.................................... 237 RAIDシステム構築時の注意事項................................................................. 240 光ディスクドライブ ............................................................................................................241 取り付け ............................................................................................................241 システムBIOS(SETUP)のセットアップ ........................................................................................ 246 起 動 .....................................................................................................................................247 キーと画面の説明 ................................................................................................................ 248 設定例 .....................................................................................................................................249 パラメータと説明 ................................................................................................................ 252 Main ...................................................................................................................252 Advanced .........................................................................................................255 Security.............................................................................................................267 Server................................................................................................................ 270 Boot ...................................................................................................................279 Save & Exit ......................................................................................................280 CMOSメモリ・パスワードのクリア...............................................................................282 割り込みライン ....................................................................................................................284 RAIDシステムのコンフィグレーション .............................................................................................. 285 RAIDについて.......................................................................................................................285 RAIDの概要 ......................................................................................................285 RAIDレベル ......................................................................................................288 オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション ........................................291 ハードディスクドライブの取り付け .......................................................... 291 RAIDシステムの有効化 .................................................................................291 RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了.................................... 293 メニューツリー................................................................................................294 操作手順 ............................................................................................................295 LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility ...303 リセット ......................................................................................................................................................306 目 次 xxix ハードリセット ....................................................................................................................306 ソフトウェアリセット ........................................................................................................306 強制電源OFF.........................................................................................................................307 3 ソフトウェア編 添付のDVDについて ................................................................................................................................310 DVD媒体読み込み機能のない管理PCを使用したいとき ...........................................311 EXPRESSBUILDER.................................................................................................................................312 各メニューの起動について................................................................................................312 オートランで起動するメニュー .......................................................................................315 ExpressPicnic ...........................................................................................................................................316 パラメータファイルの作成................................................................................................316 本体用バンドルソフトウェア ................................................................................................................327 ESMPRO/ServerAgent..................................................................................................... 327 インストール前の準備 ................................................................................... 327 インストール ....................................................................................................328 インストール後の確認 ................................................................................... 329 ESMPRO/ServerAgent Extension ................................................................................329 Universal RAID Utility ........................................................................................................330 カスタムインストールモデルでのセットアップ .....................................330 シームレスセットアップを使用したセットアップ .................................330 Universal RAID Utilityの セットアッププログラムを使用したセットアップ .................................330 イージーコンフィグレーション機能 ..........................................................331 RAIDレベル 6 の論理ドライブの作成 .......................................................331 装置情報収集ユーティリティ............................................................................................332 インストール ....................................................................................................332 使用方法 ............................................................................................................333 アンインストール ...........................................................................................333 管理PC用バンドルソフトウェア...........................................................................................................334 ESMPRO/ServerManager ............................................................................................... 334 4 運用・保守編 日常の保守..................................................................................................................................................336 アップデートの確認・適用................................................................................................336 アラートの確認 ....................................................................................................................337 ステータスランプの確認 ....................................................................................................337 バックアップ.........................................................................................................................338 クリーニング.........................................................................................................................338 本体のクリーニング .......................................................................................338 キーボード/マウスのクリーニング ............................................................339 ディスクのクリーニング ...............................................................................340 テープドライブのクリーニング ..................................................................340 システム診断 .............................................................................................................................................341 システム診断の内容 ............................................................................................................341 システム診断の起動と終了................................................................................................341 障害時の対処 .............................................................................................................................................344 xxx 目 次 障害箇所の切り分け ............................................................................................................344 エラーメッセージ ................................................................................................................ 345 POST中のエラーメッセージ ....................................................................... 345 Windowsのエラーメッセージ .....................................................................354 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ .........................354 トラブルシューティング.................................................................................................... 355 本体について.................................................................................................... 355 Windowsについて ..........................................................................................358 EXPRESSBUILDERについて.......................................................................370 シームレスセットアップについて ..............................................................371 オートランで起動するメニューについて ..................................................373 ExpressPicnicについて .................................................................................374 ESMPROについて..........................................................................................374 RAIDシステム、RAIDコントローラについて .......................................... 375 MN8190-127 FibreChannelコントローラについて.............................. 378 障害情報の採取 ....................................................................................................................379 イベントログの採取 .......................................................................................379 構成情報の採取................................................................................................380 ユーザーモードプロセスダンプ(ワトソン博士の診断情報)の採取 380 メモリダンプの採取 .......................................................................................380 システムの修復 ....................................................................................................................381 保守ツール ..................................................................................................................................................382 保守ツールの起動方法 ........................................................................................................382 保守ツールの機能 ................................................................................................................ 384 コンソールレス ....................................................................................................................386 起動方法 ............................................................................................................386 電力制御機能に関する注意事項 ............................................................................................................388 対応OSについて...................................................................................................................388 Windows Server 2008使用時の留意点.........................................................................389 移動と保管 ..................................................................................................................................................390 ユーザーサポート .....................................................................................................................................392 保証について.........................................................................................................................392 修理に出される前に ............................................................................................................393 修理に出される時は ............................................................................................................393 補修用部品について ............................................................................................................394 保守サービスについて ........................................................................................................394 契約保守 ............................................................................................................394 スポット保守サービス ................................................................................... 395 障害コール受付窓口 ............................................................................................................396 インターネットホームページのご案内 ...........................................................................396 他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合わせについて .................................396 付録A 仕 様......................................................................................................................397 2.5型HDDモデル .............................................................................................397 3.5型HDDモデル .............................................................................................399 付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータへのアクセス方法 ......................401 Windows........................................................................................................... 401 索 引 .......................................................................................................................................................... 407 オンラインドキュメントについて xxxi オンラインドキュメントについて 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには次のオンラインドキュメントが収められています。 必要に応じて参照してください。 ⓦ ユーザーズガイド ⓦ Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterprise インストレーションサプリメントガイド* ⓦ Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise インストレーションサプリメントガイド* ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition /Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレーションサプリメントガイド ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard Edition /Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition /Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド* ⓦ ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド ⓦ ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド ⓦ Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド ⓦ ESMPRO/ServerAgent Extensionインストレーションマニュアル ⓦ リモートマネージメントエンジン 2ユーザーズガイド ⓦ 19インチラックユーザーズガイド * 通常 は「EXPRESSBUILDER」の「シームレ スセッ トアッ プ」ツー ルを使 ったイ ンス トールをお勧めします。 xxxii オンラインドキュメントについて Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2008 の名称について 本書では、 Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2008を以下のように呼びます。 − Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 R2, Standard/Enterprise − Windows Server 2008 Windows Server 2008 32/64ビット版、Standard/Enterprise すべての総称 − Windows Server 2008(64ビット版) Windows Server 2008 64ビット版、Standard/Enterprise − Windows Server 2008(32ビット版) Windows Server 2008 32ビット版、Standard/Enterprise − Windows Server 2008 Standard Windows Server 2008 64ビット版、Standard − Windows Server 2008 Standard 32-Bit Windows Server 2008 32ビット版、Standard − Windows Server 2008 Enterprise Windows Server 2008 64ビット版、Enterprise − Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit Windows Server 2008 32ビット版、Enterprise 1 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rg 1 導入編 本製品や添付のソフトウェアの特長、導入の際に知っておいていただきたい事柄について説明 しま す。また、セットアップ の際の手順を 説明しています。こ こで説明する 内容をよく読ん で、正しくセットアップしてください。 特 長(3ページ) 本製品の特長や添付(または別売品)のソフトウェア、および各種オプション とソフトウェアの組み合わせによって実現できるシステム管理のための機能に ついて説明しています。 導入にあたって(10ページ) 本製品をご利用されるシステムを構築する際に知っておいていただきたい事柄 や、参考となるアドバイスが記載されています。 セットアップを始める前に(15ページ) セットアップの順序を説明します。お使いになるオペレーティングシステムや 購入時の本体によってもセットアップの方法は異なります。 Windows Server 2008 R2のセットアップ(20ページ) Windows Server 2008 R2で運用する場合のシステムのセットアップの方法に ついて説明しています。 Windows Server 2008のセットアップ(47ページ) Windows Server 2008で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ いて説明しています。 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ(79ページ) Windows Server 2003 R2, x64 Editionsで運用する場合のシステムのセット アップの方法について説明しています。 Windows Server 2003のセットアップ(80ページ) Windows Server 2003で運用する場合のシステムのセットアップの方法につ いて説明しています。 障害処理のためのセットアップ(107ページ) 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップを してください。 ONL-511-017-01-210Rg-000-01-1007 2 応用セットアップ(127ページ) システムの環境やインストールするオペレーティングシステムによっては、特 殊な手順でセットアップしなければならない場合があります。必要に応じて参 照してください。 本書の中でフロッピーディスク および光ディスクを使用した説明が記 載されていますが、本製品は標準構成でフロッピーディスクドライブお よび光ディスクドライブを内蔵していません。 オプションの USB フロッピーディスクドライブ、Flash FDD およびオ プションの内蔵または外付けの 光ディスクドライブを使用してくださ い。 導入編 3 特 長 お買い求めになられた本製品の特長を次に示します。 高 性能 ⓦ インテル® Xeon® プロセッサー搭載 −MN8100-1660 :2GHz 2Core −MN8100-1654/1661 :2.13GHz 4Core −MN8100-1655/1662 :2.40GHz 4Core −MN8100-1656/1663 :2.66GHz 4Core −MN8100-1657 :2.26GHz 6Core −MN8100-1658 :2.93GHz 6Core −MN8100-1659 :3.33GHz 6Core ⓦ 高速メモリアクセス (DDR3L 1333対応) ⓦ 高速ディスクアクセス (SATA2; 3Gb/s、 SAS(Serial Attached SCSI); 6Gb/s に対応)*1 拡 張性 ⓦ 豊富なIOオプションスロット PCI EXPRESS 2.0(16レーン):1スロット(フルハイト) PCI EXPRESS 2.0(4レーン):1スロット(ロープロファイル)*2 PCI EXPRESS 2.0(4レーン):1スロット(RAIDコントローラ 専用スロット)*2 ⓦ オプションのライザーカードにてPCI-Xスロットへ変換可能 ⓦ 最大192GBの大容量メモリ*3 ⓦ 最大2マルチプロセッサまでアップグレード可能 ⓦ ネットワークコネクタを標準で3つ装備(うち1つは マネージメント専用LANコネクタ) ⓦ 大容量ハードディスクドライブベイ 3.5型ディスクモデル:3スロット 2.5型ディスクモデル:6スロット ⓦ USB2.0対応 高 信頼性 ⓦ メモリ監視機能 (エラー訂正/エラー検出) ⓦ メモリ縮退機能 (障害を起こしたデバイスの論理的な切り離し) ⓦ メモリ x4/x8 SDDC対応 BTO(工場組み込み出荷)で使用するオペレーティングシステムの ⓦ ⓦ メモリミラーリング/メモリロックステップ機能(x8 SDDC)/ インストールやオプションの組み込みを指定することができます。 メモリスペアリング機能 ハードディスクドライブ、増設用電源ユニットはケーブルを必要と ⓦ ⓦ バスパリティエラー検出 しないワンタッチ取り付け(ホットスワップ対応) ⓦ 温度検知 ⓦ 異常検知 ⓦ 内蔵ファン回転監視機能 ⓦ 内部電圧監視機能 ⓦ 電源ユニットの冗長機能(ホットスワップ対応) ⓦ 冗長電源対応(オプション増設時に有効) ⓦ RAIDシステム(ディスクアレイ) ⓦ El Torito Bootable CD-ROM(no emulation mode) (3.5型ディスクモデルは フォーマットをサポート オプションでもサポート) ⓦ POWERスイッチマスク ⓦ オートリビルド機能(ホットスワップ対応) ⓦ ソフトウェアPower Off ⓦ BIOSパスワード機能 ⓦ リモートパワーオン機能 ⓦ フロントベゼルによるセキュリティロック ⓦ ACリンク機能 ⓦ コンソールレス機能 ⓦ フロントモニタコネクタ す ぐに使える 豊 富な機能搭載 管 理機能 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ESMPROプロダクト 本体遠隔監視機能(リモートマネージメントエンジン 2) RAIDシステム管理ユーティリティ(Universal RAID Utility) ハードディスクドライブ監視 自 己診断機能 ⓦ Power On Self-Test(POST) ⓦ システム診断(T&D)ユーティリティ 便 利なセットアップユーティリティ 省 電力・静音性 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 電力監視機能 電力制御機能 80 PLUS® 対応の高効率電源 環境/負荷/構成に応じたきめ細やかなFAN制御 静音設計 ⓦ EXPRESSBUILDER(システムセットアップユーティリティ) ⓦ ExpressPicnic(パラメータファイル作成ユーティリティ) ⓦ SETUP(BIOSセットアップユーティリティ) 保 守機能 ⓦ オフライン保守ユーティリティ ⓦ DUMPスイッチによるメモリダンプ機能 *1 3.5型HDDモデルはSATAのみサポート *2 コネクタは8レーン用のものを使用 *3 2CPU構成時、1CPU構成時は最大96GB 4 特 長 本装置は、高い信頼性を確保するためのさまざまな機能を提供しています。 本体に添付されている ESMPROなどのソフトウェアが提供する監視機能との連携により、シ ステムの障害を未然に防止、または早期に復旧することができます。 また、停電などの電源障害からサーバを守る無停電電源装置、万一のデータ損失に備えるため のバックアップ装置などといった各種オプション製品により、さらなる信頼性を確保すること ができます。 各機能はそれぞれ以下のハードウェア、およびソフトウェアにより実現しています。 管理分野 サーバ管理 必要なハードウェア 必要なソフトウェア サーバ本体機能 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ハードウェア全般 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent RAID コントローラ ( オンボード、本体 装置内蔵、オプション *1) Universal RAID Utility ⓦ バックアップ管理 DAT/LTO など *1 Windows 標準バックアップツール BackupExec*2、NetBackup*2 電源管理 無停電電源装置(UPS)*1 無停電電源装置により、使用するソ フトウェアが異なります。 ネットワーク管理 100BASE-TX 接続ボードなど *1 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent リモート管理 本体標準装備のリモートマネージメン トエンジン 2 ESMPRO/ServerManager ESMPRO/ServerAgent ESMPRO/ServerAgent Extension ストレージ管理 ⓦ ディスク管理 *1 *2 オプション製品 Symantec 社製品 導入編 5 サーバ管理 本体のハードウェアの状態を管理するために「ESMPRO/ServerAgent」をインストールし てください。「ESMPRO/ServerAgent」は本体の稼動状況などを監視するとともに万一の障 害発生時「ESMPRO/ServerManager」と連携してただちに管理者へ通報します。 本装置での機能の使用可否は下記の表の通りです。 機能可否表 機能名 可否 ハードウェア 機能概要 ○ ハードウェアの物理的な情報を表示する機能です。 メモリバンク ○ メモリの物理的な情報を表示する機能です。 装置情報 ○ 装置固有の情報を表示する機能です。 CPU ○ CPU の物理的な情報を表示する機能です。 システム ○ CPU の論理情報参照や負荷率の監視をする機能です。 メモリの論理情報参照や状態監視をする機能です。 I/O デバイス ○ I/O デバイス ( シリアルポート、パラレルポート、キー ボード、マウス、ビデオ ) の情報参照をする機能です。 システム環境 ○ 温度、ファン、電圧、電源、ドアなどを監視する機能で す。 温度 ○ 筐体内部の温度を監視する機能です。 ファン ○ ファンを監視する機能です。 電圧 ○ 筐体内部の電圧を監視する機能です。 電源 ○ 電源ユニットを監視する機能です。 ドア ○ Chassis Intrusion(筐体のカバー / ドアの開閉)を監視す る機能です。 ソフトウェア ○ サービス、ドライバ、OS の情報を参照する機能です。 ネットワーク ○ ネットワーク (LAN) に関する情報参照やパケット監視を する機能です。 拡張バスデバイス X 拡張バスデバイスの情報を参照する機能です。 BIOS ○ BIOS の情報を参照する機能です。 ローカルポーリング ○ エージェントが取得する任意の MIB 項目の値を監視する 機能です。 ストレージ ○ ハードディスクドライブなどのストレージ機器やコント ローラを監視する機能です。 ファイルシステム ○ ファイルシステム構成の参照や使用率監視をする機能で す。 ディスクアレイ ○ 下記 RAID コントローラを監視する機能です。 ・オンボードの RAID コントローラ (LSI Embedded MegaRAIDTM ) ・オプションの RAID コントローラ (MN8103-129/130) その他 * ○ Watch Dog Timer による OS ストール監視をする機能で す。 OS STOP エラー発生後の通報処理を行う機能です。 ○: サポート △: 一部サポート X: 未サポート *:ESMPRO/ServerManagerの画面には表示されない機能です。 ヒント ESMPRO/ServerManager とESMPRO/ServerAgentは、本体に標準添付されて います。各ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフトウェアの 説明を参照してください。 6 特 長 ストレージ管理 大容量のストレージデバイスを管理するために次の点について留意しておきましょう。 ⓦ ディスク管理 ハードディスクドラ イブの耐障害性を高め ることは、直接的にシステム 全体の信頼性を 高めることにつながると言えます。オンボードまたは、オプションのRAIDコントローラ (MN8103-129/130)を使用することに より、ハードディスクドライブをグループ化し て冗長性を高め、データの損失を防ぐことができます。 使用できるRAIDコントローラは、本体装置のモデルにより異なります。 オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM) オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )によって、RAID システムを構築することができま す。RAIDコントローラがサポートする RAIDレベ ルは、RAID 0、RAID 1です。 RAIDシステムの構築、設定、管理には、 「LSI Software RAID Configuration Utility」 や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、 「2 ハードウェア編 RAIDシステムのコンフィグレーション」 (285ページ)、 「3 ソフトウェア編 Universal RAID Utility」 (330ページ)を参照してください。 オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130) オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)は、本体装置のハードディ スクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラです。 − 本体装置のハードディスクドライブをRAIDシステム化するRAIDコントローラ MN8103-129 RAIDコントローラ(256M, RAID 0/1)、MN8103-130 RAIDコ ントローラ(256M, RAID 0/1/5/6)の2種類があります。 なお、サポートするRAIDレベルはRAIDコントローラによって異なります。 RAIDシステムの構築、設定、管理には、「WebBIOS」や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、オプションのRAIDコントローラに添付の説明書や、「3 ソフトウェア 編 Universal RAID Utility」 (330ページ)を参照してください。 重要 ヒント 3.5型デ ィスクモ デルの 内蔵ハ ードデ ィスクド ライブ 最大搭 載数は 3台 のた め、上記RAIDコントローラがサポートしているRAID10、RAID50は構築で きません。 Universal RAID Utility、ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentは、 標準添付しています。ソフトウェアのインストール方法や使用方法は、各ソフ トウェアの説明を参照してください。 パトロールリードと整合性チェックによる予防保守 重要 ハードディスクドライブの後発不良に対する予防保守としてパトロールリードが 有効です。パトロールリードにより、後発不良を早期に発見できます。 パトロールリード機能をサポートするRAIDコントローラを使用する場合は、パト ロールリード機能を使用してください。 パトロールリード機能をサポートしないRAIDコントローラ(オンボードのRAID コントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM))では、パトロールリードの代わ りに整合性チェックを使用してください。 導入編 7 ⓦ バックアップ管理 定期的なバックアップは、不意のサーバのダウンに備える最も基本的な対応です。 DAT装置やLTO装置と各種ソフトウェアを使って定期的にバックアップをとってくださ い。容量や転 送スピード、バックアップ スケジュールの設定な ど、ご使用になる環境に 合わせて利用してください。 バックアップデバイスと接続するためにはオプションのSCSIコントローラボードなどが 必要な場合があります。 アプリケーション名 説 明 NTBackup(OS 標準 ) Windows 標準のバックアップツール。 単体バックアップ装置に単純なバックアップを行うときに使用。 Windows Server 2008 付属のバックアップツールはテープ記憶装置へ の書き込みをサポートしていないため、バックアップソフトウェアが必 須となります。 BackupExec(Symantec 社 ) 米国で最もポピュラーな PC サーバのバックアップツール。 NTBackup と同一テープフォーマットを使用。 スケジュール運用が可能で、集合バックアップ装置、DB オンライン バックアップなどに対応可能。 NetBackup(Symantec 社 ) 異種プラットフォーム環境で統合的な制御 / 管理を実現した、 BackupExec の上位バックアップツール。基幹業務など大規模システム まで対応。オープンファイルバックアップ、Disaster Recovery を標準 サポート。DB オンラインバックアップなどに対応可能。 NTBackup NetBackup BackupExec 8 特 長 電源管理 商用電源のトラブルは、システムを停止させる大きな原因のひとつです。 停電や瞬断に加え、電圧低下、過負荷配電、電力設備の故障などがシステムダウンの要因とな る場合があります。 無停電電源装置 (UPS)は、停電や瞬断で通常使用している商用電源の電圧が低下し始め ると、 自動的にバッテリから電源を供給し、システムの停止を防ぎます。システム管理者は、その間 にファイルの保存など、必要な処理を行うことができます。さらに電圧や電流の 変動を抑え、 電源 ユ ニッ トの 寿命 を延 ばし て平 均故 障 間隔 (MTBF)の 延長 にも 貢献 しま す。ま た、スケ ジュールなどによる本装置の自動・無人運転を実現することもできます。 電力管理 リ モ ー ト マネ ー ジ メ ン ト エ ン ジ ン 2 の コ マ ン ド ラ イ ン イ ンタ ー フ ェ ー ス やESMPRO/ ServerManagerから、本体 装置の消費電力を制御 することができます。設定 方法については リモートマ ネージメントエ ンジン 2のユ ーザーズガイド もしくはESMPRO/ServerManager のユーザーズガイドを参照してください。また、電力制御機能の利用に当たっての注意事項に ついては第4章 保守・運用編の電力制御機能に関する注意事項(388ページ)をご参照ください。 ネットワーク管理 ESMPRO/ServerManager、ESMPRO/ServerAgentを使用することにより、本体に内蔵され ているLANカードの障害や、回線の負荷率等を監視することができます。 導入編 9 リモート管理 本体標 準装備のリモート マネージメントエ ンジン 2と ESMPRO/ServerManagerを使用する ことにより、LAN/WANを介した本体のリモート監視や管理をすることができます。 リモートマネージメントエンジン 2が提供する管理機能は以下のとおりです。 ⓦ 電源ユニットの監視 ⓦ 温度/電圧/FAN/ハードディスクドライブ/電力監視/電力制御 ⓦ ハードウェア障害のシステムイベントログ(SEL)生成機能 ⓦ ウォッチドッグタイマによるOSストール監視 ⓦ OSストップエラー発生後の通報処理 ⓦ Webブラウザ/コマンドラインインターフェースを利用したリモート制御(本体装置の リセット、電源ON/OFF、システムイベントログ(SEL)の確認など) ⓦ リモートKVM機能、リモートメディア機能(オプションのリモートマネージメント拡張 ライセンスが必要です。) ⓦ ESMPRO/ServerManagerによるLAN/WAN経由でのリモート制御、複数台装置の集中 管理 ⓦ システム構成情報(CPU/メモリなど)の確認機能 Webブラウザやコマンドラインプロトコル(CLP)を利用したリモート制御やリモートKVM 機能、リ モートメディア機 能については「EXPRESSBUILDER」DVD 内の「リモートマネー ジメントエンジン 2ユーザーズガイド」を参照してください。 リモートマネージメント拡張ライセンス(MN8115-03)を使用する場合の注意事項 チェック リモートコンソ ール/リモートメ ディア機能についての最新情報は、弊社Web サイト(http://www.mdit.co.jp/ft8600)を参照してください。 10 導入にあたって 導入にあたって 本装置を導入するにあたって重要なポイントについて説明します。 システム構築のポイント 実際にセットアップを始める前に、以下の点を考慮してシステムを構築してください。 運用方法の検討 「特長」での説明 のとおり、本装置は運用管理・信頼性に関する多くのハードウェア機能を持 ち、用途に応じてさまざまなソフトウェアが添付されています。 システ ムのライ フサイ クルの様 々な局面 において、「各ハー ドウェア 機能お よび添付 ソフト ウェアの どれを使用して、ど のような運用 するか?」などを検 討し、それに合わせ て必要な ハードウェアおよびソフトウェアのインストール/設定を行ってください。 稼動状況・障害の監視、および保守 本体に標準添付の「ESMPRO/ServerManager」 、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用すること により、リモートからサーバの稼動状況や障害の監視を行い、障害を事前に防ぐことや万一の 場合に迅速に対応することができます。 運用の際は、 「ESMPRO/ServerManager」、 「ESMPRO/ServerAgent」を利用して、万一の トラブルからシステムを守るよう心がけてください。 導入編 11 システムの構築・運用にあたっての留意点 システムを構築・運用する前に、次の点について確認してください。 出荷時の状態を確認しましょう 本製品を導入する前に、出荷時の状態を確認してください。 ⓦ オペレーティングシステムのインストール状態について 注文により出荷時の状態に次の2種類があります。 出荷時のモデル 説 明 カスタムインストール BTO(工場組み込み出荷)にて Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、または Windows Server 2003 へのダウングレードを指定された場合。 未インストール BTO(工場組み込み出荷)による OS のインストールを希望されなかった場合。 出荷時のオ ペレーティングシステム のインストール状態に より、必要なセットアップ作 業が異なります。19ページの説明に従ってセットアップを行ってください。 セットアップの手順を確認しましょう システムを構築するにあたり、「セットアップ」は必要不可欠なポイントです。 セッ トアップを始める 前にセットアップ をどのような順序 で進めるべきか 十分に検討してく ださい。 必要のない手順を含めたり、必要な手順を省いたりすると、システムの構築スケジュールを狂 わせるばかりでなく、本装置が提供するシステム全体の安定した運用と機能を十分に発揮でき なくなります。 ⓦ <その1> 運用方針と障害対策の検討 ハードウェ アが提供する機能や採用 するオペレーティングシス テムによって運用方針や セキュリティ、障害への対策方法が異なります。 「特長(3ページ)」に示す本装置が提供する機能を十分に利用したシステムを構築できる よう検討してください。 また、システム の構築にあたり、ご契約の 保守サービス会社およ び弊社営業担当にご相 談されることもひとつの手だてです。 ⓦ <その2> ハードウェアのセットアップ 本体の電源をONにできるまでのセットアップを確実に行います。この後の「システムの セットアッ プ」を始めるために運用時 と同じ状態にセットア ップしてください。詳しく は、19ページに示す手順に従ってください。 ハードウェ アのセットアップには、オ プションの取り付けや 設置、周辺機器の接続に加 えて、内部的な パラメータのセットア ップも含まれます。ご使用 になる環境に合わせた パラメータ の設定はオペレーティン グシステムや管理用ソフト ウェアと連携した機能を 利用するために大切な手順のひとつです。 12 導入にあたって ⓦ <その3> システムのセットアップ オプショ ンの取り 付けやBIOS の設定と いったハ ードウェア のセット アップが終 わった ら、ハードディスクドライブのパーティションの設定やRAIDシステムの設定、オペレー ティングシステムや管理用ソフトウェアのインストールに進みます。 <初めてセットアップを行う場合(Windows)> 初めてのセットアッ プでは、お客様が注文の際 に指定されたインストー ルの状態によっ てセットアップの方法が異なります。 − 「カスタムインストール」を指定して購入された場合 本装置の電源をONにすれば自動的にセットアップが始まります。セットアップの途 中で表示される画面のメッセージに従って必要事 項を入力していけばセットアップ は完了します。 − 「未インストール」にて購入された場合 「未インストールからのセットアップ・再セットアップの場合」に示す手順に従って ください。 <未インストールからセットアップ・再セットアップを行う場合(Windows)> 本装置で 未インス トールか らのセット アップ・再セ ットアッ プをサポー トしてい るOS (Windows)は次の通りです。 − Windows Server 2008 R2, Standard 日本語版 − Windows Server 2008 R2, Enterprise 日本語版 − Windows Server 2008 Standard 日本語版 − Windows Server 2008 Enterprise 日本語版 − Windows Server 2008 Standard 32-bit 日本語版 − Windows Server 2008 Enterprise 32-bit 日本語版 ヒント Windows Server 2008の名称についての詳細は、「Windows Server 2008 R2 お よび Windows Server 2008 の名称について](xxxiiページ) 」を 参照してくださ い。 − Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition 日本語版 − Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版 (以降、「Windows Server 2003 R2, x64 Editions」と呼ぶ) − Windows Server 2003 R2, Standard Edition 日本語版 − Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 − Windows Server 2003 Standard Edition 日本語版 − Windows Server 2003 Enterprise Edition 日本語版 (以降、「Windows Server 2003」と呼ぶ) 本 書 では、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統一 し て ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。 特に Windows Server 2003 R2を区 別する 場合 は「Windows Server 2003 R2」 と呼びます。 導入編 13 未インストールからのセットアップ・再セットアップは、インストールするOSによって 異なります。 <Windows Server 2008 R2 をインストールする場合> 本書の24ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照し、 「マニュアルセットアップ」を行ってください。 <Windows Server 2008 をインストールする場合> 本書の51ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に 格納 され てい るオ ンラ イン ドキ ュメ ント「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照し、 「マ ニュアルセットアップ」を行ってください。 <Windows Server 2003 R2, x64 Editions をインストールする場合> 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionインストレーションサ プリメントガイド」を参照し、 「マ ニュアルセットアップ」 を行ってください。 <Windows Server 2003 をインストールする場合> 本書の82ページを参照し「シームレスセットアップ」を行うか、添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に格 納され ている オンラ インド キュメ ント「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメ ントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。 ⓦ <その4> 障害処理のためのセットアップ 障害 が起き たとき にすぐ に原因 の見極 めや解 決がで きるよ う障害 処理の ための セット アップをしてください。Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Windows Server 2003 R2, x64 Editions、およびWindows Server 2003に関しては、本書で説明 しています。 ⓦ <その5> 管理用ソフトウェアのインストールとセットアップ インストールが完了し たソフトウェア(BTOで出荷時に組み込まれたものを含む)の各 種パラメー タを、これから使用するハー ドウェア/ネットワー ク環境へ合うように設定 します。ま た、本装置と同じネッ トワーク上へ管 理PC(一般的な PCが使用可)を定義 し、管 理・監視用 のソ フト ウェア をイ ンスト ール しま す。詳しく は「ソフ トウ ェア編 (309ページ) 」をご覧ください。 ⓦ <その6> システム情報のバックアップ 「オフライン保守ユーティリティ」を使ってマザーボード上の装置固有情報をバックアッ プします。マザーボードが故障した場合、ボードを交換した後にこの情報をリストアする ことによ って交換前と同じ状態 にすることができます。詳 しくは126 ページをご覧くだ さい。 14 導入にあたって 各運用管理機能を利用するにあたって 本装置 で障害 監視など の運用管 理を行う には、標準 添付の ESMPRO/ServerAgent、および ESMPRO/ServerManager、または別売の同ソフトウェアが必要となります。この後で説明す るセットアップ手順、またはソフトウェアの説明書(別売の場合)に従って各ソフトウェアの インストール、および必要な設定を行ってください。 各運用管理機能を利用する際には、以下の点にご注意ください。 ⓦ サーバ管理機能を利用するにあたって − ⓦ 本体の各コンポーネント(CPU/メモリ/ディスク/ファン)の使用状況の監視やオ ペレーティングシステムのストール監視など、監視項目によってはESMPRO/ ServerManager、およびESMPRO/ServerAgentでしきい値などの設定が必要にな ります。詳細は、各ソフトウェアに関する説明やオンラインヘルプなどを参照して ください。 ストレージ管理機能を利用するにあたって − RAIDシステムを使用する場合 オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)または、オプショ ンの RAIDコ ント ロ ーラ(MN8103-129/130)を 使用 する 場 合、Universal RAID Utilityをインストールします。 − バックアップファイルシステムを使用する場合 テープバックアップ装置を使用する場合は、クリー ニングテープを使って定期的に ヘッドを清掃するよう心がけてください。ヘッドの 汚れはデータの読み書きエラー の原因となり、データを正しくバックアップ/リストアできなくなります。 ⓦ 電源管理機能を利用するにあたって − 無停電電源装置(UPS)を利用するには、専用の制御用ソフトウェアが必要です。 制御用ソフトウェアには、ESMPRO/UPSManagerやESMPRO/ AutomaticRunningControllerのご使用を推奨します。 − 無停電電源装置(UPS)を利用する場合、自動運転や停電回復時のサーバの自動起 動などを行うにはBIOSの設定が必要となる場合があります。 「システムBIOS (SETUP)のセットアップ(246ページ) 」を参照して、「Server」メニューにある 「AC-LINK」の設定をご使用になる環境に合った設定に変更してください。 導入編 15 セットアップを始める前に セットアップの順序と参照するページを説明します。セットアップはハードウェアから始めま す。 重要 BTO(工 場組み込み出荷)にて Windows のインストール を指定した場合は、 本体にWindows のプロダクトキーが記載されたIDラベルが貼りつけられてい ます。 Product Key: AAAAA-BBBBB-CCCCC-DDDDD-EEEEE 00000-000-000-000 プロ ダクトキー はOSのセ ットアップや 再インスト ール時に必要 な情報です。 剥がしたり汚したりしないよう取り扱いにご注意下さい。もし剥がれて紛失し たり汚れて見えなくなった場合でも、ラベルの再発行はできませんので、あら かじめプロダクトキーをメモし、他の添付品と一緒にメモを保管されることを お勧めします。 EXPRESSBUILDER がサポートしているサービスパック 本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDでは、以下のOSインストールメディア及びサービ スパックの組み合わせをサポートしています。 ⓦ Windows Server 2008 R2 − ⓦ ⓦ ⓦ OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2008 − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2003 R2, x64 Editions − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) Windows Server 2003 R2 − OSインストールメディア(Service Pack 2 内包版) − OSインストールメディア(Service Pack 無し) +Service Pack 2 − OSインストールメディア(Service Pack 無し) 16 セットアップを始める前に ⓦ Windows Server 2003 − OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版) − OSインストールメディア(Service Pack 1 内包版)+Service Pack 2 EXPRESSBUILDERがサポートしている大容量記憶装置用コントローラ ここではWindows オペレーティングシステムのセットアップ をする場合の確認事項について 説明します。 Windowsオペレーティング システムのインストールをする際は、ハー ドディスクドライブや その他大容量記憶装置に接続されたコントローラ(ボード)に対応したデバイスドライバが必 要になります。 以下に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDがサポートしている本製品用のボードを示します。 もし、下記以 外のオプション ボードを接続し ているときは、ボ ードに添付の説 明書と「応用 セットアップ」(127ページ)を参照してセットアップしてください。 <Windows Server 2008 R2> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ − MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1) − MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6) − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM) その他のオプション − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8103-104A SASコントローラ − MN8103-107 SCSIコントローラ − MN8190-127 Fibre Channelコントローラ(4Gbps/Optical) 導入編 17 <Windows Server 2008> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ − MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1) − MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6) − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM ) その他のオプション − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8103-95 SCSIコントローラ − MN8103-104A SASコントローラ − MN8103-107 SCSIコントローラ − MN8190-127 Fibre Channelコントローラ(4Gbps/Optical) <Windows Server 2003 R2, x64 Editions/Windows Server 2003> ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているRAIDコントローラ − MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1) − MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6) − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM ) その他のオプション − MN8103-75 SCSIコントローラ − MN8103-95 SCSIコントローラ − MN8103-104A SASコントローラ − MN8103-107 SCSIコントローラ ヒント ⓦ 上記オプションカードに関しては、EXPRESSBUILDER 内にドライバが 収録されています。 ⓦ 上記RAIDコントローラ以外を使用した場合は、シームレスインストール に失敗します。各種ボードに添付の説明書をご参照願います。 18 セットアップを始める前に ハードウェアのセットアップ 次の順序でハードウェアをセットアップします。 1. 別途購入したオプションを取り付ける(→173ページ)。 ヒント Windows Server 2003をお使いの環境でDIMMを増設した場合は、OSの起動後 に「ページングファイルサイズ」を設定し直してください。詳しくは84ページ を参照してください。 2. 本体に最も適した場所に設置する(→146ページ)。 3. ディスプレイ装置やマウス、キーボードなどの周辺装置を本体に接続する(→ 158ページ)。 4. 添付の電源コードを本体と電源コンセントに接続する(→158ページ)。 5. ハードウェアの構成やシステムの用途に応じてBIOSの設定を変更する。 246ページを参照してください。 重要 BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し てください。 引き続き、オペレーティングシステムのセットアップへ進んでください。 導入編 19 オペレーティングシステムのセットアップ ハードウェアのセットアップを完了したら、お使いになるオペレーティングシステムに合わせ て後述の説明を参照してください。再インストールの際にも参照してください。 スタート インストールするOSは? Windowsです 購入後、初めてのセットアップですか? はい いいえ 再インストールです 購入したときのハードディスクドライブの 注文内容は? 11 ページ参照 未インストール カスタムインストール (Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2008/ Windows Server 2003 R2) カスタムインストールモデルのセットアップ インストールするOSは? Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2008/ Windows Server 2003 Windows Server 2003 R2, x64 Editions シームレスセットアップを使う? Windows Server 2008 R2 20 ページ Windows Server 2008 47 ページ Windows Server 2003 80 ページ マニュアルセットアップ いいえ はい Windows Server 2003 R2, x64 Editions マニュアルセットアップ シームレスセットアップ Windows Server 2008 R2 24 ページ Windows Server 2008 51 ページ Windows Server 2003 82 ページ 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008 R2 107 ページ Windows Server 2008 112 ページ Windows Server 2003 R2, x64 Editions 117 ページ Windows Server 2003 117 ページ システム情報のバック アップ 126 ページ セットアップ完了 Windows Server 2008 R2 128 ページ Windows Server 2008 128 ページ Windows Server 2003 129 ページ 128 ページ 20 Windows Server 2008 R2 のセットアップ Windows Server 2008 R2のセットアップ ハードウェアのセッ トアップを完了してから、Windows Server 2008 R2やシステムのセッ トアップをします。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 重要 カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack (SNP)機能が 「無効」に設定されています。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必ず下記 サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm チェック ここで説明す る手順は、 「カスタムイン ストール」を指定して購 入された製品 で初 めて電 源をON にす るとき のセッ トアッ プの方 法につ いて説 明して いま す。再セットアップをする場合やその他の出荷状態のセットアップをする場合 は、「シー ムレス セッ トアッ プ」を使用 する か添付 の「EXPRESSBUILDER」 DVD に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリ メントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」を行ってください。 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2008 R2 (100MBのブートパーティションを含む*) 100MBのブートパーティション ハードディスクドライブ * お客様がオーダーしたハードディスクドライブのパーティションサイズに含まれています。 導入編 21 セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。 以降、画面の指示に 従って必要な設定や表示 内容をよく確認し、[次へ]をクリック してセットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して ください。 システムが起動します。 (1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、 [次へ]をクリックする。 (2) Windows Server 2008 R2セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画 面が表示されパスワードの変更が要求されたら、 [OK]をクリックする。 22 Windows Server 2008 R2 のセットアップ (3) パスワードを変更し[ ヒント ]をクリックする。 Windows Server 2008 R2ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、設定 することができません。 ⓦ 6文字以上(半角) ⓦ 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む (4) 以下のメッセージが表示されたら、[OK]をクリックする。 (5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。 2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(41ページ) 」を参照して、 ネットワークドライバの詳細設定をする。 導入編 23 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して障害処理のためのセッ トアップをする。 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェ アはお客様が購入時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − 6. ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 24 Windows Server 2008 R2 のセットアップ シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらかじめ、「ハードウェア のセットアップ」(18ペ ージ)の設定を完了させ ておいてく ださい。 重要 ⓦ シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、 Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま す。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必 ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し てください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm ⓦ シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を 削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定 時には注意が必要です。 − − Step 4 「RAIDの設定」 Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック ヒント シーム レスセッ トアップを 使用しな いインス トール方法 など、特殊な セット アップについては、127ページの「応用セットアップ」で説明しています。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316 ページを参照してください。 導入編 25 セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2008フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ ディション は次のとおりです。サービスパックについて は「EXPRESSBUILDER がサポート しているサービスパック(15ページ)」を参照してください。 ⓦ Windows Server® 2008 R2, Standard 日本語版 ⓦ Windows Server® 2008 R2, Enterprise 日本語版 以降「Windows Server 2008 R2」と呼びます。 その他の OSをインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問 い合わせください。 BIOSの設定について Windows Server 2008 R2をインストールする前にハードウェアのBIOS設定などを確認して ください。246ページを参照して設定してください。 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2008 R2をシームレスセットアップで インストールするとき、次のような ハードウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。 [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの 管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DATやLTO等のメディアについて セットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセットしないでく ださい。 26 Windows Server 2008 R2 のセットアップ ⓦ その他の周辺機器について セットアップを開始 する前に、お使いのハード ウェア構成によっては周 辺機器を外した り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。 それぞれの周辺機器 のマニュアルを参照し、周 辺機器を適切な状態にし た後セットアッ プしてください。 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミックディス クへアップグレードし た場合、既存のパーティショ ンを残したまま での再インストールはできません。 この場合、 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されている「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインスト レーションサプリメントガ イド」を参照してマニュアルセットアップを行ってください。 ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 論理ドライブが 複数存在する場合 の再セットアップ手 順(130ページ)を参 照してくだ さい。 導入編 27 システムパーティションのサイズについて システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま す。 イン ストールに 必要なサ イズ + ページ ングファイ ルサイズ + ダ ンプファ イルサイズ + アプリケーションサイズ インストールに必要なサイズ = 8,000MB(フルインストールを選択した場合) = 3,500MB (Server Coreインストールを 選択した場合) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 300MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ヒント ⓦ 上記の計算方法から算出したパーティションサイズは、システムのイン ストールに必要な最小限のパーティションサイズです。 システムの運用を行うため、パーティションサイズの空き容量には、余 裕を持たせてインストールしてください。 以下のパーティションサイズを確保することを推奨します。 フルインストールを選択した場合:32,768MB (32GB) 以上 Server Core インストールを選択した場合:10,240MB (10GB) 以上 ※ 1GB = 1,024MB ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ ルが必要です。 また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデ バッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なペー ジングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関 係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+ 300MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 新規にパーティションを作成する場合、指定されたパーティションサイズのう ち、Windows OS がハー ドディ スクド ライ ブの先 頭に 100MB のブー トパー ティションを確保します。 例え ば、パーティシ ョンサイズ を 40,960MB(40GB)で確保した場合、使用 可能な領域は 40,960MB - 100MB = 40,860MB となります。 空き領域 Windowsパーティション(40,860)MB ブートパーティション(100MB) オペレーティングシステムからは、ブートパーティションは 認識されません 28 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 8,000MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 10,860MB + アプリケーションサイズ となります。 システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のセットアップ(107ページ) 」を参照して、デバッグ情報(ダンプ ファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 導入編 29 セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS DVD-ROMをセットする 自動インストール ライセンス条項に同意 ↓ ログオン : 入力や選択が必要な作業 インストール終了 : 自動的に作業が進む内容 30 Windows Server 2008 R2 のセットアップ セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(53ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォーマ ット済み の空きフロ ッピーデ ィスクが 1枚 必要とな ります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. DVDをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す) か、電源をOFF/ONして本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 導入編 31 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 32 Windows Server 2008 R2 のセットアップ [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてファイルからロード されたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 [次へ]をクリック→手順7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(64bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック してください。 導入編 33 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ヒント 9. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 34 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 重要 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(55ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、ブートパーティション(存在する場合)、 Windowsパーティションの情報はフォーマットされ、すべてなくなり ます。それ以外のパーティションの情報は保持されます。 下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 ブートパーティション ⓦ 削除 Windowsパーティション ユーザデータパーティション 削除 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(26ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし てください。 重要 ヒント Windows Server 2008 R2の場合、コンピュータ名および、次の条件を満 たすAdministratorパスワードの入力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 使用者名は「Administrator」固定です。 導入編 35 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコ ルの設定]画面が表示され ます。設定内容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント チェック オプションのネットワークボードを接続した場合、カスタム設定の一覧には標 準装備のネットワークボードのみが表示されます。オプションのネットワーク ボードは表示されません。 このとき、カスタム設定で指定した内容がオプションのネットワークボードに 設定される場合があります。シームレスセットアップ完了後、再度ネットワー ク設定を行ってください。 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 36 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確認 し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [フルインストールの場合] [Server Coreインストールの場合] 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確 認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 導入編 37 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic® 」からも作成する ことができます。 38 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応しているアプリケ ーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示されますので、追加する アプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 導入編 39 19. メッセージに従ってWindows Server 2008 R2 DVD-ROMを光ディスクドライ ブにセットする。 ヒント Windows Server 2008 R2と指 定したアプリケ ーションは自動 的にインストー ルされ、数回再起動されます。 20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、 「ライセンス条項 に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。 (フルインストールの み) 21. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。 40 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 22. 画面の指示に従ってログオンする。 [フルインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を [Server Coreインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を 23. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 24. 41ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。 25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。 26. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。 27. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 導入編 41 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付 の説明書を参照してください。 LANドライバとPROSetのインストール 標準装備のネットワークアダプタのLANドライバとPROSetのインストールについては 以下の通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator等)でログオンして実施してく ださい。 OSのリモートデスクトップ機能またはその他の遠隔操作ツールを使用 しての作業はサポートしておりません。 ⓦ IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス の設定をしてください。 チェック LANドライバのセットアップ ⓦ リンク速度の設定 ネットワークアダプタの転送速度とデュプレックスモードを接続先スイッチングハブの 設定値と同じ設定にする必要があります。以下の手順を参照し、転送速度とデュプレッ クスモードを設定してください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ クする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設 定値と同じ値に設定する。 4. ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。 5. システムを再起動する。 以上で完了です。 42 Windows Server 2008 R2 のセットアップ ⓦ WOLの設定 以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] 3. [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変 更する。 設定項目 WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON OFF ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake on Pattern Match " OFF OFF − "Wake On Magic Packet" − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ヒント ⓦ ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 4. ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 5. すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 導入編 43 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタグを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、[次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、[次へ]をクリックする。 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 重要 8. 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 − アダプタ フォルト トレランス − アダプティブ ロード バランシング − 静的リンク アグリゲーション − スイッチ フォルト トレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 重要 標準装備のネットワークアダプタとLANボードでチームを作成する場合、下記 のメッ セージが表示されます が、[OK]をクリックして 引き続きチームのセッ トアップを行ってください。 " チーム内の 1つ以上のアダ プターが真のNDIS6.20 受信側スケーリングをサ ポ ートしま せん。チーム の受信側ス ケーリン グが無効 になりま す。受信側ス ケーリングを無効にすると、チームのパフォーマンスに悪影響を与えます。 " 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 44 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックする。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックする。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてください。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。 [スイッチのテスト]画面が表示されます。 12. [テストの実行]をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。 実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 13. システムを再起動する。 以上で完了です。 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タブを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に チームを再作成してください。 導入編 45 LANボード(MN8104-121/122/125A/126)を使用する場合 LANボード(MN8104-121/122/125A/126)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能 が動作し、ドライバが自動でインストールされます。 グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納 されている「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。 SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合 SCSIコントローラ(MN8103-75/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作 し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、 ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 Fibre Channel コントローラ(MN8190-127)を使用する場合 Fibre Channel コントローラ (MN8190-127)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能 が動作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 46 Windows Server 2008 R2 のセットアップ 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。 詳細な手順については107ページをご覧ください。 Hyper-V 2.0のサポートについて Hyper-V 2.0のサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 BitLockerをご利用になる場合 BitLocker の暗号化について、Microsoft 社から修正プログラムが公開されています。ご利用 になる場合は、必 ず Microsoft 社の情報をご確認 ください。なお、確認事項が 記載されてい るので、そちらも必ずお読みください。 詳細はhttp://support.microsoft.com/kb/975496/jaをご参照ください。 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/ ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、3章「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。 システムのアップデート システムのアップデートを実施する場合は、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオ ンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」の「マニュアルセットアップ」を参照し てください。 導入編 47 Windows Server 2008のセットアップ ハ ードウェ アのセ ットア ップを完 了して から、Windows Server 2008やシ ステム のセット アップをします。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 重要 ⓦ カスタムインストールモデルは、Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されています。 SNP機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必 ず下記サイトのSNPの詳細についての注意事項等を確かめた上で設定し てください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm ⓦ チェック KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開 情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」 を適用する前に]をご確認ください。 KB967224に対する注意事項の記載があります。 ここ で説明する手順は、「カスタ ムインストール」を指定 して購入された製品 で 初めて 電源を ONに すると きのセ ットア ップの 方法に ついて 説明し ていま す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場 合は、 「シームレスセットアップ」を使用するか、添付の「EXPRESSBUILDER」 DVD に 格 納さ れ て いる オ ン ライ ン ド キュ メ ン ト「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseイ ンスト レーシ ョンサ プリメ ントガイド」を参照し、「マニュアルセットアップ」 を行ってください。 セットアップをはじめる前に(購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディ スクドライブにイ ンストールされ ているソフトウ ェアの構成は、購入前 のお客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2008 ハードディスクドライブ 48 Windows Server 2008 のセットアップ セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows セットアップウィザード]画面が表示されます。 以降、画面の指示に従って必 要な設定や表示内容をよ く確認し、[次へ]をクリック してセットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約の内容を確認して ください。 システムが起動します。 (1) [Windows のセットアップ]画面が表示されたら、 [次へ]をクリックする。 (2) Windows Server 2008セットアップ完了後、ログオンする前に以下の画面が 表示されパスワードの変更が要求されたら、[OK]をクリックする。 導入編 49 (3) パスワードを変更し[ ヒント ]をクリックする。 Windows Server 2008ではパスワードが下記の条件を満たさない場合、設定す ることができません。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む (4) 以下のメッセージが表示されたら、 [OK]をクリックする。 (5) ログイン後「初期構成タスク」画面が表示され、ユーザー情報を設定する。 2. 「デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ(70ページ)」を参照して、 ネットワークドライバの詳細設定をする。 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して障害処理のための セットアップをする。 50 Windows Server 2008 のセットアップ 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェアはお客様が購入 時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − 6. ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) (CPUアーキ テクチャに関わらず、(x86)を使用します) 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 導入編 51 シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらか じめ、 「ハード ウェアのセットア ップ」(18ページ)の設定を完 了させておいてく ださい。 重要 ⓦ シームレスセットアップを使用してインストールされたシステムは、 Scalable Networking Pack (SNP)機能が「無効」に設定されていま す。 SNP 機能については、システム性能に影響を与える場合があるため、必 ず下 記サイトの SNP の詳細に ついての注意 事項等を確か めた上で設定 してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600/tech/snp.htm ⓦ KB967224が適用されていない場合、上記URL からSNP 機能の公開 情報を参照し、[■ EXPRESSBUILDERの「システムのアップデート」 を適用する前に]をご確認ください。 KB967224に対する注意事項の記載があります。 ⓦ シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を 削除します。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定 時には注意が必要です。 − − Step 4 「RAIDの設定」 Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック シ ームレスセ ットアッ プを使用 しないイン ストール 方法など、特 殊なセット アップについては、127ページ の「応用セットアップ」で説明しています。 52 Windows Server 2008 のセットアップ ヒント ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316 ページを参照してください。 導入編 53 セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2008フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ ディション は次のとおりです。サービスパックについて は「EXPRESSBUILDER がサポート しているサービスパック(15ページ)」を参照してください。 ⓦ Windows Server 2008 Standard 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Standard 32-Bit 日本語版 ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit 日本語版 以降「Windows Server 2008」と呼びます。 その他の OSをインストールするときは、お買い求めの販売店または保守サービス会社にお問 い合わせください。 BIOSの設定について Windows Server 2008をイ ンストールする前 にハードウェア のBIOS設定な どを確認してく ださい。246ページを参照して設定してください。 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2008をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて ダイナミッ クディスクに変換したハ ードディスクドライブ に再インストールする際、シ ンプルダイナミックボリュームにのみインストールできます。 [ディスクの 管理]を使用 してミラ ー化されて いるボリ ュームにイ ンストー ルする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボ リュームの作成や解 除、および削除は[コンピュ ータの管理]の[ディスクの 管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 ⓦ DATやLTO等のメディアについて シームレスセットアップでは、DAT やLTO等のインストールに不要なメディアはセット しないでください。 54 Windows Server 2008 のセットアップ ⓦ その他の周辺機器について セットアップを開始 する前に、お使いのハード ウェア構成によっては周 辺機器を外した り休止状態に設定を変更する必要がある場合があります。 それぞれの周辺機器 のマニュアルを参照し、周 辺機器を適切な状態にし た後セットアッ プしてください。 ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 「論理ド ライブが複数存在 する場合の再セッ トアップ手順」(130ページ)を 参照してく ださい。 導入編 55 システムパーティションのサイズについて システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができま す。 <Windows Server 2008 (64ビット版)の場合> イン ストールに 必要なサ イズ + ページ ングファイ ルサイズ + ダ ンプファ イルサイズ + アプリケーションサイズ 【フルインストールの場合】 インストールに必要なサイズ =11,600MB(Windows Server 2008) = 12,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 16,720MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 【Server Coreインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 4,100MB(Windows Server 2008) =12,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 9,300MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み(メモリダンプ種別)に関 係なく、ダンプファイルサイズの最大は「搭載メモリサイズ+ 300MB」です。 ⓦ その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 11,600MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 14,460MB + アプリケーションサイズ となります。 56 Windows Server 2008 のセットアップ システムをインストールす るパーティションサイズが「インストールに必要な サイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。 <Windows Server 2008 (32ビット版)の場合> インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ + アプリケーションサイズ 【フルインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 6,300MB(Windows Server 2008) = 9,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 9,400MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 【Server Coreインストールの場合】 インストールに必要なサイズ = 2,200MB(Windows Server 2008) = 9,300MB(Windows Server 2008 with Service Pack 2) = 5,300MB(Windows Server 2008 + Service Pack 2 DVD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 300MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ システム構成によっては1つのパーティションに4096MB以上のペー ジングファイルサイズを設定できないことがあります。 4096MBより小さい値を入力する旨のメッセージが出力されましたら、 4095MBに設定して下さい。 ⓦ ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は 「2048MB+300MB」です。 その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 導入編 57 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB)で フルインストールを選択した場合、パーティ ションサイズは、前述の計算方法から 6,300MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 300MB + アプリケーションサイズ = 9,160MB + アプリケーションサイズ となります。 システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ(107ページ)」を参照して、デバッグ情報(ダ ンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 サービスパックの適用について 本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記サイト より詳細情報を確かめた上で使用してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 58 Windows Server 2008 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS DVD-ROMをセットする 自動インストール ライセンス条項に同意 ↓ ログオン : 入力や選択が必要な作業 インストール終了 : 自動的に作業が進む内容 導入編 59 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(53ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を 選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 60 Windows Server 2008 のセットアップ 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 導入編 61 [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 [次へ]をクリック→手順 7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディ ション)をインス トールする]または [Windows(64bitエディ ション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリックしてください。 62 Windows Server 2008 のセットアップ 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ヒント 9. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディション、およびイ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 63 重要 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(55ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(53ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されるので、ユーザ情報を入力して[次へ]をクリックし てください。 重要 ヒント Windows Server 2008の場合、コンピュータ名および、次の条件を満たす Administratorパスワードの入力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 使用者名は「Administrator」固定です。 64 Windows Server 2008 のセットアップ 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 65 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [フルインストールの場合] [Server Coreインストールの場合] 66 Windows Server 2008 のセットアップ 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設定 ]画面が表示されます。設定内容を確 認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加アプリケ ーションのインスト ール」とは、シームレスセッ トアップの最 後にあ らかじめ指 定された 任意のアプ リケーショ ンを自動 でインスト ールす る機能です。 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 導入編 67 [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic® 」からも作成する ことができます。 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 68 Windows Server 2008 のセットアップ 19. メッセージに従ってWindows Server 2008 DVD-ROMを光ディスクドライブに セットする。 ヒント Windows Server 2008および指定したアプリケーションは自動的にインストー ルされ、数回再起動されます。 20. [マイクロソフトソフトウェアライセンス条項]が表示されたら、 「ライセンス条項 に同意します」にチェックをつけ、[次へ]をクリックする。 21. [ありがとうございます]が表示されたら、 「開始」をクリックする。 導入編 69 22. 以下のメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す。 23. 画面の指示に従ってログオンする。 [フルインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「パスワード」に設定したパスワードを入力し「 クリックする。 」を [ServerCoreインストールの場合] 以下の画面が表示されたら、 「他のユーザー」をクリックする。 続いて以 下の画面が 表示される ので、 「ユー ザー名」に"administrator"、「パスワー ド」に設定したパスワードを入力し「 」をクリックする。 24. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 70 Windows Server 2008 のセットアップ 25. 70ページの「修正モジュールの適用」を参照し、修正モジュールの適用を行う。 26. 70ページを参照し、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。 27. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オ プションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。 28. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップを行う。 29. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 修正モジュールの適用 Windows Server 2008 のイ ンスト ール 後、必ず 修正 モジ ュール の適 用を 行って くだ さい。 Windows Server 2008を日本語で使用した場合、Active Directoryの一部機能で予期しない動作を する場合があります。 Microsoft社の以下のURLを参照し修正モジュールを適用してください。 http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/updateinfo.mspx デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップ オプションのデバイスドライバのインストールやセットアップについては、オプションに添付 の説明書を参照してください。 LANドライバとPROSetのインストール 標準装備 のネットワーク アダプタの LANドライバと PROSetのイン ストールについ ては以下 の通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator等)でログオンして実施してく ださい。 OSのリモ ートデス クトップ 機能また はその他 の遠隔操 作ツール を使用 しての作業はサポートしておりません。 ⓦ IPアドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIPアドレス の設定をしてください。 チェック 導入編 71 ⓦ MN8104-125A を追加接続する場合の対応 MN8104-125A を追加接続する場合には、以下 の手順にてLANドライバ とPROSetをア ンインストール後、MN8104-125Aを接続した状態でシステムのアップデートを実施し、 LANドライバとPROSetを適用してください。 <LANドライバとPROSetのアンインストール手順> □ “フルインストール”の場合 1. 現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。 ヒント 標準 装備のネットワークア ダプタやLANボー ドでチーム( ネットワークアダプ タのチーム)を構成している場合はチームを削除してください。削除の前にはIP アドレスなどの設定情報を控えておき、再インストール後に改めて設定してく ださい。 チームの削除手順は「チームのセットアップ」 に記述しています。 2. コントロールパネルより[プログラムのアンインストール]をクリックする。 3. [Intel(R) Network Connections 14.8.43.0]をダブルクリックする。 [インテル(R) ネットワークコネクション(オプションの削除)]が表示されます。 4. [オプションの削除]で削除項目が選択されているのでそのまま[削除]をクリッ クする。 [インテル(R) ネットワーク コネクション - ソフ トウェアの削除 ]が表示されま す。 5. [はい]を選択する。 自動でアンインストールが開始されます。 6. [InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので[完了] をク リックする。 7. システムを再起動する。 以上で完了です。 72 Windows Server 2008 のセットアップ □ “Server Core インストール”の場合 1. 現在のネットワークアダプタやLANボードの設定情報を控える。 ヒント LAN ドライバの 削除の前にはIP ア ドレスなどの設定情報を 控えておき、再イ ンストール後に改めて設定してください。 2. 「EXPRESSBUILDER」DVD内にある以下のdxsetup.exeをコマンドプロ ンプトから実行する。 − Windows Server 2008(64ビット版) <光ディスクのドライブレター > :¥017¥win¥winnt¥ws2008x64¥r148¥apps¥prosetdx¥vistax64¥dxs etup.exe − Windows Server 2008(32ビット版) <光ディスクのドライブレター > :¥017¥win¥winnt¥ws2008¥r148¥apps¥prosetdx¥vista32¥dxsetup .exe 3. InstallShild ウイザードが表示されるので、[次へ]をクリックする。 4. [削除(R)]を選択し、[次へ]をクリックする。 5. [削除]をクリックする。 自動でアンインストールが開始されます。 6. [InstallShield ウィザードを完了しました。] と表示されるので [完了] をク リックする。 7. システムを再起動する。 以上で完了です。 導入編 73 LANドライバのセットアップ ⓦ リンク速度の設定 ネットワー クアダプタの転送速度と デュプレックスモードを接 続先スイッチングハブの 設定値と同じ設定にする必要があります。 以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルクリッ クする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をスイッチングハブの設 定値と同じ値に設定する。 4. ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリックする。 5. システムを再起動する。 以上で完了です。 ⓦ WOLの設定 以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。 1. デバイスマネージャを起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 3. [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定に変 更する。 設定項目 WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON または OFF OFF − "Wake On Magic Packet" ON OFF − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake On Directed Packet" 重要 "Wake On Directed Packet"を"ON"に設定しても、シャットダウン状態で は、DirectedPacket (※1)での WOLによるOS起動はで きません(スリープ、 および、休止状態では起動できます)。 ※1 イーサネット ヘッダにアダプタのイーサネットアドレスを含むパケットま たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 ヒント ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 ⓦ 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 74 Windows Server 2008 のセットアップ 4. ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 5. すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 重要 [Wake On LAN]内の設定を行えないアダプタは WOLをサポートしておりま せん。 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタブを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入 れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、 [次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、 [次へ]をクリックする。 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 重要 8. ⓦ アダプタフォルトトレランス ⓦ アダプティブロードバランシング ⓦ 静的リンクアグリゲーション ⓦ スイッチフォルトトレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 導入編 75 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、 「プライマリの設定」をクリックす る。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、 「セカンダリの設定」をクリックす る。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、 [OK]をクリックして画面を閉じてくださ い。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]タブ中の[スイッチのテスト]をクリックする。 [スイッチのテスト]画面が表示されます。 12. [テストの実行]をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。 実行した結果、および問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 13. システムを再起動する。 以上で完了です。 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に チームを再作成してください。 76 Windows Server 2008 のセットアップ LANボード(MN8104-119/121/122/125A/126)を使用する場合 LANボード (MN8104-119/121/122/125A/126)を使用する場合、OS のプ ラグアンドプレ イ機能が動作し、ドライバが自動でインストールされます。 重要 LANドラ イバとPROSetのインストール後に、MN8104-125Aを追加で使 用する場合は「LAN ドライバと PROSetのインストール」項の「MN8104125Aを追加接続する場合の対応」の手順を参照して設定を行ってください。 グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格 納 され て い る「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメントガイド」を参照してください。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動作し、 ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能が動 作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 Fibre Channel コントローラ(MN8190-127)を使用する場合 Fibre Channel コントローラ(MN8190-127) を使用する場合、OSのプラグアンドプレイ機能 が動作し、ドライバが自動でインストールされます。特に作業は必要ありません。 導入編 77 PAEオプションを設定する方法 32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ とで 4GBを超えるメモリを使用できるようになります。 重要 Windows Server 2008 Standard 32-Bitにおける PAE オプションはサ ポート対象外です。 Windows Server 2008 Enterprise 32-Bitでは、Bcdedit.exe を使用することにより、PAEオ プションを設定することができます。以下に設定手順を示します。 1. 「スタート」から「ファイル名を指定して実行」をクリックする。 2. 「名前」欄に cmd.exe と入力し、コマンドプロンプトを起動する。 3. 以下のコマンドを実行する。 bcdedit /set pae forceenable 4. 再起動を行う。 上記設定は再起動後に反映されます。 5. コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行する。 bcdedit [Windows ブート ローダー ] の項に "pae ForceEnable" が存在することを確認し て下さい。 以上でPAEオプションの設定は完了です。 Bcdedit.exeについては、以下を参照して下さい。 「ブート構成データ エディタについてよく寄せられる質問」 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc721886(WS.10).aspx 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からよ り早く、確実に復旧できるようセットアップをしてください。 詳細な手順については107ページをご覧ください。 Hyper-Vのサポートについて Hyper-Vのサポートに関する詳細情報は下記を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 78 Windows Server 2008 のセットアップ 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、本装置監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および シ ス テ ム 管 理 用 の「ESMPRO/ServerManager」な ど が 収 録 さ れ て い ま す。ESMPRO/ ServerAgentは、シームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニ ューの[プログラム]やコントロールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてくださ い。 システムのアップデート システムのアップデートは、シームレスセットアップで自動的に実施されます。 システムのアップデートは次のような場合に、EXPRESSBUILDERに収録されている各OSの インストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。 ⓦ システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合 ⓦ Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合 ⓦ バックアップツールからシステムをリストアした場合 導入編 79 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのセットアップ ハードウェアのセットアップを完了してから、Windows Server 2003 R2, x64 Editionsやシ ステムのセットアップをします。 オペ レーティングシ ステムのインス トール、および再セ ットアップをす る際は「マニュアル セットアップ」を使用してください。「マニュアルセットアップ」は、EXPRESSBUILDERに 格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition インストレー ションサプ リメントガイ ド」を参照してください。 以下の 環境でWindows Server 2003 R2, x64 Editionsを使用する場合、「休止状態」からの 復帰時にシステムが停止することがあります。 − マルチプロセッサ構成の装置 − Service Pack 2 未適用 「休止状態」を設定する場合は、Service Pack 2 もしくはKB902839 (*)の修正プログラムを 適用してください。 (*) KB902839は以下から入手することができます。 http://support.microsoft.com/kb/902839/ja 80 Windows Server 2003 のセットアップ Windows Server 2003のセットアップ ハードウ ェアのセッ トアップを 完了してか ら、Windows Server 2003 やシステム のセット アップをします。再インストールの際にも参照してください。 重要 Windows Server 2003 Standard Edition / Enterprise Edition をご利 用の場合、インストールに使用する OS インストールメディアについては、必 ず『Service Pack 1 が内包されたメディア』をご使用ください。 「カスタム インストー ルモデル」の場合は、既 に Servcie Pack 1 がインス トールされ ているため、再度Service Pack 1を適用する必要はありません。 カスタムインストールモデルのセットアップ 「BTO(工場組み込み出荷)」で「カスタムインストール」を指定して購入された本体のハード ディスクドライブは、お客様がすぐに使えるようにパーティションの設定から、オペレーティ ングシステム、本装置が提供するソフトウェアがすべてインストールされています。 チェック ここで説明す る手順は、 「カスタムイン ストール」を指定して購 入された製品 で初 めて電 源をON にす るとき のセッ トアッ プの方 法につ いて説 明して いま す。再セットアップをする場合や、その他の出荷状態のセットアップをする場 合は、「シームレスセットアップ」を参照してください。 セットアップをはじめる前に (購入時の状態について) セットアップを始める前に次の点について確認してください。 本体のハードウェア構成(ハードディスクドライブのパーティションサイズも含む)やハード ディスクド ライブにインス トールされている ソフトウェアの 構成は、購入前のお 客様による オーダー(BTO(工場組み込み出荷))によって異なります。 下図は、ハードディスクドライブのパーティション構成について図解しています。 空きエリア Windows Server 2003 ハードディスクドライブ 導入編 81 セットアップの手順 次の手順で本体を起動して、セットアップをします。 1. 周辺装置、本体の順に電源をONにし、そのままWindowsを起動する。 しばらくすると、 [Windows Server 2003セットアップ]画面が表示されます。以 降、画面の指示に従って必要な設定や表示内容をよく確認し、[次へ]をクリックして セットアップを進めてください。 − [ライセンス契約](使用許諾契約)画面では、使用許諾契約 の内容を確認して ください。 − [ソフトウェアの個人用設定]画面では、名前や会社名または組織名を入力します。 − [ライセンスモード]画面では、使用するライセンスモードを選択します。 − [コンピュータ名と Administrator のパスワード]画面では、コンピュータ名と Administratorのパスワードを入力してください。 − [日付と時刻の設定]画面では、日付と時刻を正しく設定してください。 − [ネットワークの設定]画面では、ネットワークの設定を選択します。 − [ワークグループまたはドメイン名]画面では、ドメインに参加させるか選択します。 システムが再起動します。 2. 97ページの手順23.以降を参照して、ネットワークドライバの詳細設定をする。 3. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、ド ライバをインストールする。 4. 107ページを参照して障害処理のためのセットアップをする。 5. 出荷時にインストール済みのソフトウェアの設定およびその確認をする。 インストール済みのソフトウェ アはお客様が購入時に指定したものがインストール されています。例として次のようなソフトウェアがあります。 − − − − ESMPRO/ServerAgent Universal RAID Utility Microsoft .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86) Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージ (x86) 重要 カ スタムセッ トアップ で出荷さ れた場合、イン ストール されてい るサービス パックのバージョンと、装置に添付されているサービスパックのバージョンが 異なる場合があります。本体にインストールされているサービスパック以降の バージョンが添付されている場合は、下記サイトより詳細情報を確認してくだ さい。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 6. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でカスタムインストールで購入された製品での初めてのセットアップは終了です。 再セットアップをする際は「シームレスセットアップ」を使用してください。 82 Windows Server 2003 のセットアップ シームレスセットアップ EXPRESSBUILDERの「シームレスセットアップ」機能を使ってセットアップします。 本機能は、本体に接続されたRAIDコントローラを自動認識してRAIDシステムを構築しますの で、あらかじめ、「ハードウェア のセットアップ」(18ペ ージ)の設定を完了させ ておいてく ださい。 重要 シームレスセットアップでは、設定によってはハードディスクの内容を削除し ます。入力するパラメータにご注意ください。特に、以下の設定時には注意が 必要です。 ⓦ Step 4 「RAIDの設定」 ⓦ Step 5 「メディアとパーティションの設定」 必要に応じユーザーデータのバックアップを取ることを推奨します。 チェック ヒント シーム レスセッ トアップを 使用しな いインス トール方法 など、特殊な セット アップについては、127ページの「応用セットアップ」で説明しています。 ⓦ シームレスセットアップでは、あらかじめ作成したパラメータファイルを 使用したり、セットアップ中に設定したパラメータをパラメータファイル としてフロッピーディスク(別途1.44MBフォーマット済み空きフロッピー ディスクをお客様でご用意ください)に保存することができます。フロッ ピーディスクをご使用の場合は、別途USBフロッピーディスクドライブを ご用意ください。また、Flash FDDに保存したパラメータを使ってのセッ トアップはサポートしていません。 ⓦ パラメータファイルは、EXPRESSBUILDERにある「ExpressPicnic®」を 使って事前に作成しておくことができます。 ⓦ ExpressPicnicを使ったパラメータファイルの作成方法については、316 ページを参照してください。 導入編 83 セットアップ前の確認事項について シームレスセットアップを始める前に、ここで説明する注意事項について確認しておいてくだ さい。 Windowsファミリについて Windows Server 2003フ ァミリ のうち、シ ームレス セット アップで インス トール 可能なエ ディションは次のとおりです。 ⓦ Windows Server® 2003 R2, Standard Edition 日本語版 ⓦ Windows Server® 2003 R2, Enterprise Edition 日本語版 以降「Windows Server 2003」と呼びます。 上記以外のエディションをインストールしたいときは、お買い求めの販売店または保守サービ ス会社にお問い合わせください。 重要 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでは、シームレスセットアップ を使 用できませ ん。再セットア ップする場 合は、 「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition インストレーションサプリメントガイド」を参照し、「マニュア ルセットアップ」を使用してください。 本 書 で は、Windows Server 2003 R2/Windows Server 2003 を 統 一 して ヒント 「Windows Server 2003」と呼びます。特に Windows Server 2003 R2を区別す る場合は「Windows Server 2003 R2」と呼びます。 BIOSの設定について Windows Server 2003をイ ンストールする前 にハードウェア のBIOS設定な どを確認してく ださい。246ページを参照して設定してください。 注意すべきハードウェア構成について Windows Server 2003をシームレスセットアップでインストールするとき、次のようなハー ドウェア構成においては特殊な手順が必要となります。 ⓦ ミラー化されているボリュームへの再インストールについて [ディスクの管 理]を使用してミラ ー化されているボ リュームに再イン ストールする場合 は、インスト ールの実行前にミラー 化を無効にして、ベーシッ クディスクに戻し、イン ストール完了後に再度ミラー化してください。 ミラーボリュームの作成あるいはミラーボリュームの解除および削除は[コンピュータの 管理]内の[ディスクの管理]から行えます。 ⓦ MO装置の接続について Windows OS をインストール するときに MO装置を 接続したまま作 業を行うと、インス トールに失敗することがあります。MO装置を外してインストールを最初からやり直して ください。 84 Windows Server 2003 のセットアップ ⓦ DATやLTO等のメディアについて シームレスセットアップでは、DATやLTO等のインストールに不要なメディアはセット しないでください。 ⓦ 複数台のハードディスクドライブ(論理ドライブ)の接続について Windowsシス テムをイ ンスト ールしよ うとする ハード ディスク ドライブ のほか に別の ハードディスクドライブを接続する場合は、Windowsをインストールした後に接続して ください。また、論理ドライブが複数存在するシステムへの再セットアップについては、 「論理ド ライブが複数存在 する場合の再セッ トアップ手順」(130ページ)を 参照してく ださい。 ⓦ ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストー ルについて ダイナミックディス クへアップグレードし た場合、既存のパーティショ ンを残したまま での再インストールはできません。この場合、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されて い る「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionイン スト レー ション サプ リメン トガ イド」を 参照し てセ ット アップしてください。 システムパーティションのサイズについて Windowsシステムをインス トールするために必要なパーティショ ンのサイズは、次の計算式 から求めることができます。 インスト ールに必 要なサイズ + ページング ファイル サイズ + ダン プファイル サイズ + アプリケーションサイズ インストールに必要なサイズ = 3500MB(Windows Server 2003 R2) = 3500MB(Windows Server 2003 R2 with Service Pack 2) = 5300MB(Windows Server 2003 R2 +ServicePack 2 CD-ROM) ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ× 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ+ 12MB アプリケーションサイズ = 任意 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で 4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超え る場合は、4095MBで設定してください。 ⓦ ⓦ 搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズの最大は 「2048MB+12MB」です。 その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプ リケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 導入編 85 例えば、搭載メモリサイズが1GB(1,024MB) の場合、パーティションサイズは、前述の計算 方法から 3,500MB + (1,024MB × 1.5) + 1,024MB + 12MB + アプリケーションサイズ = 6,072MB + アプリケーションサイズ となります。 システムを インストールするパーティションサイズが「インス トールに必要なサイズ+ ペー ジングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを 増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスク に割り当てることで解決できます。 1. 「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」を設定する。 2. 「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサ イズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。 ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要な サイズ + ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してくださ い。 ヒント シームレスセットアップでインストールする場合、必要最小限のパーティショ ン サイ ズ を「上記 の必 要 最小 限の パ ーテ ィシ ョ ンサ イズ + 850MB」ま たは 「4095MB」のうち、どちらか大きい値に設定してください。 サービスパックの適用について ⓦ Service Pack 2が内包された OS インストールメディアを使用しインストールされた場 合は、再度Service Pack2を適用する必要はありません。 ⓦ Windows Server 2003 R2をインストールする場合は、Service Pack 1を適用する必要 はありません。 ⓦ Windows Server 2003 R2をインストールする場合は、サービスパックはシームレス セットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2のインストールを実施した上 で「システムのアップデート」にて適用してください。 ⓦ 本装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記 サイトより詳細情報を確かめた上で使用してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 86 Windows Server 2003 のセットアップ セットアップの流れ シームレスセットアップの流れを図に示します。 パラメータのロード(Step2) スキップする 次へ OSの選択(Step3) 次へ RAIDの設定(Step4) 次へ Windowsの詳細設定(Step5∼10) 次へ パラメータのセーブ(Step11) 次へ 自動インストールの開始(Step12) 実行する RAIDシステムのコンフィグレーション Windowsシステムパーティションの作成・フォーマット CD/DVD-ROM, フロッピーディスクを取り出す Windowsドライバのコピー ↓ 選択したアプリケーションのコピー Windows OS CD-ROMをセットする ソフトウェア使用許諾契約に同意する 自動インストール ↓ 自動ログオン インストール終了 : 入力や選択が必要な作業 : 自動的に作業が進む内容 導入編 87 セットアップの手順 シームレスセットアップでは、ウィザード形式により各パラメータを設定していきます。この とき、各パラメータを一つのファイル(パラメータファイル)としてフロッピーディスクへ保 存することも可能です。 重要 事前に「注意すべきハードウェア構成について(83ページ) 」を確認してくだ さい。 チェック パラメータファイルを使ってセットアップするときは、ファイル保存用として 1.44MB フォー マット済 みの空き フロッピ ーディスク が1 枚必要と なります。 あらかじめ、お客様でフロッピーディスクをご用意ください。 再インストールのときは、保存しておいたパラメータファイルを読み込ませる ことで、ウィザードによるパラメータ入力を省略することができます。 Flash FDDに 保存した パラメー タを使っ てのセッ トアップ はサポー トしてい ません。 1. 周辺装置、本装置の順に電源をONにする。 2. 本装置に接続した光ディスクドライブに「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。 DVDからEXPRESSBUILDERが起動します。 以下のメッセージが表示されたら、 「Os installation *** default ***」を 選択してく ださい(何もキー入力がない場合でも、自動的に手順4の画面へ進みます)。 88 Windows Server 2003 のセットアップ 4. Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されたら、[はい]をクリックす る。 5. [シームレスセットアップを実行する]を選択し、[次へ]をクリックする。 6. パラメータをロードする。 [パラメータのロード]画面が表示されます。 導入編 89 [パラメータファイルを使用しない場合] 「パラメータをロードしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを使用する場合] 「パラメータをロードする」を選択し、パラメータファイルのパスをボックスへ入力 する。この後、各ウィザードにてフ ァイルからロードされたパラメータを確認する 場合は[次へ]を、確認しないでそのままインストールする場合は[スキップする]をク リックする。 チェック パ ラメータフ ァイルのパ スおよび ファイル名 に日本語は 使用しな いでくださ い。 [次へ]をクリック→手順 7へ [スキップする]をクリック→手順 16へ 7. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディション)をインストールする]を選択して、[次へ]をクリック してください。 90 Windows Server 2003 のセットアップ 8. RAIDの設定をする。 [RAIDの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください。 ヒント 9. ⓦ 論理ドライブの作成には同型番の物理ディスクしか使用できません。 ⓦ 正常に終了しない場合は、EXPRESSBUILDER 内にドライバが収録され ていない可能性が有ります。「セットアップを始める前に(15ページ)」 をご参照願います。 メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 91 重要 ⓦ Windows Server 2003 R2でサービスパックを適用する場合は、 シームレスセットアップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を適用してから「システムのアップデート」にてサービスパックを適 用してください。 ⓦ パーティションサイズについて − OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください。(84ページ参照) − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティションを使 用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマットさ れ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持され ます。下図は、情報が削除されるパーティションを示しています。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん(84ページ参照) 。「Windows システムドライブの設定」で「既存 のパーティションを使用する」を選択しないでください。 10. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されます。 ユーザー情報を入力して[次へ]をクリックしてください。 ヒント ⓦ ⓦ パラメータファイルを使用してセットアップを行った場合や、Step7以 降の画面からStep6に画面を戻した場合、「Administratorパスワード」お よび「Administratorパスワードの確認」に値を設定していない場合でも 「●●●●●」が表示されます。 日本語入力する場合は、<Alt>+<半角/全角>キーを押してください。 92 Windows Server 2003 のセットアップ 11. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 12. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワークグループの指定]画面が表示されます。 設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 導入編 93 13. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定 ]画面が表示されます。設定内 容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 14. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設 定]画面が表示されます。設定 内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 94 Windows Server 2003 のセットアップ 15. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 [パラメータファイルを保存しない場合] 「パラメータをセーブしない」を選択して、[次へ]をクリックする。 チェック フロッピーディスクドライブが本体に接続されていない場合、こちらを選択し てください。 [パラメータファイルを保存する場合] 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメータファイルのパスをボックスへ入力し、[次へ]をクリックする。 チェック ヒント パラメ ータファイ ルのパス およびファ イル名に日 本語は使 用しないで くださ い。 ここで作成したパラメータファイルは、再インストールのときに使用すること ができます。また、パラメータファイルは「ExpressPicnic」からも作成するこ とができます。 16. 自動インストールの開始画面で[実行する]をクリックする。 導入編 95 17. 追加するアプリケーションをインストールする。 シームレスセットアップに対応 しているアプリケーションを追加でインストールす る場合は、メッセージが表示さ れますので、追加するアプリケーションのリムーバ ブルメディアをセットし、以降は画面のメッセージに従って操作してください。 18. メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取 り出す。 フロッピーディスクがドライブにセットされている場合は、DVDと一緒に取り出し ておいてください。 19. Windows Server 2003 CD-ROMを光ディスクドライブにセットする。 [ソフトウェア使用許諾契約]確認画面が表示されます。 96 Windows Server 2003 のセットアップ 20.「ソフトウェア使用許諾契約書」の内容をご確認のうえ、同意する場合は、 [はい] をクリックする。 同意しない場合は、 [いいえ]をクリックしてください。 ヒント バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用している場合は、以下のメッ セージが表示される場合があります。[OK]をクリックし、プロダクトキーを 入力してください セットアップスクリプトファイルには有効なプロダクト IDが含まれていません。システム管理者に有効な プロダクトIDを問い合わせてください。 Windows Server 2003 および指定 したアプリケ ーションは自 動的にイン ストール され、システムにログオンします。 重要 インストール 中に以下のダイアログボ ックスが表示される場 合がありますが、 [セットアップ完了]画面が表示されるまでは操作する必要はありません。 21. [セットアップ完了]画面で[OK]をクリックする。 22. インストール完了後、 [Windows セットアップ]画面が表示されます。 Windows Server 2003 R2 DISC 2 を光デ ィスクド ライブ にセット し、[OK]をク リックする。 以降はメッセージに従って作業を進めてください。 インストール終了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を光ディスクドライブか ら取り出し、再起動してください。 導入編 97 ヒント サ ー ビ ス パッ ク を イ ンス ト ー ル する 場 合 は 必 ずWindows Server 2003 R2 DISC 2を適用した後で「システムのアップデート」にて適用してください。 23. LANドライバおよびPROSetをインストールする。 [LANドライバ] 標準装備のネットワークアダプタのLANドライバのインストールについては以下の 通りです。 <カスタムインストールモデルのセットアップ> 購入時にインストール済みです。 <シームレスセットアップ> シームレスセットアップ中にインストールされます。 [PROSet] PROSet は、以下の機能を実現するLANドライバユーティリティです。 − アダプタ詳細情報の確認 − ループバックテスト、パケット送信テストなどの診断 − チームの設定 複数のネットワークアダプタ をチームとして構成することで、耐障害性に優れた環 境を提供し、装置とスイッチ間のスループットを向上させることができます。 PROSet をインストールする場合は、以下の手順で行ってください。 (1) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。 オートランで起動するメニューが表示されたら、メニュー画面を閉じてくだ さい。 (2) エクスプローラを起動する。 (3) 「¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥apps¥prosetdx¥win32」ディレクトリ内 の「dxsetup.exe」アイコンをダブルクリックする。 [Intel(R) PROSet - Installshield ウィザード]が起動します。 (4) [次へ]をクリックする。 (5) 使用許諾契約を読み、同意するならば[使用許諾契約の条項に同意します]を選 択して[次へ]をクリックする。 (6) セットアップオプションの画面が表示されるので、下記の3点が選択されてい ることを確認し[次へ]をクリックする。 − ドライバ − インテル(R) PROSet for Windows *デバイスマネージャ − Advanced Network Services (7) [インストール]をクリックする。 (8) [InstallShieldウィザードを完了しました]というメッセージが表示されたら、 [完了]をクリックする。 98 Windows Server 2003 のセットアップ (9) 「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブから取り出し、システムを 再起動する。 以上で完了です。 ⓦ ドライバおよびPROSetに関する操作は、必ず本体装置に接続されたコ ンソールから管理者権限(Administrator 等)でログインして実施して ください。 OSのリモ ートデス クトップ 機能又は その他の 遠隔操作 ツールを 使用し ての作業はサポートしておりません。 ⓦ IP アドレスを設定する際、[インターネットプロトコル(TCP/IP)]の チェックボックスが外れている場合、チェックを付けてからIP アドレス の設定をしてください。 チェック 24. LANドライバのセットアップをする。 [リンク速度の設定] ネットワークアダプタの転送速度とデュプレック スモードを接続先スイッチングハ ブの設定値と同じ設定にする必要があります。 以下の手順を参照し、転送速度とデュプレックスモードを設定してください。 <PROSetがインストールされている場合> (1) [デバイスマネージャ ]を起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルク リックする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [リンク速度]タブをクリックし、[速度とデュプレックス]をハブの設定値と同 じ値に設定する。 (4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリック する。 (5) システムを再起動する。 以上で完了です。 <PROSetがインストールされていない場合> (1) [デバイスマネージャ ]を起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、設定するネットワークアダプタをダブルク リックする。 ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [詳細設定]タブをクリックし、[リンク速度とデュプレックス]をスイッチング ハブの設定値と同じ値に設定する。 (4) ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスの[OK]をクリック する。 (5) システムを再起動する。 以上で完了です。 [WOLの設定] 以下の手順を参照し、ネットワークアダプタの設定を行ってください。 導入編 99 <PROSetがインストールされている場合> (1) デバイスマネージャを起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティのダイアログボックスが表示されます。 (3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表の設定 に変更する。 設定項目 − "Wake On Directed Packet" WOL を使用する場合 WOL を使用しない場合 ON または OFF OFF ON OFF − " 電源オフ状態からの Wake On Magic Packet" ON OFF − "Wake on Link" OFF OFF − "Wake On Magic Packet" 重要 "Wake On Directed Packet"を"ON"に設定しても、シャットダウン状態で は、DirectedPacket (※1)でのWOLによる OS起動はできません(スリープ、 および、休止状態では起動できます)。 ※1 イーサネット ヘッダにアダプタのイーサネットアドレスを含むパケットま たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 ヒント ⓦ [節電のオプション]内の設定を変更する必要はありません。 ⓦ 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 (4) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 (5) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 <PROSetがインストールされていない場合> (1) デバイスマネージャを起動する。 (2) [ネットワークアダプタ]を展開し、下記のアダプタをダブルクリックする。 [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection] [Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connection #2] ネットワークアダプタのプロパティが表示されます。 (3) [電力の管理]タブを選択し、[Wake On LAN]内の設定項目を下記の表のWOL 設定に設定変更する。 設定項目 WOLを使用 する場合 WOLを使用 しない場合 − "電力の節約のため、コンピュータでこのデバイスの電 源をオフにできるようにする" ON ON − "このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解 除できるようにする" ON または OFF OFF 100 Windows Server 2003 のセットアップ 重要 ⓦ "このデバイスで、コンピュータの...."を"ON"に設定するとスタンバイ状 態/休止状態でMagicPacketおよびDirectedPacket (※1)でのWOLに よるOS起動が可能になります。 ⓦ シャットダウン状態ではDirectedPacketでのWOLによるOS起動はで きません。 ※1 イーサネットヘッダにアダプタのイー サネットアドレスを含むパケットま たはIPヘッダにアダプタに割り当てられたIPアドレスを含むパケット。 上記の設定は手動で設定し直さない限り、保持されます。 ヒント (4) [詳細設定]タブを選択する。 (5) [PMEをオンにする]の[値]を下記のように設定する。 − WOLを使用する場合 : オン − WOLを使用しない場合 : オフ (6) ネットワークアダプタのプロパティの[OK]をクリックする。 (7) すべてのウィンドウを閉じて、システムの再起動を行う。 ヒント ⓦ 標準装備のネットワークアダプタの他に「マネージメント専用LANコネ クタ」があります。このポートに関するセットアップについては、 「EXPRESSBUILDER」DVD内にあるオンラインドキュメント「リモー トマネージメントエンジン2ユーザーズガイド」を参照してください。 ⓦ サービスの追加にて、[ネットワークモニタ] を追加することをお勧めし ます。[ネットワークモニタ] は、[ネットワークモニタ] をインストール したコンピュータが送受信するフレーム(またはパケット)を監視する ことができます。ネットワーク障害の解析などに有効なツールです。イ ンストールの手順は、この後の「障害処理のためのセットアップ」を参 照してください。 25. オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、そ れぞれを確実にインストールする。 26. 107ページの「障害処理のためのセットアップ」を参照してセットアップをする。 27. 126ページを参照してシステム情報のバックアップをとる。 以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。 導入編 101 チームのセットアップ チームを作成、削除する場合は下記の手順を参照して行ってください。 重要 チームの機能、標準装備のネットワークアダプタとLANボードとのチームの組 み合わせ、その他注意事項については下記URLの[技術情報]−[周辺装置関連] −[LANボード]をクリックして表示されるマニュアルを参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 <チームのセットアップ手順> 1. チームを構成させるネットワークアダプタとスイッチングハブをLANケーブルで 接続する。 2. [デバイスマネージャ]を起動する。 3. [ネットワークアダプタ]を展開し[Intel(R)∼]をダブルクリックする。 4. [チーム化]のタブを選択し、[その他のアダプタとチーム化する]にチェックを入 れ、 [新規チーム]をクリックする。 5. チームの名前を入力後、 [次へ]をクリックする。 6. チームに含めるアダプタをチェックし、 [次へ]をクリックする。 7. チームタイプの選択で、設定するチームタイプ選択して[次へ]をクリックする。 対応しているチームタイプは以下のとおりです。 重要 8. ⓦ アダプタフォルトトレランス ⓦ アダプティブロードバランシング ⓦ 静的リンクアグリゲーション ⓦ スイッチフォルトトレランス [完了]をクリックする。 チームのプロパティが表示されます。 9. チームのプロパティで「設定」のタグを選択し、[チームの編集]をクリックする。 102 Windows Server 2003 のセットアップ 10. チーム内のアダプタに対しプライマリ/セカンダリ設定を行う場合、以下の操作を 行う。 − プライマリ設定 プライマリに設定するアダプタを選択し、「プライマリの設定」をクリックす る。 − セカンダリ設定 セカンダリに設定するアダプタを選択し、「セカンダリの設定」をクリックす る。 プライマリ/セカンダリ設定を完了した後、[OK]をクリックして画面を閉じてくださ い。 プライマリ/セカンダリ設定は以下の手順で確認できます。 ヒント 1) チームのアダプタのプロパティ内にある[設定]タブを表示する。 2) [チーム内のアダプタ]の各アダプタに表示されているプライマリ/セカンダ リを確認する。 11. [設定]タブのまま[スイッチのテスト]をクリック後、[スイッチのテスト]画面が表 示されたら、[テストの実行]をクリックして実行する。 実行した結果、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了です。 チェック [テストの実行]を行う前に、[設定]タブにてアダプタのステータスが"有効"また は"スタンバイ"であることを確認してからテストを実行してください。 実行した結果、および、問題なしのメッセージが表示されれば、テスト完了で す。 エラーが表示された場合、メッセージを参照し接続しているスイッチングハブ の設定を変更してください。 12. システムを再起動する。 以上で完了です。 <チームの削除手順> 1. [デバイスマネージャ ]を起動する。 2. [ネットワークアダプタ]を展開しチームのアダプタをダブルクリックする。 3. [設定]タグを選択して[チームの削除]をクリックする。 4. [チーム設定]のポップアップが表示されるので[はい]をクリックする。 5. デバイスマネージャのネットワークアダプタ配下に[チーム:チーム名]がないことを 確認する。 6. システムを再起動する。 以上で完了です。 重要 ⓦ アダプティブロードバランシング(ALB)を使用する場合は、スイッチン グハブ(L2)にのみ接続できます。 ⓦ マザーボードまたはオプションのネットワークカードを交換する場合 は、必ず<チームの削除手順>にしたがってチームを削除し、交換後に チームを再作成してください。 導入編 103 LANボード(MN8104-111/119/121/122/125A/126)を使用する場合 LAN ボード(MN8104-111/119/121/122/125A/126) を使用する場合、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているドライバをインストールしてください。 <LANボード用ネットワークドライバのインストール> 1. デバイスマネージャを起動する。 2. [ネットワークアダプタ]配下の[Intel(R) ∼]をダブルクリックする。 [Intel(R) ∼]のプロパティダイアログボックスが表示されます。 ヒント 3. [?その他のデバイス]に[?イーサネットコントローラ ]がある 場合は[?イーサ ネットコントローラ]をダブルクリックしてください。 [ドライバ]タブを選択し、[ドライバの更新]をクリックする。 [ハードウェアの更新ウィザード]が表示されます。 4. [いいえ、今回は接続しません]を選択して、[次へ]をクリックする。 5. [一覧または特定の場所からインストールする(詳細)]を選択し、[次へ]をクリッ クする。 6. [次の場所で最適のドライバを検索する]を選択し、[リムーバブルメディア...]の チェックを外し、[次の場所を含める]にチェックを入れ、 「MN8104-119/121/122/125A/126」の場合 [¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro1000¥win32¥ndis5x] 「MN8104-111」の場合 [¥017¥win¥winnt¥dotnet¥r148¥pro100¥win32¥ndis5x] と入力し、[次へ]をクリックする。 ドライバの検索が開始され、検索後にインストールが始まります。 しばらくすると[ハードウェアの更新ウィザードの完了]画面が表示されます。 7. [完了]をクリックする。 8. システムを再起動する。 以上で完了です。 LANボード(MN8104-123A)を使用する場合 「MN8104-123A」のLANボードを使用する場合は、LANボードに添付されているCD-ROMに 格納されて いるドライバを使用してください。なお、インス トール手順が不明な 場合は、添 付されているネットワークドライバのインストール手順を参照してください。 104 Windows Server 2003 のセットアップ グラフィックスアクセラレータドライバ 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバは、EXPRESSBUILDERから「システムの アップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 ヒント ドライバを個別に再インストールしたいときは「EXPRESSBUILDER」DVD に 格納されている「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition / Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイ ド」を参照してください。 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合 SCSIコントローラ(MN8103-75/95/107)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERか ら「システムのアップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ バをインストールしてください。 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合 SASコントローラ(MN8103-104A)を使用する場合、ドライバはEXPRESSBUILDERから「シ ステムのアップデート」を実行するとインストールされます。 カスタムインストールモデル、もしくはシームレスセットアップを実施した場合は自動的にイ ンストールされています。 追加接続した場合は、EXPRESSBUILDERから「システムのアップデート」を実行してドライ バをインストールしてください。 導入編 105 PAEオプションを設定する方法 32bitシステムで4GBを超えるメモリを搭載できる装置では、PAEオプションの設定を行うこ とで 4GBを超えるメモリを使用できるようになります。 重要 PAEオプションは、サポートされている製品が限定されています。 以下のマイクロソフトサポート技術情報を参照して確認してください。 サポート技術情報-KB291988 4GB RAMチューニング機能と物理アドレス拡張のスイッチの説明 Windows Server 2003では、Boot.iniを編集することにより、PAEオプションを設定すること ができます。以下に編集例を示します。 1. 「スタート」メニューから[設定]をポイントして、[コントロールパネル]をクリック する。 2. 「コントロールパネル」から、[システム]アイコンをダブルクリックする。 「システムのプロパティ」画面が表示されます。 3. [詳細設定]タブから「起動と回復」にある[設定]をクリックする。 4. 「起動と回復」画面にある「起動システム」の[編集]をクリックし、「Boot.ini」を 開く。 5. 「Boot.ini」ファイルの[operating systems]に“/PAE”を追加し、上書き保存 する。 <Boot.ini ファイルの例> [boot loader] timeout=30 default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003 " /fastdetect multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINDOWS="Windows Server 2003 , PAE" /fastdetect /PAE C:\CMDCONS\BOOTSECT.DAT="Microsoft Windows 回復コンソール " /cmdcons 以上でBoot.iniへの編集は終了です。 ヒント 「起動 /回復」画面にある「既定のオペレーティングシステム」で選択したエン トリから自動的に起動するように設定することができます。 106 Windows Server 2003 のセットアップ 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたときに障害からより早く、確実に復旧できるようセットアップをし てください。 詳細な手順については107ページをご覧ください。 管理ユーティリティのインストール 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDには、監視用の「ESMPRO/ServerAgent」および管理用 の「ESMPRO/ServerManager」などが収録されています。ESMPRO/ServerAgentは、シー ムレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 [スタート]メニューの[プログラム]やコントロ ールパネルにインストールしたユーティリ ティのフォルダがあることを確認してください。シームレスセットアップの設定でインストー ルしなかった場合は、第3編の「ソフトウェア編」を参照して個別にインストールしてください。 ヒント ユーティリテ ィには、ネットワーク上 の管理PC にインストール するものもあ ります。詳しくは第3編の「ソフトウェア編」を参照してください。 システムのアップデート 「システムのアップデート」は、シームレスセットアップで自動的に実施されます。 システムのアップデートは次のような場合に、 「EXPRESSBUILDER」DVDに収録されている 各OS のインストレーションサプリメントガイドを参照して実施してください。 ⓦ システム構成を変更(内蔵オプションの追加など)した場合 ⓦ Windowsシステムを修復(修復セットアップなど)した場合 ⓦ バックアップツールを使用してシステムをリストアした場合 導入編 107 障害処理のためのセットアップ 障害が起きたとき、より早く、確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセッ トアップをしておいてください。 メモリダンプ(デバッグ情報)の設定 本体内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。 メモリダンプの注意 重要 ⓦ メモリダンプの採取は保守サービス会社の保守員が行います。お客様は メモリダンプの設定のみを行ってください。 ⓦ ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起 動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが 表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直す と、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。 Windows Server 2008 R2の場合 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューから[コントロールパネル]をクリックする。 [コントロールパネル]ウィンドウが表示されます。 2. [コントロールパネル]ウィンドウから[システムとセキュリティ]をクリックす る。 ヒント [表示方法]が[カテゴリ]以外の場合は、 [コントロールパネル]から直接[シ ステム]をクリックしてください。 3. [システム]をクリックする。 4. [システムの詳細設定]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 108 障害処理のためのセットアップ 5. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 6. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 導入編 109 7. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 8. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 110 障害処理のためのセットアップ 9. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 10.[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ クボックスのチェックをはずし、 [カスタムサイズ]にチェックをする。 導入編 111 11.[各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以 上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、[設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。Windows パーティションには、ダンプファ イルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイ ルが必要です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足 により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全 体で十分なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 12.[OK]をクリックする。 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。 以上で完了です。 112 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008の場合 次の手順に従って設定します。 1. スタートメニューから[コントロールパネル]を選び、 [システム]をクリックす る。 [システム]ダイアログボックスが表示されます。 2. [システムの詳細設定]をクリックする。 [システムのプロパティ ]ダイアログボックスが表示されます。 3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 導入編 113 4. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP Windows Server 2008 (64ビット版)の場合 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 Windows Server 2008 (32ビット版)の場合 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+300MB以上(メモリサイズが 2GBを超える場合は、2048MB+300MB以上)の空き容量のあるド ライブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 114 障害処理のためのセットアップ 5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 導入編 115 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する]のチェッ クボックスのチェックをはずし、 [カスタムサイズ]にチェックをする。 116 障害処理のためのセットアップ 9. [各ドライブのページングファイルのサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[すべ てのドライブの総ページングファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値以 上に、[最大サイズ]を[初期サイズ]以上に変更し、 [設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 10.[OK]をクリックする。 設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。 メッセージに従って再起動してください。 導入編 117 Windows Server 2003の場合 次の手順に従って設定します。 ヒント 1. こ こ で はWindows Server 2003 の場 合 を 例 にし て 手 順 を 示し て い ま すが、 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsでも同様の 手順でセット アップしてく ださい。 スタートメニューから[コントロールパネル]を選択し、[システム]をクリックする。 [システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。 2. [詳細設定]タブをクリックする。 3. [起動と回復]ボックスの[設定]をクリックする。 118 障害処理のためのセットアップ 4. ダンプファイルのテキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力する。 <Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合> D:¥MEMORY.DMP Windows Server 2003 R2, x64 Editionsの場合 重要 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+1MB以上の空き容量のあるドライ ブを指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 Windows Server 2003の場合 ⓦ デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨 します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモ リダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。 その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。 ⓦ 本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GB を超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブ を指定してください。 ⓦ メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設 前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してく ださい。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダン プ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ド ライブの空き容量を確認してください。 導入編 119 5. [パフォーマンス]ボックスの[設定]をクリックする。 [パフォーマンスオプション]ウィンドウが表示されます。 6. [パフォーマンスオプション]ウィンドウの[詳細設定]タブをクリックする。 120 障害処理のためのセットアップ 7. [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。 8. [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[す べてのドライブの総ページング ファイルサイズ]ボックスに記載されている推奨値 以上に変更し、 [設定]をクリックする。 重要 ⓦ 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取 のための推奨サイズです。ブートボリュームには、ダンプファイルを格 納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要 です。また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正 確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分 なページングファイルサイズを設定してください。 ⓦ 「推奨値」については、インストレーションサプリメントガイドの「注 意事項」の「システムパーティションのサイズについて」の項を参照し てください。 ⓦ メモリを増設した際は、メモリサイズに合わせてページングファイルを 再設定してください。 導入編 121 9. [OK]をクリックする。 設定の変 更内容によっ てはシステ ムを再起動す るようメッセ ージが表示さ れます。 メッセージに従って再起動してください。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法 Windows Server 2008 R2の場合 ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル です。 アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了 させずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。 1. タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動 する。 2. [プロセス]タブをクリックする。 3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、 [ダンプファイルの作成]をクリッ クする。 4. 次のフォルダにダンプファイルが作成されます。 C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp ヒント 上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され ない場合は、エクスプローラの[整理]から[フォルダーと検索のオプション] を選 択し、[表示]タブから[隠し ファイル、隠しフォル ダー、および隠しド ライブを表示する]にチェックをしてください。 ユーザーモードプロセス ダンプが作成されたら、上記 4.のフォルダより取得してく ださい。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート 技術情報を参照してください。 「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」 http://support.microsoft.com/kb/949180/ja ヒント Windows Server 2008 R2では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に 変更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得 することができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上 記の方法で取得できます。 122 障害処理のためのセットアップ Windows Server 2008の場合 ユーザーモードプロセスダンプは、アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイル です。 アプリケーションエラーが発生した際は、エラーが発生した旨を伝えるポップアップを終了さ せずに、以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください。 1. タスクバー上の空いている場所を右クリックして [タスク マネージャ ] をクリック するか、<Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押下して [タスクマネージャ ] を起動 する。 2. [プロセス]タブをクリックする。 3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし、 [ダンプファイルの作成]をクリッ クする。 4. 次のフォルダにダンプファイルが作成されます。 C:¥Users¥(ユーザー名)¥AppData¥Local¥Temp ヒント 上記のフォルダは隠し属性となっている場合があります。フォルダが表示され ない場合は、エクスプローラの[ツール] から[フォルダオプション] を選択し、 [表示] タブから[すべてのファイルとフォルダ を表示する]にチェックをして下 さい。 ユーザーモードプロセスダンプが作成 されたら、上記4.のフォルダより取得してく ださい。 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法の詳細は、以下のMicrosoft社のサポート 技術情報を参照してください。 「Windows Server 2008でユーザーモードプロセスダンプを取得する方法」 http://support.microsoft.com/kb/949180/ja ヒント Windows Server 2008では、ワトソン博士は[問題のレポートと解決策]に変 更されており、従来のワトソン博士によるクラッシュダンプファイルを取得す ることができません。クラッシュダンプファイルと同等レベルの情報は、上記 の方法で取得できます。 導入編 123 Windows Server 2003の場合(ワトソン博士の設定) Windowsワトソン博士はアプリケーションエラー用のデバッガです。アプリケーションエ ラーを検出するとシステムを診断し、診断情報(ログ)を記録します。診断情報を採取でき るよう次の手順に従って設定してください。 1. スタートメニューの[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 2. [名前]ボックスに「drwtsn32.exe」と入力し、[OK]をクリックする。 [Windowsワトソン博士]ダイアログボックスが表示されます。 3. [ログファイルパス]ボックスに診断情報の保存先を指定する。 「DRWTSN32.LOG」というファイル名で保存されます。 チェック ネットワークパスは指定できません。ローカルコンピュータ上のパスを指定し てください。 4. [クラッシュダンプ]ボックスにクラッシュダンプファイルの保存先を指定する。 ヒント 「クラッシュダンプファイル」はWindows Debuggerで読むことができるバイナ リファイルです。 124 障害処理のためのセットアップ 5. [クラッシュダンプの種類]のラジオボタンで[完全]を選択する。 6. [オプション]ボックスにある次のチェックボックスをオンにする。 − ダンプシンボルテーブル − すべてのスレッドコンテキストをダンプ − 既存のログファイルに追加 − クラッシュダンプファイルの作成 それぞれの機能の説明についてはオンラインヘルプを参照してください。 7. [OK]をクリックする。 ネットワークモニタのインストール ネットワークモニタを使用することにより、ネットワーク障害の調査や対処に役立てることが できます。 Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合 ネットワークモニタのセットアップ手順 ヒント 1. Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008には、ネッ トワークモ ニタが 含まれておりません。 Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008において ネットワー クトレー スを採取するためには、Microsoft社より提供されておりますMicrosoft Network Monitorをセットアップする必要があります。 Microsoft社のWebサイトよりネットワークモニタをダウンロードする。 http://support.microsoft.com/kb/933741/en-us 2. ダウンロードしたファイルを実行して、インストーラを起動する。 画面の指示に従ってインストールを実施してください。 ヒント [セキュリティの警告]ポップアップが表示された場合は、[実行]ボタンをクリッ クしてください。 セットアップ形式を選択する画面では、[Complete]を選択してください。 以上でネットワークモニタのセットアップは完了です。 ネットワークモニタを削除する場合は、[プログラムと機能]から行います。 ヒント 導入編 125 ネットワークトレースの採取手順 1. スタートメニューからMicrosoft Network Monitorを起動する。 2. [Start Page]から、[Create a new capture tab... ] もしくは[File]メニューの [New]を展開し、[Capture... ]をクリックする。 新たにネットワークトレース採取用のタブが作成されます。 3. [Select Networks]ウィンドウで採取対象のネットワークを選択する。 4. [Capture]メニュー上の[Start] をクリックしてネットワークトレースの採取を開 始する。 5. [Capture]メニュー上の[Stop]をクリックしてネットワークトレースの採取を終了 する。 6. [File]メニューの[Save As...]を選択する。 [名 前を 付 けて 保 存]ウ ィ ンド ウ が表 示さ れ ます の で、[Frame selection]内 の[All captured frames]を選択後、適切なフォルダ、ファイル名を指定します。 既定では、以下のフォルダが指定されています。 ヒント 7. C:¥Users¥<User name>¥Documents¥Network Monitor 3¥Captures [保存]をクリックする。 手順6.で指定したフォルダにファイルが作成されます。 Windows Server 2003の場合 ネットワークモニタを使用するためには、インストール後、システムの再起動を行う必要があ りますので、障害が発生する前にインストールしておくことをお勧めします。 1. スタートメニューから[設定]をポイントし、 [コントロールパネル]をクリック する。 [コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。 2. [プログラムの追加と削除]アイコンをダブルクリックする。 [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスが表示されます。 3. [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。 [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスが表示されます。 4. コンポーネントの[管理とモニタ ツール]を選択し、[詳細]をクリックする。 [管理とモニタ ツール]ダイアログボックスが表示されます。 5. 管理とモニタ ツールのサブコンポーネントの[ネットワーク モニタ ツール] チェックボックスをオンにして[OK]をクリックする。 6. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスに戻りますので、 [次へ]をクリックする。 126 障害処理のためのセットアップ 7. ディスクの挿入を求めるメッセージが表示された場合は、要求されたCD-ROMを 光ディスクドライブにセットして[OK]をクリックする。 ヒント ディスクの挿入を求めるメッセージは“Service Pack 1 CD-ROM ラベルを付い たCD”と 表 示さ れ ま す が、Windows Server 2003 R2を ご 使 用 の場 合 は、 “Windows Server 2003 R2 DISC 1”を光ディスクドライブにセットしてくださ い。 8. [Windows コンポーネント ウィザード]ダイアログボックスの[完了]をクリッ クする。 9. [プログラムの追加と削除]ダイアログボックスの[閉じる]をクリックする。 10.[コントロールパネル]ダイアログボックスを閉じる。 ネットワークモニタは、ス タートメニューから[プロ グラム]→[管理ツール]を ポイントし、 [ネットワークモニタ]をクリックすることにより、起動することがで きます。操作の説明については、オンラインヘルプを参照してください。 システム情報のバックアップ システムのセットアップが終了した後、オフライン保守ユーティリティを使って、システム情 報をバックアップすることをお勧めします。 システム情報のバックアップがないと、修理後にお客様の装置固有の情報や設定を復旧(リス トア)できなくなります。次の手順に従ってバックアップをとってください。 1. オプションのFlash FDDまたは、USB FDDをUSBコネクタに接続する。 2. 「EXPRESSBUILDER」DVDを本体装置の光ディスクドライブにセットして、再 起動する。 EXPRESSBUILDERから起動して「Boot selection」メニューが表示されます。 3. [Tool menu(Normal mode)]-[Maintenance Utility]を選択する。 4. [システム情報の管理]から[退避]を選択する。 以降は画面に表示されるメッセージに従って処理を進めてください。 重要 オフ ライ ン保 守ユ ーテ ィリ ティ では フロッ ピー ディ スク を使 用し た説 明が メッセ ージに表示 されます が本製品は フロッピー ディスク ドライブを 内蔵し ていません。 オプションのFlash FDDを使用するか、USB FDDを使用してください。 導入編 127 応用セットアップ システムの環境やインストールしようとするオペレーティングシステムによっては、特殊な手 順でセットアップしなければならない場合があります。 シームレスセットアップ未対応の大容量記憶装置コントローラ を利用する場合 最新のRAIDコントローラなど、本装置に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに対応していな い大容量記憶装置コントロー ラが接続されたシステムにおいて、OSの再インストールなどを する場合は、次の手順でセットアップしてください。 ヒント 1. BTO(工場組み込み出荷)により、OS組み込み出荷された状態から セットアップを開始する場合には、本操作を行う必要はありません。 ⓦ シームレスセットアップに対応しているボードの一覧については 「EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード」(16ペー ジ)を参照してください。 セットアップしようとする大容量記憶装置コントローラの説明書を準備する。 チェック 2. ⓦ 本書の 内容と大容量記憶装置 コントローラの説明書と の内容が異なる場合は、 大容量記憶装置コントローラの説明書を優先してください。 RAIDコントローラの場合は、コントローラの説明書に従ってRAIDシステムの設 定を行う。 RAID設定の不要な大容量記憶装置コントローラの場合は、手順3へ進んでください。 3. 「EXPRESSBUILDER」DVDからシステムを起動させる。 4. [EXPRESSBUILDERにドライバをロードする]を選択し、[次へ]をクリックする。 「ドライバのロード」画面で大容 量記憶装置用OEM-Diskをセットして [実行する]を クリックする。 ヒント 5. このオプションを選択することで、CD-ROMまたはフロッピーディスクで提供 されているドライバを読み込ませて、シームレスセットアップを進めることが できます。 以下の設定でシームレスセットアップを実行する。 − RAIDの設定画面が表示された場合は、[論理ディスクの作成をスキップする] をチェックする − アプリケーションの設定で[大容量記憶装置用OEM-Diskの適用]が[選択された アプリケーション]に表示されていることを確認する 128 応用セットアップ マニュアルセットアップ マニュアルセットアップについて説明します。 Windows Server 2008 R2の場合 オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。マニュ アルセットアップで Windows Server2008 R2 をインストールする 方法については、EXPRESSBUILDER に格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2008 R2, Standard / Windows Server 2008 R2, Enterpriseインストレーションサ プリメントガイド」を参照してください。 Windows Server 2008の場合 オペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用することをお勧 めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが必要になる ことがあります。マニュアルセットアップでWindows Server 2008をインストールする方法 に つ いて は、EXPRESSBUILDER に 格 納 され て い る オ ン ライ ン ド キ ュ メ ント「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterpriseインストレーションサプリメン トガイド」を参照してください。 また、EXPRESSBUILDERから「OEM-Disk」を必要に応じて作成してください。 OEM-Diskとは? ヒント 「マニュアルセットアップ」では「OEM-Disk」が必要です。作成方法について は、「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納 され てい るオ ンラ イン ドキ ュメ ント 「Windows Server 2008 Standard / Windows Server 2008 Enterprise イン ス ト レーションサプリメントガイド」を参照してください。 <OEM-Disk 名称> ⓦ Windows Server 2008 (64ビット版)の場合: 「Windows Server 2008 x64 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 ⓦ Windows Server 2008 (32ビット版)の場合: 「Windows Server 2008 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 Windows Server 2003 R2, x64 Editionsの場合 オペレーティングシステムのインストールは、マニュアルセットアップを使用します。 マニュアルセットアップでWindows Server 2003 R2, x64 Editionsをインストールする方法 については、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionイ ンスト レー ション サプ リメン トガ イド」を参 照し てくだ さい。ま た、あらか じめ EXPRESSBUILDERから、「OEM-Disk」を作成しておいてください。 OEM-Diskとは? ヒント 「マ ニ ュア ル セ ッ トア ッ プ」で は、 「Windows Server 2003 R2, x64 Editions OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」と呼ばれるOEM-Diskが必要です。 作成方法については、「EXPRESSBUILDER」DVDに格 納されているオンライ ン ド キュ メ ン ト「Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Editionイ ンストレーシ ョンサプリメ ントガイ ド」を参照してください。 導入編 129 Windows Server 2003の場合 本装置へのオペレーティングシステムのインストールは、シームレスセットアップを使用する ことをお勧めしていますが、特殊なインストールに対応する場合、マニュアルセットアップが 必要になることがあります。 シームレスセットアップを使わずにWindows Server 2003をインストールする方法について は、EXPRESSBUILDERに格納されているオンラインドキュメント「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition/ Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサ プリメントガイド」を参照してください。また、あらかじめEXPRESSBUILDERから「OEMDisk」を作成しておいてください。 チェック ヒント オプションボードを接続する場合は、オプションボードに添付の説明書も併せ て参照してください。 OEM-Diskとは? シームレスセットアップを使わずに再セットアップするときの手順「マニュアル セットアップ」では、 「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 と呼ばれるOEM-Diskが必要です。 「Windows Server 2003 OEM-Disk for EXPRESSBUILDER」 には、 Windows Server 2003のインストールで必要となるRAIDコントローラやSCSIコントローラのドラ イバなどが含まれています。 作成方法については、 「EXPRESSBUILDER」DVD に格納されているオンライン ド キュ メン ト「Windows Server 2003 R2, Standard Edition / Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition/ Windows Server 2003 Standard Edition / Windows Server 2003 Enterprise Editionインストレーションサプリメントガイド」を参照 してください。 130 応用セットアップ 論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順 再セットアップをはじめる前に、万一の場合に備えて必ずデータのバックアップを行ってくだ さい。 再セットアップ手順 1. 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを開始する。 2. 次のメッセージが表示されたら、OSをセットアップしたいパーティションを選択 する。 <Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合> Windows のインストール場所を選択してください <Windows Server 2003の場合> 次の一覧には、このコンピュータ上の既存のパーティションと未使用の 領域が表示されています。 上下の方向キーを使って、一覧からパーティションを選択してください。 重要 3. システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字はセットアップ 完了後は修正できません。この画面で正しいドライブ文字が割り当てられてい ることを確認してからセットアップを続行してください。 本書および「インストレーションサプリメントガイド」の手順に従ってマニュアル セットアップを続行する。 以上で完了です。 ヒント セットアップ完了後、再セットアップ前とドライブ文字が異なる場合がありま す。ドライブ文字の修正が必要な場合は次項の「ドライブ文字の修正手順」に 従ってドライブ文字を変更してください。 ドライブ文字の修正手順 以下の手順では、システムボリューム、またはブートボリュームのドライブ文字は変更できま せん。ご注意ください。 <Windows Server 2008 R2の場合> 1. スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバー マネージャー ]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字と パスの変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 導入編 131 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合が あります。続行しますか? 8. [サーバーマネージャー ]を終了する。 以上で完了です。 <Windows Server 2008の場合> 1. スタートメニューから[コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[サーバマネー ジャ ]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[記憶域] − [ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字とパスの 変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる 場合があります。続行しますか? 8. [サーバマネージャ ]を終了する。 以上で完了です。 <Windows Server 2003の場合> 1. スタートメニューから[マイコンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択して[コンピュー タの管理]を起動する。 2. 左側のウィンドウの中から、[ディスクの管理]を選択する。 3. ドライブ文字を変更したいボリュームを選択して右クリックし、[ドライブ文字とパスの 変更]を選択する。 4. [変更]をクリックする。 5. [次のドライブ文字を割り当てる]をクリックし、割り当てたいドライブ文字を選択する。 6. [OK]をクリックする。 7. 以下の確認メッセージが表示されたら、[はい]をクリックする。 ボリュームのドライブ文字を変更すると、プログラムが動作しないことが あります。このドライブ文字を変更しますか? 8. [コンピュータの管理]を終了する。 以上で完了です。 132 メ モ メ モ 133 2 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rg ハードウェア編 本装置のハードウェアについて説明します。 各部の名称と機能(134ページ) 本体の各部の名称と機能についてパーツ単位に説明しています。 設置と接続(146ページ) 本体の設置にふさわしい場所やラックへの取り付け手順、背面コネクタへの接 続について説明しています。 基本的な操作(161ページ) 電源のONやOFFの方法、およびフロッピーディスクやCD-ROMのセット方法 などについて説明しています。 内蔵オプションの取り付け(173ページ) 別売の内蔵型オプションを取り付けるときにご覧ください。 システムBIOS(SETUP)のセットアップ(246ページ) 専用のユーティリティを使ったBIOSの設定方法について説明しています。ま た、このユーティリティで設定したパラメータが保存されている内部メモリ (CMOSメモリ)のクリア方法およびマザーボードの割り込みの設定についても 説明しています。 RAIDシステムのコンフィグレーション(285ページ) 本装置内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムとして運用するための 方法について説明しています。 リセット(306ページ) システムのリセット方法と内部メモリ(CMOSメモリ)のクリア方法について説 明します。 ONL-511-017-01-210Rg-000-02-1007 134 各部の名称と機能 各部の名称と機能 本装置の各部の名称を次に示します。 装置前面 (3) (5)-1 (6) 1 2 (4) (5)-2 (7) (1) (1) フロントベゼル 日常の運用時に前面のデバイス類を保護するカ バー。添付のセキュリティキーでロックすること ができる(→161ページ) 。 (2) キースロット フロントベゼルのロックを解除するセキュリティ キーの差し口(→161ページ) 。 (3) POWERランプ(緑色) 電源をONにすると緑色に点灯する。(→141ペー ジ) 。 (4) DISK ACCESSランプ(緑色/アンバー 色) 内蔵のハードディスクドライブにアクセスしてい るときに緑色に点灯する。内蔵のハードディスク ドライブのうち、いずれか1つでも故障するとア ンバー色に点灯する(→142ページ) 。 (2) (5) ACTランプ(緑色) システムがネットワークと接続されているときに 点灯する(→142ページ)。アイコンにある数字 は「1」がLANコネクタ1用で、「2」がLANコネ クタ2用を示す。 (6) UIDランプ(青色) UIDスイッチを押したときに点灯する。ソフト ウェアからのコマンドによっても点灯または点滅 する(→143ページ)。 (7) STATUSランプ(前面) (緑色/アンバー 色) 本装置の状態を表示するランプ(→141ページ)。 正常に動作している間は緑色に点灯する。異常が 起きるとアンバー色に点灯または点滅する。 ハードウェア編 135 装置前面(フロントベゼルを取り外した状態) 2.5型ディスクモデル (1) (2) (3) 前ページの (3)∼(7)を 参照 型名 製造番号 (4) (5) (6) (7) (1) (10) (9)-0 (9)-1 (8) (9)-2 (9)-4 (9)-3 (9)-5 3.5型ディスクモデル (1) (2) (3) 型名 製造番号 前ページの (3)∼(7)を (4) (5) (6) (7) 参照 (9)-0 (10) (1) ハンドル(左右に1個ずつ) ラックからの引き出しやラックへ収納するときに 持つ部分。 (2) モニタコネクタ ディスプレイ装置と接続する(→158ページ)。 背面のモニタコネクタと排他。 (3) USBコネクタ(2ポート) USBインターフェースに対応している機器と接続 する(→158ページ)。 (4) RESETスイッチ 本装置をリセットするスイッチ(→306ページ)。 (5) DUMP(NMI)スイッチ 押すとメモリダンプを実行する(→380ページ)。 (6) POWERスイッチ 電源をON/OFFにするスイッチ(→162ページ)。 一度押すとPOWER/SLEEPランプが点灯し、ON の状態になる。もう一度押すと電源をOFFにす る。4秒以上押し続けると強制的に電源をOFFに する(→307ページ)。 ※ 本装置はスリープ機能をサポートしていませ ん。 (7) UID(ユニットID)スイッチ 装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点 灯し、もう一度押すと消灯する(→166ページ)。 ソフトウェアからのコマンドによっても点灯また は点滅する。 (8) 光ディスクドライブベイ オプションの光ディスクドライブを取り付ける場 所(→167ページ)。 モデルや購入時のオーダによって以下のドライブ が搭載される。 − DVD-ROMドライブ − DVD Super MULTIドライブ MN8100-9999 9999999 (11) MN8100-9999 9999999 (1) (8) (9)-1 (9)-2 (11) (9) ハードディスクドライブベイ 3.5型ディスクモデルでは最大3台まで、2.5型 ディスクモデルでは最大6台まで搭載可能(→ 178ページ) 。括弧数字のあとの数字はチャネル 番号を示す。 標準構成ではダミートレイが搭載されている。 (10)DISKランプ(緑色/アンバー色) ハードディスクドライブにあるランプ(143ペー ジ) 。ハードディスクドライブにアクセスしてい るときに緑色に点灯する。ハードディスクドライ ブが故障するとアンバー色に点灯し、リビルド中 は緑色とアンバー色に交互に点滅する(RAIDシ ステム構成時のみ) 。 (11)スライドタグ 型番、シリアル番号を記載したラベルが貼り付け られている。 136 各部の名称と機能 装置背面 (1) (2) (3) (4) (5) (6) 1 2 (7) (17) (16) (15) (14) (13) (12) (9) (8) (9) (11) (1) フルハイトPCIボード増設用スロット オプションのPCIボードを取り付けるスロット (→214ページ)。フルハイトのボード用スロッ ト。PCIスロット番号は「1B」 。 (2) ロープロファイルPCIボード増設用スロッ ト オプションのPCIボードを取り付けるスロット (→214ページ)。ロープロファイル専用スロッ ト。PCIスロット番号は「1C」 。 オプションのLAN ボードを搭載している場合、 LAN ケーブルのコネクタのツメが手では押しに くくなっているため、マイナスドライバなどを 使用してツメを押して抜いてください。その際 に、マイナスドライバなどがLAN ボードを破損 しないよう十分に注意してください。 (3) ブランクパネル(増設電源ユニットスロッ ト) オプションの増設電源ユニットを搭載するスロッ ト(→190ページ) 。 (4) 電源ユニット 標準装備の電源ユニット。 (5) ACインレット 電源コードを接続するソケット(→158ページ) 。 (6) マウスコネクタ マウスを接続する(→158ページ) 。 (7) キーボードコネクタ キーボードを接続する(→158ページ) 。 (8) Speedランプ(緑色/アンバー色) LANの転送速度を示すランプ(→144ページ) 。 (9) LINK/ACTランプ(緑色) LANのアクセス状態を示すランプ(→144ペー ジ) 。 (8) (9) (10)-2 (8) (10)-1 (10)LANコネクタ LAN上のネットワークシステムと接続する 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の Ethernetコネクタ(→158ページ)。括弧数字の 後の数字は「1」がLANコネクタ1で「2」がLAN コネクタ2を示す。 システムBIOSのセットアップでShared BMC LAN機能を有効化することで、LANコネクタ1を 運用LANだけでなく、マネージメント専用LANと しても使用することが可能。ただし、両方のデー タを送受信する可能性があるため、性能およびセ キュリティの面で推奨しません(274ページ)。 (11)マネージメント専用LANコネクタ 100BASE-TX/10BASE-T対応のEthernetコネク タ(→144ページ)。 運用LANとしては使用できません。 リモートマネージメントエンジン2等の接続に使 用します。 (12)DUMPスイッチ(NMI) 押すとメモリダンプを実行する(→380ページ)。 (13)UID(ユニットID)スイッチ 装置前面/背面にあるUIDランプをON/OFFするス イッチ。スイッチを一度押すと、UIDランプが点 灯し、もう一度押すと消灯する(→166ページ)。 (14)UIDランプ(青色) UIDスイッチを押したときに点灯する(ソフト ウェアからのコマンドによっても点灯/点滅する (→143ページ) 。 (15)USBコネクタ USBインタフェースに対応している機器と接続す る(→158ページ)。 (16)モニタコネクタ ディスプレイ装置と接続する(→158ページ)。 前面のモニタコネクタと排他。 (17)シリアルポート(COM) シリアルインタフェースを持つ装置と接続する (→158ページ) 。 なお、専用回線に直接接続することはできませ ん。 ハードウェア編 137 装置外観 (2) (2) (1) 2.5型ディスクモデル (2) (2) (1) 3.5型ディスクモデル (1) トップカバー DIMMやCPU、PCIボードなどの取り付け/取り外 しの際に取り外す。 (2) リリースボタン トップカバーを外す際に押すボタン。 138 各部の名称と機能 装置内部 図は、ファンダクトを取り外した状態のものです。 2.5型ディスクモデル (1) (2) (3) (13) (10)-8 (10)-1 (10)-9 (10)-2 (10)-10 (10)-3 (10)-11 (10)-4 (10)-12 (10)-5 (10)-13 (10)-6 (10)-14 (10)-7 (5) (6) (7) (8) (12) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (11) フロントパネルボード バックプレーン 電源ユニット DIMM マザーボード PCIライザーカード トップカバーセンサ RAIDコントローラ専用スロット プロセッサ(CPU) ヒートシンクの下に取り付けられている。 (10)冷却ファン (10) - 1 FAN1R (10) - 2 FAN2R (10) - 3 FAN3R (10) - 4 (10) - 5 FAN4R FAN5R (10) - 6 FAN6R (10) - 7 FAN7R (10) - 8 FAN1F (10) - 9 (10) - 10 FAN2F FAN3F (10) - 11 FAN4F (10) - 12 FAN5F (10) - 13 FAN6F (10) - 14 FAN7F (4) (9) (11)RAIDコントローラ用バッテリトレイ (12)ハードディスクドライブベイ (13)光ディスクドライブベイ ハードウェア編 139 3.5型ディスクモデル (1) (2) (13) (3) (10)-8 (10)-1 (10)-9 (10)-2 (10)-10 (10)-3 (10)-11 (10)-4 (10)-12 (10)-5 (10)-13 (10)-6 (10)-14 (10)-7 (12) (11) (5) (6) (7) (8) (4) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) フロントパネルボード バックプレーン 電源ユニット DIMM マザーボード PCIライザーカード トップカバーセンサ RAIDコントローラ専用スロット プロセッサ(CPU) ヒートシンクの下に取り付けられている。 (10)冷却ファン (10) - 1 FAN1R (10) - 2 FAN2R (10) - 3 FAN3R (10) - 4 (10) - 5 FAN4R FAN5R (10) - 6 FAN6R (10) - 7 FAN7R (10) - 8 FAN1F (10) - 9 FAN2F (10) - 10 (10) - 11 FAN3F FAN4F (10) - 12 FAN5F (10) - 13 FAN6F (10) - 14 FAN7F (9) (11)ハードディスクドライブベイ (12)光ディスクドライブベイ (13)RAIDコントローラ用バッテリトレイ オプションのRAIDコントローラバッテリを取り 付ける場所(→229ページ) 。 140 各部の名称と機能 マザーボード (1) (2) (2) (3) (2) (4) (5) (6) (8) (7) (2) (9) (19) 外部接続 コネクタ (136ペー ジ参照) (11) (10) (20)-2 (20)-1 (19) 装置背面 装置前面 (18) (17) (16) (13) (14) (1) 電源コネクタ (2) 未使用コネクタ (3) USBコネクタ(フロント) (4) SATA DVDコネクタ (5) SATAコネクタ (6) FANコネクタ (7) オプションCOMコネクタ (8) HDD BPコネクタ (9) CMOSクリアジャンパ(→282ページ) (10)パスワードクリアジャンパ (→282ページ) (11)RAIDコンフィグレーションジャンパ (15) (12) (12)リチウムバッテリ (13)PCIライザーカード用コネクタ(ロープロ ファイルのボード専用) 搭載可能なボードの仕様については「PCIボード (214ページ) 」を参照してください。 (14)PCIライザーカード用コネクタ(フルハイ トのボード用) 搭載可能なボードの仕様については「PCIボード (214ページ) 」を参照してください。 (15)RAIDコントローラ用コネクタ (16)USBメモリモジュールコネクタ (17)フロントパネル用コネクタ (18)フロントビデオ用コネクタ (19)DIMMソケット(→195ページ) (20)プロセッサ(CPU)ソケット (20) - 1 プロセッサ#1(CPU#1) (20) - 2 プロセッサ#2(CPU#2) ハードウェア編 141 ランプ表示 本装置のランプの表示とその意味は次のとおりです。 POWERランプ( ) 本体の電源が ONの間、緑色に点灯しています。電源が本体に供給されていないときは消灯し ます。 STATUSランプ( ) ハードウェアが正常に動作してい る間はSTATUSランプは緑色に点灯します。STATUSラン プが消灯しているときや、アンバー色に点灯 /点滅しているときはハードウェアになんらかの 異常が起きたことを示します。 次にSTATUSランプの表示の状態とその意味、対処方法を示します。 重要 STATUSランプの 状態 ⓦ ESMPROをインストールしておくとエラーログを参照することで故障 の原因を確認することができます。 ⓦ いったん電源をOFFにして再起動するときに、OSからシャットダウン 処理ができる場合はシャットダウン処理をして再起動してください。 シャットダウン処理ができない場合はリセット、強制電源OFFをするか (307ページ参照) 、一度電源コードを抜き差しして再起動させてくださ い。 意 味 緑色に点灯 正常に動作しています。 緑色に点滅 メモリが縮退した状態で動作してい ます。 メモリ修復可能エラーが多発してい ます。 消灯 電源がOFFになっている。 対処方法 ー BIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」を使って縮退しているデ バイスを確認後、早急に交換するこ とをお勧めします。 ー POST中である。 しばらくお待ちください。POSTを 完了後、しばらくすると緑色に点灯 します。 CPU内部エラーが発生した。(IERR) いったん電源をOFFにして、電源を ONにし直してください。POSTの画 面で何らかのエラーメッセージが表 示された場合は、メッセージを記録 して保守サービス会社に連絡してく ださい。 ウォッチドッグタイマタイムアウト が発生した。 CPUバスエラーが発生した。 メモリダンプリクエスト中。 (DUMPスイッチ(NMI)押下時な ど) ※ソフトウェア要因のダンプ中は緑 点灯のままです。 ダンプを採取し終わるまでお待ちく ださい。 142 各部の名称と機能 STATUSランプの 状態 アンバー色に点灯 意 味 対処方法 温度異常を検出した。 内部のファンにホコリやチリが付着 していないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 保守サービス会社に連絡してくださ い。 電圧異常を検出した。 保守サービス会社に連絡してくださ い。 すべての電源ユニットが故障した。 CPUの温度異常を検出した。 ChipSetの温度異常を検出した。 アンバー色に点滅 冗長構成の電源でどちらか一方の電 源ユニットにAC電源が供給されてい ないか、どちらか一方の電源ユニッ トの故障を検出した。 電源コードを接続して、電源を供給 してください。電源ユニットが故障 している場合は、保守サービス会社 に連絡してください。 ファンアラームを検出した。 ファンユニットが確実に接続されて いるか確認してください。それでも 表示がかわらない場合は、保守サー ビス会社に連絡してください。 温度警告を検出した。 内部ファンにホコリやチリが付着し ていないかどうか確認してくださ い。また、ファンユニットが確実に 接続されていることを確認してくだ さい。 それでも表示が変わらない場合は、 保守サービス会社に連絡してくださ い。 電圧警告を検出した。 保守サービス会社に連絡してくださ い。 いずれかのハードディスクドライブ の故障を検出した。 トップカバーが開いていることを検 出した。 トップカバーを確認してください。 DISK ACCESSランプ( ) DISK ACCESSラン プはハードデ ィスクドライ ブベイに取 り付けられて いるハード ディスク ドライブの状態を示します。 ハードディスクドライブにアクセスするたびにランプは緑色に点灯します。 DISK ACCESSランプがアンバー色に点灯している場合は、ハードディスクドライブに障害が 起きたことを示します。故障したハードディスクドライブの状態はそれぞれのハードディスク ドライブにあるランプで確認できます。 ACTランプ( ) 本装置が LANに接続されているときに 緑色に点灯し、LANを介してアクセ スされているとき (パケットの 送受信を行っているとき)に点滅します。アイコンの隣にある数字は背面のネッ トワークポートの番号を示します。 ハードウェア編 143 UIDランプ(ID) このランプは 1台のラックに複数台の装置を設置してい るときに、UIDスイッチを押すと、装 置前面および背面のUIDランプが青色に点灯または点滅し、保守をしようとしている装置を特 定することができます。UIDランプを消灯させるには UIDランプを再度、押してください。詳 しくは「サーバの確認(UIDスイッチ)(166ページ) 」を参照してください。 ヒント リ モート管理 ソフトウェ アなどか らランプを 点灯または 点滅させ ることがで きます。 ハードディスクドライブのランプ ハードディスクド ライブベイに搭載されるハードディスクドライブにある DISKランプは表示 状態によって意味が異なります。 ランプ 3.5型ディスクドライブ ⓦ ランプ 2.5型ディスクドライブ 緑色に点滅 ハードディスクドライブにアクセスしていることを示します。 ⓦ アンバー色に点灯 RAIDシステムで論理ドライブを構成しているとき、取り付けているハードディスクドラ イブが故障していることを示します。 ヒント RAIDシステムで論理ドライブ(RAID1、RAID5、RAID6、RAID10、RAID50)を 構成している場合は、1台(RAID 6では2台)のハードディスクドライブが故障し ても運用を続けることができます。しかし、早急にハードディスクドライブを 交換して、再構築(リビルド)を行うことをお勧めします(ハードディスクド ライブの交換はホットスワップで行います)。 144 各部の名称と機能 ⓦ 緑色とアンバー色に交互に点滅 ハードディスクド ライブ内の再構築(リビ ルド)中であることを示し ます(故障ではあ りません)。RAIDシステムでは、故障したハードディスクドライブを交換すると自動的 にデータのリビルドを行います(オートリビルド機能)。リビルド中はランプが緑色とア ンバー色に交互に点灯します。 リビルドを終了する とランプは消灯します。リ ビルドに失敗するとラン プがアンバー色 に点灯します。 オートリビルド機能を使用するときは次の注意事項を守ってください。 重要 ⓦ リビルド中は本体装置の電源Off、または再起動をしないでください。 ⓦ ハードディスクドライブの取り外し/取り付けの間隔は90秒以上あけて ください。 ⓦ 他のリビルド中のハードディスクドライブが存在する場合は、ハード ディスクドライブの交換は行わないでください。 LANコネクタのランプ 背面にある3つのLANコネクタにはそれぞれ2つのランプがあります。 LINK/ACT ランプ Speed ランプ M マネージメント 専用LANコネクタ ⓦ LINK/ACT Speed LINK/ACT Speed ランプ ランプ ランプ ランプ 2 1 運用LAN コネクタ LINK/ACTランプ 本体標準装備のネットワークの状態を表示します。本体とハブに電力が供給されていて、 かつ正常に接続さ れている間、緑色に点灯 します(LINK)。ネットワークポ ートが送受信 を行っているときに緑色に点滅します(ACT)。 LINK状態なのにランプが点灯しない場合は、ネットワークケーブルの状態やケーブルの 接続状態を確認してください。それでもランプが点灯しない場合は、ネットワーク(LAN) コントローラが故 障している場合があり ます。お買い求めの販売店、また は保守サービ ス会社に連絡してください。 ハードウェア編 145 ⓦ Speedランプ このランプ は、ネットワークの通信モー ドがどのネットワーク インタフェースで動作し ているかを示します。 − 通常の運用で使用される2つのLANコネクタは、1000BASE-Tと100BASE-TX、 10BASE-Tをサポートしています。アンバー色に点灯しているときは、 1000BASE-Tで動作していることを示します。緑色に点灯しているときは、 100BASE-TXで動作していることを示します。消灯しているときは、10BASETで 動作していることを示します。 − 管理用として使用されるLANコネクタは、100BASE-TXと10BASE-Tをサポート しています。緑色に点灯しているときは、100BASE-TXで動作していることを示 します。消灯しているときは、10BASE-Tで動作していることを示します。 AC POWERランプ 背面にある電源ユニットには、AC POWERランプがあります。 AC POWER ランプ ACインレット 増設電源ユニット AC POWER ランプ ACインレット 標準電源ユニット AC インレットに 電源コードを接続 してAC 電源を電源ユ ニットが受電する と緑色に点滅しま す。 本装置の電源をON(DC電源を本体に供給開始)するとランプが緑色に点灯します。 本装置の電源を ONにしてもランプが点灯しない、またはアンバー色に点灯または点滅 *1する 場合は、電源ユニットの故障が考えられます。保守サービス会社に連絡して電源ユニットを交 換してください。 *1 2台の電源ユニット構成で、一方の電源ユニットにのみ電源コードが接続されていて、AC電源を受電していると、 もう一方の(電源コードが接続されていない方の)電源ユニットのランプはアンバー色に点滅します。電源コード を接続すると、緑色の点滅に変わります。それでもアンバー色に点滅している場合は、保守サービス会社に連絡し て保守を依頼してください。 146 設置と接続 設置と接続 本体の設置と接続について説明します。 設 置 本装置はEIA規格に適合したラックに取り付けて使用します。 ラックの設置 ラックの設 置については、ラック に添付の説明書(添付 の「EXPRESSBUILDER」DVDの中 にもオンラインドキュメントが格納されています)を参照するか、保守サービス会社にお問い 合わせください。 ラックの設置作業は保守サービス会社に依頼することもできます。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す るまたは重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くださ い。 ⓦ ⓦ 指定以外の場所で使用しない アース線をガス管につながない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で搬送・設置をしない 荷重が集中してしまうような設置はしない 1人で部品の取り付けをしない・ラック用ドアのヒンジのピンを確認する ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 定格電源を越える配線をしない 腐食性ガスの発生する環境で使用しない 次の条件に当てはまるような場所には、設置しないでください。これらの場所にラックを設置 したり、ラックに本装置を搭載したりすると、誤動作の原因となります。 ⓦ 装置をラックから完全に引き出せないような狭い場所。 ⓦ ラックや搭載する装置の総重量に耐えられない場所。 ⓦ スタビライザが設置できない場所や耐震工事を施さないと設置できない場所。 ⓦ 床におうとつや傾斜がある場所。 ⓦ 温度変化の激しい場所(暖房機、エアコン、冷蔵庫などの近く) 。 ハードウェア編 147 ⓦ 強い振動の発生する場所。 ⓦ 腐食性ガス(塩化ナトリウムや二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニ ア、オゾンなど)の発生する場所やほこり中に腐食を促進する成分(硫黄など)や導電 性の金属などが含まれている場所、薬品類の近くや薬品類がかかるおそれのある場所。 ⓦ 帯電防止加工が施されていないじゅうたんを敷いた場所。 ⓦ 物の落下が考えられる場所。 ⓦ 強い磁界を発生させるもの(テレビ、ラジオ、放送/通信用アンテナ、送電線、電磁ク レーンなど)の近く(やむを得ない場合は、保守サービス会社に連絡してシールド工事 などを行ってください)。 ⓦ 本装置の電源コードを他の接地線(特に大電力を消費する装置など)と共有しているコ ンセントに接続しなければならない場所。 ⓦ 電源ノイズ(商用電源をリレーなどでON/OFFする場合の接点スパークなど)を発生す る装置の近く(電源ノイズを発生する装置の近くに設置するときは電源配線の分離やノ イズフィルタの取り付けなどを保守サービス会社に連絡して行ってください)。 ラック内部の温度上昇とエアフローについて 重要 複 数台の 装置 を搭載 したり、ラ ックの 内部 の通気 が不十 分だ ったり すると、 ラック内部の温度が各装置から発する熱によって上昇し、本装置の動作保証温 度(10℃∼35℃)を超え、誤動作をしてしまうおそれがあります。運用中に ラック内部の温度が保証範囲を超えないようラック内部、および室内のエアフ ローについて十分な検討と対策をしてください。 本装置では、前面から吸気し、背面へ排気します。 148 設置と接続 ラックへの取り付け/ラックからの取り外し 本装置をラックに取り付けます(取り外し手順についても説明しています) 。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ 規格外のラックで使用しない 指定以外の場所で使用しない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で取り付け・取り外しをしない カバーを外したまま取り付けしない 指を挟まない ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない 取り付け手順 本装置は弊社製および他社ラックに取り付けることができます。次の手順でラックへ取り付け ます。 ⓦ ラック搭載前の準備 装置運搬 時の脱落 防止のため に、工場 出荷時に スライドレー ルは左右と もに 背面側と 側面がテープ で固定され てい ます。ラッ クへ取り 付ける前 に、テー プをはがしてください。 テープ ハードウェア編 149 ⓦ レールアセンブリの取り外し 本体左 右に取り付 けられてい るスライ ド式のレールを取り外します。 本体前 面にあるロ ック解除ボ タンを押 しな がら、レールを 持ってゆ っくりと 装置後方へスライドさせてください。 ボタンを押すとロック が解除できます。 しばらくすると、 「カチッ」とロックさ れ ま す。本 体 側 面 に あ るレ リ ー ズ レ バー(白色)を矢印の方向に引き、ロッ クを解 除しながら 本体から取 り外しま す。 レリーズレバー(白色)を矢印 方向に引きながらレールを引き 出してください。 レー ルアセンブ リを取り 外すと、本体 はネジ 止めされた インナーレ ールのみ が取り付けられた状態になります。 インナーレール 150 設置と接続 取 り 外 した レ ー ル ア セ ン ブ リ は、レ バー を押 しな がら 矢印 方向 へ動 かし、 もとに戻してください。 レバー 重要 ⓦ ⓦ レールアセンブリは、取り外したインナーレールに再度取り付けます。 ⓦ レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 レールアセンブリの取り付け レールアセンブリの四角い突起を、19 インチラ ックの角穴に 入れて取り 付け ます。この時に「カチッ」と音がして、 ロ ック さ れ た こと を 確 認 して く だ さ い。 右図は右側(前面)を示していますが、 右側(背面)、左側(前面 /背面)も同 様に取り付けてください。 もう一方 のレール を取り付け る時、す でに取り 付けているレ ールアセン ブリ と同じ高 さに取り付け ることを確 認し てください。 前後に多少のガタツキがありますが、製品に支障はありません。 ヒント レールアセンブリが確実にロックされて脱落しないことを確認してください。 チェック ハードウェア編 151 ⓦ 本体の取り付け 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ 1. 1人で持ち上げない 指を挟まない 左右のレールアセンブリのスライ ドレールをロックされるまで引き 出す。 ロック機構が確実にロックしている事を確認してください。 チェック ロック機構 152 設置と接続 2. 2人以上で本装置をしっかりと 持ってラックへ取り付ける。 本装 置 側 面 のイ ン ナ ーレ ー ル を ラックに取り付けたレー ルアセン ブリに確実に差し込んで からゆっ くりと静かに押し込みます。 レールアセンブリ 装置側インナーレール 途中で 本装 置が ロッ クされ たら、 側面にあるレリーズ レバー(青色 のレバーが左右にあ ります)を手 前または、奥に押しなが らゆっく りと押し込みます。 完全に装置を押し込むと 装置前面 のロックがかかり装置を 固定でき ます。 重要 ⓦ レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 ⓦ 差し込む時、インナーレールの両側をまっすぐ挿入してください。 ⓦ 設置時は、左右のツマミを持ってゆっくりと確認しながら取り付けてく ださい。 ⓦ 初めての取り付けでは各機構部品がなじんでいないため押し込むときに 強い摩擦を感じることがありますが、製品に支障はありません。 ⓦ 差し込みが不完全ですと、片側のレールが押し込み時に途中で止まるこ とがあります。その場合一度装置をロックがかかるまで完全に手前に引 き出してください。左右のロックが完全にかかったのを確認してから、 その後左右のロックを解除させて再び装置を押し込んでください。 ヒント 3. レリーズレバー(青色) 本装置を何度かラックから引き出したり、押し込んだりしてスライドの動作に問題 がないことを確認する。 ⓦ ラック内の他装置と隣接する位置に本装置を取り付ける際は、他装置と 本装置の筐体が干渉していないことを確認してください。もし干渉して いる場合は、他装置と干渉しないよう調整してレールアセンブリを取り 付け直してください。 ⓦ スライドレール部分の動作を確認してください。スライドレールがラッ クのフレームにあたり、引き出せない場合は、スライドレールを取り付 け直してください。 チェック ハードウェア編 153 ⓦ フロントベゼルの取り付け フロン トベゼルの 左端のタブ を本体の フレー ムに引っか けるように しながら 取り付けます。 タブ 1 2 取り外し手順 次の手順で本体をラックから取り外します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で取り付け・ 取り外しをしない 指を挟まない ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 動作中に装置をラックから引き出さない 1. 本装置の電源がOFFになっていることを確認してから、本装置に接続している電源 コードやインタフェースケーブルをすべて取り外す。 2. セキュリティロックを解除してフ ロントベゼルを取り外す。 3. <オプションのケーブルアームを 取り付けている場合のみ> ケーブルアームを本装置から取り 外す。 2 1 セキュリティキースロット 154 設置と接続 4. 本装置前面の左右にあるロック解 除ボタンを押しながら本装置を ゆっくりと静かにラックから引き 出す。 ボタンを押すとロック が解除できます。 「カチッ」と音がしてラッチされま す。 5. 左右のレリーズレバー(青色)を 手前または奥に押して、ロックを 解除しながらゆっくりとラックか ら引き出す。 レリーズレバー(青色) 重要 6. 装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないでくださ い。装置が落下するおそれがあり、危険です。 本装置をしっかりと持ってラックから取り外す。 重要 ⓦ 複数名で装置の底面を支えながらゆっくりと引き出してください。 ⓦ 装置を引き出した状態で、引き出した装置の上部から荷重をかけないで ください。装置が落下するおそれがあり、危険です。 ⓦ レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 ハードウェア編 155 レールアセンブリの取り外し 次の手順でレールアセンブリを19インチラックから取り外します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で取り付け・ 取り外しをしない 指を挟まない ラックから引き出した状態にある装置に荷重をかけない ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 動作中に装置をラックから引き出さない 1. 153ページの「取り外し手順」を参照し、本体をラックから取り外す。 2. 本装置に添付のスライドレール(ア ウターレール)取り外し工具を用意 する。 3. レールアセンブリ前面側にある角穴 に、取り外し工具を右図の向きで差 し込む。 角穴 156 設置と接続 4. レールアセンブリのロックを解除す る。 右図のように、取り外し工具を矢印 の方向に力を加えてロックを解除し ます。 前面から見た場合 ロック用スプリング 上から見た場合 5. ロックを解除した状態でレールアセ ンブリをラックから取り外す。 ハードウェア編 157 6. レールアセンブリ背面側にある角穴 に、取り外し工具を右図の向きで差 し込み、レールアセンブリのロック を解除する。 右図のように、取り外し工具を回転 させてロックを解除します。 7. 角穴 ロックを解除した状態でレールアセ ンブリをラックから取り外す。 前面から見た場合 横から見た場合 158 設置と接続 接 続 本体に周辺装置を接続します。 本体の前面 と背面には、さまざ まな周辺装置と 接続できるコ ネクタが用意さ れています。次 ページの図は標準の状態で接続できる周辺機器とそのコネクタの位置を示します。周辺装置を 接続してから添付の電源コードを本体に接続し、電源プラグをコンセントにつなげます。 重要 無停電 電源装置や 自動電源 制御装置へ の接続やタ イムスケ ジュール運 転の設 定、サーバスイッチユニットへの接続・設定などシステム構成に関する要求が ございましたら、保守サービス会社の保守員(またはシステムエンジニア)に お知らせください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ぬれた手で電源プラグを持たない アース線をガス管につながない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 指定以外のコンセントに差し込まない たこ足配線にしない 中途半端に差し込まない 指定以外の電源コードを使わない プラグを差し込んだままインタフェースケーブルの取り付けや取り外しをしな い 指定以外のインタフェースケーブルを使用しない ハードウェア編 159 ディスプレイ装置*2 USB機器 前面 シリアルインタフェース を持つ機器 ハブ/スイッチングハブなど 100BASE-TX/ 10BASE-T 管理ポート マウス 最後に添付の電源コー ドをコンセントに接続 する*1 。 UPSに接続する場合は 次ページの説明を参照。 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T 運用系ポート 背面 USB機器 キーボード *2 ディスプレイ装置 *1 電源コードは、15A以下のサーキットブレーカに接続してください。 *2 前面と背面で排他。 重要 ⓦ 本体および接続する周辺機器の電源をOFFにしてから接続してくださ い。ONの状態のまま接続すると誤動作や故障の原因となります。 ⓦ 弊社以外(サードパーティ)の周辺機器およびインタフェースケーブル を接続する場合は、お買い求めの販売店でそれらの装置が本装置で使用 できることをあらかじめ確認してください。サードパーティの装置の中 には本装置で使用できないものがあります。 ⓦ シリアルポートコネクタには専用回線を直接接続することはできません。 ⓦ 回線に接続する場合は、認定機関に申請済みのボードを使用してくださ い。 ⓦ 電源コードやインタフェースケーブルをケーブルタイでケーブルがから まないよう固定してください。 ⓦ ケーブルがラックのドアや側面のガイドレールなどに当たらないよう フォーミングしてください。 ⓦ 電源コードは装置のACインレット部分で少したるませる程度にフォー ミングしてください。装置を引き出したときに電源コードが抜けるのを 防ぐためです。 ⓦ 電源コードのプラグ部分が圧迫されないようにしてください。 160 設置と接続 無停電電源装置(UPS)への接続について 本体の電源コードを無停電電源装置(UPS)に接続する場合は、UPSの背面にある出力コンセン トに接続します。詳しくはUPSに添付の説明書を参照してください。 コンピュータインターフェースポート(UPS) オプションスロット 過負荷保護 リセットボタン 出力コンセント TVSS装置コネクタ コンピュータインターフェースポート(COM) 入力コネクタ (NEMA5-15P) 電圧感度設定ボタン 本体の電源コードを UPSに接続し ている場合は、UPSからの電 源供給と連動(リンク)させ るために本体のBIOS設定の変更が必要となることがあります。 BIOSの「Server」ー「AC-LINK」を選択すると表示されるパラメータを切り替えることで設 定することができま す(UPSを利用した自動運 転を行う場合は、 「Power On」を選択してく ださい) 。詳しくは270ページを参照してください。 ハードウェア編 161 基本的な操作 基本的な操作の方法について説明します。 フロントベゼルの取り付け・取り外し 本体の電源のON/OFFや光ディスクドライブを取り扱うとき、ハードディスクドライブベイへ のハ ードディ スクドラ イブの取り 付け/取 り外しを 行うとき はフロント ベゼルを 取り外しま す。 重要 1. フロントベゼルは、添付のセキュリティキーでロックを解除しないと開けるこ とができません。 フロントベゼルの取り付け・取り外し時にPOWERスイッチを押さえないよう に注意してください。 キースロットに添付のセキュリティキーを差し込み、キーをフロントベゼル側に軽 く押しながら回してロックを解除する。 解除 2. フロントベゼルの右端を軽く持っ て手前に引く。 3. フロントベゼルを左に少しスライ ドさせてタブをフレームから外し て本体から取り外す。 ロック 2 1 フロントベゼルを取り付けるときは、フロン ト ベゼルの 左端のタ ブを本 体のフレ ームに 引っかけるようにしながら取り付けます。取 り 付けた後 はセキュ リティ のために もキー でロックしてください。 タブ フレーム 1 2 162 基本的な操作 電源のON 本体の電源は前面にあるPOWERスイッチを押すとONの状態になります。 次の順序で電源をONにします。 ヒント 1. マザーボード上にある本装置を監視するBMC(マザーボードマネージメントコ ント ローラ)は、シス テム電 圧の変化 を監視 し、ログをと っていま す。電源 コードを接続した後や、電源をOFFにした後は、電源がOFFの状態からPOWER スイッチを押すまでに30秒以上時間をあけてください。これは、通常の動作で あり、BMC(マザーボードマネージメントコントローラ)が要求するものです。 ディスプレイ装置および本体に接続している周辺機器の電源をONにする。 チェック 無停電電源装置(UPS)などの電源制御装置に電源コードを接続している場合 は、電源制御装置の電源がONになっていることを確認してください。 2. フロントベゼルを取り外す。 3. 本体前面にあるPOWERスイッチを押す。 POWERランプが緑色 に点灯し、しばらくする とディスプレイ装 置の画面には「自 己診断プログラム(POST)画面」が表示されます。 重要 ⓦ ACインレットに電源コードを接続した後、POWERスイッチを押すま で30秒以上の時間をあけてください。 ⓦ 画面にPOST画面が表示されるまでは電源をOFFにしないでください。 POWER ランプ 1 POWERスイッチ 2 POST画面を表示している間、本装置は自己診断プログラム(POST)を実行して本 装置の診断をします。詳しくはこの後の「POSTのチェック」をご覧ください。POST を完了するとOSが起動します。 チェック POST中に異常が見つかるとPOSTを中断し、エラーメッセージを表示します。 345ページを参照してください。 ハードウェア編 163 POSTのチェック POST(Power On Self-Test)は、マザーボード内に記録されている自己診断機能です。 POSTは 本体の 電源を ONにす ると自 動的に 実行さ れ、マザー ボード、メ モリ、プロ セッサ (CPU) 、キーボード、マウスなどをチェックします。また、POSTの実行中に各種のBIOSセッ トアップユーティリティの起動メッセージなども表示します。 POSTの実 行内容は 常に確認す る必要は ありません。次 の場合に POST中に表示 されるメッ セージを確認してください。 ⓦ ⓦ 導入時 「故障かな?」と思ったとき ⓦ 電源ONからOSの起動の間に何度もビープ音がしたとき ⓦ ディスプレイ装置になんらかのエラーメッセージが表示されたとき POSTの流れ 次にPOSTで実行される内容を順をおって説明します。 重要 ⓦ POSTの実行中は、不用意なキー入力やマウスの操作、 リセットまたは 電源OFF、電源ケーブルを抜かないようにしてください。 ⓦ システムの構成によっては、ディスプレイの画面に「Press Any Key」 とキー入力を要求するメッセージを表示する場合もあります。これは取 り付けたオプションのボードのBIOSが要求しているためのものです。 オプションのマニュアルにある説明を確認してから何かキーを押してく ださい。 ⓦ オプションのPCIボードの取り付け/取り外し/取り付けているスロット の変更をしてから電源をONにすると、POSTの実行中に取り付けた ボードの構成に誤りがあることを示すメッセージを表示してPOSTを いったん停止することがあります。 この場合は<F1>キーを押してPOSTを継続させてください。ボードの構 成についての変更/設定は、この後に説明するユーティリティを使って設 定できます。 1. 電源ON後、POSTが起動し、メモリチェックを始めます。 ディスプレイ装置の画面左上に 搭載メモリのサイズなどのメッセージが表示されま す。本体に搭載されているメモ リの量によっては、メモリチェックが完了するまで に数分かかる場合もあり ます。同様に再起動(リブート)した場合など、画面に表 示をするのに約1分程の時間がかかる場合があります。 2. メモリチェックを終了する と、いくつかのメッセージが表示されます。これらは搭 載して いるCPU やマザー ボード内の マザーボー ドマネージ メントコン トローラな どを検出したことを知らせるメッセージです。 164 基本的な操作 3. しばらくすると、マザーボードにあるBIOSセットアップユーティリティ 「SETUP」の起動を促すメッセージが画面左下に表示されます。以下の表示内容 は一例です。システムの設定状態によって表示が一部変わります。 Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot from Network 使用する環境にあった設定に変更するときに起 動してください。エラーメッセージ を伴った上記のメッセージが表示された場合を 除き、通常では特に起動して設定を 変更する必要はありません(その まま何も入力せずにいると数秒 後にPOSTを自動 的に続けます) 。 SETUPを起動するときは、メッセージが表示されている間に<F2>キーを押します。 設定方法やパラメータの機能については、 「システムBIOS(SETUP)のセットアッ プ(246ページ)」を参照してください。SETUPを終了すると、自動的にもう一度 はじめからPOSTを実行します。 「<F12> to boot from Network」のメッセージは、ネットワークブート(PXEブー ト)を促すメッセージです。<F12>キーを押すことでネットワーク上のブートデバ イスを検索し、起動します。 4. <3.5型ディスクモデルで3.5型SATAハードディスクドライブを搭載した場合 > オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )を有効(使用する) に設定している場合、RAIDシステムの設定や管理をするユーティリティの起動を促 すメッセージが表示されます。 Press <Ctrl><M> to Run LSI Logic Software RAID Setup Utility. ここで、<Ctrl>キーを押しながら、<M>キーを押すとユーティリティが起動します。 詳しくは、 「RAIDシステムのコンフィグレーション(285ページ)」を参照してく ださい。 重要 5. ⓦ 2.5型ディスクモデルは、この機能を持っていません。 ⓦ このユーティリティは、ハードディスクドライブ内の記憶状態の管理や 保守のためのものです。285ページ以降の説明をよく読んで操作してく ださい。 オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)、SCSIコントローラ、 ネットワークカードを搭載している場合は、それぞれのボードが持つBIOSセット アップユーティリティの起動を促すメッセージが表示されます。(そのまま何も入 力せずにいると数秒後にPOSTを自動的に続けます)。 以下はSCSIコントローラの場合の表示例です。 Press <Ctrl> <A> for SCSISelect(TM) Utility! 各ボー ドのユ ーティリ ティを 起動す る方法 やボー ドが提 供する機 能、ユーテ ィリ ティの操作方法については、各ボードの説明書を参照してください。 ユーティリティを終了すると、自動的にもう一度はじめからPOSTを実行します。 本体のPCIバススロットに複数のオプションボードを搭載しているときは、PCIライ ザーカード「1B」 (フルハイト用)、PCIライザーカード「1C」 (ロープロファイル 用)に搭載しているボードの順で各ボードの情報を表示します。 ハードウェア編 165 6. BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」でパスワードの設定をすると、 POSTが正常に終了した後に、パスワードを入力する画面が表示されます。 パスワードの入力は、3回まで行えます。3回とも入力を誤ると本装置を起動できな くなります。この場合は、本装置の電源をOFFにしてから、30秒以上時間をあけて ONにして本装置を起動し直してください。 OSをインストールするまではパスワードを設定しないでください。 重要 7. POSTを終了するとOSを起動します。 POSTのエラーメッセージ POST中にエラーを検出するとディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。ま た、エラーの内容によってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。エラーメッセージ とエラーを 通知するビープ音のパターンの一覧や原 因、その対処方法については、「POST中 のエラーメッセージ(345ページ)」を参照してください。 重要 ヒント 保 守サービス 会社に連絡 するとき はディスプ レイの表示 をメモし ておいてく ださい。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報となります。 故障しているメモリはSETUPユーティリティからでも確認できます(255ペー ジ参照)。 166 基本的な操作 電源のOFF 次の順序で電源を OFFにします。本体の電源コード をUPSに接続して いる場合は、UPSに添 付の説明書を 参照するか、UPSを制 御しているアプリケ ーションの説明書を参 照してくださ い。 1. OSのシャットダウンをする。 2. 自動的に本体の電源がOFFされない場合は、本体前面にあるPOWERスイッチを押 す。 POWERランプが消灯します。 3. 周辺機器の電源をOFFにする。 ヒント Windows Serverのスタンバイ/休止機能は使用できません。Windowsのシャッ トダウンにてスタンバイ/休止を設定しないで下さい。 サーバの確認(UIDスイッチ) 複数の本装置を1つのラックに搭載している場合、保守をしようとしている装置がどれである かを見分けるために装置の前面および背面には「UID(ユニットID)ランプ」がもうけられて います。 UID(ユニットID)スイッチを押すとUIDランプが点灯または点滅します。もう一度押すとラ ンプは消灯します。 ラック背面からの保守は、暗く、狭い中での作業となり、正常に動作している本装置の電源や インタフェースケーブルを取り外したりするおそれがあります。UIDスイッチを使って保守す る本装置を確認してから作業をすることをお勧めします。 UIDランプ 1 2 1 2 UIDランプ UIDスイッチ UIDスイッチ ハードウェア編 167 光ディスクドライブ 本体前面に光ディスクドライブベイがあります。本体装置に搭載可能な光ディスクドライブに は以下のタイプがあります。 ⓦ DVD-ROMドライブ(オプション) 多様な光ディスクの読み取りを行うための装置です。 ⓦ DVD Super MULTIドライブ(オプション) 多様な光ディスクの読み取り、書き込みを行うための装置です。 DVD Super MULTIドライブのソフトウェア上の操作(例えばCD-Rへの書き込みなど)につ いては、添付されているライティングソフトウェアCD-ROM内の説明書を参照してください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ 光ディスクドライブのトレーを引き出したまま放置しない 使用上の注意 本装置を使用するときに注意していただきたいことを次に示します。これらの注意を無視して 装置を使用した場合、本装置または資産(データやその他の装置)が破壊されるおそれがあり ますので必ず守ってください。 168 基本的な操作 ディスクのセット/取り出し ディスクは次の手順でセットします。 1. ディスクをドライブにセットする前に本体の電源がON(POWERランプが点灯) になっていることを確認する。 2. ドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。 トレーが少し出てきます。 3. トレーを軽く持って手前に引き出 し、トレーが止まるまで引き出 す。 4. ディスクの文字が印刷されている 面を上にしてトレーの上に静か に、確実に置く。 5. 図のように片方の手でトレーを持 ちながら、もう一方の手でトレー の中心にある駆動部分にディスク の穴がはまるように指で押して、 トレーにセットする。 駆動部分 ディスクのこの部分を押す ハードウェア編 169 6. トレーの前面を軽く押して元に戻 す。 重要 デ ィスクのセ ット後、ドラ イブの駆 動音が大き く聞こえ るときは ディスクを セットし直してください。 ディスクの取り出しは、ディスクをセットす る ときと同 じように トレー イジェク トボタ ンを押してトレーを引き出します。 ア クセスラ ンプが点 灯して いるとき はディ スクにアクセスしていることを示します。ト レ ーイジェ クトボタ ンを押 す前にア クセス ラ ンプが点 灯してい ないこ とを確認 してく ださい。 右図のように、片方の手でトレーを持ち、も う 一方の手 でトレー の中心 にある駆 動部分 を 押さえな がらディ スクの 端を軽く つまみ 上げるようにしてトレーから取り出します。 デ ィスクを 取り出し たらト レーを元 に戻し てください。 170 基本的な操作 取り出せなくなったときの方法 トレーイジェクトボタンを押してもディスクが取り出せない場合は、次の手順に従ってディス クを取り出します。 1. POWERスイッチを押して本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。 2. 直径約1.2mm、長さ約100mm の金属製のピン(太めのゼムク リップを引き伸ばして代用でき る)をトレーの前面にある強制イ ジェクトホールに差し込んでト レーが出てくるまでゆっくりと押 す。 重要 強制イジェクトホール ⓦ つま楊枝やプラスチックなど折れやすいものを使用しないでください。 ⓦ 上記の手順を行ってもディスクが取り出せない場合は、保守サービス会 社に連絡してください。 3. トレーを持って引き出す。 4. ディスクを取り出す。 5. トレーを押して元に戻す。 ディスクの取り扱いについて セットするディスクは次の点に注意して取り扱ってください。 ⓦ CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきましては、CD再生 機器における再生の保証はいたしかねます。 ⓦ ディスクを落とさないでください。 ⓦ ディスクの上にものを置いたり、曲げたりしないでください。 ⓦ ディスクにラベルなどを貼らないでください。 ⓦ 信号面(文字などが印刷されていない面)に手を触れないでください。 ⓦ 文字の書かれている面を上にして、トレーにていねいに置いてください。 ⓦ キズをつけたり、鉛筆やボールペンで文字などを直接ディスクに書き込まないでください。 ⓦ たばこの煙の当たるところには置かないでください。 ⓦ 直射日光の当たる場所や暖房器具の近くなど温度の高くなる場所には置かないでくださ い。 ⓦ 指紋やほこりがついたときは、乾いた柔らかい布で、内側から外側に向けてゆっくり、 ていねいにふいてください。 ⓦ 清掃の際は、専用のクリーナをお使いください。レコード用のスプレー、クリーナ、ベ ンジン、シンナーなどは使わないでください。 ⓦ 使用後は、専用の収納ケースに保管してください。 ハードウェア編 171 Flash FDD Flash FDDはフロッピーディスクドライブと容量互換の装置です。 Flash FDDは、本装置のUSBコネクタへ1台のみ接続可能です。本装置にフロッピーディス クドライブが接続されている場合は、必ず取り外してください。 Flash FDD の紛失・盗難等には十分ご注意ください Flash FDD の紛失・盗難・横領・詐 取等により、第三者に個 人情報が漏洩するおそ れがあります。個人情報が第三者に漏洩したために損害が生じた場合、弊社はその責 任を負いかねますので予めご了承ください。 重要 ⓦ Flash FDDのライトプロテクトスイッチは、本装置へ接続する前の状態 が反映されます。そのため、本装置接続後にライトプロテクトスイッチ を操作しても無効です。使用中にライトプロテクトスイッチの状態を変 更する必要がある場合は、Flash FDDを一旦、本装置から取り外し、ラ イトプロテクトスイッチ状態を変更してください。 ⓦ 本装置への取り付け、取り外しの際にFlash FDDのライトプロテクトス イッチを誤ってスライドさせない様に注意してください。 注意事項 Flash FDDはOSインストール時のデバイスドライバの読み込み用等の一時的な使用にとど め、データのバックアップ用として使用しないでください。 記録データの補償について Flash FDDに記録されたデータの補償につきましては、弊社はいかなる責任も負いかねます ので、ご了承ください。 172 基本的な操作 Flash FDDの取り扱いについて ⓦ Flash FDDのアクセスLEDが点滅しているときに本装置の電源をOFFにしないでくださ い。 → 故障、およびデータの破損の原因となります。 ⓦ Flash FDDは消耗品です。 エラーが発生したFlash FDDは使い続けず、新しいFlash FDDを使用してください。 ⓦ Flash FDDはUSBハブを経由しての接続は不可となります。 本装置のUSBコネクタへ直接接続してください。 ⓦ Flash FDDに触れる前に、身近な金属(ドアノブやアルミサッシなど)に手を触れて、 身体の静電気を取り除くようにしてください。 ⓦ 分解しないでください。 ⓦ 強い衝撃を与えないでください。 ⓦ 直射日光や暖房器具の近くには置かないでください。 ⓦ 飲食や喫煙をしながらの取り扱いは避けてください。また、シンナーやアルコールなど を付着させないように注意してください。 ⓦ 本装置への取り付けは、ていねいに行ってください。 ⓦ Flash FDDを本装置のUSBコネクタに挿入したまま移動しないでください。 Flash FDDの故障の原因となります。 ⓦ Flash FDDの使用後は、本装置から取り外してください。 ハードウェア編 173 内蔵オプションの取り付け 本体に取り付けられるオプションの取り付け方法および注意事項について記載しています。 重要 ⓦ オプションの取り付け/取り外しはユーザー個人でも行えますが、この 場合の本体および部品の破損または運用した結果の影響についてはその 責任を負いかねますのでご了承ください。本装置について詳しく、専門 的な知識を持った保守サービス会社の保守員に取り付け/取り外しを行 わせるようお勧めします。 ⓦ オプションおよびケーブルは弊社が指定する部品を使用してください。 指定以外の部品を取り付けた結果起きた装置の誤動作または故障・破損 についての修理は有料となります ⓦ ハードウェア構成を変更した場合も、必ず「EXPRESSBUILDER」 DVDを使ったシステムをアップデートしてください(106ページ を参 照)。 安全上の注意 安全に正しくオプションの取り付け /取り外しをするために次の注意事項を必ず守ってくださ い。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない リチウムバッテリやニッカドバッテリ、 ニッケル水素バッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 感電注意 174 内蔵オプションの取り付け 静電気対策について 本体内部の部品は静電気に弱い電子部品で構成されています。取り付け/取り外しの際は静電 気による製品の故障に十分注意してください。 ⓦ リストストラップ(アームバンドや静電気防止手袋など)の着用 リスト接地ストラッ プを手首に巻き付けて ください。手に入らない場合 は部品を触る前 に筐体の塗装されていない金属表面に触れて身体に蓄積された静電気を放電します。 また、作業中は定期的に金属表面に触れて静電気を放電するようにしてください。 ⓦ ⓦ 作業場所の確認 − 静電気防止処理が施された床、またはコンクリートの上で作業を行います。 − カーペットなど静電気の発生しやすい場所で作業を行う場合は、静電気防止処理を 行った上で作業を行ってください。 作業台の使用 静電気防止マットの上に本体を置き、その上で作業を行ってください。 ⓦ ⓦ 着衣 − ウールや化学繊維でできた服を身につけて作業を行わないでください。 − 静電気防止靴を履いて作業を行ってください。 − 取り付け前に貴金属(指輪や腕輪、時計など)を外してください。 部品の取り扱い − 取り付ける部品は本体に組み込むまで静電気防止用の袋に入れておいてください。 − 各部品の縁の部分を持ち、端子や実装部品に触れないでください。 − 部品を保管・運搬する場合は、静電気防止用の袋などに入れてください。 ハードウェア編 175 取り付け/取り外しの準備 部品の取り付け/取り外しの作業をする前に準備をします。 1. OSのシャットダウン処理を行う。 ハードディスクドライブや増 設電源ユニットで、ホットスワップで増設ができる場 合は、シャットダウン処理をする必要はありません。 2. セキュリティキーでフロントベゼルのロックを解除する。 解除 3. フロントベゼルを取り外す。 4. POWERスイッチを押して本装置 の電源をOFF(POWERランプ消 灯)にする。 5. ロック 2 本装置に接続しているすべての ケーブルおよび電源コードを取り 外す。 1 以上で完了で す。部品の取り付け 取り外しにはプ ラスドライバが必 要です。用意してください。 ハードディスクドライブと電源ユニットを除く内蔵部品の取り付け /取り外しの作業は本装置 をラックから引き出した状態で行います。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1. カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 175ページを参照して準備する。 チェック 保守をしようとし ている装置を確認するためにUIDスイッチを押すことで点灯 するUIDランプを利用してください。 176 内蔵オプションの取り付け 2. 本装置前面の左右にあるロック解 除ボタンを押しながら本装置を ゆっくりと静かにラックから引き 出す。 ボタンを押すとロック が解除できます。 引き出している途中でロ ックされ ます。ロックされたとこ ろで引き 出しは完了です。 ラックへ収納するときは、左右のレリーズレ バー(青色)を手前または、奥に押しながら 再度、ラックへ押し込みます。 レリーズレバー(青色) レバーやレールで指を挟まないよう十分注意してください。 重要 ハードウェア編 177 取り付け/取り外し後の確認 オプションの増設や部品の取り外しをした後は、次の点について確認してください。 ⓦ 取り外した部品を元どおりに取り付ける 増設や取り 外しの際に取り外した部 品やケーブルは元どお りに取り付けてください。取 り付けを忘 れたり、ケーブルを引き抜い たままにして組み立て ると誤動作の原因となり ます。また、部品やケーブルは中途半端に取り付けず、確実に取り付けてください。 ⓦ 装置内部に部品やネジを置き忘れていないか確認する 特にネジな どの導電性の部品を置き 忘れていないことを確 認してください。導電性の部 品がマ ザーボード 上やケーブ ル端子部分 に置かれた まま電源を ONにすると 誤動作の原 因となります。 ⓦ 装置内部の冷却効果について確認する 内部に配線 したケーブルが冷却用の 穴をふさいでいないこ とを確認してください。冷却 効果を失うと装置内部の温度の上昇により誤動作を引き起こします。 ⓦ ツールを使って動作の確認をする 増設したデバイスによっては、診断ユーティリティやBIOSセットアップユーティリティ などのツー ルを使って正しく取り付 けられていることを確認し なければいけないものが あります。それぞれのデバイスの増設手順で詳しく説明しています。参照してください。 178 内蔵オプションの取り付け ハードディスクドライブ 本装置の前面にはハードディスクドライブベイがあります。 モデルによって取り付けられるディスクインタフェースとドライブのサイズ・搭載数が以下の ように異なります。また、搭載するスロッ トによってハードディスクドライブの ID(チャネル 番号またはPort番号)が固定で決められています。 ハードディスクドライブは専用のドライブキャリアに搭載された状態で購入 できます。また、 ドライブキャリアに搭載された状態のまま装置に取り付けます。 ⓦ 2.5型ディスクモデル オプションのRAID コントローラ(MN8103-129/130)搭載時のみ、SAS ハードディスク ドライブをサポートしています。2.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドラ イブを最大6台搭載することができます。 − SASハードディスクドライブ 重要 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い 求めください(2010年7月現在) 。 − MN8150-300(146.5GB、10000rpm、SAS) − MN8150-301(300GB、10000rpm、SAS) − MN8150-322(450GB、10000rpm、SAS) − MN8150-304(600GB、10000rpm、SAS) − MN8150-302(73.2GB、15000rpm、SAS) − MN8150-303(146.5GB、15000rpm、SAS) Port 0 Port 2 Port 4 Port 1 Port 3 Port 5 ハードディ スクドライブベイ のPort 0の スロット以外には ダミートレイが入 っています。ダ ミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハードディスクドライブを搭載し ない場合にはダミートレイを取り付けてください。 − SATAハードディスクドライブ オン ボ ード のRAID コ ン トロ ー ラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )や オプ シ ョン の RAIDコントローラ (MN8103-129/130)でシリアルATA(SATA)インタフェース をサポートしています。2.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドライブ を最大6台搭載することができます。 ※ オンボード接続時は最大4台搭載になります。 重要 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い 求めください(2010年7月現在) 。 − − MN8150-276(160GB、7200rpm、SATA2/300) MN8150-277(500GB、7200rpm、SATA2/300) ハードウェア編 179 ⓦ 3.5型ディスクモデル − SATAハードディスクドライブ オンボー ドのRAID コントロー ラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )や、オプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)でシリアルATA(SATA)インタフェー スをサポートしています。3.5型幅の専用トレーに搭載されたハードディスクドライ ブを最大3台搭載することができます。 重要 弊社で指定していないハードディスクドライブを使用しないでください。サー ドパーティのハードディスクドライブなどを取り付けると、ハードディスクド ライブだけでなく本体が故障するおそれがあります。次に示すモデルをお買い 求めください(2010年7月現在)。 − MN8150-208A(160GB、7200rpm、SATA2/300) − MN8150-209A(250GB、7200rpm、SATA2/300) − MN8150-274(500GB、7200rpm、SATA2/300) − MN8150-263(1TB、7200rpm、SATA2/300) − MN8150-278(2TB、7200rpm、SATA2/300) Port 0 Port 1 Port 2 ハードディスクドライブベイは出荷時の構成でマザーボード上のMini SASコネクタに接 続されています。 ハードディスクドライブをRAIDシステムで使用する場合は、以下を参照してください。 − オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )を使用する場合 RAIDシステムの構築、設定、管理には、 「LSI Software RAID Configuration Utility」や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、 「RAIDシステムのコンフィグレーション」(285ページ) 、「Universal RAID Utility」 (330ページ)を参照してください。 − オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を使用する場合 RAIDシステムの構築、設定、管理には、 「WebBIOS」や、 「Universal RAID Utility」を使用します。 詳細は、オプションのRAIDコントローラに添付の説明書や、 「Universal RAID Utility」 (330ページ)を参照してください。 180 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次に示す手順でハードディスクドライブを取り付けます。その他のスロットへの取り付けも同 様の手順で行えます。 重要 チェック ヒント RAIDシス テム構成 する場合、同じ 仕様(同一容 量、同一回転数、同 一規格) のハードディスクドライブを使用して、ディスクアレイを作成してください。 ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ハードディスクドライブは、フロントベゼルを取り外すだけで取り付け/取り外 しを行うことができます。 ハードウェア編 181 3.5型ハードディスクドライブの取り付け 3.5型ディスクモデルの手順を次に示します。 2.5型ディスクモデルの場合は、 「2.5型ハードディスクドライブの取り付け」 (183ページ)を 参照してください。 1. 175ページを参照して準備をする。 2. ハードディスクドライブを取り付けるスロットを確認する。 スロットは本装置に3つあります。左のスロットから順に取り付けてください。 3. ダミートレイを取り外す。 ダミートレイは 全てのハードディ ス ク ドラ イ ブ ベイ に 入 っ てい ま す。 重要 4. ⓦ ダミートレイは大切に保管しておいてください。 ⓦ ダミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハード ディスクドライブを搭載しない場合には、ダミートレイを取り付けてく ださい。 ドライブキャリアのハンドルの ロックを解除する。 182 内蔵オプションの取り付け 5. ドライブキャリアとハンドルを しっかりと持ってスロットへ挿入 する。 重要 チェック 6. ⓦ ハンドルのフックがフレームに当たるまで押し込んでください。 ⓦ ドライブキャリアは両手でしっかりとていねいに持ってください。 ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ハンドルをゆっくりと閉じる 「カチッ」と音がしてロックされます。 重要 チェック 7. ⓦ ハンドルとトレーに指を挟まないように注意してください。 ⓦ さらにしっかり入っているか、再度押し込んでください。 押し込 むときにハ ンドルの フックがフ レームに引 っかかっ ていること を確認 してください。 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー (279ページ)で起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを増設するとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 8. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 フロントベゼル左側のタブが本体のフレームに引 っかかるようにしてから取り付け てセキュリティキーでロックします。 ハードウェア編 183 2.5型ハードディスクドライブの取り付け 2.5型ディスクモデルの手順を次に示します。 3.5型ディスクモデルの場合は、 「3.5型ハードディスクドライブの取り付け」 (181ページ)を 参照してください。 1. 175ページを参照して準備をする。 2. ハードディスクドライブを取り付けるスロットを確認する。 スロットは本装置に6つあります。Port番号の小さい順に取り付けてください(「2.5 型ディスクモデル」 (178ページ)を参照)。 3. ダミートレイを取り外す。 ダミートレイは 全てのハードディ ス ク ドラ イ ブ ベイ に 入 っ てい ま す。 重要 4. ⓦ ダミートレイは大切に保管しておいてください。 ⓦ ダミートレイは装置内部の冷却効果を高めるためのものです。ハード ディスクドライブを搭載しない場合には、ダミートレイを取り付けてく ださい。 ドライブキャリアのハンドルの ロックを解除する。 184 内蔵オプションの取り付け 5. ドライブキャリアをしっかりと 持ってスロットへ挿入する。 6. ドライブキャリアの前面に指をそ える。 7. ドライブキャリアを押して突き当 たるまでスロットへ挿入する。 重要 チェック ⓦ ハンドルのフックがフレームに当たるまで押し込んでください。 ⓦ ハンドルで指を挟まないよう注意してください。 ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ハードウェア編 185 8. ハンドルをゆっくりと閉じる 「カチッ」と音がしてロックされま す。 9. 重要 ハンドルとトレーに指を挟まないように注意してください。 さらにしっかり入っているか、再度押し込んでください。 チェック 押 し込むとき にハンドル のフック がフレーム に引っかか っている ことを確認 してください。 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー (279ページ)で起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを増設 するとそれまで記憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 10. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 フロントベゼル左側のタブが本 体のフレームに引っかかるようにしてから取り付け てセキュリティキーでロックします。 186 内蔵オプションの取り付け 取り外し 次に示す手順でハードディスクドライブを取り外します。 3.5型ハードディスクドライブの取り外し 3.5型ディスクモデルの手順を次に示します。 2.5型ディスクモデルの場合は、 「2.5型ハードディスクドライブの取り外し」 (187ページ)を 参照してください。 チェック ハードディスクドライブが故障したためにディスクを取り外す場合は、ハード ディスクド ライブのDISKラ ンプがアンバー色 に点灯しているスロ ットをあら かじめ確認してください。 DISKランプ 1. 175ページを参照して準備をする。 2. レバーを押してロックを解除し、 ハンドルを開く。 チェック ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ハードウェア編 187 3. ハンドルとドライブキャリアを しっかりと持って手前に引き出 す。 4. ハードディスクドライブを取り外 したまま本装置を使用する場合 は、空いているスロットにダミー トレイを取り付ける。 5. 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー (279ページ)で起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを取り 外すとそれまで記憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 6. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 2.5型ハードディスクドライブの取り外し 2.5型ディスクモデルの手順を次に示します。 3.5型ディスクモデルの場合は、 「3.5型ハードディスクドライブの取り外し」 (186ページ)を 参照してください。 チェック ハードディスクドライブが故障したためにディスクを取り外す場合は、ハード ディ スクドライブの DISKランプがアン バー色に点灯してい るスロットをあら かじめ確認してください。 DISKランプ 1. 175ページを参照して準備をする。 2. レバーを押してロックを解除す る。 188 内蔵オプションの取り付け 3. ハンドルを開く。 チェック 4. ハー ドディ スクドラ イブベ イとPOWER スイ ッチは 近接し ています。ハ ード ディスクド ライブの取り付け /取り 外しの際に誤って POWERスイ ッチを押さ ない よう に注 意し てく ださ い。誤っ てPOWER スイ ッチ を押 して しま うと、 シャットダウン処理をされてしまいます。 ドライブキャリアをしっかりと 持って手前に引き出す。 チェック ハンドルを持って引き出さないでください。ハンドルが破損するおそれがあり ます。 5. ハードディスクドライブを取り外したまま本装置を使用する場合は、空いているス ロットにダミートレイを取り付ける。 6. 本装置の電源をONにして、SETUPユーティリティを起動して「Boot」メニュー (279ページ)で起動順位の設定をする。 ハードディスクドライブを取り外すとそれまで記 憶されていた起動順位の設定がク リアされるためです。 7. 取り外したフロントベゼルを取り付ける。 ハードウェア編 189 RAIDシステム構成でのハードディスクドライブの交換について RAIDシステム 構成の場合、故障したハードディスクドライブの交換後、交換した新しいディ スクに交換前までの情報を記録することにより、故障を起こす以前の状態に戻すことのできる オートリビルド機能を使用することができます。 オー トリビルド機能は、RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50に設定されている 論理ドライブで有効です。 オートリビルドは、故障したハードディスクドライブをホットスワップ(電源 ONの状態での ディスクの交換)するだけで自動的に行われます。 オ ートリビ ルドを 行ってい る間、ハー ドディ スクドラ イブに あるDISK ラン プが緑 色とアン バー色に交互に点灯してオートリビルドを行っていることを示します。 オートリビルドを行うときは、次の注意を守ってください。 ⓦ ハードディスクドライブが故障してから、オートリビルドを終了するまで装置の電源を OFFにしないでください。 ⓦ ハードディスクドライブの取り外し/取り付けは、90秒以上の間隔をあけて行ってくだ さい。 ⓦ 他にリビルド中のハードディスクドライブがある場合は、ディスクの交換を行わないで ください(リビルド中はハードディスクドライブにあるDISKランプが緑色とアンバー色 に交互に点灯しています)。 190 内蔵オプションの取り付け 電源ユニット ホットスワップに対応した2台の電源ユニットによる冗長構成で運用することができます(標 準では1台構成) 。 万一、電源ユニット(1台)が故障してもシステムを停止することなく運用することができま す。 背面 増設スロット 取り付け 次の手順に従って電源ユニットを取り付けます。 1. 175ページを参照して準備する。 2. ブランクカバーを取り外す。 取り外したカバーは大切に保管しておいてください。 重要 標準スロット ハードウェア編 191 3. 電源ユニットを差し込む。 電源ユニット接続端子部分には触れないでください。 重要 接続端子部分 4. しっかりと押しつける。 「カチッ」と音がしてロックされま す。 5. 電源コード(2本)を接続する。 電源ユニット (標準装備) 電源ユニット (標準装備)用 電源コード 電源ユニット (オプション) 電源ユニット (オプション)用 電源コード 192 内蔵オプションの取り付け 標準で添付されていたものと、増設 した電源ユニットに 添付されてい るコードを使います。コードを接続 するとAC POWERランプが緑色に 点滅します。 コー ド を 接 続し て い な い電 源 ユ ニットのAC POWERランプはアン バー色に点灯します。 電源コードを接続すると、2台の電 源ユニット共にAC POWERランプ は緑色に点滅します。 6. AC POWERランプ オプション 標準装備 本装置の電源をONにする。 AC POWERランプが緑色に点灯します。 7. STATUSランプやPOSTで電源ユニットに関するエラー表示がないことを確認す る。 エラー表示の詳細については345ページを参照してください。 また、AC POWERランプが消灯している場合は、もう一度電源ユニットを取り付け 直してください。それでも同じ表示が出たときは保 守サービス会社に連絡してくだ さい。 ハードウェア編 193 故障した電源ユニットの交換 交換は電源ユニットが故障したときのみ行います。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ 感電注意 正常に動作している電源ユニットを取り外さないでください。 重要 ヒント 本装置の電源ユニットを冗長構成(2台で運用)にしているとき、そのうちの1 台が故障した場合は、システム稼働中(電源ONの状態)に故障した電源ユニッ トを交換できます(次の手順1、2をとばしてください) 。 1. 背面にある電源ユニットのランプの表示(AC POWERランプがアンバー色に点灯 または点滅)で故障している電源ユニットを確認する。 2. システムを終了し、POWERスイッチを押して電源をOFFにする。 3. 故障している電源ユニットのACコードを抜く。 4. 電源ユニットのレバーを内側に押 し、とっ手をにぎりながら手前に 引く。 5. 電源ユニットを取り外す。 レバー 1 2 6. 電源ユニットを交換せず1台の電源ユニットで運用する場合は、 「取り付け」の手 順2で取り外したカバーを取り付ける。 重要 装 置内部の冷 却効果を保 持するた めにも電源 ユニットを 取り付け ていないス ロットにはブランクカバーを取り付けてください。 7. 「取り付け」の手順3∼7の手順を参照して電源ユニットを取り付け、取り付け後の 確認をする。 194 内蔵オプションの取り付け トップカバー CPUの取り付け /取り外 しや内部の ケーブル接 続を変更する ときはトッ プカバーを 取り外し ます。 取り外し 1. 2. 175ページを参照して準備する。 本体をラックから引き出す (175ページ参照) 。 3. トップカバーにあるロックボタン を押しながら装置背面へスライド させる。 4. トップカバーを持ち上げて本体か ら取り外す。 取り付け トップカバーを取り付けるときは、トップカ バーの タブが 本体フレ ームに確 実に差 し込 まれるよう、まっすぐ本体の上に置いてくだ さい。 トップ カバー を本体前 面に向か ってス ライ ドさ せると「カ チッ」と音 がして トップ カ バーがロックされます。このときにロックボ タンの状態を確認してください。確実にロッ クされ るとロ ックボタ ンが上に 上がっ た状 態になります。下に押された状態(くぼんだ 状態)の時はトップカバーをもう一度本体前 面に向けてスライドさせてください。それで もロックされない場合は、いったんトップカ バーを取り外してから、もう一度取り付け直 してください。 ハードウェア編 195 DIMM DIMM(Dual Inline Memory Module)は、本装置のマザーボード上のDIMMソケットに取り付け ます。マザーボード上にはDIMMを取り付けるソケットが12個あります。 ヒント 重要 メモリは最 大192GB(16GB× 12枚 )まで増設できます。標準出荷構成では、メ モリレスになります。 ⓦ DIMMは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからボードを取り扱ってください。ま た、ボードの端子部分や部品を素手で触ったり、ボードを直接机の上に 置いたりしないでください。静電気に関する説明は174ページで詳しく 説明しています。 ⓦ 指定以外のDIMMを使用しないでください。サードパーティの DIMMな どを取り付けると、DIMMだけでなくマザーボードが故障するおそれが あります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修 理は保証期間中でも有料となります。次に示すモデルをお買い求めくだ さい(2010年7月現在)。 − − − − − − − − − − MN8102-371 1GB増設メモリボード(1x1GB) MN8102-372 2GB増設メモリボード(1x2GB) MN8102-373 4GB増設メモリボード(1x4GB) MN8102-374 8GB増設メモリボード(1x8GB) MN8102-375 16GB増設メモリボード(1x16GB) MN8102-387 2GB増設メモリボード(2x1GB)* MN8102-388 4GB増設メモリボード(2x2GB)* MN8102-389 8GB増設メモリボード(2x4GB)* MN8102-390 16GB増設メモリボード(2x8GB)* MN8102-391 32GB増設メモリボード(2x16GB)* * メモリミラーリング機能またはメモリロックステップ機能対応 196 内蔵オプションの取り付け DIMMの増設順序 1CPU構成時と2CPU構成時でメモリの増設順序が違います。 1CPU構成時はDIMMスロット番号の小さい順に増設してください。 2CPU構成時は各CPUのDIMMスロット番号の小さい順に交互に増設してください。 容量の大きいメモリからスロット番号の小さい順に増設してください(16GB→8GB→4GB→ 2GB→1GB) 。 1CPU構成 2CPU構成 搭載順序 搭載順序 6 12 前面側 背面側 CPU2-DIMM 3 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 2 4 10 2 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 1 8 CPU2-DIMM 4 CPU2 CPU1 4 1 5 7 1 9 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 5 2 6 3 11 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 6 3 5 CPU1-DIMM 3 マザーボード CPU2を実装していない場合、CPU2_DIMM1∼6は使用できません。 重要 ⓦ MN8102-371/372/373/374/375搭載時はメモリミラーリングおよびメモ リロックステップ機能は、サポートしていません。 ⓦ 1GB増設メモリボードはx4 SDDCに対応しておりません。x4 SDDC機能 を利用する場合は、2GB/4GB/8GB/16GB増設メモリボードを搭載する 必要があります。 ヒント ハードウェア編 197 メモリクロック DDR3-800/1066/1333MHzのメモリクロック周波数をサポートしておりますが、CPU構成、 メモリ構成により異なります。 なお、全てのバスのメモリクロックは同じクロック周波数で動作します。 Y CPU はXeon E5503/E5506 が搭載されている N Y 16GB 増設メモリボードが搭 載されている N Y 1CPU あたり4 枚以上のメモ Y リが搭載されている CPU はXeon E5620/E5640 が搭載されている N N 1CPU あたり3 枚以下のメモ Y リが搭載されている N Y BIOS 設定 Advanced→Memory Voltage をNormal に設定した N 800MHz のメモリ 1066MHz のメモリクロックで動作 1333MHz のメモリ クロックで動作 クロックで動作 【例】 800MHz動作 CPU1_DIMM1 4GB 4GB CPU2_DIMM5 CPU1_DIMM5 4GB CPU1_DIMM3 CPU2_DIMM4 CPU1_DIMM4 16GB CPU1_DIMM2 800MHz動作 2GB CPU1 CPU2 CPU2_DIMM6 CPU1_DIMM6 4GB 2GB 1GB 1GB CPU2_DIMM1 16GB CPU2_DIMM2 4GB CPU2_DIMM3 4GB 搭載CPUがXeon E5620の場合 メモリRAS機能 本装置では、メモリRAS機能として「標準機能(x4SDDC ECCメモリ) 」、 「メモリミラーリン グ機能」と「メモリ ロックステップ(x8SDDC ECCメモリ)機能」と「メモリスペアリング 機能」を持っています。ただし、メモリミラーリングとメモリロックステップ機能を利用する 場合は、「メモリ機能の利用」 (200ページ)を参照してください。 198 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってDIMMを取り付けます。 重要 本装置では、ロープロファイル(DIMM ボードの高さが30mm(1.2インチ) 以下)タイプの DIMMのみ をサポートしています。それ 以外(それ以上高い) DIMMはサポートしていません。 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. DIMMソケットの両側にあるレ バーを左右にひろげ、メモリダ ミーを取り外す。 メモリダミーは大切に保管しておいてください。 重要 5. DIMMをソケットにまっすぐ押し 込む。 キースロット キー ⓦ DIMMの向きに注意してください。DIMMの端子側には誤挿入を防止す るための切り欠きがあります。 ⓦ ソケットに押し込むときは過度の力を加えないでください。ソケットや 端子部分を破損するおそれがあります。 チェック DIMMがDIMMソケットに差し込まれるとレバーが自動的に閉じます。 6. 取り外した部品を取り付ける。 7. POSTの画面でエラーメッセージが表示されていないことを確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については345ページを参照してください。 8. SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory Information」の順でメニューを選択し、増設したDIMMのステータス表示が数値 になっていることを確認する(259ページ参照)。 ハードウェア編 199 9. 「Advanced」メニューの「Memory Configuration」−「Memory Retest」を 「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。 10. ページングファイルサイズを推奨値(搭載メモリx1.5)以上に設定する。 Windowsオペレーティングシステムを使用している場合は「メモリダンプ(デバッ グ情報)の設定」 (107ページ)を参照してください。その他のオペレーティングシ ステムの場合は、オペレーティ ングシステムに付属の説明書を参照するか、お買い 求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わせください。 取り外し 次の手順に従ってDIMMを取り外します。 チェック 故障したDIMMを取り外す場合は、POSTやESMPROで表示されるエラーメッ セージを確認して、取り付けているDIMMソケットを確認してください。 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. 取り外すDIMMのソケットの両側 にあるレバーを左右にひろげる。 ロック が解除され DIMM を取り外 せます。 5. 取り外した部品を取り付ける。 6. 本装置の電源をONにしてPOST でエラーメッセージが表示されていないことを確認する。 エラーメッセージが 表示された場合は、メッセージをメモ した後、345ページのエ ラーメッセージ一覧を参照してください。 7. SETUPを起動して「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory Retest」を「Yes」に設定し、取り外したDIMMのエラー情報をクリアする (260ページ参照) 。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。 200 内蔵オプションの取り付け メモリ機能の利用 本製品には、メモリRAS機能として「標準機能(x4 SDDC ECCメモリ)」、 「メモリミラーリン グ機能」 、 「メモリスペアリング機能」と「メモリロックステップ(x8 SDDC ECCメモリ)機能」 を持っています。SDDC(Single Device Correction)はメモリ障害(複数ビット障害)を自 動的に修正する機能となります。 重要 ⓦ メモリミラーリング機能およびメモリロックステップ(x8SDDC ECC メモリ)機能を利用するにはMN8102-387/388/389/390/391 増設メモリボードを搭載する必要があります。 ⓦ x4 SDDC ECCメモリ機能を利用する場合は、MN8102-371/372/ 373/374/375増設メモリボードを搭載する必要があります。 本製品のマザーボード内にはメモリを制御するための「メモリチャネル」が下図のように2系 統に分かれています。 CPU2 CPU1 メモリコントローラ メモリコントローラ CH1 CH2 CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM6 CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM3 CH0 CH0 CH1 CH2 CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM6 CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM3 「メ モリミラーリ ング機能」と「メモリ ロックステッ プ機能」と「メモリス ペアリング機 能」 はメモリチ ャネル間でのメモ リの死活監視と切 り替えを行うこ とによって冗長性 を保つ機能 です。 ハードウェア編 201 メモリミラーリング機能 メモリミラーリング機能とは、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1)で対応する2 つのGroupのDIMM(ミラーセット)に同じデータを書き込むことにより冗長性を持たせる機 能です。 重要 ⓦ メモリミラーリング機能はチャネル0とチャネル1を使用します。 メモ リミラー構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1-DIMM3/6、 CPU2-DIMM3/6)は使用できません。 ⓦ メモリミラーリング機能を利用する場合は、MN8102-387/388/ 389/390/391増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭 載する必要があります。同一仕様のDIMM 2枚は下の図のミラーセット (#1/#2/#3/#4)の単位で搭載します。 ⓦ 万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、 各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の DIMM 2枚をセットで使用してください。 例:2CPU構成時 CPU1 メモリコントローラ CH0 ミラーセット #3 ミラーセット #1 CH0 CH1 データ1 データ2 データ3 データ4 データ1 データ2 データ3 データ4 ・・・・ ・・・・ ミラーセット #2 ヒント CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 CPU2 メモリコントローラ CH0 ミラーセット #4 CH1 CH1 CH2 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 オペレーティングシステムからは、物理容量の半分の容量のメモリとして認識 されます。 202 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次のとおりです。 ⓦ ミラーセットを構成するメモリソケット(2つ)にメモリを搭載してください。 ⓦ 搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。 ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUPを起動 したら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してくだ さい。 「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory RAS Mode」−「Mirror」 ⓦ SETUP終了後、再度SETUPを起動し増設したDIMMのステータスが「Mirror」となって いることを確認してください。 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は、202ページの下段の注意事項を参照してください。 1CPU構成 搭載順序 2CPU構成 搭載順序 前面側 (未搭載) (未搭載) 背面側 CPU2-DIMM 3 CPU2-DIMM 6 2セット目 CPU2-DIMM 2 4セット目 CPU2-DIMM 5 2セット目 CPU2-DIMM 1 4セット目 CPU2-DIMM 4 CPU2 CPU1 2セット目 3セット目 CPU1-DIMM 4 1セット目 2セット目 1セット目 CPU1-DIMM 1 3セット目 CPU1-DIMM 5 1セット目 (未搭載) (未搭載) 1セット目 CPU1-DIMM 2 (未搭載) CPU1-DIMM 6 (未搭載) CPU1-DIMM 3 マザーボード 次のようなミラーリングは構築できません。 ⓦ 同一メモリチャネル内でのメモリミラーリング メモリミラー設定に関する注意事項 メモリミラーを構築した状態で、メモリミラー構成とならないようなメモリ増設や、メモリミ ラー が崩れる ような メモリ の取り外 しを行 なった 場合、メモ リはIndependent構 成とな り、 BIOS Setupメニューの「Memory RAS Mode」メニューは”Independent”と表示されます。 ハードウェア編 203 メモリロックステップ機能(x8 SDDC) メモリロックステップ機能(x8 SDDC)では、2つのメモリチャネル間(チャネル0とチャネル1) の対応する 2つのGroupのDIMMを多重化して並列して動作させることでx8 SDDC(x8 Single Device Data Correction)を実現します。x8 SDDCによって、 1つのデバイスで1∼8データビッ トのエラー検出・訂正機能をサポートします。 重要 ⓦ メモリロックステップ機能はチャネル0とチャネル1を使用します。 メモリロックステップ構成時、各CPUのメモリチャネル2(CPU1DIMM3/6、CPU2-DIMM3/6)は使用できません。 ⓦ メモリロックステップ機能を利用する場合は、MN8102-387/388/ 389/390/391増設メモリボード(同一仕様のDIMM2枚セット)を搭 載する必要があります。同一仕様のDIMM2枚は下の図のセット(#1/ #2/#3/#4)の単位で搭載します。 ⓦ 万が一、他の同一のMN型番のメモリボードを混在してしまった場合、 各DIMMのラベルに印字されているメーカ型番を確認し、 同一の型番の DIMM 2枚をセットで使用してください。 CPU1 メモリコントローラ CH0 セット#3 セット#1 CH1 CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 CPU2 メモリコントローラ CH0 CH1 CH2 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 セット#4 セット#2 204 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次の通りです。 ⓦ 並列動作をさせる2つのメモリをメモリソケットに搭載してください。 ⓦ 搭載するメモリは同じ容量のものを使用してください。 ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUPを起動した ら、次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUPを終了してください。 「Advanced」−「Memory Configuration」−「Memory RAS Mode」−「Lock Step」 ⓦ SETUP終了後、再度SETUPを起動し増設したDIMMのステータスが「Lock Step」と なっていることを確認してください。 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は、204ページの下段の注意事項を参照してください。 1CPU構成 搭載順序 2CPU構成 搭載順序 (未搭載) (未搭載) 2セット目 4セット目 2セット目 4セット目 前面側 背面側 CPU2-DIMM 3 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 4 CPU2 CPU1 2セット目 1セット目 2セット目 1セット目 (未搭載) (未搭載) 3セット目 1セット目 3セット目 1セット目 (未搭載) (未搭載) CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 3 マザーボード 次のようなロックステップは構築できません。 ⓦ 異なるメモリコントローラ(CPU)のメモリチャネルでのメモリロックステップ ⓦ 同一メモリチャネル内でのメモリロックステップ メモリロックステップ設定に関する注意事項 メモリロックステップを構築した状態で、メモリロックステップ構成とならないようなメモリ 増設や、メモリ ロックステップ が崩れるような メモリの取り 外しを行なった 場合、メモリは Independent 構成 と な り、BIOS Setup メ ニ ュ ー の「Memory RAS Mode」メニ ュ ー は” Independent”と表示されます。 ハードウェア編 205 メモリスペアリング機能 メモリスペアリング機能は、CPU ごとのメモリコントローラ配下にあるメモリチャネル2 を 予備(スペア)として待機させることにより、運用しているメモリコントローラ配下のDIMM(メ モリ)で訂正可能なエラーが発生した場合、待機させているDIMM(メモリ)に自動的に運用に切 り替え、処理を継続させる機能です。 重要 ⓦ メモリスペアリング機能はMN8100-1654/1660 は未サポートで す。 ⓦ メモリスペアリング機能を利用する場合は、MN8102-371/372/ 373/374/375 増設メモリボードを搭載する必要があります。 ⓦ メモリスペアリング機能を利用するには搭載するメモリを全て同一容量 にする必要があります。 例:2CPU 構成時 CPU1 メモリコントローラ CH 0 スペアセット#3 スペアセット#1 CH1 CH2 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 5 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 3 運用系 待機系 (スペア) CPU2 メモリコントローラ CH 0 スペアセット#4 スペアセット#2 CH1 CPU2-DIMM 4 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 1 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 3 運用系 ヒント CH2 待機系 (スペア) オペレーティングシステムからは、物理容量より少ない容量のDIMM(メモリ)と して認識されます。(搭載数と1 枚あたりの容量によって変化します。) 206 内蔵オプションの取り付け この機能を利用するための条件は次のとおりです。 ⓦ 各スペアセット内では、必ず同一型番(同一容量)のDIMM(メモリ)を搭載してください。 ⓦ 「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照して、SETUP を起 動し次のメニューのパラメータを変更し、設定を保存してSETUP を終了してください。 ⓦ 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory RAS Mode」→「Sparing」 ⓦ SETUP 終了後、再度SETUP を起動し増設したDIMM のステータスが「Sparing」と なっていることを確認してください。 ⓦ メモリはCPU構成により搭載順序が違います。次の順序で若い番号順に搭載してくださ い。 構成を変更した場合は、206ページの下段の注意事項を参照してください。 1CPU構成 搭載順序 2CPU構成 搭載順序 2セット目 4セット目 2セット目 4セット目 2セット目 CPU2-DIMM 3 CPU2-DIMM 6 CPU2-DIMM 2 CPU2-DIMM 5 CPU2-DIMM 1 4セット目 CPU2-DIMM 4 2セット目 3セット目 CPU1-DIMM 4 CPU1-DIMM 1 CPU1-DIMM 5 1セット目 1セット目 2セット目 3セット目 1セット目 1セット目 2セット目 3セット目 1セット目 1セット目 CPU1-DIMM 2 CPU1-DIMM 6 CPU1-DIMM 3 マザーボード 次のようなメモリスペアは構築または設定することができません。 ⓦ 異なる容量のDIMM(メモリ)を搭載。(全てのDIMM容量統一が必須) メモリスペア設定に関する注意事項 メモリスペアを構築した状態で、メモリスペア構成とならないようなメモリ増設やメモリスペ アが崩れるようなメモリの取り 外しを行った場合、メモリはIndependent構成となり、BIOS SETUPメニューの「Memory RAS Mode」メニューが「Independent」と表示されます。 ハードウェア編 207 プロセッサ(CPU) 標準装備のプロセッサ(CPU)に加えて、もう1つCPUを増設し、マルチプロセッサシステム で運用することができます。 重要 ⓦ CPUは大変静電気に弱い電子部品です。装置の金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからCPUを取り扱ってください。 ま た、CPUの端子部分や部品を素手で触ったり、CPUを直接机の上に置 いたりしないでください。静電気に関する説明は174ページで詳しく説 明しています。 ⓦ 取り付け後の確認ができるまではシステムへの運用は控えてください。 ⓦ 指定以外のCPUを使用しないでください。サードパーティのCPUなど を取り付けると、CPUだけでなくマザーボードが故障するおそれがあ ります。また、これらの製品が原因となった故障や破損についての修理 は保証期間中でも有料となります。 プロセッサ (CPU)2 プロセッサ (CPU)1 前面側 背面側 マザーボード ヒント オプ ションの CPUの中に は異なるレビ ジョンのもの が含まれて いる場合があ ります。異なるレビジョンのCPUを混在して取り付けた場合、Windowsではイ ベントビューアのシステムログに以下のようなログが表示されますが、動作に は問題ありません。 208 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってCPUを取り付けます。 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ファンダクトを持ち上げて取り外 す。 内部のケーブルを引っかけないように確認しながら取り外してください。 チェック 5. CPUソケットの位置を確認する。 6. ネジを取り外し、CPUダミーカ バーを取り外す。 CPUダミーカバーは大切に保管しておいてください。 重要 7. ソケットのレバーを一度押し下げ てフックから解除してレバーを止 まるまでゆっくりと開く。 ハードウェア編 209 8. プレートを持ち上げる。 ソケットの接点が見えます。接点には触れないでください。 重要 9. ソケットから保護カバーを取り外 す。 重要 保護 カバーは大切に保管 しておいてくださ い。CPUを取り 外したときは必ず CPUの代わりに保護カバーを取り付けてください。 210 内蔵オプションの取り付け 10. 新しいCPUを取り出し、CPUを ソケットの上にていねいにゆっく りと置く。 切り欠き 親指と人差し指でCPUの端を持っ てソ ケ ッ ト に差 し 込 んで く だ さ い。親指と人差し指がソ ケットの 切り欠き部に合うように して持つ と取り付けやすくなります。 ピンマーク キー ピンマーク 重要 チェック CPUを持つときは、必ず端を持ってください。 CPUの底面(端子部)には触 れないでください。 ⓦ CPUの切り欠きとソケットのキー部を合わせて差し込んでください。 ⓦ CPUを傾けたり、滑らせたりせずにソケットにまっすぐ下ろしてくださ い。 11. CPUを軽くソケットに押しつけ てからプレートを閉じる。 12. レバーを倒して固定する。 ハードウェア編 211 13. ヒートシンクをCPUの上に置 き、4本のネジで固定する。 ネジ を取 り付 ける とき は右 図の ようにたすきがけの順序で4つを 仮ど めし たあ とに 本締 めし てく ださい。 ネジ とネ ジ穴 を確 認し なが ら固 定してください。マザーボードを 傷つけるおそれがあります。 ④ ① ② ③ ヒートシンクの位置を確認してください。 チェック 装置背面 装置前面 14. ヒートシンクがマザーボードと水平に取り付けられていることを確認する。 重要 ⓦ 斜めに傾いているときは、いったんヒートシンクを取り外してから、も う一度取り付け直してください。 水平に取り付けられない原因には次のことが考えられます。 − − ⓦ CPUが正しく取り付けられていない。 ヒートシンクを固定するネジが完全に締められていない。 固定されたヒートシンクを持って動かさないでください。 15. ファンダクトを取り付ける。 212 内蔵オプションの取り付け チェック ファンダクトとヒートシンクまたはファンの間に隙間がないことを確認してく ださい。また、ファンダクトとマザーボードの間にケーブルが挟まっていない ことも確認してください。ケーブルのルーティングは下図を参照してください。 16. トップカバーを取り付ける。 以上で完了です。 ハードウェア編 213 取り外し CPUを取り外すときは、 「取り付け」の手順1∼5を参照して取り外しの準備をした後、手順13 ∼6の順に従って行ってください。ヒートシンクはネジを外した後、ヒートシンクを水平に少 しずらすようにして動かしてから取り外してください(この後の「重要」 を参照してください)。 重要 ⓦ CPUの故障以外で取り外さないでください。 ⓦ 運用後は熱によってヒートシンクの底にあるクールシートがCPUに粘 着している場合があります。ヒートシンクを取り外す際は、左右に軽く 回して、ヒートシンクがCPUから離れたことを確認してから行ってく ださい。CPUに粘着したままヒートシンクを取り外すとCPUやソケッ トを破損するおそれがあります。 CPUの取り外し(または交換)後に次の手順を行ってください。 1. CPUを交換した場合は、SETUPを起動して「Advanced」−「Processor Configuration」−「Processor Information」の順でメニューを選択し、増設 または交換したCPUの「CPU ID」 、「L2 Cache RAM」および「L3 Cache RAM」が正常になっていることを確認する(257ページ参照) 。 214 内蔵オプションの取り付け PCIボード 本装置には、PCIボードを取り付けることのできる「ライザーカード(2種類)」とRAIDコントロー ラを搭載できる「RAIDコントローラ専用スロット」をマザーボード上に搭載しています。ライ ザーカードにはフルハイトPCIボードを1枚、ロープロファイルPCIボードを1枚、RAID コント ローラを1枚取り付けることができます。(合計で3枚のPCIボードを搭載可能)。 それぞ れのライザー カードにあ るPCI ボードスロ ットにネッ トワーク拡 張用やファイ ルデバ イス機能拡張用のPCIボードを接続します。 重要 ⓦ PCIボードおよびライザーカードは大変静電気に弱い電子部品です。 サーバの金属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてから PCIボードを取り扱ってください。また、PCIボードおよびライザー カードの端子部分や部品を素手で触ったり、PCIボードおよびライザー カードを直接机の上に置いたりしないでください。静電気に関する説明 は174ページで詳しく説明しています。 ⓦ 取り付けることができるPCIボードの組み合わせには制限事項がありま す。詳細はお買い求めの販売店または保守サービス会社までお問い合わ せください。 ⓦ Low-profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト) タイプのPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。ボード の仕様を確認してから取り付けてください。 ⓦ SCSIコントローラやRAIDコントローラ、LANボード(ネットワーク ブート)、Fibre Channelコントローラで、OSがインストールされた ハードディスクドライブを接続しない場合は、そのボードのROM展開 (BIOSユーティリティの起動など)を無効に設定してください。設定方 法については「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」 (246ペー ジ)を参照してください。 ハードウェア編 215 ライザーカードスロット (ロープロファイル専用) ライザーカードスロット (フルハイト用) RAIDコントローラ用 スロット 前面側 背面側 マザーボード PCIボードスロット ライザーカードスロット との接続端子部 ライザーカードスロット との接続端子部 ライザーカード(ロープロファイル側) PCIボードスロット ライザーカード(フルハイト側) 216 内蔵オプションの取り付け 注意事項 取り付けや取り外しの際には次の点について注意してください。 ⓦ ライザーカードの端子部や電子部品のリード線には直接手を触れないよう注意してくだ さい。手の油や汚れが付着し、接続不良を起こしたり、リード線の破損による誤動作の 原因となります。 ⓦ ライザーカードによって接続できるPCIボードのタイプが異なります。ボードの仕様を 確認してから取り付けてください。 ⓦ 本装置にはRAIDコントローラなどにあるディスクアクセスを表示させるためのLEDコネ クタを接続できるコネクタはありません。 ⓦ PCIスロット番号は、ロープロファイル専用ライザーカード側が「1C」 、フルハイト用 ライザーカード側が「1B」RAIDコントローラ専用スロットが「0A」になります。 ⓦ 本装置の起動時のPCIバススロットのサーチ順位は次の通りです。 1B(フルハイトタイプ)→1C(ロープロタイプ) ⓦ OSやRAIDシステムのBIOSユーティリティなどで同種のPCIデバイス(オンボードの PCIデバイス含む)の認識順序が上記サーチ順と異なる場合があります。次の表のPCIバ ス番号、デバイス番号、機能番号を参照してPCIデバイスのスロット位置を確認してく ださい。 PCIデバイス PCI バス番号 デバイス番号 機能番号 オンボード NIC1 1 0 0 オンボード NIC2 1 0 1 スロット 1C 40 0 × スロット 1B*1 10 0 × スロット 1B(MN8116-23) 11 0 × RAID専用スロット 60h 0 × *1 ⓦ スロット 1B の PCI バス番号は取り付けられたボードによって上表と異なる場合があります。 起動しないLANデバイスのオプションROMはBIOSセットアップユーティリティで 「Disabled」に設定してください。 ⓦ LANデバイスを増設した場合、LANコネクタに接続したケーブルを抜くときは、ケーブ ルのツメが手では押しにくくなっているため、マイナスドライバなどを使用してツメを 押して抜いてください。その際に、マイナスドライバなどがLANコネクタやその他の ポートを破損しないよう十分に注意してください。 ⓦ 起動可能なPCIカード(RAIDコントローラやSCSIコントローラ、LANボードなど)を 増設すると、起動の優先順位が変更されることがあります。増設後にBIOSセットアッ プユーティリティの「Boot」メニューで設定し直してください。 ハードウェア編 217 ⓦ ブート可能なデバイス(PCIカード、USBデバイス等)を追加した場合は、ブート順位 が変更されることがあります。 BIOS SetupのBootメニューのHard Drive BBS Prioritiesでブートデバイスの優先順位 を高く設定し直してください。 [Boot] → [Hard Drive BBS Priorities] →表示を確認する ブートデバイスがMN8103-129/-130配下のHDDの場合 (Bus 07 Dev 00) PCI RAID Adapter 218 内蔵オプションの取り付け サポートしているボードと搭載可能スロット 次の表のとおりです。なお、各カードの機能詳細についてはカードに添付の説明書を参照して ください。 重要 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 同一バス内に異なるカードを実装した場合は低い方の周波数で動作します。 本体PCIスロットよりもPCIカードの方が動作性能が高い場合は本体 PCIスロット性能で動作します。 標準ネットワークについて 標準ネットワーク(オンボード同士)でAFT/ALBのチームを組むことが できます。ただし、標準ネットワークとオプションLANボードで同一の AFT/ALBのチームを組むことはできません。 使用するケーブルは、以下の品名/指定番号のケーブルを使用してくだ さい。 品名: RS-232C(B) 指定: 804-062746-820 標準ライザーカード PCIe 2.0 #0A PCIe 2.0 #1B PCIe 2.0 #1C PCI スロット性能* 1 転送帯域 (1 レーンあたり ) 型 名 製品名 スロットサイズ PCIボードタイプ*1 搭載可能なボード サイズ RAIDコントローラ MN8103-129 (256MB, RAID0/1) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8)) RAIDコントローラ MN8103-130 (256MB, RAID0/1/5/6) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8)) SCSIコントローラ MN8103-107 (カード性能:PCI EXPRESS(x1)) SCSIコントローラ MN8103-104A (カード性能:PCI EXPRESS(x8)) Fibre Channelコントローラ MN8190-127 (4Gbps/Optical) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) ×4レーン RAIDコント ローラ専用 ×8ソケット RAIDコント ローラ専用 ×16レーン 5Gb/s ×8レーン ロープロ ファイル ×16ソケット ×8ソケット 175mm以下 167.6mm以下 (フルハイト/ (MD2) ショート) フルハイト 備 考 ○ ー ー ○ ー ー ー ○ ○ ー ○ ○ ー ○ ○ 外付Fibre Channel接続用 LAN増設用 MN8104-126との Tearming(AFT/SFT/ALB) およびBondingをサポート 10BASE-Tは未サポート 1000BASE-T接続ボード MN8104-126 (カード性能:PCI EXPRESS(x1)) ー ○ ○ MN8104-121 1000BASE-T接続ボード(2ch) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) ー ○ ー MN8104-122 1000BASE-T接続ボード(2ch) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) ー ー ○ 内蔵ディスクとの接続専用 増設バッテリ(MN8103124)搭載可 外付けデバイス装置との接 続専用 外付けデバイス装置との接 続専用 LAN増設用 標準ネットワークおよび MN8104-121/122との Tearming(AFT/SFT/ ALB)、Bondingをサポート 10BASE-Tは未サポート MN8104-125A 1000BASE-T接続ボード(4ch) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x4)) ー ○ ○ LAN増設用 標準ネットワークおよび MN8104-125Aとの Tearming(AFT/SFT/ ALB)、Bondingをサポート 10BASE-Tは未サポート MN8104-123A 10GBASE-SR接続ボード (カード性能:PCI EXPRESS(x8)) ー ○ ○ LAN増設用 ハードウェア編 219 PCIe 2.0 #0A PCIe 2.0 #1B PCIe 2.0 #1C PCI スロット性能 * 1 転送帯域(1 レーンあたり ) 型 名 製品名 スロットサイズ PCIボードタイプ*1 搭載可能なボード サイズ ×4レーン RAIDコント ローラ専用 ×8ソケット RAIDコント ローラ専用 MN8117-01A 増設RS-232Cコネクタ ー ×16レーン 5Gb/s ×8レーン ロープロ ファイル ×16ソケット ×8ソケット 175mm以下 167.6mm以下 (フルハイト/ (MD2) ショート) フルハイト ー ○ 備 考 シリアル(RS-232C)ポー トA増設用 ● 標準搭載 ー 搭載不可 ○ 搭載可能 *1 レーン: 転送性能 ( 転送帯域 ) を示す。 < 例 > PCI EXPRESS の場合 1 レーン =2.5Gbps ( 片方向 )、4 レーン =10Gbps ( 片方向 ) PCI Express 2.0 の場合 1 レーン =5Gbps ( 片方向 )、4 レーン =20Gbps ( 片方向 ) ソケット: コネクタサイズを示す。ソケット数以下のカードが接続可能。 < 例 > x4 ソケット =x1 カード、x4 カードは搭載可能。X8 カードは搭載不可。 ※ 標準ライザーカードとオプションライザーカード(MN8116-23)は排他利用 ※ 搭載可能なボードの奥行きサイズ Fullheightの場合: 175mmまで(ショートサイズ) LowProfileの場合: 167.6mmまで(MD2) ※ 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照してください。 ※ 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。 ※ 本体PCIスロットよりもPCIカードの動作性能のほうが高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。 220 内蔵オプションの取り付け オプションライザーカード MN8116-23 PCI スロット性能* 1 転送帯域 (1 レーンあたり ) 型 名 製品名 スロットサイズ *1 PCIボードタイプ 搭載可能なボード サイズ PCIe 2.0 #0A PCI-X #1B ×4レーン 5Gb/s RAIDコント ローラ専用 ×8ソケット RAIDコント ローラ専用 64bit/133MHz − ○ ー ー ○ ー ー RAID コントローラ MN8103-129 (256MB, RAID0/1) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8)) RAID コントローラ MN8103-130 (256MB, RAID0/1/5/6) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x8)) PCIe 2.0 #1C ×8レーン 5Gb/s ロープロ フルハイト ファイル 3.3v ×8ソケット 175mm以下 167.6mm以下 (フルハイト/ (MD2) ショート) 備 考 内蔵ディスクとの接続専用 増設バッテリ(MN8103124)搭載可 外付けデバイス装置との接 続専用 MN8103-107との混在不 可 外付けデバイス装置との接 続専用 MN8103-107との混在不 可 外付けデバイス装置との接 続専用 MN8103-95/75との混在不 可 外付デバイス装置との接 続専用 MN8103-95 SCSI コントローラ (カード性能:64bit/66MHz PCI) ー ○ ー MN8103-75 SCSI コントローラ (カード性能:64bit/133MHz PCI-X) ー ○ ー MN8103-107 SCSI コントローラ ( カード性能:PCI EXPRESS(x1)) ー ー ○ ー ー ○ ー ー ○ 外付Fibre Channel接続用 ー ○ ー LAN増設用 LAN増設用 SCSI コントローラ ( カード性能:PCI EXPRESS(x8)) Fibre Channel コ ント ロ ーラ MN8190-127 (4Gbps/Optical) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) 100BASE-TX 接続ボード MN8104-111 (カード性能:32bit/33MHz PCI) 1000BASE-T 接続ボード MN8104-119 ( カード性能:64bit/133MHz PCI-X) MN8103-104A ー ○ ー 1000BASE-T 接続ボード MN8104-126 ( カード性能:PCI EXPRESS(x1)) ー ー ○ 1000BASE-T 接続ボード MN8104-122 (2ch) (カード性能:PCI EXPRESS(x4)) ー ー ○ 1000BASE-T 接続ボード MN8104-125A (4ch) (カード性能:PCI EXPRESS 2.0(x4)) ー ー ○ 10GBASE-SR 接続ボード ( カード性能:PCI EXPRESS(x8)) ー ー ○ LAN増設用 ー ー ○ シリアル(RS-232C)ポー トA増設用 MN8104-123A MN8117-01A 増設 RS-232C コネクタ ● 標準搭載 ー 搭載不可 ○ 搭載可能 LAN増設用 10BASE-Tは未サポート LAN増設用 標準ネットワークとの Tearming(AFT/SFT/ ALB)、Bondingをサポート 10BASE-Tは未サポート MN8104-122との混在不 可 LAN増設用 標準ネットワークとの Tearming(AFT/SFT/ ALB)、Bondingをサポート 10BASE-Tは未サポート ブーツ付きLANケーブル 使用不可 MN8104-122との混在不 可 ハードウェア編 221 *1 レーン: 転送性能(転送帯域)を示す。 <例> PCI Express の場合 1 レーン =2.5Gbps(片方向)、4 レーン =10Gbps(片方向) PCI Express 2.0 の場合 1 レーン =5Gbps(片方向)、4 レーン =20Gbps(片方向) ソケット: コネクタサイズを示す。ソケット数以下のカードが接続可能。 <例> x4 ソケット =x1 カード、x4 カードは搭載可能。x8 カードは搭載不可。 ※ 標準ライザーカードとオプションライザーカード MN8116-23は排他利用。 ※ 搭載可能なボードの奥行きサイズ FullHeightの場合: 175mmまで(ショートサイズ) LowProfileの場合: 119.9mmまで(MD1) 、167.6mmまで(MD2) ※ 各カードの機能詳細についてはテクニカルガイドを参照してください。 ※ 製品名のカッコ内に記載されたカード性能とはカード自身が持つ最高動作性能です。 ※ 本体PCIスロットよりもPCIカードの動作性能のほうが高い場合は、本体PCIスロット性能で動作します。 222 内蔵オプションの取り付け 取り付け 次の手順に従ってライザーカードにPCIボードを取り付けます。 重要 フルハ イト用ラ イザーカー ドにはボ ードを保 護するため の「インシュ レータ (黒色)」が取り付けられています。本書の図では、わかりやすくするためにイ ンシュレータを省いています。インシュレータは取り外さず、ていねいに扱っ てください。 ⓦ それぞれのライザーカードがサポートするボードタイプ(ロープロファ イルかフルハイトタイプ)と取り付けるPCIボードのタイプを確認して ください。 ⓦ PCIボードを取り付けるときは、ボードの接続部の形状とライザーカー ドにあるコネクタの形状が合っていることを確認してください。 チェック 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを固定しているネジを外す 5. ライザーカードを取り外す。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 ハードウェア編 223 6. ライザーカードからネジを外し、増設スロットカバーを取り外す。 増設スロットカバー ロープロファイル側 増設スロットカバー フルハイト側 取り外した増設スロットカバーは、大切に保管しておいてください。 重要 7. ライザーカードにPCIボードを取り付ける。 ライザーカードのスロット部分とPCIボードの端子部分を合わせて、 確実に差し込み ます。 PCIボードのソケットの端が、ライザー カードのフレーム穴に差し込まれる ロープロファイル側 重要 フルハイト側 ⓦ ライザーカードやPCIボードの端子部分には触れないでください。 汚れ や油が付いた状態で取り付けると誤動作の原因となります。 ⓦ うまくボードを取り付けられないときは、ボードをいったん取り外して から取り付け直してください。ボードに過度の力を加えるとPCIボード やライザーカードを破損するおそれがありますので注意してください。 ⓦ PCIボードのブラケットの端が、ライザーカードのフレーム穴に差し込 まれていることを確認してください。 ⓦ PCIボードの種類によっては、PCIボードの端子部分がコネクタからはみ 出す場合があります。 チェック 224 内蔵オプションの取り付け 8. PCIボードを手順5で外したネジで固定する。 ロープロファイル側 重要 ヒント 9. フルハイト側 ライザーカー ドの端子部分に汚れや油 などが付着しないよう にするためです。 汚れや油が付着したまま取り付けると誤作動の原因となります。 本体の マザーボー ド上のコ ネクタと接 続するケー ブルが取 り付けるボ ードに ある場合は、ライザーカードを本体に取り付ける前にボードへ接続しておいて ください。 ライザーカードをマザーボードの スロットに接続する。 ライ ザ ー カ ード の 端 子部 分 と マ ザーボード上のスロット 部分を合 わせて、確実に差し込みます。 10. ライザーカードをネジで固定す る。 チェック 差し込む際にライザーカードのフレーム部にある、筐体と固定するためのツ メが筐体背面の穴に正しく勘合していることを確認してください。差し込ん だ後、ライザーカードの端子部分が完全に見えなくなるまで指で押して確実 に接続させます。 ライザーカードでマザーボード上の部品を破損しないよう注意してください。 11. 取り外した部品を取り付ける。 12. 本装置の電源をONにしてPOSTの画面でボードに関するエラーメッセージが表示 されていないことを確認する。 POSTのエラーメッセージの詳細については345ページを参照してください。 13. BIOSセットアップユーティリティを起動して「Advanced」メニューの 「Memory Configuration」を「Yes」にする。 ハードウェアの構成情報を更新するためです。詳しくは255ページをご覧ください。 ハードウェア編 225 14. 取り付けたボードに搭載されているBIOSコンフィグレーションユーティリティを 起動してボードのセットアップをする。 ユーティリティの有無や起 動方法、操作方法はボードによって異なります。詳しく はボードに添付の説明書を 参照してください。また、起動可能なデバイスが接続さ れたPCIボード(RAIDコントローラやSCSIコントローラ、LANボードなど)を増設 した場 合、ブート優先 順位がデフ ォルトに 変更されま す。BIOSセット アップユー ティリティの「Boot」メニューで起動優先順位を設定し直してください(279ペー ジ参照) 。 取り外し ボードの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。また、取り外し後にBIOSセッ トアッ プユーティリティの「Boot」メニュー で起動優先順位を設 定し直してください(279 ページ参照)。 RAIDコントローラの取り付け RAID コントローラ用 スロットにオ プションの RAIDコントロー ラを取り付け る手順について 説明します。 2.5型HDDモデルの場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを固定しているネジを外す 5. ライザーカードを取り外す。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 226 内蔵オプションの取り付け 6. ブラケットのネジ(2ヶ所)を外 し、ブラケットを取り外す。 ネジ 7. RAIDコントローラのPCIブラケッ トを取り外す。 ネジ PCIブラケット 8. 本装置から取り外したブラケットに RAIDコントローラを取り付ける。 ネジはPCI ブラケッ トを固定し てい たネジを使用してください。 ネジ 9. 本装置にRAIDコントローラを取り 付け、ブラケットを固定していたネ ジで固定する。 ネジ 10. 取り外した部品を取り付ける。 ハードウェア編 227 3.5型HDDモデルの場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを固定しているネジを外す 5. ライザーカードを取り外す。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 6. ブラケットのネジ(7ヶ所)を外 し、ブラケットを取り外す。 ネジ ネジ 7. RAIDコントローラのPCIブラケッ トを取り外す。 ネジ PCIブラケット 228 内蔵オプションの取り付け 8. 本装置から取り外したブラケットに RAIDコントローラを取り付ける。 ネジはPCI ブラケッ トを固定し てい たネジを使用してください。 ネジ 9. 本装置にRAIDコントローラを取り 付け、ブラケットを固定していたネ ジで固定する。 ネジ 10. 右図を参照してケーブルのルーティ ングを変更し、RAIDコントローラ へ接続する。 ① ケーブルのルーティングを①から② へ変更します。 11. 取り外した部品を取り付ける。 ② RAIDコントローラの取り外し RAIDコントローラの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。 ハードウェア編 229 RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け RAIDコントローラ用増設バッテリの取り付け手順について説明します。 2.5型ハードディスクドライブモデルの場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを取り外す。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 5. RAIDコントローラに接続されているケーブルを取り外す。 6. RAIDコントローラを固定している ネジを外し、RAIDコントローラを 取り外す。 ネジ 7. 増設バッテリに添付されているコネ クタボードをRAIDコントローラに 取り付ける。 コネクタボード ネジは増設バッテリに添付されてい るネジを使用してください。 ネジ 8. RAIDコントローラを本装置に固定する。 230 内蔵オプションの取り付け 9. ファンのケーブル(正面から見て右 側の4つ)を取り外す。 10. バッテリブラケットを固定している ネジ(3ヶ所)を外し、バッテリブ ラケットを取り外す。 ネジ 11. ケーブルを増設バッテリに接続す る。 右図を参照してコネクタの裏表を確 認してください。 <コ ネ ク タ の 向 き > コ ネ ク タ と ケーブルのマーキングを合わせて接 続してください。 マーキング ハードウェア編 231 12. バッテリブラケットに増設バッテリ をネジ(3ヶ所)で固定する。 ネジは増設バッテリに添付のネジを 使用してください。 ネジ 破線部分は2つめの増設バッテリの搭載位置 13. バッテリブラケットを本体装置にネ ジ(3ヶ所)で固定し、ファンの ケーブルを接続する。 14. 下図を参照して、ケーブルをルーティングする。 ⓦ 標準RAIDコントローラに増設する場合 232 内蔵オプションの取り付け 15. RAIDコントローラに実装したコネ クタボードにケーブルを接続する。 右図を参照してコネクタの裏表を確 認してください。 16. 取り外した部品を取り付ける。 ハードウェア編 233 3.5型ハードディスクドライブモデルの場合 ⓦ MN8103-129/130の場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを取り外す。 他の部品と接触しないように、慎重に作業してください。 重要 5. RAIDコントローラに接続されているケーブルを取り外す。 6. RAIDコントローラを固定している ネジを外し、RAIDコントローラを 取り外す。 ネジ 7. 増設バッテリに添付されているコネ クタボードをRAIDコントローラに 取り付ける。 コネクタボード ネジ 8. RAIDコントローラを本装置に固定する。 234 内蔵オプションの取り付け 9. バッテリブラケットを固定している ネジ(3ヶ所)を外し、バッテリブ ラケットを取り外す。 ネジ 10. 増設バッテリをバッテリと基板に分 割し(矢印の方向にツメを押して分 離させる) 、ケーブルを外す。 ツメ ケーブル 11. ケーブルを増設バッテリに接続す る。 右図を参照してコネクタの裏表を確 認してください。 <コ ネ ク タ の 向 き > コ ネ ク タ と ケーブルのマーキングを合わせて接 続してください。 マーキング ハードウェア編 235 12. バッテリのケーブルをバッテリブラ ケットの穴に通して、バッテリを バッテリブラケットに取り付ける。 ケーブルを通す穴 13. 基板にケーブルを接続し、増設バッ テリに添付のネジで基板を固定す る。 ケーブル接続コネクタ ネジ 14. 増設バッテリを搭載したバッテリブ ラケットを装置にネジで固定する。 ネジ 236 内蔵オプションの取り付け 15. 下図を参照して、ケーブルをルーティングする。 16. RAIDコントローラに実装したコネ クタボードにケーブルを接続する。 右図を参照してコネクタの裏表を確 認してください。 17. 取り外した部品を取り付ける。 RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外し RAIDコントローラ用増設バッテリの取り外しは、取り付けの逆の手順を行ってください。 ハードウェア編 237 内蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムにする場合 本体前面にあるハードディスクド ライブベイに搭載したハードディスクドライブをRAIDシス テムで利用したい場合の方法について説明します。 重要 ヒント ⓦ RAIDシステム構成に変更する場合や、RAIDレベルを変更する場合は、 ハードディスクドライブを初期化します。RAIDシステムとして使用す るハードディスクドライブに大切なデータがある場合は、バックアップ を別のハードディスクドライブにとってからボードの取り付けやRAID システムの構築を行ってください。 ⓦ 論理ドライブは、1台の物理デバイスでも作成できます。 ⓦ RAIDシステムでは、ディスクアレイごとに同じ仕様(同一容量、同一 回転数、同一規格)のハードディスクドライブを使用してください。 ⓦ 使用できるRAIDレベルやハードディスクドライブなど、それぞれの RAIDコントローラの特徴を理解し、目的にあったRAIDコントローラを 使用してください。 ⓦ RAID0以外の論理ドライブは、ディスクの信頼性が向上するかわりに論 理ドライブを構成するハードディスクドライブの総容量に比べ、実際に 使用できる容量が小さくなります。 RAIDシステムの構築には、オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM) の機能を利用する方法の他にオプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用す る方法があります。 238 内蔵オプションの取り付け オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM )を利用する場合 マザーボード上にある RAIDコンフィグレーションジャンパの設定を変更すると、内蔵ハード ディスクドライブをRAID システムのハードディスクドライブとして認識させることができま す。ジャンパの位置と設定は下図のとおりです。 出荷時の設定では、RAIDシステムが無効に設定されています。 ヒント 前面側 背面側 321 マザーボード RAID構成 無効 321 RAID構成 有効 RAIDコンフィグレーション ジャンパ ジャンパの設 定を変更したら、BIOS SETUPユーティリ ティで内蔵ハードディ スクドライブ をRAIDシステムのハードディスクドライブとして認識させます。 「Advanced」−「SATA Configuration」−「SATA Mode」が「RAID Mode」と表示されて いることを確認してください。 詳しくは「システムBIOS(SETUP)のセットアップ」(246ページ)を参照してください。 設定を変更したら、LSI Software RAID Configuration Utilityで RAIDシステムを構築します。 詳しくは、 「RAIDシステムのコンフィグレーション」(285ページ)を参照してください。 ヒント 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDが提供する「シームレスセットアップ」を 使うと自動 でRAID システムを構築し ます。また、インストールす るオペレー ティン グシステム がWindowsオペ レーティン グシステ ムの場合は、オ ペレー ティングシステムのインストールまで切れ目なく自動で行うことができます。 ハードウェア編 239 オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)を利用する場合 オプシ ョンのRAIDコ ントローラ(MN8103-129/130)を取り付け た本装置で、内蔵のハー ドディスクドライブを RAIDシステム構成にする場合は、マザーボード上のハードディスクド ライブインタフェースケーブルの接続先を変更します。 出荷時の内蔵ハ ードディスクドライブのインタフェースは、マザーボード上の SATA HDDコ ネクタに接続されています。 詳細な 説明は、オプションの RAIDコントロー ラ(MN8103-129/130)に添付の説明書を参 照してください。 重要 チェック オプションの RAIDコントローラは大変静電気に弱い電子部品です。サーバの 金属フレーム部分など に触れて身体の静電気を逃がしてからRAIDコントロー ラを取り扱っ てください。また、RAIDコントローラの端子部分や部品を素手 で触 ったり、RAIDコン トローラを直 接机の上に置 いたりしな いでください。 静電気に関する説明は174ページで詳しく説明しています。 オプショ ンのRAIDコントローラを取り付ける場合は、BIOS SETUPユーティ リティの「Advanced」 メニューの「PCI Configuration」 ー「PCI Slot xx ROM(xx は PCIスロット番号)」のパラメータが「Enabled」になっていることを確認し てください。 取り付け オプションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)の取り付けは「PCIボード」を参照し てください。 重要 ⓦ Low Profile(ロープロファイル)タイプとFull-height(フルハイト) タイプのPCIボードで接続できるライザーカードが異なります。 ボード の仕様を確認してから取り付けてください。 ⓦ 本装置にはRAIDコントローラなどにあるディスクアクセスを表示させ るためのLEDコネクタを接続できるコネクタはありません。 ⓦ フルハイトタイプのライザーカードにRAIDコントローラを接続し、内 蔵のハードディスクドライブをRAIDシステムに変える場合は、ライ ザーカードをマザーボードに接続する前にケーブルを接続します。 ⓦ RAIDコントローラを接続する場合、BIOSのSETUP ユーティリティの Bootメニューにおける優先順位を8番目以内に設定してください。設定 が9番目以降となっている場合、RAIDコントローラのコンフィグレー ションメニューを起動することができません。 取り外し オプシ ョンのRAIDコ ントローラ(MN8103-129/130)の取り外し は、取り付けの逆の手順 を行ってください。 240 内蔵オプションの取り付け RAIDシステム構築時の注意事項 RAIDシステムを構築するときは、次の点について注意してください。 ⓦ 同じ容量、同じ回転速度のハードディスクドライブどちらかを、構築したいRAIDレベ ルの最小必要台数以上を搭載していること(RAIDの構成によってディスクの最小必要 台数は異なります) 。 ⓦ 論理ドライブは、RAID0、RAID1、RAID5、RAID6、RAID10、RAID50のいずれかの RAIDレベルを選択、設定します。 内蔵の ハードデ ィスク ドライブ にシステ ムをイン ストール する場合 は、 「シ ームレス セット アップ」を使用して、RAIDの構成からOSのインストール、セットアップまで行うことをお勧 めします。 システムをインストールしない場合も、シームレスセットアップの「オペレーティングシステ ムの選択」で[その他]を選択すると、RAIDシステ ムの構成から保守ユーティリティのイン ストールまでを自動でインストーラがセットアップします。 マニュアルでセットアップする場合は、ボード上のチップに搭載されている RAIDコンフィグ レーションユーティリティを使用します。ユーティリティは本装置の電源をONにした直後に 起動する POSTの途中で起動することができます。データ転送速 度やRAID、論理ドライブの 構成についての詳細な説明は、 「RAIDシステムのコンフィグレーション」 (285ページ)や、オ プションのRAIDコントローラ(MN8103-129/130)に添付の説明書を参照してください。 重要 MN8103-129/130実装時には、休止状態、スタンバイへの移行は行わない で下さい。 ハードウェア編 241 光ディスクドライブ オプションの光ディスクドライブを取り付ける手順について説明します。 弊社で指定していない光ディスクドライブを取り付けないでください。 重要 2.5型ディスクモデル 光ディスクドライブベイ 3.5型ディスクモデル 光ディスクドライブベイ 取り付け 次の手順に従って光ディスクドライブを取り付けます。 2.5型ハードディスクドライブモデルの場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 242 内蔵オプションの取り付け 4. 光ディスクドライブのケーブル固定 ブラケットの両端をつまみながら、 ケーブルを取り外す。 5. 手ネジを緩めて、光ディスクドライ ブブラケットを矢印の方向へ引き抜 く。 ケーブル固定ブラケット 手ネジ 6. ダミーカバーを固定してくるネジ (3ヶ所)を外し、ダミーカバーを取 り外す。 ネジ 7. 光ディスクドライブブラケットを矢 印の方向へ取り外す。 ② 光ディスクドライブ ブラケット(A) ① 光ディスクドライブ ブラケット(B) ハードウェア編 243 8. オプションの内蔵DVD SuperMULTIドライブのネジ穴を 光ディスクドライブブラケット (A)のツメにあわせて取り付ける。 ツメ ネジ穴 9. 光ディスクドライブブラケット (B)を固定していたネジ(3ヶ所) を使用して取り付ける。 ネジ 10. オプションの内蔵DVD SuperMULTIドライブを取り付け た光ディスクドライブブラケットを 本装置に取り付け、手ネジを締めて 固定する。 手ネジ 244 内蔵オプションの取り付け 11. SATAケーブルをオプションの内蔵 DVD SuperMULTIドライブに接 続し、ケーブル固定ブラケットで SATAケーブルを固定する。 ケーブル固定ブラケット SATAケーブル 12. 取り外した部品を取り付ける。 3.5型ハードディスクドライブモデルの場合 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. 光ディスクドライブのケーブル固定 ブラケットの両端をつまみながら、 ケーブルを取り外す。 5. 光ディスクドライブブラケットを固 定しているネジを外し、光ディスク ドライブブラケットを取り外す。 ケーブル固定ブラケット 装置前面から見て左側にスライドさ せてください。 ネジ 光ディスクドライブブラケット ハードウェア編 245 6. 光ディスクドライブを矢印の方向に スライドさせて取り外す。 ① ② 7. オプションの内蔵DVD SuperMULTIドライブを装置前面 から挿入し、オプションの内蔵 DVD SuperMULTIドライブのネ ジ穴に本装置のツメをはめ込む。 装置 前面 からオ プシ ョンの 内蔵 DVD SuperMULTIドライブを入れ、 内 蔵DVD SuperMULTI ドラ イ ブの ネジ穴と本装置のツメの位置を合わ せて、左にスライドさせてください。 ② ① 8. 光ディスクドライブブラケットでオ プションの内蔵DVD SuperMULTIドライブを固定し、 ネジを取り付ける。 ケーブル固定ブラケット 装置前面から見て右側にスライドさ せてください。 9. SATAケーブルをオプションの内蔵 DVD SuperMULTIドライブに接 続し、ケーブル固定ブラケットで SATAケーブルを固定する。 ネジ 10. 取り外した部品を取り付ける。 光ディスクドライブブラケット 246 システム BIOS(SETUP)のセットアップ システムBIOS(SETUP)のセットアップ Basic Input Output System(BIOS)の設定方法について説明します。 本装置を導入したときやオプションの増設/取り外しをするときはここで説明する内容をよく 理解して、正しく設定してください。 SETUPはハードウェアの基本設定をするための ユーティリティツールです。このユーティリ ティは本体 内のフラッシュ メモリに標準でイ ンストールされ ているため、専用の ユーティリ ティなどがなくても実行できます。 SETUPで設定されている内容は、出荷時に最も標準 で最適な状態に設定していますのでほと んどの場合において SETUPを使用する必要はありませんが、この後に説明するような場合な ど必要に応じて使用してください。 重要 ⓦ ETUPの操作は、システム管理者(アドミニストレータ)が行ってくだ さい。 ⓦ SETUPでは、パスワードを設定することができます。パスワードには、 「Administrator」と「User」の2つのレベルがあります。 「Administrator」レベルのパスワードでSETUPを起動した場合、す べての項目の変更ができます。「Administrator」のパスワードが設定 されている場合、「User」レベルのパスワードでは、設定内容を変更で きる項目が限られます。 ⓦ OS(オペレーティングシステム)をインストールする前にパスワード を設定しないでください。 ⓦ SETUPは、最新のバージョンがインストールされています。このため 設定画面が本書で説明している内容と異なる場合があります。設定項目 については、オンラインヘルプを参照するか、保守サービス会社に問い 合わせてください。 ⓦ SETUPはSave & Exitメニューまたは<Esc>、<F4>キーで必ず終了 してください。SETUPを起動した状態でパワーオフ、リセットを行っ た場合にはSETUPの設定が正しく更新されないことがあります。 ハードウェア編 247 起 動 本体の電源をONにするとディスプレイ装置の画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内 容が表示されます。 しばらくすると、次のメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP or Press <F12> to boot from Network ここで<F2>キーを押すと、SETUPが起動してMainメニュー画面を表示します。 以前に SETUPを起動してパスワードを設定している場合は、パスワードを入力する画面が表 示されます。パスワードを入力してください。 Enter Password パスワード の入力は、3回まで行えます。3回とも 誤ったパスワードを入力すると、本装置は 動作を停止します(これより先の操作を行えません)。電源をOFFにしてください。 パスワードには、 「Administrator」と「User」の2種類のパスワードがあります。 ヒント 「Administrator」で は、SETUPでのすべての設定の状態を確認したり、それら を変更 したりすることができま す。 「User」では、確認できる設定や、変更で きる設定に制限があります。 248 システム BIOS(SETUP)のセットアップ キーと画面の説明 キーボード上の次のキーを使って SETUPを操作します(キーの機能については、画面下にも 表示されています) 。 現在表示しているメニューを示す サブメニューが あることを示す Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Save & Exit Additional setup menus to view server management features. System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration 設定項目 Boot ヘルプ ウィンドウ [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3times] [Enabled] [Enabled] [IRQ 11] [Enabled] [Boot] [Disabled] [Last State] 20 [Enabled] [Disabled] Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Check previous System Config BMC IRQ POST Error Pause Memory/Processor Error Power Switch Inhibit AC-LINK Power ON Delay Time Platform Event Filtering CLI SETUP F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. パラメータ(選択すると文字が反転する*) * 自動的にコンフィグレーションされたものや検出されたもの、情 報の表示のみやパスワードの設定により変更が許可されていない 項目はグレーアウトされた表示になります。 □ カーソルキー(↑、↓) 画面に表示されている項目を選択します。文字の表示が反転している項目が現在選 択されています。 □ カーソルキー(←、→) MainやAdvanced、Security、Server、Boot、Save & Exitなどのメニューを選択 します。 ▼ □ <−>キー/<+>キー 選択している項目の値(パラメータ)を変更します。サブメニュー(項目の前に 「 」がついているもの)を選択している場合、このキーは無効です。 □ <Enter>キー 選択したパラメータの決定を行うときに押します。 □ <Esc>キー ひとつ前の画面に戻ります。 ハードウェア編 249 設定例 次にソフトウェアと連携した機能や、システムとして運用するときに必要となる機能の設定例 を示します。 日付・時刻関連 「Main」→「System Date」 、「System Time」 UPS関連 UPSと電源連動(リンク)させる − UPSから電源が供給されたら常に電源をONさせる 「Server」→「AC-LINK」→「Power On」 − POWERスイッチを使ってOFFにしたときは、UPSから電源が供給されても電源を OFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Last State」 − UPSから電源が供給されても電源をOFFのままにする 「Server」→「AC-LINK」→「Stay Off」 起動関連 本体に接続している起動デバイスの順番を変える 「Boot」→「Boot Option Priorities」起動順序を設定する POSTの実行内容を表示する 「Boot」→「Quiet Boot」→「Disabled」 リモートウェイクアップ機能を利用する モデムから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」 →「Wake on Ring」→「Enabled」 RTCのアラームから: 「Advanced」→「Advanced Chipset Configuration」 →「Wake on RTC Alarm」→「Enabled」 HWコンソール端末から制御する 「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれの設定をする 250 システム BIOS(SETUP)のセットアップ メモリ関連 搭載しているメモリ(DIMM)の状態を確認する 「Advanced」→「Memory Configuration」→「CPU1/2_DIMMn Status」→ 表示を確 認する(n: 1∼6) 画面に表示さ れているDIMM グループと マザーボード上の ソケットの位置は 下図のよう に対応しています。 CPU2_DIMM3 CPU2_DIMM6 CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM4 CPU2 前面側 背面側 CPU1 CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM6 CPU1_DIMM3 マザーボード メモリ(DIMM)のエラー情報をクリアする 「Advanced」→「Memory Configuration」→「Memory Retest」→ 「Yes」→再 起動 するとクリアされる CPU関連 搭載しているCPUの状態を確認する 「Advanced」→「Processor Configuration」→「Processor Imformation」 表示を確認する 画面に表示されている CPU番号とマザーボード上のソケットの位置は上図のように対応 しています。 キーボード関連 Numlockを設定する 「Boot」→「Bootup Numlock State」→「On」(有効) /「Off」(無効:初期値) イベントログ関連 イベントログをクリアする 「Server」→「Event Log Configuration」→「Clear All Event Logs」→「Enter」→「Yes」 ハードウェア編 251 セキュリティ関連 BIOSレベルでのパスワードを設定する 「Security」→「Administrator Password」→ パスワードを入力する 管理者パスワード(Administrator) 、ユーザーパスワード(User)の順に設定します 外付けデバイス関連 I/Oポートに対する設定をする 「Advanced」→「Serial Port Configuration」→ それぞれのI/Oポートに対して設定をする 内蔵デバイス関連 本装置内蔵のPCIデバイスに対する設定をする 「Advanced」→「PCI Configuration」→ それぞれのデバイスに対して設定をする RAIDコントローラボードを取り付ける 「Advanced」→「PCI Configuration」→「PCI Slot n Option ROM」→「Enabled」 n: PCIスロットの番号 設定内容のセーブ関連 BIOSの設定内容を保存してSETUPを終了する 「Exit」→「Save Changes and Exit」 変更したBIOSの設定を破棄してSETUPを終了する 「Exit」→「Discard Changes and Exit」 現在の設定内容を保存する 「Exit」→「Save Changes」 変更したBIOSの設定を破棄する 「Exit」→「Discard Changes」 BIOSの設定をデフォルトの設定に戻す(出荷時の設定とは異なる場合があります) 「Exit」→「Load Setup Defaults」 252 システム BIOS(SETUP)のセットアップ パラメータと説明 SETUPには大きく6種類のメニューがあります。 ⓦ Mainメニュー(→252ページ) ⓦ Advancedメニュー(→255ページ) ⓦ Securityメニュー(→267ページ) ⓦ Serverメニュー(→270ページ) ⓦ Bootメニュー(→279ページ) ⓦ Save & Exitメニュー(→280ページ) このメニューの中からサブメニューを選択することによって、さらに詳細な機能の設定ができ ます。次に画面に表示されるメニュー別に設定できる機能やパラメータ、出荷時の設定を説明 します。 Main SETUPを起動すると、はじめにMainメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server BIOS Information BIOS Version Build Date Access Level 4. 6. XXXX 01/27/2010 Administrator Memory Information Total Memory 2048 MB System Language System Date System Time [English] [Thu 01/15/2009] [20:33:57] Boot Save & Exit Select the display language for system setup. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Mainメニューの画面上で設定できる項目とその機能を示します。 ハードウェア編 253 項 目 BIOS Information BIOS Version Build Date Access Level Memory Information Total Memory System Language System Date System Time パラメータ ― 説 明 ― BIOSのバージョンを表示しま ― す。(表示のみ) MM/DD/YYYY BIOSのビルドの日付を表示しま す。(表示のみ) [Administrator] 現在SETUPメニューに User Administrator/Userのどちらで アクセスしているかを表示しま す。(表示のみ) Passwordが設定されていない 場合は[Administrator]と表示さ れます。 ― ― ― 基本メモリの容量を表示します。 (表示のみ) [English] SETUPで表示する言語を選択し Français ます。 Deutsch 「BIOS Redirection Port」が有 Español 効にされている状態でSETUPを Italiano 起動した場合、System Languageの設定は強制的に英 語表示になります。またその状 態ではSystem Languageの設定 を変更することはできません。 再び「BIOS Redirection Port」 を無効に設定すれば次回の SETUP起動時に既存の設定した 値で表示され、設定を変更する ことができます。 WWW MM/DD/YYYY 日付を設定します。 HH:MM:SS 時刻を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 254 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 重要 BIOS のパラメータで時刻や日付の設定が正しく 設定されているか必ず確認し てください。次の条件に当てはまる場 合は、運用の前にシステム時計の確認・ 調整をしてください。 ⓦ 装置の輸送後 ⓦ 装置の保管後 ⓦ 装置の動作を保証する環境条件(温度:10℃∼35℃・湿度:20%∼ 80%)から外れた条件下で休止状態にした後 システム時計は毎月1 回程度の割合で確認してください。また、高い時刻の精 度を要求するようなシステムに組み込む場合は、タイムサー バ(NTPサーバ) などを利用して運用することをお勧めします。 システ ム時計を調 整しても 時間の経過 と共に著し い遅れや 進みが生じ る場合 は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 ハードウェア編 255 Advanced ▼ カーソルを「Advanced」の位置に移動させると、Advancedメニューが表示されます。 項目の前に「 」がついているメニュー(ここでは全てのメニュー)は、選択後<Enter>キー を押してサブメニューを表示させてから設定します。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Memory Configuration Parameters Processor Configuration Memory Configuration PCI Configuration Advanced Chipset Configuration SATA Configuration USB Configuration Serial Port Configuration F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Processor Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「Processor Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画 面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す とサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Processor Information Processor C3 Report EIST Turbo Boost Performance/Watt [ACPI C3] [Enabled] [Enabled] [Power Optimized] Server Class [HPC] Execute Disable Bit VT-x Active Processor Cores Hyper-Threading [Enabled] [Enabled] [All] [Enabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 256 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項目については次の表を参照してください。 項 目 Processor Information Processor C3 Report EIST パラメータ ― Disabled ACPI C2 [ACPI C3] Disabled [Enabled] Turbo Boost Disabled [Enabled] Performance/Watt Traditional [Power Optimized] Enterprise [HPC] Custom Server Class Hardware Prefetcher Disabled [Enabled] Adjacent Cache Line Prefech Disabled [Enabled] L1 Data Prefetcher Disabled [Enabled] Data Reuse Optimization Disabled [Enabled] Execute Disabled Bit Disabled [Enabled] VT-x Disabled [Enabled] [All] 1 2 3 4 5 Disabled [Enabled] Active Processor Cores Hyper-Threading 説 明 ― プロセッサのC3ステートを設定します。 インテルプロセッサが提供するSpeedStep 機能の有効/無効を設定します。 本機能をサポートしたプロセッサが搭載さ れた場合にのみ表示され、設定できます。 インテルプロセッサが提供するTurbo Boost Technology機能の有効/無効を設定 します。 Turbo Boost機能の最適化を設定します。 プロセッサの性能に関する設定をします。 Enterprise―省電力で使用する時に設定しま す。 HPC―高性能で使用するときに設定します。 Custom―個別設定を行う時に設定します。 ハードウェアのプリフェッチャの有効/無 効を設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります。 メモリからキャッシュへのアクセスの最適 化の有効/無効を設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります L1データのプリフェッチャの有効/無効を 設定します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります データ再利用の最適化の有効/無効を設定 します。 「Server Class」メニューを“Custom”に 設定すると表示され設定可能になります Execute Disable Bit機能をサポートしている CPUのみ表示されます。この機能を使用す るかどうかを設定します。 インテルプロセッサが提供する「仮想化技 術」の機能の有効/無効を設定します。 プロセッサ内部の有効なCore数を設定しま す。搭載するプロセッサによって選択でき るCore数は変わります。 1つの物理CPUを2つの論理CPUとして見せ て動作する機能です。本機能をサポートし たプロセッサが搭載された場合にのみ表示 され、設定できます。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 257 Processor Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Processor 1 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision EMT64 Hyper-Threading 106a4 Intel (R) Xeon(R) CPU 2261 MHz Quad 1024 KB 9192 KB xxxxxxxx Supported Supported Processor 2 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision EMT64 Hyper-Threading 106a4 Intel (R) Xeon(R) CPU 2261 MHz Quad 1024 KB 9192 KB xxxxxxxx Supported Supported Boot Save & Exit F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 Processor 1 CPUID Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision パラメータ 数値 Not Installed ― ― ― ― ― ― EMT64 Supported Hyper-Threading Supported Processor 2 CPUID 数値 Not Installed Processor Type Processor Speed Processor Cores L2 Cache RAM L3 Cache RAM Microcode Revision ― ― ― ― ― ― EMT64 Supported Hyper-Threading Supported 説 明 数値の場合はプロセッサ1のIDを示します。 「Not Installed」は取り付けられていないこ とを示します。 プロセッサ1のタイプを表示します。 プロセッサ1のクロック速度を表示します。 プロセッサ1の内部Core数を表示します。 プロセッサ1の二次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ1の三次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ1に適用されているマイクロコー ドのレビジョンを表示します。 プロセッサ1がインテル64アーキテクチャー をサポートしているかどうかを表示します。 プロセッサ1がHyper-Threading機能をサ ポートしているかどうかを表示します。 数値の場合はプロセッサ2のIDを示します。 「Not Installed」は取り付けられていないこ とを示します。 プロセッサ2のタイプを表示します。 プロセッサ2のクロック速度を表示します。 プロセッサ2の内部Core数を表示します。 プロセッサ2の二次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ2の三次キャッシュサイズを表示 します。 プロセッサ2に適用されているマイクロコー ドのレビジョンを表示します。 プロセッサ2がインテル64アーキテクチャー をサポートしているかどうかを表示します。 プロセッサ2がHyper-Threading機能をサ ポートしているかどうかを表示します。 [ ]: 出荷時の設定 258 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Memory Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「Memory Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面 が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すと サブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit Memory Information Hardware Memory Test Memory Retest Memory RAS Mode Memory Frequency Memory Voltage NUMA [Disabled] [No] [Independent] [1333 MHz] [Low] [Enabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Memory Information Hardware Memory Test パラメータ − [Disabled] Enabled Memory Retest [No] Yes Memory RAS Mode [Independent] Mirroring Lock Step Sparing Auto 800 MHz 1067 MHz [1333 MHz] Normal [Low] Memory Frequency Memory Voltage NUMA Disabled [Enabled] 説 明 − メモリ試験を行うかどうかを設定します。 EnableにするとPOST起動に時間がかかりま す。 メモリのエラー情報をクリアし、次回起動 時にすべてのDIMMに対してテストを行いま す。このオプションは次回起動後に自動的 に「No」に切り替わります。 メモリのRASモードを設定します。機能の 詳細については、「メモリ機能の利用」(200 ページ)を参照してください。 メモリ動作クロックを設定します。 メモリが動作する電圧を設定します。 Normalを選択すると消費電力が増えますが メモリの動作クロックが上がります。 Non-Uniform Memory Access機能の有効/ 無効を設定します。(2CPU構成の場合のみ 表示されます。) [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 259 Memory Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Advanced Main Security Server Total Memory Available under 4GB 49152 MB 3072 MB CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM3 CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM6 CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM3 CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM6 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Status Boot Save & Exit MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB MB F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 Total Memory Available under 4GB CPU1_DIMM1-6 Status CPU2_DIMM1-6 Status パラメータ − − 数値 Disabled Not Installed Error 説 明 基本メモリの容量を表示します。 4GB以下の領域で使用可能なメモリ容量を 表示します。 メモリの現在の状態を表示します。 数値の場合はメモリが正常であり、 そのメ モリの容量を示します。「Disabled」は故障 していることを、「Not Installed」はメモリ が取り付けられていないことを、「 Error」は メモリの強制起動を示します。 表示とDIMMソケットは同じ名称になってい ます [ ]: 出荷時の設定 260 システム BIOS(SETUP)のセットアップ PCI Configurationサブメニュー Advancedメニューで「PCI Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表 示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security LAN Controller LAN1 Option ROM Scan LAN2 Option ROM Scan [Enabled] [PXE Boot] [PXE Boot] PCI Slot 0A Option ROM PCI Slot 1B Option ROM PCI Slot 1C Option ROM [Enabled] [Enabled] [Enabled] Server Boot Save & Exit Disables / Enables the onboard LAN controller. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 LAN Controller LAN1 Option ROM Scan LAN2 Option ROM Scan PCI Slot 0A Option ROM パラメータ Disabled [Enabled] Disabled [PXE Boot] iSCSI Boot Disabled [PXE Boot] iSCSI Boot Disabled [Enabled] PCI Slot 1B Option ROM Disabled [Enabled] PCI Slot 1C Option ROM Disabled [Enabled] 重要 説 明 オンボード上のLANコントローラの有効/無 効を設定します。 オンボード上のLAN1のブート方法を設定し ます。 オンボード上のLAN2のブート方法を設定し ます。 RAIDコントローラ専用スロットに搭載され ているRAIDコントローラのオプションROM の展開を有効にするか無効にするか設定しま す。 フルハイトタイプのライザーカードに接続し ているPCIボード上のオプションのROMの展 開を有効にするか無効にするかを設定しま す。 ロープロファイルタイプのライザーカードに 接続しているPCIボード上のオプションROM の展開を有効にするか無効にするかを設定し ます。 [ ]: 出荷時の設定 RAIDコントローラやLANボード(ネットワークブート)、Fibre Channelコン トローラで、OSがイン ストールされたハードディスクド ライブを接続しない 場合は、そのPCIスロットのオプションROM展開を「Disabled」に設定して ください。 ハードウェア編 261 Advanced Chipset Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Advanced Chipset Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと 以下の画面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security HPET [Enabled] VT-d I/OAT QPI Frequency [Enabled] [Enabled] [Auto] Wake On LAN/PME Wake On Ring Wake On RTC Alarm [Enabled] [Disabled] [Disabled] Server Boot Save & Exit Disables / Enables High Precision Event Timer. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 HPET VT-d I/OAT QPI Frequency Wake On LAN/PME Wake On Ring Wake On RTC Alarm 重要 パラメータ Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] [Auto] 4,800 GT/s 5,866 GT/s 6,400 GT/s Disabled [Enabled] [Disabled] Enabled [Disabled] Enabled 説 明 マルチメディアに対応するためのタイマー の有効/無効を設定します。 インテルチップセットが提供する「 Intel(R) Virtualization Technology for Directed I/O」 の有効/無効を設定します。この機能に対応 しているプロセッサの場合に表示されます。 Intel I/Oアクセラレーションテクノロジ機能 の有効/無効の設定をします。 QPIバススピードを設定します。 ネットワークを介したリモートパワーオン 機能の有効/無効を設定します。 シリアルポート(モデム)を介したリモー トパワーオン機能の有効/無効を設定しま す。 リアルタイムクロックのアラーム機能を 使ったリモートパワーオン機能の有効/無効 を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 Wake On Ring機能のご利用環境において、本体へのAC電源の供給を停止し た場合、AC電源の供給後の最初のシステム起動にはWake On Ring機能を利 用することはできません。Powerスイッチを押下してシステムを起動してくだ さい。AC 電源の供 給を停止した場 合、時下のDC 電源の供給 までは電源管理 チップ上のWake On Ring機能が有効となりません。 262 システム BIOS(SETUP)のセットアップ SATA Configurationサブメニュー ▼ Advancedメニューで「SATA Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が 表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサ ブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit SATA Information SATA Mode Hard Disk Pre-Delay [IDE Mode] [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 SATA Information SATA Mode Hard Disk Pre-Delay パラメータ − [IDE Mode] RAID Mode [Disable] 3 Seconds 6 Seconds 9 Seconds 12 Seconds 15 Seconds 21 Seconds 30 Seconds 説 明 SATA Modeが「RAID Mode」の時は表示 されません。 SATA Modeの状態を表示します。(表示の み) POST中に初めてHDDデバイスへアクセスす る時に設定された時間だけ待ち合わせを行 います。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 263 SATA Informationサブメニュー Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main SATA SATA SATA SATA SATA SATA Port0 Port1 Port2 Port3 Port4 Port5 Advanced Security Not Not Not Not Not Not Server Boot Save & Exit Present Present Present Present Present Present F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 SATA SATA SATA SATA SATA SATA 項 目 Port0 Port1 Port2 Port3 Port4 Port5 パラメータ 説 明 それぞれのチャネルに接続されているデバ イスを表示します。 − [ ]: 出荷時の設定 264 システム BIOS(SETUP)のセットアップ USB Configurationサブメニュー Advancedメ ニューで「USB Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が 表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced USB 2.0 Support Device Reset Timeout Security [Enabled] [20 sec] Server Boot Save & Exit Disables / Enables USB 2.0 feature. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 USB 2.0 Support Device Reset Timeout パラメータ Disabled [Enabled] 10 sec [20 sec] 30 sec 40 sec 説 明 USB2.0の有効/無効を設定します。 USB Mass storage deviceへStart Unitコマ ンドを発行した時のタイムアウトまでの時 間を設定します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 265 Serial Port Configurationサブメニュー Advancedメニューで「Serial Port Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画 面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Serial Serial Serial Serial Port A Settings Port A A Base I/O A Interrupt [Enabled] [3F8h] [IRQ 4] Serial Serial Serial Serial Port B Settings Port B B Base I/O B Interrupt [Enabled] [2F8h] [IRQ 3] Console Redirection Settings BIOS Redirection Port [Disabled] Server Boot Save & Exit Configures serial port A using options. [Disabled] No configuration [Enabled] User configuration. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Serial Port A Settings Serial Port A Serial A Base I/O Serial A Interrupt Serial Port B Settings Serial Port B Serial B Base I/O Serial B Interrupt Console Redirection Settings BIOS Redirection Port Terminal Type パラメータ − Disabled [Enabled] [3F8h] 2F8h 3E8h 2E8h [IRQ 4] IRQ 3 − Disabled [Enabled] 3F8h [2F8h] 3E8h 2E8h IRQ 4 [IRQ 3] − [Disabled] Serial Port A Serial Port B [VT100+] VT-UTF8 ANSI 説 明 − シリアルポートAの有効/無効を設定します。 シリアルポートAのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートAのための割り込みを設定し ます。 − シリアルポートBの有効/無効を設定します。 シリアルポートBのためのベースI/Oアドレ スを設定します。 シリアルポートBのための割り込みを設定し ます。 − このメニューで設定したシリアルポートか らESMPRO/ServerManagerやハイパー ターミナルを使った管理端末からのダイレ クト接続を有効にするか無効にするかを設 定します。このメニューを有効にすると次 項からの接続の設定メニューが表示されま す。 ターミナル端末の種別を選択します。 266 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項 目 Baud Rate Data Bits Parity Stop Bits Flow Control Continue C.R. after POST パラメータ 9600 19200 57600 [115200] 7 [8] [None] Even Odd [1] 2 None [Hardware RTS/CTS] Harrdware RTS/CTS+CD 説 明 接続するハードウェアコンソールとのイン タフェースに使用するボーレートを設定し ます。 Disabled [Enabled] コンソールリダイレクションをPOST終了後 に継続して実行する機能の有効/無効を設定 します。 [ ]: 出荷時の設定 データのbit幅を設定します。 パリティ bitの設定をします。 Stop bitの設定をします。 フロー制御の方法を設定します。 ハードウェア編 267 Security ▼ カーソルを「Security」の位置に移動させると、Securityメニューが表示されます。項目の前 に「 」がついているメニューは、選択後<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてか ら設定します。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Password Configuration Administrator Password User Password Security Configuration Password On Boot Disable USB Ports Server Boot Exit Set the Administrator Password for system setup. [Disabled] [Disabled] Trusted Computing F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Administrator PasswordもしくはUser Passwordのどちらかで<Enter>キーを押すとパス ワードの登録/変更画面が表示されます。 ここでパスワードの設定を行います。 重要 ⓦ 「User Password」は、 「Administrator Password」を設定してい ないと設定できません。 ⓦ OSのインストール前にパスワードを設定しないでください。 ⓦ パスワードを忘れてしまった場合は、お買い求めの販売店または保守 サービス会社にお問い合わせください。 Security メニュー で設定で きる項目 とその機能 を示しま す。 「Security Chip Configuration」 は選択後、<Enter>キーを押してサブメニューを表示させてから設定します。 項 目 Password Configuration Administrator Password パラメータ − 20文字までの英数字 User Password 20文字までの英数字 説 明 − <Enter>キーを押すとアドミニストレーター のパスワード入力画面になります。 このパスワードですべてのSETUPメニュー にアクセスできます。この設定はSETUPを 起動したときのパスワード入力で 「Administrator」でログインしたときのみ設 定できます。 <Enter>キーを押すとユーザーのパスワード 入力画面になります。このパスワードでは SETUPメニューのアクセスに制限がありま す。この設定はSETUPを起動したときのパ スワードの入力で「Administrator」でログ インしたときのみ設定できます。 268 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 項 目 Security Configuration Password On Boot パラメータ − [Disabled] Enabled Disable USB Ports [Disabled] Front Rear Internal Front + Rear Front + Internal Rear + Internal Front + Rear + Internal 説 明 − 起動時にパスワードの入力を行う/行わない の設定をします。先にスーパバイザのパス ワードを設定する必要があります。もし、 スーパーバイザのパスワードが設定されて いて、このオプションが無効の場合はBIOS はユーザーが起動していると判断します。 USBポートの有効/無効を設定します。 Trusted Computing [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 269 Trusted Computingサブメニュー Securityメニューで「Trusted Computing」を選択し、<Enter>キーを押すと以下の画面が表 示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced TPM Configuration TPM Support Security [Disabled] Server Boot Exit Disables/Enables Trusted Platform Module support. Current TPM Status Information No TPM Hardwere F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 TPM Configuration TPM Support TPM State Pending TPM operation Current TPM Status Information TPM Enabled Status TPM Active Status TPM Owner Status パラメータ − [Disabled] Enabled 説 明 − TPM機能サポートの有効/無効を設定しま す。 「Administrator Password」を設定すると選 択可能になります。本メニューを有効にす ると次項からのTPM設定メニューが表示さ れます。 [Disabled] TPM機能の有効/無効を設定します。TPM Enabled Supportが有効な場合、設定可能になりま す。 [None] TPMオペレーションを設定します。 Enable Take Ownership TPM Stateが有効な場合、設定可能になり Disable Take Ownership ます。 TPM Clear − Enabled Disabled Activated Deactivated Owned UnOwned − TPM機能の状態を表示します。(表示のみ) [ ]: 出荷時の設定 270 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Server ▼ カーソルを「Server」の位置に移 動させると、Serverメニュ ーが表示されま す。項目の前に 「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Save & Exit Additional setup menus to view server management features. System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy Thermal Sensor Check previous System Config BMC IRQ POST Error Pause Memory/Processor Error Power Switch Inhibit AC-LINK Power ON Delay Time Platform Event Filtering CLI SETUP Boot [Enabled] [Enabled] [Retry 3 Times] [Disabled] [Retry 3times] [Enabled] [Enabled] [IRQ 11] [Enabled] [Boot] [Disabled] [Last State] 20 [Enabled] [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Server メニューで設定できる項目とその機能を示します。 「System Management」と「BMC LAN Configuration」、「Event Log Configuration」は選択後、<Enter>キーを押してサブメ ニューを表示させてから設定します。 項目については次の表を参照してください。 項 目 System Management BMC LAN Configuration Event Log Configuration Assert NMI on PERR Assert NMI on SERR FRB-2 Policy Boot Monitoring Boot Monitoring Policy パラメータ − − − Disabled [Enabled] Disabled [Enabled] [Retry 3 Times] Disable FRB2 Timer Always Reset [Disabled] 5-60 minutes [Retry 3 times] Always Reset 説 明 − − − PCI PERRのサポートを設定します。 PCI SERRのサポートを設定します。 FRBレベル2のエラーが発生したときのシス テムの動作を設定します。 起動監視機能の有効/無効とタイムアウトま での時間を設定します。この機能を使用す る場合は、ESMPRO/ServerAgentをインス トールしていないOSから起動する場合には、 この機能を無効にしてください。 起動監視時にタイムアウトが発生した場合 の処理を設定します。「Boot Monitoring」 を設定した場合に、設定可能になります。 [Retry 3times]に設定すると、タイムアウト の発生後にシステムをリセットし、OS起動 を3回まで試みます。 [Always Reset]に設定すると、タイムアウ ト発生後にOS起動を常に試みます。 ハードウェア編 271 項 目 Thermal Sensor パラメータ Disabled [Enabled] Check previous System Config Disabled [Enabled] BMC IRQ [IRQ 11] Disabled Post Error Pause Disabled [Enabled] Memory/Processor Error Halt [Boot] Power Switch Inhibit [Disabled] Enabled AC-LINK Stay Off [Last State] Power On [20] - 255 Power ON Delay Time Platform Event Filtering Disabled [Enabled] CLI SETUP [Disabled] Enabled 説 明 温度センサ監視機能の有効/無効を設定しま す。有効にすると、温度の異常を検出した 場合にPOSTの終わりでいったん停止しま す。 システムの構成が前回の立ち上げ時と異な る場合、本設定をEnabledに設定すると、シ ステムはBootの前にユーザの入力を待ちま す。 BMC(マザーボードマネージメントコント ローラ)に割り込みラインを割り当てるか どうかを選択します。 POSTの実行中にエラーが発生した際に、 POSTの終わりでPOSTをいったん停止する かどうかを設定します。 POSTを実行中、メモリリソースにおいて縮 退エラーが発生している際に、POSTの終わ りで一旦停止するかどうかを設定します。 本設定は、「Server」メニューの「POST Error Pause」が「Enabled」に設定されて いるときに有効となります。 本項目が「Boot」に設定されていても、全 てのリソースで縮退が発生している場合は POSTの終わりで停止します。 パワースイッチの抑止機能を有効にするか 無効にするかを設定します。 なお、強制電源OFF(4秒押し)は無効にで きません。 ACリンク機能を設定します。AC電源が再度 供給されたときのシステムの電源の状態を 設定します(下表参照)。 DC電源をONにするディレイ時間を20秒か ら255秒の間で設定します。 AC-LINKで 「Last State」または「Power On」に設定 している場合に有効となります。 BMC(マザーボードマネージメントコント ローラ)の通報機能の有効/無効を設定しま す。 このGUI画面でのSETUPメニューに代わり、 CLI SETUP(Command Line Interface SETUP MENU)を起動する時にEnabledに 設定します。再度GUI画面のSETUPメ ニューに切り替えるには、CLI SETUPから 本項目をDisabledに設定変更してください。 [ ]: 出荷時の設定 272 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 「AC-LINK」の設定と本装置のAC電源がOFFになってから再度電源が供給されたときの動作を 次の表に示します。 設 定 Stay Off Last State 動作中 Off On 停止中(DC電源もOffのとき) Off Off 強制電源OFF* Off Off * POWERスイッチを4秒以上押し続ける操作です。強制的に電源をOFFにします。 AC電源OFFの前の状態 重要 Power On On On On 無停電電源装置 (UPS)を利用して自動運転を行う場合は「AC-LINK」の設定 を「Power On」にしてください。 ハードウェア編 273 System Managementサブメニュー Serverメニューで「System Management」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画面が 表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security BIOS Version 4.6.XXXX Board Part Number Board Serial Number System Part Number System Serial Number Chassis Part Number Chassis Serial Number Onboard LAN1 MAC Onboard LAN2 MAC Management LAN MAC BMC Device ID BMC Device Revision BMC Firmware Revision SDR Revision PIA Revision xxxx xxxx xxxx xxxx xxx xxx xxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxx xxxxx Server Boot Save & Exit F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください(表示のみ)。 項 目 BIOS Version Board Part Number パラメータ ー ー Board Serial Number ー System Part Number System Serial Number ー ー Chassis Part Number Chassis Serial Number Onboard LAN1 MAC Address Onboard LAN2 MAC Address Management LAN MAC Address BMC Device ID BMC Device Revision BMC Firmware Revision ー ー ー SDR Revision ー PIA Revision ー ー ー ー ー ー 説 明 BIOSのバージョンを表示します。 本装置のマザーボードの部品番号を 表示し ます。 本装置のマザーボードのシリアル番号を 表 示します。 本装置のシステムの部品番号を表示します。 本装置のシステムのシリアル番号を 表示し ます。 本装置の筐体の部品番号を表示します。 本装置の筐体のシリアル番号を表示します。 標準装備のLANコネクタ1のMACアドレス を表示します。 標準装備のLANコネクタ2のMACアドレス を表示します。 マネージメント専用LANコネクタのMACア ドレスを表示します。 BMCのデバイスIDを表示します。 BMCのレビジョンを表示します。 BMCのファームウェアレビジョンを表示し ます。 センサデータレコードのレビジョンを表示 します。 プラットフォームインフォメーションエリ アのレビジョンを表示します。 274 システム BIOS(SETUP)のセットアップ BMC LAN Configurationサブメニュー Serverメニューで「BMC LAN Configuration」を選択し、<Enter>キーを押 すと、以下の画 面が表示されます。 マネージメント専用LANコネクタはその他のLANとしては使用できません。 重要 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security BMC Network Configuration Shared BMC LAN LAN Connection Type IP Address Subnet Mask Default Gateway DHCP Server [Disabled] [Auto Negotiation] 192.168.1.1 255.255.255.0 0.0.0.0 [Disabled] Web Interface HTTP HTTP Port Number HTTPS HTTPS Port Number Boot Save & Exit Select [Enable] to share a s ystem LAN port with BMC LAN. If you use a management LAN port for the BMC, select [Disable]. [Disabled] [Disabled] Command Line Interface Telnet Telnet Port Number SSH SSH Port Number [Disabled] [Disabled] Clear BMC Configuration F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 BMC Network Configuration Shared BMC LAN LAN Connection Type IP Address Subnet Mask Default Gateway DHCP Web Interface パラメータ 説 明 − − Disabled Enabled マネージメント専用LANを使用する場合に は「Disabled」に設定します。 「Enabled」に設定すると、LAN1を通常の LANと共有してマネージメント専用LANと しても使用することができます。「Enabled」 に設定した場合、マネージメント専用LAN は使用できません。 [Auto Negotiation] マネージメント専用LANのコネクションタ 100Mbps Full Duplex イプを設定します。 100Mbps Half Duplex 10Mbps Full Deplex 10Mbps Half Deplex [192.168.1.1] マネージメント専用LANのIPアドレスを設定 します。 [255.255.255.0] マネージメント専用LANのサブネットマス クを設定します。 [0.0.0.0] マネージメント専用LANのゲートウェイを 設定します。 Disabled [Enabled]に設定すると、DHCPサーバか Enabled らIPアドレスを自動的に取得します。IPアド レスを設定する場合には、[Disabled]に設 定します。 − − ハードウェア編 275 HTTP 項 目 パラメータ Disabled Enabled HTTP Port Number [80] HTTPS Disabled Enabled HTTPS Port Number [443] Command Line Interface Telnet − Disabled Enabled Telnet Port Number [23] SSH Disabled Enabled SSH Port Number [22] Clear BMC Configuration [No] Yes 説 明 WebインターフェースのHTTPによる通信を 使用する場合には[Enabled]に設定してく ださい。 マネージメント専用LANがHTTPによる通信 の際に使用するTCPポートナンバーを設定 します。 WebインターフェースのHTTPSによる通信 を使用する場合には[Enabled]に設定して ください。 マネージメント専用LANがHTTPSによる通 信の際に使用するTCPポートナンバーを設 定します。 − コマンドラインインターフェースとして Telnet接続による通信を使用する場合には [Enabled]に設定してください。 Telnet接続による通信の際に使用するTCP ポートナンバーを設定します。 コマンドラインインターフェースとして SSH接続による通信を使用する場合には [Enabled]に設定してください。 SSH接続による通信の際に使用するTCP ポートナンバーを設定します。 [Enter]を押し、 [Yes]を選択すると、 BMC Configurationを初期化します。 [ ]: 出荷時の設定 276 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Event Log Configurationサブメニュー ▼ Serverメニューで「Event Log Configuration」を選択し、<Enter>キーを押すと、以下の画 面が表示されます。項目の前に「 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押す とサブメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit System Event Log Auto Clear Event Logs Clear All Event Logs [Disabled] F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 System Event Log Auto Clear Event Logs Clear All Event Logs パラメータ Enabled [Disabled] [No] Yes 説 明 「Enabled」に設定するとエラーログエリア がFullになったときに自動でクリアします。 <Enter>キーを押すと確認画面が表示され、 「Yes」を選ぶと保存されているエラーログ を初期化します。 [ ]: 出荷時の設定 ハードウェア編 277 System Event Logサブメニュー Serverメニ ューの「Event Log Configuration」で「System Event Log」を選択すると、以 下の画面が表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Save & Exit View System Event Log Setup Notice If you select "System Event Log" menu below, it may take a few minutes to display. View System Event Log F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. さらに「View System Event Log」を選択すると以下の画面が表示されます。 以下はシステムイベントログの例です。 記録されているシステムイベントログは<↓>キー /<↑>キー、<+>キー /<->キー、 <Home>キー /<End>キーを押すことで表示できます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server ***************************************************** Setup Notice : If you select "View System Event Log" menu below, It may take a few minutes to display. ***************************************************** Getting System Event Logs............... Number of SEL Entries = 919 DATE TIME SENSOR TYPE 05/28/10 18:10:19 System ACPI Power State 05/28/10 18:10:19 System Event 05/28/10 18:10:18 Button/Switch 05/28/10 17:37:35 System ACPI Power State 05/28/10 17:37:32 Reserved Type 05/28/10 17:37:32 OS Critical Stop 05/28/10 17:36:09 Reserved Type 05/28/10 17:36:09 OS Boot 05/28/10 17:35:53 System Boot Initiated 05/28/10 17:34:28 System Event 05/28/10 17:34:27 System Event 05/28/10 16:33:49 System Event 05/28/10 16:33:13 System Event 05/28/10 16:32:33 System ACPI Power State Boot Save & Exit View System Event Log F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 278 システム BIOS(SETUP)のセットアップ Clear BMC Configurationの注意事項 重要 ⓦ BMCのマネージメントLAN関連の本設定についてはBIOSセットアッ プユーティリティのLoad Setup Defaultを実行してもデフォルトに戻 りません(デフォルトに戻すにはClear BMC Configurationを実行し てください)。 ⓦ Clear BMC Configuration実行後の初期化が完了するまでには数十秒 程度かかります。 ⓦ 本体装置にバンドルされている管理ソフト「ESMPRO/ServerAgent Extension」をご使用の場合は、ESMPRO/ServerAgent Extensionで 設定された項目もClear BMC Configurationの操作にてクリアされます。 ESMPRO/ServerAgent Extensionをご使用の場合には、本操作を行う 前にESMPRO/ServerAgent Extensionの設定情報のバックアップを 行ってください。 ハードウェア編 279 Boot カーソルを「Boot」の位置に移動させると、起動順位を設定するBootメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Security Server Boot Configuration Quiet Boot Bootup Numlock State Setup Prompt Timeout [Disabled] [Off] 5 Boot Boot Boot Boot Boot [CD/DVD Drive] [Y-E DATAUSB-FDU 7.03] [Hard Drive] [IBA GE Slot 0100 v...] Option Option Option Option Option Priorities #1 #2 #3 #4 Boot Save & Exit Disables/Enables the Quiet Boot option CD/DVD ROM Drive BBS Priorities Floppy Drive BBS Priorities Hard Drive BBS Priorities Network Drive BBS Priorities F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. 項目については次の表を参照してください。 項 目 Boot Configuration Quiet Boot パラメータ − [Disabled] Enabled Bootup Numlock State On [Off] 数値 Setup Prompt Timeout Boot Option Priorities Boot Option #1 Boot Option #2 Boot Option #3 Boot Option #4 CD/DVD ROM Drive BBS Priorities Floppy Drive BBS Priorities Hard Drive BBS Priorities Network Drive BBS Priorities − − − − − − 説 明 − 起動時の自己診断(POST)の実行画面を表 示させるか、表示させないかを設定します。 「Enabled」に設定すると、POSTの間、白 い画面を表示し、POSTの内容を隠します。 「BIOS Redirection Port」が有効に設定され ている場合には、「Unavailable」と表示さ れ、設定を変更することはできません。 必 ずDisabled状態として動作します。 再び「BIOS Redirection Port」を無効に設 定すれば、既存の設定値が表示され、 設定 を変更することができます。 システム起動時にNumlockの有効/無効を設 定します POST中にSetupを起動するためのF2キーの 入力待ち時間を設定します。 − 起動デバイスの優先順位を表示します。 全てのBoot OptionをDisabledに設定すると POST終了時にSETUPが起動します。 各BBSでの起動優先順位を設定します。 − − − [ ]: 出荷時の設定 280 システム BIOS(SETUP)のセットアップ 1. BIOSは起動可能なデバイスを検出すると、該当する表示項目にそのデバイスの情 報を表示します。 2. <↑>キー/<↓>キーと<+>キー/<−>キーで登録した起動デバイスの優先順位 (1位から4位)を変更できます。 各デバイスの位置へ<↑>キー/<↓>キーで移動させ、<+>キー/<−>キーで優先 順位を変更できます。 Save & Exit カーソルを「Save & Exit」の位置に移動させると、Save & Exitメニューが表示されます。 Aptio Setup Utility - Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. Main Advanced Save Options Save Changes and Exit Discard Changes and Exit Save Changes Discard Changes Load Setup Defaults Security Server Boot Save & Exit Exit system setup after saving the changes. F1: General Help F4: Save ESC: Exit Version 1.24.1115n Copyright (C) 2010 American Megatrends, Inc. このメニューの各オプションについて以下に説明します。 重要 モデルによっては、出荷時の設定とデフォルト値が異なる場合があります。こ の項で 説明してい る設定一 覧を参照し て使用する 環境に合 わせた設定 に直す 必要があります。 Save Changes and Exit 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存してSETUPを終わらせる時 に、この項目を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容を CMOSメモリ内に保存してSETUPを 終了し、 自動的にシステムを再起動します。 Discard Changes and Exit 新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終わらせたい時に、この項目 を選択します。選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを終了 し、自動的にシステムを再起動します。 ハードウェア編 281 Save Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存する時に、この項目を選択します。選択すると、 確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ内に保存します。 Discard Changes CMOSメモリに値を保存する前に今回の変更を以前の値に戻したい場合は、 この項目を選択し ます。選択すると確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容が破棄されて、以前の内容に戻ります。 Load Setup Defaults SETUPの すべての値を デフォルト値 に戻したい時 に、この項目を 選択します。選択 すると、 確認画面が表示されます。 ここで、「Yes」を選択すると、SETUPのす べての値をデフォルト値に戻し てSave & Exitメ ニューに戻ります。 282 システム BIOS(SETUP)のセットアップ CMOSメモリ・パスワードのクリア 本装置が持つセットアップ ユーティリティ「SETUP」では、本装置内部のデータを第三者か ら保護するために独自のパスワードを設定することができます。 万一、パスワードを忘れてしまったときなどは、ここで説明する方法でパスワードをクリアす ることができます。 また、本装置の CMOSメモリに保 存されている内容をク リアする場合も同様の 手順で行いま す。 重要 CMOSメモ リの内容を クリアす るとSETUPの 設定内容が すべてデフ ォルト の設定に戻ります。 パスワード/CMOSメモリのクリアはマザーボード上のコンフィグレーションジャンパスイッ チを操作して行います。ジャンパスイッチは下図の位置にあります。 重要 その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原 因となります。 パスワードの保護/クリア用ピン CMOSメモリの内容の 保護/クリア用ピン 321 321 321 321 保護 クリア 保護 クリア 前面側 背面側 マザーボード ハードウェア編 283 それぞれの内容をクリアする方法を次に示します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、 または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない <CMOSメモリのクリア> 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. ロジックカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. クリアしたい機能のジャンパスイッチの位置を確認する。 5. ジャンパスイッチの設定を変更する。 前ペ ージの 図を参照 してく ださい。ジ ャンパ スイッ チにア クセス しづらい 場合は 214ページを参照してライザーカードを取り外してください。 6. 5秒ほど待って元の位置に戻す。 7. 取り外した部品を元に組み立てる。 8. 電源コードを接続して本体の電源をONにする。 9. <F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、Save & Exitメ ニューから「Load Setup Defaults」を実行する。 284 システム BIOS(SETUP)のセットアップ <パスワードのクリア> 1. <CMOSメモリのクリア>の1∼5の手順同様にパスワードクリアのジャンパス イッチの設定を変更する。 2. 取り外した部品を元に組み立て、POWERスイッチを押す。 3. <F2>キーを押してBIOS SETUPユーティリティを起動し、パスワードを設定し 直して「Save Changes and Exit」を実行する。 4. 電源を落とし、ジャンパスイッチを元に戻す。 5. 再度、本体を元通りに組み立てる。 割り込みライン 割り込みラインは、出荷時に次のように割り当てられています。オプションを増設するときな どに参考にしてください。 IRQ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 周辺機器(コントローラ) システムタイマ ー ー COM 2シリアルポート COM 1シリアルポート PCI ー PCI リアルタイムクロック ACPI Compliant System PCI マザーボードリソース IRQ 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 周辺機器(コントローラ) SM Bus 数値演算プロセッサ ー ー VGA, LAN1 LAN2, SATA ー ー USB USB USB USB ハードウェア編 285 RAIDシステムのコンフィグレーション ここでは、本体装置のオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)を使用 して、内蔵のハードディスクドライブ をRAIDシステムとして使用する方法について説明しま す。3.5 型ディス クモデ ルのオプ ション のRAIDコ ントロ ーラ(MN8103-129/130)による RAIDシステムの使用方法については、オプションに添付の説明書などを参照してください。 RAIDについて RAIDの概要 RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは 直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、ハードディスクドライブを複数まとめて扱う技 術のことを意味します。 つま りRAIDとは複 数のハードディス クドライブを 1つのディスク アレイ(ディスクグ ループ) とし て構成し、これらを 効率よく運用す ることをいいま す。これにより単体 の大容量ハード ディスクドライブより高いパフォーマンスを得ることができます。 オプションの RAIDコントローラ(MN8103-129/130)または、オンボードのRAIDコントロー ラ(LSI Embedded MegaRAID TM)では、1つのディスクグループを複数の論理ドライブ(バー チャルディスク)に分けて設定することができます。これらの論理ドライブは、OSからそれぞ れ1つのハードディスクドライブとして認識されます。OSからのアクセスは、ディスクグルー プを構成している複数のハードディスクドライブに対して並行して行われます。 また、使用する RAIDレベルによっては、あるハードディスクドライブに障害が発生した場合 でも残っているデータやパリティからリビルド機能によりデータを復旧させることができ、高 い信頼性を提供することができます。 286 RAID システムのコンフィグレーション RAIDレベルについて RAID機能を実現する記録方式には、複数の種類(レベル)が存在します。その中でオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )がサポートするRAIDレベルは、 「RAID 0」 、 「RAID 1」です。 MN8103-129がサポートするRAIDレベルは「RAID0」 、 「RAID1」、 「RAID10」、MN8103-130 がサポートするRAIDレベルは「RAID0」 、 「RAID1」、 「RAID10」、 「RAID5」、 「RAID6」 、 「RAID50」 です。 ディスクグループを作成する上で必要となるハードディスク ドライブの数量はRAIDレベルご とに異なりますので、下の表で確認してください。 RAIDレベル RAID0 RAID1 RAID10 必要なハードディスクドライブ数 最小 最大 1 6 2 2 4 6 各RAIDのレベル詳細は、 「RAIDレベル」 (288ページ)を参照してください。 ヒント ディスクグループ(Disk Group) ディスクグループは複数のハードディスクドライブをグループ化したものを表します。設定可 能なディスクグループの数は、ハードディスクドライブの数と同じ数です。 次の図はオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )にハードディスクド ライブ を3台接続し、3台で1つのディスクグループ(DG)を作成した構成例です。 RAIDコントローラ DG0 容量 108GB ハードディスク ドライブ1 (36GB) ハードディスク ドライブ2 (36GB) ハードディスク ドライブ3 (36GB) ハードウェア編 287 バーチャルディスク(Virtual Disk) バーチャルディスクは作成したディスクグループ内に、論理ドライブとして設定したものを表 し、OSからは物理ドライブとして認識されます。設定可能なバーチャルディスクの数は、ディ スクグループ当たり最大16個、コントローラ当たり最大64個になります。 次の図はオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embededd MegaRAID TM)にハードディスクド ライブを 3台接続し、3台で1つのディスクグループを作成し、ディスクグループに RAID0の バーチャルディスク(VD)を2つ設定した構成例です。 RAIDコントローラ DG0 容量 108GB VD0-1 20GB VD0-2 20GB VD0-3 20GB VD0 (RAID0) 容量 60GB VD1-1 16GB VD1-2 16GB VD1-3 16GB VD1 (RAID0) 容量 48GB ハードディスク ドライブ1 (36GB) ハードディスク ドライブ2 (36GB) ハードディスク ドライブ3 (36GB) パリティ (Parity) 冗長データのことです。複数台のハードディスクドライブのデータから1セットの冗長データ を生成します。 生成された冗長データは、ハードディスクドライブが故障したときにデータの復旧のために使 用されます。 ホットスワップ システム の稼働中にハードディスクドラ イブ の脱着 (交換)を手動で行うことができる機能を ホットスワップといいます。 ホットスペア(Hot Spare) ホットスペアとは、冗長性のある RAIDレベルで作成したディスクグループを構成するハード ディスクドライブに障害が発生した場合に、代わりに使用できるように用意された予備のハー ドデ ィスクド ライブ です。ハードデ ィスクドラ イブ の 障害を検出 すると、障害 を検出した ハードディスクドライブ を切り離し(オフライン)、ホットスペアを使用してリビルドを実行し ます。 288 RAID システムのコンフィグレーション RAIDレベル オンボードの RAIDコントロ ーラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )がサポートしている RAIDレ ベルについて詳細な説明をします。 RAIDレベルの特徴 各RAIDレベルの特徴は下表の通りです。 レベル RAID0 機 能 ストライピング RAID1 ミラーリング あり RAID1のスパン あり RAID10 冗長性 なし 特 長 データ読み書きが最も高速 容量が最大 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x ハードディスクドライブ台数 ハードディスクドライブが2台必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 ハードディスクドライブが4台以上必要 容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 x (ハードディスクドライブ台数÷2) ハードウェア編 289 「RAID0」について データを各ハードディスクドライブへ分散して記録します。この方式を「ストライピング」と 呼びます。 図ではストライプ1(ハードディスクドライブ1)、ストライプ2(ハードディスクドライブ2)、ス トラ イプ3( ハードディスクド ライブ3)・・・というよ うにデータが記 録されます。すべての ハードディスクドライブに対して一括してアクセスできるため、最も優れたディスクアクセス 性能を提供することができます。 重要 RAID0 はデータの冗長性があ りません。ハードディスク ドライブが故障する とデータの復旧ができません。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ハード ディスク ドライブ3 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ3 ストライプ4 ストライプ5 ストライプ6 「RAID1」について 1つ のハードディスクドラ イブ に対しても う1つのハ ードディスクドライブ へ同じデータを 記録する方式です。この方式を「ミラーリング」と呼びます。 1台 のハードディスク ドライブ にデ ータを記録すると き同時に別のハード ディスクドライブ に同じデー タが記録されます。一方のハードディスクドライブ が故障したときに同じ内容が 記録されてい るもう一方のハードディスクドライブ を代わりとして使用することができるた め、システムをダウンすることなく運用できます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ストライプ1 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ2 290 RAID システムのコンフィグレーション 「RAID10」について データを2つのハードディスクドライブ へ「ミラーリング」方式で分散し、さらにそれらのミ ラーを「スト ライピング」方 式で記録し ますので、RAID0 の高い ディスクア クセス性能 と、 RAID1 の高信頼性を同時に実現することができます。 RAIDコントローラ ハード ディスク ドライブ3 ハード ディスク ドライブ4 ストライプ1 ストライプ2 ストライプ2 ストライプ3 ストライプ3 ストライプ4 ストライプ4 ストライプ5 ストライプ5 ストライプ6 ストライプ6 ハード ディスク ドライブ1 ハード ディスク ドライブ2 ストライプ1 RAID1 RAID1 RAID0 ハードウェア編 291 オンボードのRAIDコントローラのコンフィグレーション 本体装置のオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID TM)を使用して、内蔵 のハードディスクドライブをRAIDシステムとして使用する方法について説明します。 ハードディスクドライブの取り付け 本体に構築したい RAIDレベルの最小必要台数以上のハードディスクドライブを取り付けてく ださい。取り付け手順については、 「ハードディスクドライブ」 (178ページ)を参照してくだ さい。 重要 取 り付けるハ ードディス クドライ ブは同じ回 転速度のも のを使用 してくださ い。また、RAID1 を構築する場合 は、同じ容量のハードデ ィスクドライブを 使用することをお勧めします。 RAIDシステムの有効化 取り付けたハード ディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、RAIDシステムの ハードディスクドライブのいずれかで使用することができます。 RAIDドライブとして構築するためには、マザーボードの設定を変更してください。 出荷時の設定では、RAIDシステムが無効に設定されています。 ヒント 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、 または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・ 修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 292 RAID システムのコンフィグレーション 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 ラックが不安定な状態でデバイスをラックから引き出さない 複数台のデバイスをラックから引き出した状態にしない 1. 175ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから引き出す(175ページ参照)。 3. トップカバーを取り外す(194ページ参照)。 4. ライザーカードを取り外す(222ページ参照)。 5. ジャンパスイッチの位置を確認する。 6. ジャンパスイッチの設定を変更する。 前面側 背面側 321 マザーボード RAID構成 無効 321 RAID構成 有効 RAIDコンフィグレーション ジャンパ 7. 取り外した部品を元に組み立てる。 8. SETUPを起動して「Advanced」-「SATA Configuration」の「SATA Mode」 が「RAID Mode」となっていることを確認してください。 出荷時の設定では「SATA Mode」は「IDE Mode」と表示されています。 ハードウェア編 293 RAIDシステム管理ユーティリティの起動と終了 オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM )の管理ユーティリティは、LSI Software RAID Configuration Utilityです。 ヒント こ の コ ンフ ィ グ レー シ ョ ンユ ー ティ リ テ ィは 本 装 置で サ ポ ート し て いる ESMPRO/ServerManagerのリモートコンソール機能では動作しません。 ユーティリティの起動 1. 本体装置の電源を投入して、POST画面で、以下の表示を確認したら、 <Ctrl>+<M>キーを押す。 Press Ctrl-M or Enter to run LSI Software RAID Setup Utility ユーティリティが起動し、以下に示すTOPメニューを表示します。 重要 <Ctrl>+<M>キーを押し忘れてしまったり、以下の画面が表示されずに進んで しまった場合は、再起動して<Ctrl>+<M>キーを押してください。 LSI Sofotware RAID Configuration Utility Ver xxx XXXXXXXXX Management Menu Configure Initialize Objects Rebuild Check Consistency Configure VD(s) Use Cursor Keys To Navigate Between Items And Press Enter To Select An Option 以降の操作については、 「メニューツリー」(294ページ)と「操作手順」 (295ペー ジ)を参考に操作および各種設定をしてください。 ユーティリティの終了 ユーティリティのTOPメニューで<Esc>キーを押します。 確認のメッセージが表示されたら「Yes」を選択してください。 Please Press <Ctrl> <Alt> <Del> to REBOOT the system. 上に示すメッセージが表示されたら、<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押します。再起動します。 294 RAID システムのコンフィグレーション メニューツリー ◇:選択・実行パラメータ ●:設定パラメータ ・:情報表示 ◆:バーチャルドライブ生成後設定(変更)可能 メニュー ◇Configure 説明 Configuration設定を行う ◇Easy Configuration Configurationの設定(固定値使用) ◇New Configuration Configurationの新規設定 ◇View/Add Configuration Configurationの追加設定、表示 ◇Clear Configuration Configurationのクリア ◇Select Boot Drive 起動するバーチャルドライブを選択する ◇Initialize バーチャルドライブ初期化 ◇Objects 各種設定 ◇Adapter RAIDコントローラ設定 ◇Sel. Adapter アダプタの選択 ●Rebuild Rate 30 ●Chk Const Rate 30 ●FGI Rate 30 ●BGI Rate 30 ●Disk WC Off ●Read Ahead On ●Bios State Enable ●Cont on Error Yes ●Fast Init Enable ●Auto Rebuild On ●Auto Resume Enable ●Disk Coercion 1GB ●Factory Default デフォルト値に設定 ◇Virtual Drive バーチャルドライブ操作 ◇Virtual Drives バーチャルライブの選択(複数バーチャルドライブが存在) ◇Initialize バーチャルドライブの初期化 ◇Check Consistency バーチャルドライブの冗長性チェック ◇View/Update Parameters バーチャルドライブ情報表示 ・ RAID RAIDレベルの表示 ・ SIZE バーチャルドライブの容量表示 ・ Stripe SIZE ストライプサイズの表示 ・ #Stripes バーチャルドライブを構成しているハードディスクドライブ 数を表示 ・ State バーチャルドライブの状態表示 ・ Spans スパンの設定状態表示 ・ Disk WC ライトキャッシュの設定表示 Off:Write Through On:Write Back ・ Read Ahead リードアヘッドの設定表示 ◇Physical Drive 物理ドライブの操作 ◇Physical Drive Selection Menu ◇Make HotSpare 物理ドライブの選択 オートリビルド用ホットスペアディスクに設定 ハードウェア編 295 メニュー 説明 ◇Force Online ディスクを強制的にオンラインにする ◇Change Drv State ディスクをオフラインまたはホットスペアをRedyにする ◇Drive Properties ハードディスクドライブ情報の表示 ・Device Type デバイス種類 ・Capacity 容量 ・Product ID 型番 ・Revision No. レビジョン ◇Rebuild リビルド実行 ◇Check Consistency バーチャルドライブの冗長性チェック 操作手順 Configurationの新規作成/追加作成 ユーティリティの起動 コンフィグレーション情報の新規設定 (パックの設定/バーチャルドライブの設定) バーチャルドライブの設定内容確認 バーチャルドライブのイニシャライズ 整合性チェックの実施 ユーティリティの終了 1. ユーティリティを起動する。 2. TOPメニュー (Management Menu)より、 「Configure」→「New Configuration」を選択する。追加作成の場合は、「View/add Configuration」 を選択する。 重要 ⓦ 「New Configuration」でConfigurationを作成の場合、既存のコン フィグレーション情報がクリアされます。既存のコンフィグレーション 情報に追加作成の場合は、「View/add Configuration」を選択してく ださい。 ⓦ 「Easy Configuration」ではバーチャルドライブ容量の設定ができませ ん。「New Configuration」か「View/Add Configuration」で作成 してください。 296 RAID システムのコンフィグレーション 3. 確認のメッセージ (Proceed?) が表示されるので、「Yes」を選択する。 SCAN DEVICEが開始され(画面下にスキャンの情報が表示されます)、終了すると、 「New Configuration - ARRAY SELECTION MENU」画面が表示されます。 New Configuration - ARRAY SELECTION MENU PORT# 0 ■ READY 1 ■ READY 2 3 4 5 6 4. カーソルキーでパックしたいハードディスクドライブにカーソルを合わせ、スペー スキーを押す。 ハード ディス クドライ ブが選 択され ます(選択 ハード ディス クドライ ブの表 示が 「READY」から「ONLIN」になります) 。 New Configuration - ARRAY SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 3 4 5 6 5. <F10>キーを押して、Select Configurable Array(s)を設定する。 6. スペースキーを押す。 SPAN-1が設定されます。 Select Configurable Array(s) A-0 SPAN-1 ハードウェア編 297 7. <F10>キーを押してバーチャルドライブの作成を行う。 「Virtual Drives Configure」画面が表示されます。 (下図は、ハードディスクドライ ブ2台、RAID1を例にしています) Virtual Drives Configured LD 0 RAID 1 Size xxxMB #Stripes 2 StrpSz 64KB Status ONLINE Virtual Drive0 RAID = 1 Size = xxxxMB DWC = On RA = On Accept Span = NO 8. カーソルキーで「RAID」、 「Size」 、「DWC」 、「RA」 、 「Span」を選択し、 <Enter>キーで確定させ、各種を設定する。 (1) 「RAID」 :RAIDレベルの設定を行います。 パラメータ 備考 0 RAID0 1 RAID1 パックを組んだHDDの数によって選択可能なRAIDレベルが変わります。 (2) 「Size」:バーチャルドライブのサイズを指定します。本装置のマザーボード上の RAIDコントローラは最大8個のバーチャルドライブが作成できます。 (3) 「DWC」 :Disk Write Cacheの設定を行います。 パラメータ 備考 Off ライトスルー On*1 ライトバック *1 推奨設定 本装置では性能を考慮し推奨設定を「On」としており ます。 突然の電源断でキャッシュデータを消失する場合が ありますので、無停電電源装置(UPS)等で本体供給電 源の突然の電源断を防止するようにしてください。 なお「Off」へ変更した場合は性能がおよそ 50%以下に 低下いたします。 (4) 「RA」:Read Aheadの設定を行います。 パラメータ 備考 Off 先読みを行わない On*1 先読みを行う *1 推奨設定 298 RAID システムのコンフィグレーション (5) 「Span」:Span設定を行います。 パラメータ 備考 SPAN=NO*1 Span設定を行わない SPAN=YES Span設定を行う *1 推奨設定 SPAN実行時は、パックを組む時に図の様に2組以上の同一パックを作成します。 RAID1のSPANの場合 ID RAID5のSPANの場合 ID 0 ■ ONLIN A01-01 0 ■ ONLIN A01-01 1 ■ ONLIN A01-02 1 ■ ONLIN A01-02 2 ■ ONLIN A02-01 2 ■ ONLIN A01-03 3 ■ ONLIN A02-02 3 ■ ONLIN A02-01 4 4 ■ ONLIN A02-02 5 5 ■ ONLIN A02-03 6 6 RAID1 RAID5 SPAN RAID1 9. SPAN RAID5 すべての設定が完了したら、 「Accept」を選択して、<Enter>キーを押す。 バーチャルド ライブが生成 され、 「Virtual Drive Configured」画面にバー チャルド ライブが表示されます。 10. バーチャルドライブを生成したら、<Esc>キーを押して画面を抜け、 「Save Configuration?」画面まで戻り、 「Yes」を選択する。 Configurationがセーブされます。 11. Configurationのセーブ完了メッセージが表示されたら、<Esc>キーでTOPメ ニュー画面まで戻る。 12. TOPメニュー画面より「Objects」→「Virtual Drive」→「View/Update Parameters」を選択してバーチャルドライブの情報を確認する。 13. TOPメニュー画面より「Initialize」を選択する。 14.「Virtual Drives」の画面が表示されたら、イニシャライズを行うバーチャルドラ イブにカーソルを合わせ、スペースキーを押す。 バーチャルドライブが選択されます。 15. バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押してInitializeを行う。 実行確認画面が表示されるので、 「Yes」を選択するとInitializeが実行されます。 「Initialize Virtual Drive Progress」画面のメータ表示が100%になったら、Initialize は完了です。 16. Initializeを実施済みのバーチャルドライブに対して、整合性チェックを行う。 詳細な実行方法は「整合性チェック」 (301ページ)を参照してください。 17. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 重要 コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実行して ください。 コンフィグレーション作成直後の整合性チェックでは不整合を検出・修正する 場合がありますが問題ありません。 ハードウェア編 299 マニュアルリビルド ハードディスクドライブの交換 ユーティリティの起動 リビルド実行 ユーティリティの終了 1. ハードディスクドライブを交換し、装置を起動する。 2. ユーティリティを起動する。 3. TOPメニューより、「Rebuild」を選択する。 「Rebuild -PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU」画面が表示されます。 Rebuild - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A01-00 1 ■ FAIL A00-01 2 3 4 5 6 4. 「FAIL」になっているHDDにカーソルを合わせ、スペースキーで選択する。 (複数 のハードディスクドライブを選択可能(同時リビルド)) ハードディスクドライブが選択されると、 “FAIL”の表示が点滅します。 5. ハードディスクドライブの選択が完了したら、<F10>キーを押してリビルドを実 行する。 6. 確認の画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 リビルドがスタートします。 「Rebuild Physical Drives in Progress」画面のメータ表示が100%になったらリビ ルド完了です。 7. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 300 RAID システムのコンフィグレーション ホットスペアの設定 ハードディスクドライブの実装 ユーティリティの起動 ホットスペアの設定 ユーティリティの終了 1. ホットスペア用のハードディスクドライブを実装し、本体装置を起動する。 2. ユーティリティを起動する。 3. TOPメニューより、 「Objects」→「Physical Drive」を選択する。 「Objects−PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU」画面が表示されます。 Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 ■ READY 3 4 5 6 4. ホットスペアに設定するハードディスクドライブにカーソルを合わせて、<Enter> キーを押す。 5. 「Port #X」の画面が表示されるので、 「Make HotSpare」を選択する。 6. 確認の画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 ハードディスクドライブの表示が、 「HOTSP」に変更されます。 ハードウェア編 301 7. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 Objects - PHYSICAL DRIVES SELECTION MENU PORT# 0 ■ ONLIN A00-00 1 ■ ONLIN A00-01 2 ■ HOTSP 3 4 5 6 ⓦ ホットスペアの設定を取り消すには、「Objects」→「Physical Drive」 →「Port#X」→「Change Drv State」を選択します。 ⓦ ホットスペア用ハードディスクドライブが複数(同一容量)ある場合は、 CH番号/ID番号が小さいハードディスクドライブから順にリビルドが実 施されます。 チェック 整合性チェック ユーティリティの起動 整合性チェックの実行 ユーティリティの終了 1. 2. ユーティリティを起動する。 TOPメニューより、「Check Consistency」を選択する。 「Virtual Drives」の画面が表示されます。 3. 整合性チェックを行うバーチャルドライブにカーソルを合わせ、スペースキーを押 す。 バーチャルドライブが選択されます。 4. バーチャルドライブを選択したら、<F10>キーを押して、整合性チェックを行う。 5. 確認画面が表示されるので、 「Yes」を選択する。 整合性チェックが実行されます。 「Check Consistency Progress」画面の メー タ表 示が 100% にな ったら、整 合性 チェックは完了です。 302 RAID システムのコンフィグレーション 6. <Esc>キーでTOPメニューまで戻って、ユーティリティを終了する。 重要 コンフィグレーションの作成を行った時は、必ず、整合性チェックを実行して ください。 その他 (1) Clear Configuration コン フィグ レーシ ョン 情報の クリア を行い ます。TOPメ ニュー より、「Configure」→ 「Clear Configuration」を選択します。「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコン トロ ーラ、ハ ード ディ スク ドラ イブ のコ ンフ ィグ レー ショ ン情 報が クリ アさ れま す。 「Clear Configuration」を実行すると、RAIDコントローラのすべてのチャネルのコンフィ グレーション情報がクリアされます。 チェック バ ーチ ャ ルド ラ イブ 単 位の 削 除は、こ の ユー ティ リ ティ で はで き ませ ん。 Universal RAID Utilityを使用してください。 (2) Force Online Fail状態のハードディスクドライブをオンラインにすることができます。TOPメニューよ り、 「Objects」→「Physical Drive」→ハードディスクドライ ブ選択→「Force Online」 を選択。 (3) Rebuild Rate Rebuild Rateを設定します。 TOPメニューより、 「Objects」→「Adapter」→「Sel. Adapter」→「Rebuild Rate」を選択。 0%∼100%の範囲で設定可能。デフォルト値(設定推奨値)30%。 (4) ハードディスクドライブ情報 ハードディスクドライブの情報を確認できます。 TOPメニューよ り、 「Objects」→「Physical Drive」→ハードディス クドライブ 選択→ 「Drive Properties」を選択。 ハードウェア編 303 LSI Software RAID Configuration UtilityとUniversal RAID Utility オペレ ーティングシステム 起動後、LSI Embedded MegaRAIDのコ ンフィグレーション、お よび、管理、監視を行うユーティリティとしてUniversal RAID Utilityがあります。 LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityを併用する上で留意すべき 点について説明します。 用語 LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityは、使用する用語に差分が あります。LSI Software RAID Configuration Utilityと Universal RAID Utilityを併用するとき は、以下の表を元に用語を読み替えてください。 LSI Software RAID Configuration Utility の使用用語 Universal RAID Utilityの使用用語 RAIDビューア raidcmd Adapter RAIDコントローラ RAID Controller Virtual Drive 論理ドライブ Logical Drive Array ディスクアレイ Disk Array Physical Drive 物理デバイス Physical Device 番号とID デ ィ ス ク ア レ イ の各 コ ン ポ ー ネ ン ト を 管理 す る た め の 番 号 は、LSI Software Configuration UtilityとUniversal RAID Utilityでは表示方法が異なります。 以下の説明を元に識別してください。 RAID AdapterとRAIDコントローラ LSI Software RAID Configuration Utility は、Adapter を0 か ら 始 ま る 番 号で 管 理 し ま す。 Adapterの番号を参照するには、[Objects]メニューの[Sel. Adapter] で参照できます。 Universal RAID Utility は、RAIDコ ント ロー ラを 1か ら始 まる 番号 で管 理しま す。Universal RAID UtilityでRAIDコントローラの番号を参照するには、RAIDビューアでは、RAIDコントロー ラ の プ ロ パ テ ィ の[ 番号 ] を、raidcmd で は、RAID コ ン ト ロ ー ラ の プ ロパ テ ィ の [RAID Controller #X] を 参照 し ま す。ま た、Universal RAID Utility で は、LSI Software RAID Configuration Utilityのメニューで管理するAdapter番号も RAIDコントローラのプロパティの [ID] で参照できます。 Virtual Driveと論理ドライブ LSI Software RAID Configuration Utility は、Virtual Driveを 0から始まる番号で管理します。 Virtual Driveの番号を参照するには、[Objects]メニューの[Virtual Drives]で参照できます。 Universal RAID Utility は、論理ド ライブ を1 から始 まる番 号で 管理し ます。Universal RAID Utilityで論理ドライブの番号を参照するには、RAIDビューアでは、論理ドライブのプロパティ の[番号]を、raidcmdでは、 論理ドライブのプロパティの[RAID Controller #X Virtual Drive #Y] を参照します。ま た、Universal RAID Utility では、LSI Software RAID Configuration Utility の管理する論理ドライブ番号も論理ドライブのプロパティの[ID] で参照できます。 304 RAID システムのコンフィグレーション ディスクアレイ LSI Software RAID Configuration Utilityは、ディ スクアレイを 0から始まる番号 で管理しま す。ディスクアレイの番号は、[Objects]メニューの[Physical Drive]の[Objects - PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU]の[Axx]で参照できます。 Universal RAID Utilityは、ディスクアレイを1から始まる番号で管理します。Universal RAID Utilityでデ ィスクアレイの 番号を参照す るには、RAIDビューア では、論理ドライ ブのプロパ ティの[ディスクアレイ] を、raidcmdでは、ディスクアレイのプロパティの[RAID Controller #X Disk Array #Y] を参照します。 Physical Driveと物理デバイス LSI Software RAID Configuration Utility は、Physical Driveを Port 番 号 で 管 理 し ま す。 Physical Drive のPort 番 号 は[Objects] メ ニ ュー の [Physical Drive] で[Objects - PHYSICAL DRIVE SELECTION MENU]の[Port #]で参照できます。 Universal RAID Utilityは、物理デバイスを1から始まる番号とIDで管理します。番号は接続し ている物理デバイスを[ID] の値を元に昇順に並べ、値の小さいものから順番に1から始まる値 を割り当てたものです。IDは、LSI Software RAID Configuration Utilityで表示するPort番号 と同じ値です。 Universal RAID Utilityで物理デバイスの番号と IDを参照するには、RAIDビューアでは、物理 デバイスのプロパティの[番号] と[ID] を、raidcmdでは、物理デバイスのプロパティの[RAID Controller #X Physical Device #Y] と[ID] を参照します。 ハードウェア編 305 優先度の設定 LSI Software RAID Configuration Utilityでは、RAIDコントローラのリビルド優先度、整合性 チェック優先度の設定項目を数値で表示/設定しますが、Universal RAID Utilityは、高/中/低 の 3つのレベルにまるめて表 示/設定します。それぞれの 項目ごとの数値とレベルの対応につ いては、以下の表を参照してください。 たとえば、LSI Software RAID Configuration Utilityで、RAIDコントローラの [Rebuild Rate] を "10" に設定したとき、Universal RAID Utilityは、そのRAIDコントローラの [リビルド優先 度] を "中" という値で表示します (RAIDコントローラの[リビルド優先度]は、"10" で動作しま す)。 Universal RAID Utility で、RAIDコントローラの [リビルド優先度] を "High" に設定したとき、 [リ ビル ド 優先 度] は、"20" で動 作し ま す。LSI Software RAID Configuration Utilityで その RAIDコントローラの [Rebuild Rate] を参照すると、"20" と表示します。 LSI Software RAID Configuration Utilityでの設定値とUniversal RAID Utilityの表示レベル LSI Software RAID Configuration Utility の設定値 項目 Universal RAID Utility 表示レベル 15∼100 リビルド優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 8-14 のRebuild Rate 0-7 低(Low) 15∼100 高(High) 整合性チェック優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 8-14 のChk Const Rate 0-7 高(High) 中(Middle) 中(Middle) 低(Low) Universal RAID Utilityでレベル変更時に設定する値 Universal RAID Utility 選択レベル 項目 高(High) リビルド優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle) のRebuild Rate 低(Low) 高(High) 整合性チェック優先度 LSI Software RAID Configuration Utility 中(Middle) のChk Const Rate 低(Low) 設定値 20 10 5 20 10 5 ⓦ LSI Software RAID Configuration Utilityでは、FGI(フォアグラウンドイニ シャライズ)、BGI Rate(バックグラウンドイニシャライズの優先度)も設 定できますが、Universal RAID Utilityではバックグラウンドイニシャラ イズの優先度は設定できません。 ⓦ Universal RAID Utilityは、初期化優先度も設定できますが、 「LSI Embedded MegaRAID」に対して、初期化優先度を設定できません。そ のため、RAIDビューアのプロパティの[オプション] タブに[初期化優先 度] の項目は表示しません。また、raidcmdで初期化優先度を設定すると 失敗します。 ヒント 306 リセット リセット 本装置が動作しなくなったときに参照してください。 リセット にはスイッ チによるハ ードリセッ トとキーボ ードからの ソフトリセ ットの2 つがあ ります。 重要 リセットは、本装置のDIMM内のメモリや処理中のデータをすべてクリアして しまいます。ハングアップしたとき以外でリセットを行うときは、本装置がな にも処理していないことを確認してください。 ハードリセット 本装置前面にあるRESETスイッチを押します。 RESETスイッチ 1 2 ソフトウェアリセット OSが起動する前に動作しなくなったときは、<Ctrl>キーと<Alt>キーを押しながら、<Delete> キーを押してください。リセットを実行します。 ハードウェア編 307 強制電源OFF OS からシャットダウンできなく なったときや、POWERスイッチを押しても電 源をOFFにで きなくなったとき、リセットが機能しないときなどに使用します。 本体のPOWERスイッチを4秒ほど押し続けてください。電源が強制的にOFFになります。 (電 源を再びONにするときは、電源OFFから30秒以上待ってから電源をONにしてください。) 重要 リモートパワーオン機能を使用している場合は、一度、電源をONにし直して、 OSを起動させ、正常な方法で電源をOFFにしてください。 POWERスイッチ (4秒以上押す) 1 2 308 メ モ メ モ 309 3 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rg ソフトウェア編 FT8600シリーズ用に用意されているソフトウェアについて説明します。 添付のDVDについて(310ページ) 本体に添付の「EXPRESSBUILDER」DVDに収められているソフトウェアにつ いて紹介します。 EXPRESSBUILDER(312ページ) セットアップツール「EXPRESSBUILDER」について説明します。 ExpressPicnic(316ページ) シームレスセットアップ用パラメータファイルを作成するツール「ExpressPicnic」 について説明します。 本体用バンドルソフトウェア(327ページ) 本装置にインストールするバンドルソフトウェアについて説明します。 管理PC用バンドルソフトウェア(334ページ) 本体を監視・管理するための管理PC にインストールするバンドルソフトウェ アについて説明します。 ONL-511-017-01-210Rg-000-03-1007 310 添付の DVD について 添付のDVDについて 添付の「EXPRESSBUILDER®」DVDには、本装置を容易にセットアップするためのユーティ リティや各種バンドルソフトウェアが収録されています。これらのソフトウェアを活用するこ とにより、本装置の機能をより多く引き出すことができます。 「EXPRESSBUILDER」DVDは、本装 置の設定が 完了した後 でも、OSの再 インスト ールやBIOS のア ップデート などで使用す る機会があ ります。また、 装置障害時の保守作業においても使用されますので、なくさないように大切に 保存しておいてください。 E XP R 重要 R E SSB UIL D E セットアップユーティリティ EXPRESSBUILDER(312ページ) 本装置 RAIDシステム管理ユーティリティ 管理PC Universal RAID Utility(330ページ) LAN システム管理ユーティリティ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ESMPRO/ServerAgent(327ページ) システム診断ユーティリティ(341ページ) 保守ツール(382ページ) ESMPRO/ServerAgent Extension(329ページ) セットアップユーティリティ ⓦ EXPRESSBUILDER*1 (312ページ) ⓦ ExpressPicnic(316ページ) その他 各種オンラインドキュメント (HTML/PDF) システム管理ユーティリティ ESMPRO/ServerManager(334ページ) *1 コンソールレスで操作する場合。COMポートも使用可能。 ヒント オプションの RAIDコント ローラ(MN8103-129/130)を利用してRAID システ ムの 設定を する RAIDユ ーテ ィリテ ィはボ ード 上のチ ップに 搭載 されて いま す。これらのユ ーティリティの操作 方法については、オプ ションのRAID コン トローラに添付の説明書を参照してください。 ソフトウェア編 311 DVD媒体読み込み機能のない管理PCを使用したいとき EXPRESSBUILDERはDVDにて提供しているため、DVD媒体読み込み機能のないコンピュー タでは 各種ソフトウェアのインス トールをすることができ ません。DVD媒体読み込み機能の ないクライアントマシンへソフ トウェアをインストールしたい場合は、次のような手順にて、 いったんCD-R等へコピーしてから使用してください。 重要 本手順 は、クライアントへソフトウェアを インストールする目的に限り、CD 1枚分のみコピーすることができます。 1. 本装置など、DVD媒体が読み込める装置へ「EXPRESSBUILDER」DVDをセッ トする。 2. オートランメニューが起動した場合は終了させる。 3. エクスプローラから、 「EXPRESSBUILDER」DVDに格納された以下のファイ ル・フォルダをハードディスクドライブへコピーする。 ¥(ルートフォルダ) : version.xmlをコピー | +--- ¥017 | +---- ¥ar_menu 以下すべて | +---- ¥doc以下すべて | +---- ¥win以下すべて 4. 手順3にてコピーしたファイル・フォルダをそのままのフォルダ構造にてCD-Rへ コピーする。 コピーするときは、ルートフォルダを一致させてください。 5. CD-Rへのコピーが完了したら、手順3にてコピーしたハードディスクドライブ上 のファイル・フォルダはすべて削除する。 6. 手順4で作成したCD-Rをクライアントマシンの光ディスクドライブへセットする。 7. エクスプローラから、CD内の以下のファイルを実行する。 ¥017¥ar_menu¥autorun_menu.exe ¥017¥ar_menu¥autorun_menu_x64.exe (32ビット版OSの場合) (64ビット版OSの場合) 312 EXPRESSBUILDER EXPRESSBUILDER 「EXPRESSBUILDER」は、OSのインストール、装置のメンテナンスなどをするためのソフ トウェアです。EXPRESSBUILDERからOSをインストールする際には、インストール対象の ハードディスクドライブ(またはRAIDシステムの論理ドライブ1台のみ)だけを接続して セットアップしてください。 各メニューの起動について 「EXPRESSBUILDER」DVDを本装置の光ディスクドライブにセットして起動すると、以下 のようなメニューが起動します。 Boot selection Os installation***default***..............① Tool menu(Normal mode)....................② Tool menu(Redirection mode)...............③ ① Os installation 本項目を選択すると、Windows PEのソフトウェア使用許諾画面が表示されます。 [はい]をクリックすると、EXPRESSBUILDERトップメニューが表示されます。 ソフトウェア編 313 重要 本 ツールは Configuration Tool であり、Windows PE 3.0を使用 していま す。72時間継続して使用すると自動的に再起動されますのでご注意ください。 このメニューから、OSインストールのための「シームレスセットアップ」 (導入編 参照)や、以下のような機能をキックすることができます。 ② a) Windows用OEM-Diskを作成する Windowsのマニュアルセットアップで必要となるOEM-Diskを作成します(導 入編−マニュアルセットアップ参照) 。 b) RAIDのコンフィグレーション情報をセーブ/ロードする RAIDコントローラ上のRAIDコンフィグレーション情報を保存したり、復元し たりすることができます。 c) EXPRESSBUILDERにドライバをロードする 通常は使用しません。オプション製品を追加した場合に使用するときがありま す(導入編−応用セットアップ参照) 。 Tool menu(Normal mode) 本項目を選択すると、ツールメニューが起動します。 このメニューから、以下のような保守 /設定用の機能をキックすることができます。 各機能の詳細につ いては、運用・保守編の保守ツール(382 ページ)を参照してく ださい。 a) Maintenance Utility オフライン保守ユーティリティを起動します。 b) BIOS/FW Updating システムBIOSをアップデートします。 c) ROM-DOS Startup FD ROM-DOS起動FDを作成します。 d) Test and diagnostics システム診断を起動します。 e) System Management システムマネージメント機能を起動します。 314 EXPRESSBUILDER ③ Tool menu(Redirection mode) 本項目は、BIOSコンソールリダイレクション機能を使用して、コンソールレスにて 操作する場合にのみ選択してください。 チェック リモートKVM機能を使用しているときは、本項目ではなく②の項目を選択して ください。 このメニューからキックできる機能は、②のメニュ ーからキックできるものと同等 です。 ソフトウェア編 315 オートランで起動するメニュー Windowsが動作しているコンピュータへ添付のEXPRESSBUILDERをセットすると、オートラン 機能によりメニューが起動します。 ヒント セットしたタイミングによっては、自動的に起動しない場合があります。その ような場合は、いったんドライブから「EXPRESSBUILDER」DVDをイジェク トし、再度セットしてください。また、メニューを再表示させたいときは、エ クスプローラから「マイコンピュータ」を選択し、 「EXPRESSBUILDER」DVD をセットした光ディスクドライブのアイコンをダブルクリックしてください。 メニューか らは、Windows上で動作する各種バンドルソ フトウェアのインストールやオンラ インドキュメントを参照することができます。 ヒント オンラインドキュメントの中には、PDF形式の文書で提供されているものもあ り ます。このフ ァイル を参照す るには、あら かじめ Adobeシ ステム ズ社製の Adobe Readerがインストールされている必要があります。Adobe Reader がイ ンストールされていないときは、あらかじめAdobeシステム社のインターネッ トサイトよりAdobe Readerをインストールしておいてください。 メニューの操作は、ウィンドウに表示されているそれぞれの項目をクリックするか、右クリッ クして現れるショートカットメニューを使用してください。また、一部のメニュー項目は、メ ニューが動作しているシステム・権限で実行できないとき、グレイアウト表示され選択できま せん。適切なシステム・権限で実行してください。 チェック 「EXPRESSBUILDER」 DVDを光ディスクドライブから取り出す前に、メニュー およびメニューから起動したオンラインドキュメント、各種ツールは終了させ ておいてください。 316 ExpressPicnic ExpressPicnic 「ExpressPicnic ®」は、EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで使用する「パラメー タファイル」を作成するツールです。 EXPRESSBUILDER とExpressPicnic で作成した パラメータファイルを使っ てセットアップ をすると、い くつかの確 認のためのキ ー入力を除き OS の インストール から各種ユ ーティリ ティのインストールまでのセットアップを自動で行えます。また、再インストールのときに前 回 と同 じ 設定 で イ ンス ト ール す るこ と が でき ま す。 「パ ラ メー タ ファ イ ル」を作 成 し て、 EXPRESSBUILDER からセットアップすることをお勧めします。 フロッピーディスクをご使用の場合は、別途USB フロッピーディスクドライブをご用意くだ さい。 重要 Windows Server 2008 R2,Windows Server 2008, Windows Server 2003用の「パラメータファイル」が作成できます。 「パラメータファイル」がなくてもシームレスセットアップは可能です。また、 ヒント 「パラメータファイルの入ったFD 」は、EXPRESSBUILDER を使ったセットアッ プの途中で作成または修正することもできます。 チェック Flash FDDに保 存したパ ラメータ を使って のセット アップは サポート してい ません。 パラメータファイルの作成 OSをインストールするために必要なセットアップ情報を設定し、 「パラメータファイル」を作 成します。以下の手順に従ってください。 重要 パラメータファイルの作成中は、絶対に[EXPRESSBUILDER]DVDをドライ ブから取り出さないでください。 ExpressPicnicは次のOS上で動作します。 ヒント − Windows Server 2008 R2(フルインストール) (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Server 2008(フルインストール) (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003 − Windows 7 (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows Vista (ユーザアカウント制御(UAC)は無効にしてください) − Windows XP x64, Windows XP ソフトウェア編 317 1. OSを起動する。 2. 添付の「EXPRESSBUILDER」DVDを光ディスクドライブにセットする。 3. 画面上で右クリックするか、[Windowsをセットアップする]を左クリックする。 4. [ExpressPicnic]をクリックする。 ExpressPicnic が起動します。 318 ExpressPicnic 5. パラメータのロード画面が表示されたら、[パラメータをロードしない] のチェック ボックスがオンになっていることを確認し[次へ]をクリックする。 6. インストールするOSを選択する。 [Windows(32bitエディション )をインストール する]または [Windows(64bitエディ ション)をインストールする]を選択し、[次へ]をクリックしてください。 7. RAID の設定をする。 [RAID の設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってか ら[次へ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 319 重要 ExpressPicnicでは、 [接続され ている全物理デバイスの台数]はRAIDコン トロー ラがサポートしている 上限値になっています 。 「論理ドライブを作成す る物 理デバイスの台数」と「ホッ トスペアに指定される 物理デバイスの台数」 の合 計が、「対象装置に接続され ている全物理デバイ スの台数」を超えないよ うに注意してください。 論理ドライブの作成には、同型番の物理デバイスしか使用できません。 ヒント 8. メディアとパーティションの設定をする。 [メディアとパーティションの設定]画面が表示されます。 「Windowsファミリ/エディション」で、インストールするエディションおよび、イ ンストールの種類(フルインストール/ServerCoreインストール)を選択後、設定内容 を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2 の場合] [Windows Server 2008 の場合] 320 ExpressPicnic [Windows Server 2003 の場合] 重要 ⓦ ⓦ Windows Server 2003 R2をご使用の場合は、シームレスセット アップ完了後、Windows Server 2003 R2 DISC 2を適用してから 「システムのアップデート」にてサービスパックを適用してください。 パーティションサイズについて − OS をインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイ ズを指定してください(55ページ、84ページ参照) 。 − 接続されているハードディスク以上の容量は指定しないでくださ い。 − RAID構成で2,097,144MB以上の論理ドライブは作成できませ ん。 ⓦ 「Windows システムドライブの設定」で「新規に作成する」を選択し たとき、ディスクの内容はすべてクリアされますのでご注意ください。 ⓦ Windows Server 2008 R2をご使用の場合、 「Windows システムド ライブの設定」で「既存のパーティションを使用する」を選択すると、 ブートパーティション(存在する場合)、Windowsパーティションの情 報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティショ ンの情報は保持されます。下図は、情報が削除されるパーティションを 示しています。 ブートパーティション Windowsパーティション ユーザデータパーティション 削除 ⓦ 削除 保持 Windows Server 2008 またはWindows Server 2003をご使用の 場合、「Windowsシステムドライブの設定」で「既存のパーティション を使用する」を選択すると、最初のパーティションの情報はフォーマッ トされ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持 されます。 第1パーティション 第2パーティション 第3パーティション 削除 ⓦ 保持 保持 ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの 既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできませ ん。「Windows システムドライブの設定」で「既存のパーティション を使用する」を選択しないでください。 ソフトウェア編 321 9. 基本情報の設定をする。 [基本情報の設定]画面が表示されます。ユーザ情報を入力して[次へ]をクリック してください。 [Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合] [Windows Server 2003 の場合] 重要 ヒント ⓦ Windows Server 2003の場合、コンピュータ名および使用者名の入 力は必須です。 ⓦ Windows Server 2008 R2 / Windows Server 2008の場合、コ ンピュータ名および、次の条件を満たす Administratorパスワードの 入力は必須です。 − 6文字以上(半角) − 数字/英大文字/英小文字/記号のいずれか3つ以上を含む ⓦ パラメータファイルをロードした場合や、Step6以降の画面からStep5に 画面を戻した場合、「Administratorパスワード」および「Administratorパ スワードの確認」に値を設定していない場合でも「●●●●●●」が表 示されます。 ⓦ Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008の場合、使用者名は 「Administrator」固定です。 322 ExpressPicnic 10. ネットワークプロトコルの設定をする。 [ネットワークプロトコルの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要な ら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 カスタム設定での登録順は、LANポートの番号と一致しない場合があります。 ヒント 11. 参加ドメイン・ワークグループを指定する。 [参加ドメイン・ワーク グループの指定]画面が表示されます。設定内容を確 認し、 必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 323 12. コンポーネントの設定をする。 [コンポーネントの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を 行ってから[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2(フルインストール)/ Windows Server 2008(フルインストール)の場合] [Windows Server 2008 R2(ServerCoreインストール)/ Windows Server 2008(ServerCoreインストール)の場合] 324 ExpressPicnic [Windows Server 2003の場合] 13. アプリケーションの設定をする。 [アプリケーションの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なアプリ ケーションを選択して[次へ]をクリックしてください。 [Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2008の場合] [Windows Server 2003の場合] ソフトウェア編 325 「追加アプリケーションのインストール」について ヒント 「追加 アプリケーションのイ ンストール」とは、シームレ スセットアップの最 後 にあらかじ め指定され た任意の アプリケー ションを自 動でイン ストールす る機能です。 14. パラメータをセーブする。 [パラメータのセーブ]画面が表示されます。 「パラメータをセーブする」を選択し、フォーマット済みフロッピーディスクをセッ トした後、パラメー タファイルのパスをボッ クスへ入力し、[次へ]をクリックし ます。 チェック パラメータファイルのパス、およびファイル名に日本語は使用しないでくださ い。 326 ExpressPicnic 15. フロッピーディスクに保存する。 「パラメータファイルの入ったFD 」が作成できました。 [はい]をクリックし、パラメータファイルの作成を終了してください。 ヒント ⓦ 既存の情報ファイル(パラメータファイル)を修正する場合は、[パラ メータのロード]画面で、パラメータをロードするをクリックしてくださ い。ヘルプを参照して情報ファイルを修正してください。 ⓦ 途中で終了する場合は、画面右上の[ ]をクリックしてください。 ソフトウェア編 327 本体用バンドルソフトウェア 本体 にバンドルされて いるソフトウェア の紹介およびイン ストールの方法 について簡単に説 明します。詳細はオンラインドキュメントをご覧ください。 ESMPRO/ServerAgent ESMPRO/ServerAgentは本装置にインストールする本体監視用アプリケーションです。 EXPRESSBUILDERのシームレスセットアップで自動的にインストールすることができます。 ここ では個別にインス トールする場合に 知っておいていた だきたい注意事 項とインストール の手順を説明します。 ヒント 運用上の注意事項については、添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラ インドキュメント「ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド」に記載 しています。ご覧ください。 インストール前の準備 ESMPRO/ServerAgent を動作させるためには対象OSの TCP/IPとTCP/IP関連コンポーネン トのSNMPの設定が必要です。 ⓦ ネットワークサービスの設定 プロトコルは TCP/IPを使用してください。TCP/IP の設定についてはスタートメニュー から起動する「ヘルプ」を参照してください。 ⓦ SNMPサービスの設定 コミュニティ名に「public」 、トラップ送信先に送信先IPアドレスを使います。ESMPRO/ ServerManager側の設定で受信するトラップのコミュニティをデフォルトの「*」から変 更した場合 は、ESMPRO/ServerManager側で新しく設定した コミュニティ名と同じ名 前を入力します。 328 本体用バンドルソフトウェア インストール ESMPRO/ServerAgentのインストールは添付の「EXPRESSBUILDER」DVD を使用します。 本装置のOS が起動した後、Autorunで表示さ れるメニューから[ソフトウェアをセットアッ プする]−[ESMPRO]−[ESMPRO/ServerAgent]の順に クリック してくだ さい。以降 はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてください。 Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。 重要 ネットワーク上の光ディスクドライブから実行する場合は、ネットワークドライブの割り当て を行った後、そのドライブから起動してください。エクスプローラのネットワークコンピュー タからは起動しないでください。 ヒント アップデートインストールについて ESMPRO/ServerAgentがすでにインストールされている場合は、次のメッセー ジが表示されます。 ESMPRO/ServerAgentが既にインストールされています。 メッセージに従って処理してください。 ソフトウェア編 329 インストール後の確認 ESMPRO/ServerAgent をイン ストールし た後に次 の手順で 正しくイン ストール されている ことを確認してください。 1. 本装置を再起動する。 2. イベントログを開く。 3. イベントログにESMPRO/ServerAgentの監視サービスに関するエラーが登録さ れていないことを確認する。 エラーが登録されている場 合は、正しくインストールされていません。もう一度は じめからインストールし直してください。 ESMPRO/ServerAgent Extension ESMPRO/ServerAgent Extensionは本装置 にイン ストール するリ モート管 理用ソ フトウェ アです。 ESMPRO/ServerAgent Extensionの機能やインストール方法についての詳細は EXPRESSBUILDER内の「インストレーションマニュアル」を参照してください。 330 本体用バンドルソフトウェア Universal RAID Utility Universal RAID Utilityは、以下のRAIDコントローラの管理、監視を行うアプリケーションで す。 ⓦ MN8103-129 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1) ⓦ MN8103-130 RAIDコントローラ(256MB, RAID 0/1/5/6) ⓦ オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAIDTM ) Universal RAID Utilityのインストールおよび操作方法、機能については、添付の EXPRESSBUILDER に収録している「Universal RAID Utility Ver2.3 ユーザーズガイド」を 参照してください。 カスタムインストールモデルでのセットアップ 本体装置のモデルにより、あらかじめ Universal RAID Utility がインストールされている場合 があります。 シームレスセットアップを使用したセットアップ Universal RAID Utilityは、 「EXPRESSBUILDER」DVDに収録している「シームレスセット アップ」を使用してセットアップできます。シームレスセットアップのセットアップするア プリケーションの選択で、[Universal RAID Utility] を選択してください。 Universal RAID Utilityのセットアッププログラムを使用した セットアップ ⓦ Windowsの場合 [オートランメニュー]でUniversal RAID Utilityのセットアッププログラムを起動できま す。 [オートランメニュー]で[ソフトウェアをセットアップする]、 [Universal RAID Utility] をクリックします。 なお、Windowsの場合、下記のランタイムコンポーネントが必要です。 − Microsoft .NET Framework 2.0 以上 − Microsoft .NET Framework 2.0 日本語Language Pack 以上 − Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラリ この3つのソフトウェアは、[オートランメニュー ]でインストールできます。 ソフトウェア編 331 [Microsoft .NET Framework 2.0]と [Microsoft .NET Framework2.0 日本 語 Language Pack] をインストールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップす る]、[.NET Framework Ver2.0再配布可能パッケージ(x86)のインストール] (x64の場合、 [.NET Framework Ver2.0 再配布可能 パッケージ (x64)のインストール ]をクリックしま す。 [Microsoft Visual C++ 2005 SP1 ライブラ リのラ ンタイム コンポ ーネント ] をインス トールするには、[オートランメニュー ] で [Windowsをセットアップする]、[Microsoft Visual C++ 2005 SP1 再配 布可能 パッケー ジ(x86)の インスト ール ] (CPUアー キテク チャに関わらず、(x86)を使用します)をクリックします。 ヒント ⓦ Microsoft .NET Framwork RAIDビューア、ログビューアを使用するには、Microsoft .NET Framework Version 2.0以上が必要です。 Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2はオペレーティングシ ステムに.NET Framework 2.0以上を含んでいます。これらのオペレー ティングシステムを使用する場合、.NET Frameworkをインストールす る必要はありません。 ⓦ Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコンポーネント RAIDビューアを使用するには、Microsoft Visual C++ 2005 SP1ライブラ リのランタイムコンポーネントが必要です。 Windows Server 2008 R2は、オペレーティングシステムにMicrosoft Visual C++ 2005 SP1ライブラリのランタイムコンポーネントを含んで います。これらのオペレーティングシステムを使用する場合、Microsoft Visual C++ SP1ライブラリのランタイムコンポーネントをインストール する必要はありません。 イージーコンフィグレーション機能 Universal RAID Utilityの「イージーコンフィグレーション」機能は、LSI Embedded MegaRAIDでは使用できません。 RAIDレベル 6 の論理ドライブの作成 ハードディスクドライブ3台でRAID6を構成する(データx1 + パリティ x2)形態もあります が、一般的ではなく、またUniversal RAID Utility で作成することは出来ません。本書では、 Universal RAID Utilityを使用して作成できる4台(データx2 + パリティ x2)以上の構成を推 奨します。 332 本体用バンドルソフトウェア 装置情報収集ユーティリティ 装置情報収集ユーティリティは本装置にインストールするソフトウェアです。保守時や障害時 などにサーバの各種情報を採取することができます。 「EXPRESSBUILDER」DVDからインス トールすることができます。 チェック 本ユーティリティのサポート対象OSは次の通りです。 − Windows Server 2003 − Windows Server 2003 R2, x64 Editions − Windows Server 2008 インストール ここでは、個別にインストールする場合の手順を説明します。 1. OSが起動した後、 「EXPRESSBUILDER」DVD を光ディスクドライブに挿入す る。 2. Autorunで表示されるメニューから[ソフトウェアをセットアップする]−[装置 情報収集ユーティリティ]の順にクリックする。 本ユーティリティのインストールを開始します。 以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってインストールしてください。 (デフォルトでは、システムドライブ:¥ezclctフォルダにインストールされます。) 重要 ⓦ アドミニストレータの権限を持ったアカウントでシステムにログインし てください。 ⓦ インストール先ドライブの空き容量が「2.5GB」以上必要です。 ソフトウェア編 333 使用方法 本ユーティリティのインストールフォルダ配下の¥stdclct¥collect.exeを実行してください。 stdclctフォルダ配下にlogフォルダが作成され、本装置の各種情報が圧縮ファイル(zip形式)で 格納されます。 アンインストール ⓦ Server Core以外の場合 コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」−「Product Info Collection Utility (Vx.x.x)」を選んでください。以降はダイアログボックス中のメッセージに従ってアンイ ンストールしてください。 ⓦ Server Coreの場合 コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行してください。 Wmic product where name="Product Info Collection Utility" call uninstall 334 管理 PC 用バンドルソフトウェア 管理PC用バンドルソフトウェア 装置をネットワーク上から管理するための「管理 PC」を構築するために必要なバンドルソフ トウェアについて説明します。 ESMPRO/ServerManager 管理 用PC 上で ESMPRO/ServerManager を 使用 すると、リ モー トで 本装 置を 管理・監 視、 RAIDシステムの管理・監視を行えます。 この機能を使用するためには、各種本体用バンドルソフトウェアを本装置にインストールする 必要があります。 管理用 PC への ESMPRO/ServerManagerのインス トール方法 や設定の詳 細について はオン ラインドキュメントまたはESMPROのオンラインヘルプをご覧ください。 ヒント ESMPRO/ServerManager の使用にあたっての 注意事項や補足説 明がオンライ ンドキュ メントで説 明されていま す。添付の「EXPRESSBUILDER」DVD 内 のオンライ ンドキュメント「ESMPRO/ServerManager インストレ ーションガ イド」を参照してください。 335 4 MITSUBISHIサーバコンピュータ FT8600シリーズ モデル 210Rg 運用・保守編 装置の運用および保守について説明します。 日常の保守(336ページ) 日常使う上で確認しなければならない点やファイルの管理、クリーニングの方 法について説明します。 システム診断(341ページ) 診断ユーティリティの使い方について説明します。 障害時の対処(344ページ) 故障かな?と思ったときに参照してください。トラブルの原因の確認方法やそ の対処方法について説明しています。 保守ツール(382ページ) 保守ツールの使い方について説明します。 電力制御機能に関する注意事項(388ページ) 電力制御機能について説明します。 移動と保管(390ページ) 本体を移動・保管する際の手順や注意事項について説明します。 ユーザーサポート(392ページ) 本製品に関するさまざまなサービスについて説明します。サービスは弊社、お よび弊社が認定した保守サービス会社から提供されるものです。ぜひご利用く ださい。 ONL-511-017-01-210Rg-000-04-1007 336 日常の保守 日常の保守 装置を常にベストな状態でお使いになるために、ここで説明する確認や保守を定期的に行って ください。万一、異常が見られた場合は、無理な操作をせずに保守サービス会社に保守を依頼 してください。 アップデートの確認・適用 FT8600シリーズでは、本体および周辺機器のBIOS、FW(ファームウェア)、ドライバなど のアップデート 情報を弊社Webサイトの以下 のページに掲載しています。シ ステムの安定稼 働のため、常に最新のアップデートを適用いただくことをお勧めいたします。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 重要 ⓦ 最新アップデートのダウンロードおよび適用作業は、お客様自身で実施 ください。 ⓦ 最新アップデートの適用にあたっては、万一の場合に備えて、適用前に データをバックアップされておくことをお勧めいたします。 運用・保守編 337 アラートの確認 ESMPRO/ServerManagerで監視対象サーバの状態色に異常がないこと、アラートが通報さ れていないことを常に注意するよう心がけてください。 <ESMPROでチェックする画面> ESMPRO/ServerManager アラートビューア ステータスランプの確認 本体の電源を ONにした後、およびシャットダウンをして本体の電源をOFFにする前に、本体 前面にあるランプの表示を確認してください。ランプの機能と表示の内容については「ハード ウェア編」の 141ページをご覧ください。万 一、本体の異常を示す表示が確認された場合は、 保守サービス会社に連絡して保守を依頼してください。 338 日常の保守 バックアップ 定期的に本 体のハードディス クドライブ内の大 切なデータをバ ックアップするこ とをお勧め します。最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップツールについてはお買い求 めの販売店にお問い合わせください。 ハードウェアの構成を変更したり、BIOSの 設定を変更した後は、オフライン保守ユーティリ ティの「システ ム情報の管理」機能 を使ってシステ ム情報のバッ クアップをとっ てください (126ページを参照)。 RAID システムを構築しているシステムでは、EXPRESSBUILDER を使用してRAID システム のコンフィグレーション情報をバックアップしてください。また、ハードディスクドライブの 故障による リビルドを行った 後もコンフィグレ ーション情報を バックアップする ことをお勧 めします。コンフィ グレーション情報のバ ックアップについては、第 3章「ソフトウェア 編」 EXPRESSBUILDER を参照してください。 クリーニング 装置を良い状態に保つために定期的にクリーニングしてください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない プラグを差し込んだまま取り扱わない 本体のクリーニング 本体の外観の汚れは、柔らかい乾いた布で汚れを拭き取ってください。汚れが落ちにくいとき は、次のような方法できれいになります。 重要 ⓦ シンナー、ベンジンなどの揮発性の溶剤は使わないでください。材質の いたみや変色の原因になります。 ⓦ コンセント、ケーブル、本体背面のコネクタ、本体内部は絶対に水など でぬらさないでください。 運用・保守編 339 1. 本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。 2. 本体の電源コードをコンセントから抜く。 3. 電源コードの電源プラグ部分についているほこりを乾いた布でふき取る。 4. 中性洗剤をぬるま湯または水で薄めて柔らかい布を浸し、よく絞る。 5. 汚れた部分を手順4の布で少し強めにこすって汚れを取る。 6. 真水でぬらしてよく絞った布でもう一度ふく。 7. 乾いた布でふく。 キーボード/マウスのクリーニング キーボードは本体および周辺機器を含むシステム全体の電源がOFF(POWERランプ消灯)に なっていることを確認した後、キーボードの表面を乾いた布で拭いてください。 マウスが正常に機能するためには、内部のマウスボールがスムーズに回転できる状態でなけれ ばなりません。マウスボールの汚れを防ぐためにほこりの少ない場所で使用して、定期的に次 の手順でクリーニングしてください。 1. 本体の電源がOFF(POWERランプ消灯)になっていることを確認する。 2. マウスを裏返してマウスボールカ バーを反時計回りに回して中から マウスボールを取り出す。 マウスボール マウスボールカバー 3. マウスボールを乾いた柔らかい布などでふいて、汚れを取り除く。 汚れがひどいときはぬるま湯、ま たは水で薄めた中性洗剤を少量含ませてふいてく ださい。 4. マウス内部にある3つの小さな ローラを綿棒などでふく。 汚れがひどいと きはアルコールな ど を 少量 含 ま せて ふ い て くだ さ い。 5. ローラー マウスボールをマウスの中に戻 す。 手順3、4でマウスボールやローラをぬらした場合は、十分に乾燥させてからボール を入れてください。 6. マウスボールカバーを元に戻して、時計回りに回してロックする。 340 日常の保守 ディスクのクリーニング CD-ROMなどの光デ ィスクにほこりがついて いたり、トレーにほこりがたま っていたりする とデータを正しく読み取れません。次の手順に従って定期的にトレー、ディスクのクリーニン グを行います。 1. 本体の電源がON(POWERランプ点灯)になっていることを確認する。 2. 光ディスクドライブ前面のトレーイジェクトボタンを押す。 トレーが光ディスクドライブから出てきます。 3. ディスクを軽く持ちながらトレーから取り出す。 ディスクの信号面に手が触れないよう注意してください。 重要 4. トレー上のほこりを乾いた柔らかい布でふき取る。 重要 光ディスクドライブのレンズをクリーニングしないでください。レンズが傷つ いて誤動作の原因となります。 5. トレーを軽く押してトレーを光ディスクドライブに戻す。 6. ディスクの信号面を乾いた柔らかい布でふく。 重要 ディスクは、中心から外側に向けてふいてください。クリーナをお使いになる ときは、専 用のクリ ーナであ ることを お確かめ ください。レ コード用 のスプ レー、クリーナ、ベンジン、シンナーを使用すると、ディスクの内容が読めな くなったり、装置にそのディスクをセットした結果、故障したりするおそれが あります。 テープドライブのクリーニング テープドラ イブのヘッドの汚 れはファイルのバ ックアップの失 敗やテープカート リッジの損 傷の原因と なります。定期的に 専用のクリーニン グテープを使っ てクリーニング してくださ い。クリーニングの時期やクリーニングの方法、および使用するテープカートリッジの使用期 間や寿命についてはテープドライブに添付の説明書を参照してください。 運用・保守編 341 システム診断 システム診断は装置に対して各種テストを行います。 「EXPRESSBUILDER」の「Tool menu」から「Test and diagnostics」を選択して診断して ください。 システム診断の内容 システム診断には、次の項目があります。 ⓦ 本体に取り付けられているメモリのチェック ⓦ CPUキャッシュメモリのチェック ⓦ システムとして使用されているハードディスクドライブのチェック 重要 ヒント システム診断を行う時は、必ず本体に接続しているLANケーブルを外してくだ さい。接続したままシステム診断を行うと、ネットワークに影響をおよぼすお それがあります。 ハ ードディス クドライ ブのチェ ックでは、ディ スクへの 書き込み は行いませ ん。 システム診断の起動と終了 システム診断には、本体に直接接続されたコンソール(キーボード)を使用する方法と、シ リアルポート経由で接続されている管理PCのコンソールを使用する方法(コンソールレス) があります。 それぞれの起動方法は次のとおりです。 重要 「保守ツール」では、コンソールレスでの通信方法にLANとCOMポートの2つ の方法を 記載していますが、コンソールレスでのシ ステム診断ではCOMポー トのみを使用することができます。 1. シャットダウン処理を行った後、本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセント から抜く。 2. 本体に接続しているLANケーブルをすべて取り外す。 3. 電源コードをコンセントに接続し、本体の電源をONにする。 4. 「EXPRESSBUILDER」DVDを使ってシステムを起動する。 342 システム診断 5. 本体のコンソールを使用して起動する場合は「Tool menu(Normal mode)」を、 コンソールレスで起動する場合は「Tool menu(Redirection mode)」を選択す る。 6. TOOL MENUの「Test and diagnostics」を選択する。 Test and diagnosticsの「End-User Mode」を選択してシステム診断を開始しま す。約3分で診断は終了します。 診断を終了するとディスプレイ装置の画面が次のような表示に変わります。 試験タイトル 試験ウィンドウ タイトル 試験結果 試験簡易 ウィンドウ ガイドライン 試験タイトル 診断ツールの名称およびバージョン情報を表示します。 試験ウィンドウタイトル 診断状態を表示します。試験終了時にはTest Endと表示します。 試験結果 診断開始・終了・経過時間および終了時の状態を表示します。 ガイドライン ウィンドウを操作するキーの説明を表示します。 試験簡易ウィンドウ 診断を実行した各試験の結果を表示します。カーソル行で<Enter>キーを押すと試 験の詳細を表示します。 システム診断でエラーを検出した場合は試験簡易ウィンドウの該当する試験結果が 赤く反転表示し、右側の結果に「Abnormal End」を表示します。 エラーを検出した試験にカーソルを移動し<Enter>キーを押し、試験詳細表示に出 力されたエラーメッセージを記録してお買い求めの販売店、または保守サービス会 社に連絡してください。 運用・保守編 343 7. 画面最下段の「ガイドライン」に従い<Esc>キーを押す。 以下のエンドユーザーメニューを表示します。 <Test Result> 前述の診断終了時の画面を表示します。 <Device List> 接続されているデバイス一覧情報を表示します。 <Log Info> 試験ログを表示します。試験ログを保存することができます。試験ログを 保存する場合は、FATフォーマット済みのリムーバブルメディアをセットし、 <Save(F)>を選択してください。 <Option> オプション機能が利用できます。 <Reboot> システムを再起動します。 8. 上記エンドユーザーメニューで<Reboot>を選択する。 再起動し、システムがEXPRESSBUILDERから起動します。 9. EXPRESSBUILDERを終了し、光ディスクドライブからDVDを取り出す。 10. 本体の電源をOFFにし、電源コードをコンセントから抜く。 11. 手順2.で取り外したLANケーブルを接続し直す。 12. 電源コードをコンセントに接続する。 以上でシステム診断は終了です。 344 障害時の対処 障害時の対処 「故障かな?」と思 ったときは、ここで説明する内容について確認してください。該当するこ とがらがある場合は、説明に従って正しく対処してください。 障害箇所の切り分け 万一、障害が発生した場合は、ESMPRO/ServerManagerを使って障害の発生箇所を確認し、 障害がハードウェアによるものかソフトウェアによるものかを判断します。 障害発生個所や内容の確認ができたら、故障した部品の交換やシステム復旧などの処置を行い ます。 障 害が ハ ー ドウ ェ ア 要因 に よ るも の か ソフ ト ウ ェア 要 因 によ る も のか を 判 断す る に は、 ESMPRO/ServerManagerが便利です。 サーバの障害発生箇所、 および障害内容を確認 運用・保守編 345 エラーメッセージ 本体になんらかの異常が起きるとさまざまな形でエラーを通知します。ここでは、エラーメッ セージの種類について説明します。 POST中のエラーメッセージ 本体の電源 をONにすると自動的に実行される自己 診断機能「POST」中に何らかの異常を検 出すると、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示します。また、エラーの内容に よってはビープ音でエラーが起きたことを通知します。 : System Monitoring Check ... Passed ERROR AE81: CPU1_DIMM1 with error is enabled. AE01: CPU1_DIMM1 has been disabled. AE04: CPU1_DIMM4 has been disabled. メモリの故障を示すメッセージ(例では CPU1_DIMM1とCPU1_DIMM4が故障して縮 退し、CPU1_DIMM1を強制立ち上げした場合 の表示) Press <F1> to resume, <F2> to setup 次にエラーメッセージの一覧と原因、その対処方法を示します。 重要 ヒント 保 守サービス 会社に連絡 するとき はディスプ レイの表示 やビープ 音のパター ンをメモしておいてください。アラーム表示は保守を行うときに有用な情報と なります。 POST のエラーメッセージ一覧は本体のみのものです。マザーボードに接続さ れているオプションの SCSIコントローラボード、RAIDコントローラに搭載さ れて いるBIOS のエラーメッセージ とその対処方法につい てはオプションに添 付の説明書を参照してください。 346 障害時の対処 画面に表示されるエラーメッセージ ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 8001 Real time clock error リアルタイムクロックエラー。 8002 Check date and time settings リアルタイムクロックの時刻設定に 誤りがある。 8003 System battery is dead - Replace and run SETUP システムのバッテリがない。 保守サービス会社に連絡してバッテリを 交換してください。 (交換後、SETUP を 起動して設定し直してください。 ) 8005 Previous boot incomplete - Default configuration used 前回のシステム起動時 POST が完 了しませんでした。 SETUP で設定し直してください。 8006 System configuration data cleared by Jumper. ジャンパによって SETUP の設定が クリアされた。 SETUP の設定を再度行ってください。 8007 SETUP Menu Password cleared by Jumper. ジャンパによって SETUP メニュー パスワードがクリアされました。 SETUP でパスワードを再設定してくだ さい。 8010 Graphics controller was not detected. Graphics コントローラが検出され なかった。 保守サービス会社に連絡してください。 8800 DXE_NB_ERROR Chip Set の初期化でエラーが検出 された。 8801 DXE_NO_CON_IN 8802 DXE_NO_CON_OUT Console の初期化でエラーが検出 された。 8803 PEI_DXE_CORE_NOT_FOUN D 8804 PEI_DXEIPL_NOT_FOUND 8805 DXE_ARCH_PROTOCOL_NOT _AVAILABLE 8806 PEI_RESET_NOT_AVAILAB LE 8807 DXE_RESET_NOT_AVAILAB LE 8808 DXE_FLASH_UPDATE_FAIL ED Flash ROM への書き込みが正常に 行われなかった。 8830 PEI_RECOVERY_NO_CAPSU LE Flash ROM のリカバリが正常に行 われなかった。 8831 PEI_RECOVERY_PPI_NOT_ FOUND 8832 PEI_RECOVERY_FAILED 9000 PEI_CPU_NO_MICROCODE 9001 Unsupported CPU detected on CPU #1 9002 Unsupported CPU detected on CPU #2 9021 Unsupported CPU Speed detected on CPU #1 9022 Unsupported CPU Speed detected on CPU #2 9040 PEI_CPU_SELF_TEST_FAI LED CPU の初期化でエラーが検出され た。 9060 PEI_CPU_MISMATCH CPU#1 と #2 とで異なった CPU が 搭載されている。 A001 Memory Error detected in CPU1_DIMM1 CPU1_DIMM1 でエラーを検出し た。 A002 Memory Error detected in CPU1_DIMM2 CPU1_DIMM2 でエラーを検出し た。 A003 Memory Error detected in CPU1_DIMM3 CPU1_DIMM3 でエラーを検出し た。 Flash ROM の故障が検出された。 システムの Reset が正常に行われ なかった。 未サポートの CPU 搭載を検出し た。 未サポートのクロックスピードの CPU 搭載を検出した。 SETUP を起動して、時刻や日付を設定 し直してください。設定し直しても同じ エラーが続けて起きるときは保守サービ ス会社に連絡してください。 運用・保守編 347 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 A004 Memory Error detected in CPU1_DIMM4 CPU1_DIMM4 でエラーを検出し た。 A005 Memory Error detected in CPU1_DIMM5 CPU1_DIMM5 でエラーを検出し た。 A006 Memory Error detected in CPU1_DIMM6 CPU1_DIMM6 でエラーを検出し た。 A007 Memory Error detected in CPU2_DIMM1 CPU2_DIMM1 でエラーを検出し た。 A008 Memory Error detected in CPU2_DIMM2 CPU2_DIMM2 でエラーを検出し た。 A009 Memory Error detected in CPU2_DIMM3 CPU2_DIMM3 でエラーを検出し た。 A00A Memory Error detected in CPU2_DIMM4 CPU2_DIMM4 でエラーを検出し た。 A00B Memory Error detected in CPU2_DIMM5 CPU2_DIMM5 でエラーを検出し た。 A00C Memory Error detected in CPU2_DIMM6 CPU2_DIMM6 でエラーを検出し た。 AE01 CPU1_DIMM1 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM1 が縮退している。 AE02 CPU1_DIMM2 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM2 が縮退している。 AE03 CPU1_DIMM3 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM3 が縮退している。 AE04 CPU1_DIMM4 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM4 が縮退している。 AE05 CPU1_DIMM5 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM5 が縮退している。 AE06 CPU1_DIMM6 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU1_DIMM6 が縮退している。 AE07 CPU2_DIMM1 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM1 が縮退している。 AE08 CPU2_DIMM2 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM2 が縮退している。 AE09 CPU2_DIMM3 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM3 が縮退している。 AE0A CPU2_DIMM4 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM4 が縮退している。 AE0B CPU2_DIMM5 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM5 が縮退している。 AE0C CPU2_DIMM6 has been disabled. メモリエラーを検出した。 CPU2_DIMM6 が縮退している。 AE81 CPU1_DIMM1 with error is enabled. CPU1_DIMM1 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE82 CPU1_DIMM2 with error is enabled. CPU1_DIMM2 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE83 CPU1_DIMM3 with error is enabled. CPU1_DIMM3 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE84 CPU1_DIMM4 with error is enabled. CPU1_DIMM4 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE85 CPU1_DIMM5 with error is enabled. CPU1_DIMM5 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE86 CPU1_DIMM6 with error is enabled. CPU1_DIMM6 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE87 CPU2_DIMM1 with error is enabled. CPU2_DIMM1 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE88 CPU2_DIMM2 with error is enabled. CPU2_DIMM2 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 対処方法 保守サービス会社に連絡してください。 348 障害時の対処 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 保守サービス会社に連絡してください。 AE89 CPU2_DIMM3 with error is enabled. CPU2_DIMM3 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8A CPU2_DIMM4 with error is enabled. CPU2_DIMM4 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8B CPU2_DIMM5 with error is enabled. CPU2_DIMM5 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 AE8C CPU2_DIMM6 with error is enabled. CPU2_DIMM6 を縮退したが全ての メモリが縮退中のため強制的に有効 とした。 B000 DXE_LEGACY_OPROM_NO_ SPACE オプション ROM の展開エリアがあ りません。 Boot させないボードのオプション ROM 展開を無効にしてください。 B001 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 1B PCI スロット 1B のオプション ROM の展開ができませんでした。 そのボードより Boot させない場合はそ のボードのオプション ROM の展開を無 効にしてください。. B004 Expansion ROM not initialized - PCI Slot 1C PCI スロット 1C のオプション ROM の展開ができませんでした。 B030 PCI System Error on Bus/Device/Function PCI SERR を検出した。 B040 PCI Parity Error on Bus/Device/Function PCI PERR を検出した。 C010 The error occurred during temperature sensor reading 温度センサの読み出し中にエラーを 検出した。 C011 System Temperature out of the range. 温度異常を検出した。 ファンの故障、またはファンの目詰まり が考えられます。保守サービス会社に連 絡して保守を依頼してください。 C020 The error occurred during voltage sensor reading. 電圧センサの読み出し中にエラーを 検出した。 保守サービス会社に連絡してください。 C021 System Voltage out of the range. システムの電圧に異常を検出した。 C040 SROM data read error SROM のデータリードエラー。 C041 SROM data checksm bad SROM のデータチェックサムエ ラー。 C060 SMBus device Error detected. SM Bus でエラーが検出された。 C061 1st SMBus device Error detected. 1st SM Bus でエラーが検出され た。 C062 2nd SMBus device Error detected. 2nd SM Bus でエラーが検出され た。 C063 3rd SMBus device Error detected. 3rd SM Bus でエラーが検出され た。 C064 4th SMBus device Error detected. 4th SM Bus でエラーが検出され た。 C065 5th SMBus device Error detected. 5th SM Bus でエラーが検出され た。 C066 6th SMBus device Error detected. 6th SM Bus でエラーが検出され た。 C101 BMC Memory Test Failed. BMC デバイス ( チップ ) のエラー。 C102 BMC Firmware Code Area CRC check failed. C103 BMC core hardware failure. C104 BMC IBF or OBF check failed. BMC のアドレスへのアクセスに失 敗した。 C105 BMC SEL area full. システムイベントログを書き込める 容量がない。 保守サービス会社に連絡してください。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 SETUP を起動して、「 Server 」メニュー の「 Event Log Configuration 」で、 「Clear All Error Logs」を選び、<Enter> キーを 押してログを消去してください。 運用・保守編 349 ディスプレイ上のエラーメッセージ 意 味 対処方法 C106 BMC set in progress monitoring timeout. BMC チェックを一時中断した。 C107 BMC command access failed. BMC コマンドアクセスに失敗し た。 C108 Could not redirect the console - BMC Busy - C109 Could not redirect コンソールリダイレクトができない the console - BMC Er- (BMC エラー)。 ror - C10A Could not redirect コンソールリダイレクトができない the console - BMC Pa- (BMC パラメータエラー)。 rameter Error - C10B BMC Platform Information Area corrupted. C10C BMC update firmware corrupted. C10D Internal Use Area of BMC FRU corrupted. Chassis 情報を格納した SROM の 故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C10E BMC SDR Repository empty. BMC デバイス ( チップ ) エラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C10F IPMB signal lines do not respond. SMC (Sattelite Management Controller) の故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C110 BMC FRU device failure. Chassis 情報を格納した SROM の 故障。 致命的な障害ではありませんが、一度電 源を OFF にして、起動し直してくださ い。それでも直らない場合は保守サービ ス会社に連絡してください。 C111 BMC SDR Repository failure. センサデータレコード情報を格納し た SROM の故障。 C112 BMC SEL device failure. BMC デバイス ( チップ ) の故障。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C113 BMC RAM test error. BMC RAM のエラー。 C114 BMC Fatal hardware error. BMC のエラー。 C115 Management controller not responding BMC のエラー。 RMC のファームウェアをアップロード してください。それでも直らない場合は 保守サービス会社に連絡してください。 C116 Private I2C bus not responding. プライベート I2C バスより無応答。 C117 BMC internal exception BMC のエラー。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C118 BMC A/D timeout error. BMC のエラー。 C119 SDR repository corrupt. BMC のエラーまたは SDR のデー タの破損。 C11A SEL corrupt. BMC のエラーまたはシステムイベ ントログのデータの破損。 C200 The error occurred during memory configuration check. Memory の情報が正常に取得できな かった。 C201 Memory Configuration change is detected. 前回の起動から Memory の構成に 変化があった。 前回の起動から構成が変更された場合に 表示されます。構成が変更されていない 場合に表示された場合には保守サービス 会社に連絡してください。 C202 The error occurred during CPU configuration check. CPU の情報が正常に取得できな かった。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 C203 CPU Configuration change is detected. 前回の起動から CPU の構成に変化 があった。 前回の起動から構成が変更された場合に 表示されます。構成が変更されていない 場合に表示された場合には保守サービス 会社に連絡してください。 一度電源を OFF にして、起動し直して ください。それでも直らない場合は保守 サービス会社に連絡してください。 コンソールリダイレクトができない (BMC ビジー)。 BMC デバイス ( チップ ) エラー。 350 障害時の対処 ビープ音によるエラー通知 POST中にエラーを検出しても、ディスプレイ装置の画面にエラーメッセージを表示できない 場合があります。この場合は、一連のビープ音でエラーが発生したことを通知します。エラー はビープ音のいくつかの音の組み合わせでその内容を通知します。 たとえば、ビープ音が1回、連続して3回、3回、1回の組み合わせで鳴った(ビープコード: 13-3-1)ときはメモリの容量チェック中のエラーが起きたことを示します。 次にビープコードとその意味、対処方法を示します。 ビープコード 意 味 対処方法 1-3-3-1 メモリを検出できない メモリの容量チェック中のエラー DIMM の取り付け状態を確認してください。 それでも直らない場合は保守サービス会社に 連絡して DIMM、またはマザーボードを交換 してください。 1-1 グラフィックコントローラを検出できない。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 1 POST でエラー検出された。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 3 BIOS の実行部分の読み込みができません。 もしくは、BIOS の実行部分がありません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 4 BIOS の実行部分の初期化が行えません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 7 システムのリセットが行えません。 保守サービス会社に連絡してマザーボードを 交換してください。 運用・保守編 351 仮想LCD上のエラーメッセージ リモートマネージメントエンジン 2 Webブラウザ画面上で、仮想LCDのエラーメッセージを 確認できます。上段と下段それぞれのエラーメッセージの一覧と障害内容、その対処方法を示 します。 仮想LCDについては、リモートマネージメントエンジン 2ユーザーズガイドを参照してくださ い。 LCD上段表示 BIOSメッセージ LCD下段表示 BMCメッセージ ⓦ LCD上段表示メッセージ LCD 上段表示 BIOS メッセージ 障害内容 対処方法 XX BIOS Rev XXXX POST 実行中の表示です POST が完了するまでお待ちください。 Prepare To Boot POST が完了すると表示されます。正常 に動作しています。 Boot が完了するまでお待ちください。 CPU1_DIMM C-Err CPU1 側のどれかのメモリで修復可能な エラーが発生しました。 エラーは修復されましたのでそのまま運用し てください。 CPU2_DIMM C-Err CPU2 側のどれかのメモリで修復可能な エラーが発生しました。 エラーは修復されましたのでそのまま運用し てください。 Mem Err Disable メモリの修復可能エラーが多発しました。 保守サービス会社に連絡してください。 Mem Reconfigured メモリが縮退した状態で動作しています。 PCI Bus SERR XX PCI バスの SERR が発生しました。 PCI Bus PERR XX PCI バスの PERR が発生しました。 352 障害時の対処 ⓦ LCD下段表示メッセージ LCD 下段表示 BMC メッセージ Proc1 VccpAlm XX Proc2 VccpAlm XX Proc1PVtt Alm XX Proc2PVtt Alm XX Proc1 1.5v Alm XX Proc2 1.5v Alm XX 障害内容 電圧異常を検出。 XX が 09 の場合上限異常を示す。 XX が 02 の場合下限異常を示す。 対処方法 保守サービス会社に連絡してくださ い。 警告レベルの電圧異常を検出。 XX が 07 の場合上限警告を示す。 XX が 00 の場合下限警告を示す。 BB 1.0vsb Alm XX BB 1.1v Alm XX BB 1.2vsb Alm XX BB +1.5v Alm XX BB +1.8v Alm XX BB 1.8vsb Alm XX BB +3.3v Alm XX BB 3.3vsb Alm XX BB +5.0v Alm XX BB 5vsb Alm XX BB +12v Alm XX VBAT Alm XX BB Temp1 Alm XX FP Temp Alm XX Proc1 Therm % XX Proc2 Therm % XX CPU1_DIMM1 Temp XX CPU1_DIMM2 Temp XX 温度異常を検出した。 XX が 09 の場合高温異常を示す。 XX が 02 の場合低温異常を示す。 ファンの故障またはファンの目詰ま りが考えられます。保守サービス会 社に連絡して保守を依頼してくださ い。 警告レベルの温度異常を検出した。 XX が 07 の場合高温警告を示す。 XX が 00 の場合低温警告を示す。 CPU1_DIMM3 Temp XX CPU1_DIMM4 Temp XX CPU1_DIMM5 Temp XX CPU1_DIMM6 Temp XX CPU2_DIMM1 Temp XX CPU2_DIMM2 Temp XX CPU2_DIMM3 Temp XX CPU2_DIMM4 Temp XX CPU2_DIMM5 Temp XX CPU2_DIMM6 Temp XX DUMP Request ! ダンプボタンが押された。 メモリダンプが採取し終わるまでお 待ちください。 OS shutdown Alm OS の STOP エラーが発生した。 画面に表示されたメッセージを記録 し、メモリダンプが採取し終わるま でお待ちになった後、保守サービス 会社に連絡し保守を依頼してくださ い。 Power Unit 1 Alm 電源ユニット 1 の異常が発生した。 Power Unit 2 Alm 電源ユニット 2 の異常が発生した。 電源コードが接続されているか確認 し、それでも直らない場合は、保守 サービス会社に連絡して保守を依頼 してください。 Proc Missing CPU が実装されていない。 保守サービス会社に連絡し、CPU ま たはマザーボードを交換してくださ い。 運用・保守編 353 LCD 下段表示 BMC メッセージ 障害内容 Proc1 T-Trip CPU1 の温度異常により強制電源 OFF を行った。 Proc2 T-Trip CPU2 の温度異常により強制電源 OFF を行った。 ChipSet T-Trip ChipSet の温度異常により強制電源 OFF を行った。 CPU1_DIMM U-Err CPU1 側のどれかのメモリで修復不 能エラーが発生した。 CPU2_DIMM U-Err CPU2 側のどれかのメモリで修復不 能エラーが発生した。 Processor1 IERR CPU1 の内部エラー (IERR) が発生 した。 Processor2 IERR CPU2 の内部エラー (IERR) が発生 した。 SMI timeout システム管理割り込み処理中にタイ ムアウトが発生した。 WDT timeout ウォッチドックタイマタイムアウト が発生した。 HDD 1 Fault ハードディスクドライブが縮退し た状態で動作しています(オプ ションの RAID コントローラ (MN8103-129/130) またはオン ボードの RAID コントローラ (LSI Embedded MegaRAIDTM) 使用時 のみサポート) 。 HDD 4 Fault ∼ HDD 6 Fault は 2.5 型ハードディスクドライブモデルの み。 HDD 2 Fault HDD 3 Fault HDD 4 Fault HDD 5 Fault HDD 6 Fault Sys Fan 1R Alarm Sys Fan 2R Alarm Sys Fan 3R Alarm Sys Fan 4R Alarm Sys Fan 5R Alarm Sys Fan 6R Alarm Sys Fan 7R Alarm Sys Fan 1F Alarm Sys Fan 2F Alarm Sys Fan 3F Alarm Sys Fan 4F Alarm Sys Fan 5F Alarm Sys Fan 6F Alarm Sys Fan 7F Alarm ファンアラームを検出した。 対処方法 保守サービス会社に連絡してくださ い。 ファンの故障またはファンの目詰ま りが考えられます。保守サービス会 社に連絡して保守を依頼してくださ い。 354 障害時の対処 Windowsのエラーメッセージ Windowsオペレー ティングシステムの起 動後に致命的なエラー(STOPエラー やシステムエ ラー)が起きるとディスプレイ装置の画面がブルーに変わり、エラーに関する詳細なメッセー ジが表示されます。 *** STOP: 0x0000000A (0x00000074, 0x00000002, 0x00000001, 0x80108E7A) IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL*** Address 80108E7A has base at 8010000 _ ntoskrnl.exe 画面に表示されたメッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。 また、このエラーが起きると自動的にメモリダンプを実行し任意のディレクトリにメモリダン プのデータを保存します(「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」 (107ページを参照) )。の ちほど保守 サービス会社の保 守員からこのデー タを提供してい ただくよう依頼さ れる場合が あります。MOやDATなどのメディアにファイルをコピーしての保守員に渡せるよう準備して おいてください。 重要 STOPエラーやシステムエラーが発生しシステムを再起動したとき、仮想メモ リが不足していることを示すメッセージが表示されることがありますが、その まま起動してください。 チェック このファイルをメディアにコピーする前に、イベントビューアを起動して、シ ステムイベ ントログでSave Dumpのイベ ントログが記録され 、メモリダンプ が保存されたことを確認してください。 このほかにもディスクやネットワーク、プリンタなど内蔵デバイスや周辺機器にエラーが起き た場合にも警告メッセージが表示されます。メッセージを記録して保守サービス会社に連絡し てください。 サーバ管理アプリケーションからのエラーメッセージ ESMPRO/ServerAgentや ESMPRO/ServerManager、RAIDシステム管理ユー ティリティな どの管理ツールを本装置や管理 PCへインストールしておくと、何らかの障害が起きたときに 管理PCや本体に接続しているディスプレイ装置から障害の内容を知ることができます。 各種アプリケーションのインストールや運用方法についてはソフトウェア編、またはオンライ ンドキュメントを参照してください。 ESMPROを使ったシステム構築や各種設定の詳細につい てはオンラインヘルプで詳しく説明 されています。 運用・保守編 355 トラブルシューティング 正常に動作しない場合は、修理に出す前に次のチェックリストの内容に従って本装置をチェッ クし てください。リスト にある症状に 当てはまる項目 があるときは、そ の後の確認、処理に 従ってください。 それでも正常に動作しない場合は、ディスプレイ装置の画面に表示されたメッセージを記録し てから、保守サービス会社に連絡してください。 本体について [?]電源がONにならない □ 電源が本体に正しく供給されていますか? → 電源コードが本体の電源規格に合ったコンセント(またはUPS)に接続され ていることを確認してください。 → 本体に添付の電源コードを使用してください。また、電源コードの被覆が破 れていたり、プラグ部分が折れていたりしていないことを確認してください。 → 接続したコンセントのブレーカがONになっていることを確認してください。 → UPSに接続している場合は、UPSの電源がONになっていること、およびUPS から電力が出力されていることを確認してください。詳しくはUPSに添付の 説明書を参照してください。 また、BIOSセットアップユーティリティでUPSとの電源連動機能の設定がで きます。 □ POWERスイッチを押しましたか? → 本体前面にあるPOWERスイッチを押して電源をON(POWERランプ点灯)に してください。 [?]電源がOFFにならない □ POWERスイッチの抑止機能を有効にしていませんか? → いったんシステムを再起動して、BIOSセットアップユーティリティを起動し てください。 <確認するメニュー :「Security」→「Power Switch Inhibit」> [?]POSTが終わらない □ メモリが正しく搭載されていますか? → メモリが正しく搭載されているか確認してください。 □ 大容量のメモリを搭載していますか? → 搭載しているメモリサイズによってはメモリチェックで時間がかかる場合が あります。しばらくお待ちください。 356 障害時の対処 □ システムの起動直後にキーボードやマウスを操作していませんか? → 起動直後にキーボードやマウスを操作すると、POSTは誤ってキーボードコン トローラの異常を検出し、処理を停止してしまうことがあります。そのとき はもう一度、起動し直してください。また、再起動直後は、BIOSの起動メッ セージなどが表示されるまでキーボードやマウスを使って操作しないよう注 意してください。 □ 本装置で使用できるメモリ・PCIデバイスを搭載していますか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 [?]内蔵デバイスや外付けデバイスにアクセスできない(または正しく動作しない) □ ケーブルは正しく接続されていますか? → インタフェースケーブルや電源ケーブル(コード)が確実に接続されている ことを確認してください。また接続順序が正しいかどうか確認してください。 □ 電源ONの順番を間違っていませんか? → 外付けデバイスを接続している場合は、外付けデバイス、本体の順に電源を ONにします。 □ ドライバをインストールしていますか? → 接続したオプションのデバイスによっては専用のデバイスドライバが必要な ものがあります。デバイスに添付の説明書を参照してドライバをインストー ルしてください。 □ オプションボードの設定を間違えていませんか? → PCIデバイスについては通常、特に設定を変更する必要はありませんが、ボー ドによっては特別な設定が必要なものもあります。詳しくはボードに添付の 説明書を参照して正しく設定してください。 → シリアルポートやパラレルポート、USBポートに接続しているデバイスにつ いては、I/Oポートアドレスや動作モードの設定が必要なものもあります。デ バイスに添付の説明書を参照して正しく設定してください。 [?]キーボードやマウスが正しく機能しない □ ケーブルは正しく接続されていますか? → 本体背面や前面にあるコネクタに正しく接続されていることを確認してくだ さい。 → 本体の電源がONになっている間に接続すると正しく機能しません(USBデバ イスを除く)。いったん本体の電源をOFFにしてから正しく接続してください。 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでキーボードの機能を変更することができ ます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認してください。 □ ドライバをインストールしていますか? → 使用しているOSに添付の説明書を参照してキーボードやマウスのドライバが インストールされていることを確認してください(これらはOSのインストー ルの際に標準でインストールされます)。また、OSによってはキーボードやマ ウスの設定を変更できる場合があります。使用しているOSに添付の説明書を 参照して正しく設定されているかどうか確認してください。 運用・保守編 357 [?]CD-ROMなどの光磁気ディスクにアクセスできない・正しく再生できない □ 光ディスクドライブのトレーに確実にセットしていますか? → トレーにはディスクを保持するホルダーがあります。ホルダーで確実に保持 されていることを確認してください。 □ 本装置で使用できるディスクですか? → CD規格に準拠しない「コピーガード付きCD」などのディスクにつきまして は、CD再生機器における再生の保証はいたしかねます。 → Macintosh専用のディスクは使用できません。 [?]ハードディスクドライブにアクセスできない □ 本体で使用できるハードディスクドライブですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ ハードディスクドライブは正しく取り付けられていますか? → ハードディスクドライブの取り付け状態やケーブルの接続状態を確認してく ださい。 [?]SCSI機器(内蔵・外付け)にアクセスできない □ 本体で使用できるSCSI機器ですか? → 弊社が指定する機器以外は動作の保証はできません。 □ SCSIコントローラの設定を間違えていませんか? → オプションのSCSIコントローラボードを搭載し、SCSI機器を接続している場 合は、SCSIコントローラボードが持つBIOSセットアップユーティリティで正 しく設定してください。詳しくはSCSIコントローラボードに添付の説明書を 参照してください。 □ SCSI機器の設定を間違えていませんか? → 外付けSCSI機器を接続している場合は、SCSI IDや終端抵抗などの設定が必要 です。詳しくはSCSI機器に添付の説明書を参照してください。 [?]OSを起動できない □ PCIカードにディスクアレイ装置が接続されていますか? → BIOS SetupのBootメニューのHDD Drive BBS Prioritiesでブートデバイスの 設定変更を行ってください。 □ 「EXPRESSBUILDER」DVDをセットしていませんか? → 「EXPRESSBUILDER」DVDを取り出して再起動してください。 [?]ネットワーク上で認識されない □ ケーブルを接続していますか? → 本体背面にあるネットワークポートに確実に接続してください。また、使用 するケーブルがネットワークインタフェースの規格に準拠したものであるこ とを確認してください。 358 障害時の対処 □ BIOSの設定を間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティで内蔵のネットワークコントローラを無効 にすることができます。BIOSセットアップユーティリティで設定を確認して ください。 □ プロトコルやサービスのセットアップを済ませていますか? → 本体ネットワークコントローラ用のネットワークドライバをインストールし てください。また、TCP/IPなどのプロトコルのセットアップや各種サービス が確実に設定されていることを確認してください。 Windowsについて [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008/Windows Server 2003の システム起動時に、システムイベントログに次のような内容の警告が記録される場合が ある イベントID : ソース : 種類 : 分類 : 説明 : 11 iANSMiniport 警告 なし 次のアダプタリンクは接続されていません。 Intel(R) ∼ イベントID : ソース : 種類 : 分類 : 説明 : 13 iANSMiniport 警告 なし Intel(R) ∼ がチームで無効化されました。 イベントID : ソース : 種類 : 分類 : 説明 : 16 iANSMiniport 警告 なし [チーム名]、最後のアダプタはリンクを失いました。ネットワークの接続 が失われました。 イベントID : ソース : 種類 : 分類 : 説明 : 22 iANSMiniport 警告 なし プライマリアダプタはプローブを検出しませんでした。Intel(R) ∼ 原因でチームが分割されている可能性があります。 → ネットワークアダプタでチームを設定した場合、システム起動時に上記のイ ベントログが記録されますが、LAN ドライバの動作上問題ありません。 運用・保守編 359 [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のシステム起動時、次のよう な内容の警告がシステムイベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 27 e1qexpress 警告 Intel(R) 82576 Gigabit Dual Port Network Connec... Network link has been disconnected. システム起動時またはシステムのアップデート適用時に記録される場合、シ ステム動作上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008のインストール時、システム のアップデート時に以下のような警告がアプリケーションイベントログに記録される場 合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 63 WMI 警告 'プロバイダNcs2 は LocalSystem アカウントを使うために Windows Management Instrumentation 名前空 間Root¥IntelNCS2 に登 録さ れ ました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー要求を 正しく偽装しない場合はセキュリティ違反が起こる可能性があります。 システム運用上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなシステムイベン トログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 134 Microsoft-Windows-Time-Service 警告 '' でのDNS 解決エラーのため、NtpClient でタイムソースとして使う手 動ピアを設定できませんでした。3473457 分後に再試行し、それ以降 は2倍の間隔で再試行します。 システム運用上問題ありません。 [?]Windows Server 2008 R2 のインストールを行うと、以下のようなアプリケーショ ンイベントログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → 1534 Microsoft-Windows-User Profiles Service 警告 コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の イベントCreate のプロファイル通知は失敗しました。 システム運用上問題ありません。 イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : : : : : 1015 Microsoft-Windows-Security-SPP 警告 HRESULT の詳細情報。 返された hr = 0xC004F022、元の hr = 0x80049E00 ライセンス認証後に登録されていなければ、システム運用上問題ありません。 360 障害時の対処 [?]Windows Server 2008 R2の運用中、iSCSIを認識している状態でOSを再起動した 場合、次のような警告がシステムイベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1 iScsiPrt エラー イニシエーターはターゲットへの接続に失敗しました。ダンプ データ にターゲットIPアドレスとTCPポート番号が示されています。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/976072/ja [?]Windows Server 2008 R2の運用中、書き込み禁止ボリュームを有するサーバへ シャドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベント ログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 8193 VSS エラー ボリューム シャドウ コピー サービス エラー : ルーチン IOCTL_DISK_GET_DRIVE_LAYOUT_EX(¥¥?¥mpio#disk&ven_nec &prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&303030303030 303031303030303032383030304636#{ GUID })- BuildLunInfo ForDrive の呼び出し中に予期しないエラーが発生しました。 hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 12289 VSS エラー 予期しないエラー DeviceIoControl(¥¥?¥storage#volume#_??_mpio#disk&ven_nec& prod_istorage_1000&rev_1000#1&7f6ac24&0&3030303030303 03031303030303032383030304636#{ GUID}#0000000000007 e00#{ GUID }-00000000000002B8, x00560000, 0000000000000000,0,00000000004866D0,4096,[0]) です。 hr = 0x80070013, このメディアは書き込み禁止になっています。 → 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/2003016/ja [?]Windows Server 2008 R2の運用中、フロッピードライブを有するサーバへシャ ドーコピーインポートを行った場合、次のような警告がアプリケーションイベントログ に記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 12289 VSS エラー ボリューム シャドウ コピー サービス エラー:予期しないエラー DeviceIoControl(¥¥?¥fdc#generic_floppy_drive#6&6a032c4&0&0 #{ GUID }-00000000000002B0,0x00560000, 0000000000000000,0,00000000001EC0E0,4096,[0]) です。 hr = 0x80070001, ファンクションが間違っています。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/2003968/ja 運用・保守編 361 [?]Windows Server 2008 R2のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステム イベントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1004 IPMIDRV 警告 IPMI デバイス ドライバーは、通常の動作状態で IPMI BMC デバイス と通信しようとしましたが、タイムアウトしたために通信に失敗しま した。 IPMI デバイス ドライバーに関連付けられたタイムアウト時間は長く することができます。 上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。 [?]Windows Server 2008 R2 環境で「システムのアップデート」を実行すると、 シャットダウン時に以下のメッセージが一瞬表示されることがある [表示メッセージ] 1個のプログラムが閉じられていません: (待機中) Task Host Window → システムの運用上問題はありません。 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照してください。 http://support.microsoft.com/kb/975777/ja-jp [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなシステムイベントロ グが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 5 storflt 警告 The Virtual Storage Filter Driver is disabled through the registry. It is inactive for all disk drives. イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 134 Microsoft-Windows-Time-Service 警告 'time.windows.com,0x9' での DNS 解決エラーのため、NtpClient でタ イム ソースとして使う手動ピアを設定できませんでした。 15 分後に再試行し、それ以降は再試行間隔を 2 倍にします。 エラー : Hote inconnu. (0x80072AF9) イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 263 PlugPlayManager 警告 サービス 'ShellHWDetection' は停止する前に、デバイス イベント通知 の登録解除を行っていない可能性があります。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 7000 Service Control Manager エラー Parallel port driver サービスを、次のエラーが原因で開始できませんで した: '指定されたサービスは無効であるか、または有効なデバイスが関 連付けられていないため、開始できません。 362 障害時の対処 イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 15016 Microsoft-Windows-HttpEvent エラー サーバー側認証用のセキュリティ パッケージ Kerberos を初期化でき ません。データ フィールドにはエラー番号が格納されています。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、以下のようなアプリケーションイ ベントログが登録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 63 Microsoft-Windows-WMI 警告 プロバイダ Ncs2 は LocalSystem アカウントを使うためにWindows Management Instrumentation 名前空間 Root¥IntelNCS2 に登録され ました。このアカ ウントには 特権があり、プロ バイダがユー ザー要求 を正しく偽装 しない場合はセ キュリティ違反 が起こる可能性 がありま す。 プロバイダ IntelEthernetDiag は LocalSystem アカウントを使うため にWindows Management Instrumentation 名前空間 Root¥CIMv2 に 登録されまし た。このアカウ ントには特権 があり、プロバイ ダがユー ザー要求を正 しく偽装しない 場合はセキュリ ティ違反が起こ る可能性 があります。 プロバイダ WmiPerfClass は LocalSystem アカウントを使うために Windows Management Instrumentation 名 前 空 間 root¥cimv2 に 登 録されました。このアカウントには特権があり、プロバイダがユーザー 要求を正しく 偽装しない場合 はセキュリティ 違反が起こる可 能性があ ります。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 1020 EvntAgnt エラー レジストリパラメータの処理中にエラーが発生しました。 拡張エージェントは終了中です。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 1054 Security-Licensing-SLC 警告 コンポーネントエラーです。hr=0x80049E00, [4, 3] イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 2019 EvntAgnt エラー SNMP Event Log Extension Agentが正しく初期化されませんでし た。 イベント ID ソース 種類 説明 : : : : 3001 EvntAgnt 警告 ログファイルは末尾に配置されませんでした。 運用・保守編 363 イベント ID ソース 種類 説明 → 3003 EvntAgnt 警告 ログファイルの終わりの配置エラー 一 番 古 いロ グ レ コ ー ド を取 得 で き ま せ ん。指 定さ れ た ハ ン ド ルは 17891340です。 GetOldestEventLogRecordからのリターンコードは223です。 システム運用上、問題ありません。 イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : : : : : 1500 SNMP エラー レジストリキー SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥SNMP¥Parameters¥Permi ttedManagers をアクセス していると きにSNMP サービス はエラーを 検出しました。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント ログに記録される場合がある イベント ID ソース 説明 → : 10 : VDS 動的なプロバイダ : ドライバからの通知を格納するが、プロバイダに失敗しました。 仮想ディスク サービスを再起動する必要があります。hr = 80042505 詳細については次のMicrosoft 社のWeb サイトを参照ください。 http://support.microsoft.com/kb/948275/ja [?]Windows Server 2008のインストールを行うと、次のイベントがシステムイベント ログに記録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → Microsoft-Windows-Security-Licensing-SLC 警告 1021 SLUINotify サービスを開始できませんでした。hr=0x80070424 ライセンス認証画面より、ライセンス認証を行ってください。 ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : : : : : Microsoft-Windows-User Profiles Service 警告 1534 コンポーネント {56EA1054-1959-467f-BE3B-A2A787C4B6EA} の イベント Create のプロファイル通知は失敗しました。 エラー コードは -2147023591 です。 ログオン時一度登録される場合がありますが、システム運用上問題ありません。 364 障害時の対処 [?]Windows Server 2008 のシステム使用時に、次のような内容の警告がシステムイベ ントログに記録される場合がある イベント ID ソース 種類 説明 → : : : : 1004 IPMIDRV 警告 IPMI デバイス ドライバーは、通常の動作状態で IPMI BMC デバイス と通信しよう としましたが、タ イムアウトした ために通信に 失敗しま した。 IPMI デバイス ドライ バーに関 連付けられ たタイム アウト時間 は長く することができます。 上記イベントログが記録されることがありますが、通常は、IPMIコマンドの リトライ処理が行われるため、運用上の支障はありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : LoadPerf エラー 3009 サービス C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini (C:¥WINDOWS¥syswow64¥ipsecprf.ini) の パフ ォ ーマ ン ス カウ ン タの文字列をインストー ルできませんでした。エラー コードはデータ セクションの最初の DWORD です。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : DCOM エラー 10016 コンピュータ既定 権限の設定では、CLSID {555F3418-D99E-4E51800A-6E89CFD8B1D7} をもつ COM サーバーアプリケーションに対 す る ロ ー カ ル ア ク テ ィ ブ 化 ア ク セ ス 許 可 を ユ ー ザ ー NT AUTHORITY¥LOCAL SERVICE SID (S-1-5-19) に与えることはでき ません。このセキュリティのアクセス許可は、コンポ ーネント サービ ス管理ツールを使って変更できます。 システム運用上、問題ありません。 運用・保守編 365 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : WinMgmt 警告 5603 プロバイダRsop Planning Mode ProviderはWMI名前空間 root¥RSOPに登録されましたが、HostingModel プロパティが指定さ れませんでした。このプロバイダは LocalSystem アカウントで実行さ れます。この アカウント には特権があ り、プロバイダが ユーザー要求 を正しく 偽装しない場合 はセキュリティ 違反が起こる 可能性がありま す。プ ロバ イダ のセ キュ リテ ィの 動 作を 確認 し、プロ バイ ダ登 録の HostingModel プロパティを、必要な機能が実行可能な最小限の権限を 持つアカウントに更新してください。 システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 : : : : WinMgmt 警告 63 プロバイダ HiPerfCooker_v1 は LocalSystem アカウントを使うため にWMI 名前空間 Root¥WMI に登録されました。このアカウントには 特権があ り、プロバイダが ユーザー要求 を正しく偽装し ない場合はセ キュリティ違反が起こる可能性があります。 : プロバイダ WMIProv は LocalSystem アカウントを使うためにWMI 名前空間 Root¥WMI に登録されました。このアカウントには特権があ り、プロ バイ ダが ユー ザー 要求 を正 しく 偽装 しな い場 合は セキ ュリ ティ違反が起こる可能性があります。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windows Server 2003 R2, x64 Editionsのインストールを行うと、以下のような イベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : Service Control Manager エラー 7011 Dfs サービスからのトランザクション応答の待機中にタイムアウト (30000 ミリ秒) になりました。 再起動後にこのイベントが登録されていない場合、問題ありません。 366 障害時の対処 [?]Windows Server 2003/Windows Server 2003 R2, x64 EditionsでIntel(R) PROSetをインストール時にアプリケーションログに次のような警告が記録される場 合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : WinMgmt 警告 5603 プロバイダNcs2 はWMI 名前空間RootHostingModel プロパティを指 定しませんでした。このプロバイダは、LocalSystemアカウントを使っ て実行されま す。このアカウ ントは特権を 与えられてい るため、プロ バイダが正し くユーザー要 求を偽装できな い場合、セキュリ ティ違反 を起こす可能性があります。 システム運用上問題ありません。 [?]Windowsの動作が不安定 □ システムのアップデートを行いましたか? → OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作 が不安定になることがあります。 システムのアップデート手順は、「EXPRESSBUILDER」DVDに格納されてい る各OSのインストレーションサプリメントガイドを参照してください。 [?]Windows Server 2003 サービスパックを適用後、Windows Server 2003 R2 DISC 2をインストールした → サービスパックを再適用してください。なお、Windows Server 2003 R2 DISC 2をインストール後に一度でもサービスパックを適用している場合は、 サービスパックを再適用する必要はありません。 * インストール時の適用順序が不明な場合は、サービスパック再適用を推奨 します。 [?]Windows Server 2003 R2の運用中、以下のようなイベントログが登録される場合がある ソース 種類 イベント ID 説明 → : : : : IPMIDRV エラー 1001 IPMIデバイス ドライバは、IPMI BMCデバイスがシステムでサポート されているかどうか判断しようとしました。このドライバは、SMBIOS のType38 レ コードを検索できること で IPMI BMCを検出しようとし ましたが、レコードが見つからないか、レコードにデ バイス ドライバ のバージョンとの互換性がありませんでした。SMBIOSのType 38 レ コードが見つかっている場合は、イベン トのDump Dateフィールドに このレコードがバイナリ表示されます。 Windows Server 2003 R2において提供されている「ハードウェアの管理」 を利用している場合、上記のイベントログが登録されます。 詳細な内容については、下記の「Windows Server 2003 R2で提供される 「ハードウェアの管理」利用の手引き」を参照してください。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 運用・保守編 367 [?]以下のメッセージが表示されログインできなくなった Windows 製品のライセンス認証 続行する前にWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 手続きが完了するまでログオンすることはできません。 今すぐ手続きを実行しますか? コンピュータをシャットダウンするには[キャンセル]をクリックしてく ださい。 はい (Y) いいえ (N) キャンセル □ Windows製品のライセンス認証手続きを完了していますか? → Windows Server 2003では、Windows製品のライセンス認証手続きを完 了 しないまま使用していると、上記のメッセージが表示されます。[はい]を選ん でWindowsのライセンス認証の手続きを実行してください。 [?]Windows Server 2003の運用中、イベントビューアに下記内容のEvntAgntの警告 が登録される場合がある イベントID: 1003 説明: TraceFileNameパラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース ファイルは です。 イベント ID: 1015 説明: TraceLevel パラメータがレジストリにありません。 使用した既定のトレース レベルは32です。 → システム運用上、問題ありません。 [?]Windowsのインストールを正しくできない □ インストール時の注意事項を確認していますか? → Windows Server 2003は83ページ(またはオンラインドキュメント)を参照 してください。 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに次のような内容の警 告が記録される ページング操作中にデバイス ¥Device¥CdRom0上でエラーが検出されました。 → システムの運用上、問題ありません。 [?]Windowsのインストール中、テキストベースのセットアップ画面で、文字化けした メッセージが表示され、インストールが続行できない □ 複数のハードディスクドライブを接続したり、RAIDコントローラ配下に複数の論 理ドライブを作成してインストールを行っていませんか? → OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ ブをいったん取り外した状態でインストールを行ってください。 → RAIDコントローラ配下のディスクにインストールする場合は、論理ドライブ を複数作成せず、1つだけ作成してインストールを行ってください。複数の論 理ドライブを作成する場合は、インストール完了後、RAIDシステムのコン フィグレーションユーティリティを使用して追加作成してください。 368 障害時の対処 [?]Windowsのインストール中、イベントビューアのシステムログに以下のログが出力さ れる サーバはトランスポート¥Device¥NetBT_Tcpip_{.....}にバインドできませんでした。 トランスポートが初期アドレスのオープンを拒否したため、初期化に失敗しました。 ネットワークの別のコンピュータが同じ名前を使用しているため、サーバーはトランスポート ¥Device¥NetbiosSmbにバインドできませんでした。サーバーを起動できませんでした。 → ネットワークドライバの更新時に発生します。システムの運用上、問題あり ません。 [?]Windowsのインストール後にデバイス マネージャで日本語106/109 キーボードが英 語101/102 キーボードと認識される → デバイス マネージャでは英語101/102キーボードと認識されていますが、 キーボードの入力は日本語106/109キーボードの配列で行うことができます。 日本語106/109キーボードに変更したいときは、以下の手順で変更してくだ さい。 (1) [スタートメニュー ]から[設定]を選択し、[コントロールパネル]を起動する。 (2) [管理ツール]内の[コンピュータの管理]を起動し、[デバイスマネージャ ]をク リックする。 (3) [キーボード]をクリックし、以下のプロパティを開く。 101/102英語キーボードまたは、Microsoft Natural PS/2キーボード (4) [ドライバ]タブの[ドライバの更新]をクリックし、[このデバイスの既知のドラ イバを表示してその一覧から選択する]を選択する。 (5) 「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」を選択し、日本語 PS/2 キーボード(106/109キー)を選択して[次へ]をクリックする。 (6) ウィザードに従ってドライバを更新してコンピュータを再起動する。 (7) 以下のメッセージが表示された場合は、[はい]をクリックして操作を続行する。 [?]Windowsの動作が不安定 □ システムのアップデートを行いましたか? → OSをインストールした後にネットワークドライバをインストールすると動作 が不安定になることがあります。106ページを参照してシステムをアップデー トしてください。 [?]STOPエラーが発生した時、 「自動的に再起動する」の設定で、設定どおりに動作しない → 障害発生時に「自動的に再起動する」の設定にかかわらず、自動的に再起動 する場合や再起動しない場合があります。再起動しない場合は、手動で再起 動してください。また、この現象発生時に画面に青い縦線が入るなど、画面 が乱れる場合があります。 運用・保守編 369 [?]ブルー画面(STOPエラー画面)で電源OFFができない → ブルー画面で電源をOFFにする時は、強制電源OFF(POWERスイッチを4秒間 押し続ける)を行ってください。一度押しでは電源はOFFになりません。 [?]バックアップツールからシステムをリストア後、動作がおかしい → EXPRESSBUILDERを使ってシステムをアップデートしてください(106ペー ジ参照) 。 [?]Telnetサービスがインストールされていない → コンピュータ名を14文字以下にして、<Telnetサービスのインストール手順> に従ってTelnetサービスをインストールしてください。 <Telnetサービスのインストール手順> (1) スタートメニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックする。 (2) [名前]ボックスに「tlntsvr /service」と入力し、[OK]をクリックする。 (3) スタートメニューから [コントロールパネル]-[管理ツール ]-[サービス ]を開き、 サービスの一覧にTelnetサービスが登録されていることを確認する。 * Telnetサ ービスのインストール 後は、コンピュータ名を 15文字以上に設定して も問題ありません。 [?]/3GBスイッチ使用時、OSが起動しない → /3GBスイッチ使用時、OSが起動しなくなる場合があります。 その場合は以下のURLを参照し、/uservaスイッチを使用してユーザーモード の領域を適切な値に調整してください。 http://support.microsoft.com/kb/316739/ja [?]システム時刻がずれる → NTP(Network Time Protocol)サーバなど時刻を調整するサーバを利用しない 場合、実時刻に対してシステム時刻がずれることがあります。この場合は、 NTPサーバを利用するか、Windows Timeサービスを無効に設定してくださ い。 370 障害時の対処 EXPRESSBUILDERについて 「EXPRESSBUILDER」DVDから起動できない場合は、次の点について確認してください。 □ POSTの実行中に「EXPRESSBUILDER」DVDをセットし、再起動しましたか? → POSTを実行中に「EXPRESSBUILDER」DVDをセットし、再起動しないと エラーメッセージが表示されたり、OSが起動したりします。 □ BIOSのセットアップを間違えていませんか? → BIOSセットアップユーティリティでブートデバイスの起動順序を設定するこ とができます。BIOSセットアップユーティリティで光ディスクドライブが最 初に起動するよう順序を変更してください。 <確認するメニュー :「Boot」> □ 未フォーマット状態のFlash FDD、又はFDを接続していませんか? → 接続されているFlash FDD、又はFDがWindowsからフォーマット済みと認識 されることを確認してください。未フォーマット状態の場合はフォーマット してください。 □ Boot selection画面で『Os installation***default***』を選択した場合に以下のよ うなメッセージが表示されます。 メッセージを記録して保守サービス会社に連絡してください。 メッセージ 原因 EXPRESSBUILDER は、このコンピュータを動作対象としていません。 正しいバージョンをセットして「OK」ボタンを押してください。 EXPRESSBUILDER の対象マシンで はありません。 対象マシンで実行してください。 (「OK」ボタンを押すと再起動します) マザーボード上のハードウェアに関する情報を取得できませんでした。 対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。 (「OK」ボタンを押すと再起動します) マザーボード交換時など、 EXPRESSBUILDER が装置固有情報 を見つけられない場合に表示されま す。 マザーボード上のハードウェアに関する情報が不正です。 対象外の機種、またはマザーボードが故障している可能性があります。 ( マザーボード交換直後にこのエラーが出たときは、 「Maintenance Utillity」を使ってハードウェアの情報を正しく設定してください )。 □ Windows用OEM-Disk が作成できない場合、以下のようなメッセージが表示され ます。 メッセージの内容を確認して、原因にある対処を行ってください。 メッセージ 原因 フォーマットに失敗しました 書き込み禁止になっているか、フロッピーディスクが破損している可能 性があります。 フロッピーディスクを確認し、再度 OEM-Disk の作成を実行してくださ ファイルの削除に失敗しました 書き込み禁止になっていないかなど、メディアの状態を確認してくださ い。 Flash FDD もしくはフロッピーディ スクが書き込み禁止になっています。 書き込み禁止を解除してください。 フロッピーディスクをご使用の場合 で、書き込み禁止になっていない場 合、フロッピーディスクドライブを 接続しなおしてください。 運用・保守編 371 シームレスセットアップについて [?]ドメインに参加するように設定したのに、ワークグループでインストールされている → LANケーブルが接続されていなかった場合、ドメイン参加設定ではなく、 ワークグループ設定でインストールされます。OS起動後に、ドメイン参加を 行ってください。 [?]シームレスセットアップ中、外付けハードディスクドライブの中身が消去された □ OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライブを 接続していませんか? → OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライ ブを取り外し、シームレスセットアップを行ってください。 [?]ネットワークの接続名が『Local Area Connection』になっている → シームレスセットアップの仕様です。 ネットワーク接続名を変更する場合は、シームレスセットアップ完了後に実 施してください。 [?]HDDの先頭に未使用領域がある □ インストールしたOSはWindows Server 2003ですか? → Windows Server 2003 でシームレスセットアップを実行した場合、HDDの先 頭8MBが未使用領域となる場合がありますが、システム運用上、問題ありま せん。 [?]プロダクトキーを入力するタイミングがない □ Windows Server 2008 の場合 → バックアップDVD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの 入力は必要ありません。バックアップDVD-ROM以外のOS DVD-ROMを使用 している場合は、プロダクトキーの入力画面が、 “OSセットアップ中”および “OSインストール後に表示される[マイクロソフトソフトウェアライセンス条 項]前”に2回表示されますのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力し てください。 □ Windows Server 2003 の場合 → バックアップCD-ROMを使用してインストールする場合、プロダクトキーの 入力は必要ありません。バックアップCD-ROM以外のOS CD-ROMを使用し ている場合は、プロダクトキーの入力画面がOSセットアップ中に表示されま すのでメッセージに従ってプロダクトキーを入力してください。 372 障害時の対処 [?]Windows Server 2008をシームレスセットアップでIISをインストールした場合、以 下の機能がインストールされている □ Windows プロセスアクティブ化サービス − プロセスモデル − 構成API □ リモートサーバ管理ツール − 役割管理ツール − Webサーバ(IIS)ツール → IISの基本機能をインストールする場合は、上記の機能をインストールする必 要があるため、有効になります。 運用・保守編 373 オートランで起動するメニューについて [?]オンラインドキュメントが読めない □ Adobe Readerが正しくインストールされていますか? → オンラインドキュメントの文書の一部は、PDFファイル形式で提供されてい ます。あらかじめAdobe Readerをインストールしておいてください。 □ 使用しているOSは、Windows XP SP2ですか? → SP2にてオンラインドキュメントを表示しようとすると、ブラウザ上に以下 のような情報バーが表示されることがあります。 「セキュリティ保護のため、コンピュータにアクセスできるアクティブコンテ ンツは表示されないよう、Internet Explorerで制限されています。オプション を表示するには、ここをクリックしてください...」 この場合以下の手順にてドキュメントを表示させてください。 (1) 情報バーをクリックする。 ショートカットメニューが現れます。 (2) ショートカットメニューから、 「ブロックされているコンテンツを許可」を選 択する。 「セキュリティの警告」ダイアログボックスが表示されます。 (3) ダイアログボックスにて「はい」を選択する。 [?]メニューが表示されない □ ご使用のOSは、Windows XP以降、またはWindows Server 2003以降ですか? → 本プログラムは、Windows XP以降またはWindows Server 2003以降のオペ レーティングシステムにて動作させてください。 → Windows 2000の場合は、あらかじめIE6.0をインストールしてください。 → Windows Server 2008 Server Coreインストール環境には対応していませ ん。 □ <Shift>キーを押していませんか? → <Shift>キーを押しながらディスクをセットすると、オートラン機能がキャン セルされます。 □ OSの状態は問題ありませんか? → レジストリ設定やディスクをセットするタイミングによっては、メニューが 起動しない場合があります。そのような場合は、エクスプローラから「マイ コンピュータ」を選択し、セットしたDVDドライブのアイコンをダブルク リックしてください。 [?]メニュー項目がグレイアウトされている □ ご使用の環境は正しいですか? → 実行するソフトウェアによっては、管理者権限が必要だったり、本装置上で 動作することが必要だったりします。適切な環境にて実行するようにしてく ださい。 374 障害時の対処 [?]メニューが英語で表示される □ ご使用の環境は正しいですか? → オペレーティングシステムが英語バージョンの場合、メニューは英語で表示 されます。日本語メニューを起動させたい場合は、日本語バージョンのオペ レーティングシステムにて動作させてください。 ExpressPicnicについて [?]ExpressPicnicが起動できない → ExpressPicnic は、「Microsoft® HTML Application host」で実行する必要が あります。起動しない場合は、下記の手順で 「Microsoft ® HTML Application host」の関連付けを行ってください。 (1) Windowsのスタートメニューから[ファイル名を指定して実行]を選択す る。 (2) %windir%¥system32¥mshta.exe /register と入力する。 ESMPROについて ESMPRO/ServerAgentについて → 添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerAgentインストレーションガイド」でトラブルの回避方法 やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 ESMPRO/ServerManagerについて → 添付の「EXPRESSBUILDER」DVD内のオンラインドキュメント 「ESMPRO/ServerManagerインストレーションガイド」でトラブルの回避方 法やその他の補足説明が記載されています。参照してください。 運用・保守編 375 RAIDシステム、RAIDコントローラについて RAIDシステム を構成している本体装置がうまく動作しないときや、管理ユーティリティが正 しく 機能しないとき は次の点につい て確認してくだ さい。また、該当する項 目があったとき は、処理方法にしたがった操作をしてください。 [?]OSをインストールできない □ RAIDコントローラのコンフィグレーションを行いましたか? → RAIDコンフィグレーションユーティリティ (LSI Software RAID Configuration UtilityやWebBIOS)を使って正しくコンフィグレーションして ください。 □ バーチャルディスクを作成しましたか? → LSI Software RAID Configuration UtilityやWebBIOSを使ってバーチャルディ スクを作成してください。 [?]OSを起動できない □ RAIDコントローラのBIOS設定が変更されていませんか? → RAID コンフィグレーションユーティリティ (LSI Software RAID Configuration UtilityやWebBIOS)を使って正しく設定してください。 □ POSTでRAIDコントローラを認識していますか? → RAIDコントローラが正しく接続されていることを認識してから電源をonにし てください。 → 正しく接続していても認識されない場合は、RAIDコントローラの故障が考え られます。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連 絡してください。 □ RAIDコントローラがまっすぐ奥までPCIスロットに実装されていますか? → 正しく実装してください。 □ RAIDコントローラを実装制限があるPCIスロットに実装していませんか? → 本体装置の実装制限を確認後、正しいスロットに実装してください。 上記 の処置を 実施して も認識され ない場合 は、RAIDコン トローラの 故障が考 えられま す。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してください。 □ ハードディスクドライブが奥まで、しっかり実装されていますか? → 正しく実装してください。 □ SAS ケーブルが正しく接続されていますか? (本製品との接続, ハードディスクド ライブとの接続, 増設用HDDケージとの接続) → 正しく接続してください。 上記の処置 を実施しても認識されな い場合は、ハードディスク ドライブの故障が考えら れます。契約さ れている保守サービス 会社、または購入された販 売店へ連絡してくださ い。 376 障害時の対処 [?]リビルドができない □ リビルドするハードディスクドライブの容量が少なくありませんか? → 故障したハードディスクドライブと同じか、もしくは大きい容量のハード ディスクドライブを使用してください。 □ 論理ドライブが、RAID0ではありませんか? → RAID0には冗長性がないため、リビルドはできません。FAILになったハード ディスクドライブを交換して、再度コンフィグレーション情報を作成し、イ ニシャライズを行ってからバックアップデータを使用して復旧してください。 [?]オートリビルドができない □ ハードディスクドライブを交換(ホットスワップ)するときに十分な時間をあけま したか? → オートリビルドを機能させるためには、ハードディスクドライブを取り出し てから取り付けるまでの間に90秒以上の時間をあけてください。 □ 設定を間違えていませんか? → LSI Software RAID Configuration Utilityを使って、オートリビルドの設定を 確認してください。TOPメニュー→「Objects」→「Adapter」→ 「Auto Rebuild」 * WebBIOSにはオートリビルドの設定はありません。 [?]ハードディスクドライブがFailになった → 契約されている保守サービス会社または購入された販売店へ連絡してください。 [?]Universal RAID Utilityの物理デバイスの情報の一部が正しく表示されない → LSI Embedded MegaRAIDTMをご使用の場合、Universal RAID Utilityの物理デ バイスの情報の一部が正しく表示されない場合があります。 [?]ハードディスクドライブが故障した → 契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してくだ さい。 [?]整合性チェックが実行できない □ バーチャルディスクが「Degraded」になっていませんか? → 故障しているハードディスクドライブを交換し、リビルドを実施してくださ い。 □ バーチャルディスクのRAIDレベルが、RAID0ではありませんか? → RAID0 は冗長性がないため整合性チェックができません。 運用・保守編 377 [?]キャッシュモードをライトバックに設定できない → Web BIOSのVirtual Disks−Properties画面のPolicies欄の『Write』は、RAID コントローラのキャッシュモード(現在値)を表示します。そのため、増設バッ テリが接続されていない構成や、増設バッテリが異常な場合、充電が十分で はない場合は、 『WBack (Write Back) 』に設定しても、すぐに『WThru (Write Through) 』に表示が切り替わります。 キャッシュモードについての説明は、2 ハードウェア編のRAIDシステムのコ ンフィグレーションの章を参照してください。 [?]イベントID129について 以下のメッセージがWindowsのイベントログに登録される。 イベントソース : イベントID : 種類 : 説明 : → msas2k3 129 警告 イベントID(129)(ソース:msas2k3内)に関する説明が見つかりませ んでした。 (以降省略) 本メッセージがログに登録されても、OSでリトライに成功しているため問題 はありません。そのままご使用ください。 [?]イベントID317について Universal RAID UtilityのRAIDログ、およびOSログ(Windowsのイベントログ)に 以下のメッセージが登録される場合があります。 イベントソース : イベントID : 種類 : 説明 : → Raidsrv 317 (8000013D) 警告 <RU0317>[CTRL: %1 PD:%2(%3) %4 %5] 物理デバイスで警告エ ラーが発生しました。 エラーコード : %6 運用中に上記メッセージが登録される場合がありますが、単発*で発生してい る場合はリトライが成功しているため問題ありません。本メッセージが繰り 返し登録される場合には物理デバイスの故障などが考えられます。契約され ている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してください。 * 「単発」とはここでは単位時間を示します。本メッセージは単位時間あたり 20個ほど登録される場合があります。複数登録されている場合はメッセー ジが登録された時間を確認してください。 [?]アクセスLEDが点滅する □ 使用していないのに、頻繁にアクセスLEDが点滅する。 → パトロールリードが動作した場合、特に使用していない状態でもアクセスLED が点滅します。なお、SATAのハードディスクドライブを使用している場合、 LEDが点灯状態となる場合があります。 378 障害時の対処 MN8190-127 FibreChannelコントローラについて [?]MN8190-127 FibreChannel をご使用の場合、デバイスマネージャでのコントロー ラ名がコントローラごとに異なって表示される場合がある → Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008でMN8190-127をご使用の 場合、デバイスマネージャでのコントローラ名がコントローラごとに異なって 表示される場合がありますが、動作上、問題はありません。 また、EXPRESSBUILDERに格納されている、以下のファイルを実行し再起動 することで正しいコントローラ名が表示されます。 [Windows Server 2008 R2/Windows Server 2008 x64 Edition/ Windows Server 2008 共通] <光ディスクのドライブレター >: ¥017¥win¥winnt¥ws2008x64¥elxstor¥friendlyname.exe 運用・保守編 379 障害情報の採取 万一障害が起きた場合、次の方法でさまざまな障害発生時の情報を採取することができます。 重要 ⓦ 以降で説明する障害情報の採取については、保守サービス会社の保守員 から情報採取の依頼があったときのみ採取してください。 ⓦ 障害発生後に再起動されたとき、仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示されることがありますが、そのままシステムを起動し てください。途中でリセットし、もう一度起動すると、障害情報が正し く採取できません。 イベントログの採取 装置に起きたさまざまな事象(イベント)のログを採取します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 1. コントロールパネルから[管理ツール]−[イベントビューア]をクリックする。 2. 採取するログの種類を選択する。 [ア プリケーション ログ]に は起動していたアプリケー ションに関連するイベント が 記録されています。 [セキュリティ ログ]にはセキュリティに関連するイベン トが記録されています。 [システム ログ]にはWindowsのシステム構成要素で発生 したイベントが記録されています。 3. [操作]メニューの[ログファイルの名前を付けて保存]コマンドをクリックする。 4. [ファイル名]ボックスに保存するアーカイブログファイルの名前を入力する。 5. [ファイルの種類]リストボックスで保存するログファイルの形式を選択し、[OK] をクリックする。 詳細についてはWindowsのオンラインヘルプを参照してください。 380 障害時の対処 構成情報の採取 ハードウェア構成や内部設定情報などを採取します。 情報の採取には「診断プログラム」を使用します。 重要 STOPエラーやシステムエラー、ストールが起きている場合はいったん再起動 してから作業を始めます。 1. スタートメニューから[ヘルプとサポート]をクリックする。 2. ツールバーから[サポート]をクリックする。 3. [関連項目]から[システムの詳細情報]をクリックする。 4. [システムの詳細情報を表示する]をクリックする。 5. [ファイル]メニューの[エクスポート]コマンドをクリックする。 6. [ファイル名]ボックスに保存するファイルの名前を入力する。 7. [保存]をクリックする。 ユーザーモードプロセスダンプ(ワトソン博士の診断情報)の採取 アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。 詳しくは「導入編」の「ユーザーモードプロ セスダンプの取得方法」 (121 ページ)を参照し てください。 メモリダンプの採取 障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。ダンプをDATに保存した場合は、 ラベルに「NTBackup」で保存したことを記載しておいてください。診断情報の保存先は任意 で設定できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定」 (Windows Server 2003 は107ページ)を参照してください。 DUMP(NMI)スイッチ 1 重要 2 ⓦ 保守サービス会社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動 作しているときに操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあ ります。 ⓦ 障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示す メッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してくださ い。途中でリセットして起動し直すと、データを正しくダンプできない 場合があります。 運用・保守編 381 システムの修復 −Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008の場合− 何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、システム回復オプションを使用してシ ステムの修復を行うことができます。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者 のもと実施してください。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 −Windows Server 2003 R2, x64 Editions, Windows Server 2003の場合− 何らかの原因でシステムを起動できなくなった場合は、回復コンソールを使用してシステムの 修復を行います。ただし、この方法は詳しい知識のあるユーザーや管理者以外にはお勧めでき ません。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 重要 ⓦ システムの修復後、必ずシステムをアップデートしてください。また、 Windowsの場合は、システムのアップデートに加え、 各種ドライバを アップデートしてください。詳しくは「EXPRESSBUILDER」DVDに 格納されている各OSのインストレーションサプリメントガイドの「シ ステムのアップデート」、「ドライバのインストールと詳細設定」を参照 してください。 ⓦ ハードディスクドライブが認識できない場合は、システムの修復はでき ません。 382 保守ツール 保守ツール 保守ツールは、本製品の予防保守、障害解析を行うためのツールです。 本書内の説明、および各種ツールのメッセージにおいてフロッピーディ スクに関する記述がありますが、本製品はフロッピーディスクドライブ を内蔵していません。 オプションの Flash FDDを使用するか、USB FDDを使用してください。 保守ツールの起動方法 次の手順に従って保守ツールを起動します。 1. 周辺機器、FT8600サーバの順に電源をONにする。 2. FT8600サーバの光ディスクドライブへ「EXPRESSBUILDER」DVDをセット する。 3. EXPRESSBUILDERが起動しなかった場合は、本装置を再起動する。 DVDから以下のようなメニューが起動します。 Tool menu(Normal mode): ローカルコンソールでツールを使用 する場合に選択します。 Tool menu(Redirection mode): コンソールレスでツールを使用する 場合に選択します。 重要 メニューの初期選択は「Os installation」となっています。 Boot selection メニ ュ ー表 示 後、10 秒 間 操作 が 行わ れ ない 場 合は 、 「Os installation」が自動で起動します。 運用・保守編 383 4. ローカルコンソールを使用する場合は「Tool menu(Normal mode)」を、コン ソールレスで使用する場合は「Tool menu(Redirection mode)」を選択する。 (コンソールレスについてはこの後の「コンソールレス」を参照してください。) 次のツールメニューを表示します。 ローカルコンソールを使用した場合 5. 各ツールを選択し、起動する。 コンソールレスの場合 384 保守ツール 保守ツールの機能 保守ツールでは以下の機能を実行できます。 ⓦ Maintenance Utility Maintenance Utilityではオフラ イン保守ユーティリ ティを起動します。オ フライン保守 ユー ティ リテ ィは、本 製品 の 予防 保守、障 害解 析を 行う ため のユ ーテ ィリ テ ィで す。 ESMPROが起動できないような障害が本製品に起きた場合は、オフライン保守ユーティ リティを使って障害原因の確認ができます。 重要 オフライン保守ユーティリティは通常、保守員が使用するプログラムです。オ フライン保守ユーティリティを起動するとメニュー中にヘルプ(機能や操作方 法を示す説明)がありますが、無理な操作をせずにオフライン保守ユーティリ ティの操作を熟知している保守サービス会社に連絡して、保守員の指示に従っ て操作してください。 オフライン保守ユーティリティを起動すると、以下の機能を実行できます。 − IPMI情報の表示 IPMI(Intelligent Platform Management Interface)にお ける シス テム イベ ント ログ (SEL)、センサ装置情報(SDR)、保守交換部品情報(FRU)の表示やIPMI情報のバック アップをします。 本機能により、本製品で起こった障害や各種イベ ントを調査し、交換部品を特定す ることができます。 − BIOSセットアップ情報の表示 BIOSの現在の設定値をテキストファイルへ出力します。 − システム情報の表示 プロセッサ(CPU)やBIOSなどに関する情報を表示したり、テキストファイルへ出力 したりします。 − システム情報の管理 お客様の装置固有情報や設定のバックアッ プ(退避)をします。バックアップを行 うことで、ボードの修理や交換の際に装置固有情報や設定を復旧できます。 ヒント − システム 情報のバッ クアップ方法 については、126ペー ジで説明し ています。 なお、リストア(復旧)は操作を熟知した保守員以外は行わないでください。 システムマネージメント機能 BMC(Baseboard Management Controller) による通報機能や管理 PCからのリモー ト制御機能を使用するための設定を行います。 運用・保守編 385 ⓦ BIOS/FW Updating 各種 BIOS/FWのア ップ デー トを 行う手 順は、配 布さ れる「各 種BIOS/FWの アッ プデ ートモ ジュール」に含まれる「README.TXT」に記載されています。記載内容に従ってアップデート を行ってください。 「README.TXT」はWindowsのメモ帳などで読むことができます。 重要 ⓦ BIOS/FWのア ップデ ートプロ グラムの 動作中は 本体の電 源をOFF にしない でください。アップデート作業が途中で中断されるとシステムが起動できなく なります。 ROM-DOS Startup FD ROM-DOSシステムの起動用サポートディスクを作成します。 ⓦ Test and diagnostics Test and diagnostics(システム診断)では本体上で各種テストを実行し、本体の機能および本 体と拡張ボードなどとの接続を検査します。システム診断を実行すると、本体に応じてシステム チェック用プログラムが起動します。341ページを参照してシステムチェック用プログラムを操 作してください。 ⓦ System Management BMC(Baseboard Management Controller)による通 報機能や管理PC からのリモート制御機 能を使用するための設定を行います。このメニューから起動する機能はMaintenance Utilityのシ ステムマネージメント機能から起動するものと同じです。 386 保守ツール コンソールレス 保守ツールは、本体にキーボードなどのコンソールが接続されていなくても各種セットアッ プを管理用コンピュータ(管理PC)から遠隔操作することができる「コンソールレス」機能 を持っています。 重要 ⓦ 本装置以外のコンピュータおよび他のFT8600シリーズに使用しないで ください。故障の原因となります。 ⓦ コンソールレスでは、「Boot Selection」メニュー中の「Tool menu(Redirection mode)」を選択してください。その他を選択して も管理PCには表示しません。 起動方法 次の2通りの方法があります。 ⓦ ⓦ LAN接続された管理PCから実行する ダイレクト接続(COM B)された管理PCから実行する 起動方法の手順については、 「ESMPRO/ServerManager」インストレーションガイドを参照 してください。 重要 ⓦ BIOSセットアップユーティリティのBootメニューで起動順序を変えな いでください。光ディスクドライブが最初に起動するようになっていな いと使用できません。 ⓦ LAN接続は管理用LANからのみ使用可能です。通常は管理用LANは管 理用LANポートを使用します。SETUPを起動して「Server」− 「BMC LAN Configuration」−「Shared BMC LAN」を[Enabled] に設定すると、LANポート1を管理用LANと共用することができます。 ⓦ ダイレクト接続はシリアルポートBのみ使用可能です。 ⓦ コンソールレスで本装置を遠隔操作するためには、操作する管理PCとの通 信方法や詳細な設定を保存した「設定情報ファイル」を格納したフロッピー ディスクを必ずフロッピーディスクドライブに挿入しておく必要がありま す。 「設定情報ファイル」はツールメニューのシステムマネージメント機能 や、ESMPRO/BMC ConfigurationまたはESMPRO/ServerAgent Extensionで作成することができます。 「設定情報ファイル」はフロッピー ディスクのルートディレクトリに必ず以下のファイル名で作成してくださ い。 <設定情報ファイル名>: CSL_LESS.CFG ⓦ BIOSセットアップユーティリティを通常の終了方法以外の手段(電源 OFFやリセット)で終了するとリダイレクションが正常にできない場合 があります。設定ファイルで再度設定を行ってください。 ⓦ Windows Server 2008でCOMのダイレクト接続を行う場合は、デ バイスマネージャでCOMポートを「無効」に設定して、リブートを実 施してください。 運用・保守編 387 ヒント BIOS設定情報は以下の値にセットされます。 ⓦ Serial Port A:[Enabled] ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ Serial Port A I/O Address:[3F8] Serial Port A Interrupt:[IRQ 4] Serial Port B:[Enabled] Serial Port B I/O Address:[2F8] Serial Port B Interrupt:[IRQ 3] BIOS Redirection Port:[Serial Port B] Baud Rate:[19.2K] Flow Control:[CTS/RTS] Console Type:[PC ANSI] 388 電力制御機能に関する注意事項 電力制御機能に関する注意事項 リ モ ー ト マネ ー ジ メ ン ト エ ン ジ ン 2 の コ マ ン ド ラ イ ン イ ンタ ー フ ェ ー ス やESMPRO/ ServerManagerから、本体 装置の消費電力を制御 することができます。本機 能を使用するこ とで、サーバ消費電力の上限を低く抑えることができ、電力許容量が限られている設備環境に 対してより多くのサーバを実装することが可能となります。 設 定 方 法に つ い て は リ モ ー トマ ネ ー ジ メ ン ト エン ジ ン 2 のユ ー ザ ー ズ ガ イ ドも し く は ESMPRO/ServerManagerのオンラインヘルプを参照してください。 対応OSについて 電力制御機能はACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で定義されているプロ セッサのパフォーマンスステート (P-State)を利用しているため、P-Stateに対応した OSが必 要となります。装置のサポートOSのうち、次のOSにて電力制御機能を利用することができま す。 電力制御機能対応OS ⓦ Windows Server 2003 Standard Edition(SP1以降) ⓦ Windows Server 2003 Enterprise Edition(SP1以降) ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition ⓦ Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition ⓦ Windows Server 2008 Standard 32-Bit ⓦ Windows Server 2008 Enterprise 32-Bit ⓦ Windows Server 2008 Standard ⓦ Windows Server 2008 Enterprise ⓦ Windows Server 2008 R2, Standard ⓦ Windows Server 2008 R2, Enterprise 運用・保守編 389 Windows Server 2008使用時の留意点 Windows Server 2008で電力制御機能を利用するとイベントビューアに次のようなイベント ログが登録されますが、装置側でP-Stateを制御しているために登録されるイベントログであ り、動作に問題はありません。 390 移動と保管 移動と保管 本体を移動・保管するときは次の手順に従ってください。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない プラグを差し込んだまま取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 重要 1人で持ち上げない 中途半端に取り付けない 指を挟まない 高温注意 ⓦ フロアのレイアウト変更など大掛かりな作業の場合はお買い上げの販売 店または保守サービス会社に連絡してください。 ⓦ ハードディスクドライブに保存されている大切なデータはバックアップ をとっておいてください。 ⓦ ハードディスクドライブを内蔵している場合はハードディスクドライブ に衝撃を与えないように注意して本体を移動させてください。 ⓦ 再度、運用する際、内蔵機器や本体を正しく動作させるためにも室温を 保てる場所に保管することをお勧めします。 装置を保管する場合は、保管環境条件(温度:-10℃∼55℃、湿度: 20%∼80%)を守って保管してください(ただし、結露しないこと) 。 1. 本体にディスクをセットしている場合は取り出す。 2. 本体の電源をOFF(POWERランプ消灯)にする。 3. 本体に接続している電源コードをコンセントから抜く。 4. 本体に接続しているケーブルをすべて取り外す。 5. 本体に傷がついたり、衝撃や振動を受けたりしないようしっかりと梱包する。 運用・保守編 391 重要 輸 送後や保 管後、装置を 再び運用す る場合は、運 用の前に システム 時計の確 認・調整をしてください。 シ ステム時計 を調整して も時間の 経過と共に 著しい遅れ や進みが 生じる場合 は、お買い求めの販売店、または保守サービス会社に保守を依頼してください。 本装置および、内蔵型のオプション機器は、寒い場所から暖かい場所に急に持 ち込む と結露が発生し、そのま ま使用すると誤作動や 故障の原因となります。 装置の移動後や保管後、再び運用する場合は、使用環境に十分なじませてから お使いください。 392 ユーザーサポート ユーザーサポート アフターサ ービスをお受け になる前に、保証およ びサービスの内 容について確認 してくださ い。 保証について 本装置には『保証書』が添付されています。 『保証書』は販売店で所定事項を記入してお渡し しますので、記載内容を確認のうえ、大切に保管してください。保証期間中に故障が発生し た場合は、 『保証書』の記載内容にもとづき無償修理いたします。詳しくは『保証書』および この後の「保守サービスについて」をご覧ください。 保証期間後の修理についてはお買い求めの販売店または保守サービス会社に連絡してくださ い。 重要 ⓦ 弊社製以外(サードパーティ)の製品、または弊社が認定していない装 置やインタフェースケーブルを使用したために起きた装置の故障につい ては、その責任を負いかねますのでご了承ください。 ⓦ 本体の上面に、製品の形式、SERIAL No.(号機番号) 、定格、製造業 者名、製造国が明記された銘板が貼ってあります。販売店にお問い合わ せする際にこの内容をお伝えください。また銘板の号機番号と保証書の 保証番号が一致していませんと、保証期間内に故障した場合でも、保証 を受けられないことがありますのでご確認ください。万一違う場合は、 販売店にご連絡ください。 銘板 運用・保守編 393 修理に出される前に 「故障かな?」と思ったら、以下の手順を行ってください。 1. 電源コードおよび他の装置と接続しているケーブルが正しく接続されていることを 確認します。 2. 「障害時の対処(344ページ) 」を参照してください。該当する症状があれば記載 されている処理を行ってください。 3. 本装置を操作するために必要となるソフトウェアが正しくインストールされている ことを確認します。 4. 市販のウィルス検出プログラムなどでシステムをチェックしてみてください。 以上の処理を行ってもなお異常があるときは、無理な操作をせず、お買い求めの販売店また は保守サービス会社にご連絡ください。その際にサーバのランプの表示やディスプレイ装置 のアラーム表示もご確認ください。故障時のランプやディスプレイによるアラーム表示は修 理の際の有用な情報となることがあります。 なお、保証期間中の修理は必ず保証書を添えてお申し込みください。 重要 この装置は日本国内仕様のため、海外で使用することはできません。ご了承く ださい。 修理に出される時は 修理に出される時は次のものを用意してください。 □ 保証書 □ ディスプレイ装置に表示されたメッセージのメモ □ 障害情報(379 ページに 記載している情報 などが含まれます。障 害情報は保守サー ビス会社から指示があったときのみ用意してください。) □ 本体・周辺機器の記録 □ 装置本体またはスライドタグに記載されている型番、号機番号 394 ユーザーサポート 補修用部品について 本装置の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後5年です。 保守サービスについて 保守サービスは三菱電機インフォメーションテクノロジー、および三菱電機インフォメー ションテクノロジーが認定した専任保守員によってのみ実施されますので、純正部品の使用 はもちろんのこと、技術力においてもご安心の上、ご都合に合わせてご利用いただけます。 なお、お客様が保守サービスをお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店で 承っておりますのでご利用ください。 保守サービスは、お客様に合わせて「契約保守」と「スポット保守」の2つを用意しております。 保守サービスメニュー 契約保守サービス お客様の障害コールにより優先的に技術者を派遣し、修理にあたります。この保守方式は、 装置に応じた一定料金で保守サービスを実施させていただくもので、お客様との間に維持 保守契約を結ばせていただきます。さまざまな保守サービスを用意しています。詳しくは この後の説明をご覧ください。 スポット保守サービス お客様の障害コールにより、技術者を派遣し、修理にあたります。保守または修理料金は その都度精算する方式で、作業の内容によって異なります。 契約保守 「契約保守」には、「基本サービス」と、 「オプションサービス」があります。 「基本サービス」 ハードウェアに万一障害が発生した場合、弊社の技術者がお客様をご訪問しハードウェアの復 旧作業を実施するものです(オンサイト保守)。ただし、ソフトウェアの復旧作業は含まれて おりません(別途費用が発生します) 。 なお、基本サービスはサー ビス提供時間/目標駆付 時間等により以下の4 つのサービスグレー ドがあります。 サービスグレード ベーシック シルバー サービス提供時間 月曜∼金曜 8:00 ∼ 17:30 月曜∼日曜 8:00 ∼ 19:00 月曜∼日曜 24 時間 月曜∼日曜 24 時間 目標駆付時間 当日 4 時間以内 4 時間以内 2 時間以内 対応形態 標準サービス ゴールド プラチナ 電話対応 / オンサイト *1 選択できる オプションサービス ー S1/S2/S3/S4/ S5/S6/S7/S8/ S9/S10 ー S1/S2/S3/S4/ S5/S6/S7/S8/ S9/S10 S3 S1/S2/S3 S1/S2/S4/S5/ S6/S7/S8/S9/ S10 S4/S5/S6/S7/ S8/S9/S10 *1 標準サービスに記載のS1、S2、S3はグレードに必要な必須オプションサービスとなります。 運用・保守編 395 「オプションサービス」 S1 専用パーツサービス 保守対象機器について緊急度が高く、致 命的な部品や機器を予め用意するこ とで復旧時間を短縮します。 S2 交換パーツ検証サービス 故障した部品や機器の診断を行い、故障部位の特定と報告を行います。 S3 プロアクティブサービス(定期巡回・障害レポート・定期連絡会) 保守契約に基づき、対象機器の設置場所に訪問しログの解析や、稼働状況 を確認します。 S4 ソフトウェアリカバリーサービス お客様に代わって弊社エンジニアが、システムの稼働に必要なソフトウェ アの設定や復旧を実施します。 S5 マルチベンダー保守サービス 弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器を一括で保 守します。 S6 マルチベンダーコール受付サービス 弊社製品を基幹とするシステムに付帯する他ベンダー周辺機器をコールセ ンターで受付します。 S7 ネットワークリカバリーサービス お客様に代わって弊社エンジニアが、ネットワークトラブル時に構成情 報・手順書をもとに復旧を行います。 S8 メンテナンスサービス 対象機器の設置場所に訪問し、定期的に点検作業を行い、結果の報告を行 うことで安定稼働対策・予防対策ができます。 S9 リモートメンテナンスサービス(自動通報) ハードウェアの自動通報機能を用い、障害の兆候を察知することで、障害 を未然に防ぐことができます。 S10 データセキュリティサービス (お引渡し・ハードディスクデータ消去・ハードディスク破壊) ハードディスクなど情報を保持した部品に対し、引き渡し・データ消去・ 物理破壊などを行います。 上記の「オプションサービス」の詳細につきましては、弊社営業担当にご確認いただくか弊 社のインターネットホームページをご覧ください。 また、上記の「オプションサービス」にない項目については、別途見積りをいたしますので弊 社営業担当にご相談ください。 スポット保守サービス スポット保守サービスの受付およびオンサイト作業は弊社営業日の月曜∼金曜 9:00∼17:00 国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始(12月30日∼1月3日)は休みです。 スポット保守サービスは翌々営業日以降の対応となります。 396 ユーザーサポート 障害コール受付窓口 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 カスタマリレーション部コールセンター フリーダイヤル:0120-550-344 TEL:0467-40-2734 インターネットホームページのご案内 三菱電機インフォメーションテクノロジーではインターネット上で各種サービスのご案内を 行っております。 http://www.mdit.co.jp/ft8600 他社製品を含む情報機器リサイクルのお問い合 わせについて 情報機器リサイクルセンター TEL: 03-3455-6106 E-Mail: [email protected] 受付時間: 月曜∼金曜 9:00∼17:00 ※ 国民の祝日、土曜日、日曜日、年末年始、情報機器リサイクルセンター指定の休日を除く。 https://www.diarcs.com 付 録 397 付録A 仕 様 2.5型HDDモデル FT8600 シリーズ モデル 210Rg ディスクレスモデル 項 目 MN81001654 CPU MN81001655 MN81001656 MN81001657 MN81001658 MN81001659 搭載 CPU Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® Intel® Xeon® プロセッサ プロセッサ プロセッサ プロセッサ プロセッサ プロセッサ E5506 E5620 E5640 L5640 X5670 X5680 動作周波数 2.13GHz 2.40GHz 2.66GHz 2.26GHz 2.93GHz 3.33GHz 標準搭載数 / 最大搭載数 1 / 2 三次キャッシュ 4MB コア数 (C) / スレッド数 4C / 4T (T) 12MB 4C / 8T 6C / 12T チップセット インテル ® 5520 チップセット メモリ 搭載容量 標準 / 最大 標準搭載なし / Registered DIMM : 192GB (12x 16GB) * 1 搭載メモリ DDR3L-1333 Registered DIMM(1/2/4/8GB), DDR3L-1066 Registered DIMM(16GB) 最大動作周波数 800MHz 誤り検出・訂正 ECC, x4 / メモリロックステップモード (x8) SDDC オンラインスペアメモリ − メモリミラーリング / メモリ RAID* 2 補助記憶 装置 拡張 スロット ドライブ ベイ 内蔵標準 内蔵最大 1066MHz 1333MHz 対応 対応 − *3 HDD: SATA 3TB (6x 500GB), SAS 3.6TB (6x 600GB) ホット スワップ 対応 インタフェース規格と RAID 構成 SATA 3Gb/s : RAID 0/1/5/6/10/50 ( オプション ), SAS 6Gb/s : RAID 0/1/5/6/10/50 ( オプション ) 光ディスクドライブ 内蔵 / 外付ドライブ接続 ( オプション ) FDD 外付ドライブ接続 ( オプション ) * 5 デバイスベイ なし 対応スロット 1x PCI EXPRESS 2.0 (x16 レーン , x16 ソケット )( フルレングス、175mm サイズ ) 1x PCI EXPRESS 2.0 (x8 レーン , x8 ソケット ) ( ロープロファイル、167.6mm サイズ ) ( オプションのライザカード手配で、PCI-X スロットに変更が可能 ) グラフィッ 搭載チップ / クス ビデオ RAM グラフィック表示と 解像度 * 4 ,5 マネージメントコントローラチップ内蔵 / 32MB 1677 万色 : 640x480, 800x600, 1,024x768, 1,280x1,024 標準インタフェース 1x キーボード (PS/2, 1x 背面 ), 1x マウス (PS/2, 1x 背面 ), 2x アナログ RGB ( ミニ DSub15 ピン , 1x 前面 , 1x 背面) 1x シリアルポート (RS-232C 規格準拠 /D-Sub9 ピン , シリアルポート B, 1x 背面 , オ プションで計 2 ポートに増設可 ) 8x USB2.0 (2x 前面、2x 背面、4x 内部 ) 2x 1000BASE-T LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 2x 背面 ) 1x マネージメント用 LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 1x 背面 ) 冗長電源 対応 ( オプション , ホットプラグ可 ) 冗長ファン 対応 ( 標準 , ホットプラグ不可 ) 外形寸法 ( 幅 x 奥行き x 高さ) 427.5mm × 722.0mm × 43.5mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含まず ), 486.5mm × 821.9mm × 43.9mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含む ) 質量 ( 最大 ) 21kg ( レール含む ) ONL-511-017-01-210Rg-000-05-1007 398 付 録 FT8600 シリーズ モデル 210Rg ディスクレスモデル 項 目 MN81001654 MN81001655 MN81001656 MN81001657 MN81001658 MN81001659 1x 650W 80 PLUS ® Gold 対応電源 ( 二極並行アース付きコンセント ) ( ホットプラグ可 ) AC100V / 200V ± 10%, 50 / 60Hz ± 3Hz (AC100V 用電源ケーブルを 1 本添付 ) 電源 消費電力 (100V 最大構成時 , 待機時 ) 245VA / 243W 244VA / 242W 257VA / 255W 244VA / 242W 252VA / 250W 257VA / 255W 消費電力 (100V 最大構成時 , 高負荷 時) 470VA / 460W 500VA / 490W 520VA / 510W 480VA / 470W 580VA / 570W 690VA / 680W 省エネ法に基づくエネルギー消費効 率 − 温度 / 湿度条件 主な添付品 *6 動作時 : 10 ∼ 35 ℃ / 20 ∼ 80%, 保管時 : -10 ∼ 55 ℃ / 20 ∼ 80% ( 動作時 / 保管時 ともに結露しないこと ) * 7 「EXPRESSBUILDER」DVD, スタートアップガイド , 保証書 , AC100V 用電源ケーブル ( ケーブル長 :3.0m), ワンタッチラックレール ( 本体に標準取付済 ) インストール OS − サポート OS Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Server Server Server Server Server Server Server Server Server Server Server Server ® ® ® ® ® ® ® ® ® ® ® ® 2008 2008 2008 2008 2008 2008 2003 2003 2003 2003 2003 2003 R2, Standard 日本語版、 R2, Enterprise 日本語版、 Standard 日本語版、 Enterprise 日本語版、 Standard 32-Bit 日本語版、 Enterprise 32-Bit 日本語版、 R2, Standard x64 Edition 日本語版、 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版、 R2, Standard Edition 日本語版、 R2, Enterprise Edition 日本語版 Standard Edition (SP1 以降 ) 日本語版、 Enterprise Edition (SP1 以降 ) 日本語版 *1 2CPU 構成時の最大搭載容量。 1CPU 構成時は 96GB (6x 16GB)。 *2 メモリミラーリング利用時には専用メモリ (MN8102-387/388/389/390/391) を手配してください。 *3 ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=10003B 換算値です。1GB=10243B 換算のものとは表記上同容量でも、実 容量は少なくなります。 *4 ライティングソフトウェアは添付されておりません。 *5 保守時および OS 再インストール時に備えて、外付け DVD-ROM ならびに外付け FDD もしくは Flash FDD をシステムで 最低 1 式は必ず手配してください。 *6 省エネ法 (2007 年度基準 ) の規制対象外です。 *7 低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。 なおシステム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。 付 録 399 3.5型HDDモデル FT8600 シリーズ モデル 210Rg ディスクレスモデル 項 目 MN81001660 CPU MN81001663 Intel ® Xeon® プロセッサ E5506 Intel® Xeon ® プロセッサ E5620 Intel® Xeon® プロセッサ E5640 動作周波数 2GHz 2.13GHz 2.40GHz 2.66GHz 標準搭載数 / 最大搭載数 1/ 2 4C / 4T 4C / 8T 三次キャッシュ 4MB コア数 (C) / スレッド数 (T) (1CPU) 2C / 2T 搭載容量標準 / 最大 標準搭載なし / Registered DIMM : 192GB (12x 16GB)* 1 12MB 搭載メモリ DDR3L-1333 Registered DIMM(1/2/4/8GB), DDR3L-1066 Registered DIMM(16GB) 最大動作周波数 800MHz 誤り検出・訂正 ECC, x4 / メモリロックステップモード (x8) SDDC インテル ® 5520 チップセット オンラインスペアメモリ *2 補助記憶装置 MN81001662 Intel® Xeon® プロセッサ E5503 搭載 CPU チップセット メモリ MN81001661 − メモリミラーリング 対応 ドライブベイ − 内蔵標準 内蔵最大* 3 SATA 6TB (3x 2TB) ホットスワップ 対応 1066MHz 対応 インタフェース規格と RAID 構成 SATA 3Gb/s : RAID 0 / 1 ( 標準 ), RAID 5 / 6 ( オプション ) 光ディスクドライブ 内蔵 / 外付ドライブ接続 ( オプション )* 4 ,5 FDD 外付ドライブ接続 ( オプション ) * 5 デバイスベイ なし 拡張 スロット 対応スロット 1x PCI EXPRESS 2.0 (x16 レーン , x16 ソケット )( フルレングス、 175mm サイズ ) 1x PCI EXPRESS 2.0 (x8 レーン , x8 ソケット ) ( ロープロファイル、 167.6mm サイズ ) ( オプションのライザカード手配で、PCI-X スロットに変更が可能 ) グラフィック ス 搭載チップ / ビデオ RAM マネージメントコントローラチップ内蔵 / 32MB グラフィック表示 と 解像度 1677 万色 : 640x480, 800x600, 1,024x768, 1,280x1,024 標準インタフェース 1x キーボード (PS/2, 1x 背面 ), 1x マウス (PS/2, 1x 背面 ), 2x アナロ グ RGB ( ミニ D-Sub15 ピン , 1x 前面 , 1x 背面 ) 1x シリアルポート (RS-232C 規格準拠 /D-Sub9 ピン , シリアルポー ト B, 1x 背面 , オプションで計 2 ポートに増設可 ) 8x USB2.0 (2x 前面、2x 背面、4x 内部 ), 2x 1000BASE-T LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 2x 背面 ), 1x マネージメント用 LAN コネクタ (100BASE-TX / 10BASE-T 対応 , RJ-45, 1x 背面 ) 冗長電源 対応 ( オプション , ホットプラグ可 ) 冗長ファン 対応 ( 標準 , ホットプラグ不可 ) 400 付 録 FT8600 シリーズ モデル 210Rg ディスクレスモデル 項 目 MN81001660 MN81001661 MN81001662 MN81001663 外形寸法 ( 幅 x 奥行き x 高さ ) 427.5mm × 722.0mm × 43.5mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含まず ), 486.5mm × 821.9mm × 43.9mm ( フロントベゼル / インナーレール / 突起物含む ) 質量 ( 最大 ) 21kg ( レール含む ) 電源 1x 650W 80 PLUS ® Gold 対応電源 ( 二極並行アース付きコンセント ) ( ホットプラグ可 ) AC100V / 200V ± 10%, 50 / 60Hz ± 3Hz (AC100V 用電源ケーブ ルを 1 本添付 ) 消費電力 (100V 最大構成時 , 待機時 ) 223VA / 221W 240VA / 238W 229VA / 227W 231VA / 229W 消費電力 (100V 最大構成時 , 高負荷時 ) 440VA / 430W 490VA / 480W 520VA / 510W 540VA / 530W 省エネ法に基づくエネルギー消費効率 0.0031 (c 区分 ) −* 6 温度 / 湿度条件 動作時 : 10 ∼ 35 ℃ / 20 ∼ 80%, 保管時 : -10 ∼ 55 ℃ / 20 ∼ 80% ( 動作時 / 保管時ともに結露しないこと ) * 7 主な添付品 「EXPRESSBUILDER」DVD, スタートアップガイド , 保証書 , AC100V 用電源ケーブル ( ケーブル長 :3.0m), ワンタッチラックレール ( 本体に標準取付済 ) インストール OS − サポート OS Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Windows Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® Server ® 2008 2008 2008 2008 2008 2008 2003 2003 2003 2003 2003 2003 R2, Standard 日本語版、 R2, Enterprise 日本語版、 Standard 日本語版、 Enterprise 日本語版、 Standard 32-Bit 日本語版、 Enterprise 32-Bit 日本語版、 R2, Standard x64 Edition 日本語版、 R2, Enterprise x64 Edition 日本語版、 R2, Standard Edition 日本語版、 R2, Enterprise Edition 日本語版 Standard Edition (SP1 以降 ) 日本語版、 Enterprise Edition (SP1 以降 ) 日本語版 *1 2CPU 構成時の最大搭載容量。 1CPU 構成時は 96GB (6x 16GB)。 *2 メモリミラーリング利用時には専用メモリ (MN8102-387/388/389/390/391) を手配してください。 *3 ハードディスクドライブの容量表記は 1GB=10003B 換算値です。1GB=10243B 換算のものとは表記上同容量でも、実 容量は少なくなります。 *4 ライティングソフトウェアは添付されておりません。 *5 保守時および OS 再インストール時に備えて、外付け DVD-ROM ならびに外付け FDD もしくは Flash FDD をシステムで 最低 1 式は必ず手配してください。 *6 省エネ法 (2007 年度基準 ) の規制対象外です。 *7 低温または高温で保管した場合、システム時計の時刻が現在時刻から大きくずれる場合があります。 なおシステム時計に高い精度が求められる場合には、タイムサーバ (NTP サーバ ) の運用を推奨します。 付 録 401 付録B 電力、温度、プロセッサ利用率のデータ へのアクセス方法 ENERGY STAR®プログラムに適合するための要件に基づき、FT8600サーバにおいて、通 常動作時におけるワット単位による入力消費電力、吸気温度および、すべての論理プロセッ サの使用率に関するデータへアクセスする方法を以下に記載します。 Windows 以下に示す例は、Windows Server 2008で実行できることを確認しています。 消費電力 BMC(Baseboard Management Controller)に対してIPMI(Intelligen Platform Management Interface)経由で以下のコマンドを実行して消費電力を取得します。 Network Function Code:3Eh (Controller-specific OEM) Command Code:0Bh (Get Current Sensor Data) 以下にVisual Basic Script (e.g. Power.vbs) を使用した実行例を示します。 ' Start Script Option Explicit ' Prepare for IPMI Driver Dim osvc, oclass Dim oinstance, oipmi set osvc = getobject("winmgmts:root¥wmi") set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi") for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi") set oipmi = oinstance next 'Format the IPMI command request Dim oinparams set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters oinparams.networkfunction = &h3e 'OEM NetworkFunction oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h0b 'Get Current Sensor Data Command oinparams.requestdatasize = 0 'call the driver Dim outparams set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) WScript.Echo " Completion Code = 0x" & hex(outparams.Completioncode) If outparams.Completioncode <> 0 Then Wscript.Echo " Not supported" Else 'WScript.Echo " Data LS Byte = 0x" & hex(outparams.ResponseData(1)) 'WScript.Echo " Data MS Byte = 0x" & hex(outparams.ResponseData(2)) WScript.Echo " Power Consumption = " & outparams.ResponseData(2)*256 + _ outparams.ResponseData(1) & " watts" End If ' End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Power.vbs 402 付 録 ⓦ 実行結果例 Completion Code = 0x0 Power Consumption = 76 watts この場合の消費電力は76ワットになります。 ヒント 装置の電源構成によっては消費電力を取得できないことがあります。 その場合は、Completion Codeは0xC1または0xCBとなります。 吸気温度 BMCに対してIPMIに準拠した以下の標準コマンドを実行することにより、SDR(Sensor Data Record)情報から温度センサを検索し、吸気温度を取得します。 ・Get SDR Repository Info ・Reserve SDR Repository ・Get SDR ・Get Sensor Reading 以下にVisual Basic Script (e.g. Sensor.vbs)を使用した実行例を示します。 'Start Script Option Explicit ' Prepare for MS IPMI Driver Dim osvc, oclass Dim oinstance, oipmi set osvc = getobject("winmgmts:root ¥wmi") set oclass = osvc.get("microsoft_ipmi") for each oinstance in osvc.instancesof("microsoft_ipmi") set oipmi = oinstance next ' (Get SDR Repository Info) Dim oinparams set oinparams = oclass.methods_("requestresponse").inparameters ' (Get SDR Repository Info) oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h20 oinparams.requestdatasize = 0 ' Fire IPMI Command Dim outparams Dim i, RecordCount set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) RecordCount = outparams.ResponseData(3)*256 + outparams.ResponseData(2) ' (Reserve SDR Repository) oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h22 oinparams.requestdatasize = 0 Dim Reserve_LS, Reserve_MS set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) Reserve_LS = outparams.ResponseData(1) Reserve_MS = outparams.ResponseData(2) ' (Get SDR) for each record Dim Record_LS,Record_MS, Offset, Length Dim cnt, sensorNum, sensorType ' First Record Record_LS = 0 Record_MS = 0 For cnt = 0 to RecordCount-1 Offset = 0 Length = 9 oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 付 録 403 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, Offset, Length) oinparams.requestdatasize = 6 set outparams = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) If outparams.Completioncode = 0 Then If outparams.ResponseData(6) = 1 Then ' Full Sensor Record call GetSensorType(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS, sensorType) If sensorType = 1 Then ' Temperature WScript.Echo "===========================================" call GetIDString(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS) WScript.Echo " Sensor Type = Temperature" sensorNum = outparams.ResponseData(10) call GetSensor(Reserve_LS, Reserve_MS, Record_LS, Record_MS,sensorNum) End If End If Record_LS = outparams.ResponseData(1) Record_MS = outparams.ResponseData(2) If Record_LS = &hff And Record_MS = &hff Then exit For End If End If Next Sub GetSensorType(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorType) Dim outtmp oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 12, 2) oinparams.requestdatasize = 6 set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) sensorType = outtmp.ResponseData(3) End Sub Sub GetSensor(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, sensorNum) Dim outtmp, units1, units2, sensortype oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 20, 14) oinparams.requestdatasize = 6 set outtmp = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) units1 = outtmp.ResponseData(3) Select Case outtmp.ResponseData(4) case 0: units2 = "unspecified" case 1: units2 = "degrees C" case 6: units2 = "Watts" case else: units2 = "Refer to IPMI Specification: Type=0x" _ & hex(outtmp.ResponseData(4)) End Select ' (Get Sendor Reading) Dim sensorData, rawData, currentValue oinparams.networkfunction = &h4 oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h2d oinparams.requestdata = array(sensorNum) oinparams.requestdatasize = 1 set sensorData = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) If sensorData.Completioncode <> 0 Then 'WScript.Echo " Sensor Not Available" exit Sub End If rawData = sensorData.ResponseData(1) If units1 and &h40 Then If rawData And &h80 Then rawData = rawData Xor &hff End If Elseif units1 and &h80 Then call get2complement(rawData, rawData, 8) End If If (sensorData.ResponseData(2) And &h80) = 0 Or _ (sensorData.ResponseData(2) And &h40) = 0 Or _ (sensorData.ResponseData(2) And &h20) Then WScript.Echo " Event Status: Unavailable" Else 404 付 録 'WScript.Echo " Event Status: ok" Dim M,B,k1,k2 Dim ret M = (outtmp.ResponseData(8) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(7) B = (outtmp.ResponseData(10) And &hc0) * 4 + outtmp.ResponseData(9) call get2complement(M, M, 10) call get2complement(B, B, 10) call get2complement(outtmp.ResponseData(12) And &h0f, k1, 4) call get2complement((outtmp.ResponseData(12) And &hf0)/16, k2, 4) currentValue = CDbl (((M * rawData) + (B * (10 ^ k1))) * (10 ^ k2)) WScript.Echo " Current Value = " & currentValue & " " & units2 End If End Sub Sub get2complement(raw, rv, bit) Select Case bit case 4: If raw And &h8 Then rv = 0 - ((&h10 - raw) and &h0f) Else rv = raw End If case 8: If raw And &h80 Then rv = 0 - ((&h100 - raw) and &h0ff) Else rv = raw End If case 10: If raw And &h200 Then rv = 0 - ((&h400 - raw) and &h3ff) Else rv = raw End If End Select End Sub Sub GetIDString(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms) Dim tmpMessage Dim outsdridstringtype oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 47, 1) oinparams.requestdatasize = 6 set outsdridstringtype = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) Dim outsdridstring Dim idlength, j idlength = outsdridstringtype.ResponseData(3) and 31 oinparams.networkfunction = &ha oinparams.lun = 0 oinparams.responderaddress = &h20 oinparams.command = &h23 oinparams.requestdata = array(rv_ls, rv_ms, rc_ls, rc_ms, 48, idlength) oinparams.requestdatasize = 6 set outsdridstring = oipmi.execmethod_("requestresponse",oinparams) tmpMessage = " ID String = " For j = 3 to idlength + 2 tmpMessage = tmpMessage & Chr(outsdridstring.ResponseData(j)) Next WScript.Echo tmpMessage End Sub 'End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Sensor.vbs 付 録 405 ⓦ 実行結果例 =========================================== ID String = Baseboard Temp4 Sensor Type = Temperature Current Value = 45 degrees C =========================================== ID String = Fnt Pnl Temp Sensor Type = Temperature Current Value = 27 degrees C =========================================== ID String = CPU1_DIMM1 Temp Sensor Type = Temperature Current Value = 35 degrees C =========================================== ID String = CPU1_DIMM2 Temp Sensor Type = Temperature Event Status: Unavailable =========================================== 吸気温度は、ID Stringに“Amb” 、“Ambient”または“Front Panel”の文字列を含むセンサ から取得します。 上記例では、“Fnt Pnl Temp”のセンサが該当します。 上記実行例の場合、吸気温度は27度(摂氏)となります。 プロセッサ使用率 すべての論理プロセッサの使用率は、Windows OSが標準提供する Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processorクラスを使用して取得します。以下にVisual Basic Script (e.g. Proc.vbs)を使用した実行例を示します。本スクリプトでは、30秒毎に プロセッサ使用率を出力します。 ' Start Script strComputer = "." Set objWMIService = GetObject("winmgmts:" _ & "{impersonationLevel=impersonate}! ¥¥" & strComputer & "¥ root¥cimv2") set objRefresher = CreateObject("WbemScripting.Swbemrefresher") Set objProcessor = objRefresher.AddEnum _ (objWMIService, "Win32_PerfFormattedData_PerfOS_Processor").objectSet objRefresher.Refresh Dim first first = true Do For each intProcessorUse in objProcessor If first Then If intProcessorUse.Name = "_Total" Then first = false End If else Wscript.Echo "Proc" & intProcessorUse.Name & " : " & _ "PercentProcessorTime=" & _ intProcessorUse.PercentProcessorTime End If Next Wscript.Sleep 30*1000 'sleep 30 * 1000ms objRefresher.Refresh Loop ' End Script ⓦ 実行例 C:¥VBS> cscript //nologo Proc.vbs 406 付 録 ⓦ 実行結果例 Proc0 : PercentProcessorTime=0 Proc1 : PercentProcessorTime=0 Proc2 : PercentProcessorTime=0 Proc3 : PercentProcessorTime=0 Proc4 : PercentProcessorTime=76 Proc5 : PercentProcessorTime=0 Proc6 : PercentProcessorTime=0 Proc7 : PercentProcessorTime=0 Proc_Total : PercentProcessorTime=9 Proc0−7は各プロセッサの使用率、Proc_Totalはプロセッサ全体の使用率を示します。 索 引 407 索 引 A AC POWERランプ 145 ACTランプ 134, 142 ACインレット 136 ACリンク 271 Windows Server 2008 77 Windows Server 2008 R2 46 I C IDラベル 15 CMOSクリアジャンパ 140 CPU 207, 397, 399 L D DIMM 138, 139, 140, 195 増設順序 196 取り付け 198 取り外し 199 DISK ACCESSランプ 134, 142 DISKランプ 135, 143 DUMPスイッチ 135, 136 DVD-ROMドライブ 167 DVD Super MULTIドライブ 167 E ESMPRO/ServerAgent 327 ESMPRO/ServerAgent Extension 329 ESMPRO/ServerManager 334 EXPRESSBUILDER 312 起動 312 EXPRESSBUILDERにドライ バをロードする 313 ExpressPicnic 316 パラメータファイルの作 成 316 F FANコネクタ 140 Fibre Channelコントローラ Windows Server 2008 76 Flash FDD 171 Flashメモリ 282 H HDD BPコネクタ 140 Hyper-Vのサポートについて LANコネクタ 136 LANコネクタのランプ 144 LANドライバ Windows Server 2008 70 Windows Server 2008 R2 41 LINK/ACTランプ 136, 144 LSI Software RAID Configuration Utility 293 起動 293 終了 293 操作手順 295 メニューツリー 294 P PAEオプションを設定する方 法 Windows Server 2003 105 Windows Server 2008 77 PCIボード 214 RAIDコントローラの取り 付け 225 RAIDコントローラの取り 外し 228 RAIDコントローラ用増設 バッテリの取り付け 229 RAIDコントローラ用増設 バッテリの取り外し 236 注意事項 216 取り付け 222 取り外し 225 PCIライザーカード 138, 139 PCIライザーカード用コネクタ 140 POST 163 エラーメッセージ 345 POWERスイッチ 135, 162 POWERランプ 134, 141, 162 Processor 2 CPUIDSETUP 257 PROSet Windows Server 2003 97 Windows Server 2008 70 Windows Server 2008 R2 41 R RAIDコントローラ 取り付け 239 取り外し 239 RAIDコントローラ専用スロッ ト 138, 139 RAIDコントローラの取り付け PCIボード 225 RAIDコントローラの取り外し PCIボード 228 RAIDコントローラ用コネクタ 140 RAIDコントローラ用増設バッ テリの取り付け PCIボード 229 RAIDコントローラ用増設バッ テリの取り外し PCIボード 236 RAIDコントローラ用バッテリ トレイ 138, 139 RAIDコンフィグレーション ジャンパ 140 RAIDシステムのコンフィグ レーション 285 RAIDシステムの有効化 291 RAIDについて 285 RAIDの概要 285 RAIDのコンフィグレーション 情報をセーブ/ロードする 313 RAIDレベル 288 RESETスイッチ 135 S SASコントローラ Windows Server 2003 104 408 索 引 Windows Server 2008 76 SATA DVDコネクタ 140 SATA コネクタ 140 SCSIコントローラ Windows Server 2003 104 Windows Server 2008 76 SETUP 246 Access Level 253 AC-LINK 271 Active Processor Cores 256 Adjacent Cache Line Prefech 256 Administrator Password 267 Advanced 255 Advanced Chipset Configuration 261 Assert NMI on PERR 270 Assert NMI on SERR 270 Auto Clear Event Logs 276 Available under 4GB 259 Baud Rate 266 BIOS Information 253 BIOS Redirection Port 265 BIOS Revision 273 BIOS Version 253 BMC Device ID 273 BMC Device Revision 273 BMC Firmware Revision 273 BMC IRQ 271 BMC LAN Configuration 270, 274 BMC Network Configuration 274 Board Part Number 273 Board Serial Number 273 Boot 279 Boot Configuration 279 Boot Monitoring 270 Boot Monitoring Policy 270 Boot Option #1 279 Boot Option #2 279 Boot Option #3 279 Boot Option #4 279 Boot Option Priorities 279 Bootup Numlock State 279 Build Date 253 CD/DVD ROM Drive BBS Priorities 279 Chassis Part Number 273 Chassis Serial Number 273 Check previous System Config 271 Clear All Event Logs 276 Clear BMC Configuration 275 CLI SETUP 271 Command Line Interface 275 Console Redirection Settings 265 Continue C.R. after POST 266 CPU1_DIMM1-6 Status 259 CPU2_DIMM1-6 Status 259 Current TPM Status Information 269 Data Bits 266 Data Reuse Optimization 256 Default Gateway 274 Device Reset Timeout 264 DHCP 274 Disable USB Ports 268 Discard Changes 281 Discard Changes and Exit 280 EIST 256 EMT64 257 Event Log Configuration 270 , 276 Execute Disabled Bit 256 Floppy Drive BBS Priorities 279 Flow Control 266 FRB-2 Policy 270 Hard Disk Pre-Delay 262 Hard Drive BBS Priorities 279 Hardware Memory Test 258 Hardware Prefetcher 256 HPET 261 HTTP 275 HTTP Port Number 275 HTTPS 275 HTTPS Port Number 275 Hyper-Threading 256, 257, 258 Intel(R) I/O AT 261 Intel(R) VT-d 261 IP Address 274 L1 Data Prefetcher 256 L2 Cache RAM 257 L3 Cache RAM 257 LAN1 Option ROM Scan 260 LAN2 Option ROM Scan 260 LAN Connection Type 274 LAN Controller 260 Language 253 Load Setup Defaults 281 Main 252 Management LAN MAC Address 273 Memory Configuration 258 Memory Frequency 258 Memory Information 253, 259 Memory/Processor Error 271 Memory RAS Mode 258 Memory Voltage 258 Microcode Revision 257 Network Drive BBS Priorities 279 NUMA 258 Onboard LAN1 MAC Address 273 索 引 409 Onboard LAN2 MAC Address 273 Parity 266 Password Configuration 267 Password On Boot 268 PCI Configuration 260 PCI Slot 0A Option ROM 260 PCI Slot 1B Option ROM 260 PCI Slot 1C Option ROM 260 Pending TPM operation 269 Performance/wait 256 PIA Revision 273 Platform Event Filtering 271 Post Error Pause 271 Power ON Delay Time 271 Power Switch Inhibit 271 Processor 1 CPUID 257 Processor C3 Report 256 Processor Configuration 255 Processor Cores 257 Processor Information 256 , 258 Processor Speed 257 Processor Type 257 QPI Frequency 261 Quiet Boot 279 SATA Configuration 262 SATA Information 262, 263 SATA Mode 262 SATA Port0 263 SATA Port1 263 SATA Port2 263 SATA Port3 263 SATA Port4 263 SATA Port5 263 Save & Exit 280 Save Changes 281 Saving Changes and Exit 280 SDR Revision 273 Security 267 Security Configuration 268 Serial A Base I/O 265 Serial A Interrupt 265 Serial B Base I/O 265 Serial B Interrupt 265 Serial Port A 265 Serial Port A Settings 265 Serial Port B 265 Serial Port B Settings 265 Serial Port Configuration 265 Server 270 Server Class 256 Setup Prompt Timeout 279 Shared BMC LAN 274 SSH 275 SSH Port Number 275 Stop Bits 266 Subnet Mask 274 System Date 253 System Event Log 276, 277 System Language 253 System Management 270, 273 System Part Number 273 System Serial Number 273 System Time 253 Telnet 275 Telnet Port Number 275 Terminal Type 265 Thermal Sensor 271 Total Memory 253, 259 TPM Active Status 269 TPM Configuration 269 TPM Enabled Status 269 TPM Owner Status 269 TPM State 269 TPM SUPPORT 269 Trusted Computing 268, 269 Tubo Boost 256 USB 2.0 Support 264 USB Configuration 264 User Password 267 VT-x 256 Wake On LAN/PME 261 Wake On Ring 261 Wake On RTC Alarm 261 Web Interface 274 画面 248 キー 248 起動 247 設定例 249 説明 252 デフォルト値に戻す 281 内容を保存しない 280 破棄 281 パラメータ 252 保存 280 Speedランプ 136, 145 STATUSランプ 134, 141 U UIDスイッチ 135, 136, 166 UIDランプ 134, 136, 143, 166 Universal RAID Utility 330 UPS 272 USBコネクタ 135, 136, 140 USBメモリモジュールコネク タ 140 W Windows Server 2003 PAEオプションを設定す る方法 105 PROSet 97 SASコントローラ 104 SCSIコントローラ 104 カスタムインストールモ デル 80 管理ユーティリティのイ ンストール 106 グラフィックスアクセラ レータドライバ 104 シームレスセットアップ 82 システムのアップデート 106 障害処理のためのセット アップ 117 セットアップ 80 セットアップの手順 87, 81 セットアップの流れ 86 410 索 引 セットアップ前の確認事 項 83 ネットワークモニタ 125 マニュアルセットアップ 129 ユーザーモードプロセス ダンプの取得方法 123 ワトソン博士 123 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 障害処理のためのセット アップ 117 セットアップ 79 マニュアルセットアップ 128 Windows Server 2008 Fibre Channelコントロー ラ 76 Hyper-Vのサポートについ て 77 LANドライバ 70 PAEオプションを設定す る方法 77 PROSet 70 SASコントローラ 76 SCSIコントローラ 76 カスタムインストールモ デル 47 管理ユーティリティのイ ンストール 78 グラフィックスアクセラ レータドライバ 76 シームレスセットアップ 51 システムのアップデート 78 修正モジュールの適用 70 障害処理のためのセット アップ 112 セットアップ 47 セットアップの手順 59, 48 セットアップの流れ 58 セットアップ前の確認事 項 53 ネットワークモニタ 124 マニュアルセットアップ 128 ユーザーモードプロセス ダンプの取得方法 122 Windows Server 2008 R2 Hyper-Vのサポートについ て 46 LANドライバ 41 PROSet 41 SASコントローラ 45 SCSIコントローラ 45 カスタムインストールモ デル 20 管理ユーティリティのイ ンストール 46 グラフィックスアクセラ レータドライバ 45 シームレスセットアップ 24 システムのアップデート 46 障害処理のためのセット アップ 107 セットアップの手順 30 , 21 セットアップの流れ 29 セットアップ前の確認事 項 25 ユーザーモードプロセス ダンプの取得方法 121 Windows用OEM-Diskを作成 する 313 ア アラートの確認 336, 337 安全上のご注意 v 安全にかかわる表示について iii 移動と保管 390 イベントログの採取 379 インターネットホームページ のご案内 396 運用・保守編 335 エラーメッセージ 345 POST 165 Windows 354 仮想LCD 351 画面 346 サーバ管理アプリケー ション 354 応用セットアップ 127 オートランで起動するメ ニュー 315 オプションCOMコネクタ 140 オプションサービス 395 オペレーティングシステムの セットアップ 19 カ 拡張スロット 397, 399 各部の名称と機能 134 カスタムインストールモデル Windows Server 2003 80 Windows Server 2008 47 Windows Server 2008 R2 20 仮想メモリ 120 管理ユーティリティのインス トール Windows Server 2003 106 Windows Server 2008 78 Windows Server 2008 R2 46 キースロット 134 キーボードコネクタ 136 記号 iv, xix 起動順位 279 基本サービス 394 基本的な操作 161 キャッシュ 397, 399 強制イジェクトホール 170 強制電源OFF 307 グラフィックスアクセラレー タドライバ Windows Server 2003 104 Windows Server 2008 76 Windows Server 2008 R2 45 クリーニング 338 警告ラベル xiii 言語 253 交換 電源ユニット 193 交換手順 光ディスクドライブ 241 構成情報の採取 380 コネクタ FAN 140 HDD BP 140 LANコネクタ 136 PCIライザーカード用コネ クタ 140 RAIDコントローラ用 140 SATA DVD 140 索 引 411 SATA HDDコネクタ 140 USBコネクタ 135, 136, 140 USBメモリモジュール 140 オプションCOM 140 キーボードコネクタ 136 電源コネクタ 140 フロントパネル用 140 フロントビデオ 140 マウスコネクタ 136 モニタコネクタ 135, 136 サ サーバ管理 5, 14 サーバの確認 166 シームレスセットアップ Windows Server 2003 82 Windows Server 2008 51 Windows Server 2008 R2 24 時刻の設定 253 システムBIOSのセットアップ 246 システム構築のポイント 10 システム情報のバックアップ 126 システム診断 341 システムのアップデート Windows Server 2003 106 Windows Server 2008 78 Windows Server 2008 R2 46 システムの修復 381 質量 397 修正モジュールの適用 Windows Server 2008 70 修理 393 仕様 397 障害コール受付窓口 396 障害時の対処 344 障害情報の採取 379 障害処理のためのセットアッ プ 107 Windows Server 2003 117 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 117 Windows Server 2008 112 Windows Server 2008 R2 107 使用上のご注意 iii 譲渡 xxii 情報機器リサイクルセンター 396 シリアルポート 136 スイッチ DUMPスイッチ 135, 136 POWERスイッチ 135 RESETスイッチ 135 UIDスイッチ 135, 136 ステータスランプの確認 337 ストレージ管理 6, 14 スポット保守サービス 395 スライドタグ 135 静電気対策について 174 セキュリティキー 161 接続 158 設置 146 セットアップ Windows Server 2003 80 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 79 Windows Server 2008 47 Windows Server 2008 R2 20 論理ドライブが複数存在 する場合 130 セットアップの手順 Windows Server 2003 87 Windows Server 2008 59 Windows Server 2008 R2 30 Windows Server 2003 81 Windows Server 2008 48 Windows Server 2008 R2 21 セットアップの流れ Windows Server 2003 86 Windows Server 2008 58 Windows Server 2008 R2 29 セットアップ前の確認事項 Windows Server 2003 83 Windows Server 2008 53 Windows Server 2008 R2 25 セットアップを始める前に 15 増設電源ユニットスロット 136 装置情報収集ユーティリティ 332 ソフトウェア編 309 ソフトウェアリセット 306 タ チップセット 397, 399 ディスク管理 6 デバッグ情報 107 電源 398, 400 電源管理 8, 14 電源コネクタ 140 電源のOFF 166 電源のON 162 電源ユニット 136, 138, 139, 190 取り付け 190 交換 193 添付のDVDについて 310 電力管理 8 電力制御機能 388 導入にあたって 10 導入編 1 特長 3 トップカバー 137, 194 取り付け 194 取り外し 194 トップカバーセンサ 138, 139 ドライブ文字の修正 130 トラブルシューティング 355 ESMPRO 374 EXPRESSBUILDER 370 ExpressPicnic 374 412 索 引 MN8190-127 FibreChannelコントロー ラについて 378 RAIDシステム、RAIDコン トローラについて 375 Windows 358 オートランで起動するメ ニューについて 373 シームレスセットアップ 371 本体について 355 取り扱い上のご注意 xv 取り付け 電源ユニット 190 DIMM 198 PCIボード 222 RAIDコントローラ 239 トップカバー 194 ハードディスクドライブ 180 プロセッサ 208 フロントベゼル 161 ラック 148 取り付け/取り外し後の確認 177 取り付け/取り外しの準備 175 取り外し DIMM 199 PCIボード 225 RAIDコントローラ 239 トップカバー 194 プロセッサ 213 フロントベゼル 161 ラック 148 ナ 内蔵オプションの取り付け 173 日常の保守 336 ネットワーク管理 8 ネットワークモニタ 124 Windows Server 2003 125 Windows Server 2008 124 ハ ハードウェアのセットアップ 18 ハードウェア編 133 ハードディスクドライブ 178 取り付け 180 取り外し 186 ハードディスクドライブのラ ンプ 143 ランプ 143 ハードディスクドライブベイ 135, 138, 139 ハードリセット 306 廃棄 xxiii パスワード 282 パスワードクリアジャンパ 140 バックアップ 338 バックアップ管理 7 バックプレーン 138, 139 パラメータファイルの作成 316 ハンドル 135 バンドルソフトウェア 327, 334 ビープ音 350 光ディスクドライブ 138, 167, 241 交換手順 241 光ディスクドライブベイ 135, 139 日付の設定 253 標準インタフェース 399 付属品 xxi ブランクパネル 136 フルハイトPCIボード増設用ス ロット 136 プロセッサ 138, 139, 140, 207 取り付け 208 取り外し 213 プロダクトキー 15 フロントパネルボード 138, 139 フロントパネル用コネクタ 140 フロントビデオ用コネクタ 140 フロントベゼル 134, 161 取り付け 161 取り外し 161 ページングファイルサイズ 120, 199 保守サービス 394 保守ツール 382 起動 382 機能 384 コンソールレス 386 保証 392 本書について xix 本書の構成 xx マ マウスコネクタ 136 マザーボード 138, 139, 140 マニュアルセットアップ Windows Server 2003 129 Windows Server 2003 R2, x64 Editions 128 Windows Server 2008 128 Windows Server 2008 R2 128 マネージメント専用LANコネ クタ 136 無停電電源装置 272 無停電電源装置(UPS) 160 メモリ 195, 397, 399 メモリスペアリング機能 205 メモリダンプ 107 メモリダンプの採取 380 メモリミラーリング機能 201 モニタコネクタ 135, 136 ヤ ユーザーサポート 392 ユーザーモードプロセスダン プ 380 ユーザーモードプロセスダン プの取得方法 121 Windows Server 2003 123 Windows Server 2008 122 Windows Server 2008 R2 121 輸送 xxiv ラ ライザーカード 214 ラック 取り付け 148 取り外し 148 ラックの設置 146 ランプ AC POWERランプ 145 ACTランプ 134, 142 索 引 413 DISK ACCESSランプ 134 , 142 DISKランプ 135, 143 LANコネクタのランプ 144 LINK/ACTランプ 136, 144 POWERランプ 134 , 141 Speedランプ 136, 145 STATUSランプ 134, 141 UIDランプ 134, 136, 143 リサイクル 396 リセット 306 リチウムバッテリ 140 リモート管理 9 留意点 11 リリースボタン 137 冷却ファン 138, 139 レールアセンブリ 149, 150 ロープロファイルPCIボード増 設用スロット 136 論理ドライブが複数存在する 場合 130 ワ ワトソン博士 Windows Server 2003 123 ワトソン博士の診断情報 380 割り込みライン 284 414 メモ メ モ 三菱サーバコンピュータ FT8600 モデル 210Rg ユーザーズガイド 2010年 7月 初版 三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社 〒247-8520 神奈川県鎌倉市上町屋325 http://www.mdit.co.jp 乱丁・落丁はお取り替えします。 弊社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。 <本装置の利用目的について> 本製品は、高速処理が可能であるため、高性能コンピュータの平和的利用に関する日本政府の指 導対象になっております。 ご使用に際しましては、下記の点につきご注意いただけますよう、よろしくお願いいたします。 1. 本製品は不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。 2. パスワード等により適切なアクセス管理をお願いいたします。 3. 大量破壊兵器およびミサイルの開発、ならびに製造等に関わる不正なアクセスが行わ れるおそれがある場合には、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。 4. 不正使用が発覚した場合には、速やかに弊社相談窓口までご連絡ください。 注 意 この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こ すことがあります。この場合には使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。 VCCI−A 高調波適合品 この装置は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2適合品です。 :JIS C 61000-3-2適合品とは、日本工業規格「電磁両立性−第3-2部:限度値−高調波電流発生限度値(1相当たりの 入力電流が20A以下の機器)」に基づき、商用電力系統の高調波環境目標レベルに適合して設計・製造した製品です。 回線への接続について 本体を公衆回線や専用線に接続する場合は、本体に直接接続せず、技術基準に適合し認定されたボードまたはモデム等 の通信端末機器を介して使用してください。 電源の瞬時電圧低下対策について この装置は、落雷等による電源の瞬時電圧低下に対し不都合が生じることがあります。電源の瞬時電圧低下対策として は、交流無停電電源装置(UPS)等を使用されることをお勧めします。 レーザ安全基準について この装置にオプションで搭載される光学ドライブは、レーザに関する安全基準(JIS・C-6802、IEC 60825-1)クラス1 に適合しています。 海外でのご使用について この装置は、日本国内での使用を前提としているため、海外各国での安全規格等の適用を受けておりません。したがっ て、この装置を輸出した場合に当該国での輸入通関および使用に対し罰金、事故による補償等の問題が発生することが あっても、弊社は直接・間接を問わず一切の責任を免除させていただきます。