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燕市国民健康保険特別会計年度別決算比較表
資料1 H24.11.1(木) PM1:30~ 燕市国民健康保険特別会計年度別決算比較表 【歳出】 【歳入】 目 款 項 01国民健康保険税 01国民健康保険税 01一般被保険者国民健康保険税 02退職被保険者等国民健康保険税 02使用料及び手数料 01手数料 01督促手数料 03国庫支出金 01国庫負担金 01療養給付費等負担金 02高額医療費共同事業負担金 03特定健康診査等負担金 02国庫補助金 01財政調整交付金 H22年度 決算 割合 金額 1,695,793,556 20.4% 1,695,793,556 20.4% H23年度 決算比較 決算 (H22⇔H23) 款 項 割合 金額 差引額 1,686,178,017 19.9% ▲ 9,615,539 01総務費 01総務管理費 1,686,178,017 19.9% ▲ 9,615,539 1,552,430,471 18.7% 1,526,573,495 18.0% ▲ 25,856,976 143,363,085 1.7% 159,604,522 1.9% 16,241,437 917,900 0.0% 949,000 0.0% 31,100 917,900 0.0% 949,000 0.0% 31,100 917,900 0.0% 949,000 0.0% 31,100 2,047,352,681 24.6% 2,012,946,924 23.8% ▲ 34,405,757 1,477,787,616 17.8% 1,459,139,699 17.2% ▲ 18,647,917 1,425,447,069 17.1% 1,408,132,564 16.6% ▲ 17,314,505 38,273,547 0.5% 38,111,135 0.5% 目 94,762,536 1.2% 88,044,800 79,888,205 1.0% 78,881,814 1.0% ▲ 1,006,391 02国民健康保険団体連合会負担金 14,874,331 0.2% 9,162,986 0.1% ▲ 5,711,345 13,133,397 0.2% 10,320,330 0.1% ▲ 2,813,067 13,133,397 0.2% 10,320,330 309,512 0.0% 310,057 0.0% 309,512 0.0% 310,057 0.0% 545 559,650 0.0% 513,450 0.0% ▲ 46,200 0.0% 02徴税費 01賦課徴収費 03運営協議会費 01運営協議会費 04趣旨普及費 01趣旨普及費 ▲ 162,412 02保険給付費 01療養諸費 14,067,000 0.2% 12,896,000 0.2% ▲ 1,171,000 569,565,065 6.8% 553,807,225 6.5% ▲ 15,757,840 01一般被保険者療養給付費 02退職被保険者等療養給付費 564,034,000 6.8% 552,122,000 6.5% ▲ 11,912,000 3,347,565 0.0% 0 0.0% ▲ 3,347,565 03一般被保険者療養費 02出産育児一時金補助金 1,840,000 0.0% 780,000 0.0% ▲ 1,060,000 04退職被保険者等療養費 343,500 0.0% 277,225 0.0% ▲ 66,275 0 0.0% 628,000 0.0% 628,000 423,967,105 5.1% 514,697,622 6.1% 90,730,517 01一般被保険者高額療養費 423,967,105 5.1% 514,697,622 6.1% 90,730,517 02退職被保険者等高額療養費 04災害臨時特例補助金 04療養給付費等交付金 01療養給付費等交付金 01療養給付費等交付金 05前期高齢者交付金 01前期高齢者交付金 H23年度 決算比較 決算 (H22⇔H23) 割合 金額 差引額 99,188,637 1.2% ▲ 9,576,458 01一般管理費 ※02介護従事者処遇改善臨時特例交付金 03高齢者医療制度円滑運営事業補助金 H22年度 決算 割合 金額 108,765,095 1.4% 05審査支払手数料 02高額療養費 559,650 1.1% ▲ 6,717,736 0.1% ▲ 2,813,067 545 513,450 0.0% ▲ 46,200 5,485,491,902 68.7% 5,523,191,795 67.1% 37,699,893 4,910,783,546 61.5% 4,931,481,430 59.9% 20,697,884 4,516,094,760 56.6% 4,483,160,232 54.5% ▲ 32,934,528 345,354,740 4.3% 401,371,545 30,937,951 0.4% 29,292,650 4.9% 56,016,805 0.4% ▲ 1,645,301 2,983,128 0.0% 2,536,031 0.0% 15,412,967 0.2% 15,120,972 0.2% ▲ 447,097 ▲ 291,995 541,068,356 6.8% 556,380,365 6.8% 15,312,009 507,865,991 6.4% 508,384,852 6.2% 518,861 32,780,928 0.4% 47,499,872 0.6% 14,718,944 423,967,105 5.1% 514,697,622 6.1% 90,730,517 03一般被保険者高額介護合算療養費 421,437 0.0% 495,641 0.0% 74,204 1,979,578,285 23.8% 2,191,644,459 25.9% 212,066,174 04退職被保険者等高額介護合算療養費 0 0.0% 0 0.0% 0 03移送費 1,979,578,285 23.8% 2,191,644,459 25.9% 212,066,174 0 0.0% 0 0.0% 0 1,979,578,285 23.8% 2,191,644,459 25.9% 212,066,174 01一般被保険移送費 0 0.0% 0 0.0% 0 337,515,547 4.1% 329,293,135 3.9% ▲ 8,222,412 02退職被保険者等移送費 0 0.0% 0 0.0% 0 52,340,547 0.6% 51,007,135 0.6% ▲ 1,333,412 26,840,000 0.3% 27,680,000 0.3% 840,000 01高額医療費共同事業負担金 38,273,547 0.5% 38,111,135 0.5% ▲ 162,412 26,840,000 0.3% 27,680,000 0.3% 840,000 02特定健康診査等負担金 14,067,000 0.2% 12,896,000 0.2% ▲ 1,171,000 6,800,000 0.1% 7,650,000 0.1% 850,000 285,175,000 3.4% 278,286,000 3.3% ▲ 6,889,000 0.1% 7,650,000 0.1% 850,000 285,175,000 3.4% 278,286,000 3.3% ▲ 6,889,000 03後期高齢者支援金等 936,274,690 11.3% 938,839,823 11.1% 2,565,133 936,274,690 11.3% 938,839,823 11.1% 2,565,133 01後期高齢者支援金等 01高額医療費共同事業交付金 146,407,201 1.8% 154,680,847 1.8% 8,273,646 02後期高齢者関係事務費拠出金 02保険財政共同安定化事業交付金 789,867,489 9.5% 784,158,976 9.3% 52,402 0.0% 18,000 0.0% 52,402 0.0% 18,000 0.0% ▲ 34,402 01前期高齢者納付金 52,402 0.0% 18,000 0.0% ▲ 34,402 02前期高齢者関係事務費拠出金 547,414,248 6.6% 437,450,771 5.2% ▲ 109,963,477 ※05老人保健拠出金 417,414,248 5.0% 406,747,771 4.8% ▲ 10,666,477 417,414,248 5.0% 406,747,771 4.8% ▲ 10,666,477 01老人保健医療費拠出金 130,000,000 1.6% 30,703,000 0.4% ▲ 99,297,000 01老人保健拠出金 130,000,000 1.6% 30,703,000 0.4% ▲ 99,297,000 05介護納付金 01前期高齢者交付金 06県支出金 01県負担金 02県補助金 01国民健康保険調整交付金 07共同事業交付金 01共同事業交付金 08財産収入 01財産運用収入 01利子及び配当金 09繰入金 01他会計繰入金 01一般会計繰入金 02基金繰入金 01給付準備基金繰入金 ※02出産資金貸付基金繰入金 10繰越金 0.0% 04出産育児一時金 01出産育児一時金 05葬祭費 01葬祭費 01後期高齢者支援金等 ▲ 5,708,513 04前期高齢者納付金等 01前期高齢者納付金等 ▲ 34,402 01老人保健拠出金 01介護納付金 0.0% 01介護納付金 6,800,000 878,178,783 11.0% 1,003,500,317 12.2% 125,321,534 878,178,783 11.0% 1,003,500,317 12.2% 125,321,534 878,066,131 11.0% 1,003,404,072 12.2% 125,337,941 112,652 0.0% 96,245 0.0% ▲ 16,407 1,524,862 0.0% 2,967,656 0.0% 1,442,794 1,524,862 0.0% 2,967,656 0.0% 1,442,794 1,414,376 0.0% 2,873,598 0.0% 1,459,222 110,486 0.0% 94,058 0.0% ▲ 16,428 61,137 0.0% 0 0.0% ▲ 61,137 0.0% 0 0.0% ▲ 61,137 61,137 0.0% 0.0% 61,137 0.0% 0.0% ▲ 61,137 390,115,279 4.9% 447,061,605 5.4% 56,946,326 390,115,279 4.9% 447,061,605 5.4% 56,946,326 390,115,279 4.9% 447,061,605 5.4% 56,946,326 969,507,585 12.2% 982,529,294 11.9% 13,021,709 969,507,585 12.2% 982,529,294 11.9% 13,021,709 333,303,734 4.0% 339,244,938 4.0% 5,941,204 333,303,734 4.0% 339,244,938 4.0% 5,941,204 06共同事業拠出金 333,303,734 4.0% 339,244,938 4.0% 5,941,204 19,832,089 0.2% 17,348,363 0.2% ▲ 2,483,726 01高額医療費共同事業拠出金 152,930,182 1.9% 152,444,543 1.9% ▲ 485,639 7,866,820 0.1% 6,396,800 0.1% ▲ 1,470,020 02保険財政共同安定事業拠出金 816,577,403 10.2% 830,084,751 10.1% 13,507,348 7,350,575 0.1% 6,009,228 0.1% 1.3% 104,139,983 1.3% 1,137,844 0.0% 387,572 0.0% ▲ 1,341,347 07保健事業費 01特定健康診査等事業費 ▲ 128,673 103,002,139 516,245 51,690,595 0.7% 52,604,180 0.6% 913,585 03一般被保険者加算金 0 0.0% 0 0.0% 0 51,690,595 0.7% 52,604,180 0.6% 913,585 04退職被保険者等加算金 0 0.0% 0 0.0% 0 51,311,544 0.6% 51,535,803 0.6% 224,259 11,965,269 0.1% 10,951,563 0.1% ▲ 1,013,706 51,311,544 0.6% 51,535,803 0.6% 224,259 4,217,793 0.1% 5,229,773 0.1% 52,402 0.0% 18,000 0.0% ▲ 34,402 0 0.0% 0 0.0% 52,402 0.0% 18,000 0.0% ▲ 34,402 52,402 0.0% 18,000 0.0% ▲ 34,402 0 0.0% 0 0.0% 0 0 0.0% 0 0.0% 0 01繰越金 01繰越金 11諸収入 01延滞金加算金及び過料 01一般被保険者延滞金 02退職被保険者等延滞金 02雑入 01一般被保険者第三者納付金 02退職被保険者等第三者納付金 03一般被保険者返納金 04退職被保険者等返納金 05雑入 【歳入合計】 4,456,772 0.1% 1,175,162 0.0% 26,782 0.0% 0 0.0% 3,263,922 0.0% 4,546,628 0.1% 8,322,002,237 100.0% 8,468,611,052 100.0% 01共同事業拠出金 01特定健康診査等事業費 02保健事業費 01保健衛生普及費 1,011,980 08基金積立金 0 ▲ 3,281,610 01基金積立金 01給付準備基金積立金 ▲ 26,782 ※10公債費 01公債費 1,282,706 146,608,815 01利子 9諸支出金 01償還金及び還付加算金 01過年度支出金 02一般被保険者保険税還付金 03退職被保険者等保険税還付金 04一般被保険者還付加算金 05退職被保険者等還付加算金 0.0% 46,058,115 0.6% 70,273,124 0.9% 24,215,009 46,056,815 37,820,315 8,186,700 0 0.6% 0.5% 0.1% 0.0% 70,273,124 61,668,324 8,552,200 52,600 0.9% 0.8% 0.1% 0.0% 24,216,309 23,848,009 365,500 52,600 49,800 0.0% 0 0.0% ▲ 49,800 0 0.0% 0 0.0% 0 ※06高額療養費特別支給金 02延滞金 01延滞金 10予備費 01予備費 01予備費 【歳出合計】 ●【歳入-歳出】 ●【歳入 歳出】 繰越金 0.0% 0.0% 0.0% 1,300 0.0% 0 0.0% ▲ 1,300 1,300 0.0% 0 0.0% ▲ 1,300 0 0.0% 0 0.0% 0 0 0.0% 0 0.0% 0 0 0.0% 0 0.0% 0 7,982,757,299 100.0% 8,232,870,411 100.0% 250,113,112 339,244,938 235,740,641 103,504,297 資料 2 H24.11.1(木)PM1:30~ 燕 市 国 民 健 康 保 険 の 現 状 Ⅰ. 燕市国民健康保険の現状 1)被保険者数及び世帯数の推移 P 1 2)歳入の状況 P 2 3)給付準備基金残高 P 3 4)歳出の状況 P 4 5)医療費・調剤費の総額と一人当たりの医療費・調剤費の推移 P 5 6)一人当たりの保険税調定額と保険給付費 P 6 7)国民健康保険特別会計の財政状況 P 7 市民生活部 保険年金課 Ⅰ.燕市国民健康保険の 燕市国民健康保険の現状 国民健康保険制度を取り巻く環境は、制度改正及び広域化推進等により極めて流動的 な状況となっており、財政運営については、医療費の増加、高齢化の加速、無収入加入 者の増、収納率の低迷など、非常に厳しい現状です。 このような状況の中、燕市の国民健康保険においても、医療給付額等の増加に対して 支出に見合った財源の確保が困難な状況となってきました。本来、国民健康保険は特別 会計で運営されるため、支出に対する財源を独自に確保することが原則となります。 燕市国民健康保険の財政状況は、平成21年度以降実質収支において赤字となってお りましたが、前年度繰越金及び給付準備基金の繰入れにより黒字決算を維持してきまし た。しかしながら、平成24年度において、前年度繰越金、給付準備基金をほぼ使いき ることになってしまい。平成25年度以降は必要な保険給付費等の支払いができない状 況が予想され、今後の財源確保が緊急の課題となります。 1 被保険者数及 被保険者数及び び世帯数の 世帯数の推移 【被保険者数】は、平成20年以降、減少の傾向が続いています。その主な要因とし ては、平成20年後半のリーマンショック以降、新規の社会保険離脱等による加入者が 増えましたが、それ以上に後期高齢者医療制度の創設に伴い、75歳年齢到達により後 期高齢者医療制度に移行する被保険者が多いことが挙げられます。 今後についても、現状では被保険者数は減少傾向になると予想されます。 被保険者数 被保険者数と世帯数 世帯数 11,800 23,000 11,678 11,683 22,500 被保険者数 被保険者数( (人) 11,600 11,536 世 帯 数 22,000 11,387 21,500 21,000 22,115 21,962 11,200 21,482 20,500 20,934 20,000 11,000 平成20年度 ※ 11,400 平成21年度 平成22年度 各年度末の被保険者数・世帯数 1 平成23年度 2 歳入 歳入の の状況 国民健康保険特別会計の【歳入】は、国民健康保険税、国・県からの支出金、社会保 険診療報酬支払基金からの交付金、市の一般会計繰入金などにより構成されています。 平成22年度以降は、国民健康保険税が減少していますが、平成22年度の保険税の 算定が平成21年中の所得に基づくため、平成20年度のリーマンショック後の景気低 迷による所得の減少の影響や非自発的失業者に対する保険税の軽減措置が実施されたこ とが要因と考えられます。 また、前期高齢者の医療費に対する交付金が増加していますが、これは65歳以上の 被保険者の偏在による各保険者間の不公平を調整する目的で交付されます。国保の加入 者に占める65歳以上の被保険者の割合が社会保険と比べて高いことと、年々前期高齢 者の医療費が伸びていることが主な要因となります。 さらに、歳入総額に対する税収の割合を見ると、平成20年度以降税収の割合が大幅 に低下していることがわかります。 歳入総額 百万円 9,000 8,000 7,000 6,000 18 (0.2%) 256 (3.3%) 384 (4.9%) 3,026 (38.6%) 21 (0.2%) 31 (0.4%) 333 (4.0%) 108 (1.3%) 682 (8.2%) 547 (6.6%) 3,248 (39.2%) 3,340 (40.1%) 18 (0.2%) 339 (2.8%) 437 (5.1%) 3,645 (46.4%) その他 繰越金 5,000 繰入金 他交付金 4,000 国県支出金 3,000 2,267 (28.9%) 2,328 (28.1%) 1,896 (24.2%) 1,894 (22.8%) 1,696 (20.4%) 1,686 (19.9%) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 計8,291 計8,322 2,385 (28.7%) 2,342 (25.9%) 保険税収 2,000 低下 1,000 0 計7,846 計8,469 ※ 各年度決算額 ※ 算出に当たり端数処理をしている関係で、合計額が実際の決算額を異なる場合がある。 2 歳入総額に対する保険税の割合 25.00% 24.16% 22.85% 22.50% 税収/歳入 20.38% 19.91% 20.00% 17.50% 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 3 給付準備基金残高 国民健康保険特別会計は、予想外の支出や財源の不足に備えて給付準備基金を設置し ています。平成20年度末で約4億7千8百万円の残高がありましたが、平成23年度 末で約2千3百万円まで減少し、今年度末には底をつく見込みとなっています。 基金残高 百万円 500 476 400 300 183 200 減少 100 54 23 0 平成20年度 ※ 平成21年度 平成22年度 各年度末の基金残高 3 平成23年度 4 歳出 歳出の の状況 【歳出】は、かかった医療費から被保険者が一部負担をした額を控除した保険給付費 が中心で、後期高齢者支援金、介護納付金、共同事業拠出金などの支援金、その他の総 務費や保健事業費などの支出から構成されます。 保険給付費と支援金等の増加が、歳出全体を増加させる主な要因となっています。 歳出総額 百万円 9,000 8,000 7,000 6,000 253 (3.3%) 199 (2.5%) 2,149 (27.8%) 259 (3.2%) 0 (0.0%) 227 (2.9%) 0 (0.0%) 2,239 (28.1%) 2,328 (29.2%) 289 (3.5%) 0 (0.0%) 2,436 (29.6%) 増加 5,000 その他支出 4,000 基金積立金 3,000 5,508 (66.9%) 5,138 (66.4%) 5,406 (67.9%) 5,484 (68.7%) 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 計7,739 計7,962 計7,983 計8,233 支援金等 保険給付費 2,000 1,000 0 ※ 各年度決算額 ※ 算出に当たり端数処理をしている関係で、合計額が実際の決算額を異なる場合がある。 4 5 医療費 医療費・ ・調剤費の 調剤費の総額と 総額と一人当たりの 一人当たりの医療費 たりの医療費・ 医療費・調剤費の 調剤費の推移 【医療費】については、総額、一人当たりともに平成20年度以降右肩上がりに上昇 していることがわかります。 【調剤費】は、平成22年にわずかに減少しましたが、平成 23年度において大幅に上昇することになりました。 結果的に、被保険者数の減少以上に医療費・調剤費が増加したため、保険給付費を増 大させることになったことがわかります。 医療費総額と一人当たり医療費 百万円 5,450 253,290 5,400 円 255,000 医療費 総額 1人当 医療費 250,000 246,195 5,350 245,000 5,300 5,250 238,699 240,000 5,200 5,150 233,497 5,399 235,000 5,296 5,100 5,050 5,374 230,000 5,116 225,000 5,000 220,000 4,950 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 調剤費 総額 調剤費総額と一人当たり調剤費 百万円 1,320 61,094 61,000 1,300 59,096 1,280 60,000 58,934 59,000 1,260 58,000 1,240 1,220 55,539 57,000 1,311 1,286 1,302 56,000 55,000 1,200 1,180 円 62,000 54,000 1,217 53,000 1,160 52,000 平成20年度 平成21年度 平成22年度 ※国民健康保険事業年報を基にした数値となります。 5 平成23年度 1人当 調剤費 6 一人当 一人当たりの たりの保険税調定額 たりの保険税調定額と 保険税調定額と保険給付費 保険税の【一人当たり調定額】は、平成20年度から平成22年度にかけて大幅に減 少し、その後はほぼ横ばいの状態となります。これは、景気の低迷による被保険者の所 得の減少や非自発的失業者の軽減措置などによることが要因と考えられます。 一方、 【保険給付費】は医療費・調剤費の上昇を背景に大幅に増加しており、給付(歳 出)に対する財源となる保険税調定額(歳入)が追い付かずに乖離している現状がわか ります。 1人当 調定額 一人当たり保険税調定額と保険給付額 円 1人当 給付費 300,000 250,000 200,000 広がる 150,000 258,425 250,599 243,648 234,473 100,000 50,000 89,254 87,830 79,653 80,737 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 一人当たり調定額=現年度調定額合計÷年度平均被保険者数 一人当たり保険給付費額=保険給付費合計÷年度平均被保険者数 6 平成23年度 7 国民健康保険特別会計 国民健康保険特別会計の の財政状況 現在、国民健康保険特別会計は決算上、歳入が歳出を上回っており、黒字決算となっ ていますが、この決算額には、前年度からの繰越金や給付準備基金からの繰入れが含ま れる形式収支での黒字となります。 形式収支(決算額) 百万円 400 339 329 350 300 236 250 200 150 108 100 50 0 平成20年度 ※ 平成21年度 平成22年度 平成23年度 形式収支=歳入(決算額)-歳出(決算額) しかしながら、前年度の繰越金や給付準備基金からの繰入れを除外した実質的な収支 である【実質単年度収支】を見ると、既に平成21年度から赤字となり、年々赤字額が 増大していることがわかります。このことは、当該年度のみの収入財源では必要な支出 を賄えていないことを端的に示しており、この構造的な歳入不足を解消するためには、 保険給付額の抑制と支出額に応じた適正な保険税賦課額が必要となります。 単年度実質収支 百万円 100 50 50 0 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 -50 -100 -71 -124 -150 ※ 実質単年度収支=歳入-歳出-繰越金-基金繰入金+基金積立金 7 -134 資料 3 平成 24 年 11 月 1 日 燕市国保運営協議会 ジェネリック医薬品利用促進事業(中間報告) 広報啓発事業等 ☆広報啓発活動 広 報 つ ば め 掲 載 6 回 ( 4/15 . 5/15. 6/1・ 15 . 7/1・ 15) ☆出前講座 老人会や婦人会、保健医療・福祉関係者等に実施 ☆ラジオはーと 20件 2回 ☆ジェネリック医薬品希望カード付保険証ケースの配布 保 険 証 更 新 時 に 全 加 入 者 に 配 布 ( 20,800 人 ) ☆その他 高 齢 受 給 者 証 更 新 時 パ ン フ レ ッ ト 配 布 ( 3,500 人 ) 特定健診会場での広報 公共施設でのポスター掲示 差額通知事業 <第1回> 発送日 対象者 5 月 23 日 1,642 人 ( 差 額 が 300 円 以 上 を 対 象 ) 発送日 対象者 <第3回予定> 発送日 対象者 <第4回予定> 発送日 7 月 27 日 1,707 人 ( 差 額 が 100 円 以 上 を 対 象 ) <第2回> 9 月 26 日 1,716 人 ( 差 額 が 100 円 以 上 を 対 象 ) 11 月 26 日 資料 3 平成 24 年 11 月 1 日 燕市国保運営協議会 ☆第1回差額通知の効果 ・切替率 ・効果額の試算 34.17% ( 561 人 /1,642 人 ) ●比較対象月で削減効果のあった対象者について集計 ¥12,000,000 ¥10,000,000 ¥686,272 ¥824,395 ¥1,560,620 ¥8,000,000 ( 薬 剤 費 削減効果額 ¥6,000,000 ) 後発金額 ¥9,043,245 ¥4,000,000 先発金額 ¥7,344,700 ¥2,000,000 ¥0 比較対象月の実績を 基準月の後発品普及率で 換算した薬剤費 比較対象月の実績を 基準月の後発品普及率で 換算した薬剤費 先発金額 後発金額 合計金額 9,043,245 686,272 9,729,517 比較対象月の薬剤費 比較対象月の薬剤費 7,344,700 1,560,620 8,905,320 削減効果額 0 824,395 ☆後発品普及率の推移(数量) ●各診療月における、薬剤総量に占める後発医薬剤量 ・ H 24.2 月 診 療 分 25.78% ・ H 24.4 月 診 療 分 25.75% ・ H 24.6 月 診 療 分 26.60% ※ H 23.10 月 診 療 分 新 潟 県 24.9% 全 国 23.5% 平成23年度「 住民組織等のよる健康なまちづくり事業 」事業結果 「からだもこころもあったか講座」生活習慣改善のための運動グループの育成事業 1,事業の必要性: 燕市の特定健診受診者で「1回30分以上の運動を週2回行っている人」が3割で「運動習慣のな い人」の割合が7割を占めています。また、燕市の肥満の率は、幼児から成人まで県平均を上回って おります。そこで、住民が運動の大切さを肌で感じ、継続して行くには「運動は楽しい。運動を通し、 人とのふれあいや出会いがうれしい。気がついたら健康になっていた」など運動を好きになる機会が 大切です。運動を楽しめる人を増やし、自主的に活動できるグループの育成を行い、運動習慣「1回 30分以上の運動を週2回以上できる」人とグループを増やすことにより健康なまちづくりをめざし ます。 2,長期目標:参加した人が自主的に継続的に健康づくりに取り組むことができる。 3,短期目標:・参加者が運動の楽しさ(動く・しゃべる・笑う)を知る。 ・こころとからだの健康バランスの大切さに気づく。 ・参加者が継続参加でき、保健事業や自主グループへの参加につながる。 4,内 容:健康についての知識(病気・栄養)および運動体験、グループワーク 5,対 象 ・平成23年度特定健診を受診した60歳代 ・教室の内容に関心がある60歳代 ・元気磨きたいで関心がある人 実施状況 【案 内】 60歳代特定検診受診者の問診で「1回30分以上の運動を週2回行っていない人」1,818 人に「こ ころとからだあったか講座」の案内をスポーツ振興課「健康 100 日運動」とタイアップし個人通知し ました。 ※参考 60 歳代受診者で「1回30分以上の運動を週2回行っていない人」の割合は、68.9%でした。 【参加者の状況】 1)申し込み 78 人(申し込み多数で 10 人断る) 年代別申込者 年代 人数 率(%) 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳代 80 歳以上 計 1 4 3 38 30 2 78 1.3 5.1 3.8 48.7 38.5 2.6 100 広報やチラシを見て関心のある人の参加が圧倒的に多い。 2)60 歳代申し込み 38 人そのうちうち 22 人(57.9%)が運動習慣のない人 3)参加者全体の 78 人中 22 人(28.2%)が運動習慣のない人で 8 割弱の方が運動に関心のある人で した。運動習慣のない人に参加を促すためには、興味を持ってもらう様な計画の内容や時期、時間帯 など課題も多く、なかなか難しいことを実感しています。 参加されている方で 6 回以上継続参加している人が 37 人(47.4%) 参加延べ人数 427 人(申し込みをして 1 回も参加しない人 5 人) 【参加の動向】 知識編のみ 24 人 運動編のみ 6 人 全シリーズ 43 人 【参加回数平均】 知識編 5 回終了で延べ 204 人(1 人平均 3 回) 運動編 6 回終了で延べ 223 人(1 人平均 4.6 回) 開始前アンケートから アンケート回収率 87.2%(68/78) (1)今のあなたの元気は、10 点満点の何点? 「体の元気」7 点以上が 35.2% 3 点以下 5.9% 「心の元気」7 点以上が 38.2% 3 点以下 5.9% (2)自分の体や健康について自信のある人 まあまあある人を含め 51.5% (3)日常生活の中で体を動かすようにしている人 まあまあある人を含め 75.0% (4)運動(歩く・プール・体操など)を定期的にしている人 (5)体重計にのる習慣はある人 まあまあある人を含め 61.8% ほぼ毎日を含め 39.7% (6)日頃、自分の健康について考えたり、意識している人 よく考えるが 35.3% (7)今まで健康でやって来られた理由(2つ選ぶ) 第 1 位 食事に気をつけてきたから 44.1% 第 2 位 運動をしてきたから 41.2% 第 3 位 活躍の場・役割 27.9% 趣味生きがい 27.9% 第 5 位 人間関係 25.0% 第 6 位 休養 第 7 位 自分らしさ 11.8% 17.6% ストレスを減らす 第 11.8% 9位 ゆとり 8.8% 第 10 位 酒たばこを減らす (8)毎日の生活の充実度 4.4% とっても充実している人 11.5% まあまあを入れる 75.0% ●あなたの元気を上げたり、維持したりするためには、必要なこと ・ストレスをためないで運動を続ける ・目標を持つ ・体を動かす ・運動する仲間と場 ・話す ・ 運動 ・仲間 ・健康講演会イベントを増やす ・心の相談者 ・趣味を続ける ・思考の広がり ・日々 の生活を意識する ・体力や元気づくりの場 ・健康運動指導があると良い ・夢を持つ ・生きが いを見つける ・好奇心 行動力 ・講座に参加する ・運動 ・人間関係の充実 ・仲間づくり 講座修了後アンケートから アンケート回収率 50.0%(34/68) 回収 34 人の状況 (1)今のあなたの元気は、10 点満点の何点? 「体の元気」7 点以上が 79.4% 「心の元気」7 点以上が 79.4% (2)自分の体や健康について自信のある人 まあまあある人を含め 82.4% (3)日常生活の中で体を動かすようにしている人 まあまあある人を含め 85.3% (4)運動(歩く・プール・体操など)を定期的にしている人 (5)体重計にのる習慣はある人 ほぼ毎日を含め 55.9% (6)日頃、自分の健康について考えたり、意識している人 (7)毎日の生活の充実度 (8)健康状態の変化 まあまあある人を含め 79.4% よく考えるが 47.1% とっても充実している人 11.8% 元気になった 76.5% まあまあを入れると 88.2% 変わらない 11.8% (9)これから健康で元気に生活するために大事にしたいこと(2つ選ぶ) 1 位 食事に気をつける 2 位 運動をする 61.8% 52.9% 3 位 家族・友人など良い人間関係がある 50. 50.0% 4 位 趣味・生きがいのある生活をする 41.2% 5 位 自分らしさを失わない生活をする 38.2% 6 位 仕事や活躍の場など役割がある 7 位 ゆとりのある生活を心がける 8 位 ストレスを減らす 休養をとる 20.6% 23.5% 14.7% 14.7% 10 位 酒・たばこを控える 2.9% 参加した人は、健康に自信がもて、運動や体重測定など健康習慣ができ、元気になった人が増えま した。また、参加者から教室をきっかけに健康づくりに興味を持ち、自主グループに参加したり、い ろんな教室に参加するなど自分自身の健康増進に加え、仲間づくり、ふれあいづくりができ、健康づ くりは、仲間と楽しみながらすることで結果、体重が減るなど成果が出ることがわかり健康づくりを 楽しみに思えるようになったという声もありました。 (それまでは、がんばるもの、努力するもの、苦 しいものでやりたくなかった)アンケートからも人間関係が健康に必要と答えている人が 50.0%い ました。 課 題 ・ 参加者の大半が女性であり、男性に参加してもらえるような教室の運営や組み立てが必要。 ・ 60 歳以上の年齢層が多く、 40 歳代 50 歳代にも参加してもらえる教室の運営や組み立てが必要。 ・ 教室への期待が健康情報を知りたい、専門家のアドバイスを受けたいが主流を占めており、健 康づくりへの行動を起こすきっかけづくりとして最新の健康情報や身近な内容を工夫すること が必要。 ・ 健康で大切なことの 1・2 位が食事・運動の病気予防であり、3 位から 7 位までが元気増進です。 病気と元気をバランスよく生活に取り入れられるような工夫が必要。 平成23年度 国民健康保険保健事業実施結果 1, 特定健診未受診者・特定保健指導未利用者対策 (1)経年的未受診者への訪問指導 受診率向上を目指し、節目の 60 歳・65 歳に重点を置き、20~23 年度の 4 年未受診者を対象に 訪問を実施し、健康意識の向上、24 年度への健診受診につなげ健診の受診勧奨や保健事業の紹介を行 い、健康に対する意識の向上を図り、自分らしい健康管理ができるように援助する。 【対象】60 歳・65 歳特定健診 4 年未受診者 【実施時期】平成24年1月15日~3月15日 【方法】家庭訪問 【訪問実施者】保健師・看護師・准看護師 10名 【実施状況】 (1)4 年未受診者:60 歳 145 人 (2)訪問数:延べ 539 件 65 歳 180 人 計 325 人 うち不在 260 件(48.2%)※不在の場合、2 回訪問をしている。 (3)訪問状況 状況把握できた 251 人の状況(未回答があるため、数値にばらつきがある) ① 健診受診状況:人間ドック 30 人 職場健診 19 人 宮がん検診 11 人 大腸がん検診 19 人 胃がん検診 14 人 肺がん検診 8 人 子 乳がん検診 13 人 前立腺がん検診 3 人 骨粗鬆症健診 10 人 ② 受療状況:受療中 154 人 面接ができた未受診者の 60%強が受療中の人でした。 {内訳(複数回答)}内科 146 人 耳鼻科 3 人 整形外科 11 人 神経内科 6 人 外科 8 人 皮膚 科 3 人 脳外科 7 人 眼科 4 人 ③ 受けない理由: ・言われるのがいや ・お金がかかる ・面倒くさい ・医者に言っているから ・時間がない ・忙しい ・待つのがイヤ ・自覚症状がない ・魅力がない(楽しい健診を希望、指導を楽しく) ・まとめて健診を(何回も健診ごとに行くのが面倒)など (4)健康づくりで行っていること: ・ヨガ ・ジョギング ・レクダンス ・体操教室 ・ウォーキング ・節酒 ・畑に行く ・体を 動かす ・まめに働く ・禁煙 ・山登り ・サプリメント ・温泉 ・食事 ・卓球 ・自転車に 乗る ・ゴルフ ・仕事 ・運動教室に通うなど 回答の多いものは、食事、ウォーキング、軽い体操です。 (5)健康に自信があるか? とってもある 20 普通 128 少し不安 37 不安 11 未回答 55 (6)健診を受けやすくなるためには? ・待ち時間を短く ・1 回で終わる総合的な健診を 主にこの3つの意見が主流です。 ・受付時間を長くする 中に「知っている人に体重を知られるのがいや」とか「個人情報を近所の人に見られるのがいや」 「具合が悪くなったら医者に行く」 「かかりつけの先生を頼っているので」という意見もあります。 【24 年度特定健診受診状況】 年齢 性別 受診数 60 歳 男 65 歳 女 2 男 5 計 女 6 11 24 4 年未受診者のうち、24 年度健診受診した人が 24 人 7.4%でした。 2,心の健康相談 特定健診受診者に「こころのアンケート」を実施し、精神的不安の早期解決を目指す。 【対象】特定健診受診者・健康診査受診者・後期高齢者健診受診者 【方法】健診時、アンケートを実施。項目該当者及び希望者の健康相談日を設定。 【実施結果】アンケート総数 9,541 人。 「こころがあまり元気でない」かつ「個別相談の希望あり」が 70 人。7 月の 3 回個別相談日を設定し、3 人の利用があった。その後 12 月に 70 人中 58 人に電話で 状況把握し、 「個別相談希望あり」の方の対応に 3 回相談日を実施し、1 件の相談がありました。特定 健診からこころの健康状態の把握につながり、早期対応ができた。また、アンケート結果から「あま り元気がない」人と自覚症や睡眠と深い関係があることがわかりました。 3,重複・頻回受診者の訪問指導 重複頻回受診者に対して適正受診を指導する 【対象】重複頻回受診者 【実施時期】平成23年8月~24 年3月 【方法】家庭訪問 【実施結果】23 年 12 月末現在、多受診 202 件のうち訪問 7 件 重複受診 126 件で訪問 10 件 レセ プトから 10 件で訪問 5 件実施。 4,保育園・幼稚園におけるむし歯予防教室 乳幼児期からのう歯予防を目指し、10 箇所の各保育園・幼稚園を巡回し、園児及び保護者にう歯 予防の指導を行い、燕市の歯科保健に対する意識向上を図る。 【対象】保育園幼稚園児及び保護者 【実施時期】平成23年8月~24 年3月 【方法】健康教育 実技 【実施結果】平成 23 年 10 月 3 日(月)~平成 23 年 10 月 25 日(火)に 10 か所の保育園幼稚園で 実施。 660 人の親子に歯磨き、ぶくぶくうがいの実技、染め出しを行いう歯予防の講話を実施。 5,健康づくりに関する自主活動に向けた支援「健康づくり推進の人材育成事業」 燕市の健康づくり推進計画「磨け!輝け!元気プランつばめ」を推進するプロジェクト元気磨きた い活動があります。このプロジェクトは、健康を「元気増進」の視点から地域に活動を展開していま す。 磨きたいプロジェクトが自主的に地域に活動を広めていくための支援を行い、特定健診受診者が結 果を生かした健康づくりを身近な地域で推進する人材の育成を行う。 【対象】住民・元気磨きたいメンバー 【方法】講義・グループワーク・体験を 2 回実施予定 【実施時期】平成 23 年 4 月~24 年 3 月 【実施結果】プロジェクト数: 9 活動延べ人数: 2,786 人 メンバー数: 139 人 活動回数: 172 回 メンバー かがやき人(びと)延べ人数: 3,247 人(※かがやき人とは、元気 磨きたいメンバー以外に参加した市民のことを言う) 4 年間で実人数 260 名のメンバーがプロジェクト活動を行いました。 元気磨きたいキャラクター「にこっち」も誕生し、活動の幅も広がっています。 活動の成果発表会「元気まつり」”~よらんかね!笑ってしゃべってぽっかぽか~元気まつり 2,012” 日時:平成 24 年 3 月 3 日(土)午後 13:00~14:30 会場:吉田産業会館 内容:各プロジェクトの体験コーナーと全体での開閉会式 参集人数:磨きたいメンバー 120 人 かがやき人 180 人 計 300 人 今回は、佐渡市で元気づくりの活動をしている「しまびと元気応援団」が燕市に元気のおすそ分け にきました。 活動をホームページに公表し、広く市民に啓発しています。4 年間継続で参画している人が 35 人 26.5%4 人に一人の割合であり、3 年が 30 人、2 年が 38 人となっている。 年齢構成は、60 歳代 45.2%で次いで 70 歳代 40.0%、国保加入者は、61.94%となっています。 男性は、3 人から 18 人と年々増加してきています。 メンバーの健診受診状況については、国保加入者の特定健診受診率は 76.1%で 22 年度燕市受診 率 51.1%を上回っており、がん検診等を含めると 84.1%の人が何らかの健診を受けています。こ のことから元気磨きたいの健康意識の高いことがわかり、24 年度には、健診受診率向上に元気磨きた い活動を展開していきたいと考えています。 また、ホームページに載せたことで遠方の家族から活躍している家族の姿に対して「すごいね」と 連絡があったり、接し方に変化が出てきたりし家族関係が良くなったという声もあります。体の健康 と合わせて心と家族関係など社会の健康にも良い影響が出てきています。