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OfferBoxCaseBook ver1.0(全37ページ)
OfferBox Case Book 1.市場動向 2.ダイレクトリクルーティングの効用 3.OfferBoxの特徴 4.OfferBox導入事例 新卒ダイレクトリクルーティング 1.市場動向 どうなる?2017年新卒採用の変化を予想 2016年新卒採用(以下16卒採用)は、「後ろ倒し元年」ということもあり、多くの企業が「漠然とした不安」を抱えた 状態で、従来の採用手法だけに囚われず、新たな採用手法を取り入れ、早期から試行錯誤をしながら取り組むこ とになった。「リクルーターの復活」「キャンパスリクルーティング」「採用活動のアングラ化」「ダイレクトリクルーティ ングの台頭」といった話題が紙面に取り上げられることも多くなり、確実に、従来の画一的な採用活動から多様な 採用活動へという流れを感じられる1年となった。では、2017年新卒採用(以下17卒採用)ではどのような変化が 起こるのだろうか? ▼ 「待ち」の採用から「攻め」の採用へシフト加速 一言で言うならば“「待ち」の採用から「攻め」の採用へのシフト加速”だ。16卒採用と17卒採用で異なる最大のポ イントは、「後ろ倒しスケジュール」における学生の動き、採用競合となる企業の動きを「知っている」ということであ る。経営の定石である3C分析で例えるならば、「市場=顧客」と「競合」がわかっている状態、つまりどのように戦 えば勝てるかを考える材料が揃ってきている状態にある。16卒採用で早期から多様な手法を取り入れ試行錯誤し てきた企業については、「どの時期のどの手法が効果的だったか/効果的でなかったか」を実績ベースで捉えるこ とができるため、3Cの「自社」についても知っている状態となる。つまり、このような16卒採用活動を通じて得たファ クトを分析し、そこから「KSF=自社が成功する要因」を得ることができた企業は、より17卒採用において戦略的な 「攻め」の採用活動ができるということになる。 (図1) 2016年新卒採用の場合 ? ? ? 学生 競合 自社 ? KSF(成功要因) 2017年新卒採用の場合 ○ ○ ○ 学生 学生の動きは 多様化、分散化、 競合 前倒しで動く企業多数 学生との接点強化 自社 ※各社により異なる ○ KSF(成功要因) 16卒採用は、「後ろ倒し元年」であったため、こ 16卒採用で得た学生や採用競合となる他社、 れまでの経験則が通用しない不確実な中で採 そして自社に関するファクトがある。それらをも 用活動をしなければならなかった。 とに自社の採用活動が成功するKSFを見い出 せるか否かが17卒採用の肝となる。 1 新卒ダイレクトリクルーティング ▼ 1.市場動向 優秀層の採用獲得競争は加熱。採用したい学生にいかに出会うか マクロ的な観点から、現在の新卒採用市場を考えてみると、その競争環境がいかに厳しいものかがわかる。有 効求人倍率は上昇傾向にあり、ナビサイトの掲載社数の推移からも新卒採用を行う企業数の増加が伺える。日本 企業の多くが、新規事業の創造やグローバル展開強化といった事業戦略上のテーマを抱えており、それらを担え る人材の要件を満たせる学生は限られているため、そういった誰もが採用したいと考える優秀層においては「超売 り手市場」であると言えるだろう。 (グラフ1)大卒者の有効求人倍率(出典:第32回ワークス大卒求人倍率調査,2016年卒,リクルートワークス研究所) 16卒の有効求人倍率は1.73倍と前年の1.61倍より+0.12ポイント上昇。全国の民間企業の求人総数は前年比3.6万人増の71.9万人となっ た。製造業、流通業、サービス・情報業の求人数が大きく増加、従業員規模別では全ての区分で求人数が増加。300名未満の企業におけ る求人倍率は3.59倍と、5,000名以上の企業との倍率差は2.89ポイントと高い。 16卒採用における学生の動きにおける変化として特筆すべきは多様化と分散化である。15卒採用までは、夏 のインターンシップと4月からの本選考に大きく区分できたが、16卒採用からは夏のインターンシップ、秋のイベン ト・セミナー、冬のインターンシップ、春の選考、夏の選考(=後ろ倒しスケジュール)といったように、これまでより も複雑なスケジュールとなった。また、学生が使える就活支援の仕組みもナビサイトだけではなくなった(図2参 照)。このような変化は、学生の活動を多様化させ、分散化させることになった。 つまり、ナビサイトを活用すれば網羅的に学生 にアプローチできていたが、これからはナビサイ (図2)学生の就職活動のスタイルは多様化している トだけではアプローチできなくなる可能性が高い ということである。特に、多くの企業の採用要件 を満たすような優秀層は、ナビサイトを利用しな い就職活動を選択する動きが見られる。 自社にとって必要な学生が、どの時期に、どの ような仕組みを活用して就職活動をしているか を捉え、アプローチしていくことが17卒採用では より強く求められるだろう。 2 新卒ダイレクトリクルーティング ▼ 1.市場動向 後ろ倒しは形骸化。採用力のある大手の採用活動も変化 16卒採用から採用活動のスケジュールは後ろ倒しになった(はずだった)。蓋を空けてみれば、守らない企業が 続出。HR総研の調査によれば、メーカー大手の6割が、非メーカー大手においては8割強が8月1日を待たずに選 考を開始している。銀行や総合商社といった採用力のある人気企業については、8月1日より面接を開始するとし ている企業が多いが、リクルーターの増員やOB・OG訪問を促す取り組みの実施など、例年よりも積極的に学生と 接点を持とうとする動きが散見された。 (グラフ2)面接開始時期:メーカー メーカー大手の6割が8月を待たずに面接を開始 (グラフ3)面接開始時期:非メーカー 非メーカー大手になると8割強が7月前に面接を開始 出典:HR総研「2016年新卒採用 中間調査」結果報告【5】2016年度新卒採用 スケジュールはどう変わるのか 尚、大手企業の現時点(4月末)における状況についてヒアリング調査をした結果、2パターンの回答が得られて いる。1つは、夏冬インターンシップや、学内外のセミナー参加など早い時期から学生との接点を積み上げてきた 結果、「顔が見えている母集団」が一定数出来上がっており、ある程度内定が出せそうな見込みが立ってきている という回答だ。もう1つは、エントリーシートの提出を締め切る5月中旬になるまで「わからない」という回答で、この ような回答をする企業は、従来型のナビサイトに頼った母集団形成を行っているところに多い。前者の場合、状況 把握が早くできるため、追加施策も検討しやすく、採用計画の達成確度を高めやすいと考えられる。また、前者の 企業に対し、早い時期に接点を持った学生とナビサイト解禁後に接点を持った学生との違いについて聞いたところ、 早期の方が採用したいレベルに達する学生の含有率が高いという回答が得られた。 まだ、十分なヒアリング数ではないためこの点に関しては引き続き調査を行う予定だが、上記のような成功体験 を得ている企業については、17卒採用においてもナビサイトだけに頼るのではなく、早期から積極的に学生にアプ ローチしていく手法を強化し接点数を積み上げていく方向性で採用活動を行う意向だ(アンケート調査実施中、7月 を目処に公表)。 3 新卒ダイレクトリクルーティング ▼ 1.市場動向 「攻め」の採用手法としてダイレクトリクルーティングへの注目度高まる ここまで、市場(=学生)と競合の15卒から16卒に (グラフ4)「OfferBox」のGoogle検索数推移 かけての変化について述べてきた。誰もが採用した いと思うような学生との接点数を積み上げていくため には、従来型の「待ち」の採用活動だけでは十分で はないということはご理解いただけただろう。 このような変化を既に多くの企業が捉え、「攻め」の採用手法を検討し始めている。例えば、弊社が提供する 「OfferBox」のGoogleのオーガニック検索数は昨年の4月690件だったのが今年の3月では3,120件と4.5倍に増え ている。例年5月、6月に開催される大型の人事向けセミナーにおいてもダイレクトリクルーティングをテーマにし た講演が昨年よりも多くなっている。ダイレクトリクルーティングのサービスが出始めたのは2011年頃、3年から4 年の期間を経てサービスが磨かれ、成功事例も増えたことにより、「使えるサービス」として認識されつつある。 また、学生への浸透状況だが、関東の上位校の16卒学生へのアンケート調査では2割弱の学生が活用をして おり、学生の就活手法の選択肢の1つになりつつある。 ▼ (グラフ5)関東×上位校学生の就活アンケート調査より(n=244,株式会社トモノカイ,2015年1月-‐2月調査) 市場動向まとめ 17卒採用は、「待ち」の採用から「攻め」の採用へのシフトが間違いなく加速していくだろう。「攻め」の採用の 「攻め」には2つの意味がある。1つはダイレクトリクルーティングのように企業が積極的に採用したい学生を探し、 アプローチするという意味だ。もう1つはナビサイトが作るスケジュールに従うのではなく自社の採用ターゲットや その動向、自社の採用力、人事部のリソースを考慮した上で戦略的な採用活動を描き実施するという意味だ。 16卒採用は全ての企業が後ろ倒し初心者で、一斉に横並びでスタートをした。17卒採用は16卒採用振り返りの 質と戦略の具体性がスタート時点での差となり、最終的な結果にも大きく影響することになるだろう。 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://offerbox.jp/company/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル4F 2 新卒ダイレクトリクルーティング 2.ダイレクトリクルーティンングの効用 そもそもダイレクトリクルーティングとは何か ダイレクトリクルーティングとは、SNSや外部データベースを活用して、経営者や役員、採用担当者が自ら候補者 を探し出してアプローチし、採用につなげる手法のことをさす。従来のナビサイトはエントリー型の採用手法に該当 し、求職者が企業にエントリーをする形なため、よりマスに対し広報できればより多くの求職者を集めることが容易 となる。よって大量採用には適した手法と言えるが、集めた求職者を絞り込む作業に工数を要することになる。 対して、ダイレクトリクルーティングの場合は、企業が求職者に対しアプローチする形なため、採用基準をある程 度満たす求職者に絞り込み選考に誘導し採用につなげることができる。求職者を探したり、特別選考ルートを用 意したり、選考過程におけるコミュニケーションも重要なため工数負荷は一定かかるため、エントリー型では会えな い層や、競争の激しい層といった戦略上重要な人材の採用を目的として活用されることが多い。 ダイレクトリクルーティングの主なサービスとしては、海外で普及しているLinkedin、国内では中途採用でビズリー チがある。新卒採用においては、ナビサイトのオプションとしてスカウトメール、新卒紹介やイベントと組み合わせ たものはあるが、ダイレクトリクルーティングに特化したサービスはOfferBoxははじめてとなる。 新卒ダイレクトリクルーティング 2.ダイレクトリクルーティンングの効用 新卒採用「4つの壁」に有効 新卒採用においては、そもそも母集団形成が上手くいかない、やターゲット人材のエントリーが少ないといった「会 う壁」に直面している企業は多い。エントリー型の手法は広告モデルとなるため、露出量や表示順位によって成果 が大きく変わる、つまり投下予算によって成果が大きく変わる。また、学生の場合はそもそも業界や企業に対して の知識が乏しいため企業の認知度にも影響を受ける。また、学生に接触できたとしても選考が進まない、内定辞 退率が高いといった「進捗の壁」や内定承諾後の辞退といった「入社の壁」、そして入社後の早期離職防止、早期 戦力化といった「活躍の壁」もある。 過去3年間、ダイレクトリクルーティングのサービスを提供してきた結果、運用をしっかり行えばこれら「4つの壁」を 乗り越えるためにダイレクトリクルーティングが有効であるということがわかってきた。特に、「会う壁」においては、 顕著な成果を得ることができている。 新卒ダイレクトリクルーティング 2.ダイレクトリクルーティンングの効用 ダイレクトリクルーティングは運用が決め手 「会う壁」に有効であるというデータがある(以下の表を参照)。これは16卒のナビサイトオープン前から利用いただ いた企業のオファー送信件数に対するオファー承認率をまとめたものだ。高い企業だと80%以上となっており「会 いたい学生に会える」が実現できている。注目いただきたいのが、業種や従業員規模だ。大手だから、人気業種 だから承認率が高くなっているのではないことがわかるだろう。早期のオファー承認率は平均40%台を推移し、ナ ビサイトカットオーバーでも平均30%台で推移している(16卒実績)。 ▼オファー承認率(16卒実績、OfferBox) 上記のような実績を再現するためのポイントは「運用」にある。特に重要なのは「どこを評価してオファーしたのか」 という個人に適したオファーを出すことにある。弊社独自調査から、学生が新卒採用に期待しているものに「自分 のどこが良かったのか知りたい(フィードバック)」「人事の方としっかりコミュケーションを重ねたい(一方的な判断 ではなく相互理解)」があることがわかった。「選考における特典」よりも左記のような点を重視する学生が多いの は驚きだった。ダイレクトリクルーティングで成果を得るためには、学生心理を捉え、コミュニケーションを重ねるよ うに運用することが重要だと考えている(以下、ダイレクトリクルーティング活用のポイント)。 1. 会いたい学生の具体化 会いたい学生がどのような人物か、どのような経験を持ち何を志向しているかなど具体化した方が探し易く、訴 求もしやすくなる。 2. 一人ひとりにあったオファー 学生は時間をかけてプロフィールを作成しており、その内容を企業から評価されたときとても嬉しく感じる。工数 がかかってでも一人ひとりにあったアプローチをした方が効果を得やすい。 3. 相互理解を深めるプロセス オファーからはじまる場合、学生の興味関心は高まっていたとしても志望度までは上がっていない。相互理解を 深める面談や小規模の座談会などから入り、接点を積み重ねることがポイント。 新卒ダイレクトリクルーティング 3.OfferBoxの特徴 オファー承認率を高める仕掛け OfferBoxの基本機能は、「会いたい学生を探す」「学生のプロフィールを確認する」「選考へのオファーを送る」の3 つ。基本機能はシンプルだが利用企業が「会いたい学生の採用につなげる」ことに注力しサービスの設計、改善 を行っている。特に、オファー承認率は類似サービスと比較しても高い評価をいただいている。そのために類似 サービスが取り入れていない要素がある。 OfferBoxの場合、学生にテキスト2,000字、写真や動画、スライドショーを用いてプロフィールを作成させる。このよ うに最初から大量の情報を入力させる求人サイトは業界では異例となっており、独自の入力促進フォームを導入 することで高い入力率を実現している。つまり、オファー候補となる学生数が圧倒的に多いのが特徴となる。プロ フィール入力が大変だからこそ、オファーがもらえたときの喜びは増大する仕掛けだ。 プロフィール入力率の高いターゲットとなる学生により高確度で会っていただけるようにするために初期から導入 しているのが「オファー送信数、オファー受信数の制限」だ。スカウトメール、DMのように大量に送るのではなく、1 通1通学生のプロフィールを熟読いただきオファーしていただくことで、学生の承認欲求に作用し、オファー送信企 業への興味関心をより高められるようにしている。また、OfferBoxの場合、オファー送信の一斉配信はない。 新卒ダイレクトリクルーティング 3.OfferBoxの特徴 学生登録数は類似サービスでもトップクラス 現在、16卒の登録学生数は18,000名を越えている(2015年5月19日時点)。上位校比率は65%以上となっているが、 オファー送信と学歴の相関はなくなってきている(プロフィールの経験でもって判断いただいている企業が多数と なってきている)。導入企業数も800社を越えてきた。今後は、さらに多くの学生、多くの企業に利用いただけるた めに「探す」「会う」「管理する」のシステム開発を強化し、サービス改善に取り組んでいく。先日リリースした50万人 以上が受講した適性検査を用いたマッチングシステムは「探す」機能の強化に該当する(ご関心ある方はご連絡く ださい)。 ▼登録学生数は16卒で大きく伸びた ▼大手からベンチャーまで幅広く活用 大手企業から中小、ベンチャーまで幅広く利用いただけているには理由がある。そもそも、学生はより多くの企業 に「見てほしい」「オファーしてほしい」或いは「知らない企業を知りたい」と考えており、それを実現するためには業 界特化、企業規模特化としないサービスとした。まだまだ、課題は多いが、3年間で回してきたPDCAの量、蓄積し てきたナレッジについては自信をもって類似サービス内トップであると考えている。そのような点を高く評価いただ け、リピートして利用いただいている企業が多くなっている。 ▼ダイレクトリクルーティング導入の懸念点とOfferBoxの取り組み 導入の懸念点 OfferBoxの取り組み 新卒ダイレクトリクルーティング 4.OfferBox導入事例 掲載企業一覧 ① 株式会社船井総合研究所 様 ② 株式会社シーエー・モバイル 様 ③ コクヨ株式会社 様 ④ シナジーマーケティング株式会社 様 ⑤ 株式会社大都 様 ⑥ 株式会社クロス・マーケティング 様 ⑦ オフィスナビ株式会社 様 ⑧ ロート製薬株式会社 様 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例① 株式会社船井総合研究所 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社船井総合研究所 様 地方の採用がうまくいかず諦めかけたとき、 「OfferBox」の存在を知り利用スタート。 オファーを送り、興味を持った学生と コンタクトをとってから現地面接、というフローへ。 株式会社 船井総合研究所 草野様 株式会社 船井総合研究所(以下、船井総研)の経営コンサルタントは全国各地で活躍している。そのため、東京・ 大阪だけでなく、地方の優秀な学生の確保は重要事項だ。しかしその地方採用がうまく行かずに諦めかけた頃、 ターゲット学生にピンポイントでオファーを送ることができる「OfferBox」の存在を知り、2016年卒採用の導入が決 まった。 課 題 地方大学の学内セミナーや合同説明会に出ていたが、人数が集まらない。そこから東 京での選考に参加する学生は、0という時も…。いっそ地方採用をやめて、都市部採用 に集中しようかという話も出ていた。 地方大学の学内セミナーや合同説明会でブースを構えてもなかなか人数が集まらず、何人かと 会えてもそこからエントリーに繋がらない。さらにそこから東京での選考に進める人となると、成果 がゼロの時もあったとのこと。 「2016年新卒採用は、地方の学内セミナーに参加するのはやめようという社内の意思決定があり ました。そこに工数をかけるより、東京・大阪での採用活動に集中していく方がいい、という話に なっていたんです」(船井総研 草野さん/以下、草野さん) そんなときOfferBoxのサービスを知り、地方採用をもう一度やってみようと、導入に至った。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例① 株式会社船井総合研究所 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 導 入 ターゲットを絞り込み、学生を集めることが出来る点に魅力を感じて導入。オファー対象 を地方大学に設定し、志望業種や職種も絞ってオファーを送信。 初めてのオファー型(スカウト型)サービスの利用ということで、躓きはなかったのだろうか? 「OfferBoxは、サポートがしっかりしているなという印象ですね。やるべきことはちゃんと教えてくだ さるので、何をしたらいいのかが明確な状態でスタートできました。こちらはそれに合わせてやる だけだったので、特に不自由しなかったです」(草野さん) これまで地方学生にアプローチする明確な手法はなく、ナビサイトのDMでも、期待する成果が得 られる見込みは薄そう、というところからOfferBoxに期待をいただいた。 「また、他にもスカウト型、紹介型のサービスも営業は受けていますが、1人あたり70~80万はな かなか出せません。その点でもOfferBoxは30万と、導入しやすい金額設定でしたね」(草野さん) 効 果 2014年11月頃から2016年卒学生へのオファー送信を開始し、地方での面談37名、選考 通過9名、うち2名が内定へ(2015年2月時点)。 北海道、九州で開催した1dayインターン兼一次選考では、37名(北海道17名、九州20名)の学生 に会うことができ、そのうち現地の選考を通過した9名が東京での役員面接に挑んだ。そして、そ のうち2名の内定が実現した。 「9名中の2名という数字は、通常よりもいいですね。地方の選考には役員も帯同しましたが、質も 高く、満足度の高い選考が出来たと高評価でした」(草野さん) あわや地方採用枠がなくなるところだったが、オファー型(スカウト型)を活用することで問題が解 消され実現できた。これは地方学生にとっても喜ばしいことだ。そこに学生がいないのではなく、 出会うための手法がこれまでなかったということではないだろうか。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例① 株式会社船井総合研究所 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 船井総合研究所様が採用上で大切にしていること 「“会社好き”“仕事好き”という言葉に付きます。コンサルタントという仕事を好きになり、楽しく感じ、やりが いを感じてくれるかどうかということが大切な指標です」(草野さん) 会社が好きで、仕事が好き。働く姿勢が、船井総研にとって大前提だ。 「船井総研という会社、考え方をどれだけ好きになってくれるかというのが大事です。まずは好きになってく れるかどうかを重視したいですね」(草野さん) こういう思いから、インターンを受けた後で希望者に選考に進んでもらうという流れを大切にしているのだと いう。 株式会社船井総合研究所 所在地 【大阪本社】 大阪市中央区北浜4-‐4-‐10 【東京本社】東京都千代田区丸の内1-‐6-‐6 日本生命丸の内ビル21F 設立日 1905年(明治38年)10月 事業内容 経営コンサルティング業 ホームページ hJp://www.funaisoken.co.jp 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例② 株式会社シーエー・モバイル ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社シーエー・モバイル様 待ちの採用から、自社に合う人材を採用しにいく 「攻める人事」に採用方針をシフトし、母集団の質・ 選考通過率の底上げを目指す。採用イベント間で の隙間時間を活用した学生へのPUSH型アプロー チを強化。 株式会社シーエー・モバイル 宮本様 2000年、株式会社サイバーエージェントの子会社として、モバイル広告やモバイルコンテンツをメイン事業に創業 した株式会社シーエー・モバイル(以下、シーエー・モバイル)。新卒採用をスタートしたのは設立から6年程度経過 した頃から。少数の採用からスタートし、毎年5~6名程度の採用をしていたが、2012年入社で一気に25名を採用 した。“第二創業期のカルチャーを作っていくプロセスを新卒とともに行なっていきたい”という思いから採用枠も拡 大し、その採用手法も大手ナビサイトで応募を集める方法から、ダイレクトリクルーティングにシフトしてきた。 課 題 時間対効果の最大化が課題。母集団の質・選考通過率の底上げ。採用イベント間での 隙間時間を活用した学生へのPUSH型アプローチ。 「シーエー・モバイルは、現在のフェーズを考えると、ミドルベンチャーという部類に入るのかなと 思います。従業員数も全社で250名程度ですね。これくらいの規模の会社では、新卒採用担当は だいたい1,2名体制でやっていると思います。」(シーエー・モバイル 宮本さん/以下、宮本さん) 20~30人の採用でも、採用担当が1人ということも少なくないだろう。人事は忙しい。 「大手ナビ媒体に載せてしまうと、下調べもせず、なんとなくエントリーをしている層(結局のところ マッチングしない学生さん)からの応募が9割を超えてしまう。母集団が大きくなるとそこに割く工数 が問題となり、お断りをするのにも工数がかかってしまう。」(宮本さん) ほぼ1人で対応するとなると、エントリー対応だけで相当の工数がかかる。それも、採用するため の工数ならプラスだが、断るための工数は、もはや何をやっているのかわからなくなることもある だろう。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例② 株式会社シーエー・モバイル ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 導 入 自社に合う人材を採用しにいく「攻める人事」に採用方針をシフト。逆求人系のスカウト イベントも活用していたが、さらにOfferBoxを利用して隙間時間でのプッシュ型採用を進 めていくことに。 「媒体掲載を完全にやめました。スカウト型の採用イベントによく出ていますね。学生さんが自分 をプレゼンテーションするような逆求人スタイルのイベントが多いです。こういったイベントで出会う 学生さんは、自分を商材として企業側に売り込めるぐらい自分と対峙し、これから飛び出していく 社会にしっかりと目を向けている人が多く、社会に出てからも自分が決断した領域でとても活躍す るんだろうなという印象です。」(宮本さん) 感度の高い学生は、早期からインターンに参加したり、こういったイベントに参加して、自分を磨い てきている。そのため企業からの引きも強く、優秀な学生は有名ベンチャーや外資系企業をはじ めとして、何社もコンタクトをとっているケースが多い。 「OfferBoxは、他サービスに比べてもアクティブ率が高く、学生のプロフィールも充実しています。 イベントとイベントの合間の隙間時間を活用して、オファーを送ることで有効利用できるので、導 入することにしました。OfferBoxに登録している学生さんの印象ですが、就活に対するモチベー ションは比較的高いですが、まだ採用イベントにまでは出ていないような学生さんが多い印象で す。今後、採用市場に顕在化してくるだろうけど、今はまだ原石のような潜在層に早期からアプ ローチできるというのは大きいですね。」(宮本さん) 効 果 2016年卒採用は、オファー送信が現在56名。承認が45名(承認率 約80%)。現在進行 中。(内定出し1名) スカウト型の採用イベントでは、50~60名の参加学生のうち、レジュメを見ていいなと思うのが6~ 8名。さらにそこから、実際に会って選考に進められる学生が2~3名とのこと。 ではOfferBoxではどうだろうか。 「オファー送信56名→承認45名。そこから実際に会って選考に進められる学生が8名ほどですね。 率も悪くないです。アクティブ率が高く、また新規登録学生もとても多いので“こういう学生と会い たい”という基準でソートをかけると、他のサービスのデータベースなら数十人しかヒットしなかっ たところを、何百人もの学生が表示されます。 狙ったところに対するアプローチはしやすいですね。プッシュ型でこれだけセグメントがかけられる サービスはないです。」(宮本さん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例② 株式会社シーエー・モバイル ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社シーエー・モバイル様が採用上で大切にしていること 「いま、人事という立場で採用担当をやらせていただいていますが、人事としての在り方を大事にしてい かないといけないなと思っています。個人的な考えではありますが、企業人事には、二つの責務がある と思っていて。一つは、「会社に対する貢献」。もう一つは、「社会に対する貢献」です。前者は当たり前な のですが、後者は特に心掛けておきたいなと。人事、特に新卒採用担当者が、学生さんが初めて接する 社会人というケースは多く、目の前の学生さんとしっかりと向き合い寄り添うことで、「大学→社会」を繋ぐ、 いわばキャリア教育の一端を担うべきだと強く思うので、僕は学生さんとの対話をとても大切にしていま す。」(宮本さん) 企業からすると、ミッションとして毎年採用活動を行うが、学生にとっては人生初めての就職活動だ。た だ選考するだけ、採用するだけではない、大きな社会的役割が人事にはあるのかもしれない。 「僕自身、当初コンサルティング業界を目指して就職活動をしていました。結果その業界の3社から内定 をもらいながらも就職活動を続けていく過程で“自分がワクワクする業界で何かを生み出す当事者になり たい”と軸が定まり、自発性が求められる事業会社であるシーエー・モバイルに入社を決めました。肩書 きも何もない今だからこそ、あまり頭でっかちにならず、この社会を構成している様々な業界、企業、社 会人の元へ飛び込んでみてください。その中で多種多様な働き方や生き方と出会い、納得した決断を経 て、社会に飛び込んできてほしいと思います。」(宮本さん) 株式会社シーエー・モバイル 所在地 東京都渋谷区南平台町16-‐28 グラスシティ渋谷4F 設立日 2000年5月31日 事業内容 広告事業・コンテンツ事業・投資事業 ホームページ hJp://www.camobile.com/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例③ コクヨ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 コクヨ株式会社 様 「学生のイメージと会社の実情に乖離がある。 ナビサイトではそれを伝えきれない」 自社の不利益だけではなく、 学生の時間を無駄に奪ってしまうことに対しても、 社会的課題を感じていた。 コクヨ株式会社 大島様 誰もが知っている文房具とオフィス家具のメーカー、コクヨ株式会社(以下、コクヨ)。BtoC企業で知名度も高く学生 の人気も高いが、大手有名企業にも課題があった。「学生のイメージと会社の実情に乖離がある。ナビサイトでは それを伝えきれない」自社としてのマイナス面だけではなく、学生の時間を無駄に奪ってしまうことに対しても、社 会的課題を感じていたのだそうだ。そして、4年前にナビサイトを使わない手法に切り替えたという。 課 題 学生のイメージと、会社や仕事の実情に乖離がある。応募を待つだけでは、自分たちが 採用したいタイプの学生になかなか出会えない。 4年前までは、大手ナビサイトを中心にした採用活動を行っていたコクヨ株式会社(以下、コクヨ)。 そこから、ナビを使わない採用手法に切り替えたそうだ。 「コクヨという会社は、会社の実情と学生が抱くイメージが乖離している企業だなと感じていました。 でもそれをナビサイトのような広告ではうまく伝えられません。例えば、文具事業のBtoCのチャネ ル営業(店頭向け販売チャネル)を例にとると、学生さんは志望動機として“お客様の笑顔が見た いから”といわれることが多いです。しかし、当然の事ながら、実際にエンドユーザーに商品を届 けるという業務はなく、実際は直接笑顔を見る機会はほとんどないのです。この営業チャネルで は、販売計画・営業企画、マーケティングなどの知識をどう活かすか、というのが面白味なんです が、なかなか広告だけだと伝わりづらいんですよね」(コクヨ株式会社 大島さん/以下、大島さ ん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例③ コクヨ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 BtoB企業も「仕事をイメージしてもらいにくい」という課題があるところが多いが、BtoC企業も“イ メージ”とのギャップに悩んでいる企業も少なくはない。 イメージで応募してもらうより、コクヨの仕事の面白さをはじめから伝えることができれば、コクヨの 仕事を“面白そう!”と感じてくれる学生も多いと思います」(大島さん) そういったことから、ナビサイトをやめ、ホームページやダイレクトリクルーティングで「ギャップなく 伝える」ことを重要視して採用活動を続けてきたそうだ。 導 入 導入しやすい価格設定で且つサポート体制もしっかりしていたため、自社の採用規模、 予算であっても十分活用できると考えた。また、サービスを利用する社会的意義もある と考え導入。 「ナビサイトをやめたときから、逆求人系のサービスをいろいろ調べました。正直使いづらいところ が多かったです。ダイレクトリクルーティングサービスをやっている会社は、学生と親密なコミュニ ケーションをとっておられます。そういったサービスを活用している学生の中にはそれが当たり前 に感じている学生も多いですね」(大島さん) 日系の大手企業だと、学生と距離を縮めるためにインフォーマルに学生を誘って飲みに行く、とい うようなコミュニケーションはとりづらい。ベンチャー企業色が強いサービスだと、学生の中で「親 密なコミュニケーションが当たり前」とインプットされてしまい、仕事とは関係のない部分で「つまら ない」と判断されてしまう、と大島さんは話す。 「また採用予算も、ベンチャー、メガベンチャーほど多くありません。それは当社の離職率が低い からなんですが、サービスを提供する側から見ると優良顧客にはならないと思いますね」 そんな中でOfferBoxの利用を決めた理由とは? 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例③ コクヨ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 「学生が、自分の経験をプロフィールに落とし込むことで、内省ができるサービスですよね。一度 プロフィールを書いた後に、それを修正することもできる。学生が日々限られた時間の中で、例え ば留学中でも内省しながら成長していけますし、いろんな経験をしながら就活を両立できるという のが、社会的意義のあるサービスだなと感じたんです」(大島さん) またOfferBoxは、1人採用30万円の成功報酬。1社が送れるオファーには100通という制限がある。 どの企業も規模や採用人数、予算にかかわらず、同じ条件で使えるというところが、予算的ハン デがある企業にも活用されているひとつの理由になっている。 効 果 15卒採用では、採用しきれていなかった営業職の二次募集で利用。オファー約100通、 承認56件(承認率56%)、そこから面談しテスト合格が5~6人⇒1名の内定。 「OfferBoxの登録学生は、良い意味で自分に自信を持っていますね。“上位校のみ、選ばれた人 間のためのサービス”をうたっている就活サービスもありますが、うちは別にどこの大学でもいい ですし、大学を何度か変わっていたり、休学して放浪してきたような人でも構いません。その学生 が何をしてきたのか。学校名だけではない、その学生の自信の源となる経験を、OfferBoxだから こそ目いっぱいアピールできるのだと思います」 15卒採用は、後半戦に採用しきれていなかった営業職の二次募集で利用いただいた。オファー 約100通、承認56件(承認率56%)から、内定、採用が1名となった。その実績から16卒採用は早 期からの利用となった。 「15卒の採用のときにOfferBoxからの選考で印象的だったのが、初めて会った学生同士5~6人く らいでグループワークをしてもらったエピソードです。なかなか難しいテーマだったのでうまくいか なくて当たり前なんです。でもうまくいかなかった原因を休憩中も“なぜだったのだろう”と話し合っ ている風景がありました。選考に受かる、受からないではなくて、本当に悔しそうで。他社サービ スからではなかなか会えない層の学生だと思いましたね」 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例③ コクヨ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 コクヨ様が採用上で大切にしていること 「商品を通じて世の中の役に立つ、という理念を持っている企業です。コクヨにとって“働く人”と“学ぶ人”が お客様。採用活動は単なる合否を決めるものではなくて、関わってくださった人たちに少しでも成長の機会 を提供していくということを大切にしています。最終選考の前に人事面談を入れていて、今までの面接の フィードバックをしています。齟齬はないか、自分の伝えたかったところは伝わっているかを考えてもらって いますね」(大島さん) 一人ひとりへのかかわり方にこだわりを感じる。小手先の工夫のようなことではなくて、学生の人生と向き 合っている、その姿勢が印象的だ。 「秋インターンや冬インターンが流行っていますよね。当社もやるかどうか悩みましたが、結局やらないこと にしました。うちは、少ない採用チームでやっています。インターンもとても工数がかかるので悩んでいたの ですが、インターンで集客しなくてもOfferBoxから、しっかり考えているような学生を集めることができるだろ うと判断しました」(大島さん) ただ「選考する」「採用する」ではなくて企業と学生の関わり方に、意志をもってこだわる企業が今後もっと 増えてくることが考えられる。学生とのはじめの接点の持ち方ひとつとっても、その後のつながりは変わっ てくるだろう。 コクヨ株式会社 所在地 【本社】大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 設立日 1905年(明治38年)10月 事業内容 文房具、オフィス家具製造販売 ホームページ http://www.kokuyo.co.jp/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例④ シナジーマーケティング株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 シナジーマーケティング株式会社 様 興味のあるなしに関わらず大量に 人を集め選考するナビのやり方が 非効率であり、企業と学生、双方 の為にならないと感じ、16卒はナ ビを使わない採用へ。 シナジーマーケティング株式会社 脇山様(左)、深田様(右) 企業向けにCRMを中心としたWebサービスを提供しているシナジーマーケティング株式会社(以下、シナジーマー ケティング)。これまでイベントとナビサイトで集客してきたが、2016卒からはナビサイトをやめるという。すでに16卒 向けのインターンも数回開催済だが、インターン応募・参加者は、むしろ16卒のほうが増えているそうだ。 課 題 15卒は、一括エントリーの割合が増加。興味がある、ないに関わらず大量に人を集めて 選考するナビのやり方が非効率であり、企業と学生、双方の為にならないと感じていた。 「16卒から、ナビをやめることにしました。15卒の採用活動のとき、ナビサイトの“エントリー煽り”が問題になり ましたが、前年まで1割程度だった一括エントリーの割合が5割くらいまで増えてしまいました。でもエントリー 総数としては少し増えただけ。大量に人を集めてその中から選考するというのは、非効率だし、学生と企業、 お互いにとってよい採用じゃないと思ったんです」(シナジーマーケティング株式会社 深田さん/以下、深田 さん) ナビサイトを使わないで済む仕組みが作れるのではないか、ということを15卒の採用から試していたという。 「イベントにも積極的に出ています。早期から活動している学生に接点を持っておき、その学生たちがいいイ メージを持ってくれれば、口コミを広げてくれるんです。ただ採用するだけではなく、大きな目的を持っていま す」(深田さん) 手間暇はかかるが、最終的に良い学生を採用するためには、ブランディングも大切と考えているのだそうだ。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例④ シナジーマーケティング株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 導 入 OfferBoxのサービスが始まった当初(2014年卒採用)から利用をスタート。一人ひとりの プロフィールが確認できる、また学生からの返信率が高いことから継続的に利用中。 「最初は“利用してみませんか?”とお声掛けいただいたのがきっかけでしたね。現在も利用を継 続しているのは、プロフィールを詳しく確認できるというのもありますが、返信率が高いというのが 大きなポイントです。オファーを送ったら、少なからず全員が開封して、オファーを承認するか辞退 するか、必ずアクションを起こしてくれる。100%です。これはすごいなと思いますね」(深田さん) シナジーマーケティングでは、学生ひとりひとりに対して送るメールの内容にとてもこだわっている。 一斉メールではなく、それぞれの学生に合わせた内容でやり取りしているので、学生からきちんと 反応があるということは、大切な指標だ。 効 果 16卒は、現時点でオファー45名、承認36名(承認率80%)。 「まだ16卒は途中ですが、オファー承認率80%くらいです。OfferBoxは、学生とのやり取りが非常 にやりやすいですね。他のサービスだとサイト上で学生とやり取りして、その後は自分のメーラー に切り替えてメッセージのやり取りをしていたんですが、OfferBoxの仕組みならOfferBox内で完結 するので便利です」(深田さん) シナジーマーケティングには、OfferBox主催のイベントにも参加しているため、イベント参加者を中 心にオファーを送っている。イベントで学生に印象付け、そこからさらにオファーを送ることにより、 距離感はかなり近いのだろう。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例④ シナジーマーケティング株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 シナジーマーケティング様が採用上で大切にしていること 「シナジーマーケティングという会社に、その学生が合うか合わないかというところをしっかり見たいと思っています。 志望動機や自己PRなどは聞きません。学生が想定していないような質問をし、反応を見たりします。“いいことだけ言 おうとしなくていいよ”と学生には伝えていますが、ありのままの姿が見えるような面接をしていますね」(深田さん) 「数というよりも、一人一人とどこまで向き合えるかを大事にしています。毎年面接のテーマは相手のことをより深く 知るために変えていますが、今年は某テレビ番組みたいなことをやっています。ここはお楽しみですね。(笑)面接っ て、お互い想定していることを話す場ではなくて、お互いがお互いのことをよりよく知る場だと思うので、学生も私たち も、本来はありのままで向き合うべきなんです。」(シナジーマーケティング 脇山さん) 企業も学生の本質を知りたいと思っている。学生もその企業の本質を知りたいと思っている。双方の本質を知りたい という欲求は、本来マッチしている。アンテナの高い企業が、その部分に本気で目を向け始めた。 「あとは、内定者に同期の採用をしてもらおうと思っています。自分が採用担当になると、会社のことをよりよく知れる はず。会社の一員としての目線で物事が考えられるし、自分のどんな部分が評価されたのか、期待されて内定に なったのかもわかるようになります」(深田さん) 就活後ろ倒しにより、早期内定者をフォローしなければならない時間も長くなる。何をすべきか、どんなことで繋ぎ止 めるかということを悩んでいる人事担当者も多い。この方法は、シナジーマーケティングらしい、企業と内定者がとも に歩みを進めることができるプロジェクトになりそうだ。 シナジーマーケティング株式会社 所在地 【本社】大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ21F 設立日 2005年6月 事業内容 CRM関連製品ならびにサービスの企画・ソフト開発・提供 ホームページ hJps://www.synergy-‐marke^ng.co.jp/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑤ 株式会社大都 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社大都 様 「総合金物工具商社」という事業内容から、 ナビサイトなどの広告系媒体ではファースト インプレッションで会社の良さが伝わりにくかった。 勝負の年、独自のこだわり採用へ舵を切る。 株式会社大都 政明様 イングリッシュネーム:ジャーニーさん 2013年に初めて新卒を採用した、株式会社大都(以下、大都)。 「創業78年の総合金物工具商社」…と書くと、古くて堅そうなイメージだが、話題の“自分でものづくりをする”DIYに 関するEコマース事業およびリアルショップ、ワークショップを運営しており、オフィスはとってもお洒落。 人も温かい。スタッフはお互いイングリッシュネームで呼び合う。 新卒採用の際も、一度「大都」という会社に触れてもらうと志望度が上がる学生が大半だという。 ファーストインプレッションで会社の本当の良さが伝わりにくい、ベンチャー企業ならではの課題があった。 課 題 2015年卒採用まで、ナビサイトを主に利用して採用活動をしていた。 当初エントリー数を重視していたが、学生によっては一括エントリーの中の一社でしかな かったこともしばしば…。 「ナビサイトだと一括エントリーを含め、エントリーが700名ほど。 一度の説明会に10~30名程、多くの方が来られるので、こちらが送るメールも同じような内容を 送っていました。対応もみんな同じようになってしまいます。 OfferBoxだと、プロフィールを見ながら一人ずつオファーを送るため、一人一人話題も変えて送る ことが出来る。学生に会う前から親密にお話が出来るなと感じています」 (株式会社大都 政明さん[イングリッシュネーム:ジャーニーさん]/以下、ジャーニーさん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑤ 株式会社大都 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 ナビサイトのようにたまたま大都を見つけてくれた人との出会いもいいけれど、やはり「大都に興 味をもってくれている人に情報提供したり、コミュニケーションをとりたい」という思いがあり、一人 一人厳選して会う方法に変えたいという思いからOfferBoxの利用を決めた、という経緯があった。 導 入 「やはり大都に本当に興味を持ってくれている人に情報を提供し、コミュニケーションをと りたい」と採用手法を見直すことになり、2016年卒からはOfferBoxのみを利用して採用を 行うことになった。 一人一人プロフィールを見ながらオファーを送るのは大変では? 「大変です(笑)でも楽しいですよ。会う前にどんな学生かをイメージが出来るので。動画とか写真 とか、たくさん載せてくれている方はよりわかりやすいですね。エントリーシートは、結構真面目に 堅苦しく書く学生が多いので、それに比べると、OfferBoxのプロフィールは、学生自身がやってき たことがわかりやすく伝わってきます。共通点があれば、会う前から盛り上がったりしますね。」 (ジャーニーさん) ナビを使っていたときは、あまり社名も知られてないため、学生からするとどんな会社かわからな いままエントリーしているケースも多く、説明会など当日連絡もなく来ないこともあったという。よく 悩まされていたそうだ。 「今はお会いする前に、まずこちらからその人を知って、学生からもこちらを知ってもらうことが出 来るので、お互い良く知った状態でお会いできるのがとてもいいなと思います。」 (ジャーニーさん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑤ 株式会社大都 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 効 果 36名にオファーを送っていて、17名が承認(承認率47%)。そのうちの12名が会社見学 会へ参加し、そのうち9名が2015年4月から始まるインターンを希望。 オファー送信は36名、そこから17名承認(承認率47%)。 そのうちの12名が会社見学会へ参加し、そのうち9名が2015年4月から始まるインターンを希望。 承認からの会社見学参加が約70%。 インターンも単なる1day等ではなく、アルバイトを兼ねたインターンだが、オファー承認からのイン ターン参加希望者が約52%という高い確率になっている。 「当社のようなベンチャー企業はまだ名前も知られていない。 大手と同じようなやり方でやっていてもダメだと思うので、独自のこだわりで採用をしていきたいで す。OfferBoxの良いところを活かして、一人一人とお見合いのような感じでじっくりお話してお付き 合いできるようにしたいなと思います。」 (ジャーニーさん) 株式会社大都様が採用上で大切にしていること 「普通の選考はしたくないなと思っています。 昨年選考として行ったインターンでは、プレゼンテーションをしてもらいましたが、その中でもユニークだった のは、一人ずつ大都のラジオCMを考えてもらい、それを発表してもらうプログラムでした。 ご家族の人に手伝ってもらい実際に録音したり、音楽を自作で作ってきた人も。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑤ 株式会社大都 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 インターンシップの最後にはお疲れ様の食事会をやります。 『採用されなくてもいい経験になりました』と言ってもらえたりするので“もう全員採用したい!”という気持ち になりますね(笑)いつも泣いてしまいます」(ジャーニーさん) 「今年、弊社は勝負の年。昨年(2014年)大阪に実店舗がオープンし、今年(2015年)の4月には東京の二 子玉川店もオープン予定で、いよいよ大都も東京進出です。 その勢いについて来れる人、なんでもやり切れる人、それだけじゃなく、どうやったら自分の仕事が楽しくな るのかを考えられる人。仕事も遊びも本気でやってくれる、“変”差値の高いオモロイ人を探しています。」 (ジャーニーさん) 応募を待つよりも、企業から積極的にそういった人材を探す方法に舵を切った。 勝負の年だからこその決断だ。 株式会社大都 所在地 設立日 【本社】大阪市生野区生野東2-5-3 大都ビル 創業1937年(昭和12年) 設立1952年(昭和27年)3月 事業内容 総合金物工具卸 ホームページ http://daitotools.com/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑥ 株式会社クロス・マーケティング ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社クロス・マーケティング様 効率良く、自社に合う人材に会うために、新しい採 用手法を取り入れ始めた。イベントへの参加や、 ダイレクトリクルーティングでの採用もスタート。 クロス・マーケティング 川島様 総合マーケティングリサーチ企業大手の株式会社クロス・マーケティング。 これまではナビサイト中心の利用だったが、近年いろんな採用手法にチャレンジされている。自社に合う採用方法 を見極める段階で、イベントやオファー型などのダイレクトリクルーティングの手法も取り入れることになり、2014 年からOfferBoxも導入いただいている。 課 題 ナビサイトを今年も利用するが、大量に集めた中から自社に合う人を探すよりも、自分 たちで探しに行くほうが、効率が良いのではないかという声があがっていた。 「ナビサイトをずっと使ってきましたが、近年新しい手法をいろいろ試すようになったんです。 イベントにも3年ほど前から出ていますね。 いろいろ試してみようと、自社に合う方法を模索している段階です」 (クロス・マーケティング 川島さん/以下、川島さん) イベント以外にも、オファー型サービスにチャレンジしてみることになり、 OfferBoxの導入に至った。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑥ 株式会社クロス・マーケティング ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 導 入 導入当初は採用ターゲットのポートフォリオをタイプ別に作成していたため、タイプに 合った学生をピンポイントで探すのによいのではないか、とOfferBoxの導入を決定。 「15卒採用では、会社の今後を考えた際に、今必要となる人材を考え、タイプ別のポートフォリオ を設けていました。 そのため、媒体を通じ、不特定多数の学生を広く募集するというよりは、そのタイプに合った学生 をピンポイントで狙えるということに期待をし、活用させていただくことを決めました」(川島さん) 登録されている学生のプロフィールの内容や、AnalyzeUという適性診断の結果によって、 その学生ごとの志向性を知り、オファーをすることができる。 効 果 16卒では夏のインターンシップからオファー送信を行い、承認数が83件。 この先の選考に進めるような学生も出てきている。 2015年卒の採用では残念ながら採用には結びつかなかったが、今年も利用している理由とは。 「2015年卒は採用には繋がらなかったですが、いい学生は多かったですね。採用ラインに乗るよ うな学生には会えていました。16卒も利用させていただいていますが、同じようなオファー型の サービスと比べて、OfferBoxにはアクティブで主体性のある人が多いなという感覚があります。何 かに打ち込んできて、きちんと自分なりの考えを持ち、それをアウトプットできる学生が多いと思う ので、会うとテンションが上がります!」(川島さん) 16卒採用は本格始動したばかり。まだこれからだが、今年も学生の質に期待をしていただいてい るようだ。 「説明会に動員するときも、媒体を通じ、とにかく多数の学生に来てもらえればいいとは思ってい ません。よりターゲットとしている学生に来てもらう事が大切だと思っているので、そういった意味 で私たちがいいなと思う学生たちに来てもらえるのはいいですね。まだそんなに回数をやっている わけではありませんが、意識の高い学生が来てくれていると感じています」(川島さん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑥ 株式会社クロス・マーケティング ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 株式会社クロス・マーケティング様が採用上で大切にしていること 「奇をてらった採用方法をしているかというとそんなことは全然なく、やっている内容は至って普通ですね。 その人がどんな意思決定をしてきたのか、どんな考えをしている人なのか。仲間に加わってもらうからに はお互いがハッピーに働けるように、人となりをきちんと理解したいので、過去~未来について、深く話を 聞かせていただいています。 学生からは『自分を知ろうとしてくれる、ちゃんと見てくれる』というような声をいただくことが多いです。相 互の理解を深めるためにも、選考を通じ、面談というかたちで実際に働いている社員とも何度か会って いただきます。また、グループ面接の面接官は入社3年目くらいまでの社員に任せたりすることも。自分 よりほんの数年先輩な社員に会ってもらう事で、数年後にはこんな先輩みたいになっていたい!と思っ てもらえたら嬉しいですね。何より、どんな人がどんな想いで働いているのかを伝える場にできたらと 思っています。」(川島さん) “人となりをきちんと知って採用したい” 「様々な新卒採用サービスを試して最適なものを選択したい」というのも、そこにつながってくるのではな いかと思う。企業と学生がお互いの本質を知ることを求めている。 株式会社クロス・マーケティング 所在地 【本社】東京都新宿区西新宿3-‐20-‐2 東京オペラシティタワー24F 設立日 2003年4月1日 事業内容 ネットリサーチをはじめとする各種リサーチ ホームページ hJp://www.cross-‐m.co.jp/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑦ オフィスナビ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 オフィスナビ株式会社 様 採用担当は社長だけ。ナビサイトのような エントリーに対応できるような体制はまだないが 新卒は採用したい。初の新卒採用で選んだのは 効率よく自社に合う人材にアプローチできる オファー型だった。 オフィスナビ株式会社 金本社長 オフィス・ビルの仲介、移転コンサルティングを行う、オフィスナビ株式会社。初めて新卒採用を行ったのは、2014 年卒だった。それから毎年OfferBoxを利用。2014年、2015年ともに2名ずつの採用に至っている。そして、2014年 に入社した2名の活躍が目覚ましい。 課 題 人事部が無く、社長自ら人事の責任者兼担当という環境だったため、ナビサイトに広告 を出しても対応ができない状況だった。 「新卒採用は絶対に必要なことだと思っていました。いろんな企業を分析していて、成長スピード の速い会社は新卒採用をやっていましたね。新卒を毎年採用するということは、人を育てる仕組 みも必要で、新しい人が入ってくることによって、既存メンバーが成長を促されるというメリットもあ ります」(オフィスナビ株式会社 金本社長/以下、金本社長) しかしオフィスナビには人事部がなく、採用をするにおいても集客~応募対応~面接~内定出し まですべて社長が作業する必要があった。採用広告を出して多くの応募が来ても対応ができない、 という壁が立ちはだかる。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑦ オフィスナビ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 導 入 ナビに出しても対応できるくらいの体制が整うまで、新卒採用は待とうかと思っていたと ころにOfferBoxに出会う。OfferBoxのような使い方ができるなら、社長一人でも対応がで きる、と新卒採用を本格スタートへ。 体制が整うまで新卒採用は待とうかと思っていた矢先に、OfferBoxと出会う。OfferBoxなら、企業 側からオファーを学生に送るため、本当にいいと思った学生に絞ってアプローチできる。対応でき る範囲で、自社とマッチする人材を探すことができる手法を知り、それならと新卒採用をスタート することになった。 「学生のプロフィールは全部読んで、本気でオファーするようにしています。プロフィールを読んで、 本当に良いなと思う学生にオファーを送っていますね」(金本社長) オファーが届くサイトだとわかっていても、社長から直接オファーが届くと学生はかなり驚くようだ。 「大企業や上場を目指している会社、有名ベンチャー等は、おそらく人事担当からオファーを送っ ていると思うので、うちはトップから送るということを武器にしてやっています」(金本社長) 効 果 2014年卒は、2名の採用に成功。現在入社1年目の2人は、営業として活躍中だが、全 営業の売上ランキングで、二人とも上位に食い込む活躍を続けている。 2014年卒、2015年卒は、2名の採用に成功。2014年入社のうち1人は、もともと地銀に内定を持って いて、もう1人は公務員になることを考えていたが、オフィスナビ、そして社長との出会いで入社を決 意。現在入社1年目の2人は、営業として活躍中だが、全営業の売上ランキングで、二人とも上位に 食い込む活躍を続けている。 「OfferBoxを通じて、大事な一期生の採用が大成功しました。入社後も意識が高く、日々成長してい ます。本当にいい人材が採用できました。また、新卒が入社することで、人に教える仕組みを作って いこうという風土も出来つつあります。既存社員にもいい影響が出ていますね」(金本社長) そして、2016卒の採用もOfferBoxを利用。2015年2月現在、オファー送信数56通、承認が39人。な んと約70%のオファー承認率となっている(OfferBoxのオファー承認率平均は約50%)。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑦ オフィスナビ株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 「今年の新卒入社の2人のような新入社員がまた入ってきたら、今頑張っている彼らも、より伸びていきます しね。今いる社員がより伸びていくような、そんな採用をしていきたいですね」(金本社長) オフィスナビ株式会社様が採用上で大切にしていること 「説明会では、会社の考え方や理念、あるがまま伝えています。面接後に2日間のインターンを経験してもらう のも、うちならではですね。これは単なる体験型インターンではなくて、お互いに選考するためのインターンで す」(金本社長) 営業現場に同行して、社員がその人と一緒に働きたいかを見る。学生側も2日間で5~6人の営業と同行して、 本当にこの会社で働きたいかを見極める。このインターンによって、どんな人と一緒に働くのかということが面 接の場よりもリアルにわかり、会社や仕事のこともリアルにイメージができるだろう。 「ミスマッチはお互いのためにないほうがいい。新卒を100人採用して半分残るというような会社もあるでしょう けど、私は真逆な考え方でやっています。ちなみに、必ず社員たちと一緒に飲みにいきます。言いたいことを 言えないと意味がないので私は不参加です。全部わかった上で入社してもらいたいですね」(金本社長) 不動産業界の営業というと一匹狼で、数字が命というようなイメージが強いが、オフィスナビはそうではない。 チームで仕事をするのでチームワークが大切、という意識が強い。入社前にほぼ全員の営業社員と同行でき ることにも、会社にマッチするかどうかに重点が置かれた採用方針にも、その思いが滲んでいるようだ。 オフィスナビ株式会社 所在地 【本社】大阪市中央区南本町4丁目5-‐7 東亜ビル9F 設立日 2002年8月 事業内容 オフィス仲介事業、オフィス検索サイト「オフィスナビ」の企画・運営 ホームページ hJp://www.office-‐navi.co.jp/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑧ ロート製薬株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 ロート製薬株式会社 様 3万人ものエントリーが集まった年もあった。 集めすぎた学生をwebテストなどでバッサリ切ってしまう 昨今の新卒採用の手法に問題意識を持ち始め、 独自の採用方法をスタートした。 ロート製薬株式会社 矢倉様 3万人もの学生がエントリーしてきた採用年度もあったという、ロート製薬株式会社(以下、ロート製薬)。 “エントリーシートの一括送信”という機能により「とりあえずエントリー」をする学生が増えた。インターネットの利便 性に頼って大量に学生を集め、そして集めすぎた学生をwebテストなどでバッサリ切ってしまう昨今の新卒採用の 手法に、ロート製薬は問題意識を持ち始めたのだそうだ。 そこでエントリーシートでの応募受付をやめて電話のみの応募受付とする、独自の採用方法をスタート。さらに一 人一人の学生ときちんと向き合って採用したいという思いから2014年卒採用より、学生に直接コンタクトが取れる OfferBoxの導入に至った。 有名・人気企業の大きな決断には、新卒採用に対する熱い思いを感じる。その経緯をお話いただいた。 課 題 『「エントリーシートでとりあえずエントリー」→ 大学やwebテストで絞りこむ』という方法で はなく、本当に自社に合う人材と会いたい。 エントリーシートを受け付ける方法で、3万人もの学生がエントリーしてきた採用年度もあったという。 「学生側もたくさん応募できるので、効率的に画一的な自己PRを送信することから始め、本当にその 会社との相性が合うのかは、内定をとってからはじめて熟考する、という負のスパイラルが働いてい ます」(ロート製薬 矢倉さん/以下、矢倉さん) エントリー3万人の中で、実際にコンタクトをとるのは1000人程度。これでは、本当によい人材を採用 できるのか疑問に思ったとのこと。 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑧ ロート製薬株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 「便利さが、お互いに“本来理想的な出会い方はどうあるべきか”を考えずに進めてしまっているとい う感があります。われわれも試行錯誤の段階というか、毎年もっといい出会い方があると模索してい くものだと理解していますが、学生の“本当に大切なことを考える機会や時間”を奪ってしまっている ということが問題です。これは就職活動の期間を画一的に短くするだけでは解決しない問題だと 思っています」(矢倉さん) 導 入 OfferBoxは学生一人一人のプロフィールをじっくり見て、その上で自社に合いそうな人材 を選ぶことができ、直接コンタクトがとれる。2014年卒の学生は登録学生を全員閲覧! 「応募の受付方法を従来のエントリーシートを送ってもらう方法ではなく、電話受付のみにしまし た」(矢倉さん) ロート製薬ではこれを「生コミ採用=生コミュニケーション採用」と呼んでいる。良い採用をするに は、学生側、企業側ともに、負荷はかかってもお互いをもっと良く知るために、生のコミュニケー ションをとることがもっと必要なのではないかという意志のもと、始めたのだそうだ。 さらに、“熱意のある人を採用したい”という思いから、学生一人一人と直接コンタクトをとれる 「OfferBox」の利用を2014年卒採用からスタートした。 「従来の採用手法との一番大きな違いは、学生と直接コンタクトがとれるということです。他の母 集団形成の方法では、数が多すぎるので最初にばっさりきってしまう。その中には良い人材もい るかもしれない。Offer Boxは学生一人一人のプロフィールをじっくり拝見しています。その上で弊 社に合いそうな人材を選べること、そして直接コンタクトし、会えることが大きな違いです。やり取り しないと人間ですから、わからないことの方が多いですよね」(矢倉さん) 新卒ダイレクトリクルーティング 導入事例⑧ ロート製薬株式会社 ご活用企業インタビュー 株式会社船井総合研究所 様 効 果 2014年卒2名内定(オファー10名⇒特別説明会7名⇒内定2名)。熱意のある、ひと暴れ しそうな期待できる新人が入社に至った。 2014年卒は、2名が内定、入社へ! (オファー10名 ⇒ OfferBox限定特別説明会7名 ⇒ 内定2名) ※内定者:千葉大学1名、立教大学1名 「メチャクチャ元気な方です(笑)。Offer Boxのプロフィールを拝見したときからそれが伝わってきました。 ものすごく積極的で、やりたいことがはっきりしている。Offer Boxの学生プロフィールを見れば大体わか ります。内定した後も活動的で、いろんな活動をしているのを連絡し合っていました」(矢倉さん) ロート製薬株式会社様が採用上で大切にしていること 「大学名だけで絞り込まず、一人一人の学生のプロフィールをしっかり見ています。2014年卒の学生は全員 見ました。受け身な人よりも、熱意のある積極的な人を求めていますので、どんどん提案してくる人を採用し たいと思っています。Offer Boxは、そんなコミュニケーションの最初の出会いのきっかけではないでしょうか」 (矢倉さん) ロート製薬株式会社 所在地 【大阪本社】大阪市生野区巽西1-‐8-‐1 【グランフロント大阪オフィス】大阪市北区大深町3-‐1グランフロント大阪タワーB 29階 設立日 1949年(昭和24年)9月15日 事業内容 医薬品・化粧品・機能性食品等の製造販売 ホームページ hJp://www.rohto.co.jp/ 株式会社i-‐plug (アイプラグ) hJp://i-‐plug.co.jp/ 【大阪オフィス(本社)】 〒532-‐0011 大阪市淀川区西中島1-‐9-‐20 新中島ビル4階 【東京オフィス】 〒106-‐0044東京都港区東麻布1-‐7-‐3 第二渡邊ビル7F