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多様化推進 - PGF生命

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多様化推進 - PGF生命
多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)
当社は、平成22年、様々なバックグラウンドを持つ社員の集合体としてバンカシュアランス(金融機関代理店を通
じた生命保険の販売)ビジネスをスタートしました。平成25年には、日本におけるプルデンシャル・グループ各社
のトップが共同で「ダイバーシティ宣言」を発表し、
「多様性の受容 ~ ダイバーシティ&インクルージョン(Diversity
& Inclusion/D&I)~」を重要な経営戦略の一つと位置付け推進しています。
平成27年には、あらたに「D&I推進方針」を定め、この方針のもと、社員一人ひとりが能力を十分に発揮でき、違
いを強みに変えられる組織づくりを目指し、様々な取り組みを進めています。
D&I推進方針
1. ‌PGF生命は、多様な社員が活躍できる企業を目指します。
2. PGF生命は、お客様やビジネスパートナーへ革新的なサービスを提供しつづけるために、D&I推進によって、
‌
イノベーションをもたらす組織作りを目指します。
‌
3. PGF生命は、すべての社員がD&Iを理解し、そうした考え方に基づき行動する事で、お互いを尊重しあえる
働きやすい職場風土の醸成を目指します。
プルデンシャル・エグゼクティブ・カンファレンス
プルデンシャル・グループでは、各社のエグゼクティブがオーナーシッ
プを持ち、自発的にD&Iを推進するための必要な情報を共有すること
を目的に、ダイバーシティ・カンファレンスを毎年開催しています。
平成27年度は、
「個人も組織も成長するワークライフバランス」とい
うテーマでカンファレンスを行い、外部講師による講演と参加者同士
のグループディスカッションを通じて、D&I戦略を実行する重要性の
認識と課題の共有がなされました。
管理職向けセミナー
平成25年度より、全管理職社員を対象にダイバーシティ・マネジメン
ト・セミナーを継続的に実施しています。
「違いを強みに変える」をテー
マに、D&Iの重要性と意義を理解した上で、D&Iを実務やマネジメント
に活かしていく方法をケーススタディやグループワークなどを通じて
学びます。平成27年度は計4回実施し、約9割の管理職社員が受講しま
した。
女性の活躍をサポートする取り組み
多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)
女性社員を対象としたラウンドテーブルでは、グループで活躍する女
性エグゼクティブから直接経験談やアドバイスなどを聞き、女性のキャ
リア意識の醸成につなげていきます。また、参加者同士のフリーディ
スカッションを通じて、女性がキャリアを形成していく上での不安や
悩みなどを共有し解消していく機会も設けています。平成27年度は、
計5回のラウンドテーブルを行い、多くの女性社員が参加して活発な意
見交換を行いました。
プルデンシャル・グループ社員参加型の取り組み
プルデンシャル・グループは、D&Iについて学び、グループを横断し
た社員同士のネットワークを広げることを目的に、
「多様化サロン」を
定期的に開催しています。サロンでは、外部の講師やアメリカ本社の
トップエグゼクティブが毎回違うテーマで講義を行い、役員・社員が
様々な視点からD&Iについて議論する場を提供しています。平成27年
度は、「女性が輝く組織づくり」をテーマに、グループ9社の社員が参
加し、意見交換やネットワーキングを行いました。
PGF生命の現状
31
多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)
ファミリーデー
当社では平成27年度、初めてファミリーデーを開催しました。ファミリーデー
とは、社員の子どもや家族を会社に招待し、一緒に職場見学や仕事体験を行うプ
ログラムです。
当プログラムは、D&Iの取り組みの一環として、働きやすい職場風土の醸成を目
的としています。上司や部下、同僚が互いの家庭環境を知り、社員同士がサポー
トし合える職場環境を整えられたらと考えています。また、普段見ることのでき
ない家族の職場を見学したり仕事体験な
どを通じて、子どもの仕事観の形成と、
両親やパートナーの仕事に対する理解に
もつながっています。当日は、多くの社
員がボランティアスタッフとして運営に
協力し、参加した家族だけでなくそれを
見守る社員にとっても笑顔の絶えない夏
休みの思い出となりました。
名刺交換をする社員の子どもたち
お父さんの職場を初めて訪問
社会貢献活動
当社は、生命保険ビジネスを通じて社会に貢献するとともに、さまざまなボランティア活動をしています。プルデ
ンシャル・グループ共通の活動をはじめ、PGF生命独自の活動にも積極的に取り組んでいます。平成27年度には、
創業5周年を機に「PGF生命の社会貢献の基本的な考え方」を定めました。
PGF生命の社会貢献の基本的な考え方
PGF生命は「人間愛、家族愛」に基づき、社会の一員として社会貢献活動を推進するとともに、自ら活動を行
う社員を積極的に応援します。
アワード
PRUDENTIAL SPIRIT OF COMMUNITY ボランティア・スピリット賞
アワード
多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)/社会貢献活動
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ボランティア・スピリット賞は、プルデンシャル・ファイナンシャルが平成7
年に開始した青少年を対象にしたボランティア支援プログラムです。現在は、
日本を含めた8つの国と地域で実施されています。この取り組みは、ボランティ
ア活動の輪を広げ、そして地域でボランティアをしている青少年を称え、
「あ
りがとう」の言葉を贈りたいとの想いから始まりました。軸となるのは、
「交
流する」
、
「称える」
、
「発信する」という3つの柱です。また、このプログラムは、
各種プロモーションや地域で開催される表彰式の運営などをすべてグループ各
社の社員ボランティアで行っているのも特徴です。当社も平成22年度から日本
における主催者に加わり、毎年多くの社員が会場に足を運んでいます。
受賞者の子どもたち
第19回を迎えた平成27年度は全国の中学・高校から1,800以上の応募があり
ました。東京で開催した全国表彰式では、スピリット・オブ・コミュニティ奨
励賞8組、文部科学大臣賞2組、米国ボランティア親善大使2名が選ばれました。
米国ボランティア親善大使の2名は、翌年5月に、アメリカのワシントンD.C.で
開催される全米表彰式に招待され、アメリカの受賞者のみならず各国や地域か
らの受賞者と情報交換をするなど、国際交流の機会にもなっています。
グローバル・ボランティア・デー
米国ボランティア親善大使の二人と
ストレングフェルド会長
グローバル・ボランティア・デーは、プルデンシャル・ファイナンシャルが平成7年に開始した地域社会への貢献
活動プログラムです。毎年10月の第1土曜日を「グローバル・ボランティア・デー」と定め、プルデンシャル・
PGF生命の現状
社会貢献活動
ファイナンシャルの全世界の社員とその家族が一斉にボランティア活動
を行ってきました。
平成27年度は、10月に約3週間にわたって20プログラムを実施し、社
員とその家族を含め620名がボランティア活動を行いました。公益財団
法人日本ケアフィット共育機構と協力し、
「サービス介助を学ぶワーク
ショップ」を開催し、高齢の人や障がいがある人の模擬体験と、お手伝
いをするときの「おもてなしの心」と「介助技術」を学びました。
サービス介助を学ぶワークショップ
この他にも、江の島の海岸清掃や、病院に入院する子供のために宿泊施
設を利用する家族へのプレゼントグッズである「リールキー」の作成、AEDの講習会実施や特別養護老人ホーム
の清掃活動、災害時用の雑巾の制作といった活動を行いました。
当社ではこのプログラムを通じて、社員とその家族に、地域社会への貢献活動への理解を深めてもらい、幅広く
かつ継続的にボランティア活動に取り組むきっかけにしてもらいたいと考えています。
「リールキー」
作成
清掃活動
江の島の海岸清掃
メイク・ア・ウイッシュ オブ ジャパンへのサポート
「メイク・ア・ウイッシュ」は、
「3歳から18歳未満の難病の子どもたち
の夢をかなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたい」という
願いのもと設立された国際的な非営利ボランティア団体です。当社はそ
の日本支部である「メイク・ア・ウイッシュ オブ ジャパン」に対し、
イベントへの協賛や社員のボランティア参加などを通じて経済的・人的
なサポートを行っています。
平成27年度は、4月に開催されたチャリティマラソンと11月のチャリ
ティ駅伝に協賛し、多くの社員が選手やボランティアスタッフとして参
加しました。
約40名がチャリティマラソンに参加
社会貢献活動
ドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付とボランティア活動
公益財団法人ドナルド・マクドナ
ルド・ハウス・チャリティーズ・
ジャパンが運営する「ドナルド・
マクドナルド・ハウス」に対する
支援を平成24年度から行ってい
ます。
ドナルド・マクドナルド・ハウス
は、病気のお子さんに付き添うご
家族をサポートするため、入院す
ミールプログラム
る病院の近くで自宅のようにゆっ
たりとくつろげることをコンセプトに設立された宿泊施設です。
餅つき大会
平成27年度、当社は、ハウスに滞在のご家族のために食事を用意する「ミールプログラム」を計3回行いました。
その他、病院関係者も対象とした「餅つき大会」の開催や施設の清掃・ベッドメイキングなど、合計8活動、延べ
100名近くの社員がこれらのボランティア活動に取り組みました。また、施設に対する当社からの定期的な寄付
も実施しています。
PGF生命の現状
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社会貢献活動
日経エデュケーションチャレンジへの協賛
日本経済新聞社主催、
文部科学省・
経済産業省等が後援の日経エデュ
ケーションチャレンジに平成25
年度より協賛しています。日経エ
デュケーションチャレンジは、社
会の第一線で活躍する企業人が、
全国から集まった高校生に対し、
働く意義ややりがいを自らの言葉
で伝えるというプログラムです。
この授業を通じて、高校生に将来に向けた夢や目標をイメージしてもらうとともに、自らの手で未来を構築して
いくきっかけとしてもらうことを目的としています。
平成27年度も、当社の社員が講師となり、東京と大阪の会場で、100名近い高校生を前に「大切な人へ想いを伝
える力、真の生命保険を『銀行』から届ける」というテーマで授業を行いました。
「生命保険に関する基礎知識と
重要性」
、
「銀行における保険販売」
、そして自己主張だけの「説得」と相手とのコミュニケーション力が必要な「問
題解決」の違いをグループワークも取り入れながら伝えました。また、その後の質疑応答や交流会は、多くの高
校生にPGF生命や生命保険について、理解を深めてもらう機会となっています。
「走れ東北!移動図書館プロジェクト」への支援
「走れ東北!移動図書館プロジェクト」は、東日本大震災により、仮設住
宅暮らしを余儀なくされている被災者の方への本の貸出や、憩いの場の
提供などを行う、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会のプロジェ
クトです。
当社では、平成25年度より当プロジェクトへの寄付金支援を継続的に実
施するとともに、平成27年度には2回、社員が実際に福島県南相馬市の
仮設住宅を巡回する移動図書館活動に参加しました。
仮設住宅にて憩いの場を提供
認知症サポーター養成への取り組み
社会貢献活動
認知症サポーターの養成は、平成17年から厚生労働省が推進している活
動で、認知症サポーターとは、
「認知症の人や家族を温かく見守り、支援
する応援者」を意味します。適切なお客さま対応を行うためには、増加
する認知症に関する医療・介護等の基本的な知識の習得が必要であると
の考えから、当社は創業5周年を機に、認知症サポーターの養成に取り
組み始めました。
平成27年度は、認知症サポーターを養成できる「キャラバン・メイト養
成研修」を実施し、一定の役職以上の社員約80名がキャラバン・メイト
キャラバン・メイト養成講座研修
となりました。その後、彼らによる養成研修を通じて、現在206名(平
成28年3月末現在)の認知症サポーターが誕生しています。今後も引き続き、認知症サポーターの養成研修を実
施し、認知症サポーター1,000名を目指していきます。
認知症サポーター養成研修の様子
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PGF生命の現状
ランチタイムを利用したサポーター養成
研修
環境への取り組み
環境に対する理念
当社は、お客さまが安心してすこやかに暮らせる環境があってこそ、お客さまに真の経済的な保障と心の平和をお
届けすることができると考えます。今も未来も、お客さまの大切な方への思いを確実にお届けするために、わたし
たちは地球環境保護に貢献します。
環境方針
本業を通じて
●環境保全に関する法規制を守ります。
●‌省エネルギー・省資源・リサイクルに取り組み、さらに業務の効率化を行う
ことで無駄をなくします。
●地球環境に配慮した、サービスのイノベーションを心がけます。
社員一人ひとりのこころがけを通じて
●‌社員一人ひとりが、仕事や日々の暮らし、地域社会での行動を、環境に配慮
したものへと変化させていきます。
●社員全員がコミュニケーションに努め、環境に対する理念を共有します。
●社員全員が、この思いをお客さまに伝えます。
プルデンシャル・ファイナンシャル・グループ共通の環境シンボル
環境への取り組み
プルデンシャル・ファイナンシャルでは、世界共通のシンボルを掲げ、環境保護に取り組んでいます。
PGF生命の現状
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環境への取り組み
環境に対する取り組み
省エネルギー・省資源・リサイクル活動
当社では、身近なところでの「省エネルギー」「省資源」に取り組んでいます。
具体的には、「電子帳票化によるペーパーレスの推進」
「カラーコピーの利用制限」
「溶解による廃棄紙のリサイク
ル」などを行っています。
オフィスでの環境配慮
環境負荷の少ない事務用品(環境対応商品)を使用するよう心がけています。また、電子帳票化による画面上で
の業務を促進し、ペーパーレスに努めています。
■環境対応商品
●エコマーク取得商品
(公財)日本環境協会が商品の製造・使用・廃棄などによる環境への負荷が少なく環境保全に役立つとして認
定した商品です。
●GPN環境データブック掲載商品
GPN(グリーン購入ネットワーク)が発行する『グリーン購入のためのGPN環境データブック』に掲載して
いる商品です。
●グリーン購入法判断基準適合商品
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)の、特定調達品目およびその判断基
準に適合する商品です。
一人ひとりが環境に配慮した行動
当社では、日頃より職場での省エネルギーに努めています。
◆外部コンサルティングによる役員・管理職向け環境セミナー開催などの啓発活動を実施
◆社内会議はプロジェクター投影によるペーパーレスを推進
◆業務で使用した上質紙はすべてリサイクルを実施
◆電源OFFの徹底(個別空調、パソコンモニター、プリンター等)
◆蛍光灯の間引き実施と消灯の徹底
環境への取り組み
◆遮熱フィルムを窓に貼ることによる空調の効率化
環境フェアへの出展
6月の環境月間に環境省主催の「エコライフ・フェア2015」に
参加しました。子供たちが環境問題に対する理解を深めるよう
なクイズや、環境にやさしい植物の展示を行いました。また、
共同出展している㈱早稲田環境研究所が研究開発している電気
自動車の展示も行いました。一人でも多くの人が環境問題への
関心を高めるきっかけ作りを提供しています。
エコライフ・フェア2015の様子
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PGF生命の現状
未来へつながる取り組み
■‌当 社では、オフィス内にペットボトルキャップの回収箱を設置し、社員より
キャップを回収し、世界の子供たちにワクチンを届ける「エコキャップ運動」
を推進しています。
また、当社研修施設「PGFLビジネスアカデミー
センター」内にて壁面緑化を行い、健全なオフィ
ス環境作りとエコロジーの両立を行っています。
当社では、環境に配慮した事業活動を行うだけ
ではなく、社員一人ひとりのこころがけを通じ
て地球の未来につながる取り組みを実施してい
ます。
環境への取り組み
PGF生命の現状
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