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高校生が作る! 高校生の為の! 高校生の教科書!

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高校生が作る! 高校生の為の! 高校生の教科書!
高校生が作る!
高校生の為の!
高校生の教科書!
プレゼンテーション+
Impress2008
作成:大分県立大分商業高等学校
sAYChan
情報処理科 3年6組15名
目次
第一章 プレゼンテーションの説明
1.プレゼンテーションとは
2.プレゼンテーションで重要なこと
3.プレゼンテーションの実施
4.プレゼンテーションの概要
①プレゼンテーションの流れ
②プレゼンテーション準備の流れ
5.プレゼンテーション内容の確認
6.視覚化のポイント
7.パソコンの特徴と使い方
8.リハーサル
①プレゼンテーションの運営
1
2
3
4
4
5
6
7
9
10
11
第二章 Impress を使ったプレゼンテーション資料の作成
1.Open Office Impress の基本操作
13
2.Impress の画面構成
14
3.Impress の作業ウィンドウ
15
4.作業ウィンドウの非表示
16
5.プレゼンテーションウィザードを使う
17
6.保存する・開く
19
7.色々なメニュー/ボタンの表示
22
8.さまざまな機能を操作するには
23
9.プレゼンテーションの表示モードを切り替える 24
10.Impress を終了するには
26
11.プレゼンテーション資料を作ってみよう
ⅰスライドに文字を入力する
27
ⅱスライドのデザインを設定する
28
ⅲ新しいスライドを作る
29
ⅳレイアウトの変更とイラストの挿入
31
ⅴイラスト(クリップアート)の挿入
32
ⅵスライドを追加・移動・削除する
33
ⅶスライドショーを実行する
35
12.プレゼンテーション資料を印刷してみよう
36
第三章 プレゼンテーションの実施と反省
1.実際にプレゼンテーションを行う前に
2.わかりやすく、正確に伝える工夫
3.リハーサルのすすめ方
4.リハーサルの実施
5.リハーサルの実行をしてみよう
6.プレゼンテーションになれていない人のために
37
37
39
40
42
45
第1章(´∀`*)
1.プレゼンテーションとは?
与えられた条件のもとで、自分の持っている情報、事実、考えなどを相手に分かりやすく明確に伝
え受け入れてもらうための行動のこと。
↓
与えられた条件には
プレゼンテーションの時間、準備の期間、聞き手の人数、使用できる機器、会場などがある。
●プレゼンテーションとよく似た言葉「プレゼント」と比較してみよう!
★プレゼント★
★プレゼンテーション★
贈る人の気持ちを表す
情報、事実、考えなど
贈る物
(目に見えるもの)
(目に見えないこと)
気持ちを理解し満足してほしい
内容を理解し、受け入れ、
贈る人
満足してほしい
心のこもったものを受け取りたい
役立つこと、知らなかったこと、
受け取る人
決定の為の手がかりを知りたい
プレゼンテーションの成功とは、話して(贈る人)と聞き手(受け取る人)の双方が満足できること
である。次の項目がポイントになる。
・ 話し手が自分の伝えたい内容を絞り込む
・ 聞き手が何を求めているかよく把握しておく
・ 分かりやすいストーリー、資料、道具を工夫する
・ 聞き手に合わせた言葉遣いや伝え方をする
・ 聞き手に合わせたマナーや態度でのぞむ
与えられた条件とは何か
与えられた条件には次のようなものがある。
・聞き手に関すること:プロフィール、人数、立場、関心
・時間に関すること :与えられた時間、準備の期間
・環境に関すること :会場の大きさや設備、使用できる機器
・手段に関すること :使用できるプレゼンテーションの手段
②プレゼンテーションの種類
プレゼンテーションには、聞き手にわかりやすく情報伝達するものから、
企画の提案までさまざまな目的がある。プレゼンテーションの種類を目的で分類すると、報
告、説明、説得の3つに大きく分かれる。
★報告 ⇒情報を伝達する
調査結果の報告会、会社の業績の報告会などの例がある
事実をわかりやすく、正確に伝達することが目的である
★説明 ⇒細かい内容を伝えて理解してもらう
アルバイトに仕事の手順を理解してもらうための説明会などの例がある
正確に伝えると同時に、アルバイトが手順通りに仕事をすることが目的である
★説得 ⇒計画・企画・新製品などの提案を採用してもらう
宣伝報告の企画の提案、情報システムのプロジェクトの提案などの例がある
履修してもらうだけではなく、企画を採用してもらうことが目的である
プレゼンテーション学習のステップ
① 事実や情報をわかりやすく伝える
② 相手によい印象をもってもらう
③ 提案を受け入れ、行動を起こしてもらう
聞き手の状態
何を言いたいのかわかる
この人なら間違いない
採用しよう、やってみよう
2.プレゼンテーションで重要なこと
①話し手と聞き手の要望の一致
プレゼンテーションの場では、話し手が一方的に情報を伝えているように見える。
主役は話し手と誤解しがちだが、主役は聞き手であり、聞き手をよく理解しなければならない。
聞き手と話し手の要望が一致して、両者が満足する結果が得られたとき、プレゼンテーションが
成功したといえる。
②視覚に訴える工夫
プレゼンテーションでは事実・情報・アイデアなど、目に見えないものをわかりやすく伝えるために
は視覚に訴えることが効果的である。視覚化の効果を整理しておこう。
視覚と言葉の組み合わせ
人間の脳は、右脳と左脳で働きが違う。左脳は読み・書き・計算、右脳は楽器の演奏・絵画の制
作などに使われている。理解のしかたに次のような違いがある。
左脳
筋道を立てて、部分を詳しく理解
話し手の言葉で理解
右脳
視覚的に、全体をイメージで理解
図解やグラフで理解
3.プレゼンテーションの実際
①目的からみたプレゼンテーションの実際
報告・説明・説得の目的ごとに、実際のプレゼンテーション例をみてみよう。
これ以外にも、結婚披露宴のイベント、会議での説明、旅行のガイド、施設見学、
研究発表会など、さまざまなプレゼンテーションがある。
②規模からみたプレゼンテーションの実際
★プレゼンテーションの種類★
聞き手の人数
形式
プレゼンテーションの特徴
1∼3名程度
面談
聞き手の反応をみながら柔軟に対応しなければならない
5∼10名程度
会議
聞き手の理解を確認しながら進めることが安易である
30∼50名程度
講義
最後尾の人の反応がとらえにくく、伝え方に工夫が必要
公演
聞き手の反応をとらえにくく、一方的になりやすい
100名以上
人数が多くなると、話し手と聞き手の距離も大きくなるので、工夫が必要になる。
大人数になると、聞き手の反応をつかむのが難しくなるからである。
★面談形式
①事前の下調べが重要
②聞き手に合わせて話す
・ 聞き手がどのような人か
・ 何を望んでいるか
★会議形式
①討議に対する対応
②聞き手との意見交換
・ 資料を十分用意する
・ 議論のポイントを予測する
★講義形式
①全員に伝える工夫
②聞き手との距離を縮める
・ 最後尾に届く話し方
・ 一目でわかる視覚資料
★講演形式
①聞き手を巻き込む作戦
②会場を下調べする
・ 会場に合わせた機器の工夫
・ 聞き手に合わせた資料の準備
4.プレゼンテーションの概要
①プレゼンテーションの流れ
(1)筋の通った流れであること
(2)項目をうまく伝える工夫があること
(3)聞き手の関心にそったものであること
∼流れ∼
導入
・あいさつ
・聞き手の関心を引く
・タイトルや目的の提示
●話し手がどのような立場なのか、質問は最後に受ける、資
料はそのつど配布するなど聞き手の疑問や不安をなくして
プレゼンテーションに集中できる状態をつくる
↓
プレゼンテーションの内容
・はじめに
●聞き手にこれから何をプレゼンテーションしようとしている
か全体のイメージを与える
・本題
●幅広い情報から絞り込んだ3項目で本題を構成する
・要約・結論
●本題の構成の例
調査の報告:調査目的・調査内容・調査結果
学校の説明:学習内容・学生生活・進路指導
企画の提案:課題・企画内容・期待する成果
問題の解決:問題・原因・解決策
目標の達成:目標・現状・達成方法
●プレゼンテーションで伝えたい事を再度強調して
印象をづける
↓
まとめ
・質疑応答
・締めの言葉
●質疑応答で聞き手の理解を深め、情報交換によって聞き
手に参加してもらう。聞き手が主役のプレゼンテーションで
は、質疑応答は最も重要な場面である
②プレゼンテーション準備の流れ
プレゼンテーション内容の確認
・①話し手の伝えたい内容(目的) ②聞き手 ③ストーリーのポイント
④時間 ⑤環境 ⑥手段 ⑦その他 を確認する
・聞き手を研究する
・与えられた条件を確認する(会場、機器の使用など)
ストーリーづくり
・項目の作成と絞込み、話す項目を3つ程度にする
・筋の通った内容になるように、順番を考える
・タイトルやまとめなどをつくる
ストーリーの完成
・完成したストーリーを確認する
・聞き手と話し手の満足が得られるかチェックする
・与えられた条件に合っているかチェックする
情報収集
・説得力を高める情報(事実・データ)を探す
→自分で調査したデータ・公表されたデータを使う
・情報がストーリーに合っているか確認する
・情報をどのように実現するか考える
視覚資料の作成
・聞き手に合わせた視覚資料をつくる
・視覚資料と話の内容が合っているか確認する
・話しやすい視覚資料か確認して修正する
リハーサル
・本番に近い条件で実施してみる(役割分担・会場設営・評価)
・問題があればストーリー、視覚資料を修正する
・信頼感を与える話し方を訓練する
プレゼンテーション実施とふりかえり
・プレゼンテーションを実施する
・プレゼンテーションの準備・実施・成果をふりかえる
・次のプレゼンテーションの改善ポイントをまとめる
5.プレゼンテーション内容の確認
Why
(目的)
Who
(聞き手)
What
(ストーリーのポイント)
When
(時間)
Where
(環境)
How
(手段)
何のために
プレゼンテーションの目的・目標
誰が、誰に
聞き手は誰か、聞き手の数
何を
伝えるべきメッセージ
いつ
準備期間、プレゼンテーションの時間・時刻
どこで
会場や環境
どのように
利用できるプレゼンテーションの手段
①プレゼンテーションの目的
プレゼンテーションが終わった後にどのようになってもらいたいかというイメージやテーマの確
認
②聞き手の確認
プレゼンテーションの聞き手のプロフィール(年齢、性別、価値観)、人数、聞き手が何に関心を
もつのか
③何を伝えるか:ストーリーづくりの基礎になる項目
伝えたい内容、強調したい項目
④プレゼンテーションの時間
与えられた時間、実施日時、準備期間資料の提出の締め切りなど
⑤環境の確認
会場の大きさ、座席の配置、聞き手との距離、環境(調光、室温など)
⑥プレゼンテーションの手段
使用できる機器、手段、持ち込める道具類
6.視覚化のポイント
★フレーズ化
フレーズ化前
フレーズ化後
①体言止め
フレーズ化の効果は次の通りである
1.視覚的に理解しやすいことである
2.メッセージを整理しやすいことをあげたい
フレーズ化の効果
1.視覚的な理解
2.メッセージの整理
②長さをそろえる
パソコンを利用することによるビジュアル化の パソコンによるプレゼンテーションの長所
効果
・生産性
ファイルの再利用
・再利用可能
・インパクト ビジュアル化の効果
・視覚化することによるインパクトの増大
③表現の統一
・フレーズ化が聞き手の障害になる場合
・相互理解を深めるフレーズ化作成の難しさ
・どこからフレーズ化を進めるか
フレーズ化 聞き手にとっての障害
作成上の難しさ
作成開始のポイント
④キーワードの活用
フレーズ化の効果は、第一に視覚的に理解し
やすいことである。第二にメッセージを整理し
やすいことがあげられる。
フレーズ化の効果
1.視覚的な理解
2.メッセージの整理
⑤短い表現
・聞き手の立場が理解できないことが課題だ
・フレーズ化の課題は誰でも分かること
・フレーズ化した時の意思伝達の困難が課題
・課題1:聞き手の立場の理解
・課題2:フレーズの理解しやすさ
・課題3:フレーズ化と意思伝達
★図解化
・図解で説明したいメッセージを明確にすること
・読ませないで、見させる工夫をすること
・プレゼンテーションの流れにそった図解であること
★グラフによる図解化
・目的に応じたグラフを使う
・グラフで伝達するメッセージを意識して、強調する工夫をする
・横罫線は最小限にとどめる
★表による図解化
・縦横の項目が示す内容をわかりやすく表現する
・表の数値が見えるように項目数を少なくする(5×5以下にとどめる)
・背景の色と文字の色の組み合わせを聞き手が見やすいように配慮する
・伝えたい部分を強調するように工夫する
利用上の観点
制作上の観点
視覚化のための機器
聞き手の人数、会場の大きさ、設備の制約、資料を再利用するかどうか
制作時間、制作費用、制作に要する技術、制作に利用できる機器の制約
視覚化のための機器の特徴
機器の種類
パソコン
模造紙
OHP
黒板ホワイトボード
製品などの実物
ビデオ・映画
配布資料
長所
美しい整った資料が簡単に作成でき
る。再利用が安易である
手軽の作成できる
話の流れに応じて書き込みができる
明るい会場でアイコンタクトして使え
る
手軽に書いたり、消したりできる
聞き手に強い印象を与えることがで
きる
動画で聞き手の興味を引くことがで
きる
聞き手の手元に資料が残る
短所
映写設備のない会場では準
備が大変である
使用ソフトや機材と会場設
備が合わないことがある
画面の大きさが限られる
大会場では使いにくい
大会場で使いにくい
板書に時間がかかる
大人数に見せることができ
ない
制作に技術と時間が必要で
ある
話し手が聞き手の視線をコ
ントロールできない
7.パソコンの特徴と使い方
・一度作成した視覚資料を修正して再利用できる
・短期間できれいな視覚資料を作成できる
・作成したファイルの持ち運びが容易である
・写真やグラフが簡単に取り込める
・マルチメディアを活用できる
・ネットワーク上でプレゼンテーションができる
パソコン利用上の注意
課題
視覚資料に頼りがちになり説明がおろそか
になる
機器の操作に気をとられプレゼンテーショ
ンがスムーズに進まない
対応策
リハーサルで第三者から評価を受ける
操作を補助者に依頼し、話し手は説明に専
念する体制をとる
配布資料の特徴と使い方
配布資料の作成
・プレゼンテーションの骨格だけ示し、メモのための空欄をつける
・説明に要する詳細なデータは添付資料につける
・説明に関連した参考資料をつけると、聞き手の満足度がある
視覚資料と配布資料の組み合わせ
長所
メモをとってもらえる
事前配布
事後配布
聞き手がプレゼンテーションに
集中できる
短所
聞き手が先のページを見てし
まい、話しに集中してもらえ
ない
聞き手はメモをとろうとする
ので、事後配布のことを説明
しておく必要がある
8.リハーサル
導入
・あいさつ(第一印象はプレゼンテーション全体に大きく影響する)
・聞き手の関心を引き付ける(聞き手の関心を引き付けてからテーマに入っていこう)
・テーマの提示・目的(今回のプレゼンテーションのテーマ、タイトル、目的を述べる)
・質問への対応(質問は最後に受け付けるか、途中でもいいか伝えておく)
・はじめに
(ストーリーシート)
ストーリーシートでつくった、導入部分を提示してプレゼンテーションに入っていく。
本題の3つの項目をあげるだけでもよい。
プレゼンテーションの内容
・本題(プレゼンテーションのもっとも重要な部分である。説明がどの項目なのか、項目から次に
移るときに区切りを入れて、すすめていくとよい)
まとめ
・要約・結論(このプレゼンテーションで何を伝えたかったのか、メッセージを簡潔に述べる)
・質疑応答
質問への対応
質問されると、つい防衛的になって硬くなることがある。質問は聞き手が
興味をもっている証拠なので、伝えたい内容を伝える絶好のタイミングなので
ある。
・相手の質問内容を確認して応答する
・質問を聞くときには質問者を見る
・応答は全体に向かって説明する
・締めの言葉(最後に、締めの言葉を伝えてメリハリをつける。「本日はプレゼンテーションの
機会を与えていただき、ありがとうございました」などである。)
プレゼンテーションの運営
シアター形式
会議形式
シアター形式のレイアウト
聞き手の前に机を置いた講義形式のレイアウトよりも、イスだけの方が、話し手と聞き手の距
離が短くなる。聞き手は親近感をもってプレゼンテーションに参加できる。反面、多くの資料を
配布し、メモしてもらうプレゼンテーションには適していない。
会議形式のレイアウト
聞き手が意見を言いやすく、質疑応答に時間をとって意見交換する場合に適している。情報
システムや広告企画などの提案の場合、複雑な内容を確認し、意見交換しなければならない
ので、この形式でプレゼンテーションすることが多い。
リハーサルによる確認
リハーサルをする場合、できるだけ本番に近い設定で行うとよい。本番に近い人数の聞き手、
本番に近い会場設営、機器の設定をしてリハーサルをしてみると、意外な問題が発見でき
るものである。
聞き手の立場に立って内容を確認する
・ストーリー
:ストーリーがわかりやすく、主張がすっきり伝わるか
・視覚資料
:ストーリーを効果的に説明する視覚資料になっているか
・伝え方
:話し方、態度など聞き手が好感を持って聞こうとするものか
・時間
:予定した時間配分でプレゼンテーションすることができたか
・補助者との連携 :照明、パソコンの操作、資料配布などはスムーズか
聞き手の態度
・話し手に反応する :うなずく、メモをとる、など
・質問をする
:プレゼンテーションの聞き手としてのマナーである
質問のしかた・質問の受け方
質問のしかた
質問の受け方
質問をするときは、まず自分を名乗り、質問のポイントを簡潔に述べ
る。
例・・・
「質問があります。情報システム部門の○○です。プレゼンテーション
の中のシステムの導入費用に関して質問があります。費用の内訳をも
っと詳しく説明してください。」
話し手は質問を受け止め、よく理解してから質問に応えなければなら
ない。まず、自分の理解した質問内容を整理し、質問者の質問の意図
を確認して応える。
例・・・
「質問の第1は×××、第2は、○○○ですね。」
質問内容を復唱するだけでもよい。
第2章(☆´З')$
Impress を使った
プレゼンテーション資料の作成
1.Open Office Impressの基本操作
1.Impressを起動
① Impressが起動し、次のような初期画面が表示される。
これが Impress の
最初の画面だよ
②「白紙のプレゼンテーション」を選び、[次へ]をクリックしていき、[完了]を
クリックする。
③このような初期画面が表示される
2.I m p re
ssの画面構成
Impressの画面は複数の部品で構成されている。各部は以下のように呼ばれており、
その時々の作業に応じて機能を切り替えることが出来るようになっている。
表示切り替
え
ノートペイン
メニューバー
ツールバー
プレゼンテーショ
ンウィンドウ
スライドペイン
ステータスバー
作業ウインドウ
タイトルバ
ー
3.Impress作業ウィンドウ
Impressの機能の1つに「作業ウィンドウ」がある。使用頻度の高い機能が1つのウ
ィンドウにまとめて表示されており、効率よく作業することができる。
ここでは作業ウィンドウを表示し、「マスターページ機能」を表示してみます。
①メニューバーの「表示」をクリックし、その中から「作業パネル」をクリックする。
(通常は表示)
これからプレ ゼンテ
ーションの原稿を作っ
②作業ウィンドウの切り替えボタン
をクリックし、[マスターページ]をクリックする。
たくさんのデザイ
ンの中から好きな
4.作業ウィンドウの非表示
作業ウィンドウは閉じるボタンをクリックすることで非表示にすることができる。非表示に
すればプレゼンテーションウィンドウを広く使うことができる。
5.プレゼンテーションウィザードを使う
①Impressを起動すると、この画面が表示されます。
②〔テンプレートから〕を選択し、その中から『戦略法の提案』を選び、「次へ」を
クリックする。
③[次へ]をクリックしていき、
[完了]をクリックする。
④プレゼンテーションウィザードの指定に従ってプレゼンテーション資料が作成される。
プレゼンテーションウィンドウ
現在選択されている1番目のスライドが
表示されている。
⑤アウトラインの表示
アウトラインウィンドウタブをクリックすると、
アウトラインウィンドウが表示される。
アウトラインペイン
スライドごとに入力されているテキスト(文字)が表示されている。
ポイント
スクロールバーの利用
画面右端のスクロールバーによっても次(前)のスライドに移動することができる。
⑥スライドペインの番号をクリックすると、画面右側の番号も移動する。
6.保存する・開く
作成したプレゼンテーション資料をファイルに保存する。
①メニューバー[ファイル]から[名前をつけて保存]をクリックする。
②[名前をつけて保存]ダイアログボックスが表示される。保存先を「DeskTop」と
し、ファイル名に「戦略法の提案」と入力し、
[保存]ボタンをクリックする。
③Impress ウィンドウのタイトルバーに保存ファイル名が表示される。
◇◇◇◇保存したプレゼンテーション資料を開く◇◇◇◇
①Impress を起動し、メニューバー[ファイル]から[開く]をクリックする。
②[ファイルを開く]ダイアログボックスが表示される。Impress ファイル「戦略法の提案」
をクリックして、
【開く】ボタンをクリックする。
③指定したプレゼンテーション資料が表示される。
◇◇◇◇ファイルを直接開く◇◇◇◇
保存されたプレゼンテーション資料は、1つのファイルとして扱われる。保存場所のフォル
ダウィンドウを指定し、プレゼンテーション資料ファイルを直接開くことで Impress を起動す
ることも出来る。
①タスクバー
ボタンをクリックする。ファイルの左上の
「DeskTop」をクリックする。
②「DeskTop」フォルダの中にある「新商品のご提案」ファイル(Impress プレゼン
テーション)をダブルクリックする。
③ファイルの種類から関連付けられた Impress が自動的に起動し、「戦略法の提案」のプレ
ゼンテーション資料が表示される。
7.色々なメニュー/ボタンの表示
Impress が持つさまざまな機能は、作業ウィンドウと並んで起動時の画面に表示されるツー
ルバーやメニューバーに置かれている。メニューバーはユーザーがよく利用する機能を優先
して自動的に表示をし、ツールバーは前回 Impress を起動した時の状態が保持されている。
ここでは、メニューバーやツールバーのボタンを表示してみる。
◇ツールバーを表示◇
①メニューバーの[表示]から[ツールバー]をクリックする。
②表示したいツールバー[図形描画]をクリックする。チェックがついているツールバーは、
すでに画面に表示されている。
◇隠れているボタンを表示◇
①ツールバーの配置場所によっては、画面に入りきらずに隠れているボタンもある。これら
を表示するには、
各ツールバーの右端にある
をクリックする。
②[標準]ツールバーの中で隠れているものが表示される。
8.さまざまな機能を操作するには
Impress のメニューバーには、操作に必要な機能が分類されている。操作の前に、あらかじ
め操作対象とする任意の箇所(文字やスライドなど)を選択しておく必要がある。また、任
意の箇所を選択して、マウスの右ボタンをクリックするとショートカットメニューが表示さ
れ、実行可能なコマンドを表示することも出来る。
任意の文字の書式設定を変更する
①任意の文字を範囲指定する。マウスポインタを文字の上へポイントするとIに変化す
る。ここでクリックするとテキストボックスが選択される。範囲の指定は、文字の先
頭位置からマウスにてドラッグする。
テキストボックス
②メニューバー[書式]から[フォント]をクリックする。
③[フォント]ダイアログボックスが表示されるので、必要な箇所の設定を変更し、OK
ボタンをクリックする。
9.プレゼンテーションの表示モードを切り替える
Impress にてプレゼンテーション資料を扱う表示画面の形式は、大きく3つ用意されている
それら表示モードを使い分けることで、さまざまな操作を効率よく行うことが出来る。
表示モードその1 標準
標準表示モードは、プレゼンテーション資料にテキストを書き込んだり、プレゼンテー
ションをデザインしたりするときに使用する編集用表示モードである。この表示モード
では、2分割された作業領域がある。
領域①
左側の作業領域では [スライド]タブが 領域①
表示され、サムネイル(縮小スライド)
が含まれている。
領域②
領域②
右側の作業領域では、[標準]ペイン、[アウトライン]ペイン、[ノート]ペイン、[配布
資料]ペイン、[スライド一覧]ペインが表示されている。標準ペインには、現在のスラ
イドが大きく表示される。
*アウトラインペインにはスライド上のテキスト(文字)、スライド一覧ペインにはサ
ムネイル(縮小スライド)が表示される。
表示モードその2 スライド一覧
スライド一覧表示ペインには、プレゼンテーション資料の作成および編集が完了したら、この
表示モードでプレゼンテーション全体を確認する。さらに、スライドの追加、移動、および画
面切り替えやアニメーションのプレビューを簡単に実行できる。
表示モードその3 スライドショー
スライドショー表示モードでは、実際のスライドショーのようにスライドが画面全体に表示さ
れるので、作成したプレゼンテーションをプレゼンテーション参加者の視点から見ることが出
来る。また、実際のプレゼンテーションでのグラフィック、タイミング、ビデオ、アニメーシ
ョン、および切り替え効果を確認することができる。
10.Impressを終了するには
◆◇◆◇◆◇プレゼンテーション資料を閉じる◇◆◇◆◇◆
①「閉じる」をクリックする。
②プレゼンテーション資料への変更がファイルに保存されていないと、ダイアログボックス
が表示される。ここでは、保存せずに終了するため、破棄をクリックする。
③プレゼンテ
ーションウィンドウが閉じる。
◆◇◆◇◆◇Impress を終了する◇◆◇◆◇◆
①Impress のウィンドウ全体の「閉じる」をクリックする。
②Impress が終了する。
11.プレゼンテーション資料を作ってみよう
ここでは、プレゼンテーション資料を構成するスライドを作成するのに必要な操作を習得す
る。プレゼンテーション資料はスライドを何枚かつなげて完成するものであり、ここでの操
作によって Impress によるプレゼンテーション資料作成の流れをつかむことができるように
なる。
ⅰ.スライドに文字を入力する
①Impress を起動すると「無題1」という仮の名称で新しいプレゼンテーション資料が
開く。
②タイトルのプレースホルダをクリックすると、文字挿入ポインタが表示される。
プレースホルダ
I
③文字を入力し、プレースホルダの外をいったんクリックする。
※
文字入力後に Enter キーを押すと、プレースホルダ内で次の行に改行されてしまう。
④サブタイトルのプレースホルダに文字を入力し、プレースホルダの外をクリックする。
文章の区切りの良いところで
改行する
⑤ファイル名「REI2-2-01」で保存する。
ⅱ.スライドのデザインを設定する
準備 Impress を起動して「REI2-2-01」を開いておく。
①作業パネル[マスターページ]の▼をクリックする。
※作業パネルが表示されない!?
作業パネルが表示されていない場合は、
メニューバー[表示]から[作業パネル]を
選択する。(通常は表示されています)
②[使用可能]の一覧より、[瑠璃色]をクリックする。
③選択したデザインがスライドに適用される。
④ファイル名「REI2-2-02」で保存する。
ⅲ.新しいスライドを作る
準備
Impress を起動して「REI2-2-02」を開いておく。
①作業ウィンドウを[レイアウト]に切り替え、[タイトル、テキスト]をポイントし、右ク
リックする。
②{スライドの挿入}をクリックすると2枚目のスライドが追加される。
※注意 すでにあるスライドに適用してしまったら
スライドのレイアウトをそのままクリックすると、すでにあるスライドのレイアウト
が変更されてしまう。この場合、メニューバー[編集]より、[元に戻す]をクリックし、
操作をやり直すことができる。
タイトル
プレースホルダ
テキスト
プレースホルダ
③タイトルプレースホルダに文字を入力する。
④テキストプレースホルダに文字を入力する。
注意
1行間隔をあけるには
1行分の文字を入力した後、Shift+Enter キーを押すことで次の項目として改行さ
れる。更にもう一度 Enter キーを押せば1行間隔をあけることが出来る。
注意 字下げ(字上げ)する
行ごとに字下げ(段落レベル)を設定するには、指定した行(カーソルの位置)に対
して Tab キーを押す。一度押すごとに一段下げられる。逆に字上げするには Shift+
Tab(Shift キーを押しながら)キーを押す。
行頭文字(記号)は、デザインテンプレートに応じて自動的に設定される。
⑤ファイル名「REI2-2-03」で保存する。
ⅳ.レイアウトの変更とイラストの挿入
スライドのレイアウトを変更する
準備 Impress を起動して「REI2-2-03」を開いておく。
①作業ウィンドウ[レイアウト]より[タイトル、テキスト]を右クリックする。
②[新しいスライドの挿入]をクリックすると、3枚目のスライドが追加される。
③「タイトルプレースホルダ」と「テキストプレースホルダ」のそれぞれに文字を入力する。
④画面左側スライド一覧から、スライドレイアウト変更を行う3枚目のスライドをクリッ
クする。
⑤作業ウィンドウ「レイアウト」より、
「タイトルスライド」のレイアウトをポイントし、
表示
される[画像]をクリックする。その中から[選択したスライドに適用]を選びクリックす
る。
⑥スライドのレイアウトが適用され、コンテンツプレースホルダが配置される。
ⅴ.イラスト(クリップアート)の挿入
①コンテンツ内のアイコンから「ギャラリ」をクリックする。
注意
Impress に添付されているイラスト(クリップアートと呼ぶ)や、別の種類の画像
をファイルから指定することができる。また、エクセル形式の表やグラフ、メディ
アプレイヤー(音声や動画)も可能である。
②[図の選択]ダイアログボックスから1つの図をクリックし、ドラッグする。
③選択したクリップアートがコンテンツとしてスライドに挿入される。
④ファイル名「REI2-2-04」で保存する。
ⅵ.スライドを追加・移動・削除する
ここでは、プレゼンテーション資料を構成する 1 枚 1 枚のスライドを扱う。
スライド単位での追加や移動、削除を行う操作は、実際のプレゼンテーション(リハーサル)
を行ううえでも重要である。
◆◇◆◇◆◇スライドの追加(挿入)
準備 Impress を起動して「REI 2-2-05」を開いておく。
①スライドタブのスライド一覧から 1 枚目のスライドをクリックする。
②画面右側の作業ウィンドウを[レイアウト]に切り替え、スライドの一覧から
[タイトル、テキスト]の画像をクリックする。
③[新しいスライドの挿入]をクリックすると、2 枚目の位置に新たにスライドが挿入さ
れる。
④タイトルとテキストに文字を入力する。
◆◇◆◇◆◇スライドの移動
2 枚目に追加した「情報化による問題」スライドを 4 枚目(最後尾)に移動する。
準備 スライド単位の操作が行いやすいように、画面表示をスライド一覧表示モードに
切り替える。
① メニューバー[表示]から[スライド一覧]をクリックする。
移動対象のスライドである 2 枚目をクリックする。
② 選択されたスライドをドラッグし、移動したい位置である4枚目の後ろに垂直線が
表示されたところでドロップする。
ドラッグ&ドロップ
③ スライドが移動される。
④ ファイル名「REI 2-2-06」で保存する。
◆◇◆◇◆◇スライドの削除
スライドを削除する場合には、対象のスライドをクリックし選択された状態で、
Delete キーを押せばよい。
ⅶ.スライドショーを実行する
実際のプレゼンテーションを行ううえでの操作となる、スライドショーを実行する。
それに合わせて、簡単なアニメーション効果を設定する。
◆◇◆◇◆◇画面切り替え効果の設定
① 画面右側の作業ウィンドウを[画面切り替え]に切り替える。
② 画面切り替え効果「ディゾルブ」を選択する。
③ 切り替え速度「普通」を選択する。
④ 「すべてのスライドに適用」ボタンをクリックする。
◆◇◆◇◆◇スライドショーを実行
① メニューバー[スライドショー]の中から[実行]をクリックする。
② 画面全体が切り替わり、スライドショーが開始される。
③ ENTER キーを押す(またはマウスでクリックする)と次のスライドへと切り替わる。最
後の
スライドまで表示されると、最後に終了画面が表示され、再度 ENTER キーを押す(また
はマ
ウスをクリックする)と Impress の編集ウィンドウに戻る。
◆◇◆◇◆◇スライドショーの操作
① メニューバー[スライドショー]の中から[実行]をクリックする。
実行直後、マウスポインタは表示されていない。
② マウスを移動されることで、マウスポインタが現れ、画面左下にはショートカットツー
ルバーが表示される。
③ 次のスライドに移動するには、ENTER キーを押すかマウスをクリックする。この時、マ
ウスポンタの位置はどこでもよく、マウスポインタが非表示の状態でもよい。
◆◇◆◇◆◇スライドへジャンプ
① スライドショー実行中に表示されるショートカットツールバーのメニューボタンをクリ
ック。
② [スライドへジャンプ]をポイントし、スライドのタイトル一覧からジャンプしたいスラ
イドを選択してクリックする。
◆◇◆◇◆◇スライドショーの中断
① スライドショー実行中に、ESC キーを押すと Impress の編集ウィンドウに戻る。
② ファイル名「REI2-2-07」で保存する
12.プレゼンテーション資料を印刷してみよう
ファイルの中の[印刷]をクリックして、OKクリックする。
これで基本的なプレゼンテーションの
進め方は終わりだよ☆
ここから学んだことを応用して、もっ
と工夫してみるのもいいかも↑↑
お疲れ様(^∀^★)ヾ
第3章(*゜o゜)
プレゼンテーションの実施と反省
1.実際にプレゼンテーションを行う前に
○●プレゼンテーションのポイント●○
A、情報を正確にわかりやすく伝える!
B、人の意見を取りいれ協力を得る!
C、内容についての議論をできるだけ多く行う!
2.わかりやすく、正確に伝える工夫
伝え方の工夫
態度・身だしなみ
話し方・表現
コミュニケーション
具体的項目
立ち方、服装、ボディランゲージ
表情、話し方、言葉づかい、表現技法
あいさつ、アイコンタクト、参加
伝え方の工夫
聞き手の信頼
わかりやすさ
聞き手の集中
1)態度・身だしなみの工夫
聞き手は第一印象で、話し手の人柄を判断するもの。話し手に嫌な印象を持つと、
聞き手はプレゼンテーションを通じてその印象を持ち続ける。
2)話し方・表現の工夫
話し方は、プレゼンテーションのわかりやすさに大きな影響を与える。表現方法に
よって、聞き手に与える印象も大きく異なる。
3)コミュニケーションの工夫
プレゼンテーションの主役は聞き手である。聞き手の反応をキャッチし、一方的な
話しではなく、双方的のコミュニケーションを心がけることが大切である。
①態度・身だしなみの工夫
*立ち方*
・顔をあげて聞き手の方を向く
・背筋をのばす
・足と足の間はこぶし2個分より少し広め
・聞き手に正面を向いて立つ
・何もないとき、手は体の横につける
・腕を組んだり後ろ手で組むと、威張っている
印象を与える
*服装*
・髪の毛をきれいにとかし、清潔が一番である
・制服をきちんと着こなし、背筋をのばす
・足もとにも気を配り、靴下の色は服装に合わせる
*ボディランゲージ*
「大丈夫(・U・)b!」
「ようこそヽ(・U・)ノ!」など
話し言葉
(^0^)~
②話し方・表現の工夫
1)自然な表情
ボディランゲージ
ヾ(^0^)ノ
プレゼンテー
ションの印象
2)笑顔
♪伝わる話し方♪
【顔全体で】
*顔の表現など全体で伝える意識を持つ
*ユーモアも忘れずに!しかし、しつこいユーモアは聞き手にとって苦痛である
*笑顔
*口を大きくあけてはっきりとしゃべる
1)声の大きさ
2)話のスピード
3)話にメリハリをつける
声の大きさを変える
話のスピードを変える
間をおく
話が大きく変化するときに、声を大きくするなど
重要なことを伝えるとき、
より一層ゆっくり話すなど
話しの切り替えのときに、少し間をおくなど
♪マイクの使い方♪
1)マイクを使うときは、 普通の音量 で話す
2)マイクは吹いたり、叩いたりしない
3)マイクの持ち方を工夫する
3.リハーサルのすすめ方
リハーサルの準備・実施
プレゼンテーション本番
プレゼンテーションの準備
ストーリーづくり
情報収集
視覚資料の作成
リハーサルの準備
配布資料に内容をメモ
パソコン操作者との連携
司会や照明係りとの打ち合わせ
リハーサルの実施
会場の確認
リハーサル
課題の改善
プレゼンテーション本番
最終チェック
プレゼンテーション
質問やコメントへの対応
改善
課題
の
修正
プレゼンテーション実施後のふりかえり
①企画を立てる(ストーリーづくりに必要な項目の確認) 「5W1H」
・W
Wh y
なぜプレゼンテーションを行うのか?
・W
Wh o
誰に対してプレゼンテーションを行うのか?
・W
Waht
何を伝えたいのか
・W
When
いつ、どのくらいの時間をかけられるのか?
・W
Where どこでプレゼンテーションを行うのか?
・H
How
どのような方法でプレゼンテーションを行うのか?
②プレゼンテーションのストーリーを考えてみよう
・聞き手に何を伝えたいのか?
・聞き手の求めていることは何か?
③資料の収集・整頓整理しよう
・できるだけたくさんの資料を集める
・信頼性の高い情報を選びだす(情報の出所・最新の情報)
・自分達の目的にあった情報を選び出す
・客観性を持たせるため、比較できる情報を選び出す
④パソコンによる視覚資料を作成してみよう
⑤プレゼンテーション全体の検討をしてみよう
・できあがった原稿・視覚資料をまとめる
・視覚資料に統一性があるかどうか検討する
・ポイントメモの表現等に問題がないかどうか検討する
・各視覚資料の内容がポイントメモとマッチしているか検討する
4.リハーサルの実施
★リハーサルの流れ★
①会場等の確認をする(想定と実際の違いをしっかりと考える)
②プレゼンテーションの流れの確認をする
③リハーサルの実施
④ビデオ再生による反省
会場の確認
相手との距離
密接距離
固体距離
社会距離
街頭距離
相手と直接ふれあえるような距離。
不用意に近付くと嫌悪感を相手に
与えてしまう距離である。
間が個人を感じられるぎりぎりの距離。
そこには自己と他者を隔て区別する 泡
が介在する。
相手と関わることもできるし、そのまま
通り過ぎることもできる距離。相手との
関わりかたを選択できる。
相手との関わりが困難な距離。相手は全く
関係ない人を装うことができる。
0~45cm
45cm∼120cm
120cm∼360cm
360cm
会場のレイアウト
呼称
レイアウト
話し手
効果・意味
メリット
たくさんの人数を収容するこ
とができ、たくさんの内容を相
手に伝えることができる。
教室型配置
(シアター形式)
デメリット
一方的な情報伝達になる可能
性がある。
メリット
話し手
コの字型配置
(会議形式)
聞き手と話し手、聞き手どうし
のコミュニケーションがとれ
る形式である。話し手は聞き手
の反応を確認しながらプレゼ
ンテーションをすすめること
ができる。
デメリット
収容人数に限りがある。大人数
では無理。
話し手
島型配置
(会議形式)
メリット
聞き手どうしディスカッショ
ンができるような工夫をして
ある。意見が出にくい場合に用
いると効果的である。
デメリット
聞き手の注意力が散漫になる
可能性がある。
会場の明るさ、プロジェクタの光量など
聞き手にとってはプレゼンテーションではない。演出の
一つとしては有効かもしれないが、聞く態度をなくして
しまったら何の意味もないよ。
聞き手には比較的、安心感を与える光量で、しかも話し
手に集中させることができるよ。
聞き手には話し手以外の者が見えてしまう、内容をメモ
する余裕がある。あまり暗い会場でメモをするのは聞き
手にとっては辛いよ。
なにも見えないくらい
真っ暗
聞き手の足下が
見えるくらいの光量
聞き手がメモを
とれる光量
会場でのリハーサルの実施
聞き手の立場に立つために
本番と同じ緊張感を
得るために本番と同
じ位の人数でリハー
サルを行おう。
無理な場合は会場の
四隅に聞き手役を配
置する。
・話し手はアイコン
タクトを意識する
・一番後ろで端の人
に伝える気持ちで
時間計測係
コンピューター
操作係
話し手
聞
聞
聞
聞き手役は、話し手だけでなく、補助
者の動き、コンピューターの操作のタ
イミングもチェックする。
聞
聞
ビデオカメラ
・特に意識する必要はないが、カメラも聞
き手の一人と考える。
・カメラに対してもアイコンタクトを行う。
5.リハーサルの実行
1)リハーサル実行中は本番と同じ意識を持つ
2)あがらないようにたくさん練習する
プレゼンテーションのよさ
・臨場感(ライブ感)をともなう、聞き手と話し手の一体感
・理屈を超えた理解
プレゼンテーション
話し手
緊張する
緊張しない
聞き手
聞き手には
感じられない
退 屈
聞き手も
緊張感を持つ
集中する
★リハーサルチェック項目★
1)話し手をチェック!
・身だしなみ・動作・補助者との連携
2)流れをチェック!
・時間配分・タイミング・説明の順番
3)内容のチェック!
・話し方・わかりやすさ・表現の方法
4)その他のチェック!
・聞き手のからの見え方
・聞き手への聞こえ方
・会場の雰囲気
話し手の自己反省 「自分自身の癖」
1)伝えたい事が明確になっているか
ビデオを見ながら、聞き手の立場になって話し手自信が考えてみる。
2)口癖はないか
自分が気付かない口癖で、プレゼンテーションを邪魔していないか?
3)気になる動作をしていないか
自分でも気付かない癖をみつけてみる。何気ない動作が聞き手からすると気になる
もので
ある。その動作が、聞き手の集中力を失わせる。
再度のビデオ再生をしながら聞き手役と話し合う
話し手
プレゼンテーションの上手くいったところ、いかなかったところを指摘する。ビデ
オを止めて相手に意見を言ってもらっても良い。
聞き手役
話し手が指摘したところも含めて、気付いたところがあったらビデオを止め、なぜ
なのか?どうだったのかを話し合う
話し合いにおける注意
聞き手役は以下の点に注意すること。
・欠点の指摘が目的ではない。
相手のアラ探しのようになってしまうと、話し手はやる気を失ってしまう。話し手・聞
き手役双方で話し合いは決定探しではないと言う共通の認識のもとに話し合いをしたい。
・評価できる箇所はどんどん評価する。
プレゼンテーションの中でよかったところは多いに評価しよう。よいところを伸ばして
いくようにしたい。
・話し手が気付いたところは再度指摘しない。
話し手自身が気づいたところを再度指摘してしまうと、しつこくなってしまうので、
聞き手役は話し手の気付かなかった点についてのみ指摘を行いたい。
質疑応答について
1)プレゼンテーションの理解をすすめるための質問
2)話し手と対立する質問
話し手
質問事項を
考える。
聞き手
どんなことを考え
るのか?
何が知りたいのか
話し手聞き手
双方の内容の
理解をすすめ
る。
相手の立場に立ったプレゼンテーション
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 実 行
話し手の評価
聞き手の評価
次回につなげる
反省
話し手も聞き手も次回につなげるという気持ちで評価する
6.プレゼンテーションになれていない人のために
原稿読みをしよう
話し手
・ターゲットとする聞き手はあくまでも正面にいると考える。
・本番に臨んでいるのと同じ意識で行う。
・最初はまわりに聞こえるくらいの小さな声でもよい。
聞き手
・原稿読みの最中は絶対に声をかけない。うなずきながら聞く。
・原稿読みの練習中はメモをとらない。
・話し手のよいところをできるだけ指摘するようにする。
《話し合いをするときの原則》
1)人の話をよく聞く
2)伝えようとする気持ち
話し合いは争いごとではない。
お互いにコミュニケーションをとって
お互いによいものを作り上げようと
いう意識を持つことが大切である!
3)自分の意見
4)話しやすい雰囲気
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