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PM - 日本ユニシス
PMCC PMにおけるセオリーと実践の隔たり ー新しいPMのパラダイムP2Mー 平成15年6月11日 プロジェクトマネジメント資格認定センター 事務局長 石倉 政幸 技術士(経営工学)、PMP 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 11 PMCC プロジェクトマネジメント資格認定センター ミッション ²グローバルに急激に変化する環境にあって、時代の要請に応 え ることのできる高度な視点、広い視野を有するプロジェクトマ ネジメント(PM)人材を育成する。 ²また、プロジェクト&プログラムマネジメント標準ガイドブック (略称P2M)の発信とその啓蒙、普及活動を通し、以下の如く産 官学界の組織効率化、発展に寄与する。 1)新しい仕組み作りによる国際産業競争力の強化 2)新しい「知の体系」の構築 3)経済効率と社会的厚生の調和ある経済活動 4)国内外社会での経済活動の枠組、仕組み作りへの寄与 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 22 プロジェクトマネジメント資格認定センター ミッション 続き PMCC ²その資格認定のため、3段階のPM資格 「プロジェクトマネジメントスペシャリスト PMS」 「プロジェクトマネジャーレジスタード PMR」 「プログラムマネジメントアーキテクト PMA」 を設け、その制度の確立、定着を図る。 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 33 PMCC PMは特殊な技術専門職だけのものではなく、 21世紀では普通のマネジメント形態となる • 米国就業人口の3.3% 450万人がPM専門職を目指し ている • 日本では200万人程度がPMにかかわっている? • 2008年には3万人のプロマネが不足する? • 全世界で、1650万人がすでに何らかのPM に関わって いる。 • GDPの25%はPM手法で運営創出されている. • 企業の成長は維持保全型運営ではなく常に価値創出、 をもたらす、企業のプロジェクトポートフォリオ基準で運営 される。 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 44 PMCC 需要見込 7万人 不足 需要見込 3.4万 人 推定稼 労働力 出展:1 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 55 PMCC 求人ニーズの変化 ERPエンジニアー SCMエンジニアー プロジェクトマネジャー ネットワークエンジニアー ビジネスアプリケーション 金融系エンジニアー 運用系エンジニアー セールスエンジニアー ITコンサルタント DBエンジニアー オブジェクト指向エンジニアー セキュリティーエンジニアー 出 典:1 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 66 PM (PMS) 一期,二期生39名 PM スペシャリスト スペシャリスト(PMS )一期,二期生39名 が日本ユニシスに誕生 が日本ユニシスに誕生 PMCC 第1回PMS 第2回PMS 試験実施: 平成14年8月4日 平成15年3月16日 受験申込者: 599名 受験者: 586名 合格者: 252名 合格率: 43.0% 日本ユニシス 27 名 03/06/11 03/06/11 609名 572名 245名 44.4% 12名 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 77 PMS資格試験合格者 多数合格者上位企業 PMCC 1 2 3 4 4 6 7 8 9 10 03/06/11 03/06/11 日本ユニシス㈱ 日本電気システム建設㈱ 富士電機㈱ 東洋エンジニアリング㈱ ㈱日立製作所 日揮㈱ 川崎重工業㈱ 日本電気㈱ 千代田化工建設㈱ リコーテクノシステムズ㈱ 受験者 95 名 118 名 46 名 32 名 35 名 35 名 25 名 22 名 15 名 18 名 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 合格者 39 名 37 名 27 名 26 名 26 名 25 名 20 名 17 名 12 名 8名 88 PMCC なぜプロジェクトは失敗するのか? 実は90%以上のプロジェクトは失敗している 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出典:2 99 PMCC みずほ ATM システム障害の教訓 ²既存の情報システムの肥大化、老朽化 ²経営トップが無関心、情報システムの価値、リスク、 現場の苦労の理解がない ²大規模プロジェクトにおける『プロジェクトマネジメン ト』の欠如 ²システム統合プロジェクトで500億円のコスト超過 ²営業損・信用失墜 天文学的損失 ²80%の情報系プロジェクトは失敗している 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出典:3 10 10 プロジェクト失敗の要因 PMCC ²マネジャーにリーダーシップが無い 17% ²部署間の連携がうまくいかない 18% ²スケジュール管理が行われていない 15% ²個人負荷の過剰、アンバランス 29% ²資金繰り、資金管理が悪い 9% ²顧客のニーズが掴みきれていない 10% ²その他 2% しかし失敗は貴重な財産であり、 やがて血となり肉となる 03/06/11 03/06/11 出典:1 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 11 11 PMCC プロジェクト成 功 ・失 敗 率 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 成功 失敗 不調 成功外 1994年 1996年 1998年 2000年 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出展:4 12 12 成功(%) 失敗(%) 成功外(%) PMP資格者(100人) PMP資格者(100人) 成功外(%) 失敗(%) 成功(%) 2000年 1998年 1996年 1994年 PMCC 300 250 200 150 100 50 0 プロジェクトの成功率とPMP資格者の動向 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 13 13 目次 PMCC p プロジェクトマネジメントの発展 p プロジェクトマネジメントの効用 p 従来型プロジェクトマネジメント p P2M開発の背景 p P2Mの特徴 p P2Mに基づく 資格制度 p 事例・まとめ 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 14 14 PMの発展 PMCC 黎明期 第 1 世代 目標志向 ピラミッド・万里の長城・・・ タイム、品質、コストなどの目標を 明確にして成果を実現 1950年代 第 2 世代 プロセス志向 業務の進め方を重視しながら 利害関係者が期待する成果を実現 モダンプロジェクトマネジメント 1980年代 第 3 世代 ミッション志向 03/06/11 03/06/11 環境変化に対応し複雑化する課題に 解決の道を開き、企業価値創造を実現 P2M 21世紀 15 15 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター PMCC PMの発展 世界のPM規格類 ® ® Guide PMBOK PMBOK Guide APMBoK APMBoK ((英 英国 国)) (I P) MI) (PM BS BS 6079 6079 ((英 英国 国)) Projects Projects IPMA IPMA Competence Competence Baseline Baseline (ICB) (ICB) ANCSPM ANCSPM (((オーストラリア オーストラリア ))) オーストラリア P2M P2M BS 6079 BS 6079 ( 日本) ( 日本) The Profession People People Organizations Organizations PMI PMI PM PM CDF CDF 03/06/11 03/06/11 SAQA SAQA ((南アフリカ 南アフリカ)) OPM OPM33 (PMI) OSCEng OSCEng ((英 英国 国)) Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典: 5 16 16 PMCC 日本型のPM:P2M P2M(実践力体系)西欧以外から初の発信 Ø 価値を創出する Ø プロジェクトの範囲を拡張する Ø 日本の知恵・蓄積を引出す Ø 「仕組みづくり」の使命達成型 職業人など3レベル資格認定 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 17 17 PMCC PMの発展 第1部 エントリー エントリー P2M PM タワー プロジェクトマネジメント ①定義、基本属性、枠組 ②プロジェクトマネジメント共通観 第2部 プロジェクトマネジメント ③複合マネジメント ④個別マネジメント ⑤複合マネジメントスキル プログラムマネジメント ①定義、基本属性、枠組 ②プロファイリングマネジメント 第3部 プログラムマネジメント ③プログラム基盤 ④アーキテクチャマネジメント ⑤統合マネジメント ⑥プラットフォームマネジメント ⑦プログラムライフサイクルマネジメント ⑧価値指標マネジメント 第4部 個別マネジメント 03/06/11 03/06/11 戦略マネジメント プロジェクトファイナンスマネジメント システムマネジメント 組織マネジメント 目標マネジメント 資源マネジメント リスクマネジメント 情報マネジメント 関係性マネジメント バリューマネジメント コミュニケーションマネジメント Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 18 18 PMCC プロジェクトマネジメントの発展 p プロジェクトマネジメントの効用 p 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 19 19 PMCC PMは組織を横断した目的を達成させる ü 変革が経営の大きな命題の一つになっているが 従来の縦割り組織では変革に追従出来ない ü 全社を横断した複雑な諸問題に対処していくた めには,多分野にまたがる統合的努力が必要で、 PMはまさにこうした諸問題に対処するものである 03/06/11 03/06/11 渡辺英二 日揮元会長 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 20 20 出典:6 PMCC PMの継続的な運用による効果 ü PMはより多くの仕事を、短時間で且つ、 より少ないスタッフで遂行可能 ü 生産性の向上 ü PMは役務変更についてより良い管理を可能 とする ü PM がより改善された組織行動に導く事により 効率的で効果の出る組織体を生みだす ü PM は顧客とより緊密に業務協調する事を可能 にする ü PMは問題解決の手段を与える 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 21 21 出典:7 PMCC PM導入・改善プログラムによる業績改善率 売上げ ROI 経済付加価値 生産性 顧客満足度 予算管理力 スケジュール管理力 新製品上市時間 51% 105% 112% 33% 33% 52% 52% -47% (サーベイ85社の内,製造・情報・金融・サービス業 が75%) 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出典:8 22 22 PMCC プロジェクトマネジメントの発展 p プロジェクトマネジメントの効用 p P2M開発の背景 p 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 23 23 我が国の国際競争力の大幅低下 PMCC IMD(ローザンヌ)国際経済競争力ランキング(2003年5月) 1位 USA(100) 2位 オーストラリア 3位 カナダ 4位 マレーシア 5位 ドイツ 6位 台湾 7位 英国 8位 フランス 9位 スペイン 10位 タイ(58.4) 11位 日本(56.3)12位 中国(50.8) 13位 サンパウロ州 14位 浙江省 15位 韓国(46.5) 16位コロンビア 17位 イタりア 18位 南ア (人口2000万人以上 30ヶ国、地域の中で) l 日本は1990 年代初めの1 位からじりじりと後退 l「大学教育」「企業家精神」 「生活費」「株主利益」などの個別 ランキングでは、日本は最低の30位 l金融、流通などの分野での改革が急務 l企業の業 務 改 革 の 必 要 性が改めて認識される 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:9 24 24 社会的変化とPM PMCC 経済環境に マッチしたPM プロジェクトマネジメント対象範囲の拡大 ビジネス 構想 統合Mgt. 組織Mgt. 目標Mgt. 品質Mgt. 進捗Mgt. コストMgt. リスクMgt. 調達Mgt. 計画 実施 マーケ マーケ ティング ティング 運転 アウト アウト ソーシング ソーシング PM 企業戦略 企業戦略 戦 略・ファイナンス Multi Multi Industry Industry Millions Millions of of Users Users Regulatory Regulatory Constraints Constraints New New Technology Technology ーー環境変化ーー 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:10 25 25 PMCC 社会的変化とPM 経済環境に マッチしたPM 現状ビジネスの要求事項 顧客ニーズの変化 マーケットの変化 技術の発展 スピードと急激な変化 IT戦略 経営戦略 “ “ビジネスは変化している。 ビジネスは変化している。 プロジェクトマネジメントも変化が当然 ” プロジェクトマネジメントも変化が当然” 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:10 26 26 PMCC 企業活動はプロジェクト型(EPM)に移行 企業活動 プロジェクト オフィス 維持・保全 変革・改善 事業経営 プロジェクト 部署中心 横断的・ボーダーレス 職務分掌発想 EPM:Enterprise 03/06/11 03/06/11 ミッション 目的 目標 資源配布 ミッション・プロジェクト型発想 Project Management Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 27 27 PMCC P2Mへのニーズ Ø これからの成熟社会の元では、企業は変革活動 無くしては生き残れない Ø 戦略的テーマのプロジェクトが増えて、トップと ミドルを巻き込んだ全社レベルで遂行される Ø 提案型プロジェクトが求められる Ø グロ−バル競争・スピード化(TimetoMarket)・ IT化・競争激化への対応が求められる Ø 企業経営そのものへのPMの適用=EPM (エンター プライズ・プロジェクトマネジメント) Ø プロジェクトマネジャーやスペシヤリストの 雇用市場流動化がやってくる 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 28 28 ² EPM とは PMCC 全社型プロジェクトマネジメント P2M/EPM(Enterprise Project Management) Ø すべてはプロジェクトである Ø 組織はプロジェクトのポートフォリオである Ø 戦略とプロジェクトの整合が成功のかぎである Ø それなりの組織構造が必要である Ø 何らかのプロジェクトオフィスが必要である Ø ステークホルダーのマネジメントも肝要である 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 29 29 PMCC プロジェクトマネジメントの発展 p 日本国際競争力 p プロジェクトマネジメントの効用 p P2M開発の背景 p P2Mの特徴 p 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 30 30 PMCC 日本型のPM:P2M(実践力体系)の特徴(1) Ø 価値を創出する Ø プロジェクトの範囲を拡張する Ø 日本の知恵・蓄積を引出す Ø 「仕組みづくり」の使命達成型 職業人など3レベル資格認定 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 31 31 PMCC 日本型のPM:P2M(実践力体系)の特徴(2) Ø 知識と能力のハイブリッド型 Ø プロジェクトモデル・アプローチを採用 ・スキーム ・システム ・サービス Ø PMBOKの個別マネジメント“統合”を本来の プログラムマネジメントに格上げ Ø PMBOKのコンテクスト(背景・共通感)を PMとしてまとめた Ø 個別マネージメントの拡充 ・戦略 ・ファイナンス ・システムズ ・資源 ・関連性 ・バリュー等の各マネージメント Ø 複雑問題、変化に対応 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 32 32 「第3世代のPM」は「仕組みづくり」のポイント PMCC 1、 中流の分割(システム):収益ベースの独立単位群の組 合せ構造と代替群を識別し「状況変化適応の仕組み」を入れる 2、 上流へ拡張(スキーム): 経営者の発想や洞察を使命 (原点)として、具体的な形式やシナリオや計画書に描くプロセス 3、下流へ拡張(サービス): システム構築と利用から獲 得されたノーハウ、データ、蓄積し加工して新機会を模索する 上 流 中流 下 流 “構 想 ” “仕 掛 ” “利 用 ” 伝 統 的 PM 03/06/11 03/06/11 P2M Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 33 33 P2Mの基本的枠組み(1) PMCC 1、エントリー ・職業人姿勢 ・共通観 実践力体系 2、プロジェクトマネジメント 3、プログラムマネジメント ・基本原則 ・個別マネジメント 4、個別マネジメント(11項目) 基幹業務: 共通した基幹業務を流れで示す 知識範囲: 問題解決に必要な横断的な知識範囲を示す 個別問題解決: 頻度の高い経験学習を形式化した手順で示す 複合問題解決: 経験学習に仮説、類推を入れた結合にする 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 34 34 P2Mの基本的枠組み(2) PMCC 統合マネジメント(プログラムマネジメント) ミッションマネジメント 価値体系のプロファイリング により、文脈意味分析関係性 分析により 複数シナリオに展開 ポートフォリオマネジメント 戦略分析により複数代替案に対して、5Eと2Aの指標評 価法を利用して優先順位をつけ複合プロジェクト選択 意思決定 へ の 支 援 アーキテクチャーマネジメント プログラム策定はコンテキスト(規範、手順、価値、意味)と プロトコル(言語、基準、コミュニケーション用語)など2つ の尺度による構造化手法を導入 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 35 35 PMCC P2Mの基本的枠組み (3) 個別マネジメント(Segment Management) a, 戦略マネジメント g, リスクマネジメント b, ファイナンスマネジメント h, 情報マネジメント c, システムズマネジメント i, 関係性マネジメント d, 組織マネジメント j, バリューマネジメント e, 目標マネジメント k, コミュニケーションマネジメント f, 資源マネジメント ;PMBOK®に無い 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 36 36 ダイナミック・プロジェクトサイクル PMCC 3種プロジェクトの関連 相乗効果 構想 Scheme Model システム System Model サービス Service Model 知識データベース 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 37 37 プロジェクトモデル・アプローチ PMCC Ø スキームモデル 発想者の複雑な全体観を把握する洞察力による支配的な “価値” をシナリオに展開するモデル Ø システムモデル スキームを具体的な社会、技術、人工システムに設計し、 構築し、運転するモデル Ø サービスモデル システムを資産として操業しサービスや財を産出する. 操 業運営により、システム行動に関するノーハウ、知識、デー タを集積して新たなビジネス機会や価値創造へ接合する 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 38 38 PMCC プロジェクトマネジメントの発展 p 日本国際競争力 p プロジェクトマネジメントの効用 p P2M開発の背景 p P2Mの特徴 p P2Mに基づく 資格制度 p 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 39 39 PM (PMS) PM スペシャリスト スペシャリスト(PMS ) 504 名誕生 504名誕生 PMCC 試験実施: 03/06/11 03/06/11 平成14年8月 平成15年3月 受験申込者: 1208名 受験者: 1158名 合格者: 506名 合格率: 43.7%(対実受験者) Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 40 40 PMCC p P2Mに基づく 資格制度の特徴 ² P2M プロジェクト&プログラムマネジメント 標準ガイドブックの基準書を備えている ² 3 レベルの階層資格制度 ² 各レベルごとに講習会、ワークショップなどを 準備して ² 講習会は厚生労働省の教育訓練補填制度に適用さ れている ² 人気のキャリヤーパスになっている 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 41 41 P2M 資格制度 PMCC 世界の主な PM 資格認定制度 世界の主なPM資格認定制度 基準またはガイド の作成者 P2M IPMA コンピテンス ベースライン オーストラリヤ PM コンピテンシー 標準 PMBOK®ガイドブック 03/06/11 03/06/11 資格等級 資格内容 PMA PMアーキテクト PMR プロジェクトマネージャー PMS Project Management Specialist Level A プログラムディレクター/プロジェクトディレクター Level B プロジェクトマネージャー Level C PMプロフェッショナル Level D PM実務家 Level 6 評価認定方法 ・ 面接と小論文 ・プロジェクト実務経験 ・面接と小論文 ・プロジェクト実務経験 ・筆記試験 ・自己評価、プロジェクト起案 ・プロジェクト報告書 ・面接 ・自己評価、プロジェクト起案 ・プロジェクト報告書 ・面接 ・実務経験(証明)、自己評価 ・口頭試問と実技試験・面接 ・認定試験、口頭試問、自由課題論 文提出 マスタープロジェクトディレクター ・職場における公認評定員による評価 Level 5 プロジェクトマネージャー ・職場における公認評定員による評価 Level 4 プロジェクトプロフェッショナル ・職場における公認評定員による評価 PMP プロジェクトマネジメントプロフェッショナル CAQ 資格付与 ・択一式テスト ・実務経験 ・学歴 ・PMP取得 ・特定の職務経験 ・関連業種の技能知識に関する試験 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典: 5 42 42 P2M 資格制度 PMCC 資格制度の概要 ・3階級の資格認定 ・5年更新 ・将来はPMIとの相互認証も視野 PM PM スペシャリスト スペシャリスト PMS PMS PMの基本的な知識取得 検定試験 プロジェクトマネジャー プロジェクトマネジャー PMR PMR PM実務家の応用・実務実践知識 取得検定試験 プログラムマネジメン プログラムマネジメント ト・ ・ プログラム(複合・複雑)PMへの 応用力検定試験 アーキテクト PMA アーキテクト PMA 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 43 43 資格取得のメリット PMCC PMコミュニティーにとって ü 企業の価値創出を可能ならしめ、複合問題を解決する 使命達成型職業人としての認知 (PMA) ü PMとプロジェクトマネジャーの社会認知促進 (PMR) ü 多層資格制度による若年層からのPM資格取得を可能 ならしめる(PMS) ü 雇用流動性社会を迎えての個人能力の社会認知 ü 企業教育のアウトソーシングが可能 ü 職業人としての誇りと地位の確立 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 44 44 P2M 資格制度 まとめ PMCC Ø PMSの 資 格 付 与 に より教育普及と実務即戦力 の習得が可能になる Ø PMRの資格付与により、プロジェクトマネジャー の社会的認知と雇用機会が増大する Ø PMAの 資 格 付 与 に より、プロジェクト型 事 業 の 創造による再生、変革機会が増大する Ø 資 格 制 度 に よりプロジェクトマネジメントの職業 人が複合問題への対応が向上する 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 45 45 PMCC プロジェクトマネジメントの発展 p 日本国際競争力 p プロジェクトマネジメントの効用 p P2M開発の背景 p P2Mの特徴 p P2Mに基づく 資格制度 p 事例・まとめ p 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 46 46 PMCC 事例 PFI方式によるゴミ処理プラント P2Mプロマネの出番 社 会 、 経 済 環 境 の 変 化: ² 環境規制 ² 地球温暖化防止 ² 資源循環型社会の形成 ² 地方自治体の税収入不足 ² 技術の発展 地方自治体の ゴミ処理施設の 建て替え需要 ゴミ処理行政へ の投入資金不足 新設ゴミ処理施設 の公設民営化 提案型ビジネス=P2Mの適用 (スキームモデル) Ø プログラムマネジメント Ø 戦略マネジメント Ø ファイナスマネジメント Ø リスクマネジメント etc 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 47 47 事例 日産自動車における経営革命 PMCC 日産の患っていた7つの病症 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 03/06/11 03/06/11 縦割り組織に巣くったセクショナリズム 生産と雇用の二つの過剰 系列取引 海外事業の拙なさ 均質な組織 借入金偏重の財務体質 技術偏重・ブランド軽視 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 48 48 事例 日産自動車における経営革命 PMCC 複合プロジェクトで問題解決 購買 事業の発展 製造 販売 マーケティング 研究開発 ゴーン社長 一般管理費 車種削減 03/06/11 03/06/11 財務コスト 日産ゴーン改革 CFT 9つのCFTの立ち上げ Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 組織と意思決定 49 49 PMCC 日本ユニシスでの ”プログラムマネジメント”推進例 プロジェクトデザイン(抜粋) 以下日本ユニシス NETビジネスプログラム “プログラムマネジメント” 推進 白井 .NETビジネス プログラムマネジャーご提供 出 典:11 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 50 50 (1) 大規模ブロジェクトの特性 PMCC 大規模プロジェクトには、多義性、拡張性、複雑性、不確実性といった次の 大規模プロジェクトには、多義性、拡張性、複雑性、不確実性といった次の ような特性があります。 ような特性があります。 多義性 拡張性 複雑性 不確実性 Øやり直しができない Ø長期にわたる外部環境変化に順応しながら継続実施 Ø複 雑・膨大・多岐にわたるステークホルダー間の調整の必要性 Ø大人数の要員が関与するため様々な立場/視点/価値観が交錯 Ø予見不可能なリスクへの対処と代替策とのトレードオフ Øプロジェクト実施価値、投資対効果の測定 出 典:11 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 51 51 (2) プログラムマネジメントの必要性 PMCC 大規模プロジェクトの成功に向けて 前掲のような特性をもつ大規模プロジェクトを確実に立ち上げ、完遂・成功 するためには、多くのプロジェクト実施経験、成功/失敗実績にもとづき 蓄積された体系的プロジェクトマネジメント知識と、体系的かつ実践的な プロジェクト管理技法の適用が必要となります。これを実践するために、 日本ユニシスで多くの適用実績を持つプロジェクト管理技法 TEAMMethodをお客様向けに適用する プログラムマネジメント技法 を採用します。 そして、めまぐるしい環境の変化、外乱要因、多様なリスクに柔軟に対応 するための各種方法論と技法、ベストプラクティスを効率的・効果的に提供 するために、ITコンサルティングサービスLUCINA を適用します。 プログラムマネジメント プログラム & プロジェクト プログラムマネジメントとは、全体使命を達成するために 外部変化に対応しながら、柔軟に組織の遂行能力を適 応させる実践力です。 プロジェクト間の関係性や結合を最適化して全体価値を 高め使命を達成する統合活動を実施します。 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター プログラム マネージャ PM PM 個別P 個別P 個別P 個別P 出 典:11 52 52 PMCC (3) プログラムマネジメントと I TコンサルティングサービスLUCINAの適用 外乱 ■予測可能なリスク ■予測外のリスク 制約 プロジェクト 始動 ベストプラクティスの集大成 XXXXX システム構築 プロジェクト 終結 プログラムマネジメント ITコンサルティングサービスLUCINA 日本ユニシスのSI 企画・計画 構築・導入 運用・評価 • アプリケーションシステム 設計/開発/導入 • システム 運用 • パッケージソフトウェア • 業務改善支援 保守 適用/統合/導入 評価 • 情報戦略策定支援 •ネットワーク 構 築 / 導 入 • ビジネス戦略 策定支援 ・プロジェクトマネジメント ・アウトソーシング TEAMmethodの 実 践 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 53 53 (4) 大規模システム開発に向けた プログラムマネジメント PMCC プロファイリング マネジメント ミッション表現 ・ミッション記述 ・コンテキスト分析 ・目的と目標の 連鎖 プログラム戦略 マネジメント 経営戦略とプログラム 経営戦略 使命 プログラムマネジャ ププ ロロ ジジ ェェ クク トト プロジェクト ・スキームモデル ・システムモデル ・サービスモデル インタフェース ・MECE MECE指向 指向 ・フレームワーク指向 ・フレームワーク 指向 ・ゼロベース指向 ・ゼロベース 指向 ・オプション指向 ン指向 業種 利用 システム 開発 プロジェクト 戦略 マネジメント 03/06/11 03/06/11 コンテキストの理解 ・規範 ・実務経験 ・知識 プログラム インタフェース 戦略マネジメント プラットフォーム マネジメント コミュニティデザイン ・コミュニケーション ・人材結集 ・テーマとリーダーシップ 標準プロジェクト モデル 統合 関係性分析 ・全体と部分の 意味の分析 ・協力関係, 利害関係 シナリオ展開 ・シナリオ作成 ・現実性調査 ・模擬実験 アーキテクチャ マネジメント プロトコルの共有 ・共有言語 ・ルール プログラム ライフサイクル マネジメント プログラムデザイン (プロジェクト結合) ・逐次型 ・サイクル型 ・同期並列型 プログラムチェンジ (変化監視システム) ・変化の特質 ・価値維持の 許容水準 ・実現要素 リアルオプション •延期・拡大・縮小 ・撤退・段階・転用 ・中断・解約 価値基盤 ・人間系 ・情報系 ・文科系 プロジェクト ファイナンス マネジメント 価値指標 マネジメント 視点 ・ステークホルダー ・チーム ・イノベーション ・プロセス ・キャッシュフロー 指標 ・Efficiency ・Effectiveness ・Earned Value ・Ethics ・Ecology ・Accountability ・Acceptability プロジェクト システムズ マネジメント プロジェクト 組織 マネジメント プロジェクト 目標 マネジメント プロジェクト 資源 マネジメント リスク マネジメント 情報 マネジメント 関係性 マネジメント バリュー マネジメント コミュニケーション マネジメント Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 54 54 (8) 大規模プロジェクトを進める上での運営/開発のポイント PMCC 大規模プロジェクトの進め方について 大規模プロジェクトの特性とそれを解決するマネジメント手法としてのプログラム・マネジメント、および発揮さ れる成果の概要について記述します。 大規模プロジェクトの特性 プログラム・マネジメントの適用 プログラム・マネジメントの成果 不確実性 プログラム戦略・マネジメント プログラム価値基準の確立 複雑性 プロファイリング・マネジメント リソースの適正な配置 柔軟なスケジュール 非可逆性 アーキテクチャ・マネジメント プロジェクトの適正な配置 リスクの排除 拡張性 プラットフォーム・マネジメント 良質なコミュニケーション ナレッジの共有 多義性 プログラムライフサイクル・マネジメント リソースの最適な活用 不明瞭性 価値指標・マネジメント プロジェクトの適正な運営 適正な経営判断 Framework 最適な方法論・技法 効果的な教育サービス 最適な標準化要件書 IT コンサルティング・サービス LUCINA 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 55 55 PMCC 大規模開発でのプロジェクト実施 におけるプロジェクト管理技法のポイント 1.プログラム・マネジメントの実施 2.統括PMの配置 3.PMOの拡充 4.プロジェクト構成チーム 5.プロジェクト・プロファイルの確定 6.プロジェクト管理手法の周知徹底 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 56 56 PMCC 大規模開発でのプロジェクト実施中における プロジェクト管理技法のポイント 1.アーキテクチャの確定 1.アーキテクチャの確定 プロジェクト・プロファイルの情報により想定されるシステム基盤の選定・構築および実証を行うた プロジェクト・プロファイルの情報により想定されるシステム基盤の選定・構築および実証を行うた めにプロジェクトまたはプログラムごとにアーキテクトチームを設置する。 めにプロジェクトまたはプログラムごとにアーキテクトチームを設置する。 該チームがプロトタイピングや性能検証、新規ソフトウエアの調査、ソフトウエアのバージョンアッ 該チームがプロトタイピングや性能検証、新規ソフトウエアの調査、ソフトウエアのバージョンアッ プ時の対処といった、業務システム構築以外の作業を吸収することで効率的なプロジェクト運営を プ時の対処といった、業務システム構築以外の作業を吸収することで効率的なプロジェクト運営を 実現する。 実現する。 弊社ではアーキテクトが必要とする(最新の)方法論や技法を 弊社ではアーキテクトが必要とする(最新の)方法論や技法を ITコンサルティングサービス ITコンサルティングサービス LUCINA LUCINA で提供。 で提供。 2.コミュニケーションの強化 2.コミュニケーションの強化 開発時の障害の多くは、要員またはチーム間のコミュニケーション不足に起因する。 開発時の障害の多くは、要員またはチーム間のコミュニケーション不足に起因する。 全体進捗会議や報告書などの共有・配布を、開発形態に適合したさまざまな告知・可能なデバイ 全体進捗会議や報告書などの共有・配布を、開発形態に適合したさまざまな告知・可能なデバイ スで提供することで、コミュニケーション精度の向上を図る必要がある スで提供することで、コミュニケーション精度の向上を図る必要がある。 。 3.レビュと変更管理 3.レビュと変更管理 進捗会議やコードレビュなどの実施状況、仕様変更発生率とその原因はプロジェクトの円滑な運 進捗会議やコードレビュなどの実施状況、仕様変更発生率とその原因はプロジェクトの円滑な運 営に必須となるため、価値評価マネジメントの対象とする必要がある。 営に必須となるため、価値評価マネジメントの対象とする必要がある。 弊社ではこれらルールの内容とキーポイント、適用手順をISEPで定めている 弊社ではこれらルールの内容とキーポイント、適用手順をISEPで定めている。 。 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 57 57 PMCC 大規模開発でのプロジェクト運営全般における プロジェクト管理技法のポイント 1.マネジメント人材育成 1.マネジメント人材育成 組織および個人のプロジェクトマネジメントのケイパビリティ強化は、企業総合力の強化となる。 組織および個人のプロジェクトマネジメントのケイパビリティ強化は、企業総合力の強化となる。 ここで対象とするのは、プロダクト(実施)プロセスよりもマネジメント(制御)プロセスのマネジメン ここで対象とするのは、プロダクト(実施)プロセスよりもマネジメント(制御)プロセスのマネジメン トケイパビリティとなる。そのための人材育成の一環として、累積されたプロジェクト実施時の知識 トケイパビリティとなる。そのための人材育成の一環として、累積されたプロジェクト実施時の知識 情報をナレッジデータとして企業内で共有するための情報サイト構築(または登録)を 情報をナレッジデータとして企業内で共有するための情報サイト構築(または登録)をPMOのミッ PMOのミッ ションとする。 またPMを含む各種IT技術者の社内認定制度とスキル管理を運用することにより ションとする。 またPMを含む各種IT技術者の社内認定制度とスキル管理を運用することにより 継続的な人材育成と拡大を実践している。なお企業内のナレッジを集約活用するためのサポート 継続的な人材育成と拡大を実践している。なお企業内のナレッジを集約活用するためのサポート サービスとして、弊社ではLUCINA サービスとして、弊社ではLUCINA EIP EIP コンサルティングサービスを提供。 コンサルティングサービスを提供。 2.プロジェクトの効果測定 2.プロジェクトの効果測定 プロジェクトの効果を測定するために達成目標の実現度合を継続的に収拾することが必要であ プロジェクトの効果を測定するために達成目標の実現度合を継続的に収拾することが必要であ るが、それらの数値を経営・管理 るが、それらの数値を経営・管理 層に提供する仕組みを提供することで更なる意思決定がスムーズに行われることとなる。 層に提供する仕組みを提供することで更なる意思決定がスムーズに行われることとなる。 弊社ではシステム開発に必要な各種数値の採取方法と利用方法をISEPで定めている 弊社ではシステム開発に必要な各種数値の採取方法と利用方法をISEPで定めている。 。 3.レビュでの基準 3.レビュでの基準 システムの品質保持のために品質管理レビュを実施する。 システムの品質保持のために品質管理レビュを実施する。 弊社ではその手順と基準設置のポイントを 弊社ではその手順と基準設置のポイントをISEPで定めている。 ISEPで定めている。 なお品質管理レビュアーは、公平評価のためにプロジェクト外要員を充当する。 なお品質管理レビュアーは、公平評価のためにプロジェクト外要員を充当する。 4.発注管理 4.発注管理 一括発注など外部の開発会社への作業発注時には、作業指示と検収方法の精度が問題となる。 一括発注など外部の開発会社への作業発注時には、作業指示と検収方法の精度が問題となる。 弊社ではISEPにて外部発注時のチェックポイントを定めている。 弊社ではISEPにて外部発注時のチェックポイントを定めている。 58 58 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 大規模開発でのIT コンサルティングサービス LUCINAを PMCC 使用した 開発方法論と開発技法のポイント 1.教育サービス 1.教育サービス 大量要員が従事するために、効率的なアプリケーション開発手法を短期間で習得する教育サー 大量要員が従事するために、効率的なアプリケーション開発手法を短期間で習得する教育サー ビスの提供が必須となる。 ビスの提供が必須となる。 IT IT コンサルティングサービス コンサルティングサービス LUCINA LUCINA で では.NETベ は.NETベー ース スの の開 開発 発方 方法 法 論からFramework利用までを包含した教育サービスを提供する。 弊社ではプロジェクト運営 論からFramework利用までを包含した教育サービスを提供する。 弊社ではプロジェクト運営 シミュレーションSWなどを利用したPM技能向上支援も実施。 シミュレーションSWなどを利用したPM技能向上支援も実施。 2.Frameworkの確定 2.Frameworkの確定 大規模開発では、プロジェクト全体で統一されたFrameworkが必須となる。 大規模開発では、プロジェクト全体で統一されたFrameworkが必須となる。Frameworkは通常アーキテク Frameworkは通常アーキテク トが作成し、プロジェクトメンバに提供・教育を行うが、LUCINAでは、システム開発独自のFrameworkのベー トが作成し、プロジェクトメンバに提供・教育を行うが、LUCINAでは、システム開発独自のFrameworkのベー スとなる スとなる Web Web Foundationの提供、およびそれらをカスタマイズする場合の手順を含めた教育サービスを Foundationの提供、およびそれらをカスタマイズする場合の手順を含めた教育サービスを 3.リスク駆動型アプローチ 3.リスク駆動型アプローチ プロトタイピング、スパイラルアップ プロトタイピング、スパイラルアップ などを活用し、 などを活用し、 要求やスキルの早期検証と対策プランの検 要求やスキルの早期検証と対策プランの検 討を実施。プロトタイピングを含めた開発技法は 討を実施。プロトタイピングを含めた開発技法は IT IT コンサルティングサービス コンサルティングサービス LUCINA LUCINA で提供。 で提供。 4.テスト 4.テスト 各プロジェクトにおけるテスト実施時の検証精度にばらつきがあってはならない。 各プロジェクトにおけるテスト実施時の検証精度にばらつきがあってはならない。 IT ITコンサルティングサービス コンサルティングサービス LUCINA LUCINA では、テスト技法の説明や検証方法、各レベルでのテ では、テスト技法の説明や検証方法、各レベルでのテ スト実施要綱を提供する。 スト実施要綱を提供する。 5.保守 5.保守 対象システムの巨大さに比例して保守工数は増大する。しかしながら、保守フェーズの工数に 対象システムの巨大さに比例して保守工数は増大する。しかしながら、保守フェーズの工数に 直接影響を与える要因としては、ドキュメント不足とコード標準化、テスト技法の未熟が挙げられ 直接影響を与える要因としては、ドキュメント不足とコード標準化、テスト技法の未熟が挙げられ る。 IT る。 ITコンサルティングサービス コンサルティングサービス LUCINA ではコーディング基準、作成ドキュメント記述等を LUCINA ではコーディング基準、作成ドキュメント記述等を 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 含めた均質なシステムを 生産するための手法を提供する。 含めた均質なシステムを 生産するための手法を提供する。 出 典:11 59 59 類似・大規模P運営時の必須PMポイント PMCC プログラム統合マネジメントスキル 個別マネジメントスキル 次回の類似・ 大規模プロジェ クトでは、■印 のスキル項目に ついてさらに強 化・善処したい と考えます。 ● 戦略マネジメント □ ファイナンスマネジメント ● システムズマネジメント □ 組織マネジメント ● スコープマネジメント ● タイムマネジメント □ コストマネジメント □ 品質マネジメント □ アーンドバリューマネジメント □ 資源マネジメント □ リスクマネジメント □ 情報マネジメント ■ 関係性マネジメント □ バリューマネジメント ● コミュニケーションマネジメント ヒューマンスキル ● 全体観 □ 先見力 ● 状況認識力 ● 判断力 ● 起動力 ● 実行力 □ 交渉力 ● 完遂力 ● 調整力 ● チャレンジ精神 ● ビジョンを描く力 □ ウソを見抜く力 □ 忍耐力 ■ 包 容 力 □ プレゼンテーション力 1)関係性マネジメント・・・ステークホルダー間の調整ごとがスマートとは言えなかった点を改善したい。 開発を急ぐあまり本音を聞きだす余裕がなかった。アフター5の活用必要。 2)包容力・・・ある意味仕方ないと思うが人事部には感謝されはしたものの『コワイ人』になっていた。 どんな苦境におかれても人間的なふところの広さ、心の余裕は持っていたいものである。 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 出 典:11 60 60 プロジェクトマネジャーとして PMCC 必須と考えるポイント(総括) プログラム統合マネジメントの理解 体系的プロジェクトマネジメント知識 P2Mで習ったから...という わけではありませんが... 実践経験を 振り返り、事実 その通りと実感しています。 プロジェクトマネジメント実践経験 ヒューマンスキル(姿勢・資質・倫理感) 03/06/11 03/06/11 出 典:11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 61 61 プロジェクトマネジメントシステム PMCC 人間関係管理 人 間関係管理 科学的管理技術 科 学的管理技術 Pコントロールシステム 03/06/11 03/06/11 組織運営 組 織運営 Pプランニングシステム PMインフォメーションシステム Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 62 62 PMCC 形式知の内面化・共同化 • 連結化された形式 知を血と肉である内 面化・共同化するに は、汗と涙(レッスン ラーン)の大変なエ ネルギーを必要とす る 出典:12 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 63 63 まとめ 講習まとめ PMCC n ビジネス環境は急激に変化している n PM も変革されるべき n 企業は変 革 活 動 無くしては生き残れない n 企業活動はプロジェクト型に移行して行く n P2Mは対象範囲の拡大し企業改革に役立つ n P2Mは単一プロジェクトとプログラムマネジメントを対象 n P2MのPM 資格に挑戦を! n 過去のプロジェクトの失敗は大きな資産− レッスンーラーンを知識DB化して生かす 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 64 64 PMCC 出典・参考資料一覧 1)UTL:www.it-worker 2) ビジネススタンダード2003.1月 号 3) システム障害はなぜ起きたか 日経BP社 4)StandishCaosReport 5)L.Crawfordエグゼクティブフォラム 2002 6)JPMF渡辺会長、Engineering Business 2000.7.15 7) J. Wiley & Sons, In Search of Excellence in Project Management, H. Kerzner 8)PMI2000年次総会、田中 弘、PMソリューションズ報告 9)IMD HP http://www.imd.ch/wcy/esummary/ 10)IPMC2001、富士通㈱発表キーノートを元に追記 11) 日本ユニシス白井 プログラムマネジャーご提供 12) 知識創造の方法論 野中郁次郎・紺野 登 03/06/11 03/06/11 Copy Copy Right:PM資格認定センター Right:PM資格認定センター 65 65 PMCC www.pmcc.or.jp