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「オタモイ海岸(北海道小樽)」 絵の地は小樽近傍の海岸で、昔はにしん漁

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「オタモイ海岸(北海道小樽)」 絵の地は小樽近傍の海岸で、昔はにしん漁
「オタモイ海岸(北海道小樽)」
絵の地は小樽近傍の海岸で、昔はにしん漁で栄えた地区。にしん御殿が近くにある。昔小
樽に住んでいた頃家族で行ったことがあり感激したので、北海道で同窓会があったとき、
小樽へ寄り訪ねて絵にした。ここはがけ崩れが頻繁に起るところで、訪ねたときも遊歩道
の一部が不通になっていた。海岸線は変化があり、興味をそそられる。
「癒しの里(西湖)」
河口湖に隣接する西湖近隣の風景である。この地は昔自然災難に見舞われ、その後わらぶ
き家を移築して再建された部落で、
「癒しの里」として知られている。この部落に入るには
入村料がいる。富士山とわらぶき家とのコントラストがよい。河口湖までは多くの人が行
くが、西湖まで足を延ばす人は少ない。スケッチの穴場かもしれない。
「妙高山を望む道」
妙高高原の赤倉温泉のスキー場である。以前勤務していた会社の保険荘がこの地にあった
ので、当時は毎年のように行っていたところで、私にとっては懐かしいところである。こ
の絵は春のもので散歩道の一角であるが、秋の紅葉時もよく、近くの燕温泉や池の平、杉
野沢、苗名滝等には何度もスケッチに行った。
「北大構内(北大南門)
」
この門は、元北大の正門であったもので、移築してこの場所にある。われわれの在学中は
裏門と称していた。街中に出るには近いので、よく利用した門である。レンガでできてい
るので古風感があり、懐かしさもあって絵にした。レンガと門小屋のコントラストが合っ
ていて、創立時の一端をうかがい知れる。
「穂高(上高地)」
上高地河童橋からの穂高である。朝早い時間帯であったので、霞が漂っていた。穂高は誰
でも描く対象の山であるが、山を中心に手前の唐松林と対比して描いた。又梓川の流れと
対比してもまとめやすい構図となる。当日はロッジに泊まり朝食前に周囲を散策したが、
山を描くのにはやはり朝の早い時間がよい。
「八海山遠望」
米どころ新潟の魚沼の地にあり、写生会でしばしば行くところである。ここはトミオカホ
ワイト美術館近傍の川沿いの道から八海山を望んだ絵である。スケッチの際川は草で見え
なかったが、絵は編集し川を見えるようにした。道の右側は田んぼであるが、描き終わっ
てから一部田んぼを入れてもよかったかなと反省した。
「白樺湖点景」
白樺湖で宿泊したホテルの窓からの風景である。当日は雨であったので部屋の窓を通して
スケッチをした。これをもとに描き直したものであるがメルヘン調になってしまった。意
外とこの地にあった風景になっているのかもしれない。遠近感に欠けてしまったので、反
省点のある絵である。
「桃の里」
4月の桃の時期、中央線の新府へ行ったときに描いた絵である。菜の花と桃の花のコント
ラストが美しかった。新府は起伏がある上、中央アルプスと八ヶ岳が遠望でき、変化のあ
るところなので飽きず、昔からよくスケッチに行っていたところである。この絵は富士山
が見えたので添えてみた。桃を描くなら一宮より新府を勧める。
「東尋坊海岸」
東尋坊を下った海岸の風景である。岸壁が典型的な柱状節理の形態を示していたので、興
味を示し描いてみた。東尋坊を上方から見たのと異なる風情を感じた。この日は静かな日
であったが、風が強いと波の変化があり、迫力のある絵になったかも知れない。この絵は
2013年の個展に出品したものである。
「朝霧の道」
伊香保温泉神社脇を通って河鹿橋へ行く途中の道。朝早い時間帯で霧がかかっていた。何
の変哲もない風景であるが、この雰囲気を残すべくすばやくスケッチしたのをもとにして
まとめた。河鹿橋でスケッチしてから同じ道を通って帰ったが、その時間帯は全く興味を
示さない道になっていた。時間によって風景が一変することを認識した。
「静寂な湖面」
中央線沿いの木崎湖の朝の湖面である。泊まった宿の近くで曇天の日であったが、あたり
は深閑としていた。この深閑さを表現したかったが、なかなかうまくいかない。この絵は
ペン画で彩色したもので、小さい絵である。単調な風景をどうしたら絵にまとめられるか、
その習作としての絵である。
「榛名湖秋景」
秋の榛名湖畔の風景である。伊香保温泉へ行った折、時間の余裕があったので、バスで榛
名湖まで足を延ばした。湖畔周囲の木々が紅葉盛りで美しかったが、湖畔の榛名山の影を
写すさざなみに興味を抱き、紅葉した木を添えて絵にしてみた。榛名山そのものは単調で、
単独では絵にしにくい山である。
「焼岳(上高地)」
上高地河童橋から望んだ焼岳で、山のみを中心に描いてみた。大正池からの焼岳を描く人
は多いが、河童橋からの眺めも違った風情がある。この絵も朝早い時間帯のものである。
水彩にしては描きすぎたきらいがあり、又下部の木々のまとめがよくなく、反省させられ
る絵である。
「秋の小川」
植物園内の小川を描いたものである。この植物園は、東大付属植物園日光分園で、いろい
ろな植物が混在していて変化がある。隣接して憾満が淵が、大谷川に沿ってありここは何
度もスケッチしている。この植物園まで足を延ばす人は少ないが、自然浴、自然観察がで
き落ち着いてスケッチするには格好のところである。この植物園の隣は日光田母沢御用邸
である。
「春の小道」
中央線の長坂にある清春白樺美術館の脇から甲斐駒ケ岳を遠望した風景である。写真を元
に水彩画として編集したが、人物はそのまま利用した。この場所は長坂駅から歩いて30
分のところで、途中に八ヶ岳を遠望できるところもある。桜のころで日差しの強い日であ
った。
この絵は、華花はな展に出展した。
「釧路湿原」
釧路の郊外は湿地帯で不毛の土地とされている。私が住んでいた頃はまだ釧路湿原が有名
でないときで、小学生のときにこの湿原を流れる釧路川沿いに遠足に行った記憶がある。
この湿原を眺める釧路市湿原展望台は、釧路在住のときの同級で建築家になった毛綱君の
設計になるもので、今ここで湿原を眺めて絵を描いていることが不思議な感覚である。
「渓流(上高地)」
上高地の河童橋と明神池の間の遊歩道の途中にある渓流で、6月の光景である。流れに変
化があり、上高地らしい風情があったので描いてみた。上高地はどこをとっても絵になる
ところである。この絵は曇天であったのをそのまま描いたので、絵が変化に乏しくメリハ
リのないものになってしまった。又描き直してみようかなと思っている。
「釧路港夕景」
釧路は私が育ったところで、この絵は幣舞橋から眺めた釧路港である。釧路港は夕日の美
しいと評判の港であるが、この日は鮮やかな夕日には恵まれなかったので、一部は想像で
描いた。周囲の建物は昔に比べ変化し、この幣舞橋も変わってしまった。この港を眺めな
がら往時のことを思い浮かべた。
「犬吠崎海岸」
この地は多くの画家が描いて有名なところ。日帰りで行けるので、天気の様子をみていつ
でも行ける。この日は風が強い日であった。この絵はペンで描き彩色し、小さい絵として
まとめた。やはりこの地は灯台と岩、波がポイント。穏やかな日は岩を中心に強調するこ
とになるが、絵としては波があった方が、迫力が出ると思う。
「靄でかすむ海岸(室蘭地球岬近傍)」
この海岸は北海道室蘭にある地球岬の近くに位置する。久しぶりに訪ねた場所であるが、
あいにく靄がかかってぼやっとしていた。晴れ間を縫って写真だけはとっておいた。海岸
の変化のある岩の配列が面白い。構図としては単調であるが、かすみ表現の研究対象であ
る。エルム水彩展に出品した。
「花海棠の咲く頃」
浅草の浅草寺境内の絵。東京スカイツリーと寺の屋根の一部を絡ませ、花海棠を主役にし
た構図。写真であると、スカイツリーが鮮明に写って遠近感がとれず絵にならない。花海
棠は桜と異なり、落ち着いた絵にしやすい花。スカイツリーは高すぎて単独では絵にしに
くい対象なので、他のものとの組み合わせのアクセントとして利用した方がよいかも知れ
ない。
「河口湖畔」
河口湖の大石地区の湖畔風景である。富士山が正面に見えるところであるが、前景に何を
添えるかで絵の雰囲気が変わる。河口湖を絵にするには富士山が見えないと厳しい。この
地は逆さ富士でも有名であるが、この場合写真はよいが絵にするには単調でまとめにくい。
富士山を描くには、河口湖をあまり意識せずラベンダー等の花を添えるとよいかもしれな
い。
「八ヶ岳遠望」
中央線の日野春への写生会のときに撮った写真をもとに編集しまとめた絵である。八ヶ岳
はかすんでいたので、絵の中心は手前の畑、田圃となるが、実際はまだ田植え前で草の目
立つ頃。山の方へ向かう曲がった道がアクセントになっていて、まとめやすい構図であっ
たので、絵にしてみた。
「伊香保温泉石段街」
写生会のときに撮った写真をもとに編集して描いた絵。写真では多く写っていた人物を省
略し、又店の名が特定されるようなことを避けるようにした。ここは昔から多くの画家が
描いている場所であるが、今は石段が整い過ぎていて、いわゆる温泉街らしい雰囲気を出
すのが難しく、味わいに欠ける絵になってしまった。
「お台場夕景」
東京お台場海浜公園から遠方のビル群を望んだ絵である。手前の石は他から移築して積み
上げたものであり、人口海岸である。岸辺のカーブの構図に興味をもった。ここにはベン
チ、芝生、水、トイレがあり、又交通の便もよく、人は多いがスケッチの対象になる場所
と思う。
この絵の右側にレインボーブリッジが見える。
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