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ニュース 45 号 - EWE 早稲田電気工学会

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ニュース 45 号 - EWE 早稲田電気工学会
ニュース 45 号
もくじ
○会長挨拶「会長に就任にあたって」
2012年度会長 吉野武彦
○総会報告
○キャンパスだより
「はじまった博士後期課程ライフ」
情報理工学専攻博士課程 阿部 晋矢
○地方本部だより
・九州地方本部
・北海道地方本部
○クラス会だより
・S36卒電気工学科クラス会(尚志会)
・電気工学科1974年(S49)卒、同窓会
・昭和48年(1973年)電子通信学科卒同窓会
2012 年 8 月号
≪会長挨拶≫
会長に就任にあたって
EWE 早稲田電気工学会
会長
吉野
武彦
第51代 EWE 会長に就任いたしました吉
野でございます。宜しくお願いいたします。
本会は今年創立 100 周年を迎えます。100
周年の記念事業は今年の 11 月 24 日に大隈
講堂で開催されます。
大勢の方のご参加をお待ちしています。尾
崎前会長には EWE100 周年実行委員長を引
続きお願いしています。今年度の役員の方、
100 周年の実行委員の皆様どうか宜しくお
願いいたします。
当会は 1912 年に電気科第 1 回卒業生の誕
生と共に設立されました。初代会長は浅野
応輔氏です。
それから 100 年、早稲田の電気系学科を卒
業し社会で活躍する多くの人たちに支えられ今日に至っております。私達早稲田の卒業
生にとりましてはまさに「心の故郷」です。私は 1966 年電気通信科卒業ですが早稲田
電気工学会の会誌や各種学会誌を通して、諸先生や諸先輩の活躍を知るたびに卒業生の
一人として大変嬉しく感じていました。そして私も諸先輩の活躍を励みに何か少しでも
社会に貢献できることはないかと思っておりました。当会は設立以来 100 年、単に同窓
会と云う枠を越えて社会で活躍する私達の精神的な支えであったと確信しております。
一方で、EWE の活動が見えにくい、会費を払っているメリットは何かと云ったお叱り
の言葉も耳にいたします。達執行部といたしましては、会誌、やホームページの充実に
より会員の活動を迅速に皆様にお届けする体制を作って参りました。また数年前に発足
いたしました活性化委員会の活躍もあって「EWE ウェブニュース」を会員各位にメール
で配信しています。7 月 24 日現在 146 号に達しています。更には学生の支援として従
来のスポーツ活動のほか「EWE 先輩と学生交流会」を実施し学生の進路選択の一助にな
っています。企業見学会、講演会、留学説明会の実施と合わせて学生さんには大変好評
で EWE の先輩が頼もしく感じていただけるのではと思っているのです。
それでも活動が見えにくい、メリットは何かといった疑問に応えるには充分でなく。
会費支払い会員の減少が続いているのも事実です。
11 月 24 日の 100 周年記念事業は皆様の EWE を身近に見ていただく絶好の機会です。
一人でも多くの会員のご参加をお待ちしています。
「集り散じて 人は変れど
仰ぐは同じき
理想の光」
早稲田大学と EWE 早稲田電気工学会と云う 2 本の大きな理想の光を、会員各位が活躍す
る道しるべに、そして誇りにしていただきたいと思います。
嬉しい時、苦しい時、悩んだ時この理想の光を思い出し、EWE のもとに御参集いただ
ければと願います。100 周年を次の 100 年の一歩とし会員各位の積極的なご支援をお願
いいたします。
【略 歴】
昭和 41 年
3月
早稲田大学埋工学部電気通信学科卒業
4月
日本放送協会入局
平成 10 年
6月
放送技術研究所長
11 年
6月
技術局長
12 年
10 月
14 年
9月
16 年
10 月
19 年
6月
同
特別嘱託
21 年
6月
同
退職
同
埋事・技術局長
専務埋事・技師長
㈱NHK アイテック 代表取締役杜長
平成 16 年
映像情報メディア学会会長
24 年
EWE 早稲田電気工学会会長
【受 賞】
平成 7 年
4月
科学技術庁長官賞
「テレビジョン衛星放送のディジタル音声伝送方式の開発」
平成 18 年
同
3月
前島賞
5月
映像情報メディア学会功績賞
≪2012年度総会報告≫
庶務担当理事
去る 5 月 18 日(金)18 時より 早大西早稲田キャンパス 63 号 2 階 03 会議室で行わ
れた。
今回は耐震工事の影響で例年の 55 号館の会議室予約ができないことから 63 号館の会
議室の利用となったが、大きな混乱はなかった。
総会には 48 名の出席者があった。内訳は評議員 20 名、元会長・事務局長 3 名、地
方本部長 1 名、EWE理事・委員 18 名、EWE会員 4 名、教員 1 名、学部会委員他
学生 1 名であった。
総会は式次第に従い、大柏副会長司会のもとに
進行した。
1.
尾崎会長から、理系が減って景気も良
くない、後輩はつらい立場にいる、だから社会
に出ている若手をおおいに応援したい、との趣
旨の話があった。
EWE では会員名簿は発行していないが 4,000 を
超える Web メールなどで情報伝達できている、学科が出来て 100 周年になる、活性
化委員会も活躍しているとコメントがあった。
会長としては地方本部を大切にしたいと思い、今期は北海道など4ヶ所を訪問した。
地方も連携を望んでいる。
EWE 積年の問題として、①以前は理工学部一つであったが先進理工、基幹理工に別
れ、後者は2年次で学科を分けるため入学時には EWE として迎えられないこと、②
終身会員の積立金があるが、低金利時代を金利収入がなくなっている、③職域支部
が働かなくなり、会費を集め
にくくなったなどの指摘があ
った。
2.
小林副会長から事業経過、戸川副会長から会計決算、
庄子監事から監査報告があった。引き続き 100 周年の企画、
2012 年度予算役員選任について説明があり了承した。
100 周年は 100 年に一度なので 500 人規模を考えていると説
明。
下村元会長から、当時も予算は厳しく、今も増えない。カ
ードによる会費支払方法など若い人も簡単に納付できる方
法を考えるなど工夫したらどうかとの意見があった。
3.
通常総会では上記審議事項を拍手多数で承認した。
続いて活性化委員会の活動報告、学生部会報告を以て終了した。
4. 吉野武彦新会長から、
“集まり散じて”先輩方が活動し
ていることをうれしく思っている。誇りと思う会にし
たいと挨拶。
5. 大附辰夫新会長代理から、20 年前の学科主任では EWE
に関与した、尾崎会長は問題点を 8 割は捕えておられ
るがあと 2 割は誰にもわからない。解明して会長を助
けたい、と挨拶。
以上を以て懇親会へ移った。
懇 親 会
≪キャンパスライフ≫
はじまった博士後期課程ライフ
情報理工学専攻 戸川研究室 博士後期 1 年
阿部 晋矢
2012 年 3 月に情報理工学専攻修士課程を卒業し、4 月から博士後期課程に所属すること
になりました。現在は早期修了したことによる周りとの経験の差を埋めるべく、日々55 号
館の研究室へ通い研究へいそしんでいます。2010 年に研究室へ配属された時には考えても
いなかった生活に戸惑いもありますが、研究室のメンバーに囲まれながら中高から数えて
12 年目の高田馬場生活を楽しんでいます。
合同でゼミをする戸川・柳澤・後藤・木村研究室のみなさん(筆者は中央左)
私の所属する戸川研究室では個々人がそれぞれテーマを持ち、それぞれのペースで研究
を進めています。しかし、一人ひとりが孤立して研究に臨むのではなく、分野の近い者同
士で意見を交換し、時には分野の大きく異なるメンバーからも意見をもらい、協力して研
究を進めています。戸川研究室の特徴の 1 つに、
「集積回路の設計」と「地図のナビゲーシ
ョン」という一見すると大きく異なる 2 つの研究テーマがあります。私は集積回路側の研
究テーマですが、地図側のメンバーが研究対象としているユーザを意識した視点などは普
段考えもしない指標で刺激があります。専門性が強く問われる世界ではありますが、専門
外の視点によるアプローチは時に本質的であり、視野を広く持つことの大切さを日々感じ
ます。
ちょうど半年ほど前の今年の 1 月、博士後期課程への進学を決めました。博士後期課程
への進学は勇気のいる決断で、進学をするのかそれとも修士で卒業し就職するのかは私の
頭を大きく悩ませました。結果として進学を決意したわけですが、今も緊張感を持ってキ
ャンパスライフを送っています。そんな進学への一歩を踏み出すうえで私を後押ししてく
れたのが、研究室のメンバー、OB の方々の存在です。人生において学生でいられる期間は
短いかもしれませんが、周りより少し長くなった学生生活を楽しみ、その経験を研究室へ
恩返しできるようこれからも頑張っていきたいと思います。
≪地方本部だより≫
九州地方本部だより
九州地方本部では、平成 24 年 3 月 9 日(金)に平和楼(福岡市内)において、平成 23
年度の総会を開催しました。尾崎 肇 会長、内田 健康 副会長のお二人をお招きし、23 名
の参加者を迎え行いました。総会は、片山本部長(S42 電気)の挨拶で始まり、滞りなく終
了しました。
総会にて、尾崎会長からは、EWE の現況や EWE100 周年記念行事の開催予定について、お
話をいただきました。また、大学キャンパスの現況についても写真などを踏まえて過去か
らの変遷を含め話していただき、参加頂いた EWE 会員の皆様からは次々と喚声や感嘆の声
があがり、大変興味深く聞き入っていました。
総会後の懇親会で親睦が深まった後は、全員で円陣になり肩を組みながら、恒例の「都
の西北」を斉唱しました。校歌を歌う皆様の顔はいつにも増して笑顔で生き生きとしてい
ました。最後は、石田先輩(S63 電修)の音頭によるエールで、懇親会は盛況のうちにお開
きになりました。
当日、多忙な中、ご出席いただきました尾崎会長、内田副会長、ご協力いただきました
EWE 事務局の皆様に厚くお礼申し上げます。
九州地方本部では、より多くの会員の方と親睦を深めていくため、今後も総会を定期的
に開催する予定です。近年、総会におきまして特に若年層の会員の参加が少ないことから、
総会の今後の更なる活性化のためにも九州地方 EWE 会員の把握や総会出席の呼びかけに取
り組んでおります。九州に新たに来られた方、また在住でありながら総会案内等の連絡が
ない方、もしくはお知り合いで EWE 会員をご存知のかたは、お手数をお掛けしますが、事
務局までご一報をいただければ幸いです。
(橋口
伸也 記)
北海道地方本部だより
去る平成24年3月31日に北海道地方本部の活動の一環として、札幌にて総会および懇
親会を開催し、14人の会員が集いました。昨年は震災の関係で中止となり、2年振りの
開催となりましたが、この間に新規会員を迎えることもでき、今後の北海道地方本部のさ
らなる発展に期待が持てる会となりました。また、今回は尾崎会長にご臨席を賜り、EW
E活動の近況報告や100周年記念行事に向けた取組みなどをご説明いただくとともに、
早稲田大学周辺を撮影した写真をスライド上映していただき、見覚えのある風景に学生時
代を思い出し懐かしい気持ちとなり、通っていたころとは違う風景に心を奪われ、大変貴
重な時間を過ごすことができました。
総会に続く懇親会のおいては、近況報告や昔話に花が咲き、たいへん賑やかな会となりま
した。今後も総会、懇親会を定期的に開催し、会員のみなさまとの親睦を深めていきたい
と思いますので、多くの会員のみなさまの参加をお待ちしております。
最後になりますが、北海道在住の方で地方本部総会のご案内が送付されていない方は、以
下までご連絡願います。
〒060-8677 札幌市中央区大通東1丁目2番地
北海道電力株式会社
工務部 系統運用グループ
前田 知哉(まえだ ともや)
e-mail:h2005013●epmail.hepco.co.jp
(●をアットマークに変えてください。)
≪クラス会だより≫
S36卒電気工学科クラス会(尚志会)開催
昭和36年卒電気工学科のクラス会は在学当時クラス担任でした(故)野本尚志教授の
名前を頂き、クラス会の名称を「尚志会」と致しました。
尚志会は持ち回りで毎年開催され、今年は東芝グループが幹事となり平成24年6月
7日(木)に新宿三井クラブで正午から15時まで行いました。
会は倉田の司会で菅谷君の挨拶、大和田君の乾杯で開始し連絡事項として11月24日
のEWE100周年記念式典への参加依頼、メイルアドレス更新等をお願い致しました。
引き続き出席各位の近況報告などの懇談に入りました。話が弾みアッと言う間の3時間
でした。
最後に来年幹事の日立グループを代表して辻畑君の挨拶でしめを行い次回の再会を約
して散会しました。
出席者(敬称略)は飯田和男、石原昭男、大津雄二郎、大和田勝男、岡田恒明、尾崎幸三、
海保 隆、川島 仁、川俣 勝、北川博美、久下勝太郎、倉田哲也、香田信義、小島剛毅、
小林功武、菅谷和彦、鈴木康司、千葉治人,辻畑隆義、中原捷雄、中村和夫、浪本敬二、
西田達雄、信川忠道、早川 滉、平輪憲道、藤本 允、武藤典夫、本山幸彦、森川弘志、
吉川 功の31名です。
中でも遠来の出席者は、ニュヨーク在住の中原君、岡山在住の小島君でした。
倉田 哲也(記)
電気工学科1974年(S49)卒、同窓会
6月9日 4:00pm(2012 年)
。気象庁から梅雨入り発表のあった日であるが、足元の悪い中、標記の
同窓会に恩師白井前総長をお招きして参加者44名が集まった。今回で5回目になる本会であるが、
前回同様63号館の学食『BASHAMICHI』の一角を借りて行なった。
毎回、新たな出席メンバー拡大を心がけているが今回は6人が初
参加で、約40年ぶりの再会を喜んだ。
さて、会は幹事長・長尾君の合図で始まったものの恩師は少々遅
れて悠然とご到着された。
『やっているか?いいよ、それで。
』
歓談も一息ついたところで、白井先生からご挨拶をいただいた。
早稲田大学内だけに留まらず、社会と大学との繋がりにまで及ぶ
様々な改革への取り組みに関する
講話であった。我々の電工も大きく変わっているのは既知のことだ
が、電気工学科の名前がないのは隔世の思いだ。
先生は我々に訴えた。
『早稲田のプライドを思い出そう。そして、
若者に(成功)体験を語れ。』ということであった。大学の時から
白井先生
あまりプライド意識を感じていない不届き者の我々であったが、確かに今更とは言え、この大学で学
んだことのプライドを表に出してみようかな。現役学生さんの前で、胸を張って先輩面をして良いの
かなとの思いがこみ上げた。
『現役は世界を革新する研究を進めて早稲田の光を更に輝かせるよ』と嬉しい話を聞きながら、先
輩面の代償として多少の支援の動きをしようではないかと胸に浮かんだ。たぶんそう思った人が多か
っただろう。そんな事もあり余談ではあるが、本会の決算後余った会費は 少額ではあるがEWE100
年記念行事の為の寄付にさせて貰った。
今回も国内遠くは奄美大島から、また中国北京からも都合を付けて出席してくれた同窓生。ワイワ
イガヤガヤの2時間半はあっという間に過ぎ、写真撮影でそろそろ終焉の時。締めは『都の西北・・・
早稲田、早稲田、早稲田』
。
『 フレ~~、フレ~~、ワ・セ・ダ 』 幹事の太田君が指揮し、プラ
イドに満ちたエールが会場に響いた。散会。次はまた、3年後だろう。
幹事長:長尾葉介、他幹事:山崎裕、桜田和之、鈴木保男、田口弘幸、太田利則、竹田連(記)
昭和48年(1973年)電子通信学科卒同窓会
24年6月9日(土)16時より、早大理工キャンパス63号館1F「馬車道レストラ
ン」にて開催、参加者は50名で、還暦同窓会以来3年間のご無沙汰でした。
卒業後理工キャンパスを訪れていない者も多く、東京メトロの出口がキャンパス内で
あることやキャンパスや周辺の変わり様に驚いて、学生食堂を区切った会場に戸惑い気
味に来る者も少なくなかったです。
3名の物故者に対する黙祷の後、乾杯で開会され、演習の解析に取り組む者とそれを
待つグループ、語学学習のグループ、麻雀や合ハイ等趣味のグループなど、卒業後40
年の時空を超えて一瞬の内に歓談に入っていきました。
しばらくし、今回も研究室単位で近況のスピーチに。自分たちは比較的同一業界に就
職しましたが、今は途中退社者を含め会社から離れている者が大多数になりつつありま
す。さすがに60年以上も無駄に生きていないことの証(あかし)の如く、話しの世界
の広がりを感ずるスピーチでした。
集合写真は「早大理工を象徴する建物である18階建の51号館」前をバックにしよう
と事前に考えていましたが生憎の梅雨入りのため室内で撮影し、恒例の校歌を斉唱。ゴ
ルフコンペの第一回開催案内と3年後の同窓会開催及び次回幹事を決めてお開きとし
ました。
前回は25年ぶりの開催ということで、消息の把握に時間を費やしましたが、今回は
電子メールを基本に案内を行いました。しかし、物故者になっていたり、会社等から完
全にリタイアしたことでアドレスが変更されたり、親の介護の都合から転居したり、ま
たパソコンをのぞく頻度が少なくなったりとの、洗礼は受けることになりましたが、連
絡を経済的に簡便に行うことが出来ました。
(加藤 力 記)
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