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Ⅰ 新都心パークアンドレンタサイクル実施の背景

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Ⅰ 新都心パークアンドレンタサイクル実施の背景
Ⅰ
新都心パークアンドレンタサイクル実施の背景
1.那覇新都心地区の渋滞
平成 16 年 1 月 25 日の調査結果によると、渋滞長は最大 950mであり、通過時間は約
24 分を要し、平均旅行速度は約 2.4kmと徒歩よりも遅い速度となっています。
(出典:平成 17 年度南部国道管内交通円滑化総合計画策定業務 平成 18 年 3 月 南部国道事務所)
[原因1]店舗駐車場への入場待ち及び退場車の合流、入口付近の路上駐車等が交通渋
滞の要因となっています。
[原因2]新都心内の複数店舗間を車で移動する交通が多く存在します。
実際に「複数店舗を利用し錯綜する交通」がどの程度あるのかを把握するため、
NPOしまづくりネットでプレ調査を実施しました。
日時:2006 年 6 月 13 日(火)14 時~
場所:天久りうぼう前
新都心内の複数店舗を車で移動している人は、約2割いました。
(50名中11名)
上記の交通量を「自動車」から「自転車やコミュニティバス」に転換することで、交差点
の付加は軽減し、渋滞の解消に大きく寄与します。
○現状における車動線の錯綜
A店舗
B店舗
E店舗
C店舗
D店舗
F店舗
一般の交通
複数店舗を利用し、錯綜する交通
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2.那覇新都心地区パークアンドレンタサイクル施策の目標
本施策では、新都心地区の縁辺部にパークアンドレンタサイクル駐車場を設置し、「新都
心地区内の移動を自転車へ誘導」することにより、施設間移動の自動車交通量を減少させ、
地区内の渋滞緩和、環境負荷の軽減(CO2排出量削減)、買い物客の利便性向上などを図
ることを目標としています。
○施策イメージ図(駐車場を地区周辺部に設け、自転車を端末交通として活用した場合の交通動線)
- 自転車により転換することで交差点への自動車交通負荷が軽減している。 -
P
A店舗
B店舗
E店舗
C店舗
D店舗
F店舗
P
自転車交通
一般の交通
線の太さで交通量を示しています。前出の図と比較してください。
3.施策の効果
【買い物客のメリット】
○ 自転車に転換した買い物客
→
複数施設利用者の駐車場出入の煩わしさの軽減
○ 自家用車で来街する買い物客
→
施設間移動時の渋滞からの解放
【店舗のメリット】
○ 機動性の向上による複数店舗への立寄り機会の増加
【車利用者のメリット】
○ 利用できる駐車場の分散による店舗駐車場への出入車両の集中緩和
○ 複数施設利用者の施設間を移動する交通量の減少
【地域全体のメリット】
○ 自動車交通の量的削減、及び渋滞緩和によりCO2排出量等の地域の課題の緩和
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