...

資料4-1 第2設計地震動の算出方法の改正案について

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

資料4-1 第2設計地震動の算出方法の改正案について
資料4-1
第 2 設計地震動の算出方法の改正案について
改正案
現
(設計地震動 第3条関係)
行
(設計地震動 第3条関係)
水平動に係る第 2 設計地震動の液面遥動にかかる基準速度応答スペクトルは、次式により算出された
値とする。
第2設計地震動は、次の表の左欄に掲げる液面揺動の固有周期の区分に応じ、同表の右欄に定める算
式により得られる地動速度又は地動変位を有する地震動とする。
VH T   250  v 1  2
T
VH T   250 c v 1  2
T
ただし、T < Tc
ただし、T ≧ Tc
・・・・・・・・
・・・・・・・・
7.5
(式 2 )
d
以下
v
VH= 50μvβ1β2・・・・・・・・・(式1)
d
v
DH= 60μdβ1β2・・・・・・・・・(式2)
7.5
この算式において、 V T  、μv、β1、β’2 及び TC は、それぞれ次の値を表すものとする。
超
この表において T、VH、DH、μv、μd、β1及びβ2は、それぞれ次の値を表すものとする。
H
T 液面揺動の固有周期であつて、次の算式により得られる値(単位 秒)
T  2
VH 又は DH
T
(式 1)
T 液面揺動の固有周期であつて、次の算式により得られる値(単位 秒)
D
 3.682 Hl 
coth

 D 
3.682 g
T  2
この算式において g、D 及び Hlは、それぞれ次の値を表すものとする。
D
 3.682 Hl 
coth

 D 
3.682 g
この算式において g、D 及び Hlは、それぞれ次の値を表すものとする。
g 重力加速度(単位 メートル毎秒毎秒)
g 重力加速度(単位 メートル毎秒毎秒)
D 内径(単位 メートル)
D 内径(単位 メートル)
Hl 最高液面高さ(単位 メートル)
Hl
最高液面高さ(単位 メートル)
VH 地表面における水平地動速度(単位 センチメートル毎秒)
DH 地表面における水平地動変位の片振幅(単位 センチメートル)
VH T 
μv
基準速度応答スペクトル (単位 センチメートル毎秒)
地震動のレベルに基づく係数であって、レベル 1 地震動にあっては 1.0、レベル 2 地震動にあ
っては 1.0 とする。
μv 地表面における水平地動速度に基づく係数であつて、レベル1地震動にあつては 1.0、レベル2
地震動にあつては 1.0 以上の値
μd 地表面における水平地動変位に基づく係数であつて、レベル1地震動にあつては 1.0、レベル2
地震動にあつては 1.0 以上の値
β1
耐震設計構造物の重要度に基づく係数(別表1)
β1 耐震設計構造物の重要度に基づく係数(別表1)
(取り扱うガスの危険性(毒性、可燃性)と貯蔵量で0.5~1.0の間で係数を設定)
(取り扱うガスの危険性(毒性、可燃性)と貯蔵量で0.5~1.0の間で係数を設定)
β2 地域に基づく係数で1.0~0.4の間で設定(表1)
(短周期地震動の地域区分と係数が同じ)
β’2 第 2 設計地震動に係る地域特性係数で、表1(新たに設定)により定める。
TC カットオフ周期(秒)で、表1により定める。
―1―
表1 第 2 設計地震動に係る地域特性係数β2 ’
第 2 設計地震動に係る地域区分
(具体的地域は表2)
表1 第2設計地震動に係る地域特性係数(第1設計地震動に係るものと同じ)
1-1
1-2
2
β2’
1.0
1.0
0.75
0.50
Tc
10.0
7.5
7.5
7.5
β2
表2 第 2 設計地震動に係る地域区分
第 2 設計地震動に係る
1-2
2
B
C
レベル1地震動
1.0
0.8
0.6
0.4
レベル2地震動
1.0
0.8
0.7
0.7
表2 第2設計地震動に係る地域区分
地
特 A 千葉県
全域
静岡、愛知、三重、十勝、釧路、根室、茨城、大阪、兵庫(神戸
埼玉県
全域
市、芦屋市、西宮市、伊丹市、尼崎市)、石狩、渡島(函館
東京都
小笠原村を除く全域
市)、胆振(苫小牧市)、秋田、山形
神奈川県 全域
山梨、青森、宮城、福島、長野、富山、石川、徳島、渡島(函館
山梨県
東京、神奈川、千葉、埼玉、新潟(佐渡市を除く)
域
区
分
甲府市、富士吉田市、塩山市、都留市、山梨市、大月市、韮崎市、東山梨郡(春日
市を除く)、後志、胆振(苫小牧市及び室蘭市を除く)、日高、
居町、牧丘町、勝沼町及び大和村の区域に限る。)
、東八代郡、西八代郡、南巨摩郡、
空知、新潟(佐渡市)、香川、愛媛、高知、大分、宮崎、熊本、
中巨摩郡、北巨摩郡(双葉町、明野村、白州町及び武川村の区域に限る。)
、南都留
留萌、宗谷、鹿児島、佐賀、福岡
郡及び北都留郡(上野原町の区域に限る。)
岩手、栃木、群馬、岐阜、福井、京都、滋賀、奈良、和歌山、兵
3
A
都・府・県又は支庁名
地域区分
1-1
特A
地域区分(具体的地域は表2)
3
長野県
飯田市、伊那市、駒ヶ根市、上伊那郡(飯島町、中川村及び宮田村の区域に限る。
)
庫(神戸市、芦屋市、西宮市、伊丹市及び尼崎市を除く)、鳥
及び下伊那郡(鼎町、松川町、高森町、阿南町、上郷町、阿智村、下条村、天竜村、
取、上川、網走、檜山、胆振(室蘭市)、岡山、広島、島根、山
泰阜村、喬木村、豊丘村及び南信濃村の区域に限る。)
口、長崎、沖縄
なお、 地表での第 2 設計地震動に係る応答スペクトルは、 地震観測記録との比較、当該地
域の地下構造特性と震源の特性に基づく地震動評価により定めてもよいものとする。
岐阜県
中津川市
静岡県
全域
愛知県
全域
三重県
全域
A
特 A、B 及び C 地区に掲げる地域以外の地域
B
北海道
札幌市、函館市、小樽市、室蘭市、北見市、夕張市、岩見沢市、網走市、苫小牧市、
美唄市、芦別市、江別市、赤平市、三笠市、千歳市、滝川市、砂川市、歌志内市、
深川市、富良野市、登別市、恵庭市、伊達市、札幌郡、石狩郡、厚田郡、浜益郡、
松前郡、上磯郡、亀田郡、茅部郡、山越郡、檜山郡、爾志郡、久遠郡、奥尻郡、瀬
棚郡、島牧郡、寿都郡、磯谷郡、虻田郡、岩内郡、古宇郡、積丹郡、古平郡、余市
郡、空知郡、夕張郡、樺戸郡、雨竜郡、上川郡(東神楽町、上川町、東川町及び美
瑛町の区域に限る。)
、勇払郡、網走郡、斜里郡、常呂郡、有珠郡及び白老郡
B
青森県 青森市、弘前市、黒石市、五所川原市、むつ市、東津軽郡、西津軽郡、中津軽郡、南
津軽郡、北津軽郡及び下北郡
―2―
秋田県 全域
山形県 全域
福島県 会津若松市、郡山市、白河市、須賀川市、喜多方市、岩瀬郡、南会津郡、北会津郡、
耶麻郡、河沼郡、大沼郡及び西白河郡
新潟県 全域
富山県 魚津市、滑川市、黒部市及び下新川郡
石川県 輪島市、珠洲市、鳳至郡及び珠洲郡
鳥取県 米子市、倉吉市、境港市、東伯郡、西伯郡及び日野郡
島根県 全域
岡山県 全域
広島県 全域
徳島県 美馬郡及び三好郡
香川県 高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、小豆郡、香川郡、綾歌郡、仲多度郡
及び三豊郡
愛媛県 全域
高知県 全域
熊本県 C 地区に掲げる地域以外の地域
大分県 C 地区に掲げる地域以外の地域
宮崎県 全域
C
北海道 旭川市、留萌市、稚内市、紋別市、士別市、名寄市、上川郡(鷹栖町、当麻町、比布
町、愛別町、和寒町、剣淵町、朝日町、風連町及び下川町の区域に限る。)、中川郡(上
川支庁)、増毛郡、留萌郡、苫前郡、天塩郡、宗谷郡、枝幸郡、礼文郡、利尻郡及び
紋別郡
山口県 全域
福岡県 全域
佐賀県 全域
長崎県 全域
熊本県 八代市、荒尾市、水俣市、玉名市、本渡市、山鹿市、牛深市、宇土市、飽託郡、宇土
郡、玉名郡、鹿本郡、芦北郡及び天草郡
大分県 中津市、日田市、豊後高田市、杵築市、宇佐市、西国東郡、東国東郡、速見郡、下毛
郡及び宇佐郡
鹿 児 島名瀬市及び大島郡以外の地域
県
沖繩県 全域
備考 この表に掲げる区域は、昭和 56 年9月1日現在における行政区画によつて表示されたものとす
る。
―3―
(平底円筒形貯槽の算定応力等 第13条関係)
(平底円筒形貯槽の算定応力等 第13条関係)
平底円筒形貯槽の算定応力等の計算方法は、貯槽の規模に応じ、次の各号の規定に定めるところによる。 平底円筒形貯槽の算定応力等の計算方法は、貯槽の規模に応じ、次の各号の規定に定めるところによる。
一 内径が 20 メートル以下であり、かつ、内径に対する側板部の高さの比が 1.25 以下の平底円筒形貯槽 一
内径が 20 メートル以下であり、かつ、内径に対する側板部の高さの比が 1.25 以下の平底円筒形貯槽
次のイ及びロに掲げる応力について、それぞれ当該イ及びロに定める算式により計算すること。
次のイ及びロに掲げる応力について、それぞれ当該イ及びロに定める算式により計算すること。
イ 側板に生じる応力(第2設計地震動による応力)
イ 側板に生じる応力(第2設計地震動による応力)
C  
PO D WS  Wr  4M 2


4t
Dt
D 2 t
C  
PO D WS  Wr  4M 2


4t
Dt
D 2 t
この算式においてσc、t、PO、D、W’S、Wr 及び M2は、それぞれ次の値を表すものとする。
この算式においてσc、t、PO、D、W’S、Wr 及び M2は、それぞれ次の値を表すものとする。
σc
σc
側板に生じる圧縮応力(単位 ニュートン毎平方ミリメートル)
側板に生じる圧縮応力(単位 ニュートン毎平方ミリメートル)
t 側板の板厚(腐れしろを除く。)(単位:ミリメートル)
t 側板の板厚(腐れしろを除く。)(単位:ミリメートル)
PO 通常の運転状態における最低の圧力(単位:メガパスカル)
PO 通常の運転状態における最低の圧力(単位:メガパスカル)
D 内径(単位:ミリメートル)
D 内径(単位:ミリメートル)
W’S 応力を算定する位置に作用する側板部の重量(単位:ニュートン)
W’S 応力を算定する位置に作用する側板部の重量(単位:ニュートン)
Wr
Wr 屋根板部の全重量(積雪地においては積雪加重を含む。)
(単位:ニュートン)
屋根板部の全重量(積雪地においては積雪加重を含む。)
(単位:ニュートン)
M2 応力を算定する位置に生じるモーメントであって、次の式にて得られる値(単位:ニュートン・
ミリメートル)

h
M 2  1 
 Hl
M2 応力を算定する位置に生じるモーメントであって、次の算式により得られる値(単位
ン・ミリメートル)
1.3
  2W2 H 2

g


h
M 2  1 

Hl 

(式3)
この算式において Hl、h、g、α2、W2及び H2は、それぞれ次の値を表すものとする。
1.3
9 2W2 H 2
g
(式3)
この算式において Hl、h、g、α2、W2及び H2は、それぞれ次の値を表すものとする。
Hl 最高液面高さ(単位:ミリメートル)
Hl 最高液面高さ(単位:ミリメートル)
h
応力を算定する位置の貯槽底面からの高さ(単位:ミリメートル)
h
応力を算定する位置の貯槽底面からの高さ(単位:ミリメートル)
g
重力加速度(単位 センチメートル毎秒毎秒)
g
重力加速度(単位 センチメートル毎秒毎秒)
α2 第2設計地震動の水平応答加速度であつて、次の算式により得られる値(単位
センチメー
トル毎秒毎秒)
α2 第2設計地震動の地表面における水平加速度であつて、次の表の左欄に掲げる液面揺動の固
有周期の区分に応じ、同表の右欄に掲げる算式により得られる値(単位
秒毎秒)
T
α2
7.5 以下
7.5
 
2
2
CdVH T 
T
ニュート
(式4)
―4―
超
VH
2
T
 2 
DH  
 T 
2
センチメートル毎
上記の式において T、VH 及び Cd は次の値を表すものとする。
この表において T、VH 及び DH は、以下の値を表すものとする。
T 平底円筒形貯槽の液面揺動の固有周期(単位:秒)
T 平底円筒形貯槽の液面揺動の固有周期(単位:秒)
VH 式1で算出される地表面における水平地動速度(単位:センチメートル毎秒)
DH 式2で算出される地表面における水平地動変位の片振幅(単位:センチメートル)
VH (T)
式1又は式2で算出される基準速度応答スペクトル(単位 センチメートル毎秒)
Cd 減衰定数の値に応じて定まる補正係数で、以下の図(c)による。ただし、液面揺動の
減衰定数は 0.5%とする。
W2 第2設計地震動に対する有効液重量であつて、次の算式により得られる値(単位ニュートン)
W2 第2設計地震動に対する有効液重量であつて、次の算式により得られる値(単位ニュートン)
W2=f2Wl
W2=f2Wl
この算式において f2 及び Wl は、それぞれ次の値を表すものとする。
この算式において f2 及び Wl は、それぞれ次の値を表すものとする。
f2 Hl/D の値に応じ、以下の図(a)により求められる値
f2 Hl/D の値に応じ、以下の図(a)により求められる値
―5―
Wl 内容液の重量(単位:ニュートン)
Wl 内容液の重量(単位:ニュートン)
H2 貯槽底面から W2に係る有効液の重心までの高さであつて、次の算式により得られる値(単
位 ミリメートル)
H2 貯槽底面から W2に係る有効液の重心までの高さであつて、次の算式により得られる値(単位
ミリメートル)
H2=h2Hl
H2=h2Hl
この算式において、h2 は Hl/D の値に応じ、以下の図(b)により求められる値
この算式において、h2 は Hl/D の値に応じ、以下の図(b)により求められる値
―6―
Fly UP