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新たな教育方法を実現するための 産学協同

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新たな教育方法を実現するための 産学協同
AXIES 第2回教育技術開発部会
2016年8月3日(水)
新たな教育方法を実現するための
産学協同
渡辺 博芳
帝京大学理工学部情報電子工学科・教授
帝京大学ラーニングテクノロジー開発室・室長
AXIES 第2回教育技術開発部会
2016年8月3日(水)
自己紹介
• 渡辺 博芳 (わたなべ ひろよし)
•
•
帝京大学
宇都宮キャンパス
アクティブラーニング
推進WG・主査
帝京大学理工学部情報電子工学科・教授
帝京大学ラーニングテクノロジー開発室・室長
ラーニングテクノロジー開発室 ( since 2003)
• 教育学習支援システムの管理・供用サービス
•
•
•
LMS(Blackboard R9)
ビデオ収録配信システム(Mediasite)
教職カルテシステム(独自開発)
• ICTを活用した教育改善の支援と普及
•
•
セミナー,コンサルテーション,ヘルプデスク
学生補助員の派遣
• 調査・研究活動
AXIES 第2回教育技術開発部会
2016年8月3日(水)
新たな教育方法を実現するための
産学協同
• 新たな教育:
高等教育におけるアクティブラーニング
ICTの活用と産学協同
• チームティーチングによる反転授業の例
新たな教育方法の必要性
教育形態
社会
• 工業社会
• 講義中心・教授者中心
– 考えず,指示されたことをやる
– 知識は伝達される
– 従順性・忍耐力・協調性が重
要
– おしゃべり,居眠りせずにじっ
と聞く
• AL中心・学習者中心
• 情報社会
– 新しい状況に対応する
– 個々人で考えて判断する
– 異文化なチームで協働する
中央教育審議会答申
– 知識は自ら構成する
– 思考力・判断力・表現力
– 協働的な学習活動
質的転換答申(2012/8/28)
高大接続答申(2014/12/22)
新たな
教育方法
が必要
授業形態の分類
知識獲得型
課題解決型
A
L
授業
中心授業
講義中心授業
講義授業
A
L
PBL
複数回の授業時間
を使って,課題解決
に取り組む授業
その他
初
年
次
教
育
キ
ャ
リ
ア
形
成
AL: Active Learning, PBL: Project Based Learning
知識獲得型授業の分類
• 講義授業
– 講義やビデオ,デモ等,一方向の知識伝達のみで
構成される授業
• 講義中心授業
– 講義を中心としてアクティブラーニング要素を
導入した授業
• AL中心授業
– アクティブラーニング要素を中心に構成するが,
講義も行う授業
• AL授業
– アクティブラーニング要素のみで構成する授業
(補足としての講義はあり得るが,あらかじめ予定
した講義は行わない)
アクティブラーニング要素
• 振り返り系
– コメントシート,ミニッツペーパー,大福帳
• 個別学習系
– 小テスト,問題演習
• 協同学習系
– グループ討議,ワールドカフェ,シンク=ペア=シェ
ア,ラウンドロビン....協同学習の技法*
• プレゼンテーション
*エリザベス=バークレイ,パトリシア=クロス,クレア=メジャー (安永悟監訳)
協同学習の技法 ,ナカニシヤ出版 (2009)
知識獲得型授業の分類
• 講義授業
– 講義やビデオ,デモ等,一方向の知識伝達のみで
構成される授業
• 講義中心授業
– 講義を中心としてアクティブラーニング要素を
導入した授業
部分反転授業
• AL中心授業
小林昭文先生の方法
– アクティブラーニング要素を中心に構成するが,
講義も行う授業 全反転授業,自己学習型授業
• AL授業
反転型完全習得授業
– アクティブラーニング要素のみで構成する授業
(補足としての講義はあり得るが,あらかじめ予定
した講義は行わない)
授業形態の分類(再掲)
知識獲得型
課題解決型
A
L
授業
中心授業
講義中心授業
講義授業
A
L
PBL
複数回の授業時間
を使って,課題解決
に取り組む授業
その他
初
年
次
教
育
キ
ャ
リ
ア
形
成
AL: Active Learning, PBL: Project Based Learning
帝京大学宇都宮キャンパスALP-WGの活動方針
(現状認識) 今,日本の教育界は「能動的学習への転換」を
目指す改革期の真っ只中にある.(教育改革は「これからを生きる
子どもたちへの贈り物」 今を生きる大人の都合でやっているのではない)
本キャンパスでも,その趣旨に沿った改革が必要である.
(目標・活動方針)
1.課題解決型科目の導入と充実
2.知識獲得型科目におけるAL授業・AL中心授業の開発
と充実
3.講義中心授業におけるAL要素導入に関する情報共有
注)
• 全ての科目をAL授業・AL中心授業にするわけではない
• 学科のコア科目(授業外学習を課すべき科目)をAL授業・AL中心授業へと変革.
• 多くの授業は講義中心授業として実施
授業形態の分類(再掲)
コア科目をチームティーチング
知識獲得型
課題解決型
A
L
授業
中心授業
講義中心授業
講義授業
A
L
PBL
複数回の授業時間
を使って,課題解決
に取り組む授業
その他
初
年
次
教
育
キ
ャ
リ
ア
形
成
AL: Active Learning, PBL: Project Based Learning
アクティブラーニング(AL)の導入イメージ
1. 課題解決型科目の導入と充実
2. 知識獲得型科目におけるAL授業・AL中心授業の開発と充実
1年
2年
3年
4年
講義中心授業
チーム
ティーチング
AL授業
AL中心授業
プロジェクト科目
実験・実習
卒業研究・ゼミ
コ ア 科 目
コア科目を中心とした協働モデル
P
A
D
P
D
P
D
P
D
A
C
A
C
A
C
担当
科目
C
担当
科目
担当
科目
教員
A
教員
C
教員
D
D
A
C
担当
科目
担当
科目
教員
B
P
教員
E
コア科目群の共同設計・共同担当
ALによる知識獲得型授業
PBL科目・実験実習
P
D
A
C
アクティブラーニング(AL)の導入イメージ
1. 課題解決型科目の導入と充実
2. 知識獲得型科目におけるAL授業・AL中心授業の開発と充実
1年
講義中心授業
AL授業
AL中心授業
プロジェクト科目
実験・実習
卒業研究・ゼミ
担当
科目
教員
A
2年
担当
科目
教員
B
3年
担当
科目
教員
C
担当
科目
教員
D
担当
科目
教員
E
コア科目群の共同設計・共同担当
ALによる知識獲得型授業
PBL科目・実験実習
4年
授業形態の分類(再掲)
新たな
教育方法
コア科目をチームティーチング
知識獲得型
課題解決型
A
L
授業
中心授業
講義中心授業
講義授業
A
L
PBL
複数回の授業時間
を使って,課題解決
に取り組む授業
その他
初
年
次
教
育
キ
ャ
リ
ア
形
成
AL: Active Learning, PBL: Project Based Learning
新たな教育におけるICTの活用
新たな教育
(アクティブラーニング)
ICT
産学協同
• 教育にICTを導入するアプローチ
• 教育×ICT を発展させるアプローチ
教育にICTを導入するアプローチ
新しいICT
に支えられた
新しい教育
新たなICTの
導入
既存のICTで
新たな教育
の検討
教育×ICT を発展させるアプローチ
新しいICT
に支えられた
新しい教育
授業実践と
改善
新たな教育
とICTの検討
アクティブラーニング教室
• 教育にICTを導入
宇都宮キャンパスAL教室
• 教育×ICTを発展
八王子キャンパスAL教室
チームティーチングによる反転授業の例
反転授業の実践例
反転授業
従来型授業
授業時間
宿題
知識の伝達
(講義)
理解定着
(演習・応用)
反転授業
宿題(事前学
習)
知識の伝達
(講義ビデオ)
授業時間
理解定着
(演習・応用)
反転授業
従来型授業
自主
授業時間
宿題
学習
予習
知識の伝達
(講義)
理解定着
(演習・応用)
復習
授業時間
自主学習
理解定着
(演習・応用)
復習
反転授業
宿題(事前学
習)
知識の伝達
(講義ビデオ)
2014年度情報基礎2での試み
• 対象科目: 情報基礎2 (1年次後期・必修)
• 受講生: 約50名 (教員2名SA1名)
• 従来の授業と条件を合わせられる第2回∼第4回を対象
– 学習内容,課題,テストが前年度までと同一
– 前年度までに使用したスライドを使ってビデオ講義
回
学習内容
第2回
HTMLの基礎: テキストエディタで簡単なWebサ
イトを作成し,学内サーバで公開
第3回
スタイルシート: 作成したWebサイトにスタイル
シートを適用
第4回
フォーム: フォームを使って情報を送信するため
のWebページを作成
渡辺 博芳,高井 久美子:「情報基礎」におけるビデオ講義を用いた反転授業の評価,
情報処理学会論文誌「コンピュータと教育」,Vol.1, No.4,(2015).
課題得点分布比較
• 課題02∼04の合計点(12点満点)
14
人数
12
10
平均点
2014 8.2
2013 6.8*
8
6
2012
5.9***
4
* p<0.05
** p<0.01
*** p<0.001
(vs 2014)
2
0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
得点
学期末のテストの得点比較
*** p<0.001
(vs 2014)
全体の得点(100点満点)
2014
73.4
60.0 ***
2013
2012
58.2 ***
0
20
40
60
80
100
2回∼4回の授業での学習項目の得点(35点満点)
2014
24.5
2013
19.9 ***
17.5 ***
2012
0
5
10
15
20
25
30
35
情報基礎2反転授業実践 まとめ
• 全体として反転授業の教育効果は高かった
– 従来型と比較して試験・課題の平均得点に有意差
– 事前学習への取り組み+個別指導の機会が増加
• 学生から全面的な支持を得ている訳ではない
• 従来 講義 → 演習 という形で行っていた
授業では導入は比較的容易
反転授業実践の広がり
2014年 情報基礎2
2015年 プログラミング1 英語2
2016年 英語1 図学 物理学1 ...
チームティーチングによる反転授業の例
プログラミング1反転授業の特徴
• コア科目.7名の教員で授業設計,うち3名が担当
• 全反転(講義は全て事前学習ビデオ)
– 事前学習ワークシート
• 学生補助員(SA)による少人数担当制
– 1名のSAが6∼8名の学生を担当
• 授業内課題 (個人活動とグループ活動)
– 事前学習をしてこなかった学生は別メニュー
– 着席エリアを分ける
• 振り返り課題と自己評価
– ルーブリックの活用
指導体制
教員
教員
SAチーム
SA
グループ
学生
(数名)
SA
SA
グループ グループ
学生
(数名)
学生
(数名)
SA
SA
グループ
グループ
学生
(数名)
学生
(数名)
SA
SA
グループ グループ
学生
(数名)
学生
(数名)
SA
グループ
学生
(数名)
森田彦, 学生教育補助員を活用した演習教育 ―「プログラミング」の場合 ― ,
札幌学院大学総合研究所「社会情報」,Vol.14,No.2,pp.151-166,2005
今年度の指導体制
教員
教員
教員
SA
グループ
学生
(数名)
SA
SA
グループ グループ
学生
(数名)
学生
(数名)
SA
SA
グループ
グループ
学生
(数名)
学生
(数名)
SA
SA
グループ グループ
学生
(数名)
教員
学生
(数名)
SA
グループ
学生
(数名)
オブザーバ
作成したルーブリック
決
理
レベル4
レベル1に (基本的な文法を 解している.)
(基本的な文法と動作の関連を
満たない ・1行程度のコードを説明する日本 解している.)
・プログラムの動作をトレースする
文を書ける.
ことができる.
(プログラムコードを読んで 解す
ることができる.)
・コメント無しに,プログラムコード
の仕様を推定することができる.
(実際的なプログラムコードを 解
し,説明することができる.)
・大規模なプログラムのコードを読
んで,プログラムの仕様や処 内
容を,他者に説明できる.
(基本的なテストとデバッグを行う
ことができる.)
・テストデータを使って,デバッグを
することができる.
(実際的なテストとデバッグを行う
ことができる.)
・ 殊な条件下で発 するなど,
容易には想定できない原因による
不具合を解消することができる.
(可読性の高いプログラムを書くこ
とができる.)
・読みにくいプログラムコードの可
読性を高めることができる.
・実際のプログラミングにおいて可
読性の高いプログラムを書くこと
ができる.
(プログラムの可読性について分
析できる.)
・可読性を高めるコーディングルー
ルを めることができる.
理
状決
理
理
理
現
理
理
理
理
理
理
生
特
理
理
理
(プログラムの実行とテストについ
て 解している.)
・与えられた仕様をテストするテス
トデータを構成できる.
・容易に想定される原因による論
的エラーを取り除くことができ
る.
理
(実際的なプログラムを作ることが
できる.)
・問題 況に対して,プログラムの
仕様を めることができる.
・与えられた仕様に対して,可読性
が高く,正しく動作するプログラム
を作ることができる.
理
(基本的なプログラミングができ
る.)
・与えられた仕様に対して,データ
構造と処 手順を自分で考えて,
プログラムを作ることができる.
理
(基本的な文法と処 手順の関連
を 解している.)
・与えられたデータ構造と処 手
順を基にプログラムコードを書くこ
とができる.
・プログラムの空欄を埋めることが
できる.
理
(問題を解 するデータ構造とアル
ゴリズムを分析できる.)
・与えられた仕様に対する複数の
データ構造,複数の処 手順をあ
げて,それぞれの長短を説明でき
る.
理
理
(プログラムの可読性について
解している.)
・可読性を高めるため,なぜそうす
るのかを説明できる.
決
テストと レベル1に (プログラムの実行とテストについ
デバッグ 満たない て基本事項を 解している.)
・テストデータとは何か説明でき
る.
・プログラムを入力し,(コンパイル
し,)実行できる.
・コンパイラ・インタプリタが報告す
る文法エラーを取り除くことができ
る
可読性 レベル1に (プログラムの可読性について基
満たない 本事項を 解している.)
・可読性が高いプログラムがどの
ようなものか言える.
(基本的なデータ構造と処 につ
いて深く 解している.)
・どのようなときに,どのデータ構
造を使うかを言える.
・どのようなときに,どの処 を使
うかを言える.
現
レベル3
(一般的な表 で処 手順を構成
できる.)
・与えられた仕様に対するデータ
構造を構成できる.
・与えられた仕様に対するアルゴ
リズム・処 手順を書ける.
コーディ レベル1に (基本的な文法を 解している.)
ング
満たない ・1行程度の日本文での表 に対
応するコードが書ける.
コード
リーディ
ング
レベル2
理
データ構 レベル1に (基本的なデータ構造と処 を
造とアル 満たない 解している.)
ゴリズム
・データ構造にはどのようなものが
あるか言える.
・典型的な処 にはどのようなも
のがあるか言える.
理
レベル1
理
レベル0
理
規準
作成したルーブリック
知識
ブルーム
決
レベル4
理
現
レベル3
レベル1に (基本的な文法を 解している.)
(基本的な文法と動作の関連を
満たない ・1行程度のコードを説明する日本 解している.)
・プログラムの動作をトレースする
文を書ける.
ことができる.
(プログラムコードを読んで 解す
ることができる.)
・コメント無しに,プログラムコード
の仕様を推定することができる.
(実際的なプログラムコードを 解
し,説明することができる.)
・大規模なプログラムのコードを読
んで,プログラムの仕様や処 内
容を,他者に説明できる.
(基本的なテストとデバッグを行う
ことができる.)
・テストデータを使って,デバッグを
することができる.
(実際的なテストとデバッグを行う
ことができる.)
・ 殊な条件下で発 するなど,
容易には想定できない原因による
不具合を解消することができる.
理
学んだことと既に
知っていることを
つなげ,深い理
解に至る段階
Extensions
(プログラムの可読性について分
析できる.)
・可読性を高めるコーディングルー
ルを めることができる.
学びの最終段階
で学んだことを十
分に自分のもの
にしている段階
決
(可読性の高いプログラムを書くこ
とができる.)
・読みにくいプログラムコードの可
読性を高めることができる.
・実際のプログラミングにおいて可
読性の高いプログラムを書くこと
ができる.
理
理
一つ一つの知識を
学ぶ段階
Connections
生
理
(プログラムの可読性について
解している.)
・可読性を高めるため,なぜそうす
るのかを説明できる.
特
理
理
Ideas
理
理
理
理
(プログラムの実行とテストについ
て 解している.)
・与えられた仕様をテストするテス
トデータを構成できる.
・容易に想定される原因による論
的エラーを取り除くことができ
る.
状決
理
理
理
現
理
理
テストと レベル1に (プログラムの実行とテストについ
デバッグ 満たない て基本事項を 解している.)
・テストデータとは何か説明でき
る.
・プログラムを入力し,(コンパイル
し,)実行できる.
・コンパイラ・インタプリタが報告す
る文法エラーを取り除くことができ
る
可読性 レベル1に (プログラムの可読性について基
満たない 本事項を 解している.)
・可読性が高いプログラムがどの
ようなものか言える.
理
(実際的なプログラムを作ることが
できる.)
・問題 況に対して,プログラムの
仕様を めることができる.
・与えられた仕様に対して,可読性
が高く,正しく動作するプログラム
を作ることができる.
理
(基本的なプログラミングができ
る.)
・与えられた仕様に対して,データ
構造と処 手順を自分で考えて,
プログラムを作ることができる.
理
(基本的な文法と処 手順の関連
を 解している.)
・与えられたデータ構造と処 手
順を基にプログラムコードを書くこ
とができる.
・プログラムの空欄を埋めることが
できる.
理
(問題を解 するデータ構造とアル
ゴリズムを分析できる.)
・与えられた仕様に対する複数の
データ構造,複数の処 手順をあ
げて,それぞれの長短を説明でき
る.
ICEモデル
(基本的なデータ構造と処 につ
いて深く 解している.)
・どのようなときに,どのデータ構
造を使うかを言える.
・どのようなときに,どの処 を使
うかを言える.
分析
(一般的な表 で処 手順を構成
できる.)
・与えられた仕様に対するデータ
構造を構成できる.
・与えられた仕様に対するアルゴ
リズム・処 手順を書ける.
コーディ レベル1に (基本的な文法を 解している.)
ング
満たない ・1行程度の日本文での表 に対
応するコードが書ける.
コード
リーディ
ング
レベル2
理
データ構 レベル1に (基本的なデータ構造と処 を
造とアル 満たない 解している.)
ゴリズム
・データ構造にはどのようなものが
あるか言える.
・典型的な処 にはどのようなも
のがあるか言える.
応用
理
レベル1
理
レベル0
理
規準
理解
ルーブリックを用いた自己評価のイメージ
レベル1に (基本的な文法を 解している.) (基本的な文法と動作の関連を
満たない ・1行程度のコードを説明する日本 解している.)
・プログラムの動作をトレースする
文を書ける.
ことができる.
(プログラムコードを読んで 解す
ることができる.)
・コメント無しに,プログラムコード
の仕様を推定することができる.
理
理
理
生
13
(実際的なテストとデバッグを行う
ことができる.)
・ 殊な条件下で発 するなど,
容易には想定できない原因による
不具合を解消することができる.
(プログラムの可読性について分
析できる.)
・可読性を高めるコーディングルー
ルを めることができる.
決
12
(実際的なプログラムコードを 解
し,説明することができる.)
・大規模なプログラムのコードを読
んで,プログラムの仕様や処 内
容を,他者に説明できる.
特
理
(可読性の高いプログラムを書くこ
とができる.)
・読みにくいプログラムコードの可
読性を高めることができる.
・実際のプログラミングにおいて可
読性の高いプログラムを書くこと
ができる.
理
理
理
(プログラムの可読性について
解している.)
・可読性を高めるため,なぜそうす
るのかを説明できる.
状決
理
11
理
10
理
9
理
8
理
現
理
7
(プログラムの実行とテストについ (基本的なテストとデバッグを行う
て 解している.)
ことができる.)
・与えられた仕様をテストするテス ・テストデータを使って,デバッグを
トデータを構成できる.
することができる.
・容易に想定される原因による論
的エラーを取り除くことができ
る.
理
(実際的なプログラムを作ることが
できる.)
・問題 況に対して,プログラムの
仕様を めることができる.
・与えられた仕様に対して,可読性
が高く,正しく動作するプログラム
を作ることができる.
理
6
決
(基本的なプログラミングができ
る.)
・与えられた仕様に対して,データ
構造と処 手順を自分で考えて,
プログラムを作ることができる.
理
5
理
(基本的な文法と処 手順の関連
を 解している.)
・与えられたデータ構造と処 手
順を基にプログラムコードを書くこ
とができる.
・プログラムの空欄を埋めることが
できる.
理
コーディ レベル1に (基本的な文法を 解している.)
ング
満たない ・1行程度の日本文での表 に対
応するコードが書ける.
理
4
現
(問題を解 するデータ構造とアル
ゴリズムを分析できる.)
・与えられた仕様に対する複数の
データ構造,複数の処 手順をあ
げて,それぞれの長短を説明でき
る.
理
(一般的な表 で処 手順を構成
できる.)
・与えられた仕様に対するデータ
構造を構成できる.
・与えられた仕様に対するアルゴ
リズム・処 手順を書ける.
理
3
レベル4
(基本的なデータ構造と処 につ
いて深く 解している.)
・どのようなときに,どのデータ構
造を使うかを言える.
・どのようなときに,どの処 を使
うかを言える.
テストと レベル1に (プログラムの実行とテストについ
デバッグ 満たない て基本事項を 解している.)
・テストデータとは何か説明でき
る.
・プログラムを入力し,(コンパイル
し,)実行できる.
・コンパイラ・インタプリタが報告す
る文法エラーを取り除くことができ
る
可読性 レベル1に (プログラムの可読性について基
満たない 本事項を 解している.)
・可読性が高いプログラムがどの
ようなものか言える.
2
レベル3
データ構 レベル1に (基本的なデータ構造と処 を
造とアル 満たない 解している.)
・データ構造にはどのようなものが
ゴリズム
あるか言える.
・典型的な処 にはどのようなも
のがあるか言える.
コード
リーディ
ング
1
レベル2
理
レベル1
理
レベル0
理
規準
14
15
その回に学習した内容に関して
規準
コーディング
コード
リーディング
レベル0
レベル1
レベル2
基本的な文法を 基本的な文法と処理手順
理解している. の関連を理解している.
基本的な文法を 基本的な文法と動作の関
理解している. 連を理解している.
レベル3
基本的なプログラミ
ングができる.
プログラムコードを
読んで理解できる.
レベル4
実際的なプログラミング
ができる.
実際的なプログラムコー
ドを理解し,説明できる.
授業の様子
教員が事前課題をチェッ
クしてエリアに分かれる
授業開始教員が本日
の授業について説明
SAが本日の学習活
動について説明
振り返り課題
グループ活動
個人活動
まとめと解説
振り返り課題,
ワークシート,
SAシート
のスキャン
実践結果
• 授業中の学生は真剣そのもの
• 担当教員の感触として,中間試験の成績が
昨年までと比べて著しく良い
• 期末試験は来週
• SAが成長した
今後の課題
• ワークシート,SAシートの電子化
– SAシート: 「指導しながらシステムへ入力」は困難?
– ワークシート: 手で書かせたいが,集計が困難
• ルーブリック評価の電子化
• eポートフォリオの活用
• チームティーチングのための教育IT基盤
AXIES 第2回教育技術開発部会
2016年8月3日(水)
新たな教育方法を実現するための
産学協同
• 新たな教育:
高等教育におけるアクティブラーニング
ICTの活用と産学協同
• チームティーチングによる反転授業の例
Fly UP