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NetScaler VPX 簡易稼働検証ガイド

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NetScaler VPX 簡易稼働検証ガイド
NetScaler VPX 簡易稼働検証ガイド
2009年12月21日
Ver1.01
Disclaimer
当資料の画面イメージはXenServer 5.5, XenCenter5.5,NetScaler VPX
9.1.9Xを使用しております。新しいバージョンが出た時は画面が変わる場
合もございます。予めご了承下さい。
この資料は、評価環境を作成するにあたり検証作業をスムーズに実施す
ることを目的とした資料です。
また、本資料は弊社の正式な技術サポート文書ではありません。そのため
この文書の記述に関して、直接弊社技術部門が問い合わせをお受けする
ことは出来ません。あくまでも、補助的な資料という位置づけであることを
予めご理解ください。
本書に記載されている事柄が予告なく変更される場合があります。
目次
1.Web環境を仮想化する際の課題
2.NetScalerの基本知識
3.NetScaler VPX Express Editionライセンスファイルの入手
4.NetScaler VPX Setup Wizardを使用した設定方法
5.NetScaler VPX バージョンアップの手順
6.設定情報の入手方法
7.評価版、製品版へのアップグレードの方法
8.参考資料 - 画面イメージ
Web環境を仮想化する際の課題
Webサーバを仮想環境で使用するメリットと課題
仮想環境のメリット
・OSのイメージをファイルにて管理・操作が可能 → 複製にて稼働環境を動的に追加可能
10秒
OS Image-1
10秒
OS Image-1´
OS Image-1´´
例)WebサーバのOSイメージを作成
CentOS5.2 32-bitをベースに apache, Tomcat, Perlの
実行環境を導入・設定済み
XenServerの機能を利用し、作成したOSイメージをテン
プレートに登録
Webサーバが必要な時に複製
(8GB のOSイメージを10秒程度で複製可能)
課題
・仮想化されていない周辺機器とのDeploymentにかかる時間のギャップ
→ 仮想環境で動的にWebサーバを追加(10秒)可能だがLoad Balancerの追加は時間(Over 2 Weeks?)が必要
事前に機器を手配・ストックしておく?
→ 明確に使用する予定のない機器を先行して手配・準備するにはコストとリスクが伴う
→ 投資直後の効果が見込めない資産となるものに投資するのか?
→ 実際に使われる頃には最新の機器がより安価に入手可能
Webサーバを仮想環境で使用する課題と対応策
課題
・仮想化されていない周辺機器とのDeploymentにかかる時間のギャップ
→ 仮想環境で動的にWebサーバを追加(10秒)可能だがLoad Balancerの追加(Over 2 Weeks?)は時間が必要
事前に機器を手配・ストックしておく?
→ 明確に使用する予定のない機器を先行して手配・準備するにはコストとリスクが伴う
→ 投資直後の効果が見込めない資産となるものに投資するのか?
→ 実際に使われる頃には最新の機器がより安価に入手可能
Load Balancerを仮想化する
Webサーバと同様に10秒でDeploymentを完了させる
Load Balancerの仮想アプライアンスモデルを発表
(以下、発表内容の一部を抜粋)
2009年6月発表
「Citrix® NetScaler® MPX」のソフトウェアベースの仮想アプライアンス「Citrix® NetScaler® VPX」を発表し
ました。NetScalerは世界最大のWebサイトやクラウドプロバイダを含む数千の企業で導入実績のあるWeb
アプリケーションの最適化やセキュリティを実現するデリバリーインフラ製品です。75%のインターネットユー
ザーが、日々NetScaler経由でインターネットを利用しています。これまでNetScalerは大規模またはミッショ
ンクリティカルなWebアプリケーション向けの専用アプライアンスとして専門知識を持った管理者により導入さ
れてきましたが、今回発表するNetScaler VPXにより、仮想化された一般的なサーバー上で柔軟かつ簡単
に導入できるようになりました。これにより、エンタープライズユーザーからクラウドサービスプロバイダまでの
幅広い顧客層で、仮想化されたNetScalerをダイナミックかつオンデマンドに利用することが可能になります。
また、NetScaler VPXは仮想化技術の上に実装することで、単にWebアプリケーションリソースの最適化だけ
でなくデータセンターにおける柔軟かつ迅速なサービス展開という新しい価値も提供します。
NetScaler VPXの主な特徴は次の通りです。
「クラウドバランシング」機能によるグローバルな拡張性
NetScaler VPX特有の形態により、物理インフラの制約に左右されることなく、アプリケーションの拡張に対し
て柔軟かつ迅速に対応できます。これまで、急増するアプリケーションへのニーズに対応するための新機能
をオンラインで提供するには、物理ネットワークインフラの完全な複製や、過負荷処理を行う必要がありまし
た。NetScaler VPXにより、顧客は「仮想化専用」機器を災害復旧への活用や、突発的なトラフィックの増大
への対応が可能になります。待機中の仮想NetScalerを外部のクラウド環境に移行することで、臨機応変に
真の「クラウドバランシング」シナリオを実現します。物理インフラに依存せずに全体的なコストを削減し、
NetScaler VPXを既存アプリケーションの導入プロセスに統合できます。
柔軟かつ低価格なマルチテナント
NetScaler VPXは完全に独立した単一の物理サーバー上で複数のNetScalerを同時に稼動し、さまざまな
サービスプロバイダ環境でWebアプリケーションをデリバリーします。これにより、どのような企業でもマルチ
テナントサービスを容易に提供でき、特殊な仕様の高価なネットワーク機器への投資は発生しません。各テ
ナントのニーズの変化に応じて、NetScaler VPNに機能を容易に追加し、さらに高性能なハードウェアに移行
することも可能です。
物理アプライアンス vs 仮想アプライアンス
Load Balancer(アプライアンスモデル)
NetScaler VPX
機器の手配 → 納品まで最短で約2週間?
ラックのスペース・ネットワークポート・電源確保
テンプレートから複製 → 10秒程度
納品後(基本的に設置場所にて作業)
ラックへの設置、ケーブル結線
最新パッチの適用
ライセンスの適用 ※メーカー、機種により必要
IPアドレスの設定
Load Balancingの設定
その他、設定
H/W(リソース)
を追加
パーツが増える
→ 障害発生率が上がる
複製後(リモートにて作業)
最新パッチの適用
評価版ライセンスの適用(90日間有効)
IPアドレスの設定
Load Balancingの設定
その他、設定
XenServerの
リソースを活用
並行してライセンスをオーダー
→ ライセンスが納品され次第、VPXへ適用
ハングアップ、アクセス不能時
設置場所(データセンター)にて電源オン・オフ、切り分け
作業が必要
ハングアップ、アクセス不能時
リモートよりXenCenterにて強制シャットダウン、再起動。
切り分け作業不要(再度テンプレートから複製)
トラフィックが上がり、より高い処理能力が必要となった時
機器の入替※メーカー、機種によります
トラフィックが上がり、より高い処理能力が必要となった時
上位のライセンスを購入・適用
NetScalerの基本知識
NetScalerのご紹介
Webアプリケーションに最適な環境、最大で5倍の高速化を実現
Citrix® NetScaler®は、Webアプリケーションアクセス性能の最適化、L4-7のトラフィックマネージメント、アプリケーションファ
イヤーオールなどの機能によりWebサーバーの負荷オフロードや可用性、セキュリティの向上を実現するWebアプリケーショ
ンデリバリーアプライアンスです。Webアプリケーションの運用管理コストを削減すると同時に最適なユーザーの利用環境を
提供します。NetScalerのnCore テクノロジーが実現するマルチコアプロセッサー上での並列処理が5倍の処理性能と高い
拡張性を提供します。
Citrix® NetScaler® VPXは、Webアプリケーションロードバランスと最適化、セキュリティ、サーバー負荷のオフロードなど
NetScalerが提供するすべての機能をシンプルで簡単なインストールを実現する仮想アプライアンスとして提供します。
NetScaler VPXは多くの企業IT部門において、業界標準の"Server-on-demand-anywhere"の環境を構築することを可能に
します。
NetScaler VPXは、クラウドデータセンターや単一のサーバー上で、ハイエンドなネットワークデバイスが提供するような機能
を簡単かつ動的に構築することを実現します。NetScaler VPXは、データセンターを最適化するため、アプリケーションごと単
独で使用される場合ともしくはNetScalerアプライアンスと連携して使用され、費用対効果の高い最適化機能をすべてのアプ
リケーションへ提供します。
ユーザー事例:NetScalerによるmixi広告配信システムの統合
株式会社ミクシィ 様
NetScaler MPX 15000により、月間159億PVを超えるmixi利用者向け
広告配信システムで余裕の運用を実現
• 課題
– 2006年にNetScaler 12000をmixi広告配信システムに4台導入。期
待どおりのパフォーマンスを実現
– しかしPCからのアクセスが予想以上に増加、システム全体のスルー
プットが低下したため、広告配信システムの再構築を検討
– 他社製品と比較しスペックが非常に優れていたことを評価し、
NetScaler MPX 15000の採用を決定
• NetScaler MPX 15000 導入効果
– 4台のNetScaler 12000を2台のNetScaler MPX 15000に集約
– マルチコアに対応したnCoreカーネルの実装で、NetScaler 12000
で常時60%程度だったCPU利用率が、ピーク時でも12%程度に
– ハードウェア障害は初期トラブルを除いて一度も発生せず
– 統計情報履歴によるシステム状況の把握が可能
• 今後の予定
– データベースなどの冗長化に、仮想アプライアンスであるNetScaler
VPXの利用を検討
■システム構成情報
Citrix NetScaler MPX 15000 (2台)
NetScaler VPX 製品版のスペック - Platforms
NetScaler VPX platforms
VPX-1000
VPX-200
VPX-10
Performance
HTTP Throughput
1 Gbps
200 Mbps
10 Mbps
SSL encrypted throughput
1 Gbps
200 Mbps
10 Mbps
HTTP compression throughput
750 Mbps
200 Mbps
10 Mbps
Application firewall throughput
500 Mbps
200 Mbps
10 Mbps
Max concurrent TCP connections1
5 million
5 million
5 million
New SSL req/sec
500
500
500
Max concurrent SSL VPN users2
300
300
300
Minimum requirements per physical host3
XenServer 5 Update 3 (or later)
Hypervisor
VMWare ESX/ESXi 3.5 (or later)
Dual core server
4
Processor
Intel VTx or AMD-V
Memory4
2 GB
Hard drive
20 GB
Network interface
Hypervisor supported network interface card
Minimum requirements for additional NetScaler VPX VMs5
Dual core server
Processor
Intel VTx or AMD-V
Memory
1 GB
Hard drive
20 GB
プラットフォーム(パフォーマンス)とエディション(機能)の組み合わ
せでご使用いただけます。
プラットフォームには3種類が用意されています。
Express Edition(無料)のスペックはパフォーマンス(1Mbps)と機
能と期間(1年毎にライセンスを入れ替える)に制限があります。
評価版はプラットフォームがVPX-1000、エディションはPlatinumで
90日間試用いただけます。
最新の情報は弊社Webサイト(USサイトを含む)をご覧ください。
1. Requires 4GB RAM. Max TCP connections with 1GB RAM is 1.2 million.
2. Using 3DES. Max concurrent users using RC4 is 1,000.
3. Minimum requirements to run the hypervisor and a single NetScaler VPX VM.
4. Recommend minumum of 1 core/1GB RAM for hypervisor and 1 core/1GB RAM
5. Minimum incremental requirements for each additional NetScaler VPX VM.
https://www.citrix.com/English/ps2/products/feature.asp?contentID=1689968
NetScaler VPX 製品版の機能 - Edition
プラットフォーム(パ
フォーマンス)とエディ
ション(機能)の組み合わ
せでご使用いただけます。
エディションには3種類の
選択肢があります。必要
となる機能を選択いただ
きます。
最新の情報は弊社Web
サイト(USサイトを含む)
をご覧ください。
https://www.citrix.com/English/ps2/products/feature.asp?contentID=1689968
NetScalerで使用されるIPアドレスの種類
(以下、NS-GettingStarted-Guide-JA.pdfより一部抜粋)
NetScaler 所有IP アドレスについて
プロキシとして機能するため、NetScaler はさまざまなIP アドレスを使用
します。主なNetScaler 所有IP アドレスは、次のとおりです。
• マップされたIP アドレス(MIP)。MIPはサーバー側の接続に使用され
ます。NetScaler のIP アドレスではありません。ほとんどの場合、
NetScaler はパケットを受信すると、ソースIP アドレスをMIPに置き換え
てから、パケットをサーバーに送信します。サーバーがクライアントから
抽象化されている場合、NetScaler はより効率的に接続を管理します。
• 仮想サーバーIP アドレス(VIP)。VIP はサーバーに関連付けられたIP
アドレスであり、 クライアントが接続するパブリックIP アドレスです。広範
なトラフィックを管理するNetScaler では、多くのVIP を設定している場合
があります。
• NetScaler IP アドレス(NSIP)。NSIP は、NetScaler 自体に対する一
般的なシステムアクセスや管理アクセス用のIP アドレスです。
• サブネットIP アドレス(SNIP)。NetScaler が複数のサブネットに接続さ
れている場合、これらのサブネットへのアクセスを提供するMIPとして、
SNIP を使用するように設定できます。
今回の設定内容を以下とします。
対象製品:NetScaler VPX Express Etition
NSIP: 10.128.27.134
MIP:10.128.27.135
VIP: 10.128.27.133
●負荷分散の対象するWebサーバ
Webサーバ1号機
web01: 10.128.27.130
Webサーバ2号機
web02: 10.128.27.131
Webサーバ3号機
web03: 10.128.27.132
2台以上のWebサーバをRound Robinで設
定することをベースとして記載します。
細かな設定等の記載は省略しています。詳
細はドキュメント等を確認ください。
NetScaler VPX Express Editionライセンスファイルの入手
VPXのインポートと起動
VPXのバイナリをMyCitrixから
入手し、インポートします。
起動するとVPXの管理インター
フェース(NSIP)のネットワーク
の設定になります。
XenCenterのコンソール画面か
らIPアドレス、サブネットマスク、
デフォルトゲートウェイを入力し
「4」を入力する。
VPXが再起動します。
事前作業 - ライセンスファイル作成に必要な情報 XC編
XenCenterにてVPXが稼働
している仮想マシンを選択肢
ネットワークのタブにてデバ
イス0のMACアドレスを確認
する。
後行程で出てくるライセンス
ファイル作成時に「:」を除い
た形での入力が求められま
す。
例)
12:34:56:78:90:ab
↓
1234567890ab
事前作業 - ライセンスファイル作成に必要な情報 SSH編
VPX(NSIP)にSSHでログイン
ID、Password※1を入力後、以下の通りに入力
> shell
root@ns# lmutil lmhostid -ether
12桁の16進数の文字列が出力されます。
ライセンスファイル作成時に必要となりますので
必要に応じてノートにひかえておきます。
※1 デフォルトのIDとパスワードは nsroot です。
注意:VPXのバイナリは最新のものをご使用ください。
この方法では9.1 Build 99.8以上を使用ください。
MyCitrixへログイン
Citrixのトップページか
ら右上のLog inをク
リックしMyCitrixのログ
イン画面を表示させま
す。
MyCitrixへログイン
MyCitrixのIDと
Passwordを入力します。
アカウントをお持ちでな
い場合は新規ユーザー
をクリックして、必要情
報を入力ください。(アカ
ウント作成には10分も
かかりません。)
MyCitrixログイン後の操作
MyCitrixへログイン後は画面上段の
Downloads から Citrix NetScaler を選択
し Virtual Appliance を選択
下段に現れた NetScaler VPX Express
をクリックする。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 1
ライセンスファイルを入手
する場合は、画面を下段
へスクロールさせて「Get
License 」をクリックする。
VPXのバイナリを入
手するにはここをク
リックする。
「Valid for one year」に注
意する(ライセンスは1年
毎に入れる必要あり)。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 2
ライセンスのシリアル番号、発行先、発行日が出力されます。
そのままシリアル番号のリンクをクリックし、先に進みます。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 3
下段に表示されている注意事項を読み、
そのうえでライセンスコードを確認の上、
続行をクリックする。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 4
必要事項を入力し、
「Continue」をクリック
して進む。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 5
内容を確認の上、正し
ければ送信をクリック
する。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 6
必要事項を全て入力
し、Submitをクリック
する。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 7
ライセンスを割り当て
る画面に進みます。
内容を確認の上、「次
のページへ」をクリック
する。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 8
割り当てるライセンス
を選択する。
最初に確認した12桁
の16進数のコードをホ
スト名の箇所に入力し、
「割り当て」ボタンをク
リックする。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 9
MACアドレスが正しく入
力されていることを確認
する。
NetScaler VPX ライセンスファイル作成 - 10
「ライセンスファイルの
ダウンロード」をクリック
しファイルを保存する。
TIPS:日付と
MACアドレスを
ファイル名に入
れておけば後で
管理が容易にな
ります。
NetScaler VPX Setup Wizardを使用した設定方法
管理画面へログイン(ブラウザ経由)
ブラウザからVPXのNSIPを指定して
開きます。
(JRE 1.4.x+ が必要です)
デフォルトのユーザー名、パスワード
は nsroot です。
管理画面へログイン(ブラウザ経由)
Javaが起動します。
アプレットの実行を許可します。
管理画面へログイン(ブラウザ経由)
最初にブラウザ経由でアクセスした時
に自動でSetup Wizardが起動します。
Setup Wizardの手動での起動
Setup Wizardを手動で起
動させる場合は管理画面
より
Configuration → System
の画面から下段のSetup
Wizardをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -1
Nextをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -2
ホスト名を入力し、MIPもし
くはSIPを入力する。
今回はMIPを入力する。
Nextをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -3
Nextをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -4
内容を確認してFinishをク
リックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -5
画面中段以下のManage
Licensesをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -6
Addをクリックしライセンス
ファイルを指定し、Selectを
クリックする。
OKをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -7
画面中段以下のConfigure
Time Zoneをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -8
時間の設定をプルダウン
からTokyoへ設定し、OKを
クリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -9
画面中央のChange
Admin Passwordをクリッ
クする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -10
パスワードを入力しOKをクリックする。
Setup Wizardを使用した設定手順 -11
Setup WizardのExitをク
リックする。
再起動の確認が表示され
る。「はい」をクリックし再起
動する。
管理画面に再度ログイン
VPXが再起動後、再度ブラ
ウザよりアクセスし、ログイ
ンする。
Load Balancing機能を有効化
ライセンスファイルの適用
に成功すると画面に「Load
Balancing」が表示さます。
上段のメニューより Configuration
をクリックし画面を表示する。左側
の画面のLoad Balancingを右ク
リックしてポップアップメニューを表
示させ、「Enable Load Balancing
feature」をクリックする。
Load Balancing Wizardの起動
画面の上段メニューより
Configuration → Load Balancing を
クリックする。
Load Balancing Wizardをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
Wizardが起動します。内容を確認しNextをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
負荷分散する対象のWebサーバの情報を入力する。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
Addボタンをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
続けて2台目のWebサーバの情報を入力する。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
Addボタンをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
続けて3台目の情報を入力しAddボタンをクリックする。(Web03サーバは起動
させていません:State の表示が DOWN となっています)
必要台数分の入力が終わったらNextをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
Virtual Serverの設定を実施しま
す。
Nameに管理する際の名称を入
力し、IPアドレスを入力します。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
LBのメソッドを選択します。
今回はRound Robinを選択する。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
対象とするWebサーバを選択する。選択してAddをクリッ
クする。Configured Servicesに対象サーバが入ってい
ることを確認し、Nextをクリックする。
Load Balancing Wizard - 画面の説明
ユーザーはこのIPをブラウ
ザで指定しアクセスします。
ロードバランスの手法。
ロードバランスの対象とな
るサーバ。
ロードバランスする比率、
この場合、均等に負荷分散
します。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
サマリーが表示され内容を確認しFinishをクリック。
設定が成功した表示を確認してExitをクリックする。
Load Balancing Wizardを使用した設定手順
画面の上段にあるRefreshをクリックする
と下段のConfiguration Summaryがアッ
プデートされます。
稼働確認
ブラウザで稼働確認をします。
VIPをURLに指定し、再読み込みを実施。それぞれのサーバで
配置していたコンテンツに表示が変わることを確認する。他、
Webサーバ(Linux)にSSHでログインし、Webサーバのログ
ファイルを表示させ、ログを確認しながらアクセスする。
# tail -f /etc/httpd/logs/access_log
Webサーバのサービスを停止させた上で、再読み込みを実施
し、画面が表示されることを確認する。
設定情報の保存
設定を保存する。
Saveをクリックし、はい
をクリックする。
NetScaler VPX バージョンアップの手順
NetScaler バージョンアップの方法 - バイナリの入手
NS9.1: Build 97.3.clから2009年12月1日
現在の最新バージョン(NS9.1: Build
99.8.cl)へのアップグレードの手順になりま
す。
バイナリの入手
ライセンスファイルを入手する最初の手順と
同様にMyCitrixへログインし、VPXのダウ
ンロードを開きます。
一番下段にある、Build(tgz形式)をクリック
してダウンロードします。
Upgrade Wizardの起動
Webの管理画面上段に現
在のバージョンが確認で
きます。
Configuration → System
から下段のUpgrade
Wizardをクリックします。
Upgrade Wizardのオペレーション -1
Upgrade Wizardが表示されます。Nextをクリッ
クし、ダウンロードしたアップグレード用のファイ
ルパスを入力します。
Upgrade Wizardのオペレーション -2
1.ファイルの
パスを確認し
Nextをクリック
する。
3.ドキュメン
トファイルが
ある場所を
指定する。
ここでは入
力なしとする。
その場合、ド
キュメントが
なくなります。
2.ライセンス
ファイルに変
更がなければ
Nextをクリック
する。
4.内容を確
認し必要に
応じてチェッ
クボックスを
オンにする。
今回は2つと
もオンにする。
Upgrade Wizardのオペレーション -3
サマリーが表示されます。Finishをクリックすると
アップデート作業が開始されます。
テスト環境では10分程度で再起動となりました。
管理画面に再アクセス
再起動後、管理画面にアクセスするとJava
の実行許可が表示されます。実行をクリッ
クして、表示させます。
画面上段のバージョンの表記を確認します。
適用したものに変わっていることを確認す
る。
今回は設定した後に
Upgradeしましたが、設
定情報はそのまま引き継
がれていることを確認しま
した。
設定情報の入手方法
製品に付随するドキュメントを参照
ブラウザにてVPXの管理
画面にログインし上段メ
ニューより
Documentation
をクリックする。
製品についてのドキュメン
トがダウンロード、表示が
可能です。
(最新版は弊社のWebサ
イトにてご確認ください)
Support.citrix.com より製品情報を入手
ブラウザにて以下のURL
を開く。
http://support.citrix.com/
左側のProductsから
NetScaler Application
Delivery を開き、その下
部に表示された中で
NetScaler VPX 9.1 を選
択する。
ドキュメント類の検索
言語の選択で
Japanese
を選ぶ
ドキュメント - 日本語版
日本語の情報が参照でき
ます。
(本日現在、英語での情
報が多い)
Knowledge Centerでキーワード検索
キーワードを入力して検索しま
す。Advanced Searchをクリッ
クして日本語のみでの検索も可
能です。
Knowledge Centerでキーワード検索
検索結果の1つです。
http://support.citrix.com/article/ctx122370
※このKBは必読です
Citrix Forum: NetScaler VPX
● Forum: NetScaler VPX
http://forums.citrix.com/forum.jspa?forumID=834
(Postする際にはMyCitrixのIDとパスワードが必要です)
その他、有効な情報源
●XenApp を NetScaler 経由で iphone に配信する方法
Deliver any application to Citrix Receiver for iPhone, securely through the Access Gateway Enterprise Edition - AGEE.
http://community.citrix.com/display/ocb/2009/11/22/ICA+Proxy+for+iPhone
●XenDesktop をHAを構築する際のReference Architecture
High Availability for Desktop Virtualization - Reference Architecture
http://support.citrix.com/article/ctx123244
●XenDesktop を冗長構成にて構築する際のImplementation Guide
High Availability for Desktop Virtualization - Implementation Guide
http://support.citrix.com/article/ctx123245
評価版、製品版へのアップグレードの方法
FAQ
製品版、評価版、Express Editionで使われるバイナリは同じです。
ライセンスキーによって必要なパフォーマンス、機能がご使用になれます。
Express Editionから、いつでもから評価版のライセンスキーを入手・適用いただければ、製品版の性能・機能評価を実施いただくことが
可能です。
質問1)Express Editionを評価したが、パフォーマンスのテストをするにあたって弊害が出る。
(Express Editionのトラフィックの制限は1Mbpsのため)
評価版を使いたいが、入れなおすのが手間だ。
回答1)評価版のライセンスファイルをダウンロードの上、適用していただくことでフルスペックのパフォーマンスと機能を検証・評価して
いただくことが可能です。
質問2)評価の結果、製品版を使いたい、サポートを受けたい。どうしたらいいのか?
回答2)弊社パートナー様を通じてライセンス・サポートの見積依頼、ご購入をいただけます。シトリックスのサイトにてご確認いただくか、
メールにてお問い合わせください([email protected])。ライセンスファイルを入れ替えるだけで必要とされるパフォーマンスおよび
機能をお使いいただけるようになります。(ライセンスファイルの入れ替えにはVPXの再起動が必要となります。また最新バージョンのバ
イナリをダウンロードの上、お使いください。)
NetScaler VPX 製品版のスペック - Platforms
NetScaler VPX platforms
VPX-1000
VPX-200
VPX-10
Performance
HTTP Throughput
1 Gbps
200 Mbps
10 Mbps
SSL encrypted throughput
1 Gbps
200 Mbps
10 Mbps
HTTP compression throughput
750 Mbps
200 Mbps
10 Mbps
Application firewall throughput
500 Mbps
200 Mbps
10 Mbps
Max concurrent TCP connections1
5 million
5 million
5 million
New SSL req/sec
500
500
500
Max concurrent SSL VPN users2
300
300
300
Minimum requirements per physical host3
XenServer 5 Update 3 (or later)
Hypervisor
VMWare ESX/ESXi 3.5 (or later)
Dual core server
4
Processor
Intel VTx or AMD-V
Memory4
2 GB
Hard drive
20 GB
Network interface
Hypervisor supported network interface card
Minimum requirements for additional NetScaler VPX VMs5
Dual core server
Processor
Intel VTx or AMD-V
Memory
1 GB
Hard drive
20 GB
プラットフォーム(パフォーマンス)とエディション(機能)の組み合わ
せでご使用いただけます。
プラットフォームには3種類が用意されています。
Express Edition(無料)のスペックはパフォーマンス(1Mbps)と機
能と期間(1年毎にライセンスを入れ替える)に制限があります。
評価版はプラットフォームがVPX-1000、エディションはPlatinumで
90日間試用いただけます。
最新の情報は弊社Webサイト(USサイトを含む)をご覧ください。
1. Requires 4GB RAM. Max TCP connections with 1GB RAM is 1.2 million.
2. Using 3DES. Max concurrent users using RC4 is 1,000.
3. Minimum requirements to run the hypervisor and a single NetScaler VPX VM.
4. Recommend minumum of 1 core/1GB RAM for hypervisor and 1 core/1GB RAM
5. Minimum incremental requirements for each additional NetScaler VPX VM.
https://www.citrix.com/English/ps2/products/feature.asp?contentID=1689968
NetScaler VPX 製品版の機能 - Edition
プラットフォーム(パ
フォーマンス)とエディ
ション(機能)の組み合わ
せでご使用いただけます。
エディションには3種類の
選択肢があります。必要
となる機能を選択いただ
きます。
最新の情報は弊社Web
サイト(USサイトを含む)
をご覧ください。
https://www.citrix.com/English/ps2/products/feature.asp?contentID=1689968
Express Editionから評価版へのアップグレード手順
Express Editionから評価版への変更手順を記載します。
当資料の流れとしてExpress Edition → 評価版となっておりますが、評価版から、もしくは製品版からお使いいただく
ことも当然可能です。
また評価版から製品版に変更していただく手順も同様です(ライセンスを入手する先が異なります ※1)。
下記、評価版への変更する手順の大枠となります。
1.評価版のライセンスファイルを入手する。
2.入手したライセンスファイルをAddし、他のライセンスファイルをRemoveする。
3.VPXを再起動する。
4.使える機能を表示し、変更されたことを確認する
※1 詳細な手順は以下のURLにてご確認いただけます。
●NetScaler VPX Licensing Guide
http://support.citrix.com/article/CTX122426
評価版ライセンスの入手 ー MyCitrixへログイン
Citrixのトップページか
ら右上のLog inをク
リックしMyCitrixのログ
イン画面を表示させま
す。
評価版ライセンスの入手 ー MyCitrixへログイン
MyCitrixのIDと
Passwordを入力します。
アカウントをお持ちでな
い場合は新規ユーザー
をクリックして、必要情
報を入力ください。(アカ
ウント作成には10分も
かかりません。)
評価版ライセンスの入手 ー MyCitrixログイン後の操作
MyCitrixへログイン後は画面上段の
Downloads から Citrix NetScaler を選択
し Virtual Appliance を選択
下段に現れた NetScaler VPX Platinum
Evaluation をクリックする。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 1
ライセンスファイルを入手
する場合は、画面を下段
へスクロールさせて「Get
License 」をクリックする。
「Valid for 90 days」に注
意する。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 2
ライセンスのシリアル番号、発行先、発行日が出力されます。
そのままシリアル番号のリンクをクリックし、先に進みます。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 3
下段に表示されている注意事項を読み、
そのうえでライセンスコードを確認の上、
続行をクリックする。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 4
必要事項を入力し、
「Continue」をクリック
して進む。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 5
内容を確認の上、正し
ければ送信をクリック
する。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 6
必要事項を全て入力し、
Submitをクリックする。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 7
ライセンスを割り当て
る画面に進みます。
内容を確認の上、「次
のページへ」をクリック
する。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 8
割り当てるライセンスを選択する。
Express Editionの手順と同様に
MACアドレス(12桁の16進数のコー
ド)をホスト名の箇所に入力し、「割り
当て」ボタンをクリックする。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 9
MACアドレスが正しく入力されて
いることを確認する。
評価版ライセンスの入手 ー ライセンスファイル作成 - 10
「ライセンスファイルの
ダウンロード」をクリック
しファイルを保存する。
TIPS:日付とMAC
アドレスをファイル
名に入れておけば
後で管理が楽です。
ライセンスファイルの入替 - Manage Licenses の起動
これからの作業は評価ライセンスだけ
ではなく製品版のライセンスへ入れ替
える際にも同様の手順となります。
VPXの管理画面にブラウザよりログイ
ン後、画面上段のメニューより
Configuration → System →
Licenses → 下段に現れる Manage
Licences をクリックし、ポップアップを
起動する。
ライセンスファイルの入替 - Manage Licenses
ポップアップ画面のAddボタンをクリックし、変更するライセンスファイルを選択しSelectをクリックする。
ライセンスファイルの入替 - Manage Licenses
消去するライセンスファイルを選択し、Removeをクリックし、確認のポップアップ画面の「はい」をクリックする。
その後、OKボタンをクリックする。
ライセンスファイルの入替 - Manage Licenses
再起動の確認が表示され「はい」をクリックすると再起動する。
ライセンスファイル適用後の確認
VPXが再起動後、再度ブラウザにて管理
画面にアクセスし、画面上段メニューより
Configuration → System → Licenses を
選択する。
使用可能となった機能にYESと表示され
ていることを確認する。
機能を使う際にはLoad Balancing機能を
有効にした時と同様に、左側の画面の機
能名称を右クリックし、Enableをクリックす
る(必要な機能のみEnableにする)。
もしくは
Configuration → Setting → 画面中央の
Change basic features、Change
advanced features を表示させ使う機能
のみを選択する。
ライセンスファイルの適用後の画面変化 ー まとめ
ライセンスファイル適用前
Express Editionライセンス
ファイル適用後
評価版ライセンス
ファイル適用後
上記はブラウザの管理画面の上段メニューよりConfigurationをクリックした際に画面左側に出るイメージをキャ
プチャーしたものです。
参考資料 ー 画面イメージ
画面イメージ - Monitoring
画面イメージ - Configuration
画面イメージ - Reporting
画面イメージ - Dashboard
画面イメージ - Documentation
画面イメージ - Downloads
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