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財団法人日本郵趣協会事業報告書

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財団法人日本郵趣協会事業報告書
財団法人日本郵趣協会事業報告書
(2010年4月1日~2011年3月31日)
【事業活動の総括】
フィラテリーは心に豊かな潤いを与え、誰もが楽しめる高度に文化的で、地球環境に優しい、かけがえの
ない趣味である。このフィラテリーを一層広範囲に普及し、その文化水準を高め、社会に貢献することを基
本理念として、2010年度は
①わが国で5度目の国際切手展となる<日本国際切手展2011>(2011年7月28日から8月2日まで、パシフィ
コ横浜・展示ホールで開催)の成功に向けて、主催者の一員として全力を注ぐ。
②日本郵政グループと密接な連携のもと、<日本国際切手展2011>をはじめ、あらゆる機会に切手収集、手
紙文化の普及・振興を図る。
③収集家各自が収集の質の向上を目指し、その成果を出版物などに取り入れ情報の共有化を図る。
④協会の基盤をさらに強固で永続性あるものにするため、公益財団法人化への移行作業を進める。
⑤『新日本カタログ』発行から50年を迎えるのを機会に、今後の『日本切手専門カタログ』の利便性の向
上を検討する。
の5項目を重点目標に掲げて、11人の理事はそれぞれ担当を持ち、常に意見交換を行い、相互の意思疎通を
図りながら活動に取り組み、着実に成果を挙げた。
中でも、<日本国際切手展2011>成功に向けての活動ではロンドン、バンコクでの「ジャパンデー」成功に
尽力、主催3団体の一員として諸準備を担った。同展のプレイベントとして〈楽しい切手展〉、<サマーペッ
クス’10>の二つを横浜市で開催し、横浜市民への周知を図った。また、2011年度からの公益財団法人移行を
申請し、2月に認定を受けることができた。これは私たち日本郵趣協会が日本の郵趣界の中枢に位置している
こと、フィラテリーが単に切手収集という趣味の枠を越えて広く文化振興に寄与するために公益活動として
認められたことを明確に示しており、私たち日本郵趣協会の今後の活動に大きな励みとなるものである。
▽<スタンプショウ’10>、<サマーペックス’10>、<JAPEX’10>の3大切手展は、さらに内容を充実させて開
催出来た。特に<JAPEX’10>は<日本国際切手展2011>出品資格を得る最後の機会でもあり、例年以上に見ご
たえあるものになった。▽<全日本切手展2010>は、審査員や事務局体制を含めて寄与できた。▽138人の参
加を得て函館での全国会員大会を成功裡に終わらせた。▽『日専 戦前編』
、<JAPEX’10>記念出版『航空と
郵便』
、郵趣モノグラフ『ブラジル郵便史』
『
「デグロン君カバー」研究史』などを刊行、出版事業を充実させ
た-ことも記録にとどめておきたい。その一方、今後『日本切手専門カタログ』の在り方、
『日本郵便印ハン
ドブック』改訂版をどうするか具体的な作業は新年度に持ち越した。
収集家の高齢化が進み、新しく会員になるより、亡くなられたり、収集を止める人の数が多く、会員数減
少に歯止めが掛けられないことも事実である。このためホームページをリニューアル、
「切手オリエンテーシ
ョン」を開催するなど、新しい収集家開拓・育成に取り組んだ。会員には「一人が一人の仲間を増やす」こ
とを、かつてこの趣味に取り組んでいた人たちには「カムバックフィラテリー」を呼びかけることを地道に
継続させることと合わせて、今後ともフィラテリーの普及に努める決意でいる。
3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う津波、原発などの被害は、私たちの収集仲間にも大きな影
響を与えた。これに対して3月12日開催の理事会、評議員会では「被害を受けた方々にお見舞い申し上げる
とともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り致します」との緊急声明を発表、積極的に支援に取り組
むことを誓った。
1.普及啓発事業
(1)
「全国ミニ切手展」キャンペーンおよび展示用ビニールパネルの製作
開催数:960カ所、展示用ビニールパネル(6リーフ用および9リーフ用)の製作、頒布。
(2)複合イベント「新春切手のつどい」
会期:2011年1月8日(土)、会場:切手の博物館、新春1リーフコンテストを開催。
(3)テーマ別の「切手のつどい」
①春の切手のつどい
会期:4月23日(金)~25日(日)、会場:東京都立産業貿易センター・台東館、参加者数:8グループ70名。
②秋の切手のつどい
会期:11月12日(金)~14日(日)、会場:池袋サンシャインシティ文化会館、参加者数:9グループ87名。
(4)地方本部主催の「切手のつどい」
①岡山切手の集い’10
会期:5月23日(日)、会場:岡山国際交流センター、参加者数:54名、主催:中国・四国地方本部。
②第37回九州郵趣家の集い佐賀大会’10
会期:6月19日(土)~20日(日)、会場:ホテルグランデはがくれ、参加者数:70名、主催:九州沖縄地
方本部。
③筑後地方切手のつどい’10
会期:7月25日(日)、会場:小郡市生涯学習センター、参加者数:70名、主催:九州・沖縄地方本部、
小郡支部。
④第8回広島<切手のフリーマーケット>
会期:10月24日(日)、会場:KKRホテル広島、参加者数:80名、主催:中国・四国地方本部、広島鯉
城支部。
⑤やまぐち切手の集い’10
会期:10月31日(日)、会場:JA防府とくぢ農協会館、参加者数:60名、主催:中国・四国地方本部、
周南支部。
⑥東九州切手のつどい・べっぷ’10
会期:11月27日(土)~28日(日)、会場:別府「つるみ荘」
、参加者数:33名、主催:九州・沖縄地方本部、
別府支部。
⑦切手のつどいin広島’11
会期:2011年2月13日(日)、会場:KKRホテル広島、参加者数:120名、主催:中国・四国地方本部。
⑧北九州切手のつどい’11
会期:2011年2月20日(日)、会場:AIMビル、参加者数:80名、主催:九州・沖縄地方本部、北九州支
部。
(5)全国規模、地方本部主催および全国各地の展覧会において、収集相談コーナーの設置など、普及活
動を行った。
(6)ホームページのリニューアルおよびメールマガジンの発行(月2回発行)
「切手パビリオン」から「切手の世界にようこそ 財団法人日本郵趣協会」へ名称変更し、新規コンテン
ツとして「今月の切手」
、
「切手の楽しみ方」を掲載するなど内容の充実に努めた。
(7)
「切手オリエンテーション」の開講
2010年4月~2011年2月の間、切手の博物館及び、<スタンプショウ’10>、<サマーペックス’10>、
<JAPEX’10>のそれぞれの切手展会場で開催。初級クラス、中級クラスを設けて延べ8回開講、延べ
70名が参加。
(8)
「切手と遊ぶ女性友の会」および女性向け会報『How are 郵』への支援
隔月開催(6回)、参加者数:延べ64名、
『How are 郵』
:4回発行。
(9)切手の博物館主催の「体験!切手はり絵」および「切手バザール」との連携
2.展覧会事業
(1)全国規模の展覧会
①第34回世界切手まつり<スタンプショウ’10>
「お菓子な切手たち」をメインテーマに、(株)不二家とのタイアップにより開催。
会期:4月23日(金)~25日(日)、会場:東京都立産業貿易センター・台東館、入場者数:約9,500名、後
援:郵便事業(株)、特別協賛:(株)不二家、協賛:(株)伊藤園、(株)神戸凮月堂、(株)鼓月、(株)虎
屋、(株)日本郵趣出版、(株)間瀬、(株)村岡総本舗。
企画展示:
「世界のお菓子切手」
、
「絵葉書の愉しみ展 PART3」
、<第11回オープン切手展>:25作品66
フレーム(前年度30作品76フレーム)、<第11回トピカル切手展>:24作品66フレーム(同29作品67フレ
ーム)、<第7回切手と遊ぶ作品展>:18作品(同18作品)
、ブース出店:27店36ブース(同38店51ブー
ス)
。
②第60回<全日本切手展2010>
同展を後援するとともに、作品募集、審査などコア業務の運営にあたり、同時開催の<スタンプショ
ウ’10>と連携し、入場者抽選チケットとの共同配布、両会場を結ぶシャトルバスの運行などを実施。
会期:4月23日(金)~25日(日)、会場:逓信総合博物館(ていぱーく)、入場者数:約5,300名、主催:郵
便事業(株)、後援:(財)日本郵趣協会、(財)日本郵趣連合、協力:(財)切手の博物館、逓信総合博物
館、大日本印刷(株)、凸版印刷(株)、文化ファッション大学院大学、北越紀州製紙(株)、郵便局(株)。
③第38回夏休み切手まつり<サマーペックス’10>
<日本国際切手展2011>1年前イベントとして位置づけ、特に横浜市民への周知強化をはかることを目
的として開催。
会期:8月21日(土)~22日(日)、会場:横浜産貿ホール・マリネリア、入場者数:約4,000名、後援:
郵便事業(株)、横浜市、横浜市教育委員会、フィンランド郵政、tvk、神奈川新聞社、(財)横浜観光コ
ンベンション・ビューロー、協賛:リソー教育グループ、教育出版(株)、神田外語キッズクラブ、(株)
ブリティッシュヒルズ、(株)鼓月、(株)伊藤園。
企画展示:
「世界の昆虫」
、
「YOKOHAMA!」
、
「おうちで日本美術館‐切手と絵葉書の世界」
、第38回
全国ユース切手展:35作品36フレーム(前年度35作品35フレーム)
、フリースタイル1フレーム展:
41作品(同35作品)、ブース出店:8店8ブース(同14店18.5ブース)
。
④第45回全国切手展<JAPEX’10>
「世界が楽しむ、それが切手の世界」をスローガンに、<日本国際切手展2011>への出品資格を得る最
後の競争切手展の位置づけとして開催。
会期:11月12日(金)~14日(日)、会場:池袋会場=池袋サンシャインシティ文化会館、目白会場=切
手の博物館、後援:郵便事業(株)、駐日ポーランド共和国大使館、(財)日本航空協会、協賛:(株)日本
郵趣出版、(株)郵趣サービス社、(株)彩流社、アーバンベンディックスネットワーク(株)、(株)ジャパ
ンビバレッジ、(株)鼓月、協力:(株)日本航空(JAL)。
企画出品「日本の航空100年記念 航空切手展」
、
「切手発行150年記念 ポーランド切手展」
、
「切手で楽
しむ文学展」
、
「読書の楽しみ展」
、招待出品「<LONDON2010>凱旋展」
、競争出品:112作品340フレ
ーム(前年度108作品331フレーム)
、ブース出店:28店37ブース(同35店44.5ブース)。
(2)地方本部主催の展覧会
①楽しい切手展
会期:5月3日(月・祝)、会場:かながわ県民センター、入場者数:300名、主催:関東地方本部、横浜港
北支部、横浜第一支部、横浜旭支部、相模原支部、湘南支部、後援:郵便事業(株)南関東支社、神奈
川新聞社。
②<スタンプショウ周南’10>
会期:5月15日(土)~16日(日)、会場:スターピアくだまつ、入場者数:100名、主催:中国・四国地方
本部、周南支部。
③第27回<スタンプショウ=ヒロシマ’10>
会期:6月5日(土)~6月6日(日)、会場:広島県立産業会館、入場者数:800名、主催:中国・四国地方本
部、<スタンプショウ=ヒロシマ>組織委員会、後援:広島市、広島市教育委員会、郵便事業(株)中国
支社、NHK広島放送局、中国新聞社、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広
島エフエム放送。
④第12回<大阪切手まつり’10>
会期:7月19日(月・祝)、会場:味覚糖UHA館、入場者数:350名、主催:関西地方本部、後援:郵便事
業(株)近畿支社。
⑤第28回京都夏休み子供切手まつり
会期:8月13日(金)~15日(日)、会場:メルパルク京都、入場者数:160名、主催:関西地方本部、京都
支部。
⑥第11回<彩PEX2010>&第16回川越ふれあい切手展
会期:8月12日(木)~16日(月)、会場:丸広百貨店川越店、入場者数:900名、主催:関東地方本部、川
越支部、後援:郵便事業(株)川越支店、川越市教育委員会、埼玉県郵趣連合、埼玉新聞社。
⑦第15回切手のおまつり<スタンプショウこうち’10>
会期:9月25(土)~26(日)、会場:イオンモール高知専門店街イオンホール、入場者数:800名、主催:
中国・四国地方本部、<スタンプショウ=こうち>実行委員会、後援:郵便事業(株)高知支店、NHK高
知放送局、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、高知新聞社。
⑧第9回<中部スタンプショウ’10in長岡>
会期:10月2日(土)~13日(日)、会場:パストラル長岡、入場者数:170名、主催:中部地方本部、長岡
支部。
⑨第13回<スタンプショウかごしま2010>
会期:10月2日(土)~3日(日)、会場:KKR鹿児島敬天閣、入場者数:250名、主催:九州・沖縄地方本
部、鹿児島支部、後援:郵便局(株)九州支社、南日本新聞社。
⑩第21回<スタンプショウはかた2010>&第28回全九州ジュニア切手展
会期:10月16日(土)~10月17日(日)、会場:博多パークホテル、主催:九州・沖縄地方本部、福岡支部、
後援:郵便事業(株)九州支社、福岡市教育委員会、NHK福岡放送局、RKB毎日放送、九州朝日放送、
FBS福岡放送局、TVQ九州放送、テレビ西日本、読売新聞社、西日本新聞社、毎日新聞社。
⑪第24回<関西スタンプショウ’11>
会期:2011年3月5日(土)~6日(日)、会場:大阪マーチャンダイズ・マートビル、入場者数:900名、主
催:関西地方本部、後援:郵便事業(株)近畿支社、関西郵趣連盟。
(3)特定分野およびテーマ別の展覧会(ミニペックス)
①中華集郵会日本支部設立記念郵票展
会期:4月3日(土)~4日(日)、入場者数:120名、主催:中華集郵会日本支部
②部会創立30周年記念2010イギリス切手部会切手展
会期:4月17日(土)~18日(日)、入場者数:330名、主催:イギリス切手部会
③関東郵趣サロン-楽しい切手展
会期:5月7日(金)~9日(日)、入場者数:190名、主催:関東郵趣サロングループ
④絵画切手部会展’10
会期:5月14日(金)~16日(日)、入場者数:320名、主催:絵画切手部会
⑤第25回昆虫切手展
会期:6月11日(金)~13日(日)、入場者数:250名、主催:昆虫切手部会
⑥登録審査員による切手展’ 10
会期:6月19日(土)~20日(日)、入場者数:140名、主催:エキスパート委員会
⑦朝鮮戦争勃発60年切手展
会期:6月25日(金)~27日(日)、入場者数:270名、主催:コーリア切手部会
⑧america’10
会期:7月7日(水)~11日(日)、入場者数:270名、主催:アメリカ切手部会
⑨第8回天野安治・魚木五夫郵趣展
会期:7月16日(金)~18日(日)、入場者数:180名、主催:天野安治氏・魚木五夫氏
⑩ドイツの葉書発行140年記念
会期:9月25日(土)~26日(日)、入場者数:180名、主催:ドイツ切手部会
⑪Railpex2010 鉄道切手展
会期:10月13日(水)~16日(土)、入場者数:300名、主催:鉄道切手部会
⑫第2回世界の植物切手展
会期:10月21日(木)~24日(日)、入場者数:300名、主催:植物切手部会
⑬第7回震災切手と震災郵趣展
会期:10月29日(金)~30日(土)、入場者数:50名、主催:震災郵趣研究グループ
⑭ショパン生誕200年記念 音楽切手展
会期:11月19日(金)~21日(日)、入場者数:360名、主催:音楽切手部会
⑮第6回中国郵票展
会期:2011年1月22日(土)~23日(日)、入場者数:240名、主催:福井和雄氏
⑯第2回“テーマティク出品者の会”切手展
会期:2011年1月28日(金)~30日(日)、入場者数:260名、主催:テーマティク出品者の会
⑰パソコン郵趣部会展’11
会期:2011年2月18日(金)~19日(土)、入場者数:220名、主催:パソコン郵趣部会
⑱菊田沢MINIPEX2011-手彫切手から戦後記念切手まで
会期:2011年2月25日(金)~27日(日)、入場者数:210名、主催:菊・田沢切手部会
⑲第3回聴覚障害者切手クラブ切手展
会期:2011年3月18日(金)~20日(日)、入場者数:120名、主催:聴覚障害者切手クラブ
⑳第2回世界の郵趣展
会期:2011年3月25日(金)~27日(日)、入場者数:140名、主催:クラシックフィラテリー研究会
(4)全国各地での展覧会
切手趣味週間、文化の日など好機をとらえ、当協会の支部、郵趣家グループを中心に全国100カ所以
上で小規模切手展を開催するとともに、郵趣品の流通促進に努めた。
(5)展覧会の寄付金、広報
①展覧会寄付金の募集
・<サマーペックス>運営基金:252,470円
・<JAPEX’10>基金:4,066,495円
<日本国際切手展2011>寄附金については、2011年度公益財団法人日本郵趣協会の事業として実施。
②展覧会の広報強化
<スタンプショウ’10>、<サマーペックス’10>、<JAPEX’10>のプレスリリースを新聞、テレビ、雑誌な
どのメディア媒体に積極的に行い、ホームページなどを活用し広報を強化。
(6)展示フレーム
展示フレーム(16リーフ用)の購入は見送り、展示作業用のパネル支棒、専用ドライバーの補修、追加
制作。
3.出版事業
(1)定期刊行物
①切手を楽しむ雑誌『郵趣(YUSHU)
』 月刊・12回発行
②インターネット版『世界新切手ニューズ』月刊・12回発行
③情報速報紙『郵趣ウィークリー』(インターネット版含む) 週刊・50回発行
④郵趣専門誌『郵趣研究(The Philatelic Studies)
』 隔月刊・6回発行
(2)切手カタログ
①『さくら日本切手カタログ2011』
(4月20日刊行)
②『日本切手専門カタログ 戦前編2011-12』
(10月25日刊行)
③『JPS外国切手カタログ アメリカ切手2010-11』
(7月4日刊行)
④『JPS外国切手カタログ 新中国切手2011』
(12月25日刊行)
(3)郵趣書籍
①<JAPEX’10>記念出版『航空と郵便』
(2011年3月31日刊行)
②『<JAPEX’10>ブルテン2』
(2011年1月31日刊行)
③郵趣モノグラフ18『ブラジル郵便史』
(5月31日刊行)
④郵趣モノグラフ19『デグロン君カバー研究史』
(11月3日刊行)
④『続・小判切手の至宝 UPU小判』
(6月30日刊行)
⑤『風景スタンプ集2008-10』
(2011年3月15日刊行)
(4)刊行準備作業
①2011年度以降の『日本切手専門カタログ』
②『日本郵便印ハンドブック』改訂版
4.水準高度化事業
(1)
「<JAPEX’10>特別規則・Q&A」の発行
(2)<JAPEX>出品に向けた「出品コンサルティング」の実施
<登録審査員による切手展’10>会場、全国会員大会(函館市)において実施。
(3)
「登録審査員による切手展’10」の開催
会期:6月19日(土)~20日(日)、会場:切手の博物館、入場者数:140名、主催:エキスパート委員会
(4)<JAPEX’10>における「審査員と出品者との対話」の実施
<JAPEX’10>会場[11月14日(日)]において、延べ32名の出品者と対話を実施。
(5)<JAPEX>出品作品および審査結果のデータベース化
(6)登録審査員による研究勉強会
8月22日(日)、登録審査員全体会議において、国際切手展<LONDON2010>及び第25回アジア国際切
手展<BANGKOK2010>の出品作品の傾向、審査実務に関する報告会を実施。
5.学術研究事業
(1)国際切手展の視察、調査研究
①5月8日(土)~16日(日)、イギリス・ロンドンで開催された国際切手展<LONDON 2010>を視察し、
「郵
趣」7月号にレポートを掲載。
②8月4日(水)~12日(木)、タイ・バンコクで開催された第25回アジア国際切手展<BANGKOK2010>を
視察し、
「郵趣」10月号にレポートを掲載。
③10月1日(金)~10日(日)、ポルトガル・リスボンで開催された国際切手展<Portugal 2010>を視察し、
「郵趣」12月号にレポートを掲載。
④2011年2月12日(水)~18日(木)、インド・ニューデリーで開催された国際切手展<INDIPEX2011>を視
察し、
「郵趣」2011年4月号にレポートを掲載。
(2)
『郵趣研究』(隔月・年6回刊行)における研究発表
(3)
「郵趣モノグラフ」および「郵趣研究ブックレット」における研究発表
①郵趣モノグラフ18『ブラジル郵便史』
(5月31日刊行)
②郵趣モノグラフ19『デグロン君カバー研究史』
(11月3日刊行)
「郵趣研究ブックレット」の刊行は、次年度以降に予定。
(4)研究成果をもとに講演会の開催
①第34回世界切手まつり<スタンプショウ’10>おいて、
「絵画切手収集の楽しみ」(江村清氏) の講演会
を開催。
②第28回全国会員大会(函館)において「北海道の郵便印」(長野行洋氏)、
「世界の名品・珍品切手」(魚木
五夫氏)、
「北海道・太平洋岸の郵便路線開設」(寺尾昌徳氏)の各講演会を開催。
③第45回全国切手展<JAPEX’10>において、
「マカオ紀行 世界遺産と歴史の街」(内藤陽介氏)、
「デグロ
ン君カバー研究史」(松本純一氏)の各講演会を開催。
(5)偽造品・変造品のデータベース化
学術研究および偽造品利用防止のため、第45回全国切手展<JAPEX’10>において疑わしいマテリア
ル・データを収集。
6.国際文化交流事業
(1)海外の郵趣組織、郵趣家との学術文化交流および資料交換
(2) 海外の切手展への積極的な出品、展覧会を通した国際文化交流
①5月1日(土)~10月31日(日)、中国・上海において開催された<2010上海万博国際博覧会>における日本産
業館「未来郵便局」に協力。
②5月8日(土)~15日(土)、イギリス・ロンドンにおいて開催された国際切手展<LONDON2010>の文献部
門に、
「日本切手専門カタログ戦前編、戦後編、日本関連地域編」(大金銀賞)、
「日本郵便印ハンドブ
ック2008」(金銀賞)、
「MANCHURIA 満洲・東北」(銀賞)を出品。
③8月4日(水)~12日(木)、タイ・バンコクで開催された第25回アジア国際切手展<BANGKOK2010>の日
本コミッショナーを玉木淳一副理事長が務めるとともに、
文献部門に
「日本切手専門カタログ戦前編、
戦後編、日本関連地域編」(大金銀賞)、
「軍事郵便」(金銀賞)を出品。
④11月8日(月)、フィンランド大使館において開催された、日本とフィンランドの切手共同発行のレセプ
ションにフィンランド切手を展示協力。
⑤11月12日(金)~14日(日)、<JAPEX’10>において駐日ポーランド共和国大使館の後援を得て、
「切手発
行150年記念 ポーランド切手展」を開催。
7.国際切手展事業
(1)<日本国際切手展2011>(略称:PHILANIPPON’11)
会期:2011年7月28日(木)~8月2日(火)、会場:パシフィコ横浜/展示ホールAB
①運営委員会を4回開催。福井和雄理事長が運営委員会議長代理、落合宙一専務理事が運営委員会委員、
松本純一会長がゼネラル・コミッショナー、稲葉良一理事、山田廉一評議員が日本のナショナル・コミ
ッショナーに就任。
②郵便事業(株)、(財)日本郵趣連合、(株)日本郵趣出版、(株)電通とともに事務局定例会を51回開催し、
コア企画運営(競争作品の募集、セレクト、オフィシャルクラス、コートオブオナーなど)の実務を
推進。
③<LONDON2010>期間中の5月9日(日)、ロンドンのアンダス・リヴァプール・ストリート・ホテルに
て、主催団体の一員として「LONDON2010 ジャパンデー」を開催。
④<BANGKOK2010>期間中の8月11日(水)、バンコクのジュシタニ・バンコクにて、主催団体の一員と
して「BANGKOK2010 ジャパンデー」を開催。
⑤<INDIPEX2011>期間中の2011年2月17日(木)、ニューデリーのタジ・パレスにて、主催団体の一員と
してパルマレスでFIPフラッグ引継ぎ式を実施。
⑥<日本国際切手展2011>の1年前イベントとして位置づけ、8月21日(土)~22日(日)、会場:横浜産貿ホ
ール・マリネリアにて、第38回夏休み切手まつり<サマーペックス’10>を開催。
(2)日本郵政ブースの運営
①国際切手展<LONDON2010>
会期:5月8日(土)~15日(土)、会場:イギリス・ロンドン「ビジネスデザインセンター」
郵便事業(株)より日本郵便ブース運営を請け負い、記念押印サービス、日本切手販売と<日本国際切手
展2011>の周知・広報を実施。
②第25回アジア国際切手展<BANGKOK2010>
会期:8月4日(水)~12日(木)、会場:タイ・バンコク「シリキット王妃国立会議場」
郵便事業(株)より日本郵便ブース運営を請け負い、記念押印サービス、日本切手販売と<日本国際切手
展2011>の周知・広報を実施。
③国際切手展<PORTUGAL2010>
会期:10月1日(金)~10日(日)、会場:ポルトガル・リスボン「リスボン国際見本市会場」
郵便事業(株)より日本郵便ブース運営を請け負い、記念押印サービス、日本切手販売と<日本国際切手
展2011>の周知・広報を実施した。
8.流通促進事業
(1)公開フロア・セール<JPSオークション>の開催
合計落札高7,570万円。
①第468回 開催日:4月24日(土) 、会場:東京都立産業貿易センター・台東館
②第469回 開催日:7月3日(土)、会場:切手の博物館
③第470回 開催日:9月4日(土) 、会場:切手の博物館
④第471回 開催日:11月13日(土) 、会場:池袋サンシャインシティ文化会館
⑤第472回 開催日:2011年1月8日(土) 、会場:切手の博物館
⑥第473回 開催日:2011年3月5日(土) 、会場:切手の博物館
(2)競売カタログ『JPSオークション』の発行およびホームページ運営
隔月・6回のカタログ(No.468~No.473)を発行するとともに、ホームページにスタート値一覧表、
落札結果一覧表などを公開。
(3)郵趣品即売会の実施
<スタンプショウ’10>、<JAPEX’10>で実施、合計売上高82万円。
(4)郵趣品処分に関する相談(コンサルティング)の実施
電話相談延べ113件、面談相談延べ12件、合計延べ125回件。
9.顕彰事業
(1)第31回中島健蔵・水原明窗記念賞
土屋理義氏に授与し、表彰式及び受賞記念切手展・講演会は2011年4月9日(土)~10日(日)にて実施。
(2)第30回郵趣活動賞
岩井孝司、小島義昌、登坂宏、山下明良の4氏に授与、表彰式は第28回全国会員大会にて実施。
(3)第30回郵趣文献賞
香宗我部秀雄氏「土佐の村送り切手」
、内藤陽介氏「解説・戦後記念切手シリーズ」に授与、表彰式は
第28回全国会員大会にて実施。
(4)第27回小倉謙賞
榎沢祐一氏「都市の公共交通-発展の背景と役割-」に授与、表彰式は<JAPEX’10>会場にて実施。
(5)第25回住野正顕賞
立川賢一氏「Airmails carried by Graf Zeppelin」に授与、表彰式は<JAPEX’10>会場にて実施。
(6)第24回優良支部表彰
盛岡、湘南、金沢、高松の4支部に授与、表彰式は第28回全国会員大会にて表彰。
(7)第15回優良部会表彰
植物切手部会に授与、表彰式は第28回全国会員大会にて表彰。
(8)
「全国ミニ切手展」開催表彰
多数開催表彰:個人78名、28支部、
『郵趣』9月号に表彰者掲載。
(9)立川憲吉記念事業
①立川憲吉追悼集「沖縄とともに」(10月13日刊行)
②立川憲吉追悼コレクション展
会期:10月9日(土)~10月10日(日)、会場:切手の博物館、入場者数:150名。
③立川憲吉さんを偲ぶ会
10月9日(土)、新宿・
「天厨菜館」で開催、参加者数:35名。
10.会員・支援者事業
(1)会員情報管理システムを整備して、名簿管理業務の効率化を進めた。
(2)会員の維持・拡大
①お試し入会キャンペーン、
「カムバックフィラテリー」入会促進ダイレクトメール
新入会内訳:
「さくら日本切手カタログ」43名、ホームページ26名、本人請求57名、その他3名、合計
129名。
②「一人が一人の仲間を増やす」会員紹介キャンペーン、会員拡大功労者の表彰
切手収集の普及、育成及び会員誘致策として「切手オリエンテーション」を定期的に開催。
③会費自動引き落としの利用拡大の呼びかけを実施。
④『正会員会報』月刊・12回発行
(3)会員大会
①第28回全国会員大会&北海道地区会員大会’10in函館
会期:9月25日(土)~9月26日(日)、会場:函館国際ホテル(函館市)、参加者数:138名(前年度153名)、
主催:本部、北海道・東北地方本部、函館支部、後援:函館市、郵便事業(株)函館支店、郵便局(株)函館
中央郵便局。
②東北地区会員大会’10in秋田
会期:6月5日(土)~6月6日(日)、会場:秋田パークホテル(秋田市)、参加者数:80名、主催:北海道・東
北地方本部、秋田支部。
③第26回関東会員大会
会期:5月30日(日)、会場:三鷹産業プラザ(三鷹市)、参加者数:105名、主催:関東地方本部、三鷹支
部。
④関西地区会員交流会
会期:7月19日(月・祝)、会場:味覚糖UHA館(大阪市)、参加者数:350名、主催:関西地方本部。
(4)新春交歓会
①東京・新春交歓会
会期:2011年1月15日(土)、会場:ホテルメッツ目白、参加者数63名。
②大阪・新春交歓会
会期:2011年1月8日(土)、会場:東天紅・天満橋OMMビル店、参加者数45名。
(5)全国規模の展覧会における「部会・例会紹介ラウンジ」をはじめ部会・例会などへの活動支援
<スタンプショウ’10>において13グループの紹介ラウンジ、<JAPEX’10>において15グループの紹介ラ
ウンジを開設。
(6)郵趣資料の収集・整理
(7)財政安定化にむけた一般寄付金の募集
(8)コミュニティ通貨「フィラ」の普及拡大と流通促進
発行数:2,478枚、流通数:2,296枚(総発行数14,561枚)、流通率15.7%
11.情報公開
事業計画書、収支予算書、事業報告書、決算報告書および理事会、評議員会の議事録などの閲覧を整え
るとともに、ホームページを通じて一般に情報公開した。
12.公益財団法人への移行
2011年度からの公益財団法人移行を目指し、2010年11月2日(火)に内閣府公益認定等委員会に申請、2011
年2月16日(水)に移行認定の答申、3月22日(火)に移行認定の公示を経て、2011年4月1日(金)に公益財団法
人登記を行った。
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