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平成22年3月9日・10日

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平成22年3月9日・10日
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
小柳勇人議員
1 公共施設の整備方針
(1) 現在の公共施設の種類と数について、ま
たその数が適正なのか
市長
老朽化の問題を抱えているもの、市民ニーズが大きく変化する中で設置意義が薄れているも
の、利用者数が減尐しているもの、民間事業者の活力を利用した方が効率化と利便性の向上
が期待できるものなどが見受けられることから、施設の統廃合や民間への移譲、指定管理者
制度の導入など、施設のあり方の見直しを行ってきた。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
1 公共施設の整備方針
(2) 今後の公共施設の整備方針について
①総合振興計画ではどのような施設を整
備するのか
市長
「自然と共生するまちづくり」では、公共下水道整備やバイオマスエネルギーの利活用の整
備などを、「活力あるまちづくり」では、北陸新幹線新駅周辺整備や市役所の新庁舎建設な
どを、「安全・安心のまちづくり」では、小中学校の耐震化整備や学校給食センターの建
設、公民館の建設、市民病院の外来診療棟や図書館、消防庁舎などの施設整備を行う。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
1 公共施設の整備方針
②現有施設との機能分担、統廃合を含め
たグランドデザインについてどのように
考えているか
市長
施設の状況や将来にわたる施設需要の動向を見据え、施設に応じて、統合や廃止、これに
よって必要性が薄れた施設の他用途への転用や民間への移譲を図るほか、機能の拡充を図る
など、総合振興計画に基づいて施設整備を着実に進めていく。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
1 公共施設の整備方針
(3) 遊休地、跡地の利活用方法について、ど
のように考えているのか
市長
他の目的の事業用地として活用できるものであれば活用し、市として利用は困難であるが、
地元の自治振興会等で利用できるものであれば、貸し付け又は譲渡をする。いずれの活用方
法もなければ、民間へ売却することとしている。また、これからの施設の建設にあたって
は、跡地の利活用を含めて検討する。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
2 黒部ブランドの販売
促進について
(1) 黒部ブランドの認定について(認定方
法)
産業経済部長
「黒部ブランド認定審査会」を開催し、「黒部らしさ」や「黒部産の原材料使用、または、
黒部で加工製造された産品」の基準にあてはまるものを認定している制度である。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
2 黒部ブランドの販売
促進について
(2) 現在のPR活動、販売支援について
産業経済部長
黒部を代表するおみやげ品として県内外の観光案内所や物産館に備えつけられるほか、観光
協会のホームページで紹介されたり、黒部ブランドマークを商品の包装に表示できるなどの
メリットがある。観光協会では、黒部ブランドの「のぼり旗」や「大型タペストリー」を作
成し、都内での出向宣伝やアンテナショップでのフェアなどの各種イベントでPRブースを
設けるなど認知度の向上に努めている。
一般質問(個人)
小柳勇人議員
2 黒部ブランドの販売
促進について
(3) ブランド力の強化(方針・方法)につい
て
市長
今後「6次産業化」の視点がより重要になってくる。「宇奈月ビール」としてブランド化事
例などは、まさに「6次産業化」の成功事例といえる。今後、こういった「農商工連携」に
よる地域おこしが、市内全域でますます広がっていくことを期待し、願う。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
1 黒部市の新しいまち
づくり構想について
(1) 新庁舎のイメージとコンセプトをどのよ
うに考えているのか
市長
主な建設地選定の理由として提案理由において3点にわたり申し上げたが、それらの長所が
本当にそのとおり活かすことができるのか、そのことを最大限に重視し、取り組みを進めな
ければならない。市民の皆様が利用しやすく、親しみのある庁舎であることはもとより、本
市ならではの景観形成や近年特に注目されている環境対策にも十分配慮していく。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
1 黒部市の新しいまち
づくり構想について
(2) 市民病院の新外来診療棟の玄関口をどの
ように考えているのか
市長
病院利用者がアクセスしやすい病院であることはもちろん、過去から将来に渡って黒部市民
の生活の営みと賑わいの主軸である県道六天天神新線の役割を大切にしながら、電車やバス
などの公共交通利用者に配慮した玄関配置等を考えていく。
1
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
1 黒部市の新しいまち
づくり構想について
(3) 市歌制定への理念及び制定までの方法・
日程は
市長
黒部市のまちづくりのテーマとなっている「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち 黒
部」にふさわしく、黒部の情景が思い浮かび誰もが共感できる歌詞、自然に口ずさめ、親し
みの湧くメロディとなるよう、更には市民憲章と同様に市民の一体感の醸成に繋がるものに
したいと考えている。歌詞については公募し、作曲者については実績のあるプロの作曲家等
に依頼したい。秋頃までに歌詞を選考し、来年3月を目途に制定、23年度において発表、普
及に努める。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
2 就職活動(雇用)支
援と中小零細企業の
支援策について
(1) 黒部市合同企業説明会での具体的な成果
と今後の課題は
市長
昨年比1.7倍にあたる85名もの方が参加され、市内に事務所等をもつ12事業所が説明にあたっ
た。より多くの方に参加していただくために、学生の参加しやすい時期や場所を選定し、県
内外の大学への案内や、市広報、ホームページ、ハローワーク等で広く参加を呼びかける必
要がある。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
2 就職活動(雇用)支
援と中小零細企業の
支援策について
(2) 重点分野雇用創造事業の具体的な推進策
をどのように考えているのか
市長
6事業11人の新規雇用を予定しており、主なものとして、企業立地専門員を設置する事業、
市が民間企業に委託して実施する「中小企業等中堅社員育成事業」などを予定している。市
としては、これら重点分野雇用創造事業をはじめ、ふるさと雇用や緊急雇用創出事業などに
より、年間延べ68名の雇用を創出したい。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
2 就職活動(雇用)支
援と中小零細企業の
支援策について
(3) 中小企業円滑化法に対するPRと取り組
みをどう考えているのか
市長
年度末は資金繰りの需要が増加する時期でもあり、国や県、商工会議所や商工会などと協力
し、広報や会報誌、ホームページへの掲載など積極的にPRに努め、制度の周知を図ってい
く。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
3 老朽化する社会資本
の維持管理及び対応
策について
(1) 道路橋の長寿命化対策をどのように推進
するのか
副市長
橋長15m以上の28橋について、計画策定のために必要となる点検作業を平成22年度から国の
支援を受け実施する。その後、長寿命化計画の策定及びこれに基づく道路橋の維持修繕を実
施したい。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
3 老朽化する社会資本
の維持管理及び対応
策について
(2) 水道管の更新計画をどのように考えてい
るのか
副市長
平成15年度から平成26年度までの12ヶ年で石綿セメント管の更新を行う「ライフライン機能
強化事業」を実施中で、平成21年度末の見込みでその進捗率は63.7%となっている。この
他、布設年度が古いものや漏水の多いところから、優先的に管路の更新整備に取り組んでき
た。今後も、事業の優先度や耐震化・長寿命化等を十分考慮した、計画的かつ確実な更新整
備を図っていきたい。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
3 老朽化する社会資本
の維持管理及び対応
策について
(3) 消雪装置の修繕計画をどのように考えて
いるのか
副市長
市内には20年以上経過した散水管・送水管は約40数キロメートル、消雪水源も50ヶ所ほどあ
る。今後、ポンプや操作盤など消雪水源の設備については、巡視・点検や修繕の状況から老
朽化を判断し、計画的な更新を検討する。散水管等については、対象となる延長が長いこと
から、まずは巡視・点検による維持修繕を適切に実施し、施設の長寿命化に努めたい。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
4 自然エネルギーの利
活用の推進について
(1) 公共施設への太陽光発電設置に向けて計
画はあるのか
産業経済部長
現在、環境教育の観点から市内4小学校(田家、中央、三日市、宇奈月小学校)での設置を
推進している。また、下水道バイオマスエネルギー利活用施設にも設置する。今後とも公共
施設の新設や改修時に合わせて、設置の可能性を検討していきたい。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
4 自然エネルギーの利
活用の推進について
(2) 小水力発電システム導入の詳細ビジョン
をどう評価しているのか
産業経済部長
昨今の地球環境において、CO2削減、地球温暖化対策は極めて重要な課題であり、それらの
地域レベルでの抑制に向けて、市民・事業者・行政が一体となって取り組んでいかなければ
ならない。詳細ビジョンの中では、小水力発電3か所、マイクロ発電1か所の候補地につい
て、それぞれ地域の特性などを活かしたものとなっており、今後は、条件が整えば実施段階
で役立てたい。
2
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
4 自然エネルギーの利
活用の推進について
(3) 関西電力新黒薙第2発電所(小水力発
電)にどう支援を行うのか
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
5 教育の諸課題につい
て
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
答弁者
答弁要旨
産業経済部長
地球環境問題への関心が高まる中、低炭素社会実現に貢献しようとするこの発電所計画は大
変評価できるものであり、これに同意するとともにできる限りの協力をしたい。
(1) 学校カウンセラーの実情と体制の強化を
どう考えているのか
教育長
現在市内4中学校すべてと3小学校にスクールカウンセラーを配置し、不登校や問題行動、
進路、人間関係等について相談を受け、児童生徒や保護者のケアにあたっている。次年度は
スクールソーシャルワーカーが1名、更に小学校のスクールカウンセラーの配置を1校増や
すことを県に要望し、体制の強化に努めていきたい。
5 教育の諸課題につい
て
(2) 「語り継ぎたい黒部人」の反響と郷土
(自然、歴史、文化)についての教育を
更に推進すべきでは
教育長
「語り継ぎたい黒部人(くろべびと)」については、各小学校へ郷土を知る副読本として配布
している。また、昨年の4月より「広報くろべ」で毎月1人を取り上げてその業績などを紹
介している。問い合わせも数多くあり、関心の高さを感じている。郷土教育の推進について
は、小学3・4年生を対象に副読本「わたしたちの黒部市」を作成し、小中学校において
も、総合的な学習に郷土を知るというテーマを盛り込んでいる。また、14歳の挑戦も郷土教
育の一環として位置づけられるものと考えている。
一般質問(個人)
辻 靖雄議員
5 教育の諸課題につい
て
(3) 佐野源左衛門、椎名道三、ムルデルの功 教育部長 黒部の言い伝え、伝承を文化として取り入れ、歴史的人物の偉業と功績を知り、後世に伝え
績をどうとらえているのか
ていくことが現代に生きる私たちの務めであり、今後とも郷土に誇りをもてるような「黒
部っ子」を育てる教育に取り入れていきたい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
1 図書館の建設と学校
図書の実態及び国民
読書年に伴う事業推
進について
(1) 小中学校の学校図書の実態と図書の重要
性をどのように考えているのか
教育長
蔵書数は、平成21年9月時点において、充足率の平均で小学校74%、中学校93%であった。平
成22年度学校図書購入費は、平成21年度予算より小中学校とも20万円増額を計上している。
読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かにするなど重要な役割
を担っている。学校では朝読書の時間を入れたり、学校アクションプランとして取り組んで
いる。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
1 図書館の建設と学校
図書の実態及び国民
読書年に伴う事業推
進について
(2) 県内の図書館と比較しての図書館(利用
者数、施設内容)の現状及び市民からの
図書館に対する要望内容は
教育長
県内10市の図書館においての平均数値4.71冊に比べ、黒部市立図書館の住民1人あたりの貸
出冊数は3.33冊、20年度の黒部市立図書館の入館者数は72,435人、貸出冊数は127,244冊と
なっている。黒部市立図書館は、昭和48年に床面積1,124㎡の独立館として開館しており、県
内10市の図書館の中では2番目に古い。平成20年7月から8月にかけて新図書館建設アンケー
トを実施し、過半数の皆さんからは「図書資料の充実」と「閲覧室が狭い」等という意見が
あった。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
(3) 図書館の建設に向けての位置・スケ
ジュールは
市長
平成22年度中に建設検討委員会を立ち上げ、基本構想を取りまとめ、黒部市総合振興計画に
基づき、段階的に進めていきたい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
1 図書館の建設と学校
図書の実態及び国民
読書年に伴う事業推
進について
2 全国学力テスト(抽
出方式)について
(1) 市内の抽出対象校数は
教育長
小学校では5校、中学校で1校。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
2 全国学力テスト(抽
出方式)について
(2) 抽出方法に変わることによる問題点とそ
の対応について
教育長
採点と集計の負担がかかるが、担当学年だけではなく、全教職員で行うなど工夫し、負担を
減らしたい。分析についても市教育センターや県の学力推進チームの協力を仰ぎたい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
2 全国学力テスト(抽
出方式)について
(3) 全廃した場合における影響は
教育長
来年度実施すれば、3年前の小学校6年生が中学校3年生になっており、どのような変容を
見せたか貴重な資料が得られることから、来年度は市内全小中校で参加することとした。
3
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
3 観光事業の戦略につ
いて
(1) 「にいかわ観光圏」の3市2町から長野
県「白馬村観光局」と連携する大きなね
らいは何か。また、今後の取り組みは
市長
「観光圏整備法」は2泊3日以上の滞在・周遊型の観光地づくりを目途としたものであり、
より広い範囲での広域観光・連泊型観光の推進を補助事業採択の条件としている等から、圏
域拡大も視野に入れつつ長野県白馬村等と連携事業の実現に向け、民間事業者を中心とした
話し合いが進められ、両地域の異なる魅力を組み合わせた相互補完型の事業が実施できれば
と考えている。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
3 観光事業の戦略につ
いて
(2) スポーツ交流や姉妹都市交流による誘客
事業の拡大について
市長
姉妹都市から50~100人規模の市民訪問団を受入し、観光誘客に繋げればとのご意見ですが、
姉妹都市締結記念周年に合わせた時期での実現に向けた検討、さらには、改めて本市の魅力
のPRを行うことが必要なのではと考える。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
3 観光事業の戦略につ
いて
(3) 市内の多くの場所で「魚」を活かした食
の観光対応について
市長
「黒部の魚」として認定された魚等、市内のどこで食べられるのか、また、購入できるかに
ついての周知が不徹底の状況であり、くろべ漁協及び生地魚市商業協同組合、市内飲食店、
宿泊施設並びに黒部・宇奈月温泉観光協会等と連携を図りながら、食の魅力により観光客を
もてなす体制整備とその普及に努めたい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
3 観光事業の戦略につ
いて
(4) 夢の橋、愛本刎橋復元に向けての調査と
今後の取り組みについて
市長
調査の手始めとして、刎橋の刎木の痕跡を調査するため、黒部川右岸の愛本橋橋詰の地下
レーダー探査を4月に計画している。今後、一定程度進めば、中間報告会やシンポジウムな
どを企画したい。また、先般「愛本刎橋復元・黒部ロープウエー構想庁内検討委員会」を設
立し、体制を整えた。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
3 観光事業の戦略につ
いて
(5) 「美肌の湯」つべつべ宇奈月温泉の
キャッチフレーズの活用について
市長
温泉の効能をPRすることは宇奈月温泉の新たな魅力を発信することに繋がると考えてお
り、「美肌の湯つべつべ宇奈月温泉」のキャッチフレーズの活用については、観光協会、旅
館組合を中心として県内外に積極的にPRしていく必要がある。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
4 新幹線新駅周辺整備
事業について
(1) 交流プラザと賑わいづくりについて
市長
交流プラザの賑わいづくりのアイデアや人を呼び込む施策については、議員をはじめ地元の
皆様、関係機関のご意見をいただきながら賑わいの場を創出していきたいと考えている。建
設にあたってはこれらの意見を踏まえて、機能、大きさ、構造を具体的に検討したい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
4 新幹線新駅周辺整備
事業について
(2) 栗寺踏切の格上整備について
市長
当該踏切は格上げが必要であり、遮断機、警報機の設置された第1種踏切として検討してい
かなければならないと考えている。そのためまずは、廃止可能な踏切の調査や廃止する踏切
の地域の皆様のご理解、ご協力をいただくための取り組みを進めたい。
一般質問(個人)
寺田仁嗣議員
4 新幹線新駅周辺整備
事業について
(3) 駅舎のデザインの要望について
市長
今年の9月頃には、黒部市の意見を取り入れた2~3のデザイン案が市に提示される。この
デザインの検討にあたっては、本市の要請に基づき、鉄道運輸機構、JR西日本、黒部市が協
議する場を設けて頂けると聞いている。駅舎の設計に対する地元の皆様のご意見について
は、この協議の場を通じて反映していけるよう努めたい。
4
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
谷口弘義議員
1 子どもの医療費無料
化を中学校3年生ま
で求める
(1) 子ども医療費助成として、黒部市が小学
校4年生から6年生までの通院費を無料
にするとどのくらいの負担となるのか。
また、中学校1年生から3年生までの
入・通院を無料にするとどのくらいの負
担となるのか
市長
試算では、小学校4年生から6年生までの年間の通院の医療費が約8千万円、そのうち市が
助成に要する費用としては、約2千4百万円になる。中学1年生から3年生までについて、
市の入・通院に対する助成額としては、最大で4千4百万円程度ではないかと考えている。
全額市の一般財源である。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
1 子どもの医療費無料
化を中学校3年生ま
で求める
(2) 現在小学校6年生までの入・通院を無料
にしている自治体、計画のある県内の自
治体はいくつでどこなのか。また、中学
校3年生までの入・通院を無料にしてい
る自治体、計画のある県内の自治体はい
くつで、どこなのか
市長
現在、小学校6年生までの入・通院を無料にしている自治体は5市町で、射水市、小矢部
市、南砺市、入善町、朝日町、新たに計画がある自治体は3町村で、上市町、立山町、舟橋
村である。中学校3年生までの入・通院を無料にしている自治体はないが、新たに計画のあ
る自治体は2市で、射水市、滑川市である。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
1 子どもの医療費無料
化を中学校3年生ま
で求める
(3) 中学校3年生までの医療費を無料化にす
べきと思うが、その考えは。また、平成
21年3月定例会では「現時点では中学生
に対する医療費の無料化は現在のところ
考えておらず、いましばらくはこのまま
でいきたい」と答弁されているが、とり
あえず小学校6年生までの通院費を無料
にする考えはないのか
市長
中学校3年生までの拡充については、多額の一般財源が必要と見込まれることから、今後の
検討課題と受けとめたい。小学校については、できれば来年度中に、通院の医療費助成対象
年齢について、現行の小学校3年生から小学校6年生まで拡充したいと考えている。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
2 児童、生徒の通学、
歩行者の安全につい
て
(1) 地鉄浦山駅の誘導員の配置に1,286千円
の予算が計上されているが、どのような
方法で行われるのか。また、保護者は夏
休み、冬休みの登校日や、プールに行く
ときも誘導員の配置を願っている。この
ことについてはどうか
市長
これまでの主体的な保護者の取組みや地域の安全パトロールの協力及び学校の取組みに加
え、補完的な役割を担うものとして誘導員を配置するもので、詳細は、富山地方鉄道も含め
関係者とよく相談しながら対応したい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
2 児童、生徒の通学、
歩行者の安全につい
て
(2) 中央小学校下、北野地内の通学路の安全
対策について。北野地内の市道植木金屋
線との交差点から北側約300メートルに
ついて昨年の3月定例会で通学路の安全
について改善を求めてきた。市長は「ま
ずは交差点の安全対策も念頭に置いた安
全な歩行空間の確保について、前向きに
検討していきたい」と答弁されていた
が、その後どうなっているのか
市長
秋頃から計画図を提示し、関係地権者と鋭意交渉を進めており、了承を得しだい事業着手に
努めたい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
2 児童、生徒の通学、
歩行者の安全につい
て
(3) 堀高町内の通学路となっっている丸田工
業資材置き場の水溜まりの道路改修につ
いて、昨年の3月定例会で対応を求めて
きたが、現在どんな状況なのか
市長
本年度末を工期として発注を終えている。
5
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
谷口弘義議員
2 児童、生徒の通学、
歩行者の安全につい
て
(4) 市道三日市堀切線の新堀高町内の道路幅
が狭く、車の風圧で生徒が用水に転落す
る事故が起きている。早急な対策が必要
と思うが
市長
当該路線の県道六天天神新線より山側については今年度より鋭意整備を進めている。海側の
水路への転落部分については今年度末までに対応を行う。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
2 児童、生徒の通学、
歩行者の安全につい
て
(5) 歩行者の安全を守ることから、高橋川に
架かる橋の拡幅について県に求めてきた
が、市は、市民の安全を守るため仮設歩
道橋を付けると聞いている。どのような
ものとなるのか。また、仮設歩道橋を付
けてもその前後の歩道部分が非常に狭
い。市の平成22年度の重点要望に県道六
天天神新線の歩道整備が組み込まれてい
るが、早期の実現を県に要望されたい
市長
現在、河川占用の協議を県と進めているところであり、仮設ということで、幅員2m程度の
簡易な構造のもので許可の見込みとなっている。許可後、用地買収等を進め、早期完成を目
指してまいりたい。今後の当該道路の歩道整備についても、引き続き市の重要要望路線とし
て、県に要望していく。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
3 公共交通の充実につ
いて
(1) 愛本地区での実験運行コースと、地鉄電
車駅との関わりはどうなるのか
市長
地鉄愛本駅までのルートを確保し、愛本駅から中心市街地へ、地鉄線の円滑な乗り継ぎがで
きるよう、ダイヤ、料金制度を含めた必要なネットワーク体制を整える必要がある。今後、
黒部市公共交通戦略推進協議会の中で、地域の皆様のご意見を伺いながら、市としての考え
をまとめたい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
3 公共交通の充実につ
いて
(2) 市の保有するスクールバス4台は、各
コースごとに決められた時刻表で運行さ
れている。このスクールバスに住民も混
乗出来るようにするとともに、コミュニ
ティバスとしても活用してはどうか
市長
公共交通の整備を進めるにあたってはスクールバス活用や、民間所有のジャンボタクシーな
ど既存ストックを有効に活用するといった視点が持続可能な公共交通システムを構築する上
で大変重要であり、「黒部市公共交通戦略推進協議会」の中で議論を進めたい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
3 公共交通の充実につ
いて
(3) 北陸新幹線開業後にJRから経営分離さ
れる並行在来線の運営は、今のサービス
を維持していくには大きな負担が必要と
言われている。国は、並行在来線はJR
が協力して国の十分な支援のもと、経営
するとの方針を出した。県はJRに対し
て資本参加も含めた支援を求めると言っ
ている。市は今後どう対応するのか
市長
引き続き、県や県内市町村と連携し、並行在来線の持続的な安定経営のための特別な支援措
置を講じていただけるよう、国やJRなどの関係機関に対して積極的に働きかけたい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
4 僧ヶ岳県立自然公園
(仮称)の指定につ
いて
(1) 僧ヶ岳県立自然公園に指定する取り組み
はどこまで進んでいるのか
市長
早ければ今春から各関係機関への全体調整に着手できる見込みであり、調整が項調に進め
ば、平成23年度中には指定できる見込みである。今後も、県及び国関係機関に事業の促進を
強く要請すると同時に、地元調整等、県に協力すべき点は全面的に協力し、1日でも早い県
立自然公園の指定を目指したい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
4 僧ヶ岳県立自然公園
(仮称)の指定につ
いて
(2) 県や中部森林管理局等に地元市長とし
て、事業促進を要請すべきではないのか
市長
6
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
谷口弘義議員
5 市民の健康増進と
パークゴルフ場の利
用について
(1) これまでの市内、市外の利用者は何名
か。また、年間券と一日券利用者の比率
はどうか
市長
平成21年度現在利用者総数は58,079人で、前年同時期より微増しており、うち市内利用者は
31,426人で54%、市外利用者は26,653人。年間券利用者が43,575人で75%、一日券等利用者
が14,504人で25%である。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
5 市民の健康増進と
パークゴルフ場の利
用について
(2) 市民に限り、年齢を考慮してパークゴル
フ場使用料を下げることはできないの
か。また、待ち時間が長いという不満を
聞くが、市民に対する何らかの対策を考
えてはどうか
市長
おおしまパークゴルフ場は交流人口増加、半定住人口の増加に資する施設であり、現時点で
市民に限ったサービスの導入は考えていないが、県内他施設の状況や利用者の比率等の推移
を見ながら検討してまいりたい。待ち時間対応については、できるだけスムーズな運営がで
きるよう取り組んでいきたい。
一般質問(個人)
谷口弘義議員
5 市民の健康増進と
パークゴルフ場の利
用について
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(3) パークゴルフ場のトイレが1カ所しかな
簡易トイレの設置により、合わせて3つのトイレがあることとなり、増設については、周辺
市長
く、男女共用である。また、川の水が増
施設全体としての管理の中で必要性を検討していく。なお、増水の原因は、片貝川河口に土
えると使用できない。適切な場所への移
砂が堆積したことによるものと思われるので、河川管理者と協議しながら対応したい。
設と、男性用・女性用トイレを設置して
欲しいという、この要望についてはどう
か
(1) 本市のいじめや不登校の実情はどうか。 教育部長 いじめについては、平成21年度19件認知されおり、15件が解消されている。未解決の4件
特に「中1ギャプ」との関係での影響は
は、継続指導中であり、近いうちに解消するものと考えている。不登校については、小学生
考えられるか
で計3名、中学生で計10名。保護者、スクールカウンセラー、専門機関等と連携を取り、サ
ポートに努めている。黒部市の1年生では「中1ギャップ」の影響は尐ない。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(2) 小学校低学年のこどもが席に着かず、教
室内を歩き回る、いわゆる学級崩壊が本
市ではどのような状況か。また、どのよ
うな原因が考えられるか
教育長
現在、本市では学級崩壊はない。35人学級導入、スタディーメイト配置事業等きめ細かな指
導によるものと考える。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(3) 教育環境の変化の一つに、一般に中学か
ら新たに始まる英語教育があげられる
が、本市で行ってきた「国際理解教育」
(英語特区)は「中1ギャップ」の解消
に効果はあるのか
教育長
本市の中学1年生は、入学時から抵抗なく英語科の授業を受けることができる。小学校からの
英会話科導入の効果と考える。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(4) 小中一貫あるいは小中連携の強化、さら
に幼保・小・中の連携が必要ではないか
教育長
必要性については全くの同感である。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(5) 教師は授業以外の事務の煩雑さ等で、多
忙感を持ちながら教育の現場にいては、
向き合う時間が尐ないのではないか。教
師がもっと向き合うためにはどうすれば
よいのか
教育長
根本的には、教職員の増員や教育予算の増額が必要であるが、当面は業務の合理化や分掌事
務の平準化が大切である。
7
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(6) 「生きる力」を育む教育プログラムとし
て「思春期のライフスキル教育・プログ
ラム」がある。この教育プログラムは
小・中の成長過程を通して生きる力を身
につけるシステム的な指導プログラムと
して、具体的で適切な内容だと思うが
教育長
現在、毎年数名の教員が研修を受けている。研修内容は、人間関係作りを中心としており、
集団作りに大変有効なプログラムだと認識している。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(7) 「思春期のライフスキル教育・プログラ
ム」を導入する計画はないか
教育長
ライフスキル教育プログラムの有効性は承知しているが、どの講習を受講するかは、教員の
経験や資質に応じて活用を図れればと考えている。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(8) 本市では、今日まで何か具体的に対策を
実施してきたのか、また、今後の対応は
対応はどうか
教育長
各校では、いじめ、不登校の発見には生活アンケートの実施や面接週間の設定など、アンテ
ナを高くして情報収集に努め、早期対応を心がけている。
一般質問(個人)
伊東景治議員
1 「生きる力」をはぐ
くむ教育について
(9) 富山科学オリンピックは、理数科教育に
とって有意義だと思うが、その狙い、内
容、計画及び進捗について
教育長
子どもたちの科学に対する関心を高めるとともに、科学的才能を見出して伸ばすことを目的
としている。内容、計画については、今後、とやま科学オリンピック調査検討委員会を立ち
上げ、鋭意進める予定である。
一般質問(個人)
伊東景治議員
2 食料問題とこれから
の農業について
(1) 米粉製造工場の進捗状況と雇用の見通し
などを含めた今後の計画はどのように
なっているか
産業経済部長
現在、工場内部の配線工事と機械調整の段階に来ており、年度内の完成及び4月からの稼働
を予定。今後の計画としては、秋までに精米設備及び精米設備と製粉ラインとの接続部分を
完成させ、22年産の米粉用米が出てくる秋からの本格的な稼働を見込んいる。22年秋以降に
は地元から5、6名程度の雇用を予定し、製粉の計画数量は、22年度で約600トン、23年度で約
1,000トンである。
一般質問(個人)
伊東景治議員
2 食料問題とこれから
の農業について
(2) 米粉用のコメの作付についての進捗はど
うか
市長
現在、黒部市においては約80ヘクタールの希望が出ている。今後は、新川地域の他市町との調整が
終わり次第、今月中旪を目途に作付希望者に作付可能面積をお知らせする予定である。
一般質問(個人)
伊東景治議員
2 食料問題とこれから
の農業について
(3) 米粉を普及するには、米粉を使った商品
開発はもちろんであるが、PRを兼ねて
市内の公民館の行事や関連団体と協力し
て米粉料理教室や米粉料理競技大会など
を開催してはどうか
市長
SS製粉等の協力を得ながら、地元スーパーや飲食店、製パン業者等とも力を合わせて、米
粉の特性を活かした黒部ならではのB級グルメの研究・開発をしていかなければならない。
また、JA女性部等とも協力して、広く市民にPRしてまいりたい。
一般質問(個人)
伊東景治議員
2 食料問題とこれから
の農業について
(4) 全国の植物工場の取り組みと富山県にお
ける植物工場の取り組み状況について
産業経済部長
完全人工光型34施設、太陽光・人工光併用型16施設の計50施設がある。富山県においても、
富山市内において黒部市出身者が経営する企業が、完全人工光型施設においてリーフレタス
やハーブ等の農作物の生産および販売等を行っている。
一般質問(個人)
伊東景治議員
2 食料問題とこれから
の農業について
(5) 本市での遊休農地を利用した植物工場の
取り組みについて、遊休地に植物工場を
企業誘致してはどうか
市長
市内農業者に与える影響も予想されることから、事業の推進並びに誘致にあたっては、農業
関係者並びに流通、販売業者、消費者に至るまでの安定的な販路の確保等と併せて進めてい
かなければならない。
8
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
(1) 国際観光、広域観光の推進について
①今後は中国からの旅行客が伸びると予
想される。上海国際博覧会「富山県の
日」での黒部のPRや訪中を考えている
のか
市長
今回、黒部市独自のPRや訪中は予定していない。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
②国際観光推進にむけた商品作り、受け
入れ体制の整備などの取り組みは
市長
地域が海外からの旅行先として選ばれるよう、引き続き富山県や観光圏内の他市町と連携し
ながら各種プロモーション施策を展開していく。受け入れ体制についても、黒部峡谷鉄道や
宇奈月温泉旅館協同組合の協力を得ながら、外客応対ができる観光地域づくりを進める。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
(1) ③広域観光推進策として富山湾・黒部峡
谷・越中にいかわ観光圏が設立して1年
が経過した。平成21年度の実績、課題は
何か。また、今後の事業計画や組織の強
化についてはどうか
市長
平成22年度の事業計画13事業からなる補助金交付応募書を国土交通大臣に提出したが、採択
の可否は予断を許さない状況にある。組織の強化については、引き続き県や観光圏を構成す
る各市町と協議を続けていく。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
④県境を越え長野県の「白馬村観光局」
との連携をどう進めていくのか
市長
富山湾のおいしい魚や白馬にはない海を売り込むことで、黒部でもう1泊してもらえるよ
う、今後連携を深めたい。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
(2) 新たな観光資源の整備について
①総湯会館の建設に向け、会館の構想や
建設時期をどう進めていくのか
市長
宇奈月温泉自治振興会が中心となり「宇奈月まちづくり委員会」が発足し、総湯会館のあり
方を含めて活性化策、景観、まちづくりの議論が活発になされており、本年6月を目途に市
に提言いただけると聞いている。この提言を受け、黒部市全体での検討委員会を平成22年度
中に設置したい。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
②愛本刎橋復元・黒部ロープウェイ構想
に向けての今までの取り組みは。また、
今後、検討委員会を中心にどう進めるの
か。完成に向けての市長の意気込みは
市長
2月22日に庁内組織として愛本刎橋復元・黒部ロープウェイ構想庁内検討委員会を設置し
た。愛本刎橋復元と黒部ロープウェイ構想は、夢とロマンあふれる壮大な計画であり、容易
に実現できることではないが、実現の可能性について検討するため、今後、国、県の情報や
全国の先進事例など情報収集活動を当面の作業として進めてまいりたい。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
③愛本橋周辺整備として、黒部川扇状地
を見渡せる展望台を設置してはどうか
市長
刎橋復元構想と合わせ、本市の新たな観光資源として位置付けることもできる展望台設置の
可能性について、調査、検討していきたい。
一般質問(個人)
内橋健治議員
1 観光振興について
(3) 合併後の初代黒部市長として1期を終え
るが、観光面での合併効果をどう認識し
ているのか。また、今後の黒部市が目指
す観光戦略に対する熱い思いは
市長
平成18年3月の両市町の合併後、各々異なる観光形態を有しつつも、その相乗効果で旧にも
倍して多くの人が訪れる観光地を目指し、国際観光・広域観光の推進に向け各種施策を進め
てきた。また、平成20年4月には、黒部・宇奈月温泉観光協会が新たに発足し、新しい観光
需要に応えるため、観光戦略プランなどが構築されつつある。今後の本市の観光戦略として
は、観光協会、観光事業関係者等とより密接に連携しつつ、観光圏を構成する各市町と共有
する熱い思いを一つとし、進めたい。
9
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(1) 農産物直売所「うなづき食菜館」につい
て
①直売所はいつオープンするのか。また
オープニングイベントをどう行うのか、
計画の内容は
産業経済部長
開館の時期は4月20日頃で、市や地元関係者、宇奈月ビール館、生産者の出席をいただき、
テープカットなどを予定している。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(1) ②どんなアイテムを販売するのか、ま
た、販売方法は
産業経済部長
販売品目は、大きく3つのものがある。1つ目は地元の新鮮な農林水産物とその加工品、2
つ目は黒部ブランド認定商品、3つ目は宇奈月ビール館オリジナル商品。委託販売方式によ
り販売手数料として15%を予定し、会員が行うひさしの下での対面販売については手数料を
無料とする。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(1) ③地場産の新鮮な野菜や果物などを年間
を通じて、どう栽培し、販売していくの
か。また、農協や営農団体との登録や協
力体制は
産業経済部長
現在参加予定37名(12団体25個人)、検討7名合計44名の参加を予定している。出荷される方
は出荷組合を組織しながら、黒部農協や富山県新川農林振興センターの協力を得て、栽培や
販売についての研修を通じて品質の向上と安定した農林水産物の出荷体制の強化を図ってい
く。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(1) ④直売所のPR活動も大切でないか。また
今後の営業方針・販売目標については
産業経済部長
黒部峡谷鉄道に予約を入れているバス会社や近隣各県の旅行代理店等へPRをしているほ
か、開館に向けて新聞チラシなどのPRを予定している。全国から訪れる観光客にPRする
情報発信基地としての役割をもつほか、地元生産者に年間を通じて開館し多くの利用客が訪
れる販売拠点を提供することで、やる気のある生産者の販売意欲を高め、生産活動を活性化
することで、経営の安定化、地域経済の活性化を進める。なお販売目標額は地ビールを除い
て1億円を目指す。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(2) 周辺施設との連携強化について
宇奈月麦酒館、直売所、歴史民俗資料
館、多目的広場、炊飯センターなどの連
携も大切と思うが、連携強化策などは
産業経済部長
炊飯センターのオリジナル弁当や新川育成牧場の乳製品をうなづき食菜館で販売したり、麦
酒館での収穫祭、朝市などのイベントを相互で紹介するなど互いに連携を強化していきた
い。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(3) 道の駅「うなづき」の果たす役割につい
て
市の活性化のため、道の駅「うなづき」
は今後どの様な役割を果たしていくのか
産業経済部長
新幹線の開通を控え、訪れる観光客に、黒部の歴史や特産品などを見て・味わい・体験して
いただき、訪れる人の五感を楽しませ、再度黒部にいきたいという気持ちにさせることが道
の駅うなづきの役割である。
一般質問(個人)
内橋健治議員
2 道の駅「うなづき」
の周辺整備について
(4) 麦酒館前の「観光りんご園」について
平成15年に「グリーンパワーくろべ」
が、北陸新幹線で訪れる観光客を目当て
に、県や町の補助を受けながら、りんご
園を始めたが、生育が悪く、りんご園を
やめることになった。市ではこれまで、
「グリーンパワーくろべ」から、どのよ
うな相談等を受け、協力してきたのか
産業経済部長
植栽圃場が湿田地域であり、排水が悪いことなどから、生育が極端に悪く、収穫できる状態
にまでは至らなかった。このままの状態で栽培管理を継続していくことは同社の経営を圧迫
するということから、リンゴ樹については移植するとともに、保有している機械等について
は、市内生産農家と連携を図りながら活用していくことが話し合われた。今回は残念な結果
となったが、反省すべきところは反省し、今後とも黒部特産リンゴの振興を図っていきた
い。
10
平成22年第1回黒部市議会3月定例会 一般質問答弁要旨(平成22年3月9日・10日)
質問議員等
質 問 事 頄
質 問 要 旨
答弁者
答弁要旨
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(1) 図書館の現状と課題について
市長
黒部市立図書館は昭和48年、宇奈月館は平成5年に開館した建物である。平成20年度年間利
用状況では、黒部市立図書館は入館者数72,435人、貸出冊数127,244冊、貸出人数30,290人、
宇奈月館は入館者数16,774人、貸出冊数18,177冊、貸出人数5,261人となっており、年々増加
傾向にある。現在の黒部市立図書館は、閲覧室が著しく手狭であり、施設の老朽化、駐車場
不足による利用者に対する利便性が欠けている。
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(2) 図書館建設に向けての今までの取り組み
は
市長
平成20年7月から8月にかけて新図書館建設アンケートを実施し、半数以上の皆さんからは
「資料の充実」と「閲覧室が狭い」等という意見があった。また、図書館協議会において平
成20年度、21年度に県内の優良図書館を視察し、新図書館に必要な規模、機能等を協議検討
している。
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(3) 今後の建設検討委員会の進め方は。ま
た、基本構想、基本計画の作成時期をど
の様に考えているか
市長
平成22年度中に建設検討委員会を立ち上げ、基本構想を取りまとめ、黒部市総合振興計画に
基づき、段階的に進めたい。
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(4) 新図書館の完成時期はいつ頃を想定して
いるか
市長
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(5) 庁舎や生涯学習センターとの併設や複合
施設などを考えているのか
市長
中央公民館を中心として十分な生涯学習機会が提供されており、生涯学習センターの必要性
はないと考えている。庁舎との併設については、今後の検討課題である。
一般質問(個人)
内橋健治議員
3 図書館建設について
(6) 新図書館完成後の黒部市立図書館宇奈月
館のあり方は
市長
新図書館建設に関する基本構想の中で検討していく必要がある。
11
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