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アルコール依存症者及びその家族や関係者及び不特定多数の人
第1号議案 1.目的 断酒会は、アルコール依存症者及びその家族や関係者及び不特定多数の人への相談・援 助を目的として活動をしている。多くの会員が体験したアルコール依存症からの回復体験 を語り、酒害に関する相談・援助事業を行い、併せてアルコール依存症に関する予防啓発 を行い、社会福祉の向上に貢献することを目的とする。 2.事業 1)相談・援助活動 (1)地域例会会場での相談・援助 県内各地域で開催される断酒例会場で、不特定多数の人が抱える問題を聞き取 り、参加会員の回復体験を伝える相談・援助活動を行う。また、例会終了後は、 個別相談に応じ、アルコール存症の回復指針を伝える。例会に参加できない相談 者には訪問相談を行い、治療機関に同行するなどの援助を行う。 例会では、自ら抱えた酒害回復体験を語ることを重視している。回復者の、酒 害回復体験を聞くことにより、自らの抱えた問題に気付き、断酒継続を行うこと から、例会会場を集団カウンセリングの場と位置付けており、相談・援助の場と する。 ① 県内22カ所地域で例会を開催する。 (2)厚生施設断酒会館での相談・援助 不特定多数の人から、厚生施設断酒会館で電話及び面接相談を受け、県内各地 域での断酒例会開催情報を伝え、相談者の居住地域での相談・援助につなげる。 アルコール依存症からの回復過程で孤独に陥ることがあり、その対応として断酒 会館への通所を奨励している。また、飲酒が起因する DV を受けた家族に対する一 時保護の場所として利用することもできる。 (3)静岡県精神保健福祉センターでの相談・援助 委嘱された相談員を派遣し、月2回の相談を行う。 (4)行政機関と連携しての相談・援助 県内各保健所で開催される酒害相談に相談員を派遣し相談・援助を行う。また 、 市町精神保健福祉関係の相談窓口に相談員を派遣し、相談・援助を行う。 (5)治療機関入院者及び通院者に対する相談・援助 アルコール依存症で入院治療及び通院治療を受けている患者及び関係者を、例 会会場に受け入れ相談・援助を行う。 2)啓発活動 (1)機関誌の発行 機関誌を年1回発行して断酒会活動を紹介し、酒害問題の啓発活動を行う。ま た機関誌では酒害相談先を公表し、各地域での相談・援助先を公開する。 (2)ホームページ開設による啓発 ホームページを開設し、酒害問題の啓発を行い、例会日程や場所、酒害相談先 を公表し、情報の提供と相談・援助先を公開する。 (3)啓発講演会、講習会の開催 専門職を招き、市民公開セミナーを年1回開催し、飲酒問題やアルコールに 関連する自死問題等の啓発を行う。 (4)結成記念大会での啓発 断酒会結成後の節目の年に「結成記念大会」を開催し、不特定多数の飲酒問題 を抱える人の参加を呼びかける。記念大会では行政職や専門職を招き、飲酒問題 啓発への協力を仰ぐ。 ① 静岡県断酒会結成 50 周年記念大会 7月 13 日 静岡市文化会館 (5)酒害相談員の養成 酒害相談研修会を、県内4箇所地域で年1回開催し、相談員の養成を行う。 この研修会は、飲酒問題に関心のある人は誰でも参加でき、ホームページ及び行 事案内で紹介して希望者の参加を募る。 (6)酒害に関する調査及び研究、図書・資料の収集及び斡旋 活動参加人数の調査及び酒害相談件数等の集計を行うとともに、断酒会活動の 啓発ビデオを作成し、酒害相談、啓発活動及び援助活動に利用する。又、当事者 の立場から、アルコール依存症からの回復指針を公益社団法人全日本断酒連盟と 連携して、冊子またはパンフレット等で伝えている。酒害問題に関する図書を収 集し、酒害者、関係者及び不特定多数の人に斡旋する。 (7)関係行政機関及び医療機関、関連団体との連携 関係行政機関や医療機関、関連団体開催の行事に参加して酒害問題の啓発を行 う。治療機関主催の病院例会や家族会に参加し、酒害問題の啓発を行い治療への 間接的協力をする。 また、静岡刑務所受刑者に対して月2回酒害啓発のための相談員を派遣する。 (8)目的、事業を同じくする団体と連携する活動 ① 公益社団法人全日本断酒連盟が主催する事業運営に協力参加し、全国的規模 での啓発活動に協力する(全国大会、ブロック大会への参加)。 ② ア 全断連中部ブロック静岡大会の主管(4 月 20 日静岡県裾野市) イ 全断連課程酒害相談研修講座への参加(5 月 24 日~25 日岐阜県) ウ 全断連全国(釧路)大会への参加(10 月北海道) エ 全断連中部ブロック秋季研修会の主管(11 月 1 日~2 日静岡県) オ 全断連中部ブロック春季研修会の主管(27 年 2 月 28 日~3 月 1 日静岡県) 各県断酒会が開催する啓発活動へ協力参加をする(結成記念大会、研修会)。 (9)飲酒運転根絶運動 飲酒運転とアルコール依存症には関連があるため、断酒会独自の飲酒運転根絶 運動を展開する。 (10)学校・公共機関・医療機関等の薬学講座・講演会への講師派遣 依頼を受けた学校・公共機関・医療機関等に講師を派遣し、飲酒問題を啓発す る。 3.会議 事業の円滑な進行を図るため、以下の会議を開催する。 1)総会(年 1 回) 2)理事会(毎月1回) 3)地域代表者会議(毎月 1 回) 4)厚生施設運営会議(随時) 5)全断連中部ブロック協議会(年3回) 4.その他 1)グループ例会を開催し、それぞれの立場で飲酒問題の啓発と回復を援助する。 (1)女性会員アメシストの集い(月1回) (2)単身者シングルの集い(月1回) 2)厚生施設において「断酒会館の集い」を開催し、地域住民の方に対し、断酒会活動を 啓発する(年1回)。 (参考)平成26年度酒害相談研修会実施要綱 社団法人静岡県断酒会 1 研修目的 酒書相談を行うための必要な知識等を学ぶと共に、情報を共有することにより、断酒会活動が 円滑に遂行できることを目的とする。 2 研修方法 1)研修は、1 日研修として 4 時間行う。 2)研修は、県内東部、中部、静岡市、西部地域で開催し、同一内容で行う。 3)研修日程及び場所については理事会で決定し実施する。 3 研修対象者 静岡県断酒会員・家族及び関係機関職員、飲酒問題に関心のある者。 5 受講手順 研修を受けようとする者は、各支部会長または関係機関を経由し静岡県断酒会理事長に申し込 むものとする。 6 修了証の交付 質的向上を目指す研修会のため、修了証は交付しない。 7 研修に必要な資料 受講料、資料代は主催者負担とする。 8.研修会開催日程はホームページで公開する 9 その他 1)研修会についての問い合わせは、下記の通りとする。 〒421-2124 静岡市葵区足久保口組 946-2 静岡県断酒会館事務局(054)296-1143 平成26年度 区 分 企 画 運 営 定 期 相 談 事 4月 □ □ 項 目 (1)理事会 (2)地域代表者会議 (3)総会(予算・決算) (4)全断連評議員会・総会 (5)全断連中部ブロック協議会 (1)定期酒害相談 5月 □ □ 業 6月 □ □ ○ ○ 酒 害 の 予 防 と 啓 発 その 他 (3)家族の集い 7月 □ □ 動 8月 □ □ 実 9月 □ □ 施 10 月 □ □ ▼ 1月 □ □ 2月 □ □ ▼ △ 3月 □ □ 開 催 場 所 断酒会館 断酒会館 断酒会館 東京都 ▼ 中部5県で開催 △ 県内各地域 断酒会館 県内4箇所 △ 適 定例による 定例による 定期による 用 *連絡調整会議 地域断酒会による相談 会館における相談 保健所等における相談 実施要項による △ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ (6)全断連中部 B 秋季研修会 (7)全断連中部 B 春季研修会 (8)県断酒会一泊研修会 断酒会館の集い 定 12 月 □ □ △ (4)アメシストの集い (5)シングルの集い (1)全国大会・分科会 (2)中部ブロック大会・研修会 (3)機関誌の発行 ホームページ開設 (4)行政医療機関及び 関係団体との連携と協力 (5)静岡ア問題協議会との連携 (6)啓発講演会 (7)中・高校薬学講座 (8)飲酒運転根絶運動 (9)結成50周年記念大会 予 11 月 □ □ △ (2)酒害相談研修会 酒 害 の 研 修 と 研 鑽 主な月別事業活動実施計画表 活 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 断酒会館 ▼ 静岡県 静岡県 青年の家 ▼ ▼ ☆ ★ ■ ☆ 北海道釧路 静岡県 ☆ ■ △ △ *精神衛生・福祉関係行 事への協力と参加 *協議会行事への協力 他団体との共催 *依頼時対応 △ ● △ ● ● ◎ ● ● 10 月 4 日~5 日 「あしたば」発行予定 △ △ △ 中部B春季研修会と併催 △ 未定 県内各地域 静岡市民文化 会館 7 月 13 日 断酒会館