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トムソン・ロイター DEALWATCH、2010 年度の「DEALWATCH

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トムソン・ロイター DEALWATCH、2010 年度の「DEALWATCH
報道関係各位
*本資料は兜クラブにて配布しております。
2011年4月4日
トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社
トムソン・ロイター DEALWATCH、2010 年度の「DEALWATCH AWARDS」を発表
総合部門は発行体に 「東京都」、証券ハウスに 「野村證券」を選定
トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:岡村 宏太郎)の「DealWatch(ディー
ルウォッチ)」は、2010 年度に国内資本市場において優秀な債券や株式を発行した発行体や案件を運営した証
券ハウスを称える賞「DEALWATCH AWARDS 2010(ディールウォッチ・アワード 2010)」を発表しました。
DEALWATCH AWARDS は、日本関連の資本市場の育成・拡大に資することを目的に 1995 年に設置され
ました。「本邦市場が世界の主要市場としてさらに発展していく」という観点から、授賞の主な判断基準は「発行
市場におけるプライシングが適正であったか」 「流通市場に移行した後の価格形成はどうであったか」 「資本市
場の発展にどのような貢献、創意・工夫がなされたか」などとなっています。
2010 年度の DEALWATCH AWARDS は、「総合」 「国内普通社債」 「地方債」 「サムライ債」 「資産担保
証券」 「株絡み債」 「株式」の計 7 部門で構成されています。
賞の選考方法は、まず主幹事実績やシンジケート団参加の実績がある引受業者や投資家にアンケートを依頼
し、該当会計年度の案件から各部門の受賞候補を選定します。2006 年度からは、希望する証券ハウスからの自
薦を受付け、DEALWATCH 編集部が、選定された候補案件や候補者を、独自の判断基準に則り、さらに吟
味・選考し、最終的に受賞案件、受賞者を決定しております。
2010 年度の DEALWATCH AWARDS 受賞一覧は添付資料をご覧ください。
以上
DEALWATCH について
DEALWATCH は日本の企業および地方公共団体、非日系発行体の日本国内での資金調達活動をリアルタイムにリポートする日本語の
スクリーンニュースサービスです。その速報性、正確性、専門性の高さには定評があり、信頼できる資本市場情報として、市場関係者から
支持を得ています。主幹事・引受等のリーグテーブルは、客観的かつ公平な指標として、発行体の主幹事選定や引受業者のマーケティン
グ活動において幅広く活用されています。
トムソン・ロイターについて
トムソン・ロイターは企業と専門家のために「インテリジェント情報」を提供する企業グループです。業界の専門知識に革新的
テクノロジーを結びつけ、世界で最も信頼の置かれている報道部門をもち、金融、法律、税務・会計、科学、ヘルスケア、メデ
ィア市場の主要な意思決定機関に重要情報を提供しています。本社をニューヨークに、また主な事業所をロンドンと米国ミネソ
タ州イーガンに構えるトムソン・ロイターは、100 カ国以上に 55,000 人を超える従業員を擁しています。トムソン・ロイター
の株式は、トロント証券取引所(TSX 市場:TRI)およびニューヨーク証券取引所(NYSE 市場:TRI)に上場しています。詳しい
情報は www.thomsonreuters.com をご覧ください。
【この件に関するお問い合わせ先】
トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社 パブリック・リレーションズ 松島由起子 電話: 03-6441-1617
© 2011 Thomson Reuters. All rights reserved. Thomson Reuters 及び Thomson Reuters ロゴは、Thomson Reuters の商標であり、
登録商標となっています。本書に言及される如何なる第三者の名称又はマークは、当該第三者に帰属します。
DealWatch Awards 2010 受賞一覧
総合部門
<Issuer of the Year>
東京都
常に市場全体の発展を意識し、投資家の声を反映した起債を続け地方債市場のリーダーとして存在感を高めた。東日本
大震災後は慎重な起債運営で目線の再構築に寄与。場中のプライシングや融合方式の定着、2 回の 7 年債の発行も評
価を得た。
<House of the Year>
野村證券
投資家・発行体双方の意見を尊重しバランスの取れた案件運営を徹底。市場実勢を把握し適正条件を追求することで手
腕を発揮、大型から小型案件まで幅広い業種における円滑な資金調達を実現させ、資本市場のすそ野拡大に貢献した。
国内普通社債部門
<Straight Bond Issuer of the Year>
オリックス
リテール債も含めた多様な年限で 17 本、総額 4200 億円の円建て債を発行。ドルや人民元といった複数の通貨での起債
も実現し、社債発行市場での資金調達の選択肢を広げた。
<Straight Bond House of the Year>
野村證券
パナソニック債の事務幹事として国内最大額の起債を成功に導いた。大型案件のほかデビュー債や中低位格付け銘柄
も多く手掛け、社債市場の広がりに貢献。投資家と発行体の双方のニーズに的確に応え、質の高い起債運営を続けた。
<Straight Bond of the Year>
第 9 回パナソニック債 (1500 億円、2 年)
野村證券/ゴールドマン・サックス証券/日興コーディアル証券/大和証券キャピタル・マーケッツ/みずほ証券
/メリルリンチ日本証券
第 10 回パナソニック債 (2000 億円、5 年)
野村證券/ゴールドマン・サックス証券/日興コーディアル証券/大和証券キャピタル・マーケッツ/みずほ証券
/メリルリンチ日本証券
第 11 回パナソニック債 (1500 億円、7 年)
野村證券/ゴールドマン・サックス証券/日興コーディアル証券/大和証券キャピタル・マーケッツ/みずほ証券
/メリルリンチ日本証券
国内で過去最大となる総額 5000 億円を発行し、日本の社債市場史に金字塔を打ち立てた。グループ会社再編のための
資金を創業 100 周年までに返済するというクレジット・ストーリーとデットIR、適正なプライシングが投資家の支持を得た。
2
<Straight Bond Debut Deal of the Year>
第 1 回三越伊勢丹ホールディングス債 (120 億円、3 年)
三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券/野村證券/日興コーディアル証券/大和証券キャピタル・マーケッツ
第 2 回三越伊勢丹ホールディングス債 (120 億円、5 年)
野村證券/三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券/日興コーディアル証券/大和証券キャピタル・マーケッツ
リーマン・ショック以降、起債が途絶えていた百貨店セクターからの初案件。起債のタイミングを慎重に探り、投資家の
目線に合わせた条件を設定することで、全員参加型のディールとなった。
<Innovative Straight Bond Deal of the Year>
第 42 回プロミス債 (100 億円、5 年)
UBS 証券
発行から 1 年ごとにプットオプションが行使できる条項を国内債で初めて設定し、逆風が吹く消費者金融セクターながらも
起債を実現。スキームが評価され、外国人投資家を含めた内外からの需要を集めた。
地方債部門
<Local Government Bond Issuer of the Year>
愛知県
東日本大震災後の起債では、従来の手法にとらわれない柔軟な起債運営を実施。東京都とともに、失われた目線を
再構築する役割を果たした。2 度目となる 2 年債をはじめ、投資家需要を踏まえた年限や起債タイミングの選択も光った。
<Local Government Bond of the Year>
兵庫県第 11 回 20 年公募公債 (300 億円、20 年)
野村證券/バークレイズ・キャピタル証券
国債の金利水準の低下に伴い、投資家からのスプレッドに対する要求の高まりに的確に対応した案件。大幅なワイド化
を受け容れる一方で、低コストかつ大きなロットで調達するという、従来の発想を転換したコンセプトでの起債を確立した。
サムライ債部門
<Samurai Bond Issuer of the Year>
ルノー
約 3 年ぶりにサムライ債市場に復帰。海外格付け会社による格付けはダブルB格と“投機的”水準ながら、信用力の改善
傾向を背景に当初予定額の 1.5 倍の調達に成功。日本市場を重視する姿勢も高く評価された。
<Samurai Bond House of the Year>
三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券
事業会社から金融機関、国際機関まで多様な発行体の起債を手掛けた。2010 年度は 4 発行体のデビュー債で主幹事を
務めた。このうちハナ銀行の初回債では短期債 2 本立てで投資家需要を喚起し、その後の韓国ネームの起債に道筋を
つけた。
3
<Samurai Bond of the Year>
第 3 回ジェー・ピー・モルガン・チェース変動利付債 (342 億円、5 年)
JP モルガン証券
第 8 回ジェー・ピー・モルガン・チェース債 (769 億円、5 年)
JP モルガン証券
金融危機後初の米金融機関として約 3 年 9 カ月ぶりに登場。高い信用力を背景に、幅広い投資家の需要を集め、総額
1111 億円の起債に成功した。欧州の優良金融機関並みのスプレッドで、米銀の復活ぶりをアピールした。
資産担保証券(ABS)部門
<Asset-backed Securities House of the Year>
三菱UFJ モルガン・スタンレー証券
住宅支援機構債の引き受けに強みを持ち、2010 年度は主幹事 7 回(うち事務幹事 3 回)、引受総額 3249 億円とトップを
誇った。日本公庫の地域金融機関CLOを 3 年ぶりに復活させるなど、証券化市場の回復を印象付ける案件も手掛けた。
<Asset-backed Securities Deal of the Year>
貸付債権担保第 47 回住宅金融支援機構債 (506 億円)
野村證券/大和証券キャピタル・マーケッツ/ドイツ証券/三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券
東日本大震災による市場環境の激変に、過去の教訓を生かして機動的に対応。発行額を予定の約 4 分の 1 に絞り、継続
発行を実現した。震災後のスプレッドのワイド化を受け、前月債から実質 10bp 程度上乗せして水準の修正を図った。
株絡み債部門
<Equity-linked Bond Issuer of the Year>
日本電産
M&Aによる成長期待を背景にユーロ円CB市場に登場。高い知名度と明確なエクイティストーリーで投資家は全員参加
型となり、高アップ率を設定することで希薄化の起こりにくい資金調達に成功した。
<Equity-linked Bond of the Year>
ユニ・チャーム 2013 年満期ユーロ円 CB (345 億円、3 年)
モルガン・スタンレー/野村インターナショナル
ユニ・チャーム 2015 年満期ユーロ円 CB (460 億円、5 年)
野村インターナショナル/モルガン・スタンレー
国内外で需要増が見込めるペット関連事業への注力を目的に、ユニ・チャームペットケアを完全子会社化。合併資金の
リファイナンスのため 2 本立てユーロ円CBで 805 億円を調達した。適正なプライシングも評価された。
4
株式部門
<Equity Issuer of the Year>
国際石油開発帝石
BPの原油流出事故の発生後という難しい環境で登場。本邦企業としては初の大型オペレータープロジェクトなど、4 兆円
の開発投資計画の必要性をアピールし、国内の事業法人として過去最大級となる約 5400 億円の資金調達を完遂した。
<Equity House of the Year>
野村證券
公募やIPO、REITなどのリーグテーブルで首位を獲得。メルクマールとなった大型案件に加え創意工夫のある案件も
数多く手掛けることで、株式資本市場をけん引し続けた。
<Equity Deal of the Year>
東レ
<条件決定日 6/1> 野村證券
リチウムイオン電池や炭素繊維などの事業分野への投資という明確なエクイティストーリーが好感され、全体で約 6 倍の
堅調な需要を集めた。16%程度の希薄化率に対し、3 月末現在の株価は発行価格より 3 割程度高い水準で推移している。
<IPO of the Year>
大塚ホールディングス
<条件決定日 12/6> 野村證券/モルガン・スタンレーMUFG 証券/UBS 証券
医療・ヘルスケアセクターで過去最大規模のグローバルIPOを実現。薬品セクターの特殊性や株主構成に考慮し海外
投資家に 6 割を割り当てる柔軟性のある案件運営を実施し、株式市場の活性化に寄与した。
<J-REIT of the Year>
森トラスト総合リート投資法人
<条件決定日 5/24> みずほ証券/日興コーディアル証券/ゴールドマン・サックス証券
2009 年 10 月のREITによるオファリング再開後では最大となる 440 億円を調達。旗艦物件となる東京汐留ビルディングを、
REITの物件取得額としては最大の 1100 億円で取得し、物件取得能力とファイナンス力の高さを証明した。
<Innovative Equity Deal of the Year>
アステラス製薬
<条件決定日 3/2> 三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券
2010 年 4 月の金融商品取引法の改正で可能となった「目論見書なし」の売出を初めて実現。コスト削減や期間短縮も
可能とするなど、売出に対する柔軟性を高め、新たなニーズ開拓への道を開いた。
以上
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