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横浜市放課後児童クラブ 運営主体向け説明会
横浜市放課後児童クラブ 運営主体向け説明会 1 平成 26 年 10 月 16 日(木)19:00~ 横浜市健康福祉センター8階 A,B 会議室 2 平成 26 年 10 月 20 日(月)19:00~ 横浜市健康福祉センター8階 A,B 会議室 3 平成 26 年 10 月 21 日(火)19:00~ 関内中央ビル 10 階大会議室 4 平成 26 年 10 月 27 日(月)19:00~ 横浜市西区公会堂 1号会議室 次 第 1 放課後児童育成施策の推進にあたっての基本的な考え方について 2 横浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例につ いて (1) 基準条例の内容について (2) 基準条例の補足説明について 3 新制度施行に向けた準備スケジュールについて 4 その他 5 質疑応答 [配布資料] 資料1 放課後児童育成施策の推進にあたっての基本的な考え方 資料2 「放課後児童育成施策の推進にあたっての基本的な考え方」に関する意見募集 の結果について 資料3 横浜市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例 資料4 基準条例について(補足) 資料5 運営規定(参考例) 資料6 基準条例に関する市民意見募集の結果概要 資料7 平成 26 年度下半期スケジュール 【事務担当】 横浜市こども青少年局放課後児童育成課 TEL:671-4068 FAX:663-1926 E-Mail: [email protected] 資料 1 改定 平成17年12月 平成26年10月 放課後児童育成施策の推進にあたっての基本的な考え方 はじめに 横浜市(以下「本市」という。)では、放課後児童育成施策として、昭和38 年度から留守家庭児童(保護者が就労等により昼間家庭にいない小学生)を対 象とした放課後児童クラブを実施するとともに、平成5年度からは、すべての 子どもたち(小学生)を対象としたはまっ子ふれあいスクール事業を実施して きました。 平成10年度には、改正児童福祉法によって留守家庭児童を対象とした放課後 児童健全育成事業が法定化されました。 この間、女性の就業率の向上や就労形態の多様化等に伴う留守家庭児童の増 加、都市化に伴う「遊び場」の減少、さらには子どもたちを被害者とする犯罪 の多発等、子どもたちを取り巻く社会環境が大きく変化する中にあって、改め て「子どもたちはどのように放課後を過ごすことが望ましいのか」「子どもた ちにとって安全で快適な放課後の居場所をどのように確保するか」が重要な課 題となってきました。 このような課題解決に取り組むため、平成15 年4月に子育て支援事業本部 を設置するとともに、外部有識者によって構成する「子どもたちの放課後懇話 会」(以下「懇話会」という。)を設置し、今後の放課後児童育成施策のあり 方について検討を進めてきました。その結果として、平成15年12 月に、懇話 会から「放課後児童育成施策の方向性について」と題した提言をいただき、こ の提言内容の実践的な検証として、平成16 年度に新たに放課後キッズクラブ 事業を開始しました。さらに、平成17年12月に全体的な施策の方向性を定める 「放課後児童育成施策基本指針」を策定しました。 その後、平成24年8月に「子ども・子育て関連3法」が公布され、平成27 年度に施行予定とされています。これらの法律では、市町村が地域の実情に 応じた子ども・子育て支援の充実を図ることとされており、放課後児童健全 育成事業もその一つに位置付けられています。そこで、これらの法の制定や 社会経済情勢の変化等をふまえ、「放課後児童育成施策基本指針」を改定し ます。 第1 基本的な考え方の目的 この基本的な考え方は、「すべての子どもたちにとって安全で豊かな放課後 等の居場所を確保する」という観点から、本市の放課後児童育成施策に係る事 業(以下、「各事業」という。)の経過及び実施や、平成19年度に総合的な放 課後児童育成施策を推進するために設置した「放課後子どもプラン推進委員 会」からの意見をふまえ、放課後児童育成施策全体の方向性や各事業に共通す る重要事項を定めることにより、事業を効率的かつ効果的に実施することを目 的とします。 第2 事業の理念 小学校就学後の学齢期は、子どもたちが生きる力を育み、調和のとれた発達 を図る重要な時期です。子どもたちの権利を尊重し、子どもたち一人ひとりの 状況に応じたきめ細かな対応に努め、すべての子どもたちが豊かな放課後等を 過ごせるよう、様々な取組を工夫します。同時に、社会的引きこもりやニート 等の社会問題が顕在化する中にあって、放課後等の活動を通じて、子どもたち 一人ひとりが自分の良さや可能性を大切にし、自らの豊かで幸せな生き方を切 り拓く力を育むことができる社会の実現を目指します。 そのために、各事業は、第一に、すべての子どもたちを対象とします。 第二に、子育てにおいては、保護者が、家庭の中のみならず、地域の中で、 男女共に、保護者同士や地域の人々とのつながりを持ち、地域社会に参加して いこうという意識を持つことが重要です。また、子育て家庭の子育てに対する 不安感・負担感を軽減させるとともに「親子が一緒に楽しむ」という視点で、 家庭の子育て力を高めることも重要です。 第三に、子ども・子育て支援法第2条で「子ども・子育て支援は、家庭、学 校、地域、職域その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員が、各々の 役割を果たすとともに、相互に協力して行われなければならない」と定められ ているように、法の基本理念を尊重して、各事業においても、保護者をはじめ とする社会のすべての構成員が協力して、地域全体で子どもたちを育てていく ことが重要です。 また、各運営主体は、本市が定める条例や規則、要綱等に基づき、保護者の 就労状況や地域の特性等に応じて柔軟に事業を実施します。本市は、各運営主 体の自主的かつ主体的な取組を支援します。 第3 遊び・異年齢交流の場 「遊び・異年齢交流の場」は、子どもたちの健全な育成を図ることを目的と し、学校・家庭・地域がそれぞれの役割と責任を自覚しつつ連携協力し、様々 な体験・交流活動の機会を提供します。 具体的には、自然と触れ合う等の体験活動や、伝承遊び等の文化活動、地 域行事への参加等の交流活動を通じて、子どもたちの社会性・自主性・創造 性を育みます。 第4 留守家庭児童の生活の場 「留守家庭児童の生活の場」は、保護者が就労等により昼間家庭にいない児 童が放課後等に安心して過ごせる場を提供することにより、留守家庭児童の健 全な育成を図ることを目的とします。そのために、児童の発達段階に応じた主 体的な生活や遊びが可能となるよう支援を行い、児童の発達・成長と自立を促 します。 また、子どもの様子について家庭と日常的な情報交換を行うことで、保護者 が安心して子育てと就労等を両立できるよう支援します。 第5 人材の確保と養成 各事業において、大きな事業効果をあげるには「人材」が“鍵”となります。 特性や環境等が異なる様々な子どもたちが参加する中で、すべての子どもたち にとって魅力的な活動を展開していくためには、スタッフが子どもたちの成 長・発達に応じた支援者としての役割を十分に理解し、いろいろな遊びや過ご し方を引き出せるような能力が必要となります。 したがって、子どもたちとの接し方、学校や地域との関わり方、食べること の大切さ等の研修をはじめ、障害のある子どもを含むすべての子どもたちが安 心して参加できるよう専門的な研修等を実施し、スタッフの資質向上を図りま す。 また、各事業に携わる人材を確保するため、保護者や学生を含めた地域の 方々等、年齢・性別にとらわれず、広くボランティアの参加を呼びかけ、子ど もたちとの触れ合いを通じた学びの機会を提供します。 第6 障害のある子どもたちの参加について 障害のある子どもたちにとっても、年齢や性格の異なる子どもたちと一緒に 放課後等の時間を過ごし、成長していくことは大切です。そこで、安全に、安 心して参加できるよう、障害の特性に合わせて活動の内容に工夫を加えるとと もに、スタッフの資質向上を図り、設備・環境面での安全性に充分に配慮しま す。 また、障害の有無に関わらず、いろいろな仲間と遊び、過ごすことによって、 子どもたちは思いやりやルールを守ることの大切さを身につけていくことが できます。こうした放課後等の活動によって、子どもたちの「障害」について の理解を深めます。 第7 要支援家庭への対応 核家族化の進行や地域のつながりの希薄化により、祖父母や近隣の住民等か ら、日々の子育てに対する助言、支援や協力を得ることが困難な状況となって います。また、現在の親世代の人々の兄弟姉妹の数が減少しており、自身の子 どもができるまで赤ちゃんと触れ合う経験が乏しいまま親になることが増え ています。 このような子育て家庭を取り巻く環境の変化によって、就労の有無や状況 にかかわらず、子育ての負担や不安、孤立感が高まっています。こうした状 況の中、子どもの心身の健やかな発達を妨げ、ひいては生命をも脅かす児童 虐待の発生も後を絶ちません。 各事業においては、子どもの言動を十分に観察し、支援を必要とする子ども 及びその家庭を早期に発見し、学校や区役所及び専門機関との連携を図るとと もに、地域や社会が保護者に寄り添い、子育てに対する負担や不安、孤立感を 和らげることを通じて、子どもたちの健やかな成長を支援します。 第8 運営主体 子どもたちの放課後等の過ごし方は、子どもたちの成長・発達に大きな影響 を与えるものであり、特に低学年の留守家庭の子どもたちにとっては授業時間 を超えるほど長時間にわたるため、学校教育と同様、非常に重要なことです。 また、いじめ、不登校、非行、児童虐待等、子どもたちをめぐる様々な課題 に適切に対応していくためには、子どもの健全育成に関する専門的な知識と経 験やノウハウ、人材を確保・養成する力、安定した運営能力が求められます。 このため、運営主体は、児童の健全育成の分野における良好な事業実績を有 し、安定した運営が見込まれること、専門的な能力を生かした、柔軟な事業実 施ができること等が必要です。 このような条件や課題の中にあって、今後の運営主体については、これまで の「運営委員会」に加えて、公益法人、社会福祉法人、学校法人、NPO法人 等を中心とした「法人」を積極的に活用するとともに、放課後キッズクラブの 運営に意欲をもって取り組む意思がある地域に対して、NPO法人の設立等の 支援を行います。そして、「法人」の有しているノウハウや人材を基盤に、地 域の理解と協力を得ることによって、これまで以上に各事業の充実を図ります。 なお、各事業においては、子どもたち一人ひとりの特性や取り巻く環境が異 なることを念頭におかなければなりません。このため、運営主体にあっては、 特定の思想や宗教等に偏ることのないよう、放課後児童育成施策の趣旨を損な うことのないよう留意する必要があります。 第9 安全確保 少子化による異年齢児間の交流機会や、都市化に伴う「遊びの場」の減少、 また塾や習い事による「遊び時間」の減少等、放課後等の子どもたちの過ごし 方は大きく変わってきています。これらの変化や傾向によって、例えば「集団 遊びが苦手な子どもが増えている」「うまく転ぶことができない」、さらには 「人とぶつかりそうになっても避けることができない」等といった“異変”が 現れています。 そこで、各事業では、生命・身体に重大な支障を及ぼすような事故が起きな いよう、必要な安全管理を行ったうえで、保護者の理解や協力を得ながら、冒 険的な遊びや運動能力を養う遊びにチャレンジすること等によって、危険や事 故から自らを守る力を養います。 子どもたちを犯罪や非行から守ることにもつなげられるよう、こうした活動 についてはより一層、保護者の協力や地域の方々との連携のもとに進めます。 第10 保護者の関わりと利用者負担 保護者が子育てにおける第一義的責任を有するという基本認識のもと、保護 者会への参加や各事業で実施するプログラムへの協力等、保護者の積極的な関 わりを促進します。 子どもたちの健全な育成を図ることを目的とした「遊び・異年齢交流の場」 は、実費を除き原則無料とします。 また、保護者が安心して子育てと就労等を両立できるよう支援することを目 的の一つとする「留守家庭児童の生活の場」は、利用者に相応の経済的な負担 を求めるものとします。 第11 地域のネットワーク推進 子どもたちが安全かつ充実した放課後等の時間を過ごすことができるよう、 各事業と学校、保護者、地域の間で緊密に連携を図ります。 子どもたちが地域の人たちとの交流や、自然との触れ合い、体験学習等を重 ねながら成長していけるように、特定の場所だけで活動するのではなく、プレ イパーク、ログハウス、地区センター、野外活動センター、図書館や美術館等、 地域の資源を十分活用します。また、このような施設だけでなく、子ども会な どの他団体や子どもたちを対象としたスポーツ活動等地域活動との連携や、各 事業間での交流を進めることによって、放課後等の居場所のネットワークを築 きます。 これらの取組によって、保護者をはじめとする地域の大人たちの子育てへの 関心や、自らの役割や責任の自覚につなげます。 さらに、大学や企業等、より広い観点からの支援も積極的に受けて、様々な 体験の中で子どもたちが成長していくことも重要だと考えます。 第12 放課後児童育成施策の方向性 本市において、放課後児童育成施策を推進するため、すべての小学校におけ るはまっ子ふれあいスクールから放課後キッズクラブへの転換を進めるとと もに、放課後児童クラブへの必要な支援を行います。 具体的な事業については、平成27年度に施行予定の「子ども・子育て支援新 制度」における事業計画に定め、この基本的な考え方の示す施策の方向性に基 づいて実施します。 平成 26 年9月 10 日横浜市放課後子どもプラン推進委員会配布資料より 資料 2 「放課後児童施策の推進にあたっての基本的な考え方」に関する 意見募集の結果について 1 意見募集の実施概要 (1) 募集期間 平成 26 年6月 19 日(木)から7月 31 日(木)までの 43 日間 (2) 意見募集の周知 ア 基本的な考え方(案)の配布 <配布先> 放課後キッズクラブ、はまっ子ふれあいスクール、放課後児童クラブ、 YPCネットワーク イ こども青少年局ホームページへの掲載 (3) 意見総数 156 件(87 人) 意見の内容 件数 「基本的な考え方」について その他 53 放課後児童育成事業全般 34 放課後キッズクラブ 19 はまっ子ふれあいスクール 4 放課後児童クラブ 45 プレイパーク 1 合 計 156 (4) 意見提出をした方々について(複数回答を含む) ①関わっている事業 ③性別 ②関わっている立場 ④年齢 2 意見内容と反映内容について (1) 内容と件数 基本指針 件数 はじめに 1 第1 1 第2 5 第3 3 第4 4 第5 4 第6 1 第7~9 5 第 10 4 [新] 要支援 1 [新] 保護者 6 [新] 施策の 方向性 10 全般 6 その他 2 内容(一部) ・子どもたちが放課後をどうすごしたいのか、が置いてけぼりになってい るように感じる。 ・ 「家庭の子育て力を高める場や機会を創る」の視点の内容が不足している ように思える。 ・ 「家庭の子育て力を高める場や機会を創る」という文言を追記してほしい ・子育ては第一義に家庭の責任であることを確認しながら、 “子どもたちは 社会全体で育てる”ことを明記している点は賛成いたします。 ・ 「遊びの場」と「生活の場」を同一に記載するのは適当ではないのではと 感じます。 ・障害児を預かる場合の明確な基準を検討してください。 ・学童事業においてはこれまで通り適切な補助を行う、キッズ化に向けて の地域による NPO 立ち上げも支援する、というような文言もあってはど うかと思う。 ・ 「休息・余暇の権利」についても重要性を再認識したいところです。 ・引き続き、3事業の説明を示し、目的の異なる事業をひと括りにしない でほしい。目的別に保護者の関わり方も異なるべきで、すべての事業に おいて、 「保護者の積極的な関わり」が必要なのか。 ・同じ小学校の放課後に関わる他団体との連携、定期的な交流についても 指針に追加してもよいのではないか。 ・実際にどの関係機関に相談して、内容はどこまでシェアするかというよ うなことを具体的に検討していかなければと思う。 ・ 「留守家庭児童の生活の場」は、利用者に相応の経済的な負担を求めるも のとします、という点について、キッズクラブの保護者には受益に応じ た負担を求めず、片や学童保育の保護者には既に十二分に経済的な負担 及び無償の労力負担を求めており、主旨を理解することができない。 ・学童の良い点、キッズの良い点を精査したうえで、相互の連携協力体制 を模索することが全児童対策の理念にかなうものと考えます。 ・ 「遊び・異年齢交流の場」では不特定多数の児童がその場にいるに留まり、 17 時以降の「留守家庭児童の生活の場」の利用実績はほとんどない現在 のやり方で、放課後キッズクラブへの整備のニーズがあるとは思えない。 ・放課後クラブへの必要な支援をとありますが、もっと踏み込んだ内容を 明記してほしい。 ・すべての子どもたちに、よりよい放課後活動を、という考えが伝わって きました。このような形ですすめていただいて問題ないと私は思います。 ・家庭、地域、行政の協働事業として、基本的な考え方に基づいて実現す るには、まずは運営主体を選定する現在の運営委員会そのものをもっと 充実させなくてはと思います。 ・質問、感想 等 (2) いただいた御意見を踏まえて追記・修正をする部分(案) ・家庭の子育て力を高めることの重要性 →[改定後]第2 事業の理念 に追記 ・放課後キッズクラブの運営を目指す地域のNPO法人立ち上げへの支援 →[改定後]第8 運営主体 に追記 ・放課後児童育成施策に係る事業間での交流の推進 →[改定後]第 11 地域のネットワーク推進 に追記 資 料 3 横 浜 市 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 設 備 及 び 運 営 の 基 準 に 関 す る 条 例 を こ こ に 公 布 す る 。 平 成 26 年 9 月 25 日 横 浜 市 長 林 文 子 横 浜 市 条 例 第 49 号 横 浜 市 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 設 備 及 び 運 営 の 基 準 に 関 す る 条 例 ( 趣 旨 ) 第 1 条 こ の 条 例 は 、 児 童 福 祉 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 164 号 。 以 下 「 法 」 と い う 。) 第 34 条 の 8 の 2 第 1 項 の 規 定 に 基 づ き 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 ( 第 3 条 及 び 第 4 条 に お い て 「 最 低 基 準 」 と い う 。) を 定 め る も の と す る 。 ( 定 義 ) 第 2 条 こ の 条 例 に お け る 用 語 の 意 義 は 、 法 の 例 に よ る 。 ( 最 低 基 準 の 目 的 ) 第 3 条 最 低 基 準 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 を 利 用 し て い る 児 童 ( 以 下 「 利 用 者 」 と い う 。) が 、 明 る く 衛 生 的 な 環 境 に お い て 、 素 養 が あ り 、 か つ 、 適 切 な 訓 練 を 受 け た 職 員 の 支 援 に よ り 、 心 身 と も に 健 や か に 育 成 さ れ る こ と を 目 的 と す る 。 ( 最 低 基 準 の 向 上 ) 第 4 条 市 長 は 、 最 低 基 準 を 常 に 向 上 さ せ る よ う 努 め る と と も に 、 横 浜 市 児 童 福 祉 審 議 会 条 例 ( 平 成 12 年 2 月 横 浜 市 条 例 第 5 号 ) 第 1 条 第 2 項 の 横 浜 市 児 童 福 祉 審 議 会 の 意 見 を 聴 き 、 そ の 監 督 に 属 す る 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 を 行 う 者 ( 以 下 「 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 」 と い う 。) に 対 し 、 最 低 基 準 を 超 え て 、 そ の 設 備 及 び 運 営 を 向 上 さ せ る よ う 勧 告 す る こ と が で き る 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 最 低 基 準 を 超 え て 、 常 に そ の 設 備 及 び 運 営 を 向 上 さ せ な け れ ば な ら な い 。 3 最 低 基 準 を 超 え て 、 設 備 を 有 し 、 又 は 運 営 を し て い る 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 に お い て は 、 最 低 基 準 を 理 由 と し て そ の 設 備 又 は 運 営 を 低 下 さ せ て は な ら な い 。 ( 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 一 般 原 則 ) 第 5 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 に お け る 支 援 は 、 小 学 校 に 就 学 し て い る 児 童 で あ っ て 、 そ の 保 護 者 が 労 働 等 に よ り 昼 間 家 庭 に い な い も の に つ き 、 家 庭 、 地 域 等 と の 連 携 の 下 、 発 達 段 階 に 応 じ た 主 体 的 な 遊 び 及 び 生 活 が 可 能 と な る よ う 、 当 該 児 童 の 自 主 性 、 社 会 性 及 び 創 造 性 の 向 上 、 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 確 立 等 を 図 り 、 も っ て 当 該 児 童 の 健 全 な 育 成 を 図 る こ と を 目 的 と し て 行 わ れ な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 を 行 う 場 所 ( 以 下 「 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 」 と い う 。) の 構 造 設 備 は 、 採 光 、 換 気 そ の 他 の 利 用 者 の 保 健 衛 生 及 び 利 用 者 に 対 す る 危 害 防 止 に 十 分 な 考 慮 を 払 っ て 設 け ら れ な け れ ば な ら な い 。 3 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 利 用 者 の 人 権 に 十 分 配 慮 す る と と も に 、 一 人 一 人 の 人 格 を 尊 重 し て 、 そ の 運 営 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 4 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 地 域 社 会 と の 交 流 及 び 連 携 を 図 り 、 児 童 の 保 護 者 及 び 地 域 社 会 に 対 し 、 当 該 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 が 行 う 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 運 営 の 内 容 を 適 切 に 説 明 す る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。 5 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 そ の 運 営 の 内 容 に つ い て 、 自 ら 評 価 を 行 い 、 そ の 結 果 を 公 表 す る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。 ( 非 常 災 害 の 対 策 ) 第 6 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 消 火 器 等 の 消 火 用 具 、 非 常 口 そ の 他 非 常 災 害 に 必 要 な 設 備 を 設 け る と と も に 、 非 常 災 害 に 対 す る 具 体 的 な 計 画 を 立 て 、 こ れ を 踏 ま え た 不 断 の 注 意 及 び 訓 練 を す る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。 2 前 項 の 訓 練 の う ち 、 避 難 及 び 消 火 に 対 す る 訓 練 は 、 定 期 的 に 行 わ な け れ ば な ら な い 。 ( 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 及 び 職 員 の 一 般 的 要 件 ) 第 7 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 横 浜 市 暴 力 団 排 除 条 例 ( 平 成 23 年 12 月 横 浜 市 条 例 第 51 号 ) 第 2 条 第 2 号 の 暴 力 団 、 同 条 第 4 号 の 暴 力 団 員 等 、 同 条 第 5 号 の 暴 力 団 経 営 支 配 法 人 等 又 は 同 条 例 第 7 条 の 暴 力 団 員 等 と 密 接 な 関 係 を 有 す る と 認 め ら れ る 者 で あ っ て は な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 に お い て 利 用 者 の 支 援 に 従 事 す る 職 員 は 、 健 全 な 心 身 を 有 し 、 豊 か な 人 間 性 及 び 倫 理 観 を 備 え 、 児 童 福 祉 事 業 に 熱 意 の あ る 者 で あ っ て 、 で き る 限 り 児 童 福 祉 事 業 の 理 論 及 び 実 務 に つ い て 訓 練 を 受 け た も の で な け れ ば な ら な い 。 ( 職 員 の 知 識 及 び 技 能 の 向 上 等 ) さん 第 8 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 の 職 員 は 、 常 に 自 己 研鑽 に 励 み 、 児 童 の 健 全 な 育 成 を 図 る た め に 必 要 な 知 識 及 び 技 能 の 修 得 、 維 持 及 び 向 上 に 努 め な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 職 員 に 対 し 、 そ の 資 質 の 向 上 の た め の 研 修 の 機 会 を 確 保 し な け れ ば な ら な い 。 ( 設 備 の 基 準 ) 第 9 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 に は 、 遊 び 及 び 生 活 の 場 と し て の 機 能 並 び に 静 養 す る た め の 機 能 を 備 え た 区 画 ( 以 下 こ の 条 に お い て 「 専 用 区 画 」 と い う 。) を 設 け る ほ か 、 支 援 の 提 供 に 必 要 な 設 備 及 び 備 品 等 を 備 え な け れ ば な ら な い 。 2 専 用 区 画 の 面 積 は 、 児 童 1 人 に つ き お お む ね 1.65 平 方 メ ー ト ル 以 上 で な け れ ば な ら な い 。 3 専 用 区 画 並 び に 第 1 項 の 設 備 及 び 備 品 等 ( 次 項 に お い て 「 専 用 区 画 等 」 と い う 。) は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 を 開 所 し て い る 時 間 帯 を 通 じ て 専 ら 当 該 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 用 に 供 す る も の で な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 利 用 者 の 支 援 に 支 障 が な い 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。 4 専 用 区 画 等 は 、 衛 生 及 び 安 全 が 確 保 さ れ た も の で な け れ ば な ら な い 。 ( 職 員 ) 第 10 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 ご と に 、 放 課 後 児 童 支 援 員 を 置 か な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 支 援 員 の 数 は 、 支 援 の 単 位 ご と に 2 人 以 上 と す る 。 た だ し 、 そ の 1 人 を 除 き 、 補 助 員 ( 放 課 後 児 童 支 援 員 が 行 う 支 援 に つ い て 放 課 後 児 童 支 援 員 を 補 助 す る 者 を い う 。 第 5 項 に お い て 同 じ 。) を も っ て こ れ に 代 え る こ と が で き る 。 3 放 課 後 児 童 支 援 員 は 、 次 の い ず れ か に 該 当 す る 者 で あ っ て 、 都 道 府 県 知 事 が 行 う 研 修 を 修 了 し た も の で な け れ ば な ら な い 。 (1) 保 育 士 の 資 格 を 有 す る 者 (2) 社 会 福 祉 士 の 資 格 を 有 す る 者 (3) 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 26 号 ) の 規 定 に よ る 高 等 学 校 ( 旧 中 等 学 校 令 ( 昭 和 18 年 勅 令 第 36 号 ) に よ る 中 等 学 校 を 含 む 。 ) 若 し く は 中 等 教 育 学 校 を 卒 業 し た 者 、 同 法 第 90 条 第 2 項 の 規 定 に よ り 大 学 へ の 入 学 を 認 め ら れ た 者 若 し く は 通 常 の 課 程 に よ る 12 年 の 学 校 教 育 を 修 了 し た 者 ( 通 常 の 課 程 以 外 の 課 程 に よ り こ れ に 相 当 す る 学 校 教 育 を 修 了 し た 者 を 含 む 。) 又 は 文 部 科 学 大 臣 が こ れ と 同 等 以 上 の 資 格 を 有 す る と 認 定 し た 者 ( 第 9 号 に お い て 「 高 等 学 校 卒 業 者 等 」 と い う 。) で あ っ て 、 2 年 以 上 児 童 福 祉 事 業 に 従 事 し た も の (4) 学 校 教 育 法 の 規 定 に よ り 、 幼 稚 園 、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 又 は 中 等 教 育 学 校 の 教 諭 と な る 資 格 を 有 す る 者 (5) 学 校 教 育 法 の 規 定 に よ る 大 学 ( 旧 大 学 令 ( 大 正 7 年 勅 令 第 38 8 号 ) に よ る 大 学 を 含 む 。) に お い て 、 社 会 福 祉 学 、 心 理 学 、 教 育 学 、 社 会 学 、 芸 術 学 若 し く は 体 育 学 を 専 修 す る 学 科 又 は こ れ ら に 相 当 す る 課 程 を 修 め て 卒 業 し た 者 (6) 学 校 教 育 法 の 規 定 に よ る 大 学 に お い て 、 社 会 福 祉 学 、 心 理 学 、 教 育 学 、 社 会 学 、 芸 術 学 若 し く は 体 育 学 を 専 修 す る 学 科 又 は こ れ ら に 相 当 す る 課 程 に お い て 優 秀 な 成 績 で 単 位 を 修 得 し た こ と に よ り 、 同 法 第 102 条 第 2 項 の 規 定 に よ り 大 学 院 へ の 入 学 が 認 め ら れ た 者 (7) 学 校 教 育 法 の 規 定 に よ る 大 学 院 に お い て 、 社 会 福 祉 学 、 心 理 学 、 教 育 学 、 社 会 学 、 芸 術 学 若 し く は 体 育 学 を 専 攻 す る 研 究 科 又 は こ れ ら に 相 当 す る 課 程 を 修 め て 卒 業 し た 者 (8) 外 国 の 大 学 に お い て 、 社 会 福 祉 学 、 心 理 学 、 教 育 学 、 社 会 学 、 芸 術 学 若 し く は 体 育 学 を 専 修 す る 学 科 又 は こ れ ら に 相 当 す る 課 程 を 修 め て 卒 業 し た 者 (9) 高 等 学 校 卒 業 者 等 で あ り 、 か つ 、 2 年 以 上 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 に 類 似 す る 事 業 に 従 事 し た 者 で あ っ て 、 市 長 が 適 当 と 認 め た も の 4 第 2 項 の 支 援 の 単 位 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 に お け る 支 援 で あ っ て 、 そ の 提 供 が 同 時 に 1 又 は 複 数 の 利 用 者 に 対 し て 一 体 的 に 行 わ れ る も の を い い 、 1 の 支 援 の 単 位 を 構 成 す る 児 童 の 数 は 、 お お む ね 40 人 以 下 と す る 。 5 放 課 後 児 童 支 援 員 及 び 補 助 員 は 、 支 援 の 単 位 ご と に 専 ら 当 該 支 援 の 提 供 に 当 た る 者 で な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 利 用 者 が 20 人 未 満 の 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 で あ っ て 、 放 課 後 児 童 支 援 員 の う ち 1 人 を 除 い た 者 又 は 補 助 員 が 同 一 敷 地 内 に あ る 他 の 事 業 所 、 施 設 等 の 職 務 に 従 事 し て い る 場 合 そ の 他 の 利 用 者 の 支 援 に 支 障 が な い 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。 ( 利 用 者 を 平 等 に 取 り 扱 う 原 則 ) 第 11 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 利 用 者 の 国 籍 、 信 条 又 は 社 会 的 身 分 に よ っ て 、 差 別 的 な 取 扱 い を し て は な ら な い 。 ( 虐 待 等 の 禁 止 ) 第 12 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 の 職 員 は 、 利 用 者 に 対 し 、 法 第 33 条 の 10 各 号 に 掲 げ る 行 為 そ の 他 当 該 利 用 者 の 心 身 に 有 害 な 影 響 を 与 え る 行 為 を し て は な ら な い 。 ( 衛 生 管 理 等 ) 第 13 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 利 用 者 の 使 用 す る 設 備 、 食 器 等 及 び 飲 用 に 供 す る 水 に つ い て 、 衛 生 的 な 管 理 に 努 め 、 又 は 衛 生 上 必 要 な 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 に お い て 感 染 症 及 び 食 中 毒 が 発 生 し 、 又 は ま ん 延 し な い よ う に 必 要 な 措 置 を 講 ず る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。 3 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 に は 、 必 要 な 医 薬 品 そ の 他 の 医 療 品 を 備 え る と と も に 、 そ の 管 理 を 適 正 に 行 わ な け れ ば な ら な い 。 ( 運 営 規 程 ) 第 14 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 ご と に 次 に 掲 げ る 事 業 の 運 営 に つ い て の 重 要 事 項 に 関 す る 運 営 規 程 を 定 め て お か な け れ ば な ら な い 。 (1) 事 業 の 目 的 及 び 運 営 の 方 針 (2) 職 員 の 職 種 、 員 数 及 び 職 務 の 内 容 (3) 開 所 し て い る 日 及 び 時 間 (4) 支 援 の 内 容 及 び 当 該 支 援 の 提 供 に つ き 利 用 者 の 保 護 者 が 支 払 う べ き 額 (5) 利 用 定 員 (6) 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 (7) 事 業 の 利 用 に 当 た っ て の 留 意 事 項 (8) 緊 急 時 等 に お け る 対 応 方 法 (9) 非 常 災 害 の 対 策 (10) 虐 待 の 防 止 の た め の 措 置 に 関 す る 事 項 (11) そ の 他 事 業 の 運 営 に 関 す る 重 要 事 項 ( 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 が 備 え る 帳 簿 ) 第 15 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 職 員 、 財 産 、 収 支 及 び 利 用 者 の 処 遇 の 状 況 を 明 ら か に す る 帳 簿 を 整 備 し て お か な け れ ば な ら な い 。 ( 秘 密 保 持 等 ) 第 16 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 の 職 員 は 、 正 当 な 理 由 が な く 、 そ の 業 務 上 知 り 得 た 利 用 者 又 は そ の 家 族 の 秘 密 を 漏 ら し て は な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 職 員 で あ っ た 者 が 、 正 当 な 理 由 が な く 、 そ の 業 務 上 知 り 得 た 利 用 者 又 は そ の 家 族 の 秘 密 を 漏 ら す こ と が な い よ う 必 要 な 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。 ( 苦 情 へ の 対 応 ) 第 17 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 そ の 行 っ た 支 援 に 関 す る 利 用 者 又 は そ の 保 護 者 等 か ら の 苦 情 に 迅 速 か つ 適 切 に 対 応 す る た め に 、 苦 情 を 受 け 付 け る た め の 窓 口 の 設 置 そ の 他 の 必 要 な 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 そ の 行 っ た 支 援 に 関 し 、 市 町 村 ( 特 別 区 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) か ら 指 導 又 は 助 言 を 受 け た 場 合 は 、 当 該 指 導 又 は 助 言 に 従 っ て 必 要 な 改 善 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 3 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 社 会 福 祉 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 45 号 ) 第 83 条 に 規 定 す る 運 営 適 正 化 委 員 会 が 行 う 同 法 第 85 条 第 1 項 の 規 定 に よ る 調 査 に で き る 限 り 協 力 し な け れ ば な ら な い 。 ( 開 所 時 間 及 び 日 数 ) 第 18 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 を 開 所 す る 時 間 に つ い て 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 区 分 に 応 じ 、 そ れ ぞ れ 当 該 各 号 に 定 め る 時 間 以 上 を 原 則 と し て 、 利 用 者 の 保 護 者 の 労 働 時 間 、 小 学 校 の 授 業 の 終 了 の 時 刻 そ の 他 の 状 況 等 を 考 慮 し て 、 当 該 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 ご と に 定 め る 。 (1) 小 学 校 の 授 業 の 休 業 日 に 行 う 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 1 日 に つ き 8 時 間 (2) 小 学 校 の 授 業 の 休 業 日 以 外 の 日 に 行 う 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 2 1 日 に つ き 3 時 間 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 を 開 所 す る 日 数 に つ い て 、 1 年 に つ き 250 日 以 上 を 原 則 と し て 、 利 用 者 の 保 護 者 の 就 労 日 数 、 小 学 校 の 授 業 の 休 業 日 そ の 他 の 状 況 等 を 考 慮 し て 、 当 該 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 ご と に 定 め る 。 ( 保 護 者 と の 連 絡 ) 第 19 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 常 に 利 用 者 の 保 護 者 と 密 接 な 連 絡 を 取 り 、 当 該 利 用 者 の 健 康 及 び 行 動 を 説 明 す る と と も に 、 支 援 の 内 容 等 に つ い て 、 そ の 保 護 者 の 理 解 及 び 協 力 を 得 る よ う 努 め な け れ ば な ら な い 。 ( 関 係 機 関 と の 連 携 ) 第 20 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 市 町 村 、 児 童 福 祉 施 設 、 利 用 者 の 通 学 す る 小 学 校 そ の 他 の 関 係 機 関 と 密 接 に 連 携 し て 利 用 者 の 支 援 に 当 た ら な け れ ば な ら な い 。 ( 事 故 発 生 時 の 対 応 ) 第 21 条 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 利 用 者 に 対 す る 支 援 の 提 供 に よ り 事 故 が 発 生 し た 場 合 は 、 速 や か に 、 市 町 村 、 当 該 利 用 者 の 保 護 者 等 に 連 絡 を 行 う と と も に 、 必 要 な 措 置 を 講 じ な け れ ば な ら な い 。 2 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 は 、 利 用 者 に 対 す る 支 援 の 提 供 に よ り 賠 償 す べ き 事 故 が 発 生 し た 場 合 は 、 損 害 賠 償 を 速 や か に 行 わ な け れ ば な ら な い 。 ( 委 任 ) 第 22 条 こ の 条 例 の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 市 長 が 定 め る 。 附 則 ( 施 行 期 日 ) 1 こ の 条 例 は 、 子 ど も ・ 子 育 て 支 援 法 及 び 就 学 前 の 子 ど も に 関 す る 教 育 、 保 育 等 の 総 合 的 な 提 供 の 推 進 に 関 す る 法 律 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 の 施 行 に 伴 う 関 係 法 律 の 整 備 等 に 関 す る 法 律 ( 平 成 24 年 法 律 第 67 号 ) の 施 行 の 日 か ら 施 行 す る 。 ( 経 過 措 置 ) 2 こ の 条 例 の 施 行 の 日 ( 以 下 「 施 行 日 」 と い う 。) か ら 起 算 し て 5 年 を 経 過 す る 日 ま で の 間 、 施 行 日 前 に 存 す る 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 所 ( 施 行 日 の 前 日 ま で に 社 会 福 祉 法 第 69 条 第 1 項 の 規 定 に よ る 届 出 を 行 っ た 放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 者 に 係 る も の に 限 る 。 ) に 対 す る 第 9 条 第 2 項 の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、 同 項 中 「 で な け れ ば 」 と あ る の は 、 「 と な る よ う 努 め な け れ ば 」 と す る 。 3 施 行 日 か ら 平 成 32 年 3 月 31 日 ま で の 間 、 第 10 条 第 3 項 の 規 定 の 適 用 に つ い て は 、 同 項 中 「 修 了 し た も の 」 と あ る の は 、 「 修 了 し た も の ( 平 成 32 年 3 月 31 日 ま で に 修 了 す る こ と を 予 定 し て い る 者 を 含 む 。)」 と す る 。 資料 4 横浜市放課後児童健全育成事業の 設備及び運営に関する基準条例について (補足) 平成26年10月 横浜市こども青少年局放課後児童育成課 1 基準条例による主な影響 放課後児童健全育成事業の設備・運営に関する基準(平成26年4月30日厚生労働省令第63号)が公布され 、横浜市においても9月に条例を制定・公布しました。条例の基準を満たすため、放課後児童健全育成事業の 制度が、下記を含み一部変更となります。 項目 現行 定員 努力規定 面積要件 (1.65㎡/人) 努力規定 指導員の 資格要件 努力規定 運営規程 任意で規定 施行後 保護者が労働等により昼間家庭にいない小学生を対象に、定員(※)を 設定する 対象児童につき、一人あたり1.65㎡を確保しなければならない (既存のクラブについては経過措置あり) 下記の2つの要件を満たすことで有資格者となる「放課後児童支援員」の 配置が必要 ① 資格要件を満たしていること ② 必須研修を修了すること(経過措置あり) 重要事項を含み、運営規程を設けなければならない ※ 定員に係る補足 (1) 優先利用について 現時点では、国の専門委員会において下記の例示がされており、今後国として示すべきとされています。各クラブにお いて優先して利用すべき児童を考える際の参考としてください。 <優先利用の対象者として考えられる児童> 放課後児童クラブの基準に関する専門委員会 平成25年12月25日報告書より ・障害のある児童 ・ひとり親家庭の児童 ・低学年の児童など、発達の程度の観点から配慮が ・生活保護世帯の児童 必要と考えられる児童 など ・生計中心者の失業により就労の必要性が高い家庭の児童 ・虐待やDVのおそれがある場合など、社会的養護が必要な児童 (2) 定員に対する児童数について 児童数については、6ページにおける算出方法に基づいた児童数を用いることを考えています。 2 第9条(設備の基準)第1項および第2項 1. 2. 放課後児童健全育成事業所には、遊び 及び 生活 の場と しての機能並びに 静養 するための機能を備えた区画(以 下この条において「専用区画」という。)を設けるほか、支援 の提供に必要な設備及び備品等を備えなければならない。 専用区画の面積は、児童一人につきおおむね1.65㎡以上 でなければならない。 ※ 既存の事業所については、 施行から5年間、児童一人に つきおおむね 1.65㎡以上となるよう努めなければならない。 ※ 利用者の生活の場としての機能が十分に確保される場所 であることが必要であるため、事務室、便所等は含まない。 ・遊び ⇒ 室内である程度体を動かす ・生活 ⇒ おやつを食べたり本を読ん だりして、くつろぐ ・静養 ⇒ 子どもが体調の悪い時など に休息する ②1.5m×0.5m=0.75㎡ (例) トイレ 柱 (平成26年5月30日 雇児発0530第1号より) 10.0m 本棚 ①1.0m×1.0m=1.0㎡ 入口 定員は 31人以下 になります ランドセル入れ <専用区画の考え方> 5.5m×10.0m=55.0㎡ から①と②と③を引きます。 55.0 - 1.0 - 0.75 - 2.0 =51.25㎡ ③2.0m×1.0m=2.0 ㎡ 事務 スペース ※小数点以下切り捨て 5.5m 3 第10条(職員) 1. 2. 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童健全育成事業所ごとに、放課後児童支援員を置かな ければならない。 放課後児童支援員の数は、支援の単位ごとに2人以上とする。ただし、その一人を除き、補助員(放 課後児童支援員が行う支援について放課後児童支援員を補助する者をいう。第5項において同 じ。)をもってこれに代えることができる。 3. 放課後児童支援員は、次の各号のいずれかに該当する者であって、都道府県知事が行う研修を修 了したものでなければならない。(※5ページ参照) 4. 第二項の支援の単位は、放課後児童健全育成事業における支援であって、その提供が同時に一又 は複数の利用者に対して一体的に行われるものをいい、一の支援の単位を構成する児童の数は、 おおむね40人以下とする。(※6ページ参照) 5. 放課後児童支援員及び補助員は、支援の単位ごとに専ら当該支援の提供に当たる者でなければな らない。ただし、利用者が20人未満の放課後児童健全育成事業所であって、放課後児童支援員のう ち1人を除いた者又は補助者が同一敷地内にある他の事業所、施設等の職務に従事している場合 その他の利用者の支援に支障がない場合は、この限りでない。 支援の提供 職員:2名以上 ※1名以上の放課後児童支援員 (有資格 かつ 研修を修了 した者) 児童:おおむね40人以下 (=1つの単位) ※登録児童数の上限が40人ということではありません。 40人を超える場合は2つ目の単位を設けます。 4 第10条(職員) 第3項 ~放課後児童育成支援員の資格について~ 各号のいずれかに該当する者であって 1. 保育士の資格を有する者 2. 社会福祉士の資格を有する者 3. 学校教育法(昭和22年法律第26号)の規定による高等学校(旧中等学校令(昭和18年勅令第36号)による中等学校を含む。)若しく は中等教育学校を卒業した者、同法第90条第2項の規定により大学への入学を認められた者若しくは通常の課程による十二年の学 校教育を修了した者(通常の課程以外の課程によりこれに相当する学校教育を修了した者を含む。)又は文部科学大臣がこれと同 等以上の資格を有すると認定した者(第九号において「高等学校卒業者等」という。)であって、2年以上児童福祉事業に従事(※)し たもの 4. 学校教育法の規定により、幼稚園、小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校の教諭となる資格を有する者 5. 学校教育法の規定による大学(旧大学令(大正7年勅令第388号)による大学を含む。)において、社会福祉学、心理学、教育学、社 会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を修めて卒業した者 6. 学校教育法の規定による大学において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれら に相当する課程において優秀な成績で単位を修得したことにより、同法第102条第2項の規定により大学院への入学が認められた者 7. 学校教育法の規定による大学院において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専攻する研究科又はこ れらに相当する課程を修めて卒業した者 8. 外国の大学において、社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科又はこれらに相当する課程を 修めて卒業した者 9. 高等学校卒業者等であり、かつ、2年以上 放課後児童健全育成事業に類似する事業 に従事した(※)者であって、市町村長が適当 と認めたもの かつ ※ 事業所において、従事した実績の証明書を発行していた だく必要があります。 都道府県知事が行う研修を修了すること ※研修の修了については、平成32年3月31日までの間は、同日までに修了を予定する者も含める経過措置が設けられています 5 第10条(職員) 第4項 ~支援の単位を構成する児童の数について~ 支援の単位を構成する児童の数については、国から下記の解釈が示されており、その考えを基に算 出することとします。 【3の(4) 支援の単位(基準第10 条第4項)】 (平成26年5月30日 雇児発0530第1号より) 一の支援の単位を構成する「児童の数」とは、放課後児童健全育成事業が毎日利用する児童と週のうち数日を利用する児童 との双方が考えられる事業であることに鑑み、毎日利用する児童(継続して利用することを前提に申込みをした児童)の人数に 、一時的に利用する児童(塾や習い事、保護者のパート就労等により週のうち数日を利用することを前提に申込みをした児童) の平均利用人数を加えた数をいうものである。 なお、ここでの「平均利用人数」は、登録時の利用希望日数を基に算出する。 【2の(2) 専用区画の面積(基準第9条第2項)】 基準第9条第2項の「児童1人につきおおむね1.65 ㎡以上」とは、専用区画の面積を児童の数で割った値をいうものである。 ここでの「児童の数」の考え方については、3の(4)の「児童の数」と同義である。 ≪利用希望日からの算出イメージ≫ 土 利用希望日数 利用希望人数 A さん ○ ○ ○ ○ ○ ○ 5日/5日 1.0人 B さん ○ ○ ○ 3日/5日 0.6人 2日/5日 0.4人 … … C さん … … ○ ○ … 金 … 木 … 水 … 火 … 月 ※土曜日を除き、月曜~金曜日の5日間を ベースにして、週の平均利用人数を算出します。 この合計数が40人以下であれば、1の支援の単位を構成し ます。41人以上であれば支援の単位を2つに分けます。 また、この合計数が定員数を上回らないようにします。 6 第14条(運営規程) 事業所ごとに次の各号を定めなければなりません 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 事業の目的及び運営の方針 資料5の例示を参考にしてください。 職員の職種、員数及び職務の内容 開所している日及び時間 支援の内容及び当該支援の提供につき利用者の保護者が支払うべき額 利用定員 通常の事業の実施地域 事業の利用に当たっての留意事項 緊急時等における対応方法 非常災害対策 虐待の防止のための措置に関する事項 その他事業の運営に関する重要事項 また 事業者は届出を行うこととなります 児童福祉法の改正に伴い、放課後児童健全育成事業を行う事業者は、あらかじめ市町村へ届け出をすること となりました。事業者は、児童福祉法施行規則に記載される事項(※)を、事業所が所在する区役所へ提出する こととなります。 様式や記載事項、届出に関する手続きについては、12月を目途に、各区役所にて説明会を開催し、平成27年 1月には届出をおこなっていただく予定です。 ※ 今後、国から発出される省令に明記されます。収支予算書、事業計画書、運営規程なども届出項目として明 記される可能性があります。 7 資料 5 運営規程(参考例) 運営規程の記載例 ○○○運営規程 作成に当たっての留意事項 ※「○○○」⇒事業所の正式名称 (事業の目的) 第1条 ***(以下「事業者」という。 )が設置する○○○(以下「事 業所」という。 )において実施する、児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号。以下「法」という。)第6条の3第2項に基づく放課後児童健全 ※「***」⇒開設者 (運営委員会・法人名) ※「○○○」⇒事業所の正式名称 育成事業の適正な運営を確保するために人員及び管理運営に関する ことを定め、事業所を利用している児童(以下「利用者」という。) が、心身ともに健やかに育成されることを目的とする。 (運営の方針) 第2条 事業所は、小学校に就学している児童であって、その保護者が 労働等により昼間家庭にいないものにつき、家庭、地域等との連携の 下、発達段階に応じた主体的な遊び及び生活が可能となるよう、当該 児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等 を図り、もって当該児童の健全な育成を図る。 2 放課後児童健全育成事業の実施に当たっては、地域との結び付きを 重視し、市町村(特別区を含む。以下同じ。) 、児童福祉施設、利用者 の通学する小学校その他の関係機関との密接な連携に努めるものと する。 3 事業の実施にあたっては、利用者の国籍、信条又は社会的身分によ って、差別的な取扱いをしてはならない。 4 事業の実施にあたっては、自らその提供する支援の評価を行い、常 にその改善を図る。 5 ※自己評価に関するガイドラインに ついては、今後示す予定です。 前4項のほか、児童福祉法及び横浜市放課後児童健全育成事業の設 備及び運営に関する基準条例(平成 26 年9月 25 日横浜市条例第 49 号)その他の関係法令等を遵守し、放課後児童健全育成事業を実施す るものとする。 (事業所の名称等) 第3条 放課後児童健全育成事業を行う事業所の名称及び所在地は、次 のとおりとする。 (1) 名称 ○○○ (2) 所在地 神奈川県横浜市△△区×丁目×番×号 **ビル×号 (職員の職種、員数及び職務の内容) 第4条 事業所における職員の職種、員数及び職務の内容は、次のとお りとする。 ※「○○○」⇒事業所の正式名称を記 載。 ※「神奈川県横浜市・・・」⇒所在地 は、住居表示、ビル名等を正確に記 載する。 (1) 放課後児童支援員 ●名(常勤職員●名) 放課後児童支援員は、利用者への支援提供、利用者の保護者との 連絡調整、設備及び備品等の安全管理を行う。 (2) 補助員 ●名 補助員は、放課後児童支援員の補助を行う。 (3) 事務職員 ●名 事務職員は、事務所運営に必要な事務を行う。 ※事務職員を配置している場合は、員 数を記入してください。 (開所日及び開所時間等) 第5条 事業所の開所日及び開所時間等は、次のとおりとする。 (1) 開所日 ア 原則として月曜日から●曜日までとする。 イ ※開所日数については、条例に定めら れるとおり1年につき 250 日を上回 るように設定します。 開所日数は1年につき 250 日以上とする。 (2) 事業所の開所時間 ア 小学校の授業がある日 午後●時から午後●時まで イ 小学校の授業の休業日 午前●時から午後●時まで (3) 年間の閉所日 ア 日曜日 イ 国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第 178 号)に規定す ※開所時間については、条例に定める 下限時間を上回るように設定しま す。 (1)小学校の授業がある日 1日に つき3時間 (2)小学校の授業の休業日 1日に つき8時間 る休日 ウ 12 月 29 日から翌年の 1 月 3 日までの日(前号に掲げる日を除 く。 ) (支援の内容) 第6条 事業所で行う放課後児童健全育成事業の内容は、次のとおりと する。 (1) 放課後児童健全育成事業における支援の提供 第5条に規定する開所日及び開所時間において、利用者への支援 ※送迎や食事の提供を実施している 場合については、それらも明記しま す。 の提供を行う。 (2) その他支援に係る行事等 2 前項に定めるもののほか、●●を行うものとする。 (支援の提供につき利用者の保護者が支払うべき額) 第7条 事業所は、利用者に対する支援の提供にあたり、次に定める費 用の額の支払いを受けるものとする。 (1) 利用料 月額 円 ただし、市民税所得割非課税世帯及び生活保護世帯については、 上記の金額から 2,500 円を減額する。 (2) おやつ代 月額 円 ※クラブで減額制度を設けている場 合は、その内容を明記します。 ※入会金や送迎等、支払うべき額があ る場合は明記します。 (3) 傷害保険料 年額 円 利用を開始した日に関わらず、その年度における負担額とする。 (4) その他 教材費、プログラム参加費用等については、実費相当額を負担す ることとする。 2 前項の費用の額に係る支援の提供に当たっては、あらかじめ、利用 者の保護者に対し、当該支援の内容及び費用について説明を行い、利 用者の保護者の同意を得なければならない。 3 事業者は、第1項の費用の支払いを受けた場合は、当該費用に係る 領収証を、当該費用を支払った利用者の保護者に対し交付するものと する。 (利用定員) 第8条 利用者の定員は、原則として XXX 名とする。 (通常の事業の実施地域) 第9条 通常の事業の実施地域は、横浜市○○区△△小学校区域とす る。 ※定員について ①専用面積を 1.65 ㎡で割った数字を 上限とします。 ②支援の単位ごとに設定します。2つ 以上の単位がある場合は、それぞれ 記載します。 ※通常の事業の実施地域については、 小学校区域を記載します。 市全体、区全体を実施地域とする場 合は「横浜市」や「○○区」のみで 結構です。 (事業の利用に当たっての留意事項) 第 10 条 利用者の保護者は、事業の利用に当たっては、次に規定する 内容に留意すること。 (1) 利用者が欠席をする場合には、利用者の保護者は電話その他の連 絡方法により事業所へ届け出ること。 (2) 利用者又はその家族の感染症の発生により、他の利用者への感染 ※利用者の保護者が、設備の利用上の 留意事項等を記載します。(原則と して内容は自由。ただし、利用者の 権利・自由を制限するような内容 (例えば、外出時等の際の「許可」 等)等については、規定することは できません。 ) する恐れがあると認められた場合は、事業者は利用者に対して休所 を命ずることができる。 (3) ○○○こと。 (緊急時等における対応方法) 第 11 条 現に支援の提供を行っている際に利用者の体調に急変が生じ た場合その他必要な場合は、速やかに利用者の保護者又は医療機関へ の連絡を行う等の必要な措置を講ずるものとする。 2 支援の提供により事故が発生した際は、直ちに関係する事業者等に 連絡するとともに、必要な措置を講じる。また、その原因を解明し、 再発を防ぐための対策を講じる。 3 支援の提供により賠償すべき事故が発生したときは、速やかに損害 を賠償するものとする。 (非常災害の対策) ※賠償すべき事態において速やかに 事業を行うため、損害賠償保険に加 入しておくことが望ましいと考え られます。 第 12 条 事業所は、消火器等の消火用具、非常口その他非常災害に必 要な設備を設けるとともに、非常災害に対する具体的な計画を立て、 これを踏まえた不断の注意及び訓練をするよう努めなければならな い。 2 前項の訓練のうち、避難及び消火に対する訓練は、定期的に行わな ければならない。 (苦情解決の窓口) 第 13 条 事業所は、その行った支援に対する利用者及びその保護者等 からの苦情に対して、迅速かつ適切に対応するため、苦情を受け付け ※事業所で設置する相談窓口、かなが わ福祉サービス運営適正化委員会 事務局、所在する区役所の担当窓口 を、利用者の保護者に対して紹介し てください。 るための窓口を設置する。 2 前項の苦情を受けた場合には、当該苦情の内容等を記録する。 3 事業所は、その行った支援に関し、市町村から指導又は助言を受け た場合は、当該指導又は助言に従って必要な改善を行わなければなら ない。 4 事業所は、社会福祉法(昭和 26 年法律第 45 号)第 83 条に規定す る運営適正化委員会が行う同法第 85 条第1項の規定による調査にで きる限り協力しなければならない。 (個人情報の保護) 第 14 条 事業所は、その業務上知り得た利用者及びその家族の個人情 報については、個人情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号) その他関係法令等を遵守し、適正に取り扱うものとする。 2 職員は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者及びその家 族の秘密を漏らしてはならない。 3 職員であった者に、業務上知り得た障害児及びその家族の秘密を保 持させるため、職員でなくなった後においてもこれらの秘密を保持す るべき旨を、職員との雇用契約の内容とする。 4 事業所は他の放課後児童健全育成事業者等に対して、利用者又はそ の家族の個人情報を用いる場合は、あらかじめ文書により当該利用者 又はその家族の同意を得る。 (虐待の防止のための措置に関する事項) 第 15 条 事業所は、利用者等の人権の擁護・虐待の防止等のため、次 の措置を講ずる。 (1) 虐待防止に関する責任者の選定及び設置 (2) 職員に対する虐待の防止を啓発・普及するための研修の実施 (その他運営に関する重要事項) 第 16 条 事業所は、職員の資質の向上のため研修の機会を次のとおり ※各クラブでの重要事項を明記しま す。 設けるものとし、また、業務の執行体制についても検証、整備するも のとする。 (1) 採用時研修 採用後●か月以内 (2) 継続研修 年●回 2 事業所は、職員、設備・備品及び会計に関する諸記録を整備すると ともに、当該記録を完結の日から5年間保存する。 3 事業所は、利用者に対する支援の提供に関する諸記録を整備し、当 該支援を提供した日から5年間保存するものとする。 4 この規程に定める事項のほか、運営に関する重要事項は***と事 業所の管理者との協議に基づいて定めるものとする。 附 則 この規程は、平成 27 年4月1日から施行する。 ※「***」は、開設者(法人名)を 記載します。 資料 6 市民意見募集の結果概要 (1)市民意見募集対象案件(条例案に関するもの) ・幼保連携認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準案 ・家庭的保育事業等の設備、運営等に関する基準案 ・児童福祉施設の設備及び運営に関する基準案 ・放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準案 ・特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業における運営に関する基準案 (2)基準別意見数 基準案 幼保連携型認定こども園 家庭的保育事業等 児童福祉施設 放課後児童健全育成事業 特定教育保育施設等の運営基準 その他 計 件数 14 件 55 件 0 件 103 件 2 件 242 件 416 件 人数 11 人 15 人 0 人 70 人 2 人 92 人 190 人 (3)意見要旨と市の考え方 別紙のとおり (4)その他 同時に実施した、意見公募手続対象案件である「特定教育・保育施設及び特定地 域型保育事業の利用調整等に関する基準案」に関する意見募集の結果については、 後日別途公表します。 1 幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準案 区分 設備 設備 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 乳児室・ほふく室の面積について、既存の保 乳幼児がほふくを開始する時期については、 育所、幼保連携認定こども園から移行する場 乳幼児一人ひとりで異なっており、年度中に 合、「当分の間」幼児1人につき2.475㎡以上 ほふくする乳幼児の人数に合わせて居室の面 とのことだが、施設によって児童への保育の 積を変更することも困難なため、2歳未満児 質に格差が生じるものであり、期限を明記 の保育室については「0歳児及び1歳児の保 し、そのことを踏まえて「必要量」を確保す 育室」として整備することが一般的です。 べき。 この場合の必要面積については、国基準では 明示されていませんでした。そこで、本市で は、昭和44年の神奈川県からの通知を踏ま え、国基準の運用の範囲内として「0歳児及 び1歳児1人につき2.475㎡以上」としてきま した。 1 平成23年になり厚生労働省から「0歳児に あっても、満1歳に達する以前にほふくをす るに至る子どもが相当数みられる」旨の通知 がありました。 このような経過を踏まえ、また、保育の質を 高めるために、基本的に「0歳児及び1歳児1 人につきの居室面積を3.3㎡以上」とします。 ただし、新たな基準の適用による定員減少と いう影響を避けるために、既存の施設につい ては「当分の間、乳児室又はほふく室の面積 は、乳児又は満2歳に満たない幼児1人につ き2.475㎡以上」とします。 乳幼児に対する衛生の確保の観点から、沐浴 条例には規定しませんが、沐浴ができる環境 1 については整えるべきと考えます。 設備(乳幼児用バス)を設置すべき。 職員配置については、現行の「横浜市民間保 育所設置認可等要綱」と同様、0歳児3人に つき1人以上、1歳児4人につき1人以上、 2歳児5人につき1人以上、3歳児15 人につ き1人以上、4歳以上児24 人につき1人以上 とすべき。 8 職員 調理員の設置について、調理業務の全部を委 託する場合には、栄養士を配置すべき。 職員 その他 1 幼稚園と保育園を一体一律ではなく差を設け ている場合、利用者負担の差異や児童のサー ビスにおいて平等感がない。 1 本市では、幼保連携型認定こども園の保育所 部分の保育の質を向上させるため、予算上の 措置として、要綱に基づき、国基準に上乗せ して、保育士の配置を行っています。 今回の条例は、最低基準を定めるものであ り、国基準どおりの規定としたものです。 なお、条例では、横浜市児童福祉施設の設備 及び運営に関する条例の第4条第3項「最低 基準を超えて、設備を有し、又は運営をして いる児童福祉施設においては、最低基準を理 由としてその設備又は運営を低下させてはな らない。」を準用することとしていますの で、教育・保育の質を確実に担保するよう努 めていきます。 栄養士の配置については、望ましいものと考 えておりますが、全ての施設において配置さ れていない状況を鑑みると、配置を義務付け ることは困難と考えます。 新制度における幼保連携型認定こども園は、 保育所と幼稚園の機能や特長をあわせもつ単 一の施設として規定されるものです。 区分 その他 その他 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 国基準は最低基準であり、その最低基準を各 条例では、より良い教育・保育環境が確保で 自治体において低く解釈して運用するような きるよう、設備運営基準を常に向上させるよ ことがあってはならず、的確かつ子どもの命 1 う努めることを定めています。 と存在を十分に配慮した基準でなくてはなら ない。 有事の際の避難も考慮し、園庭環境や園舎は 安全が必ず確保されなければならない。乳幼 児の特性をしっかりと考えた基準をつくって いただきたい。 1 園舎は2階建て以下を原則としているほか、 保育室等は原則として1階に設けるものとし ています。また、2階以上に設ける場合にお いては、避難用階段の設置等を規定していま す。 2 家庭的保育事業等の設備、運営等に関する基準案 (1)共通事項 区分 連携施設 連携施設 連携施設 連携施設 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 連携保育所に公立も入れるべき。また、市が 条例に盛り込む内容ではありませんが、連携 しっかり確認して連携ができるところを紹介 6 施設には公立・私立の区別はありません。連 してほしい。 携施設は、個々の施設の事情を踏まえた上で 連携内容について検討することとなります。 子どもたちの住居を考慮すると複数園との連 また、連携施設の設定については、必要に応 携が望ましいが、複数園への連携費用捻出は じて市が紹介・あっせんをする取組を検討し 1 厳しい。また、希望する園との連携の調整 ています。 を、市にも協力してもらいたい。 卒園後の進級先の確保に関して、保育の提供 体制の確保は市町村に課せられた責務であ り、保育者側に転嫁するのは間違っているの ではないか。また、途中入所や年度途中に保 育所に移動する児童もいるが、連携園はこう いった利用児童数の変動への対応はできるの か。 入園時に明確に卒園後の入園先が示されるの か。示されない場合、本当に数年後に居住圏 内の園が確保してもらえるのか不安である。 1 1 5年間の経過措置は不要である。 連携施設 食事の提 供 食事の提 供 その他 1 重篤なアレルギーのお子さんに関しては、小 さな調理室では対応が難しい。そのようなお 子さんは、大きな保育園で対応するよう配慮 してほしい。 預ける時点でアレルギーであるかどうか認識 出来ずに施設任せに離乳食を始める行為は、 死亡事故に繋がる可能性がある。初めて食べ る食材を与えることもあり得、実施するに際 しては、実態調査等を実施したうえで、正確 かつ安全性を保証した上で施行すべきであ る。さらに、可能であれば、3か月又は6か 月健診の際に、病院でのパッチテストに相当 する検査を保護者に義務付けることでお互い に安心して保育を履行できると思われる。 ただ単に多人数を一堂に会して効率よく保育 する姿勢は、人間形成に甚だ方向性を逸脱し ているものと危惧している。特に、家庭的保 育の役割は他の施設と同列に比べるとその良 さが無くなり兼ねない。 1 連携施設の設定により、卒園後の進級先が確 保され、選択できるようになります。ただ し、5年間の経過措置が設けられており、経 過措置期間中は利用調整の中で優遇されま す。 本市では、経過措置の対象を国基準より限定 しているところですが、それでもなお連携施 設との調整に一定の期間が必要と考えられる もののみ経過措置を設けています。 アレルギーがあるお子さまについては、丁寧 な対応が必要と考えております。そこで、本 市においては、アレルギー対応のマニュアル を作成し、研修を実施しております。 なお、いただいたご意見は、今後の保育施策 の参考とさせていただきます。 1 1 条例に盛り込む内容ではありませんが、いた だいたご意見は、今後の保育施策の参考とさ せていただきます。 (2)家庭的保育事業 区分 設備 設備 設備 設備 設備 設備 設備 食事の提 供 食事の提 供 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 子ども用と調理する際の手洗い用の設備が区 家庭的保育事業では食事の提供が新たに義務 別されている家庭はなく、殆ど一つの設備で 付けられることから、食中毒のまん延防止や あると思われる。設備の義務を課すのであれ 1 衛生的な管理の観点から、手洗用設備につい ば、科学的・衛生学的な観点或いは条例があ て乳幼児用と乳幼児用以外のものをそれぞれ るものか設定理由を明確にすべきである。 設けるよう求めています。 災害時の迅速かつ安全な避難等の観点から、 2階以上の集合住宅に設置する場合は、現実 的に保育者が一人当たりの基準数(保育士1 人で3人)を避難させることが可能な避難設 備を設けていること(避難ばしご・避難降下 装置は不可)。 乳幼児に対する衛生の確保の観点から、沐浴 設備(乳幼児用バス)を設置すべき。 調理施設等については、火災等の発災に対し 警報等で知らせる装置を設置すること。 災害に対応できる、備品・備蓄品(備蓄食 品・水・簡易薬品・懐中電灯・ラジオ等)を 備えること。 2階以上に保育に必要な専用部屋を設ける場 合は、災害等が発生した場合、近隣から応援 に掛けつけることのできる、協力員を確保す ること。 保育に必要な専用の部屋は、建築基準法第28 条に基づく、採光が確保されていることと、 24時間換気が確保されていること。 アレルギー対応をどうするのか。安全面での 対応に不安があり事業者、利用者の多くが望 んでいない給食を実施して問題が発生したら 横浜市としてどう対応するのか。 自園調理の場合設備助成はあるのか。給食提 供のために調理設備や備品を整えるために多 額の費用を要することが予想されるが、それ に見合う収入が得られるのかその保証はな い。 1 本市では、非常災害対策の観点から、国基準 に上乗せして、保育を行う専用の部屋を2階 に設ける場合には耐火建築物で避難上有効な 設備を設けるよう求めています。 1 条例には規定しませんが、沐浴ができる環境 については整えるべきと考えます。 1 条例では、家庭的保育事業を実施する場所に 火災報知器及び消火器の設置を義務付けてい ます。 1 条例では、非常災害に対する具体的な計画を 立て、これを踏まえた不断の注意と訓練をす るように努めなければならないとしており、 非常災害への対応のための備品・備蓄品につ いても、計画に基づき行うものと考えていま す。 1 条例では協力員の確保については規定してい ませんが、事業の実施にあたっては、地域社 会との交流及び連携を図るよう努めなければ ならないとしており、その中で災害時の応援 についても協力を得られるよう取り組んでい ただきたいと考えています。 1 1 条例では、「家庭的保育事業所等の構造設備 は、採光、換気その他の利用乳幼児の保健衛 生及び利用乳幼児に対する危害防止に十分な 考慮を払って設けられなければならない。」 と規定しています。 アレルギーがあるお子さまについては、丁寧 な対応が必要と考えております。そこで、本 市においては、アレルギー対応のマニュアル を作成し、研修を実施しております。 なお、いただいたご意見は、今後の保育施策 の参考とさせていただきます。 27年4月の自園調理実施に向けての設備助成 については、現在検討しています。 1 区分 食事の提 供 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 横浜市は保育現場の実際を把握する立場にあ 食事の提供については、国基準同様、自園調 る市町村の責任として家庭保育における給食 理としていますが、5年間の経過措置を設け 1 ています。 実施を見直すよう国に意見すべきである。 食事の提 供 「お弁当」を作りたいからこそ、「家庭的保 育」を選択している保護者もいる。全員が 「給食」とするのではなく、現行の制度を残 しつつ、弁当と給食という選択肢が増えるよ うにしてもらいたい。 1 食事の提 供 少人数異年令への給食提供について、年齢に 応じた食事づくりということで調理も大変な うえ離乳食段階の乳児はアレルギーの有無も 分からない。安全な給食提供ができるとは思 えない。 1 食事の提 供 現在給食を実施している自治体の福祉員から は日々の食材の調達、調理に対する疲弊の声 が多く聞かれ、福祉員の過労やそれが引き金 になっての事故が起きることも考えられる。 1 食事の提 供 現状で精一杯なのに給食を始めるには、さら に負担が増え精神的にも肉体的にも大変であ る。 1 資格 補助員はあくまで補助的な存在であり、責任 の重い福祉員に無資格者でもなれるというこ とに危惧を覚える。 1 資格 家庭的保育者は必要な研修を修了した保育士 又は看護師とする。 1 利用調整 家庭保育など小規模な保育を希望する保護者 の希望を尊重する制度にしてもらいたい。 1 利用調整 家庭保育を第1に希望した場合は優先しても らわないと困る。 1 保育料 申請、利用調整を市が行なうなら、保育料の 徴収も保育所と同じく市が行なうべきであ る。 定員 定員設定は利用者にとって有用となるよう、 緩やかな運用のできる制度にしてもらいた い。家庭的保育ではその年・時期により需要 に合わせて柔軟な受け入れをしており、今後 もできるだけ需要に添った対応ができるよ う、定員はあくまで原則であってほしい。 原則として、専従の調理員の配置が必要とな ります。 1 条例に盛り込む内容ではありませんが、本市 要綱では国基準と異なり、保育士、看護師等 の資格を有しない者については、補助者とし ての1年以上の実務経験と研修の受講を要件 としています。 家庭的保育事業は、法律の規定により、利用 希望者の申請に基づき本市が利用調整を行い ます。 家庭的保育事業については、利用者との直接 契約となるため、保育料の徴収は事業者が行 うことになります。 利用定員は定めていただきますが、年齢別定 員については柔軟な対応を可能とする方向で 検討しています。 5 区分 契約 その他 その他 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 新制度では直接契約となるため、問題が生じ 新制度においては、これまでの市の委託事業 た場合、利用者と事業者間で対処することと から、利用者との直接契約に変わります。な なり横浜市はその問題の解決において介在し お、条例に盛り込む内容ではありませんが、 なくてよいことになる。これは利用者、福祉 1 市としての関わりが現行と大幅に変わるもの 員双方からみて非常に不安であるため、横浜 ではありません。 市は現行と変わらぬ対応をすることを明文化 してもらいたい。 全国的に見れば高水準な横浜市の家庭保育福 祉員制度だが、近年は他自治体の整備も進み 横浜市以上の制度内容を誇るところもある。 新制度においては他自治体の手本となるよう な制度の構築をお願いしたい。 児童福祉法24条について、1項と2項に分け ることに反対である。利用者、事業者に対し 格差を設けることはあってはならない。2項 の施設・事業にも同等の責任を負うと言うな らこれを廃止するよう国に働きかけ統一した 扱いにすべき。 引き続き、保育水準の向上が図られるよう努 めてまいります。 1 1 条例に盛り込む内容ではありませんが、いた だいたご意見は、今後の保育施策の参考とさ せていただきます。 (3)小規模保育事業 区分 職員 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 B型について、保育士配置は国同様2分の1 条例では、B型について横浜市での保育の質 としてもらいたい。求人をしても保育士が集 3 を確保するため、横浜保育室の現行基準を踏 まらない。 まえつつ、国基準に上乗せした3分の2以上 の保育士の配置を規定しています。 専門性は、小規模でも同じであるため、保育 2 は全員有資格者で行うべき。 職員 B型について、従事する職員は必要な研修を 修了した保育士又は看護師とする。 職員 職員 設備 配置基準は現行の横浜市認可保育所に合わせ るべき 手洗い設備について、賃貸物件のため大きな 工事は不可能であるため、現在の設備の中で 調理者と保育児の区別ができるよう決まりを 作って欲しい。 1 1 小規模保育事業の職員配置は、各年齢別の配 置基準の合計数に1名を加えた数としていま す。 1 衛生的な観点から手洗用設備を乳幼児用と乳 幼児用以外のものをそれぞれ設けるよう求め ています。 区分 利用調整 利用調整 利用調整 移行 その他 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 現行の直接契約の家庭的保育事業では、空き 小規模保育事業は認可事業として位置づけら があればすぐに受入れができるため、緊急を れることから、利用希望者の申請に基づき本 要する利用者への対応ができる。また、面接 市が利用調整を行います。 を行うことでランクでは拾いきれない事情に なお、利用申請にあたっては、事前に希望す 1 る施設・事業の見学等を推奨しています。 対応できる。さらに、ランクでなく入所がで きるので、子どもと過ごす時間を多く持ちな がら、毎日働こうと考えている利用者の受け 入れができる。 直接契約での保護者との面談は、お子さんを 預かるうえでとても有効である。 1 小規模保育事業に移行した後も、事業所と直 接契約する方法を残してもらいたい。家庭的 保育も認可保育園のミニ版となってしまい、 家庭的保育がこれまで受けてきた、家庭の状 況から判断して必要の度合いの強い方の受け 入れなど柔軟な対応が難しくなることが危惧 される。 横浜保育室同様、家庭的保育事業からの小規 模保育への移行期間を設けてもらいたい。 全国的に保育士が足らない現象が起こってい る。今回の基準では、保育士の作業時間と責 任感の重さは切実であり、実際にシミュレー ションをどこかの施設で行って、無理のない 作業量を想定すべきである。 1 1 新制度の施行に伴い、横浜市家庭的保育事業 は「小規模保育」A型、B型、C型のいずれかの 類型へ移行していただく必要があります。 本市においても保育士の養成について取組を 進めています。 1 (4)居宅訪問型保育事業 区分 全般 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 昨年末の死亡事故等に絡んで、今回新たに収 国基準を原則として規定していますが、いた 載されたものと理解しているが、事故の内容 だいたご意見は事業実施に向けての参考とさ から推察すると、今回の規定では他の施設に せていただきます。 1 比べてかなりハードルが低いように感じら れ、事故等を防げるものか疑問である。 従事する職員は必要な研修を修了した保育士 又は看護師とする。 職員 1 条例に盛り込む内容ではありませんが、居宅 訪問型保育を提供する家庭的保育者の資格要 件は、現行の家庭保育福祉員制度を踏まえ、 今後検討していきます。 3 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準案 区分 全般 全般 全般 全般 総論 総論 総論 設備 設備 件数 意見の内容(要旨) ご意見に対する市の考え方 放課後児童健全育成事業の基準条例は、現行 条例では、より良い児童の健全育成が図られ よりも低い水準のものにならないものにして るよう、事業者は、最低基準を超えて、常に 2 その設備及び運営を向上させることとしてい ほしい。 ます。 厚生省省令は全国的に適用される最低限の基 条例には盛り込みませんが、利用する児童の 準であるため、横浜市の基準条例について 保護者の状況や地域の実情等を考慮して、実 は、市独自に抱える多様なニーズを満たす水 2 施するべきものと考えています。 準設定をするなど、地域性を踏まえたものと してほしい。 運営に際し条例で定められた基準を満たさな 事業が基準に適合しないと認められるに至っ い事項がある場合、法的拘束力はどのような た場合は、本市から事業者に対して、基準に ものとなるのか。 適合するために必要な措置を採るべき旨を命 2 ずることがあります。また、この命令に違反 したときには、事業の制限または停止を命ず ることもあります。 基準を定める事は重要と考えるが、行政は地 条例案の概要については、「横浜市子ども・ 域住民の理解を得る為、地域住民への説明義 子育て会議」において意見聴取した上で、 務がある。 1 「放課後キッズクラブ」、「放課後児童クラ ブ」を運営する事業者等に向けて説明会を実 施しました。 現場管理や運営管理について、運営者・職 条例では、事業者は地域社会との交流及び連 員・保護者の役割をはっきりさせてほしい。 携を図り、保護者や地域社会に対して運営内 容の説明を適切に行うこととしています。ま 1 た、職員の資質の向上のための研修の機会の 確保などについても事業者の行うこととして 規定しています。 衛生管理・防火管理について、防火管理者・ 条例では、他の関係法令は遵守していること 食品衛生管理者等の基準に満たない施設だと を前提としています。 1 しても、相応の知識は必要である。 運営内容の自己評価、結果の公表について、 どのような目的でどのような方策で実施され るのか。 1 条例では、最低基準を超えて、常にその設備 及び運営を向上させるため、運営内容につい て自己評価を行い、その結果を公表するよう 努めるべきとします。 「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上」につ いて、1.65㎡を緩和してほしい。面積基準に より利用人数が限られ、放課後児童クラブを 必要とする人が利用できなくなる事態は困 る。 条例では、既存の放課後児童クラブについて は、「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上と する」という面積基準の適用について5年間 10 の経過措置を設けます。なお、その期間中に 基準を満たした運営となるよう支援していき ます。 条例の定める面積基準及び定員制により、入 所出来ない児童が発生することが予想され る。その結果、ひとり親家庭や特別な配慮が 必要な子どもなど、本来もっとも保護される べき児童・家庭に保育の手が届かなくなるこ とが懸念される。 入所の優先順位は、それぞれの地域の実情な どを踏まえて、運営主体で決めていただくこ とになります。考え方については、今後市か ら示していくことを検討しています。 8 区分 設備 設備 設備 設備 設備 設備 設備 設備 件数 意見の内容(要旨) ご意見に対する市の考え方 「児童一人あたりおおむね1.65㎡以上」につ 条例では、国基準どおり「児童一人あたりお いて、面積が狭すぎる。数時間、同じ場所に おむね1.65㎡以上」とします。国が発出する 1 現行の放課後児童クラブガイドライン(平成 座り続けていれば可能だと思うが、健全な運 営だとは言い難い。 19年10月19日雇児発第1019001号)にも規定さ れている面積であり、適当なものと考えてい 専用区画を「児童一人あたりおおむね1.65㎡ ます。 以上」とした理由を明確にする事を求める。 1 経緯・理由・そうする事によって何が良くな るのか説明すべき。 専用区画の面積は、児童一人につきおおむね 1 2.475㎡以上でなければならないとすべき。 専用区画は「遊び及び生活の場としての機 能」と「静養するための機能」は別のもので あり、それらを備えた区画など本来ありえな いのではないか。遊びと生活の場の機能 “又 は” 静養の機能のどちらか一方に該当する場 所を専用区画と解釈すべきではないか。 「遊び及び生活の場としての機能ならびに静 養するための機能を備えた区画」という要件 について、現状でこの通りの要件を備えた施 設は少ないと思われ、経過措置が必要であ る。 「遊び」は「生活」の一部であるため、専用 区画や職員を別にしないと健全育成はできな い。 「専用区画並びに設備及び備品等はもっぱら 放課後児童健全育成事業の用に供するもので なければならないこと(児童の支援に支障が ない場合は、この限りでない)」にある「支 障がない場合」とは、誰がどのような基準で 決めるのか。 「調理設備」について、どの程度のものなの か規定が書かれておらず、広さを含めどのよ うなものなのかわからない。また、有資格者 が必要なのかも不明である。 面積など現状クリアしている施設について人 数などで分割する必要はないのではないか。 設備 設備 1 1 1 1 1 設備の基準について、施設の耐震上の基準に ついて具体的な内容が示されていないが、今 後、規則等で規定することとなるのか。 1つの支援単位につき、常勤の支援員を2名 以上とすることを定めてほしい。 職員 1 条例で定める専用区画とは、「遊び及び生活 の場としての機能」と「静養するための機 能」を備えた区画のことであり、ここでの 「遊び及び生活の場」とは、児童にとって安 心・安全であり、静かに過ごせる場をいうも のであり、体育館など体を動かす遊びや活動 を行う場ではありません。 なお、この設備基準については国が発出して いる現行の放課後児童クラブガイドライン (平成19年10月19日雇児発第1019001号)にも 同様の趣旨が規定されています。 1 例えば放課後子供教室と一体的に事業を行う 場合等に「放課後児童健全育成事業の利用者 の生活の場としての機能が十分担保できる」 という観点で、各事業者において判断するべ きと考えます。 行政としては、届出内容に基づき、現場への 訪問調査や、事業者からの事故報告、利用者 からの苦情等の状況などから、支援に支障が ないかどうかを確認します。 条例には明記しませんが、調理設備を設置す る場合には専用設備であり、安全で衛生が確 保されるべきと考えます。 現在、面積基準を満たしているクラブについ ては、必ずしも施設を分割する必要はありま せん。ただし、児童40人を1つの支援単位と し、単位ごとに職員を複数配置していること が必要です。 条例では、国基準と同様に、耐震基準につい ては規定しません。なお、老朽化など耐震上 課題があるクラブが安全な場所へ移転する場 合に補助を実施しています。 条例では、最低基準として、支援の単位ごと におかなければならない職員数を制定しま 30 す。従事する者の雇用形態までは、今般の条 例で定めることは適切でないと考えていま す。 区分 職員 職員 件数 意見の内容(要旨) ご意見に対する市の考え方 「児童の集団の規模をおおむね40人以下とす 条例では、国基準どおりおおむね40人の集団 る」ことについて、40人という基準を緩和し の規模とします。国が発出する現行の放課後 てほしい。また、長期休業期間など、年度の 10 児童クラブガイドライン(平成19年10月19日 途中でこの人数を上下する事も考えられるの 雇児発第1019001号)にも規定されている人数 で、柔軟な対応をしてほしい。 であり、適当と考えています。また、年度途 中であっても児童数に応じた職員配置を行っ 継続的な運営及び円滑な新基準への移行の観 ていただくことが必要と考えています。 点から、支援単位の児童数についても緩和措 2 置が必要である。 「都道府県知事が行う研修」とはどのような ものか。また、他の都道府県に移転した際に は、再度研修を受けなければならないのか。 2 職員 補助員のすべての方が支援員になることが可 能になる、研修機会の確実な確保と基準が明 確にされた方が良いと考えられる。 職員 職員 職員 職員 職員 その他 1 放課後児童クラブ支援員に資格を要するので あれば、放課後キッズクラブ支援員にも同様 に課すべき。 職員を指導・管理する立場を明確に定めてほ しい。 補助員にも資格が必要なのか。支援員と補助 員は開所時間中に必ずいなけらばいけないの か。支援員が病欠の場合、配置基準が守られ てないと判断をされるのか。 補助員について、「週3日以上勤務する者」等 の定義を設けるべき。 苦情相談窓口について、第3者の相談窓口を行 政に開設してほしい。 1 1 1 1 2 利用定員の定義を明確にしてほしい。 その他 その他 その他 1 開所時間は、小学生が生活をする時間のみが 原則として書かれているが、保育前後の打ち 合わせの時間や準備の時間は含まれないの か。 開所時間について、「その地方における児童 の保護者の労働時間」では、サービスが行き 渡らないと感じる。「地方」ではなく「個 別」に利用希望者の労働時間を把握してサー ビスを提供しなければ、本当の支援制度では ないと感じる。 1 1 具体的な内容については国における「放課後 児童クラブの質の向上のための研修企画検討 会」において検討中です。また、全国に適用 される国の基準に基づいて各都道府県におい て実施される研修であるため、全国共通で通 用するものと想定しています。 現在は補助員であっても、従うべき基準であ る厚生労働省令第10条第3項の各号に掲げら れるいずれかの者である要件と、都道府県知 事が実施する研修を修了する要件を満たすこ とで支援員となります。なお、研修を受講す る機会については、各事業者が確保するもの と考えています。 放課後キッズクラブの一部は放課後児童健全 育成事業として実施する事業であり、この基 準が適用されます。 事業所に従事する職員は、事業者により指 導・管理されるものです。 おおむね40人までの1つの集団に対し、1名 以上の支援員を含んだ2名以上の職員配置が 必要です。具体的な運用については別途定め る予定です。 従事する者の雇用形態については各事業者の 裁量の範囲であると考えており、今般の条例 で定めることは適切でないと考えています。 福祉サービス運営適正化委員会の他に、行政 としての窓口や手続きを明確化していきま す。 条例に盛り込む内容ではありませんが、具体 的な運用については別途定める予定です。 開所日・開所時間については児童の支援にあ たる日と時間を定めるものであり、開所に係 る準備・片づけ時間等は含まないものと考え ています。 条例に盛り込む内容ではありませんが、各事 業所が利用する児童の保護者の状況や地域の 実情等を考慮して定めるべきと考えていま す。 区分 その他 その他 その他 その他 その他 その他 経過措置 経過措置 件数 意見の内容(要旨) ご意見に対する市の考え方 市、児童福祉施設、小学校等の関係機関と 事業の質を維持・向上させていく上で、関係 「密接に連携した支援」について、これは具 機関と必要な情報共有等を行うことが欠かせ 1 体的に何を意味するのか。 ないと考えています。 事故発生時における責任者は誰になるのか。 また、行政と各放課後児童健全育成事業所の 緊急時等の対応方法について明確にしてほし い。 子供の所在がはっきりとしていないのは怖 い。出席カードだけでは心配である。 連絡をとるのは、事業者か、職員か。保育・ 指導内容についての個別対応は職員の判断で 実施して良いのか。 1単位もしくは複数単位での児童に対する傷害 保険に加入することを義務付けてほしい。ま た、それには物損に対する特約を付属させ、 地域に対する配慮を行うべき。 放課後キッズクラブについても、定員を設けるべ き。 既存の放課後児童健全育成事業所について、 専用区画の面積に関する「児童1人につきおお むね1.65㎡以上でなければならない」という 規定を適用する揚合において、施行日から平 成32年3月31日までの間は、「児童1人につき おおむね1.65㎡以上であることが望ましい」 こととする。この点は、市独自の経過措置と して評価すべき点だ。 放課後児童クラブは保護者の持ち回りで運営 しているため、何年にもわたる継続した事業 や計画を持ちにくい。この状況で5年間の猶 予を与えられても無意味である。 経過措置 経過措置以降、放課後児童支援員の資格、設 備の条件を満たしていない場合はどのような 処置を考えているか。 経過措置 既存のクラブに対して、「児童一人あたり 1.65㎡~」については経過措置があるが、そ れに伴う全てのことに経過措置を、もしくは「 ~望ましい」というままにしてほしい。 経過措置 地域的な児童の増加や施設の老朽化などで学 校施設の余裕教室の確保がしづらく、この基 準を満たせない事業所が多くなるものと考え られ、横浜市は独自に施行後5年間の経過処 置を設けたことによりキッズ化が否応なく加 速されることになる。 1 1 1 1 1 事業者の代表となります。また、具体的な運 用については、別途示していきます。 事業運営においては、保護者との密接な連絡 を取り、児童の状況や支援の内容について十 分な理解と協力を得るよう努めることとしま す。 保護者との連絡者は職員となることが想定さ れますが、その管理責任は事業者によるもの となります。 条例では、賠償すべき事故が発生した場合の 損害賠償に対応することを定めています。そ の対応として、何らかの保険に加入すること も想定されますが、保険内容については各事 業者の判断によるものと考えています。 放課後キッズクラブの一部は放課後児童健全 育成事業として実施する事業であり、条例が 適用されるため、定員についても運営規程の 中で定めることとなります。 既存の放課後児童クラブに対しては、基準へ 適合した運営のための支援を行っていきま す。 1 1 1 事業が基準に適合しないと認められるに至っ た場合は、事業者に対して、基準に適合する ために必要な措置を採るべき旨を命ずること があります。 1 法の改正に伴う対象児童の拡大もあり、現に 放課後児童クラブを利用する児童の居場所が なくなる事態を避けるため、面積基準につい ては経過措置を設けることを考えています。 その他の内容については、基準に適合した措 置をとっていただくこととなります。 1 今後の放課後児童育成施策の方向性として、 本基準の制定に関わらず、すべての小学校に おいて、はまっ子ふれあいスクールから放課 後キッズクラブへ転換するとともに、放課後 児童クラブに対して、基準適合への支援を含 む、必要な支援を行っていきます。 4 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準案 意見の内容(要旨) 件数 ご意見に対する市の考え方 施設・事業の利用について、利用の申請を施 条例に盛り込む内容ではありませんが、今後 設・事業者が断ることができる場合をもっと 国から詳細が示されるものと思われます。 1 明確に示すようにしてほしい。 利用者負担に関して、上乗せ徴収や実費徴収 については、上限を設けるなど、保護者の経 済的な格差によって保育内容に差が生じない ように、子どもの視点にたった運営ができる ようにしてほしい。 1 上乗せ徴収や実費徴収については、あらかじ め使途、金額、理由について文書による説明 を行わなければならず、上乗せ徴収について は文書による同意を得ることを規定していま す。 なお、新制度においては、実費徴収に伴う補 足給付事業が法定化され、その内容について 今後検討していきます。 資料 7 ★ 平成26年度下半期スケジュール 27年 26年 9月 10月 ○子ども・子育て支援事業計画 11月 12月 横浜市子ども・子育て会議(親会議・部会) ●部会 ★親会議 1月 2月 3月 4月 ●部会 ★親会議 【市会】 事業計画(案)を上程 ●11/8 市民向けフォーラム開催 ○放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例、児童福祉法に基づく市町村への届出 基準条例 を制定 届出に関する 要綱・様式を制定 ○市から事業者に向けた説明等 (基準条例について) 《市主催》説明会 (H27年度補助金についてほか) (届出について) 《市主催》説明会 《区主催》 説明会 (補助金申請とマニュアルについて) 《区主催》説明会 利用者向けPR ○事業者が行う平成27年度に向けた準備 事業所の所在区への届出 <届出に向けた準備として考えられるもの> ・運営規程の作成 ・収支予算書の作成 ・事業計画書の作成 H27補助金申請 子ども・ 子育て支援新制度施行( 予定) 事業計画 策定 パブリックコメント実施 参 考 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(省令と解釈通知) 基 準 省 令 解 釈 通 知 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する する基準(平成26年4月30日厚生労働省令第63 基準について、「放課後児童健全育成事業の設備及 号) び運営に関する基準について」の留意事項について (平成 26 年5月 30 日雇児発 0530 第1号) 第一 基準の内容 (趣旨) 第1条 1 児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十四 総論関係 (1) 基準の区分(基準第1条第1項) 号。以下「法」という。)第三十四条の八の二第 二項の厚生労働省令で定める基準(以下「設備運 基準第1条第1項は、基準のうち、放課後児 営基準」という。)は、次の各号に掲げる基準に 童健全育成事業に従事する者及びその員数(基 応じ、それぞれ当該各号に定める規定による基準 準第 10 条(第4項を除く。 )及び附則第2条) とする。 については従うべき基準、その他の事項につい ては参酌すべき基準と区分することを定める (1) 法第三十四条の八の二第一項の規定により、 ものである。 放課後児童健全育成事業(法第六条の三第二項 に規定する放課後児童健全育成事業をいう。以 下同じ。)に従事する者及びその員数について 市町村(特別区を含む。以下同じ。)が条例を 定めるに当たって従うべき基準第十条(第四項 を除く。 )及び附則第二条の規定による基準 (2) 法第三十四条の八の二第一項の規定により、 放課後児童健全育成事業に従事する者及びそ の員数以外の事項について市町村が条例を定 めるに当たって参酌すべき基準この省令に定 める基準のうち、前号に定める規定による基準 以外のもの 2 (2) 基準の目的及び向上(基準第1条第2項及び 設備運営基準は、市町村長(特別区の区長を含 む。以下同じ。)の監督に属する放課後児童健全 第3項) 育成事業を利用している児童(以下「利用者」と ① 基準第1条第2項は、基準は、市町村長(特 いう。)が、明るくて、衛生的な環境において、 別区の区長を含む。以下同じ。)の監督に属 素養があり、かつ、適切な訓練を受けた職員の支 する放課後児童健全育成事業を利用してい 援により、心身ともに健やかに育成されることを る児童(以下「利用者」という。)が、明る 保障するものとする。 くて、衛生的な環境において、素養があり、 かつ、適切な訓練を受けた職員の支援によ り、心身ともに健やかに育成されることを保 障するものとするものである。 3 厚生労働大臣は、設備運営基準を常に向上させ ② 1 同条第3項は、厚生労働大臣は、基準を常 るように努めるものとする。 に向上させるよう努めるものとするもので ある。 (最低基準の目的) 第2条 (3) 最低基準の目的及び向上(基準第2条及び第 法第三十四条の八の二第一項の規定によ 3条) り市町村が条例で定める基準(以下「最低基準」 ① 基準第2条は、法第 34 条の8の2第1項 という。)は、利用者が、明るくて、衛生的な環 の規定により市町村(特別区を含む。以下同 境において、素養があり、かつ、適切な訓練を受 じ。 )が条例で定める基準(以下「最低基準」 けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成 という。)は、利用者が、明るくて、衛生的 されることを保障するものとする。 な環境において、素養があり、かつ、適切な 訓練を受けた職員の支援により、心身ともに 健やかに育成されることを保障するものと するものである。 (最低基準の向上) 第3条 ② 基準第3条第1項は、市町村長は、その管 理に属する法第8条第4項に規定する市町 四項に規定する市町村児童福祉審議会を設置し 村児童福祉審議会を設置している場合にあ ている場合にあってはその意見を、その他の場合 ってはその意見を、その他の場合にあっては にあっては児童の保護者その他児童福祉に係る 児童の保護者その他児童福祉に係る当事者 当事者の意見を聴き、その監督に属する放課後児 の意見を聴き、その監督に属する放課後児童 童健全育成事業を行う者(以下「放課後児童健全 健全育成事業を行う者(以下「事業者」とい 育成事業者」という。)に対し、最低基準を超え う。)に対し、最低基準を超えて、その設備 て、その設備及び運営を向上させるように勧告す 及び運営を向上させるように勧告すること ることができる。 ができるものとするものである。 2 市町村長は、その管理に属する法第八条第 市町村は、最低基準を常に向上させるように努 ③ めるものとする。 基準第3条第2項は、市町村は、最低基準 を常に向上させるよう努めるものとするも のである。 (最低基準と放課後児童健全育成事業者) 第4条 (4) 最低基準と事業者(基準第4条) 基準第4条は、事業者は、最低基準を超えて、 超えて、常に、その設備及び運営を向上させなけ 常に、その設備及び運営を向上させなければな ればならない。 らないとするとともに、最低基準を超えて、設 2 放課後児童健全育成事業者は、最低基準を 最低基準を超えて、設備を有し、又は運営をし 備を有し、又は運営をしている事業者において ている放課後児童健全育成事業者においては、最 は、最低基準を理由として、その設備又は運営 低基準を理由として、その設備又は運営を低下さ を低下させてはならないとするものである。 せてはならない。 (放課後児童健全育成事業の一般原則) 第5条 (5) 放課後児童健全育成事業の一般原則(基準第 5条) 放課後児童健全育成事業における支援は、 ① 小学校に就学している児童であって、その保護者 2 基準第5条第1項は、放課後児童健全育成 が労働等により昼間家庭にいないものにつき、家 事業における支援の目的について定めるも 庭、地域等との連携の下、発達段階に応じた主体 のである。放課後児童健全育成事業における 的な遊びや生活が可能となるよう、当該児童の自 「支援」は、放課後児童健全育成事業の対象 主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習 となる児童について、家庭、地域等との連携 慣の確立等を図り、もって当該児童の健全な育成 の下、発達段階に応じた主体的な遊びや生活 を図ることを目的として行われなければならな が可能となるよう、当該児童の自主性、社会 い。 性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確 立等を図り、もって当該児童の健全な育成を 図ることを目的として行わなければならな いものとするものである。 2 ② 放課後児童健全育成事業者は、利用者の人権に 同条第2項から第5項までは、事業の一般 原則として、 て、その運営を行わなければならない。 ・ 利用者の人権への配慮、人格を尊重して 3 十分配慮するとともに、一人一人の人格を尊重し 運営すること 放課後児童健全育成事業者は、地域社会との交 流及び連携を図り、児童の保護者及び地域社会に ・ 地域社会との交流及び連携、児童の保護 対し、当該放課後児童健全育成事業者が行う放課 者及び地域社会に対する運営内容の説明 後児童健全育成事業の運営の内容を適切に説明 に努めること ・ 運営の内容についての自己評価、結果の するよう努めなければならない。 4 公表に努めること 放課後児童健全育成事業者は、その運営の内容 について、自ら評価を行い、その結果を公表する ・ 放課後児童健全育成事業を行う場所(以 よう努めなければならない。 5 下「事業所」という。)の構造設備につい 放課後児童健全育成事業を行う場所(以下「放 て、採光、換気等利用者の保健衛生及びこ 課後児童健全育成事業所」という。)の構造設備 れらの者に対する危害防止に十分な配慮 は、採光、換気等利用者の保健衛生及び利用者に を払って設けなければならないことにつ 対する危害防止に十分な考慮を払って設けられ いて定めるものである。 なければならない。 (放課後児童健全育成事業者と非常災害対策) 第6条 (6) 事業者と非常災害対策(基準第6条) 放課後児童健全育成事業者は、軽便消火器 ① 基準第6条第1項は、消火用具、非常口等 等の消火用具、非常口その他非常災害に必要な設 非常災害に必要な設備の設置、非常災害に対 備を設けるとともに、非常災害に対する具体的計 する具体的計画の策定、訓練の実施に努めな 画を立て、これに対する不断の注意と訓練をする ければならないとするものである。各事業所 ように努めなければならない。 においては、防災マニュアル等を備えておく ことが望ましい。 2 前項の訓練のうち、避難及び消火に対する訓練 ② は、定期的にこれを行わなければならない。 同項第2項は、訓練のうち、避難及び消火 に対する訓練は、定期的にこれを行わなけれ ばならないとするものである。 ここでの「定期的」な訓練の実施について は、一定の継続性が必要であることや、小学 3 校の学期の区切りにおいて児童の入れ替わ りが想定されること等諸般の事情を考慮し、 少なくとも年2回以上実施することが望ま しい。 (7) 事業者の職員の一般的要件(基準第7条) (放課後児童健全育成事業者の職員の一般的要 基準第7条は、放課後児童健全育成事業におい 件) 放課後児童健全育成事業において利用者 て利用者の支援に従事する職員は、健全な心身 の支援に従事する職員は、健全な心身を有し、豊 を有し、豊かな人間性と倫理観を備え、児童福 かな人間性と倫理観を備え、児童福祉事業に熱意 祉事業に熱意のある者であって、できる限り児 のある者であって、できる限り児童福祉事業の理 童福祉事業の理論及び実際について訓練を受 論及び実際について訓練を受けた者でなければ けた者でなければならないものである。 第7条 ならない。 ここでの「利用者の支援に従事する職員」に は、放課後児童支援員(3の(1)及び(3) 参照)だけでなく、補助員(3の(2)参照)) も含まれるものである。 (放課後児童健全育成事業者の職員の知識及び (8) 事業者の職員の知識及び技能の向上等(基準 技能の向上等) 第8条 第8条) 放課後児童健全育成事業者の職員は、常に ① 基準第8条第1項は、事業者の職員は、常 さん 自己研鑽に励み、児童の健全な育成を図るために に自己研鑽に励み、児童の健全な育成を図るた 必要な知識及び技能の修得、維持及び向上に努め めに必要な知識及び技能の修得、維持及び向上 なければならない。 に努めなければならないものとするものであ る。 2 ② 放課後児童健全育成事業者は、職員に対し、そ 同条第2項は、事業者は、職員に対し、その の資質の向上のための研修の機会を確保しなけ 資質の向上のための研修の機会を確保しなけ ればならない。 ればならないとするものである。 2 (設備の基準) 第9条 設備に関する基準 (1) 専用区画の設置(基準第9条第1項) 放課後児童健全育成事業所には、遊び及び 生活の場としての機能並びに静養するための機 基準第9条第1項に規定する「専用区画」とは、 能を備えた区画(以下この条において「専用区画 遊び及び生活の場としての機能並びに静養す 」という。)を設けるほか、支援の提供に必要な るための機能を備えた区画をいい、「区画」と 設備及び備品等を備えなければならない。 は、部屋又は間仕切り等で区切られたスペース をいうものである。ここでの「遊び及び生活の 場」とは、児童にとって安心・安全であり、静 かに過ごせる場をいうものであり、体育館な ど、体を動かす遊びや活動を行う場とは区分す ること。 4 なお、「専用区画」に静養スペースがなく、 別の部屋に設置されている場合でも、「静養す るための機能」を備えていると取り扱って差し 支えないが、例えば、静養が必要な利用者がい る場合にのみ保健室を開放するような場合に、 当該保健室の面積を専用区画の面積の算定の 基礎に含めることは適当でない((2)参照) 。 2 専用区画の面積は、児童一人につきおおむね一 (2) 専用区画の面積(基準第9条第2項) ・六五平方メートル以上でなければならない。 基準第9条第2項の「児童1人につきおおむね 1.65 ㎡以上」とは、専用区画の面積を児童の 数で割った値をいうものである。ここでの「児 童の数」の考え方については、3の(4)の「児 童の数」と同義である。 専用区画は、(1)のとおり、利用者の生活 の場としての機能が十分に確保される場所で あることが必要であるため、事務室、便所等は 含まない。 3 専用区画並びに第一項に規定する設備及び備 (3) 専用区画等の考え方(基準第9条第3項) 品等(次項において「専用区画等」という。)は 基準第9条第3項の「放課後児童健全育成事業 、放課後児童健全育成事業所を開所している時間 所を開所している時間帯を通じて専ら当該放 帯を通じて専ら当該放課後児童健全育成事業の 課後児童健全育成事業の用に供するものでな 用に供するものでなければならない。ただし、利 ければならない」とは、原則として、事業所を 用者の支援に支障がない場合は、この限りでない 開所している時間帯を通じて専用区画等を放 。 課後児童健全育成事業の専用とすることをい うものであり、事業所を開所していない時間帯 に他の事業等に利用することを妨げるもので はない。 また、同項の「利用者の支援に支障がない場 合」とは、例えば、放課後子供教室など、全て の児童を対象にした事業等と一体的に実施す る際に、利用者が利用者以外の児童と共に遊び や生活の時間を過ごす場合が考えられる。この 場合でも、専用区画の面積については、利用者 の数を基礎として算定されるものであること から、利用者の生活の場としての機能が十分担 保されるよう、例えば、全ての児童を対象とし たプログラムを実施する際には、専用区画の他 に必要な場所を活用するなど、十分配慮した運 営を行うこと。 5 4 専用区画等は、衛生及び安全が確保されたもの (4) 専用区画等の衛生及び安全(基準第9条第4 でなければならない。 項) 基準第9条第4項は、専用区画等は、衛生及 び安全が確保されたものでなければならない とするものである。 (職員) 第10条 3 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童 職員に関する基準 (1) 放課後児童支援員の配置(基準第 10 条第1 健全育成事業所ごとに、放課後児童支援員を置か 項) なければならない。 基準第 10 条第1項は、事業者は、事業所ご とに、放課後児童支援員( (3)参照) を置かなければならないとするものである。具 体的な配置基準については、同条第2項で定め ている((2)参照) 。 2 放課後児童支援員の数は、支援の単位ごとに二 (2) 放課後児童支援員の数(基準第 10 条第2項) 人以上とする。ただし、その一人を除き、補助員 基準第 10 条第2項は、職員の配置基準を定 (放課後児童支援員が行う支援について放課後 めるものである。放課後児童支援員は、 (4)の 児童支援員を補助する者をいう。第五項において 「支援の単位」ごとに2人以上置くこととする 同じ。)をもってこれに代えることができる。 が、その1人を除き、補助員(放課後児童支援 員が行う支援について放課後児童支援員を補 助する者をいう。以下同じ。)をもってこれに 代えることができるとものする。 なお、事業所を開所している時間帯を通じ て、同項の基準を満たす必要がある。 3 放課後児童支援員は、次の各号のいずれかに該 (3) 放課後児童支援員の資格(基準第 10 条第3 当する者であって、都道府県知事が行う研修を修 項) 了したものでなければならない。 基準第 10 条第3項は、放課後児童支援員の (1) 保育士の資格を有する者 資格要件について定めるものである。 (2) 社会福祉士の資格を有する者 放課後児童支援員の資格は、児童福祉施設の (3) 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号) 設備及び運営に関する基準(昭和 23 年厚生省 の規定による高等学校(旧中等学校令(昭和十 令第 63 号)第 38 条第2項に規定する「児童 八年勅令第三十六号)による中等学校を含む。 の遊びを指導する者」の資格を有する者(同項 )若しくは中等教育学校を卒業した者、同法第 各号のいずれかに該当する者)であって、都道 九十条第二項の規定により大学への入学を認 府県知事が行う研修を修了した者を基本とし められた者若しくは通常の課程による十二年 ているが、具体的には、基準第 10 条第3項各 の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課 号のいずれかに該当する者であって、都道府県 程によりこれに相当する学校教育を修了した 知事が行う研修を修了したものとする。なお、 者を含む。)又は文部科学大臣がこれと同等以 「都道府県知事が行う研修」については、本年 上の資格を有すると認定した者(第九号におい 夏頃を目途に別途お示しする予定である。 6 同項第9号については、児童福祉施設の設備 て「高等学校卒業者等」という。)であって、 及び運営に関する基準第 38 条第2項各号では 二年以上児童福祉事業に従事したもの (4) 学校教育法の規定により、幼稚園、小学校、 定められていないが、放課後児童健全育成事業 中学校、高等学校又は中等教育学校の教諭とな が児童と継続的に関わる事業であることに鑑 る資格を有する者 み、資格要件の一つとして設けたものである。 (5) 学校教育法の規定による大学(旧大学令(大 この「放課後児童健全育成事業に類似する事業 正七年勅令第三百八十八号)による大学を含む に従事した者」とは、放課後子供教室に継続的 。)において、社会福祉学、心理学、教育学、 に従事していた者など、遊びを通じて児童と継 社会学、芸術学若しくは体育学を専修する学科 続的な関わりを持った経験のある者をいうも 又はこれらに相当する課程を修めて卒業した のである。 者 (6) 学校教育法の規定による大学において、社会 福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若し くは体育学を専修する学科又はこれらに相当 する課程において優秀な成績で単位を修得し たことにより、同法第百二条第二項の規定によ り大学院への入学が認められた者 (7) 学校教育法の規定による大学院において、社 会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学若 しくは体育学を専攻する研究科又はこれらに 相当する課程を修めて卒業した者 (8) 外国の大学において、社会福祉学、心理学、 教育学、社会学、芸術学若しくは体育学を専修 する学科又はこれらに相当する課程を修めて 卒業した者 (9) 高等学校卒業者等であり、かつ、二年以上放 基準第 10 条第3項第9号の「2年以上放課後児 課後児童健全育成事業に類似する事業に従事 童健全育成事業に類似する事業に従事した者」と した者であって、市町村長が適当と認めたもの は、局長通知3の(3)のとおり、「遊びを通じて 児童と継続的な関わりを持った経験のある者」とし ている。この者は、最終的には市区町村長の判断と なるが、例えば、放課後子供教室に従事していた者 のほか、地方公共団体や民間団体が実施する、児童 の遊びの場を提供する事業(いわゆる「プレイパー ク」や「民間学童」など、児童福祉法上の「放課後 児童健全育成事業」の届出を行わずに実施している 類似の事業など)において、児童と継続的な関わり を持っていた者等が考えられる。ここでは、児童と 積極的な関わりを持つことが必要であり、単なる見 守りなどの経験は含まれないこと。なお、遊びを通 7 じて児童と継続的な関わりを持った経験のある者 が対象であり、例えば、学習支援を目的とする塾等 で、児童に対し継続的に勉強を教えていたとして も、他に遊びを通じて児童と継続的な関わりを持っ た経験がない限り、対象とはならないこと。 また、ここでの「継続的」とは、2年以上従事し、 かつ、総勤務時間が 2000 時間程度あることが一定 の目安と考えられること。 4 第二項の支援の単位は、放課後児童健全育成事 (4) 支援の単位(基準第 10 条第4項) 業における支援であって、その提供が同時に一又 基準第 10 条第2項の「支援の単位」とは、 は複数の利用者に対して一体的に行われるもの 放課後児童健全育成事業における支援であっ をいい、一の支援の単位を構成する児童の数は、 て、その提供が同時に一又は複数の利用者に対 おおむね四十人以下とする。 して一体的に行われるものをいい、児童の集団 の規模を表すものである。 また、一の支援の単位を構成する「児童の数」 とは、放課後児童健全育成事業が毎日利用する 児童と週のうち数日を利用する児童との双方 が考えられる事業であることに鑑み、毎日利用 する児童(継続して利用することを前提に申込 みをした児童)の人数に、一時的に利用する児 童(塾や習い事、保護者のパート就労等により 週のうち数日を利用することを前提に申込み をした児童)の平均利用人数を加えた数をいう ものである。 なお、ここでの「平均利用人数」は、登録時 の利用希望日数を基に算出する。 5 放課後児童支援員及び補助員は、支援の単位ご (5) 職員の考え方(基準第 10 条第5項) とに専ら当該支援の提供に当たる者でなければ 基準第 10 条第5項の「支援の単位ごとに専 ならない。ただし、利用者が二十人未満の放課後 ら当該支援の提供に当たる者でなければなら 児童健全育成事業所であって、放課後児童支援員 ない」とは、原則として、支援の提供時間帯を のうち一人を除いた者又は補助員が同一敷地内 通じて他の職務に従事しないことをいう。 にある他の事業所、施設等の職務に従事している 同項の「利用者の支援に支障がない場合は、 場合その他の利用者の支援に支障がない場合は、 この限りでない」とは、例えば、利用者が 20 人 この限りでない。 未満の小規模の事業所について、最低1人の放 課後児童支援員が専任であって、その1人を除 く放課後児童支援員又は補助員(以下「放課後 児童支援員等」という。)が同一敷地内にある 他の事業所、施設等の業務と兼務しており、当 8 該職員が利用者の安全管理等を行うことがで きる環境にある場合が考えられる。 また、放課後子供教室など、全ての児童を対 象にした事業等と一体的に実施する場合につ いても、放課後児童支援員等は利用者の支援を 行うものであるため、例えば、放課後子供教室 と一体的に実施する場合には、当然、放課後子 供教室のプログラムの実施や安全管理等を行 う人材が必要となるものであり、放課後児童支 援員等が放課後子供教室に従事する者の代替 となることは認められない。 ただし、一体的に事業を実施する場合には、 利用者が利用者以外の児童と共に遊びや生活 の時間を過ごすことが望ましいことから、上記 のとおり、両事業において適切な人数の職員が 配置されている場合に、放課後子供教室等に従 事する者と協力し、放課後児童支援員等が利用 者以外の児童の安全管理等を合わせて行うこ とを妨げるものではない。 4 (利用者を平等に取り扱う原則) 第11条 運営に関する基準 放課後児童健全育成事業者は、利用者の国 (1) 利用者を平等に取り扱う原則(基準第 11 条) 籍、信条又は社会的身分によって、差別的取扱い 基準第 11 条は、事業者に対し、利用者の国籍、 をしてはならない。 信条又は社会的身分によって、差別的な取扱い をすることを禁止するものである。 (虐待等の禁止) 第12条 (2) 虐待等の禁止(基準第 12 条) 放課後児童健全育成事業者の職員は、利用 基準第 12 条は、事業者の職員に対し、利用者 者に対し、法第三十三条の十各号に掲げる行為そ に対して法第 33 条の 10 各号に掲げる行為そ の他当該利用者の心身に有害な影響を与える行 の他当該利用者の心身に有害な影響を与える 為をしてはならない。 行為を禁止するものである。 (参考)児童福祉法第 33 条の 10 第 33 条の 10 この法律で、被措置児童等虐 待とは、小規模住居型児童養育事業に従事する 者、里親若しくはその同居人、乳児院、児童養 護施設、障害児入所施設、情緒障害児短期治療 施設若しくは児童自立支援施設の長、その職員 その他の従業者、指定医療機関の管理者その他 の従業者、第 12 条の4に規定する児童を一時 9 保護する施設を設けている児童相談所の所長、 当該施設の職員その他の従業者又は第 33 条第 1項若しくは第2項の委託を受けて児童に一 時保護を加える業務に従事する者(以下「施設 職員等」と総称する。)が、委託された児童、 入所する児童又は一時保護を加え、若しくは加 えることを委託された児童(以下「被措置児童 等」という。)について行う次に掲げる行為を いう。 一 被措置児童等の身体に外傷が生じ、又は生 じるおそれのある暴行を加えること。 二 被措置児童等にわいせつな行為をするこ と又は被措置児童等をしてわいせつな行為 をさせること。 三 被措置児童等の心身の正常な発達を妨げ るような著しい減食又は長時間の放置、同居 人若しくは生活を共にする他の児童による 前二号又は次号に掲げる行為の放置その他 の施設職員等としての養育又は業務を著し く怠ること。 四 被措置児童等に対する著しい暴言又は著 しく拒絶的な対応その他の被措置児童等に 著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。 (衛生管理等) 第13条 (3) 衛生管理等(基準第 13 条) 放課後児童健全育成事業者は、利用者の使 ① 基準第 13 条第1項は、事業者は、利用者 用する設備、食器等又は飲用に供する水について の使用する設備、食器等又は飲用に供する水 、衛生的な管理に努め、又は衛生上必要な措置を について、衛生的な管理に努め、又は衛生上 講じなければならない。 必要な措置を講じなければならないとする ものである。 2 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童健全 ② 同条第2項は、事業者は、事業所において 感染症又は食中毒が発生し、又はまん延しな 又はまん延しないように必要な措置を講ずるよ いように必要な措置を講ずるよう努めなけ う努めなければならない。 ればならないとするものである。 3 育成事業所において感染症又は食中毒が発生し、 放課後児童健全育成事業所には、必要な医薬品 ③ 同条第3項は、事業所には、必要な医薬品 その他の医療品を備えるとともに、それらの管理 その他の医療品を備えるとともに、それらの管 を適正に行わなければならない。 理を適切に行わなければならないとするもの である。 10 (運営規程) (4) 運営規程(基準第 14 条) 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童 基準第 14 条は、事業者は、事業所ごとに、次 健全育成事業所ごとに、次の各号に掲げる事業の に掲げる事業の運営についての重要事項に関 運営についての重要事項に関する運営規程を定 する運営規程を定めておかなければならない めておかなければならない。 とするものである。これは、事業の適切な運営 第14条 や利用者に対する適切な支援の提供を確保す るため、同条第1号から第 11 号までに掲げる 事項を内容とする規定を定めることを事業所 ごとに義務付けたものである。 (1) 事業の目的及び運営の方針 (2) 職員の職種、員数及び職務の内容 ① 職員の職種、員数及び職務の内容(第2号) 当該事業所の職員の職種(放課後児童支援 員、補助員等)ごとに、員数、職務の内容を 定めること。 (3) 開所している日及び時間 (4) 支援の内容及び当該支援の提供につき利用者 ② の保護者が支払うべき額 支援の内容及び当該支援の提供により利 用者の保護者が支払うべき額(第4号) 「利用者の保護者が支払うべき額」には、利 用料のほか、おやつ代、傷害保険料等、利用 料以外にも支払うべき額がある場合には、当 該額についても含まれるものである。 (5) 利用定員 ③ 利用定員(第5号) 利用定員は、事業所において、同時に支援の 提供を受けることができる児童の数の上限 をいうものである。なお、複数の支援の単位 が設置されている場合にあっては、当該支援 の単位ごとに利用定員を定めること。 (6) 通常の事業の実施地域 ④ 通常の事業の実施地域(第6号) 通常事業を実施しようとする範囲の目安を 示すものであり、当該地域を越えて事業を実 施することを妨げるものではない。 (7) 事業の利用に当たっての留意事項 ⑤ 事業の利用に当たっての留意事項(第7 号) 利用者が事業を利用する際に留意すべき 事項(設備の利用上の留意事項等)を指すも のである。 (8) 緊急時等における対応方法 ⑥ 緊急時等における対応方法(第8号) 利用者に体調の急変が生じた場合等に、速 やかに当該利用者の保護者又は医療機 11 関への連絡を行う等の必要な措置を講じる ことなどが考えられる。 (9) 非常災害対策 ⑦ (10)虐待の防止のための措置に関する事項 虐待の防止のための措置に関する事項(第 10 号) 虐待防止に関する責任者の配置等に係る 必要な体制の整備、その職員に対する研修の 実施等が考えられる。 (11)その他事業の運営に関する重要事項 ⑧ その他事業の運営に関する重要事項(第 11 号) 苦情解決の体制等事業の運営に関する事 項を定めておくことが望ましい。 (放課後児童健全育成事業者が備える帳簿) 第15条 (5) 事業者が備える帳簿(基準第 15 条) 基準第 15 条は、事業者は、職員、財産、収 、収支及び利用者の処遇の状況を明らかにする帳 支及び利用者の処遇の状況を明らかにする帳 簿を整備しておかなければならない。 簿を整備しておかなければならないとするも 2 放課後児童健全育成事業者は、職員、財産 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童健全 のである。 育成事業所を開所する日数について、一年につき 二百五十日以上を原則として、その地方における 児童の保護者の就労日数、小学校の授業の休業日 その他の状況等を考慮して、当該事業所ごとに定 める。 (秘密保持等) 第16条 放課後児童健全育成事業者の職員は、正当 (6) 秘密保持等(基準第 16 条) な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はそ ① 基準第 16 条第1項は、事業者の職員は、正当 の家族の秘密を漏らしてはならない。 な理由がなく、その業務上知り得た利用者又は その家族の秘密を漏らしてはならないとする ものである。 2 放課後児童健全育成事業者は、職員であった者 ② 同条第2項は、事業者は、職員であった者が、 が、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用 正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者 者又はその家族の秘密を漏らすことがないよう、 又はその家族の秘密を漏らすことがないよう、 必要な措置を講じなければならない。 必要な措置を講じなければならないとするも のである。 (苦情への対応) 第17条 放課後児童健全育成事業者は、その行った (7)苦情への対応(基準第 17 条) ① 基準第 17 条第1項の「窓口を設置する等の必要 支援に関する利用者又はその保護者等からの苦 な措置」とは、具体的には、 情に迅速かつ適切に対応するために、苦情を受け ・ 苦情受付の窓口を決めること 12 付けるための窓口を設置する等の必要な措置を ・ 事業所内における苦情解決のための手続を明確 化すること 講じなければならない。 ・ 苦情受付窓口及び苦情解決の手続について、利 用者、職員等に対して周知すること等の措置をい うものである。 2 放課後児童健全育成事業者は、その行った支援 に関し、市町村から指導又は助言を受けた場合は 、当該指導又は助言に従って必要な改善を行わな ければならない。 放課後児童健全育成事業者は、社会福祉法(昭 ② 同条第3項は、社会福祉法(昭和 26 年法律第 和二十六年法律第四十五号)第八十三条に規定す 45 号)上、都道府県社会福祉協議会の運営適正 る運営適正化委員会が行う同法第八十五条第一 化委員会が福祉サービスに関する苦情の解決に 項の規定による調査にできる限り協力しなけれ ついて相談等を行うこととされていることを受 ばならない。 けて、運営適正化委員会が行う同法第 85 に規定 3 する調査にできる限り協力することとするもの である。 なお、苦情への対応に関しては、「児童福祉施 設最低基準等の一部を改正する省令の施行につ いて」 (平成 12 年8月 22 日障第 615 号・老発第 598 号・児発第 707 号厚生省大臣官房障害保健福 祉部長・老人保健福祉局長・児童家庭局長連名通 知)の内容も参考にされたい。 (開所時間及び日数) 第18条 (8) 開所時間及び日数(基準第 18 条) 放課後児童健全育成事業者は、放課後児童 基準第 18 条は、事業者は、 健全育成事業所を開所する時間について、次の各 ・ 小学校の授業の休業日(土曜日、日曜日、長 号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に定め 期休業期間等)については1日につき8時間以 る時間以上を原則として、その地方における児童 上、 の保護者の労働時間、小学校の授業の終了の時刻 ・ 小学校の授業の休業日以外の日(授業のある その他の状況等を考慮して、当該事業所ごとに定 平日)については1日につき3時間以上を原則 める。 として、事業所ごとに開所時間を定めることと (1) 小学校の授業の休業日に行う放課後児童健全 育成事業 するものである。 一日につき八時間 また、事業者は、1年につき 250 日以上を原 (2) 小学校の授業の休業日以外の日に行う放課後 則として、事業所ごとに開所日数を定めること 児童健全育成事業 一日につき三時間 (保護者との連絡) 第19条 放課後児童健全育成事業者は、常に利用者 の保護者と密接な連絡をとり、当該利用者の健康 とするものである。 (9)保護者との連絡(基準第 19 条) 基準第 19 条は、事業者は、常に利用者の保護者と 密接な連絡をとり、当該利用者 13 及び行動を説明するとともに、支援の内容等につ の健康及び行動を説明するとともに、支援の内容等 き、その保護者の理解及び協力を得るよう努めな につき、その保護者の理解及び協 ければならない。 力を得るよう努めなければならないとするもので ある。 (関係機関との連携) 第20条 放課後児童健全育成事業者は、市町村、児 (10)関係機関との連携(基準第 20 条) 基準第 20 条は、事業者は、市町村、児童福祉施設、 童福祉施設、利用者の通学する小学校等関係機関 利用者の通学する小学校等関 と密接に連携して利用者の支援に当たらなけれ 係機関と密接に連携して利用者の支援に当たらな ばならない。 ければならないとするものである。 特に、放課後児童健全育成事業の実施に当たって は、小学校等における利用者の状 況と事業所における利用者の状況について、小学校 等の教職員との情報共有を図るこ とが重要である。このため、事業者は小学校等との 間で、定期的に情報連携を図るこ とが望ましい。ただし、個人情報の取扱いには留意 が必要である。 (事故発生時の対応) 第21条 (11)事故発生時の対応(基準第 21 条) 放課後児童健全育成事業者は、利用者に対 基準第 21 条は、利用者が安心して支援の提 する支援の提供により事故が発生した場合は、速 供を受けられるよう、利用者に対する支援の提 やかに、市町村、当該利用者の保護者等に連絡を 供により事故が発生した場合の対応について 行うとともに、必要な措置を講じなければならな 定めるものである。 い。 ① 同条第1項は、事業者は、利用者に対する 支援の提供により事故が発生した場合は、速 やかに、市町村、当該利用者の保護者等に連 絡を行うとともに、必要な措置を講じなけれ ばならないとするものである。 2 放課後児童健全育成事業者は、利用者に対する ② 同条第2項は、事業者は、利用者に対する 支援の提供により賠償すべき事故が発生した場 支援の提供により賠償すべき事故が発生し 合は、損害賠償を速やかに行わなければならない た場合は、損害賠償を速やかに行わなければ 。 ならないとするものである。 このほか、以下の点に留意すること。 ・ 事業者は、利用者に対する支援の提供によ り事故が発生した場合の対応方法をあらか じめ定めておくことが望ましいこと ・ 事業者は、賠償すべき事態において速やか に事業を行うため、損害賠償保険に加入して 14 おくことが望ましいこと ・ 事業者は、事故が生じた際にはその原因を 解明し、再発を防ぐための対策を講じること が求められること 附 則 第二 (施行期日) 第1条 施行期日 基準は、子ども・子育て支援法及び就学前の子ど この省令は、子ども・子育て支援法及び就 もに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関 学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提 する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係 供の推進に関する法律の一部を改正する法律の 法律の整備等に関する法律(平成 24 年法律第 67 施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成 号)の施行の日から施行する。 二十四年法律第六十七号)の施行の日から施行す る。 (職員の経過措置) 第2条 5 経過措置(基準附則第2条) この省令の施行の日から平成三十二年三 基準附則第2条は、基準の施行の日から平成 32 月三十一日までの間、第十条第三項の規定の適用 年3月 31 日までの間、基準第 10 条第3項の規 については、同項中「修了したもの」とあるのは 定の適用については、「都道府県知事が行う研修 、「修了したもの(平成三十二年三月三十一日ま を修了したもの」に、平成 32 年3月 31 日まで でに修了することを予定している者を含む。)」と に研修を修了することを予定している者を含め する。 るものとするものである。 15 平成26年10月 放課後児童クラブ運営主体説明会 追加資料 (例)面積:60㎡ 登録児童数※1 :50人 対象児童数※2 :45人 の放課後児童クラブの場合 ※1 登録児童数・・・利用申し込みをした人数 ※2 対象児童数・・・利用希望日数から算出した人数(小数点切り上げ) 経過措置期間内 経過措置終了後 定員 45人(対象児童数)を下 回らない範囲で設定 定員 支援単位 2単位 支援単位 配置職員 4人 (支援単位ごとに支援員2人、2 人のうち1人は補助員でも可) 配置職員 36人以下※ 60㎡÷1.65㎡=36.3⇒36 人(小数点切捨て) 1単位 2人 (支援単位ごとに支援員2人、2 人のうち1人は補助員でも可) ※経過措置終了後の定員は、面積を1.65で割り返した数字が上限となるため、 ※それを上回る対象児童を受入れることは出来ません。 平成 26 年 10 月 平成 26 年度 放課後児童クラブ運営主体説明会 追加資料 分割・移転準備補助金の対象について 分割・移転先が面積基準※1と耐震基準※2を満たしていることが必要です。 さらに条件によって補助額が違います。分割の場合はすべて①です。 ① 上限 200 万円(全額補助) <既存の活動場所> <分割・移転先> 面積基準・・・× 面積基準・・・○ 耐震基準・・・○または× 耐震基準・・・○ ② 上限 160 万円(2 分の 1 補助) <既存の活動場所> <移転先> 面積基準・・・○ 面積基準・・・○ 耐震基準・・・× 耐震基準・・・○ ※1 平成 26 年 4 月 1 日現在の 6 年生まで含めた児童一人あたりの面積が 1.65 ㎡以上であること。 ※2 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認および検査済証の交付を受けていること。 (または規定する耐震診 断により倒壊しない又は一応倒壊しないという診断がされていること。) 平成 26 年度 家賃補助月額上限 20 万円が交付されるケース 分割・移転の補助金交付対象となった場合のほか、分割・移転の補助金交付対象外でも新たに面積基準と耐 震基準を満たした施設を確保した場合対象となります。 (例) ① 建替え、増築 ② 隣室や別室を借りて面積を広げた場合(分室) <分室のイメージ> ・家賃補助・・・2 部屋で上限 20 万円/月 ※スタッフの目が行き届くよう配置が必要です。 ただし、もともと使用している部屋が新耐震で あることが前提です。 <分割のイメージ> ・家賃補助・・・A クラブ上限 15 万円/月 B クラブ上限 20 万円/月 ・運営委員会は A・B とも同じメンバーで運営でき ますが、あくまでも別クラブとして運営します。 (指導員、児童すべて別々となります。) ※分割は分室と違い、別クラブで運営することです。