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議事録PDF - 一般社団法人 薬学教育協議会

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議事録PDF - 一般社団法人 薬学教育協議会
一般社団法人薬学教育協議会
第 10 回社員総会議事録
日時 平成 24 年 6 月 22 日(金)午後 2 時~午後 4 時 05 分
場所 慶應義塾大学薬学部1号館 マルチメディア講堂
出欠
別記
定款第 21 条に基づき、望月代表理事が議長となり、総会を開始した。
【来賓挨拶】 冒頭、来賓の文部科学省高等教育局医学教育課 薬学教育専門官 伊東陽子様、
厚生労働省医薬食品局総務課 薬事企画官 山本史様よりご挨拶をいただいた。
【特別講演】
議長が、三輪亮寿法律事務所
三輪亮寿氏(現薬学教育協議会監事)を紹介
し、
「薬剤師の臨床能力~フィジカルアセスメントと薬剤師の未来」について特別講演を
お願いした。講演者から、フィジカルアセスメントはチーム医療における薬剤師の業務
として重要であり、今後、病院薬剤師、薬局薬剤師の職域拡大にとり国策の面からも追
い風となることが強調された。
事務局長より、郵送資料、当日配布資料、監査報告書および特別講演のレジュメの配布
を確認した。
1.社員の確認
資料1(社員名簿)に基づき、定款第 10 条第 1 項第 1 号および第 2 号により選出され
た社員の代表者の確認が行われた。事務局長から社員の職位に関する誤記1箇所の修正
が報告された以外に意見はなく、社員の承認を終えた。また、出席状況が報告され、社
員総数 84 名中、出席者数 61 名(議決権数 62 個)、委任状提出者 7 名、そのうち、議長
に議決権を委任するもの 7 名、合計出席者 68 名(議決権数 69 個)であった。出席者が
過半数を超えていることから、定款第 23 条による本総会の成立が確認された。なお、欠
席者からは、議案1~3について特段の意見はなかったことが報告された。
2.議事録署名人
定款第 24 条に基づき、議長が議事録署名人候補者の立候補または推薦を求めたが、社
員からの立候補または推薦はなく、議長に一任された。議長が、慶應義塾大学
彦氏および北里大学
伊藤智夫氏を指名し、一同これを承認した。
1
増野匡
【協議事項】
1.平成 23 年度事業報告について
事務局長から事業報告案に基づいて概要が説明された。説明内容に対して特段の意見
はなく、平成 23 年度事業報告は承認された。
2.平成 23 年度決算報告について
唐沢公認会計士事務所円城寺氏から、貸借対照表総括表、正味財産増減計算書総括表、
収支計算書総括表に基づき財務諸表(貸借対照表、正味財産増減計算表、財産目録)お
よび収支計算書の説明が行われた。決算報告の説明内容に疑義はなく、平成 23 年度決算
は承認された。
3.監査報告
上記1項、2項に引き続き、監査報告書に基づき三輪監事から監査報告が行われ、以
下の 4 点について検討するよう指摘があった。
(1) 本法人の事業を一体的かつ効果的に推進できるよう、本部および支部(地区調整
機構)の財務状況を精査し、本部・支部間の収支配分を含めて、財務の制度およ
び運営のあり方を見直していただきたい。
(2) 組織および運営に関しては、本法人が有限責任中間法人であった時点に制定した
規則類を適用しています。本部および支部の適切な運営に遺漏のないよう、定款
第 4 条第 3 項、第 47 条第 2 項および第 49 条の規定に基づいて必要な規則を整備
していただきたい。
(3) 前 2 項に記載した監査意見を検討するに当たっては、必要に応じ専門家の助言を
受けることが望ましい。
(4) 本年 3 月 23 日に開催を予定していた第 27 回理事会は、定足数を満たすことが出
来ず流会となりました。理事会日程の決定に当たっては事前に役員の日程調整を
十分に行い、このような事態の生じることのないよう留意する必要があります。
理事は委任状または代理者による理事会出席を認められていないため、理事選任
に当たって業務多忙等の理由により理事会に出席することが難しい候補者につい
ては、その事情を考慮するよう社員に広報することが望ましい。
これに対して、望月代表理事から以下の回答があった。
本年度は定款の改訂を予定しているので、薬学教育協議会(本部)と地区調整機構
(支部)との関係については専門家の助言を入れて見直したい。理事会の運営につい
ては、今年度は理事候補者の推薦を依頼した際、
「理事会への代理者の出席は法的に認
められない」ことを明記してお願いした。また、理事会開催日については他の関係団
体と事前に日程調整を行って決定し、開催の 1 か月前には出欠を確認することで対処
したい。
2
4.学識経験者の入社
定款第 10 条第 3 項の社員(学識経験者)候補者の推薦を議長が呼びかけたが、特定の
候補者の推薦はなかった。このため、議長から議長推薦の可否について諮ったところ、
社員一同これを可とした。
議長が、略歴紹介とともに、富田基郎(昭和大学名誉教授)、掛見正郎(大阪薬科大学
教授・現近畿地区調整機構委員長)、須田晃治(明治薬科大学名誉教授・現薬学教育協議
会事務局長)、長野哲雄(東京大学大学院教授)、および望月正隆(東京理科大学教授・
現薬学教育協議会代表理事)の 5 名を社員に推薦し、一同異議なく、これを承認した。
5.役員の選任
1)理事の選任について
議長から理事候補者選出について以下の経緯説明があった。
社員総会 2 週間前に、全社員に総会資料を送付する際、定款第 25 条の理事選出区分ご
とに理事候補者の推薦を依頼するとともに、増野匡彦
英子
慶應義塾大学薬学部長、阿刀田
明治薬科大学教授を開票立会人として候補者の集計作業を行うことを骨子とする
理事選任方法を議案(議案 3)として提案した。回答は社員総会の出欠調査と併せて平成
24 年 6 月 20 日(社員総会の 2 日前)に締め切り、回答のあった 83 名の社員全員から本
案は承認された。平成 24 年 6 月 21 日(社員総会の前日)に、上記の開票立会人立ち会
いのもと、慶應義塾大学薬学部学部長室において開票・集計し、候補者を選出した。
議長から、理事の選任にあたって次の 2 点について総会の承認を得たいとの提案があ
った。
①
一般社団法人日本病院薬剤師会は、7 月から、北田光一氏が会長に就任すること
が内定している。このため、現会長堀内龍也氏が理事に選任された場合は、後任
の北田光一氏を理事とすること。
②
大学と教育関連団体の二つの選出区分から重複して選出された理事候補者につい
ては、教育関連団体選任の理事として扱うこと。
上記 2 件の提案に対して異論はなく、一同これらを承認した。
続いて、議長から定款第 25 条第 2 項の各選出区分の理事候補者が発表され、次の各候
補者について順次総会の承認が得られた。
第 3 号選任の理事
6名
早川
和一(国公立大学薬学部長(科長・学長)会議幹事)
井上
圭三(一般社団法人日本私立薬科大学協会会長)
児玉
孝 (公益社団法人日本薬剤師会会長)
3
北田 光一(一般社団法人日本病院薬剤師会会長)
豊島
西島
聰 (公益財団法人日本薬剤師研修センター理事長)
正弘(公益社団法人日本薬学会会頭)
第 1 号選任の理事
3名
大島
吉輝(東北大学大学院薬学研究科長)
佐治
英郎(京都大学大学院薬学研究科長)
今井
康之(静岡県立大学薬学部長)
第 2 号選任の理事
東ブロック
西ブロック
6名
伊藤
智夫(北里大学薬学部長)
増野
匡彦(慶應義塾大学薬学部長)
山元
俊憲(昭和大学薬学部長)
乾
賢一(京都薬科大学学長)
市川
棚橋
第 4 号選任の理事
厚 (武庫川女子大学薬学部長)
孝雄(神戸薬科大学学長)
4名
議長が、第 4 項にて承認された社員(学識経験者)より次の 4 名を理事に推薦し、一
同これに異議なく承認した。
富田
基郎(昭和大学名誉教授)
掛見
正郎(大阪薬科大学教授・近畿地区調整機構委員長)
須田
晃治(明治薬科大学名誉教授)
望月
正隆(東京理科大学薬学部教授)
2)監事の選任
定款第 25 条第 3 項による監事の選任については、議長から現監事の三輪亮寿氏に再任
をお願いしたいとの提案があり、一同これを承認した。続いて、現監事の齊藤勲氏に再
任をお願いしたいとの提案があり、一同これを承認した。
三輪
亮寿(三輪亮寿法律事務所)
齊藤
勲(公益社団法人日本食品化学研究振興財団専務理事)
以上をもって、理事 19 名、監事 2 名の役員の選任を終えた。
3)補欠理事の選任について
議長が上記協議事項5-1)-①を事例に、
「薬学教育に関連する団体の社員から選出され
4
た理事(定款第 25 条第 2 項第 3 号による理事)が辞任又は任期満了に伴い退任する場合、
母体組織が選出する後任者を補欠の理事とする」ことを追加議案として諮ったところ、
本案について異論はなく一同これを承認した。
【報告事項】
1.平成 24 年度事業計画について
第 28 回理事会にて承認を得た以下の事業計画と活動の概要が事務局より説明された。
①
病院・薬局実務実習中央調整機構に関する事業
実習受け入れ施設証の発行、ふるさと実習の推進、大学施設間の連携促進、指導
薬剤師養成ワークショップの企画運営、国民向けポスターの作成等
②
実務実習推進委員会に関連する事業
実務実習に関する学生の意見収集・意見交換の機会・場の提供、実習費の検討、
実務家教員の研修支援、実務実習モデル・コアカリキュラム充実のための情報収
集、多施設実習等の検討等
③
定期事業
教科別担当教員会議の開催支援、薬学教員名簿の発行、就職動向調査、在籍者数・
実務実習実施予定地・施設等のデータベースの作成等
特に、就職動向調査に関しては、6年制卒薬剤師の国家公務員医療職2級の初
任給の適用との関連から、6年制卒の初任給の調査が必要であり、大学の理解と
協力を得たい。
④
文科省委託事業および厚生労働科学研究費補助金による事業
1)厚生労働科学研究費補助金による事業(医薬品・医療機器等レギュラトリーサ
イエンス総合事業)2 件:
a 薬剤師需給動向の予測に関する研究(研究代表者
望月正隆)
b 薬剤師養成の実質化を実現するための実務実習指導薬剤師養成研修改革に関
する調査研究(研究代表者
須田晃治)
2)文部科学省「大学における医療人養成推進等委託事業」1 件
・
⑤
臨床薬学教科の教材開発(実施責任者
望月正隆)
6年制薬剤師誕生キャンペーンの企画・実施
2.平成 24 年度予算
第 28 回理事会において承認された平成 24 年度予算が事務局より説明された。
3.平成 25 年度の実務実習実施期間
標記実習期間案を新薬剤師養成問題懇談会(新 6 者懇)に提示し、合意が得られた。
平成 26 年度については第Ⅲ期実習開始時期について検討する必要がある。
5
4.実務実習教育費の消費税免除の要望書について
望月代表理事から、標記要望書の提出についての経緯説明と今後の対応に対する考
えが述べられた。すなわち、薬学教育に関わる 6 団体がそろって、文部科学大臣、財
務大臣、厚生労働大臣に実務実習費にかかる消費税を免除していただくよう要望書を
作成し、提出することが合意されているが、今国会で藤井基之参議院議員が提出した
消費税に関する質問趣意書に対して、岡田内閣総理大臣臨時代理が消費税の性質から
いって非課税措置はあり得ないと回答している。このような経緯から、現段階では本
要望書の提出は意味がないと思われるので提出を取り下げ、適切な時期を見て再度検
討することとした。また、実習費に関する別途の要望も考えることとした。
5.その他
当日追加資料をもとに代表理事から、以下の事業について補足説明が行われた。
・
実務実習に関するポスターおよび実習施設証(見本)の提示
・
6年制薬剤師誕生キャンペーン企画の最新の進捗状況
・
平成 23 年度認定実務指導薬剤師ワークショップの開催実績および平成 24 年度開催
予定
平成 23 年度文部科学省「大学における医療人養成推進等委託事業」概要報告:
・
臨床薬学教科の教材開発(実施責任者
望月正隆)
・ 平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金による事業(医薬品・医療機器等レギュラト
リーサイエンス総合事業)の概要報告:
①
薬剤師需給動向の予測に関する研究(研究代表者
望月正隆)
就職の受け皿となる各職域における今後の求人について、調査結果の概要が
披露された。
②
薬剤師養成の実質化を実現するための実務実習指導薬剤師養成研修改革に関
する調査研究(研究代表者
・
須田晃治)
平成 23 年度教科担当教員会議開催状況
最後に、代表理事から、今後は指導薬剤師の異動・動向の調査、医療施設の一元的な
管理が必要になるので、関係団体と協力して実施の方向で検討して行きたいとの見解が
示された。
以上を以て報告事項を終了した。
望月代表理事から閉会の挨拶があり、午後 4 時 05 分をもって第 10 回社員総会を閉会と
した。
6
以上、相違ありません。
平成 24 年 7 月 17 日
一般社団法人
薬学教育協議会
代表理事
望月 正隆
議事録署名人
7
伊藤
智夫
増野
匡彦
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