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英文学(PDF/2MB)

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英文学(PDF/2MB)
英文学専攻
<理念、目的、教育目標>
英文学専攻は英米文学および英語学に関する専門的知識、及び研究能力の育成を目的として設立されたが、その後、
英米文学、英語学、言語学という三つの専門分野を柱とし、それらの研究分野における専門的知識、研究能力やスキル
を養うことによって、専門的研究者や高等・中等教育機関従事者の養成を目的とした教育を長年おこなってきた。その
結果多くの研究者を輩出し、多くの修了生が高等教育機関にて研究職についている。この専門的研究者や高等・中等教
育機関従事者の養成は、今後も変わらず維持されていくべき主たる教育理念と目的である。近年は、それに加えて高度
知識社会におけるニーズに応えられる論理的思考とスキルを身につけた高度職業人の育成をはかる役割が求められてき
ている。そうした多様化し、変化しつづける社会のニーズに柔軟に対応できる教育・研究プログラムを提供することに
より、国際化社会で活躍できる幅広い能力をもった人材の育成、中学・高校の英語教員の再教育や、生涯学習の支援と
いった社会人教育も、重要な教育目標である。
修士課程
授 業 科 目
担当教員名
単位 掲載ページ
備 考
若 島 正
2
112
英文学思潮研究第二
(文化研究)B
若 島 正
2
113
英文学特殊研究第一
(British Fiction)A
結 城 英 雄
2
114
英文学特殊研究第一
(British Fiction)B
結 城 英 雄
2
114
米文学特殊研究第一
(文学史)A
林 文 代
2
115
米文学特殊研究第一
(文学史)B
林 文 代
2
115
英米文学演習第二
(American Fiction)A
宮 川 雅
2
116
英米文学演習第二
(American Fiction)B
宮 川 雅
2
117
英米文学演習第三
(British Fiction)A
新 妻 昭 彦
2
118
英米文学演習第三
(British Fiction)B
新 妻 昭 彦
2
119
英語学演習
(英語史・言語変化理論)A
大 沢 ふよう
2
120
英語学演習
(英語史・言語変化理論)B
大 沢 ふよう
2
121
言語学演習(応用言語学)A
川 﨑 貴 子
2
122
国際日本学と合同:国際日本学演習Ⅰ
言語学演習(応用言語学)B
川 﨑 貴 子
2
122
国際日本学と合同:国際日本学演習Ⅱ
英語学特殊研究第一
(英文法・文体論・語用論)A
椎 名 美 智
2
123
国際日本学と合同:国際日本学演習Ⅰ
英語学特殊研究第一
(英文法・文体論・語用論)B
椎 名 美 智
2
124
国際日本学と合同:国際日本学演習Ⅱ
英語学特殊研究第二
(英語リーディングの科学)A
卯 城 祐 司
2
125
英語学特殊研究第二
(英語リーディングの科学)B
卯 城 祐 司
2
126
印 南 洋
2
127
英語教育学研究A
英文学専攻
英文学思潮研究第二
(文化研究)A
105
04英文学専攻2017.indd 105
17/02/28 9:25
授 業 科 目
担当教員名
単位 掲載ページ
備 考
英語教育学研究B
印 南 洋
2
128
英語発音法A
髙 橋 豊 美
2
129
国際日本学と合同:英語発音法Ⅰ
英語発音法B
髙 橋 豊 美
2
130
国際日本学と合同:英語発音法Ⅱ
英語表現演習A
ニアル・ムルター
2
131
英語表現演習B
ニアル・ムルター
2
131
Fiction 演習ⅠA
宮 川 雅
2
132
Fiction 演習ⅠB
宮 川 雅
2
133
文学方法論A
結 城 英 雄
2
134
文学方法論B
結 城 英 雄
2
134
英語音声・応用研究A
田 嶋 圭 一
2
135
英語音声・応用研究B
田 嶋 圭 一
2
136
理論言語学・認知科学A
ブライアン・ウィスナー
2
137
応用言語学・理論研究A
熊 澤 孝 昭
2
138
応用言語学・理論研究B
熊 澤 孝 昭
2
139
言語科学方法論B
ブライアン・ウィスナー
2
140
音声言語科学特論
田 嶋 圭 一
2
141
心理学専攻と合同
音声言語科学演習
田 嶋 圭 一
2
142
心理学専攻と合同
比較文学研究A
日 中 鎮 朗
2
143
国際日本学と合同:西欧比較文学Ⅰ
比較文学研究B
日 中 鎮 朗
2
144
国際日本学と合同:西欧比較文学Ⅱ
Academic English
(Effective Writing) A
安 部 義 治
2
145
Academic English
(Effective Writing) B
安 部 義 治
2
145
Academic English
(Oral Presentation) A
安 部 義 治
2
146
Academic English
(Oral Presentation) B
安 部 義 治
2
147
博士後期課程
授 業 科 目
担当教員名
単位 掲載ページ
備 考
英米文学特殊演習Ⅰ A
各指導教員
2
英米文学特殊演習Ⅰ B
各指導教員
2
言語学特殊演習 Ⅰ A
各指導教員
2
言語学特殊演習 Ⅰ B
各指導教員
2
文学方法論特講A
結 城 英 雄
2
文学方法論特講B
結 城 英 雄
2
修士・博士後期合同
ブライアン・ウィスナー
2
修士・博士後期合同
結 城 英 雄
2
修士・博士後期合同
言語科学方法論特講B
英米文学特講ⅠA
Web
シラバス
参照
修士・博士後期合同
106
04英文学専攻2017.indd 106
17/02/28 9:25
授 業 科 目
担当教員名
単位 掲載ページ
備 考
英米文学特講ⅠB
結 城 英 雄
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅡA
新 妻 昭 彦
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅡB
新 妻 昭 彦
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅢA
林 文 代
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅢB
林 文 代
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅣA
宮 川 雅
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅣB
宮 川 雅
2
修士・博士後期合同
英米文学特講ⅤA
日 中 鎮 朗
2
英米文学特講ⅤB
日 中 鎮 朗
2
言語科学特講ⅠA
椎 名 美 智
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅠB
椎 名 美 智
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅡA
大 沢 ふよう
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅡB
大 沢 ふよう
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅣA
川 﨑 貴 子
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅣB
川 﨑 貴 子
2
修士・博士後期合同
言語科学特講ⅤA
ブライアン・ウィスナー
2
修士・博士後期合同
Web
シラバス
参照
修士・博士後期合同
修士・博士後期合同
英文学専攻
※修了要件の大枠については、『大学院要項』25 ページの修了要件を参照してください。
※主要研究業績については、最新のもののみ記載しています。
※講義概要が掲載されていないものは、開講時に発表します。
※法政大学大学院学則の授業科目一覧表に記載のある科目で、上記一覧表に記載のない科目は、2017 年度休講です。
※博士後期課程の講義概要は、Web シラバスを参照してください。
107
04英文学専攻2017.indd 107
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<履修上の注意>
■修士課程
1.セメスター制
2010 年度より、英文学専攻のすべての科目が半期2単位となりました。
また、半期単位での休学が可能となりました(学則第 38 条の2)。
2.原則必修科目
2010 年度入学者より、修士課程においては以下の科目が原則として必修となっています。
文学系の院生の場合:「文学方法論 A」および「文学方法論 B」
言語系の院生の場合:「言語科学方法論 A」および「言語科学方法論 B」
3.履修アドバイザー
指導教授が未決定の院生には「履修アドバイザー」がつきます。
詳しくは新入生オリエンテーションで説明します。
4.短期 SA プログラム
2014 年度より、英文学専攻修士課程および博士後期課程に所属する大学院生も、文学部英文学科の夏期 SA プログ
ラムに参加できることになりました。
参加希望者は、以下のとおり手続きをしてください。
(1)概要と目的
アイルランド共和国の首都ダブリンの University College Dublin(UCD)でおこなわれる夏期 SA プログラムは、
夏休みのうちの約 3 週間を利用して実施される語学研修プログラムで、実践的な英語力を身につけるための、そし
て英語文化への理解を深めるための動機付けを目的とするものです。
長期留学を検討している大学院生は、これを長期留学へのステップとして利用することを推奨します。
なお、大学院生が利用できる SA プログラムは夏期 SA のみで、秋学期(長期)SA プログラムは利用できません。
(2)募集時期
① 2017 年夏期留学:2017 年 5 月受付
② 2018 年夏期留学:2017 年 10 月~ 11 月受付
(3)出願窓口
大学院課窓口で出願してください。詳細は掲示で確認してください。
(4)説明会
関心のある方は、文学部英文学科が主催する SA 説明会に参加してください。SA 説明会は、春(4 月)と秋(10
月~ 11 月)にそれぞれ開催します。
内容の詳細を知りたい方は、文学部担当事務窓口(58 年館 1 階)までお尋ねください。
(5)その他
大学院生の場合は、法政大学での単位認定の対象とはなりません。
5.英文学会研究発表・中間発表会
毎年秋に開催される法政大学英文学会において、大学院英文学専攻の学生は研究発表もしくは中間発表を全員がおこ
なうことになっています。開催日時等については 7 月に通知します。
6.外国語科目
人文科学研究科の外国語科目群のうち、
「Academic English(Effective Writing)A」
「Academic English(Effective
Writing)B」
「Academic English(Oral Presentation)A」
「Academic English(Oral Presentation)B」の 4 科目(各
2 単位いずれも教職課程認定科目)を英文学専攻の主催科目として 2016 年度より新設しました。他の諸語や留学生
のための「日本語」を含めて、人文科学研究科共通ページの「外国語科目の履修について」を参照してください。
108
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■博士後期課程
人文科学研究科英文学専攻では、2017 年度より、博士後期課程においてコースワークおよび科目の単位制を導入し
ました。これに伴い、2017 年度以降入学者と 2016 年度以前入学者では修了要件が異なりますので、ご注意ください。
【2017 年度以降入学者】
1.修了要件
課程修了には、3 年以上在学し、以下の修了所要単位を修得し、必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査および
最終試験に合格しなければなりません。
履修区分
修了所要単位
必修科目
12 単位
選択必修科目
8 単位以上
自由科目
修了要件外
合計
20 単位以上
備 考
履修にあたっては、下記「2.カリキュラムおよび
履修上の指示」を参照のこと。
2.カリキュラムおよび履修上の指示
(1)必修科目の履修について
科目名
単位
2
英米文学特殊演習ⅠB
2
言語学特殊演習ⅠA
2
言語学特殊演習ⅠB
2
指導教員が担当する指導教員の開講する科目を履修し、修了所要
単位を満たすこと。(修了所要単位に含めることができるのは 12
単位まで)
(2)選択必修科目の履修について
選択必修科目は原則として指導教員担当以外の科目から合計 8 単位以上履修してください。なお、同一科目名は重複
履修できません。
文学系の学生は 1 年次に「文学方法論特講A・B」を、言語系の学生は 1 年次に「言語科学方法論特講A・B」を原
則として履修すること(登録必須)。
修士課程との合同授業です。下表を参照のこと。
科目名
合同科目名
英文学専攻
英米文学特殊演習ⅠA
履修上の指示
単位
文学方法論特講A
修士:文学方法論 A
2
文学方法論特講B
修士:文学方法論 B
2
言語科学方法論特講A
修士:言語科学方法論 A
2
言語科学方法論特講B
修士:言語科学方法論 B
2
英米文学特講ⅠA
修士:英文学特殊研究第一 A
2
英米文学特講ⅠB
修士:英文学特殊研究第一 B
2
英米文学特講ⅡA
修士:英米文学演習第三 A
2
英米文学特講ⅡB
修士:英米文学演習第三 B
2
英米文学特講ⅢA
修士:米文学特殊研究第一 A
2
英米文学特講ⅢB
修士:米文学特殊研究第一 B
2
英米文学特講ⅣA
修士:英米文学演習第二 A
2
英米文学特講ⅣB
修士:英米文学演習第二 B
2
英米文学特講ⅤA
修士:比較文学研究 A
2
109
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科目名
合同科目名
単位
英米文学特講ⅤB
修士:比較文学研究 B
2
言語科学特講ⅠA
修士:英語学特殊研究第一 A
2
言語科学特講ⅠB
修士:英語学特殊研究第一 B
2
言語科学特講ⅡA
修士:英語学演習 A
2
言語科学特講ⅡB
修士:英語学演習 B
2
言語科学特講ⅢA
修士:言語学特殊研究 A
2
言語科学特講ⅢB
修士:言語学特殊研究 B
2
言語科学特講ⅣA
修士:言語学演習 A
2
言語科学特講ⅣB
修士:言語学演習 B
2
言語科学特講ⅤA
修士:理論言語学・認知科学 A
2
言語科学特講ⅤB
修士:理論言語学・認知科学 B
2
(3)自由科目の履修について
人文科学研究科他専攻の博士後期課程設置科目及び修士課程設置科目は修了要件には含まれませんが、自由科目とし
て履修することができます。
【2016 年度以前入学者】
1.修了要件
2017 年度以降も修了要件に変更はありません。課程修了には、3 年以上在学し、論文指導科目を計 6 科目以上修得し、
かつ必要な研究指導を受けた上で、博士論文の審査ならびに最終試験に合格しなければなりません。
2.論文指導科目の履修について
2016 年度まで開講していた論文指導科目は、2017 年度以降は開講しません。以下の表に従って履修してください。
たとえば、1 年次に指導教員の開講する「英文学特殊研究ⅠA・B」を修得済みの方は、2 年次以降指導教員の開講する「英
文学特殊演習ⅠA・B」または「言語学特殊演習ⅠA・B」を履修し、修了要件を満たしてください。
なお、2017 年度より単位制を導入しますが、2016 年度以前入学者については、単位数による修了要件の計算はいた
しません。
≪(旧)2016 年度までの設置科目≫ ※廃止科目
科目名
単位
≪(新)2017 年度以降の設置科目≫ ※新設科目
科目名
単位
英文学特殊研究ⅠA
-
英米文学特殊演習ⅠA
2
英文学特殊研究ⅠB
-
英米文学特殊演習ⅠB
2
英文学特殊研究ⅡA
-
言語学特殊演習ⅠA
2
英文学特殊研究ⅡB
-
言語学特殊演習ⅠB
2
英文学特研演習A
-
英文学特研演習B
-
英文学特殊講義A
-
英文学特殊講義B
-
英文学特講演習A
-
英文学特講演習B
-
110
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3.2017 年度新設科目の履修について
修了要件外の科目として、以下の科目を履修することができます。同一科目名を重複履修できません。なおこれらの
科目は修士課程と合同授業です。
科目名
合同科目名
単位
修士:文学方法論 A
2
文学方法論特講B
修士:文学方法論 B
2
言語科学方法論特講A
修士:言語科学方法論 A
2
言語科学方法論特講B
修士:言語科学方法論 B
2
英米文学特講ⅠA
修士:英文学特殊研究第一 A
2
英米文学特講ⅠB
修士:英文学特殊研究第一 B
2
英米文学特講ⅡA
修士:英米文学演習第三 A
2
英米文学特講ⅡB
修士:英米文学演習第三 B
2
英米文学特講ⅢA
修士:米文学特殊研究第一 A
2
英米文学特講ⅢB
修士:米文学特殊研究第一 B
2
英米文学特講ⅣA
修士:英米文学演習第二 A
2
英米文学特講ⅣB
修士:英米文学演習第二 B
2
英米文学特講ⅤA
修士:比較文学研究 A
2
英米文学特講ⅤB
修士:比較文学研究 B
2
言語科学特講ⅠA
修士:英語学特殊研究第一 A
2
言語科学特講ⅠB
修士:英語学特殊研究第一 B
2
言語科学特講ⅡA
修士:英語学演習 A
2
言語科学特講ⅡB
修士:英語学演習 B
2
言語科学特講ⅢA
修士:言語学特殊研究 A
2
言語科学特講ⅢB
修士:言語学特殊研究 B
2
言語科学特講ⅣA
修士:言語学演習 A
2
言語科学特講ⅣB
修士:言語学演習 B
2
言語科学特講ⅤA
修士:理論言語学・認知科学 A
2
言語科学特講ⅤB
修士:理論言語学・認知科学 B
2
英文学専攻
文学方法論特講A
4.修士課程設置科目の履修について
修士課程設置科目は修了要件には含まれませんが、自由に履修することができます。他専攻が設置する修士課程設置
科目についても同様です。
111
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【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
予習として、各回で扱われる作品を必ず事前に読んでおくこと。復
習は不要。さらに、この授業で扱われる作家の他の作品も読んでみ
ることが望ましい。
英文学思潮研究第二(文化研究)A
若島 正
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
この授業は、幻想文学の大まかな見取り図を示しながら、そのさま
ざまな例となる作品の読解と議論を通して、幻想文学に対する理解
を深めることを目的とします。幻想文学は、いわゆるファンタジー
や SF、怪奇小説といったジャンル・フィクションと隣接しながら
も、主流文学の大きな部分を形成しています。その意味で、幻想文
学を考えることによって、文学とは何かという上位の問題を考える
手がかりにもしたいと考えています。また、ここで実際に読む作品
は、主に英語圏のものを中心にしていますが、非英語圏のものも選
んであり、世界文学に対して目を開くことも大きな目的の一つです。
【到達目標】
理論的な枠組みも含めた、幻想文学についての全般的な知識を獲得
することを大きな到達目標とします。さらに大切なのは、ここで取
り上げる個々の作品を精読する作業を通じて、単に幻想文学を読む
場合にとどまらない、文学作品を読むときの精度を高めることも目
標であり、そのような実践的な知の獲得を目指します。
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
内容
幻想文学とは何かを概説するとと
もに、その理論的な枠組みを解説
します。さらに、授業の進め方に
ついてもくわしく説明しますの
で、履修希望者は必ずこの初回の
授業に出席してください。
テキスト読解演習 (1) Julio Cortázar, "Continuity of
Parks"を読む
テキスト読解演習(2) Saki, "The Open Window"を読
む
テキスト読解演習(3) Jack Finney, "The Third Level"
を読む
テキスト読解演習(4) H. P. Lovecraft, "The Outsider"
を読む
テキスト読解演習(5) Ryunosuke Akutagawa,
“’Autumn Mountain”’ を読む
テキスト読解演習(6) Gabriel García Márquez, "The
Last Voyage of the Ghost Ship"
を読む
テキスト読解演習(7) Nathaniel Hawthorne, "Wives
of the Dead"を読む
テキスト読解演習(8) Ambrose Bierce, "An
Occurrence at Owl Creek
Bridge"を読む
テキスト読解演習(9) H. G. Wells, "The Door in the
Wall"を読む
テキスト読解演習(1 Hugh Walpole, "The Silver
Mask"を読む
0)
テキスト読解演習(1 Theodore Sturgeon, "Bianca’s
Hands"を読む
1)
テキスト読解演習(1 Truman Capote, "Miriam"を読
2)
む
テキスト読解演習(1 Georges Perec, "The Winter
Journey"を読む
3)
テキスト読解演習(1 Gene Wolfe, "The Island of
Doctor Death and Other
4)
Stories"を読む
112
04英文学専攻_本編2017.indd 112
【参考書】
ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』(創元ライブラリ)
荒俣宏『別世界通信』 (ちくま文庫)
東雅夫『幻想文学入門―世界幻想文学大全』 (ちくま文庫)
【成績評価の方法と基準】
平常点 50%+期末レポート 50%で評価する。
期末レポートは、英文で 500 語程度。課題内容については初回の授
業で指示する。
【学生の意見等からの気づき】
特になし。
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【授業の進め方と方法】
授業は、初回のイントロダクションを除いて、すべて演習形式で行
われます。事前に発表当番を指名しておきますので、発表者は、担
当する作品を読み、調べたことや考えたこと、わからないことなど
をメモ書き(A 4サイズ1枚が標準)にして用意し、それに基づい
て口頭発表を行ってもらいます。授業は、その発表に対する応答や、
出席者全員での討論、および講師による補足説明などを中心にして
進めます。
【授業計画】
春学期集中
回
テーマ
第 1 回 イントロダクション
【テキスト(教科書)】
テキストはすべて pdf ファイルで配布する。ダウンロードの方法は、
下を参照。
【その他の重要事項】
テキストはすべて pdf ファイルで、dropbox 内のフォルダー「2017
英文学思潮研究第二(文化研究)A」に、授業が開講される1ヶ月
前から置いておくので、各自でダウンロードすること。
リンク先は以下のとおり。
https://www.dropbox.com/sh/7688bdjg3pt1nh0/
AACg6FyzrL7GT2MErzgZPt1Pa?dl=0
また、この授業は、秋学期に開講される「英文学思潮研究第二(文
化研究)B」と併せて履修することが望ましい。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 英米現代小説
<研究テーマ> Vladimir Nabokov 研究
<主要研究業績>
①『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社、2017 年 10 月)
②『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、2003 年 7 月)
③ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』
(翻訳 新潮文庫、2007 年
11 月)
—1—
17/02/27 10:07
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
予習として、各回で扱われる作品を必ず事前に読んでおくこと。復
習は不要。さらに、この授業で扱われる作家の他の作品も読んでみ
ることが望ましい。
英文学思潮研究第二(文化研究)B
若島 正
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
この授業は、春学期に開講される「英文学思潮研究第二(文化研究)
A」に引き続いて、幻想文学の大まかな見取り図を示しながら、その
さまざまな例となる作品の読解と議論を通して、幻想文学に対する
理解を深めることを目的とします(ただし、この秋学期の授業を単
独で履修することも可能です)
。幻想文学は、いわゆるファンタジー
や SF、怪奇小説といったジャンル・フィクションと隣接しながら
も、主流文学の大きな部分を形成しています。その意味で、幻想文
学を考えることによって、文学とは何かという上位の問題を考える
手がかりにもしたいと考えています。また、ここで実際に読む作品
は、主に英語圏のものを中心にしていますが、非英語圏のものも選
んであり、世界文学に対して目を開くことも大きな目的の一つです。
【到達目標】
理論的な枠組みも含めた、幻想文学についての全般的な知識を獲得
することを大きな到達目標とします。さらに大切なのは、ここで取
り上げる個々の作品を精読する作業を通じて、単に幻想文学を読む
場合にとどまらない、文学作品を読むときの精度を高めることも目
標であり、そのような実践的な知の獲得を目指します。
テキスト読解演習 (1)
第3回
テキスト読解演習 (2)
第4回
第5回
テキスト読解演習 (3)
テキスト読解演習 (4)
第6回
テキスト読解演習 (5)
第7回
テキスト読解演習 (6)
第8回
テキスト読解演習 (7)
第9回
テキスト読解演習 (8)
第 10 回 テキスト読解演習 (9)
第 11 回 テキスト読解演習
(10)
第 12 回 テキスト読解演習
(11)
第 13 回 テキスト読解演習
(12)
第 14 回 テキスト読解演習
(13)
第 15 回 テキスト読解演習
(14)
【成績評価の方法と基準】
平常点 50%+期末レポート 50%で評価する。
期末レポートは、英文で 500 語程度。課題内容については初回の授
業で指示する。
【学生の意見等からの気づき】
特になし。
【その他の重要事項】
テキストはすべて pdf ファイルで、dropbox 内のフォルダー「2017
英文学思潮研究第二(文化研究)B」に、授業が開講される1ヶ月
前から置いておくので、各自でダウンロードすること。
リンク先は以下のとおり。
https://www.dropbox.com/sh/fed75kgwui59pxo/
AAD9GmXSNYbet7yoDVvGNNjpa?dl=0
また、この授業は、春学期に開講される「英文学思潮研究第二(文
化研究)A」と併せて履修することが望ましい。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 英米現代小説
<研究テーマ> Vladimir Nabokov 研究
<主要研究業績>
①『ロリータ、ロリータ、ロリータ』(作品社、2017 年 10 月)
②『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、2003 年 7 月)
③ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』
(翻訳 新潮文庫、2007 年
11 月)
—2—
04英文学専攻_本編2017.indd 113
英文学専攻
第2回
内容
幻想文学とは何かを概説するとと
もに、その理論的な枠組みを解説
します。さらに、授業の進め方に
ついてもくわしく説明しますの
で、履修希望者は必ずこの初回の
授業に出席してください。
Jorge Luis Borges, "Borges and
I"を読む
Richard Middleton, "On the
Brighton Road"を読む
Roald Dahl, "The Wish"を読む
Ray Bradbury, "The Lake"を読
む
Vladimir Nabokov, "Details of
a Sunset"をを読む
Edgar Allan Poe, "The
Tell-Tale Heart"を読む
Edith Wharton, "The Eyes"を
読む
Shirley Jackson, "The Bus"を読
む
Bernard Malamud, "Idiots
First"を読む
L. A. Lafferty, "By the
Seashore"を読む
Ursula K. Le Guin, "The Ones
Who Walked Away from
Omelas"を読む
A. E. Coppard, "Adam and Eve
and Pinch Me"を読む
Italo Calvino, "The Burning of
the Abominable House"を読む
Stanislaw Lem, "Verstrand’s
Extelopedia"を読む
【参考書】
ツヴェタン・トドロフ『幻想文学論序説』(創元ライブラリ)
荒俣宏『別世界通信』(ちくま文庫)
東雅夫『幻想文学入門―世界幻想文学大全』(ちくま文庫)
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【授業の進め方と方法】
授業は、初回のイントロダクションを除いて、すべて演習形式で行
われます。事前に発表当番を指名しておきますので、発表者は、担
当する作品を読み、調べたことや考えたこと、わからないことなど
をメモ書き(A 4サイズ1枚が標準)にして用意し、それに基づい
て口頭発表を行ってもらいます。授業は、その発表に対する応答や、
出席者全員での討論、および講師による補足説明などを中心にして
進めます。
【授業計画】
秋学期集中
回
テーマ
第 1 回 イントロダクション
【テキスト(教科書)】
テキストはすべて pdf ファイルで配布する。ダウンロードの方法は、
下を参照。
113
17/02/27 10:07
英文学特殊研究第一(British Fiction)A
英文学特殊研究第一(British Fiction)B
結城 英雄
結城 英雄
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
ア イ ル ラ ン ド出 身の 作家で ある James Joyce (1882-1941) の
Ulysses (1922) を読み、モダニズムとは文学史上でどのような意
味を持っていたのか、その位置を探る。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
ア イ ル ラ ン ド 出 身 の 作 家 で あ る James Joyce (1882-1941) の
Ulysses (1922) を読み、モダニズムとは文学史上でどのような意
味を持っていたのか、その位置を探る。
【到達目標】
(1)アイルランドという地方的な都市とモダニズムとの関わりにつ
いて、その背景を理解する。
(2)ヨーロッパの都市との関わりから、モダニズムの手法やその成
立基盤をなす思想を理解する。
(3)ジョイスの文学の世界的な意義について理解する。
【到達目標】
(1)アイルランドという地方的な都市とモダニズムとの関わりにつ
いて、その背景を理解する。
(2)ヨーロッパの都市との関わりから、モダニズムの手法やその成
立基盤をなす思想を理解する。
(3)ジョイスの文学の世界的な意義について理解する。
【授業の進め方と方法】
テクストを緻密に読みながら、モダニズムに関わる様々な問題につ
いて意見交換し、具体的な検討事項を析出する。今年度は翻訳によ
り、テクストの意味が大きく異なることも学習してもらう。
【授業の進め方と方法】
テクストを緻密に読みながら、モダニズムに関わる様々な問題につ
いて意見交換し、具体的な検討事項を析出する。今年度は翻訳によ
り、テクストの意味が大きく異なることも学習してもらう。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 導入
第 2 回 導入
第 3 回 Episode 1
第 4 回 Episode 2
第 5 回 Episode 3
第 6 回 Episode 4
第 7 回 Episode 5
第 8 回 Episode 6
第 9 回 Episode 7
第 10 回 Episode 8
第 11 回 Episode 9
第 12 回 Episode 10
第 13 回 Episode 11
第 14 回 まとめ
第 15 回 まとめ
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 Episode 12
第 2 回 Episode 12
第 3 回 Episode 13
第 4 回 Episode 13
第 5 回 Episode 14
内容
アプローチの方法
アプローチの方法
Gothic and Theology
History and Anti-Semitism
Semiology
Interior Monologue
Orientalism
Myth
Journalism
Theosophy
Shakespeare
Film and Literature
Music and Literature
Virginia Woolf との比較
T. S. Eliot との比較
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前にテクストを読み、必ず意見を述べるよう、予習を十分にして
おくこと。
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Episode 15
Episode 15
Episode 15
Episode 16
Episode 17
Episode 18
Episode 18
まとめ
まとめ
【テキスト(教科書)】
James Joyce, Ulysses (Gabler 版, 1986).
【参考書】
Don Gifford, Ulysses Annotated.
Peter Childs, Modernism.
結城英雄『
「ユリシーズ」の謎を歩く』。
【参考書】
Don Gifford, Ulysses Annotated.
Peter Childs, Modernism.
結城英雄『「ユリシーズ」の謎を歩く』。
【成績評価の方法と基準】
発表70%、レポート30%。
【成績評価の方法と基準】
発表70%、レポート30%。
【学生の意見等からの気づき】
できるかぎり学生が話す時間を設定できるよう、発表の機会を多く
する。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アイルランド文学
<研究テーマ>アイルランド文学ルネサンス
<主要研究業績>
『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』
(共編書、水声社、2016)。
「
『ユリシーズ』を読む―百の Q&A」(15)(
『すばる』
、集英社、2015)
。
「ジェイムズ・ジョイスの創作に及ぼした都市の影響―トリエステ、
チューリヒ、パリをめぐって」(『チョーサーと英米文学』、金星堂、
2015)。
04英文学専攻_本編2017.indd 114
Episode 14
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前にテクストを読み、必ず意見を述べるよう、予習を十分にして
おくこと。
【テキスト(教科書)】
James Joyce, Ulysses (Gabler 版,1986).
114
第6回
内容
Nationalism
Nationalism
Popular Culture
Popular Culture
Anthology and
Decontamination
Anthology and
Decontamination
Surrealism
Irish Literary Revival
Pychoanalysis
Mimesis
Catechism
Interior Monologue
Interior Monologue
ジョイスとモダニズム
ジョイスとモダニズム
【学生の意見等からの気づき】
できるかぎり学生が話す時間を設定できるよう、発表の機会を多く
する。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アイルランド文学
<研究テーマ>アイルランド文学ルネサンス
<主要研究業績>
『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』
(共編書、水声社,2016)。
「
『ユリシーズ』を読む―百の Q&A」(15)(
『すばる』
、集英社、2015)
。
「ジェイムズ・ジョイスの創作に及ぼした都市の影響―トリエステ、
チューリヒ、パリをめぐって」(『チョーサーと英米文学』、金星堂、
2015)。
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17/02/27 10:07
米文学特殊研究第一(文学史)A
米文学特殊研究第一(文学史)B
林 文代
林 文代
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
<講義題目>アメリカ小説を読む:文学の楽しみ
授業の概要は、19 世紀から現代にいたるまでの代表的な作家の小説を楽しみ
ながら読むこと。アメリカ小説の特徴を考えながら読むことで、アメリカの特
殊性や小説という文学形式の特殊性を考えることができる。授業の目的・意
義は、文学に現れるアメリカの諸問題を知り、それについて考えることを通
して、いろいろなものの見方、考え方を学ぶと同時に、小説の面白さを発見
すること。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)
】
<講義題目>アメリカ小説を読む:文学の楽しみ
授業の概要は、19 世紀から現代にいたるまでの代表的な作家の小説を楽しみ
ながら読むこと。アメリカ小説の特徴を考えながら読むことで、アメリカの特
殊性や小説という文学形式の特殊性を考えることができる。授業の目的・意
義は、文学に現れるアメリカの諸問題を知り、それについて考えることを通
して、いろいろなものの見方、考え方を学ぶと同時に、小説の面白さを発見
すること。
【到達目標】
19 世紀から現代までのアメリカの小説を読むことで、文学に現れたアメリカ
という国の歴史を知ることができる。歴史を知るということは、それぞれの
時代の文化、社会、政治などについて知ることでもあるが、ただ単に知識を
得るだけでなく、それらについていろいろ考えることにより、多角的な視点
や多様な思考を学ぶことを目標とする。
【到達目標】
19 世紀から現代までのアメリカの小説を読むことで、文学に現れたアメリカ
という国の歴史を知ることができる。歴史を知るということは、それぞれの
時代の文化、社会、政治などについて知ることでもあるが、ただ単に知識を
得るだけでなく、それらについていろいろ考えることにより、多角的な視点
や多様な思考を学ぶことを目標とする。
【授業の進め方と方法】
複数の作家、作品を対象とするので、一人につき 1 回から数回扱う。短編の
場合は 1,2 回、中・長編の場合はそれ以上の回数をあてる予定。授業の進め
方は院生のみなさんの発表とディスカッションによる演習方法で行う。毎回
あらかじめ担当者を決めて発表してもらい、その後全員で自由に意見交換を
行う。必要に応じて、学期中に何度か文学や歴史などについての講義も行う。
【授業の進め方と方法】
複数の作家、作品を対象とするので、一人につき 1 回から数回扱う。短編の
場合は 1,2 回、中・長編の場合はそれ以上の回数をあてる予定。授業の進め
方は院生のみなさんの発表とディスカッションによる演習方法で行う。毎回
あらかじめ担当者を決めて発表してもらい、その後全員で自由に意見交換を
行う。必要に応じて、学期中に何度か文学や歴史などについての講義も行う。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第1回
ガイダンス
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第1回
イントロダクション
第2回
3回
4回
5回
6回
7回
8回
9回
10 回
11 回
12 回
13 回
第 14 回
第 15 回
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
毎回授業前に当日担当部分の予習をすること。また授業時に紹介される理論
書、研究書なども可能な範囲で読むことを目指す。知識を得ると同時に、何
が問題か、それについてどう考えるかなど、あらかじめ考えておくこと。
【テキスト(教科書)】
複数の作家、作品を扱うので、テキストは多数ある。入手可能なテキストは
あらかじめ紹介し、各自用意してもらうが、そうでない場合はコピーなどを
配布する。詳細についてはイントロダクションの回に紹介する。
【参考書】
参考書については授業で紹介する。
【成績評価の方法と基準】
評価は、発表担当者になったときの授業での発表と、全員参加のディスカッ
ションでの意見発表などの平常点が 50 %、学期末提出の小論文形式のレポー
トが 50 %。
【学生の意見等からの気づき】
毎回活発な意見交換で面白い授業が行われていることを踏まえ、その自由な
環境を継続する。
【学生が準備すべき機器他】
なし
【その他の重要事項】
なし
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アメリカ文学
<研究テーマ>アメリカ文学の特殊性
<主要研究業績>①『迷宮としてのテクストーフォークナー的エクリチュー
ルへの誘い』東京大学出版会、2004 年
②"Absorbed in Reading the "Worst Heart of the World’:Faulkner, Twain,
and Their ’Failed Detectives’", Faulkner and Twain, Robert W. Hamblin
and Melanie Speight eds.,Southeast Missouri State University Press,
pp.134-153.2009 年 ③"Adventures of Quentin Compson,Huck Finn’s
Modern Double,"Mark Twain Studies, vol.3, The Japan Mark Twain
Society,pp.78-92.2010 年
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
20 世紀前期(1)
20 世紀前期(2)
20 世紀前期(3)
20 世紀前期(4)
20 世紀中期(1)
20 世紀中期(2)
20 世紀後期(1)
20 世紀後期(2)
20 世紀後期(3)
20 世紀後期(4)
現代(1)
現代(2)
第 14 回
現代(3)
第 15 回
まとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
毎回授業前に当日担当部分の予習をすること。また授業時に紹介される理論
書、研究書なども可能な範囲で読むことを目指す。知識を得ると同時に、何
が問題か、それについてどう考えるかなど、あらかじめ考えておくこと。
【テキスト(教科書)
】
複数の作家、作品を扱うので、テキストは多数ある。入手可能なテキストは
あらかじめ紹介し、各自用意してもらうが、そうでない場合はコピーなどを
配布する。詳細についてはイントロダクションの回に紹介する。
【参考書】
参考書については授業で紹介する。
【成績評価の方法と基準】
評価は、発表担当者になったときの授業での発表と、全員参加のディスカッ
ションでの意見発表などの平常点が 50 %、学期末提出の小論文形式のレポー
トが 50 %。
【学生の意見等からの気づき】
毎回活発な意見交換で面白い授業が行われていることを踏まえ、その自由な
環境を継続する。
【学生が準備すべき機器他】
なし
【その他の重要事項】
なし
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アメリカ文学
<研究テーマ>アメリカ文学の特殊性
<主要研究業績>①『迷宮としてのテクストーフォークナー的エクリチュー
ルへの誘い』東京大学出版会、2004 年
②"Absorbed in Reading the "Worst Heart of the World’:Faulkner, Twain,
and Their ’Failed Detectives’", Faulkner and Twain, Robert W. Hamblin
and Melanie Speight eds.,Southeast Missouri State University Press,
pp.134-153.2009 年 ③"Adventures of Quentin Compson,Huck Finn’s
Modern Double,"Mark Twain Studies, vol.3, The Japan Mark Twain
Society,pp.78-92.2010 年
—4—
04英文学専攻_本編2017.indd 115
2回
3回
4回
5回
6回
7回
8回
9回
10 回
11 回
12 回
13 回
内容
授業全体の説明、発表者、担当につい
ての話し合い
1900 年代前後
1900∼20 年代
∼30 年代
∼40 年代
∼50 年代
∼60 年代
∼70 年代
∼80 年代
∼90 年代
∼2000 年代
2000 年以降
∼2000 年以降および批評理論など
(1)
∼2000 年以降および批評理論など
(2)
全体的議論
英文学専攻
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
内容
授業全体の説明、アメリカ文学史概説
など
イントロダクション
作家、作品、発表者、担当などについ
て話し合い
19 世紀前期(1)
ポー以前からポーへ
19 世紀前期(2)
ポーを中心に
19 世紀中期(1)
ホーソーンを中心に
19 世紀中期(2)
ホーソーンからメルヴィルへ
19 世紀中期∼後期(1) メルヴィルを中心に
19 世紀中期∼後期(2) メルヴィルなど続き
19 世紀後期(1)
トウェインを中心に
19 世紀後期(2)
トウェインなど続き
19 世紀後期(3)
ジェイムズを中心に
19 世紀後期(4)
ジェイムズなど続き
19 世紀後期∼20 世紀
自然主義作家など
(1)
19 世紀後期∼20 世紀
その他の作家など
(2)
まとめ
全体的議論
115
17/02/27 10:07
英米文学演習第二(American Fiction)A
宮川 雅
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
ドイツ生まれで Oxford と Harvard で学んだアメリカ文学研究者
Harold Beaver (1929-2002) 編の、 "heavily annotated"と形容さ
れ、内容・形式ともに非因襲的な、旧 Penguin Classics 版 MobyDick(1972) を、その注解を guide として読む。guide (のふるま
い)に対して注解を加えながら、文学研究のありようについて視野
を広げる。
<講義題目> Beaver 解註『白鯨』精読
【到達目標】
①メルヴィルの小説の主題や方法についての概観的知識を得る。
②メルヴィルの作家としての営みを簡単に概観して感嘆する。
③注解の技を身につける。
【授業の進め方と方法】
レポーター制によるアメリカ文学テクストの精読。
ハーマン・メルヴィル (1819-91) の長篇小説 Moby-Dick; or, The
Whale (1851) を読む。絶版となった Harold Beaver 編注のペンギ
ン・クラシックス版を用い、Beaver の文章に注釈を付すかたちで
読む。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
内容
第 1 回 イントロダクション レポーターの担当を決められるだ
け決める/辞書・レファレンス類
についてのプリント配布
新しい伝記的研究についても補い
第 2 回 "HERMAN
MELVILLE: A
ながら Beaver の文章を読む。
Biographical Note"
を読む
その後の研究についても補いなが
第 3 回 "ON THE
COMPOSITION
ら読む。
OFMOBY-DICK"を
読む
第 4 回 "INTRODUCTION" 注釈を加えながら Beaver の難解
を読む(その1)
な序論を読む。
第 5 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その2)
と議論
第 6 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その3)
と議論
第 7 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その4)
と議論
第 8 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その5)
と議論
第 9 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その6)
と議論
第 10 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その7)
と議論
第 11 回 "INTRODUCTION" レポーターによる発表と質疑応答
を読む(その8)
と議論
textual criticism について学ぶ
第 12 回 "A NOTE ON THE
TEXT" を読む
文献検索などについても学ぶ
第 13 回 "A NOTE ON THE
TEXT" を読む(つづ
き)、"BIBLIOGRAPHY" を読
む
300 ページ近い注釈の冒頭を読ん
第 14 回 "COMMENTARY"
冒頭部分を読む
で秋学期の展望を立てる
第 15 回 まとめ
まとめの議論
【テキスト(教科書)】
[Harold Beaver, ed.] Herman Melville, Moby-Dick; or, The
Whale. Harmondsworth: Penguin Books, 1972. 1015+8pp.
[First published as The Whale in 1851; published in the
Penguin English Library 1972; reprinted in Penguin Classics
1986] 絶版のため、古本を教員が配布する。1000 円程度の予定。
【参考書】
初回に辞書・事典リストならびに文献リストを配布予定
【成績評価の方法と基準】
」:出席を前提とした上での授業への積極的な参加度 70
「配分(%)
パーセント、期末レポート 30 パーセント
「評価基準」:レポーター時の発表の内容とまとまり度と努力、非レ
ポーター時の発言による参加の積極性、期末レポートの内容、以上
を数値化して合計したうえで総合的に評価する。
【学生の意見等からの気づき】
学生の意見と議論がもう少し盛んになるように積極的に傾注したい。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 近代アメリカ文学
<研究テーマ> アメリカ文学史と宗教と神秘学、小説の語りと技法
<主要研究業績>
「Ormond におけるピクチャレスクな意匠をめぐって」『英文學誌』
47 号(2005 年 3 月): 27-44、
「ポーの宇宙論と錬金術(十) 第五
章 ポーと現代――ゴシック、ロマン主義、オカルト、近代芸術に
ついての覚え書(その二)
」
『法政大学文学部紀要』50 号(2005 年
3 月): 91-110、
「Re: Rip の妻はいつ死んだのか?」
(
『法政大学文
学部紀要』51 号(2005 年 9 月): 1-13、
「疑似科学と科学の境」
(八
木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀』(研究社、2009)
251-67.
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
辞書類にあたって、読み進めること。クロス・レファレンスを意識
して書き込みなりノートなりメモること。
116
04英文学専攻_本編2017.indd 116
—1—
17/02/27 10:07
英米文学演習第二(American Fiction)B
宮川 雅
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
ドイツ生まれで Oxford と Harvard で学んだアメリカ文学研究者
Harold Beaver (1929-2002) 編の、 "heavily annotated"と形容さ
れ、内容・形式ともに非因襲的な、旧 Penguin Classics 版 MobyDick(1972) を、その注解を guide として読む。guide (のふるま
い)に対して注解を加えながら、文学研究のありようについて視野
を広げる。秋学期は作品テクストを読みながら、対する Beaver の
注釈に注釈を付けるかたちで読み進める。
<講義題目> Beaver 解註『白鯨』精読
【到達目標】
①メルヴィルの小説の主題や方法についての概観的知識を得る。
②メルヴィルの作家としての営みを簡単に概観して感嘆する。
③注解の技を身につける。
【授業の進め方と方法】
レポーター制によるアメリカ文学テクストの精読。
ハーマン・メルヴィル (1819-91) の長篇小説 Moby-Dick; or, The
Whale (1851) を読む。絶版となった Harold Beaver 編注のペンギ
ン・クラシックス版を用い、Beaver の文章に注釈を付すかたちで
読む。
【成績評価の方法と基準】
」:出席を前提とした上での授業への積極的な参加度 70
「配分(%)
パーセント、期末レポート 30 パーセント
「評価基準」:レポーター時の発表の内容とまとまり度と努力、非レ
ポーター時の発言による参加の積極性、期末レポートの内容、以上
を数値化して合計したうえで総合的に評価する。
【学生の意見等からの気づき】
学生の意見と議論がもう少し盛んになるように積極的に傾注したい。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 近代アメリカ文学
<研究テーマ> アメリカ文学史と宗教と神秘学、小説の語りと技法
<主要研究業績>
「Ormond におけるピクチャレスクな意匠をめぐって」『英文學誌』
47 号(2005 年 3 月): 27-44、
「ポーの宇宙論と錬金術(十) 第五
章 ポーと現代――ゴシック、ロマン主義、オカルト、近代芸術に
ついての覚え書(その二)
」
『法政大学文学部紀要』50 号(2005 年
3 月): 91-110、
「Re: Rip の妻はいつ死んだのか?」
(
『法政大学文
学部紀要』51 号(2005 年 9 月): 1-13、
「疑似科学と科学の境」
(八
木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの世紀』(研究社、2009)
251-67.
英文学専攻
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
内容
第 1 回 イントロダクション レポーターの担当を決められるだ
け決める/辞書・レファレンス類
についてのプリント配布
第 2 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (1)
と議論
第 3 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (2)
と議論
第 4 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (3)
と議論
第 5 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (4)
と議論
第 6 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (5)
と議論
第 7 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (6)
と議論
第 8 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (7)
と議論
第 9 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (8)
と議論
第 10 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (9)
と議論
第 11 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (10)
と議論
第 12 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (11)
と議論
第 13 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (12)
と議論
第 14 回 "COMMENTARY"を レポーターによる発表と質疑応答
読む (13)
と議論
まとめの議論
第 15 回 まとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
辞書類にあたって、読み進めること。クロス・レファレンスを意識
して書き込みなりノートなりメモること。
【テキスト(教科書)】
[Harold Beaver, ed.] Herman Melville, Moby-Dick; or, The
Whale. Harmondsworth: Penguin Books, 1972. 1015+8pp.
[First published as The Whale in 1851; published in the
Penguin English Library 1972; reprinted in Penguin Classics
1986] 絶版のため、古本を教員が配布する。1000 円程度の予定。
【参考書】
初回に辞書・事典リストならびに文献リストを配布予定
—1—
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英米文学演習第三(British Fiction)A
新妻 昭彦
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
<講義題目> George Gissing とヴィクトリア朝の出版文化
George Gissing (1857-1903) の 代 表 作 で あ る New Grub
Street(1891) を読むとともに、ヴィクトリア朝後期における小説
の出版状況の特徴を理解する。
【到達目標】
・文学作品を論理的に分析することができる。
・文学作品およびその批評について他人と議論することができる。
・George Gissing の文学的立場について記述することができる。
・ヴィクトリア朝の小説出版文化の特徴について説明することがで
きる。
【授業の進め方と方法】
演習形式で作品を精読し、学生個人個人が作品のなかにある主題
を発見し、相互に解釈を発表しあいながら、作品への理解を深めて
いく。George Gissing の文学史的立場を総合的に把握して、その全
体像を理解し、そのうえで New Grub Street に関して 6000 字程度
の期末レポートを書く。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 ガイダンス・イントロ
ダクション
第 2 回 New Grub Street の
講読1
第 3 回 New Grub Street の
講読 2
第 4 回 New Grub Street の
講読 3
第 5 回 New Grub Street の
講読 4
第 6 回 ヴィクトリア朝の出版
文化に関する論文講読
1
第 7 回 New Grub Street の
講読 5
第 8 回 New Grub Street の
講読 6
第 9 回 New Grub Street の
講読 7
第 10 回 New Grub Street の
講読 8
第 11 回 ヴィクトリア朝の出版
文化に関する論文講読
2
第 12 回 New Grub Street の
講読 9
第 13 回 New Grub Street の
講読 10
第 14 回 New Grub Street の
講読 11
第 15 回 ヴィクトリア朝の出版
文化に関する論文講読
3
【成績評価の方法と基準】
・平常点 40%(準備をしたうえで、積極的に討議に参加すること)
・6000 字程度の期末レポート 60%(自分なりの主題を発見し、それ
について論理的に述べること)
【学生の意見等からの気づき】
・ペース配分など、可能なところは学生と相談しながら決める。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
イギリス文学
<研究テーマ> 19世紀後半から20世紀前半にかけてのイギリス文学および文化
<主要研究業績>
(分担執筆)
『トマス・ハーディ全貌』音羽書房鶴見書店、2007 年 11 月、「『微
温の人』の位置と意義」、pp.150-62.
『イギリス文学のランドマーク』大阪教育図書、2011 年 11 月、
「エ
ンジェルの系譜―『ダーバヴィル家のテス』再考」
、pp.195-203.
『イギリス文学のランドマーク』大阪教育図書、2016 年 3 月、「ト
マス・ハーディと『小説』の終焉」、pp.727-36.
内容
授業のガイダンスと George
Gissing へのイントロダクション
New Grub Street の 1 章から 3
章まで読む。
New Grub Street の 4 章から 6
章まで読む。
New Grub Street の 7 章から 9
章まで読む。
New Grub Street の 10 章から
12 章まで読む。
ヴィクトリア朝の出版文化に関す
る論文を読む。
New Grub Street の 13 章から
15 章まで読む。
New Grub Street の 16 章から
18 章まで読む。
New Grub Street の 19 章から
21 章まで読む。
New Grub Street の 22 章から
24 章まで読む。
ヴィクトリア朝の出版文化に関す
る論文を読む。
New Grub Street の 25 章から
28 章まで読む。
New Grub Street の 29 章から
32 章まで読む。
New Grub Street の 33 章から
37 章まで読む。
ヴィクトリア朝の出版文化に関す
る論文を読む。
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
・授業中の討議に参加できるよう、指定されたテクストを授業前に
精読し、自分の意見をまとめてくる。
【テキスト(教科書)】
・George Gissing. New Grub Street (Oxford World’s Classics,
2016) ISBN: 978-0-19-872918-1 $16.95. 2016 年出版の新版を使
います。
【参考書】
・授業内で適宜指示する。
118
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英米文学演習第三(British Fiction)B
【学生の意見等からの気づき】
・ペース配分など、可能なところは学生と相談しながら決める。
新妻 昭彦
【その他の重要事項】
英米文学演習第三(British Fiction)A を履修しておくことが望ま
しい。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
<講義題目> George Gissing とヴィクトリア朝後期の文化
George Gissing (1857-1903) の 後 期 の 中 編 小 説 三 作 品 Sleeping Fires(1895) 、The Paying Guest(1896)、The Town Traveller(1898) を読むとともに、ヴィクトリア朝後期における文化状況
の特徴を理解する。
【到達目標】
・文学作品を論理的に分析することができる。
・文学作品およびその批評について他人と議論することができる。
・George Gissing の文学的立場について記述することができる。
・ヴィクトリア朝後期の文化の特徴について説明することができる。
【授業の進め方と方法】
演習形式で作品を精読し、学生個人個人が作品のなかにある主題を
発見し、相互に解釈を発表しあいながら、作品への理解を深めてい
く。George Gissing の文学史的立場を総合的に把握して、その全体
像を理解し、そのうえで 三中編小説 に関して 6000 字程度の期末レ
ポートを書く。
内容
授業のガイダンスと George
Gissing へのイントロダクション
Sleeping Fires の 1 章から 3 章
まで読む。
Sleeping Fires の 4 章から 7 章
まで読む。
Sleeping Fires の 8 章から 10 章
まで読む。
Sleeping Fires の 11 章から 14
章まで読む。
The Paying Guest の 1 章から 3
章まで読む。
The Paying Guest の 4 章から 6
章まで読む。
The Paying Guest の 7 章から 9
章まで読む。
The Town Traveller の 1 章から
5 章まで読む。
The Town Traveller の 6 章から
10 章まで読む。
The Town Traveller の 11 章か
ら 14 章まで読む。
The Town Traveller の 15 章か
ら 18 章まで読む。
The Town Traveller の 19 章か
ら 22 章まで読む。
The Town Traveller の 23 章か
ら 27 章まで読む。
ディスカッションをつうじて理解
度を確認する。
英文学専攻
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 ガイダンス・イントロ
ダクション
第 2 回 Sleeping Fires の講
読1
第 3 回 Sleeping Fires の講
読2
第 4 回 Sleeping Fires の講
読3
第 5 回 Sleeping Fires の講
読4
第 6 回 The Paying Guest の
講読 1
第 7 回 The Paying Guest の
講読 2
第 8 回 The Paying Guest の
講読 3
第 9 回 The Town Traveller
の講読 1
第 10 回 The Town Traveller
の講読 2
第 11 回 The Town Traveller
の講読 3
第 12 回 The Town Traveller
の講読 4
第 13 回 The Town Traveller
の講読 5
第 14 回 The Town Traveller
の講読 6
第 15 回 全体のまとめ
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
イギリス文学
<研究テーマ> 19世紀後半から20世紀前半にかけてのイギリス文学および文化
<主要研究業績>
(分担執筆)
『トマス・ハーディ全貌』音羽書房鶴見書店、2007 年 11 月、「『微
温の人』の位置と意義」、pp.150-62.
『イギリス文学のランドマーク』大阪教育図書、2011 年 11 月、
「エ
ンジェルの系譜―『ダーバヴィル家のテス』再考」
、pp.195-203.
『イギリス文学のランドマーク』大阪教育図書、2016 年 3 月、「ト
マス・ハーディと『小説』の終焉」、pp.727-36.
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
・授業中の討議に参加できるよう、指定されたテクストを授業前に
精読し、自分の意見をまとめてくる。
【テキスト(教科書)】
・三作品すべてプリントを用いる。
【参考書】
・授業内で適宜指示する。
【成績評価の方法と基準】
・平常点 40%(準備をしたうえで、積極的に討議に参加すること)
・6000 字程度の期末レポート 60%(自分なりの主題を発見し、それ
について論理的に述べること)
—8—
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Haegeman, Liliane (1994) Introduction to Government and
Binding Theory 2nd. Blackwell
Osawa, Fuyo (2000) “The Historical Emergence of DP in
English” English Linguistics. 17.1. 51- 79.
Osawa, Fuyo (2007) “The Emergence of DP from a Perspective
of Ontogeny and Phylogeny: Correlation between DP, TP
and Aspect in Old English and First Language Acquisition,”
Nominal Determination: Typology, Context Constraints, and
Historical Emergence, ed. by Elizabeth Stark, Elizabeth Leiss
and Werner Abraham, 311-337. Amsterdam and Philadelphia:
John Benjamins.
Osawa, Fuyo (2009) “The Emergence of DP in the History
of English: The Role of the Mysterious Genitive,” Historical
Linguistics 2007, ed. by Monique Dufresne, Fernande Dupuis
and Etleva Vocaj, 135-148. Amsterdam and Philadelphia: John
Benjamins.
Radford, Andrew (2004) Minimalist Syntax: Exploring the
structure of English .Cambridge: Cambridge University Press.
Rosenbach, Anette (2002) Genitive Variation in English:
Conceptual Factors in Synchronic and Diachronic Studies,
Berlin and Hawthorne, NY: Mouton de Gruyter.
Taylor, John R. (1996)Possessives in English: An Explanation
in Cognitive Grammar, Oxford and New York: Oxford
University Press.
英語学演習(英語史・言語変化理論)A
大沢 ふよう
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
英語の変化の概論的知識を獲得する。
統語構造の分析に関して理論の基礎的知識を得る。
<講義題目> 英語の統語構造の通時的変化の理論的分析
【到達目標】
英語史における統語構造の変化に関して先行研究を踏まえ、独自の分
析を提案することをめざす。学生は、GB 理論の基本的な概念を使っ
て実際の問題を解くことができるようになる。具体的には、Binding
Principle を使って、ある文が何故非文になるかの、理論的説明がで
きるようになる。
【授業の進め方と方法】
この授業では、英語の統語構造が時間の経過によりどのように変化
していったのか、その変化のメカニズムを解明し、さらに何故その
ような変化が起こったのか、理論的説明を提起することを目標とす
る。そのために、分析するための理論の骨格をまず習得する。その
後、その理論を武器として、実際の英語の統語構造の変化を解明し
ていくことをめざす。どのような理論分析が、英語の変化に関して
今まで、なされてきたかを学ぶ。最終的には、独自の分析が提起で
きるようになることを目指す。
研究論文を読み、それに基づいて議論・批判をする。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 英語の歴史について
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
内容
春学期授業の紹介
英語の歴史についてのイントロダ
クション
理論言語学について
理論とは何か
生成文法の基本的考え 生成文法とは何か
方
生成理論の変遷
標準理論から拡大標準理論 生成理論の変遷−GB GB理論の意味
理論
生成理論の変遷−ミニ 最新の理論について
マリスト・プログラム
語彙範疇と機能範疇 語彙範疇と機能範疇はどう違うの
か
機能範疇は普遍的か 機能範疇はパラメター的違いがあ
る
様々な構文の分析 構文分析について
名詞句の分析
DP仮説の紹介
名詞句の分析
日本語と英語の名詞句の違いにつ
いて
束縛理論について
再帰代名詞に関する原理の概要の
説明
束縛理論の詳細
束縛原理 A, B, C について
春学期のまとめ
春学期のまとめと復習を行う
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
教員が指定した研究書は、もちろん、それ以外の本や研究論文は自
分でどんどん、読み進める。ほとんどが英語で書かれたものである
ので高いレベルの英語力が必要とされる。英語力の研鑽に励む。
【テキスト(教科書)】
1 冊のテキストではなく、次の主要な文献を読み、それらに基づい
て分析・議論する。また授業の進行具合に応じて、適宜必要な文献
を追加指定していく予定である。
Alexiadou, Artemis. (2004) “On the Development of Possessive
Determiners,” Dia ­ chronic Clues to Synchronic Grammar,
ed. by Eric Fußand Carola Trips, 31-58. Amsterdam and
Philadelphia: John Benjamins.
Cynthia L. Allen, (2008) Genitives in Early English: Typology
and Evidence, Oxford: Oxford University Press.
Olga Fischer, Ans van Kemenade, Willem Koopman, Wim van
der Wurff (2000) The Syntax of Early English, Cambridge:
Cambridge University Press.
120
04英文学専攻_本編2017.indd 120
【参考書】
David Denison (1993) English Historical Syntax,
London:
Longman.
Beth Levin and Malka Rappaport Hovav (1995) Unaccusativity: At the Syntax-Lexical Semantics Interface Cambridge,
MA: The MIT Press.
【成績評価の方法と基準】
授業における活動・発言 30 %、ターム・ペーパー 50 %、平常点
20 %
【学生の意見等からの気づき】
該当なし。
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【その他の重要事項】
授業で取り上げる以外の論文についても、自分で自主的に読み進ん
でいくことが必要である。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
英語学・統語論・歴史言語学
<研究テーマ>
英語の統語構造の通時的変化を、統語理論を使って分析する。
<研究業績>
Grammaticalization as Economy. 2007
掲載誌名 近代英語研究 (Studies in Modern English)(近代英語
協会) 23 号
The Emergence of DP from a Perspective of Ontogeny and
Phylogeny: Correlation between DP, TP and Aspect in Old
English and First Language Acquisition. 2007
掲載書名 Nominal Determination. 出版社 John Benjamins.
Recursion in Language Change.
掲 載 書 名 Historical Englishes in Varieties of Texts and
Contexts. 2008 (Studies in English Medieval Language and
Literature Series. Vol. 22) 出版社 Peter Lang Publishing.
—9—
17/02/27 10:07
英語学演習(英語史・言語変化理論)B
大沢 ふよう
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
英語の変化の概論的知識を獲得する。
統語構造の分析に関して理論の基礎的知識を得る。さらに実際に起
こった英語の言語変化を理論的に説明する。
<講義題目> 英語の統語構造の通時的変化の理論的分析
【到達目標】
春学期の成果にを踏まえて、より深い理解と分析をめざす。
英語史における名詞句・動詞句の構造の変化に関して先行研究を踏
まえ、独自の分析を提案することをめざす。具体的には、学生は初期
の英語において何故現代英語のような統語構造が存在していなかっ
たのかの理論的説明に取り組むことができる。
【授業の進め方と方法】
この授業では、英語の統語構造が時間の経過によりどのように変化
していったのか、その変化のメカニズムを解明し、さらに何故その
ような変化が起こったのか、理論的説明を提起することを目標とす
る。再帰代名詞とは何か、束縛原理はどのようなシステムなのか、
といったことが重要な問題となる。どのような理論分析が、て今ま
で、なされてきたかを学ぶ。最終的には、独自の分析が提起できる
ようになることを目指す。
研究論文を読み、それに基づいて議論・批判をする。
第4回
第5回
現代英語
通言語的考察
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
通言語的考察
通言語的考察
通言語的考察
古英語
理論的分析
第 11 回 理論的分析
第 12 回 英語教育の観点から
第 13 回 英語教育の観点から
第 14 回 英語教育への応用
第 15 回 秋学期のまとめ
【参考書】
David Denison (1993) English Historical Syntax, London:
Longman.
Beth Levin and Malka Rappaport Hovav (1995) Unaccusativity: At the Syntax-Lexical Semantics Interface Cambridge,
MA: The MIT Press.
【成績評価の方法と基準】
授業における活動・発言 30 %、ターム・ペーパー 50 %、平常点
20 %
内容
秋学期授業の紹介
課題について、評価を行う
理論をどのように歴史変化の分析
に使うか
束縛理論∼問題点
束縛理論を使って英語以外の言語
の分析を行う
日本語における再帰代名詞
日本語と英語の違い
日本語に束縛原理は適用されるか
古い英語における再帰現象
いくつかの重要な先行研究ーその
1
いくつかの重要な先行研究ーその
2
日本人英語学習者の誤り
日本人の犯す誤りの分析
英語教育において束縛理論をどの
ように活用するか
秋学期に学習した内容をまとめる
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
春学期よりさらに、高いレベルの英語を読みこなす力と、英語で、ま
とまった思考を表すことができるように毎日論文を読む。
自分の研究課題が見つけられるような、研究書の読み方を心がける。
【テキスト(教科書)】
1 冊のテキストではなく、次の主要な文献を読み、それらに基づい
て分析・議論する。また授業の進行具合に応じて、適宜必要な文献
を追加指定していく予定である。
Alexiadou, Artemis. (2004) “On the Development of Possessive
Determiners,” Dia ­ chronic Clues to Synchronic Grammar,
ed. by Eric Fußand Carola Trips, 31-58. Amsterdam and
Philadelphia: John Benjamins.
Cynthia L. Allen, (2008) Genitives in Early English: Typology
and Evidence, Oxford: Oxford University Press.
Olga Fischer, Ans van Kemenade, Willem Koopman, Wim van
der Wurff (2000) The Syntax of Early English, Cambridge:
Cambridge University Press.
Haegeman, Liliane (1994) Introduction to Government and
Binding Theory 2nd. Blackwell
【学生の意見等からの気づき】
該当なし。
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
英語学・統語論・歴史言語学
<研究テーマ>
英語の統語構造の通時的変化を、統語理論を使って分析する。
<主要研究業績>
Recursion in Language Change.
Fuyo Osawa
掲 載 書 名 Historical Englishes in Varieties of Texts and
Contexts. 2008 (Studies in English Medieval Language and
Literature Series. Vol. 22)
出版社 Peter Lang Publishing.
The Emergence of DP from a Perspective of Ontogeny and
Phylogeny: Correlation between DP, TP and Aspect in Old
English and First Language Acquisition. 2007
Fuyo Osawa
掲載書名 Nominal Determination. 311- 337. 査読有
出版社 John Benjamins
Grammaticalization as Economy. 2007
大澤ふよう
掲載誌名 近代英語研究 (Studies in Modern English)(近代英語
協会)23 号. 147-155. 査読有
— 10 —
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英文学専攻
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 ガイダンス
第 2 回 春学期の復習と、課題
についての講評
第 3 回 英語の変化:概論 Osawa, Fuyo (2000) “The Historical Emergence of DP in
English” English Linguistics. 17.1. 51- 79.
Osawa, Fuyo (2007) “The Emergence of DP from a Perspective
of Ontogeny and Phylogeny: Correlation between DP, TP
and Aspect in Old English and First Language Acquisition,”
Nominal Determination: Typology, Context Constraints, and
Historical Emergence, ed. by Elizabeth Stark, Elizabeth Leiss
and Werner Abraham, 311-337. Amsterdam and Philadelphia:
John Benjamins.
Osawa, Fuyo (2009) “The Emergence of DP in the History
of English: The Role of the Mysterious Genitive,” Historical
Linguistics 2007, ed. by Monique Dufresne, Fernande Dupuis
and Etleva Vocaj, 135-148. Amsterdam and Philadelphia: John
Benjamins.
Radford, Andrew (2004) Minimalist Syntax: Exploring the
structure of English .Cambridge: Cambridge University Press.
Rosenbach, Anette (2002) Genitive Variation in English:
Conceptual Factors in Synchronic and Diachronic Studies,
Berlin and Hawthorne, NY: Mouton de Gruyter.
Taylor, John R. (1996)Possessives in English: An Explanation
in Cognitive Grammar, Oxford and New York: Oxford
University Press.
121
17/02/27 10:07
言語学演習(応用言語学)A
言語学演習(応用言語学)B
川
川 貴子
貴子
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
日本語話者の英語習得、および第二言語としての日本語習得の研究を読み、議
論することを通して、自らの論文の基礎となる第二言語習得の理論、研究法
を学ぶ。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)
】
日本語話者の英語習得、および第二言語としての日本語習得の研究を読み、議
論することを通して、自らの論文の基礎となる第二言語習得の理論、研究法
を学ぶ。
【到達目標】
―音韻論、及び SLA の音韻・語彙分野の基礎文献を読みつつ、第二言語習
得・教育の分野での調査手法を学ぶ。
― SLA の音韻習得・語彙習得の論文を読み、習得・音韻理論への理解を深
める。
―自らの研究テーマを発見し、研究計画を策定することができる。
【到達目標】
―音韻論、及び SLA の音韻・語彙分野の基礎文献を読みつつ、第二言語習
得・教育の分野での調査手法を学ぶ。
― SLA の音韻習得・語彙習得の論文を読み、習得・音韻理論への理解を深
める。
―自らの研究計画を策定、研究を遂行し、論文の形にすることができる。
【授業の進め方と方法】
指定文献を読み、毎回全員で発表・議論していく。まずは礎となる言語学の
基礎文献を読み、発表していく。また、その後、音声の L2 習得の論文を読
み、取り上げられている問題に対して、どのような実験を行っているかを学
ぶ。その後、各自、1 年間で実行可能な研究テーマを設定し、それぞれのテー
マの先行研究を読み、研究計画を構築していく。担当者は担当箇所の核にな
るデータ、及びその分析方法をまとめ、批判をおりまぜながら議論すること。
【授業の進め方と方法】
春学期に続き、指定文献を読み、毎回全員で発表・議論していく。担当者は担
当箇所の核になるデータ、及びその分析方法をまとめ、批判をおりまぜなが
ら議論すること。修士論文執筆の際に役立つよう、おもに研究法・論文の構
成・データ分析などについて学ぶ。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
1
Orientation
2
L 2習得と母語
3
L 2習得と母語2
4
研究計画発表
5
音声習得 L1 & L2
6
音声習得 L1 & L2
7
8
研究テーマ発表
日本語音声の習得
9
英語の音声習得
10
語彙習得1
11
語彙習得2
12
語彙習得3
13
受講生によるポスター発
表1
14
受講生によるポスター発
表2
15
まとめ・中間発表
内容
授業内容の説明
L 2習得における母語の影響について
― L 2習得の様々な理論
L 2習得における母語の影響について
― L 2習得の様々な理論(続き)
2年生の研究計画発表・進捗状況の報
告
Phonology & Phonetics Acquisition
―学生による発表
Phonology & Phonetics Acquisition
―学生による発表
1年生による研究テーマの発表
L2 Acquisition of Japanese
Phonology
L2 Acquisition of English
Phonology
L 2語彙習得に関連する論文を読み、
発表する。
引き続き L 2語彙習得に関連する論
文を読み、発表する。
引き続き、L 2語彙習得に関連する論
文を読み、発表する。
受講生による論文のポスター発表(1
年生は自分で選択したテーマの論文・
2年生は自分の修士論文)
受講生による論文のポスター発表(1
年生は自分で選択したテーマの論文・
2年生は自分の修士論文)
受講生による進捗状況の発表
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
授業前に指定された範囲の論文を読むこと。そして、担当箇所については、発
表の準備を十分に行うこと。
【テキスト(教科書)】
特に設定しない。初回の授業で、受講者と相談の上、決定する。
【参考書】
授業内で適宜紹介していく。
【成績評価の方法と基準】
授業参加点: 40%
授業内発表: 30%
課題提出: 30%
【学生の意見等からの気づき】
該当なし。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 音韻論、第二言語習得
<研究テーマ> 音韻対比の音声的影響、第二言語学習者の音韻習得など
<主要研究業績>
川 貴子・田中邦佳「 L 2英語摩擦音の知覚における高周波数帯域情報の利用
」『法政大学文学部紀要』第 65 号 pp. 63-70. (2012)
川 貴子 「カタカナ代用による第2言語音知覚調査」『法政大学文学部紀要』
第 63 号 pp. 29-37.(2011)
Takako Kawasaki, John Matthews, and Kuniyoshi Tanaka "Processability of Acoustic Cues in the Perception of L2 Speech." Paper presented
at 12th International Symposium on Processability Approaches to
Language Acquisition, Ghent University, Ghent, Belgium. (2012)
122
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【授業計画】
秋学期
回
テーマ
1
Orientation
2
研究発表
3
研究発表
4
L 2習得―課題論文①
5
L 2習得―課題論文②
6
7
8
第二言語習得―研究法①
第二言語習得―研究法②
データの分析・可視化
9
10
11
12
13
データの分析・可視化
データの分析・可視化
論文構成
1年生による修論計画発
表
2年生による修論発表
14
2年生による修論発表
15
まとめ・中間発表
内容
授業内容の説明
研究の進捗状況発表(2年生)
研究の進捗状況発表(1年生)
受講者の研究テーマに関連する論文を
読み発表
受講者の研究テーマに関連する論文を
読み発表
第二言語習得の研究法を学ぶ
第二言語習得の研究法を学ぶ
エクセルを利用したデータ分析・可視
化
データ分析・統計処理①
データ分析・統計処理②
論文の構成・書式について学ぶ
1年生は研究計画・先行研究リスト・
今後のプランなどを発表。
2年生による修士論文の概要・目的・
方法・結果の発表
2年生による修士論文の概要・目的・
方法・結果の発表
学期のまとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
授業前に指定された範囲の論文を読むこと。そして、担当箇所については、発
表の準備を十分に行うこと。
【テキスト(教科書)
】
特に設定しない。初回の授業で、受講者と相談の上、決定する。
【参考書】
授業内で適宜紹介していく。
【成績評価の方法と基準】
授業参加点: 40%
授業内発表: 30%
課題提出: 30%
【学生の意見等からの気づき】
該当なし。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 音韻論、第二言語習得
<研究テーマ> 音韻対比の音声的影響、第二言語学習者の音韻習得など
<主要研究業績>
川 貴子・田中邦佳「 L 2英語摩擦音の知覚における高周波数帯域情報の利用
」『法政大学文学部紀要』第 65 号 pp. 63-70. (2012)
川 貴子 「カタカナ代用による第2言語音知覚調査」『法政大学文学部紀要』
第 63 号 pp. 29-37.(2011)
Takako Kawasaki, John Matthews, and Kuniyoshi Tanaka "Processability of Acoustic Cues in the Perception of L2 Speech." Paper presented
at 12th International Symposium on Processability Approaches to
Language Acquisition, Ghent University, Ghent, Belgium. (2012)
— 11 —
17/02/27 10:07
14
英語学特殊研究第一(英文法・文体論・語用論)A
椎名 美智
15
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
語用論の基礎を学ぶことによって、英語や日本語で書かれた、または話さ
れた、あらゆるテキストの言語学的特徴をシステマティックに分析し、批判
的に読解できるようになることが最終的な授業目標です。談話分析と文体論
の基礎的な文献を読み、テキスト分析の基礎的な方法を身につけることが第
一の目標です。関連した新しい学術論文を正確に読み、かつ批判的読解をす
ることが第二の目標です。最終的には、自分のテーマにそったテキスト分析
をし、学術論文を書きあげることを目指します。そのために、セメスターの
初めに各自がテーマを決め、中間発表をしながら、セメスター終了時には自
分の論文が一本仕上げられるようにしていきます。
<講義題目>
談話分析と文体論の基本的概念とテキスト分析の手法を学ぶ
【到達目標】
自分が修士論文で扱うテキストのジャンルを選択し、そのジャンルに適し
た分析方法の基礎的技術が身に付けられる文献を読みます。また、パイロッ
トスタディーとして、そのテキストのサンプルを分析し、その分析結果を発
表します。発表についての他の人からのフィードバックを受けて、分析のレ
ベルを向上させながら、修士論文の完成を目指します。
【授業の進め方と方法】
授業では下に挙げた文献を中心に、他の文体論や語用論関係の基本的な文
献を並行して読んでいきます。受講生は順番に自分の分担箇所を読み、要点
をまとめ、問題点等を論じ、各自の見解を発表します。その報告に基づいて、
受講者全員で討論を行います。
セメスターに最低 1 回は、受講生が自分の論文のテーマについて発表する
セッションを設け、そのテーマについて、全員で議論をします。
この授業が進むなかで生まれてくる問題については、各自が次回の担当時
にさらにトピックを発展させて発表したり、ターム・ペーパーにまとめたり
することによって、年度末には小論文が少なくとも 1 本書けている状態へま
で仕上げていきたいと思います。
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
テキストにそって2チャ
プターずつ進みます。
A1: Context and co-text
B1: Analysing the
discourse in context
C1: Context
D1: Contex, knowledge,
repetition, reference
A2: Speech acts
B2: Using speech acts
C2: Exploring speech
acts
D2: Speech acts and
power
A3: Conversation
B3: The pragmatics of
conversation
C3: The analysis of
conversation
D3: Conversation and
race
学生による研究の中間発
表
A4: The cooperative
principle
B4: Cooperation and
relevance
C4: Following the
cooperataive principle
D4: Relevance and
indirectness
A5: Politeness
B5: The principle of
politeness
C5: Applying
politeness
D5: Reading in
politeness
A6: Corpora and
communities
B6: Corpora and
communities
内容
教員による授業の解説、受講生の研究
テーマの発表により今後の発表分担の
決定
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
教員による論文の中間指導
各自の研究テーマの中間発表
担当の受講生の発表、および教員によ
る学生への論文指導
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
セメスターを通じて、以下に留意して授業に臨んでください。
1 :各自の過去の学術論文、研究のまとめと今後の研究計画を立てる。
2 :自分の担当した箇所をきちんと読み、プレゼンテーションができるように
予習・準備をする。
3 :自分に必要な参考文献を集めて、読む。
4 :各自、自分の研究テーマについて中間発表を繰り返しながら、論文完成を
目指す。
【テキスト(教科書)
】
Joan Cutting (2008) Pragmatics and discourse: A resource book for
students (2nd edition), London and New York: Rutledge.
テキストは、受講生と相談して最終的に決定するので、ガイダンスが終わる
までは購入しないでおいてください。
【参考書】
上記以外の文献は、必要に応じて紹介します。
【成績評価の方法と基準】
配分
評価基準
平常点(50 %)
レポート(50 %)
平常点は担当時の発表の内容、レジュメ、討論での発言によって評価します。
レポートは各自の研究のまとめとして提出してもらいます。
【学生の意見等からの気づき】
論文の進捗状況が受講生によってかなり異なるため、全員に同じ指導をし
ても有効ではないので、なるべく多くの機会に、論文の中間発表をしてもら
うことにしています。また、一人の学生に必要な文献をみんなで読んだりも
しています。
今年度も、この中間発表によって自分がどこまでできているのか、今後何
をするべきかなどについて、きちんと把握できるようにしていきます。
自分の研究テーマについて深く考え、他の受講生からのフィードバックも
参考にしながら、期末レポートに反映し、ひいては修士論文完成につながる
ようにしていきます。
【学生が準備すべき機器他】
課題提出は基本的にはハードコピーでお願いします。その他の場合は、こ
ちらで各自に指示を出しますので、それに従ってください。
【その他の重要事項】
日本英文学会、日本英語学会、日本英語教育学会、日本語用論学会、日本英
語コーパス学会などの学会への参加をお勧めします。法政大学英文学会での
発表も積極的に行うとよいと思います。
オフィスアワーは火曜日4限ですが、水曜日の授業後の時間も可能です。論
文指導の場合は、事前に原稿を教員に渡しておいてもらえると、効率的なコ
ンサルテーションになると思います。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 語用論、文体論、社会言語学
<研究テーマ> 近代英語の歴史語用論的研究
<主要研究業績>
(1)「「呼びかけ語」の機能――歴史語用論的アプローチ」
(2010)
、川端朋広他
編『秋元実治教授退職記念論文集』、ひつじ書房.
(2)「歴史語用論の新展開:方法と課題」(2009)『月刊言語』2009 年 2 月号、
大修館書店 pp. 66-73.
(3)‘Positioning and Functioning of Vocatives: A Case Study in Historical
Pragmatics’,(2008)Bulletin of the Faculty of Letters, No. 56, Hosei
University, pp. 29-48.
学生による研究発表と教員による論文
指導
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
— 12 —
04英文学専攻_本編2017.indd 123
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
1
ガイダンス
C6: Corpora and
communities
D6: Corpora and
language teaching
発表の予備日、および総
括
123
17/02/27 10:07
英語学特殊研究第一(英文法・文体論・語用論)B
椎名 美智
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
文体論の基礎を学ぶことによって、英語や日本語で書かれた、または話さ
れたあらゆるテキストの言語学的特徴をシステマティックに分析し、批判的
に読解できるようになることが最終的な授業目標です。談話分析と文体論の
基礎的な文献を読み、テキスト分析の基礎的な方法を身につけることが第一
の目標です。関連した新しい学術論文を正確に読み、かつ批判的読解をする
ことが第二の目標です。最終的には、自分のテーマにそったテキスト分析を
し、学術論文を書きあげることを目指します。そのために、セメスターの初
めに各自がテーマを決め、中間発表をしながら、セメスター終了時には自分
の論文が一本仕上げられるようにしていきます。
<講義題目>
談話分析と文体論の基本的概念とテキスト分析の手法を学ぶ
【到達目標】
自分が修士論文で扱うテキストのジャンルに適した分析方法の基礎的技術
が身に着けられる文献を読みます。また、パイロットスタディーとして、サ
ンプルテキストを分析し、その分析結果を発表します。発表についての他の
人からのフィードバックを受けて、分析のレベルを向上させながら、修士論
文の完成を目指します。
【授業の進め方と方法】
授業では下に挙げた文献を中心に、他の文体論や語用論関係の基本的な文
献を並行して読んでいきます。受講生は順番に自分の分担箇所を読み、要点
をまとめ、問題点等を論じ、各自の見解を発表します。その報告に基づいて、
受講者全員で討論を行います。
また、セメスターに最低 1 回は、受講生が自分の論文のテーマについて発
表するセッションを設け、そのテーマについて、全員で議論をします。
この授業が進むなかで生まれてくる問題については、各自が次回の担当時
にさらにトピックを発展させて発表したり、ターム・ペーパーにまとめたり
することによって、年度末には小論文が少なくとも 1 本書けている状態へま
で仕上げていきたいと思います。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
1
ガイダンス
2
Introduction
3
Style and choice (1)
4
Style and choice (2)
5
Style, text and
frequency (1)
Style, text and
frequency (2)
学生による中間発表
6
7
8
10
A method of analysis
and some examples (1)
A method of analysis
and some examples (2)
Levels of style (1)
11
Levels of style (2)
12
14
Language and the
fictional world (1)
Language and the
fictional world (2)
Mind style
15
総括
9
13
内容
教員による授業の解説、受講生の研究
テーマの発表により今後の発表分担の
決定
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
学生による研究の中間発表と、教員に
よる論文指導
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
担当の受講生による発表とディスカッ
ション
教員による論文の指導
【成績評価の方法と基準】
配分
評価基準
平常点(50 %)
レポート(50 %)
平常点は担当時の発表の内容、レジュメ、討論での発言によって評価します。
レポートは各自の研究のまとめとして提出してもらいます。
【学生の意見等からの気づき】
論文の進捗状況が受講生によってかなり異なるため、全員に同じ指導をし
ても有効ではないので、昨年度から、なるべく多くの機会に、論文の中間発
表をしてもらうことになっています。また、自分に必要な文献をみんなで読
んだりもしています。
今年度も、この中間発表によって、自分がどこまでできているのか、これ
から何をするべきかなどについて、きちんと把握できるようにしていきます。
自分の研究テーマについて深く考え、他の受講生からのフィードバックも
参考にしながら、期末レポートに反映し、ひいては修士論文完成につながる
ようにしていきます。
【学生が準備すべき機器他】
課題提出は基本的にはハードコピーでお願いします。その他の場合は、こ
ちらで各自に指示を出しますので、それに従ってください。
【その他の重要事項】
日本英文学会、日本英語学会、日本英語教育学会、日本語用論学会、日本英
語コーパス学会などの学会への参加をお勧めします。法政大学英文学会での
発表も積極的に行うとよいと思います。
オフィスアワーは火曜日4限、または水曜日の授業後の時間です。論文指
導の場合は、事前に原稿を教員に渡してもらえると、効率的なコンサルテー
ションになると思います。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 語用論、文体論、社会言語学
<研究テーマ> 近代英語の歴史語用論的研究
<主要研究業績>
(1)「「呼びかけ語」の機能――歴史語用論的アプローチ」
(2010)
、川端朋広他
編『秋元実治教授退職記念論文集』、ひつじ書房.
(2)「歴史語用論の新展開:方法と課題」(2009)『月刊言語』2009 年 2 月号、
大修館書店 pp. 66-73.
(3)‘Positioning and Functioning of Vocatives: A Case Study in Historical
Pragmatics’,(2008)Bulletin of the Faculty of Letters, No. 56, Hosei
University, pp. 29-48.
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
セメスターを通じて、以下に留意して授業に臨んでください。
1 :各自の過去の学術論文、研究のまとめと今後の研究計画を立てる。
2 :自分の担当した箇所をきちんと読み、プレゼンテーションができるように
予習・準備をする。
3 :自分に必要な参考文献を集めて、読む。
4 :各自、自分の研究テーマについて中間発表を繰り返しながら、論文完成を
目指す。
【テキスト(教科書)】
Geoffrey Leech and Mick Short (2007) Style in Fiction: A Linguistic
Introduction to English Fictional Prose, Second edition, London:
Pearson Longman.
テキストは、受講生と相談して最終的に決定するので、ガイダンスが終わる
までは購入しないでください。
【参考書】
上記以外の文献は、必要に応じて紹介します。
124
04英文学専攻_本編2017.indd 124
— 13 —
17/02/27 10:07
6/17(土) アクティビティとして
の再話
4 時限
英語学特殊研究第二(英語リーディングの科学)A
卯城 祐司
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
本講義では、外国語として英語を学ぶ上で、文字言語情報をより正確か
つ高度に処理するプロセスやその習得の解明を目指していく。特に読み
手の知識や経験、関心、スタイルおよび認知的な要因が「読み」にどの
ような影響を与えているのか、読み手の心の中に生じているプロセスの
分析を試み、リーディング能力の優劣はどのような要因から決定される
のかを探り、その応用として教室における英語リーディング指導の在り
方を検証する。
<講義題目>第二言語習得における英文読解プロセスの検証
【到達目標】
日本人学習者による英語リーディングのプロセスやその指導の在り方に
ついて、具体的に述べることが出来る。またそのために、必要な先行研
究を客観的な立場から概観することが出来る。さらに、その成果を講義
の中で、適格にまた積極的にディスカッションすることが出来る。
【授業の進め方と方法】
おおむね1時限にテキストを1章、そして関連する英語論文を1本読み
進めていくが、全員がすでに目を通していることを前提に、レポーター
が簡潔で要を得たレジュメを用意し内容を概観した後、対立軸やディス
カッションの柱などを提示し、全員で討議を行う。
4/22(土) 授業研究
3 時限
4/22(土) 英語の構造
4 時限
5/20(土) 背景知識と理解
1 時限
5/20(土) 音読
2 時限
5/20(土) 授業研究
3 時限
5/20(土) 推論:テキスト情報を
超えた理解
4 時限
6/17(土) 英文理解と和訳
1 時限
6/17(土) 視覚情報:英文以外か
2 時限
らのリーディング
6/17(土) 授業研究
3 時限
7/22(土) リーディングテストで
測れること
2 時限
7/22(土) リーディング指導に向
けて
3 時限
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
授業に臨むにあたっては、毎回、授業範囲を予習し、レポーターはハン
ドアウトを用意すること。
【テキスト(教科書)】
『英語リーディングの科学:「読めたつもり」の謎を解く』(編著・研究
社)最初の講義までに購入し持参すること。
内容
本講義の進め方について
英文読解に必要な単語数/単語の意
味以外で英文読解に役立つのは何か
/単語の意味がわからないときにど
う読み進めるか/本当に多読で語彙
知識が増えるか/語彙と読解の関係
を指導に生かすには
中高における実際の授業を DVD 等
で視聴し、理論に基づき考察し、自
分なりの提案と共に討議を行う。
英語の構造イコール文法とはかぎら
ない/物語の重要な情報はどの部分
か/説明文の構造をつかむ/読解力
向上を目ざしたテキスト構造の効果
的な指導法
行間を埋める読み手の知識/背景知
識の影響を受けるのは読みの「深
さ」/背景知識を活かせる人と活か
せない人/上手に関連する知識を活
性化するには
音読は不自然な活動か/音読練習は
内容理解を伴う黙読につながるか/
音読をさせて英文の理解度がわかる
だろうか/音読のもう1つの効用
中高における実際の授業を DVD 等
で視聴し、理論に基づき考察し、自
分なりの提案と共に討議を行う
推論はどのような活動なのか/1文
ごとに変化する英文の意味/推論が
生成されるしくみ/どのような推論
質問を行えばよいか
何を和訳とよぶか/和訳を使う理由
/英文和訳における単語の罠/和訳
を使ってできること・できないこと
/イメージを伝えるアクティビティ
英文に絵や写真は必要か/絵や写真
以外の視覚情報/どのように教室内
で視覚情報を使うか
中高における実際の授業を DVD 等
で視聴し、理論に基づき考察し、自
分なりの提案と共に討議を行う
【参考書】
『英語で英語を読む授業』
(編著・研究社)
,
『英語リーディングテストの考
え方と作り方』(共編著・研究社),
『英語で教える英文法:場面で導入、
活動で理解』(共編著・研究社)
【成績評価の方法と基準】
レポーターとしての発表、文献研究発表、授業における討議への積極的
参加 40%と、レポート課題 60%の結果に基づき総合的に評価する。な
お、3分の2以上の出席を評価の前提条件とし、欠席は減点とする。
【学生の意見等からの気づき】
理論と実践を統合した進め方や、ディスカッション形式で進めることへ
の評価が高かったので、そのような点をさらに取り入れていきたい。
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【その他の重要事項】
毎月1回、土曜日に4コマ実施します(月によって開催週が異なるので
注意すること)
。5 月以降の講義日については、受講生の要望も踏まえて
初回に調整することがあります。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 英語教育学
<研究テーマ> 英文読解プロセス・英語教授法・第2言語習得
<主要研究業績>
卯城祐司編著. (2014). 『英語で教える英文法:場面で導入、活動で理
解』. 東京:研究社. 卯城祐司編著. (2012). 『英語リーディングテストの
考え方と作り方』. 東京:研究社. 卯城祐司編著. (2011). 『英語で英語を
読む授業』. 東京:研究社. Ushiro, Y. (2010). Flexibility of updating
situation models: Schema modification processes of Japanese EFL
readers. Tokyo: Kairyudo. 卯城祐司編著. (2009). 『英語リーディング
の科学:「読めたつもり」の謎を解く』. 東京:研究社.
— 14 —
04英文学専攻_本編2017.indd 125
英文学専攻
【授業計画】
春学期集中
回
テーマ
4/22(土) オリエンテーション
1 時限
4/22(土) 英文読解と語彙知識
2 時限
7/22(土) 英文の再生と要約
1 時限
評価手段から教授手段へ:再話の可
能性と有益性/再話から見えてくる
もの:プロセスへの注目/柔軟性に
富むアクティビティ/再話を用いた
授業展開の例・使用テキスト・評価
方法
情報の理解と記憶の変容/情報は常
に選択され統合される/再生される
情報は心的表象を反映する/理解す
る力と要約する力/理解前と読解後
の活動としての「再生」と「要約」
リーディングテストのさまざまな特
性/選択式のテストの長所と短所/
テストの難易度を変える要因は何か
/リーディングテストの作成で注意
すべきこと
プロセス型のリーディング指導/す
べての語句や構文を理解しても行う
こと/英文をとおした書き手と読み
手のキャッチボール/わからなくて
もわかること/どのような指導プロ
セスを踏むか/目的を持ったリー
ディング指導
125
17/02/27 10:07
11/25(土) 実践編
2 時限
英語学特殊研究第二(英語リーディングの科学)B
卯城 祐司
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
本講義では、外国語として英語を学ぶ上で、文字言語情報をより正確か
つ高度に処理するプロセスやその習得の解明を目指していく。特に読み
手の知識や経験、関心、スタイルおよび認知的な要因が「読み」にどの
ような影響を与えているのか、読み手の心の中に生じているプロセスの
分析を試み、リーディング能力の優劣はどのような要因から決定される
のかを探り、その応用として教室における英語リーディング指導の在り
方を検証する。
<講義題目>教室における指導法から検証する英文読解プロセス
【到達目標】
日本人学習者による英語リーディングのプロセスやその指導の在り方に
ついて、具体的に述べることが出来る。また、理論を踏まえた実践を模
擬授業の形で示すことが出来る。さらに、その成果を講義の中で、適格
にまた積極的にディスカッションすることが出来る。
【授業の進め方と方法】
おおむね1時間にテキストを1章、そして関連する英語論文を1本読み
進めていくが、全員がすでに目を通していることを前提に、レポーターが
簡潔で要を得たレジュメを用意し内容を軽く概観した後、対立軸やディ
スカッションの柱などを提示し、全員で討議を行う。
【授業計画】
秋学期集中
回
テーマ
内容
9/30(土) 英語で英語を読む授業 「英文を理解する」ということ/英
文の場面や状況の理解/英語で読む
1 時限
場合、日本語で読む場合/インフォ
メーション・トランスファー
9/30(土) 授業の土台を作る「教 英語授業で用いる教室英語/教室英
室英語」
語を使う前に/教室英語の具体例/
2 時限
より自由度の高い発話を目ざす教室
英語
9/30(土) 授業研究:「英語で英 「英語で英語を読む授業」の実際を
語を読む授業」の実際 DVD で検証し、理論に基づき考察、
3 時限
自分なりの提案と共に討議を行う。
9/30(土) 英語での語彙・文法の 新出語の導入/英語で語句を導入す
導入
るための基本を教える/新出語句の
4 時限
導入に活用できるツール/教師主導
で新出語句を導入する/単語認識と
素早い理解/文法項目の導入
10/21(土) 背景知識の活性化
視覚資料の選び方と注意点/視覚資
料の種類/背景知識の活性化につな
1 時限
がる活動/ブレインストーミング/
ブレインストーミングの4原則につ
いて/さまざまな発想を引き出す工
夫(マッピング)/ブレインストー
ミング・インタラクション
10/21(土) 内容を英語で理解する 教材の提示に関するひと工夫/イン
活動1
タラクションの活用/グラフィック
2 時限
オーガナイザーの利点・種類と活用
方法/内容理解を深めるさまざまな
発問/要約
10/21(土) 授業研究:「英語で英 「英語で英語を読む授業」の実際を
語を読む授業」の実際 DVD で検証し、理論に基づき考察、
3 時限
自分なりの提案と共に討議を行う。
10/21(土) 内容を英語で理解する 教材をさらに発展する方法/英語が
活動2
苦手な生徒へのアプローチ/生徒が
4 時限
1文レベルの英文構造を英語で理解
するためには/1文レベルでも左か
ら右へ読み進める/文法構造の処理
/テキストレベルの解釈へ
11/25(土) 内容を理解した後の活 音読/再話 (retelling) 活動/教科
書をもとにした自己表現活動(ス
動
1 時限
ピーチ、チャット)/ディベートに
つなげるクリティカル・リーディン
グ/単語の定着を目ざした産出活動
126
04英文学専攻_本編2017.indd 126
11/25(土) 授業研究:「英語で英
語を読む授業」の実際
3 時限
11/25(土) 授業の課題と留意点
4 時限
12/16(土)
1 時限
12/16(土)
2 時限
授業研究:「英語で英
語を読む授業」の実際
授業研究:「英語で英
語を読む授業」の実際
12/16(土) 評価
3 時限
中学校編:会話文を中心としたレッ
スンの実践例/物語文のレッスンの
実践例/高等学校編:進学校におけ
る実践例/英語が苦手な生徒たちに
対するレッスンの実践例
「英語で英語を読む授業」の実際を
DVD で検証し、理論に基づき考察、
自分なりの提案と共に討議を行う。
英語と日本語の割合/そもそも英文
が読めない生徒の場合/どの程度、
新出語句を確認してから読むか/口
頭でのチェックか、書かせるべき
か、他の技能とのつながり/定期考
査と入試/生徒が読む、先生が読む
グループに分かれて模擬授業を行
い、討議する
「英語で英語を読む授業」の実際を
DVD で検証し、理論に基づき考察、
自分なりの提案と共に討議を行う。
学期のまとめを行う
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
授業に臨むにあたっては、毎回、授業範囲を予習し、レポーターはハン
ドアウトを用意すること。
【テキスト(教科書)】
『英語で英語を読む授業』
(編著・研究社) 最初の講義までに購入し持参
すること。
【参考書】
『英語リーディングの科学:「読めたつもり」の謎を解く』(共編著・研
究社)
,
『英語リーディングテストの考え方と作り方』
(共編著・研究社)
,
『英語で教える英文法:場面で導入、活動で理解』
(編著・研究社)
【成績評価の方法と基準】
レポーターとしての発表、文献研究発表、授業における討議への積極的
参加 40%と、レポート課題 60%の結果に基づき総合的に評価する。な
お、3分の2以上の出席を評価の前提条件とし、欠席は減点とする。
【学生の意見等からの気づき】
理論と実践を統合した進め方や、模擬授業などの演習の実施とその検証
をディスカッション形式で進めることへの評価が高かったので、そのよ
うな点をさらに取り入れていきたい。
【学生が準備すべき機器他】
特になし。
【その他の重要事項】
毎月1回、土曜日に4コマ実施します(月によって開催週が異なるので
注意すること)
。 10 月以降の講義日については、受講生の要望も踏まえ
て初回に調整することがあります。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 英語教育学
<研究テーマ> 英文読解プロセス・英語教授法・第2言語習得
<主要研究業績>
卯城祐司編著. (2014). 『英語で教える英文法:場面で導入、活動で理
解』. 東京:研究社. 卯城祐司編著. (2012). 『英語リーディングテストの
考え方と作り方』. 東京:研究社. 卯城祐司編著. (2011). 『英語で英語を
読む授業』. 東京:研究社. Ushiro, Y. (2010). Flexibility of updating
situation models: Schema modification processes of Japanese EFL
readers. Tokyo: Kairyudo. 卯城祐司編著. (2009). 『英語リーディング
の科学:「読めたつもり」の謎を解く』. 東京:研究社.
— 15 —
17/02/27 10:07
第 15 回 Student
presentation
英語教育学研究A
印南 洋
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
Second language acquisition and pedagogy: A first course for
postgraduates
【到達目標】
This course introduces some stimulating issues on second
language acquisition and pedagogy. In particular, it focuses on
the questions that people often have about language learning.
【授業の進め方と方法】
Most classes consist of lectures, group discussions, and student
presentations on topics in second language acquisition and
pedagogy. Students are assigned readings from the textbook
chapters and/or articles of their own choosing.
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 Introduction
Literature search
第3回
Myth 1: Children
learn languages
quickly and easily
while adults are
ineffective in
comparison.
Myth 2: A true
bilingual is someone
who speaks two
languages perfectly.
Interim report on
in-class student
presentations
Myth 3: You can
acquire a language
simply through
listening or reading.
Myth 4: Practice
makes perfect.
Interim report on
in-class student
presentations
Myth 5: Language
students learn (and
retain) what they
are taught.
Myth 6: Language
learners always
bene fi t from
correction.
Interim report on
in-class student
presentations
Myth 7: Individual
differences are a
major, perhaps the
major, factor in SLA.
Myth 8: Language
acquisition is the
individual
acquisition of
grammar
Student
presentation
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
Before attending the class every week, students are required to
read the assigned chapter of the textbook and write a reaction
paper.
【テキスト(教科書)】
Steven Brown and Jenifer Larson-Hall. (2012). Second
language acquisition myths: Applying second language
research to classroom teaching. University of Michigan Press.
ISBN: 978-0-472-03498-7
【参考書】
Joy Reid with Keith S. Folse, Cynthia M. Schuemann, Pat Byrd
and John Bunting, Ken Hyland, Dana Ferris, Susan Conrad,
Sharon Cavusgil, & Paul Kei Matsuda. (2008). Writing myths:
Applying second language research to classroom teaching.
ISBN 978-0-472-03257-0
Keith S. Folse.
(2004).
Vocabulary myths: Applying
second language research to classroom teaching.
ISBN
978-0-472-03029-3
Patsy M. Lightbown & Nina Spada. (2013). How languages are
learned (4th edition.). Oxford University Press.
Steven Brown.
(2011).
Listening myths:
Applying
second language research to classroom teaching.
ISBN
978-0-472-03459-8
【成績評価の方法と基準】
Reaction paper (40%); Chapter presentation (10%); Student
project (30%); Writing portfolio (20%)
【学生の意見等からの気づき】
アンケート対象外につき該当なし
Feel free to ask questions. I look forward to working with you.
Bilingualism
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
Applied linguistics, language education, language testing, and
program evaluation
<研究テーマ>
Test method effects on test performance
Construct validation study of a test/instrument/questionnaire
Meta-analytic inquiry into the variability of effects
Longitudinal measurement of change in language proficiency
and program evaluation
Secondary analysis of survey and administrative datasets
Application of measurement models to language test data
(especially, meta-analysis and structural equation modeling)
<主要研究業績>
In’nami, Y., & Koizumi, R. (2013). Statistics and software for
test revisions. In A. Kunnan (ed.), Companion to language
assessment (Vol. II: Approaches and Development, Part
7: Assessment Development, pp.925 ‒ 943). New York:
Wiley-Blackwell.
卯城祐司編著。『英語リーディングテストの考え方と作り方』。共著
(第 5 章 テスト得点解釈の留意点 [pp. 78-87] を担当)。平成 24 年
9 月。研究社。
竹内理・水本篤編著。『外国語教育研究ハンドブック:研究手法の
より良い理解のために』
。共著 (第 14 章 SEM 入門 [pp. 194-206]、
第 16 章 メタ分析入門 [pp. 227-239] を担当)。平成 24 年 5 月。松
柏社。
Report and feedback
Input, output, and interaction
Attention and noticing
Report and feedback
Explicit and implicit learning;
developmental sequences;
interaction
Correction and recasts
Report and feedback
Individual differences
Social approaches: Pragmatics,
emergentism, sociocultural
approaches, language
socialization
Presentation and feedback
— 16 —
04英文学専攻_本編2017.indd 127
英文学専攻
第2回
内容
Overview of the course and
presentation schedule
Literature search using digital
and library resources
Language learning and age;
the Critical Period Hypothesis
Presentation and feedback
127
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英語教育学研究B
印南 洋
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
This course is mainly provided for student teachers to give
an insight into how to evaluate learner knowledge and
performance in L2 education. It will also encourage the
students to examine, discuss, and create types of assessing
practices in L2 situations.
【到達目標】
This course introduces some stimulating issues on second
language testing and assessment. In particular, it focuses on
the questions that people often have about language testing
and assessment.
【授業の進め方と方法】
Most classes consist of lectures, group discussions, and student
presentations on topics in language testing and assessment.
Students are assigned readings from the textbook chapters
and/or articles of their own choosing.
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 Introduction;
Literature search
第2回
第3回
Introduction and
Myth 1
Myth 2
第4回
Myth 3
第5回
Myth 4
第6回
Myth 5
第7回
Myth 6
第8回
Myth 7
第9回
Myth 8
第 10 回 Conclusion
第 11 回 Writing the test
第 12 回 Item analysis
第 13 回 Student project
presentation
第 14 回 Student project
presentation
第 15 回 Student project
presentation
内容
Overview of the course and
presentation schedule;
Literature search using digital
and library resources
Assessment is just writing
tests and using statistics.
A comprehensive final exam is
the best way to evaluate
students.
Scores on performance
assessments are preferable
because of their accuracy and
authenticity.
Multiple choice tests are
inaccurate measures of
language but are easy to wrote.
We should test only one skill at
a time.
A test’s validity can be
determined by looking at it.
Issues of fairness are not a
concern with standardized
testing.
Teachers should not be
involved in preparing students
for tests.
Conclusion and review
Writing the test.
Distractor analysis and scoring
multiple-choice items in Excel.
Presentation and feedback
【参考書】
1. Educational Assessment of Students by A. Nitko and S.
Brookhart. Pearson, 2011.
2. Language Test Construction and Evaluation by J. Charles
Anderson, Caroline Clapham and Dianne Wall. Cambridge
University Press, 2001.
3. Techniques and Principles in Language Teaching by Diane
Larsen-Freeman. Oxford University Press, 2000.
4. 青木昭六編. 2007. 『新学習指導要領に基づく英語科教育法の構
築と展開』現代教育社
5. 望月昭彦、磐崎弘貞、卯城祐司、久保田章 (著).2010.『新学習
指導要領にもとづく英語科教育法』大修館
【成績評価の方法と基準】
Reaction paper (40%); Chapter presentation (10%); Student
project (30%); Writing portfolio (20%)
【学生の意見等からの気づき】
アンケート対象外につき該当なし
Feel free to ask questions. I look forward to working with you.
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
Applied linguistics, language education, language testing, and
program evaluation
<研究テーマ>
Test method effects on test performance
Construct validation study of a test/instrument/questionnaire
Meta-analytic inquiry into the variability of effects
Longitudinal measurement of change in language proficiency
and program evaluation
Secondary analysis of survey and administrative datasets
Application of measurement models to language test data
(especially, meta-analysis and structural equation modeling)
<主要研究業績>
In’nami, Y., & Koizumi, R. (2013). Statistics and software for
test revisions. In A. Kunnan (ed.), Companion to language
assessment (Vol. II: Approaches and Development, Part
7: Assessment Development, pp.925 ‒ 943). New York:
Wiley-Blackwell.
卯城祐司編著。『英語リーディングテストの考え方と作り方』。共著
(第 5 章 テスト得点解釈の留意点 [pp. 78-87] を担当)。平成 24 年
9 月。研究社。
竹内理・水本篤編著。『外国語教育研究ハンドブック:研究手法の
より良い理解のために』
。共著 (第 14 章 SEM 入門 [pp. 194-206]、
第 16 章 メタ分析入門 [pp. 227-239] を担当)。平成 24 年 5 月。松
柏社。
Presentation and feedback
Presentation and feedback
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
Before attending the class every week, students are required to
read the assigned chapter of the textbook and write a reaction
paper.
【テキスト(教科書)】
Assessment myths: Applying second language research to
classroom teaching by Lia Plakans and Atta Gebril. University
of Michigan Press. 2015.
128
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— 17 —
17/02/27 10:07
【テキスト(教科書)】
教科書は使用せず、配布資料にそって授業を進める。
英語発音法A
髙橋 豊美
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
この授業の目的は、個人の力量に依存する「習うより慣れる」とい
う方法ではなく、
「十分に習ってから慣れる」ことで効率良く発音・
聞き取りの技能を高める方法を学ぶことである。これにより、履修
者自身の英語コミュニケーション・スキルの向上が期待できる。ま
た、英語教員を志す学生には、効果的な発音・リスニングの教材を
準備するための知識を得る機会にもなるはずである。
<講義題目>
英語音声の記述・分析と発音の実践的知識・技術の習得
【到達目標】
分節音の特徴を理解し、その知識を実践に反映できる技術の習得
を目指す。到達目標は次のとおりである。
・分節音の体系、分布、音声変化について、理論的に説明できる。
・発話を聞いて、分節音を発音記号で正確に書き取ることができる。
・発音記号を適切な発音で読むことができる。
・与えられた英文について、音声変化を予測し、発音モデルを示すこ
とができる。
【授業の進め方と方法】
授業では、英国標準英語を主な対象とし、個々の分節音の調音的・
音響的特徴、分節音の体系について学んだ上で、授業計画に示すよ
うに分節音がかかわるさまざまな音声現象の仕組みを理解する。
配付資料を使用して理論の解説を行い、さらに、その理解を実際
に応用できる力を身につけるために、音声教材を使用した発音・聴
き取り、発音記号による発話モデルの作成などの練習などを行う。
第 04 回 音節の機能
第 05 回
第 06 回
第 07 回
第 08 回
第 09 回
第 10 回
音節構造
音配列
音節の変化
母音の変化
弱形
連結と脱落
第 11 回 交替と挿入
第 12 回 地域的な音声変化
第 13 回 総括
第 14 回 課題報告、試験
第 15 回 展望
内容
授業の概要/参考文献
発声・聴覚・音響の仕組み
音素論/母音の調音的特徴/子音
の調音的特徴/音声の分類
分節音と超分節音/リズムの基本
単位/分節音現象の構造記述
音声変化/押韻/リズム
音節構造と音声分布/音節区分
音節子音/音節圧縮
弱化/中和/短縮
引用形と弱形/弱形の種類
語境界を挟む音のつながり/子音
の連続における発音の簡略化
語境界を挟む子音の同化/歯茎破
裂音の挿入
母音体系/声門音化/ r の現れ方
前回までの授業内容のまとめと考
察
音声現象の理論的記述と実践
試験解説/英語音声研究の諸相
【成績評価の方法と基準】
授業への取り組み (35 %)、課題 (35 %)、試験 (30 %) を基準と
し総合的に成績を評価する。
・授業への取り組みでは、練習問題の解答や小テストの成績と、授業
中の発言・質問の頻度と内容を、総合的に評価する。授業外の学習
活動(授業に臨むための準備)を欠かさず、積極的な姿勢で授業に
臨むこと。
・課題では、授業で学んだ基礎を発展させて発話モデルを示す力を
評価する。授業内容を十分に確認しながら、また、辞書で丁寧に発
音を調べながら取り組むこと。
・試験では、授業で学んだ知識の定着度と技術の修練度を評価する。
実技を含むので、毎回の授業を時間をかけて復習しておくこと。
【学生の意見等からの気づき】
2016 年度については、学生からのフィードバックは肯定的であ
り、特に改善を必要とする問題はなかったと認識している。引き続
き履修学生の満足が得られるように努める。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
音声学、音韻論
<研究テーマ>
音韻理論、英語音声学・音韻論、日本語音声学・音韻論、英語教育
<主要研究業績>
・Toyomi Takahashi (2014). Identity avoidance in the onset.
Nasukawa, Kuniya & Henk van Riemsdijk (eds.) Identity
Relations in Grammar. Boston/Berlin: De Gruyter Mouton.
101-120.
Unique Path.『音韻研究』2008 (第 11 号). 3-10.
・Toyomi Takahashi (2008). Unique Path. 『音韻研究』2008 (第
11 号). 3-10.
・高橋豊美(2005)
.『弁別素性理論』
.西原哲雄・那須川訓也(編著)
『音韻理論ハンドブック』.英宝社.131-142.
・Toyomi Takahashi (1999). Constraint interaction in Aranda
stress. In Hannahs, S. J. & Mike Devenport (eds.) Issues
in Phonological Structure. Amsterdam/Philadelphia: John
Benjamins. 151-181.
英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 01 回 授業案内
第 02 回 音声の基礎
第 03 回 母音と子音
【参考書】
・Wells, John C. (2008) Longman Pronunciation Dictionary
(third edition). London: Longman.
・Tench, Paul (2011) Transcribing the Sound of English.
Cambridge: Cambridge University Press.
・Cruttenden, Alan (2014) Gimson’s Pronunciation of English
(8th edition). London: Routledge.
・BBC Learning English: Pronuncation Tips < http://www.bbc.
co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/pron/ >
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
資料は事前に配布されるので、授業に臨む前に内容を確認すること。
この授業では、10 回の課題が設けられている。この課題は発音モ
デルの作成をとおして知識の定着を図るとともに応用力を伸ばすこ
とを目的とする。配布資料と授業内容をしっかりと復習した上で、
最初は何も資料等を参照しないで取り組み、それから資料や辞書を
利用しながら丁寧に見直しを行うこと。その際、最初に間違えたり
記入できなかったところは、赤字で訂正・加筆をすることが望まし
い。
(訂正・加筆箇所の多寡は評価に影響しない。)提出された課題
は担当教員がチェックと評価を行った上で返却される。チェックを
受けた部分をよく確認し、作成したモデルの発音練習を行うこと。
授業で学ぶ知識と技術を実践で活かすには課外の積極的な取組が
不可欠である。上記課題のほかに、授業で適宜示す参考資料やウェ
ブサイトを利用するなどして、発音・聴き取りの練習を重ねること
が望ましい。
— 18 —
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129
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英語発音法B
髙橋 豊美
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
この授業の目的は、個人の力量に依存する「習うより慣れる」とい
う方法ではなく、
「十分に習ってから慣れる」ことで効率良く発音・
聞き取りの技能を高める方法を学ぶことである。これにより、履修
者自身の英語コミュニケーション・スキルの向上が期待できる。ま
た、英語教員を志す学生には、効果的な発音・リスニングの教材を
準備するための知識を得る機会にもなるはずである。
<講義題目>
英語音声の記述・分析と発音の実践的知識・技術の習得
【到達目標】
韻律の特徴を理解し、その知識を実践に反映できる技術の習得を
目指す。到達目標は次のとおりである。
・音節の強さと発音の特徴、強勢の配置と役割、イントネーションの
パターンと機能について、理論的に説明できる。
・発話を聞いて、強勢とイントネーションを含めて発音記号で正確
に書き取ることができる。
・発音記号を適切な発音で読むことができる。
・与えられた英文について、音声変化を予測し、発音モデルを示すこ
とができる。
【授業の進め方と方法】
授業では、英国標準英語(Received Pronunciation)を主な対象
とし、日本語との比較を適宜行いながら、リズムが形成される仕組
みと、イントネーションの形式と機能を学び、韻律を含めた基本的
な発話モデルの組み立てや、談話分析の方法を理解する。
配付資料を使用して理論の解説を行い、さらに、その理解を実際
に応用できる力を身につけるために、音声教材を使用した発音・聴
き取りの練習、発音記号で発話モデルを提示したり発話を書き取っ
たりする練習などを行う。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
内容
第 01 回 授業案内/語・句強勢 授業の概要/参考文献/日英リズ
ムの比較/強勢の音声的特徴/音
配列と語強勢/複合語と句の強勢
強勢移動/文強勢の配置/韻脚
第 02 回 文強勢(理論)
文強勢モデルの記述と実践
第 03 回 文強勢(実践)
第 04 回 イントネーション概説 イントネーションの形式と機能/
音調アクセント
第 05 回 イントネーション理論 イントネーション句の形式/核声
(1) :声調
調、尾部、頭部、前頭部の種類
第 06 回 イントネーション理論 イントネーション句の機能
(2) :調性
第 07 回 イントネーション理論 イントネーションの焦点/核配置
(3) :核配置
による焦点の調整
第 08 回 イントネーション理論 イントネーション句の頭部と核声
(4) :音調曲線
調の組合せ
第 09 回 イントネーションの意 イントネーションの意味論と語用
論/下降声調の表す意味/主に下
味 (1) :下降声調
降声調が使われる文形式
第 10 回 イントネーションの意 非下降声調の表す意味/主に非下
降声調が使われる文形式
味 (2) :非下降声調
第 11 回 イントネーションの連 複文・重文の音調曲線/対照的な
続
要素を含む文の音調曲線
第 12 回 イントネーションの定 慣習的な音調曲線
型
モデルと実際/前回までの授業内
第 13 回 音調分析/総括
容のまとめと考察
第 14 回 課題報告、試験
音声現象の理論的記述と実践
イントネーション研究の諸相
第 15 回 展望
この授業では、10 回の課題が設けられている。この課題は発音モ
デルの作成をとおして知識の定着を図るとともに応用力を伸ばすこ
とを目的とする。配布資料と授業内容をしっかりと復習した上で、
最初は何も資料等を参照しないで取り組み、それから資料や辞書を
利用しながら丁寧に見直しを行うこと。その際、最初に間違えたり
記入できなかったところは、赤字で訂正・加筆をすることが望まし
い。(訂正・加筆箇所の多寡は評価に影響しない。)提出された課題
は担当教員がチェックと評価を行った上で返却される。チェックを
受けた部分をよく確認し、作成したモデルの発音練習を行うこと。
授業で学ぶ知識と技術を実践で活かすには課外の積極的な取組が
不可欠である。上記課題のほかに、授業で適宜示す参考資料やウェ
ブサイトを利用するなどして、発音・聴き取りの練習を重ねること
が望ましい。
【テキスト(教科書)】
教科書は使用せず、配布資料にそって授業を進める。
【参考書】
・Wells, John C. (2006) English Intonation: An Introduction.
Cambridge: Cambridge University Press.
・Tench, Paul (2011) Transcribing the Sound of English.
Cambridge: Cambridge University Press.
・Wells, John C. (2008) Longman Pronunciation Dictionary
(third edition). London: Longman.
・Cruttenden, Alan (2014) Gimson’s Pronunciation of English
(8th edition). London: Routledge.
【成績評価の方法と基準】
授業への取り組み (35 %)、課題 (35 %)、試験 (30 %) を基準と
し総合的に成績を評価する。
・授業への取り組みでは、練習問題の解答や小テストの成績と、授業
中の発言・質問の頻度と内容を、総合的に評価する。授業外の学習
活動(授業に臨むための準備)を欠かさず、積極的な姿勢で授業に
臨むこと。
・課題では、授業で学んだ基礎を発展させて発話モデルを示す力を
評価する。授業内容を十分に確認しながら、また、辞書で丁寧に発
音を調べながら取り組むこと。
・試験では、授業で学んだ知識の定着度と技術の修練度を評価する。
実技を含むので、毎回の授業を時間をかけて復習しておくこと。
【学生の意見等からの気づき】
2016 年度については、学生からのフィードバックは肯定的であ
り、特に改善を必要とする問題はなかったと認識している。引き続
き履修学生の満足が得られるように努める。
【その他の重要事項】
この授業は「英語発音法A/英語発音法Ⅰ」の内容を前提としてい
る。「英語発音法A/英語発音法Ⅰ」を履修しない場合は、授業が始
まるまでに、参考書に挙げた Tench (2011) の Part 1 をよく読んで
理解しておくこと。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
音声学、音韻論
<研究テーマ>
音韻理論、英語音声学・音韻論、日本語音声学・音韻論、英語教育
<主要研究業績>
・Toyomi Takahashi (2014).
Identity avoidance in the
onset. Nasukawa, Kuniya & Henk van Riemsdijk (eds.)
Identity Relations in Grammar. Boston/Berlin: De Gruyter
Mouton.101-120.
・Toyomi Takahashi (2008). Unique Path. 『音韻研究』2008 (第
11 号). 3-10.
・高橋豊美(2005)
.弁別素性理論.西原哲雄・那須川訓也(編著)
音韻理論ハンドブック.英宝社.131-142.
・Toyomi Takahashi (1999). Constraint interaction in Aranda
stress. In Hannahs, S. J. & Mike Devenport (eds.) Issues
in Phonological Structure. Amsterdam/Philadelphia: John
Benjamins. 151-181.
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
資料は事前に配布されるので、授業に臨む前に内容を確認すること。
130
04英文学専攻_本編2017.indd 130
— 19 —
17/02/27 10:07
英語表現演習A
英語表現演習B
ニアル・ムルター
ニアル・ムルター
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
Development of writing skills in English
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
Development of writing skills in English
【到達目標】
The objective of this course is to enable students to write clear and
grammatically correct English with a high level of competency.
【到達目標】
The objective of this course is to enable students to write clear and
grammatically correct English with a high level of competency.
【授業の進め方と方法】
Using non-fiction articles, students will learn how to express ideas
and opinions. Each week students will read and discuss a topic
in class and then write a short report or essay outlining their
reactions.
【授業の進め方と方法】
Using non-fiction articles, students will learn how to express ideas
and opinions. Each week students will read and discuss a topic
in class and then write a short report or essay outlining their
reactions.
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 Introduction
第 2 回 Foundations
第 3 回 Foundations
第 4 回 Foundations
第 5 回 Development
第 6 回 Development
第 7 回 Development
第 8 回 Development
第 9 回 Application
第 10 回 Application
第 11 回 Application
第 12 回 Application
第 13 回 Application
第 14 回 Evaluation
第 15 回 Review
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 Introduction
第 2 回 Foundations of
writing: structure
第 3 回 Foundations of
writing: themes
第 4 回 Foundations of
writing: impact
第 5 回 Developing ideas
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
Students will write short reports or essays to be reviewed in class
each week.
【テキスト(教科書)】
Realise Japan, Colin Joyce et al., 2017, 1900 yen, Kinseido, ISBN
978 4 7647 4041 9
【参考書】
Internet dictionary www.alc.co.jp
【成績評価の方法と基準】
Grades will be based on participation in class including reading and
discussions (20%), and written reports and essays (80%). Course
credits will not be given where a student is absent three or more
times in a semester without submitting a reason.
【学生の意見等からの気づき】
Techniques for minimizing errors in written English will be
explained.
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
Ontologies and knowledge representation.
<研究テーマ>
Translation memory tools.
<主要研究業績>
Artificial Intelligence in Japan, Centre for AI Research, Oxford
(UK), 1997.
Configuration Design Tool as a Customizable Web Service,
International Journal of Knowledge-based Systems, (Elsevier), Vol.
8, No. 3, 2004.
The art of rhetoric (2)
The art of rhetoric (3)
Linking ideas from stories to
experience
第 6 回 Thinking about your
Linking ideas from stories to
readers or audience
experience
第 7 回 Thinking about your
Linking ideas from stories to
readers or audience
experience
第 8 回 Advanced topics
Writing style
第 9 回 Advanced topics
Essay structure
第 10 回 Application of themes Essay structure
第 11 回 Application of themes Persuasive writing
第 12 回 Application of themes Persuasive writing
第 13 回 Student reports
Evaluation
第 14 回 Student reports
Evaluation
第 15 回 Review
Further ideas
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
Students will write short descriptions to be reviewed in class each
week.
【テキスト(教科書)
】
Articles will be provided in class.
【参考書】
Internet dictionary: www.alc.co.jp
【成績評価の方法と基準】
Grades will be based on participation in class including reading and
discussions (20%), and written reports and essays (80%). Course
credits will not be given where a student is absent three or more
times in a semester without submitting a reason.
【学生の意見等からの気づき】
Techniques for minimizing errors in written English will be
explained.
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
Ontologies and knowledge representation.
<研究テーマ>
Translation memory tools.
<主要研究業績>
Artificial Intelligence in Japan, Centre for AI Research, Oxford
(UK), 1997.
Configuration Design Tool as a Customizable Web Service,
International Journal of Knowledge-based Systems, (Elsevier), Vol.
8, No. 3, 2004.
— 20 —
04英文学専攻_本編2017.indd 131
内容
Course outline
The art of rhetoric (1)
英文学専攻
内容
Course outline
Content issues (1)
Content issues (2)
Content issues (3)
Composition structure (1)
Composition structure (2)
Composition structure (3)
Composition structure (4)
Narrative topics (1)
Narrative topics (2)
Narrative topics (3)
Idea representations (1)
Idea representations (2)
Essay
Summary of topics covered
131
17/02/27 10:07
第 11 回 Cane の構造について Margaret Cheney Dawson,
"The Color Line" (1929); "The
Dilemma of Mixed Race:
Another Study of the
Color-line in New York" (1929)
第 12 回 Rudolph P. Byrd and Alice Dunbar-Nelson, "As in a
Henry Louis Gates, Looking Glass" (1929); W. B.
"’Song of the Son’:
Seabrook, "Touch of the
The Emergence and Tar-brush" (1929); Esther
Passing of Jean
Hyman, Passing (1929);
Toomer" を読む (1)
Aubrey Bowser, "The Cat
Came Back" (1929); Mary
Griffin, "Novel of Race
Consciousness" (1929); W. E. B.
Du Bois, Passing (1929) など
第 13 回 Rudolph P. Byrd and Louis Fremont Baldwin, "From
Henry Louis Gates, Negro to Caucasion, Or How
"’Song of the Son’:
the Ethiopian Is Changing His
The Emergence and Skin (1929) など
Passing of Jean
Toomer" を読む (2)
第 14 回 Rudolph P. Byrd and Claudia Tate, Nella Larsen’s
Henry Louis Gates, Passing: A Problem of
"’Song of the Son’:
Interpretation" (1980)
The Emergence and
Passing of Jean
Toomer" を読む (3)
第 15 回 ここまでのまとめ
Deborah E. McDowell, ["Black
Female Sexuality in Passing]
Introduction, Quicksand and
Passing (Rutgers UP, 1986)
Fiction 演習ⅠA
宮川 雅
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
いわゆる Harlem Renaissance の「黒人」作家の中で(少なくとも
混血性において)異色の、しかし共に近年再評価の盛んなふたりの
作家、Nella Larsen (1891-1964) と Jean Toomer (1894-1967) の
代表的2作品を読み、モダニズムとの関係も含めて評価と受容につ
いて考える。前期の大半は、――
① ネラ・ラーセンの『パッシング』と黒人フェミニズム批評の検討
② Nella Larsen 作品のアイロニーの検討
③ アメリカにおける異人種混交問題の検討
④ アメリカにおけるモダニズム文学の一端の検討
⑤ アメリカ文学テクストの精読を通して見えるものを見る
<講義題目> ハーレム・ルネサンス研究
【到達目標】
①上記テーマの検討により 20 世紀前半のアメリカ黒人女性作家の
作品と他の時代、他の性の作家の作品と歴史的に比較検証する目を
養う。
②「パッシング」の歴史的意味をひとに説明できる。
【授業の進め方と方法】
レポーター制によるアメリカ文学テクストの講読。
前期春学期は 10 回ほどで(昨年に続き)ネラ・ラーセン (1891-1964)
の中篇小説を精読するが、同時に Carla Kaplan が編集したノート
ン版 Passing におさめられた多様な歴史的・文学的テクストを並行
して読み進め、深く広い探索・探求を心がける。読み終わったらジー
ン・トゥーマーの Cane を少しずつ読みながら、 Passing 論を読む。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
内容
第 1 回 イントロダクション レポーターの担当を決められるだ
け決める/辞書・レファレンス類
についてのプリント配布
第 2 回 黒人文学とは何か―― 橋本福夫「黒人小説史」「アメリ
ハーレム・ルネサンス カとアフリカ」(『黒人文学の世
前後
界』[未來社, 1967])を読む
第 3 回 PassingPART ONE: レポーターによる報告と質疑応
ENCOUNTER
答、議論(以下同じ)。
One & Two
Countee Cullen, "Near White"
(1925); Countee Cullen,
"Heritage"
Lydia Maria Child, "The
第 4 回 PART ONE:
Quadroons" (1842)
ENCOUNTER
Three & Four
Kate Chopin, "The Father of
第 5 回 PART TWO:
Désirée’s Baby" (1893)
RE-ENCOUNTER
One & Two
Mark Twain, Pudd’nhead
第 6 回 PART TWO:
Wilson (1894), Chapter 10
RE-ENCOUNTER
Three & Four
Georgia Douglas Johnson,
第 7 回 PART THREE:
"The Octoroon" (1927)
FINALE
One
Langston Hughes, "Mulatto"
第 8 回 PART THREE:
(1927); "Passing for White,
FINALE
Passing for Colored, Passing
Two
for Negroes Plus"
Jessie Redmon Fauset, "The
第 9 回 PART THREE:
Sleeper Wakes" (1920)
FINALE
Three
Mary Rennels, "’Passing’ Is a
第 10 回 PART THREE:
Novel of Longings" (1929);
FINALE
"Beyond the Color Line" (1929)
Four
132
04英文学専攻_本編2017.indd 132
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
辞書などを駆使した予習、ならびに参考論文・研究書などの自主的
な読み。
【テキスト(教科書)】
Nella Larsen, Passing.
(1929). Ed. Carla Kaplan.
(New
York: Norton, 2007). 546pp.
Jean Toomer, Cane. (1925). Ed. Rudolph P. Byrd and Henry
Louis Gates, Jr. (New York: Norton, 2nd ed., 2011). 472pp.
【参考書】
参考図書・文献についてはノートン版の Bibliography (539∼546;
455∼472 ページ) を参照。
日本語文献については5月ごろに提示する。
【成績評価の方法と基準】
「配分(%)
」:出席を前提とした上での授業への積極的な参加度 70
パーセント、期末レポート 30 パーセント
「評価基準」: レポーター時の発表の内容とまとまり度と努力、非
レポーター時の発言による参加の積極性、期末レポートの内容、以
上を数値化して合計したうえで総合的に評価する。
【学生の意見等からの気づき】
学生間の議論を、有意義なかたちで、いかに形づくることにいかに
協力できるか、思案中。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 近代アメリカ文学
<研究テーマ> アメリカ文学史と宗教と神秘学、小説の語りと
技法
<主要研究業績> 「Ormond におけるピクチャレスクな意匠をめ
「ポーの宇宙論
ぐって」
『英文學誌』47 号(2005 年 3 月): 27-44、
と錬金術(十) 第五章 ポーと現代――ゴシック、ロマン主義、オ
カルト、近代芸術についての覚え書(その二)」『法政大学文学部紀
要』50 号(2005 年 3 月): 91-110、
「Re: Rip の妻はいつ死んだの
「疑似
か?」
(
『法政大学文学部紀要』51 号(2005 年 9 月): 1-13、
科学と科学の境」
(八木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの
世紀』(研究社、2009) 251-67.
—1—
17/02/27 10:07
【テキスト(教科書)】
Nella Larsen, Passing.
(1929). Ed. Carla Kaplan.
(New
York: Norton, 2007). 546pp.
Jean Toomer, Cane. (1925). Ed. Rudolph P. Byrd and Henry
Louis Gates, Jr. (New York: Norton, 2nd ed., 2011). 472pp.
Fiction 演習ⅠB
宮川 雅
【参考書】
参考図書・文献についてはノートン版の Bibliography (539∼546;
455∼472 ページ) を参照。
日本語文献については教室で提示する。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
いわゆる Harlem Renaissance の「黒人」作家の中で(少なくとも
混血性において)異色の、しかし共に近年再評価の盛んなふたりの
作家、Nella Larsen (1891-1964) と Jean Toomer (1894-1967) の
代表的2作品を読み、モダニズムとの関係も含めて評価と受容につ
いて考える。後期秋学期の大半は、ジーン・トゥーマーの、韻文詩
と散文詩と戯曲と短篇小説があわさって novel となった実験的な作
品、
『砂糖きび』を中心に読む。モダニズムの影響を受けた黒人文学
のありようを考察することを目的とする。
<講義題目> ハーレム・ルネサンス研究
【成績評価の方法と基準】
」:出席を前提とした上での授業への積極的な参加度 70
「配分(%)
パーセント、期末レポート 30 パーセント
「評価基準」: レポーター時の発表の内容とまとまり度と努力、非
レポーター時の発言による参加の積極性、期末レポートの内容、以
上を数値化して合計したうえで総合的に評価する。
【到達目標】
①ハーレム・ルネサンスについて語れるようになる。
②『砂糖きび』の歴史的意味をひとに説明できる。
【学生の意見等からの気づき】
学生間の議論を、有意義なかたちで、いかに形づくることにいかに
協力できるか、思案中。
【授業の進め方と方法】
レポーター制によるアメリカ文学テクストの講読。
後期秋学期はジーン・トゥーマー (1894-1967) の中篇小説を精読。
レポーターは、担当箇所の<要約><語句><コメント>を記した
ハンドアウトを用意する。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 近代アメリカ文学
<研究テーマ> アメリカ文学史と宗教と神秘学、小説の語りと
技法
<主要研究業績> 「Ormond におけるピクチャレスクな意匠をめ
「ポーの宇宙論
ぐって」
『英文學誌』47 号(2005 年 3 月): 27-44、
と錬金術(十) 第五章 ポーと現代――ゴシック、ロマン主義、オ
カルト、近代芸術についての覚え書(その二)」『法政大学文学部紀
要』50 号(2005 年 3 月): 91-110、
「Re: Rip の妻はいつ死んだの
「疑似
か?」
(
『法政大学文学部紀要』51 号(2005 年 9 月): 1-13、
科学と科学の境」
(八木敏雄・巽孝之編『エドガー・アラン・ポーの
世紀』(研究社、2009) 251-67.
英文学専攻
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
内容
第 1 回 イントロダクション レポーターの担当を決められるだ
け決める/辞書・レファレンス類
についてのプリント配布
第 2 回 ハーレム・ルネサンス 資料を用意して講義風に
とモダニズム
Georgia での生活を描く第一部
第 3 回 Cane "Karintha";
"Reapers";
の、最初の四つの vignette と詩
"November of
を読む。レポーターによる報告と
Cotton Flower";
議論。
"Becky"
第 4 回 "Face"; "Cotton
第一部のさらに五つの詩とスケッ
Song"; Carma";
チを読む。
"Song of the Son";
"Georgia Dusk"
第一部のつづく四つの詩と短篇を
第 5 回 "Fern"; "Nullo";
"Evening Song";
読む。
"Esther"
第一部の最後の三つの詩と短篇を
第 6 回 "Conversion";
"Portrait of
読む。
Georgia"; Blood
Burning Moon"
Washington D.C. における生活
第 7 回 "Seventh Street;
"Rhobert"; Avey"
を描く第二部の最初の三つのス
ケッチを読む。
第 8 回 "Beehive"; "Storm
五つの詩と小篇を読む。
Ending"; Theater";
"Her Lips Are
Copper White";
"Calling Jesus"
2部構成の short story。
第 9 回 "Box Seat"
第二部の最後の詩2篇と物語を読
第 10 回 "Prayer"; "Harvest
Song"; Bona and
む。
Paul"
第三部を構成する演劇的な対話篇
第 11 回 "Kabnis" 1 & 2
のセクション1と2を読む。
セクション3と4を読む。
第 12 回 "Kabnis" 3 & 4
第 13 回 "Kabnis" 5 & 6
セクション5と6を読む。
全体の構成を再考する。
第 14 回 ここまでのまとめ
議論と総括。
第 15 回 まとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
辞書などを駆使した予習、ならびに参考論文・研究書などの自主的
な読み。
—1—
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133
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文学方法論A
文学方法論B
結城 英雄
結城 英雄
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
論文を作成するために、必要となる基礎知識を学習する。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
論文を作成するために、必要となる基礎知識を学習する。
【到達目標】
(1)文学テクストへの多様なアプローチを理解する。
(2)それらのアプローチから、自分の書こうとする論文への応用を
試みる。
(3)論文の輪郭を構築する。
【到達目標】
(1)文学テクストへの多様なアプローチを理解する。
(2)それらのアプローチから、自分の書こうとする論文への応用を
試みる。
(3)論文の輪郭を構築する。
【授業の進め方と方法】
具体的な文学テクストを取りあげ、どのようなアプローチが可能で
あるのか、意見を交換しながら、その意義と限界を検討する。参加
者の関心により、扱うテクストを変更することもある。
【授業の進め方と方法】
具体的な文学テクストを取りあげ、どのようなアプローチが可能で
あるのか、意見を交換しながら、その意義と限界を検討する。参加
者の関心により、扱うテクストを変更することもある。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 導入
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 導入
第 2 回 gap
第 3 回 prequel/sequel
第 4 回 race
第 5 回 episteme
第 6 回 class
第 7 回 myth
第 8 回 gender
第 9 回 juvenile literature
第 10 回 author
第 11 回 colonialism/
postcolonialism
第 12 回 intertexuality
第 13 回 autobiography
第
第
第
第
第
2
3
4
5
6
回
回
回
回
回
第7回
第8回
第9回
gap
prequel/sequel
race
episteme
class
myth
gender
juvenile literature
第 10 回 author
第 11 回 colonialism/
postcolonialism
第 12 回 intertexuality
第 13 回 autobiography
第 14 回 まとめ
第 15 回 まとめ
内容
文学テクストへのアプローチの方
法
Wuthering Heights
Hamlet
Jane Eyre
Robinson Crusoe
The Strange Case of Dr Jekyll
and Mr Hyde
Salomé
Mrs Dalloway
Alice’s Adventures in
Wonderland
Frankenstein
Heart of Darkness
第 14 回 まとめ
第 15 回 まとめ
Travesties
Possession
論文の構成
論文の構成
【テキスト(教科書)】
できるかぎり Penguin 版を使用する。
【テキスト(教科書)】
できるかぎり Penguin 版を使用する。
【参考書】
授業内で適宜指示する。
【参考書】
授業内で適宜指示する。
【成績評価の方法と基準】
発表70%、レポート30%。
【成績評価の方法と基準】
発表70%、レポート30%。
【学生の意見等からの気づき】
論文の具体的な構成について、授業外に相談し、発表を充実したも
のにする。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アイルランド文学
<研究テーマ>アイルランド文学ルネサンス
<主要研究業績>
『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』
(共編書、水声社、2016)。
「
『ユリシーズ』を読む―百のQ&A」(15)(
『すばる』
、集英社、2015)
「ジェイムズ・ジョイスの創作に及ぼした都市の影響―トリエステ、
チューリヒ、パリをめぐって」(『チョーサーと英米文学』、金星堂、
2015)。
04英文学専攻_本編2017.indd 134
Cathleen ni Houlihan
The French Lieutenant’s
Woman
論文の発表
論文の発表
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前に自分の意見をまとめ、授業中に発表すること。
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前に自分の意見をまとめ、授業中に発表する。
134
内容
春学期レポートへのコメント
King Lear
Adventures of Tom Sawyer
Gone with the Wind
The Ship of Fools
Great Expectations
Oresteia
The Scarlet Letter
The Wonderful Wizard of Oz
Pygmalion
A Passage to India
【学生の意見等からの気づき】
論文の具体的な構成について、授業外に相談し、発表を充実したも
のにする。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>アイルランド文学
<研究テーマ>アイルランド文学ルネサンス
<主要研究業績>
『アイリッシュ・アメリカンの文化を読む』
(共編書、水声社、2016)。
「
『ユリシーズ』を読む―百のQ&A」(15)(
『すばる』
、集英社、2015)
「ジェイムズ・ジョイスの創作に及ぼした都市の影響―トリエステ、
チューリヒ、パリをめぐって」(『チョーサーと英米文学』、金星堂、
2015)。
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17/02/27 10:07
【成績評価の方法と基準】
平常点 40%,発表 40%,課題 20%の割合で評価する。指定範囲を
よく読み,理解しておくことはもちろん,疑問点を考えたり,他の
文献を調査したり,積極的な参加姿勢を特に重視する。原則として,
出席が授業回数の 2/3 に満たない場合,発表を怠った場合,または
演習課題を提出しなかった場合は,単位が授与されないものとする。
英語音声・応用研究A
田嶋 圭一
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
調音音声学の基礎を学ぶ。
【到達目標】
人と人とのコミュニケーションの主たる媒体である音声言語(spoken
language)がどのような仕組みで産出されるのかを理解し,音声学
の基礎的な概念を習得することを本授業の目的とする。音声学の中
でも特に調音音声学(articulatory phonetics)に焦点を当てる。
【授業の進め方と方法】
言語音の調音の仕組み,言語音の表記方法,英語や日本語の母音・子
音・リズム・イントネーション,音の素性などについて,順を追って
理解を深めてゆく。欧米の音声学の授業などでは古典とされる Peter
Ladefoged 著 A Course in Phonetics をテキストとし,受講者によ
る担当箇所の発表および全員での内容の議論を中心に授業を進める
予定。授業は以下の授業計画に沿って進める予定だが,受講生の要
望などによって変更する可能性がある。
【その他の重要事項】
授業計画や運営方針の説明などをしますので,受講者は初回授業に
必ず出席してください。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 言語学・音声学・認知科学
<研究テーマ> 音声言語の知覚・産出・学習に関する実証的研究
<主要研究業績> 北原真冬・田嶋圭一 (2011). 「音声分析ソフトウェア Praat を用い
『日本音響学
た聴取実験: F0 再合成による刺激作成と実験の制御」
会誌』, 67, 345-350.
田嶋圭一・川上紗代子 (2010). 「依頼に対する回答の仕方が話し手
の性格印象に与える影響:回答表現の直接性と間の取り方に注目し
て」『法政大学文学部紀要』, 69, 147-158.
Tajima, K., Kato, H., Rothwell, A., Akahane-Yamada, R.,
and Munhall, K. G. (2008). Training English listeners to
perceive phonemic length contrasts in Japanese. Journal of
the Acoustical Society of America, 123:397-413.
英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
内容
1
導入,言語学と音声学 シラバスの説明,言語学における
音声学の位置づけ
2
言語音とその調音
音声産出,音波,母音・子音の調
音的記述,韻律
3
音声表記と音韻論
子音と母音の表記方法,音韻論
4
英語の子音
閉鎖音,摩擦音,鼻音,接近音,
英語の子音異音変化規則
5
英語の母音
母音の表記法,母音の音色,聴覚
的母音空間,二重母音,弱母音,
緊張・弛緩母音など
6
分節音に関わる演習
Praat を使った分節音の分析
7
英語の語と文の特徴
連続音声中の単語,強勢,リズ
ム,イントネーション
8
呼気流と発声の仕組み 声門の状態,VOT
9
子音の調音
調音動作の標的,調音動作の種
類,調音様式
10
音響音声学
音源フィルタ理論,音響分析,子
音の音響的特徴,スペクトログラ
ムの見方
11
母音
基本母音,諸言語の母音,R音化
母音,母音の鼻音化,半母音
12
音節と韻律
音節,強勢,長さ,タイミング,
強勢・声調・ピッチアクセント言
語
13
韻律に関わる演習
Praat を使った韻律の分析
14
言語学的音声学
「個人」と「社会」の音声学,国際
音声字母,素性階層,音声と記憶
15
まとめ
授業の総括とフィードバック
【学生の意見等からの気づき】
アンケート未実施につき該当なし
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
(2)発表担当
(1)毎回指定範囲を読み,授業での討論に備えること,
の場合,事前に発表用資料などを準備し,授業にてディスカッショ
ンをリードすること,
(3)学期中に 2-3 回出題される演習課題を行
うこと。
【テキスト(教科書)】
以下をテキストとして使用する予定。
Ladefoged, P. & Johnson, K. (2010). A Course in Phonetics,
international edition. Heinle.
【参考書】
参考書は適宜授業内にて紹介する。
— 24 —
04英文学専攻_本編2017.indd 135
135
17/02/27 10:07
【成績評価の方法と基準】
平常点 40%,発表 30%,課題 30%の割合で評価する。指定範囲を
よく読み,理解しておくことはもちろん,疑問点を考えたり,他の
文献を調査したり,積極的な参加姿勢を特に重視する。原則として,
出席が授業回数の 2/3 に満たない場合,発表を怠った場合,または
実験課題を提出しなかった場合は,単位が授与されないものとする。
英語音声・応用研究B
田嶋 圭一
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
音響・聴覚音声学の基礎を学ぶ。
【到達目標】
音声言語がどのような特徴を持ち,人間がどのような仕組みで音声言
語を産出・知覚するのかを理解し,音声学の基礎的な概念や研究スキ
ルを習得することを本授業の目的とする。音声学の中でも特に音響音
声学(acoustic phonetics)および聴覚音声学(auditory phonetics)
に焦点を当てる。
【授業の進め方と方法】
音響学の基礎,音声を PC 上で扱う際の基礎知識,聴覚と音声知覚,
音声産出の音響理論,様々な母音や子音の音響的特徴などについて,
順を追って理解を深めてゆく。音響音声学と聴覚音声学を扱うテキ
ストとして Keith Johnson 著 Acoustic and Auditory Phonetics
を用い,受講者による担当箇所の発表および全員での内容の議論を
中心に授業を進める予定。授業の後半では,音声知覚実験を行うた
めの知識やノウハウを実践的に学ぶ予定。授業は以下の授業計画に
沿って進める予定だが,受講生の要望などによって変更する可能性
がある。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
1
導入,調音音声学
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
【学生の意見等からの気づき】
アンケート未実施につき該当なし
【その他の重要事項】
授業計画や運営方針の説明などをしますので,受講者は初回授業に
必ず出席してください。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 言語学・音声学・認知科学
<研究テーマ>音声言語の知覚・産出・学習に関する実証的研究
<主要研究業績> 北原真冬・田嶋圭一 (2011). 「音声分析ソフトウェア Praat を用い
『日本音響学
た聴取実験: F0 再合成による刺激作成と実験の制御」
会誌』, 67, 345-350.
田嶋圭一・川上紗代子 (2010). 「依頼に対する回答の仕方が話し手
の性格印象に与える影響:回答表現の直接性と間の取り方に注目し
て」『法政大学文学部紀要』, 69, 147-158.
Tajima, K., Kato, H., Rothwell, A., Akahane-Yamada, R.,
and Munhall, K. G. (2008). Training English listeners to
perceive phonemic length contrasts in Japanese. Journal of
the Acoustical Society of America, 123:397-413.
内容
シラバスの説明,調音音声学の復
習
音響学の基礎とフィル 音の感覚,単純周期音,複合周期
タ
音,非周期音,音響フィルタ
音声のデジタル信号処 デジタル信号とアナログ信号,標
理
本化と量子化,様々な音声分析
聴覚の基礎
聴覚末梢系,ラウドネス,音声の
聴覚的表象
音声知覚
音声知覚実験,知覚的距離と知覚
的写像
音声産出と音響理論
有声化,声道フィルタ,母音フォ
ルマント,LPC
母音
母音産出の音響管理論,摂動理
論,音響的母音空間,言語間での
母音知覚
摩擦音
乱流,摩擦音の調音点,摩擦音の
知覚的次元
閉鎖音と破擦音
閉鎖音と破擦音の音源特性,閉鎖
音の声道特性
鼻音と側音
帯域幅,鼻音,鼻音化,側音,鼻
音の知覚
音声知覚実験
実験の概要,実験刺激の作成
知覚実験の実施
刺激呈示の制御方法,実験要因計
画法
実験データの分析と解 データの処理,記述統計と推測統
釈
計
発表の仕方
研究のまとめ方,論文の書き方
まとめ
授業の総括とフィードバック
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
(2)発表担当
(1)毎回指定範囲を読み,授業での討論に備えること,
の場合,事前に発表用資料などを準備し,授業にてディスカッショ
ンをリードすること,
(3)学期後半の実験課題を毎回段階的に行い
実験プロジェクトを完成させること。
【テキスト(教科書)】
以下をテキストとして使用する予定。
Johnson, K. (2003). Acoustic and Auditory Phonetics. Malden,
MA:Blackwell Publishing.
【参考書】
参考書は適宜授業内にて紹介する。
136
04英文学専攻_本編2017.indd 136
— 25 —
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【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
Students should complete reading assignments before the class
in which they are discussed. Presentations should be prepared
outside of class–this entails meeting and coordinating with
your group members.
理論言語学・認知科学A
ブライアン・ウィスナー
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
This course examines key concepts in second language (L2)
acquisition theory, research, and pedagogy. Students examine
and classify theories of L2 learning and apply the findings to
the development of principled approaches to L2 pedagogy.
<講義題目>
第二言語習得
【到達目標】
Through this course, M.A. and doctoral students are expected
to be able to do the following:
1. Explain the core issues in L2 acquisition research
2. Examine the connection between L2 research and pedagogy
In addition to 1 and 2, doctoral students are expected to be able
to do the following:
3. Conduct research on instructed L2 learning, and relate the
findings to L2 learning and teaching in Japan
【授業の進め方と方法】
This course examines key concepts in L2 acquisition theory,
research, and pedagogy. Students then apply this knowledge
by conducting research, presenting findings, and participating
in group discussions. Most classes will consist of group
discussions, presentations, and lectures on topics in L2
acquisition and pedagogy.
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
First language
acquisition
Second language
acquisition
Age and L2
acquisition
Interaction in L2
classrooms
Focus on form
第7回
Acquisition of L2
grammar
第 8 回 Acquisition of L2
vocabulary
第 9 回 Contexts of
instructed second
language acquisition
第 10 回 Foreign language
aptitude
第 11 回 Motivation
第 12 回 Affect and other
individual
differences
第 13 回 Research
presentations
第 14 回 Feedback on
research
presentations
第 15 回 Review
内容
Presentation of key concepts in
second language acquisition
and teaching
How do people learn an L1?
How do adults learn an L2?
How does age affect L2
acquisition?
Does interaction lead to L2
acquisition?
Attending to meaning and
form in L2 learning
How is L2 grammar acquired?
Issues related to L2
vocabulary acquisition
In what ways does the
linguistic environment
influence L2 acquisition?
Does language aptitude
influence L2 learning?
To what extent does
motivation affect L2 learning?
What other variables play a
role in L2 learning?
【参考書】
Shawn Loewen. (2015). Introduction to instructed second
language acquisition. Routledge.
Lourdes Ortega. (2009). Understanding second language
acquisition. Hodder Education.
Rod Ellis. (2008). The study of second language acquisition
(2nd edition). Oxford University Press.
H. Douglas Brown. (2007). Teaching by principles: An
interactive approach to language pedagogy (3rd edition).
Longman.
H. Douglas Brown. (2006). Principles of language learning and
teaching (5th edition). Longman.
【成績評価の方法と基準】
< M.A. Students >
In-class presentations: 50%
Written report: 25%
Final exam: 25%
< Doctoral Students >
In-class presentations: 25%
Written report: 25%
Research proposal: 25%
Final exam: 25%
Students will be evaluated based on in-class presentations
related to the content covered in class and their performance
on writing assignments and a final exam. Highly evaluated
presentations and reports demonstrate synthesis of the
course content and follow academic presentation and writing
conventions. Details will be given in class. Students are
expected to attend every class. A grade of "E" will be given
for missing an assignment (i.e., presentation, report, or test) or
for being absent from four or more classes.
【学生の意見等からの気づき】
Students commented that they benefited from conducting
research and preparing presentations on the course content.
I plan to allot more time for students to reflect on the course
content and to conduct research for their presentations.
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 第二言語習得・英語教育学
<研究テーマ> 第二言語習得におけるメタ言語的知識の役割、言
語テストの妥当性
<主要研究業績>
・『MY WAY: English Communication I』 共著 2013 年 3 月 三省堂
・『MY WAY: English Expression I』 共著 2013 年 3 月 三
省堂
・
『英語教育学の実証的研究法入門』 共著 2012 年 8 月 研究社
Research project presentations
Discussion of and feedback on
students’ research projects
Review of course content
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英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 Introduction to the
course
【テキスト(教科書)】
Patsy M. Lightbown, and Nina Spada. (2013). How languages
are
learned. Oxford University Press. Approximately 4,200 yen.
137
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応用言語学・理論研究A
熊澤 孝昭
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
本科目では応用言語学という分野を概観する。よって、指定教科書をも
とに応用言語学について講義を行う。そして、受講者は講義を理解する
ことによりこの分野の基礎知識を構築する。また、各回のテーマに沿っ
た基礎的な論文を読み、その内容について履修者は発表を行う。
【到達目標】
授業目標は次の 3 点である: 1. 応用言語学の基礎知識を構築する。2.
論文を読むスキルおよび理解するための知識を身につける。3.論文の内
容を発表することにより発表スキルを身につける。
(2016). Factors affecting multiple-choice cloze test score variance:
A perspective from generalizability theory. International Journal
of Language Studies, 10.
(2013). 「英語教育学の量的研究で用いられる統計について」.『コン
ピュータ&エデュケーション』, 34.
(2013).「学内開発プレイスメントテスト得点解釈と使用の妥当性の評価
について」.JALT Journal, 35.
(2011). Systematic criterion-referenced test development in an
English-language program. (Doctoral Dissertation).
(2010).「多肢選択式項目の項目形式が文法テストパフオーマンスに与え
る影響について」. JALT Journal, 32.
(2009). Revision of a criterion-referenced vocabulary test using
generalizabiliy theory. JALT Journal, 31.
【授業の進め方と方法】
指定教科書の内容について講義を行う。そのあと、履修者による主に論
文の要旨についての発表を行う。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 導入と応用言語学とは
第 2 回 文法
第3回
語彙
第4回
談話分析
第5回
語用論
第6回
第二言語習得
第7回
心理言語学
第8回
社会言語学
第9回
学習者要因
第 10 回 リスニング
第 11 回 スピーキングと発音
第 12 回 リーディング
第 13 回 ライティング
第 14 回 評価
第 15 回 まとめ(試験)
内容
シラバス説明および講義
文法とはについて講義を行い、関連
論文の発表を行う
語彙とはについて講義を行い、関連
論文の発表を行う
談話分析とはについて講義を行い、
関連論文の発表を行う
語用論とはについて講義を行い、関
連論文の発表を行う
第二言語習得とはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
心理言語学とはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
社会言語学とはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
学習者要因とはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
リスニングとはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
スピーキングと発音とはについて講
義を行い、関連論文の発表を行う
リーディングとはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
ライティングとはについて講義を行
い、関連論文の発表を行う
評価とはについて講義を行い、関連
論文の発表を行う
定期試験を実施し、到達度合いを確
認する
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前に指定教科書および論文を読むこと。また、発表担当者はレジュメ
作成等の準備をすること。
【テキスト(教科書)】
指定教科書: Schmitt, N. (Ed.).(2010). An introduction to applied
linguistics. New York, NY: Routledge.
指定論文を配布する。
【参考書】
適宜紹介する。
【成績評価の方法と基準】
50 点(平常点・発表)、50 点(期末テスト)
【学生の意見等からの気づき】
履修生によってためになる授業を提供できればと思う。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
応用言語学、英語教育学、言語テスト、第二言語習得
<研究テーマ>
応用言語学の分野でも特に英語教育学を専門とする。特に、第二言語習
得の観点からみた動機付けや信条などの教育心理、教授法、および言語
テストに興味がある。
<主要研究業績>
138
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応用言語学・理論研究B
熊澤 孝昭
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
応用言語学の分野から受講者にとって興味がある専門書および論文を輪読と
いう授業形態で読むということを行う。また、より論文を理解するために必
要な専門用語や統計なども学習する。また、受講者にとって必要だと思われ
る研究手法などを適宜指導していきたい。
【到達目標】
授業目標は次の 3 点である: 1. 応用言語学の分野の専門書および論文を読
むことによって理論をより理解できるようになる, 2. 統計解釈方法や研究方法
について学ぶことで論文の内容をより理解できるようになる, 3. テスト開発方
法と分析方法を理解できるようになる.
【授業の進め方と方法】
受講者の興味がある論文を読み、授業内では理論や研究方法についての講義
や論文の内容について討論を行う。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第1回
導入(シラバス説明等)
動機付け
第3回
学習方略
第4回
学習信条
第5回
評価
第6回
教材
第7回
教授法
第8回
リーディング
第9回
リスニング
第 10 回
ライティング
第 11 回
スピーキング
第 12 回
文法
第 13 回
語彙
第 14 回
発音
第 15 回
まとめ(試験)
英文学専攻
第2回
内容
シラバスおよび授業運営について説明
を行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
関連論文についての発表および解説を
行う
定期試験を実施し、到達度合いを確認
する
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
事前に指定書・論文を読むこと。
【テキスト(教科書)】
指定書・論文を配布する。
【参考書】
適宜紹介する。
【成績評価の方法と基準】
50 点(平常点・発表)、50 点(期末テスト)
【学生の意見等からの気づき】
履修生にとってためになる授業を提供できたらと思う。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
応用言語学、英語教育学、言語テスト、第二言語習得
応用言語学の分野でも特に英語教育学を専門とする。特に、第二言語習得の
観点からみた動機付けや信条などの教育心理、教授法、および言語テストに
興味がある。
<主要研究業績>
(2016). Factors affecting multiple-choice cloze test score variance:
A perspective from generalizability theory.International Journal of
Language Studies, 10.
(2013).「英語教育学の量的研究で用いられる統計について」.『コンピュータ
&エデュケーション』, 34.
(2013). 学内開発プレイスメントテスト得点解釈と使用の妥当性の評価につい
て.JALT Journal, 35.
(2011). Systematic criterion-referenced test development in an Englishlanguage program. (Doctoral Dissertation).
(2010). 多肢選択式項目の項目形式が文法テストパフオーマンスに与える影響
について. JALT Journal, 32.
(2009).
Revision of a criterion-referenced vocabulary test using
generalizabiliy theory. JALT Journal, 31.
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139
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【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
Reading assignments will be given for each class. Students
should complete the reading assignments before each class and
be prepared to discuss the content of the readings.
言語科学方法論B
ブライアン・ウィスナー
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
This course examines the role of research methods and
statistics in the linguistic sciences.
<講義題目>
言語科学の研究に必要な方法論の修得
【到達目標】
Through this course, M.A. and doctoral students are expected
to be able to do the following: (a) define and describe
quantitative research methods commonly used in the linguistic
sciences; (b) perform statistical analyses using Excel, SPSS,
and R; (c) input data and apply an appropriate method of
analysis; and (d) report the results of statistical analyses in
APA format.
Additionally, doctoral students are expected to be able to
design a research study, collect data, and report the results of
statistical analyses.
【授業の進め方と方法】
This course examines the role of research methods and
statistics in the linguistic sciences. Most classes will consist
of group discussions and lectures on research methods and
statistical analyses. Time will be allotted for students to
perform statistical analyses in the computer lab. The course
content and examples presented in class will focus on general
topics and second language research. This course is conducted
in English.
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 Research methods
in the linguistic
sciences
第 2 回 Variables & levels of
measurement
第 3 回 Visual descriptive
statistics
第 4 回 Statistical
assumptions
第 5 回 Correlation
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
内容
Introduction to why research is
conducted and the concepts
covered in this course
Classification and
measurement of variables
Creating graphs and plots
Methods of addressing
statistical assumptions
Background and calculation of
Pearson’s correlation
coefficient
Other methods of
Calculation of Spearman’s
correlation
correlation coefficient
Linear regression
Background and calculation of
linear regression
Multiple regression Calculating and interpreting
multiple regression
T-tests and research Background of t-tests and
design
calculation of a paired-samples
t-test and an independent
samples t-test
Background and calculation of
ANOVA, planned
ANOVA
comparisons, and
post-hoc tests
Factorial ANOVA
Background and calculation of
factorial ANOVA
Repeated-measures Background and calculation of
ANOVA
repeated-measures ANOVA
Factor analysis
Background of factor analysis
Applying factor
Factor analyzing collected data
analysis
Data analysis
Application of the concepts
assignment
presented in this course
through the analysis of a data
set
140
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【テキスト(教科書)】
There is no required textbook for this course. Course materials
will be distributed in class or online through H’etudes.
【参考書】
Jenifer Larson-Hall. (2010). A guide to doing statistics in
second language research using SPSS. Routledge.
Andy Field. (2013). Discovering statistics using SPSS (4th
edition). Sage.
Fred L. Perry, Jr. (2011). Research in applied linguistics:
Becoming a discerning consumer. Routledge.
Publication Manual of the American Psychological Association
(APA Manual)
【成績評価の方法と基準】
< M.A. Students >
「 配 分(%)」: Presentations: 50%; Final Data Analysis
Assignment: 50%
< Doctoral Students >
」: Presentations: 25%; Research Report: 25%; Final
「配分(%)
Data Analysis Assignment: 50%
「評価基準」: Students will be evaluated based on in-class
presentations related to the content covered in class and
their performance on a data analysis assignment. A highly
evaluated presentation shows synthesis and clear explanation
of the relevant material. The data analysis assignment will be
assessed on the accuracy and thoroughness of the statistical
results and the format in which they are presented. Details
will be given in class.
【学生の意見等からの気づき】
Class time will be allotted for the analysis and discussion of
students’ research projects.
【その他の重要事項】
Students should have already taken 言語科学方法論 A or an
equivalent course.
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 第二言語習得・英語教育学
<研究テーマ> 第二言語習得におけるメタ言語的知識の役割、言
語テストの妥当性
<主要研究業績>
・『MY WAY: English Communication I』 共著 2013 年 3 月 三省堂
・『MY WAY: English Expression I』 共著 2013 年 3 月 三
省堂
・
『英語教育学の実証的研究法入門』 共著 2012 年 8 月 研究社
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【成績評価の方法と基準】
平常点 35%,課題 30%,発表 35%の割合で評価する。言語学は知識の
段階的な学習とともに,問題を解く能力の習得が求められるので,出席
と課題を重視する。原則として,出席・課題の提出が授業回数の 2/3 に
満たない場合,または論文発表を行わなかった場合は,単位が授与され
ないものとする。
音声言語科学特論
田嶋 圭一
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
言語学の基礎を学ぶ。
【到達目標】
母語話者として言葉を操るには,その言語の音(音声学,音韻論)
,語彙
(形態論),文の作り方(統語論),語句の意味(意味論),他者との対話
の中での言葉づかい(語用論)など,様々な知識が必要である。この言
語知識を科学的な観点から追究する言語学の諸分野について,基礎概念
を学び,問題を解く能力を身に付けることを本授業の目標とする。授業
では言語学を初めて学ぶ学生を想定しているが,受講生の既有知識に応
じて進度を適宜調整する。授業終了時には,言語に関する様々な現象や
疑問について吟味・解決できるようになることを目指す。
【授業の進め方と方法】
人間に特有の能力とされる言語がどのような原理によって成立している
のかを科学的に追究する言語学について概観する。言語学の諸分野の中
でも音声学,音韻論,形態論,統語論の中から適宜重要なトピックを取り
上げる予定である。日本語や英語などの諸言語から様々な具体例を検討
し,問題を実際に解く作業を通して,言語学の基礎概念や分析方法を身
に付ける。また,音声学分野で広く利用されているフリーソフト Praat
の実習を行う。授業は,教員による講義と,出題された問題に対する回
答についての討論とを織り交ぜながら進める予定である。授業後半では,
言語に関係する学術論文を学生が自ら選定し,その内容を授業にて発表
する機会を設ける。
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
内容
シラバスの説明,言語学とは?,言
語学の諸分野,二種類の言語
形態論:形態素,語形成 心内辞書と一般辞書,形態論と形態
素,形態素の種類,偶発的な語形
成,少し規則的な語形成
形態論:複合,派生
主要部,複合語の種類,複合語の意
味,派生語の樹形図
形態論:屈折,形態素 屈折と活用,形態素解析の方法,練
解析
習問題
統語論:導入,カテゴ 構成素,句構造,句の主要部,文を
リー,意味役割,マージ 作り上げるための材料:カテゴ
リー,項と意味役割,文を組み立て
る仕組み:マージ,様々な種類の句
統語論:文の組み立て 英語の文・日本語の文の組み立て,
動詞句の組み立て,屈折辞と格,一
般的な句の構造
統語論:補文
動詞句の拡張,補部と指定部,文の
中の文=補文
音声学・音韻論:母音 発話のメカニズム,母音,子音
と子音
音声学・音韻論:音素 音素,音素分析
実験音声学:音声分析 Praat を使った音声の録音・可視
化・編集・分析・ラベリング
実験音声学:音声合成 Praat を使った音声の再合成
実験音声学:音声知覚 Praat を使った音声知覚実験
論文発表(1)
言語に関わる学術論文の発表
言語に関わる学術論文の発表
論文発表(2)
総括
授業の総括・フィードバック
【その他の重要事項】
授業計画や運営方針の説明などをしますので,受講者は初回授業に必ず
出席してください。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 言語学・音声学・認知科学
<研究テーマ> 音声言語の知覚・産出・学習に関する実証的研究
<主要研究業績> 北原真冬・田嶋圭一 (2011). 音声分析ソフトウェア Praat を用いた聴
取実験: F0 再合成による刺激作成と実験の制御 日本音響学会誌, 67,
345-350.
田嶋圭一・川上紗代子 (2010). 依頼に対する回答の仕方が話し手の性格
印象に与える影響:回答表現の直接性と間の取り方に注目して 法政大
学文学部紀要, 69, 147-158.
Tajima, K., Kato, H., Rothwell, A., Akahane-Yamada, R., and
Munhall, K. G. (2008). Training English listeners to perceive
phonemic length contrasts in Japanese. Journal of the Acoustical
Society of America, 123:397-413.
英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
1
導入,言語と言語学
【学生の意見等からの気づき】
2016 年度は 5 名の受講者のうち 4 名がアンケートに回答してくれまし
た。4 名の回答者全員が「履修してよかった」と答えてくれました。普
段は使わないような音声分析ソフトが使えたことや,様々な分野の論文
が読めたことがよかったようです。今回はたまたま 3 ヶ国の学生が受講
していたので,言語差や文化差を調べる実験や質問紙調査などを取り入
れられたらもっとよかったのではないか,という意見もありました。た
しかにそうですね。今後は受講生の要望やバックグラウンドに合わせた
より柔軟な授業展開を検討したいと思います。
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
(1)毎回,テキストの指定範囲を読み,課題に取り組み,次回の授業で
議論をするための準備をすること。(2)学期の後半では言語に関わる学
術論文を各自選定し,学期末にその内容について発表すること。
【テキスト(教科書)】
以下をテキストとして使用する予定。
西光義弘(編集)
(1999)
.日英語対照による英語学概論:増補版 くろ
しお出版.
【参考書】
参考書は適宜授業内にて紹介する。
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【成績評価の方法と基準】
平常点 20%,課題 36%,期末レポート 44%の割合で評価する予定。
原則として,出席が授業の 2/3 に満たない場合,期末レポートの提
出がなかった場合,あるいは Praat を使った課題の提出がなかった
場合は,単位が授与されないものとする。
音声言語科学演習
田嶋 圭一
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
人間は言語を「話す」または「聞く」能力を 3-4 歳までにある程度
習得するが,
「読む」または「書く」能力はより時間と労力を要する。
また,人間同様に流暢に会話ができるコンピュータは未だ完成して
いない。これはなぜだろうか? 本授業ではこのような疑問を出発
点に,音声言語の認知処理過程について学ぶ。
【到達目標】
音声言語が話し手にどのように産出され,音としてどのような特徴
を持ち,聞き手にどのように知覚されるのかについて,説明できる
ようになることが目標である。また,音声分析ソフトを使って音声
言語の特徴を分析できるようになることも目標である。
【授業の進め方と方法】
音声言語の発話と知覚の仕組み,音声の物理的な特徴,乳幼児によ
る母国語の知覚能力の発達,成人による外国語音声の学習などにつ
いて,言語心理学や音声科学の知見を学ぶ。授業は基本的に講義形
式で行うが,音声分析ソフト Praat を使った課題や演習を盛り込む
予定である。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
1
導入
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
【学生の意見等からの気づき】
新規授業内容につき該当なし。
【その他の重要事項】
授業の内容や運営方法の詳細について説明しますので,受講希望者
は初回の授業に必ず出席してください。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域> 言語学・音声学・認知科学
<研究テーマ> 音声言語の知覚・産出・学習に関する実証的研究
<主要研究業績> 北原真冬・田嶋圭一 (2011). 音声分析ソフトウェア Praat を用いた
聴取実験: F0 再合成による刺激作成と実験の制御 日本音響学会
誌, 67, 345-350.
田嶋圭一・川上紗代子 (2010). 依頼に対する回答の仕方が話し手の
性格印象に与える影響:回答表現の直接性と間の取り方に注目して
法政大学文学部紀要, 69, 147-158.
Tajima, K., Kato, H., Rothwell, A., Akahane-Yamada, R.,
and Munhall, K. G. (2008). Training English listeners to
perceive phonemic length contrasts in Japanese. Journal of
the Acoustical Society of America, 123:397-413.
内容
シラバスの説明,音声言語と文字
言語,「言葉の鎖」
音声とは
音声の確実性と速さ,音声産出の
メカニズム,母音と子音
音響音声学の基礎(1) 音の正体,音の種類,音を可視化
する方法,音声のデジタル化
音声の音響分析
Praat を使った音声の録音・可視
化・編集・分析
音響音声学の基礎(2) フィルタ,音声産出の音源フィル
タ理論,基本周波数,フォルマン
ト周波数
母音の知覚
聴覚器官,母音の特徴と知覚,母
音の正規化
子音の知覚(1)
音響的不変性の欠如,ローカス理
論,音声の符号化
子音の知覚(2)
,韻律 調音点の知覚,声の有無の知覚,
分節音と韻律
音声の再合成
Praat を使った音声の録音・分
析・再合成
カテゴリー知覚
カテゴリー知覚とは,同定と弁別
音声知覚の実験
同定課題と弁別課題の演習
音声知覚の発達
生得と学習,乳児の音声知覚,満
1 歳までに起こる変化
外国語の音声知覚
成人による外国語音の学習,知覚
と産出の関係,外国語音の知覚的
同化
文脈の影響
トップダウン処理とボトムアップ
処理,音声知覚と単語認知のモデ
ル
音声知覚言語と社会的 話し方と対人認知の関係,授業の
認知,総括
まとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
授業にて指示されたテキストの範囲を読み,復習問題に回答し,次の
授業にて提出すること。また,音声分析用フリーソフト Praat を使っ
た課題を学期中に数回課すので,課題を行い成果を提出すること。
【テキスト(教科書)】
特になし。
【参考書】
ジャック・ライアルズ(著)
,今富摂子他(訳)
(2003)
.音声知覚の
基礎 海文堂. 石川圭一(2005).ことばと心理 くろしお出版.
川崎恵里子(編著)(2005).ことばの実験室 ブレーン出版.
重野 純(2003)「音の世界の心理学」ナカニシヤ出版.
142
04英文学専攻_本編2017.indd 142
— 31 —
17/02/27 10:07
第 11 回
比較文学研究A
日中 鎮朗
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
理想的な社会の追求は人類の歴史の中の根源的なテーマである。現代におい
ても、あらゆる国家はそれを目指して考え続け、努力しているといっても過
言ではない。
そのために理想社会、あるいはユートピアについて、とりわけ思想、文学、映画、
芸術においてどのように考えられ、受容され、作用してきたのかを Gregory
Claeys の》Searching for Utopia.The History of an Idea《を講読しながら、
考える。
とりわけ、<現在>という時点からアクチュアルな問題提起として、現代の
文学をも分析対象にいれ、さまざまな文学作品を読みながら、現代文学の取
り組みを考察する。
反ユートピア(ディストピア)
、サイエンス・フィクション、映画、パラダイ
ス・ロストなど現代の(反)ユートピア像の歴史に的を絞って、文献によって
探っていく。<講義題目>現代のディストピアとユートピア像
【到達目標】
現代のユートピアの歴史を理解することができる。
また、その際に Gregory Claeys の》Searching for Utopia.The History of
an Idea《やこの講義で挙げられた、あるいは考察対象とする小説や作品を読
み、論じるので、そうした現代作家や作品の取り組みを知り、その小説や作
品をユートピアという視点から批判的に分析できるようになることができる。
そうした討議の際に、自分の意見を明確に表現し、伝えられるようになるこ
とができる。
【授業の進め方と方法】
ユ ー ト ピ ア の 歴 史 的 な 概 説 と し て Gregory Claeys の 》Searching for
Utopia.The History of an Idea.《を読んでゆく。
また同時に、各回の授業計画で挙げられるユートピア関連の文学を中心に、思
想、芸術などの諸分野においてどのように扱われ、表現されているかを見る。
その際に、テクストの担当部分を決めて、それをまとめ、プレゼンしてもら
う。独自の観点でいいので、議論・検討を加えていきたい。
第
第
第
第
第
第
第
第
第
内容
ユートピア概念の共通理解を検討する。
授業の進め方等についての説明。
2回
Gregory Claeys
Varieties of Dystopia
》Searching for Utopia. :Totalitarianism and After in Satire
The History of an Idea and Reality
《
訳読と議論(1)
Chapter13 の読解①
3回
Gregory Claeys
Varieties of Dystopia
》Searching for Utopia. :Totalitarianism and After in Satire
The History of an Idea and Reality
《
訳読と議論(2)
ザミャーチン『われら』
Chapter13 の読解②
4回
Gregory Claeys
Varieties of Dystopia
》Searching for Utopia. :Totalitarianism and After in Satire
The History of an Idea and Reality
《
訳読と議論(3)
オーウェル『1984』
Chapter13 の読解③
ル・グィン『所有せざる人々』
5回
Chapter13 の後半部の
ウエルベック『服従』
まとめ
現代社会とディストピア をめぐる問題
6回
Gregory Claeys
Utopia,Science Fiction and Film :
》Searching for Utopia. The Final Frontier
The History of an Idea 訳読と議論(1)
《
Chapter14 の読解①
7回
Gregory Claeys
Utopia,Science Fiction and Film :
》Searching for Utopia. The Final Frontier
The History of an Idea 訳読と議論(2)
《
ヒルトン『失われた地平線』
Chapter14 の読解②
8回
Gregory Claeys
Utopia,Science Fiction and Film :
》Searching for Utopia. The Final Frontier
The History of an Idea 訳読と議論(3)
クラーク『2001 年 宇宙の旅』
《
Chapter14 の読解③
9回
Chapter14 のまとめ
バージェス『時計仕掛けのオレンジ』
ゴールディング『蠅の王』
桐野夏生『東京島』
をめぐる問題
Conclusion:Paradise Lost?
10 回 Gregory Claeys
》Searching for Utopia. 訳読と議論(1)
The History of an Idea
《
終章の読解①
第 15 回
Conclusion:Paradise Lost?
訳読と議論(3)
伊藤計劃『ハーモニー』『虐殺器官』
吉田修一『橋を渡る』
村田紗耶香『消滅世界』
をめぐる問題
カズオ・イシグロ『私を離さないで』
レイ・カーツワイル『ポスト・ヒュー
マン誕生』
をめぐる問題
受講者のプレゼン発表と討議
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
全体を通して基本文献である Claeys のテキストをきちんと精読をおこなっ
てくること。
また、その都度のテーマについての文献を読んできて、内容について考えて
くることが授業への関心を高め、また積極的に討議に参加できる土台となる
ので、それをおこなうこと。
【テキスト(教科書)
】
Gregory Claeys
》Searching for Utopia. The History of an Idea《
Thames and Hudson
New York
ISBN-978-0-500-25174-4
が全体を通しての基本文献である。
これはコピーにて配布する。
また、その他の文献については、文庫本などで手に入るものが多いので、手
に入れるか、図書館を利用。そうでない場合はコピー資料にて配布する。
【参考書】
上記の各回で取り上げるさまざまな文献に関するものが参考書であるが、各
回でテーマとして取り扱うものに関連したものを積極的に読んでおくこと。
【成績評価の方法と基準】
平常点(レジュメ・訳読・議論)80 %
レポート課題(最終回での受講者の発表)20 %
【学生の意見等からの気づき】
議論の時間をもっととり、議論を深めていきたい。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
ドイツ文学(現代文学:フランツ・カフカ、ゴットフリート・ベン、ボートー・
シュトラウス)、比較文学、比較芸術
<研究テーマ>
①比較文学という手法を通して文学と現実=社会との関わりを軸に、文学の意
味や意義を考える。②文学以外の諸芸術における諸テーマの扱われ方③ユー
トピア論、ファム・ファタル論
<主要研究業績>
①『英語文化研究』共著、2013 年、成美堂
②『英文学の風景』共著、2012 年、文化書房博文社
③「近代精神におけるファム・ファタルの新しい形―ヴェーデキントの『ル
ル』と 19 世紀末―」
『成城大学共通教育論集』第 8 号、2016 年、成城大学共通教育センター
④翻訳 W. イーザー『虚構と想像力』2007 年、法政大学出版局
— 32 —
04英文学専攻_本編2017.indd 143
受講者の発表(プレゼン
テーション)
Conclusion:Paradise Lost?
訳読と議論(2)
アトウッド『侍女の物語』
英文学専攻
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第1回
イントロダクション
Gregory Claeys
》Searching for Utopia.
The History of an Idea
《
終章の読解②
第 12 回 Gregory Claeys
》Searching for Utopia.
The History of an Idea
《
終章の読解③
第 13 回 Gregory Claeys
》Searching for Utopia.
The History of an Idea
《
終章のまとめ
第 14 回 現代をめぐる問題に関す
る考察
143
17/02/27 10:07
第 14 回
比較文学研究B
第 15 回
日中 鎮朗
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
秋学期のこの授業では、比較文学の考え方、理念、意義、手法、適用などをテ
キストを読みながら、学びます。
David Damrosch の》What is World Literature《と Erich Auerbach の》
Mimesis《を取り扱うが、ともに翻訳があるので(ダムロッシュ『世界文学
とは何か?』
、アウエルバッハ、
『ミメーシス』
)
、それを用い、適宜、原文テク
ストあるいはアウエルバッハの場合は、英訳テクストを参照しながら、進め
ていきます。
これらのテクストには様々な国の様々な文学作品が現れるが、それらがどう
いう視点で、またどういう意味において結びつき、反映しあうのかを知るこ
とによって、文学そのものについて考える思考を形成します。
また、テクストに現れる文学作品のこうした視点からの分析も学びます。
最期に、現実社会と文学作品のかかわり方についても意識形成することを目
的とします。
<講義題目>比較文学・世界文学とは何か?
【到達目標】
David Damrosch および Erich Auerbach のテクストに沿って、西欧文学・
比較文学・世界文学に関する歴史的俯瞰と意味付けを理解することが目標です。
比較文学、世界文学の全体としての意味や定義、またそうした視点に立って
の文学作品への研究・分析また取り組む手法を学ぶことができます。
またその際に、これらのテクストで挙げられた作品を論じることになるので、
そうした作品を理解し、批判的に分析できます。
ダンテ、シェークスピア、ゲーテからゾラ、カフカ、ウルフなどがその主なも
のです。
最後に、そうした討議の際に自分の意見をわかりやすく表現し、伝え、また
他者の意見を理解し、議論できます。
【授業の進め方と方法】
David Damrosch の》What is World Literature?《と Erich Auerbach の》
Mimesis《を比較文学、世界文学の視点に立って、その歴史的、概念的な整
理として読みすすめていきます。
基本文献としては邦訳を使用します。
各回の授業では、基本的に 1 章に 1 回の授業時間を当て、担当者が内容をレ
ポートし、それについて討議していきます。そこで挙げられている作品につ
いても考察していきます。独自の観点でいいので、議論・検討に積極的に加
わってください。
従って、自由にまた闊達に討論できるような場を形成したいと思います。
最終的に、全体として比較文学・世界文学の理念や手法を身につけるように
します。
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第1回
イントロダクション
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
内容
比較文学の共通理解を検討する。
授業の進め方等についての説明。
ダムロッシュ『世界文学 「ゲーテ、新語を造る」をめぐる問題
について
とは何か?』
序章について
ダムロッシュ『世界文学 「ギルガメシュの探求」をめぐる問題
について
とは何か?』
第 1 章について
ダムロッシュ『世界文学 「法王の吹き矢」をめぐる問題について
とは何か?』
第 2 章について
ダムロッシュ『世界文学 「旧世界から全世界へ」をめぐる問題
について
とは何か?』
第 3 章について
ダムロッシュ『世界文学 「死者の都で恋して」をめぐる問題に
ついて
とは何か?』
第 4 章について
ダムロッシュ『世界文学 「マクデブルクのメヒティルト、その
死後の生」をめぐる問題について
とは何か?』
第 5 章について
ダムロッシュ『世界文学 「カフカ、故郷へ帰る」をめぐる問題
について
とは何か?』
第 6 章について
ダムロッシュ『世界文学 「世界のなかの英語」をめぐる問題に
とは何か?』
ついて
第 7 章について
ダムロッシュ『世界文学 「活字になったリゴベルタ・メンチュ
ウ」をめぐる問題について
とは何か?』
第 8 章について
ダムロッシュ『世界文学 「毒の書物」をめぐる問題について
とは何か?』
第 9 章について
ダムロッシュ『世界文学 「ありあまるほどの世界と時間」をめ
ぐる問題について
とは何か?』
終章について
アウエルバッハ『ミメー 「ジェルミニィ・ラセルトゥ」をめぐ
シス』
る問題について(19 世紀の社会と文
学描写)
第 19 章について
144
04英文学専攻_本編2017.indd 144
アウエルバッハ『ミメー 「茶色の靴下」をめぐる問題について
(ウルフ・20 世紀文学の描写)
シス』
第 19 章について
まとめと各自の発表
これまでの授業で学んだことを踏まえ
て、受講者がプレゼンテーションをす
る
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
全体を通して基本文献であるダムロッシュ『世界文学とは何か?』およびア
ウエルバッハ、
『ミメーシス』のテキストをきちんと精読をおこなってくるこ
と (予習) が必要です。
また、その都度のテーマについての文献を読んでくることや内容について考
えてくることが授業への関心を高め、また積極的に討議に参加できる環境を
作ります。
授業は全体的な展望をもちつつ、時間を考慮しながら個々の例を取り上げる
ので、自分で気づいたものがあればそれも絶好な題材となるので、各自で授
業内で取り上げることもできます。
さまざま形の文学作品を検討したいと思います。具体的には各回のテーマと
内容と参照してください。
【テキスト(教科書)
】
ダムロッシュ『世界文学とは何か?』、アウエルバッハ、
『ミメーシス』
、
David Damrosch,》What is World Literature《,Princeton University
Press,Princeton and Oxford,2003.
Erich Auerbach,》Mimesis《,A.Francke AG Verlag,Bern,1982(Siebente
Auflage).
—》Mimesis;15th Anniversary Edtion. Introduction by Edward D. Said
《,Princeton University Press,Princeton and Oxford,2003.
が全体を通しての基本文献である。
言及されるその他の文献については、図書館を利用するなどする。
場合によってはコピー資料にて配布する。
【参考書】
上記の各回で取り上げるさまざまな文献が参考書であるが、各回でテーマと
して取り扱うものに関連したものを積極的に読んでおくこと。
【成績評価の方法と基準】
平常点(レジュメ・プレゼンテーション・議論)80 %
最終回での各人のレポート発表 20 %
【学生の意見等からの気づき】
議論の時間を十分に確保し、活発な議論を促す。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>
、比較
ドイツ文学(現代文学:フランツ・カフカ、ボートー・シュトラウス)
文学、比較芸術
<研究テーマ>
①比較文学という手法を通して、現実=社会との関わりを軸に文学の意味や
意義を考える。
②文学以外の諸芸術(オペラ、映画、歌舞伎、絵画、能など)におけるテーマ
の扱われ方。Stoffgeschichte やテーマ批評。③ユートピア論、ファム・ファ
タル論
<主要研究業績>
①『英語文化研究』共著、2013 年、成美堂
②『英米文学の風景』共著、2012 年、文化書房博文社
③「近代精神におけるファム・ファタルの新しい形―ヴェーデキントの『ル
ル』と 19 世紀末―」
『成城大学共通教育論集』第 8 号、2016 年、成城大学共通教育研究センター
④ 翻訳: W. イーザー『虚構と想像力』2007 年、法政大学出版局
— 33 —
17/02/27 10:07
Academic English (Effective Writing) A
Academic English (Effective Writing) B
安部 義治
安部 義治
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
この授業ではパラグラフの書き方や論理展開の仕方、更にはトピックに関連
した文法・語彙・言い回しを学びます。明瞭で客観的、そして論理的な英語の
文章が書けるようになることを目標とします。
【授業の概要と目的(何を学ぶか)
】
この授業ではパラグラフの書き方や論理展開の仕方、更にはトピックに関連
した文法・語彙・言い回しを学びます。明瞭で客観的、そして論理的な英語の
文章が書けるようになることを目標とします。
【到達目標】
英語圏の大学で必要とされるレベルの英語でエッセイや論文が書けるようにな
ることを目標とします。具体的には TOEFLiBT の Writing で 14∼17 点、
IELTS で Band5 程度の英語力を身につけることを目標とします。
【到達目標】
英語圏の大学で必要とされるレベルの英語でエッセイや論文が書けるようにな
ることを目標とします。具体的には TOEFLiBT の Writing で 14∼17 点、
IELTS で Band5 程度の英語力を身につけることを目標とします。
【授業の進め方と方法】
授業の概要
前半の 60 分は指定テキストで演習を行い、後半 30 分は小テスト(指定され
たトピックについての英作文)を行います。
【授業の進め方と方法】
授業の概要
前半の 60 分は指定テキストで演習を行い、後半 30 分は小テスト(指定され
たトピックについての英作文)を行います。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第1回
What Are the CUBING
and POWER Systems?
第2回
What Is Writing?
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第1回
What is a Research
Paper?
第2回
Topics
About the Paragraph
第4回
Descriptive Paragraph
第5回
第6回
Comparison and
Contrast Paragraph
Process Paragraph
第7回
Narrative Paragraph
第8回
Summary Paragraph
第9回
Analysis Paragraph
第 10 回
Cause and Effect
Paragraph
Persuasive Paragraph
第 11 回
第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
Problem-Solution
Paragraph
About the Essay
Changing a Paragraph
into an Essay
Writing an Essay from
the Beginning
Unit1 の演習及び解説、
Unit2 の演習及び解説、
Unit3 の演習及び解説、
第3回
Sources
Unit4 の演習及び解説、
第4回
Taking Notes
Unit5 の演習及び解説、
第5回
Unit6 の演習及び解説、
第6回
The Beginning Thesis
Statement
The Working Outline
Unit7 の演習及び解説、
第7回
Unit8 の演習及び解説、
Unit9 の演習及び解説、
Unit10 の演習及び解
第8回
第9回
第 10 回
Unit11 の演習及び解
第 11 回
Unit12 の演習及び解
第 12 回
Unit13 の演習及び解
第 13 回
Unit14 の演習及び解
第 14 回
Unit15 の演習及び解
第 15 回
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
予習として指定テキストを授業の前に下読みしておいてください。
【テキスト(教科書)】
Basic Steps to Academic Writing Matthew A. Taylor and David E.
Kluge 著、Cengage Learning
【参考書】
特になし
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
Writing the Title
指定テキスト
説、小テスト
Style
指定テキスト
説、小テスト
Writing the
指定テキスト
説、小テスト
Introduction
Support, Accuracy, and 指定テキスト
説、小テスト
Logic
Writing the Body
指定テキスト
説、小テスト
Tense, Transitions, and 指定テキスト
Awkward Sentences
説、小テスト
Unit1 の演習及び解説、
Unit2 の演習及び解説、
Unit3 の演習及び解説、
Unit4 の演習及び解説、
Unit5 の演習及び解説、
Unit6 の演習及び解説、
Unit7 の演習及び解説、
Unit8 の演習及び解説、
Unit9 の演習及び解説、
Unit10 の演習及び解
Unit11 の演習及び解
Unit12 の演習及び解
Unit13 の演習及び解
Unit14 の演習及び解
Unit15 の演習及び解
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)
】
予習として指定テキストを授業の前に下読みしておいてください。
【テキスト(教科書)
】
Basic Steps to Writing Research Papers David Kluge and Matthew
Taylor 著、Cengage Learning
【参考書】
特になし
【成績評価の方法と基準】
毎回の授業で行う演習 (50%) と小テスト (50%) で評価します
【学生の意見等からの気づき】
TOEFL や IELTS の受験に役立つ内容にしてほしいという要望が強いので、
小テストではこれらの試験に準拠した問題を用意します。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>第二言語習得、TESOL
<研究テーマ>第二言語学習者による項構造の習得
<主要研究業績>日本人英語学習者による英語の所格動詞の習得について−
有標性と転移の問題に関する考察−. 2010 年 12 月
Second Language. vol.9, pp.19-48.
【成績評価の方法と基準】
毎回の授業で行う演習 (50%) と小テスト (50%) で評価します
【学生の意見等からの気づき】
TOEFL や IELTS の受験に役立つ内容にしてほしいという要望が強いので、
小テストではこれらの試験に準拠した問題を用意します。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>第二言語習得、TESOL
<研究テーマ>第二言語学習者による項構造の習得
<主要研究業績>日本人英語学習者による英語の所格動詞の習得について−
有標性と転移の問題に関する考察−. 2010 年 12 月
Second Language. vol.9, pp.19-48.
— 34 —
04英文学専攻_本編2017.indd 145
Revising the Thesis
Statement and
Working Outline
Spelling, Typing, and
Word Processing
Writing the First Draft
内容
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
英文学専攻
第3回
内容
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
小テスト
指定テキスト
説、小テスト
指定テキスト
説、小テスト
指定テキスト
説、小テスト
指定テキスト
説、小テスト
指定テキスト
説、小テスト
指定テキスト
説、小テスト
145
17/02/27 10:07
第 15 回 第 11 回∼第 14 回まで プロジェクト 3 についての講評
の授業の総括
Academic English (Oral Presentation) A
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
各回の授業で出される課題(指定テキストの Homework の部分)につ
いては次回の授業までにやっておいてください。
安部 義治
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
受講者が英語で考えをまとめ、それを発表するプレゼンテーション技術
を習得することが目標です。具体的にはプロジェクトを通して提案や説
得ができる、あるいは、効果的に情報伝達ができるような英語力とプレ
ゼンテーションの技術を身につけることを目標とします。
【到達目標】
英語圏の大学で必要とされるレベルの英語でプレゼンテーションができる
ようになることを目標とします。英語運用面における技術だけでなく、プ
レゼンテーション全般にかかわる技術も身に着けることを目標とします。
【授業の進め方と方法】
原則として授業は指定テキストに準拠しながら行います。プロジェクト
の総括として行うプレゼンテーションの準備には PowerPoint を用いた
スライドにキーワードや写真、イラストを入れるなどの作業も必要にな
ります。コンピュータに不慣れな受講者がいた場合はこうしたソフトの
使い方についても説明します。また受講者が英語の原稿を書き終わった
時点で担当教員が添削をします。
【授業計画】
春学期
回
テーマ
第 1 回 オリエンテーション、
英語プレゼンテーショ
ンの基礎
第 2 回 自己紹介で自分をア
ピールする (1) −サン
プルを見る、語彙・表
現を学ぶ、原稿を書く
第 3 回 自己紹介で自分をア
ピールする (2) −原稿
を点検する、スライド
を作成する
第 4 回 自己紹介で自分をア
ピールする (3) −配布
資料を作る、リハーサ
ルを行う
第 5 回 自己紹介で自分をア
ピールする (4) −プレ
ゼンテーション
第 6 回 ニュースを世界に伝え
る (1) −サンプルを見
る、語彙・表現を学ぶ、
原稿を書く
第 7 回 ニュースを世界に伝え
る (2) −原稿を点検す
る、スライドを作成する
第 8 回 ニュースを世界に伝え
る (3) −配布資料を作
る、リハーサルを行う
第 9 回 ニュースを世界に伝え
る (4) −プレゼンテー
ション
第 10 回 第 2 回∼第 9 回までの
授業の総括
第 11 回 長期休暇の過ごし方を
企画する (1) −サンプ
ルを見る、語彙・表現
を学ぶ、原稿を書く
第 12 回 長期休暇の過ごし方を
企画する (2) −原稿を
点検する、スライドを
作成する
第 13 回 長期休暇の過ごし方を
企画する (3) −配布資
料を作る、リハーサル
を行う
第 14 回 長期休暇の過ごし方を
企画する (4) −プレゼ
ンテーション
146
04英文学専攻_本編2017.indd 146
内容
指定テキスト pp.2-16 の解説
【テキスト(教科書)】
Presentations to Go 松岡昇他 Cengage Learning
【参考書】
特になし
【成績評価の方法と基準】
プレゼンテーション (50%) 及び授業への積極的な貢献度 (50%) により
評価します
【学生の意見等からの気づき】
多くの受講者にとって自発的に英語で話すことはかなり難しいことは認
識しています。その反面、殆どの受講者が英語を自由に話せるようにな
りたいと望んでいることも認識しています。この授業では自発的な英語
運用を行うための前段階、つまり事前準備を十分にした上での英語運用
の練習を行うことで、少しでも受講者が希望する英語力に近づけるよう
にしたいと思います。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>第二言語習得、TESOL
<研究テーマ>第二言語学習者による項構造の習得
<主要研究業績>日本人英語学習者による英語の所格動詞の習得につい
て−有標性と転移の問題に関する考察−. 2010 年 12 月
Second Language. vol.9, pp.19-48.
指定テキスト pp.17-25 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.26-32 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.33-35 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.36-38 の解説、及
びプレゼンテーション
指定テキスト pp.40-53 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.54-57 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.58-63 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.64-65 の解説、及
びプレゼンテーション
プロジェクト 1、2 についての講評
指定テキスト pp.68-80 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.81-85 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.86-88 の解説、及
びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.89-90 の解説、及
びプレゼンテーション
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17/02/27 10:07
第 15 回 第 11 回∼第 14 回まで プロジェクト 6 についての講評
の授業の総括
Academic English (Oral Presentation) B
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)】
各回の授業で出される課題(指定テキストの Homework の部分)につ
いては次回の授業までにやっておいてください。
安部 義治
【授業の概要と目的(何を学ぶか)】
受講者が英語で考えをまとめ、それを発表するプレゼンテーション技術
を習得することが目標です。具体的にはプロジェクトを通して提案や説
得ができる、あるいは、効果的に情報伝達ができるような英語力とプレ
ゼンテーションの技術を身につけることを目標とします。
【到達目標】
英語圏の大学で必要とされるレベルの英語でプレゼンテーションができる
ようになることを目標とします。英語運用面における技術だけでなく、プ
レゼンテーション全般にかかわる技術も身に着けることを目標とします。
【授業の進め方と方法】
原則として授業は指定テキストに準拠しながら行います。プロジェクト
の総括として行うプレゼンテーションの準備には PowerPoint を用いた
スライドにキーワードや写真、イラストを入れるなどの作業も必要にな
ります。コンピュータに不慣れな受講者がいた場合はこうしたソフトの
使い方についても説明します。また受講者が英語の原稿を書き終わった
時点で担当教員が添削をします。
内容
指定テキスト pp.2-16 の解説
【参考書】
特になし
【成績評価の方法と基準】
プレゼンテーション (50%) 及び授業への積極的な貢献度 (50%) により
評価します
【学生の意見等からの気づき】
多くの受講者にとって自発的に英語で話すことはかなり難しいことは認
識しています。その反面、殆どの受講者が英語を自由に話せるようにな
りたいと望んでいることも認識しています。この授業では自発的な英語
運用を行うための前段階、つまり事前準備を十分にした上での英語運用
の練習を行うことで、少しでも受講者が希望する英語力に近づけるよう
にしたいと思います。
【担当教員の専門分野等】
<専門領域>第二言語習得、TESOL
<研究テーマ>第二言語学習者による項構造の習得
<主要研究業績>日本人英語学習者による英語の所格動詞の習得につい
て−有標性と転移の問題に関する考察−. 2010 年 12 月
Second Language. vol.9, pp.19-48.
指定テキスト pp.92-101 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.102-105 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.106-109 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.110-111 の解説、
及びプレゼンテーション
指定テキスト pp.114-127 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.128-131 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.132-134 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.135-136 の解説、
及びプレゼンテーション
プロジェクト 4、5 についての講評
指定テキスト pp.138-145 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.146-149 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.150-153 の解説、
及びプレゼンテーションの準備
指定テキスト pp.154-155 の解説、
及びプレゼンテーション
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04英文学専攻_本編2017.indd 147
英文学専攻
【授業計画】
秋学期
回
テーマ
第 1 回 オリエンテーション、
英語プレゼンテーショ
ンの基礎
第 2 回 日本の魅力を世界に紹
介する (1) −サンプル
を見る、語彙・表現を
学ぶ、原稿を書く
第 3 回 日本の魅力を世界に紹
介する (2) −原稿を点
検する、スライドを作
成する
第 4 回 日本の魅力を世界に紹
介する (3) −配布資料
を作る、リハーサルを
行う
第 5 回 日本の魅力を世界に紹
介する (4) −プレゼン
テーション
第 6 回 日本の社会問題を議論
する (1) −サンプルを
見る、語彙・表現を学
ぶ、原稿を書く
第 7 回 日本の社会問題を議論
する (2) −原稿を点検
する、スライドを作成
する
第 8 回 日本の社会問題を議論
する (3) −配布資料を
作る、リハーサルを行う
第 9 回 日本の社会問題を議論
する (4) −プレゼン
テーション
第 10 回 第 2 回∼第 9 回までの
授業の総括
第 11 回 将来の計画について話
す (1) −サンプルを見
る、語彙・表現を学ぶ、
原稿を書く
第 12 回 将来の計画について話
す (2) −原稿を点検す
る、スライドを作成する
第 13 回 将来の計画について話
す (3) −配布資料を作
る、リハーサルを行う
第 14 回 将来の計画について話
す (4) −プレゼンテー
ション
【テキスト(教科書)】
Presentations to Go 松岡昇他 Cengage Learning
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