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事 業 報 告 (案) - 株式会社 NHKビジネスクリエイト

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事 業 報 告 (案) - 株式会社 NHKビジネスクリエイト
第31期
事
業 報
(案)
告
自
平成22年 4月 1日
至
平成23年 3月31日
1
会社の現況に関する事項
(1)
事業の経過および成果
平成 22 年度のわが国の経済状況は、景気は穏やかな回復傾向でしたが、円高、株価の
変動や雇用情勢の悪化等の懸念材料、この度の東日本大震災の影響により楽観できない
状況が続きました。これに加え、NHKの競争契約の推進で厳しい営業環境の中、当社
は、事務支援業務とインフラ支援業務を両輪として、様々な事業活動を展開しました。
この結果、当期の業績につきましては、売上高は 98 億 3 千 6 百万円(前期比 3 千
9 百万円、0.4%の減)となりました。利益につきましては、営業利益は 8 億 6 百万円
(前期比 2 億 1 千 1 百万円、35.5%の増)、経常利益は 8 億 8 百万円(前期比 1 億 5 千
7 百万円、24.1%の増)、当期純利益は 1 億 5 千 6 百万円(前期比 1 億 6 千 8 百万円、
51.9%の減)となりました。
なお、事務支援業務やインフラ支援業務の概況および成果は、以下のとおりです。
【事務支援業務】
印刷業務や人材派遣事業では、積極的な営業活動を推進するとともに、調達・管財業
務等のNHKからの受託業務では、業務を的確かつ効率的に実施し、質の高いサービス
の提供に努めました。
この結果、売上高は 40 億 4 千 1 百万円(前期比 3 千 6 百万円、0.9%の減)となりま
した。
〔印刷業務〕
NHKの一般競争入札の推進等により、NHK業務用名刺等の大口受注ができなかっ
たことや、平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災関連番組のための特別編成によ
り、年度末の繁忙期の受注が大幅に落ち込むなど厳しい状況でした。
このような状況の中、競争により大河ドラマ「龍馬伝」、「江~姫たちの戦国~」や
連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、「てっぱん」等の放送台本のほか、参議院議員通常選
挙ハンドブック、内線電話番号帳、番組広報資料等を受注しました。また、Web系で
は、日本放送協会共済会よりホームページの制作を受注し業務領域を拡大したほか、音
楽事業関係においても、日本オペラ振興会やカワイ出版等からの印刷物を受注し、業績
確保に努めました。
この結果、売上高は 11 億 9 千 8 百万円(前期比 6 千 4 百万円、5.7%の増)となりま
した。
〔人材派遣事業〕
顧客ニーズに合ったスキルの高い人材を確保し、活発な営業活動に努めましたが、
NHKや関連団体が労働者派遣の適正化のため、雇用形態を直接雇用に順次切り替えた
-1-
ことにより、平成 22 年度末の派遣者数は、平成 21 年度末を 99 名下回る 227 名となりま
した。また、平成 22 年 11 月から、新たに有料職業紹介事業を開始し、NHKや関連団
体の雇用形態の変化に合わせ、直接雇用の後任者探しをサポートするなど、派遣先から
の様々なニーズに応えました。このほか、字幕業務等についても、業務の拡充に向け努
力しました。
この結果、売上高は 10 億 5 千 9 百万円(前期比 1 億 4 千 3 百万円、11.9%の減)と
なりました。
〔放送記念品事業〕
放送記念品は、NHKの放送事業への視聴者の理解促進、報道取材や番組制作への
謝礼、各種イベントでの利用等で有効活用できるよう、利用者側のニーズを反映させ、
大河ドラマ「龍馬伝」
、「江~姫たちの戦国~」等の番組タイアップ商品やどーもくん・
ななみちゃんのキャラクター商品等 155 品目を取り揃えました。年間取扱件数は 39 万個
で、前期に比べ 10 万個減少しました。取扱件数の減少事由は、年間を通して利用件数が
低調だったことに加え、東日本大震災の発生により更に減少傾向に拍車がかかったため
です。
この結果、売上高は 2 億 8 千万円(前期比 4 千万円、12.7%の減)となりました。
〔番組編成業務〕
すでにNHKから受託している音声・衛星波、教育テレビのプログラム業務に、総合
テレビを加えて全波完全受託化を平成 23 年度から開始できるよう準備を取り進めまし
た。このほか、基本情報サイトの対象番組を拡大し、今後のWeb系関連業務の拡充に
取り組みました。
特別編成業務では、ワールドカップ・サッカーや参議院議員通常選挙など激動する政
局、東日本大震災の緊急報道等に迅速かつ的確な対応で編成業務を支援し、NHKから
信頼されるパートナーとしての存在感を高めることができました。
この結果、売上高は 4 億 4 千 4 百万円(前期比 3 千万円、7.4%の増)となりました。
〔音楽・図書業務〕
NHKからの受託業務では、年間7千件のCDおよび楽譜データの作成や登録等の
処理をほぼ計画どおり実施しました。また、平成22年7月より業務を全面受託しました
ので、年度当初から、その準備にとりかかるなど、業務のスムーズな移行や定着に努め
ました。
この結果、売上高は 8 千 6 百万円(前期比 1 千 4 百万円、19.7%の増)となりました。
-2-
〔調達・管財業務〕
調達業務は、地上デジタル放送関係設備を中心に、件数で1万4千6百件、金額で
1千5百億円規模の業務を実施しました。業務を実施するにあたり、NHKが経営計画
で約束した競争契約率の向上等の経営目標達成に向け、NHKと連携し積極的に取り組
みました。また、調達業務に関するノウハウの継承・人材育成施策など、丁寧な実務支
援によりNHK職員の業務レベルの向上に貢献しました。
一方、管財業務は、NHKの保有する固定資産の管理・運用や非現用不動産の計画的
売却等を適正に実施し、副次収入の確保に貢献しました。
この結果、売上高は 5 億 2 千 7 百万円(前期比 1 千 8 百万円、3.7%の増)となりま
した。
〔総合事務センター業務〕
人事・総務業務の諸届業務、勤務・給与管理業務、NOC・SMaRT管理業務等で
は、安定したサービスの提供を行うとともに、NHK職員の採用事務業務では、春・秋
採用と年間を通じて、有為な人材の確保に向け、採用に関するイベントの強化を図りま
した。このほか、放送センターのセキュリティゲートの導入に伴い、ADカードの発行・
管理業務や確定拠出年金の導入に伴うデータ管理業務等を新たに受託しました。
この結果、売上高は 4 億 4 千 5 百万円(前期比 1 千 9 百万円、4.5%の増)となりま
した。
【インフラ支援業務】
テナント事業では、関連団体等へのオフィス・スペースの安定的な提供や共同ビルの
環境改善等に努めるとともに、局舎管理事業等のインフラ事業では、NHKの建物や設
備の管理・運営の徹底や放送車両の安全かつ確実な運行等に努めました。
この結果、売上高は 57 億 9 千 4 百万円(前期比 2 百万円、0.1%の減)となりました。
〔テナント事業〕
「テナント満足度の向上」を基本コンセプトとして、安全で便利、清潔なオフィス・
スペースの提供を行うため、共同ビルの給湯室、空調設備、防火設備、建物外装等の改
修工事を実施しました。このほか、平成 22 年3月に取得した第二共同ビルについては、
テナントから要望のあったトイレや非常階段の改修、エントランスホールのリニューア
ルも実施しました。
また、東日本大震災の直後には、共同ビルにおける被害調査を実施し、改修等を必要
とするものについては速やかに対応することで安全確保に努めました。
オフィス・スペースについては、共同ビルに入居していた株式会社大林組等の一般テ
ナントが退去したあとを、株式会社NHKエデュケーショナルや株式会社NHKグロー
バルメディアサービスに提供しました。このほか、平成 23 年度から入居要望のある関連
-3-
団体に対し、必要スペースの提供に向け手続きを行いました。
この結果、売上高は 29 億 8 千 5 百万円(前期比 1 千 8 百万円、0.6%の増)となりま
した。
〔局舎管理事業〕
平成 22 年4月からの放送センターのセキュリティゲートの円滑な導入と導入後の危
機管理の徹底に努めるとともに、受付、警備・防災業務については、親切・丁寧な対応
に努め、特に警備業務については、計画的に各種訓練を行い警備要員の危機意識を高め、
NHKとの連携のもと特別警戒体制をとるなど、不審者の入館防止等のリスク管理を
徹底しました。また、清掃・環境整備事業については、省エネやリサイクルを推進し、
メール業務については郵便物や宅配物のX線透視検査等により安全管理を徹底しました。
このように、放送センターの建物管理については、安全・安心、良好な環境の確保に
努め、総合的なインフラ支援の役割を果たしたほか、管理・実務分離方式が導入されて
いる受付・制作フロア管理業務については、実務会社に対し適切な業務指導等を実施し
ました。
この結果、売上高は 8 億 3 千 2 百万円(前期比 8 百万円、1.0%の減)となりました。
〔技術事業〕
電力・環境業務については、ピーク時の電力調整など電力の安定供給と良好な環境維
持に努めるなど、電気・空調設備の安定運用を着実かつ適切に取り進め、NHKの放送
事業を基盤で支えました。また、NTTドコモやauに引き続き、ソフトバンクから放
送センター内の携帯電話設備工事を受注し、電波環境を改善しました。
小規模共聴・LAN工事では、NHKの人事異動に伴うレイアウト変更、選挙開票速
報、各種イベント関連の工事や東日本大震災関連で急遽依頼のあった工事等を、蓄積し
たノウハウを駆使し的確に実施しました。
この結果、売上高は 8 億 8 千 3 百万円(前期比1千万円、1.2%の増)となりました。
〔放送車両事業〕
車両運行については、参議院議員通常選挙、普天間基地移設問題、温家宝首相来日等
の政治関連、大相撲野球賭博に端を発した八百長問題、長期化が予測される東日本大震
災等の災害報道取材のほか、
「街道てくてく旅」、
「小さな旅」、
「大河ドラマ」の中継やロ
ケなど、多岐にわたり対応しました。
特に、東日本大震災では、緊急性を考慮し、円滑かつ確実・的確な緊急報道への対応
が可能なように要員体制を整備し、震災報道を強力にバックアップすることで、NHK
から大きな信頼を得ることができました。
この結果、売上高は 5 億 7 千 7 百万円(前期比 6 百万円、1.1%の減)となりました。
-4-
〔千代田放送会館など建物管理事業〕
千代田放送会館は、NHKの都心における報道・番組制作拠点であり、NHKや部外
者の利用も多いことから、管理運営にあたっては迅速かつ丁寧な対応を心がけ、警備面
でもセキュリティ強化を図り、NHKおよび関係者の信頼に応えました。
放送技術研究所ビルは、放送技術の研究、NHK職員の研修、放送に直結したシステ
ムや営業関連の情報処理の諸機能を持っており、施設管理にあたっては、設備の安定運
用とリスク管理を徹底し、快適・安全な環境を維持しました。
福岡放送会館は、管理・実務分離方式が導入されているため実務実施業者との連携を
密にし、指導等を的確に行うとともに、会館施設の貸出し業務や駐車場の管理業務を円
滑に遂行し、良好な職場環境の維持に努めました。
この結果、売上高は 5 億 1 千 6 百万円(前期比 1 千 6 百万円、3.0%の減)となりま
した。
各部門の売上高は、以下のとおりです。
事
印
人
放
番
門
売上高
合
計
9,836 百万円
100.0%
△0.4%
務
4,041 百万円
41.1%
△0.9%
務
1,198 百万円
12.2%
5.7%
業
1,059 百万円
10.8%
△11.9%
業
280 百万円
2.8%
△12.7%
務
444 百万円
4.5%
7.4%
務
支
援
刷
材
送
業
派
記
組
業
遣
念
編
事
品
成
事
業
構成比
対前年
増減率
部
音
楽
・
図
書
業
務
86 百万円
0.9%
19.7%
調
達
・
管
財
業
務
527 百万円
5.4%
3.7%
総 合 事 務 セ ン タ ー 業 務
445 百万円
4.5%
4.5%
務
5,794 百万円
58.9%
△0.1%
イ
ン
フ
ラ
支
援
業
テ
ナ
ン
ト
事
業
2,985 百万円
30.3%
0.6%
局
舎
管
理
事
業
832 百万円
8.5%
△1.0%
業
883 百万円
9.0%
1.2%
業
577 百万円
5.9%
△1.1%
千代田放送会館など建物管理事業
516 百万円
5.2%
△3.0%
技
放
術
送
事
車
両
事
(注)金額は、表示単位未満の端数を切り捨て、%は、四捨五入により表示しています。
-5-
(2)
対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、NHKの競争契約の推進や労働者派遣の適正化による影
響への対応、業務の適正化の推進、NHK次期経営計画を見据えた新たな事業展開に備え、
業務実施体制の再構築など、以下のような取り組みが必要と考えています。
〔競争契約の推進への対応〕
NHKの競争契約の推進に対応するため、提案型営業を徹底するなど受注増を目指しま
すが、競争の激化で収益率の低減という新たな課題が出てきており、これについては、利
益確保のためにも徹底したコスト管理等で対応していきます。
〔労働者派遣の適正化への対応〕
NHKや関連団体が、雇用形態を人材派遣から直接雇用に変更したため、派遣者数の大
幅な減少となりました。今後の事業展開については、適正な事業規模とし、業務実施体制
の再構築を行うとともに、新たに開始した有料職業紹介事業により、NHKや関連団体の
直接雇用の後任者探しをサポートするなど、派遣先からの様々なニーズに応えていきます。
〔業務の適正化への対応〕
業務の適正化により、印刷関連で大幅な減収が見込まれることから、トップセールスな
ど効果的な手法を交え、全社一体となった強力な営業活動に取り組み、売上高の回復を図
ります。
〔NHKの次期経営計画への準備等〕
NHKが、平成 24 年度を初年度とする次期経営計画を策定するに際し、NHKのグルー
プ経営の推進、協業の拡充など業務支援の拡充に向けた準備に取り掛かり、業務支援会社
としての役割を果たしていきます。
また、NHKは、新放送センターの建設に向けた検討を本格化します。そのために必要
な関連団体のオフィス・スペース等の情報提供を積極的に行い、新放送センターの機能の
高度化ができるよう協力いたします。
(3)
設備投資等の状況
当期におきましては、老朽化したカラー印刷機を更新するため 39 百万円を投資いたし
ました。このことにより、故障時の部品供給の不安を解消でき運用上のリスク回避を図り、
また、新たな機種が稼動することで印刷効率や機能の向上等により業務の拡充を目指して
いきます。
(4)
資金調達の状況
当該事項はございません。
-6-
(5)
事業譲渡・吸収分割又は新株予約権等の取得の状況
当該事項はございません。
(6)
事業譲受の状況
当該事項はございません。
(7)
他の会社の株式その他の持分又は新株予約権などの取得の状況
当該事項はございません。
(8) 吸収合併又は吸収分割による他の会社の事業に関する権利義務の承継の状況
当該事項はございません。
(9)
財産及び損益の状況の推移
区
分
29 期
(21 年 3 月期)
30 期
(22 年 3 月期)
31 期
(23 年 3 月期)
高
5,939 百万円
6,192 百万円
9,875 百万円
9,836 百万円
営 業 利 益
676 百万円
712 百万円
595 百万円
806 百万円
経 常 利 益
728 百万円
732 百万円
651 百万円
808 百万円
当 期 純 利 益
431 百万円
419 百万円
324 百万円
156 百万円
692 円 18 銭
673 円 13 銭
461 円 53 銭
221 円 96 銭
売
上
1株当たり当期純利益
(注)
28 期
(20 年 3 月期)
総
資
産
10,317 百万円
10,560 百万円
14,289 百万円
14,133 百万円
純
資
産
5,642 百万円
5,910 百万円
7,761 百万円
7,794 百万円
当社は、平成 21 年4月1日に株式会社NHKオフィス企画と合併し、商号を株式会社
NHKビジネスクリエイトに変更しました。このため、第 29 期以前は旧株式会社NHK共同
ビジネスでの金額を記載しており、第 30 期から株式会社NHKビジネスクリエイトでの金額
を記載しています。
-7-
(10)
主要な事業内容
事業名
主な業務内容
各種印刷物の制作業務
台本、番組広報資料、各種マニュアル等の編集・制作、
ホームページや電子文書の制作、コンピュータ浄書等の楽譜制作など
労 働 者 派 遣 事 業
NHKおよび関連団体等への人材派遣など
NHKへの事務支援業務
放送番組の編成に関する各種情報・データ作成、
番組出演・取材協力謝礼等に使用する放送記念品の調達・管理、
音楽・図書資料の管理やデータ作成、
番組制作や取材等に必要な設備・資材の調達、
NHKが保有する固定資産の管理・運用、
給与計算や人事データベースの管理等総合事務センター業務、
採用事務関係業務など
テ
ナ
ン
ト
事
業
関連団体等入居ビルの管理・運営、建物工事の監理・施工など
局
舎
管
理
事
業
放送センター警備、受付、制作フロアの管理など
業
放送センター電気・空調設備の運用・保守・管理など
業
NHKからの受託車両および自社車両等の運行・管理
技
放
術
送
車
事
両
事
千代田放送会館など
建 物 管 理 事 業
(11)
主要な事業所等
事業所名
本
千代田放送会館、放送技術研究所ビル、福岡放送会館の総合管理・運用
所
社
在
地
東京都渋谷区神南1-13-8
放送センター事業所
東京都渋谷区神南2-2-1
NHK放送センター内
営 業 拠 点 事 業 所
東京都渋谷区神山町7-10
COI渋谷神山町ビル内
千 代 田 放 送 会 館
事
業
所
東京都千代田区紀尾井町1-1
千代田放送会館内
-8-
部
署
名
経営企画室、
人材派遣事業部
制作センターの一部、
記念品事業部、
編成業務部、
音楽・図書業務部、
調達・管財業務部、
総合事務センター、
局舎管理事業部、
技術事業部、
放送車両事業部
印刷・音楽営業部、
制作センターの一部、
テナント事業部
千代田支社
事業所名
所
在
地
部
放送技術研究所ビル
事
業
所
東京都世田谷区砧1-10-11
NHK放送技術研究所内
技研支社
福 岡 放 送 会 館
事
業
所
福岡県福岡市中央区六本松1-1-10
NHK福岡放送会館内
福岡支所
(12)
名
従業員の状況
(注)
(13)
署
従業員数
前期末比増減数
430 名
1 名増
従業員数は、就業人員であり臨時従業員数は含まれておりません。
重要な親会社の状況
当社の親会社はNHKであり、当社の株式総数の 14.2%を保有しています。当社は、
NHKの以下の業務を受託、受注しました。
(14)
○
警備・ビルメンテナンスなど建物及び付帯設備の運用管理、環境維持
○
建物及び付帯設備に関する工事の設計、監理、施工及びその営繕、保守
○
放送車両の運行管理等に関する業務
○
放送に関する情報処理
○
経理、人事・給与・福利厚生に関する事務
○
印刷物の制作、管理
○
出演、見学等にちなんだ放送記念品の調達、管理
○
音楽関連資料の制作、調達、管理
○
労働者派遣事業
など
主要な借入先
借入先
借入額
みずほコーポレート銀行
1,000 百万円
-9-
2
会社の株式に関する事項
(1)
発行可能株式総数
100 万株
(2)
発行済み株式総数
70 万 3 千株
(3)
株主数
(4)
株主の状況
株
式
15 名
会
日
株
主
名
社
N
H
本
放
持株数
K
送
出
協
持株比率
版
227,200 株
32.3%
会
100,000 株
14.2%
清
和
綜
合
建
物
株
式
会
社
68,500 株
9.7%
日
本
土
地
建
物
株
式
会
社
68,500 株
9.7%
H
K
ク
59,600 株
8.5%
株 式 会 社 N H K エ ン タ ー プ ラ イ ズ
45,652 株
6.5%
株
ト
32,200 株
4.6%
株 式 会 社 み ず ほ コ ー ポ レ ー ト 銀 行
30,400 株
4.3%
株式会社NHKグローバルメディアサービス
25,938 株
3.7%
株式会社NHKメディアテクノロジー
19,230 株
2.8%
株 式 会 社 N H K エ デ ュ ケ ー シ ョ ナ ル
10,430 株
1.5%
N H K 営 業 サ ー ビ ス 株 式 会 社
4,950 株
0.7%
株 式 会 社 N H K プ ロ モ ー シ ョ ン
4,800 株
0.7%
株 式 会 社 N H K 文 化 セ ン タ ー
4,800 株
0.7%
800 株
0.1%
株
東
式
会
式
新
社
会
N
社
紙
N
業
H
株
ア
イ
K
テ
ア
式
ッ
ー
会
社
- 10 -
3
会社の役員に関する事項
(1)
取締役及び監査役の氏名等
地
位
氏
代表取締役
社
長
古
閑
名
伸
担
当
重要な兼職の状況
株式会社日本プレスセンター
取締役(非常勤)
医療法人財団放友クリニック 評議員
高
技術事業部、
技研支社、
経営企画室担当、
建設業経営業務管理
責任者
記念品事業部、
音楽・図書業務部、
調達・管財業務部、
総合事務センター、
福岡支所、財務担当
常務取締役
堀
江
堅一郎
常務取締役
渡
邉
均
取
締
役
澤
辺
寛
放送車両事業部担当
取
締
役
宮
﨑
則
行
テナント事業部担当
遠
藤
絢
一
株式会社NHK出版
川
合
滋
株式会社NHKエンタープライズ
専務取締役
中
田
裕
之
日本放送協会
編成局 編成主幹
臼
井
健
一
日本放送協会
総務局 専任局長
眞
木
貴
司
株式会社みずほコーポレート銀行
営業第十八部 次長
西
川
雅
明
日本放送協会
取 締 役
(非常勤)
取 締 役
(非常勤)
取 締 役
(非常勤)
取 締 役
(非常勤)
監 査 役
(非常勤)
監 査 役
(非常勤)
(注)
株式会社サンセイ
取締役(非常勤)
代表取締役社長
関連事業局 担当部長
当期における取締役等の地位・担当の変更は、以下のとおりです。
変更期日
氏
名
変更前
変更後
平成 22 年 6 月 22 日
宮
﨑
則
行
新
任
取締役
〃
臼
井
健
一
新
任
取締役(非常勤)
〃
西
川
雅
明
新
任
監査役(非常勤)
〃
原
田
共
之
常務取締役
退
任
〃
瀬
尾
光
男
取締役(非常勤)
退
任
〃
村
上
慎
一
監査役(非常勤)
退
任
- 11 -
(2)
当該事業年度に係る取締役及び監査役の報酬等の額
区
分
支給対象者
報酬等の額
取
締
役
5名
48 百万円
監
査
役
0名
0 百万円
5名
48 百万円
合
(注 1)
計
当事業年度末の人員数は、取締役9名、監査役2名ですが、うち取締役4名、監査役
2名は無報酬であり、上記人員には含まれておりません。
(注 2)
4
報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。
業務の適正を確保するための体制
当社が、業務の適正を確保するための体制として取締役会(平成 22 年 7 月 29 日開催)
において決議した事項は、次のとおりです。
(1)
取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するため
の体制
①
当社は、取締役、使用人を含めた行動規範として、
「NHKビジネスクリエイト倫理・
行動指針」を定め、その遵守を図る。
また、コンプライアンスを確保するために、経営企画室長を委員長とする「コンプ
ライアンス推進委員会」を設置し、全社的に法令遵守が確保される体制をとる。
役職員のコンプライアンスの徹底を図るため、
「コンプライアンス通報規程」、
「通報
窓口」などを社内に効果的に周知し、適宜、法令等の遵守状況をモニタリングする。
②
取締役会については、
「取締役会規則」が定められ、その適切な運営を確保し、定例
で開催するほか、必要に応じて随時開催し、取締役間の意思疎通を図るとともに相互
に業務執行を監督し、法令・定款違反行為を未然に防止する。
万一、取締役が他の取締役の法令・定款違反行為を発見した場合は、直ちに監査役
および取締役会に報告するなどして、その徹底を図る。
③
同様に、社長、常勤役員ほかで構成する役員会については、
「取締役会規則」等、執
行役員については「執行役員制度規程」を遵守し、職務執行の法令・定款への適合を
確保する。
また、監査役は、取締役の職務執行、経営機能に対する監督強化を図る。
④
コンプライアンス関連の研修、社内報等による啓発、個人面談などの機会を捉えて
の指導・助言などによる意識向上に努め、全社的な法令遵守の一層の推進を図る。
(2)
①
取締役の職務執行に係る情報の保存および管理に関する体制
「文書管理規程」の整備によって、資料の扱いを明文化し、取締役の職務の執行に
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係る情報の保存および管理に適正を期す。
②
「株主総会議事録」
、「取締役会議事録」、「役員会議事録」については、関連資料と
ともに、
「文書管理規程」に基づいて適切かつ確実に経営企画室に保存・保管する。
(3)
①
損失の危機の管理に関する規程その他の体制
当社は、当社の業務に係るリスクとして、投資的リスク、下請法等法令違反につな
がるリスク、企業機密・個人情報への不正アクセス・漏洩等情報セキュリティ的リス
ク、事故・災害リスクなどを認識し、
「個人情報保護規程」、
「情報セキュリティ規程」、
「危機管理規程」を定めて、社内周知を図る。また、公共放送グループの一員として
の自覚を持ち、常に企業運営の面で社会的な指弾を受けることのないよう十分注意を
払う。
②
新たなリスクが発生した場合ならびに危機管理の対応については、「危機管理規程」
に基づき「危機対策本部」ないしは「リスクマネジメント委員会」を設置して、速や
かに対応責任者となる取締役を定める。
③
(4)
①
リスク管理の徹底を図るために、社内研修等により全社的な認識の向上を図る。
取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
職務分掌に関する諸規定を定め、取締役および各部門の所管と権限を明確にし、経
営に関する意思決定および職務執行を効率的かつ適正に行う。
②
重要な意思決定については、常勤取締役等による役員会などにより多面的に検討し、
慎重に決定する仕組みを設ける。
③
年度事業計画を策定し、事業ごとの目標値を設定し、業績を把握し、適宜見直しを
行う。
(5)
会社並びにその親会社および子会社から成る企業集団における業績の適正を確保す
るための体制
①
当社の親会社にあたるNHKの子会社等の事業が適切に行われることを目的として、
「関連団体運営基準」により、事業運営およびこれに対するNHKの指導・監督等に
関する基本的事項が定められており、当社も該当している。
②
NHKは、
「関連団体運営基準」に関する事項およびNHKが指定する事項について、
監査法人等に委嘱して関連団体の業務監査を実施し、監査法人等の報告に基づき、関
連団体に対し必要な指導・監督を行っており、当社も該当している。
③
NHKの監査委員会が当社に対し事業の報告を求め、または業務および財産の状況
を調査する場合には、当社は、適切な対応を行う。
④
NHKは、全国民の基盤に立つ公共放送の機関として、不偏不党の立場を守って、
放送による言論と表現の自由を確保し、豊かで、良い放送を行うことを目的とした法
人である。
また、放送法により、NHKに対する公共的規制は、国民の代表である国会を中心
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として行われ、毎年度の予算・事業計画は国会での承認を要している。
NHKには、経営方針その他その業務の運営に関する重要事項を決定する権限と責
任を有する経営委員会が設置され、会長等による業務の執行と監督の機能とが明確に
分離され、適正なガバナンスが確保されており、業務の実施にあたっては、「NHK
倫理・行動憲章」の策定、「視聴者視点によるNHK評価委員会」の設置、「通報・
相談窓口」の整備などにより、適正が確保されていると理解している。
(6)
監査役がその補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関す
る体制と当該使用人の取締役からの独立性に関する事項
①
監査役の職務を補助する部を経営企画室とする。
②
監査役より監査業務に必要な命令を受けた経営企画室員は、その命令に関して、取
締役、経営企画室長の指揮命令を受けない。
(7)
取締役および使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関
する体制および監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
①
取締役または使用人は、法定の事項に加え、当社に重大な影響を及ぼす事項の内容
を、監査役にそのつど報告するものとする。
②
監査役は、いつでも必要に応じて、取締役および使用人に対して報告を求めること
ができる。
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