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ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱

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ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱
EMC® VNXe2 シリーズ
VNXe3200 設置ガイド
P/N 300-015-331
REV 03
Copyright © 2014-2015 EMC Corporation. All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)
2015 年 11 月発行
EMC Corporation は、この資料に記載される情報が、発行日時点で正確であるとみなしています。この情報は予告なく変更される
ことがあります。
この資料に記載される情報は、「現状有姿」の条件で提供されています。EMC Corporation は、この資料に記載される情報に関す
る、どのような内容についても表明保証条項を設けず、特に、商品性や特定の目的に対する適応性に対する黙示の保証はいたし
ません。
EMC²、EMC、および EMC ロゴは、米国およびその他の国における EMC Corporation の登録商標または商標です。他のすべての
名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
ご使用の製品に関する規制等についての最新情報は、EMC オンライン サポート(https://support.emc.com)を参照してください。
EMC ジャパン株式会社
〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1新宿マインズタワー
http://japan.emc.com
お問い合わせは
http://japan.emc.com/contact
2
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
目次
第1章
5
システムの開梱
ディスク プロセッサ エンクロージャの開梱........................................................ 6
ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱............................................7
第2章
11
システムの準備
はじめに........................................................................................................12
インストール要件........................................................................................... 12
第3章
ラックへの取り付けおよび設置
15
DPE レールの取り付け...................................................................................16
DPE 調整可能レールの取り付け....................................................... 16
スナップイン レールの取り付け......................................................... 17
ディスク プロセッサ エンクロージャの設置...................................................... 20
ディスク プロセッサ エンクロージャの取り付け................................................ 21
DAE レールの取り付け...................................................................................22
2U DAE レールの取り付け................................................................ 22
スナップイン レールの取り付け......................................................... 23
ディスク アレイ エンクロージャの設置.............................................................26
2U DAE の取り付け...........................................................................26
DPE と DAE のケーブル接続...........................................................................27
DPE から DAE へのケーブル接続................................................................... 28
ストレージ プロセッサのネットワークへの接続................................................ 31
電源オン....................................................................................................... 32
ステータス LED の確認.................................................................................. 35
ベゼルの取り付け......................................................................................... 37
第4章
41
接続
管理ステーションの接続................................................................................ 42
VNXe 管理ポートの動的 IP アドレスの自動割り当て....................................... 42
VNXe 管理ポートの固定 IP アドレスの手動割り当て....................................... 43
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
3
目次
4
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
第1章
システムの開梱
システム コンポーネントを開梱して取り付けます。 システムの組み立てとケーブル接続に必
要なものがすべて揃っていることを確認します。
l
l
ディスク プロセッサ エンクロージャの開梱................................................................ 6
ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱....................................................7
システムの開梱
5
システムの開梱
ディスク プロセッサ エンクロージャの開梱
DPE(ディスク プロセッサ エンクロージャ)は 2U コンポーネントで、12×3.5 インチ ドライブ ス
ロット、または 25×2.5 インチ ドライブ スロットを装着できます。 ケーブル、ベゼル、レール
キット、取り付け用ネジを含むすべての DPE コンポーネントが揃っていることを確認します。
表 1 DPE コンテナの内容
項目
DPE(ディスク プロセッサ エン
クロージャ)- 次のいずれかを
装着した 2U コンポーネント
3.5 ドライブ スロット×12
Removing these drives will
make the array unusable
Removing these drives will
make the array unusable
1
SPD
3.5 インチ ドライブ スロッ
ト×12
または
2.5 インチ ドライブ スロッ
ト×25
Removing these drives will
make the array unusable
Removing these drives will
make the array unusable
SPD
SPD
SPD
Installation
2.5 インチ ドライブ スロット×25
Caution: Array Software on drives 0-3. Removing or relocating them
Will Make the Array Unusable
DC
DC
AC
e0
AC
2/4Gb
6Gb SAS
2/4Gb
8Gb
e1
e2
3
4
5
1
0
X4
調整可能レール(2)
調整可能レールと DPE 取
り付け用ネジ(10)
または
スナップイン レール(2)
スナップイン レールと DPE
取り付け用ネジ(6)
6
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
e0
8Gb
e1
e2
1GbE
e3
10GbE
10GbE
2
以下の内容のレール キット
6Gb SAS
1GbE
e3
調整可能レール
2
HDMI
3
4
5
1
0
X4
HDMI
システムの開梱
表 1 DPE コンテナの内容 (続き)
項目
スナップイン レール
CL5583
電源ケーブル(2)
鍵付きベゼル(1)
Mini-USB アダプター(1)
ドキュメント キット
クイック スタート ドキュメント
構成ワークシート
環境情報
ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱
ディスク アレイ エンクロージャ(DAE)でストレージ容量を追加できます。 VNXe3200 では、2
台の DAE のいずれかを活用できます。 1 つは、2U 12 ディスク 3.5 インチ ドライブ DAE で
す。 もう 1 つは、2U 25 ディスク 2.5 インチ ドライブ DAE です。 DAE はオプションです。 シス
テムに DAE が 1 台以上ある場合は、ケーブル、ベゼル、レール キット、取り付け用ネジを
含むすべての DAE コンポーネントが揃っていることを確認します。
ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱
7
システムの開梱
表 2 DAE コンテナーの内容
項目
DAE(ディスク アレイ エンクロー DAE と 12×3.5 インチ ディスク
ジャ)- 次のいずれかを装着し
た 2U コンポーネント
3.5 インチ ディスク×12
Installation
または
2.5 インチ ディスク×25
1
6Gb SAS
1
6Gb SAS
X4
6Gb SAS
X4
#
6Gb SAS
X4
X4
DAE と 25×2.5 インチ ディスク
#
X4
X4
6 Gb
SAS
6 Gb
SAS
#
取り付け用ネジ(4)
以下の内容のレール キット
調整可能レール(2)
ネジ(レールごとに 3)
または
スナップイン レール(2)
ネジ(レールごとに 3)
8
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
調整可能レール
#
システムの開梱
表 2 DAE コンテナーの内容 (続き)
項目
スナップイン レール
CL5583
電源ケーブル(2)
SAS ケーブル(2)
mini-SAS-mini-SAS コネクタ
DAE および DAE の接続
ケーブル ラベル シート
SAS ケーブル(2)
mini-SAS HD - mini-SAS コ
ネクタ
DPE-DAE 間接続
ケーブル ラベル シート
鍵付きベゼル(1)
ディスク アレイ エンクロージャ(オプション)の開梱
9
システムの開梱
10
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
第2章
システムの準備
このセクションを使用して、設置を開始する前の必要事項とシステムに関する設置場所の
要件を理解してください。
l
l
はじめに................................................................................................................12
インストール要件................................................................................................... 12
システムの準備
11
システムの準備
はじめに
手順
1. 製品サポートのアカウントを設定する。
製品サポートのアカウントをお持ちでない場合は、https://support.emc.com/products/
30951 にアクセスしてアカウントを設定してください。 最新のドキュメントやトラブルシュ
ーティング情報、オンライン チャット、インストールおよび保守ビデオ、ユーティリティやウ
ィザードにアクセスするには、サポート アカウントが必要です。
2. 「VNXe シリーズの構成ワークシート」に記入します。
「VNXe シリーズの構成ワークシート」は、https://support.emc.com/products/30951 から
ダウンロードして入手できます。
インストール要件
表 3 設置場所の条件
要件
説明
電源
高可用性を確保するには、次の手順に従います。 少なくとも 2 つの 110 または
240 V の AC 回路が必要です。 プラグのタイプ: C13 と C14。
ネットワーク
l
2 つの 1 ギガビット Ethernet 管理接続
l
CIFS、NFS、iSCSI 接続用として、1 または 10 ギガビット Ethernet データ接続
2~8 つ
l
各ネットワーク接続用に CAT5e 以上のケーブル
l
VNXe システムからアクセスできる DNS および NTP サーバ(推奨)
l
Windows ドメイン コントローラ(推奨)
l
VNXe3200 および管理ホストに対する SMTP サーバー ネットワーク接続(オ
プション)
ネットワーク情報 VNXe Connection Utility を使用している場合は、管理ポートと、以下に示すログ
イン情報が必要です。
l
システムの固定 IP アドレス
l
システムを接続する LAN のサブネット マスク
l
システムを接続する LAN のデフォルト ゲートウェイ アドレス
l
システム ユーザー admin アカウントとサービス アカウントのパスワード
DHCP サーバ、DNS サーバ、ダイナミック DNS サービスが組み込まれたネットワ
ーク上のシステムをセットアップする場合、以下のものが必要です。
スペース
12
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
l
システムのシリアル番号
l
ドメイン情報
l
DPE(ディスク プロセッサ エンクロージャ)用として、キャビネットに 2U(3.5 イ
ンチ、8.9 cm)の垂直方向スペース
l
各オプションの DAE 用として、キャビネットに 2U の垂直方向スペース
システムの準備
表 3 設置場所の条件 (続き)
要件
説明
ツール
マイナス ドライバまたはプラス ドライバ
Management
Console
Windows ベースのコンピュータで初期化、メンテナンス、管理ツールを実行する
場合の要件
l
100 MB 以上の空き領域
l
VNXe システムと同じ LAN サブネットでの接続(推奨)
l
Web ブラウザー(Internet Explorer、Mozilla Firefox、Google Chrome)*
l
Adobe Flash Player*
*サポートされるバージョンは EMC VNXe Simple Support Matrix に記載されてい
ます。
インストール要件
13
システムの準備
14
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
第3章
ラックへの取り付けおよび設置
ディスク プロセッサ エンクロージャ(DPE)をキャビネットのなるべく下の位置に取り付け、オ
プションのディスク アレイ エンクロージャ(DAE)を DPE の上部に取り付けることを推奨しま
す。
㽷㎞
エンクロージャは重いため、ラックでの取り付けおよび取り外し作業は 2 人で行う必要があ
ります。 けがや装置の損傷を避けるため、自動リフトを使用するか、複数の作業者(または
その両方)で作業を行ってください。1 人でエンクロージャを持ち上げたり、ラックに取り付け
たりしないでください。
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
DPE レールの取り付け...........................................................................................16
ディスク プロセッサ エンクロージャの設置.............................................................. 20
ディスク プロセッサ エンクロージャの取り付け........................................................ 21
DAE レールの取り付け...........................................................................................22
ディスク アレイ エンクロージャの設置.....................................................................26
DPE と DAE のケーブル接続...................................................................................27
DPE から DAE へのケーブル接続........................................................................... 28
ストレージ プロセッサのネットワークへの接続........................................................ 31
電源オン............................................................................................................... 32
ステータス LED の確認.......................................................................................... 35
ベゼルの取り付け................................................................................................. 37
ラックへの取り付けおよび設置
15
ラックへの取り付けおよび設置
DPE レールの取り付け
DPE コンポーネントの中にレール キットがあります。 レール キットには、スナップイン レール
または調整可能レールのセットが含まれています。 どちらのセットでも使用することができ
ます。 レールを取り付けるには、キットに含まれているレールの種類に応じた手順に従って
ください。
DPE 調整可能レールの取り付け
はじめに
まず、DPE レールを、キャビネット内のシステム用に確保されたスペースの底部に取り付け
ます。 DPE ボックスには調整可能レール一式と設置用ネジ 1 袋が入っています。 ネジは、
レールを設置するときと、エンクロージャをキャビネットに設置するときに使用します。 「図 1
(17 ページ)」を参照してください。
㽷
各レールの前面の端には、キャビネットの前面に向かって左側と右側を示す L または R の
文字が印字されています。
手順
1. DPE 用の 2U 調整可能レール キットを探し、レールを確認します。
DPE の左側レールには前面から突き出たベゼルの電気コネクタがあります。
2. キャビネットの前面から、調節ピンをキャビネット後方の溝に挿入し、ピンの位置を DPE
の 2U スペースの一番下にある U マークの上の適切な穴に合わせます。
l
左側レール: 調節ピンを一番下の U マークから 3 つめの穴に合わせます。
l
右側レール: 調節ピンを一番下の U マークから 4 つめの穴に合わせます。
3. 調整可能レールをキャビネット前面の溝に届くまで伸ばし、電気コネクタがキャビネット
の溝の穴に位置合わせされ、この穴を通っていることを確認します。 レールの位置を調
べて、レールの前面と背面が水平になっていることを確認します。 レールの位置が正し
いことを確認したら、キャビネット前面からレールのネジ穴にネジを 1 本挿入します 。
4. 同様の方法で右側のレールを設置し、伸ばして、取り付けます。 1 本のネジで前面の溝
に固定します。
5. 2 本のネジで、レール(両側)を後方の溝に固定します。レールに DPE を設置する際に
調整できるように、ネジを十分緩めておきます。
16
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 1 DPE レールの取り付け
スナップイン レールの取り付け
この手順では、スナップイン レールの取り付け方法について説明します。
はじめに
スナップイン レールにはキー タブがあります。 キー タブの位置はレールの背面です。 キー
タブを使用することで、レールを適切な 2U スペース内に取り付けられます。
左右のレールは決まっており、交換できません。 構成によっては、左側のレールにフィール
ド ベゼル コード カバーが収納されていることがあります。 カバーがあるレールの場合も同
じ方法で取り付けます。
手順
1. 2U キー タブと、背面ラックの溝にある U スペースの穴の位置を合わせます。
スナップイン レールの取り付け
17
ラックへの取り付けおよび設置
図 2 キー タブの位置合わせ
CL5578
2. レールを伸ばしたままで、バネ クリップが背面ラックの溝の外側にカチっとはまるまで、
キー タブとアダプターを背面の取り付け用穴に押し込みます。
図 3 背面アダプターの位置合わせ
CL5579
3. レールを前に引き、アダプターとラック前面の溝にある取り付け用穴の位置を合わせま
す。 レールが水平であることを確認します。
18
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 4 前面アダプターの位置合わせ
CL5581
4. レールを前に引きながらバネ クリップを押しこみます。 バネ クリップが前面ラックの溝の
前にあり、アダプターが取り付け用穴に入ったら、バネ クリップをリリースしてレールが
所定位置に収まるようにします。
㽷㎞
バネ クリップがチャネルにしっかり取り付けられていることを確認します。 カチッと音がし
てはまるまで、クリップを押し込んでください。
図 5 バネ クリップの固定
CL5582
5. ラックの背面から、M5 ネジ 1 個を使用してレールを固定します。
スナップイン レールの取り付け
19
ラックへの取り付けおよび設置
図 6 M5 ネジの取り付け
CL5580
6. もう一方のレールにも同じ手順を繰り返します。
ディスク プロセッサ エンクロージャの設置
DPE には 2 つのタイプがあります。 いずれも 2U です。 一方では 3.5 インチ ディスクを、もう
一方では 2.5 インチ ディスクを使用します。 システムでどちらの DPE を使用する場合でも、
設置手順は同じです。 各 DPE には、デュアル ストレージ プロセッサが含まれています。
図 7 DPE の正面図
Removing these drives will
make the array unusable
SPD
Removing these drives will
make the array unusable
1
SPD
Removing these drives will
make the array unusable
Removing these drives will
make the array unusable
2
SPD
3
SPD
Installation
Caution: Array Software on drives 0-3. Removing or relocating them
Will Make the Array Unusable
DPE のシャーシ背面に PSNT(製品シリアル番号タグ)が記載されています。 シャーシを設置
する前に、この PSNT タグの情報を VNXe シリーズ構成ワークシートに記録します。 図 8
(21 ページ)を参照してください。
20
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 8 DPE シャーシの背面にある PSNT タグ
ディスク プロセッサ エンクロージャの取り付け
㽷㎞
エンクロージャは重いため、ラックでの取り付けおよび取り外し作業は 2 人で行う必要があ
ります。 けがや装置の損傷を避けるため、自動リフトを使用するか、複数の作業者(または
その両方)で作業を行ってください。1 人でエンクロージャを持ち上げたり、ラックに取り付け
たりしないでください。
手順
1. 交換用エンクロージャを持ち上げ、キャビネット前面から DPE を 2U DPE レールにスライ
ドさせます。
エンクロージャがキャビネットの後方に入ると、各レールの背面タブがエンクロージャ側
の背面に引っかかります。 これらのタブによってエンクロージャの背面が固定され、支え
られます。 図 9(21 ページ)を参照してください。
図 9 固定タブの場所
CL5328
エンクロージャがキャビネットの奥まで行かない場合は、レールの奥を固定しているネジ
を緩めてレールを調整し、タブがエンクロージャ側にかみ合うようにします。
2. 4 本のネジ(左側と右側に 2 本ずつ)を DPE ブラケットのネジ穴とキャビネットに挿入し
て、エンクロージャの前面をキャビネットの前面にある垂直方向の溝に固定します(図
ディスク プロセッサ エンクロージャの取り付け
21
ラックへの取り付けおよび設置
10(22 ページ)を参照)。ネジの取り付けは、左下と右上、右下と左上のように対角線
のパターンで行うと簡単です。
図 10 キャビネット前面へのエンクロージャの固定
3. DPE が所定の位置まで移動したら、すべてのネジを締めます。
DAE レールの取り付け
DAE コンポーネントの中にレール キットがあります。 レール キットには、スナップイン レール
または調整可能レールのセットが含まれています。 どちらのセットでも使用することができ
ます。 レールを取り付けるには、キットに含まれているレールの種類に応じた手順に従って
ください。
2U DAE レールの取り付け
次の手順では、2U DAE レールを取り付ける方法について説明します。
手順
1. 2U DAE レールをキャビネットに取り付けます。
DAE レールは、キャビネット内で一番上のコンポーネントの上に取り付ける必要がありま
す。 レールは、前後で水平になり、左右のレールとも水平になるように、慎重に調整す
る必要があります。
以降の手順を実行するときは、図 11(23 ページ)を参照してください。
a. 調整可能レール スライドを挿入し、両方の調節ピンをキャビネット背面の溝に固定し
ます。
b. レールを引き出してレールの前面を揃えます。
2. ネジを一番下の穴に各レールの前方から 1 本、後方から 2 本挿入します。
22
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 11 2U DAE レールの取り付け
L
R
スナップイン レールの取り付け
この手順では、スナップイン レールの取り付け方法について説明します。
はじめに
スナップイン レールにはキー タブがあります。 キー タブの位置はレールの背面です。 キー
タブを使用することで、レールを適切な 2U スペース内に取り付けられます。
左右のレールは決まっており、交換できません。 構成によっては、左側のレールにフィール
ド ベゼル コード カバーが収納されていることがあります。 カバーがあるレールの場合も同
じ方法で取り付けます。
手順
1. 2U キー タブと、背面ラックの溝にある U スペースの穴の位置を合わせます。
スナップイン レールの取り付け
23
ラックへの取り付けおよび設置
図 12 キー タブの位置合わせ
CL5578
2. レールを伸ばしたままで、バネ クリップが背面ラックの溝の外側にカチっとはまるまで、
キー タブとアダプターを背面の取り付け用穴に押し込みます。
図 13 背面アダプターの位置合わせ
CL5579
3. レールを前に引き、アダプターとラック前面の溝にある取り付け用穴の位置を合わせま
す。 レールが水平であることを確認します。
24
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 14 前面アダプターの位置合わせ
CL5581
4. レールを前に引きながらバネ クリップを押しこみます。 バネ クリップが前面ラックの溝の
前にあり、アダプターが取り付け用穴に入ったら、バネ クリップをリリースしてレールが
所定位置に収まるようにします。
㽷㎞
バネ クリップがチャネルにしっかり取り付けられていることを確認します。 カチッと音がし
てはまるまで、クリップを押し込んでください。
図 15 バネ クリップの固定
CL5582
5. ラックの背面から、M5 ネジ 1 個を使用してレールを固定します。
スナップイン レールの取り付け
25
ラックへの取り付けおよび設置
図 16 M5 ネジの取り付け
CL5580
6. もう一方のレールにも同じ手順を繰り返します。
ディスク アレイ エンクロージャの設置
㽷㎞
エンクロージャは重いため、ラックでの取り付けおよび取り外し作業は 2 人で行う必要があ
ります。 けがや装置の損傷を避けるため、自動リフトを使用するか、複数の作業者(または
その両方)で作業を行ってください。1 人でエンクロージャを持ち上げたり、ラックに取り付け
たりしないでください。
DAE(ディスク アレイ エンクロージャ)は、2 種類あります。 それぞれに 2U(3.5 インチ、8.9
cm)の垂直方向スペースが必要です。 一方では 3.5 インチ ディスクを、もう一方では 2.5 イ
ンチ ディスクを使用します。 取り付け手順は、スナップイン レールの使用時に適用される以
下の注意事項を除いてほとんど同じです。
㽷㎞
エンクロージャを取り付ける場合は、必ず背面レール用のネジを使用し、ネジを完全に締め
てください。 ネジが取り付けられておらず、完全に締まっていない場合は、レールが所定の
位置から外れて回転し、それによりエンクロージャが転倒し、DAE の損傷や作業者のけが
につながる可能性があります。
2U DAE の取り付け
2U DAE を取り付けるときには、図 17(27 ページ)を参照してください。
手順
1. DAE(ディスク アレイ エンクロージャ)をキャビネットの DAE レール上でスライドさせます。
エンクロージャがキャビネットに完全に収まっていることを確認します。 奥にあるレール
固定タブ/ストップがエンクロージャの背面に正しい深さではめ込まれ、エンクロージャの
前面がキャビネットの面とぴったり重なります。
26
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
2. DAE が所定の位置に収まったら、すべてのネジを挿入して締めます。
ネジの取り付けは、左下と右上、右下と左上のように対角線のパターンで作業すると簡
単です。
図 17 2U DAE のレールへの取り付け
L
R
DPE と DAE のケーブル接続
1 つ以上の DAE がある場合、システムでストレージを使用できるように、これらのコンポー
ネントを DPE にケーブル接続する必要があります。
DPE にはデュアル ストレージ プロセッサ(SP A と SP B)が収納されています。ケーブルとケ
ーブル ラベルによって A 側と B 側の接続を識別します。
DPE と DAE 間のケーブル接続には、2 本の 2 メートル mini-SAS HD - mini-SAS ケーブルを
使用します。 これらのケーブルで、DPE の各 SP のポート 0 および 1 を、DAE の LCC(リンク
コントローラー カード)ポートに接続します。 DPE と DAE の接続ケーブルは DAE ボックスに
同梱され、ケーブル ラベルは DPE 出荷用ボックスに同梱されています。 図 18(28 ペー
ジ)のケーブルを参照してください。DAE 出荷用コンテナーには 2 本の mini-SAS - mini-SAS
ケーブルも含まれています。 コネクタの一方が菱形 、もう一方が円 になっています。 こ
のケーブルは DAE-DAE 間ケーブル接続に使用できますが、 DPE-DAE 間ケーブル接続には
使用できません。
VNXe システムでは、ストレージ(DAE)に接続するために 2 個のバックエンド ポートがサポ
ートされています。 ポート 0 は、DPE のすべてのディスクに接続する SAS エクスパンダーと
DPE と DAE のケーブル接続
27
ラックへの取り付けおよび設置
内部接続されています。 ポート 0 はすでに内部的に DPE ディスクに接続されているため、
SAS ポート上での負荷のバランスを取るために、最初の DAE はポート 1 に接続します。 2
つ目のループは、各 SP のポート 0 に接続できます。
ケーブルの設置時にラベルを取り付ける場合は、ケーブル ラベル キットに含まれているケ
ーブル ラベルを使用できます。 ケーブル ラベルを取り付けておくと、問題が発生してトラブ
ルシューティングが必要になった場合に作業しやすくなります。
DPE から DAE へのケーブル接続
手順
1. DAE ボックスから SAS ケーブルを探します。 コネクタの一方が mini-SAS HD 接続、もう
一方が mini-SAS 接続になっています(図 18(28 ページ)を参照)。これらのケーブル
のうち 2 本必要です。 もう一組のケーブルは、両端が mini-SAS 接続になっており、追
加の DAE 用に使用できます。
㽷
ケーブルは、出荷時にはラベルが付いていません。 ケーブルはコネクタで識別します。
ケーブルとポートは色分けされていません。 バス 1 は青色のラベルを使用します。 バス
0 はオレンジ色のラベルを使用します。
図 18 DPE - DAE SAS ケーブル
SP A SAS 1
1
LCC A
SP B SAS 1
2
LCC B
SP A SAS 0
3
LCC A
SP B SAS 0
4
LCC B
2. DAE ボックスからケーブル ラベル シートを探します。
3. ケーブルにケーブル ラベルを貼り付けます(図 19(29 ページ)を参照)。
28
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 19 mini-SAS ケーブルへのケーブル ラベルの貼り付け
SP A SAS 1
1
S
A
1
S
S
A
A 1
P
S
S
S
A
P SA 1
S
S
A A
P S
S A
P
S
SP A SAS 1
SP A SAS 1
SP A SAS 1
SP A SAS 1
VNXe-000515
4. SP A SAS ポート 1 と DAE 1 LCC(リンク コントローラー カード)A を接続します。ケーブル
1 を参照してください。
5. SP B SAS ポート 1 を DAE 1 LCC B に接続します。ケーブル 2 を参照してください。適切
にケーブルが取り付けられ、しっかり接続されていることを確認します。 両方の SP で
DPE の SAS ポート 0 および 1 に挿入されたケーブルの、mini-SAS HD 側のリリース タブ
が上になっていることを確認します。 図 22(30 ページ)を参照してください。
図 20 DPE と DAE1(3.5 インチ ディスク DAE)の間の SAS ケーブル接続
LCC B
SP B SAS 1
2
LCC A
1
SP A SAS 1
DPE から DAE へのケーブル接続
29
ラックへの取り付けおよび設置
図 21 DPE と DAE1(2.5 インチ ディスク DAE)の間の SAS ケーブル接続
LCC B
LCC A
2
SP B SAS 1
1
SP A SAS 1
図 22 DPE の SAS ポートへの mini-SAS HD コネクタの挿入
6G
S
AC
DC
b SA
0
1
X4
1G
bE
HD
MI
6G
S
AC
DC
b SA
0
1
X4
1G
bE
HD
M
I
6. (オプション)SP A SAS ポート 0 と DAE 2 LCC A を接続します。図 23(31 ページ)のケ
ーブル 3 を参照してください。
7. (オプション)SP B SAS ポート 0 と DAE 2 LCC B を接続します。ケーブル 4 を参照してくだ
さい。
8. 他に DAE がある場合は、mini-SAS - mini-SAS ケーブルを使用して、ラベルを追加し、ル
ープを拡張します(図 23(31 ページ)を参照)。
図 23(31 ページ) に、オプションの 5 台の DAE を次のようなインターリーブ配置にし
たシステムの場合の DPE と DAE 間のケーブル接続の例を示します。
l
DAE 5(バス 1/エンクロージャ 2)
l
DAE 4(バス 0/エンクロージャ 2)
l
DAE 3(バス 1/エンクロージャ 1)
l
DAE 2(バス 0/エンクロージャ 1)
l
DAE 1(バス 1/エンクロージャ 0)
l
DPE(バス 0/エンクロージャ 0)
インターリーブおよびスタックのケーブル接続、バス、エンクロージャ ID の詳細について
は、「VNXe3200 ハードウェア情報ガイド」を参照してください。
30
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 23 DPE と DAE の間の SAS ケーブル接続
DAE 5
DAE 4
DAE 3
DAE 2
DAE 1
4
2
3
1
DPE
ストレージ プロセッサのネットワークへの接続
手順
1. 2 本の CAT5e 以上の Ethernet ケーブルを用意します。
2. システムの構成に使用する管理のラベル が付いた 1 Gb RJ45 ポートと LAN を、2 本
の Ethernet ケーブルで接続します。 ストレージ プロセッサごとに 1 つのポートが使用さ
れます。 図 24(32 ページ)を参照してください。
㽷
SP A および SP B ネットワーク データ用ポートは、同じサブネットに接続する必要があり
ます。 フェイルオーバーを実現するため、一般的に、両方の SP をミラーリング構成にす
る必要があります。
ストレージ プロセッサのネットワークへの接続
31
ラックへの取り付けおよび設置
図 24 ネットワークへのストレージ プロセッサの接続
2
1
3. Ethernet ケーブルおよびファイバー チャネル ケーブルを、各 SP に組み込まれている
か、I/O モジュールに搭載されているかを問わず、インターフェイスの作成に使用する
DPE ポートに接続します。
このステップはオプションです。後から行っても構いません。 この段階では、前のステッ
プで取り付けた管理ネットワーク ケーブルのみが必要です。
㽷
ポートとケーブル接続の補足情報については、「VNXe3200 ハードウェア情報ガイド」を参
照してください。このガイドは https://support.emc.com/products/30951 で入手できま
す。
電源オン
手順
1. キャビネットの回路ブレーカーがオンの位置にあること、およびキャビネットに電源が接
続されていることを確認します。
2. 各電源ケーブルをシステム コンポーネントに接続し、クリップで固定します(図 26(33
ページ)を参照)。次にケーブルのもう一方の端を PDU(配電ユニット)に接続します。
32
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 25 DPE の AC 電源ケーブル クリップ
DC
6G
AS
2/4
AC
bS
Gb
e0
0x4
1-
8G
b
e1
e2
e3
1G
bE
HD
MI
3. 電源を DPE に接続します。 SP A の AC 電源を PDU A に接続します。SP B の AC 電源を
PDU B に接続します。
PDU A へのケーブルはグレーです。 PDU B へのケーブルは黒色です。
図 26 DPE の AC 電源ケーブル
6 Gb SAS
0x4
4. AC 電源ケーブルをオプションの DAE に接続します。 LCC A の AC 電源ケーブルを PDU
A に接続します。LCC B の AC 電源ケーブルを PDU B に接続します。
どちらの DAE AC 電源ケーブルも黒色です。 両者に違いはありません。 AC 電源に接続
すると、エンクロージャはただちに起動を開始します。
電源オン
33
ラックへの取り付けおよび設置
X4
図 27 DAE の AC 電源ケーブル(2.5 インチ ドライブを使用)
#
図 28 DAE の AC 電源ケーブル(3.5 インチ ドライブを使用)
6Gb SAS
#
5. DAE の AC 電源ケーブルがクリップで適切に固定されていることも確認してください。
34
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 29 2U 25 ディスク DAE の AC 電源ケーブル クリップ
CL4591
図 30 2U 12 ディスク DAE の AC 電源ケーブル クリップ
6. 必要に応じて、ケーブルを固定します。
システムが起動するには約 10~15 分かかります。 電源が投入され起動する間、シス
テムを監視します。 LED のそれぞれの色で、システム起動の進行状況が分かります。
起動シーケンス中は、緑色、青色、黄色のアクティビティ ライトが点滅します。 電源が投
入されているときの状態の詳細については、次のセクションを参照してください。
㽷
システムの電源切断の詳細については、Unisphere オンライン ヘルプ システムで「シス
テムをシャットダウンする」を参照してください。
ステータス LED の確認
15 分ほどでシステムが使用可能になります。 表 4 (36 ページ)、図 32(37 ページ)、図
33(37 ページ)では、システムの電源が正しく投入されていることを確認するために必要
な LED のみが記載されています。
ステータス LED の確認
35
ラックへの取り付けおよび設置
図 31 DPE 背面の SP LED
DC
AC
2/4Gb
6Gb SAS
e0
8Gb
e1
e2
1GbE
e3
10GbE
2
3
4
5
1
0
HDMI
X4
2
1
3
ストレージ システムに電源が投入され、正常に稼動していることは、次の状態から確認でき
ます。
表 4 LED
LED(発光ダイオ 開催地
ード)
ステータス
色
SP A/B 電源
オン
グリーン
DPE 背面
注
1
SP ステータス/障
害
DPE 背面
2
l
点滅
l
オン
l
l
Ethernet I/O
DPE 背面
青色に点灯
し、3 秒に 1
回アンバーに
点滅
システムが初期化さ
れていません。
l
IP アドレスが割り
当てられていま
せん。
l
管理 IP アドレス
が割り当てられ
ています。
青色
オン
グリーン
オフ
N/A
オン
青色
オン
青色
3
36
DPE エンクロージ
ャの障害
DPE 前面
DPE エンクロージ
ャ電源
DPE 前面
DPE のシステム
ディスク ドライブ
DPE 前面
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
4
5
6
DPE のディスク 0~3
ラックへの取り付けおよび設置
㽷
システム ディスク ドライブは貼付のラベルで識別します(図 32(37 ページ)および図 33
(37 ページ)を参照)。
すべてのシステム LED の詳細については、「VNXe3200 ハードウェア情報ガイド」を参照してく
ださい。
図 32 2U 3.5 インチ ドライブ DPE の前面 LED
4
5
Removing these drives will
make the array unusable
Removing these drives will
make the array unusable
1
SPD
SPD
Removing these drives will
make the array unusable
Removing these drives will
make the array unusable
2
3
SPD
SPD
Installation
6
図 33 2U 2.5 インチ ドライブ DPE の前面 LED
4
5
Caution: Array Software on drives 0-3. Removing or relocating them
Will Make the Array Unusable
6
㽷
SP 障害/ステータス LED が青色に点灯し、3 秒ごとにアンバーで点滅したら、アレイの電源
がオンになり、Connection Utility の実行準備が完了します。 DNS サーバーおよび DHCP を
使用したネットワークでシステムを稼働している場合は、管理 IP アドレスを自動的に割り当
てることができ、LED は青色に点灯します。 電源投入が完了し、システムの準備ができてい
ることを確認してから、作業を続けます。
ベゼルの取り付け
手順
1. 取り付けられた各コンポーネント用のベゼルを用意します。
2. 各コンポーネントに対応したベゼルを取り付けます(図 34(38 ページ)を参照)。
ベゼルの取り付け
37
ラックへの取り付けおよび設置
図 34 ベゼルの取り付け
CL5327
DPE ベゼルは左側レールのベゼル コネクタに押し込んで固定されます。 キーを時計回
りに 1/4 回転させることで、各ベゼルをロックできます。
3. ケーブルを接続して、DPE を覆っているベゼルを点灯させます。 図 35(39 ページ)を
参照してください。
38
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
ラックへの取り付けおよび設置
図 35 点灯した DPE ベゼルのケーブル
O
OFF
ON
I
O
OFF
ON
I
O
OFF
ON
I
CL5334
ベゼルの取り付け
39
ラックへの取り付けおよび設置
40
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
第4章
接続
システムの設置、ケーブル接続、電源投入を実行した後は、システムの登録、ライセンス処
理、構成を実行する前に、管理インタフェースとして IP アドレスを取得する必要があります。
l
l
l
管理ステーションの接続........................................................................................ 42
VNXe 管理ポートの動的 IP アドレスの自動割り当て............................................... 42
VNXe 管理ポートの固定 IP アドレスの手動割り当て............................................... 43
接続
41
接続
管理ステーションの接続
㽷
電源投入が完了すると、SP ステータス/障害 LED が青色とアンバーで交互に点滅し、
Connection Utility の実行準備が完了したことを示します。
直接またはサブネットワーク経由で、管理コンソールをシステムにリモート接続する必要が
あります。 システムの設定を続行するコンピュータは、初期化を完了するためにストレージ
システムと同じサブネット上に配置する必要があります。
抩䩴
Cisco Security エージェントまたは McAfee Host Intrusion Prevention Service などのセキュ
リティ ソフトウェアが、ワークステーション/ラップトップで実行されていないかを確認します。
初期化されているシステムが検出されない場合があります。 実行されている場合は、無効
にしてから(Windows Services)、初期化を実行します。
システム管理ポートは IPv4 と IPv6 の両方をサポートします。システムへの IP アドレスの割
り当ては、次の方法で行います。
l
DHCP サーバーおよび DNS サーバーを含む動的ネットワークでシステムを稼働してい
る場合は、「VNXe 管理ポートの動的 IP アドレスの自動割り当て(42 ページ)」の説明
どおりに、管理 IP アドレスを自動的に割り当てることができます。
l
DHCP をサポートしているネットワークで VNXe を稼働していない場合や、固定 IP アドレ
スを手動で割り当てる場合は、「VNXe 管理ポートの固定 IP アドレスの手動割り当て
(43 ページ)」の説明に従って、Connection Utility のインストールと実行を行う必要が
あります。
VNXe 管理ポートの動的 IP アドレスの自動割り当て
IP アドレスを VNXe システム管理ポートに動的に割り当てるには、以下のものが必要です。
l
(ダイナミック DNS サービスを有効にした)ネットワーク DNS サーバ
l
ネットワーク DHCPv4 サーバー、DHCPv6 サーバー、DNS サーバーをアドバタイズする
ルーター
l
VNXe システム、DHCP サーバ、DNS サーバ間の接続
ダイナミック DNS サービスを使って DHCP クライアントを自動登録するように、DHCP サーバ
を構成する必要があります。 デフォルトでは、VNXe システムは IP 割り当て用に DHCP を使
用するように構成され、ネットワーク DHCP サーバによって提供される IP アドレスを承認しま
す。
以下のステップを実行し、IP アドレスを VNXe システム管理ポートに自動的に割り当てま
す。
手順
1. VNXe システムの電源を投入した後、SP 障害/ステータス LED を確認します。
42
l
SP 障害/ステータス LED が青色に点灯している場合は、管理 IP アドレスが割り当て
られています。
l
青色に点灯した障害/ステータス LED が 3 秒ごとにアンバーに点滅する場合は、管
理 IP アドレスは割り当てられていません。 システム、DNS サーバ、DHCP サーバ間
の接続を確認します。
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
接続
2. Web ブラウザを開き、ブラウザのアドレス バーで次のアドレスを URL として指定し、管理
インタフェースにアクセスします。 serial_number.domain
ここで、
表 5 URL 文字列
URL 文字列
説明
serial_number
VNXe のシリアル番号 この情報は、VNXe の梱包で確認できます
(FNM00131800283 など)。 DPE 背面の PSNT タグで確認することもできま
す。
domain
VNXe システムが配置されているネットワーク ドメイン(mylab.emc.com な
ど)。
この表の例では、VNXe システムへの URL は FNM00131800283.mylab.emc.com にな
ります。
㽷
証明書のエラーが表示されたら、ブラウザの指示に従ってエラーを無視します。
3. SP ステータス/障害 LED が消灯していることを確認してください。
これはシステムの IP アドレスが設定されたことを示します。
4. VNXe クイック スタート ガイドに示されているステップを続行します。
VNXe クイック スタート ガイドでは、システムのソフトウェアの構成、登録、ライセンス、更
新に関する残りのステップの概要が説明されています。
VNXe 管理ポートの固定 IP アドレスの手動割り当て
VNXe システム管理ポートの固定 IP アドレスを手動で割り当てる場合は、Connection Utility
をインストールして実行する必要があります。 VNXe Connection Utility を実行し、IP アドレス
を VNXe システムに割り当てます。
手順
1. Connection Utility ソフトウェアをダウンロードして実行します。
a. ストレージ システムの製品ページのメニュー バーで、[ダウンロード]セクションにあ
る EMC オンライン サポート Web サイト(https://support.emc.com)から Connection
Utility インストール プログラムをダウンロードします。
b. Windows コンピューターに Connection Utility ソフトウェアをインストールします。 下
記の自動検出機能を使用するには、VNXe 管理ポートと同じサブネットにあるコンピ
ュータにインストールします。
c. Connection Utility(Windows の場合は、[スタート] > [プログラム] > [EMC] >
[Connection Utility])を起動します。
2. VNXe Connection Utility を実行し、管理 IP アドレスを VNXe システムに割り当てます。
Connection Utility の実行後に、次のいずれかのオプションを選択します。
l
[自動検出](推奨)を選択し、[次へ]をクリックして、管理 IP アドレスをローカル サブ
ネット上の VNXe システムに割り当てます。
a. サブネット上の VNXe システムが表示されたら、現在インストールおよび構成しよ
うとしているシステムの製品 ID/シリアル番号を選択し、[次へ]をクリックします。
VNXe 管理ポートの固定 IP アドレスの手動割り当て
43
接続
VNXe システムが表示されなかった場合は、[検出]をクリックして、もう一度サブ
ネットをスキャンします (システムがアクティブでネットワークに接続されているこ
とを確認します)。
b. VNXe システムの名前、IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイを
指定し、[次へ]をクリックします。
c. [構成のサマリー]画面が表示されます。 すべてのエントリーが完了したら、[完
了]をクリックします。 設定が実装される間、[VNXe デバイスの構成]画面が表示
されます。 設定には最大 10 分かかります。
d. [Unisphere の起動]をクリックして、選択したシステムの Unisphere にログインし
ます。
l
または、[手動構成]を選択し、[次へ]をクリックして、管理 IP アドレスを他のサブネ
ット上にある VNXe システムに割り当てます。
a. VNXe システムの名前、IP アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイを
指定し、[フラッシュ ドライブへのファイルの保存]をクリックします。
b. VNXe システムのいずれかのストレージ プロセッサでミニ USB ポートにフラッシュ
ドライブを接続し、システムに IP アドレスを割り当てます。
㽷
フルサイズの USB フラッシュ ドライブを使用する場合は、アダプターを使用しま
す。 ミニ USB アダプターは DPE システム ボックスに含まれています。 ミニ USB
アダプターを SP A のミニ USB ポートに挿入し、フラッシュ ドライブに接続します。
c. VNXe システムに割り当てられた IP アドレスを Web ブラウザで開きます。
3. SP ステータス/障害 LED が消灯していることを確認します。これは、システムの IP アドレ
スが設定されたことを示します。
4. VNXe クイック スタート ガイドに示されているステップを続行します。 VNXe クイック スタ
ート ガイドでは、システムのソフトウェアの構成、登録、ライセンス、更新に関する残りの
ステップの概要が説明されています。
44
EMC VNXe2 シリーズ VNXe3200 設置ガイド
Fly UP