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第 4 回演習 第 4 回演習問題:テキスト p.22 問題 B 2
微分積分 1 及び演習 (1MM 区分 3, 1MP 区分 3) 第 4 回演習 第 4 回演習問題:テキスト p.22 問題 B 2.(1)∼(4),p.22 問題 B 3.(1)∼(4) と次の追加問題 1.,2. です. p.22 問題 B 2.(1)∼(4) については x = 1 における接線の方程式を求めて関数と接線のグラフも描け (ヒント):p.22 問題 B 2.(1)∼(4) は下の例題 1 を参考にせよ.p.22 問題 B 3.(1)∼(4) は裏面の例題 2 を参考にせよ. 提出期限と場所:10 月 29 日 (火) 授業開始時に教室にて回収する. 注意:演習用紙には,答えだけでなく,答えに至る計算過程や理由を必ず記入する事. eh − 1 = 1 を用いて,定義に従って,f (x) = ex を微分せよ. h→0 h (ヒント) 裏面の例題 3 を参考にせよ.指数法則 ex+h = ex eh を用いる. 追加問題 1. 極限値 lim sin h = 1 を用いて,定義に従って,f (x) = sin x を微分せよ. h→0 h (ヒント) 裏面の例題 3 を参考にせよ.sin x の加法定理を用いる. 追加問題 2. 極限値 lim 例題 1. 次の関数の x = 1 における微分係数を定義に従って求めよ.また,x = 1 における接線の方 程式を求めて関数と接線のグラフも描け. y = 4x − x2 (解答例) x = 1 における微分係数はテキスト p.18 の公式 (4.1) または (4.1)’ を用いて求める.接線の 方程式は p.19 の公式 (4.2) を用いて求める. f (x) = 4x − x2 とおく.x = 1 における微分係数 f 0 (1) は,p.18 の公式 (4.1)’ を用いると f (1 + h) − f (1) {4(1 + h) − (1 + h)2 } − (4 · 1 − 12 ) = lim h→0 h→0 h h 4 + 4h − 1 − 2h − h2 − 3 2h − h2 = lim = lim h→0 h→0 h h h(2 − h) = lim = lim (2 − h) = 2 − 0 = 2 h→0 h→0 h f 0 (1) = lim x = 1 における接線の方程式は,p.19 の公式 (4.2) を用いて y − f (1) = f 0 (1)(x − 1) ⇔ y − (4 · 1 − 12 ) = 2(x − 1) ⇔ y − 3 = 2(x − 1) ⇔ y = 2x + 1 関数と接線のグラフは y = 2x + 1 y 3 y = 4x − x2 O x 1 1 例題 2. 次の関数の導関数を定義に従って求めよ. y = 4x − x2 (解答例) 導関数はテキスト p.20 の公式 (4.3) を用いて求める. f (x) = 4x − x2 とおく.導関数 f 0 (x) は,p.20 の公式 (4.3) を用いると f (x + h) − f (x) {4(x + h) − (x + h)2 } − (4x − x2 ) = lim h→0 h→0 h h 2 2 2 4x + 4h − x − 2xh − h − 4x + x 4h − 2xh − h2 = lim = lim h→0 h→0 h h h(4 − 2x − h) = lim = lim (4 − 2x − h) = 4 − 2x − 0 = 4 − 2x h→0 h→0 h f 0 (x) = lim 従って,y 0 = f 0 (x) = 4 − 2x. sin h = 1 を用いて,定義に従って,f (x) = cos x を微分せよ. h→0 h (解答例) 「f (x) = cos x を微分せよ」とは「f (x) = cos x の導関数を求めよ」という事を意味しま す.導関数はテキスト p.20 の公式 (4.3) を用いて求める. f (x) = cos x とおく.cos x の加法定理より 例題 3. 極限値 lim f (x + h) = cos(x + h) = cos x cos h − sin x sin h よって, f (x + h) − f (x) cos x cos h − sin x sin h − cos x = lim h→0 h→0 h h { { } } cos h − 1 sin h (cos h − 1)(cos h + 1) sin h = lim cos x · − sin x · = lim cos x · − sin x · h→0 h→0 h h h(cos h + 1) h { } − sin2 h sin h = lim cos x · − sin x · (∵ cos2 h − 1 = − sin2 h) h→0 h(cos h + 1) h } { sin h sin h 2 −h = lim cos x · ( ) − sin x · h→0 h cos h + 1 h −0 = cos x · 12 · − sin x · 1 = − sin x 1+1 f 0 (x) = lim 従って,f 0 (x) = − sin x. 2