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マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド
クリエイティブ・トラスト: SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド ケイマン籍オープン・エンド型契約型公募外国投資信託(米ドル建) 運用報告書(全体版) 作成対象期間:第9期(平成26年2月1日~平成27年1月30日) 受益者のみなさまへ 毎々、格別のご愛顧にあずかり厚くお礼申し上げます。 さて、クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル 建て償還時元本確保型ファンド(以下「ファンド」といいます。)は、このたび、第9期の決算を行いま した。ここに、運用状況をご報告申し上げます。 今後とも一層のお引立てを賜りますよう、お願い申し上げます。 ファンドの仕組みは次のとおりです。 ファンド形態 ケイマン籍オープン・エンド型契約型公募外国投資信託(米ドル建) 信託期間 トラストは、繰上償還される場合を除き、信託証書の日付から100年間継続します。なお、 ファンドの最終買戻日は、平成32年1月20日です。 運用方針 ファンドの投資目的は、EMTNへの投資を通じて、リクソー・マスター・ファンドのサブ・ ファンドであるManリクソー・マーキュリー・プラス・ファンド(以下「参照ファンド」と いいます。 )のパフォーマンスの一部に相当するリターンを達成し、またEMTN満期日まで受 益証券を保有している投資者に対して当初募集期間中の投資元本の100%およびプロフィッ ト・ロックイン(もしあれば)を確保することです。 主要投資対象 EMTN ファンドの運用方法 ファンドは、EMTNへの投資を通じて投資顧問会社および投資運用会社を務めるマン・イン ベストメンツ・リミテッドの推奨に基づき、ヘッジファンドに投資を行うRLMFおよびMGS マーキュリーのパフォーマンスに間接的に連動することを目指します。 主な投資制限 (ⅰ)ファンドは、(a)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、また(b)株式 に投資する契約型投資信託の受益証券および会社型投資信託の株式を含む投資信託 の株式または受益証券に投資しません。 (ⅱ)空売りされる有価証券の時価総額は、いつでも、ファンドの純資産価額の総額を超え てはなりません。 (ⅲ)ファンドの純資産総額の15%を超えて、即時に換金できない私募株式、未上場株式ま たは不動産等の流動性を欠く資産に投資することはできないものとします。 (ⅳ)管理会社が、管理会社または受益者以外の第三者の利益を図る目的で行う取引等、受 益者の保護に欠け、またはファンド資産の運用の適正を害する取引は、禁止されてい ます。 上記の投資制限に加え、ファンドは、以下の投資制限に従います。 ■デリバティブ取引の制限 ファンドは、いかなるデリバティブ取引(差金決済されない通貨先渡取引を除きます。) 等も行いません。 分配方針 管理会社は、ファンドの分配宣言を行うことができます。ただし、当面、ファンドの分配宣 言は行われない予定です。ファンドの収益は、費用の支払に充当され、余資はファンドに再 投資され、受益証券の価額に反映されます。 管 理 会 社:リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エス 代行協会員:SMBCフレンド証券株式会社 目次 頁 Ⅰ.運用の経過および運用状況の推移等 ····································· 1 Ⅱ.直近 10 期の運用実績 ·················································· 4 Ⅲ.純資産額計算書 ······················································· 6 Ⅳ.ファンドの経理状況 ··················································· 7 Ⅴ.お知らせ ····························································· 39 (注)アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」といいます。)の円換算は、平成27年5月29日現在の株式 会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=123.73円)によります。 Ⅰ.運用の経過および運用状況の推移等 (1)当期の運用経過および今後の運用方針 ■当期の1口当たり純資産価格等の推移について (米ドル) (百万米ドル) 105 25 ファンドの純資産総額(右軸) 分配金再投資1口当たり純資産価格(左軸) 100 20 95 15 90 10 85 5 80 2014年 1月31日 2014年 4月30日 2014年 7月31日 2014年 10月31日 第8期末の1口当たり純資産価格: 92.94米ドル 第9期末の1口当たり純資産価格: 98.46米ドル 騰落率: 5.94% 0 2015年 1月30日 (注1)分配金再投資1口当たり純資産価格は、税引前の分配金を分配時にファンドへ再投資したとみなして算出したものです が、ファンドは分配金を支払っていないため、受益証券1口当たり純資産価格と同一です。以下同じです。 (注2)騰落率は、受益証券1口当たり純資産価格に基づき算出しています。以下同じです。 (注3)ファンドの購入価額により課税条件は異なりますので、お客様の損益の状況を示すものではありません。 (注4)ファンドにベンチマークは設定されておりません。 1口当たり純資産価格の主な変動要因 ファンドは、平成18年12月18日、受益証券1口当たり当初募集価格100米ドルで運用を開始しました。 純資産価格は、平成27年1月30日現在受益証券1口当たり98.46米ドルで、前会計年度末の92.94米ドル に対し5.94%上昇しました。 参照ファンドの当期リターンは+1.56%となり、EMTNの価格にプラスの影響を与えました。ゼロ・ クーポンの価値の変化もファンドの1口当たり純資産価格の上昇要因となりました。 ■分配金について 該当事項はありません。 - 1 - ■投資環境について ●平成26年2月1日から平成27年1月30日までの市場概況 期初、中国経済の減速やアルゼンチン・ペソの急落を受け新興国市場への警戒が高まる中、世界の株 式市場は低迷しました。しかし、その後は好調な欧米企業の決算、中国での景気指標の改善やウクライ ナ情勢に対する懸念の後退などが好感され、世界の株式市場は堅調に推移しました。ウクライナや中東 における地政学的リスクの高まり、欧州経済指標の悪化など世界経済への先行き不透明感から株式市場 が一時調整しました。しかし、米国を中心に企業業績が引き続き良好であるとの見通しが広がったこと、 日銀の予想外の追加緩和発表や欧州中央銀行(ECB)による追加的金融緩和への期待、中国人民銀行の 利下げなどが支援材料となり、世界の株式市場は上昇しました。12月以降、原油価格の下落やギリシャ の政情不安などにより世界の株式市場は不安定な動きとなりました。 主要株式市場は、その指数に反映されたように、概ね上昇して終了しました。日経平均株価は、平成 27年1月30日現在17,674.39円の水準をつけ、当該期間中、約19%の上昇となりました。同期間中、DJ ユーロ・ストックス50指数はおおよそ11%上昇、S&P500種指数は約12%上昇、香港ハンセン指数は約11% 上昇しました。 当該期間中、外国為替市場については、米ドルは円に対して上昇、ユーロに対しても上昇しました。 平成27年1月30日現在、ユーロ対米ドルの為替レートは1ユーロ=1.1291米ドル、また米ドル対円の為 替レートは1米ドル=117.49円となりました。 当該期間中、フェデラル・ファンド・レートは据え置きとなりましたが、ECB(欧州中央銀行)は政 策金利を0.05%に引き下げました。米国長期金利は一時上昇しましたが当該期間末には低下しました。 ユーロ長期金利は期を通して低下しました。 円金利については、長期金利は一時上昇しましたが、当該期間末には低下しました。円の短期金利は 期を通して低下しました。 ■ポートフォリオについて ファンドは平成18年12月18日、受益証券1口当たり当初募集価格100米ドルで運用が開始されました。 平成27年1月30日現在、1口当たり純資産価格は98.46米ドルで、前期末の92.94米ドルに対し5.94%上 昇しました。 ファンドの投資方針に記載されているとおり、ファンドが投資しているEMTN(ユーロ・ミディアム・ ターム・ノート)は、満期日における元本が100%確保されています。EMTNは、参照ファンドのパフォ ーマンスに、設定日に決定された44.89%の比率で連動する追加のリターンを、投資者に提供する可能 性を有しています。参照ファンドの当期リターン+1.56%となり、EMTNの価格にプラスの影響を与え ました。ゼロ・クーポンの価値の変化もファンドの1口当たり純資産価格の上昇要因となりました。 ■投資の対象とする有価証券の主な銘柄 当期末現在における有価証券等の主な銘柄については、後記「Ⅳ.ファンドの経理状況」の「(1) 貸借対照表」ならびに注記1、2(d)、13(a)および14の項目をご参照ください。 - 2 - ■今後の運用方針 (ファンド) 今後も引き続き資産のほぼ100%をEMTNに投資していきます。 (参照ファンド) 参照ファンドは、今後も、その資産をレバレッジを効かせてマスター・ポートフォリオに投資するこ とを目的に運用を行います。 マスター・ポートフォリオは、「RMFリクソー・マルチストラテジー・ファンド・リミテッド」(以 下「RLMF」といいます。)および「マン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラ テジーズ・リミテッド:クラスY MGSマーキュリー」(以下、「MGSマーキュリー」といいます。) で構成されています。 RLMFは、引き続き、トレーディング・アドバイザーの指示に基づく広範な取引機会への投資を通じ、 資産の値上がり益を追求し、市場、戦略および商品についてヘッジファンド全体に高度に分散投資の行 われたポートフォリオへのアクセスを投資家に提供することを、投資目的とします。 MGSマーキュリーは、引き続き、ダイナミックなリスクコントロールを行いながら、高い絶対収益の 可能性を中期間で提供することを目的に、今後も運用を行います。 (2)費用の明細 項 管 理 目 報 項目の概要 酬 各 受 益 証 券 の当 (受託報酬、保管 初 募 集 価 格 に発 報酬、監査報酬、 行 済 受 益 証 券口 販売報酬および 数 を 乗 じ た 金額 代行協会員報酬 の 年 率 0.45 % を を カ バ ー し ま 上限 す。) 管理報酬は、信託証書に定めるファンド資産の運用・管理等の管理会社と しての業務の対価として、管理会社に支払われます。また、受託報酬は、 信託証書に定めるクリエイティブ・トラストおよびファンドの資産の保管 等の受託会社としての業務の対価として、保管報酬は、ファンド資産の保 管業務の対価として、監査報酬は、監査人による監査業務の対価として、 販売報酬は、受益証券を日本の法令、規則および目論見書に準拠して販売 し、買い戻す等の業務の対価として、代行協会員報酬は、受益証券に関す る目論見書を日本証券業協会に提出し、受益証券1口当たり純資産価格の 公表を行い、また決算報告書その他の書類を日本証券業協会に提出する等 の業務の対価として、それぞれ支払われます。 (注)報酬については、有価証券報告書に定められている料率を記載しています。 - 3 - Ⅱ.直近10期の運用実績 (1)純資産の推移 下記会計年度末および第9会計年度中における各月の最終の評価日の純資産の推移は以下のと おりです。 純資産総額 米ドル 1口当たり純資産価格 百万円 米ドル 円 第1会計年度末 (平成19年1月31日) 27,863,733.45 3,448 100.00 12,373 第2会計年度末 (平成20年1月31日) 25,767,777.25 3,188 92.48 11,443 22,974,532.84 2,843 82.96 10,265 16,809,361.97 2,080 76.43 9,457 15,757,658.33 1,950 75.86 9,386 13,079,099.70 1,618 73.18 9,055 15,604,935.18 1,931 90.45 11,191 14,752,480.44 1,825 92.94 11,499 (平成27年1月30日) 11,318,874.59 1,400 98.46 12,182 平成26年2月28日 11,850,225.22 1,466 93.88 11,616 3月31日 11,823,943.80 1,463 93.67 11,590 4月30日 11,939,184.39 1,477 94.59 11,704 5月30日 11,819,344.45 1,462 95.53 11,820 6月30日 11,841,834.37 1,465 95.71 11,842 7月31日 11,786,380.69 1,458 95.26 11,787 8月29日 11,908,085.71 1,473 96.48 11,937 9月30日 11,813,119.94 1,462 95.71 11,842 10月31日 11,921,949.33 1,475 96.59 11,951 11月28日 11,217,450.86 1,388 97.58 12,074 12月30日 11,261,194.85 1,393 97.96 12,120 平成27年1月30日 11,318,874.59 1,400 98.46 12,182 第3会計年度末 (平成21年1月30日) 第4会計年度末 (平成22年1月29日) 第5会計年度末 (平成23年1月31日) 第6会計年度末 (平成24年1月31日) 第7会計年度末 (平成25年1月31日) 第8会計年度末 (平成26年1月31日) 第9会計年度末 - 4 - (2)分配の推移 該当事項はありません。 (3)販売および買戻しの実績 下記会計年度における販売および買戻しの実績ならびに当該年度末日現在の発行済口数は次の とおりです。 会 計 年 度 販 売 口 数 買 戻 口 数 発行済口数 第1会計年度 278,611 0 278,611 (平成18年12月18日~平成19年1月31日) (278,611) (0) (278,611) 第2会計年度 0 0 278,611 (平成19年2月1日~平成20年1月31日) (0) (0) (278,611) 第3会計年度末 0 1,702 276,909 (平成20年2月1日~平成21年1月30日) (0) (1,702) (276,909) 第4会計年度 0 57,000 219,909 (平成21年1月31日~平成22年1月29日) (0) (57,000) (219,909) 第5会計年度 0 12,200 207,709 (平成22年1月30日~平成23年1月31日) (0) (12,200) (207,709) 第6会計年度 0 29,000 178,709 (平成23年2月1日~平成24年1月31日) (0) (29,000) (178,709) 第7会計年度 0 6,196 172,513 (平成24年2月1日~平成25年1月31日) (0) (6,196) (172,513) 第8会計年度 0 13,793 158,720 (平成25年2月1日~平成26年1月31日) (0) (13,793) (158,720) 第9会計年度 0 43,770 114,950 (平成26年2月1日~平成27年1月30日) (0) (43,770) (114,950) (注1)( )の数字は本邦内における販売、買戻しおよび発行済口数です。 (注2)第1会計年度の販売口数は、当初申込期間中の販売口数を含みます。 - 5 - Ⅲ.純資産額計算書 (平成27年1月末日現在) 米ドル(Ⅳ.を除く) 千円(Ⅳ.および Ⅴ.を除く) Ⅰ.資産総額 11,331,771.03 1,402,080 Ⅱ.負債総額 12,896.44 1,596 11,318,874.59 1,400,484 Ⅲ.純資産総額(Ⅰ-Ⅱ) Ⅳ.発行済口数 114,950口 Ⅴ.1口当たり純資産価格(Ⅲ/Ⅳ) 98.46 - 6 - 12,182円 Ⅳ.ファンドの経理状況 a.ファンドの直近会計年度の日本文の財務書類は、スイスにおける諸法令および一般に認められた会 計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を日本語に翻訳したものである(ただし、円 換算部分を除く。)。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、「財務 諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」第131条第5項ただし書の規定の適用によるもの である。 b.ファンドの原文(英語)の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号) 第1条の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)であるプライスウォーターハウスクーパー ス ケイマン諸島から監査証明に相当すると認められる証明を受けており、当該監査証明に相当す ると認められる証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当該財務書類に添付され ている。 c.ファンドの原文(英語)の財務書類は米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金 額について円貨換算が併記されている。日本円への換算には、平成27年5月29日現在における株式 会社三菱東京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=123.73円)が使用されている。な お、千円未満の金額は四捨五入されている。 - 7 - 独立監査人報告書 SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンドの受託会社としてのロイヤル・バンク・オブ・カナダ・ トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド御中 我々は、添付の2015年1月30日現在の財政状態計算書、および同日終了年度についての包括利益計算書、 買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、ならびに重要 な会計方針の概要およびその他の説明情報から成る注記で構成される、SMBCエグゼクティブ・ファ ンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンドの(クリエイティブ・トラストのサ ブ・ファンド)(以下「ファンド」という。)財務書類を監査した。 財務書類に対する経営陣の責任 経営陣は、国際財務報告基準に準拠して本財務書類を作成し適正に表示すること、および、不正による か誤謬によるかを問わず、重要な虚偽記載のない財務書類の作成に必要であると経営陣が判断する内部 統制について責任を負う。 監査人の責任 我々の責任は、我々の監査に基づきこれらの財務書類に対して意見を表明することである。我々は、国 際監査基準に従って監査を実施した。当該基準は、我々が倫理義務を遵守し、財務書類に重大な虚偽記 載がないか否かについての合理的な確証を得るための監査を計画し実施することを我々に要求してい る。 監査には、財務書類の金額および開示に関する監査証拠を収集するための手続きの実行が含まれる。選 択されるこの手続きは、不正によるか誤謬によるかを問わず、財務書類上の重大な虚偽表示リスクの評 価を含む監査人の判断に依拠している。かかるリスク評価において監査人は、状況に適合する監査手続 きを立案するため、事業体の財務書類の作成および適正表示に関する内部統制について考慮するが、こ れは事業体の内部統制の有効性について意見を表明するために行うものではない。監査はまた、経営陣 が採用した会計方針および行った見積りの合理性についての評価とともに、財務書類の全体的な表示に 関する評価も含んでいる。 我々は、我々が収集した監査証拠が我々の監査意見の基礎となるに十分かつ適切であると確信する。 意見 我々は、本財務書類が、ファンドの2015年1月30日現在の財務状況ならびに同日終了年度についての財 務実績およびキャッシュ・フローを、国際財務報告基準に準拠して、すべての重要な点において適正に 表示していると認める。 プライスウォーターハウスクーパース 2015年7月23日 - 8 - - 9 - (1)貸借対照表 クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド 財政状態計算書 2015年1月30日現在 2015年1月30日 注記 米ドル 千 2014年1月31日 円 米ドル 千 円 資産 現金および現金等価物 損益を通じて公正価値で測定する 金融資産 2(h) 1,2(d),14 資産合計 0.03 0 - - 11,331,771.00 1,402,080 14,770,483.20 1,827,552 11,331,771.03 1,402,080 14,770,483.20 1,827,552 12,896.44 1,596 18,002.76 2,227 12,896.44 1,596 18,002.76 2,227 11,318,874.59 1,400,484 14,752,480.44 1,825,324 11,331,771.03 1,402,080 14,770,483.20 1,827,552 負債 未払費用 2(i) 負債(買戻可能参加受益証券保有者 に帰属する純資産を除く) 買戻可能参加受益証券保有者に帰属 する純資産額 負債合計 7 添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。 ロイヤル・バンク・オブ・カナダ・トラスト・カンパニー リクソー・アセット・マネジメント (ケイマン)リミテッド (クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンドの受託会社として) - 10 - (2)損益計算書 クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド 包括利益計算書 2015年1月30日終了年度 2015年1月30日 注記 米ドル 2014年1月31日 千 円 米ドル 千 円 収益 投資有価証券にかかる実現(損失) (213,395.52) (26,403) (48,041.36) (5,944) 投資有価証券にかかる未実現利益/ (損失)の純変動 938,287.80 116,094 525,280.79 64,993 724,892.28 89,691 477,239.43 59,049 724,892.28 89,691 477,239.43 59,049 (54,777.83) (6,778) (72,925.07) (9,023) 運用費用合計 (54,777.83) (6,778) (72,925.07) (9,023) 運用利益 670,114.45 82,913 404,314.36 50,026 運用による買戻可能参加受益証券 保有者に帰属する純資産の増加 670,114.45 82,913 404,314.36 50,026 損益を通じて公正価値で測定する 金融資産にかかる純利益 2(d) 投資収益合計 費用 管理報酬およびその他の報酬 3 添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。 - 11 - クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド 買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産変動計算書 2015年1月30日終了年度 2015年1月30日 注記 期首現在買戻可能参加受益証券保有者に 帰属する純資産 買戻可能参加受益証券発行手取額 6 買戻可能参加受益証券買戻し 6 合計 運用収益 期末現在買戻可能参加受益証券保有者に 帰属する純資産 7 米ドル 2014年1月31日 千 円 米ドル 千 円 14,752,480.44 1,825,324 15,604,935.18 1,930,799 - - - - (4,103,720.30) (507,753) (1,256,769.10) (155,500) 10,648,760.14 1,317,571 14,348,166.08 1,775,299 670,114.45 82,913 404,314.36 50,026 11,318,874.59 1,400,484 14,752,480.44 1,825,324 添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。 - 12 - クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド キャッシュ・フロー計算書 2015年1月30日終了年度 2015年1月30日 米ドル 2014年1月31日 千 円 米ドル 千 円 運用活動からのキャッシュ・フロー 金融資産売却手取額(実現利益を含む) 金融資産からの受取額 支払運用費用 運用活動からの現金流入純額 4,103,720.30 507,753 1,256,769.10 155,500 59,884.15 7,409 74,489.54 9,217 (59,884.15) (7,409) (74,489.54) (9,217) 4,103,720.30 50,775 1,256,769.10 155,500 0.03 0 - - 資金調達活動からのキャッシュ・フロー 買戻可能参加受益証券保有者への分配 買戻可能参加受益証券買戻し (4,103,720.30) (507,753) (1,256,769.10) (155,500) 資金調達活動からの現金(流出)純額 (4,103,720.27) (507,753) (1,256,769.10) (155,500) 現金および現金等価物の増減純額 0.03 0 - - 期首現在現金および現金等価物 - - - - 期末現在現金および現金等価物 0.03 0 - - 添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。 - 13 - クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド 財務書類に対する注記 定 義 以下の財務書類注記に使用されている条件および定義は、関連するファンド説明書の中でそれらに記載 されている意味を表示している。 「取引日」とは、(ⅰ)EMTN満期日以前については、3月、6月、9月および12月の最終営業日の7営 業日前をいい、最初の取引日は、2007年3月の最終営業日の7営業日前とし、(ⅱ)EMTN満期日後につ いては、最終買戻日前の各営業日をいう。 「営業日」とは、東京、パリ、ニューヨークおよびロンドンにおいて銀行が通常の銀行業務を行ってい る日(土曜日を除く。)をいう。 「評価日」とは、(ⅰ)評価時の後9営業日目の日、および(ⅱ)EMTN満期日の後2営業日目と最終買 戻日の間の各営業日(両日を含む。)をいう。ただし、取引日に関連する評価日は、(ⅰ)当該取引日 がEMTN満期日以前の場合には、それに対応する評価時の後9営業日目の日であり、(ⅱ)当該取引日が EMTN満期日後の場合には、当該取引日の翌営業日である。 「評価時」とは、設定日からEMTN満期日までの間、毎月の最終営業日をいう。なお、EMTN満期日以前の 取引日に対応する評価時は、当該取引日の翌月における評価時である。 「EMTN発行日」とは、EMTNの発行日である2006年12月20日をいう。 「EMTN満期日」とは、EMTN満期日である2019年12月20日をいい、EMTN最終要綱の規定により延期される ことがある。 「最終買戻日」とは、2020年1月20日(または当該日が営業日でない場合は翌営業日)をいう。 「連動率」とは、実勢市況に基づき設定日に決定される参照ファンドに対するEMTNの連動レベルをいい、 45%と予定されている。 「プロフィット・ロックイン」とは、(ⅰ)参照ファンドの受益証券の保有者に支払われる、参照ファ ンド1口当たり当初純資産価格に対する料率で表示される参照ファンドの受益証券1口当たり年間分 配金(もしあれば)、および(ⅱ)連動率の積を合計した額をいう。年間分配金は、参照ファンドにお ける当該分配金支払日からEMTN満期日まで元本に組み入れられ、また、プロフィット・ロックインは、 EMTNの最終償還額を増加させるために使用される。 - 14 - 「参照ファンド」とは、リクソー・マスター・ファンドのサブ・ファンドであるManリクソー・マーキ ュリー・プラス・ファンドをいう。 「マスター・ポートフォリオ」とは、設定時にRLMFおよびMGSマーキュリーが構成する参照ファンドの ポートフォリオをいう。 1.ファンドの主要な活動 クリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)は、2002年5月6日付の信託証書により 設定され、2002年5月15日付でケイマン諸島の信託法に基づき免除トラストとして登録された。トラ ストは、2002年5月16日付でケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づきミューチュアル・ ファンドとして登録された。クリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ファンド・シリ ーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンド(以下「ファンド」という。)は、トラスト のサブ・ファンドであり、2006年10月25日付の追補証書により設定された。ファンドは、トラストの サブ・ファンドであり、従ってケイマン諸島法のもとでは、トラストのアンブレラ型登録に該当する ためミューチュアル・ファンドとしての別個の登録を要求されないが、ファンドの募集書類はミュー チュアル・ファンド法に基づき提出された。ファンドは、2006年12月に運用を開始した。 ファンドは、EMTNへの投資を通じて、それぞれ投資顧問会社および投資運用会社を務めるRMFイン ベストメント・マネジメントおよびマン・インベストメンツ・リミテッドの推奨に基づきヘッジファ ンドに投資を行うRMFリクソー・マルチストラテジー・ファンド・リミテッド(「RLMF」)およびマ ン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッド:クラスY MGS マーキュリー(「MGSマーキュリー」)のパフォーマンスに間接的に連動することを目指す。RLMFは、 すべてのヘッジファンド戦略にわたって30を超えるマネージャーに資産配分を行うことを目指すこ とにより有益な分散投資を行う。MGSマーキュリーは、その資本を、投資について定量的アプローチ を採用するマネージャー4社から6社程度に対して配分することを目指す。 ファンドは、参照ファンド(リクソー・マスター・ファンドの一ファンドでもあり、その資産を、 レバレッジを効かせてマスター・ポートフォリオに投資することを目的とする。参照ファンドは、設 定時には、RLMFに対する約50%のエクスポージャーとMGSマーキュリーの投資先ヘッジファンド・マ ネージャーに対する約100%のエクスポージャーを得るように、その資産をRLMFおよびMGSマーキュリ ーに投資することにより、ヘッジファンドに対して、受益証券の価値の約150%の間接的に拡大され たエクスポージャーを提供することを目指す。)のパフォーマンスの一部から利益を得る機会を投資 家に提供すると同時に、投資家がEMTN満期日まで受益証券を保有した場合、保証証書の条項に従って、 投資家に対し(ⅰ)100%にプロフィット・ロックイン(もしあれば)を加算したものと、(ⅱ)当 初募集価格の積に相当する、最低買戻価格を保証するよう設定された。 ファンドは、(ⅰ)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、また、(ⅱ)他の投資信託 (株式に投資する契約型投資信託の証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資を行わない。 EMTN満期日以後、受益証券の買戻しを請求するファンドの投資者は、各受益証券について、1口当 - 15 - たり純資産価格(EMTNの最終償還額を反映する。)を受領する。 保証証書は、当初募集価格の100%およびプロフィット・ロックイン(もしあれば)について、EMTN 満期日まで保有されEMTN満期日以後に買い戻されたファンドの受益証券に対して適用される。EMTN満 期日よりも前に買い戻された受益証券は、保証証書の利益を享受せず、買戻価格が当初募集価格の 100%より低くなることもある。 EMTN満期日以外の日に受益証券の買戻しを請求する投資家は、買戻し時点の受益証券の純資産価額 を参照して計算された価格を受領し、当該期間中の受益証券の価格は上昇することも下落することも ある。EMTN満期日より前に買い戻される受益証券には、注記2(g)に記載される、買戻し手数料が 課せられる。EMTN満期日以後の買戻しを除き、元本の確保または保証はない。 ファンドは、EMTN(「ユーロ・ミディアム・ターム・ノート」)発行日(2006年12月20日)または、 当初募集期間後の受益証券申込みについては管理会社が買付を受付けた後合理的に実務上可能な限 り早急に、そのリターンがEMTN満期日において参照ファンドのパフォーマンスに連動するEMTNにファ ンドの資産のほぼ全額を投資した。EMTNの参照ファンドへの連動率は45%と予定され、設定日に実勢 市況に基づき決定された。ファンドは、費用および経費に充当するため十分な現金を留保している。 EMTNは、EMTN満期日前に、受益証券の買戻資金を調達するために必要に応じて買戻され、また、フ ァンドにより保有されるすべての発行済EMTNは、EMTN満期日に償還され、その後ファンドは、すべて の発行済受益証券が買い戻される最終買戻日まで現金を保有する。 EMTNは、EMTN満期日において元本の100%が確保されており、100%の元本確保は、ゼロ・クーポン への投資と類似の、EMTNのパフォーマンスの一部を形成する金利商品により提供される。 EMTNは、発行体の直接的かつ非劣後の無担保債であり、利付恒久大券と交換可能な仮大券の形式で 発行された。ファンドはかかるクーポンを受領し、ファンドに付随する報酬を支払うためにかかるク ーポンを利用する。したがって、受益者は、かかるクーポンを受領することができない。 ファンドの投資戦略は、EMTN満期日まで受益証券を保有している投資家が最低でも受益証券1口当 たりの当初募集価格(100米ドル)を受領することを確保する、保証銀行により発行される保証証書 によりさらに強化される。 リクソー・アセット・マネジメント(以下「管理会社」という。)はまた、ソシエテ ジェネラル によって作成された保証証書に関し、保証請求代理人として行為するよう任命されている。 - 16 - 2.重要な会計方針の概要 当財務書類の作成に採用されている重要な会計方針は、以下に記載される。 (a)作成の基礎 当財務書類は、損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債の再評価を除き、取得原価主 義に基づき、また国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)に従って作成されている。国際財務報 告基準に準拠した財務書類を作成するために、経営陣は、財務書類の日付現在の資産および負債の報 告額ならびに偶発資産および負債の開示、報告期間中の収益および費用の報告額に影響を与える見積 および仮定を行うことを要求される。実際の結果は、財務書類に記載される見積とは異なることがあ る。 2015年1月30日終了会計年度に発効しており、ファンドの運用に関連する基準、修正基準および解釈 指針: 以下の解釈指針は、2015年1月30日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられ ており、ファンドの運用に関連する。 ・ IAS第32号「金融商品:表示」に対する修正基準、金融資産と金融負債の相殺(2014年1月1日 から発効) 2015年1月30日終了会計年度に発効しているが、ファンドの運用に関連しない基準、修正基準および 解釈指針: 以下の解釈指針は、2015年1月30日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられ ているが、ファンドの運用に関連しない。 ・ IFRS第10号、IFRS第12号およびIAS第27号「投資企業」に対する修正基準-連結の例外(2014年 1月1日から発効) ・ IAS第39号「金融商品:認識および測定」に対する修正基準、デリバティブおよびヘッジ会計の 更改(2015年1月1日から発効) ・ IFRIC第21号「賦課金」-IAS第37号「引当金、偶発債務および偶発資産」に対する解釈指針(2014 年1月1日から発効) まだ発効していないが、ファンドの運用に関連する基準、既存の基準に対する修正基準および解釈指 針: 以下の解釈指針は、2015年1月1日以降に開始するファンドの会計期間以降、適用が義務付けられ ており、以下の日付現在の財務書類においてファンドの運用に関連する。 ・ 2019年1月31日:IFRS第9号「金融商品」(2018年1月1日から発効) まだ発効していないが、ファンドに重大な影響を及ぼすと予想されるその他の基準、解釈指針また は既存の基準に対する修正基準はない。 別途記載されない限り、本書中の純資産に関するすべての言及は、買戻可能参加受益証券保有者に 帰属する純資産を指すものとする。 - 17 - (b)セグメント別報告 事業セグメントは、製品またはサービスを提供する資産と事業のグループで、他の事業セグメント とは異なるリスクとリターンを有する。地域別セグメントは、特定の経済的環境内で製品またはサー ビスを提供し、他の経済的環境で事業を行うセグメントとは異なるリスクとリターンを有する。 ファンドはEMTNのみに投資し、現金および現金等価物は常にほぼゼロになるよう管理されている。 したがって、セグメント別分析を進めるにあたっては関係しない。 (c)機能通貨および表示通貨 ファンドの財務書類に含まれている項目は、ファンドが運用を行う主たる経済環境における通貨を 使用して測定される(以下「機能通貨」という。)。ここでは米ドルであり、米国の資産に投資する というファンドの主要な活動および受益証券が米ドルで発行されているという事実を反映している。 表示通貨は、機能通貨と同じである。 (d)損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債 分類 金融資産および負債は、設立時に経営陣により損益を通じて公正価値で測定すると指定された。 認識および認識の中止 通常の投資有価証券の売買は、取引日-ファンドが資産の購入または売却を約定した日-に認識さ れる。有価証券からのキャッシュ・フローを受領する権利が失効または移転され、ファンドが実質的 に、所有によるすべてのリスクおよび利益を移転した場合、金融資産および負債の認識が中止される。 測定 投資有価証券は、当初は公正価値で認識され、損益を通じて公正価値で計上されるすべての金融資 産および金融負債についての取引費用は、発生時に費用計上される。 損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動から生じる損益は、発生した期間の包 括利益計算書に含まれる。 投資有価証券は、ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)で構成される。 公正価値見積り 公正価値は、測定日に市場参加者間の適正な取引により、資産を売却することで受領する価格また は負債を振り替えることで支払う価格である。活発な市場で取引される金融資産の公正価値は、報告 日現在の相場価格の仲値に基づいている。 - 18 - ファンドは、2013年2月1日から、IFRS第13号「公正価値測定」を採用した。IFRS第13号の目的は、 すべてのIFRS基準に対する公正価値の詳細な定義および公正価値測定の単一のソースを提供するこ とにより、一貫性を改善し複雑さを軽減することにある。 ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)は、取引相手方が時間的価値、本質的価値、金利お よび配当等の観察可能な市場データを考慮する価格算定方法を用いて誠実に決定した公正な時価で 評価される。 ファンドの金融資産および金融負債は、売買目的で保有されているか、または、1年以内の実現が 予想されている。 管理会社は、独立した価格算定ツール(市場参加者によっても広く使用されている)で一連のパラ メーター(金利等観察可能な従来型の市場データ)の計算をする独自の書面による価格算定方法を用 いて、EMTNの価格を決定することができる。 価格算定は、専任のチームが行う。株価、配当、金利、スワップ・レート、ヒストリカル・ボラテ ィリティ等の市場データは、ブルームバーグまたはその他の外部データ提供会社を通じて収集する。 インプットの分類は、精査されている。すべてのインプットが観察可能と査定されたため、EMTNは、 IFRS第13号に記載されるレベル2に再分類されることが決定された。 リスクを最小にするため、評価について疑義がある場合、管理会社は、EMTNの価値のレビューを独 立した者に依頼して値付価格の公正性を確保する。 この結果生じる投資証券に係わる未実現損益は、包括利益計算書で認識される。 ファンドは、2009年1月1日に発効するIFRS第7号の修正を採用した。これは、測定を行う際に使 用されるインプットの重要性を反映する公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値測定を分類する ことをファンドに要求している。公正価値ヒエラルキーは、以下のレベルを有している。 ・レベル1-同一の規制されていない資産または負債に対する、測定日において入手可能な活発な 市場における未調整の相場価格。通常この区分に含まれている投資有価証券の種類には、とりわ け、最も流動性の高い証券取引所に上場されている株式およびデリバティブならびに主要国の国 債が含まれる。 ・レベル2-活発とは判断されない市場における相場価格、またはすべての重要なインプットが直 接または間接的に観察可能な金融商品(活発な市場における類似の投資有価証券に係る相場価格、 金利およびイールド・カーブ、信用リスクなどを含む。)。通常この区分に含まれている投資有 価証券の種類には、とりわけ、債務証書および一部の店頭取引デリバティブが含まれる。 ・レベル3-公正価値測定にとって重要で観察不可能なインプットを要する価格または評価額。通 常この区分に含まれている投資有価証券の種類には、とりわけ、非上場証券、非流通市場の上場 証券、低格付債券、民間企業体が発行する私募債または債務証券が含まれる。 - 19 - 証券の評価に使用されるインプットまたは技法は、必ずしも当該証券への投資に関連するリスクの 表示ではない。 金融商品の相殺 ファンドが現在、認識額を相殺する法的強制力のある権利を有しており、純額ベースで決済するか 資産の現金化と負債の決済を同時に行う意図がある場合、金融資産および負債は相殺され、財政状態 計算書に純額が計上される。 報告日現在、ファンドの金融資産および負債にこのようなケースはない。 (e)投資収益および費用 すべての費用は、発生基準で計上される。 (f)買戻可能参加受益証券 ファンドはEMTN満期日を除くいつでも、受益証券保有者の選択により買戻すことができる買戻可能 受益証券を発行し、IAS第32号「金融商品-表示」に従って当該受益証券を金融負債に分類している。 買戻可能受益証券は、いつでもファンドの純資産価額の比例持分に相当する現金を対価としてファン ドに買い戻させることができる。買戻可能受益証券は、受益者がファンドに対する買戻請求権を行使 した場合に支払われる財政状態計算書の日付現在の買戻価格で計上されている。 買戻可能受益証券は、受益証券保有者の選択により、発行時または買戻時におけるファンドの1口 当たり純資産価格に基づく価格で発行され、買い戻される。ファンドの1口当たり純資産価格は、買 戻可能受益証券保有者に帰属する純資産額を買戻可能受益証券の発行済み口数合計で除して計算さ れる。 (g)受益証券発行手取額および買戻支払額 ファンドの純資産価額は毎月計算される。 発行価格および買戻価格は、評価日の直前日における最新の入手可能な連動先の価格に基づく(通 常、連動先の終値)。 ファンドの受益証券は、当初募集期間(2006年11月16日から2006年12月14日までの期間)において、 当初募集価格(100米ドル)で募集された。 受益証券は、買戻しが請求された取引日に関連する評価日、または受益証券が最終買戻日に強制的 に買い戻される場合には最終評価日におけるファンドの受益証券1口当たり純資産価格を参照して 計算された価格で買い戻され、下記の買戻し手数料(適用ある場合)が、課せられる。 2011年1月1日より前に買い戻される受益証券は、買戻し時の1口当たり純資産価格ではなく1口 当たりの当初募集価格を参照して計算される、下記の買戻し手数料が課せられる。当該手数料は、管 - 20 - 理会社またはファンドの権益のために管理会社またはファンドによって保有されるか、または販売会 社、保証銀行、投資顧問会社、その他のマン・インベストメンツ事業体、またはファンドに配分され ることがある。 買戻しを行う評価日 買戻し手数料 2007年1月1日から2007年12月31日 4.50% 2008年1月1日から2008年12月31日 3.00% 2009年1月1日から2009年12月31日 2.00% 2010年1月1日から2010年12月31日 1.00% 2011年1月1日以降 なし EMTN満期日後に買い戻されたファンドの受益証券について、受益証券1口当たり買戻し価格が(ⅰ) 100%にプロフィット・ロックイン(もしあれば)を加算したものと、(ⅱ)当初募集価格の積を下 回った場合、保証銀行が保証証書に従い差額を支払う(保証証書の条項に従う。)。 ファンドの存続期間中における受益証券発行および買戻しによる手取金および支払金は、買戻可能 参加受益証券保有者に帰属する純資産の変動計算書においてその変動が記録される。 (h)現金および現金等価物 キャッシュ・フロー計算書上、現金および現金等価物は、当座借越を除いた口座残高で構成される。 (i)未払費用およびその他の未払金 未払費用およびその他の未払金は、当初、公正価値で認識され、その後、実効金利法を用いて償却 原価で表示される。 (j)重要な会計上の見積りおよび判断 経営陣は、将来に関する見積りおよび仮定を行う。定義により、行われた会計上の見積りが、関連 する実際の結果と等しくなることは少ない。次会計年度において、資産および負債の帳簿価額の重要 な調整につながる相当なリスクがある見積りおよび仮定について、以下に概略を記載する。 EMTNの公正価値 ファンドは、活発な市場で値付けされない金融商品を保有する。かかる商品の公正価値は、評価技 法を用いて決定される。公正価値決定に評価技法が使用される場合、かかる技法は、管理会社の経験 を積んだ人員によって検証され、定期的に精査される。 3.報酬 管理報酬 管理会社は、ファンドから、各評価時点に発生し、対応する評価日に計算される、当初募集価格に 当該評価時点における発行済受益証券口数を乗じた金額に対する年率0.45%を上限とする料率の管 理報酬を四半期毎に後払いで受領する権利を有する。 - 21 - 管理報酬は、受託報酬、保管報酬、監査報酬、販売報酬および代行協会員報酬をカバーする。 管理会社は、受領した報酬を直接または間接にファンドの販売に関与した販売会社または代行会社 と配分することができる。管理会社および、管理会社のグループ内のその他の会社(保証銀行を含む がこれに限られない。)は、受託会社の同意を得て、当事者および代理人として、ファンドと取引を 行うことができ、また、以下の規定に従い、かかる取引の結果受領する一切の利益を保有することが できる。 参照ファンドが副管理会社により終了された場合、またはEMTNがEMTN満期日前に償還された場合、 ファンドにかかる管理報酬は、当初募集価格の0.20%を上限とする金額となる。 保証報酬 管理会社は、受託会社の同意を得て、保証銀行との間で管理報酬の一部を分けることができるが、 保証銀行は、その他の報酬の支払を受けない。 管理報酬およびその他の報酬は、EMTNのクーポンからファンドにより支払われる。管理報酬の初回 計算期間は、EMTN発行日直後の営業日(同日を含む。)から開始され、最終計算期間は2019年10月の 評価時(同日を除く。)に終了する。 その他の報酬 以下の報酬は、直接ファンドによって支払われるものではないが、ファンドの投資は段階的構造と なっているため、ファンドの受益証券1口当りの純資産価格に影響を与える。 参照ファンドの副管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エスは、毎月 発生し四半期毎に後払いされる、(ⅰ)参照ファンドへの配分資産の年率0.25%および(ⅱ)参照フ ァンドの当初純資産価格と0.25%を連動率で除した料率との積に相当する運用報酬を受領する権利 を有する。 副管理会社は、参照ファンドの販売を直接または間接に遂行する販売会社または代行会社と受領す る報酬を共有することができる。副管理会社および副管理会社のグループ内の他の会社(保証銀行を 含むが、これに限定されない。)は、マスター・ファンド受託会社の同意を得て、参照ファンドと本 人としてまたは代理人として取引を行い、その結果受領する利益を留保することができる。 参照ファンドの投資顧問会社であるマン・インベストメンツ・リミテッドおよびマーケティング顧 問会社であるマン・インベストメント・エイ・ジーは、毎月発生し四半期毎に後払いされる、参照フ ァンドへの配分資産の年率1.0%の投資顧問報酬およびマーケティング顧問報酬を受領する権利を有 する。 RLMFの副管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイは、毎月発生し、四半 - 22 - 期毎に後払いされる、 (ⅰ)年間50,000ユーロの固定報酬および(ⅱ)RLMFの資産総額の上限年率0.05% に相当する管理報酬を受領する権利を有する。 RLMFの投資顧問会社としてのRMFインベストメント・マネジメントは、 (ⅰ)RLMFの資産の年率1.5% の投資顧問報酬および(ⅱ)RLMFの年間の当期純利益の10%に相当する成功報酬を受領する権利を有 する。RLMFの投資先ファンドにかかる費用は、通常1%ないし3%の運用報酬と10%ないし30%の成 功報酬である。 MGSマーキュリーにおける運用報酬は、MGSマーキュリーの各投資戦略への投資金額の年率3%が請 求される。月次の成功報酬として、各投資戦略に帰属するネットの増加額の20%が請求される。場合 によっては、成功報酬は、ネットの増加額の価値が目標もしくはハードル・レートを超えるか、また は当該投資戦略に対して過去に実現した価値を超えた場合にのみ支払われる。成功報酬は、一定の報 酬および費用を控除する前に課せられる場合がある。 4.税金 ケイマン諸島法に基づき、ファンドには所得税、源泉税およびキャピタル・ゲイン税は課せられな い。 5.銀行借入金、当座借越およびその他の借入金 2015年1月30日および2014年1月31日現在、銀行借入金、当座借越およびその他の借入金はない。 6.発行済買戻可能参加受益証券 期首現在発行済受益証券 発行受益証券 2015年1月30日 2014年1月31日 終了年度 終了年度 158,720.000 172,513.000 - - 買戻受益証券 (43,770.000) (13,793.000) 期末現在発行済受益証券 114,950.000 158,720.000 2015年1月30日現在 2014年1月31日現在 11,318,874.59 14,752,480.44 114,950.000 158,720.000 98.46 92.94 7.受益証券1口当たり純資産価格 買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純資産 発行済受益証券口数 受益証券1口当たり純資産価格 8.株式貸付契約 株式貸付契約はない。 - 23 - 9.契約債務 契約債務はない。 10.資産の譲渡性 ファンドの資産は、法律上または契約上の要件による制限を受けず、したがって、譲渡可能である。 11.偶発債務 偶発債務はない。 12.後発事象 後発事象はない。 13.金融リスクの開示 (a)リスクの集中 2015年1月30日および2014年1月31日現在、ファンドの純資産価額の約100%がEMTNに投資されて いる。ファンドの投資構造を考察すると、そのパフォーマンスは、注記1に記載されたようにゼロ・ クーポン債とオプションを通じて参照ファンドのパフォーマンスに連動する追加リターンおよび最 低買戻価格を保証する保証証書からもたらされる。 そのためファンドは、市場リスク(通貨リスク、公正価値金利リスク、キャッシュ・フロー金利リ スクおよび価格リスクを含む。)、信用リスク、取引相手方リスク、流動性リスク等、様々な金融リ スクに晒される。 ファンドのリスク管理プログラム全体では、金融市場の予測不可能性に重点をおき、ファンドの財 務パフォーマンスに及ぶ可能性のある悪影響の最小化を目指す。 (b)市場リスク ファンドは、相場変動の影響を受け、すべての投資に内在するリスクを負う。受益証券の買戻価格 およびそこから生じる収益は、上がることもあれば下がることもある。投資家は、保証証書をサポー トするために採用される投資戦略が、同様の市場へ投資する保証のないファンドと比較し、パフォー マンスの希薄化につながる可能性がある点に留意しなければならない。 管理会社は毎月、ファンドの純資産価額のコヒーレンス・コントロールを含む一連の一次統制を行 い、取引相手方から提供される価格をチェックする。 リスク管理部門の監視の下で、管理会社は、これらのリスクの全体的な測定を行う。かかる分析は、 通常の市況下における、ファンドの純資産価額の月次最大減少幅を明らかにするために行われる修正 バリュー・アット・リスク(以下「MVaR」という。)方式によって行われる。元のVaR方式の標準偏 - 24 - 差が適切ではないため、管理会社は、新興市場の株式、流動性の低い株式、ヘッジファンドまたは未 公開株式を適切に比較するために修正されたVaRを利用している。かかる資産収益率は正規分布では ないため、MVaRは一定の信頼水準における標準偏差、歪度および尖度を説明する、より適切な測定方 法である。管理会社は、過去のデータ(下限を40日とし、40日より少ない場合、計算は関連性がない とみなされる。)を利用して、独自のITシステムによりMVaR分析を行う。MVaRは、ファンド設立以降 の過去の純資産価額を基に計算され、計算時の信頼水準は99%に設定されている。かかる分析の主な 限界は、将来リターンをシミュレートする際に、過去のデータに依拠している点と考えられる。 MVaR方式は、時価リスク、金利リスクおよび為替リスクの測定に対応している。 2015年1月30日現在、通常の市況下におけるクリエイティブ・トラスト:SMBCエグゼクティブ・ ファンド・シリーズ マン・SG米ドル建て償還時元本確保型ファンドの純資産価額の月次最大減少 幅は、99%の信頼水準で9.78%(2014年1月31日:10%)以下である。 時価リスク EMTN満期日以降に買戻しを請求する投資家に対し最低買戻価格を保証しつつ、参照ファンドのパフ ォーマンス(報酬および費用控除後)の一部に相当するリターンを提供するというファンドの目的を 達成するため、ファンドは店頭取引商品のみに投資する。したがって金融商品による最大のリスクは、 EMTNの公正価値によって決定される。 注記2(d)に記載されているとおり、EMTNは、取引相手方が観察可能な市場データを考慮する価 格算定方法を用いて誠実に決定する公正な時価によって評価される。ファンドの管理会社による独立 した評価が行われる。 金利リスク ファンドの主要な投資対象はEMTNであるため、ファンドの金融資産および負債については利息が発 生する。したがってファンドは、市場の実勢金利の変動による重大なリスクを負う。余剰現金および 現金等価物は、短期市場金利で投資される。 - 25 - 以下の表は、ファンドの金利リスクに対するエクスポージャーの概要を示しており、公正価値によ るファンドの資産および取引負債が含まれている。 2015年1月30日(米ドル) 0~ 3か月 3か月 ~1年 1~5年 5年超 無利子 合計 資産: 損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 - - 11,331,771.00 - - 現金および現金等価物 - - - - 0.03 0.03 資産合計 - - 11,331,771.00 - 0.03 11,331,771.03 未払費用 - - - - 12,896.44 12,896.44 買戻可能受益証券 - - - - 11,318,874.59 11,318,874.59 負債合計 - - - - 11,331,771.03 11,331,771.03 金利感応度ギャップ合計 - - 11,331,771.00 11,331,771.00 負債: 2014年1月31日(米ドル) 0~ 3か月 3か月 ~1年 1~5年 - (11,331,771.00) 5年超 無利子 - 合計 資産: 損益を通じて公正価値で 測定する金融資産 - - 14,770,483.20 - - 14,770,483.20 資産合計 - - 14,770,483.20 - - 14,770,483.20 未払費用 - - - - 18,002.76 18,002.76 買戻可能受益証券 - - - - 14,752,480.44 14,752,480.44 負債合計 - - - - 14,770,483.20 14,770,483.20 金利感応度ギャップ合計 - - 14,770,483.20 負債: - 26 - - (14,770,483.20) - 通貨リスク 2015年1月30日および2014年1月31日現在、ファンドは米ドル建てEMTNに投資している。その他の 資産および負債も米ドル建てである。したがってファンドは、通貨リスクに直接晒されていない。EMTN に関する支払は、参照ファンドのそれぞれの原通貨建てのパフォーマンスに連動している。 ファンドへの投資に伴うその他のリスク 投資家は、ファンドへの投資が透過的に見ればEMTNを通じた投資であること、そのため、EMTN満期 日に応じた長期投資であり、受益者はEMTN満期日より前に受益証券を処分することが可能であるにし ても、EMTN満期日以前においては、受益証券の価額の増減が対応する参照ファンドの価額の増減を完 全に反映していない場合があるため、当該受益証券の買戻価格が参照ファンドのパフォーマンスを完 全に反映しない可能性があることに留意しなければならない。これはEMTNの価額が、参照ファンドの 価額に加えて、金利、ボラティリティ、満期日までの期間等のその他の複数の要因の影響を受けるた めである。 ファンドの投資対象は、通常の相場変動および、証券への投資に内在するその他のリスクの影響を 受け、価値が上昇するという保証はない。 (c)流動性リスク 流動性リスクは、ファンドの負債が満期を迎えた際、その全額を清算するために十分な現金資源を 拠出できない、または著しく不利な条件でしか清算ができなくなるリスクである。 ファンドは、毎月買戻可能受益証券の現金買戻しが予定されている。当期末日において、買戻可能 受益証券の総額は、11,318,874.59米ドルであり、2014年1月31日現在(14,752,480.44米ドル)と比 較して23.28%減少した。 管理会社は、関連するファンドの純資産価額の算出が停止されている期間中、受益証券の清算を停 止し、または清算代金の支払を延期することができる。 また、店頭取引EMTNは非流動的である。したがってファンドは、換金請求に応じるため、当該商品 への投資を公正価値に近似した価格で速やかに換金できない可能性がある。EMTN満期日前の買戻請求 に応えるため、取引相手方は、EMTNを部分的に換金し値付けしなくてはならない。価格は、市場の流 動性の状況および取引規模を反映する。 - 27 - 以下の表は、財政状態計算書の日付から契約上の満期日までの残存期間に基づき、ファンドの非デ リバティブ金融負債を関連する満期日のグループに分類したものである。 2015年1月30日(米ドル) 3か月 未満 3~ 12か月 12か月超 定まった 満期日なし 合計 負債: 未払費用 12,896.44 - - - 12,896.44 買戻可能受益証券 11,318,874.59 - - - 11,318,874.59 負債合計 11,331,771.03 - - - 11,331,771.03 2014年1月31日(米ドル) 3か月 未満 3~ 12か月 12か月超 定まった 満期日なし 合計 負債: 未払費用 18,002.76 - - - 18,002.76 買戻可能受益証券 14,752,480.44 - - - 14,752,480.44 負債合計 14,770,483.20 - - - 14,770,483.20 2015年1月30日および2014年1月31日現在、金融デリバティブ負債はなかった。 ファンドの方針に従い、管理会社は、毎月ファンドの流動性ポジションを監視する。 (d)公正価値測定リスク 以下の表は、注記2(d)で記載されているように、公正価値で測定されたファンドの金融資産お よび負債を、公正価値ヒエラルキーに基づいて分析したものである。 2015年1月30日現在(米ドル) 資産 レベル1 レベル2 レベル3 合計残高 損益を通じて公正価値で測定する金融資産 EMTN - 11,331,771.00 - 11,331,771.00 公正価値で測定する金融資産合計 - 11,331,771.00 - 11,331,771.00 負債 損益を通じて公正価値で測定する金融負債 - - - - 公正価値で測定する金融負債合計 - - - - 2014年1月31日現在(米ドル) 資産 レベル1 レベル2 レベル3 合計残高 損益を通じて公正価値で測定する金融資産 EMTN - 14,770,483.20 - 14,770,483.20 公正価値で測定する金融資産合計 - 14,770,483.20 - 14,770,483.20 負債 損益を通じて公正価値で測定する金融負債 - - - - 公正価値で測定する金融負債合計 - - - - - 28 - 以下の表は、公正価値で測定されたファンドの金融資産および負債(クラス別)を、公正価値ヒエ ラルキーに基づいて分析したものである。 2015年1月30日現在(米ドル) 資産 レベル1 レベル2 レベル3 合計残高 トレーディング目的で保有する金融資産: EMTN - 11,331,771.00 - 11,331,771.00 公正価値で測定する金融資産合計 - 11,331,771.00 - 11,331,771.00 2014年1月31日現在(米ドル) 資産 レベル1 レベル2 レベル3 合計残高 トレーディング目的で保有する金融資産: EMTN - 14,770,483.20 - 14,770,483.20 公正価値で測定する金融資産合計 - 14,770,483.20 - 14,770,483.20 IFRS第7号の修正は、レベル間の移動の開示を要求している。 2015年1月30日および2014年1月31日終了年度において、レベル1とレベル2との間での移動はな かった。 2015年1月30日に終了する期間中、ファンドはレベル3に分類される金融商品に投資を行わなかっ た。したがって、レベル3金融商品の変動に関する分析は適用されない。 以下の表は、2014年1月31日終了年度のレベル3金融商品の変動を、金融商品のクラス別に表示し たものである。 資産(米ドル) 期首残高 レベル3からの移動 売却 損益を通じて認識された利益および損失 期末残高 EMTN 15,624,502.41 (15,624,502.41) - - - 期末現在の保有資産に係る包括利益計算書に 含まれている当期損益合計 - 金融資産合計 15,624,502.41 (15,624,502.41) - - - - インプットの分類が精査され、すべてのインプットが観察可能と査定されたため、EMTNは、レベル 3からレベル2へ移動された。 - 29 - (e)信用リスク 信用リスクは、取引相手方が期日になっても満額を支払うことができないリスクである。 財政状態計算書に発生した損失について(もしあれば)、減損引当金が計上される。 管理会社は、様々な上限を設定して取引相手方の信用リスクを監視する。かかる上限には、ファン ド資産レベルでの、単一発行体または取引相手方との資産総額に関する上限などがある。ファンドは、 自身のデリバティブ商品に関して、分散化の一般原則に従う。これらの上限は、ファンドの取引相手 方が管理会社の関連会社である場合にも適用される。 投資家は、ソシエテ ジェネラルが、保証証書に従いファンドの保証銀行として、また、ファンド 資産の保管銀行およびEMTNの保証銀行として行為する点に留意するべきである。また、リクソー・ア セット・マネジメントはソシエテ ジェネラルの100%子会社である。したがってファンドは、各支払 日およびEMTN満期日において、取引相手方と合意したEMTNプログラムに関するソシエテ ジェネラル の義務の不履行による信用リスクを負う。 かかるリスクは、ソシエテ ジェネラルがデリバティブ取引において確固たる実績があり、一流の 市場評価を得ているという事実により最小化されている。ソシエテ ジェネラルは、この種の複雑な デリバティブの価格算定およびヘッジに必要なリスク管理技術の提供者として適任である。 2015年1月30日現在、スタンダード・アンド・プアーズによるソシエテ ジェネラルの信用格付は、 A格(2014年1月31日:A格)であった。 ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドのクレジット・ポジションを月次で監視する。 (f)取引相手方リスク 取引相手方リスクとは、ファンドと取引を行う相手方が支払義務を履行できない、または正式な形 で取引を清算することができないリスクである。 取引相手方リスクは、ソシエテ ジェネラル内でファンド資産の選択、監視、および保管業務につ いて異なる部署が責任を持つことにより軽減されている。ソシエテ ジェネラルの法令遵守手続は、 同社内の関連する部署間で業務および責任を実質的に分離するよう定めており、各部署はチャイニー ズ・ウォール(部署間隔壁)で分離され、異なる管理チームによって運営されている個別の運営単位 として業務を行う。 ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドのクレジット・ポジションを月次で監視する。 (g)クロス・ファンド・ライアビリティー・リスク 信託証書に基づき、ファンドの資産および負債は、クリエイティブ・トラストの他のファンドの資 産および負債とは分離されている。 - 30 - (h)参照ファンドに付随するリスク ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTNが連動している参照ファンドへの投資によるリスクを 反映する。参照ファンドに関するリスク要因は、関連するファンド説明書に詳述されている。 (市場リスク) 参照ファンドおよびマスター・ポートフォリオを構成するファンドは、市場の変動およびすべての 投資対象に内在するリスクを負う。参照ファンドの受益証券の価格およびその収益は上昇することも 下落することもある。 (参照ファンドのレバレッジ・ポリシー) 参照ファンドの投資目的は、ヘッジ・ファンドに対する受益証券の価値の約150%のエクスポージ ャーを設定時に提供することである。マスター・ポートフォリオのリスク特性および参照ファンドの パフォーマンスにより、かかる投資エクスポージャーは0%まで減じられる可能性がある。 (オルタナティブ投資戦略およびヘッジ・ファンドへの投資に伴うリスク) 参照ファンドおよびマスター・ポートフォリオ構成ファンドは、小規模な運用業務への依存、透明 性の欠如、投資制限の欠如、リスクの集中、レバレッジ、デリバティブの利用、空売り、流動性のな い商品の取引、低いボラティリティに隠れた高リスクの可能性等(ただし、これに限定されない。) ヘッジ・ファンドへの投資に通常伴う一定のリスクを負っており、そのため、投資者は、かかるリス クを自ら評価し、かかる投資から生じることがある損失を負担することができる十分な資金力を保有 しなければならない。また、副管理会社およびマスター・ファンド受託会社は、投資ビークルのトレ ーディング・アドバイザー、マネージャーまたはその他のサービス提供者の詐欺行為または不実表明 のリスクを防ぐことができない。 (純資産価額決定に伴うリスク) 参照ファンドは、必ずしも公認の証券取引所で相場付けされていないかまたは店頭取引が行われて いない投資ビークルに投資を行う予定である。かかる場合、管理事務代行会社により計算される投資 ビークルの1株当たり純資産価格が、参照ファンドの受益証券1口当たり純資産価格を計算するため に使用される。入手した情報に何らかの誤りがある場合、参照ファンドの受益証券1口当たり純資産 価格に重大な影響を及ぼす可能性がある。 投資者は、かかる管理事務代行会社がある投資ビークルの1株当たり純資産価格について大幅に遅 れて公表することがある旨を認識しておくべきである。その結果、参照ファンドの受益証券1口当た り純資産価格の計算は、かかる計算時に入手可能な当該投資ビークルの1株当たり純資産価格の推定 額に基づくことがある。当該投資ビークルの1株当たり純資産価格の推定額は、その後公表される最 終的な1株当たり純資産価格と異なることがある。 参照ファンドが非上場かつ発行会社との取引に限られる投資ビークルの株式に投資を行うことが あるため、実施された投資または投資中止の注文に係る確認を入手することも遅れることがある。投 - 31 - 資者は、参照ファンドの純資産価額または参照ファンドの受益証券1口当たり純資産価格の決定が有 効な確認を得る前の投資および投資中止に基づくことがある旨認識しておくべきである。 かかる確認が何らかの理由で、実施された投資または投資中止の注文に完全に一致しない場合、参 照ファンドの純資産価額および参照ファンドの受益証券1口当たり純資産価格に重大な影響を与え る可能性がある。 かかる遅れを考慮して、副管理会社が、マスター・ファンド受託会社と協議した上で、参照ファン ドの受益者の利益のためであると合理的に判断する場合には、参照ファンドの受益証券1口当たり純 資産価格の決定をそれに応じて遅らせることができる。 (金利リスク) 参照ファンドのヘッジ取引は、EMTNの値洗い価格に対する金利変動の影響を減少することを目的と するものの、金利変動について完全なプロテクションを提供しないことがある。 よって、EMTN満期日前のEMTNの値洗い価格は金利変動の影響を受ける場合がある。 また、結果として参照ファンドのパフォーマンスが上昇または下落することがあり、それに伴い、 参照ファンドの純資産価額に影響を与え、参照ファンドのマスター・ポートフォリオに対するエクス ポージャーに悪影響を与える可能性がある。 レバレッジ・ポリシーに従い、参照ファンドは、金融市場の実勢金利にスプレッドを加えた利率で 現金を借り入れることができる。高金利は、参照ファンドのパフォーマンスに悪影響を与えることが ある。 マスター・ポートフォリオの構成ファンドも金利リスクを負うことがある。実勢金利が変動する範 囲において、構成ファンドの受益証券1口当たりの純資産価格に悪影響を与える可能性がある。 (投資先ファンドに対する投資) RLMFおよびMGSマーキュリーは、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資する ことができる。かかる影響は、RLMFおよび/またはMGSマーキュリーの純資産価額の計算および/ま たは償還代金の支払いの遅延および純資産価額の計算の停止を生じさせる可能性がある。また、RLMF およびMGSマーキュリーは、かかる投資スキームに対する規制当局による監督が全くまたはほとんど 行われていない法域において設立された投資スキームに対しても投資することがある。RLMFの投資顧 問会社、管理会社もしくは副管理会社またはMGSマーキュリーの投資運用会社は、実務上可能な限り、 かかるスキームに関してRLMFおよびMGSマーキュリーの受益証券の保有者の利益を保護するための他 の保護手段を確保するように試みるが、かかる保護は、規制当局による監督が行われる場合に比べて 効果が小さいことがある。 - 32 - (投資先ファンド) 参照ファンドのパフォーマンスは、RLMFおよびMGSマーキュリーのパフォーマンス、ひいてはRLMF およびMGSマーキュリーの投資先ファンドのパフォーマンスに依存する。RLMF、MGSマーキュリーまた はその投資先ファンドの過去の実績は、必ずしも将来の実績を示唆するものではない。利益を得るか または相当な損失を被らないという保証はない。投資先ファンドの収益は、投資先ファンドの分散投 資による累積純利益または純損失を参照して決定される。ある時点における投資口の購入価格と投資 口の償還価格の差額(すなわち、1口当たり純資産価格から適用ある償還手数料を控除した金額)は、 投資先ファンドへの投資が少なくとも中期投資とみなされるべきであることを意味している。 (投資先ファンドへの配分) RLMFおよびMGSマーキュリーについて、実際の資産配分は、当初配分及び目標配分から変化する可 能性があり、RLMFまたはMGSマーキュリーから投資先ファンドに配分された資産は、RLMFまたはMGSマ ーキュリーの純資産額の100%とならない可能性がある。さらに、一定の状況下において、副管理会 社または投資運用会社は投資先ファンドを変更し、交代させ、または追加することができる。かかる 措置の結果、RLMFまたはMGSマーキュリーの全体的なパフォーマンスが、一定の期間、悪影響を被る 場合がある。 MGSマーキュリーについて、投資先ファンドは、借入れを行うか、またはスワップならびにその他 のオフ・バランスシートのデリバティブ取引およびその他のレバレッジの方法を使用することがある。 レバレッジは、総収益が増加する機会をもたらす一方で、場合によっては損失を増加させる影響も有 する。MGSマーキュリーは、高度なレバレッジを使用するため、投資先ファンドの早期損失のリスク も負担する。 (証券への集中投資) MGSマーキュリーの投資は、直接的または間接的に、単一の発行体、いずれかの国、国家もしくは 政府、または政府、準政府もしくは司法当局もしくは機関(以下「機関」という。)の証券、または単 一のインベストメント・アドバイザーが運用する投資戦略に集中することがある。これらのいずれか の手段に集中する範囲に限り、当該発行体もしくは機関または当該インベストメント・アドバイザー の業務または証券の表示通貨が不利に展開した場合の全体への影響は、かかる投資をその範囲に集中 しなかった場合よりも大きくなる可能性がある。 (独立の投資先ファンド) RLMFおよびMGSマーキュリーの投資先ファンドは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果 の面で互いに相殺し合うポジションを保有する場合がある。投資先ファンドがこのようなポジション を現実に保有する場合、参照ファンドは、全体としていかなる利益も損失もなく、ただ報酬および費 用を潜在的に負担することとなる場合がある。 (予定外取引) 特定のインベストメント・アドバイザーが運用する複雑なトレーディング・システム/プログラム、 ならびに取引の速度及び規模により、トレーディング・システム/プログラムの要求しない取引が - 33 - 時々生じてしまうことが後から発覚することがある。RLMFおよび/またはMGSマーキュリーの株主は、 このように行われた予定外取引により、利益を得るかまたは損失を被る。 (戦略モデル) 投資先ファンドが直接的または間接的に投資を行う際に使用する対象ビークルは、投資運用会社ま たは投資顧問会社の分析モデルの信頼性および正確性に依拠する一定の戦略を用いることがある。か かるモデル(または当該モデルの根拠をなす前提)が正確でないと判明した場合、RLMF、MGSマーキュ リーまたはその投資先ファンドの投資は、予想通りの実績を上げず、相当な損失をもたらすことがあ る。 (純資産価格の例外的低下) MGSマーキュリーについて、投資運用会社は、MGSマーキュリーの潜在的リスクが既定のレベル内で あることを目指して、リスクを管理する。それにもかかわらず、一または複数の分離勘定の純資産価 格がその通常の分散投資アプローチを維持するのに十分ではないレベルまで例外的に低下した場合、 マン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッドは一定のまた はすべての投資戦略においてMGSマーキュリーのための投資活動を中止しなければならないことがあ ることに留意すべきである。 (大きく価値が変動する投資対象への投資) 投資先ファンドは、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。 かかる商品は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取 プレミアムよりも多額の損失を被る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純 資産価額の変動をさらに増大させるレバレッジ戦略がとられることもある。 (空売り) 投資戦略の一部には、将来のある時点において証券を売却することに同意することを伴う(ただし、 当該同意時に、売却される証券が売主により所有されるかまたは所有されないことがある。)空売り が含まれることがある。売主は、時には、買主に引渡すため同種の証券の借入れを行わなければなら ず、売主は、かかる借り入れられた証券を後日交換する義務を負う。空売りにより、投資者は市場価 格の下落から利益を得ることができる。ただし、かかる下落が取引費用および証券借入費用を超える 場合に限る。しかしながら、借入証券がショート・ポジションを手仕舞うため市場価格での購入と交 換されなければならない場合、借入証券の価格の上昇は損失をもたらす。ショート・ポジションを手 仕舞うために証券を購入することにより、証券の価格はさらに上昇し、よって損失が悪化する。ショ ート・ポジションをカバーするために必要な証券が購入可能であるという保障はない。また、市場に より、最終売却価格を下回る価格での空売りを禁じる規則があるため、空売りが最も望ましい時点で 行われることが不可能なこともある。 (デリバティブへの投資) デリバティブへの投資には、相当なリスクが伴い、損失をもたらすことがある。先物契約およびデ リバティブ商品の価格は大きく変動することがある。かかる価格は、とりわけ、金利、内在するボラ - 34 - ティリティ、配当率、需要と供給関係の変更、取引上、財政上、金銭上および為替管理上のプログラ ム、ならびに政治および経済事象の影響を受ける。投資運用会社および投資顧問会社がかかる影響の 予測および監視を行っているが、投資運用会社および投資顧問会社がかかる影響を正確に予測し、監 視するという保証はなく、損失が生じる可能性がある。 (先渡契約への投資) 先渡契約は、先物契約と異なり、取引所で取引されず、標準化されていない。先渡および現金取引 は、実質的な規制を受けていない。日々の価格変動について制限はなく、投機的ポジションの制限は 適用されない。先渡市場で取引を行う当事者は、取引を行う通貨または商品について継続的に値付け を行うことを要求されていない。かかる市場は非流動性の時期に直面することがあり、時には相当な 期間続く場合もある。まれにみる多量な取引量、政治的干渉またはその他の要因により取引される市 場が混乱する可能性がある。市場の流動性の欠如または混乱により損失が生じる可能性がある。 (新興市場に対する投資) RLMFおよびMGSマーキュリーの投資先ファンドの投資対象には、新興の経済または証券市場を有す る国の発行体の証券が含まれることがある。このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進 化と急速な発展の過程にあり、このような国々は、より発展した国々の特徴である社会的・政治的・ 経済的安定性を欠いている場合がある。このような国々の一部は、過去に、私的財産権を認識せず、 時に私企業の資産を国有化し、または収用した可能性がある。したがって、このような国々への投資 によるリスク(国有化、資産の収用または通貨の転換に対する制限のリスクを含む。)は、増大するこ とがある。さらに、予期しない政治的または社会的動向が投資先ファンドの投資対象の価値に影響を 及ぼすことがある。 (為替リスク) RLMFおよびMGSマーキュリーへの投資は米ドルで行われるものとする。異なる現地通貨で取引を行 う投資者は、投資対象のパフォーマンスにかかわらず、外国為替相場の変動により、投資対象の価格 が下落するまたは上昇する可能性があることを承知しなければならない。RLMFおよびMGSマーキュリ ーの投資先ファンドの資産の相当部分は、投資先ファンドの純資産価額の表示通貨である基準通貨以 外の一または複数の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に 直接的または間接的に影響を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。 (買付または買戻しの影響) 多額の買付または買戻しは、資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、RLMFお よび/またはMGSマーキュリーの純資産価額に影響を及ぼすことがある。買戻しはまた、RLMFおよび /またはMGSマーキュリーの固定費がより少数の投資者により分担される結果を導くため、残存投資 者の負担する費用を増大させる。 (償還注文) MGSマーキュリーについて、投資者は、償還を希望する取引日の前歴月の15日までに、償還に関し て書面による通知を提出する必要がある。MGSマーキュリーの目論見書補遺の日付現在、MGSマーキュ - 35 - リーの流通市場は存在しない。したがって、投資者は、償還通知を行う前に、MGSマーキュリーの償 還価格を承知していない。償還通知が発送された後、関連する取引日前までの期間中、当該株式1株 当たりの純資産価格および投資者に支払われる償還価格は、市場動向により大きく変動することがあ る。投資者は、マン・グロ-バル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッ ドの取締役が別途定める場合を除き、または取引および/または評価の停止がマン・グローバル・ス トラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッドにより発行された目論見書の要項に 従い宣言された場合を除き、償還請求を撤回する権利を有していない。 (流動性の低い商品) RLMF、MGSマーキュリーまたはそれらの投資先ファンドは、投資方針の一環として、その特有の性 質上、他の商品より相当程度流動性の低い商品に投資することがある。その結果、RLMF、MGSマーキ ュリーまたはそれらの投資先ファンドは、それらの資産の価値が大きく変動している最中に、それら の資産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。 (運用者一名の投資先ファンド) RLMFまたはMGSマーキュリーによって利用される投資先ファンドには、運用者が一名のみのものが ある。当該個人が死亡し、または無能力となった場合、RLMFおよび/またはMGSマーキュリーは、該 当するポジションの清算前に、または清算中に、損失を被ることがある。 (相手方リスク) 参照ファンド、RLMF、MGSマーキュリーおよびそれらの投資先ファンドは、相手方による履行リス クまたは相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸付けその他の取引を行うことがある。 (倒産または債務不履行) RLMF、MGSマーキュリーまたはそれらの投資先ファンドのための取引の執行に利用されるプライ ム・ブローカーまたはその他のブローカーが破産した場合、RLMF、MGSマーキュリーまたはそれらの 投資先ファンドは、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその他の面では非 常に良好な利益を計上している場合でも、投資者は、多額の損失を被る可能性がある。 (規制上の変更) 将来の規制上の変更は、リクソー・マスター・ファンド、RLMFおよびMGSマーキュリーまたはそれ らの投資先ファンドの一部に大きな不利益をもたらす可能性がある。 (分離株式クラス) MGSマーキュリーは、バミューダの2000年分離勘定会社法(「SAC法」)に基づき登録されているマ ン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッドの分離株式クラ スである。マン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッドの 各株式クラスに帰属する資産および負債は、その他の各株式クラスに帰属する資産および負債とは分 離されている。かかるSAC法がバミューダまたはその他の法域の裁判所によりまだ考慮されていない ため、SAC法が一部の法域で認められないか、または法律の趣旨に反する方法で解釈される可能性が - 36 - ある。マン・グローバル・ストラテジーズ・インベストメント・ストラテジーズ・リミテッドの分離 勘定資産がバミューダ以外の法域にあり、またそれに関する手続きが当該法域で行われる場合、当該 法域の裁判所が、当該法域ではなじみのないSAC法により企図されるストラクチャーをどのように扱 うかは不明である。 (年間収益およびボラティリティの目標) 目論見書補遺の投資目的に規定されるMGSマーキュリーの収益およびボラティリティの目標は、投 資運用会社が作成した様々な分析モデルに基づき計算されている。かかるモデル(または当該モデル の根拠をなす前提)が不明確であると判明した範囲において、MGSマーキュリーは、その目標収益ま たは目標ボラティリティ値を達成できない可能性がある。年間収益およびボラティリティの目標を1 年以上達成できない場合、全体的な投資目的を達成することが更に困難となる。 (元本確保または元金保証がないこと) RLMFまたはMGSマーキュリーへの投資は、保証されておらず、または元本もしくは元金が確保され ない。また、これらに対する投資者は、その投資の一部または全部を損失する可能性がある。これら に投資を行おうとする者は、投資を行う前に、関連する目論見書および関連する目論見書補遺に記載 される情報を慎重に検討すべきである。 14.関係会社取引 投資有価証券 ファンドは、ソシエテ ジェネラルまたはその子会社が発行する以下のスキームに投資していた。 ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN) ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN) 投資の公正価値純額 保有持分 2015年1月30日 2015年1月30日 (米ドル) (%) 11,331,771.00 100.00 投資の公正価値純額 保有持分 2014年1月31日 2014年1月31日 (米ドル) (%) 14,770,483.20 100.00 EMTNはSGAソシエテ ジェネラル・アクセプタンスN.V.により発行され、ソシエテ ジェネラルによ り保証されている。その運用実績は管理会社により管理される参照ファンドに連動している。 管理会社であるリクソー・アセット・マネジメントはまた、ソシエテ ジェネラルの全額出資子会 社である。 15.財務書類の承認 当財務書類は、2015年7月23日付で受託会社および管理会社により承認された。 - 37 - (3)投資有価証券明細表等 「(1)貸借対照表」ならびに注記1、2(d)、13(a)および14の項目を参照のこと。 - 38 - Ⅴ.お知らせ 運用報告書(全体版)について、交付に代えて電磁的方法により提供する旨を定めるための信託証書 の変更を行いました。 - 39 -